JPH1123545A - 一酸化炭素の除去,濃縮方法および微量一酸化炭素分析装置 - Google Patents

一酸化炭素の除去,濃縮方法および微量一酸化炭素分析装置

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JPH1123545A
JPH1123545A JP9179322A JP17932297A JPH1123545A JP H1123545 A JPH1123545 A JP H1123545A JP 9179322 A JP9179322 A JP 9179322A JP 17932297 A JP17932297 A JP 17932297A JP H1123545 A JPH1123545 A JP H1123545A
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JP
Japan
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carbon monoxide
hemoglobin
gas
concentration
trace
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JP9179322A
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Masami Matsui
正巳 松居
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストで除去や濃縮を行うことができると
ともに再利用の可能な形態で一酸化炭素の濃縮を行うこ
とができる一酸化炭素の除去、濃縮方法を提供し、又、
低濃度の一酸化炭素の測定が可能な微量一酸化炭素分析
装置を提供する。 【解決手段】 ヘモグロビンが一酸化炭素を選択的に化
学結合する特性を利用して、一酸化炭素の除去あるいは
濃縮を行うものであり、一酸化炭素が含まれる液体側あ
るいは気体側から見ると一酸化炭素の除去が行われ、一
酸化炭素を化学結合するヘモグロビン側から見ると一酸
化炭素の濃縮が行われる。一酸化炭素をヘモグロビンと
接触させると(a)、ヘモグロビンと結合していた酸素
は一酸化炭素を置き換わってヘモグロビンと化学結合し
(b)、一酸化炭素の除去および濃縮が行われる。この
一酸化炭素を化学結合したヘモグロビンを化学反応させ
ることによって、濃縮した一酸化炭素をヘモグロビンか
ら取り出すことができる(c)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、気体および液体中
に含まれる一酸化炭素を除去する除去方法、気体および
液体中に含まれ一酸化炭素の濃度を高めて捕集する濃縮
方法、および該濃縮方法によって微量な一酸化炭素を濃
縮し測定する微量一酸化炭素分析装置に関する。
【0002】この発明による一酸化炭素の除去は、燃焼
により発生する排ガス中に含まれる一酸化炭素の除去に
適用することができ、また一酸化炭素の濃縮は微量一酸
化炭素の測定や一酸化炭素の再利用に適用することがで
きる。
【0003】また、微量一酸化炭素の濃縮測定は、都市
ガス、プロパンガス、石油ストーブ等の燃焼によって発
生する排ガスによる室内環境汚染の測定、大気の汚染調
査、鉄鋼プラントや化学プラント等の金属製錬や化学反
応で発生する一酸化炭素の分析に適用することができ
る。
【0004】
【従来の技術】従来、一酸化炭素は、一酸化炭素が含ま
れるガスを燃焼や触媒によってオゾンや二酸化炭素に変
化させることによって排気して除去を行ったり、吸着や
低温化によって濃縮を行っている。
【0005】また、一酸化炭素の分析方法として、JI
SK0098に示されるように、ガスクロマトグラフ
法、検知管式ガス測定器を用いるガス検知法、ペンパル
式分析装置を用いるペンパル式分析法、赤外線ガス分析
計を用いる赤外線吸収法、定電位電解分析計を用いる定
電位電解法が知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来、一酸化炭素の除
去方法や濃縮方法では、コストが高いという問題があ
り、また、除去し濃縮した一酸化炭素はオゾンや二酸化
炭素の形態で得られるため、一酸化炭素の再利用が困難
であるという問題もある。
【0007】又、一酸化炭素の毒性は、例えば建築物内
の基準(建築物における衛生的環境の確保に関する法律
施行令,制令第304号)および事務所衛生基準規則
(労働省令第43号)では、CO濃度について10pp
m以下で、労働環境における許容濃度は50ppmと定
められている。
【0008】上記測定では、バックグランドとなる環境
中の基準の濃度を測定する必要がある。一般に、一酸化
炭素は大気中に含まれていないため、バックグランド濃
度を測定するには微量濃度の測定が必要となる。
【0009】従来の一酸化炭素の分析法では、例えばガ
スクロマトグラフ法や赤外線吸収法で測定できる濃度範
囲は0.1ppm以上であり、この濃度以下の一酸化炭
素の濃度測定は困難である。そのため、一酸化炭素のバ
ックグランド濃度を確定することがはできず、発生する
一酸化炭素の濃度を正確に測定することができないとい
う問題点もある。
【0010】そこで、本発明は従来の一酸化炭素の除
去、濃縮方法の持つ問題点を解決し、低コストで除去や
濃縮を行うことができるとともに再利用の可能な形態で
一酸化炭素の濃縮を行うことができる一酸化炭素の除
去、濃縮方法を提供することを目的とし、又、低濃度の
一酸化炭素の測定が可能な微量一酸化炭素分析装置を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、ヘモグロビン
が一酸化炭素を選択的に化学結合する特性を利用して、
一酸化炭素の除去あるいは濃縮を行うものであり、一酸
化炭素が含まれる液体側あるいは気体側から見ると一酸
化炭素の除去が行われ、一酸化炭素を化学結合するヘモ
グロビン側から見ると一酸化炭素の濃縮が行われるもの
である。
【0012】図1は本発明の一酸化炭素の除去,濃縮方
法を説明するための概略図である。
【0013】ヘモグロビンは一酸化炭素を選択的に化学
結合する特性を備えている。そこで、一酸化炭素をヘモ
グロビンと接触させると(図1(a))、ヘモグロビン
と結合していた酸素は一酸化炭素を置き換わってヘモグ
ロビンと化学結合し(図1(b))、一酸化炭素の除去
および濃縮が行われる。この一酸化炭素を化学結合した
ヘモグロビンを化学反応させることによって、濃縮した
一酸化炭素をヘモグロビンから取り出すことができる
(図1(c))。
【0014】本発明の一酸化炭素の除去,濃縮の第1の
方法は、一酸化炭素を含む気体あるいは液体を薄膜を介
してヘモグロビン溶液と接触させ、気体あるいは液体中
の一酸化炭素をヘモグロビン溶液に移行させ、一酸化炭
素をヘモグロビンに選択的に化学結合させるものであ
る。これによって、気体あるいは液体中の一酸化炭素の
除去が行われるとともに、ヘモグロビン溶液中に一酸化
炭素の濃縮が行われる。
【0015】薄膜は、気体あるいは液体側から気体成分
のみをヘモグロビン溶液側に通過させるメンブランフィ
ルターと呼ばれるシリコン膜、テフロン膜、ポリエチレ
ン膜からなる気液分離膜を用いることができる。
【0016】本発明の一酸化炭素の除去,濃縮の第1の
方法によれば、一酸化炭素を含む気体あるいは液体を薄
膜を介してヘモグロビン溶液と接触させると、該薄膜を
通して一酸化炭素を含む気体成分がヘモグロビン溶液側
に通過する。ヘモグロビン溶液中に一酸化炭素は、ヘモ
グロビンと選択的に化学結合する。これによって、ヘモ
グロビンと化学結合した一酸化炭素は、気体あるいは液
体側には戻らず、一酸化炭素の除去が行われる。また、
ヘモグロビン溶液側の一酸化炭素は濃縮された状態とな
る。
【0017】また、本発明の一酸化炭素の除去,濃縮の
第2の方法は、一酸化炭素を含む気体を、ヘモグロビン
を塗布した微粉末と接触させ、気体中の一酸化炭素をヘ
モグロビンに選択的に化学結合させるものである。これ
によって、気体中の一酸化炭素の除去が行われるととも
に、ヘモグロビン溶液中に一酸化炭素の濃縮が行われ
る。
【0018】微粉末は、シリカあるいはポリエチレンの
微粒子によって構成することができ、この微粉末にヘモ
グロビン溶液をコーティングすることによってヘモグロ
ビンを塗布することができる。
【0019】本発明の一酸化炭素の除去,濃縮の第2の
方法によれば、ヘモグロビンを塗布した微粉末に一酸化
炭素を含む気体を通すことによってモグロビンと接触さ
せると、気体中の一酸化炭素はヘモグロビンと選択的に
化学結合する。これによって、ヘモグロビンと化学結合
した一酸化炭素は、気体側には戻らず、一酸化炭素の除
去が行われる。また、微粉末に塗布したヘモグロビン側
の一酸化炭素は濃縮された状態となる。
【0020】本発明の微量一酸化炭素分析装置は、ヘモ
グロビンを塗布した微粉末を収納する一酸化炭素捕集手
段と、捕集手段内に化学反応液を導入する導入手段と、
少なくとも一酸化炭素を分析する分析測定手段を備え、
化学反応によってヘモグロビンから一酸化炭素を取り出
し、分析測定手段によって分析測定するものである。
【0021】一酸化炭素捕集手段は、ヘモグロビンを塗
布した微粉末を収納した容器によって構成することがで
き、この容器内に一酸化炭素を含む気体を通過させるこ
とによって、微粒子に塗布したヘモグロビンに一酸化炭
素を化学結合させる。
【0022】導入手段は、捕集手段内に酸等の化学反応
液を導入するものであり、化学結合している一酸化炭素
を化学反応によってヘモグロビンから分離させ、気体と
して取り出すものである。
【0023】分析測定手段は、例えばガスクロマトグラ
フ等の分析測定装置を用いることができ、これによっ
て、取り出された一酸化炭素の分析を行う。
【0024】図2は本発明の微量一酸化炭素分析装置の
概略図である。図2において、微量一酸化炭素分析装置
1は、一酸化炭素捕集手段2と前処理装置3と分析測定
手段4を備え、一酸化炭素捕集手段2によって一酸化炭
素を濃縮して捕集し、前処理装置3内に設置した一酸化
炭素捕集手段に化学反応液を導入することによって一酸
化炭素を取り出し分析測定手段4で測定を行う。
【0025】本発明の微量一酸化炭素分析装置によれ
ば、一酸化炭素捕集手段に一酸化炭素を含む気体を通し
て、微粉末に一酸化炭素を接触させ、塗布したヘモグロ
ビンに一酸化炭素を化学結合させ、捕集を行う。一酸化
炭素を捕集した一酸化炭素捕集手段を微量一酸化炭素分
析装置に設置し、該一酸化炭素捕集手段内のヘモグロビ
ンに酸等の化学反応液を導入する。この化学反応液とヘ
モグロビンとの化学反応によって、ヘモグロビンと化学
結合していた一酸化炭素は分離され、気体として取り出
させる。取り出された一酸化炭素は、分析測定手段によ
って分析可能な濃度に濃縮され、分析測定手段による一
酸化炭素測定が可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照しながら詳細に説明する。はじめに、図3〜図6を
用いて本発明の一酸化炭素の除去,濃縮方法について説
明する。図3,4は本発明の一酸化炭素の除去,濃縮を
説明するための概略構成ブロック図であり、図3は一酸
化炭素を含む気体あるいは液体を流動させた場合の構成
であり、図4は一酸化炭素を含む気体あるいは液体を流
動させない場合の構成である。
【0027】図3の構成において、容器11内にヘモグ
ロビン溶液を収納するとともに、容器11内部を通過し
てシリコン、テフロン、あるいはポリエチレン等の気液
分離膜で構成される中空子膜の管12を通す。この管1
2中には一酸化炭素を含む気体あるいは液体が通し、ま
た、容器11内のヘモグロビン溶液はペレスターポンプ
13および管14を介して循環させる。
【0028】一酸化炭素を含む気体あるいは液体を管1
2中に通すと、管12中の気体成分は、管12の細孔を
通ってヘモグロビン溶液内に達する。気体成分中の一酸
化炭素はヘモグロビンに選択的に化学結合する。管12
内に気体あるいは液体を続けて流すことによって、一酸
化炭素はヘモグロビン溶液側に取り込まれ、容器を通過
後の気体あるいは液体から一酸化炭素が除去される。一
方、ヘモグロビン溶液には、気体あるいは液体の供給に
伴って一酸化炭素は蓄積され濃縮が行われる。また、容
器11内のヘモグロビン溶液を循環させることによっ
て、ヘモグロビンに化学結合する一酸化炭素の総量を増
大させることができる。
【0029】図4の構成において、容器15内に一酸化
炭素を含む気体あるいは液体を収納するとともに、容器
15内部を通過して前記と同様の中空子膜の管12を通
す。管12はペレスターポンプ13および管14を介し
て循環路を形成する。この管12中にはヘモグロビン溶
液が循環する。
【0030】溶液15内の気体あるいは液体中の気体成
分は、管12の細孔を通ってヘモグロビン溶液内に達す
る。気体成分中の一酸化炭素はヘモグロビンに選択的に
化学結合する。ヘモグロビン溶液を循環させることによ
って、一酸化炭素はヘモグロビン溶液側に取り込まれ、
容器内の気体あるいは液体から一酸化炭素が除去され
る。一方、ヘモグロビン溶液には一酸化炭素が蓄積さ
れ、濃縮が行われる。
【0031】図5は、ヘモグロビンと一酸化炭素との化
学結合、および化学反応によるヘモグロビンからの一酸
化炭素の取り出しを説明するための化学式である。
【0032】図5において、ヘモグロビンに一酸化炭素
が供給されると、一酸化炭素はヘモグロビンの二価の鉄
と結合している酸素(図5(a)中のA)と入れ替わっ
て化学結合する。この化学結合によって酸素ガスが放出
される。これによって、一酸化炭素の除去および濃縮が
行われる。
【0033】次に、この一酸化炭素を化学結合したヘモ
グロビンに、塩酸や硫酸等を加えると化学反応を起こし
て一酸化炭素を放出する。このとき、モグロビン中の鉄
は三価となる。これによって、濃縮した一酸化炭素を取
り出すことができる。
【0034】次に一酸化炭素濃縮の実施例を説明する。
この実施例では、前記図3で示した構成において、径が
8mmφで長さ10cmのガラス管を容器11に、厚さ
80μm,内径180μm,外径340μmのシリコン
チューブの管12を取り付けた構成とし、容器内部に血
液を蒸留水で2倍に希釈溶液を全量で25ml入れて流
速1ml/minで循環させ、空気に100ppmの一
酸化炭素を混合した気体2lを20ml/minの速度
で管12中に流す条件で、ガスクロマトグラフで求め
る。図6は上記条件での測定結果を示し、一酸化炭素の
濃縮を確認することができる。
【0035】次に、図7〜図13を用いて本発明の微量
一酸化炭素の測定装置について説明する。図7〜図9は
微量一酸化炭素の測定装置に使用する一酸化炭素捕集手
段を説明するための図である。図7中の符号21はヘモ
グロビンを塗布するための微粒子を示しており、例え
ば、100〜120meshのガラスビーズによって形
成することができ、この微粒子にヘモグロビンを塗布す
る。ヘモグロビンの塗布は、例えば、微粒子とこの微粒
子の重量の20%の血液とを混合させることによって行
うことができる。
【0036】一酸化炭素濃縮管20は、図8に示すよう
に、内径3mm,長さ5cmのパイレックス管23で形
成することができ、内部ヘモグロビンを塗布した微粒子
21を収納する。この一酸化炭素濃縮管20は携帯可能
な構成であり、管の両開口端にカバー24を取り付ける
ことができ、携帯時にはこのカバー24を取り付け、一
酸化炭素の結合を防止する。
【0037】図9は一酸化炭素濃縮管の使用状態を示し
ており、カバー24をはずし、管の一方の開口端から試
料ガスを供給し、管の一方の開口端から放出する。供給
ガス中に含まれる一酸化炭素は、パイレックス管23内
を通過する間に微粒子21に塗布したヘモグロビンと化
学結合する。
【0038】これによって、一酸化炭素濃縮管から放出
された気体から一酸化炭素を除去することができ、ま
た、一酸化炭素濃縮管内のヘモグロビンに一酸化炭素を
濃縮して蓄積することができる。
【0039】図10は本発明の微量一酸化炭素の測定装
置を説明するための概略構成ブロック図である。図10
において、微量一酸化炭素の測定装置1は、前処理装置
3と分析測定手段4を備え、前処理装置3には一酸化炭
素濃縮管20が取り付けられる。前処理装置3は一酸化
炭素濃縮管20中に捕集されている一酸化炭素を気体に
形態で取り出す装置であり、分析測定手段4は取り出し
た一酸化炭素の分析測定を行う装置である。
【0040】前処理装置3は、窒素ガスを取り入れる6
方コック31と、気体と液体を分離する気液セパレータ
32と、化学反応液を一酸化炭素濃縮管20に導入する
反応液注入口33と、気体中に含まれる液体を除去する
水分除去装置34とを備える。また、分析測定手段4
は、標準試料を導入する試料注入口41と、カラム42
と、小型反応炉43と、検出器44とを備える。
【0041】ここで、6方コック31は洗浄用の窒素ガ
スおよびキャリアガスを切り換えて供給するバルブであ
り、反応液注入口33には注射器等によって塩酸あるい
は硫酸等の酸溶液が注入され、水分除去装置34は水酸
化カルシウム等を用いて水分の除去を行う。一酸化炭素
濃縮管20は図7〜図9で示した一酸化炭素濃縮管を使
用することができる。
【0042】また、カラム42は2.0m×3mmφの
モレキュラー管を用いることができ、小型反応炉43は
Ni触媒を用いて供給された水素によって一酸化炭素を
CH4 に還元反応を行う。検出器44はFIDを用い
て、還元して得たCH4 を測定し、これによって、一酸
化炭素の分析測定を行う。
【0043】次に、図11,12を用いて本発明の微量
一酸化炭素の測定装置の動作を説明する。なお、図11
は管内の空気や不純物を取り除くための処理を示し、図
12は濃縮された一酸化炭素の分離と測定処理を示して
いる。
【0044】図11において、6方コック31を実線の
位置として、ポートAおよびFから窒素ガスを供給す
る。ポートFから供給された窒素ガスは、ポートC,気
液セパレータ32,反応液注入口33,一酸化炭素濃縮
管20,およびポートD,Eを通って排出され、管内に
ある空気や不純物を追い出す。
【0045】また、6方コック31のポートAから供給
された窒素ガスは、水分除去装置34を通って分析測定
手段4に送られる。なお、この段階では、分析測定手段
4に送られるガスは窒素ガスのキャリアガスである。こ
のとき、試料注入口41から標準試料を導入して分析を
行うことによって、測定のベースを求めることができ
る。
【0046】次に、図12において、ポートFからの窒
素ガスの供給を停止し、反応液注入口33から例えば、
2NのHCl反応液5mlを注入する。1〜2分の後
に、6方コック31を実線の位置に切換える。ポートA
から供給された窒素ガスは、ポートDを通って一酸化炭
素濃縮管20中の反応液と気体を気液セパレータ32に
送る。気液セパレータ32は、反応液を除去し気体を水
分除去装置34に送る。水分除去装置34は、気液セパ
レータ32で除去しきれなかった水分を取り除き、気体
成分を分析測定手段4に送る。
【0047】分析測定手段4において、送られた気体中
に含まれる一酸化炭素は、カラム42で他の成分と分離
される。分離された一酸化炭素は、小型反応炉43にお
いてNi触媒を用いて水素によってCH4 に還元され
る。還元されたCH4 はFIDの検出器44で検出さ
れ、これによって一酸化炭素の分析測定を行う。
【0048】図13は本発明の微量一酸化炭素分析測定
装置の測定例であり、空気で希釈した一酸化炭素0.0
1ppm濃度の試料を100ml用い、カラム温度60
℃,キャリアガス(窒素ガス)の流速40ml/mi
n,還元用の水素ガスの流速50ml/minとした場
合の測定結果例である。
【0049】図13の測定例によれば、濃度が0.05
ppmに濃縮された一酸化炭素が測定されている。
【0050】本発明の実施の形態によれば、ヘモグロビ
ンは動物の血液中に多量に含まれているため、容易に入
手することができる。
【0051】また、本発明の実施の形態によれば、一酸
化炭素をヘモグロビンと化学結合した状態で安定保存が
可能となる。
【0052】本発明の実施の形態によれば、従来測定が
不可能とされていた低濃度の測定が可能となる。
【0053】また、本発明の実施の形態によれば、妨害
成分の影響を少なくすることができ、正確な測定を行う
ことができる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
低コストで除去や濃縮を行うことができるとともに再利
用の可能な形態で一酸化炭素の濃縮を行うことができる
一酸化炭素の除去、濃縮方法を提供することができ、
又、低濃度の一酸化炭素の測定が可能な微量一酸化炭素
分析装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一酸化炭素の除去,濃縮方法を説明す
るための概略図である。
【図2】本発明の微量一酸化炭素分析装置の概略図であ
る。
【図3】本発明の一酸化炭素の除去,濃縮を説明するた
めの概略構成ブロック図である。
【図4】本発明の一酸化炭素の除去,濃縮を説明するた
めの概略構成ブロック図である。
【図5】ヘモグロビンと一酸化炭素との化学結合、およ
び化学反応によるヘモグロビンからの一酸化炭素に取り
出しを説明するための化学式である。
【図6】一酸化炭素濃縮の実施例の測定結果である。
【図7】微量一酸化炭素の測定装置に使用する一酸化炭
素捕集手段を説明するための図である。
【図8】微量一酸化炭素の測定装置に使用する一酸化炭
素捕集手段を説明するための図である。
【図9】微量一酸化炭素の測定装置に使用する一酸化炭
素捕集手段を説明するための図である。
【図10】本発明の微量一酸化炭素の測定装置を説明す
るための概略構成ブロック図である。
【図11】本発明の微量一酸化炭素の測定装置の動作を
説明するための図である。
【図12】本発明の微量一酸化炭素の測定装置の動作を
説明するための図である。
【図13】本発明の微量一酸化炭素分析測定装置の測定
例である。
【符号の説明】
1…微量一酸化炭素分析装置、2…一酸化炭素捕集手
段、3…前処理装置、4…分析測定手段、11,15…
容器、12…14…管、13…ペレスターポンプ、20
…一酸化炭素濃縮管、21…微粒子、22…ヘモグロビ
ン、23…パイレックス管、24…カバー1…、31…
6方コック、32…気液セパレータ、33…反応液注入
口、34…水分除去装置、41…試料注入口、42…カ
ラム、43…小型反応炉、44…検出器。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一酸化炭素を含む気体あるいは液体を薄
    膜を介してヘモグロビン溶液と接触させ、気体あるいは
    液体中の一酸化炭素をヘモグロビン溶液に移行させ、一
    酸化炭素をヘモグロビンに選択的に化学結合させること
    を特徴とする一酸化炭素の除去,濃縮方法。
  2. 【請求項2】 一酸化炭素を含む気体を、ヘモグロビン
    を塗布した微粉末と接触させ、気体中の一酸化炭素をヘ
    モグロビンに選択的に化学結合させることを特徴とする
    一酸化炭素の除去,濃縮方法。
  3. 【請求項3】 ヘモグロビンを塗布した微粉末を収納す
    る一酸化炭素捕集手段と、捕集手段内に化学反応液を導
    入する導入手段と、少なくとも一酸化炭素を分析する分
    析測定手段を備え、前記化学反応によってヘモグロビン
    から一酸化炭素を取り出し、分析測定手段によって分析
    測定することを特徴とする微量一酸化炭素分析装置。
JP9179322A 1997-07-04 1997-07-04 一酸化炭素の除去,濃縮方法および微量一酸化炭素分析装置 Withdrawn JPH1123545A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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