JPH11235232A - 繰り出し容器 - Google Patents

繰り出し容器

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JPH11235232A
JPH11235232A JP3873998A JP3873998A JPH11235232A JP H11235232 A JPH11235232 A JP H11235232A JP 3873998 A JP3873998 A JP 3873998A JP 3873998 A JP3873998 A JP 3873998A JP H11235232 A JPH11235232 A JP H11235232A
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Yoshinobu Kimura
好延 木村
Isao Asahi
功 朝日
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 繰り出し容器において、受皿体内からの化粧
料の押し上げと、この化粧料の保持とを安全に達成し、
収納した化粧料の最後もでの安全の使用を安定して確実
に得ることにある。 【解決手段】 外筒体1と内筒体8との相対回転により
化粧料Kを出し入れする繰り出し容器において、化粧料
Kを保持する受皿体13の保持筒15の底面を形成する
底板21を保持筒15に対して上昇変位可能とし、受皿
体13に対して相対回転可能により昇降変位する押し上
げ体23により底板21を押し上げて、保持筒15内の
化粧料Kを押し上げ、収納した化粧料Kを最後まで良好
な状態で安全に使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外筒体と内筒体と
の相対回転操作により、内筒体内の受皿体を昇降変位さ
せて口紅等の棒状化粧料を内筒体から出し入れする構成
の繰り出し容器において、受皿体の保持筒内に位置して
いる化粧料を押し出し消費できるようにした繰り出し容
器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】外筒体と内筒体との相対回転により、内
筒体内の受皿体を昇降変位させて口紅等の棒状化粧料を
内筒体から出し入れする構成の繰り出し容器は、構造お
よび取扱いが簡単で、携帯に便利であり、安価に製造で
きると云う優れた利点を有する反面、受皿体の保持筒内
に位置した化粧料部分の利用が困難で、このためこの決
して少量ではない保持筒内の化粧料を無駄に廃棄しなけ
ればならないこと、または利用するのがきわめて困難と
なることに、強い不満があった。
【0003】この不満を解消する従来技術として、実公
昭60ー41847号公報に開示された、外筒体と内筒
体との相対回転により、内筒体内の受皿体を昇降変位さ
せて化粧料を内筒体から出し入れする構成の繰り出し容
器において、上昇限に停止した受皿体内に下方から嵌入
して、受皿体内の化粧料を上方に押し出す押し出し部材
を、受皿体の下方に縦列配置した構成のものが知られて
いる。
【0004】この従来技術は、受皿体と全く同じ構成で
外筒体と内筒体との組合せ物に押し出し部材を組付け、
受皿体および押し出し部材を昇降ガイドする内筒体のガ
イド孔の上端に、受皿体が上昇限に達した状態で、外筒
体と内筒体の相対回転を可能とする横ガイド孔を連続形
成し、受皿体の上昇限に達した状態での外筒体と内筒体
の相対回転により、押し出し部材だけを上昇変位させ
て、受皿体内の化粧料を押し出し部材で上方に押し出
し、これにより化粧料を無駄なく簡単に利用できるよう
にしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術にあっては、受皿体を昇降させての通常の化
粧料の繰り出し操作と、押し出し部材による受皿体内の
化粧料の押し出し操作とが全く同じでかつ連続している
ため、押し出し部材により化粧料を受皿体から不要に押
し出すことが起り易く、このため化粧料の保持状態が早
期に劣化すると云う問題があった。
【0006】また、受皿体内の化粧料を所望量押し出し
た状態から、化粧料を内筒体内に繰り入れると、押し出
し部材が受皿体内から下方に離脱するので、押し出され
た分だけ受皿体に対する化粧料の組付きが弱化し、携帯
時等の外部からの衝撃で、化粧料が受皿体から簡単に離
脱すると云う問題があった。
【0007】さらに、化粧料を受皿体内から押し出した
状態での使用に際しては、化粧料の受皿体に対する組付
きを安定させるために、押し出し部材で化粧料を下方か
ら支持する必要があるが、化粧料を受皿体内から押し出
すことなく、この化粧料の下面に押し出し部材を接触さ
せるには、微妙な力加減と操作とを必要とし、このため
取扱いが面倒で安定性が欠けると云う問題があった。
【0008】そこで、本発明は、上記した従来技術にお
ける問題点を解消すべく創案されたもので、受皿体内か
らの化粧料の押し出しを安全に達成すると共に、受皿体
から押し出した化粧料の安定した保持を確保することを
技術的課題とし、もって化粧料の安全な繰り出し操作
と、受皿体内から押し出された化粧料の安定した保持と
を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
る本発明の内、請求項1記載の発明の手段は、同軸心状
に挿入組付けされた外筒体と内筒体との相対回転によ
り、内筒体に挿入組付けされ、この内筒体と一緒に回転
する受皿体を昇降変位させる棒状化粧料の繰り出し容器
であること、受皿体の化粧料を保持する円筒状の保持筒
の底面を形成する底板を、保持筒に対して上昇変位可能
に設けること、受皿体との相対回転により、この受皿体
に対して昇降変位する押し上げ体の頭部を、受皿体の底
板に結合すること、にある。
【0010】繰り出し容器からの化粧料の出し入れは、
従来周知のこの種の繰り出し容器と同じく、外筒体と内
筒体を相対回転させることにより達成される。
【0011】繰り出し容器からの化粧料の出し入れとは
別に、受皿体の保持筒内の化粧料を押し出すには、受皿
体と押し上げ体とを相対回転させて、押し上げ体を受皿
体に対して上昇変位させ、この押し上げ体の上昇変位に
より、受皿体の底板を保持筒内で押し上げて、保持筒内
の化粧料を押し出す。
【0012】このように、化粧料の繰り出し容器からの
出し入れ操作と、受皿体の保持筒内からの化粧料の押し
出し操作とが全く別の操作となっているので、通常の出
し入れ操作を行っている限り、化粧料を保持筒内から押
し出すと云う、通常状態では発生してはならない状態と
なることがない。
【0013】上昇変位して受皿体の保持筒内の化粧料を
押し上げた底板は、上昇変位した状態のまま保持筒内に
止まるので、押し出されることにより保持筒に対する組
付き力が弱化した化粧料を下方から支えることになり、
化粧料の保持筒に対する組付き力の弱化を効果的に抑制
する。
【0014】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明に、受皿体の保持筒の内周面に、複数の歯部を間隔を
開けて縦列形成したラック片を縦突条状に設け、底板の
周端に、ラック片の歯部に乗り越え可能に引っ掛かる突
周片を周設した、ことを加えたものである。
【0015】この請求項2記載の発明にあっては、受皿
体の保持筒内での底板の上昇変位動作を、保持筒のラッ
ク片の歯部に対する底板の突周片の引っ掛かりで抑制す
ることになるので、底板の妄りな上昇変位の発生を防止
し、またラック片の各歯部への引っ掛かりにより、底板
の上昇変位に対して抑制力が作用するので、触感により
ラック片の歯部に対する底板の引っ掛かりを感知するこ
とができ、この引っ掛かりの感触により、ラック片の歯
部間隔を単位として、底板の上昇変位量、すなわち保持
筒内からの化粧料の押し出し量を正確に設定できる。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明における押し上げ体を、受皿体に同軸心状に挿入組付
けされて螺合し、上端に頭部を設けた円筒状の内脚筒
と、この内脚筒内に空転不能にかつ昇降変位可能に挿入
組付けされた直線棒状の回転棒とから構成し、この回転
棒の下面に回転操作用の操作部を形成したものである。
【0017】この請求項3記載の発明にあっては、操作
部で回転棒を回転させると、回転棒に空転不能に結合し
た内脚筒が回転しながら、螺合した受皿体に対して上昇
変位して、底板を押し上げるが、内脚筒と回転棒とが昇
降変位可能に組付いているので、内脚筒が上昇変位して
も、回転棒は一定位置、すなわち操作部で回転操作でき
る位置に止まることになり、底板の押し上げ変位に関わ
りなく、押し上げ体の適正な操作構成を維持することに
なる。
【0018】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明に、外筒体を、内周面に螺溝を設けた円筒状に構成す
ること、内筒体を、上半分の収納筒部を延出させた姿勢
で、縦長のガイド孔を設けた下半分のガイド筒部を挿入
して、外筒体に回転自在かつ抜け出し不能に組付いた円
筒状に構成すること、受皿体を、化粧料を保持する保持
筒の下端から、外周面下端部に内筒体のガイド孔を貫い
て外筒体の螺溝に螺合する螺合ピンを、また内周面上端
部に螺合突片をそれぞれ設けた外脚筒を垂下設し、内筒
体内に昇降変位可能に組付いた円筒状の受皿本体の保持
筒内に、この保持筒の内周面に縦条状に設けられたラッ
ク片に乗り越え可能に引っ掛かる突周片を周端に周設し
た、保持筒の底面を形成する底板を昇降変位可能に組付
けた構成とすること、押し上げ体を、外周面に受皿体の
螺合突片が螺合する螺条を設け、内周面の全高さ範囲に
わたってキー溝を設けて受皿体の外脚筒内に昇降変位可
能に組付き、頭部を受皿体の底板に結合させた円筒状の
内脚筒に、外筒体の下端部内に回転自在かつ抜け出し不
能に組付き、下面に回転操作用の操作部を形成した座部
の上面中央から直線棒状の伝達棒部を立設した回転棒
を、外周面に設けたキー条を内筒脚のキー溝に係合させ
て伝達棒部を昇降変位自在に挿入することにより組付け
た構成とすること、を加えたものである。
【0019】この請求項4記載の発明にあっては、繰り
出し容器を、化粧料を収納する上半部分と、出し入れ機
能部分を位置させた下半部分とに区画し、押し上げ体を
出し入れ機能部分と一緒に下半部分に設けたので、押し
上げ体を設けたことが、化粧料の収納に悪影響を与える
恐れは全くない。
【0020】操作部により押し上げ体の回転棒を回転さ
せると、この回転は伝達棒部を介して受皿体の外脚筒に
螺合している内脚筒に伝達されるので、内脚筒は受皿体
の外脚筒に対して回転して、受皿体の底板と一緒に上昇
変位し、受皿体の保持筒内の化粧料を押し出す。
【0021】押し上げ体の内脚筒は、受皿体の外脚筒に
内装して螺合した構成となっているので、その高さを外
脚筒と略等しくすることができるので、外脚筒の高さ幅
に従って設定される化粧料の出し入れストロークの全範
囲内で回転棒との空転不能な結合が確保され、これによ
り受皿体の昇降変位に関わりなく、受皿体の底板と一緒
の上昇変位、すなわち保持筒内の化粧料に押し出しが確
実に行われる。
【0022】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明に、押し上げ体の操作部を、硬貨の周端部が嵌入する
横溝で構成した、ことを加えたものである。
【0023】この請求項5記載の発明にあっては、日常
携帯している硬貨を利用して押し上げ体の回転棒を回転
操作することができるので、押し上げ体の回転棒の回転
操作を、必要時に簡単に行うこたが容易となる。
【0024】請求項6記載の発明は、請求項4記載の発
明に、外筒体の下端部内に、内筒体のガイド筒部の下端
部に強固に嵌入組付きした円筒片状の結合筒片を回転自
在かつ昇降変位不能に組付け、この結合筒片に押し上げ
体の回転棒を、回転自在かつ下方に抜け出し不能に組付
けた、ことを加えたものである。
【0025】この請求項6記載の発明にあっては、下端
部における外筒体と内筒体と受皿体との組付きを結合筒
片で達成するので、この部分の外筒体、内筒体そして受
皿体の構造が簡略化されることになり、また押し上げ体
の回転棒の組付けを、下方からの単純な押し込みで達成
するようにしている。
【0026】請求項7記載の発明は、請求項6記載の発
明に、押し上げ体の回転棒に対する結合筒片の回転自在
な組付きを、外筒体と内筒体との間の摺動抵抗よりも大
きい摺動抵抗が生じる構成とした、ことを加えたもので
ある。
【0027】この請求項7記載の発明にあっては、結合
筒片と押し上げ体の回転棒との間の摺動抵抗が、外筒体
と内筒体との間の摺動抵抗よりも大きいので、受皿体が
上昇限に達していない状態、すなわち外筒体と内筒体と
が相対回転できる状態では、押し上げ体の回転棒を回転
操作したとしても、押し上げ体は、外筒体に対して、内
筒体すなわち受皿体と一緒に回転することになり、受皿
体の保持筒内から化粧料を押し出すことはない。
【0028】請求項8記載の発明は、請求項1記載の発
明に、押し上げ体の内脚筒の頭部の底板に対する結合組
付きを、回転自在かつ抜け出し不能とした、ことを加え
たものである。
【0029】この請求項8記載の発明にあっては、受皿
体の底板に、押し上げ体からの回転力が強く伝達され
ず、押し上げ力だけが加えられることになるので、受皿
体の保持筒内での底板の上昇変位動作が無理のない円滑
なものとなり、また底板と内脚筒とが一体的に結合して
いるので、内脚筒により底板を常に支持していることに
なり、保持筒内から押し出した化粧料の底板による保持
効果を確実なものとしている。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図面を
参照しながら説明する。本発明による繰り出し容器は、
外筒体1と、内筒体8と、受皿体13と、押し上げ体2
3と、キャップ体39と、から構成されている。
【0031】外筒体1は、内周面に螺溝4を刻設した合
成樹脂製の直線円筒形状をした螺筒3と、この螺筒3を
不動に嵌入固定した直線円筒形状の外装筒2と、この外
装筒2の螺筒3よりも上方に突出した上端開口部に、外
周面中央部に周設した突周部を外装筒2の上端内周面に
当接させて嵌入固定され、突周部よりも上の筒片部分を
キャップ体39のための装着機能部分とした円筒片状の
装着筒7と、から構成されている。
【0032】内筒体9は、略その全高さ範囲にわたって
一対の縦長なガイド孔10を開設して螺筒3に内装され
る、螺筒3と略等しい高さの下半部であるガイド筒部9
と、このガイド筒部9の上端に段部12を介して拡径連
設された上半部である収納筒部11とから構成され、そ
の全体が金属製の円筒形状となっている。
【0033】外筒体1の螺筒3の外周面上端部と外装筒
2との間に、上方に開放された構成で周設形成された凹
部5には、軟質合成樹脂、ゴム等の軟質弾性体から成る
弾性リング35が嵌入組付けされていて、この弾性リン
グ35は、比較的肉厚な基部37の上部に肉薄な作用部
36を形成し、この作用部36の内周面略中央には、一
本の周突条または周方向に適宜分割された複数の突部
が、また外周面上端には鍔部が周設してあり、突部の内
筒体8に対する弾接に伴う摺動抵抗により、好適な使用
感とガタ付きの発生を防止し、鍔部の突き当たりによ
り、作用部36の弾性変形能力を高めている。
【0034】この弾性リング35は、その基部37の外
周面には多数の縦溝から構成されるローレット38が刻
設されていて、このローレット38に螺筒3の外周面に
突設した複数の縦リブ6が係合して周方向から係止する
ことにより、外筒体1に対して弾性リング35を回動変
位不能に組付けている。
【0035】受皿体13は、ガイド孔10を貫いて螺溝
4に螺合する螺合ピン19を外周面下端部に突設して、
内筒体8のガイド筒部9に摺動可能に嵌入する円筒形状
の外脚筒18の上端に、底段部17を介して拡径して保
持筒15を連設した受皿本体14と、化粧料Kの保持部
分である保持筒15の底面を形成して、保持筒15内に
上昇変位可能に組付けられた有頂短円筒形状に構成され
た底板21と、から構成されている。
【0036】保持筒15の内周面には、複数の歯部を等
間隔に縦列配置した一対のラック片16が縦突条状に対
向形成されており、底板21の外周面下端部には、ラッ
ク片16の歯部に乗り越え可能に引っ掛かる突周片22
が周設されている。
【0037】押し上げ体23は、受皿体13の外脚筒1
8内に緩く嵌入し、外周面の上半部分(保持筒15の高
さと略同じ高さ範囲部分)に、外脚筒18の内周面上端
部に設けた螺合突片20が螺合する螺条25を刻設し、
上端に受皿体13の底板21に下方から嵌入する頭部2
7を設けた円筒状の内脚筒24と、この内脚筒24の内
周面に縦溝状に刻設されたキー溝26に係合するキー条
34を外周面に突条設して内脚筒24内に昇降変位自在
に嵌入する直線棒状の伝達棒部33の下端に、拡径した
座部30を連設した回転棒29とから構成されている。
【0038】内脚筒24の頭部27は、その外周面部分
を膨出させて、袋穴状となった底板21の内部に抜け出
し不能かつ回転自在に嵌入(図3参照)しており、この
頭部27の直下の内脚筒24外周面上端部には、底板2
1に安定した押し上げ力を作用させるため、底板21の
下端面に当接する鍔片28が周設されている。
【0039】回転棒29の座部30は、その外周面下端
部に外鍔片32を周設し、この外鍔片32を周設するこ
とにより大きくなった下端面に、硬貨の周端部が嵌入で
きる横溝状の操作部32を形成している。
【0040】外筒体1の螺筒3の下端開口部内には、内
筒体8のガイド筒部9の下端部に強固に嵌入組付きする
と共に、螺筒3に対して回転自在かつ昇降変位不能に組
付く結合筒片40(図4参照)が組付けられており、こ
の結合筒片40は、内部に貫通状に位置している座部3
0にアンダーカット結合を利用して回転自在であるが抜
け出し不能に組付くことにより、回転棒29の抜け出し
不能な組付けを達成している。
【0041】この結合筒片40の回転棒29に対するア
ンダーカット結合は、所望する摺動抵抗を発生する構成
となっており、この摺動抵抗により、受皿体13が上昇
変位可能な状態では、押し上げ体23による保持筒15
内の化粧料Kの押し上げが実施できないようにしてい
る。
【0042】なお、底板21がラック片16の歯部を乗
り越えるのに要する力を、外筒体1と内筒体8とを相対
回転させる力よりの適当に大きく設定することにより、
同様な作用を得ることができる。
【0043】受皿体13が上昇限に達した状態で、操作
部32を操作して押し上げ体23により底板21を押し
上げると、当初は、ラック片16の歯部を突周片22が
乗り越えるのにやや強い操作力を要するが、突周片22
がラック片16の歯部を乗り越えてからは、次のラック
片16の歯部に突周片22が突き当たるまで軽い操作力
で保持筒15内の化粧料Kの押し出しが達成される。
【0044】それゆえ、ラック片16の歯部に対する底
板21の突周片22の乗り越えと突き当たりとを触感で
感じ取りながら押し上げ体23を操作することにより、
保持筒15内の化粧料Kの押し出し量を、ラック片16
の歯部の間隔を単位として、正確に設定する(図2参
照)ことができ、保持筒15内の化粧料Kの押し出しを
安全にかつ適正に行うことができる。
【0045】
【発明の効果】本発明は、上記した構成となっているの
で、以下に示す効果を奏する。受皿体の保持筒内の化粧
料の押し出しを、通常の化粧料の繰り出しとは全く別の
操作で達成するようにしたので、保持筒内の化粧料を不
要に押し出すことがなく、これにより化粧料の保持状態
を早期に劣化させると云う不都合の発生を確実に防止す
ることができ、繰り出し容器を安全に使用することがで
きる。
【0046】受皿体の保持筒内の化粧料を押し上げた底
板を、その位置に止めたままとするので、この底板が押
し上げた化粧料を下方から支持することになり、もって
押し出されることにより受皿体の保持筒に対する組付き
が弱化する化粧料の組付き弱化程度を大幅に抑制するこ
とができ、化粧料の安定した繰り出し使用を保持するこ
とができる。
【0047】請求項2記載の発明にあっては、受皿体の
保持筒内の化粧料の押し出し量を、ラック片の歯部間隔
を単位として正確に設定することができ、これにより受
皿体の保持筒内からの化粧料の適正な押し出し程度を簡
単に得ることができる。
【0048】請求項3記載の発明にあっては、押し上げ
体を、受皿体に連結する部分と回転操作される部分との
組合せで構成し、両部分を空転不能かつ昇降変位自在に
組合せたので、受皿体の昇降変位に関わりなく、受皿体
の底板との結合を維持することができ、これにより底板
を常時下方から支持して、受皿体の保持筒内の化粧料に
対する底板の支持を、確実で安定したものとしている。
【0049】請求項4記載の発明にあっては、上半分の
化粧料収納部分に影響を与えることなしに、下半分の繰
り出し機能部分内に押し上げ体を組付けることができる
と共に、押し上げ体を受皿体内に同軸心状に組入れたの
で、新たな構造部分である押し上げ体の追加により、収
納できる化粧料の量が少なくなると云う不都合を生じる
ことなく、かつ径寸法を増大させることなく繰り出し容
器を構成することができる。
【0050】請求項5記載の発明にあっては、硬貨を利
用して押し上げ体の回転操作を行うことができるので、
例え携帯先であっても、受皿体の保持筒内の化粧料の押
し出しを、簡単にかつ良好に達成することができる。
【0051】請求項6記載の発明にあっては、外筒体と
内筒体と押し上げ体との間の組付きの一部を専用の結合
筒片で達成しているので、主要構成部分である外筒体と
内筒体の構造を簡単化できると共に、押し上げ体の組立
て処理が容易となる。
【0052】請求項7記載の発明にあっては、受皿体が
上昇変位できる状態で、間違って押し上げ体を回転操作
しても、底板による化粧料の押し上げ動作は起こらず、
通常の繰り出し動作が起こるだけであるので、容器を安
全に使用することができる。
【0053】請求項8記載の発明にあっては、押し上げ
体による受皿体の保持筒内の化粧料の押し上げを、化粧
料に回転力を加えることなく良好に達成できると共に、
底板による押し上げた化粧料の保持状態を安定した維持
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す、左半面は使用し始め
の、右半面は受皿体内の化粧料押し出しの状態を示す全
体縦断面図。
【図2】図1に示した実施例の、上部拡大図。
【図3】図1に示した実施例の、中央部拡大図。
【図4】図1に示した実施例の、下部拡大図。
【図5】図1に示した実施例の、底面拡大図。
【符号の説明】 1 ; 外筒体 2 ; 外装筒 3 ; 螺筒 4 ; 螺溝 5 ; 凹部 6 ; 縦リブ 7 ; 装着筒 8 ; 内筒体 9 ; ガイド筒部 10; ガイド孔 11; 収納筒部 12; 段部 13; 受皿体 14; 受皿本体 15; 保持筒 16; ラック片 17; 底段部 18; 外脚筒 19; 螺合ピン 20; 螺合突片 21; 底板 22; 突周片 23; 押し上げ体 24; 内脚筒 25; 螺条 26; キー溝 27; 頭部 28; 鍔片 29; 回転棒 30; 座部 31; 外鍔片 32; 操作部 33; 伝達棒部 34; キー条 35; 弾性リング 36; 作用部 37; 基部 38; ローレット 39; キャップ体 40; 結合筒片 K ; 化粧料
【手続補正書】
【提出日】平成10年3月31日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図5】
【図3】
【図4】

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同軸心状に挿入組付けされた外筒体(1)
    と内筒体(8) との相対回転により、前記内筒体(8) に挿
    入組付けされ、該内筒体(8) と一緒に回転する受皿体(1
    3)を昇降変位させる棒状化粧料(K) の繰り出し容器にお
    いて、前記受皿体(13)の化粧料(K) を保持する円筒状の
    保持筒(15)の底面を形成する底板(21)を、前記保持筒(1
    5)に対して上昇変位可能に設け、前記受皿体(13)との相
    対回転により、該受皿体(13)に対して昇降変位する押し
    上げ体(23)の頭部(27)を、前記底板(21)に結合して成る
    繰り出し容器。
  2. 【請求項2】 受皿体(13)の保持筒(15)の内周面に、複
    数の歯部を間隔を開けて縦列形成したラック片(16)を縦
    突条状に設け、底板(21)の周端に、前記ラック片(16)の
    歯部に乗り越え可能に引っ掛かる突周片(22)を周設した
    請求項1記載の繰り出し容器。
  3. 【請求項3】 押し上げ体(23)を、受皿体(13)に同軸心
    状に挿入組付けされて螺合し、上端に頭部(27)を設けた
    円筒状の内脚筒(24)と、該内脚筒(24)内に空転不能にか
    つ昇降変位可能に挿入組付けされた直線棒状の回転棒(2
    9)とから構成し、該回転棒(29)の下面に回転操作用の操
    作部(32)を形成した請求項1または2記載の繰り出し容
    器。
  4. 【請求項4】 内周面に螺溝(4) を設けた円筒状の外筒
    体(1) と、上半分の収納筒部(11)を延出させた姿勢で、
    縦長のガイド孔(10)を設けた下半分のガイド筒部(9) を
    挿入して、前記外筒体(1) に回転自在かつ抜け出し不能
    に組付いた円筒状の内筒体(8) と、化粧料(K) を保持す
    る保持筒(15)の下端から、外周面下端部に前記ガイド孔
    (10)を貫いて螺溝(4) に螺合する螺合ピン(19)を、また
    内周面上端部に螺合突片(20)をそれぞれ設けた外脚筒(1
    8)を垂下設し、前記内筒体(8)内に昇降変位可能に組付
    いた円筒状の受皿本体(14)の前記保持筒(15)内に、該保
    持筒(15)の内周面に縦条状に設けられたラック片(16)に
    乗り越え可能に引っ掛かる突周片(22)を周端に周設し
    た、前記保持筒(15)の底面を形成する底板(21)を昇降変
    位可能に組付けた受皿体(13)と、外周面に前記螺合突片
    (20)が螺合する螺条(25)を設け、内周面の全高さ範囲に
    わたってキー溝(26)を設けて前記外脚筒(18)内に昇降変
    位可能に組付き、頭部(27)を前記底板(21)に結合させた
    円筒状の内脚筒(24)に、前記外筒体(1) の下端部内に回
    転自在かつ抜け出し不能に組付き、下面に回転操作用の
    操作部(32)を形成した座部(30)の上面中央から直線棒状
    の伝達棒部(33)を立設した回転棒(29)を、外周面に設け
    たキー条(34)を前記キー溝(26)に係合させて前記伝達棒
    部(33)を昇降変位自在に挿入することにより組付けた押
    し上げ体(23)と、から構成した請求項1または2または
    3記載の繰り出し容器。
  5. 【請求項5】 操作部(32)を、硬貨の周端部が嵌入する
    横溝で構成した請求項3または4記載の繰り出し容器。
  6. 【請求項6】 外筒体(1) の下端部内に、内筒体(8) の
    ガイド筒部(9) の下端部に強固に嵌入組付きした円筒片
    状の結合筒片(40)を回転自在かつ昇降変位不能に組付
    け、該結合筒片(40)に押し上げ体(23)の回転棒(29)を、
    回転自在かつ下方に抜け出し不能に組付けた請求項4記
    載の繰り出し容器。
  7. 【請求項7】 押し上げ体(23)の回転棒(29)に対する結
    合筒片(40)の回転自在な組付きを、外筒体(1) と内筒体
    (8) との間の摺動抵抗よりも大きい摺動抵抗が生じる構
    成とした請求項6記載の繰り出し容器。
  8. 【請求項8】 押し上げ体(23)の内脚筒(24)の頭部(27)
    の底板(21)に対する結合組付きを、回転自在かつ抜け出
    し不能とした請求項1または2または4記載の繰り出し
    容器。
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