JPH11230716A - 光波変位量測定装置 - Google Patents

光波変位量測定装置

Info

Publication number
JPH11230716A
JPH11230716A JP10046289A JP4628998A JPH11230716A JP H11230716 A JPH11230716 A JP H11230716A JP 10046289 A JP10046289 A JP 10046289A JP 4628998 A JP4628998 A JP 4628998A JP H11230716 A JPH11230716 A JP H11230716A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
displacement
displacement amount
frequency
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10046289A
Other languages
English (en)
Inventor
Jun Kawakami
潤 川上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP10046289A priority Critical patent/JPH11230716A/ja
Publication of JPH11230716A publication Critical patent/JPH11230716A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Instruments For Measurement Of Length By Optical Means (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 測定誤差を小さく抑えて物体の変位量を高精
度に測定する。 【解決手段】 周波数f1の光および周波数f2の光に
より物体の変位量に対応する第1変位量ΔD(f1)および
第2変位量ΔD(f2)を検出する。第1変位量ΔD(f1)の
複数のデータの重み付け平均値と、第2変位量ΔD(f2)
の複数のデータの重み付け平均値との差に基づいて、光
路中の気体による屈折率変動の影響を考慮した補正量を
算出する。算出した補正量で第1変位量ΔD(f1)を補正
して物体の変位量ΔDを求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光波変位量測定装置
に関し、特に物体の変位量を高精度に測定するための光
波変位量測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の光波変位量測定装置としての光波
干渉測定装置は、たとえば特公平7−81819号公報
に開示されている。この装置は、第1の波長を有する第
1レーザ光と第2の波長を有する第2レーザ光とを同じ
光路に沿って、固定鏡を配置した第1光路(参照光路)
および移動鏡を配置した第2光路(測定光路)へそれぞ
れ導く。第1光路と第2光路をそれぞれ経た第1レーザ
光により第1干渉光を形成し、この第1干渉光に基づい
て、移動鏡の変位量に対応する第1変位量ΔD1を検出
する。
【0003】また、第1光路と第2光路をそれぞれ経た
第2レーザ光により第2干渉光を形成し、この第2干渉
光に基づいて、移動鏡の変位量に対応する第2変位量Δ
D2を検出する。第1干渉光と第2干渉光は、それぞれ
2つの別の光路を経て干渉した第1レーザ光と第2レー
ザ光による干渉縞であり、移動鏡の変位量に応じてこの
干渉縞の明暗が変化する。したがって、受光素子上の明
暗の変化を受光素子の出力で係数した値が移動鏡の変位
量に応じた第1変位量ΔD1 と第2変位量ΔD2 に相当
する。
【0004】そして、移動鏡の変位量ΔDを、第1変位
量ΔD1 および第2変位量ΔD2 を用いて、次の式
(1)により算出している。 ΔD=ΔD1 −A(ΔD1N−ΔD2N) (1) ここで、Aは光路中の気体の屈折率により定まる定数で
あり、第1の波長および第2の波長に対する気体の屈折
率をそれぞれn1 およびn2 とすると、A=(n1 −
1)/(n1 −n2 )である。また、ΔD1Nは第1変位
量D1 に関するN個のデータを単純平均することにより
生成された第1平均変位量であり、ΔD2Nは第2変位量
D2 に関するN個のデータを単純平均することにより生
成された第2平均変位量である。このように、従来の技
術では、N個のデータを単純平均処理して得られる値
(ΔD1N−ΔD2N)を用いることにより、屈折率変動に
対する補正量の測定分解能の低下を抑えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図3を用いて、上述し
た従来の光波干渉測定装置で発生する測定誤差について
説明する。図3は、屈折率変動がない状態において移動
鏡が等速移動する場合の第1変位量ΔD1 、第2変位量
ΔD2 、変位量ΔD、および屈折率変動の影響を考慮し
た補正量{A(ΔD1 −ΔD2 )}の関係を示してい
る。図3の変位量ΔD1 、ΔD2 補正量{A(ΔD1 −
ΔD2 )}は便宜的に直線で示したが、実際には測定分
解能に応じた階段状の値となる。
【0006】図3において、時間t0から時間t1まで
の間の移動鏡の変位量を考える。まず、図3において、
時間t1の事象を考えると、第1平均変位量ΔD1Nは、
時間t0から時間t1までの間に測定されたN個の第1
変位量ΔD1 (例えばカウンタの計数値)の単純平均値
である。すなわち、第1平均変位量ΔD1Nの値は、
時間t0と時間t1との中間時間t2における値に相当
する。また、第2平均変位量ΔD2Nは、時間t0から時
間t1までの間に測定されたN個の第2変位量ΔD2
(例えばカウンタの計数値)の単純平均値である。す
なわち、第2平均変位量ΔD2Nの値は、時間t0と時
間t1との中間時間t2における値に相当する。したが
って、A(ΔD1N−ΔD2N)は、時間t2における{A
(ΔD1 −ΔD2 )}の値に相当する。すなわち、補
正量としてA(ΔD1 −ΔD2 )の代わりにA(ΔD1N
−ΔD2N)を用いることにより、変位量ΔD1 、ΔD2
それぞれの補間値を利用することができ、分解能を上げ
ることができることになる。
【0007】しかしながら、時間t1における{A(Δ
D1 −ΔD2 )}の真の値は図3においてで示す値で
あり、算出されたA(ΔD1N−ΔD2N)の値と{A
(ΔD1 −ΔD2 )}の真の値との間に図3中参照符
号Eで示す誤差が発生することになる。その結果、時間
t1における変位量Dの真の値は図3においてで示す
値であるにもかかわらず、従来技術の演算式(1)によ
り算出される変位量の値は変位量ΔDの真の値から
誤差Eだけ異なることになる。この測定誤差Eは、移動
鏡の移動速度すなわち測定対象物体の移動速度(移動速
度が大きくなるとΔD1 、ΔD2 の傾きが急になる)に
比例して大きくなり、また第1変位量ΔD1 および第2
変位量ΔD2 の単純平均処理に用いられるデータ数N
(Nが大になるということは、時間t0と時間t1間の
時間が長くなることであり、移動鏡の移動距離が大きく
なる)に比例して大きくなる。
【0008】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
のであり、測定誤差を小さく抑えて物体の変位量を高精
度に測定することのできる光波変位量測定装置を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明では、周波数f1を有する第1の光を所定の
光路に沿って伝搬させ、前記光路中に配置された測定対
象物体の変位量に対応する第1変位量ΔD(f1)を検出す
るための第1検出系と、前記周波数f1とは異なる周波
数f2を有する第2の光を前記所定の光路に沿って伝搬
させ、前記測定対象物体の変位量に対応する第2変位量
ΔD(f2)を検出するための第2検出系と、前記第1変位
量ΔD(f1)と前記第2変位量ΔD(f2)との差に基づいて
前記光路中の気体による屈折率変動の影響を考慮した補
正量を算出し、算出した前記補正量で前記第1変位量Δ
D(f1)を補正して前記測定対象物体の変位量ΔDを求め
るための処理演算系とを備え、前記処理演算系は、前記
第1変位量ΔD(f1)に関する複数のデータから時間的に
古いデータの重みよりも時間的に新しいデータの重みを
強く設定した重み付け平均値と、前記第2変位量ΔD(f
2)に関する複数のデータから時間的に古いデータの重み
よりも時間的に新しいデータの重みを強く設定した重み
付け平均値との差に基づいて前記補正量を算出すること
を特徴とする光波変位量測定装置を提供する。
【0010】上述のように、本発明では、前記第1変位
量ΔD(f1)に関する複数のデータの重み付け平均値と前
記第2変位量ΔD(f2)に関する複数のデータの重み付け
平均値との算出において、時間的に古いデータの重みよ
りも時間的に新しいデータの重みを強く設定している。
そのために、前記処理演算系は、時間的にk番目のデー
タI(k) と、1番目から(k-1) 番目までのデータの重み
付け平均値O(k-1) とを変数として、1番目からk番目
までのデータの重み付け平均値O(k) を算出することが
好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明では、第1変位量ΔD(f1)
と第2変位量ΔD(f2)との差に基づいて屈折率変動の影
響を考慮した補正量を算出し、算出した補正量で第1変
位量ΔD(f1)を補正して測定対象移動物体の変位量ΔD
を求める点は従来技術と同様である。しかしながら、従
来技術では第1変位量ΔD(f1)の単純平均値と第2変位
量ΔD(f2)の単純平均値との差に基づいて補正量を算出
するのに対し、本発明では第1変位量ΔD(f1)の重み付
け平均値と第2変位量ΔD(f2)の重み付け平均値との差
に基づいて補正量を算出する。
【0012】このとき、第1変位量ΔD(f1)および第2
変位量ΔD(f2)の複数のデータのうち、時間的に古いデ
ータの重みが弱く時間的に新しいデータの重みが強くな
るように重みを付ける。したがって、図3において、本
発明で重み付け平均により求める補正量A(ΔD1 −Δ
D2 )の値は、従来技術で単純平均により求める補正量
A(ΔD1N−ΔD2N)の値よりも時間t1における補
正量A(ΔD1 −ΔD2 )の真の値に近づくことにな
る。また、重み付け平均処理をすることにより、変位量
ΔD1 、ΔD2 それぞれの補間値を利用することができ
るので、従来と同様に分解能を上げることにもなる。そ
の結果、本発明の光波変位量測定装置では、補正量の精
度を上げて測定対象物体の変位量を高精度に測定するこ
とができる。
【0013】以下、本発明の実施例を、添付図面に基づ
いて説明する。図1は、本発明の第1実施例にかかる光
波変位量測定装置の構成を概略的に示す図である。図1
の光波変位量測定装置は、周波数の異なる2つの光を同
じ光路に沿って射出する光源1を備えている。光源1か
ら射出される周波数f1の光と周波数f2(f1≠f
2)の光とは互いに同じ偏光方位を有する直線偏光であ
って、その偏光方位は図1の紙面に対して45°だけ傾
いている。光源1から射出した周波数f1および周波数
f2の光は、偏光ビームスプリッター3に入射する。偏
光ビームスプリッター3は、図1の紙面内上下方向に偏
光方位を有する光(p偏光)を透過し、図1の紙面と垂
直方向に偏光方位を有する光(s偏光)を反射する。
【0014】したがって、偏光ビームスプリッター3に
入射した光は、コーナキューブプリズムからなる固定鏡
4が配置された参照光路に導かれる参照光と、コーナキ
ューブプリズムからなり測定対象物体に取り付けられた
移動鏡5が配置された測定光路に導かれる測定光とに分
離される。偏光ビームスプリッター3で反射した周波数
f1および周波数f2の光は、固定鏡4で反射後、再び
偏光ビームスプリッター3に戻って、偏光ビームスプリ
ッター3で反射する。また、偏光ビームスプリッター3
を透過した周波数f1および周波数f2の光は、移動鏡
5で反射後、再び偏光ビームスプリッター3に戻って偏
光ビームスプリッター3を透過する。
【0015】偏光ビームスプリッター3を反射もしくは
透過した周波数f1および周波数f2の光は、同一の光
路に沿ってダイクロイックミラー6に入射する。ダイク
ロイックミラー6は、周波数f1の光を透過し、周波数
f2の光を反射する。したがって、周波数f1の参照光
および周波数f1の測定光はダイクロイックミラー6を
透過し、周波数f2の参照光および周波数f2の測定光
はダイクロイックミラー6で反射する。
【0016】ダイクロイックミラー6を透過した周波数
f1の参照光と測定光とは、偏光板7を介して干渉す
る。なお、偏光板7は、周波数f1の参照光(s偏光)
および周波数f1の測定光(p偏光)の偏光方位に対し
て45°傾いて配置されている。偏光板7を介して生成
された干渉光は光電変換素子8で光電変換される。移動
鏡5が所定量動く毎に干渉縞が明暗を繰り返し、従って
移動鏡5が所定量動く毎に光電変換素子8からは前記所
定量に対応した周期のほぼ正弦波状の第1干渉信号が出
力される。光電変換素子8から出力された第1干渉信号
は、第1変換器9に供給される。第1変換器9は、光電
変換素子8から供給された第1干渉信号に基づいて、周
波数f1の光により測定された移動鏡5の変位量(ひい
ては測定対象物体の変位量)に対応する第1変位量ΔD
(f1)に関する信号を信号処理器13に供給する。第
1変位量ΔD(f1)は、例えば光電変換素子8の出力
である正弦波信号をデジタル処理して得られる移動鏡5
の所定変位量毎のパルスを計数した計数値である。1パ
ルス当たりの変位量はあらかじめわかっているので、計
数値から変位量は一義的に得られる。
【0017】一方、ダイクロイックミラー6で反射した
周波数f2の参照光と周波数f2の測定光とは、偏光板
10を介して干渉する。なお、偏光板10は、偏光板7
と同様に、周波数f2の参照光(s偏光)および周波数
f2の測定光(p偏光)の偏光方位に対して45°傾い
て配置されている。偏光板10を介して生成された干渉
光は光電変換素子11で受光され、その光電変換信号が
第2干渉信号として第2変換器12に供給される。第2
干渉信号も第1干渉信号と同様に、周波数f2の光で測
定した移動鏡5の変位量に対応したほぼ正弦波状の信号
である。第2変換器12は、光電変換素子11から供給
された第2干渉信号に基づいて、周波数f2の光により
測定された移動鏡5の変位量に対応する第2変位量ΔD
(f2)に関する信号を信号処理器13に供給する。第
2変位量ΔD(f2)も第1変位量ΔD(f1)と同様
に、周波数f2の光に対して移動鏡5の所定変位量毎に
得られるパルスの計数値である。
【0018】信号処理器13は、第1変換器9から供給
された第1変位量ΔD(f1)から第1処理変位量ΔD
(f1s)を作成し、第2変換器12から供給された第2
変位量ΔD(f2)から第2処理変位量ΔD(f2s)を
作成し、第1変位量ΔD(f1)、第2変位量ΔD(f
2)、第1処理変位量ΔD(f1s)、および第2処理変
位量ΔD(f2s)を演算器14に供給する。第1処理変
位量ΔD(f1s)および第2処理変位量ΔD(f2s)に
ついては後述する。演算器14は、信号処理器13から
供給されたこれらの変位量に基づいて、光路中の気体に
よる屈折率変動の影響を補正した移動鏡5の変位量ΔD
を求めて出力する。
【0019】以下、第1実施例において、第1変位量Δ
D(f1)および第2変位量ΔD(f2)から変位量Δ
Dを求める手順について説明する。まず、移動鏡5が移
動状態にあると静止状態にあるとに関わらず、データ取
得タイミング時間trに信号処理器13から出力される
第1変位量をΔD(f1,tr)と表し、データ取得タイ
ミング時間trに信号処理器13から出力される第2変
位量をΔD(f2,tr)と表す。なお、データ取得タイ
ミングは、特に規定はないが、固定のクロックに同期し
てデータを取り込むようにしてもよい。また、複数の第
1変位量を重み付け平均により細分化処理した値であっ
て時間td(データ取得タイミング時間trの直前)に
信号処理器13から出力される値を第1処理変位量とし
てΔD(f1s,td)と表し、複数の第2変位量を重み付
け平均により細分化処理した値であって時間tdに信号
処理器13から出力される値を第2処理変位量としてΔ
D(f2s,td)と表す。
【0020】そうすると、第1処理変位量ΔD(f1s,
td)および第2処理変位量ΔD(f2s,td)は、次の式
(2)および(3)のようになる。
【数2】 ΔD(f1s,td)=ΔD(f1s,tb)+α{ΔD(f1,td) −ΔD(f1s,tb)} (0<α<1) (2) ΔD(f2s,td)=ΔD(f2s,tb)+α{ΔD(f2,td) −ΔD(f2s,tb)} (0<α<1) (3) ここで、ΔD(f1s,tb)はΔD(f1s,td)の1回前
(時間tb)の第1処理変位量であり、ΔD(f2s,t
b)はΔD(f2s,td)の1回前(時間tb)の第2処
理変位量である。
【0021】式(2)では、時間tdの第1処理変位量
ΔD(f1s,td)が、時間tdの第1変位量ΔD(f
1,td)、時間tdの直前のデータ取得タイミング時間
tbの第1処理変位量ΔD(f1s,tb)、および定数α
から求められる。また、式(3)でも同様に、時間td
の第2処理変位量ΔD(f2s,td)が、時間tdの第2
変位量ΔD(f2,td)、時間tbの第2処理変位量Δ
D(f2s,tb)、および定数αから求められる。すなわ
ち、式(2)および(3)では、次の式(4)に示すよ
うに、k番目の入力であるI(k)と(k−1)番目の
出力であるO(k−1)とを変数として、k番目の出力
であるO(k)を決定していることになる。 O(k)=O(k−1)+α{I(k)−O(k−1)} (4)
【0022】したがって、上述の式(2)および(3)
を用いて第1処理変位量ΔD(f1s,td)および第2処
理変位量ΔD(f2s,td)を算出する場合、第1処理変
位量ΔD(f1s,td)は第1変位量ΔD(f1)の複数
のデータの重み付け平均となり、第2処理変位量ΔD
(f2s,td)は第2変位量ΔD(f2)の複数のデータ
の重み付け平均となる。しかも、式(2)および(3)
を用いる重み付け平均では、時間的に連続して入力され
る複数のデータのうち、時間的に古いデータの重みより
も時間的に新しいデータの重みが強く設定される。
【0023】このように、第1実施例では、第1変位量
ΔD(f1)の単純平均および第2変位量ΔD(f2)
の単純平均に代えて、第1変位量ΔD(f1)の重み付
け平均である第1処理変位量ΔD(f1s,td)および第
2変位量ΔD(f2)の重み付け平均である第2処理変
位量ΔD(f2s,td)を用いている。したがって、光路
中の気体による屈折率変動の影響を補正した時間trに
おける測定対象物体の変位量ΔD(tr)は、次の演算式
(5)により求められる。 ΔD(tr)=ΔD(f1,tr)−A{ΔD(f1s,td)−ΔD(f2s,td)} (5)
【0024】上述したように、式(2)および(3)を
用いる重み付け平均では、時間的に連続して入力される
複数のデータのうち時間的に古いデータの重みが弱く時
間的に新しいデータの重みが強くなる。したがって、図
3において、第1実施例で重み付け平均により求める補
正量A(ΔD1 −ΔD2 )の値は、従来技術で単純平均
により求める補正量A(ΔD1 −ΔD2 )の値よりも
時間t1(実時間trに対応)における補正量A(ΔD
1 −ΔD2 )の真の値に近づくことになる。その結
果、第1実施例の光波変位量測定装置では、測定対象物
体の移動速度に比例して発生する測定誤差を小さく抑え
て測定対象物体の変位量を高精度に測定することができ
る。
【0025】上述のように、第1実施例の光波変位量測
定装置では、測定対象物体の移動速度に比例して発生す
る測定誤差を小さく抑えることが可能となる。しかしな
がら、第1実施例では、屈折率変動のない状況において
も測定対象物体の移動速度に比例したある程度の測定誤
差は依然として発生するので、充分な実時間特性を達成
することができない。そこで、第1実施例の第1変形例
では、光波変位量測定装置の実時間特性を向上させるた
めに、本出願人の出願にかかる特開平9−61110号
公報に開示された演算式を利用する。
【0026】特開平9−61110号公報に開示された
光波変位量測定装置では、演算値A・ΔX(tw)と、演算
値ΔM(tw)と、時間tnにおけるΔD(f3,tn) とを用い
て、次の演算式(6)により、時間tnにおける変位量Δ
D'(tn) を求めている。 ΔD'(tn) =ΔD(f3,tn) {1−A・ΔX(tw)/ΔM(tw)} (6)
【0027】ところで、ΔD(f1,tw1)、ΔD(f2,tw1)、
ΔD(f3,tw1)およびΔD(f3,tn) はそれぞれ次の式
(7)〜(10)で表される。
【数3】 ΔD(f1,tw1)={1+N(tw1) ・F(f1)}ΔD(tw1) (7) ΔD(f2,tw1)={1+N(tw1) ・F(f2)}ΔD(tw1) (8) ΔD(f3,tw1)={1+N(tw1) ・F(f3)}ΔD(tw1) (9) ΔD(f3,tn) ={1+N(tn)・F(f3)}ΔD(tn) (10) ここで、N(t) は時間tにおける気体の密度であり、Δ
D(t) は時間tにおける変位量である。また、F(f)
は、気体の構成比が不変であれば気体の密度に依存する
ことなく光の周波数fのみに依存する関数である。
【0028】式(7)および(8)より、A・ΔX(tw)
は、次の式(11)のように変形される。
【数4】 A・ΔX(tw)=A{ΔD(f2,tw1)−ΔD(f1,tw1)} =A〔{1+N(tw1) ・F(f2)}ΔD(tw1) −{1+N(tw1) ・F(f1)}ΔD(tw1) 〕 =A〔{F(f2)−F(f1)}N(tw1) ・ΔD(tw1) 〕 =F(f3)/{F(f2)−F(f1)} ×〔{F(f2)−F(f1)}N(tw1) ・ΔD(tw1) 〕 =F(f3)・N(tw1) ・ΔD(tw1) (11)
【0029】したがって、式(11)における{1−A・
ΔX(tw)/ΔM(tw)}は、次の式(12)のように変形さ
れる。
【数5】 {1−A・ΔX(tw)/ΔM(tw)} ={ΔD(f3,tw1)−A・ΔX(tw)}/ΔD(f3,tw1) =〔{1+N(tw1) ・F(f3)}ΔD(tw1) −A・ΔX(tw)〕 /〔{1+N(tw1) ・F(f3)}ΔD(tw1) 〕 =ΔD(tw1) /〔{1+N(tw1) ・F(f3)}ΔD(tw1) 〕 =1/{1+N(tw1) ・F(f3)} (12)
【0030】こうして、式(6)は、次の式(13)のよ
うに変形される。
【数6】 ΔD'(tn) =ΔD(f3,tn) {1−A・ΔX(tw)/ΔM(tw)} =〔{1+N(tn)・F(f3)}/{1+N(tw1) ・F(f3)}〕 ×ΔD(tn) (13) 式(13)は、時間tnにおける気体の密度N(tn)と時間tw
1 における気体の密度N(tw1) が等しければ、演算式
(6)で求めた変位量ΔD'(tn) の測定誤差が0である
ことを示している。すなわち、時間tnと時間tw1 との差
を充分小さく設定することにより、測定対象物体の移動
速度に関わらず、演算式(6)にしたがって屈折率変動
に伴う測定誤差を実時間で補正することができる。
【0031】上述の演算式(6)を第1変形例に適用す
る場合、時間tnは時間trに対応し、時間tw1 は時間tdに
対応し、ΔD'(tn) は変位量ΔD(tr)に対応し、ΔD
(f3,tn) は第1変位量ΔD(f1,tr)に対応し、ΔX
(tw)は第1処理変位量と第2処理変位量との差{ΔD
(f1s,td)−ΔD(f2s,td)}に対応し、ΔM(tw)
は第1処理変位量ΔD(f1s,td)に対応する。したが
って、第1変形例では、屈折率変動の影響を補正した実
時間trにおける変位量ΔD(tr)は、次の演算式(14)
により求められる。
【0032】
【数7】 ΔD(tr)=ΔD(f1,tr)×〔1−A{ΔD(f1s,td) −ΔD(f2s,td)}/ΔD(f1s,td)〕 (14) こうして、第1変形例では、測定対象物体の移動速度に
関わらず、演算式(14)にしたがって屈折率変動に伴う
測定誤差を実時間で補正することができ、光波変位量測
定装置の実時間特性を向上させることができる。
【0033】ところで、第1変形例の演算式(14)で
は、測定対象物体の変位量が0である場合、第1処理変
位量ΔD(f1s,td)が0となり、演算結果ΔD(tr)が
エラーになってしまう。そこで、第1実施例の第2変形
例では、以下の演算式(15)にしたがって変位量ΔD(t
r)を求める。
【数8】 ΔD(tr)=ΔD(f1,tr)×〔1−A{ΔD(f1s,td) −ΔD(f2s,td)+Y}/{ΔD(f1s,td)+X}〕 (15)
【0034】以下、演算式(15)を用いた場合の定数X
と定数Yとの間の関係について考える。測定対象物体の
変位量が0のとき、ΔD(f1s,td)=0で且つ{ΔD(f1
s,td)−ΔD(f2s,td)}=0であるから、演算式(15)
は次の式(16)のように変形される。 ΔD(tr)=ΔD(f1,tr)(1−AY/X) (16)
【0035】式(16)では、第1変位量ΔD(f1,tr)に
(1−AY/X)を掛けて変位量ΔD(tr)を求めてい
る。ここで、式(15)を参照すると、ΔD(tr)が定数X
およびYの加算に起因するオフセットを含まないように
するには、(1−AY/X)の値が次の式(17)に示す
関係を満足することが必要である。 1−AY/X=1/{1+N(tr)・F(f1)} (17)
【0036】式(17)は、次の式(18)に示すように変
形される。
【数9】 Y=(X/A)・〔1−1/{1+N(tr)・F(f1)}〕 ={X・N(tr)・F(f1)}/〔A{1+N(tr)・F(f1)}〕 (18) ここで、N(tr)は、時間trにおける気体の密度であり、
時間の経過に伴って変動する。
【0037】そこで、たとえば装置が設定された所定の
設計環境条件(温度、湿度、水蒸気圧、二酸化炭素濃度
など)に応じて、あるいは装置のリセット時に適当なセ
ンサ手段によって測定された実際の環境条件(温度、湿
度、水蒸気圧、二酸化炭素濃度など)に応じて、N(tr)
を所定の値Nと設定することができる。この場合、式
(18)は、次の式(19)に示すように変形される。 Y=X・N・F(f1)/〔A{1+N・F(f1)}〕 (19)
【0038】また、第1実施例の第3変形例では、第2
変形例と同じ目的のために、以下の演算式(20)にした
がって変位量ΔD(tr)を求める。
【数10】 ΔD(tr)+Z={ΔD(f1,tr) +X}×〔1−A{ΔD(f1s,td) −ΔD(f2s,td)+Y}/{ΔD(f1s,td)+X}〕 (20) ただし、A=F(f1)/{F(f1)−F(f2)}
【0039】以下、演算式(20)を用いた場合の定数X
と定数YとオフセットZとの間の関係について考える。
測定対象物体の変位量が0のとき、ΔD(f1,tr) =0で
且つΔD(f1s,td)=0で且つ{ΔD(f1s,td)−ΔD(f2
s,td)}=0であるから、演算式(20)は次の式(21)
のように変形される。 Z=X(1−AY/X)=X−AY (21) また、式(10)を参照すると、定数XおよびYの加算に
起因するオフセットZが一定であるようにするには、
{ΔD(tr)+Z}と{ΔD(f1,tr) +X}との間に次の
式(22)に示す関係が成立することが必要である。 ΔD(tr)+Z={ΔD(f1,tr) +X}/{1+N(tr)・F(f1)} (22)
【0040】式(22)は、次の式(23)のように変形され
る。
【数11】 ΔD(tr)+Z={ΔD(f1,tr) +X}/{1+N(tr)・F(f1)} =〔{1+N(tr)・F(f1)}ΔD(tr)+X〕 /{1+N(tr)・F(f1)} =ΔD(tr)+X/{1+N(tr)・F(f1)} (23) したがって、式(23)より、次の式(24)に示す関係が得ら
れる。 Z=X/{1+N(tr)・F(f1)} (24) ここで、N(tr)を所定の値Nと設定した場合、式(24)
は次の式(25)に示すように変形される。 Z=X/{1+N・F(f1)} (25)
【0041】こうして、第2変形例では、式(19)を満
足する定数Xおよび定数Yを選択し、演算式(15)を用
いて測定対象物体の変位量を求めることができる。ま
た、第3変形例では、式(24)および式(25)を満足す
る定数X、定数YおよびオフセットZを選択し、演算式
(20)を用いて測定対象物体の変位量を求めることがで
きる。いずれの場合も、演算式(15)および(20)内の
割算の分母が0または0に近い値となってエラーが発生
することがないように、測定対象物体の可能な変位範囲
に対して{ΔD(f1s,td)+X}が0または0に近い値と
ならないように定数Xを選択することが好ましい。
【0042】また、測定対象物体がたとえば露光装置の
移動ステージである場合、そのリセット位置の近傍では
{ΔD(f1s,td)−ΔD(f2s,td)}が0になったり符号が
±に変化するので、測定対象の可能な変位範囲に対して
{ΔD(f1s,td)−ΔD(f2s,td)+Y}が0または0に近
い値とならないように定数Yを選択することが望まし
い。以上のように、第2変形例および第3変形例によれ
ば、測定対象物体の変位範囲に対して演算式の割算にお
いて分母が0または0に近い値となることがないので、
測定対象物体の変位量にかかわらず屈折率変動に伴う測
定誤差を実時間で安定的に補正することができる。
【0043】図2は、本発明の第2実施例にかかる光波
変位量測定装置の構成を概略的に示す図である。第1実
施例ではホモダイン干渉方式により変位測定を行ってい
るが、第2実施例ではヘテロダイン干渉方式により変位
測定を行っている。第2実施例では、周波数がわずかに
異なり偏光方位の直交する周波数f1の光および周波数
f1'の光と、周波数がわずかに異なり偏光方位の直交す
る周波数f2の光および周波数f2'の光とを同じ光路に
沿って射出する光源21を備えている。ここで、周波数
f1の光および周波数f2(f1≠f2)の光は図2の
紙面内上下方向に偏光方位を有する直線偏光である。ま
た、周波数f1'の光および周波数f2'(f1'≠f2')の
光は図2の紙面と垂直方向に偏光方位を有する直線偏光
である。
【0044】光源21から射出された周波数f1の光お
よび周波数f1'の光と周波数f2の光および周波数f2'
の光とは、ビームスプリッター22を透過した後、偏光
ビームスプリッター23に入射する。偏光ビームスプリ
ッター23は、図2の紙面内上下方向に偏光方位を有す
る光(p偏光)を透過し、図2の紙面と垂直方向に偏光
方位を有する光(s偏光)を反射する。したがって、偏
光ビームスプリッター23に入射した光は、コーナキュ
ーブプリズムからなる固定鏡24が配置された参照光路
に導かれる参照光と、コーナキューブプリズムからなる
移動鏡25が配置された測定光路に導かれる測定光とに
分離される。
【0045】偏光ビームスプリッター23で反射した周
波数f1'の光および周波数f2'の光は、固定鏡24で反
射後、再び偏光ビームスプリッター23に戻って、偏光
ビームスプリッター23で反射する。また、偏光ビーム
スプリッター23を透過した周波数f1の光および周波
数f2の光は、移動鏡25で反射後、再び偏光ビームス
プリッター23に戻って、偏光ビームスプリッター23
を透過する。こうして、参照光路を経て偏光ビームスプ
リッター23から射出された周波数f1'の光および周波
数f2'の光と、測定光路を経て偏光ビームスプリッター
23から射出された周波数f1の光および周波数f2の
光とは、同一の光路に沿ってダイクロイックミラー26
に入射する。ダイクロイックミラー26は、周波数がf
1の近傍の光を透過し、周波数がf2の近傍の光を反射
する。したがって、周波数f1'の参照光および周波数f
1の測定光はダイクロイックミラー26を透過し、周波
数f2'の参照光および周波数f2の測定光はダイクロイ
ックミラー26で反射する。
【0046】ダイクロイックミラー26を透過した周波
数f1'の参照光と周波数f1の測定光とは、偏光板27
を介して干渉する。なお、偏光板27は、周波数f1'の
参照光(s偏光)および周波数f1の測定光(p偏光)
の偏光方位に対して45°傾いて配置されている。偏光
板27を介して生成された干渉光は光電変換素子28で
受光され、その光電変換信号が第1干渉信号として第1
変換器29に供給される。
【0047】一方、ダイクロイックミラー26で反射さ
れた周波数f2'の参照光と周波数f2の測定光とは、偏
光板30を介して干渉する。なお、偏光板30は、偏光
板27と同様に、周波数f2'の参照光(s偏光)および
周波数f2の測定光(p偏光)の偏光方位に対して45
°傾いて配置されている。偏光板30を介して生成され
た干渉光は光電変換素子31で受光され、その光電変換
信号が第2干渉信号として第2変換器32に供給され
る。
【0048】一方、光源21から射出された光の一部
は、ビームスプリッター22で反射された後、ダイクロ
イックミラー35に入射する。ダイクロイックミラー3
5は、ダイクロイックミラー26と同様に、周波数がf
1の近傍の光を透過し、周波数がf2の近傍の光を反射
する。したがって、周波数f1'の光および周波数f1の
光はダイクロイックミラー35を透過し、周波数f2'の
光および周波数f2の光はダイクロイックミラー35で
反射する。
【0049】ダイクロイックミラー35を透過した周波
数f1'の光と周波数f1の光とは、偏光板36を介して
干渉する。なお、偏光板36は、偏光板27と同様に、
周波数f1'の光(s偏光)および周波数f1の光(p偏
光)の偏光方位に対して45°傾いて配置されている。
偏光板36を介して生成された干渉光は光電変換素子3
7で受光され、その光電変換信号が第1基準信号として
第1変換器29に供給される。
【0050】一方、ダイクロイックミラー35で反射さ
れた周波数f2'の光と周波数f2の光とは、偏光板38
を介して干渉する。なお、偏光板38は、偏光板30と
同様に、周波数f2'の光(s偏光)および周波数f2の
光(p偏光)の偏光方位に対して45°傾いて配置され
ている。偏光板38を介して生成された干渉光は光電変
換素子39で受光され、その光電変換信号が第2基準信
号として第2変換器32に供給される。
【0051】第1変換器29は、第1基準信号に対する
第1干渉信号の位相変化を測定することによって、周波
数f1の光により測定された移動鏡25の変位量(ひい
ては測定対象物体の変位量)に対応する第1変位量ΔD
(f1)に関する信号を信号処理器33に供給する。ま
た、第2変換器32は、第2基準信号に対する第2干渉
信号の位相変化を測定することによって、周波数f2の
光により測定された移動鏡25の変位量に対応する第2
変位量ΔD(f2)に関する信号を信号処理器33に供
給する。なお、第1実施例と同様に、第1変位量ΔD
(f1)および第2変位量ΔD(f2)は、周波数f1
の光および周波数f2の光に対して移動鏡25の所定変
位量毎に得られるパルスの計数値である。
【0052】信号処理器33は、第1変換器29から供
給された第1変位量ΔD(f1)から第1処理変位量Δ
D(f1s)を作成し、第2変換器32から供給された第
2変位量ΔD(f2)から第2処理変位量ΔD(f2s)
を作成し、第1変位量ΔD(f1)、第2変位量ΔD
(f2)、第1処理変位量ΔD(f1s)、および第2処
理変位量ΔD(f2s)を演算器34に供給する。演算器
34は、信号処理器33から供給されたこれらの変位量
に基づいて、光路中の気体による屈折率変動の影響を補
正した移動鏡25の変位量ΔDを求めて出力する。
【0053】こうして、第2実施例においても第1実施
例と同様に、演算式(5)を用いて移動鏡25の変位量
を求めることにより、測定対象物体の移動速度に比例し
て発生する測定誤差を小さく抑えることができる。ま
た、第2実施例において、第1変形例の演算式(6)を
用いて移動鏡25の変位量を求めることにより、測定対
象物体の移動速度に関わらず屈折率変動に伴う測定誤差
を実時間で補正することができる。さらに、第2実施例
において、第2変形例の演算式(15)または第3変形例
の演算式(20)を用いて移動鏡25の変位量を求めるこ
とにより、測定対象物体の変位量にかかわらず屈折率変
動に伴う測定誤差を実時間で安定的に補正することがで
きる。
【0054】なお、上述の各実施例では、周波数f1の
光を用いて測定した第1変位量ΔD(f1)と周波数f2の
光を用いて測定した第2変位量ΔD(f2)とに基づいて、
測定対象物体の変位量ΔDを求めている。しかしなが
ら、さらに周波数f3を有する第3の光を用いて第3変
位量ΔD(f3)を検出し、第1変位量ΔD(f1)と第2変位
量ΔD(f2)との差に基づいて算出した補正量で第3変位
量ΔD(f3)を補正して測定対象物体の変位量ΔDを求め
ることもできる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1変位量ΔD(f1)の重み付け平均値と第2変位量ΔD
(f2)の重み付け平均値との差に基づいて補正量を算出す
る。このとき、第1変位量ΔD(f1)および第2変位量Δ
D(f2)の複数のデータのうち、時間的に古いデータの重
みが弱く時間的に新しいデータの重みが強く設定され
る。したがって、本発明で重み付け平均により求める補
正量の値は、従来技術で単純平均により求める補正量の
値よりも実時間における補正量の真の値に近づくことに
なる。その結果、本発明の光波変位量測定装置では、補
正量の精度を上げることより測定誤差を小さく抑えて測
定対象物体の変位量を高精度に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例にかかる光波変位量測定装
置の構成を概略的に示す図である。
【図2】本発明の第2実施例にかかる光波変位量測定装
置の構成を概略的に示す図である。
【図3】特公平7−81819号公報に開示された従来
の光波干渉測定装置において発生する測定誤差について
説明する図である。
【符号の説明】
1、21 光源 22 ビームスプリッター 3、23 偏光ビームスプリッター 4、24 固定鏡 5、25 移動鏡 6、26 ダイクロイックミラー 7、10 偏光板 8、11 光電変換素子 9、29 第1変換器 12、32 第2変換器 13、33 信号処理器 14、34 演算器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周波数f1を有する第1の光を所定の光
    路に沿って伝搬させ、前記光路中に配置された測定対象
    物体の変位量に対応する第1変位量ΔD(f1)を検出する
    ための第1検出系と、 前記周波数f1とは異なる周波数f2を有する第2の光
    を前記所定の光路に沿って伝搬させ、前記測定対象物体
    の変位量に対応する第2変位量ΔD(f2)を検出するため
    の第2検出系と、 前記第1変位量ΔD(f1)と前記第2変位量ΔD(f2)との
    差に基づいて前記光路中の気体による屈折率変動の影響
    を考慮した補正量を算出し、算出した前記補正量で前記
    第1変位量ΔD(f1)を補正して前記測定対象物体の変位
    量ΔDを求めるための処理演算系とを備え、 前記処理演算系は、前記第1変位量ΔD(f1)に関する複
    数のデータから時間的に古いデータの重みよりも時間的
    に新しいデータの重みを強く設定した重み付け平均値
    と、前記第2変位量ΔD(f2)に関する複数のデータから
    時間的に古いデータの重みよりも時間的に新しいデータ
    の重みを強く設定した重み付け平均値との差に基づいて
    前記補正量を算出することを特徴とする光波変位量測定
    装置。
  2. 【請求項2】 前記処理演算系は、 前記第1変位量ΔD(f1)に関する複数のデータの時間td
    における重み付け平均値に対応する第1処理変位量をΔ
    D(f1s,td)とし、前記第2変位量ΔD(f2)に関する複数
    のデータの前記時間tdにおける重み付け平均値に対応す
    る第2処理変位量をΔD(f2s,td)とし、時間trにおける
    前記第1変位量に対応する第1変位量をΔD(f1,tr) と
    し、前記時間trにおける前記測定対象物体の変位量をΔ
    D(tr)とし、前記光路中の気体の構成比が不変であれば
    光の周波数fのみに依存する所定の関数をF(f) とし、
    所定の定数Xおよび定数Yの加算に伴う前記変位量ΔD
    (tr)のオフセットをZとしたとき、 【数1】ΔD(tr)+Z={ΔD(f1,tr) +X}×〔1−
    A{ΔD(f1s,td)−ΔD(f2s,td)+Y}/{ΔD(f1s,t
    d)+X}〕 ただし、A=F(f1)/{F(f1)−F(f2)} で表される演算式にしたがって前記変位量ΔD(tr)を求
    めることを特徴とする請求項1に記載の光波変位量測定
    装置。
  3. 【請求項3】 周波数f1を有する第1の光と、前記周
    波数f1とは実質的に異なる周波数f2を有する第2の
    光と、前記周波数f1とわずかに周波数の異なる周波数
    f1'を有する第3の光と、前記周波数f2とわずかに周
    波数の異なる周波数f2'を有する第4の光とを供給する
    ための光源と、 前記光源から供給された光のうち、前記第1の光および
    前記第2の光を移動鏡を介する測定光路とに導くととも
    に、前記第3の光および前記第4の光を固定鏡を介する
    参照光路へ導くための分離手段と、 前記測定光路を介した第1の光と前記参照光路を介した
    第3の光との干渉光に基づいて、前記移動鏡が取り付け
    られた測定対象物体の変位量に対応する第1変位量ΔD
    (f1)を検出するための第1検出系と、 前記測定光路を介した第2の光と前記参照光路を介した
    第4の光との干渉光に基づいて、前記測定対象物体の変
    位量に対応する第2変位量ΔD(f2)を検出するための第
    2検出系と、 前記第1変位量ΔD(f1)と前記第2変位量ΔD(f2)との
    差に基づいて前記光路中の気体による屈折率変動の影響
    を考慮した補正量を算出し、算出した前記補正量で前記
    第1変位量ΔD(f1)を補正して前記測定対象物体の変位
    量ΔDを求めるための処理演算系とを備え、 前記処理演算系は、前記第1変位量ΔD(f1)に関する複
    数のデータの重み付け平均値と、前記第2変位量ΔD(f
    2)に関する複数のデータの重み付け平均値との差に基づ
    いて前記補正量を算出することを特徴とする光波変位量
    測定装置。
JP10046289A 1998-02-12 1998-02-12 光波変位量測定装置 Pending JPH11230716A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10046289A JPH11230716A (ja) 1998-02-12 1998-02-12 光波変位量測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10046289A JPH11230716A (ja) 1998-02-12 1998-02-12 光波変位量測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11230716A true JPH11230716A (ja) 1999-08-27

Family

ID=12743067

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10046289A Pending JPH11230716A (ja) 1998-02-12 1998-02-12 光波変位量測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11230716A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006505778A (ja) * 2002-11-04 2006-02-16 ザイゴ コーポレーション 干渉計経路内の屈折度の摂動の補正
US7812965B2 (en) 2006-12-11 2010-10-12 Zygo Corporation Multiple-degree of freedom interferometer with compensation for gas effects
US7812964B2 (en) 2006-11-15 2010-10-12 Zygo Corporation Distance measuring interferometer and encoder metrology systems for use in lithography tools
US7826063B2 (en) 2005-04-29 2010-11-02 Zygo Corporation Compensation of effects of atmospheric perturbations in optical metrology
US7894075B2 (en) 2006-12-11 2011-02-22 Zygo Corporation Multiple-degree of freedom interferometer with compensation for gas effects
JP2011064674A (ja) * 2009-08-21 2011-03-31 Canon Inc レーザ干渉測長器、それを用いた加工装置および被加工物の加工方法
JP2012042326A (ja) * 2010-08-19 2012-03-01 Canon Inc 光波干渉計測装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006505778A (ja) * 2002-11-04 2006-02-16 ザイゴ コーポレーション 干渉計経路内の屈折度の摂動の補正
US7826063B2 (en) 2005-04-29 2010-11-02 Zygo Corporation Compensation of effects of atmospheric perturbations in optical metrology
US7812964B2 (en) 2006-11-15 2010-10-12 Zygo Corporation Distance measuring interferometer and encoder metrology systems for use in lithography tools
US7812965B2 (en) 2006-12-11 2010-10-12 Zygo Corporation Multiple-degree of freedom interferometer with compensation for gas effects
US7894075B2 (en) 2006-12-11 2011-02-22 Zygo Corporation Multiple-degree of freedom interferometer with compensation for gas effects
JP2011064674A (ja) * 2009-08-21 2011-03-31 Canon Inc レーザ干渉測長器、それを用いた加工装置および被加工物の加工方法
JP2012042326A (ja) * 2010-08-19 2012-03-01 Canon Inc 光波干渉計測装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3791975B2 (ja) ホモダイン干渉受信計及びその受信法
US5757489A (en) Interferometric apparatus for measuring a physical value
US11860037B2 (en) Interferometer movable mirror position measurement apparatus and fourier transform infrared spectroscopy
US6014216A (en) Architecture for air-turbulence-compensated dual-wavelength heterodyne interferometer
JP2010112768A (ja) 計測装置
KR20000067977A (ko) 다중패스 간섭법을 사용하여 공기의 굴절률을 측정하는 슈퍼헤테
US6496266B1 (en) Measuring device for absolute measurement of displacement
CN101128717B (zh) 用于干涉仪绝对距离测量的相位噪声补偿
EP1717546B1 (en) Interferometer and method of calibrating the interferometer
JPH11230716A (ja) 光波変位量測定装置
JPH08320206A (ja) 光波干渉測定装置および光波干渉測定方法
US8576404B2 (en) Optical interferometer
US20120212746A1 (en) Interferometer and measurement method
JPH0634318A (ja) 干渉計測装置
US8724114B2 (en) Interferometer and distance calculation method therefor
JPH05346305A (ja) 移動体の位置およびその位置測定の時間を測定する方法と装置
JPH08285767A (ja) 水分計
US6654124B2 (en) Signal modulation compensation for wavelength meter
JP3766319B2 (ja) 位相シフト干渉縞同時撮像における平面形状計測方法
JPH01185475A (ja) レーザ測長装置
JPH10206112A (ja) 光波干渉測定装置
JPH09105716A (ja) 光学的測定装置
JPH02272310A (ja) 回転角度測定装置
JPH10170340A (ja) Ft用干渉計の干渉効率測定装置
KR100875489B1 (ko) 열팽창계수 측정 간섭계 및 그 방법