JPH11234098A - パルス信号復調回路 - Google Patents

パルス信号復調回路

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JPH11234098A
JPH11234098A JP10027639A JP2763998A JPH11234098A JP H11234098 A JPH11234098 A JP H11234098A JP 10027639 A JP10027639 A JP 10027639A JP 2763998 A JP2763998 A JP 2763998A JP H11234098 A JPH11234098 A JP H11234098A
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和夫 野田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パルス信号の復調を行う赤外線データ通信装
置の受信回路31において、背景ノイズ成分となる外乱
光の影響による誤動作パルスの発生を防止する。 【解決手段】 信号光3および外乱光4は、フォトダイ
オード32で光電変換され、アンプ33で増幅された
後、カップリングコンデンサ34でエッジ検出され、ア
ンプ36からコンパレータ37に入力されて、矩形波パ
ルスに整形される。前記アンプ33の出力はまた、前記
信号光3の周波数に対して充分遮断周波数の低い1次の
ローパスフィルタ41と、その出力を電圧/電流変換す
る電流源42とを備えるオートバイアスコントロール回
路40によって、アンプ33の入力側に帰還され、前記
外乱光4成分の補償を行う。したがって、アンプ33の
入出力間では、信号が1回微分された形となり、出力の
不所望な振動を防止し、誤動作パルスの発生を低減する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、赤外線データ受信
装置などで好適に実施され、光電変換素子などからの入
力パルス信号電流を矩形波パルスに整形するパルス信号
復調回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、IrDA(赤外線データ通信協議
会)によって、赤外線データ通信の規格が各種制定され
るとともに、その利便性の高さから、パーソナルコンピ
ュータや携帯情報端末を中心として、周辺装置との接続
に前記IrDAの規格に準拠した送受信装置を搭載した
製品が発売されるようになってきている。このような赤
外線データ通信装置では、図6で示すように、送信機1
から受信機2へ信号光3が空間伝送されるので、該信号
光の周波数に比べて、周波数の低い太陽光や照明光など
の外乱光4が、合わせて受信機2に入射することにな
る。したがって、背景ノイズとなる前記外乱光4の影響
を除去して、信号光3のみを抽出する必要がある。
【0003】図7は、前記受信機2における典型的な従
来技術の受信回路11の電気的構成を示すブロック図で
ある。送信機1からの信号光3および外乱光4は、フォ
トダイオード12によって光電変換され、該フォトダイ
オード12からは、入力光レベルに対応した電流がアン
プ13へ出力される。アンプ13は、フォトダイオード
12の出力電流を電圧変換するとともに、増幅を行う。
アンプ13からの出力は、カップリングコンデンサ14
およびプルアップ抵抗15を介してアンプ16に入力さ
れる。アンプ16からの出力は、コンパレータ17に与
えられ、該コンパレータ17によって、前記プルアップ
の電圧に対応して予め定められる検波電圧Vthでレベ
ル弁別され、その弁別結果の矩形波パルスが出力端子1
8から出力される。
【0004】前記アンプ13の出力電圧はまた、オート
バイアスコントロール回路20に与えられ、該オートバ
イアスコントロール回路20によって、前記外乱光4に
対応した低周波成分が抽出され、その低周波成分に対応
した電流が前記アンプ13の入力側に帰還される。こう
して、大きな外乱光4に対しても、アンプ13が飽和し
ないようになって、信号光3のみを抽出することができ
る。オートバイアスコントロール回路20は、2次のロ
ーパスフィルタ21,22と、電圧/電流変換を行う電
流源23とを備えて構成されている。
【0005】図8および図9は、上述のように構成され
た受信回路11の動作を説明するための波形図である。
図8は、前記外乱光4が比較的少ない状態を表してお
り、前記信号光3の波形が図8(a)で示されるとき、
アンプ16からは、前記カップリングコンデンサ14に
よって、図8(b)で示すように、前記信号光3の波形
の微分波形が出力されることになる。これを、コンパレ
ータ17は前記検波電圧Vthでレベル弁別し、出力端
子18へは、図8(c)で示すような出力が導出され
る。すなわち、前記外乱光4の少ない状態では、オート
バイアスコントロール回路20からアンプ13の入力側
に帰還される電流が小さく、カップリングコンデンサ1
4からは、前記信号光3に対応した高周波成分が抽出さ
れることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】これに対して、前記外
乱光4が比較的多い場合には、フォトダイオード12へ
の入力光には、図9(a)で示すように、前記信号光3
とともに外乱光4が重畳されており、アンプ13の入力
側へは、前記外乱光4に対応した電流が帰還されてい
る。したがって、アンプ13の入出力間では、見掛け
上、2次の微分が行われることになり、さらにカップリ
ングコンデンサ14を経た後のアンプ16からの出力
は、図9(b)で示すように振動を有するものとなり、
コンパレータ17から出力端子18へ導出される出力に
は、図9(c)において参照符α1,α2で示すよう
に、誤動作パルスが含まれることになる。
【0007】本発明の目的は、背景ノイズ成分による誤
動作パルスの発生を低減することができるパルス信号復
調回路を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るパ
ルス信号復調回路は、入力パルス信号電流からパルス信
号を復調する回路において、前記入力パルス信号電流を
増幅するアンプと、前記アンプの出力から高周波成分の
抽出を行うカップリングコンデンサと、前記カップリン
グコンデンサの出力を予め定めるレベルでレベル弁別す
ることによって、前記パルス信号を復調するコンパレー
タと、1次ローパスフィルタと電圧/電流変換回路とを
備えて構成され、前記アンプの出力から、復調すべきパ
ルス信号よりも低周波の背景ノイズ成分を抽出し、その
背景ノイズ成分に対応した電流を前記アンプの入力側に
帰還することによって、該背景ノイズ成分を抑制したパ
ルス信号を復調させるオートバイアスコントロール回路
とを含むことを特徴とする。
【0009】上記の構成によれば、入力パルス信号電流
から、カップリングコンデンサによって前記パルス信号
に対応した高周波成分を抽出し、コンパレータで波形整
形することによってパルス信号を復調するにあたって、
前記入力パルス信号電流を増幅するアンプに対して、オ
ートバイアスコントロール回路によって、背景ノイズ成
分に対応した電流を作成し、該アンプの入力側に帰還す
ることによって、該アンプの出力から前記背景ノイズ成
分の除去を行う。
【0010】このとき、前記オートバイアスコントロー
ル回路を1次のローパスフィルタと電圧/電流変換回路
とで構成することによって、前記アンプの入出力間で、
信号は1回微分された形となり、復調すべきパルス信号
に対して、不所望な振動の発生を抑制し、誤動作パルス
の発生を低減することができる。
【0011】また、請求項2の発明に係るパルス信号復
調回路では、前記オートバイアスコントロール回路は、
信号ラインに並列に介在される高域カットコンデンサ
と、該高域カットコンデンサの出力電圧がベースに与え
られて電流増幅を行う出力段の第1のトランジスタとを
備えることを特徴とする。
【0012】上記の構成によれば、第1のトランジスタ
によって、電流増幅を行うとともに、該第1のトランジ
スタのベース側のインピーダンス、すなわち該第1のト
ランジスタのエミッタ抵抗のhfe倍の抵抗rが大きく
なり、該抵抗rと高域カットコンデンサの静電容量Cと
から決定される遮断周波数fc(=1/2πCr)を、
前記静電容量Cが小さくても、パルス信号の周波数に対
して充分に低くすることができ、誤動作パルスの発生を
防止することができる。
【0013】さらにまた、請求項3の発明に係るパルス
信号復調回路では、前記オートバイアスコントロール回
路は、信号電流がエミッタに与えられ、ベース側が前記
高域カットコンデンサおよび第1のトランジスタのベー
スに接続される第2のトランジスタとをさらに備えるこ
とを特徴とする。
【0014】上記の構成によれば、第2のトランジスタ
によって、第1のトランジスタおよび高域カットコンデ
ンサに与えられる信号電流が1/hfeとなり、前記第
1のトランジスタのベース側のインピーダンスが高くな
って、さらに遮断周波数fcを低下することができる。
【0015】また、請求項4の発明に係るパルス信号復
調回路では、前記オートバイアスコントロール回路は、
前記第1のトランジスタの出力電流の増幅を行う第3の
トランジスタと、該第3のトランジスタのエミッタに電
流を供給するダイオード接続された第4のトランジスタ
とをさらに備えることを特徴とする。
【0016】上記の構成によれば、第1のトランジスタ
からアンプへ帰還される電流を、第3のトランジスタの
hfe倍することができ、背景ノイズ成分のレベルが大
きくても、それに対応した電流を帰還することができ
る。また、第3のトランジスタのエミッタ電位が低下し
ても、第4のトランジスタによって該第3のトランジス
タに充分エミッタ電流を供給することができるので、電
流供給能力を高めることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について、
図1〜図3に基づいて説明すれば以下の通りである。
【0018】図1は、本発明の実施の一形態の赤外線デ
ータ通信装置における受信回路31の概略的構成を示す
ブロック図である。送信機1からの信号光3および外乱
光4は、フォトダイオード32によって光電変換され、
該フォトダイオード32からは、入力光レベルに対応し
た電流がアンプ33へ出力される。アンプ33は、フォ
トダイオード32の出力電流を電圧変換するとともに、
増幅を行う。アンプ33からの出力は、カップリングコ
ンデンサ34およびプルアップ抵抗35を介してアンプ
36に入力される。アンプ36からの出力は、コンパレ
ータ37に与えられ、該コンパレータ37によって、前
記プルアップの電圧に対応して予め定められる検波電圧
Vthでレベル弁別され、その弁別結果の矩形波パルス
が出力端子38から出力される。前記アンプ33の出力
はまた、オートバイアスコントロール回路(ABCC)
40によって、前記外乱光4に対応した低周波成分が抽
出され、その低周波成分に対応した電流が前記アンプ3
3の入力側に帰還される。前記オートバイアスコントロ
ール回路40は、前記アンプ33の出力から、前記外乱
光4に対応した低周波信号成分を抽出する1次のローパ
スフィルタ41と、このローパスフィルタ41の出力を
電圧/電流変換して前記アンプ33の入力側に帰還する
電流源42とを備えて構成されている。
【0019】図2は、前記オートバイアスコントロール
回路40の具体的構成を示す電気回路図である。アンプ
33からの出力は、トランジスタQ2のベースに与えら
れる。このトランジスタQ2のコレクタは、ハイレベル
Vccの電源ライン43に接続され、エミッタは、抵抗
R2を介してローレベルGNDの電源ライン44に接続
される。前記トランジスタQ2と抵抗R2との接続点
は、トランジスタQ3のベースに接続されており、この
トランジスタQ3のコレクタは、高域カット用のコンデ
ンサCを介して前記電源ライン43に接続される。前記
トランジスタQ3のエミッタは、抵抗R3を介して前記
電源ライン44に接続され、これによって、前記アンプ
33の出力電圧が抵抗R3で電圧/電流変換されて、ト
ランジスタQ3とコンデンサCとの接続点aに現れる。
【0020】前記接続点aはまた、第1のトランジスタ
であるトランジスタQ1のベースに接続されており、こ
のトランジスタQ1のエミッタは、抵抗R1を介して前
記電源ライン43に接続され、コレクタ電流は、前記ア
ンプ33の入力に与えられる。前記トランジスタQ2,
Q3、抵抗R2,R3およびコンデンサCは、前記ロー
パスフィルタ41を構成し、トランジスタQ1および抵
抗R1は、前記電流源42を構成する。
【0021】上述のように構成されたオートバイアスコ
ントロール回路40では、ローパスフィルタ41の遮断
周波数fcは、コンデンサCの静電容量を参照符号と同
一で表し、コンデンサCが接続されていないときの接続
点aのインピーダンスであり、トランジスタQ1のエミ
ッタ抵抗と抵抗R1との合成抵抗のトランジスタQ1の
hfe倍の抵抗と、トランジスタQ3のコレクタ抵抗と
の並列抵抗値をrとするとき、 fc=1/2πCr …(1) となる。
【0022】したがって、前記アンプ33の出力電圧
は、接続点aに電圧/電流変換されて現れ、前記式1で
示す遮断周波数fc以下の成分がトランジスタQ1のh
fe倍されて、前記アンプ33の入力側に帰還される。
これによって、1次のローパスフィルタ41で充分な遮
断能力を得ることができる。
【0023】たとえば、カップリングコンデンサ34の
遮断周波数は、前記信号光3に対応した40kHzであ
り、前記遮断周波数fcは、前記図7で示す従来技術の
受信回路11のオートバイアスコントロール回路20で
は10kHzであったのに対して、本発明のオートバイ
アスコントロール回路40では100Hz程度とするこ
とができる。したがって、図3(a)で示すような外乱
光4の影響の大きい入射光に対しても、アンプ36の出
力波形には、図3(b)で示すように、前記図8(b)
と同様に不所望な振動がなく、したがってコンパレータ
37から出力端子38への出力パルスも、図3(c)で
示すように、誤動作パルスのないものとすることができ
る。
【0024】本発明の実施の他の形態について、図4に
基づいて説明すれば以下の通りである。
【0025】図4は、本発明の実施の他の形態のオート
バイアスコントロール回路50の電気回路図である。こ
のオートバイアスコントロール回路50は、前述のオー
トバイアスコントロール回路40に類似し、対応する部
分には同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
このオートバイアスコントロール回路50のローパスフ
ィルタ51では、前記アンプ33の出力は、トランジス
タQ11のベースに与えられており、このトランジスタ
Q11のエミッタは、電流/電圧変換用の抵抗R11お
よびダイオード接続されたトランジスタQ12を介し
て、前記電源ライン44に接続されている。前記トラン
ジスタQ11のコレクタは、トランジスタQ13および
抵抗R12を介して、前記電源ライン43に接続され
る。前記トランジスタQ13は、トランジスタQ14と
カレントミラー回路を構成しており、そのエミッタは、
抵抗R13を介して前記電源ライン43に接続され、コ
レクタは、トランジスタQ15のエミッタに接続され
る。トランジスタQ15のコレクタは、前記電源ライン
44に接続され、ベースは、カレントミラー回路を構成
するトランジスタQ16のベースおよびコレクタならび
にトランジスタQ17のベースに接続されている。トラ
ンジスタQ16,Q17のエミッタは、それぞれ前記電
源ライン44に接続され、トランジスタQ17のコレク
タは、前記コンデンサCおよびトランジスタQ1のベー
スに接続されている。
【0026】したがって、トランジスタQ17のコレク
タとトランジスタQ1のベースとの接続点aにコンデン
サCが接続されていないときの該接続点aのインピーダ
ンスは、前記トランジスタQ1のエミッタ抵抗(re
T /IE (VT =kT/Qであり、IE はコレクタ電
流である。))と抵抗R1との合成抵抗値のトランジス
タQ1のhfe倍の抵抗と、トランジスタQ17のコレ
クタ抵抗との並列抵抗値で決定され、該ローパスフィル
タ51の遮断周波数fcは、前記式1で求めることがで
きる。このローパスフィルタ51では、前記トランジス
タQ1のエミッタ電流を、トランジスタQ15を用いる
ことによって該トランジスタQ15の1/hfeとして
いる。したがって、前記接続点aのインピーダンスがさ
らに高くなり、遮断周波数fcをさらに低くして、外乱
光4の除去能力をさらに高めることができる。
【0027】本発明の実施のさらに他の形態について、
図5に基づいて説明すれば以下の通りである。
【0028】図5は、本発明の実施のさらに他の形態の
オートバイアスコントロール回路60の電気回路図であ
る。このオートバイアスコントロール回路60は、前述
のオートバイアスコントロール回路50に類似し、対応
する部分には同一の参照符号を付して、その説明を省略
する。このオートバイアスコントロール回路60では、
電流源62の出力用のトランジスタQ1に対して、もう
1つ出力用のトランジスタQ21が設けられており、こ
のトランジスタQ21のベースは、前記トランジスタQ
1のエミッタと抵抗R1の一端との接続点に接続され、
エミッタは、前記抵抗R1の他端とともに、抵抗R21
を介して前記電源ライン43に接続される。このトラン
ジスタQ21のコレクタからは、前記アンプ33の入力
へ出力電流が供給される。また、前記トランジスタQ2
1および抵抗R1と抵抗R21との接続点bは、ダイオ
ード接続されたトランジスタQ22および抵抗R22を
介して、前記電源ライン43に接続されている。
【0029】したがって、前記トランジスタQ15によ
ってトランジスタQ1のエミッタ電流が小さくなって
も、該トランジスタQ1のエミッタ電流がトランジスタ
Q21のhfe倍されてアンプ33へ出力されるので、
電流供給能力を高めることができ、外乱光4の強度が大
きくても、該外乱光4を除去して、誤動作パルスの発生
を防止することができる。また、入射光強度が大きくな
り、トランジスタQ21のエミッタ電流が増加し、接続
点bの電位が低下しても、抵抗R22およびトランジス
タQ22側から電流が供給されるので、さらに電流供給
能力を高めることができ、誤動作パルスの発生を防止す
ることができる。
【0030】
【発明の効果】請求項1の発明に係るパルス信号復調回
路は、以上のように、入力パルス信号電流からカップリ
ングコンデンサによって前記パルス信号に対応した高周
波成分を抽出し、コンパレータで波形整形することによ
ってパルス信号を復調するにあたって、前記入力パルス
信号電流を増幅するアンプに対して、1次のローパスフ
ィルタと電圧/電流変換回路とで構成されるオートバイ
アスコントロール回路によって、背景ノイズ成分に対応
した電流を作成して該アンプの入力側に帰還し、該アン
プの出力から背景ノイズ成分の除去を行う。
【0031】それゆえ、前記アンプの入出力間で、信号
は1回微分された形となり、復調すべきパルス信号に対
して、不所望な振動の発生を抑制し、誤動作パルスの発
生を低減することができる。
【0032】また、請求項2の発明に係るパルス信号復
調回路は、以上のように、前記オートバイアスコントロ
ール回路を、信号ラインに並列に介在される高域カット
コンデンサと、該高域カットコンデンサの出力電圧がベ
ースに与えられて電流増幅を行う出力段の第1のトラン
ジスタとを備えて構成する。
【0033】それゆえ、第1のトランジスタによって、
該第1のトランジスタのベース側のインピーダンス、す
なわち該第1のトランジスタのエミッタ抵抗のhfe倍
の抵抗rが大きくなり、該抵抗rと高域カットコンデン
サの静電容量Cとから決定される遮断周波数fc(=1
/2πCr)を、前記静電容量Cが小さくても、パルス
信号の周波数に対して充分に低くすることができ、誤動
作パルスの発生を防止することができる。
【0034】さらにまた、請求項3の発明に係るパルス
信号復調回路は、以上のように、前記オートバイアスコ
ントロール回路を、信号電流がエミッタに与えられ、ベ
ース側が前記高域カットコンデンサおよび第1のトラン
ジスタのベースに接続される第2のトランジスタとをさ
らに備えて構成する。
【0035】それゆえ、第2のトランジスタによって、
第1のトランジスタおよび高域カットコンデンサに与え
られる信号電流が1/hfeとなり、前記第1のトラン
ジスタのベース側のインピーダンスが高くなって、さら
に遮断周波数fcを低下することができる。
【0036】また、請求項4の発明に係るパルス信号復
調回路は、以上のように、前記オートバイアスコントロ
ール回路を、前記第1のトランジスタの出力電流の増幅
を行う第3のトランジスタと、該第3のトランジスタの
エミッタに電流を供給するダイオード接続された第4の
トランジスタとをさらに備えて構成する。
【0037】それゆえ、第1のトランジスタからアンプ
へ帰還される電流を、第3のトランジスタのhfe倍す
ることができ、背景ノイズ成分のレベルが大きくても、
それに対応した電流を帰還することができる。また、第
3のトランジスタのエミッタ電位が低下しても、第4の
トランジスタによって該第3のトランジスタに充分エミ
ッタ電流を供給することができるので、電流供給能力を
高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の赤外線データ通信装置
における受信回路の概略的構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1で示す受信回路における本発明の実施の一
形態のオートバイアスコントロール回路の電気回路図で
ある。
【図3】図2で示すオートバイアスコントロール回路の
動作を説明するための波形図である。
【図4】図1で示す受信回路における本発明の実施の他
の形態のオートバイアスコントロール回路の電気回路図
である。
【図5】図1で示す受信回路における本発明の実施のさ
らに他の形態のオートバイアスコントロール回路の電気
回路図である。
【図6】赤外線データ通信装置の構成を概略的に示す図
である。
【図7】典型的な従来技術の赤外線データ通信装置の受
信回路の電気的構成を示すブロック図である。
【図8】図7で示す受信回路の外乱光の比較的少ない状
態での動作を説明するための波形図である。
【図9】図7で示す受信回路の外乱光の比較的多い状態
での動作を説明するための波形図である。
【符号の説明】
1 送信機 2 受信機 3 信号光 4 外乱光 31 受信回路 32 フォトダイオード 33 アンプ 34 カップリングコンデンサ 35 プルアップ抵抗 36 アンプ 37 コンパレータ 40 オートバイアスコントロール回路 41 ローパスフィルタ 42 電流源(電圧/電流変換回路) 50 オートバイアスコントロール回路 51 ローパスフィルタ 60 オートバイアスコントロール回路 62 電流源(電圧/電流変換回路) C コンデンサ Q1 トランジスタ(第1のトランジスタ) Q2,Q3;Q11〜Q14,Q16,Q17 トラ
ンジスタ Q15 トランジスタ(第2のトランジスタ) Q21 トランジスタ(第3のトランジスタ) Q22 トランジスタ(第4のトランジスタ) R1〜R3;R11〜R13;R21,R22 抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04B 10/22

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力パルス信号電流からパルス信号を復調
    する回路において、 前記入力パルス信号電流を増幅するアンプと、 前記アンプの出力から高周波成分の抽出を行うカップリ
    ングコンデンサと、 前記カップリングコンデンサの出力を予め定めるレベル
    でレベル弁別することによって、前記パルス信号を復調
    するコンパレータと、 1次ローパスフィルタと電圧/電流変換回路とを備えて
    構成され、前記アンプの出力から、復調すべきパルス信
    号よりも低周波の背景ノイズ成分を抽出し、その背景ノ
    イズ成分に対応した電流を前記アンプの入力側に帰還す
    ることによって、該背景ノイズ成分を抑制したパルス信
    号を復調させるオートバイアスコントロール回路とを含
    むことを特徴とするパルス信号復調回路。
  2. 【請求項2】前記オートバイアスコントロール回路は、
    信号ラインに並列に介在される高域カットコンデンサ
    と、該高域カットコンデンサの出力電圧がベースに与え
    られて電流増幅を行う出力段の第1のトランジスタとを
    備えることを特徴とする請求項1記載のパルス信号復調
    回路。
  3. 【請求項3】前記オートバイアスコントロール回路は、
    信号電流がエミッタに与えられ、ベース側が前記高域カ
    ットコンデンサおよび第1のトランジスタのベースに接
    続される第2のトランジスタとをさらに備えることを特
    徴とする請求項2記載のパルス信号復調回路。
  4. 【請求項4】前記オートバイアスコントロール回路は、
    前記第1のトランジスタの出力電流の増幅を行う第3の
    トランジスタと、該第3のトランジスタのエミッタに電
    流を供給するダイオード接続された第4のトランジスタ
    とをさらに備えることを特徴とする請求項3記載のパル
    ス信号復調回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN116381592A (zh) * 2023-03-01 2023-07-04 深圳市科陆精密仪器有限公司 抗电磁干扰的装置、方法

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