JPH11234530A - プリンタガンマ補正方法、画像処理装置および記録媒体 - Google Patents

プリンタガンマ補正方法、画像処理装置および記録媒体

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JPH11234530A
JPH11234530A JP10029429A JP2942998A JPH11234530A JP H11234530 A JPH11234530 A JP H11234530A JP 10029429 A JP10029429 A JP 10029429A JP 2942998 A JP2942998 A JP 2942998A JP H11234530 A JPH11234530 A JP H11234530A
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gamma
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泰稔 太田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 測定器を用いることなくプリンターのガンマ
補正をモニター画面上で行う。 【解決手段】 画像表示システム7は、テスト画像のデ
ータ3を出力装置4にプリント出力し、表示装置1にモ
ニター表示する。オペレータはプリント出力された画像
とモニター画像が一致するようにモニター画像の色を調
整し、色調整後のガンマデータを出力装置プロファイル
5に格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラープリンタな
どにおけるプリンタガンマの補正を行うプリンタガンマ
補正方法、画像処理装置およびプリンタガンマ補正プロ
グラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】画像を出力する際に、表示機器と出力機
器との間で色が一致しないという問題がある。そこで、
最近では、各デバイスの色の再現域などの情報をファイ
ル(以下、プロファイルという)に予め収めておき、各
デバイス間での色変換を行う際には、これらのプロファ
イルを参照することにより、より忠実な色の再現ができ
るようになっている(以下、このような手法をカラーマ
ッチングと呼ぶ)。
【0003】しかし、このような手法を用いても、シス
テム機器の経時変動があるために、両者の完全な一致を
はかることは難しい。そこで、このような問題を解決す
るための種々の手法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】例えば、特開平5−3
36287号公報に記載された画像形成装置では、プリ
ントアウト前に、オリジナル画像とプリント画像との誤
差を小さくするために、スキャナで読み取った画像をモ
ニター装置上に表示し、モニター上で色修正を行った後
にプリントアウトする。
【0005】また、特開平8−23437号公報に記載
された画像処理方法および装置においては、オリジナル
画像とカラーコピー画像との誤差を小さくするために、
スキャナで読み込んだ原稿のプレビュー画像をいったん
モニター装置上に表示し、モニター上で色修正を行った
後にコピー動作を実行することにより、両者のより良い
一致を図るものである。
【0006】しかし、上記した方法は何れもスキャナを
測定器として用いる修正方法であり、測定器なしで修正
を行う方法については考慮されていない。
【0007】本発明の目的は、測定器を用いることなく
プリンターのガンマ補正をモニター画面上で行うことが
できるプリンタガンマ補正方法、画像処理装置およびプ
リンタガンマ補正プログラムを記録した記録媒体を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、カラー画像の表示手段
と、該カラー画像の印刷手段と、画像を処理する手段を
備えた画像処理システムにおいて、前記印刷手段のプリ
ンタガンマを補正する方法であって、N階調の複数色か
らなるテスト画像をプリントし、該テスト画像をモニタ
ー上に表示し、該プリントされた画像とモニター上に表
示された画像とが一致するように、前記モニター上の画
像の各色を順次重ね合わせながら色調整し、該色調整後
に得られたパラメータ値を用いてプリンタガンマを補正
することを特徴としている。
【0009】請求項2記載の発明では、前記テスト画像
として、C色、M色、Y色を含むインクから生成した混
色パターンを含むことを特徴としている。
【0010】請求項3記載の発明では、前記テスト画像
として、K色を除くインクを1色づつ重ねたパターンを
用いることを特徴としている。
【0011】請求項4記載の発明では、前記印刷手段の
インクとしてK色、またはスポットインクを含むとき、
前記テスト画像中に、前記インク用の単色パターンを用
いることを特徴としている。
【0012】請求項5記載の発明では 前記テスト画像
は、予め設定されている標準ガンマ曲線の変化率の大き
い部分に対して、階調数を適応配分した画像であること
を特徴としている。
【0013】請求項6記載の発明では、前記テスト画像
は、最後に修正したガンマ曲線の変化率の大きい部分に
対して、階調数を適応配分した画像であることを特徴と
している。
【0014】請求項7記載の発明では、前記色調整の対
象は、前記モニター上の画像を構成する各色成分値であ
ることを特徴としている。
【0015】請求項8記載の発明では、前記色調整の対
象は、前記印刷手段のプレビューガンマ値であることを
特徴としている。
【0016】請求項9記載の発明では、全ての色調整
後、前記モニター上の画像とプリントされた画像との明
るさが一致しないとき、全体のトーンを調整することを
特徴としている。
【0017】請求項10記載の発明では、前記調整した
パラメータ値を用いて、予め設定されている標準ガンマ
曲線または最後に修正したガンマ曲線のオフセットを調
整することによりプリンタガンマを補正することを特徴
としている。
【0018】請求項11記載の発明では、前記補正した
プリンタガンマを、前記画像処理手段が保持しているガ
ンマデータに反映させることを特徴としている。
【0019】請求項12記載の発明では、前記補正した
プリンタガンマを、前記印刷手段が保持しているガンマ
データに反映させることを特徴としている。
【0020】請求項13記載の発明では、N階調の複数
色からなるテスト画像を印刷する手段と、該印刷手段の
プリンタガンマデータを格納した手段と、前記テスト画
像を表示する手段と、前記プリントされた画像と表示さ
れた画像とが一致するように、前記表示された画像の各
色を順次重ね合わせて色調整する手段と、該色調整後に
得られたパラメータ値を基に前記プリンタガンマデータ
を補正する手段とを備えたことを特徴としている。
【0021】請求項14記載の発明では、N階調の複数
色からなるテスト画像を印刷する手段と、該印刷手段の
プリンタガンマデータを格納した手段と、該印刷手段の
プレビューガンマデータを格納した手段と、前記テスト
画像を表示する手段と、前記プリントされた画像と表示
された画像とが一致するように、前記表示された画像の
各色を順次重ね合わせて色調整する手段と、該色調整後
に得られたパラメータ値を基に前記プリンタガンマデー
タとプレビューガンマデータを補正する手段とを備えた
ことを特徴としている。
【0022】請求項15記載の発明では、N階調の複数
色からなるテスト画像を印刷する手段と、該印刷手段の
プリンタガンマデータを格納した手段と、該印刷手段の
プレビューガンマデータを格納した手段と、前記テスト
画像を表示する手段と、前記プリントされた画像と表示
された画像とが一致するように、前記表示された画像を
構成する各色成分値を調整する手段と、該調整された各
色成分値を基に前記プリンタガンマデータとプレビュー
ガンマデータを補正する手段とを備えたことを特徴とし
ている。
【0023】請求項16記載の発明では、カラー画像の
表示手段と、該カラー画像の印刷手段と、画像を処理す
る手段を備えた画像処理装置であって、前記画像処理手
段から前記印刷手段に入力される画像データを、プリン
タガンマ曲線に従って補正して出力する第1の手段と、
前記印刷手段から前記画像処理手段または表示手段に出
力される画像データを、プレビューガンマ曲線に従って
補正して出力する第2の手段と、N階調の複数色からな
るテスト画像を印刷したときの画像と、該テスト画像を
表示したときの画像が一致するときのプレビューガンマ
曲線を生成する手段と、該生成されたプレビューガンマ
曲線を基にプリンタガンマ曲線を生成する手段と、前記
生成されたプレビューガンマ曲線を前記第2の手段に保
存する手段と、前記生成されたプリンタガンマ曲線を前
記第1の手段に保存する手段とを備えたことを特徴とし
ている。
【0024】請求項17記載の発明では、N階調の複数
色からなるテスト画像を印刷する機能と、該印刷のため
のプリンタガンマデータを格納する機能と、前記テスト
画像を表示する機能と、前記プリントされた画像と表示
された画像とが一致するように、前記表示された画像の
各色を順次重ね合わせて色調整する機能と、該色調整後
に得られたパラメータ値を基に前記プリンタガンマデー
タを補正する機能をコンピュータに実現させるためのプ
ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
体であることを特徴としている。
【0025】請求項18記載の発明では、N階調の複数
色からなるテスト画像を印刷する機能と、該印刷のため
のプリンタガンマデータとプレビューガンマデータを格
納する機能と、前記テスト画像を表示する機能と、前記
プリントされた画像と表示された画像とが一致するよう
に、前記表示された画像の各色を順次重ね合わせて色調
整する機能と、該色調整後に得られたパラメータ値を基
に前記プリンタガンマデータとプレビューガンマデータ
を補正する機能をコンピュータに実現させるためのプロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
であることを特徴としている。
【0026】請求項19記載の発明では、N階調の複数
色からなるテスト画像を印刷する機能と、該印刷のため
のプリンタガンマデータとプレビューガンマデータを格
納する機能と、前記テスト画像を表示する機能と、前記
プリントされた画像と表示された画像とが一致するよう
に、前記表示された画像を構成する各色成分値を調整す
る機能と、該調整された各色成分値を基に前記プリンタ
ガンマデータとプレビューガンマデータを補正する機能
をコンピュータに実現させるためのプログラムを記録し
たコンピュータ読み取り可能な記録媒体であることを特
徴としている。
【0027】請求項20記載の発明では、画像を処理す
る機能から印刷機能に入力される画像データを、プリン
タガンマ曲線に従って補正して出力する第1の機能と、
前記印刷機能から前記画像処理機能または表示機能に出
力される画像データを、プレビューガンマ曲線に従って
補正して出力する第2の機能と、N階調の複数色からな
るテスト画像を印刷したときの画像と、該テスト画像を
表示したときの画像が一致するときのプレビューガンマ
曲線を生成する機能と、該生成されたプレビューガンマ
曲線を基にプリンタガンマ曲線を生成する機能と、前記
生成されたプレビューガンマ曲線を前記第2の機能に保
存する機能と、前記生成されたプリンタガンマ曲線を前
記第1の機能に保存する機能をコンピュータに実現させ
るためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可
能な記録媒体であることを特徴としている。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面を
用いて具体的に説明する。 〈実施例1〉図1は、本発明の実施例のシステム構成図
を示す。図1において、表示装置1はディスプレイモニ
ターであり、出力装置4はプリンターであり、入力装置
6は画像表示システムに指示を与えるためのキーボード
やポイティングデバイスである。
【0029】画像表示システム7は、情報記憶装置や、
情報処理装置、入出力装置などで構成されていて、処理
を実行するためのプログラムは情報記憶装置に格納され
ている。オペレーターは、表示装置1の画面上に実装さ
れたユーザーインターフェイスを通じて、画像表示シス
テム7と対話的に処理するように構成されている。
【0030】表示装置1、出力装置4毎に、それぞれγ
などの特性情報を収めたファイル(表示装置プロファイ
ル2、出力装置プロファイル5)が設けられ、画像表示
システム7では、各機器間で情報をやり取りする際に、
表示装置プロファイル2,出力装置プロファイル5のプ
ロファイルを元に色変換、γ補正などを行うことによ
り、カラーマッチングを実現している。
【0031】ここでは、これらのプロファイル2、5が
画像表示システム7と別に設ける構成を採っているが、
画像表示システム7の中に組み込むようにしてもよい。
【0032】図4は、出力装置プロファイルの構成を示
す。また、図5は、印刷時のデータの流れを示し、図6
は、プレビュー時のデータの流れを示す。他の表示装置
プロファイルの構成も、これと同様である。プロファイ
ルは色変換部とγ補正部からなっている。すなわち、色
変換部21とγ補正部22には、内部データ形式を出力
装置のデータ形式に変換するためのパラメータが設定さ
れ、また色変換部24とγ補正部23には、出力装置の
データ形式を内部データ形式に変換するためのパラメー
タが設定されている。
【0033】γ補正部22は、内部データにガンマ補正
を施すことにより、プリンタの特性に依存するプリンタ
データを出力し、γ補正部23は、プリンタの特性に依
存したデータに対してガンマ補正を施すことにより、プ
リンタの特性に依存しない内部データを出力する。
【0034】色変換部は、システム内部で持っているデ
ータ形式をプリンタ固有のデータ形式(多くはCMYK
形式)に変換するものである。このような色変換手段と
しては、ルックアップテーブルで構成してもいいし、ま
たは限られた入力点(格子点と呼ぶ)についてのみテー
ブルとしてデータをもち、格子点外のデータについては
補間演算によって出力データを決定するようにしてもよ
い。以下の説明では、簡単のため色変換は、ルックアッ
プテーブルのみの構成によって変換されるものとする。
【0035】図2、図3は、本発明の処理フローチャー
トを示す。また、図8、9、10、11は、本発明の操
作画面を示す。
【0036】テスト画像のデータ3が画像表示システム
7に入力され、印刷時には、図5に示すように、テスト
画像データを色変換部21で色変換し、γ補正部22で
ガンマ補正を行い、出力装置4にプリント出力する。プ
レビュー時には、図6に示すように出力装置プロファイ
ル5のパラメータを用いて逆方向の変換(γ補正23、
色変換24)を行い、表示装置プロファイル2中のパラ
メータ(γ補正25、色変換26)も使用し、最終的に
表示装置1で表現可能な形式(RGB)に変換されて、
オペレーターに表示する。
【0037】以下の説明では、プリンターはCMYKイ
ンクを用い、各色を256階調(0〜255)で制御し
て印刷するが、本発明はこれに限定されるものではな
い。
【0038】図7は、本発明で用いるテスト画像の一例
である。CMYKインクを用いたプリンターを想定して
いるので、C,C+M,C+M+Y,Kインクの列があ
り、それぞれ階調数を持つている。図では簡単のため、
各インク列の階調数を8階調(各インク列が8個のパッ
チからなる)としたが、他の階調数でもよい。また、
C,M,Y,Kの各インク成分値は、フルスケールに対
してほぼ等間隔(この例では32値間隔(=256/
8))にしてもよいし、それ以外でもよい。
【0039】例えば対象としている出力機器の標準的な
ガンマ特性が、図23に示すように、ほぼリニアと見な
せる場合にはパッチの各インク成分値は等間隔でも良い
(図中点線)。しかし、その標準的なガンマ特性が、図
24の実線で示すようなカーブでは、曲線の変化率の大
きい部分に、パッチ数を数多く割り当てた方が(図中点
線のp1〜p4)、精度の良いガンマ補正が可能にな
る。この場合、標準的なガンマ特性は、例えば図1の画
像表示システム7内に、出力機器特性とは別に記憶して
おけばよい。このとき、テスト画像を印刷時に、標準的
なガンマ特性を参照しながら、印刷パッチの各インク成
分値を決定するように構成しておけばよい。また、その
際に、参照先は標準的なガンマ特性ではなく、図1の出
力装置プロファイル5に保存されているガンマ特性を参
照してもよい。その場合は、最後に校正を行ったガンマ
曲線を元に、パッチの各インク成分値を決定することに
なる。
【0040】まず、図7に示すテスト画像を印刷する
(ステップ101)。テスト画像はCMYKデータで構
成されているので、プリンター用に色変換する必要はな
く、図5のデータバスを通って出力装置4で印刷され
る。次に、図6に示すように、テスト画像をモニター上
にプレビュー表示する(ステップ102)。このとき、
テスト画像はCMYKデータであるので、図6の出力装
置プロファイルの色変換部21、γ補正部22を通過す
ることなく、出力装置4に送られる。また、テスト画像
は、出力装置プロファイルの色変換部24、γ補正部2
3によって、プリンタデータ形式から内部データ形式に
変換され、さらに、表示装置プロファイル(色変換部2
6、γ補正部25)によって表示装置の内部データ形式
に変換されモニター上にプレビュー表示される。
【0041】図8は、R,G,B成分の混色で表された
C色のパッチを画面表示した図を示す。図8では、Cイ
ンクの画像の列を4つづつ左右に分けた例を示している
が、表示形式は、これに限定されず、他の形式であって
もよい。
【0042】オペレーターは、印刷したテスト画像と、
表示画面上のテスト画像を比較して、両者が一致するよ
うに図2に示す処理手順に従って、順次各列、各パッチ
の値を調整する。ここでは、まずC列のパッチのC値を
調節し(ステップ103、104)、次にC+M列のM
値を調節し(ステップ105、106、107)、さら
にC十M+Y列のY値を調節し(ステップ108、10
9、110)、最後にK列のパッチのK値を順次調節す
る(ステップ111、12、113)。図9、図10、
図11は、それぞれC+M色の画面表示、C+M+Y色
の表示画面、K色の画面表示を示す。
【0043】このように、各色(C,M,Y)を順次重
ね合わせて色調整することによって、C+M+Y列には
誤差が重畳される。さらに、C+M+Y列では、パッチ
の色が無彩色に近づくため、誤差がより知覚しやすくな
る。この両者の相乗効果で、目視であっても高い精度で
ガンマ補正を行うことが可能になる。ここで、K列を単
独に調整する理由は、C,M,Y,Kの4色を同時に重
ねるとパッチの明度が大きく低下して誤差が知覚しにく
くなり、結果としてガンマ補正の精度が低下することを
防ぐためである。
【0044】調整は、入力装置6のポインティンクデバ
イス31で画面中の矢印32をクリックするか、また
は、数値BOX33を指定してキーボードから数値を入
力すればよい。数値 BOXの値は、表示しているパッ
チの各成分値からのズレを示しているので、初期状態で
は、いずれの数値BOXにも、0の値が入っている。
【0045】オペレーターへの提示手順として、各列の
調整後、前の画面に戻って値を再調整できるように構成
してもよい。また調整の順番もこの例に限らず、例え
ば、テスト画像をM色,M+C色,M+C十Y色,K色
で、構成しておき、この順に調整を行ってもよい。さら
に、もし可能ならは1画面中にすべてのパッチ列を同時
表示してもよい。また、プリンターにKインクが装備さ
れていない場合は、もちろんK色のプリントも調整も必
要ない。さらにプリンターにスポットインク(特色イン
ク)が装備されている場合には、K色同様に独立した列
を用意して、調整しなければならない。
【0046】このようにしてテスト画像のすべての列の
すべてのパッチに対して調整が終了すると、各数値BO
Xの値、つまり各色成分に対応したズレ量が求まる(Δ
C[N],ΔM[N],ΔY[N],ΔK[N])。こ
れらの値を基に、各インク色のガンマ曲線推定を行う
(ステップ114、115)。この例では調整したパッ
チの個数は各色8個、インク量は各色256段階で可変
であるので、得られた各色8点のデータを何らかの方法
で補間して推定曲線を引けばよい。
【0047】図12は、ガンマ曲線推定を行う図を示
す。ここではC色を例にとって説明する。図中の×は、
C色について得られた座標値(ΔC[N])を示し、点
線は推定曲線を示す。補正前のプレビューのガンマ曲線
(OUT=fc pv(IN))は、図12の実線に示
すように既知である。また、テスト画像中の8点のCイ
ンク値(C1...,C8)も既知である。さらに、ズ
レ量(ΔC[N])も、ステップ103で求めたので、
×点で示した8個のパッチの座標D[k]は、 D[k]=(Ck+ΔC[k],fc pv(Ck+Δ
C[k]) と表現でき、8点の座標値はすべて求まる。補正後のプ
レビューガンマ曲線はこれらの点を通過するように引け
ばよい。どのような方法でもよいが、例えばn次近似に
よって推定曲線を引く方法がある。この場合、次数のn
値は、あらかじめ印刷機器の特性に応じて決定してお
き、システム側で保持しておくことが望ましい。
【0048】上記したようにして求められた曲線はプレ
ビューガンマ曲線(図12の点線)であるので、完成し
たプレビューガンマから、同時にプリンタガンマ(図5
のγ補正部22)も補正する必要がある(ステップ11
5)。プリンタガンマは、プレビューガンマ曲線の逆関
数から求めてもよいし、図13に示すように、8個のパ
ッチの座標D[k]のX,Y値を交換して、改めて推定
曲線を引き直してもよい。
【0049】以上の処理をインク色分だけ繰り返して行
う。このようにして決定したプリンターのプレビューガ
ンマ曲線を、図1、4の出力装置プロファイル5のγ補
正部23に保存し、プリンターガンマ曲線を図1、4の
出力装置プロファイル5のγ補正部22にそれぞれ保存
することによってガンマ補正処理が終了する(ステップ
116)。
【0050】これにより、プリンタデータ形式の入力画
像データ(IN)は、プレビューガンマ曲線(図12)
に従って補正された内部データ形式の出力画像データ
(OUT)になり、内部データ形式の入力画像データ
(IN)は、プリンタガンマ曲線(図13)に従って補
正されたプリンタデータ形式の出力画像データ(OU
T)になる。
【0051】図4のγ補正部22、23は、電源を切っ
てもデータが消失しないように、磁気ディスクや不揮発
性メモリー、バッテリバックアップ付きのメモリーなど
で構成することが望ましい。また、図4のγ補正部2
2、23は、画像表示システム7側で持ってもよいし、
出力装置4側で持ってもよい。もし出力装置4側に持た
せる場合には、例えばプリンタ外部から受け取つた信号
をプリンタ固有のデータ形式(多くはCMKY形式)に
変換する機能を持つようなプリンタの制御装置部(図示
せず)に、図4のγ補正部22、23のデータを持たせ
るようにすればよい。
【0052】〈実施例2〉図14〜17は、実施例2の
ガンマ補正方法を説明する図である。実施例2の構成と
処理手順は実施例1と同様である。実施例1との相違点
は、調整対象がテスト画像ではなく、出力装置プロファ
イルのプレビューガンマ曲線(図4のγ補正部23)で
ある。
【0053】図14〜17は、テスト画像をモニター上
にプレビュー表示し、同じ画面にプレビューガンマ曲線
を同時に表示している。実施例1の図8〜11と実施例
2の図14〜17との違いは、図8〜11の数値BOX
の代わりにプレビューガンマ曲線を表示している点であ
る。すなわち、曲線上の丸印は、各パッチに対応してい
る。ポインティンクデバイスで曲線上の丸印を移動させ
ると、OUT方向の移動量の変化に応じて画面上のパッ
チの色も変化する。つまり、調整は実施例1の数値BO
Xの代わりに、上記した画面上の曲線を操作することに
よって行う。このような処理を印刷したすべてのパッチ
列に対して行えばいい。
【0054】図14〜17の場合でも、説明を簡単にす
るために、Cインク像の列を4つづつ左右に分けている
が、表示形式は、この例に限定されない。また調整の順
番についてもこの例に限らない、例えば、テスト画像を
M色,M+C色,M十C+Y色,K色で、構成してお
き、この順に調整を行ってもよい。また、プリンターに
Kインクが装備されていない場合は、もろろんK色のプ
リントも調整も必要ない。さらにプリンターにスポット
インク(特色インク)が装備されている場合には、K色
同様に独立した列を用意して、調整しなければならな
い。
【0055】このようにしてテスト画像のすべての列の
すべてのパッチに対して調整が終了すると、得られた各
曲線上の丸印の座標すべてを通過するように曲線を生成
すればよい。方法は実施例1と同様にどうような方法を
用いてもよい。
【0056】こうして、出来上がった曲線はプレビュー
ガンマ曲線そのものである。以上のプロセスをインク色
分だけ繰り返して行う。さらに、出来上がったプレビュ
ーガンマ曲線から、プリンタガンマ曲線を実施例1と同
様に生成し、図4のγ補正部23にプレビューガンマ曲
線を保持し、γ補正部22部にプリンタガンマ曲線を保
存すればよい。
【0057】〈実施例3〉図18、19、20、21を
用いて実施例3を説明する。実施例3の構成は、実施例
1と同様である。実施例1との相違は、図8〜11にお
ける全色調整後に、全体のトーン補正処理(ステップ2
15、216)を行う点である。
【0058】図18、19は、実施例3の処理フローチ
ャートを示し、図20は、処理の様子を示す。図20
は、図11(STEP−4)に引き続いて行う処理の様
子を示している。画面に表示したトーンコントロール用
数値BOXをインク成分量と同様の方法で調節し、印刷
したテスト画像と画面上のテスト画像とを一致させる。
ここで調整した値は、全パッチに対して適用される。
【0059】この調整の方法はこの例だけに限らない。
例えば、前述のような全パッチを一律に調整する方法で
はなく、図21に示すように、グラフを用いて調節する
方法も可能である。この場合、画面上にトーン制御用の
グラフを表示し、グラフをポインティンクデバイスで調
整する。オペレーターは、印刷したテスト画像と画面上
のテスト画像とが一致するように、グラフをポインティ
ンクデバイスで変形させる。調整完了後、グラフを示す
関数を全パッチに対して適用させればよい。
【0060】〈実施例4〉図22を用いて実施例4を説
明する。実施例4の装置全体の構成とオペレーターの処
理手順は、実施例1と同様である。実施例1との相違
は、ガンマカーブの推定方法にある。実施例1での各色
調整が終了すると、各色成分に対応したズレ量が求まる
(ΔC[N],ΔM[N],ΔY[N],ΔK
[N])。これらの値より、各インク色のガンマ曲線推
定を行う。ここではC色を例にとって説明する。図22
中の×点は、C色について得られた座標値(C[N])
を示し、補正前のガンマ曲線を実線で示している。本実
施例では、近似曲線を用いず、Doffset分だけ補
正前のガンマ曲線をシフトさせ、×点で示した座標点と
の誤差を最小にする。Doffsetの決定方法は、ど
のようなアルゴリズムを用いてもよい。
【0061】以上の処理をインク色の回数だけ繰り返し
て、各インク色のオフセット値を決定すればよい。本実
施例による方法は、ガンマ曲線の形状が複雑な場合など
に特に有効である。
【0062】なお、本発明は上記した実施例に限定され
ず、ソフトウェアによっても実現することができる。本
発明をソフトウェアによって実現する場合には、汎用の
コンピュータシステムを用意し、CD−ROMなどの記
録媒体にはプリンタガンマの補正を行う処理手順や処理
機能が記録されている。また、ハードディスクなどに格
納されたテスト画像をプリントすると共にモニターに表
示し、上記した処理手順に従ってモニター上で色調整を
行い、調整後のガンマデータをハードディスクなどに格
納する。
【0063】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、測定器を用いることなく、オペレーターの目視によ
ってプリンターのガンマ補正を画面上で行うことが可能
となる。また、モニター上のテスト画像の各色を順次重
ね合わせながら調整しているので、精度のよいガンマ補
正が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成を示す。
【図2】本発明の実施例1の処理フローチャートを示
す。
【図3】図2の続きの処理フローチャートを示す。
【図4】出力装置プロファイルの構成を示す。
【図5】印刷時のデータの流れを示す。
【図6】プレビュー時のデータの流れを示す。
【図7】テスト画像の一例を示す。
【図8】実施例1の第1の操作画面を示す。
【図9】実施例1の第2の操作画面を示す。
【図10】実施例1の第3の操作画面を示す。
【図11】実施例1の第4の操作画面を示す。
【図12】ガンマ曲線の推定を説明する図である。
【図13】補正されたプリンタガンマ曲線を示す。
【図14】実施例2の第1の操作画面を示す。
【図15】実施例2の第2の操作画面を示す。
【図16】実施例2の第3の操作画面を示す。
【図17】実施例2の第4の操作画面を示す。
【図18】実施例3の処理フローチャートを示す。
【図19】図18の続きの処理フローチャートを示す。
【図20】実施例3の操作画面の一例を示す。
【図21】グラフを用いてトーンを補正する図である。
【図22】実施例4のガンマ曲線の補正方法を示す。
【図23】プリンタのガンマ特性の例を示す。
【図24】プリンタのガンマ特性の他の例を示す。
【符号の説明】
1 表示装置 2 表示装置プロファイル 3 画像データ 4 出力装置 5 出力装置プロファイル 6 入力装置 7 画像表示システム

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー画像の表示手段と、該カラー画像
    の印刷手段と、画像を処理する手段を備えた画像処理シ
    ステムにおいて、前記印刷手段のプリンタガンマを補正
    する方法であって、N階調の複数色からなるテスト画像
    をプリントし、該テスト画像をモニター上に表示し、該
    プリントされた画像とモニター上に表示された画像とが
    一致するように、前記モニター上の画像の各色を順次重
    ね合わせながら色調整し、該色調整後に得られたパラメ
    ータ値を用いてプリンタガンマを補正することを特徴と
    するプリンタガンマ補正方法。
  2. 【請求項2】 前記テスト画像として、C色、M色、Y
    色を含むインクから生成した混色パターンを含むことを
    特徴とする請求項1記載のプリンタガンマ補正方法。
  3. 【請求項3】 前記テスト画像として、K色を除くイン
    クを1色づつ重ねたパターンを用いることを特徴とする
    請求項1記載のプリンタガンマ補正方法。
  4. 【請求項4】 前記印刷手段のインクとしてK色、また
    はスポットインクを含むとき、前記テスト画像中に、前
    記インク用の単色パターンを用いることを特徴とする請
    求項1記載のプリンタガンマ補正方法。
  5. 【請求項5】 前記テスト画像は、予め設定されている
    標準ガンマ曲線の変化率の大きい部分に対して、階調数
    を適応配分した画像であることを特徴とする請求項1記
    載のプリンタガンマ補正方法。
  6. 【請求項6】 前記テスト画像は、最後に修正したガン
    マ曲線の変化率の大きい部分に対して、階調数を適応配
    分した画像であることを特徴とする請求項1記載のプリ
    ンタガンマ補正方法。
  7. 【請求項7】 前記色調整の対象は、前記モニター上の
    画像を構成する各色成分値であることを特徴とする請求
    項1記載のプリンタガンマ補正方法。
  8. 【請求項8】 前記色調整の対象は、前記印刷手段のプ
    レビューガンマ値であることを特徴とする請求項1記載
    のプリンタガンマ補正方法。
  9. 【請求項9】 全ての色調整後、前記モニター上の画像
    とプリントされた画像との明るさが一致しないとき、全
    体のトーンを調整することを特徴とする請求項1記載の
    プリンタガンマ補正方法。
  10. 【請求項10】 前記調整したパラメータ値を用いて、
    予め設定されている標準ガンマ曲線または最後に修正し
    たガンマ曲線のオフセットを調整することによりプリン
    タガンマを補正することを特徴とする請求項1記載のプ
    リンタガンマ補正方法。
  11. 【請求項11】 前記補正したプリンタガンマを、前記
    画像処理手段が保持しているガンマデータに反映させる
    ことを特徴とする請求項1記載のプリンタガンマ補正方
    法。
  12. 【請求項12】 前記補正したプリンタガンマを、前記
    印刷手段が保持しているガンマデータに反映させること
    を特徴とする請求項1記載のプリンタガンマ補正方法。
  13. 【請求項13】 N階調の複数色からなるテスト画像を
    印刷する手段と、該印刷手段のプリンタガンマデータを
    格納した手段と、前記テスト画像を表示する手段と、前
    記プリントされた画像と表示された画像とが一致するよ
    うに、前記表示された画像の各色を順次重ね合わせて色
    調整する手段と、該色調整後に得られたパラメータ値を
    基に前記プリンタガンマデータを補正する手段とを備え
    たことを特徴とする画像処理装置。
  14. 【請求項14】 N階調の複数色からなるテスト画像を
    印刷する手段と、該印刷手段のプリンタガンマデータを
    格納した手段と、該印刷手段のプレビューガンマデータ
    を格納した手段と、前記テスト画像を表示する手段と、
    前記プリントされた画像と表示された画像とが一致する
    ように、前記表示された画像の各色を順次重ね合わせて
    色調整する手段と、該色調整後に得られたパラメータ値
    を基に前記プリンタガンマデータとプレビューガンマデ
    ータを補正する手段とを備えたことを特徴とする画像処
    理装置。
  15. 【請求項15】 N階調の複数色からなるテスト画像を
    印刷する手段と、該印刷手段のプリンタガンマデータを
    格納した手段と、該印刷手段のプレビューガンマデータ
    を格納した手段と、前記テスト画像を表示する手段と、
    前記プリントされた画像と表示された画像とが一致する
    ように、前記表示された画像を構成する各色成分値を調
    整する手段と、該調整された各色成分値を基に前記プリ
    ンタガンマデータとプレビューガンマデータを補正する
    手段とを備えたことを特徴とする画像処理装置。
  16. 【請求項16】 カラー画像の表示手段と、該カラー画
    像の印刷手段と、画像を処理する手段を備えた画像処理
    装置であって、前記画像処理手段から前記印刷手段に入
    力される画像データを、プリンタガンマ曲線に従って補
    正して出力する第1の手段と、前記印刷手段から前記画
    像処理手段または表示手段に出力される画像データを、
    プレビューガンマ曲線に従って補正して出力する第2の
    手段と、N階調の複数色からなるテスト画像を印刷した
    ときの画像と、該テスト画像を表示したときの画像が一
    致するときのプレビューガンマ曲線を生成する手段と、
    該生成されたプレビューガンマ曲線を基にプリンタガン
    マ曲線を生成する手段と、前記生成されたプレビューガ
    ンマ曲線を前記第2の手段に保存する手段と、前記生成
    されたプリンタガンマ曲線を前記第1の手段に保存する
    手段とを備えたことを特徴とする画像処理装置。
  17. 【請求項17】 N階調の複数色からなるテスト画像を
    印刷する機能と、該印刷のためのプリンタガンマデータ
    を格納する機能と、前記テスト画像を表示する機能と、
    前記プリントされた画像と表示された画像とが一致する
    ように、前記表示された画像の各色を順次重ね合わせて
    色調整する機能と、該色調整後に得られたパラメータ値
    を基に前記プリンタガンマデータを補正する機能をコン
    ピュータに実現させるためのプログラムを記録したコン
    ピュータ読み取り可能な記録媒体。
  18. 【請求項18】 N階調の複数色からなるテスト画像を
    印刷する機能と、該印刷のためのプリンタガンマデータ
    とプレビューガンマデータを格納する機能と、前記テス
    ト画像を表示する機能と、前記プリントされた画像と表
    示された画像とが一致するように、前記表示された画像
    の各色を順次重ね合わせて色調整する機能と、該色調整
    後に得られたパラメータ値を基に前記プリンタガンマデ
    ータとプレビューガンマデータを補正する機能をコンピ
    ュータに実現させるためのプログラムを記録したコンピ
    ュータ読み取り可能な記録媒体。
  19. 【請求項19】 N階調の複数色からなるテスト画像を
    印刷する機能と、該印刷のためのプリンタガンマデータ
    とプレビューガンマデータを格納する機能と、前記テス
    ト画像を表示する機能と、前記プリントされた画像と表
    示された画像とが一致するように、前記表示された画像
    を構成する各色成分値を調整する機能と、該調整された
    各色成分値を基に前記プリンタガンマデータとプレビュ
    ーガンマデータを補正する機能をコンピュータに実現さ
    せるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体。
  20. 【請求項20】 画像を処理する機能から印刷機能に入
    力される画像データを、プリンタガンマ曲線に従って補
    正して出力する第1の機能と、前記印刷機能から前記画
    像処理機能または表示機能に出力される画像データを、
    プレビューガンマ曲線に従って補正して出力する第2の
    機能と、N階調の複数色からなるテスト画像を印刷した
    ときの画像と、該テスト画像を表示したときの画像が一
    致するときのプレビューガンマ曲線を生成する機能と、
    該生成されたプレビューガンマ曲線を基にプリンタガン
    マ曲線を生成する機能と、前記生成されたプレビューガ
    ンマ曲線を前記第2の機能に保存する機能と、前記生成
    されたプリンタガンマ曲線を前記第1の機能に保存する
    機能をコンピュータに実現させるためのプログラムを記
    録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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