JPH11231498A - フィルム引き出し機構 - Google Patents

フィルム引き出し機構

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JPH11231498A
JPH11231498A JP10028665A JP2866598A JPH11231498A JP H11231498 A JPH11231498 A JP H11231498A JP 10028665 A JP10028665 A JP 10028665A JP 2866598 A JP2866598 A JP 2866598A JP H11231498 A JPH11231498 A JP H11231498A
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film
container
pull
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Shoji Negoro
尚司 根来
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Noritsu Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 135サイズフィルムやAPSフィルムを現
像処理が可能な写真フィルム自動現像装置において、現
像処理部の各現像処理液槽中を乳剤面を内側にしてフィ
ルムを搬送するためのフィルム引き出し機構を提供す
る。 【解決手段】 フィルム容器1をフィルム3Aの乳剤面
が外側を向くように容器保持テーブル10と旋回部材1
02の間に保持し、フィルム容器1から引き出されたフ
ィルム3A先端部分をフィルム搬送ローラ103及び旋
回部材102に保持された従動ローラ104との間に挟
持し、フィルム搬送ローラ103の駆動力により搬送す
る。フィルム引き出し機構は、135サイズフィルム用
とAPSフィルム用がそれぞれフィルム引き出し方向と
略直交する方向に配列されており、容器保持テーブル1
0は135サイズフィルム及びAPSフィルムに応じ
て、各フィルム引き出し機構間を移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、135サイズフィ
ルムと新写真システム(Advanced Photo
System:以下、APSとする)フィルムの現像
処理が可能な写真フィルム自動現像装置、特に、いわゆ
るリーダレスタイプの装置のフィルム引き出し機構に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より現像所等で用いられているリー
ダを用いた写真フィルム自動現像装置では、フィルム先
端を粘着テープ等によりフィルム幅よりも幅の広いリー
ダに固着し、現像処理工程に設けられた所定のフィルム
搬送路に沿ってリーダを搬送させながら、リーダに追従
したフィルムの現像処理を行っていた。従って、リーダ
幅よりも幅の狭いフィルムであれば現像可能であり、例
えば135サイズフィルムとAPSフィルムを2本並べ
て同時に現像することも可能である。
【0003】一方、近年のAPSカメラの普及により、
専門の現像所だけでなく、DPE取扱店の店頭において
も、同じ装置で135サイズフィルムとAPSフィルム
の現像処理が可能な写真フィルム自動現像装置が求めら
れている。
【0004】DPE取扱店等では、作業者がフィルムの
取り扱いや現像処理等に不慣である場合が多く、装置の
取り扱いが容易であることが要求される。そのため、従
来よりDPE取扱店等に設置されている135サイズフ
ィルム用の写真フィルム自動現像装置では、フィルム先
端をリーダに固着する工程を省略し、フィルムカートリ
ッジ(フィルムメーカーから出荷された際の金属製のケ
ース:パトローネとも言う)を直接装填し、フィルムカ
ートリッジからフィルムを自動的に引き出し、フィルム
終端部を切断して現像処理工程に搬送するように構成さ
れている(上記のように、リーダレスタイプと呼ばれ
る)。
【0005】図10に示す従来のリーダレスタイプの写
真フィルム自動現像装置では、フィルムカートリッジ1
からフィルム3を引き出すためのフィルム引き出し部7
00と、引き出されたフィルム3を現像処理する現像処
理部800と、現像処理されたフィルムを乾燥する乾燥
部900等で現像処理ラインを構成している。
【0006】フィルム引き出し部700は、フィルムカ
ートリッジ1を保持するための容器保持部701と、フ
ィルムカートリッジ1から外部に引き出されているフィ
ルム3の先端部分を挟持し、フィルム3をフィルムカー
トリッジ1から引き出して現像処理部800に搬送する
フィルム搬送ローラ702及び従動ローラ703と、1
35サイズフィルムの終端部分を切断しフィルムカート
リッジ1からフィルム3を切り離すためのカッタ704
等で構成されている。
【0007】現像処理部800は、現像液が充填された
現像処理タンク801と、漂白液が充填された漂白処理
タンク802と、定着液が充填された定着処理タンク8
03及び804と、安定液が充填された安定処理タンク
805、806及び807等で構成されている。また、
各処理タンク801〜807の内部及び各処理タンクの
上部にはフィルム搬送路810が設けられている。
【0008】乾燥部900は、現像処理されたフィルム
を乾燥するための乾燥室901と、乾燥室901に温風
を吹き出すためのブロワ902と、フィルム3を搬送す
る搬送路903等で構成されている。
【0009】図10から明らかなように、従来の写真フ
ィルム自動現像装置では、フィルムカートリッジ1はフ
ィルムの乳剤面が内側になるように装填され、現像処理
部800の各処理液槽801〜807では、乳剤面が外
側になるように搬送される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】一般に、DPE取扱店
の店頭等では装置の設置スペースに制限があるため、装
置の小型化が要求されている。また、環境保全の観点か
ら、現像処理に使用した廃液の量をできるだけ少なくす
ることが求められている。
【0011】しかしながら、周知のようにAPSフィル
ムは135サイズフィルムよりも幅が狭いので、上記1
35サイズフィルムの現像処理ラインでは、APSフィ
ルムの両側部をガイド溝35によりガイドすることがで
きず、現像処理工程中をフィルム搬送路に沿って搬送す
ることができない。従って、リーダレスタイプの写真フ
ィルム現像処理装置で135サイズフィルムとAPSフ
ィルムを現像処理しようとすれば、それぞれ専用の現像
処理ラインを必要とする。
【0012】一方、APSでは、フィルムカートリッジ
(フィルムメーカーから出荷された際の樹脂製のケー
ス)は未現像のフィルムの感光防止のためだけでなく、
現像後のフィルムの保管にも使用される。すなわち、現
像後のフィルムをフィルムカートリッジに再収納するよ
うにしており、フィルムカートリッジは廃棄することが
できない。そこで、APSフィルムの現像処理を行う場
合、従来より現像所では、暗室等においてAPSフィル
ムを一旦専用マガジンに移し替え、専用マガジンを写真
フィルム自動現像装置に装填することが行われている。
【0013】従って、単純に135サイズフィルムの現
像処理ラインとAPSフィルムの現像処理ラインを並列
した場合例えば図11に示すように、各現像処理ライン
の中心線L1とL2の間隔S1は、フィルムカートリッ
ジ1及び専用マガジン2の最大幅D1及びD2により制
限され、一定以下には狭くすることができす、実質的に
写真フィルム自動現像装置を2台設置した場合と差異は
なく、装置の小型化を達成できないと言う問題点を有し
ていた。
【0014】また、フィルムを均一に現像処理するため
には、各処理液槽801〜807中において、循環され
た処理液が乳剤面に直接触れるように構成しなければな
らない。ところが、図10に示す従来の写真フィルム自
動現像装置では、現像処理部800の各処理液槽801
〜807中をフィルムの乳剤面が外向きとなるように搬
送されていたため、処理液の循環経路を確保すべく、各
処理液槽の側壁とフィルム搬送路との間に一定以上の間
隔を確保する必要があった。そのため、図10中紙面に
平行な方向における各処理液槽801〜807の大きさ
を一定以下に小さくすることは不可能であった。
【0015】これらの問題点は、写真フィルム自動現像
装置におけるデッドスペースの増加のみならず、現像処
理工程における各処理液槽の容量の増加、ひいては廃液
量の増加という問題点を派生する。
【0016】本発明は、上記従来例の問題を解決するた
めになされたものであり、1台の写真フィルム自動現像
装置において、135サイズフィルムやAPSフィルム
のようなフィルム幅の異なる複数種類のフィルムの現像
処理を可能とすると共に、装置の小型化及び処理液の少
量化を可能とする写真フィルム自動現像装置のフィルム
引き出し機構を提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のフィルム引き出し機構は、内部に未現像フ
ィルムを収納したフィルム容器が装填される容器保持テ
ーブルと、フィルムをフィルム容器から引き出し現像処
理部へ搬送するフィルム搬送ローラと、フィルム容器か
ら外部に引き出されているフィルムの先端部分をフィル
ム搬送ローラとの間に挟持するための従動ローラと、所
定の軸を中心として旋回可能に軸支され、従動ローラを
回転可能に保持するとともに、容器保持テーブルとの間
でフィルム容器をフィルムの乳剤面が外向きに露出する
状態で保持する旋回部材とを具備する。
【0018】この構成によれば、従来例とは逆に乳剤面
が外側となるようにフィルム容器がフィルム引き出し機
構に装填され、その状態でフィルムが引き出されるの
で、現像処理部に搬送されたフィルムは乳剤面がフィル
ム搬送機構の内側を向く。従って、現像処理部の各処理
液槽の側壁とフィルム搬送路との間に処理液の循環経路
を確保する必要はなく、各処理液槽の側壁とフィルム搬
送路を近接させることが可能となる。その結果、各処理
液槽の容量を小さくすることが可能となると共に、写真
フィルム自動現像装置におけるデッドスペースを小さく
し、廃液量を少なくすることが可能となる。
【0019】上記構成において、容器保持テーブルは、
少なくとも第1及び第2のフィルム容器を装填可能であ
り、第1のフィルム容器に収納されているフィルムの終
端は第1のフィルム容器のスプールに固着されており、
フィルムが終端まで引き出され第1のフィルム容器がフ
ィルムの引き出しに従ってフィルム引き出し方向に移動
したことを検出し、フィルムの終端近傍を切断するよう
に構成しても良い。
【0020】さらに、第1のフィルム容器のフィルム搬
送方向の移動を検出する手段として、第1のフィルム容
器に当接するレバーを旋回部材に回転可能に設け、検出
部材の回転により、ばねで付勢されたカッタの係止を機
械的に解除するように構成しても良い。
【0021】あるいは、第1のフィルム容器のフィルム
搬送方向の移動を検出する手段として、第1のフィルム
容器に当接するレバーを旋回部材に回転可能に設け、レ
バーの回転をセンサにより検出し、電気的にカッタを駆
動するように構成しても良い。
【0022】これらの構成により、一般的な135サイ
ズフィルムのフィルム装填動作が容易になり、DPE取
扱店等におけるフィルムの取り扱いや現像処理等に不慣
れな作業者であっても、失敗することなく現像処理を行
うことが可能となる。
【0023】また、上記各構成において、第2のフィル
ム容器はベース部材及びベース部材に回転可能に軸支さ
れたカバー部材からなるマガジンであり、容器保持テー
ブルと旋回部材との間に保持された状態で、前記レバー
がベース部材の底部及びカバー部材の軸支点とは反対側
の端部近傍に当接し、カバー部材を開くように構成して
も良い。この構成により、例えば135サイズのフィル
ムカートリッジが破損している場合や、135サイズフ
ィルムとフィルム幅が等しい126サイズフィルム等を
現像処理することが可能となる。
【0024】また、上記構成において、容器保持テーブ
ルは、それぞれ幅の異なる少なくとも第1の種類のフィ
ルム及び第2の種類のフィルムに対応した第1及び第2
のフィルム容器を装填可能であると共に、フィルム引き
出し方向に略直交する方向に移動可能であり、フィルム
搬送ローラ及び従動ローラはそれぞれ第1の種類のフィ
ルム及び第2の種類のフィルムに対応して少なくとも2
組設けるように構成しても良い。この構成により、同じ
写真フィルム自動現像装置で、例えば135サイズフィ
ルム(第1の種類のフィルムの一例)とAPSフィルム
(第2の種類のフィルムの一例)等のフィルム幅の異な
る2種類以上のフィルムを現像処理することができると
共に、第1のフィルム容器及び第2のフィルム容器の大
きさの影響を受けることなく、写真フィルム自動現像装
置のフィルム引き出し方向に直交する方向の幅を最狭に
することが可能となる。
【0025】また、上記構成において、容器保持テーブ
ルに、第1のフィルム容器に収納された第1の種類のフ
ィルムの中心線が第1の種類のフィルムを現像処理する
ラインの中心線と一致する第1の位置及び第2のフィル
ム容器に収納された第2の種類のフィルムの中心線が第
2の種類のフィルムを現像処理するラインの中心線と一
致する第2の位置にそれぞれ停止するように、クリック
ストップ機構を設けてもよい。この構成により、容器保
持テーブルの位置決めが容易になり、第1の種類のフィ
ルムと第2の種類のフィルムが混在する場合であって
も、フィルムの現像処理をスムーズに行うことが可能と
なる。
【0026】また、上記構成において、第1の種類のフ
ィルムの終端は第1のフィルム容器のスプールに固着さ
れており、第1のフィルムが終端まで引き出され、第1
のフィルム容器が第1の種類のフィルムの引き出しに従
ってフィルム引き出し方向に移動したことを検出し、第
1の種類のフィルムの終端近傍を切断するように構成し
ても良い。
【0027】さらに、第1のフィルム容器のフィルム搬
送方向の移動を検出する手段として、第1のフィルム容
器に当接するレバーを旋回部材に回転可能に設け、検出
部材の回転により、ばねで付勢されたカッタの係止を機
械的に解除するように構成しても良い。
【0028】あるいは、第1のフィルム容器のフィルム
搬送方向の移動を検出する手段として、第1のフィルム
容器に当接するレバーを旋回部材に回転可能に設け、レ
バーの回転をセンサにより検出し、電気的にカッタを駆
動するように構成しても良い。
【0029】さらに、第2のフィルム容器はベース部材
及びベース部材に回転可能に軸支されたカバー部材から
なるマガジンであり、容器保持テーブルと旋回部材との
間に保持された状態で、前記レバーがベース部材の底部
及びカバー部材の軸支点とは反対側の端部近傍に当接
し、カバー部材を開くように構成しても良い。
【0030】また、上記各構成において、少なくとも容
器保持テーブルの移動方向における第1のフィルム容器
と第2のフィルム容器の最大寸法がほぼ等しくなるよう
に構成してもよい。この構成により、第1のフィルム容
器及び第2のフィルム容器をそれぞれ容器保持テーブル
に安定して保持することが可能となる。
【0031】また、上記各構成において、容器保持テー
ブルは、少なくとも第1のフィルム容器及び第2のフィ
ルム容器のいずれか一方を固定するための固定部材を有
するように構成しても良い。この構成により、各フィル
ム容器から引き出されているフィルムの端部のカールが
きつい場合であっても、フィルムの弾性によるフィルム
容器の動きを抑制することが可能となる。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態について、図
1から図9を参照しつつ説明する。図1は本発明のフィ
ルム引き出し機構を用いたリーダレスタイプの写真フィ
ルム自動現像装置の構成を示す断面図、図2は本実施形
態のフィルム引き出し機構に135サイズフィルムカー
トリッジを装填し、フィルム引き出し中の状態を示す側
部断面図、図3は135サイズフィルムの終端を切断し
た状態を示す側部断面図、図4は135サイズフィルム
を装填した状態を示す平面図である。図5はフィルム引
き出し機構の容器保持テーブルの右側壁を示す図、図6
は容器保持テーブルの左側壁の形状を示す図である。図
7は本実施形態のフィルム引き出し機構にAPSフィル
ムカートリッジを装填した状態を示す側部断面図、図8
はその平面図である。また、図9は専用マガジンの構成
を示す図であり、(a)はマガジンを全開した状態、
(b)はマガジンを閉じた状態、(c)はフィルムの引
き出しが可能なように、マガジンを半開した状態を示
す。
【0033】図1に示すように、本実施形態の写真フィ
ルム自動現像装置の現像処理ラインは、フィルムカート
リッジ1(又は専用マガジン2:図9参照)からフィル
ム3A,3Bを引き出すためのフィルム引き出し部10
0と、引き出されたフィルム3A,3Bを現像処理する
現像処理部200と、現像処理されたフィルムを乾燥す
る乾燥部300と、現像処理するフィルム3A又は3b
の端部を平坦化するためのフィルム端部処理部400
と、フィルム引き出し部(フィルム引き出し機構)10
0、現像処理部200、乾燥部300等を制御するため
の制御部500等で構成されており、紙面に垂直な方向
に複数ライン(例えば2ライン)設けられている。
【0034】フィルム引き出し部100は、写真フィル
ム自動現像装置の外装を兼ねるカバー部材101と、フ
ィルムカートリッジ1(又は専用マガジン2)を保持す
るためのホルダーとして機能する容器保持テーブル10
及び旋回部材102と、フィルムカートリッジ1又は専
用マガジン2から外部に引き出されているフィルム3A
又は3Bの先端部分を挟持し、フィルム3A又は3Bを
フィルムカートリッジ1又は専用マガジン2から引き出
して現像処理部200に搬送するフィルム搬送ローラ1
03及び従動ローラ104と、カバー部材101をロッ
クするためのカバーロック機構105と、例えば135
サイズフィルムの終端部分を切断しフィルムカートリッ
ジ1からフィルム3Aを切り離すためのカッタ106、
フィルム3A又は3Bの先端及び終端の通過を検出する
ためのフィルム検出センサ107等で構成されている。
なお、図7及び図8に示すように、APSフィルム3B
の現像処理ラインにはカッタ106は設けられていな
い。フィルム搬送ローラ103はモータ等により所定方
向に回転され、フィルム3A,3Bを現像処理部200
に搬送する。従動ローラ104は内カバー102に保持
されており、内カバー102を閉じた状態でフィルム3
A,3Bをフィルム搬送ローラ103に押しつける。
【0035】現像処理部200は、現像液が充填された
現像処理タンク201と、漂白液が充填された漂白処理
タンク202と、定着液が充填された定着処理タンク2
03及び204と、安定液が充填された安定処理タンク
205、206及び207等で構成されている。また、
各処理タンク201〜207の内部及び各処理タンクの
上部にはフィルム搬送路210が設けられている。
【0036】乾燥部300は、現像処理されたフィルム
を乾燥するための乾燥室301と、乾燥室301に温風
を吹き出すためのブロワ302と、フィルム3A,3B
を搬送する搬送路303等で構成されている。
【0037】図4に示すように、本実施形態の場合、右
側の第1の現像処理ライン(中心線L1)は135サイ
ズフィルム3A(第1の種類のフィルムの一例)の現像
処理用(以下、現像処理ラインL1と称する)であり、
また左側の第2の現像処理ライン(中心線L2)はAP
Sフィルム3B(第2の種類のフィルムの一例)の現像
処理用(以下、現像処理ラインL2と称する)とする。
【0038】ガイドレール20は、第1の現像処理ライ
ンL1及び第2の現像処理ラインL2の配列方向(フィ
ルム引き出し方向に略直交する方向)に設けられてい
る。フィルムカートリッジ1(第1のフィルム容器の一
例)又は専用マガジン2(第2のフィルム容器の一例)
を保持するための容器保持テーブル10は、図4中矢印
Hで示す方向にガイドレール20上を摺動可能であり、
例えばばね及びボール等で構成されたクリックストップ
機構11(図5参照)により、その中心線が各現像処理
ラインL1又はL2の中心線上に位置するように停止す
る。
【0039】また、第1及び第2の現像処理ラインL1
及びL2のそれぞれのガイド溝35の部分であって、フ
ィルム搬送ローラ103の近傍にはフィルム検出センサ
107が設けられている。なお、幅の狭いAPSフィル
ム3Bは誤って135サイズフィルム用の現像処理ライ
ンL1に挿入可能である。そのため、誤挿入を防止すべ
く、135サイズフィルム用の第1の現像処理ラインL
1には、フィルム検出センサ107が2箇所設けられて
いる。すなわち、図4に示すように、135サイズフィ
ルム3Aを正しく挿入した場合にのみ2つのフィルム検
出センサ107の両方が同時にオンするので、フィルム
が全く挿入されていない場合や、APSフィルム3Bが
挿入された場合と区別することが可能となる。従って、
制御部500は、2つのフィルム検出センサ107が同
時にオンしている場合にのみ、135サイズフィルム用
の第1の現像処理ラインL1のフィルム搬送ローラ10
3を駆動するように構成されている。また、135サイ
ズフィルム用の第1の現像処理ラインL1には、フィル
ム3Aの後端近傍を切断するために、カッタ106を突
出させるための開口106aが設けられている。
【0040】図2、図3及び図7に示すように、旋回部
材102には、第1の現像処理ラインL1と第2の現像
処理ラインL2のそれぞれに対して第1の腕150a及
び第2の腕150bを有し、フィルムカートリッジ1や
専用マガジン2等のフィルム容器に当接する当接レバー
150A及び150Bが軸151を中心として回転可能
に軸支されている。図2及び図3に示す第1の現像処理
ラインL1用の当接レバー150Aの第2の腕150b
には、紙面に対して略垂直方向にピン152が植設され
ている。
【0041】前述のように135サイズフィルム用の第
1の現像処理ラインL1には、フィルム終端近傍を切断
するためのカッタ106が設けられている。カッタ10
6は、引っ張りコイルばね153によりフィルム3Aを
切断する方向に付勢されており、係止レバー154によ
り係止されている。係止レバー154は軸155を中心
として回転可能に軸支されており、引っ張りコイルばね
156等によりカッタ106を係止する方向に付勢され
ている。当接レバー150Aと係止レバー154との間
には、当接レバー150Aの動きを係止レバー154に
伝達するための伝達レバー157が設けられている。伝
達レバー157は、軸158を中心として回転可能に軸
支されており、引っ張りコイルばね159によりピン1
52と当接する方向に付勢されている。また、係止レバ
ー154にはピン又は突起等の当接部154aが設けら
れており、伝達レバー157の突起154aと対向する
部分(折り曲げ部157a)は当接部154aと当接可
能なように折り曲げられている。
【0042】なお、旋回部材102を容器保持テーブル
10と一体的に移動可能とし、レバー150Aと150
Bを同一部材で兼用するように構成しても良い。また、
各引っ張りコイルばね156及び159の代わりに、ね
じりコイルばねを用いても良い。さらに、カッタ106
の復帰動作及びばね153のチャージは、図示しないリ
ンク機構等により、カバー部材101の開閉動作に連動
して行われる。
【0043】次に、135サイズフィルム3Aの終端近
傍を切断する動作について説明する。フィルムカートリ
ッジ1から引き出されたフィルム3Aは、フィルム搬送
ローラ103の駆動力により、現像処理部200(図1
参照)に搬送される。135サイズフィルムの場合、フ
ィルム3Aの終端部はフィルムカートリッジ1のスプー
ル軸に固着されている。そのため、フィルムカートリッ
ジ1からフィルム3Aが全て引き出されると、図3に示
すように、フィルム搬送ローラ103の駆動力により、
フィルムカートリッジ1がフィルム引き出し方向に引っ
張られる。
【0044】フィルムカートリッジ1が図中右方向に移
動すると、当接レバー150Aが反時計方向に回転し、
ピン152に当接している伝達レバー157が時計方向
に回転する。伝達レバー157が時計方向に回転する
と、その折り曲げ部157aが係止レバー154の当接
部154aと当接し、係止レバー154を時計方向に回
転する。係止レバー154が所定角度以上回転すると、
係止レバー154の係止部154bがカッタ106から
離れる。係止レバー154による係止が解除されると、
カッタ106はばね153の付勢力により図中上方に移
動し、フィルム3Aを切断する。その結果、フィルム3
Aはフィルムカートリッジ1から分離される。
【0045】一方、APSフィルム等ようにフィルムが
専用マガジン2に収納されている場合について説明す
る。図9に示すように、専用マガジン2はベース部材2
a及びベース部材2aに回転可能に軸支されたカバー部
材2bからなり、ベース部材2aとカバー部材2bは2
段階のクリックストップを有している。図2中、(a)
は全開状態を示し、(b)は第2段のクリックストップ
状態であるに閉状態を示す。また、(c)は、第1段の
クリックストップ状態である半開状態を示す。通常暗室
等において、(a)に示す全開状態でAPS用フィルム
マガジンからフィルム3Bを移し替え、(b)に示す閉
状態で暗室から取り出す。この状態では専用マガジン2
の内部は完全に遮光されている。そして、図7に示すよ
うに、専用マガジン2を閉じた状態で容器保持テーブル
10に装填される。専用マガジン2を半開状態にするに
は、図9(b)において矢印A及びBで示すように、ベ
ース部材2aとカバー部材2bとをそれぞれ反対方向に
付勢し、第2段のクリックストップを解除する。
【0046】なお、図2(b)に示す閉状態でも無理に
フィルム3bを引っ張れば、フィルム3Bを専用カート
リッジ2から引き出すことは可能である。しかしなが
ら、専用マガジン2は反復使用され、フィルム引き出し
部分2cに傷やほこり等が付いている可能性があり、そ
のまま引き出すとフィルム3Bの表面に傷がつくおそれ
がある。そのため、フィルム3Bをスムーズに引き出す
ため、専用マガジン2を半開状態にする必要がある。こ
れに対して、135サイズフィルムのフィルムカートリ
ッジの場合、通常は使い捨てにされるので、直接フィル
ムカートリッジ1からフィルム3Aを引き出しても、フ
ィルム3Aの表面に傷が付くことはほとんどない。
【0047】図7に示すように、専用マガジン2を容器
保持テーブル10と旋回部材102との間で保持する
と、当接レバー105Bの第1の腕150aがベース部
材2aの底部に当接し、第2の腕150bがカバー部材
2bの軸支点とは反対側の端部近傍に当接し、それぞれ
反対方向に付勢する。その結果、専用マガジン2を半開
状態にすることが可能となる。
【0048】なお、専用マガジン2としては、APSフ
ィルム用の他に前述の135サイズフィルム用や126
サイズフィルム用等がある。126サイズフィルムの幅
は135サイズフィルムと同じ35ミリであるため、1
35サイズフィルム用現像処理ラインL1により現像処
理が可能である。従って、これらの各フィルム用の専用
マガジン2の各部分の最大寸法を135サイズフィルム
用のフィルムマガジン1とほぼ同じ寸法とすることによ
り、同じ容器保持テーブル10により、いろいろなフィ
ルム容器を安定して保持することが可能となる。
【0049】図5に示すように、容器保持テーブル10
の右側壁12には、例えば126サイズフィルム用専用
マガジンを係合保持するための溝12aが形成されてい
る。また、図6に示すように、容器保持テーブル10の
左側壁13には、フィルムカートリッジ1の一部に当接
し、フィルムカートリッジ1の動きを抑制するための、
ばね15により付勢されたアーム14が設けられてい
る。
【0050】本実施形態の動作について説明する。図4
に示すように、135サイズフィルム3Aを現像処理す
る場合、あらかじめフィルム端部処理部400により、
先端の幅が狭くなった部分を切断し、フィルム3Aの幅
を均一にしておく。また、容器保持テーブル10は、ク
リックストップ機構11により、その中心が135サイ
ズフィルム用の第1の現像処理ラインL1の中心線上に
位置するように位置決めし、停止させておく。
【0051】次に、カバー部材101及び旋回部材10
2を開いた状態で、フィルム3Aの乳剤面が外側を向く
ようにしてフィルムカートリッジ1を容器保持テーブル
10に装着する。このとき、フィルム3Aの先端部分
は、フィルム搬送ローラ103に達するように、あらか
じめ所定長さだけ引き出されているものとする。この
時、フィルム3Aの先端部のカール(特に、乳剤面が外
側となる逆カール)がきつい場合、フィルム3の弾性に
より、フィルムカートリッジが回転しようとする。しか
しながら、フィルムカートリッジ1の一部が前述のアー
ム14によりその動きを制限されているため、フィルム
カートリッジ1は回転せず、逆にフィルム3Aの先端部
が、そのカールを伸ばす方向に付勢される。
【0052】この状態で旋回部材102を閉じると、フ
ィルム3Aの先端部がフィルム搬送ローラ103と従動
ローラ104との間に挟持される。さらに、カバー部材
101を閉じると、カバーロック機構105により外カ
バー101がロックされ、カバー部材101の内側、す
なわちフィルム引き出し機構100が遮光される。その
結果、フィルム3Aをフィルムカートリッジ1から引き
出し可能な状態になる。図示しないカバーセンサにより
カバー部材101が閉じられたことを検出すると、制御
部500はフィルム搬送ローラ103を駆動し、フィル
ム3Aをフィルムカートリッジ1から引き出すと共に、
ガイド溝や搬送ローラ37等で構成されるフィルム搬送
路210に侵入させる。
【0053】なお、誤ってAPSフィルム用の専用マガ
ジン2を容器保持テーブル10に装填した場合、APS
フィルム3Bの幅は135サイズフィルム3Aの幅より
も狭いので、APSフィルム3Bの先端部は2つのフィ
ルム検出センサ107の内いずれか一方又は両方フィル
ム検出センサ107の検出領域にはかからない。そのた
め、制御部500は2つのフィルム検出センサ107の
出力を比較することにより、正しく135サイズフィル
ム3Aが装填されたか否かを判別することができる。1
35サイズフィルム3Aが正しく装填されていない場合
は、制御部500はフィルム搬送ローラ103の駆動を
停止し、警告を発生する。
【0054】135サイズフィルム3Aの終端はフィル
ムカートリッジ1のスプールに固着されているため、フ
ィルム3Aのほぼ全てフィルムカートリッジ1から引き
出されると、フィルム3Aが突っ張った状態となり、フ
ィルムカートリッジ1が当接レバー150Aを回転させ
る。前述のように、当接レバー150Aの回転に伴い、
伝達レバー157及び係止レバー154が順次回転して
カッタ106を作動させ、フィルム3Aの終端部近傍を
切断する。フィルム3Aの終端がフィルム検出センサ1
07の検出領域を通過すると、フィルム検出センサ10
7からの出力信号が変化するため、制御部500はフィ
ルム3Aの全体が現像処理部200に搬送されたことを
知る。
【0055】現像処理部200のフィルム搬送路210
には、一定間隔で搬送ローラ37等が設けられているの
で、フィルムカートリッジ1から引き出され、現像処理
部200に搬送されたフィルム3Aは、フィルム搬送路
210に沿って乳剤面を内側にして各処理液槽201〜
207中を搬送され、現像処理を受ける。現像処理され
たフィルム3は乾燥部300に搬送され、乾燥された
後、装置外部に排出される。
【0056】APSフィルム3Bを現像処理するの場
合、専用マガジン2から引き出されているフィルム3B
の終端部近傍を、あらかじめフィルム端部処理部400
によりヒートプレスし、平坦化処理を行う。また、容器
保持テーブル10は図8に示すように、クリックストッ
プ機構11により、その中心がAPSフィルム用の第2
の現像処理ラインL2の中心線上に位置するように位置
決めし、停止させておく。
【0057】次に、外カバー101及び内カバー102
を開いた状態で、フィルム3Bの乳剤面が外側を向くよ
うにして専用カートリッジ2を容器保持テーブル10に
装着する。このとき、フィルム3Bの先端部分は、フィ
ルム搬送ローラ103に達するように、あらかじめ所定
長さだけ引き出されているものとする。
【0058】この状態で内カバー102を閉じると、1
35サイズフィルム3Aの場合と同様に、フィルム3B
の先端部がフィルム搬送ローラ103と従動ローラ10
4との間に挟持される。さらに、外カバー101を閉じ
ると、カバーロック機構105により外カバー101が
ロックされ、外カバー101の内側、すなわちフィルム
引き出し部100が遮光される。同時に、専用マガジン
2のカバー部材2bが開かれ、フィルム3Bを専用マガ
ジン2から引き出し可能な半開状態になる。図示しない
カバーセンサにより外カバー101が閉じられたことを
検出すると、制御部500は、フィルム搬送ローラ10
3を駆動し、フィルム3Bを専用マガジン2から引き出
すと共に、ガイド溝や搬送ローラ37等で構成されるフ
ィルム搬送路210に侵入させる。なお、誤って135
サイズフィルム3Aのフィルムカートリッジ1を容器保
持テーブル10に装填した場合、135サイズフィルム
3Aの幅はAPSフィルム3Bの幅よりも広いので、フ
ィルム3Aの先端部をガイド溝35に挿入することがで
きず、作業者は操作の誤りに気づく。
【0059】APSフィルム3Bの先端は専用マガジン
2のスプール軸には固着されていないので、フィルム3
Bが全て専用マガジン2から引き出されても、フィルム
3Bは突っ張ることなく、そのまま現像処理部200に
搬送される。フィルム3Bの終端がフィルム検出センサ
107の検出領域を通過すると、フィルム検出センサ1
07からの出力信号が変化するため、制御部500はフ
ィルム3Bの全体が現像処理部200に搬送されたこと
を知る。以下の現像処理及び乾燥は135サイズフィル
ム3Aの場合と同様である。
【0060】なお、上記実施形態では、135サイズフ
ィルム3Aの容器としてフィルムカートリッジ1を用い
た場合を示したが、これに限定されるものではなく、フ
ィルムカートリッジ1が破損した場合等に用いられる専
用カートリッジ(図示せず)であっても同様である。ま
た、フィルムの種類は135サイズフィルム、126サ
イズフィルム及びAPSフィルムを例示したが、これに
限定されるものではなく、その他市販されているフィル
ムサイズや、将来開発される新規なフィルムサイズにも
本発明を適応しうることは言うまでもない。
【0061】また、135サイズフィルム3Aの終端部
近傍を切断する方法として、フィルムカートリッジ1の
動作を当接レバー150A及び伝達レバー157により
係止レバー154に伝達し、機械的にカッタ106の係
止を解除するように構成したが、これに限定されるもの
ではなく、当接レバー150Aの動きを、例えば光学的
センサ等で検出し、モータや電磁石等の電気的機構を用
いてカッタ106を動作させるように構成しても良い。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のフィルム
引き出し機構によれば、内部に未現像フィルムを収納し
たフィルム容器が装填される容器保持テーブルと、フィ
ルムをフィルム容器から引き出し現像処理部へ搬送する
フィルム搬送ローラと、フィルム容器から外部に引き出
されているフィルムの先端部分をフィルム搬送ローラと
の間に挟持するための従動ローラと、所定の軸を中心と
して旋回可能に軸支され、従動ローラを回転可能に保持
するとともに、容器保持テーブルとの間でフィルム容器
をフィルムの乳剤面が外向きに露出する状態で保持する
旋回部材とを具備するので、乳剤面が外側となるように
フィルム容器〜フィルムが引き出され、現像処理部に搬
送されたフィルムは乳剤面がフィルム搬送路の内側を向
く。従って、現像処理部の各処理液槽の側壁とフィルム
搬送路との間に処理液の循環経路を確保する必要はな
く、各所利益槽の側壁とフィルム搬送路を近接させるこ
とができる。その結果、各処理液槽の容量を小さくする
ことができ、写真フィルム自動現像装置におけるデッド
スペースを小さくし、また廃液量を少なくすることが可
能となる。
【0063】また、容器保持テーブルを、少なくとも第
1及び第2のフィルム容器を装填可能とし、第1のフィ
ルム容器に収納されているフィルムは、その終端が第1
のフィルム容器のスプールに固着されたものであって、
フィルムが終端まで引き出され第1のフィルム容器がフ
ィルムの引き出しに従ってフィルム引き出し方向に移動
したことを、旋回部材に回転可能に設けられたレバーで
検出し、レバーの回転により、ばねで付勢されたカッタ
の係止を機械的に解除するか、あるいはレバーの回転を
センサにより検出し、電気的にカッタを駆動することに
より、一般的な135サイズフィルムのフィルム装填動
作が容易になり、DPE取扱店等におけるフィルムの取
り扱いや現像処理等に不慣れな作業者であっても、失敗
することなく現像処理を行うことが可能となる。
【0064】また、第2のフィルム容器をベース部材及
びベース部材に回転可能に軸支されたカバー部材からな
るマガジンとし、容器保持テーブルと旋回部材との間に
保持された状態で、前記レバーがベース部材の底部及び
カバー部材の軸支点とは反対側の端部近傍に当接し、カ
バー部材を開くように構成することにより、例えば13
5サイズのフィルムカートリッジが破損している場合
や、135サイズフィルムとフィルム幅が等しい126
サイズフィルム等を現像処理することが可能となる。
【0065】また、容器保持テーブルを、それぞれ幅の
異なる少なくとも第1の種類のフィルム及び第2の種類
のフィルムに対応した第1及び第2のフィルム容器を装
填可能で、かつフィルム引き出し方向に略直交する方向
に移動可能とし、フィルム搬送ローラ及び従動ローラを
それぞれ第1の種類のフィルム及び第2の種類のフィル
ムに対応して少なくとも2組設けることにより、同じ写
真フィルム自動現像装置で、例えば135サイズフィル
ムとAPSフィルム等のフィルム幅の異なる2種類以上
のフィルムを現像処理することが可能となる。さらに、
第1のフィルム容器及び第2のフィルム容器の大きさの
影響を受けることなく、写真フィルム自動現像装置のフ
ィルム引き出し方向に直交する方向の幅を最狭にするこ
とが可能となる。
【0066】また、容器保持テーブルに、第1のフィル
ム容器に収納された第1の種類のフィルムの中心線が第
1の種類のフィルムを現像処理するラインの中心線と一
致する第1の位置及び第2のフィルム容器に収納された
第2の種類のフィルムの中心線が第2の種類のフィルム
を現像処理するラインの中心線と一致する第2の位置に
それぞれ停止するように、クリックストップ機構を設け
ることにより、容器保持テーブルの位置決めが容易にな
り、第1の種類のフィルムと第2の種類のフィルムが混
在する場合であっても、フィルムの現像処理をスムーズ
に行うことが可能となる。
【0067】また、少なくとも容器保持テーブルの移動
方向における第1のフィルム容器と第2のフィルム容器
の最大寸法をほぼ等しくすることにより、第1のフィル
ム容器及び第2のフィルム容器をそれぞれ容器保持テー
ブルに安定して保持することが可能となる。
【0068】また、容器保持テーブルに、少なくとも第
1のフィルム容器及び第2のフィルム容器のいずれか一
方を固定するための固定部材を設けることにより、各フ
ィルム容器から引き出されているフィルムの端部のカー
ルがきつい場合であっても、フィルムの弾性によるフィ
ルム容器の動きを抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のフィルム引き出し機構を用いた写真
フィルム自動現像装置の概略構成を示す断面図である。
【図2】 本発明の一実施形態のフィルム引き出し機構
に135サイズフィルムカートリッジを装填し、フィル
ム引き出し中の状態を示す側部断面図である。
【図3】 上記フィルム引き出し機構により135サイ
ズフィルムの終端を切断した状態を示す側部断面図であ
る。
【図4】 上記フィルム引き出し機構に135サイズフ
ィルムを装填した状態を示す平面図である。
【図5】 上記フィルム引き出し機構の容器保持テーブ
ルの右側壁を示す図である。
【図6】 上記容器保持テーブルの左側壁の形状を示す
図である。
【図7】 上記フィルム引き出し機構にAPSフィルム
カートリッジを装填した状態を示す側部断面図である。
【図8】 上記フィルム引き出し機構にAPSフィル
ムカートリッジを装填した状態を示す平面図である。
【図9】 専用マガジンの構成を示す図であり、(a)
はマガジンを全開した状態、(b)はマガジンを閉じた
状態、(c)はフィルムの引き出しが可能なように、マ
ガジンを半開した状態を示す。
【図10】 従来のリーダレスタイプの写真フィルム自
動現像装置の概略構成を示す図である。
【図11】 135サイズフィルムのフィルムカートリ
ッジとAPSフィルムの専用マガジンを並列に配置した
場合の各現像処理ラインの中心線間隔の寸法関係を示す
図である。
【符号の説明】
1 :フィルムカートリッジ 2 :専用マガジン 3 :フィルム 10 :容器保持テーブル 11 :クリックストップ機構 12 :容器保持テーブルの右側壁 13 :容器保持テーブルの左側壁 14 :アーム 20 :ガイドレール 21 :ガイド壁 35 :ガイド溝 37 :搬送ローラ 100 :フィルム引き出し部 101 :カバー部材 102 :旋回部材 103 :フィルム搬送ローラ 104 :従動ローラ 105 :カバーロック機構 106 :カッタ 107 :フィルム検出センサ 150A:当接レバー 150B:当接レバー 152 :ピン 154 :係止レバー 157 :伝達レバー 200 :現像処理部 210 :フィルム搬送路 300 :乾燥部 400 :フィルム端部処理部 500 :制御部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に未現像フィルムを収納したフィル
    ム容器が装填される容器保持テーブルと、フィルムをフ
    ィルム容器から引き出し現像処理部へ搬送するフィルム
    搬送ローラと、フィルム容器から外部に引き出されてい
    るフィルムの先端部分をフィルム搬送ローラとの間に挟
    持するための従動ローラと、所定の軸を中心として旋回
    可能に軸支され、従動ローラを回転可能に保持すると共
    に、容器保持テーブルとの間でフィルム容器をフィルム
    の乳剤面が外向きに露出する状態で保持する旋回部材と
    を具備するフィルム引き出し機構。
  2. 【請求項2】 容器保持テーブルは、少なくとも第1及
    び第2のフィルム容器を装填可能であり、第1のフィル
    ム容器に収納されているフィルムの終端は第1のフィル
    ム容器のスプールに固着されており、フィルムが終端ま
    で引き出され、第1のフィルム容器がフィルムの引き出
    しに従ってフィルム引き出し方向に移動したことを検出
    し、フィルムの終端近傍を切断することを特徴とする請
    求項1記載のフィルム引き出し機構。
  3. 【請求項3】 第1のフィルム容器のフィルム搬送方向
    の移動を検出する手段として、第1のフィルム容器に当
    接するレバーを旋回部材に回転可能に設け、検出部材の
    回転により、ばねで付勢されたカッタの係止を機械的に
    解除することを特徴とする請求項2記載のフィルム引き
    出し機構。
  4. 【請求項4】 第1のフィルム容器のフィルム搬送方向
    の移動を検出する手段として、第1のフィルム容器に当
    接するレバーを旋回部材に回転可能に設け、レバーの回
    転をセンサにより検出し、電気的にカッタを駆動するこ
    とを特徴とする請求項2記載のフィルム引き出し機構。
  5. 【請求項5】 第2のフィルム容器はベース部材及びベ
    ース部材に回転可能に軸支されたカバー部材からなるマ
    ガジンであり、容器保持テーブルと旋回部材との間に保
    持された状態で、前記レバーがベース部材の底部及びカ
    バー部材の軸支点とは反対側の端部近傍に当接し、カバ
    ー部材を開くことを特徴とする請求項3又は4記載のフ
    ィルム引き出し機構。
  6. 【請求項6】 容器保持テーブルは、それぞれ幅の異な
    る少なくとも第1の種類のフィルム及び第2の種類のフ
    ィルムに対応した第1及び第2のフィルム容器を装填可
    能であると共に、フィルム引き出し方向に略直交する方
    向に移動可能であり、フィルム搬送ローラ及び従動ロー
    ラはそれぞれ第1の種類のフィルム及び第2の種類のフ
    ィルムに対応して少なくとも2組設けられていることを
    特徴とする請求項1記載のフィルム引き出し機構。
  7. 【請求項7】 容器保持テーブルに、第1のフィルム容
    器に収納された第1の種類のフィルムの中心線が第1の
    種類のフィルムを現像処理するラインの中心線と一致す
    る第1の位置及び第2のフィルム容器に収納された第2
    の種類のフィルムの中心線が第2の種類のフィルムを現
    像処理するラインの中心線と一致する第2の位置にそれ
    ぞれ停止するように、クリックストップ機構を設けたこ
    とを特徴とする請求項6記載のフィルム引き出し機構。
  8. 【請求項8】 第1の種類のフィルムの終端は第1のフ
    ィルム容器のスプールに固着されており、第1のフィル
    ムが終端まで引き出され、第1のフィルム容器が第1の
    種類のフィルムの引き出しに従ってフィルム引き出し方
    向に移動したことを検出し、第1の種類のフィルムの終
    端近傍を切断することを特徴とする請求項6又は7記載
    のフィルム引き出し機構。
  9. 【請求項9】 第1のフィルム容器のフィルム搬送方向
    の移動を検出する手段として、第1のフィルム容器に当
    接するレバーを旋回部材に回転可能に設け、検出部材の
    回転により、ばねで付勢されたカッタの係止を機械的に
    解除することを特徴とする請求項8記載のフィルム引き
    出し機構。
  10. 【請求項10】 第1のフィルム容器のフィルム搬送方
    向の移動を検出する手段として、第1のフィルム容器に
    当接するレバーを旋回部材に回転可能に設け、レバーの
    回転をセンサにより検出し、電気的にカッタを駆動する
    ことを特徴とする請求項8記載のフィルム引き出し機
    構。
  11. 【請求項11】 第2のフィルム容器はベース部材及び
    ベース部材に回転可能に軸支されたカバー部材からなる
    マガジンであり、容器保持テーブルと旋回部材との間に
    保持された状態で、前記レバーがベース部材の底部及び
    カバー部材の軸支点とは反対側の端部近傍に当接し、カ
    バー部材を開くことを特徴とする請求項9又は10記載
    のフィルム引き出し機構。
  12. 【請求項12】 少なくとも容器保持テーブルの移動方
    向における第1のフィルム容器と第2のフィルム容器の
    最大寸法がほぼ等しいことを特徴とする請求項2から1
    1のいずれかに記載のフィルム引き出し機構。
  13. 【請求項13】 容器保持テーブルは、少なくとも第1
    のフィルム容器及び第2のフィルム容器のいずれか一方
    を固定するための固定部材を有することを特徴とする請
    求項2から12のいずれかに記載のフィルム引き出し機
    構。
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