JPH11234472A - 密着型イメージセンサとその駆動方法及び光電変換装置と画像読取装置 - Google Patents

密着型イメージセンサとその駆動方法及び光電変換装置と画像読取装置

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JPH11234472A
JPH11234472A JP10037593A JP3759398A JPH11234472A JP H11234472 A JPH11234472 A JP H11234472A JP 10037593 A JP10037593 A JP 10037593A JP 3759398 A JP3759398 A JP 3759398A JP H11234472 A JPH11234472 A JP H11234472A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 解像度切り換え時に、解像度に応じた読み取
り速度が実現可能で、かつ高速な密着型イメージセン
サ、及び密着型イメージセンサに好適な光電変換装置を
提供することを課題とする。 【解決手段】 本発明の密着型イメージセンサは、複数
の受光素子が第1の光学解像度で配置された受光素子ア
レイ、該受光素子の信号を順次読み出す走査手段、該走
査手段のスタート信号を遅延させる遅延手段、該走査手
段による読み出し動作が終了する前に次段の光電変換装
置の走査手段のスタート信号を出力するスタート信号出
力手段、該第1の光学解像度と、該第1の光学解像度よ
り小なる第2の光学解像度とを切り換える解像度切り換
え手段を有する光電変換装置が複数実装されて構成さ
れ、該光電変換装置は、複数の上記スタート信号出力手
段を有し、該複数のスタート信号出力手段を切り換え
る、スタート信号切り換え手段を有することを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1次元の光電変換
素子とこれを駆動する駆動回路とを備えた光電変換装置
を複数実装した密着型イメージセンサ及びその駆動方法
に関するものであり、更に詳しくは、解像度切り換え機
能を有する密着型イメージセンサ、及び密着型イメージ
センサの駆動方法に用いる光電変換装置、ならびに2次
元の画像を読み出すイメージスキャナやファクシミリ、
電子複写機等に用いる画像読取装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来技術】近年、情報処理システムの分野では、1次
元の画像読み取り装置として、従来の光学系を用いた縮
尺系のラインセンサに対して、複数の半導体光センサチ
ップをマルチ実装した、等倍系の密着型イメージセンサ
の開発が積極的に行われている。
【0003】(従来技術1)例えば、特開平5−227
362号公報には、新規に解像度制御用のコントロール
端子を設け、ユーザが利用条件にあわせて解像度を切り
換えることが可能な密着型イメージセンサが提案されて
いる。
【0004】図7は当該公開公報に提案されている密着
型イメージセンサ用集積回路の回路図である。この従来
技術においては、イメージセンサチップにコントロール
端子(125)を設け、その端子にユーザが、ハイレベ
ルまたはローレベルの信号を入力することにより高解像
度モードと低解像度モードの解像度切り換えを実現して
いる。図7について概略説明すれば、スタートパルスS
Iと、クロックパルスCLKとをシフトレジスタ群10
4に供給する。スタートパルスSIによってシフトレジ
スタ104aが起動されると、その出力はノアゲート1
21aおよびアンドゲート120aを通ってチャンネル
セレクトスイッチ103aに入力され、これをオンに
し、フォトセル101aからの信号を信号ライン107
aに取り出す。他のシフトレジスタ104b〜104f
も順次起動していき、各フォトセル101b〜101l
からの信号を信号来か107a,107bに出力する。
【0005】ここで、コントロール信号入力端子125
にコントロール信号”H”が入力されると、アナログス
イッチ110a,110b,122a,122bが切り
換えられ、画像出力端子111に16ドット/ミリの読
み取り密度で画像信号が得られる。また、コントロール
信号入力端子125にコントロール信号”L”が入力さ
れると、アナログスイッチ110aが常にオン状態とな
り、画像出力端子111にはフォトセル101a〜10
1l全体の半分の8ドット/ミリの読み取り密度で画像
信号が得られる。つまり、センサIC上のフォトセル1
01a〜101lは常に全数が動作しているが、外部に
出力画像信号を取り出す際に、コントロール信号によっ
て一部を間引いて出力させることができる。そのため、
画像信号の電圧レベルは常に一定となり、後段の画像処
理回路の構成は従来のもので対応が可能となる。
【0006】(従来技術2)一方、高速化の要求に対し
て、例えば、特開平2−210950号公報にはスター
ト信号を遅延させる手段を有するイメージセンサチッ
プ、及び密着型イメージセンサが提案されており、セン
サ信号を読み出す前に定電流回路を立ち上げることによ
り、高速読み出しを実現している。すなわち、受光要素
を有するイメージセンサチップを複数個配列することに
よって構成されるマルチチップ型の光電変換装置に用い
られるイメージセンサチップ及びこれを用いた光電変換
装置において、受光要素による光信号読み出し動作のス
タート信号を遅延させる遅延手段と、前記光信号読み出
し動作が終了する前に、示談のイメージセンサチップに
対するスタート信号に用いられる信号を有し、前記光信
号読み出し信号を増幅する増幅回路内の定電流回路を、
前記遅延手段の遅延開始を示すスタート信号によって、
立ち上げることを特徴としている。
【0007】また、特開平2−210949号公報に
は、上記特開平2−210950号公報に用いる1チッ
プの構成を示しており、クロック信号のハイレベルに同
期する内部クロックΦ1、クロック信号のローレベルに
同期する内部クロックΦ2を用いてシフトレジスタを駆
動するイメージセンサチップ、及び密着型イメージセン
サが提案されており、これによりデューティ100%の
高速読み出しを実現している。
【0008】図8に、従来例として、上記特開平2−2
10949号公報及び特開平2−210950号公報に
記載された内容から想定されるイメージセンサチップの
等価回路図を示す。
【0009】図8において、光電変換装置(1、1′、
1″)がマルチ実装されており、各光電変換装置を駆動
するクロック(CLK)、及びスタートパルス(SP)
が共通接続されている。また、各光電変換装置(1、
1′、1″)は、Nbitの遅延手段(Nbitプレシ
フトレジスタ2、2′、2″)、Kbitのシフトレジ
スタ(3、3′、3″)、Kbitの受光素子アレイ
(4、4′、4″)、タイミング発生回路(5、5′、
5″)、信号出力アンプ(6、6′、6″)を有してい
る。
【0010】また、次チップスタート信号(9、9′、
9″)は各光電変換装置のビットが読み出しを終了する
時よりNビット前(K−Nビット)時の信号を、シフト
レジスタ3、3′、3″の最終レジスタの手前Nビット
部分から次チップのスタート信号として出力する。
【0011】また、クロック信号CLKとスタートパル
ス信号SPにより駆動されるタイミング発生回路(5、
5′、5″)により、受光素子4、4′、4″を駆動す
るパルス、及び、シフトレジスタ3、3′、3″を駆動
する駆動パルスΦ1(7、7′、7″)、Φ2(8、
8′、8″)が生成される。スタートパルス信号SPが
各イメージセンサチップに共通に接続されているのは、
各イメージセンサチップの動作開始の同期を取るためで
ある。
【0012】また、信号出力アンプ6、6′、6″は、
受光素子アレイ4、4′、4″からシフトレジスタのシ
フト信号によってオン/オフするスイッチを介して1本
の信号出力線に読み出される画像信号を増幅し、タイミ
ング発生回路5、5′、5″の制御信号によって信号出
力Voutされる。なお、信号出力アンプ6、6′、
6″内には定電流回路が備えられ、スタート信号の入力
と同時に、電源供給が始まり、スタート信号からNビッ
トのクロック信号入力時には定常の増幅動作を可能とし
ている。
【0013】図9はCLKに対するシフトレジスタ3の
駆動パルスΦ1(7、7′、7″)、Φ2(8、8′、
8″)のタイミングチャートである。
【0014】尚、図9は、図8における遅延手段2を4
ビットとした場合のタイミングである。従って、シフト
レジスタ3,3’,3”はスタートパルス信号SPから
4ビット遅延して、最初のシフトレジスタの動作を開始
する。
【0015】ここで、図9に示すように、シフトレジス
タ3の駆動パルスΦ1(7、7′、7″)はCLKのハ
イレベルに同期したパルスとなり、Φ2(8、8′、
8″)はCLKのローレベルに同期したパルスとなる。
信号出力VoutはΦ1、Φ2に同期して取り出され
る。従って、シフトレジスタ3の1bit目がΦ1に対
応する場合、奇数bitはΦ1同期、偶数bitはΦ2
同期の信号出力となる。
【0016】同図Aは光電変換装置(1)の信号出力、
同図Cは光電変換装置(1′)の信号出力、同図Eは光
電変換装置(1″)の信号出力であり、全体の信号出力
Voutは図に示すようになる。また、各々の光電変換
装置は、最終ビットの4ビット前の信号を次の光電変換
装置のスタート信号(B,D)として出力している。
【0017】こうして、マルチチップ型の密着型イメー
ジセンサとして大きな原稿を直接読み出すことが可能と
なり、チップ間の読み出し休息時間や、信号出力レベル
の差異をなくすことができる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術1に開示されている密着型イメージセンサの解
像度切り換え方式においては、画素を読み飛ばすことに
より解像度を切り換えているため、例えば、クロックレ
ートが同一の場合には、解像度を半分にしても読み出し
時間は、解像度が通常の場合でも半分の場合でも変わら
ない。仮に、受光素子が600dpiの光学解像度で配
置され、高解像度モードで600dpi、低解像度モー
ドで300dpiの解像度が得られるとすると、例え
ば、600dpi時に6msec/lineの読み取り
速度が得られる場合、300dpi時でも6msec/
lineの読み取り速度となり、解像度を落としても読
み取り速度が変わらない。従って、同一のクロックレー
トを用いて600dpi時に5msec/lineの読
み取り速度、300dpi時に3msec/lineの
読み取り速度というように、解像度に応じた読み取り速
度を実現することができないという問題がある。
【0019】また、奇数ビットと偶数ビットの信号出力
線が分離しているため、偶数ビットと奇数ビットのレベ
ル差も生じやすいという問題もある。
【0020】更に、従来技術1で開示されている解像度
切り換えを従来技術2で開示されている密着型イメージ
センサに適用した場合には、解像度切り換え時に光電変
換装置の継ぎ目の部分で、不連続部が生じるという問題
が生じる。
【0021】例えば、従来技術2において、プレシフト
レジスタのビット数を10ビットとすると、高解像度モ
ード時には次チップスタート信号を出力してから10ビ
ット後に次の光電変換装置の1ビット目が出力されるた
め光電変換装置の継ぎ目の部分での信号は不連続になら
ないが、低解像度モード時には次チップスタート信号が
出力されてから5ビット後に信号出力が終了するため、
次の光電変換装置の1ビット目が出力されるまでの間、
5ビット分の不連続部分が光電変換装置の継ぎ目で生じ
ることになる。従って、従来技術2を従来技術1に用い
ようとしても、連続性のある高解像度と低解像度の画像
信号を得ることは困難である。
【0022】(本発明の目的)本発明の目的は、解像度
切り換え時に、解像度に応じた読み取り速度が実現可能
で、かつ高速な密着型イメージセンサ、及び密着型イメ
ージセンサに好適な光電変換装置を提供することにあ
る。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、本発明は、複数の受光素子が第1の解像度で配置
された受光素子アレイと、該受光素子の信号を順次読み
出す走査手段と、該走査手段のスタート信号を遅延させ
る遅延手段と、前記第1の解像度と前記第1の解像度よ
り小なる第2の解像度とを切り換える解像度切り換え手
段と、を有する光電変換装置を複数実装されて構成され
る密着型イメージセンサにおいて、前記光電変換装置
は、前記走査手段による読み出し動作が終了する前に次
段の光電変換装置の走査手段のスタート信号を前記解像
度切り換え手段の切り換えに応じて複数種類出力するス
タート信号出力手段と、前記複数のスタート信号出力手
段を切り換えるスタート信号切り換え手段を有すること
を特徴とする。
【0024】また、本発明は、複数の受光素子が第1の
解像度で配置された受光素子アレイと、該受光素子の信
号を順次読み出す走査手段と、該走査手段のスタート信
号を遅延させる遅延手段と、前記第1の解像度と前記第
1の解像度より小なる第2の解像度とを切り換える解像
度切り換え手段と、を有する光電変換装置を複数実装さ
れて構成される密着型イメージセンサの駆動方法におい
て、前記光電変換装置は前記走査手段による読み出し動
作が終了する前に次段の光電変換装置の走査手段のスタ
ート信号を出力し、前記スタート信号に従って前記遅延
手段の遅延時間を切り換え、且つ前記解像度切り換え手
段に前記解像度を切り換えることを特徴とする。
【0025】又、本発明は複数の受光素子を含む光電変
換装置を複数接続した密着型イメージセンサにおいて、
解像度を選択する選択手段と、それぞれの前記光電変換
装置内で前記選択手段により選択された解像度に対応し
て前記受光素子から信号を読み出す読出手段と、1つの
前記光電変換装置から次段の前記光電変換装置内に供給
される読み出しスタート信号により開始されるスタート
タイミングを、選択された解像度に応じて変更する変更
手段と、を有することを特徴とする。
【0026】さらに、本発明は、複数の受光素子が第1
の解像度で配置された受光素子アレイと、該受光素子の
信号を順次読み出す走査手段と、該走査手段のスタート
信号を遅延させる遅延手段と、前記第1の解像度と前記
第1の解像度より小なる第2の解像度とを切り換える解
像度切り換え手段と、を有する光電変換装置において、
前記複数の受光素子の最終読み出し受光素子から手前の
所定の受光素子読み出しタイミングに従ってスタート信
号を読み出しタイミングとして出力し且つ前記第1又は
第2の解像度の切り換えに応じて前記読み出しタイミン
グを切り換えることを特徴とする。
【0027】さらにまた、本発明は、複数の受光素子が
第1の解像度で配置された受光素子アレイと、該受光素
子の信号を順次読み出す走査手段と、該走査手段のスタ
ート信号を遅延させる遅延手段と、前記第1の解像度と
前記第1の解像度より小なる第2の解像度とを切り換え
る解像度切り換え手段と、を有する光電変換装置を複数
実装されて構成される密着型イメージセンサを備えた電
子複写機において、前記光電変換装置は、前記走査手段
による読み出し動作が終了する前に次段の光電変換装置
の走査手段のスタート信号を複数種類出力するスタート
信号出力手段と、前記複数のスタート信号出力手段を切
り換えるスタート信号切り換え手段とを有することを特
徴とする。
【0028】(作用)本発明においては、マルチチップ
実装された密着型イメージセンサにおいて、次のチップ
のシフトレジスタを起動するスタート信号を解像度切り
換え信号により選択する手段を設けているため、解像度
切り換え時においても、光電変換装置の継ぎ目において
不連続ビットが生じない。
【0029】また、本発明は、4画素(a,b,c,
d)を1ブロックとし、高解像度モードでは同期クロッ
クΦ1でa,cのビットを、同期クロックΦ1に反転し
た同期クロックΦ2でb,dのビットを駆動し、低解像
度モードでは、同期クロックΦ1でa+bのビットを、
同期クロックΦ2でc+dのビットを画素加算により読
み出す手段を設けているため、同一のクロックレートを
用いても、解像度に応じた読み取りスピードが実現可能
となる。また、解像度を複数段階に分けて、それぞれの
解像度に応じて、隣接のチップの読み出し用スタート信
号を送出することにより、一連の受光素子の読み出しに
途切れを生じさせないようにしている。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施形態につ
いて、図面を用いて詳細に説明する。
【0031】(実施形態1)図1は本発明の実施形態1
における光電変換装置を用いた密着型イメージセンサの
回路ブロック図、図2は図1における8ビット分のシフ
トレジスタと受光素子の回路ブロック図、図4は図2の
動作を示すタイミングチャート、図3は4画素分の受光
素子の等価回路図である。
【0032】図1において、光電変換装置(1、1′)
がマルチ実装され、密着型イメージセンサが形成されて
いる。尚、同図には2チップ分のみを図示しているが、
本実施形態では例えば15チップを1列に配置しマルチ
実装して、密着型イメージセンサを構成している。
【0033】各々の光電変換装置1,1’には、光電変
換装置を駆動するクロック(CLK)、スタートパルス
(SP)、解像度切り換え信号(MODE)が共通接続
されている。
【0034】また、本実施形態においては、MODE信
号がハイレベルの場合は高解像度モード(600dp
i)、MODE信号がローレベルの場合は低解像度モー
ド(300dpi)の解像度が得られる構成としてい
る。
【0035】さらに、本実施形態の各々の光電変換装置
(1、1′)は、4bitの遅延を有するプレシフトレ
ジスタ(2、2′)、シフトレジスタ(3、3′)、3
44ビットの受光素子アレイ(4、4′)、タイミング
発生回路(5、5′)、信号出力アンプ(6、6′)を
有している。ここで、シフトレジスタ(3、3′)は4
ビット分のシフトレジスタブロック(11)から構成さ
れている。
【0036】また、高解像度モード時のスタート信号
(9−1、9′−1)、及び低解像度時のスタート信号
(9−2、9′−2)をスタート信号切り換え手段(1
0、10′)を用いて選択することにより、次チップス
タート信号(9、9′)が得られる構成となっている。
【0037】また、次チップスタート信号(9、9′)
を切り換える切り換え手段10は、次チップスタート信
号(9、9′)を次段に出力するようなスタート信号を
送る側のチップに設けた構成のみでなく、複数のスター
ト信号が次段に出力された後に、次チップスタート信号
切り換え手段10から出力されるようなスタート信号を
受け取る側のチップに設けた構成のものでもよい。ま
た、低解像度読み出しの場合に、隣り合う2画素を加算
して読み出すだけではなく、例えば偶数ビットの画素を
間引いて読み出すことも可能である。
【0038】図2は8ビット分のシフトレジスタと受光
素子の回路ブロック図である。シフトレジスタは4ビッ
トを1ブロックとするシフトレジスタブロック(11)
から構成されており、シフトレジスタブロック(11)
はΦ1同期の1ビットシフトレジスタ(12−1〜12
−4)、Φ2同期の1ビットシフトレジスタ(13−1
〜13−4)、及びモード信号を切り換えるアナログス
イッチ(S11〜S27)で構成されている。
【0039】また、シフトレジスタブロック(11)は
読み出しパルス線(Φa1〜Φd2)で受光素子(a1
〜d2)と接続されている。
【0040】図3は図2における受光素子4画素分の等
価回路であり、各々の受光素子(a1〜d1)は、光電
変換手段となるホトダイオード(PDa〜PDd)、読
み出しスイッチ(M1a〜M1d)、信号転送スイッチ
(M2a〜M2d)、MOSソースホロア(M3a〜M
3d)、上記光電変換手段をリセットする手段であるリ
セットスイッチ(M4a〜M4d)、一時的に電荷を蓄
積する蓄積容量(Ca〜Cd)で構成されている。
【0041】以下、本実施形態の動作について説明す
る。
【0042】図3に示す各受光素子a1〜d1におい
て、ホトダイオード(PDa〜PDd)にて光電変換に
より生成した光キャリアはMOSソースホロア(M3a
〜M3d)で電荷電圧変換され、信号転送パルス(Φ
T)にて全画素一括で蓄積容量(Ca〜Cd)に転送さ
れる。続いて、シフトレジスタ11から順次ハイとなる
読み出しパルス(Φa1〜Φd1)によって順次読み出
しスイッチ(M1a〜M1d)をオン状態にし、共通信
号線(14)に信号電圧が容量分割し読み出される。
【0043】本実施形態においては、高解像度モード時
には読み出しパルス(Φa1〜Φd1)は順次オンして
いくが、低解像度モード時には、隣接する2ビット、す
なわちシフトレジスタ11から走査するΦa1とΦb1
が同時にオンし、続いてΦc1とΦd1が同時にオンす
る構成となる。従って、低解像度モードにおいては2画
素の容量分割加算により、信号電圧を高解像度モード時
より大きくすることが可能となる。尚、上記の容量分割
加算については、例えば、特開平4−4682号公報に
開示されている。
【0044】次に、図2、図3を用いてシフトレジスタ
部の動作を説明する。
【0045】図2において、MODE信号がハイレベル
の場合は、S11、S21、S16、S17、S26、
S27のアナログスイッチがオフ状態となり、一方、S
12、S13、S14、S15、S22、S23、S2
4、S25がオン状態となる。従って、解像度切り換え
の無い、通常のシフトレジスタ動作となり、各受光素子
用の読み出し制御パルスΦa1からΦd2までは時系列
的に順次オン状態となる。なお、図2においては、画像
信号の出力線を図示していないが、制御パルスΦa1か
らΦd2による順次ハイとなるのに同期して、各受光素
子a1からd2の受光電荷が出力線に出力される。
【0046】次に、MODE信号がローレベルの場合
は、S11、S21、S16、S17、S26、S27
のアナログスイッチがオン状態となり、一方、S12、
S13、S14、S15、S22、S23、S24、S
25がオフ状態となる。従って、シフトレジスタ(12
−1)にシフトパルスが入力されると、シフトレジスタ
(12−1)からΦa1とΦb1がΦ1同期で出力さ
れ、a1とb1の受光素子の信号を同時に読み出す。続
いて、シフトパルスはアナログスイッチS11を介して
シフトレジスタ(13−2)に入力され、シフトレジス
タ(13−2)からΦc1とΦd1がΦ2同期で出力さ
れ、c1とd1の受光素子の信号を同時に読み出す。本
低解像度読み出しのモードの場合も、不図示の出力線に
受光素子a1とb1、c1とd1、a2とb2、c2と
d2というように対の受光素子の加算電荷が順次読み出
される。
【0047】このとき、シフトレジスタ(13−1)と
シフトレジスタ(12−2)はシフトパルスが入力され
ないため動作しない。同様にして、シフトレジスタ(1
2−3)からΦa2とΦb2がΦ1同期で出力され、a
2とb2の受光素子の信号を同時に読み出し、シフトレ
ジスタ(13−4)からΦc2とΦd2がΦ2同期で出
力され、c2とd2の受光素子の信号を同時に読み出
す。
【0048】以上の動作のタイミングチャートを図4に
示す。図4において、クロック信号CLKと、同期信号
Φ1,Φ2が高解像度モードと低解像度モードに共通に
供給され、シフトレジスタのスタート信号SRがハイと
なると共に高解像度モードと低解像度モードのそれぞれ
の画像信号出力が得られる。同図より、同一のクロック
レートにおいて、低解像度モードにおいては、高解像度
モード時の2倍の読み出し速度で読み出すことが可能で
あることがわかる。
【0049】次に、次チップスタート信号の切り換え手
段について説明する。
【0050】図1において、プレシフトレジスタ(2、
2′)は4ビットの遅延を有するため、4ビット前の信
号を次チップのスタート信号として出力しなければなら
ない。プレシフトレジスタ(2、2′)によって、スタ
ート信号SPから時間調節の必要がなく、前段の光電変
換装置の読み出しが終了した後、同一タイミングに従っ
て空隙のない連続的な画像信号を得ることができる。従
って、高解像度モードの場合には、光電変換装置(1、
1′)はそれぞれ344ビットの信号を有するため、3
41ビット目のシフトレジスタ信号(9−1、9′−
1)を次チップスタート信号として用いる。
【0051】また、低解像度モードにおいては、2画素
加算信号が1ビットとなるため、光電変換装置(1、
1′)は等価的に177ビットの信号を有することにな
る。従って、受光素子換算で337ビット目のシフトレ
ジスタ信号(9−2、9′−2)を次チップスタート信
号として用いる。すなわち、次チップスタート信号を切
り換えるスタート信号切り換え手段を設けることによ
り、解像度を切り換えても光電変換装置の継ぎ目の部分
において画素信号は連続性を保つことが可能となる。
【0052】尚、上記実施形態においては、光電変換装
置のビット数を344ビットとしたが、4の倍数のビッ
ト数であれば幾つでも構わない。
【0053】また、解像度も[高解像モード/低解像モ
ード]が[600dpi/300dpi]の場合に限ら
ず、例えば、[400dpi/200dpi]等の解像
度でも構わない。
【0054】更に、本実施形態は高解像度モードと低解
像度モードの解像度比が2倍の場合を示したが、例え
ば、6画素を1ブロックとし、光電変換装置の画素数を
6の倍数とすることで、[600dpi/200dp
i]の切り換えのように、解像度比を3倍に設定するこ
とも容易である。
【0055】また、電子複写機として、上記密着型イメ
ージセンサを読み出す方向を主走査方向とし、その主走
査方向に垂直な方向を副走査方向として、機構的に副走
査方向にも画像原稿に対応して走査することにより、2
次元状の読み取り信号を得て、この読み取り信号に応じ
て光学感光体に露光することにより、且つ複数の解像度
に応じて被転写紙に転写することができ、機能的な自由
度を増加することができる。
【0056】(実施形態2)図5は本発明の実施形態2
における光電変換装置を用いた密着型イメージセンサの
回路ブロック図である。
【0057】本実施形態においては、上記実施形態1に
対して、更に解像度制御用の端子(MODE2)を追加
し、高解像度モード(1200dpi)、中解像度モー
ド(600dpi)、低解像度モード(300dpi)
の3種類の解像度切り換えが可能な構成を示している。
但し、各モードの解像度数は例示であり、目的に応じて
任意に設定できるものである。
【0058】図5において、各々の光電変換装置(1、
1′)は、4bitの遅延を有するプレシフトレジスタ
(2、2′)、光信号を順次読み出すためのシフトレジ
スタ(3、3′)、688ビットの受光素子アレイ(1
7、17′)、タイミング発生回路(5、5′)、信号
出力アンプ(6、6′)を有している。ここで、シフト
レジスタ(3、3′)は8ビット分のシフトレジスタブ
ロック(16)から構成されている。また、高解像度モ
ード時のスタート信号(9−1、9′−1)、中解像度
モード時のスタート信号(9−3、9′−3)及び低解
像度時のスタート信号(9−2、9′−2)を、スター
ト信号切り換え手段(10、10′)を用いて選択する
ことにより、次チップスタート信号(9、9′)が得ら
れる構成となっている。
【0059】図6にスタート信号切り換え回路10の概
略図を示す。図において、MODE1,2の入力に対し
て、高解像度モード時のスタート信号(9−1、9′−
1)、中解像度モード時のスタート信号(9−3、9′
−3)、及び低解像度時のスタート信号(9−2、9′
−2)に対応した次チップスタート信号(9、9′)を
得ることのできる構成例を示す。本例のように切り換え
回路10は、2つの各ビットのMODE1,2から3種
の信号を選択出力すればよく、論理回路としては、種々
の回路が想定されるので、詳細な説明は省略する。
【0060】また、次チップスタート信号(9、9′)
を切り換える切り換え手段10は、次段に出力するよう
な送る側のチップに設けた構成のみでなく、複数のスタ
ート信号が次段に出力された後に、スタート信号を受け
取る側のチップに設けた構成のものでもよい。また、低
解像度読み出しの場合に、隣り合う2画素を加算して読
み出すだけではなく、例えば偶数ビットの画素を間引い
て読み出すことも可能である。
【0061】本実施形態においては、高解像度モード時
は1画素で1ビット、中解像度モード時は2画素加算に
より2画素で1ビット、低解像度モード時は4画素加算
により4画素で1ビットとなる。従って、シフトレジス
タブロック(16)は8画素分が1ブロックとなり、実
施形態1と同様に構成することができる。
【0062】本実施形態に示すように、本発明において
は、解像度モードを3種類、もしくはそれ以上に設定す
ることも可能であり、かつ、各々の解像度に応じた読み
取り速度が実現でき、光電変換装置の継ぎ目においても
信号の不連続を生じさせないようにすることが可能とな
る。
【0063】また、本発明は1次元光電変換装置のみな
らず、2次元光電変換装置に応用しても有効であること
は言うまでもない。本発明を2次元光電変換装置に応用
する場合は画素レベルの解像度切り換えの他に、水平方
向のみの解像度切り換え、垂直方向のみの解像度切り換
え等も実現可能である。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明により、解
像度切り換え時においても光電変換装置の継ぎ目におい
て信号が不連続にならず、かつ、解像度に応じた読み取
り速度が得られるため、その効果は絶大である。
【0065】また、当該密着型イメージセンサを用いた
電子複写機等に用いることにより、高画質、通常画質等
という被転写紙に要求される画質に応じて出力すること
ができ、機能上の自由度を増加できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1における密着型イメージセ
ンサの回路ブロック図である。
【図2】本発明の実施形態による8ビット分のシフトレ
ジスタと受光素子の回路ブロック図である。
【図3】本発明の実施形態による受光素子の等価回路図
(4画素分)である。
【図4】本発明の実施形態による動作を示すタイミング
チャートである。
【図5】本発明の実施形態2における光電変換装置を用
いた密着型イメージセンサの回路ブロック図である。
【図6】本発明の実施形態によるスタート信号切り換え
回路の一例の回路図である。
【図7】従来技術(1)における密着型イメージセンサ
用集積回路の回路図である。
【図8】従来技術(2)におけるイメージセンサチップ
の等価回路図である。
【図9】従来技術(2)におけるタイミングチャートで
ある。
【符号の説明】
1、1′ 光電交換装置 2、2′ プレシフトレジスタ 3、3′ シフトレジスタ 4、4′ 受光素子アレイ 5、5′ タイミング発生回路 7、7′ シフトレジスタ駆動パルス(Φ1) 8、8′ シフトレジスタ駆動パルス(Φ2) 9、9′ 次チップスタート信号線 9−1、9−1′ 高解像モード時スタート信号線 9−2、9−2′ 低解像モード時スタート信号線 10、10′ スタート信号切り換え手段 11 シフトレジスタブロック(4ビット分) 12−1〜12−4′ Φ1同期1ビットシフトレジス
タ 13−1〜13−4′ Φ2同期1ビットシフトレジス
タ 14 共通信号線 a1〜d2 受光素子 Φa1〜Φd2 a1〜d2読み出しパルス M1a〜M1d 読み出しスイッチ M4a〜M4d リセットスイッチ PDa〜PDd ホトダイオード

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の受光素子が第1の解像度で配置さ
    れた受光素子アレイと、該受光素子の信号を順次読み出
    す走査手段と、該走査手段のスタート信号を遅延させる
    遅延手段と、前記第1の解像度と前記第1の解像度より
    小なる第2の解像度とを切り換える解像度切り換え手段
    と、を有する光電変換装置を複数実装されて構成される
    密着型イメージセンサにおいて、 前記光電変換装置は、前記走査手段による読み出し動作
    が終了する前に次段の光電変換装置の走査手段のスター
    ト信号を前記解像度切り換え手段の切り換えに応じて複
    数種類出力するスタート信号出力手段と、前記複数のス
    タート信号出力手段を切り換えるスタート信号切り換え
    手段を有することを特徴とする密着型イメージセンサ。
  2. 【請求項2】 前記複数の光電変換装置は前記複数の受
    光素子の最終読み出し受光素子から手前の所定の受光素
    子読み出しタイミングに従って次段の光電変換装置への
    読み出しタイミングを伝送し、前記手前の所定の受光素
    子読み出しタイミングは前記第1又は第2の解像度の切
    り換えに応じて切り換えることを特徴とする密着型イメ
    ージセンサ。
  3. 【請求項3】 複数の受光素子を含む光電変換装置を複
    数接続した密着型イメージセンサにおいて、 解像度を選択する選択手段と、それぞれの前記光電変換
    装置内で前記選択手段により選択された解像度に対応し
    て前記受光素子から信号を読み出す読出手段と、1つの
    前記光電変換装置から次段の前記光電変換装置内に供給
    される読み出しスタート信号により開始されるスタート
    タイミングを、選択された解像度に応じて変更する変更
    手段と、を有することを特徴とする密着型イメージセン
    サ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の密着型イメージセンサ
    において、前記読出手段は、前記複数の受光素子を間引
    いて読み出すことを特徴とする密着型イメージセンサ。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の密着型イメージセンサ
    において、前記読出手段は、前記複数の受光素子の一部
    を加算して読み出すことを特徴とする密着型イメージセ
    ンサ。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載の密着型イメージセンサ
    において、前記変更手段は前記スタート信号を送る側で
    前記スタートタイミングを変更することを特徴とする密
    着型イメージセンサ。
  7. 【請求項7】 請求項3に記載の密着型イメージセンサ
    において、前記変更手段は前記スタート信号を受ける側
    で前記スタ一トタイミンクを変更することことを特徴と
    する密着型イメージセンサ。
  8. 【請求項8】 複数の受光素子が第1の解像度で配置さ
    れた受光素子アレイと、該受光素子の信号を順次読み出
    す走査手段と、該走査手段のスタート信号を遅延させる
    遅延手段と、前記第1の解像度と前記第1の解像度より
    小なる第2の解像度とを切り換える解像度切り換え手段
    と、を有する光電変換装置を複数実装されて構成される
    密着型イメージセンサの駆動方法において、 前記光電変換装置は前記走査手段による読み出し動作が
    終了する前に次段の光電変換装置の走査手段のスタート
    信号を出力し、前記解像度切り換え手段に前記解像度を
    切り換えることを特徴とする請求項1に記載の密着型イ
    メージセンサの駆動方法。
  9. 【請求項9】 前記複数の光電変換装置は前記複数の受
    光素子の最終読み出し受光素子から手前の所定の受光素
    子読み出しタイミングに従って次段の光電変換装置への
    読み出しタイミングを伝送し、前記手前の所定の受光素
    子読み出しタイミングは前記第1又は第2の解像度の切
    り換えに応じて切り換えることを特徴とする請求項1に
    記載の密着型イメージセンサの駆動方法。
  10. 【請求項10】 複数の受光素子が第1の解像度で配置
    された受光素子アレイと、該受光素子の信号を順次読み
    出す走査手段と、該走査手段のスタート信号を遅延させ
    る遅延手段と、前記第1の解像度と前記第1の解像度よ
    り小なる第2の解像度とを切り換える解像度切り換え手
    段と、を有する光電変換装置において、 前記複数の受光素子の最終読み出し受光素子から手前の
    所定の受光素子読み出しタイミングに従ってスタート信
    号を読み出しタイミングとして出力し且つ前記第1又は
    第2の解像度の切り換えに応じて前記読み出しタイミン
    グを切り換えることを特徴とする光電変換装置。
  11. 【請求項11】 複数の受光素子が第1の解像度で配置
    された受光素子アレイと、該受光素子の信号を順次読み
    出す走査手段と、該走査手段のスタート信号を遅延させ
    る遅延手段と、前記第1の解像度と前記第1の解像度よ
    り小なる第2の解像度とを切り換える解像度切り換え手
    段と、を有する光電変換装置を複数実装されて構成され
    る密着型イメージセンサを備えた画像読取装置におい
    て、 前記光電変換装置は、前記走査手段による読み出し動作
    が終了する前に次段の光電変換装置の走査手段のスター
    ト信号を複数種類出力するスタート信号出力手段と、前
    記複数のスタート信号出力手段を切り換えるスタート信
    号切り換え手段とを有することを特徴とする画像読取装
    置。
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