JPH11235356A - 粘着性発熱シート - Google Patents

粘着性発熱シート

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JPH11235356A
JPH11235356A JP5881398A JP5881398A JPH11235356A JP H11235356 A JPH11235356 A JP H11235356A JP 5881398 A JP5881398 A JP 5881398A JP 5881398 A JP5881398 A JP 5881398A JP H11235356 A JPH11235356 A JP H11235356A
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JP
Japan
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sheet
release sheet
adhesive layer
film
sensitive adhesive
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Application number
JP5881398A
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English (en)
Inventor
Eiji Miyashita
永二 宮下
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FUERIKKU KK
Original Assignee
FUERIKKU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】粘着性発熱シートに用いられる剥離シートにお
いてその中間部が一箇所を除いて左右両方向に分割さ
れ、この剥離シートで粘着性発熱シートの全面或いは粘
着剤層の全面を覆う際、その連設箇所が剥離シートの分
離を防ぐ結果、当該剥離シートを高速、且つ美麗に粘着
性発熱シートの全面或いは粘着剤層の全面に貼着、保護
できる粘着性発熱シートを提供する。 【解決手段】偏平状の袋体には空気の存在下で発熱する
発熱組成物を封入し、この袋体は少なくとも一部が通気
性を有する発熱シートであって、袋体の片面には粘着剤
層を設け、この粘着剤層上に剥離シート6を貼着し、こ
の剥離シートの中間部が一箇所を除いて左右両方向に分
割されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、片面に粘着剤層を有す
る粘着性発熱シートに関し、特に、粘着剤層を保護する
ためにその上に貼着した剥離シートの剥離が容易で、し
かも何人も美麗に剥離できる粘着性発熱シートに関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近、使捨てカイロや温湿布構造物等の
粘着性発熱シートは使用の際、その内部の発熱組成物が
偏らず、しかも使用感が良好で皮膚や下着への密着性を
向上するために偏平で形態が変化しないものが検討され
ている。
【0003】又、この粘着性発熱シートにはその取扱い
性を向上するために片面の全体或いは部分的に粘着剤層
が形成されたものが提案されている。特に、温湿布構造
物にはその機能性より湿布層が形成されている。
【0004】これらの粘着性発熱シートにはその粘着剤
層を保護し、しかも気密性の包装袋への収納やこの袋か
らの取り出しを容易にするために当該粘着剤層上に剥離
シートが貼着されている。
【0005】この剥離シートとしては、ポリプロピレン
フィルム等の合成樹脂フィルムを用い、これにエンボス
加工を施して粘着剤層との実質的な粘着面積を低下さ
せ、これによって、剥離性を向上させたもの、或いは紙
を基材とし、この片面に剥離処理を施したもの、などが
挙げられる。
【0006】ところで、温湿布構造物において、剥離シ
ートは単に湿布層の保護だけでなく、その薬効成分の揮
発を防止すると共に湿布層表面の乾燥を防止するといっ
た役割を果たしている。
【0007】従来、 この種の剥離シートとしては、以
下のものが提案されている。即ち、 実公昭56−3
735号公報に開示されているように、粘着性発熱シー
トの全面或いは粘着剤層の全面を1枚の剥離シートで一
連に覆うように形成されたものである。
【0008】 実開昭61ー139218号公報に開
示されているように、粘着性発熱シートの全面或いは粘
着剤層の全面を2枚の剥離シート片に分割した剥離シー
トで覆うように形成されたものである。
【0009】 実開平3ー5415号公報に開示され
ているように、粘着性発熱シートにおける粘着剤層を2
層に分割し、この粘着剤層間に非粘着領域層を形成し、
この非粘着領域層の中央部に対応する箇所において、剥
離シートの中間部には破線状もしくはミシン目線状の連
続孔又は切込み線状の孔が形成されたものである。
【0010】
【 発明が解決しようとする課題】しかしこれら、前記
の剥離シートを用いる場合には、粘着性発熱シートの
全面或いは粘着剤層の全面を1枚の剥離シートで一連に
覆うように構成されているから、剥離シートを剥離し難
いだけでなく、特に紙を基材とし、この片面に剥離処理
を施した剥離シートを用いると、破れ易く、その剥離の
際に当該剥離シートの一部が破れ、その残りの剥離シー
トを指で摘まんでの剥離が面倒になって至極煩わしい、
等の課題がある。
【0011】又、前記の剥離シートを用いる場合に
は、当該剥離シートが2枚の剥離シート片に分割されて
いる結果、粘着性発熱シートの全面或いは粘着剤層の全
面にこの剥離シート片を高速、且つ美麗に貼着すること
が困難で、剥離シート片のズレが生じる虞れがあった。
【0012】更に、前記の剥離シートを用いる場合に
は、剥離シートの中間部において、破線状もしくはミシ
ン目線状の連続孔又は切込み線状の孔が形成されるか
ら、この孔を形成するための設備や装置が複雑でコスト
アップになる虞れがある上、この孔の形成状態が不均一
になる虞れがあり、しかも、特に、紙を基材とし、この
片面に剥離処理を施した剥離シートを用いたとき、前記
の場合と同様に、この剥離シートは破れ易く、その剥
離の際に当該剥離シートの一部が破れ、その残りの剥離
シートを指で摘まんでの剥離が面倒になって至極煩わし
い、等の課題がある。
【0013】ところで、本発明者は、この種、粘着性発
熱シートは老若男女を問わず幅広い範疇で使用されてい
る結果、その取扱性、更に生産コストの観点から、生産
性や生産設等の観点から、これに用いられる剥離シート
について鋭意検討を重ねた結果、当該剥離シートにおい
てその中間部が一箇所を除いて左右両方向に分割されて
いることにより、この剥離シートで粘着性発熱シートの
全面或いは粘着剤層の全面を覆う際、その連設箇所が剥
離シートの分離を防ぐ結果、当該剥離シートを高速、且
つ美麗に粘着性発熱シートの全面或いは粘着剤層の全面
に貼着、保護できるのであり、しかも剥離シートの連接
箇所が一箇所だけであるから、剥離シートを至極簡単に
分離、除去し得るだけでなく、特に、紙を基材とした剥
離シートの場合でも、剥離の際に破れることなく、至極
簡便、且つ容易に剥離できるとの知見を得た。
【0014】又、本発明者は、粘着性発熱シートの全面
或いは粘着剤層の全面を覆うにあたり、剥離シートにお
いてその中間部が一箇所のみを除いて左右両方向に分割
されているだけであり、粘着性発熱シートに貼着された
剥離シートの中間部のいずれか一箇所を除いて分割され
ているだけであるから、粘着性発熱シートのサイズに拘
わらず、共通の切り込み設備や装置が使用できるのであ
り、その結果、廉価に製造できるのである。
【0015】本発明は、この種、粘着性発熱シートに用
いられる剥離シートにおいてその中間部が一箇所を除い
て左右両方向に分割されていることにより、この剥離シ
ートで粘着性発熱シートの全面或いは粘着剤層の全面を
覆う際、その連設箇所が剥離シートの分離を防ぐ結果、
当該剥離シートを高速、且つ美麗に粘着性発熱シートの
全面或いは粘着剤層の全面に貼着、保護できるのであ
り、しかも剥離シートの連接箇所が一箇所だけであるか
ら、剥離シートを至極簡単に分離、除去し得るだけでな
く、特に、紙を基材とした剥離シートの場合でも、剥離
の際に破れることなく、至極簡便、且つ容易に剥離でき
るのであり、又、何人も簡便に使用できる上、その取扱
性が良好で、しかも生産設備の共通化が図れるだけでな
く、生産コストを廉価にできる粘着性発熱シートを提供
することを目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の目的を
達成するため、以下に述べる技術的手段を講じたもので
ある。即ち、本願請求項1の粘着性発熱シートは、偏平
状の袋体には空気の存在下で発熱する発熱組成物を封入
し、この袋体は少なくとも一部が通気性を有する粘着性
発熱シートであって、前記袋体の片面には粘着剤層を設
け、この粘着剤層上に剥離シートを貼着し、この剥離シ
ートの中間部が一箇所を除いて左右両方向に分割されて
いることを特徴とするものである。
【0017】本願請求項2の粘着性発熱シートは、本願
請求項1の粘着性発熱シートにおいて、その粘着剤層が
袋体の中間部を除いて設けられており、この粘着剤層を
除いた中間部に対応する箇所において、剥離シートの中
間部が一箇所を除いて分割されていることを特徴とする
ものである。
【0018】以下、先ず、本願請求項1の粘着性発熱シ
ートについて説明する。本発明に用いられる袋体は、偏
平状であって発熱組成物の封入に用いられるものであ
り、この偏平状の袋体は、空気との接触により発熱する
発熱組成物を熱源としている結果、その少なくとも一部
が通気性を有することが必要であるが、具体的には、例
えば通気性を有する表フィルムと通気性の有無を問わな
い裏フィルムからなるものが挙げられる。
【0019】そして、この袋体は、外皮や下着に接着、
固定させるために、その片面、例えば裏フィルムの露出
面に粘着剤層が形成されている。
【0020】本発明に用いられる袋体において、その少
なくとも一部が通気性を有するとは、当該袋体を構成す
る表フィルムと裏フィルムのうち少なくとも一方の全面
或いは一部が通気性を有する場合の他、表フィルムと裏
フィルムの両方が非通気性であり、この表フィルムと裏
フィルムとの間が通気性を有する場合、つまり袋体の外
周囲部におけるシールを部分的に行って側方が通気性を
有するように構成した場合が含まれる。
【0021】この表フィルムは単層フィルムであると2
層以上の複合フィルムであるとを問うものではなく、
又、この表フィルムが通気性を有する場合、2層以上の
複合フィルムとすることにより通気性や透湿度をコント
ロールしてもよいのである。
【0022】前記表フィルムはその厚さが特に限定され
るものではないが、通気度、強度、熱融着などの加工性
更に取扱い性等の観点より、200μm以下、特に20
〜100μmとするのが好ましい。
【0023】又、前記裏フィルムは表フィルムと同様の
フィルムを用いてもよいが、この裏フィルムの露出面に
は後述する粘着剤層が形成される。
【0024】この裏フィルムは単層フィルムであると2
層以上の複合フィルムであるとを問うものではなく、2
層以上の複合フィルムとすることにより強度を著しく向
上させることができるのであり、又、その厚さが特に限
定されるものではないが、強度、熱融着などの加工性更
に取扱い性等の観点より、5〜200μm、特に40〜
100μmとするのが好ましい。
【0025】この表フィルムを形成する高分子材料とし
ては、フィルム化できるものであって、延伸及び/又は
可溶性充填剤の抽出或いは極細針による穿孔等の方法に
より通気性を発現するものであれば特に限定されるもの
ではなく、具体的には、例えばポリエチレン、ポリプロ
ピレン、セロファン、ポリエステル、ポリアミド、ポリ
ビニルアルコール、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデ
ン、ポリウレタン、ポリスチレン、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体、ポリカーボネート、塩酸ゴム等が挙げられ
るが、これらのうちポリオレフィン系樹脂製のものが延
伸等により均質な通気性フィルムが得られるから好まし
い。その他、紙類も使用可能である。
【0026】このポリオレフィン系樹脂としては、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリブタジエン等のホモポ
リマー、或いはコポリマー、またはこれらのブレンドポ
リマーが挙げられるが、特に、ポリプロピレン(PP)、
高密度ポリエチレン(HDPE)、線状低密度ポリエチレ
ン(L・LDPE)が上述の観点より好ましい。
【0027】この表フィルムの製造方法としては、以下
のものが挙げられる。即ち、 ポリオレフィン系樹脂
を溶融延伸した後、熱処理、再延伸するものである。 液体または固体を混入した合成樹脂をフィルム化し
た後、混入した液体または固体を抽出するものである。 合成樹脂でフィルムを形成し、これを針で穿孔して
多孔質にするものである。 合成樹脂に充填剤を添加し、これを溶融製膜した
後、少なくとも一軸延伸、或いは少なくとも一軸延伸後
可溶性充填剤を水や酸或いはアルカリを用いて抽出する
ものである。 特に、前記の場合には、生産性が良く、しかもコスト
が低いことから合成樹脂としてはポリオレフィン樹脂が
好ましい。
【0028】前記充填剤としては、無機及び有機の充填
剤が用いられ、無機充填剤としては炭酸カルシウム、タ
ルク、クレー、カオリン、シリカ、硅藻土、炭酸マグネ
シウム、炭酸バリウム、硫酸マグネシウム、硫酸バリウ
ム、硫酸カルシウム、水酸化アルミニウム、酸化亜鉛、
水酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化マグネシウ
ム、酸化チタン、アルミナ、マイカ、アスベスト粉、ガ
ラス粉、シラスバルーン、ゼオライト、硅酸白土等が使
用され、特に炭酸カルシウム、タルク、クレー、シリ
カ、硅藻土、硫酸バリウム等が好適であり、一方、有機
充填剤としては、木粉、パルプ、メラミン粉末、シリコ
ーン樹脂粉末等が挙げられる。
【0029】前記充填剤はその平均粒径が10μm以
下、特に、合成樹脂との混合性やフィルムの均質化等の
観点より、0.5〜5μmの範囲とするのが好ましく、
又、その添加量は、合成樹脂100重量部に対し、50
〜300重量部、好ましくは100〜200重量部とす
るのが良い。
【0030】又、本発明で用いられる裏フィルムを形成
するための高分子材料としては表フィルムと同様のもの
が挙げられるのであり、しかも裏フィルムの製造も表フ
ィルムと同様に形成できる。ところで、裏フィルムにお
いて、通気性が要求されない場合にはこれを多孔質にす
る必要はないのである。
【0031】本発明で用いられる偏平状の袋体におい
て、その素材の選択に当たり、周縁部のヒートシール性
があり、簡単に熱融着できるものを選ぶのが生産性が良
好になるので好ましいが、これを構成するフィルム相互
が熱融着できないときには、その間にホットメルト系の
接着フィルムを介在させてこれらのフィルム層を接合し
てもよいのである。
【0032】ところで、前記偏平状の袋体を補強するた
めに織布もしくは不織布からなる通気性補強用フィルム
を用いても良いが、かかる通気性補強用フィルムは、例
えば、ナイロン、ビニロン、ポリエステル、レーヨン、
アセテート、アクリル、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリ塩化ビニル等の合成繊維、綿、麻、絹等の天然
繊維から選ばれる1種又は2種以上の素材を用いて形成
される。
【0033】又、本発明においては、前記偏平状の袋体
の内部に、空気の存在によって発熱する発熱組成物が封
入されるが、該発熱組成物としては低温火傷を生じるこ
とがない安全な温度を長時間維持できるものであれば特
に限定されるものではなく、具体的には、使い捨てカイ
ロや温湿布構造物等に用いられている公知の発熱組成物
を用いることができる。
【0034】本発明に用いられる粘着剤層としては、皮
膚や下着との接着性が良好であれば特に限定されるもの
ではなく、具体的には、例えばアクリル系接着剤、合成
ゴムや天然ゴム等のゴム系接着剤、ビニル系接着剤、テ
ルペン樹脂或いは水溶性ロジン等の粘着剤で形成された
層が挙げられる。
【0035】又、この粘着剤層は前記裏フィルムの露出
面の全面或いは部分的に形成されるが、この裏フィルム
における粘着剤層は剥離シートで被覆される。
【0036】そして、本発明においては、粘着性発熱シ
ートに用いられる剥離シートにおいてその中間部が一箇
所を除いて左右両方向に分割されている点、に特徴を有
するのである。
【0037】本発明に係る粘着性発熱シートおいては、
このように、粘着性発熱シートに用いられる剥離シート
においてその中間部が一箇所を除いて左右両方向に分割
されていることにより、この剥離シートで粘着性発熱シ
ートの全面或いは粘着剤層の全面を覆う際、その連設箇
所が剥離シートの分離を防ぐ結果、当該剥離シートが高
速、且つ美麗に粘着性発熱シートの全面或いは粘着剤層
の全面に貼着されて、当該表面を保護できるのであり、
しかも剥離シートの連接箇所が一箇所だけであるから、
剥離シートを至極簡単に分離、除去し得るだけでなく、
特に、紙を基材とした剥離シートの場合でも、剥離の際
に破れることなく、至極簡便、且つ容易に剥離できるの
であり、又、何人も簡便に使用できる上、その取扱性が
良好で、しかも生産設備の共通化が図れるだけでなく、
生産コストを廉価にできるのである。
【0038】この剥離シートとしてポリプロピレンフィ
ルム等の合成樹脂フィルムを用い、これにエンボス加工
を施して粘着剤層との実質的な粘着面積を低下させ、こ
れによって、剥離性を向上させたもの、或いは紙を基材
とし、この片面に剥離処理を施したものつまり剥離性保
護紙、などのいずれのものも使用可能である。
【0039】ところで、紙を基材としたもの、つまり吸
湿性の素材を基材とし、これに公知の方法等で離型処理
をしたものを用いる場合には、以下のものが特に好まし
い。
【0040】即ち、紙製剥離シートの中間部における一
箇所を除いて左右両方向に分割するにあたり、当該剥離
シートにおけるこの分割箇所の切り込み端部の少なくと
も一方が鋭角に形成され、これにより剥離シートの吸湿
・拡大の際にその一方の部分が分割面を案内にして他方
の部分の上方にずれ上がるように構成したものが望まし
い。
【0041】このように構成することにより、粘着性発
熱シートの製造後、保存中や輸送中などの間に剥離シー
トが吸湿して復元、拡大すると、この鋭角に分断された
その一方の部分が分割面を案内にして他方の部分を案内
して上方にずれ上がって、両部分がスムーズに上下に重
なり合り、その結果、不体裁なシワや浮き上がりが生じ
ることがないのである。
【0042】そして、その使用の際には、その重なり合
った剥離シートの端部につめの先を引っ掛けて、その剥
離、除去を著しく簡単にすることができるのである。
【0043】次に、本願請求項2の粘着性発熱シートに
ついて説明する。即ち、前記本願請求項2の粘着性発熱
シートにおいては、本願請求項1の粘着性発熱シートに
おいて、その粘着剤層が袋体の中間部を除いて設けられ
ており、この粘着剤層を除いた中間部に対応する箇所に
おいて、剥離シートの中間部が一箇所を除いて分割され
ていることを特徴とするものである。
【0044】このように構成することにより、剥離シー
トの分割箇所に対応する部位には粘着剤層が無く、この
ため剥離シートの分割箇所を爪で一層起こし易い結果、
指でつまんでの剥離シートの剥離、除去が極めて容易に
なし得るのである。
【0045】
【作用】本発明は、この種、粘着性発熱シートにおい
て、当該粘着性発熱シートに用いられる剥離シートの中
間部が一箇所を除いて左右両方向に分割されていること
により、この剥離シートで粘着性発熱シートの全面或い
は粘着剤層の全面を覆う際、その連設箇所が剥離シート
の分離を防ぐことができるのであり、又、その使用の
際、剥離シートの連接箇所が一箇所だけであるから、剥
離シートを至極簡単に分離、除去し得るだけでなく、特
に、紙を基材とした剥離シートの場合でも、剥離の際に
破れることがない作用を有するのである。
【0046】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0047】図1は本発明の一実施例に係る粘着性発熱
シートを模式的に示す縦断面図である。この粘着性発熱
シート(1)は偏平状の袋体(2)内に発熱組成物
(3)を封入した発熱シート(4)の片面(露出面)に粘
着剤層(5)を形成し、更にその粘着剤層(5)の表面
側から粘着剤層(5)及び発熱シート(4)の全面を剥
離シート(6)で被覆してある。
【0048】前記発熱シート(4)の表フィルム(7)
は通気性フィルムで形成されており、この表フィルム
(7)を透過した空気中の酸素が発熱組成物(3)と接
触、酸化反応を起こすことにより発熱組成物(3)が発
熱するように構成されている。
【0049】この表フィルム(7)は表裏に重なり合う
通気性基材フィルム(7a)と、織布又は不織布からな
る通気性補強用フィルム(7b)とで構成されている。
なお、この表フィルム(7)として、ループステフネス
テスタにおいて2.5g以下の柔らかさを示すものを使
用する場合には、発熱組成物(3)が酸素を吸収して発
熱するときに、容易に収縮して袋体(2)内の発熱組成
物(3)が流動することを防止でき、発熱組成物(3)
が袋体(2)内で片寄ることを防止できるので、有利で
ある。
【0050】もちろん、表フィルム(7)の構成は前記
の一例に限定されるものではなく、例えば通気性基材フ
ィルム(7a)のみで表フィルム(7)を構成してもよ
い。
【0051】前記発熱組成物(3)は一般に大気中の酸
素に触れて発熱する発熱組成物として公知のものを使用
すればよく、ここでは、鉄粉40〜75重量%、活性炭
1〜10重量%、塩化ナトリウム1〜10重量%、水1
0〜40重量%、保水剤1〜40重量%を配合したもの
が使用される。
【0052】前記粘着剤層(5)は、発熱シート(4)
に直接接する粘着剤保持部材(5a)と、その表面に形
成された粘着剤の層(5b)とからなる。この粘着剤の
層(5b)はその厚さが10〜200μmの範囲、好ま
しくは15〜100μmの範囲に調整されている。
【0053】前記剥離シート(6)としては、ポリプロ
ピレンフィルム或いはポリエステルフィルム等の合成樹
脂フィルムを用い、これにエンボス加工を施して粘着剤
の層(5b)との実質的な粘着面積を低下させ、これに
よって、剥離性を向上させたもの、或いは紙を基材と
し、この片面に剥離処理を施したものつまり剥離性保護
紙、などのいずれのものも使用可能であるが、この場
合、紙を基材としたものであって離型性を有するもので
形成されており、例えば、片面をシリコーン樹脂等の離
型剤でコーティングした紙材等で形成されている。
【0054】そして、本発明においては、図2に示すよ
うに、剥離シート(6)においてその中間部が一箇所を
除いて左右両方向に分割されていることにより、この剥
離シート(6)で粘着性発熱シート(1)の全面或いは
粘着剤層(5)の全面を覆う際、その連設箇所(6b)
が剥離シート(6)の分離を防ぐ結果、当該剥離シート
(6)を高速、且つ美麗に粘着性発熱シート(1)の全
面或いは粘着剤層(5)の全面に貼着、保護できるので
ある。
【0055】そして、この場合、この剥離シート(6)
の中間部を斜めに分割してから粘着剤層(5)に貼着し
たり、剥離シート(6)の中間部を斜めに分割しつつ粘
着剤層(5)に貼着したり、粘着剤層(5)に剥離シー
ト(6)を貼着すると同時にロールカッタ、ナイフ等の
利器を使って一つの分割面(6a)で分割される。
【0056】この粘着性発熱シート(1)はその粘着剤
層(5)上に剥離シート(6)を貼着した状態で図示し
ない気密袋に封入して流通に置かれ、使用に際して気密
袋を破って取り出し、剥離シート(6)を剥離して外皮
や下着に張り付けられる。
【0057】気密袋に封入されている間に、特に、紙製
の剥離シート(6)のように吸湿によって復元、拡大す
ると、この応力は抵抗の弱い箇所、つまり分割箇所に集
中してその箇所で拡大部分が重なり合う。このとき剥離
シート(6)の分割面(6a)はその厚さ方向に対して
傾斜させてあるので、分割された剥離シート(6)の一
方の部分がその破断面(6a)を案内にして他方の部分
の上側に乗り上がり、互いに上下に重なり合う。このた
め、剥離シート(6)の平面方向の力が逃され、剥離シ
ート(6)が不規則且つ不体裁なシワや浮き上がりがな
く褶曲することが防止される。その結果、体裁がよく、
商品価値が向上し、粘着性発熱シートの保存期間を長く
することができる。
【0058】また、使用に際しては、上側に乗り上がっ
た剥離シート(6)の片方に爪先を掛けて簡単に引き起
こすことができるので、剥離シート(6)を簡単に剥離
することができる。
【0059】なお、前記の一実施例では、剥離シート
(6)の分割面(6a)が粘着剤層(5)上に配置され
ているが、例えば図3に示すように、粘着剤層(5)を
部分的に発熱シート(4)に形成し、その粘着剤層
(5)を除いた部分に分割面(6a)を位置させること
も可能である。この場合には、剥離シート(6)の一方
の部分と他方の部分とが一層容易に上下に重なり合うこ
とになる。
【0060】ところで、剥離シート(6)においてその
中間部が一箇所を除いて左右両方向に分割面(6a)を
形成するにあたり、図2に代えて、図4に示すように、
左右両方向の左よりに連設箇所(6b)を設けても良
く、更にこれに代えて、図5に示すように、左右両方向
の右よりに連設箇所(6b)を設けても良いのである。
【0061】又、本発明においては、前記実施例に代え
て、図6に示すように、剥離シート(6)においてその
中間部が一箇所を除いて左右両方向に分割面(6a)を
形成するにあたり、当該剥離シート(6)の厚さ方向つ
まり垂直に分割面(6a)を形成しても良いのである。
【0062】
【発明の効果】本発明は上述の構成を有するので、以下
に述べる効果を奏するのである。本願請求項1の粘着性
発熱シートにおいては、前記構成を有し、粘着性発熱シ
ートに用いられる剥離シートにおいてその中間部が一箇
所を除いて左右両方向に分割されていることにより、こ
の剥離シートで粘着性発熱シートの全面或いは粘着剤層
の全面を覆う際、その連設箇所が剥離シートの分離を防
ぐ結果、当該剥離シートが高速、且つ美麗に粘着性発熱
シートの全面或いは粘着剤層の全面に貼着されて、当該
表面を保護できるのであり、しかも剥離シートの連接箇
所が一箇所だけであるから、剥離シートを至極簡単に分
離、除去し得るだけでなく、特に、紙を基材とした剥離
シートの場合でも、剥離の際に破れることなく、至極簡
便、且つ容易に剥離できるのであり、又、何人も簡便に
使用できる上、その取扱性が良好で、しかも生産設備の
共通化が図れるだけでなく、生産コストを廉価にできる
効果を奏するのである。
【0063】本願請求項2の粘着性発熱シートは、本願
請求項1の粘着性発熱シートにおいて、その粘着剤層が
袋体の中間部を除いて設けられており、この粘着剤層を
除いた中間部に対応する箇所において、剥離シートの中
間部が一箇所を除いて分割されている。
【0064】このように構成することにより、剥離シー
トの分割箇所に対応する部位には粘着剤層が無く、この
ため、剥離シートにおける分割箇所が単に袋体の裏面に
沿って遊離している状態となっており、剥離シートの分
割箇所を爪で一層起こし易い結果、指でつまんでの剥離
シートの剥離、除去が極めて容易になし得るのである。
【0065】この結果、上述した請求項1の場合の効果
に加えて、その使用の際、分割箇所の剥離が一層容易で
老人や子供等何人も至極簡単にできるという、極めて有
用かつ顕著な効果を奏するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例に係る粘着性発熱シー
トの構造を模式的に示す断面図である。
【図2】図2はその粘着性発熱シートの背面図である。
【図3】図3は他の実施例を示す粘着性発熱シートの構
造を模式的に示す断面図である。
【図4】図4は他の実施例を示す粘着性発熱シートの背
面図である。
【図5】図5は更に他の実施例を示す粘着性発熱シート
の背面図である。
【図6】図6は剥離シートの分割面が垂直である例を模
式的に示す断面図である。
【符号の説明】
1 粘着性発熱シート 2 袋体 3 発熱組成物 4 発熱シート 5 粘着剤層 6 剥離シート 6a 分割面。 6b 連設箇所

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏平状の袋体には空気の存在下で発熱す
    る発熱組成物を封入し、この袋体は少なくとも一部が通
    気性を有する発熱シートであって、前記袋体の片面には
    粘着剤層を設け、この粘着剤層上に剥離シートを貼着
    し、この剥離シートの中間部が一箇所を除いて左右両方
    向に分割されていることを特徴とする粘着性発熱シー
    ト。
  2. 【請求項2】 粘着剤層が袋体の中間部を除いて設けら
    れており、この粘着剤層を除いた中間部に対応する箇所
    において、剥離シートの中間部が一箇所を除いて分割さ
    れている請求項1に記載の粘着性発熱シート。
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Cited By (3)

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KR20180003250A (ko) * 2016-06-30 2018-01-09 한양대학교 에리카산학협력단 단열층을 포함하는 거푸집 용 발열 필름, 및 이를 포함하는 발열 거푸집

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