JPH11230895A - 樹脂成形体の密着力測定装置 - Google Patents

樹脂成形体の密着力測定装置

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JPH11230895A
JPH11230895A JP4455298A JP4455298A JPH11230895A JP H11230895 A JPH11230895 A JP H11230895A JP 4455298 A JP4455298 A JP 4455298A JP 4455298 A JP4455298 A JP 4455298A JP H11230895 A JPH11230895 A JP H11230895A
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JP
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resin molded
molded body
holding
adhered
adhesion
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JP4455298A
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Jun Watabe
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明はプラスチック等の樹脂成形体の密着力
を高精度に測定する樹脂成形体の密着力測定装置を提供
する。 【解決手段】密着力測定装置1は、可動ダイプレート4
を下方に移動して、圧縮力検出部5、圧縮ロッド6、引
張力検出部7及び引張力ロッド8を介して接続治具9を
下方に移動させ、樹脂成形体10を被密着部材12に押
圧する。このとき、樹脂成形体10の外周全側面をクラ
ンプ機構13の支持部材14により保持し、樹脂成形体
10の変形を防止しつつ、樹脂成形体10を被密着部材
12に押圧力して、圧縮圧力を圧縮力検出部5で検出す
る。次に、クランプ機構13の支持部材14による樹脂
成形体10の保持を開放した後、可動プレート4を上方
に移動させて、接続治具9と樹脂成形体10を上方に引
き上げ、樹脂成形体10と被密着部材12とを剥離させ
る。このときに発生する密着力を引張力検出部7により
検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂成形体の密着
力測定装置に関し、詳細には、樹脂成形体の密着力を高
精度に測定する樹脂成形体の密着力測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高精度なプラスチック成形品を作
製する場合、成形品離型時のわずかな変形が成形品の品
質を左右する。一方、樹脂とキャビティ壁面の密着力
は、成形品の転写性に大きく影響する。
【0003】そのため、樹脂成形体のキャビティ壁面と
の離型性あるいは転写性を把握するためには、樹脂成形
体とキャビティ壁面との密着力を精度良く測定し、密着
力を左右する因子を明確にするための装置が必要とな
る。
【0004】従来、密着力を評価する方法としては、キ
ャビティ部材の接触角を測定する方法が用いられている
が、この方法では、使用樹脂の相違による密着力の相違
を調べることができないだけでなく、成形時の温度や圧
力に対する密着力の変化を調べることができない。
【0005】また、従来、特開昭63−144026号
公報及び特開平9−123231号公報及び特開平5−
149869号公報等に樹脂成形体の離型抵抗力を測定
する方法が提案されており、これらは、いずれも樹脂成
形体を成形後、樹脂を離型させるためのエジェクタピン
を介して、荷重検出器によりそのときの抵抗力を測定し
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の樹脂成形体の離型抵抗力の測定にあっては、
樹脂の離型抵抗力が、エジェクタピンの位置や大きさに
左右されるため、特定成形品の場合の評価は可能である
が、密着力を左右する因子を把握するための汎用性を持
ったデータを得ることができない。また、樹脂成形体の
離型抵抗力の測定にあっては、樹脂成形体と密着面の間
に少しでも空気が介在すると、空気の介在する部分から
の剥離が優先的に進行し、密着力測定値がばらついて、
精度良く密着力を測定することができないが、上記従来
の測定方法にあっては、エジェクタピンと密着面に加工
された挿入穴のわずかなクリアランスに空気が介在し、
当該クリアランス部分から剥離が優先的に進行して、密
着力を精度良く測定することができないという問題があ
った。
【0007】そこで、請求項1記載の発明は、相互に接
近する方向及び離隔する方向に移動される一対のプレス
部材のうち、一方側に所定の接続部材を介して樹脂成形
体を取り付け、他方側のプレス部材に樹脂成形体と対向
する状態で被密着部材を交換可能に取り付け、プレス手
段によりプレス部材を近接する方向に移動させて樹脂成
形体と被密着部材とを所定圧力で押圧させて、当該押圧
力を圧縮力検出手段で検出するが、少なくとも、樹脂成
形体と被密着部材を押圧する際に樹脂成形体の外周側面
を全域にわたって保持手段により保持して当該樹脂成形
体の変形を防止し、その後、プレス手段によりプレス部
材を離隔する方向に移動して、樹脂成形体と被密着部材
とを剥離させ、当該剥離時の樹脂成形体と被密着部材と
の密着力を引張力検出手段で測定することにより、被密
着部材の密着面にエジェクタピンの挿入穴を形成するこ
となく、かつ、被密着部材との押圧時に樹脂成形体が変
形することを防止して、樹脂成形体の密着力を精度良
く、かつ、容易に測定し、密着力の要因(密着面の表面
粗さ、表面処理、温度、圧力)を精度良く把握すること
のできる樹脂成形体の密着力測定装置を提供することを
目的としている。
【0008】請求項2記載の発明は、保持手段が、樹脂
成形体を着脱可能に保持し、樹脂成形体と被密着部材と
を押圧する際、保持手段により樹脂成形体を保持し、樹
脂成形体と被密着部材とを剥離する際、保持手段による
樹脂成形体の保持を解除することにより、樹脂成形体を
被密着部材から剥離させる際に、樹脂成形体と保持手段
との間に作用する力が、樹脂成形体と被密着部材との剥
離の妨げとなることを防止し、樹脂成形体の密着力をよ
り一層高精度に測定することのできる樹脂成形体の密着
力測定装置を提供することを目的としている。
【0009】請求項3記載の発明は、保持手段を、樹脂
成形体との接触面に所定の金属フィルムを備えたものと
することにより、樹脂成形体を被密着部材から剥離させ
る際に、樹脂成形体と保持手段とが密着することを金属
フィルムで防止して、樹脂成形体と被密着部材との剥離
に保持手段が妨げとなることを防止し、樹脂成形体の密
着力をより一層高精度に測定することのできる樹脂成形
体の密着力測定装置を提供することを目的としている。
【0010】請求項4記載の発明は、保持手段を、樹脂
成形体の外周側面を全域にわたって保持する状態で当該
樹脂成形体と一体的に形成された保持部材と、樹脂成形
体と被密着部材が押圧される際には保持部材を保持し、
樹脂成形体と被密着部材が剥離される際には保持部材の
保持を解除して保持部材と樹脂成形体とを一体として移
動可能とする固定部材と、を備えたものとすることによ
り、樹脂成形体と被密着部材を押圧する際には、樹脂成
形体の変形を適切に防止するとともに、樹脂成形体を被
密着部材から剥離させる際には、保持部材と樹脂成形体
を一体として移動させて、保持部材が樹脂成形体と被密
着部材との剥離に妨げとなることを防止し、樹脂成形体
の密着力をより一層高精度に測定することのできる樹脂
成形体の密着力測定装置を提供することを目的としてい
る。
【0011】請求項5記載の発明は、保持手段として、
樹脂成形体の取り付けられた接続部材と保持部材との間
に所定の樹脂層が設けられたものを用いることにより、
簡単な構成で、かつ、保持部材が樹脂成形体と被密着部
材との剥離に妨げとなることを防止し、樹脂成形体の密
着力をより一層高精度に測定することのできる樹脂成形
体の密着力測定装置を提供することを目的としている。
【0012】請求項6記載の発明は、接続部材と樹脂成
形体と保持部材を、一体成形により作製することによ
り、樹脂成形体を簡単、かつ、容易に作製するととも
に、樹脂成形体の密着力をより一層高精度に測定するこ
とのできる樹脂成形体の密着力測定装置を提供すること
を目的としている。
【0013】請求項7記載の発明は、接続部材または/
及び保持部材の樹脂成形体との接触面に所定のカット部
を形成し、樹脂成形体を、当該カット部にその一部が侵
入する状態で接続部材または/及び保持部材に取り付け
ることにより、接続部材または/及び保持部材と樹脂成
形体との結合を強固なものとして、樹脂成形体と被密着
部材との剥離時に、接続部材あるいは/及び保持部材と
樹脂成形体との間に剥離が発生することを防止し、樹脂
成形体の密着力をより一層高精度に測定することのでき
る樹脂成形体の密着力測定装置を提供することを目的と
している。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の樹
脂成形体の密着力測定装置は、一対のプレス部材を相互
に接近する方向及び離隔する方向に移動するプレス手段
と、前記プレス部材の一方側に所定の接続部材を介して
取り付けられた樹脂成形体と、前記プレス部材の他方側
に前記樹脂成形体と対向する状態で交換可能に取り付け
られた被密着部材と、前記プレス手段により前記プレス
部材が接近する方向に移動されて前記樹脂成形体と前記
被密着部材とが押圧されたときの当該押圧力を測定する
圧縮力検出手段と、前記プレス手段により前記プレス部
材が離隔する方向に移動されて前記樹脂成形体と前記被
密着部材とが剥離されるときの前記樹脂成形体と前記被
密着部材との密着力を測定する引張力検出手段と、少な
くとも前記樹脂成形体と前記被密着部材が押圧される際
に前記樹脂成形体の外周側面を全域にわたって保持して
当該樹脂成形体の変形を防止する保持手段と、を備え、
前記プレス手段により前記プレス部材を近接する方向に
移動させて、前記保持手段に保持された状態の前記樹脂
成形体と前記被密着部材とを所定圧力で押圧させて、当
該押圧力を前記圧縮力検出手段で検出した後、前記プレ
ス手段により前記プレス部材を離隔する方向に移動し
て、前記樹脂成形体と前記被密着部材とを剥離させ、当
該剥離時の前記樹脂成形体と前記被密着部材との密着力
を前記引張力検出手段で測定することにより、上記目的
を達成している。
【0015】上記構成によれば、相互に接近する方向及
び離隔する方向に移動される一対のプレス部材のうち、
一方側に所定の接続部材を介して樹脂成形体を取り付
け、他方側のプレス部材に樹脂成形体と対向する状態で
被密着部材を交換可能に取り付け、プレス手段によりプ
レス部材を近接する方向に移動させて樹脂成形体と被密
着部材とを所定圧力で押圧させて、当該押圧力を圧縮力
検出手段で検出するが、少なくとも、樹脂成形体と被密
着部材を押圧する際に樹脂成形体の外周側面を全域にわ
たって保持手段により保持して当該樹脂成形体の変形を
防止し、その後、プレス手段によりプレス部材を離隔す
る方向に移動して、樹脂成形体と被密着部材とを剥離さ
せ、当該剥離時の樹脂成形体と被密着部材との密着力を
引張力検出手段で測定しているので、被密着部材の密着
面にエジェクタピンの挿入穴を形成することなく、か
つ、樹脂成形体と被密着部材との押圧時に樹脂成形体が
変形することを防止して、樹脂成形体の密着力を精度良
く、かつ、容易に測定することができ、密着力の要因
(密着面の表面粗さ、表面処理、温度、圧力)を精度良
く把握することができる。
【0016】この場合、例えば、請求項2に記載するよ
うに、前記保持手段は、前記樹脂成形体を着脱可能に保
持し、前記樹脂成形体の密着力測定装置は、前記プレス
手段により前記プレス部材を近接する方向に移動させて
前記樹脂成形体と前記被密着部材とを押圧させる際、前
記保持手段により前記樹脂成形体を保持させ、前記プレ
ス手段により前記プレス部材を離隔する方向に移動させ
て、前記樹脂成形体と前記被密着部材とを剥離させる
際、前記保持手段による前記樹脂成形体の保持を解除さ
せるものであってもよい。
【0017】上記構成によれば、保持手段が、樹脂成形
体を着脱可能に保持し、樹脂成形体と被密着部材とを押
圧する際、保持手段により樹脂成形体を保持し、樹脂成
形体と被密着部材とを剥離する際、保持手段による樹脂
成形体の保持を解除するので、樹脂成形体を被密着部材
から剥離させる際に、樹脂成形体と保持手段との間に作
用する力が、樹脂成形体と被密着部材との剥離の妨げと
なることを防止することができ、樹脂成形体の密着力を
より一層高精度に測定することができる。
【0018】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、前記保持手段は、前記樹脂成形体との接触面に所定
の金属フィルムを備えていてもよい。
【0019】上記構成によれば、保持手段を、樹脂成形
体との接触面に所定の金属フィルムを備えたものとして
いるので、樹脂成形体を被密着部材から剥離させる際
に、樹脂成形体と保持手段とが密着することを金属フィ
ルムで防止して、樹脂成形体と被密着部材との剥離に保
持手段が妨げとなることを防止することができ、樹脂成
形体の密着力をより一層高精度に測定することができ
る。
【0020】さらに、例えば、請求項4に記載するよう
に、前記保持手段は、前記樹脂成形体の外周側面を全域
にわたって保持する状態で当該樹脂成形体と一体的に形
成された保持部材と、前記樹脂成形体と前記被密着部材
が押圧される際には前記保持部材を保持し、前記樹脂成
形体と前記被密着部材が剥離される際には前記保持部材
の保持を解除して前記保持部材と前記樹脂成形体とを一
体として移動可能とする固定部材と、を備えたものであ
ってもよい。
【0021】上記構成によれば、保持手段を、樹脂成形
体の外周側面を全域にわたって保持する状態で当該樹脂
成形体と一体的に形成された保持部材と、樹脂成形体と
被密着部材が押圧される際には保持部材を保持し、樹脂
成形体と被密着部材が剥離される際には保持部材の保持
を解除して保持部材と樹脂成形体とを一体として移動可
能とする固定部材と、を備えたものとしているので、樹
脂成形体と被密着部材を押圧する際には、樹脂成形体の
変形を適切に防止することができるとともに、樹脂成形
体を被密着部材から剥離させる際には、保持部材と樹脂
成形体を一体として移動させて、保持部材が樹脂成形体
と被密着部材との剥離に妨げとなることを防止すること
ができ、樹脂成形体の密着力をより一層高精度に測定す
ることができる。
【0022】また、例えば、請求項5に記載するよう
に、前記保持手段は、前記樹脂成形体の取り付けられた
前記接続部材と前記保持部材との間に所定の樹脂層が設
けられていてもよい。
【0023】上記構成によれば、保持手段として、樹脂
成形体の取り付けられた接続部材と保持部材との間に所
定の樹脂層が設けられたものを用いているので、簡単な
構成で、かつ、保持部材が樹脂成形体と被密着部材との
剥離に妨げとなることを防止することができ、樹脂成形
体の密着力をより一層高精度に測定することができる。
【0024】さらに、例えば、請求項6に記載するよう
に、前記接続部材と前記樹脂成形体と前記保持部材は、
一体成形により作製されていてもよい。
【0025】上記構成によれば、接続部材と樹脂成形体
と保持部材を、一体成形により作製しているので、樹脂
成形体を簡単、かつ、容易に作製することができるとと
もに、樹脂成形体の密着力をより一層高精度に測定する
ことができる。
【0026】また、例えば、請求項7に記載するよう
に、前記接続部材または/及び前記保持部材は、前記樹
脂成形体との接触面に所定のカット部が形成され、前記
樹脂成形体は、前記カット部にその一部が侵入する状態
で前記接続部材または/及び前記保持部材に取り付けら
れていてもよい。
【0027】上記構成によれば、接続部材または/及び
保持部材の樹脂成形体との接触面に所定のカット部を形
成し、樹脂成形体を、当該カット部にその一部が侵入す
る状態で接続部材または/及び保持部材に取り付けてい
るので、接続部材または/及び保持部材と樹脂成形体と
の結合を強固なものとして、樹脂成形体と被密着部材と
の剥離時に、接続部材あるいは/及び保持部材と樹脂成
形体との間に剥離が発生することを防止することがで
き、樹脂成形体の密着力をより一層高精度に測定するこ
とができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0029】図1〜図6は、本発明の樹脂成形体の密着
力測定装置の第1の実施の形態を示す図である。
【0030】図1は、本発明の樹脂成形体の密着力測定
装置の第1の実施の形態を適用した密着力測定装置1の
概略正面断面図である。図1において、密着力測定装置
1は、平板状の固定ダイプレート(プレス部材)2に垂
直に複数本のガイドポール3が配設されており、ガイド
ポール3には可動ダイプレート(プレス部材)4が当該
ガイドポール3に沿って図1中上下方向に移動可能に配
設されている。この可動ダイプレート4は、図示しない
ダイプレート駆動機構により上下方向に移動される。な
お、本実施の形態では、可動ダイプレート4を移動させ
ているが、固定ダイプレート2を移動させるものであっ
てもよいし、可動ダイプレート4と可動ダイプレート2
の双方を移動させるようにしてもよい。上記固定ダイプ
レート2、ガイドポール3、可動ダイプレート4及びダ
イプレート駆動機構は、全体としてプレス手段として機
能する。
【0031】可動ダイプレート4には、その中央部分に
圧縮力検出部(圧縮力検出手段)5が固定的に取り付け
られており、圧縮力検出部5の下端部には、中空の箱形
等に形成された圧縮ロッド6が固定されている。
【0032】圧縮ロッド6内には、引張力検出部(引張
力検出手段)7が固定的に配設されており、引張力検出
部7の下端には、上下が閉止された中空の箱形(ロ型)
あるいは円筒形に形成された引張ロッド8が固定されて
いる。引張ロッド8は、図2に示すように、その下板部
分の中央部に挿入穴8aが形成されており、挿入穴8a
には、略T字型に形成されアーム部9aと平板部9bを
備えた接続治具(接続部材)9のアーム部9aが摺動自
在に挿入される。接続治具9のアーム部9aは、上記圧
縮ロッド6の下板部分の中央部に形成された挿入穴6a
をも摺動自在に貫通し、引張ロッド8の挿入穴8aと圧
縮ロッド6の挿入穴6aは、同一直線上に形成されてい
る。
【0033】接続治具9のアーム部9aの圧縮ロッド6
外の先端には、上記平板部9bが、例えば、円盤形状に
形成されており、接続治具9の平板部9bの下面には、
測定対象の樹脂成形体10が平板部9bと同じ形状に形
成されている。これら接続治具9と樹脂成形体10と
は、一体成形されており、接続治具9の引張ロッド8内
の先端には、引張ロッド8の下板に当接可能なストッパ
ー11が固定されている。ストッパー11は、引張ロッ
ド8の下板に形成された挿入穴8aを通過不可能な大き
さに形成されており、引張ロッド8が上方に移動される
とき、引張ロッド8の下板に当接して引張ロッド8によ
り上方に引き上げられる。なお、接続治具9の平板部9
bと樹脂成形体10は、円盤形状に限るものではなく、
例えば、平板状の四角形状等に形成されていてもよい。
【0034】再び図1において、上記接続治具9の下端
面に形成された樹脂成形体10の下方の固定ダイプレー
ト2上には、被密着部材12が交換可能に固定され、被
密着部材12としては、測定対象の樹脂成形体10の測
定に応じて、表面粗さや表面処理等を変化させたものが
固定される。
【0035】上記圧縮ロッド6と引張ロッド8、圧縮力
検出部5と引張力検出部7及び接続治具9は、同一直線
上に配設されており、可動ダイプレート4をガイドポー
ル3に沿って上下方向に移動させた際、同一直線上を接
続治具9のアーム部9aに沿って移動する。
【0036】上記被密着部材12の周囲の固定ダイプレ
ート2上には、被密着部材12と所定間隔空けてクラン
プ機構13が配設されている。クランプ機構(保持手
段)13は、被密着部材12の上部に延在して樹脂成形
体10を保持する保持部材14と、保持部材14を支持
する支持部材(固定部材)15と、を備えており、クラ
ンプ機構13は、後述するように、被密着部材12に樹
脂成形体10が押圧される際に、保持部材14を当該樹
脂成形体10方向に移動して樹脂成形体10の周囲に密
接させて、樹脂成形体10の変形を防止し、樹脂成形体
10が上方に移動して被密着部材10と剥離される際
に、保持部材14を樹脂成形体10から離隔する方向に
移動して、樹脂成形体10の保持を解除する。そして、
保持部材14は、図3から図6に示すように、図1にお
いて左右一対設けられており、相対向する面に樹脂成形
体10の外周形状と同じ形状の凹部が形成されていて、
一対の保持部材14が当接したとき、樹脂成形体10の
外周側面に当接して、樹脂成形体10をその外周側面全
域にわたって保持する。
【0037】上記樹脂成形体10と接続治具9を一体成
形する場合、接続治具9の平板部9bの下面に所定のア
ンダーカット(カット部)を設け、当該アンダーカット
内に樹脂成形体10を侵入させることにより、樹脂成形
体10と接続治具9を強固に一体固定する。例えば、図
7に示すように、接続治具9の平板部9bの下端面にネ
ジ穴16を形成し、この平板部9bの下端面に樹脂成形
体10を形成すると、当該樹脂成形体10がネジ穴16
内に侵入して、ネジ穴16の凹凸がアンダーカットの役
割を果たして、樹脂成形体10と接続治具9を強固に一
体固定することができる。
【0038】密着力測定装置1は、樹脂成形体10が被
密着部材12から離れた待機位置に位置する状態及び樹
脂成形体10が被密着部材12に押圧されている状態の
いずれの状態のときにも、上記接続治具9に取り付けら
れた樹脂成形体10及び被密着部材12を覆う図示しな
い恒温槽を備えており、恒温槽は、図示しない温度制御
装置により加熱・冷却されて、恒温槽内の雰囲気温度を
所定の低温から所定の高温まで広範囲で温度制御可能と
なっている。
【0039】恒温槽は、図示しないが、一体成形された
樹脂成形体10と接続治具9を恒温槽内に挿入して、ア
ーム部9aを圧縮ロッド6の挿入穴6aと引張ロッド8
の挿入穴8aに挿入して、アーム部9aの先端にストッ
パー11を取り付け、また、被密着部材12を固定ダイ
プレート2に設置するための窓部等が設けられており、
この窓部は、開閉可能な扉部材で閉止可能となってい
る。なお、恒温槽に窓部を設けずに、恒温槽を上下方向
に移動可能としてもよい。
【0040】そして、密着力測定装置1は、恒温槽内に
収納された樹脂成形体10と被密着部材12を所定の温
度に加熱した状態で、樹脂成形体10を被密着部材12
方向に移動して、樹脂成形体10を被密着部材12に押
圧し、また、この押圧した状態から樹脂成形体10を被
密着部材12から剥離して、密着力を測定する。
【0041】なお、上記圧縮力検出部5及び引張力検出
部7は、図示しないアンプ及びA/D変換部等を介して
図示しないコンピュータ等の処理制御部に接続されてお
り、処理制御部は、アンプ及びA/D変換部等を介して
圧縮力検出部5及び引張力検出部7から出力される検出
信号を解析して、圧縮力データ及び引張力データを、図
示しない表示部に表示出力し、また、図示しない記録部
で記録紙に記録出力する。
【0042】次に、本実施の形態の作用を説明する。密
着力測定装置1は、樹脂成形体10の密着力の測定に際
して、測定対象の樹脂成形体10と一体成形された接続
治具9のアーム部9aが圧縮ロッド6の挿入穴6aと引
張ロッド8の挿入穴8aに挿入され、アーム部9aの先
端にストッパー11が取り付けられることにより、樹脂
成形体10と接続治具9が密着力測定装置1に装着さ
れ、また、被密着部材12が固定ダイプレート2に設置
される。
【0043】このようにして、一体成形された樹脂成形
体10と接続治具9及び被密着部材12が装着される
と、図示しないダイプレート駆動機構により可動ダイプ
レート4を、図1において下方向、すなわち、可動ダイ
プレート4を固定ダイプレート2に近接させる方向に移
動し、可動ダイプレート4が下方に移動されると、可動
ダイプレート4に固定されている圧縮力検出部5、圧縮
力検出部5に固定されている圧縮ロッド6、圧縮ロッド
6に固定されている引張力検出部7及び引張力検出部7
に固定されている引張ロッド8が一緒に下方に移動され
る。このようにして可動ダイプレート4を下方に移動さ
せて、樹脂成形体10と被密着部材12とを密着させ
る。
【0044】この樹脂成形体10が被密着部材12に密
着する際に、図3及び図4に左右方向の矢印で示すよう
に、クランプ機構13の一対の保持部材14を相互に近
接する方向に移動させて、樹脂成形体10の外側面を保
持部材14により保持させる。
【0045】この状態で、密着力測定装置1は、ダイプ
レート駆動機構により可動ダイプレート4を、図4に下
矢印で示すように、さらに下方に移動させて、圧縮ロッ
ド6の下板により接続治具9の平板部9bを下方に押
し、樹脂成形体10を被密着部材12に押圧して、樹脂
成形体10に所定の押圧力を付与する。このときの圧縮
圧力を圧縮力検出部5で検出する。
【0046】このとき、樹脂成形体10の外側面がクラ
ンプ機構13の保持部材14により隙間なく覆われて保
持されているため、樹脂成形体10が変形することを防
止することができ、再現性良く精度の高い圧縮力、すな
わち、密着力を測定することができる。
【0047】また、密着力測定装置1は、接続治具9の
平板部9bを介して樹脂成形体10にのみ押圧力が加え
られ、保持部材14には作用しないように、保持部材1
4及び平板部9bの形状が設定されており、樹脂成形体
10を適切に被密着部材12に押圧することができる。
【0048】さらに、接続部材9のアーム部9aが、図
2に示したように、圧縮ロッド6の挿入穴6a及び引張
ロッド8の挿入穴8aに摺動自在に挿入されているた
め、引張力検出部7には、負荷がかからない。その結
果、引張力検出部7の許容荷重に制限されることなく、
樹脂成形体10に必要な圧縮荷重をかけることができ
る。また、引張力検出部7は、樹脂成形体10と被密着
部材12との密着力の大きさに合わせた高分解能な引張
力検出部7を使用することができ、高精度な密着力の測
定を行うことができる。さらに、可動ダイプレート4を
下降させて圧縮ロッド6により樹脂成形体10に付与す
る初期圧力は、任意に設定することができ、かつ、この
ときの圧縮圧力を、上述のように、圧縮力検出部5で検
出することにより、密着力と押圧力の関係を測定するこ
とができる。
【0049】上述のようにして、クランプ機構13の保
持部材14で樹脂成形体10の外側面を保持しつつ、可
動ダイプレート4を下降させて、圧縮ロッド6により樹
脂成形体10を被密着部材12に押圧し、このときの圧
縮圧力を圧縮力検出部5で検出すると、例えば、恒温槽
内の雰囲気温度を所定の温度まで昇温させて、樹脂成形
体10に圧力を発生させ、このときの圧力を圧縮力検出
部5で検出して、再度、所定の温度まで冷却する。
【0050】このように、恒温槽内の雰囲気温度を制御
して、樹脂成形体10と被密着部材12の加熱と冷却を
行うと、樹脂成形体10と被密着部材12の温度分布が
生じることを防止することができ、密着力の測定精度を
向上させることができる。
【0051】次に、ダイプレート駆動機構により可動ダ
イプレート4を、上方に移動させて、圧縮力検出部5と
ともに圧縮ロッド6、引張力検出部7及び引張ロッド8
を上方に移動し、圧縮ロッド6の下板を接続治具9の平
板部9bから離れさせる。
【0052】このとき、密着力測定装置1は、図5及び
図6に左右方向の矢印で示すように、クランプ機構13
の保持部材14を樹脂成形体10から離隔する方向に移
動させ、クランプ機構13による樹脂成形体10の保持
を開放させる。
【0053】このように、クランプ機構13による保持
の開放された樹脂成形体10は、クランプ機構13の保
持部材14から抵抗をうけなることがない。
【0054】また、圧縮ロッド6と引張ロッド8は、そ
の挿入穴6a、7aにより接続治具9のアーム部9aに
摺動して上方に移動し、密着力測定に影響を与えること
がない。
【0055】そして、さらに可動ダイプレート4を上方
に移動させると、引張ロッド8の下板が接続治具9の上
端に固定されたストッパー11に当接し、接続治具9と
一体成形された樹脂成形体10を上方に引き上げようと
する。
【0056】この状態でさらに可動ダイプレート4を上
方に移動させると、樹脂成形体10と被密着部材12と
の剥離が開始され、そのときに発生する密着力を引張力
検出部7により検出する。その後、樹脂成形体10と被
密着部材12とが完全に剥離されると、密着力の測定を
終了する。
【0057】このように、本実施の形態の密着力測定装
置1によれば、樹脂成形体10と被密着部材12との押
圧時には、クランプ機構13により樹脂成形体10が変
形するのを防止し、樹脂成形体10と被密着部材12と
の剥離時には、クランプ機構13による樹脂成形体10
の保持を開放しているので、被密着部材12の密着面に
エジェクタピンの挿入穴を形成することなく、樹脂成形
体10の密着力を精度良く、かつ、容易に測定すること
ができ、密着力の要因(密着面の表面粗さ、表面処理、
温度、圧力)を精度良く把握することができる。
【0058】また、本実施の形態の密着力測定装置1に
よれば、接続治具9と樹脂成形体10を一体成形してい
るため、測定サンプルの作製が容易であるとともに、こ
れらの部材間を接着等により固着させる手間を省くこと
ができ、密着力測定の操作性・利用性を向上させること
ができる。
【0059】さらに、接続治具9の平板部9bの下端面
にネジ穴16を形成し、この平板部9bの下端面に樹脂
成形体10を形成して、当該樹脂成形体10をネジ穴1
6内に侵入させているので、ネジ穴16の凹凸がアンダ
ーカットの役割を果たして、樹脂成形体10と接続治具
9を強固に一体固定することができ、樹脂成形体10を
被密着部材12から剥離させる際に、樹脂成形体10と
接続治具9との間の剥離を防止して、より一層樹脂成形
体10の密着力の測定を精度良く行うことができる。
【0060】そして、上記密着力の測定において、上述
のように、クランプ機構13による保持の開放された樹
脂成形体10は、クランプ機構13の保持部材14から
抵抗をうけることがなく、図6に上向きの矢印で示すよ
うに、接続治具9が上方に移動されることにより、接続
治具9とともに上方に移動して、被密着部材12から剥
離され、高精度に密着力を測定することができる。
【0061】また、圧縮ロッド6と引張ロッド8、圧縮
力検出部5と引張力検出部7及び接続治具9が、同一直
線上に配設されているため、可動ダイプレート4をガイ
ドポール3に沿って上下方向に移動させた際、樹脂成形
体10が斜め方向に押圧されたり、引っ張られたりせ
ず、同一直線上を移動し、密着力を正確に測定すること
ができる。
【0062】さらに、被密着部材12は、恒温槽内の平
坦な固定ダイプレート2上に設置するだけでよいため、
形状の制約がほとんどなく、表面粗さや表面処理等の異
なる被密着部材12と容易に交換することができ、各種
条件の被密着部材12を使用した比較測定を容易に行う
ことができる。
【0063】なお、上記実施の形態においては、クラン
プ機構13の保持部材14により直接樹脂成形体10の
側面に密着させて、樹脂成形体10の変形を防止してい
るが、保持部材14と樹脂成形体10との間にアルミ箔
等の金属フィルムを介在させてもよい。このようにする
と、保持部材14を樹脂成形体10から離す際に、クラ
ンプ機構13の保持部材14と樹脂成形体10とが密着
して、樹脂成形体10が上方に移動されて樹脂成形体1
0と被密着部材12との密着力の測定時に、樹脂成形体
10の移動方向と直角の方向に力が働くことを防止する
ことができ、樹脂成形体10の密着力をより一層正確に
測定することができる。
【0064】図8〜図11は、本発明の樹脂成形体の密
着力測定装置の第2の実施の形態を示す図である。
【0065】なお、本実施の形態は、上記第1の実施の
形態と同様の密着力測定装置に適用したものであり、本
実施の形態の説明においては、上記第1の実施の形態と
同様の構成部分には、同一の符号を付して、その詳細な
説明を省略する。
【0066】図8は、本発明の樹脂成形体の密着力測定
装置の第2の実施の形態を適用した密着力測定装置20
の被密着部材12と樹脂成形体21の形成された接続治
具9部分の概略正面断面図である。
【0067】図8において、密着力測定装置20は、固
定ダイプレート2上に被密着部材12が固定的に載置さ
れ、この被密着部材12に接続治具9の平板部9bに形
成された樹脂成形体21が押圧された後、剥離される。
【0068】この樹脂成形体21は、その外周側面を覆
う保持部材22が一体として作製されており、保持部材
22は、図9に示すように、樹脂成形体21の外周側面
を全て覆う状態で作製されている。被密着部材12の周
囲には、図9に示すように、4個の固定治具(固定部
材)23が配設されており、固定治具23は、樹脂成形
体21が被密着部材12に押圧される際、保持部材22
を固定するアーム部23aを備えている。アーム部23
aは、図8及び図9に示すように、保持部材22方向に
延在する固定位置と、図10及び図11に示すように、
保持部材22から離隔して保持部材22の固定を開放す
る開放位置と、を回動可能に配設されている。
【0069】本実施の形態の密着力測定装置20は、密
着力の測定に際して、樹脂成形体21と保持部材22を
接続治具9と一体的に作製し、当該作製した接続治具9
のアーム部9aを圧縮ロッド6の挿入穴6aと引張ロッ
ド8の挿入穴8aに挿入して、アーム部9aの先端にス
トッパー11を取り付けることにより、樹脂成形体10
と接続治具9を密着力測定装置20に装着し、また、被
密着部材12を固定ダイプレート2に設置する。そし
て、密着力測定装置20は、固定治具23のアーム部2
3aを、開放位置に位置させる。
【0070】この状態で、ダイプレート駆動機構により
可動ダイプレート4を、図8において下方向、すなわ
ち、可動ダイプレート4を固定ダイプレート2に近接さ
せる方向に移動して、可動ダイプレート4に固定されて
いる圧縮力検出部5、圧縮力検出部5に固定されている
圧縮ロッド6、圧縮ロッド6に固定されている引張力検
出部7及び引張力検出部7に固定されている引張ロッド
8を一緒に下方に移動させる。このようにして可動ダイ
プレート4を下方に移動させて、樹脂成形体21と被密
着部材12とを密着させる。
【0071】この樹脂成形体21を被密着部材12に密
着させると、図8及び図9に示すように、固定治具23
のアーム部23aを固定位置に回動させて、樹脂成形体
21の外周側面を覆う保持部材22をアーム部23aで
固定する。
【0072】この状態で、密着力測定装置20は、ダイ
プレート駆動機構により可動ダイプレート4を、図8に
下矢印で示すように、さらに下方に移動させて、圧縮ロ
ッド6の下板により接続治具9の平板部9bを下方に押
し、樹脂成形体21を被密着部材12に押圧して、樹脂
成形体21に所定の押圧力を付与する。このときの圧縮
圧力を圧縮力検出部5で検出する。
【0073】このとき、樹脂成形体21の外周側面が固
定治具23のアーム部23aで固定された保持部材22
により隙間なく覆われて保持されているため、樹脂成形
体21が変形することを防止することができ、再現性良
く精度の高い圧縮力、すなわち、密着力を測定すること
ができる。
【0074】上述のようにして、固定治具23のアーム
部23aで固定された保持部材22により樹脂成形体2
1の外周側面を保持しつつ、可動ダイプレート4を下降
させて、圧縮ロッド6により樹脂成形体21を被密着部
材12に押圧し、このときの圧縮圧力を圧縮力検出部5
で検出すると、例えば、恒温槽内の雰囲気温度を所定の
温度まで昇温させて、樹脂成形体21に圧力を発生さ
せ、このときの圧力を圧縮力検出部5で検出して、再
度、所定の温度まで冷却する。
【0075】このように、恒温槽内の雰囲気温度を制御
して、樹脂成形体21と被密着部材12の加熱と冷却を
行うと、樹脂成形体21と被密着部材12の温度分布が
生じることを防止することができ、密着力の測定精度を
向上させることができる。
【0076】次に、密着力測定装置20は、固定治具2
3のアーム部23aを固定位置から開放位置に回動し
て、アーム部23aによる保持部材22の固定を開放
し、その後、ダイプレート駆動機構により可動ダイプレ
ート4を、上方に移動させて、圧縮力検出部5とともに
圧縮ロッド6、引張力検出部7及び引張ロッド8を上方
に移動して、圧縮ロッド6の下板を接続治具9の平板部
9bから離れさせる。
【0077】このとき、固定治具23による保持から開
放された樹脂成形体21は、固定治具23から抵抗を受
けない状態となる。
【0078】さらに可動ダイプレート4を上方に移動さ
せると、引張ロッド8の下板が接続治具9の上端に固定
されたストッパー11に当接し、接続治具9と一体成形
された樹脂成形体21を上方に引き上げようとする。
【0079】この状態でさらに可動ダイプレート4を上
方に移動させると、樹脂成形体21と被密着部材12と
の剥離が開始され、そのときに発生する密着力を引張力
検出部7により検出する。その後、樹脂成形体21と被
密着部材12とが完全に剥離されると、密着力の測定を
終了する。
【0080】そして、この密着力の測定において、上述
のように、固定治具23による固定から開放された樹脂
成形体21は、固定治具23のアーム部23aから抵抗
をうけることなく、図10に上向きの矢印で示すよう
に、接続治具9が上方に移動されることにより、接続治
具9とともに上方に移動して、被密着部材12から剥離
され、高精度に樹脂成形体21の密着力を測定すること
ができる。また、保持部材22と被密着部材12との接
触面には、密着力がないため、上記樹脂成形体21と被
密着部材12との剥離時に樹脂成形体21の密着力のみ
を、精度良く測定することができる。
【0081】このように、本実施の形態の密着力測定装
置20によれば、樹脂成形体21の外周側面を全域にわ
たって保持する状態で保持部材22と樹脂成形体21と
一体的に形成し、樹脂成形体21と被密着部材12を押
圧する際には保持部材22を固定治具23のアーム部2
3aで固定・保持し、樹脂成形体21と被密着部材12
を剥離する際には保持部材22の保持を解除して保持部
材22と樹脂成形体21とを一体として移動可能として
いる。したがって、樹脂成形体21と被密着部材12を
押圧する際には、樹脂成形体21の変形を適切に防止す
ることができるとともに、樹脂成形体21を被密着部材
12から剥離する際には、保持部材22と樹脂成形体2
1を一体として移動させて、保持部材22が樹脂成形体
21と被密着部材12との剥離に妨げとなることを防止
することができ、樹脂成形体21の密着力をより一層高
精度に測定することができる。
【0082】また、本実施の形態の密着力測定装置20
によれば、接続治具9、保持部材22及び樹脂成形体2
1を一体成形しているため、これらの部材間を接着等に
より固着させる手間を省くことができ、樹脂成形体21
の密着力の測定を簡単に行うことができる。
【0083】これら接続治具9、保持部材22及び樹脂
成形体21を一体成形する際、上記第1の実施の形態の
場合と同様に、接続治具9の平板部9bと保持部材22
のいずれか一方あるいは双方の下端面にネジ穴等のアン
ダーカットを設け、当該アンダーカット内に樹脂成形体
21を侵入させるようにして形成してもよい。このよう
にすると、樹脂成形体21と接続治具9及び保持部材2
2を強固に一体固定することができ、樹脂成形体21の
密着力の測定をより一層正確に行うことができる。
【0084】図12〜図14は、本発明の樹脂成形体の
密着力測定装置の第3の実施の形態を示す図である。
【0085】なお、本実施の形態は、上記第1の実施の
形態と同様の密着力測定装置に適用したものであり、本
実施の形態の説明においては、上記第1の実施の形態と
同様の構成部分には、同一の符号を付して、その詳細な
説明を省略する。
【0086】図12は、本発明の樹脂成形体の密着力測
定装置の第3の実施の形態を適用した密着力測定装置3
0の被密着部材12と樹脂成形体31の形成された接続
治具9部分の概略正面断面図である。
【0087】図12において、密着力測定装置30は、
固定ダイプレート2上に被密着部材12が固定的に載置
され、この被密着部材12に接続治具9の平板部9bに
形成された樹脂成形体31が押圧された後、剥離され
る。
【0088】この樹脂成形体31は、その下端側外周側
面を全域にわたって覆う保持部材32が一体として作製
されており、保持部材32は、図13に示すように、樹
脂成形体31の下端側外周側面の全周を覆うとともに、
保持部材32と接続治具9の平板部9bとの間に樹脂成
形体(樹脂層)31が介在している状態で作製されてい
る。
【0089】本実施の形態の密着力測定装置30は、密
着力の測定に際して、樹脂成形体31と保持部材32を
接続治具9と一体的に作製し、当該作製した接続治具9
のアーム部9aを圧縮ロッド6の挿入穴6aと引張ロッ
ド8の挿入穴8aに挿入して、アーム部9aの先端にス
トッパー11を取り付けることにより、樹脂成形体31
と接続治具9を密着力測定装置30に装着し、また、被
密着部材12を固定ダイプレート2に設置する。
【0090】この状態で、ダイプレート駆動機構により
可動ダイプレート4を、図12において下方向、すなわ
ち、可動ダイプレート4を固定ダイプレート2に近接さ
せる方向に移動して、可動ダイプレート4に固定されて
いる圧縮力検出部5、圧縮力検出部5に固定されている
圧縮ロッド6、圧縮ロッド6に固定されている引張力検
出部7及び引張力検出部7に固定されている引張ロッド
8を一緒に下方に移動させる。このようにして可動ダイ
プレート4を下方に移動させて、樹脂成形体31と被密
着部材12とを密着させる。
【0091】この状態で、密着力測定装置30は、ダイ
プレート駆動機構により可動ダイプレート4を、図12
に下矢印で示すように、さらに下方に移動させて、圧縮
ロッド6の下板により接続治具9の平板部9bを下方に
押して、平板部9bと保持部材32との間に介在する樹
脂成形体31をも下方に押圧し、保持部材32で外周側
面の全域が覆われている樹脂成形体31の下端面を被密
着部材12の上面に押圧して、樹脂成形体31に所定の
押圧力を付与する。このときの圧縮圧力を圧縮力検出部
5で検出する。
【0092】このとき、樹脂成形体31の外周側面の全
域が保持部材32により隙間なく覆われて保持されてい
るため、樹脂成形体31が変形することを防止すること
ができるとともに、保持部材32と平板部9bとの間に
樹脂成形体31が介在しているため、押圧時に、保持部
材32が浮き上がって保持部材32と被密着部材12と
の間に樹脂成形体31が侵入することを防止することが
でき、簡単な構成で、再現性良く精度の高い圧縮力、す
なわち、密着力を測定することができる。
【0093】上述のようにして、保持部材32により樹
脂成形体31の下端外周側面の全域を保持しつつ、可動
ダイプレート4を下降させて、圧縮ロッド6により樹脂
成形体31を被密着部材12に押圧し、このときの圧縮
圧力を圧縮力検出部5で検出すると、例えば、恒温槽内
の雰囲気温度を所定の温度まで昇温させて、樹脂成形体
31に圧力を発生させ、このときの圧力を圧縮力検出部
5で検出して、再度、所定の温度まで冷却する。
【0094】このように、恒温槽内の雰囲気温度を制御
して、樹脂成形体31と被密着部材12の加熱と冷却を
行うと、樹脂成形体31と被密着部材12の温度分布が
生じることを防止することができ、密着力の測定精度を
向上させることができる。
【0095】次に、密着力測定装置30は、ダイプレー
ト駆動機構により可動ダイプレート4を、上方に移動さ
せて、圧縮力検出部5とともに圧縮ロッド6、引張力検
出部7及び引張ロッド8を上方に移動して、圧縮ロッド
6の下板を接続治具9の平板部9bから離れさせる。さ
らに可動ダイプレート4を上方に移動させると、引張ロ
ッド8の下板が接続治具9の上端に固定されたストッパ
ー11に当接し、接続治具9と一体成形された樹脂成形
体31を保持部材32とともに上方に引き上げようとす
る。
【0096】この状態でさらに可動ダイプレート4を上
方に移動させると、図14に矢印で示すように、樹脂成
形体31と被密着部材12との剥離が開始され、そのと
きに発生する密着力を引張力検出部7により検出する。
その後、樹脂成形体31と被密着部材12とが完全に剥
離されると、密着力の測定を終了する。
【0097】そして、この密着力の測定において、上述
のように、保持部材32と被密着部材12との間に密着
力が働かないため、図14に矢印で示すように、接続治
具9が上方に移動されることにより、樹脂成形体31に
は、被密着部材12との密着力のみが作用し、高精度に
樹脂成形体31の密着力を正確に測定することができ
る。
【0098】このように、本実施の形態の密着力測定装
置30によれば、樹脂成形体31の取り付けられた接続
治具9の平板部9bと保持部材32との間に樹脂成形体
31を樹脂層として設けられたものを用いている。した
がって、簡単な構成で、かつ、保持部材32が樹脂成形
体31と被密着部材12との剥離に妨げとなることを防
止することができ、樹脂成形体31の密着力をより一層
高精度に測定することができる。
【0099】また、本実施の形態の密着力測定装置30
によれば、接続治具9、保持部材32及び樹脂成形体3
1を一体成形しているため、これらの部材間を接着等に
より固着させる手間を省くことができ、樹脂成形体31
の測定を簡単に行うことができる。
【0100】これら接続治具9、保持部材32及び樹脂
成形体31を一体成形する際、上記第1の実施の形態の
場合と同様に、接続治具9の平板部9bと保持部材32
のいずれか一方あるいは双方の下端面にネジ穴等のアン
ダーカットを設け、当該アンダーカット内に樹脂成形体
31を侵入させるようにして形成してもよい。このよう
にすると、樹脂成形体31と接続治具9及び保持部材3
2を強固に一体固定することができ、樹脂成形体31の
密着力の測定をより一層正確に行うことができる。
【0101】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0102】
【発明の効果】請求項1記載の発明の樹脂成形体の密着
力測定装置によれば、相互に接近する方向及び離隔する
方向に移動される一対のプレス部材のうち、一方側に所
定の接続部材を介して樹脂成形体を取り付け、他方側の
プレス部材に樹脂成形体と対向する状態で被密着部材を
交換可能に取り付け、プレス手段によりプレス部材を近
接する方向に移動させて樹脂成形体と被密着部材とを所
定圧力で押圧させて、当該押圧力を圧縮力検出手段で検
出するが、少なくとも、樹脂成形体と被密着部材を押圧
する際に樹脂成形体の外周側面を全域にわたって保持手
段により保持して当該樹脂成形体の変形を防止し、その
後、プレス手段によりプレス部材を離隔する方向に移動
して、樹脂成形体と被密着部材とを剥離させ、当該剥離
時の樹脂成形体と被密着部材との密着力を引張力検出手
段で測定しているので、被密着部材の密着面にエジェク
タピンの挿入穴を形成することなく、かつ、樹脂成形体
と被密着部材との押圧時に樹脂成形体が変形することを
防止して、樹脂成形体の密着力を精度良く、かつ、容易
に測定することができ、密着力の要因(密着面の表面粗
さ、表面処理、温度、圧力)を精度良く把握することが
できる。
【0103】請求項2記載の発明の樹脂成形体の密着力
測定装置によれば、保持手段が、樹脂成形体を着脱可能
に保持し、樹脂成形体と被密着部材とを押圧する際、保
持手段により樹脂成形体を保持し、樹脂成形体と被密着
部材とを剥離する際、保持手段による樹脂成形体の保持
を解除するので、樹脂成形体を被密着部材から剥離させ
る際に、樹脂成形体と保持手段との間に作用する力が、
樹脂成形体と被密着部材との剥離の妨げとなることを防
止することができ、樹脂成形体の密着力をより一層高精
度に測定することができる。
【0104】請求項3記載の発明の樹脂成形体の密着力
測定装置によれば、保持手段を、樹脂成形体との接触面
に所定の金属フィルムを備えたものとしているので、樹
脂成形体を被密着部材から剥離させる際に、樹脂成形体
と保持手段とが密着することを金属フィルムで防止し
て、樹脂成形体と被密着部材との剥離に保持手段が妨げ
となることを防止することができ、樹脂成形体の密着力
をより一層高精度に測定することができる。
【0105】請求項4記載の発明の樹脂成形体の密着力
測定装置によれば、保持手段を、樹脂成形体の外周側面
を全域にわたって保持する状態で当該樹脂成形体と一体
的に形成された保持部材と、樹脂成形体と被密着部材が
押圧される際には保持部材を保持し、樹脂成形体と被密
着部材が剥離される際には保持部材の保持を解除して保
持部材と樹脂成形体とを一体として移動可能とする固定
部材と、を備えたものとしているので、樹脂成形体と被
密着部材を押圧する際には、樹脂成形体の変形を適切に
防止することができるとともに、樹脂成形体を被密着部
材から剥離させる際には、保持部材と樹脂成形体を一体
として移動させて、保持部材が樹脂成形体と被密着部材
との剥離に妨げとなることを防止することができ、樹脂
成形体の密着力をより一層高精度に測定することができ
る。
【0106】請求項5記載の発明の樹脂成形体の密着力
測定装置によれば、保持手段として、樹脂成形体の取り
付けられた接続部材と保持部材との間に所定の樹脂層が
設けられたものを用いているので、簡単な構成で、か
つ、保持部材が樹脂成形体と被密着部材との剥離に妨げ
となることを防止することができ、樹脂成形体の密着力
をより一層高精度に測定することができる。
【0107】請求項6記載の発明の樹脂成形体の密着力
測定装置によれば、接続部材と樹脂成形体と保持部材
を、一体成形により作製しているので、樹脂成形体を簡
単、かつ、容易に作製することができるとともに、樹脂
成形体の密着力をより一層高精度に測定することができ
る。
【0108】請求項7記載の発明の樹脂成形体の密着力
測定装置によれば、接続部材または/及び保持部材の樹
脂成形体との接触面に所定のカット部を形成し、樹脂成
形体を、当該カット部にその一部が侵入する状態で接続
部材または/及び保持部材に取り付けているので、接続
部材または/及び保持部材と樹脂成形体との結合を強固
なものとして、樹脂成形体と被密着部材との剥離時に、
接続部材あるいは/及び保持部材と樹脂成形体との間に
剥離が発生することを防止することができ、樹脂成形体
の密着力をより一層高精度に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の樹脂成形体の密着力測定装置の第1の
実施の形態を適用した密着力測定装置の概略正面断面
図。
【図2】図1の接続治具部分の拡大正面断面図。
【図3】図1の密着力測定装置のクランプ機構の保持部
材により樹脂成形体を保持している状態の保持部材部分
の拡大平面断面図。
【図4】図3の密着力測定装置の保持部材部分の拡大正
面断面図。
【図5】図1の密着力測定装置のクランプ機構の保持部
材による樹脂成形体の保持を開放した状態の保持部材部
分の拡大平面断面図。
【図6】図5の密着力測定装置の保持部材部分の拡大正
面断面図。
【図7】図1の密着力測定装置の接続治具と樹脂成形体
との連結部分の拡大正面断面図。
【図8】本発明の樹脂成形体の密着力測定装置の第2の
実施の形態を適用した密着力測定装置の樹脂成形体を被
密着部材に押圧している状態の接続治具部分の拡大正面
断面図。
【図9】図8の密着力測定装置の接続治具部分の拡大平
面断面図。
【図10】図8の密着力測定装置の樹脂成形体を被密着
部材から剥離させた状態の接続治具部分の拡大正面断面
図。
【図11】図10の密着力測定装置の接続治具部分の拡
大平面断面図。
【図12】本発明の樹脂成形体の密着力測定装置の第3
の実施の形態を適用した密着力測定装置の樹脂成形体を
被密着部材に押圧している状態の接続治具部分の拡大正
面断面図。
【図13】図12の密着力測定装置の接続治具部分の拡
大平面断面図。
【図14】図12の密着力測定装置の樹脂成形体を被密
着部材から剥離させた状態の接続治具部分の拡大正面断
面図。
【符号の説明】
1 密着力測定装置 2 固定ダイプレート 3 ガイドポール 4 可動ダイプレート 5 圧縮力検出部 6 圧縮ロッド 7 引張力検出部 8 引張ロッド 8a 挿入穴 9 接続治具 9a アーム部 9b 平板部 10 樹脂成形体 11 ストッパー 12 被密着部材 13 クランプ機構 14 保持部材 15 支持部材 16 ネジ穴 20 密着力測定装置 21 樹脂成形体 22 保持部材 23 固定治具 23a アーム部 30 密着力測定装置 31 樹脂成形体 32 保持部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対のプレス部材を相互に接近する方向及
    び離隔する方向に移動するプレス手段と、前記プレス部
    材の一方側に所定の接続部材を介して取り付けられた樹
    脂成形体と、前記プレス部材の他方側に前記樹脂成形体
    と対向する状態で交換可能に取り付けられた被密着部材
    と、前記プレス手段により前記プレス部材が接近する方
    向に移動されて前記樹脂成形体と前記被密着部材とが押
    圧されたときの当該押圧力を測定する圧縮力検出手段
    と、前記プレス手段により前記プレス部材が離隔する方
    向に移動されて前記樹脂成形体と前記被密着部材とが剥
    離されるときの前記樹脂成形体と前記被密着部材との密
    着力を測定する引張力検出手段と、少なくとも前記樹脂
    成形体と前記被密着部材が押圧される際に前記樹脂成形
    体の外周側面を全域にわたって保持して当該樹脂成形体
    の変形を防止する保持手段と、を備え、前記プレス手段
    により前記プレス部材を近接する方向に移動させて、前
    記保持手段に保持された状態の前記樹脂成形体と前記被
    密着部材とを所定圧力で押圧させて、当該押圧力を前記
    圧縮力検出手段で検出した後、前記プレス手段により前
    記プレス部材を離隔する方向に移動して、前記樹脂成形
    体と前記被密着部材とを剥離させ、当該剥離時の前記樹
    脂成形体と前記被密着部材との密着力を前記引張力検出
    手段で測定することを特徴とする樹脂成形体の密着力測
    定装置。
  2. 【請求項2】前記保持手段は、前記樹脂成形体を着脱可
    能に保持し、前記樹脂成形体の密着力測定装置は、前記
    プレス手段により前記プレス部材を近接する方向に移動
    させて前記樹脂成形体と前記被密着部材とを押圧させる
    際、前記保持手段により前記樹脂成形体を保持させ、前
    記プレス手段により前記プレス部材を離隔する方向に移
    動させて、前記樹脂成形体と前記被密着部材とを剥離さ
    せる際、前記保持手段による前記樹脂成形体の保持を解
    除させることを特徴とする請求項1記載の樹脂成形体の
    密着力測定装置。
  3. 【請求項3】前記保持手段は、前記樹脂成形体との接触
    面に所定の金属フィルムを備えていることを特徴とする
    請求項1または請求項2記載の樹脂成形体の密着力測定
    装置。
  4. 【請求項4】前記保持手段は、前記樹脂成形体の外周側
    面を全域にわたって保持する状態で当該樹脂成形体と一
    体的に形成された保持部材と、前記樹脂成形体と前記被
    密着部材が押圧される際には前記保持部材を保持し、前
    記樹脂成形体と前記被密着部材が剥離される際には前記
    保持部材の保持を解除して前記保持部材と前記樹脂成形
    体とを一体として移動可能とする固定部材と、を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の樹脂成形体の密着力測
    定装置。
  5. 【請求項5】前記保持手段は、前記樹脂成形体の取り付
    けられた前記接続部材と前記保持部材との間に所定の樹
    脂層が設けられていることを特徴とする請求項4記載の
    樹脂成形体の密着力測定装置。
  6. 【請求項6】前記接続部材と前記樹脂成形体と前記保持
    部材は、一体成形により作製されていることを特徴とす
    る請求項4または請求項5記載の樹脂成形体の密着力測
    定装置。
  7. 【請求項7】前記接続部材または/及び前記保持部材
    は、前記樹脂成形体との接触面に所定のカット部が形成
    され、前記樹脂成形体は、前記カット部にその一部が侵
    入する状態で前記接続部材または/及び前記保持部材に
    取り付けられていることを特徴とする請求項1から請求
    項6のいずれかに記載の樹脂成形体の密着力測定装置。
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