JPH11235190A - プロモーターとその使用 - Google Patents

プロモーターとその使用

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JPH11235190A
JPH11235190A JP10357972A JP35797298A JPH11235190A JP H11235190 A JPH11235190 A JP H11235190A JP 10357972 A JP10357972 A JP 10357972A JP 35797298 A JP35797298 A JP 35797298A JP H11235190 A JPH11235190 A JP H11235190A
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saf
dna
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アントニオ・ダザ・オルテガ
Jose A Gil
ホセ・アントニオ・ジル
Tomas V Garcia
トーマス・ビガル・ガルシア
Juan F Martin
ジュアン・フランシスコ・マルティン
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    • C07K14/195—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from bacteria
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外来DNA配列によりコードされる外来ポリ
ペプチドの生産性を高めること。 【解決手段】 配列番号1のDNA配列を有するプロモ
ーターを使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】発明の分野 この発明はバイオテクノロジー分野に属する。さらに詳
しくは、この発明は、細胞外酵素の生産性を高める新規
ポリペプチド、前記ポリペプチドをコードするDNA、
前記DNAを含む組換え体ベクター、およびポリペプチ
ドをコードするDNAを含む組換え体ベクターにより形
質転換された宿主生物に関するものである。さらに、こ
の発明は、新規ポリペプチドをコードする遺伝子のプロ
モーター配列に関するものである。さらにこの発明は、
ストレプトマイシス発現系並びにストレプトマイシスに
おいて外来DNA配列を発現させ、周囲の培地に前記外
来DNA配列によりコードされたポリペプチドおよび蛋
白質を分泌させる方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】発明の背景 ストレプトマイシスは、プロテアーゼ、ホスファター
ゼ、キシラナーゼ、セルラーゼ、アミラーゼ、リパーゼ
およびヌクレアーゼを含む様々な細胞外酵素のよく知ら
れた生産体である。
【0003】さらに、ストレプトマイシス属の構成員
は、多数の抗生物質、色素および他の2次代謝物を産生
し、胞子を形成させる複雑な分化パターンを有する。ス
トレプトマイシスのバッチ培養物では、通常、細胞外酵
素の生産性並びに抗生物質製造および色素生合成および
胞子形成の開始が一致している。これらのプロセスは全
て、高い生長割合に有利な栄養条件により抑制され、
P、CまたはN供給源を断つことにより抑制解除され
る。酵素分泌、2次代謝物の形成および分化は完全に独
立したものであるが、似たトリガー機構に反応すると思
われる。
【0004】細胞外酵素をコードする幾つかのストレプ
トマイシス属は既にクローン化されている。これらの例
としては、ストレプトマイシス・コエリコロルからのア
ガラーゼ、ストレプトマイシス・プリカツスからのエン
ドグリコシダーゼH、ストレプトマイシス・リビダンス
からのキシラナーゼ、ストレプトマイシス・ヒグロスコ
ピクスからのアルファ-アミラーゼ、ストレプトマイシ
ス・spA2からのセルラーゼ、ストレプトマイシス・リ
ビダンスからのベータ-ガラクトシダーゼおよびストレ
プトマイシス・カカオイ、バジウスおよびフラディアエ
からのベータ-ラクタマーゼがある。
【0005】しかしながら、これらの遺伝子の発現を制
御する調節機構は事実上未知である。栄養素の取捨選択
(シフトダウン)後に幾つかのポリマー性基質分解酵素の
同時生成がストレプトマイシスにおいて観察されたこと
から、特異的な調節機構、例えばデキストリンまたはマ
ルトトリオースによるアミラーゼの誘導およびアミラー
ゼまたはアガラーゼの炭素代謝物調節に加えて、幾つか
の細胞外酵素の抑制解除の一般的機構が存在すると思わ
れる。それらのトランス作用調節遺伝子は、バチラス・
スブチリス(ジャーナル・オブ・バクテリオロジー、1
69:324−333、1987)、バチラス・ナット
(ジャーナル・オブ・バクテリオロジー、166:20−
28、1986)およびバチラス・リチェニホルミスに
おいて見出された。
【0006】酵素合成および/または分泌に作用する陽
性調節遺伝子は、低分泌性株、例えばストレプトマイシ
ス・リビダンスにおいて細胞外酵素の高い分泌性を捜す
ことによりクローン化され得る。
【0007】ストレプトマイシスにおいて外来DNA配
列を発現させるシステムは、例えばEP148552お
よびWO88/07079で既に記載されている。これ
らのシステムは、ストレプトマイシスにより産生された
細胞外酵素の内在性プロモーターを使用する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】発明の目的 この発明の主たる目的は、新規アミノ酸ポリペプチド
(以後、SAFポリペプチドと称す)をコードする、新た
に分離された遺伝子(以後、saf(2次代謝活性化因子)遺
伝子と称する)のクローニングおよび特性検定法の提供
である。SAFポリペプチドは、細胞外酵素の構造遺伝
子の制御領域と相互作用することにより、ストレプトマ
イシスにおける細胞外酵素に関する遺伝子の発現を直接
的または間接的に変調する。
【0009】この発明の第2の態様は、発現時に上記S
AFポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含む
DNA単位またはフラグメントである。
【0010】この発明の第3の態様は、上記DNAを含
むクローニング・ビヒクル(ベクター)である。
【0011】この発明の第4の態様は、上記クローニン
グ・ビヒクルにより形質転換された結果、細胞外酵素ま
たは所望の異種ポリペプチドの生産性が高められた宿主
生物または細胞である。
【0012】この発明の第5の態様は、この発明に従い
形質転換された宿主生物を培養し、培養ブロスから生成
物を回収することによる、細胞外酵素または所望のポリ
ペプチドの製造方法である。
【0013】この発明のさらに別の態様はsaf遺伝子の
プロモーターである。
【0014】この発明のさらに別の態様は、内在性細胞
外酵素の分泌性シグナル領域と機能し得るように結合し
たsaf遺伝子のプロモーターを含む(両方とも外来DNA
配列に機能し得るように結合している)クローニング・
ビヒクル(ベクター)、並びに前記クローニング・ビヒク
ルにより形質転換された結果、外来DNA配列によりコ
ードされる外来ポリペプチドを発現および分泌する宿主
生物または細胞の製造に関するものである。
【0015】この発明のさらに別の態様は、ストレプト
マイシスの染色体DNAへの、外来DNA配列を有する
上記クローニング・ビヒクルの組み込みである。好まし
い実施態様において、saf遺伝子を含む発現ベクターは
また上記形質転換生物に組み込まれる。
【0016】この発明の上記および他の対象は、さらに
明細書においてより詳細に記載されている。
【0017】
【課題を解決するための手段】発明の要旨 ストレプトマイシス・グリセウスATCC10137か
ら、ストレプトマイシス・リビダンスおよびストレプト
マイシス・コエリコロルにおける少なくとも5種の細胞
外酵素に関する共通の制御機構に関与する遺伝子saf(2
次代謝活性化因子)をコードするDNAフラグメントが
単離された。saf遺伝子は試験された全てのストレプト
マイシスに存在することから、この遺伝子が代謝におい
て重要な役割を担うに違いないことが示されている。事
実、我々は、ストレプトマイシス・グリセウスIMRU
3570というカンディシディン生産株からsafと似た
遺伝子を含むDNAフラグメントをクローン化した。若
干のストレプトマイシス、例えばストレプトマイシス・
リビダンスおよびストレプトマイシス・ラクタムデュラ
ンスの場合、ハイブリダイゼーション・パターンは、sa
f遺伝子が染色体DNAにおける幾つかのコピーに存在
することを示唆している。
【0018】これは、ストレプトマイシスにおける細胞
外酵素の製造および胞子形成に関与する遺伝子の最初の
例である。
【0019】saf遺伝子は、113個のアミノ酸を有す
るポリペプチド(SAFポリペプチド)をコードする。エ
シェリヒア・コリでのインビトロ転写−翻訳試験は、正
確なサイズが約15000ダルトンの蛋白質が形成され
ることを示している。SAFポリペプチドは、強い正電
荷を有し(18個の正電荷アミノ酸)、ペプチド・リーダ
ーまたは膜内外蛋白質に典型的な組成を示さないため、
蛋白質排出に対する直接作用はありそうもないと思われ
る。正電荷蛋白質はDNAと容易に相互作用し得る。事
実、幾つかの調節蛋白質に典型的なDNA結合ドメイン
(アニュアル・レビュー・オブ・バイオケミストリー、
53:293−321、1984)がSAFポリペプチド
において観察されている。safプロモーターは、予想外
にも細胞外酵素の天然プロモーターよりも強力であるこ
とが見出された。例えば、アミラーゼ遺伝子は、safプ
ロモーターを天然アミラーゼ・プロモーターの代わりに
用いた場合、かなり大量のアミラーゼを発現する。すな
わち、蛋白質の天然プロモーターの代わりにsafプロモ
ーターを用いることにより、内在性ポリペプチドまたは
蛋白質の発現を向上させることができる。
【0020】SAFポリペプチドは、細胞外酵素、色素
生成および分化に対する多面発現作用、すなわち複数の
経路に作用する効果を有する。この発明により、内在性
(細胞外)蛋白質の生産性増強が達成される。
【0021】広範には、saf遺伝子および対応するポリ
ペプチドを用いて、細胞外酵素をコードする遺伝子の適
当な開裂部位へ所望の蛋白質をコードする遺伝子を挿入
し(この発現はSAFまたはその一部分により高められ
る)、組換え遺伝子によりsaf遺伝子を含むストレプトマ
イシス宿主を形質転換し、形質転換された細菌を培養し
て選択された蛋白質またはその一部分を排出させること
により、選択された異種蛋白質のストレプトマイシスに
おける発現を増強することができる。好ましくは、saf
プロモーターの制御下において、異種DNAを染色体D
NAに挿入し(組み込み)、SAFポリペプチドをコード
するDNAを含む発現ベクターを同時に挿入する。発現
ベクターを染色体DNAへ組み込む必要はない。
【0022】ストレプトマイシスにおける抗生物質の生
合成および分化に作用する多面発現性遺伝子が報告され
ている。ストレプトマイシス・コエリコロルおよびスト
レプトマイシス・リビダンスにおいてA因子、アクチノ
ルホジンおよびプロジギオシンの生成を積極的に制御す
る遺伝子afsBは、ストレプトマイシス・コエリコロル
A3(2)からクローン化された(堀之内等、ジャーナル
・オブ・バクテリオロジー、155:1238−124
8、1983)。
【0023】saf遺伝子はafsBとは異なる。事実、それ
らはアクチノルホジンの生成に対して反対の作用を有す
る。それらは、DNA結合蛋白質に典型的なアミノ酸配
列を有する点で共通している。afsBおよびsaf遺伝子は
両方とも、−10および−35共通配列を伴わないプロ
モーターを有し、潜在的翻訳調節シグナル並びに転写タ
ーミネーターとして作用し得る強いステムおよびループ
構造により結合している(堀之内等、ジャーナル・オブ
・バクテリオロジー、168:257−269、198
6)。転写が非常に安定したループを形成する場合、リ
ボソームの結合は排除される。遺伝子発現制御のそれら
の減衰様機構は、ストレプトマイシスにおいて抗生物質
耐性遺伝子の制御を変調することが見出された(堀之内
等、プロシーディングス・オブ・ザ・ナショナル・アカ
デミー・オブ・サイエンシーズ・オブ・ザ・ユー・エス
・エー、77:7079−7083、1980)。saf遺
伝子は酵素排出に関する様々な遺伝子を転換する「マス
ター」遺伝子として見なされ得るため、その発現は恐ら
く細胞において堅固に制御されると思われる。saf遺伝
子により刺激された酵素は全て複雑なポリマーの分解に
関与するため、この遺伝子は、バチラスにおいても示唆
されている通り、代替的栄養源の探索に関与する包括的
調節システムの一部分であると予想される(ヘナー等、
ジャーナル・オブ・バクテリオロジー、170:296
−300、1988)。
【0024】図面の簡単な記載 第1図は、アルカリ性ホスファターゼ過剰生産の遺伝子
決定基を有するpIJ702のBglII部位におけるスト
レプトマイシス・グリセウスATCC10137クロー
ンから得られた染色体DNAフラグメントの制限地図で
ある。
【0025】第2図は、pULAD3の1kb BglIIフラ
グメントおよび他種のストレプトマイシスのゲノムDN
A間における相同性のサザーン・ハイブリダイゼーショ
ン分析である。(A)ゲノムDNAのBamHI消化により
生成されたDNAフラグメント(レーン2〜7)。(B)プ
ローブとして1kbフラグメントを用いた、パネルAで示
されたDNAのハイブリダイゼーション。レーン:1、
23、9.59、6.68、4.29、2.28、1.94
および0.58kbのフラグメントを与えるDNAのHind
III消化; 2、ストレプトマイシス・ラクタムデュラン
ス; 3、ストレプトマイシス・アクリマイシニ; 4、ス
トレプトマイシス・コエリコロル1157; 5、ストレ
プトマイシス・グリセウス2212; 6、ストレプトマ
イシス・グリセウス3570; 7、ストレプトマイシス
・リビダンス1326。
【0026】第3図は、pIJ702により形質転換さ
れたストレプトマイシス・リビダンス(左)およびpUL
AD3により形質転換されたストレプトマイシス・リビ
ダンス(右)のプロテアーゼ(A)、アミラーゼ(B)および
リパーゼ(C)活性のペトリ皿における分析である。
【0027】第4図はsaf遺伝子発現に対する遺伝子用
量効果である。pIJ702により形質転換されたスト
レプトマイシス・リビダンス(左)、pULAD3により
形質転換されたストレプトマイシス・リビダンス(中央)
およびpULAD30により形質転換されたストレプト
マイシス・リビダンス(右)によるプロテアーゼ(A)およ
びアミラーゼ(B)の製造。
【0028】第5図はsaf遺伝子のトリミング・ダウン
状況である。pULAD3の1kb BglIIフラグメントを
出発物質として用いた。この記載で示されている通り、
固体培地プレート上において全プラスミド構築物に関す
る細胞外酵素製造を測定した。−は野生型生産体、+
+、+++および++++は相異なる過剰生産割合を示
す。短い白矢印は、プラスミドpIJ702におけるチ
ロシナーゼ遺伝子(mel)の転写の局在および方向を示
す。白い円(●→)はmel遺伝子プロモーターを示す。黒
い円(○→)は、pIJ702における推定的右回りプロ
モーター活性を示し、白い四角(□→)はsafプロモータ
ーを示す。翻訳の方向は矢印で示されている。ORF1
は、ヌクレオチド配列データから推定されたsafリーデ
ィング・フレームに対応する(第6〜8図参照)。
【0029】第6〜8図は、pULAD3の1kb BglII
フラグメントのヌクレオチド配列およびsaf遺伝子産物
の推定されたアミノ酸配列を示す。第2の推定的ATG
開始コドンは下線部である。逆方向相補的反復配列をふ
く合的矢印により示す。波線は、既知DNA結合蛋白質
のDNA結合領域と類似したアミノ酸配列を示す。関連
した制限部位を示す。ヌクレオチドに対しBglII部位か
ら始めて番号付けする(右側の番号)。
【0030】第10図は、既知DNA結合蛋白質におけ
るDNA結合ドメインとsaf遺伝子産物の推定されたア
ミノ酸配列からの領域との比較を示す。データは、パー
ボおよびサウエル(パーボ等、「アニュアル・レビュー・
オブ・バイオケミストリー」、53:293−321、1
984)並びに堀之内および別府(堀之内等、「ジェネテ
ィックス・オブ・インダストリアル・マイクロオーガニ
ズムス」、41頁、プリバ、ザグレブ、ユーゴスラビ
ア、1986)から得た。
【0031】第11図は、saf遺伝子の「上流および下
流」反復ヌクレオチド配列を示す。
【0032】第12図は、saf遺伝子に存在するヌクレ
オチドの反復群を示す。
【0033】第13図は、プラスミドpIJ2921を
示す。
【0034】第14〜21図(第14〜21AおよびB
図)は、ストレプトマイシス・グリセウスのアミラーゼ
遺伝子の完全なヌクレオチド配列および推定されたアミ
ノ酸配列を示す。切断したBstEIIは外来遺伝子の融合
に最適な場所であると考えられる。
【0035】第22図は、プラスミドpIJ699を用
いたストレプトマイシス・グリセウスIMRU3570
のα−アミラーゼ遺伝子のクローニングに使用される戦
略である。
【0036】第23図において、一連のグラフは、異な
る培地での異なるプラスミドによる皿での経時的α−ア
ミラーゼ製造を示す。 (△)MM+澱粉(%)+チオ (□)MM1mMP+澱粉(1%)+チオ (■)MM、燐酸不含有+澱粉(1%)+チオ (・)MM+澱粉(1%)+チオ+IPTG 右下のパネルは、最良生産培地においてpULTV1、
ストレプトマイシス・リビダンスおよびpULTV10
0(第9図参照)と比較したプラスミドpULVD10の
生産値を示す。(×)燐酸不含有MM+1%澱粉+チオに
おけるストレプトマイシス・リビダンス(pIJ69
9)、(・)前記培地におけるpULTV1、(−)前記培地
におけるpULTV100、および(△)MM 1mMP+
1%澱粉+チオにおけるpULVD10。
【0037】第24図は、CRF分子を含む融合蛋白質
を生産する染色体遺伝子を含む組換え体ストレプトマイ
シス細胞およびSAFポリペプチドをコードするDNA
を含むプラスミドの構築の概略図を示す。
【0038】
【発明の実施の形態】好ましい実施態様の記載 ここに記載されている作業は、下記の原材料および方法
を用いて行なわれた。細菌株およびプラスミド。この試
験で使用されたストレプトマイシスおよびエシェリヒア
・コリ株を第1表に列挙する。プラスミドおよびファー
ジを第2表に示す。
【0039】培地および培養条件。R2YE、最少培地
(MM)、TSB(ディフコ)または34%しょ糖および5
ミリモルMgCl2を補ったYEME中でストレプトマイ
シス株を生長させた(ホップウッド等、ジェネティック
・マニピュレーション・オブ・ストレプトマイシス、
「ア・ラボラトリー・マニュアル」、ザ・ジョーン・イネ
ス・ファウンデーション、ノーウィッチ、イギリス国、
1985)。220rpmで撹はんしながら回転震とう器中
28℃でトリプル・バッフルド・フラスコにおいてスト
レプトマイシス株を生長させた。
【0040】37℃でルリア・ブロス(LB)(ミラー
等、「エクスペリメンツ・イン・モレキュラー・ジェネ
ティックス」、433頁、コールド・スプリング・ハー
バー・ラボラトリーズ、ニューヨーク、1972)また
はルリア・アガー(LA)中においてエシェリヒア・コリ
株を生長させた。
【0041】プレートにおける酵素検定。ストレプトマ
イシスに関するアルカリ性ホスファターゼ(AP)検定
を、グルコース不含有で、30mcg/mlの5−ブロモ−
4−クロロ−3−インドリルホスフェート−p−トルイ
ジン(XP)を補った低レベル[1mM]のホスフェートを
含むPRMM培地(MM)中において実施した。APを産
生するコロニーは青く、それを産生し得ないコロニーは
白かった。エシェリヒア・コリの場合、B−XP培地を
使用した(1リットル当たり、10gのバクトペクトン、
12gのトリスマ−ベース、10gのNaCl、20gのデ
ィフコ寒天、pH7.5および40mcg/mlのXPを含
有)。
【0042】1%澱粉を補ったMM(グルコース不含有)
においてストレプトマイシス・コロニーのアミラーゼ活
性を検定した。生長3日後、プレートをヨウ素蒸気に晒
した。コロニー周囲の透明ゾーンは、澱粉の分解による
ものであった。2%(w/v)オリーブ油、0.5%(w/v)
トウィーン80および0.5%(w/v)トウィーン20を
補ったMMにおいてストレプトマイシスを生長させるこ
とにより、リパーゼ活性を測定した。生長3日後、プレ
ートに1mlの1モルCaCl2を注入した。リパーゼ生成
は、Ca2+−脂肪酸複合体の沈澱として観察された(小
寺等、FERMENT.TECHNOL.64:363
−371、1986)。0.5%カゼインおよび10ミリ
モルCaCl2を補ったMM(グルコース不含有)において
プロテアーゼ活性を検定した。コロニー周囲の透明ゾー
ンとして酵素活性が検出された。
【0043】プレートにグラム・ヨウ素溶液を注入する
ことにより、グルコース不含有MMにおいてストレプト
マイシス・コエリコロルのアガラーゼ活性を検定した。
ベータ-ガラクトシダーゼ活性は、X−gal(36mcg/m
l)およびIPTG(10mcg/ml)を補ったグルコース不
含有MMで生長しているコロニーの青色として観察され
た。
【0044】DNA分離。ホップウッド等による記載
(ホップウッド等、ア・ラボラトリー・マニュアル、ザ
・ジョーン・イネス・ファウンデーション、ノーウィッ
チ、イギリス国、1985)に従いストレプトマイシス
からの全DNAを製造した。キーザーの方法(キーザー
等、プラスミド、12:19−36、1984)に従い、
ストレプトマイシスまたはエシェリヒア・コリからのプ
ラスミドDNAを分離した。
【0045】クローニング方法。10mcgのストレプト
マイシス・グリセウスATCC10137染色体DNA
および0.5mcgのpIJ702をBglIIにより全体的に
消化し、T4DNAリガーゼを用いて14℃で12時間
ライゲーションした。ライゲーション混合物を形質転換
に直接使用した。適当な制限酵素(複数も可)で1−2mc
gのプラスミドDNAを消化することによりDNAフラ
グメントのサブクローニングを行い、低融点アガロース
(LMPA)でのゲル電気泳動により反応生成物を分離し
た。CTAB補助方法(ラングリッジ等、「アナリティカ
ル・バイオケミストリー」、103:264−271、1
980)を用いて必要とされるDNA帯を抽出した。
【0046】形質転換方法。ホップウッド等による記載
(ホップウッド等、「ア・ラボラトリー・マニュアル」、
ザ・ジョーン・イネス・ファウンデーション、ノーウィ
ッチ、イギリス国、1985)に従いストレプトマイシ
ス株を形質転換した。形質転換後、プロトプラストをR
2YE培地において培養し、30℃で15−20時間再
生させた。次いで、1mlのチオストレプトン水溶液(3
00mcg/ml)をプレートに注ぎ、1または2時間乾燥
し、2または3日間以上インキュベーションした。形質
転換体を、チオストレプトン(50mcg/ml)およびXP
(30mcg/ml)を含むPRMM培地へ複製した。
【0047】コーエン等に従いエシェリヒア・コリの形
質転換を行った(プロシーディングス・オブ・ザ・ナシ
ョナル・アカデミー・オブ・サイエンシーズ・オブ・ザ
・ユー・エス・エー、69:2110−2114、19
72)。アンピシリンを含む(200mcg/ml)プレート上
で形質転換体を選択した。必要ならば、X−gal(36mc
g/ml)およびIPTG(10mcg/ml)をLAプレートに
加えた。
【0048】ハイブリダイゼーション試験。ホップウッ
ド等の記載(「ア・ラボラトリー・マニュアル」、ザ・ジ
ョーン・イネス・ファウンデーション、ノーウィッチ、
イギリス国、1985)に従い、アガロース・ゲルから
ニトロセルロース・フィルターへのDNAの移動および
ハイブリダイゼーションを行った。プラスミドpULA
D1からの7.2kb BglIIフラグメントおよびプラスミ
ドpULAD3からの1kb BglIIフラグメントをプロー
ブとして用いた。70℃で24時間ハイブリダイゼーシ
ョンを行った。フィルターを、70℃で2gのSSC、
0.1%SDS中30分間2回、次いで0.2gのSS
C、0.1%(SDS)中で再び30分間2回洗浄した。
【0049】ヌクレオチド配列分析。サンガー等の鎖終
結方法(プロシーディングス・オブ・ザ・ナショナル・
アカデミー・オブ・サイエンシーズ・オブ・ザ・ユー・
エス・エー、74:5463:5467、1977)によ
りヌクレオチド配列を決定した。DNAフラグメントを
M13mp10およびM13mp11へサブクローニングす
ることにより、いずれかの配向の挿入体が得られた。ラ
イゲーション混合物を適格エシェリヒア・コリJM10
3細胞へトランスフェクションし、白色プラークを挿入
体の選抜用にスクリーニングした。アマーシャム・イン
ターナショナル・パブリック・リミテッド・カンパニー
(イギリス国)およびシーケナーゼ(ユナイテッド・バイ
オケミカル・コーポレーション、アメリカ合衆国)キッ
トを用いることにより、両鎖において配列決定を行っ
た。dGTPを用いて全フラグメントの配列決定を行っ
たが、必要に応じてdGTPの代わりにdITPを使用し
た。6%または8%ポリアクリルアミド連続ゲルにおい
て反応混合物を分離し、次いでオートラジオグラフィー
に付すためにX線フィルムに暴露した。
【0050】プロモーター・クローニング。マルチコピ
ー・プロモーター-プローブ・プラスミドpIJ486を
用いることにより(ワード等、「モレキュラー・アンド・
ジェネラル・ジェネティックス」、203:468−47
8、1986)、転写開始活性を有するフラグメントを
選択した。15mcg/mlのカナマイシンを含むMMへの
コロニーの複製により、カナマイシン(Km)耐性形質転
換体を単離した。
【0051】インビトロ転写−翻訳。アマーシャム・イ
ンターナショナル・パブリック・リミテッド・カンパニ
ーからの原核生物DNA指向翻訳キットを用いることに
より、プラスミドpULAD300およびpUC19を転
写し、翻訳した。L(35S)メチオニンを放射性標識と
して使用した。ドデシル硫酸ナトリウム含有12.5%
ポリアクリルアミド・ゲルを用いて、標識蛋白質を分析
した。
【0052】
【実施例】本発明の実施方法 下記の詳細な記載は本発明を説明するものである。
【0053】種々のストレプトマイシスによるアルカリ
性ホスファターゼ生産。 10種の相異なるストレプトマイシス株(第1表に列挙)
の幾つかの固体培地におけるアルカリ生産ホスファター
ゼ生産を検定した。ストレプトマイシス・グリセウスI
MRU3570およびストレプトマイシス・グリセウス
ATCC10137は、検定された全培地の中で最も優
れた生産体であった。アルカリ性ホスファターゼ生産に
とって最良の固体培地は、PRMM(30mcg/mlXP含
有)であった。この培地において、ストレプトマイシス
・グリセウスIMRU3570およびストレプトマイシ
ス・グリセウスATCC10137は、48時間の生長
後に濃い青色を示した。ストレプトマイシス・リビダン
ス1326およびストレプトマイシス・コエリコロルJ
I2280は、生産性の低いアルカリ性ホスファターゼ
生産体であった。XP含有PRMMにおける90時間の
生長後には、弱い青色しか観察され得ない。
【0054】アルカリ性ホスファターゼ生産に関与する
遺伝子のクローニング。 ストレプトマイシス・グリセウスATCC10137か
ら得た全DNAをBglIIにより消化し、BglII−消化p
IJ702にライゲーションし、ストレプトマイシス・
リビダンス1326プロトプラストへの形質転換により
ライゲーション混合物を導入した。形質転換体を、チオ
ストレプトン(50mcg/ml)およびXP(30mcg/ml)を
含むPRMMへ複製した。ストレプトマイシス・リビダ
ンスの2800個のメラニン陰性形質転換体の中から、
1個の濃青色コロニーが見出された。その濃青色コロニ
ーは、pULAD1(第1図)と称する7.2kb BglII挿
入体を有するpIJ702誘導体を含んでいた。
【0055】プラスミドpULAD1はストレプトマイ
シス・リビダンスにおいて不安定であり、形質転換後、
白色および青色のコロニーを生じた。青色コロニーは全
て最初のpULAD1を含み、白色コロニーは、pULA
D1の欠失形態を含んでいた(これらはそれ以上試験さ
れない)。この不安定性は、プラスミド、例えばある種
の不安定性を有することが知られているpIJ702に
おける大きなサイズの挿入体に起因し得るため、7.2k
b挿入体を、プラスミドpIJ699(キーザー等、「ジー
ン」、65:83−91、1988)の5kb BglIIフラグ
メントへサブクローニングした。反対配向での挿入体に
より、2種のプラスミドpULAD100およびpULA
D101が得られた。両プラスミドは安定しており、遺
伝子はストレプトマイシス・リビダンスにおいて両配向
で発現された。
【0056】saf遺伝子の局在性。 7.2kb BglIIフラグメントをSau3AIにより部分消
化し、BglII−消化pIJ702にライゲーションし
た。ライゲーション混合物をストレプトマイシス・リビ
ダンス・プロトプラストへ形質転換し、形質転換体をX
P含有PRMMへ複製した。プラスミドDNAを幾つか
の青色コロニーから単離した。アルカリ性ホスファター
ゼ生産に関する決定基を有する4種の小さなプラスミ
ド、pULAD2、pULAD3、pULAD16およびp
ULAD18を詳細に試験した。それらは安定した形質
転換体ストレプトマイシス・リビダンス・プロトプラス
トであり、各々2.4、1、2.1および1.9kbの挿入
体を有していた(第1図)。プラスミドpULAD3は、
BglIIによりレスキューされ得る最小の挿入体(1kb)を
有する。ストレプトマイシス・リビダンスへ導入する
と、pULAD3(ブダペスト条約および規則28EPC
下、1989年5月19日にCNCM(コルクティョン
・ナツィオナール・ド・クルツール・ド・ミクロオルガ
ニスム、28リュ・ドゥ・ドクツール・ルークス、F7
5724パリ・セデックス15、フランス国)に番号I
−859として寄託)は、pULAD1と同様高いアルカ
リ性ホスファターゼ生産性を示した。
【0057】幾つかのストレプトマイシスの染色体DN
Aとのハイブリダイゼーション。 BamHIまたはBglIIにより消化されたストレプトマイ
シス・グリセウスATCC10137から得た全DNA
を、(32p)dCTPによるニック翻訳により標識された
pULAD1からの7.2kb BglIIフラグメントにハイ
ブリダイゼーションした。予想通り、プローブと相同性
を示す7.2kb BglIIフラグメントが、BglIIにより消
化されたストレプトマイシス・グリセウスATCC10
137DNAに存在していた。フラグメントには、全D
NAをBamHIで消化したとき、2つの明白なハイブリ
ダイゼーション帯(7.9kbおよび9.4kb)を生じる内部
BamEHI部位が存在した。
【0058】同じ遺伝子が他のストレプトマイシスに存
在するか否かを試験するため、ストレプトマイシス・ア
クリマイシニ、ストレプトマイシス・コエリコロル11
57、ストレプトマイシス・グリセウス2212、スト
レプトマイシス・グリセウス3570、ストレプトマイ
シス・リビダンス1326およびストレプトマイシス・
ラクタムデュランスNRRL3802からの全DNAを
BamHIにより消化し、プローブとしてpULAD3の
1kb BglIIフラグメントとハイブリダイゼーションし
た。上記ストレプトマイシスの最初の4株において9.
5Kb共通帯とのハイブリダイゼーションが観察され、
ストレプトマイシス・リビダンスおよびストレプトマイ
シス・ラクタムデュランスのDNAでは、各々4つおよ
び5つの弱いハイブリダイゼーション帯が観察された
(第2図)。さらにまた、ストレプトマイシス・アルブス
G、ストレプトマイシス・コエリコロルJI2280、
ストレプトマイシス・クラブリゲルスNRRL3585
およびストレプトマイシス・フラディアエATCC10
475のDNAとのハイブリダイゼーションが観察され
た。これ以上、ハイブリダイゼーションしている帯の特
性検定の試みは行われなかった。
【0059】エシェリヒア・コリpho−突然変異体の相
補性の欠如。 我々がストレプトマイシス・グリセウスATCC101
37からのアルカリ性ホスファターゼ構造遺伝子をクロ
ーン化したか否かを確認するため、エシェリヒア・コリ
phoA突然変異体E15およびAW1046の相補性を
試験した。pULAD1からの7.2Kb BglIIフラグメ
ントおよびpULAD3からの1Kb BglIIフラグメン
トを、BamHI−消化pUC19において両配向で別々
にサブクローニングした。これらのプラスミド構築物を
全てエシェリヒア・コリJM103細胞において確認
し、次いでそれらを用いてエシェリヒア・コリE15
(サーシー等、「ジャーナル・オブ・バクテリオロジ
ー」、145:288−292、1981)およびエシェ
リヒア・コリAW1046を形質転換した。B−XPに
おける青色コロニーは一切見出されず、アルカリ性ホス
ファターゼの完全な構造遺伝子がストレプトマイシス・
グリセウスの7.2Kbフラグメントには存在しないこ
と、またはそれがエシェリヒア・コリにおいては発現さ
れないことが示された。アルカリ性ホスファターゼ(pho
A)またはバチラス・ルチェニホルミス(ヒューレット、
F.M.、「ジャーナル・オブ・バクテリオロジー」、15
8:978−982、1984)の構造遺伝子は、クロー
ン化された1Kbフラグメントとはハイブリダイゼーシ
ョンしなかった(データは示さず)。さらに、phoB(調
節)エシェリヒア・コリ突然変異体H2(クロイツェル
等、「ジェネティックス」、81:459−468、19
75)は、pULAD3の1kb BglIIフラグメントまた
はpULAD1の7.2kb BglIIフラグメントのいずれ
とも相補性を示さなかった。
【0060】他の細胞外酵素の過剰生産。 pULAD3を用いてストレプトマイシス・リビダンス
のプロトプラストを形質転換した場合、明らかに遅れた
色素形成および胞子形成が観察された。これらの多面発
現作用により、蛋白質分泌または遺伝子発現の制御にお
けるこの遺伝子の役割に関する我々の試験は促進され
た。第3図で示す通り、アミラーゼ、プロテアーゼおよ
びリパーゼを含む幾つかの細胞外酵素は、pULAD3
により形質転換されたストレプトマイシス・リビダンス
により過剰生産された。また、β−ガラクトシダーゼ生
産性も増加し、その生産は、非形質転換ストレプトマイ
シス・コエリコロルの場合よりも約24−30時間早く
開始した。このクローン化された遺伝子は細胞外酵素、
色素生成および分化に対して多面発現作用を示すため、
この遺伝子はsaf(2次代謝活性化因子)と命名された。
【0061】遺伝子用量効果。 pIJ702のコピー数を概算すると、1染色体当たり
100〜200である。pULAD3の正確なコピー数
は測定されなかったが、pIJ702およびpULAD3
の両帯の強度は、似たコピー数であることを示唆してい
た。
【0062】遺伝子用量効果を試験するため、我々は、
pULAD3の1kb BglIIフラグメントを、低コピー数
プラスミドpIJ61(1細胞当たり3〜4コピー)のBa
mHI部位へサブクローニングした。(ホップウッド等、
「ア・ラボラトリー・マニュアル」、ザ・ジョーンズ・イ
ネス・ファウンデーション、ノーウィッチ、イギリス
国)。この新規プラスミドはpULAD30と命名され
た。第4図は、pULAD30により形質転換されたス
トレプトマイシス・リビダンスによる細胞外酵素の生産
性が、pULAD3をもつストレプトマイシス・リビダ
ンスに関して明らかに減少していることを示す。さら
に、pULAD30をもつストレプトマイシス・リビダ
ンスは、非形質転換ストレプトマイシス・リビダンスと
似た色素生成および胞子形成パターンを示した。
【0063】エシェリヒア・コリにおける発現および遺
伝子のトリミング・ダウン。 エシェリヒア・コリのPho突然変異体はsaf遺伝子によ
り補足されなかったが、我々は、pULAD3の1kb B
alII挿入体をpUC19において一方向でサブクローニ
ングした場合(pULAD300と命名されたプラスミ
ド)、エシェリヒア・コリにおける発現の結果、固体培
地で生長させた場合に異常形態が誘発されるが、それを
反対方向で挿入した場合(プラスミドpULAD301)
には発現しないことを観察した。プラスミドpULAD
300は、lacZプロモーターから下流にORF(下記参
照)を含む。これらの結果は、saf遺伝子が、pUC19
に存在するlacZプロモーターからエシェリヒア・コリ
において発現されることを示唆している。
【0064】エシェリヒア・コリ検定におけるインビト
ロ転写−翻訳を実施し(pULAD300を使用)、反応
生成物を12.5%ポリアクリルアミド・ゲルにおいて
負荷した。分子量15000の帯は、対照pUC19レ
ーンに存在しないpULAD300対応するレーンに存
在した。
【0065】saf遺伝子の位置を正確に確認するため、
プラスミドpULAD300の1Kbフラグメントの解離
続行が決定された。これらの試験では、1kbフラグメン
ト内における制限酵素SstI(nt216)、KpnI(nt6
48)およびSalGI(nt936)について特有の切断部
位の存在が開発された。pULAD300の1kb挿入体
から得られた相異なるサブフラグメントを第1段階でp
IJ2921、すなわちBglII部位に近接した修飾ポリ
リンカーを含むpUC18の誘導体(第13図参照)へク
ローン化し、次いでBglII付着末端によりレスキュー
し、BglII消化pIJ702へクローン化した。アルカ
リ性ホスファターゼ、アミラーゼおよびプロテアーゼ生
産性を、全プラスミド構築物を用いてストレプトマイシ
ス・リビダンスにおいて試験した。これらの試験の結果
は第5図において概略形態で現れており、それらの解釈
の結果、下記結論が導き出された。
【0066】1.1kbフラグメントは、プラスミドpI
J702の両配向(プラスミドpULAD3およびpUL
AD4)において類似レベルで発現されたことから、そ
れ自体のプロモーターを含めて完全なsaf遺伝子を含
む。 2.saf遺伝子は、648ヌクレオチドBglII−KpnI
フラグメント(プラスミドpULAD5およびpULAD
6)に位置すると思われる。 3.フラグメントSstI−KpnI(432ヌクレオチド)
は、細胞外酵素過剰生産に関する遺伝子決定基を含むと
思われるが、一配向(プラスミドpULAD10およびp
ULAD14)でのみ発現し、反対配向(プラスミドpU
LAD9およびpULAD13)では発現しなかったた
め、そのプロモーター領域を喪失したと思われる。 4.215ヌクレオチド・フラグメントBglII−SstI
は、saf遺伝子プロモーター領域を含む。 5.細胞外酵素および分化に対する作用は全て、一緒に
保たれるかまたは失われ、単一の遺伝子産物が全酵素に
対する作用に関与することが示された。 6.驚くべき態様は、pIJ702に存在するmel−遺伝
子のチロシナーゼ・プロモーターから始まるフラグメン
トSstI−KpnI(プロモーターをもたないsaf遺伝子)
の発現の欠如であったにも拘わらず、これは反対方向
(時計回り)では発現された。この発見は、遺伝子melの
前およびBglIIクローニング部位に位置するプロモータ
ー活性を有するフラグメントが存在することを意味した
(ベルナン等、「ジーン」、37:101−110、198
5)。その発見は公開されなかったが、数人の著者が時
折述べている(ジルおよびホップウッド、「ジーン」、2
5:119132、1983)。逆方向(KpnI−−Sst
I)での機能的ORFの可能性は幾つかの理由により却
下された。
【0067】A.ヌクレオチド配列を分析したとき、上
記ORFは検出されなかった。 B.上記ORFが存在する場合、フラグメントBglII−
KpnI(nt1−nt648)は両方向で発現されたため(プ
ラスミドpULAD5およびpULAD6)、それはそれ
自体のプロモーターをもたなければならないことは明白
である。次に、KpnIゾーンにプロモーターをもつKpn
I−SstIフラグメントが単に一方向でそれ自体を発現
し得ることは意味をなさなかった。 C.エシェリヒア・コリでの発現は、常にプロモーター
lacZが(前)提案されたORFに有利な場合に行なわ
れ、反対方向では決して行なわれなかった。
【0068】ORF1上流DNAフラグメントのプロモ
ーター活性。 以前の実験から推論され得る、BglII−SstIフラグメ
ントにおけるプロモーターの存在を確認するため、アミ
ノグリコシド・ホスホトランスフェラーゼ(neo)を暗号
化する(codify)遺伝子はもつが、そのプロモーターは随
伴しない・・・・・。この遺伝子の発現によって、スト
レプトマイシス・リビダンスはカナマイシンおよびネオ
マイシンに対する耐性を獲得した。このフラグメントを
pIJ486(neo遺伝子の隣にSstI端を有する)におい
てサブクローニングすると、プラスミドpIJ484::
216が作製された。pIJ486::216により形質
転換されたストレプトマイシス・リビダンスは、100
mcg/mlを越えるKmを含むMMにおいて生長するが、p
IJ486により形質転換されたストレプトマイシス・
リビダンスは、5mg/mlKmを補ったMMにおいて生長
しないことが観察された。これらの結果は、上記フラグ
メントがプロモーター活性を有することを示し、提案さ
れたORFを支持するものであった。
【0069】ヌクレオチド配列および考えられるORF
から導き出された他の考察は、次の通りであった。
【0070】1.遺伝子safは逆方向および相補的反復
配列を有する2つの領域により囲まれており、遺伝子sa
f(nt637−697)である、mRNAにおいて非常に安
定した結合 G=−38.4kcalを形成し得る(第11
図)。 2.配列決定されたフラグメントは、ストレプトマイシ
ス遺伝子において通常見出される高いG+Cパーセンテ
ージを含む。 3.遺伝子safの前、ATG(nt219)および反復上流
構造間には、非常に興味深いヌクレオチド領域が存在す
る。すなわち3対の反復ヌクレオチド(各々7ntを有す
る)が存在する(第12図)。この領域、特にプロモータ
ー・ゾーンは、遺伝子saf発現の調節において非常に重
要な役割を演じるとほぼ考えられる。 4.SAF蛋白質が18のネット正負荷を含むことは言
うに値する。仮定的な見通しによると、これはDNAに
対するかなり大きな親和力の存在を示し得る。推定され
たアミノ酸配列の場合でも、DNA結合蛋白質のドメイ
ンと非常に類似した領域が観察され得る(パボおよびサ
ウエル、1984)(第10図)。
【0071】saf遺伝子のヌクレオチド配列。 出発物質としてプラスミドpULAD300を用いるこ
とにより、pULADの全1kb BglII挿入体のヌクレオ
チド配列を測定した。M13mp10およびM13mp11
はKpnI部位をもたないため、まずKpnI端を有するフ
ラグメントをpUC19へサブクローニングし、次いで
EcoRI−HindIIIフラグメントとしてレスキューし、
EcoRIおよびHindIIIにより消化したmp10およびmp
11へ導入した。活性領域の完全ヌクレオチド配列は、
推定的SAFポリペプチドをコードする339個のヌク
レオチドを有するORF1を示す(第6〜8図)。nt18
3のATG開始コドンから始まり、nt524のTGA停
止コドンで終結するBglII−KpnIフラグメントには唯
一の可能なオープン・リーディング・フレームが含まれ
る(第5および6〜8図におけるORF1)。プラスミド
pULAD14に含まれたSstI−KpnI挿入体は、同
じくSstI部位の下流領域を含むプラスミド(pULAD
3、pULAD4、pULAD4およびpULAD6)より
も低度の活性を示すため、仮定的safリーディング・フ
レームと枠を形成するATG(nt219)はまた、pUL
AD10およびpULAD14において開始コドンとし
て作用し得るとほぼ考えられる。TGA終止コドンが最
初のATGの上流に存在するため、他の代替的開始トリ
プレットはあり得ない。非常に安定したステムおよびル
ープ構造( G=−53.6kcal)を形成し得る長い逆方
向反復領域は、saf遺伝子の上流、nt90〜nt135に
存在する。別のハイフンで結んだ逆方向配列は、ヌクレ
オチド637から697へ伸びるORF1のターミネー
ター・トリプレットから下流で観察された( G=−3
8.4kcal)。
【0072】saf遺伝子は、高いG+C含有率(76.3
%)および著しい遺伝子・・・・・を有する(ホップウッ
ド等、レギュレーション・オブ・ジーン・エクスプレッ
ション25イヤーズ・オン、キャンブリッジ・ユニバー
シティー・プレス、251−276頁、1986)。
【0073】ORF1の上流のDNAフラグメントのプ
ロモーター活性。 BglII−SstIフラグメント(nt1〜nt216)を欠くプ
ラスミドは一配向でのみ発現され(プラスミドpULAD
10およびpULAD14)、反対方向では発現されなか
ったため(プラスミドpULAD9およびpULAD1
0)、恐らくORF1プロモーターはそのフラグメント
に位置すると思われた。この領域における転写開始配列
の存在は、このフラグメントを、プロモーター欠失アミ
ノグリコシド・ホスホトランスフェラーゼ遺伝子(neo)
を含むプロモーター-プローブ・プラスミドpIJ486
(ワード等、「モレキュラー・アンド・ジェネラル・ジェ
ネティックス」、203:468:478、1986)へサ
ブクローニングすることにより確認された。この遺伝子
の発現により、ストレプトマイシス・リビダンスにはカ
ナマイシンおよびネオマイシン耐性が付与される。Bgl
II−SstIフラグメントをpIJ486(neo遺伝子に近
接するSstI末端)へサブクローニングした(このプラス
ミドをpIJ486::216と命名)。pIJ486::2
16により形質転換されたストレプトマイシス・リビダ
ンスは、100mcg/mlを越えるKmを含むMMにおいて
生長し得たが、pIJ486をもつストレプトマイシス
・リビダンスは、5mcg/mlのKmを含むMMにおいて生
長しない。この結果は、BglII−SstIフラグメントが
プロモーター活性を有することを示す。しかしながら、
ストレプトマイシスの他のプロモーターとのヌクレオチ
ド相同性によって、典型的な「共通」−10または−35
領域は全く同定されなかった(ホップウッド等、レギュ
レーション・オブ・ジーン・エクスプレッション25イ
ヤーズ・オン、キャンブリッジ・ユニバーシティー・プ
レス、251−276頁、1986)。
【0074】アミラーゼ遺伝子のクローニング。 現在、ストレプトマイシス・グリセウスIMRU357
0のアミラーゼ遺伝子(amy)の決定的配列が解明され
た。ストレプトマイシス・グリセウスのアミラーゼ遺伝
子の完全なヌクレオチド配列および推定的アミノ酸配列
は第14〜21図に現れている。リーダー・ペプチドを
伴う蛋白質は566個のアミノ酸を有し(ヌクレオチド
318〜2155、両端を含む)、59713DのPM
に対応する。ストレプトマイシス・アリセウスIMRU
3570のDNAをSau3Aで消化し、3〜9Kbのフ
ラグメントを分離し、BglII消化pIJ699にライゲ
ーションすることにより、全α−アミラーゼ遺伝子を含
むプラスミドpULTV1が構築された。α−アミラー
ゼ活性についてスクリーニング後、全α−アミラーゼ遺
伝子を含むpULTV1プラスミドを選別した。pULT
V1の構築を第22図に示す。全α−アミラーゼ遺伝子
を含むプラスミドを得る別の方法は、それを2つのさら
に小さなフラグメントから構築する方法である。クロー
ニングにより得られたプラスミドの中で、ストレプトマ
イシス・グリセウスの全DNAライブラリーは、5'末
端から始まる部分的遺伝子を有するもの、および3'末
端から始まる部分的遺伝子を有するものである。前者か
らは、遺伝子の5'末端を含む1.3KbフラグメントBa
mHI−SacIが得られ、後者からは、遺伝子の3'末端
を含む1.2KbSacI−SalIフラグメントが得られ
る。次いで、両者をSalI−BamHIで処理したpIJ
2921に結合することにより、無傷の天然α−アミラ
ーゼ遺伝子を含むプラスミドが得られる(pULTV20
0)。
【0075】safプロモーターの優れた有効性。 種々のプロモーターの制御下でのamy遺伝子の発現を試
験するため、ストレプトマイシス・リビダンスJI66
によるアミラーゼの生産性を試験した。amy遺伝子を相
異なるプロモーターの制御下に置き、アミラーゼ生産性
を、天然プロモーター(PamY)の使用による生産性と比
較した。試験されたプロモーターは、saf遺伝子のプロ
モーター(Psaf)、Kmr遺伝子のプロモーター(Pneo)、
シンテナーゼPABA遺伝子のプロモーター(Ppab)お
よびエシェリヒア・コリβ−ガラクトシダーゼ遺伝子の
プロモーター(Plac)であった。pULTV200から抽
出されたEcoRI−BglIIフラグメントを、EcoRI−
BamiIで消化したpUC18へライゲーションすること
により、プロモーターを伴わないα−アミラーゼ遺伝子
を含むプラスミドpULTV220が得られた。pULT
V220からのEcoRI−HindIIIフラグメントを、sa
f、pabまたはKmr遺伝子のプロモーターへ直接ライゲー
ションすることにより、pULVD10、pULVA1お
よびpULTV80プラスミドが各々得られた。lacのプ
ロモーターを含むpULTV150は、pULTV220
のHindIII消化およびpIJ699の5Kb HindIIIフ
ラグメントへのライゲーションにより直接得られた。
【0076】MM+澱粉(1%)+チオストレプトン、M
M(1mM P)+澱粉(1%)+チオストレプトン、ホスフ
ェート不含有MM+澱粉+チオストレプトンおよびMM
+澱粉(1%)+チオストレプトン+IPTGを含む皿に
おいて、生成したプラスミドの生産性試験を行った。p
IJ699、pULTV100(第9図参照)およびpUL
TV1を対照として用いた。アミラーゼ生産性の相対尺
度は、I2含有生長培地の染色時に各コロニーの周囲で
得られる円形コロナ領域であると考えられた。
【0077】種々の構築物の生産性グラフは第23図に
示されている。対照の場合を除くと、最高の生産性は、
MM(1mM P)+澱粉+チオストレプトンにおいて達成
された。生産性ピークがpULVD10(saf遺伝子プロ
モーターを有する)によりいかにして得られたかは(11
4時間のインキュベーションでPlacプロモーターを含
む、2番目に高い生産体pULTV150の1335mm2
と比べて1482mm2)、明らかに注目に値することであ
る。
【0078】第23図(下部右側パネル)において、pU
LVD10の生産値は、各タイプの構築についてこれま
でに知られている最善条件下での対照と比較して表され
ている。pULTV1(天然)の場合と比べたpULVD1
0生産性の増加は、全く無視できない(1105mm2に対
して1482mm2)。
【0079】すなわち、saf遺伝子プロモーターを他の
天然プロモーターの代用物として使用することにより、
様々な内在ストレプトマイシス・ポリペプチドおよび蛋
白質の発現が改良され得る。同様に、外来DNAが挿入
される場合、saf遺伝子プロモーターは、アミラーゼに
より立証された結果と同じく優れた結果を与えると予想
される。
【0080】外来ポリペプチドまたは蛋白質の発現。 外来ポリペプチドまたは蛋白質を発現させるため、好ま
しくは外来DNAを内在遺伝子、好ましくは細胞外酵素
をコードする遺伝子の適当な認識部位に挿入することに
より、外来ポリペプチドまたは蛋白質を確実に分泌させ
る。遺伝子がアミラーゼ遺伝子である場合、適当な認識
部位はBstEII部位である(第14〜21図参照)。外来
DNAは、好ましくは細胞外酵素遺伝子からの分泌シグ
ナルを可能な限り多く保持するように挿入される。これ
らのシグナルがリーダー配列において優勢である場合、
アミラーゼ遺伝子に関してカルボキシル末端もまた分泌
に重要であることが立証される。すなわち、内在DNA
の転写部分を除去し、外来DNAと置き換えるよりも、
外来DNAを内在DNAへ挿入することにより融合蛋白
質を作製するのが最善であり得る。
【0081】saf遺伝子は染色体DNAにおいて細胞外
酵素の産生を制御することが知られている。恐らく、染
色体DNAにはSAFポリペプチドを認識し、細胞外酵
素生産性を向上させる認識配列が存在すると思われる。
プラスミドにおけるsaf遺伝子とアミラーゼ遺伝子の組
み合わせは、アミラーゼの生産性向上を誘発しない。す
なわち、SAFにより制御され得る内在細胞外酵素の分
泌シグナル配列と機能し得るように結合し、好ましくは
さらにsafプロモーターと機能し得るように結合した(天
然プロモーターの非存在下)外来蛋白質を、プラスミド
とは反対側の染色体DNAへ組み込むのが好ましい。こ
の方法において、外来ポリペプチドまたは蛋白質の生産
性は、天然SAFによりさらに高められる。さらに好ま
しい実施態様では、saf遺伝子は外来DNAが染色体D
NAへ挿入された同じ機構へプラスミドによって挿入さ
れる。これにより外来ポリペプチドまたは蛋白質の分泌
は確実に高められる。DNAフラグメントは、ストレプ
トマイシスの公知バクテリオファージ・ベクターのいず
れか、例えばφC31またはR4によりストレプトマイ
シスの染色体DNAへクローン化され得る(チャーター
等、「ジーン・クローニング・イン・オーガニズムス・
アザー・ザン・エシェリヒア・コリ」中「ジーン・クロー
ニング・イン・ストレプトマイシス」、P.H.ホフシュ
ナイダー等編、スプリンガー-フェルラーク、ベルリ
ン、1982、87−95頁)。
【0082】第24図の図式は、ストレプトマイシスか
らの外来蛋白質、この場合CRFの分泌を達成するため
の好ましい技術を示す。KC400は、結合部位(att)
を欠き、C+遺伝子を有するφ31誘導体である。チャ
ーター、K.F.等、「ストレプトマイシスにおける突然
変異的クローニングおよび抗生物質製造遺伝子の単
離」、「ジーン」、26:67−78(1983)参照。C+
遺伝子は、溶原状態の維持に必要なリプレッサーをコー
ドする。野生型ファージにおけるatt部位は、宿主細胞
DNAへのファージの結合を指示し、そこからの遊離を
指示する。att部位が無い場合、相同性DNAフラグメ
ントがファージへクローン化されなければ、ファージは
宿主染色体へ組み込まれ得ない。宿主株における内在遺
伝子は全て、この目的に使用され得るため、第24図で
は単に「遺伝子X」として表される。ファージφ31KC
400を公知技術で遺伝子操作することにより(ホップ
ウッド、D.A.等、「ジェネティック・マニピュレーシ
ョン・オブ・ストレプトマイシス。ア・ラボラトリー・
マニュアル」、ザ・ジョーン・イネス・ファウンデーシ
ョン、ノーウィッチ、イギリス国(1985)参照)、相
同性遺伝子フラグメント(遺伝子X)並びにsafプロモー
ターを含む遺伝子および内在性α−アミラーゼ遺伝子お
よびα−アミラーゼ遺伝子に機能し得るように結合し、
これとリーディング・フレームを形成するCRFの遺伝
子が挿入される。このファージによって宿主ストレプト
マイシス株、好ましくはストレプトマイシス・コエリコ
ロルA3(2)(イギリス国ノーウィッチ、ザ・ジョーン
・イネス・ファウンデーションのコレクションから入手
可能)の感染後、全ファージDNAは、好ましくはキャ
ンベル型組換えを用いて、相同性遺伝子Xから始まる宿
主細胞の染色体DNAへ挿入される。示されている通
り、これに従う特異的技術の全ては、当業界の熟練者の
技術範囲内に含まれるため、上記挿入は過度の実験無し
で行なわれ得る。
【0083】次いで、挿入された染色体遺伝子を含む細
胞を処理することにより、pULAD3プラスミドを取
り上げる。前記細胞はSAFポリペプチドを発現し、こ
れが染色体遺伝子による「α−アミラーゼ」の分泌を向上
させる。この遺伝子におけるsafプロモーターの存在に
より、「α−アミラーゼ」の分泌はさらに高められる。分
泌された「α−アミラーゼ」はそこに融合したCRF分子
を含み、これは適当な酵素消化により容易に分離され得
る。
【0084】ストレプトマイシスのα−アミラーゼ遺伝
子について具体的に例を挙げて説明したが、safプロモ
ーターを用いて発現を向上させることを目的として、使
用されている種類のストレプトマイシスにより産生され
たポリペプチドまたは蛋白質の遺伝子は、天然プロモー
ターを除去し、safプロモーターと置き換えることによ
り修飾され得るものと理解すべきである。同様に、外来
ポリペプチドまたは蛋白質は上記内在遺伝子へ挿入され
得る。しかしながら、好ましくは、選択された内在遺伝
子は、細胞壁を通って培養培地中へ蛋白質を発現するも
のであり、この場合分泌シグナル配列の保持が重要であ
る。外来遺伝子挿入用に選択されている遺伝子がSAF
により制御され、前記挿入が染色体DNAに存在し、好
ましくはsaf遺伝子含有プラスミドの同時挿入を伴う場
合、最善の結果が得られる。
【0085】CRFについて具体的に述べたが、外来D
NA配列は、蛋白質またはポリペプチドをコードする非
ストレプトマイシス誘導性DNA配列であればよく、特
に真核生物またはウイルス起源のものであり得るものと
理解すべきである。それらの真核生物およびウイルスD
NA配列の例には、ヒトおよび動物白血球インターフェ
ロン(INF−α)、線維芽細胞インターフェロン(IN
F−β)および免疫インターフェロン(INF−γ)、ヒ
ト・インシュリン、ヒトおよび動物成長および他のホル
モン類、例えばコルチコトロピン放出因子(CRF)、ヒ
ト血清アルブミンおよび様々なヒト血液因子およびプラ
スミノゲン活性化因子、両組織およびウロキナーゼ、B
型肝炎ウイルス・コアおよび表面抗原、FMDウイルス
抗原および他のヒト、動物およびウイルス性ポリペプチ
ドおよび蛋白質をコードする配列がある。
【0086】safプロモーターは好ましいが、外来ポリ
ペプチドまたは蛋白質の生産性は、saf遺伝子を含む発
現ベクターで宿主細胞を形質転換することによりさらに
高められる。この発現ベクターは細胞のプラスミドDN
Aに存在し得る。すなわち、内在性プロモーターまたは
他のプロモーターがあればそれを用いて、さらに外来ポ
リペプチドまたは蛋白質の分泌を達成し得る。
【0087】実施態様の上記内容は本発明の全般的性質
を充分に開示しているため、他の者でも、最新知識を適
用することにより、包括的概念から逸脱することなく上
記実施態様を容易に修飾および/または様々な適用形態
に適合させることができ、従って、それらの適合および
修飾も開示された具体的態様の均等内容の意味および範
囲内に包含されるものとする。ここに用いられている表
現または用語は、説明を目的とするものであって限定的
ではないものとする。
【0088】
【表1】 第1表.細菌株名称 関連特性 出所 S.グリセウスATCC10137 野生型 ATCC S.グリセウスJI2212 野生型 JI S.グリセウスIMRU3570 野生型 IMRU S.リビダンスJI1326 野生型 JI S.アクリマイシニJI2236 野生型 JI S.コエリコロルJI2280 CysE24、PabA1、strl JI S.コエリコロルJI1157 野生型 JI S.クラブリゲルスNRRL3585 野生型 NRRL S.ラクタムドュランスNRRL3802 野生型 NRRL S.アルブスG 野生型 JI E.コリE15 phoA8 CGSC E.コリAW1046 PhoA、phoC、tsZ::tn5、leu、KanR 1 E.コリH2(E.コリCGSC5259) phoB52、pho-35 CGSC E.コリJM103 proAB、lacZ M15 2
【0089】JI:ザ・ジョーン・イネス・インスティ
テュートの微生物コレクション。コレニー・レーン、ノ
ーウィッチNR4UH、イギリス国。 ATCC:アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクシ
ョン。 IMRU:ワクスマンズ・インスティテュート・オブ・
マイクロバイオロジー、ルトガーズ・ユニバーシティ
ー、ニューブランスウィック、ニュージャージー、アメ
リカ合衆国。 NRRL:ノーザン・リージョナル・リサーチ・ラボラ
トリーズ、ペオリア、イリノイ、アメリカ合衆国。 CGSC:エシェリヒア・コリ(E.coli)・ジェネティ
ック・ストック・センター。
【0090】
【表2】 第2表.プラスミドおよびファージ。名称 関連特性 出所 pIJ702 チオストレプトン耐性 およびメラニン+ 3 pIJ699 チオストレプトン、ビオマイシン およびカナマイシン耐性 4 pIJ61 チオストレプトンおよび ネオマイシン耐性 5 pIJ486 チオストレプトン耐性および プロモーター非随伴saf遺伝子 6 pULAD系列 saf遺伝子および/または近接配列をもつ 本発明 ストレプトマイシスおよびエシェリヒア の作業 ・コリ・ベクター pIJ486::216 saf遺伝子プロモーター領域をもつ 本発明 pIJ486 の作業 pUC19 bla+、lacZpZoZ' 7 pIJ2921 bla+、lacZpZoZ' 第13図参照 M13 mp10お よびmp11 1本鎖DNAの生成用ファージ 8 pULTV1お アミラーゼ遺伝子をもつ 本発明 よび200 ストレプトマイシス・ベクター の作業 pULTV220 プロモーター無しのアミラーゼ遺伝子を 本発明 もつストレプトマイシス・ベクター の作業 pULVD10 safプロモーター随伴アミラーゼ遺伝子を 本発明 もつストレプトマイシス・ベクター の作業 pULNA1 pabプロモーター随伴アミラーゼ遺伝子を 本発明 もつストレプトマイシス・ベクター の作業 pULTV80 Kmrプロモーター随伴アミラーゼ遺伝子を 本発明 もつストレプトマイシス・ベクター の作業 pULTV150 lacプロモーター随伴アミラーゼ遺伝子を 本発明 もつストレプトマイシス・ベクター の作業
【0091】第1表および第2表で引用された参考文
献。 1.ホフマン、C.S.、およびA.ライト。1985。
分泌された蛋白質のアルカリ性ホスファターゼへの融
合: 蛋白質分泌の試験方法。「プロシーディングス・オ
ブ・ザ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンシー
ズ・オブ・ザ・ユー・エス・エー」、82:5107−5
111。 2.メッシング、J.、R.クレアおよびP.H.シーバ
ーグ。1981。ショットガンDNA配列決定のシステ
ム。「ヌクレイック・アシッズ・リサーチ」、9:309
−321。 3.キャッツ、E.、C.J.トンプソンおよびD.A.ホ
ップウッド。1983。ストレプトマイシス・リビダン
スにおけるストレプトマイシス・アンティビオティクス
からのチロシナーゼ遺伝子のクローニングおよび発現。
「ジャーナル・オブ・ジェネラル・マイクロバイオロジ
ー」、129:2703−2714。 4.キーザー、T.およびR.E.メルトン。1988。
プラスミドpIJ699、ストレプトマイシスのマルチ
コピー陽性−選択ベクター。「ジーン」、65:83−9
1。 5.ホップウッド、D.A.、M.J.、ビブ、K.F.チ
ャーター、T.キーザー、C.J.ブルトン、H.M.キ
ーザー、D.J.リディエイト、C.P.、スミス、J.
M.ワード、およびH.シュレンプフ。1985。スト
レプトマイシスの遺伝子操作。ア・ラボラトリー・マニ
ュアル。ザ・ジョーン・イネス・ファウンデーション、
ノーウィッチ、イギリス国。 6.ワード、J.M.、G.R.ジャンセン、T.キーザ
ー、M.J.ビブ、M.J.ブットナーおよびM.J.ビ
ブ。1986。指標としてTn5からのアミノグリコシ
ド・ホスホトランスフェラーゼ遺伝子を用いた、ストレ
プトマイシスに関する一連のマルチコピー・プロモータ
ー−プローブ・プラスミド・ベクターの構築および特性
検定。「モレキュラー・アンド・ジェネラル・ジェネテ
ィックス」、203:468−478。 7.ヤニッシュ−ペロン、C.、J.ビエイラおよび
J.メッシング。1985。改良されたM13ファージ
・クローニング・ベクターおよび宿主株:M13mp18
およびpUC19ベクターのヌクレオチド配列。「ジー
ン」、33:103−119。 8.メッシング、J.。1983。クローニング用新規
M13ベクター。「メソッズ・イン・エンザイモロジ
ー」、101:20−78。
【0092】相異なるプラスミドにより形質転換された
ストレプトマイシス・リビダンスの培養物の培養ブロス
(上清)における担体蛋白質(アミラーゼ)の定量。
【0093】我々は、3つの異なる方法を使用すること
により、分泌された蛋白質の量を測定した。 1.シマズ分光濃度計を用いた、銀染色したSDS−P
AGEゲルにおける蛋白質帯または同ゲルの写真ネガ
(フィルム)の分光濃度測定法。 2.カラムC8アクアポアRP−300(200×4.6
nm:ブラウンリー・ラブス、アメリカ合衆国)を備えたH
PLCを用いた異なる蛋白質の量の分析。 3.分子ふるい(ゲルろ過)カラム・プロテイン・パック
300SWを備えたHPLCによる分析。
【0094】結果 ストレプトマイシス・リビダンス[pULTV100]、
ストレプトマイシス・リビダンス[pULVD10]およ
びストレプトマイシス・リビダンス[pULTV80]の
胞子を、培地レチェバリアー+1%澱粉に接種した。各
々36、60および60時間の発酵後に最大アミラーゼ
活性が得られた。細胞外流体(上清)中の総蛋白質を、ブ
ラッドフォード法により定量化した。各ブロスの蛋白質
5μgをSDS−PAGEに適用し、銀で染色した。
【0095】1.分光濃度測定法−ストレプトマイシス
・リビダンス[pULTV100](蛋白質5μg)、ストレ
プトマイシス・リビダンス[pULVD10](蛋白質5μ
g)およびストレプトマイシス・リビダンス[pULTV8
0](蛋白質5μg)の上清のSDS−PAGE(10%ア
クリルアミド)における帯の分光濃度測定を実施した。 2.カラム・アクアポアRP−300におけるHPLC
−50ミリモル酢酸−酢酸アンモニウム緩衝液およびメ
タノール勾配:0−20分0%メタノール、30−35
分100%メタノール、45分0%メタノールにより蛋
白質を溶離した。アミラーゼは、33−34分で100
%メタノールにより溶離する。結果を第3表に示す。 3.プロテイン−パック300SWにおけるHPLC−
上記と同じ構築物の培養ブロスの上清を先に透析し、凍
結乾燥により濃縮した。蛋白質は、0.5ml/分の流速
で酢酸−酢酸アンモニウム緩衝液により溶離した。アミ
ラーゼは21−22分で集中したピークとして溶離す
る。
【0096】
【表3】
【配列表】 <110> Applied Research Systems ARS Holding N.V. <110> Clive Froud <120> Promoter and its Use <130> 162775 <150> US 07/354,265 <151> May 19, 1989 <150> US 07/410,706 <151> September 22, 1989 <160> 1 <210> 1 <211> 182 <212> DNA <213> Streptomyces griseus <400> 1 agatctcctc gtcccaccgg ctgtcgaagc tccgcgccta cagcgccatc gacttcgacc 60 gggcgaagta ggaagcggcc ggcgacaaaa cggggagggg cgggaaacgg tggtccgttt 120 cccgcccctg cccgtaggcc gtgcgcgtcc cgccggtgcg cggcgttcag cccgccgccg 180 ct 182
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1図は、アルカリ性ホスファターゼ過剰生
産の遺伝子決定基を有するpIJ702のBglII部位に
おけるストレプトマイシス・グリセウスATCC101
37クローンから得られた染色体DNAフラグメントの
制限地図である。
【図2】 第2図は、pULAD3の1kb BglIIフラグ
メントおよび他種のストレプトマイシスのゲノムDNA
間における相同性のサザーン・ハイブリダイゼーション
分析である。
【図3】 第3図は、pIJ702により形質転換され
たストレプトマイシス・リビダンス(左)およびpULA
D3により形質転換されたストレプトマイシス・リビダ
ンス(右)のプロテアーゼ(A)、アミラーゼ(B)およびリ
パーゼ(C)活性のペトリ皿における分析である。
【図4】 第4図はsaf遺伝子発現に対する遺伝子用量
効果である。
【図5】 第5図はsaf遺伝子のトリミング・ダウン状
況である。
【図6】 第6図は、pULAD3の1kb BglIIフラグ
メントのヌクレオチド配列およびsaf遺伝子産物の推定
されたアミノ酸配列を示す。
【図7】 第7図は、pULAD3の1kb BglIIフラグ
メントのヌクレオチド配列およびsaf遺伝子産物の推定
されたアミノ酸配列を示す。
【図8】 第8図は、pULAD3の1kb BglIIフラグ
メントのヌクレオチド配列およびsaf遺伝子産物の推定
されたアミノ酸配列を示す。
【図9】 第9図は、各種プラスミドとその制限部位を
示す。
【図10】 第10図は、既知DNA結合蛋白質におけ
るDNA結合ドメインとsaf遺伝子産物の推定されたア
ミノ酸配列からの領域との比較を示す。
【図11】 第11図は、saf遺伝子の「上流および下
流」反復ヌクレオチド配列を示す。
【図12】 第12図は、saf遺伝子に存在するヌクレ
オチドの反復群を示す。
【図13】 第13図は、プラスミドpIJ2921を
示す。
【図14】 第14図は、ストレプトマイシス・グリセ
ウスのアミラーゼ遺伝子の完全なヌクレオチド配列およ
び推定されたアミノ酸配列を示す。
【図15】 第15図は、ストレプトマイシス・グリセ
ウスのアミラーゼ遺伝子の完全なヌクレオチド配列およ
び推定されたアミノ酸配列を示す。
【図16】 第16図は、ストレプトマイシス・グリセ
ウスのアミラーゼ遺伝子の完全なヌクレオチド配列およ
び推定されたアミノ酸配列を示す。
【図17】 第17図は、ストレプトマイシス・グリセ
ウスのアミラーゼ遺伝子の完全なヌクレオチド配列およ
び推定されたアミノ酸配列を示す。
【図18】 第18図は、ストレプトマイシス・グリセ
ウスのアミラーゼ遺伝子の完全なヌクレオチド配列およ
び推定されたアミノ酸配列を示す。
【図19】 第19図は、ストレプトマイシス・グリセ
ウスのアミラーゼ遺伝子の完全なヌクレオチド配列およ
び推定されたアミノ酸配列を示す。
【図20】 第20図は、ストレプトマイシス・グリセ
ウスのアミラーゼ遺伝子の完全なヌクレオチド配列およ
び推定されたアミノ酸配列を示す。
【図21】 第21図は、ストレプトマイシス・グリセ
ウスのアミラーゼ遺伝子の完全なヌクレオチド配列およ
び推定されたアミノ酸配列を示す。
【図22】 第22図は、プラスミドpIJ699を用
いたストレプトマイシス・グリセウスIMRU3570
のα−アミラーゼ遺伝子のクローニングに使用される戦
略である。
【図23】 第23図において、一連のグラフは、異な
る培地での異なるプラスミドによる皿での経時的α−ア
ミラーゼ製造を示す。
【図24】 第24図は、CRF分子を含む融合蛋白質
を生産する染色体遺伝子を含む組換え体ストレプトマイ
シス細胞およびSAFポリペプチドをコードするDNA
を含むプラスミドの構築の概略図を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 598173292 クライブ・フラウド Clive Froud イギリス国 ロンドン ダヴリューシー2 ビー 6ピーピー、キングスウェイ 113 番、ビーコン・ハウス、ケアオブ エルキ ングトン・アンド・ファイフ (72)発明者 アントニオ・ダザ・オルテガ スペイン国、ベナカゾン(セビリア)、ケ アオブ サンタ・マリア・デ・ラ・ニーベ 34番 (72)発明者 ホセ・アントニオ・ジル スペイン国、レオン 24008、アベデ マ リアノ・アンドレス 18−3’デ番 (72)発明者 トーマス・ビガル・ガルシア スペイン国、レオン 24002、ケアオブ アルバロ・ロペズ・ヌネズ 10−4’番 (72)発明者 ジュアン・フランシスコ・マルティン スペイン国、レオン 24004、アベデ フ ァクルダァッド・デ・ヴェテリナリア13− 4’番

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスミドpULAD3。
  2. 【請求項2】 配列番号1のDNA配列を有するプロモ
    ーター。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のプロモーターと機能し得
    るように結合したポリペプチドまたは蛋白質をコードす
    るDNA配列を含むクローニング・ビヒクル。
  4. 【請求項4】 DNA配列が、ストレプトマイシスにと
    って内在性の配列である、請求項3記載のクローニング
    ・ビヒクル。
  5. 【請求項5】 DNA配列が、非ストレプトマイシス・
    ポリペプチドまたは蛋白質をコードするDNA配列と同
    じ解読枠内で融合したストレプトマイシスにとって内在
    性のポリペプチドまたは蛋白質をコードする配列の全部
    または一部分を含む、請求項3記載のクローニング・ビ
    ヒクル。
  6. 【請求項6】 請求項3記載のクローニング・ビヒクル
    により形質転換されたストレプトマイシス宿主細胞。
  7. 【請求項7】 請求項4記載のクローニング・ビヒクル
    により形質転換されたストレプトマイシス宿主細胞。
  8. 【請求項8】 請求項5記載のクローニング・ビヒクル
    により形質転換されたストレプトマイシス宿主細胞。
  9. 【請求項9】 ストレプトマイシスにおいて外来DNA
    配列を発現させる方法であって、外来DNA配列を請求
    項2記載のプロモーターを含むストレプトマイシス発現
    制御配列と機能し得るように結合させることを含む方
    法。
  10. 【請求項10】 外来DNA配列およびストレプトマイ
    シス発現制御配列を、ストレプトマイシスの染色体DN
    Aに挿入する、請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 外来DNA配列が、ストレプトマイシ
    スから分泌される蛋白質またはポリペプチドのシグナル
    配列の少なくとも一部分をコードするDNA配列を介し
    てストレプトマイシス発現制御配列と機能し得るように
    結合されており、シグナル配列をコードするDNA配列
    が、ストレプトマイシス発現制御配列の制御下で外来D
    NA配列と一緒に発現されることにより、外来DNA配
    列によりコードされる蛋白質またはポリペプチドが分泌
    され得る、請求項9記載の方法。
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US07/410706 1989-09-22
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