JPH11235925A - 電気自動車用空調機駆動装置 - Google Patents

電気自動車用空調機駆動装置

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JPH11235925A
JPH11235925A JP3993498A JP3993498A JPH11235925A JP H11235925 A JPH11235925 A JP H11235925A JP 3993498 A JP3993498 A JP 3993498A JP 3993498 A JP3993498 A JP 3993498A JP H11235925 A JPH11235925 A JP H11235925A
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compressor
engine
motor
heat exchanger
vehicle
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Toyotaka Hirao
豊隆 平尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハイブリッド車にあって空調機の圧縮機を熱
負荷に応じて高効率運転をするようにした電気自動車用
空調機制御装置を提供する。 【解決手段】 エンジン22と駆動用モータとで駆動さ
れるハイブリッド車にあって、室内熱交換器29と室外
熱交換器33との間の冷媒ループAを制御するものにあ
って、冷媒ループAの圧縮機36は、圧縮機用モータ3
7とエンジン22とのいずれかの回転力を選択的に連結
する連結機構と変速機66有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気自動車、特に
エンジンとモータとにより駆動されるハイブリッド車に
あって、空調機の冷媒ループの圧縮機を小容量とし熱負
荷に応じて高効率にて運転するようにした電気自動車空
調機駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、開発されている電気自動車のう
ち、エンジン駆動とモータ駆動とを使用するハイブリッ
ド車にあっては、モータ駆動の場合にはエンジンを停止
しまたエンジン駆動の場合にはモータを停止するという
駆動方式を採用する。殊に、高効率駆動のためにはアイ
ドリング時等の低回転数域ではモータ駆動、高回転数域
にてエンジン駆動を行なっている。
【0003】他方、車両には一般に車室の空調機が備え
られ、室内熱交換器と室外熱交換器とを冷媒ループにて
つなぎ、冷媒の相変化を利用したヒートポンプとして車
室内の冷暖房を行なうという空調機が備えられる。この
場合、冷媒ループには圧縮機が必要であり、動力により
圧縮機を駆動する必要が生ずる。
【0004】しかしながら、この圧縮機の駆動について
は、現在のところ上述のハイブリッド車にあっても、従
来のガソリン車等と同様のエンジンによる駆動の域を出
ず、低速域でのモータ駆動時にあっても圧縮機の駆動
は、効率の悪いエンジン駆動によっているという状況で
ある。
【0005】このため、本出願人は、高効率の圧縮機駆
動のため圧縮機用モータとエンジンとを用いて低速域で
は圧縮機用モータにて圧縮機を駆動させ高速域ではエン
ジンにて圧縮機を駆動させることにより、高効率の圧縮
機運転を行なうという提案をした。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、圧縮機
の高効率運転を行なって圧縮機の小容量化を図ったとこ
ろ、更なる改良として車室内の熱負荷に応じた圧縮機の
運転に対しても、高効率化が俎上にのせられた。
【0007】従来にあっては、熱負荷に応じた圧縮機の
運転は、一般に次のような手段がある。 (運転台数制御方式)例えば、能力1の圧縮機と能力
0.5の圧縮機との2台を用いてこれら2種の圧縮機を
適宜運転又は停止することにより、圧縮機の運転台数を
制御して熱負荷に対応させようとする方式である。しか
し、この方式は圧縮機の占有面積が増大し、高コストに
なるという問題がある。
【0008】(バイパス方式)圧縮機による吐出圧縮ガ
スを冷媒ループに回すことなく圧縮機の吸入側にバイパ
スさせ、いわゆる漏れを生ぜしめることで、熱負荷に対
応させようとするものである。この方式は一旦圧縮した
ガスを漏らすので、圧縮動力が低減せず効率がきわめて
悪いという問題がある。
【0009】(スクロールバイパス方式)スクロール圧
縮機等においては、圧縮途中のガスを吸入側にバイパス
する吸入バイパスの能力制御が行なわれるが、吸入ガス
バイパス方式特有の吐出ガス温度上昇やバイパス開始ま
での圧縮に要した動力の損失が生ずる。
【0010】本発明は、上述の問題点に鑑み、ハイブリ
ッド車にあって冷媒ループを構成する圧縮機を熱負荷に
応じて高効率で運転すると共に低コストにて得るように
した電気自動車用空調機駆動装置を提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成する本
発明は、次の発明特定事項を有する。 (1) 第1の発明は、エンジンと駆動用モータとで駆
動されるハイブリッド車にあって車室内の室内熱交換器
と室外熱交換器との間で冷媒ループを有するものにおい
て、上記冷媒ループの圧縮機は、上記エンジンと圧縮機
用モータとに選択的に連結される連結機構を有すると共
に、変速機を有することを特徴とする。
【0012】(2) 第2の発明は、第1の発明にあっ
て、上記変速機の変速比は等比となるように備えたこと
を特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】ここで、図1〜図8を参照して本
発明の実施の形態の一例を説明する。図1は、ハイブリ
ッド車における熱システムのレイアウトを示す平面図で
ある。図1に示すハイブリッド車21は所謂パラレル式
のハイブリッド車であり、車両後部にはエンジン22が
搭載され、車両前部には駆動用モータ等からなるドライ
ブユニット23が搭載されている。また、車両後部には
トランスミッション38、バッテリ24及び発電機25
が搭載され、車両前部にはインバータ26が搭載されて
いる。
【0014】従って、このハイブリッド車21では、後
輪27はトランスミッション38を介してエンジン22
により回転駆動され、前輪28はドライブユニット23
により回転駆動される。ドライブユニット23の駆動用
モータは、バッテリ24からインバータ26を介して電
力が供給されると共に、このインバータ26等によって
回転速度等が制御されるようになっている。また、エン
ジン22の作動時には、発電機25がエンジン22によ
り回転駆動されて発電し、この発電電力がバッテリ24
に供給されて充電されると共にインバータ26を介して
駆動用モータにも供給されるようになっている。
【0015】また、このハイブリッド車21には、図1
に示すように熱システムの各コンポートネントが次のよ
うに配置されている。
【0016】車室の冷暖房を行なう車両用空調装置の冷
媒ループ内において、室内熱交換器29、ヒータコア3
0及びブロア(モータ駆動)31は、車室32の前方に
配置されている。そして、車両用空調装置の室外熱交換
器33は車両走行時に負圧となる車両側面後部に沿って
配置されており、排気孔35は車両側面後部に設けられ
ている。また、室外熱交換器33の内側には、モータ3
4aによって回転駆動される送風機34が配置されてい
る。従って、送風機34により室外熱交換器33に送風
された空気は、排気孔35から車両側面後部の外側に排
出される。なお、送風機34による空気の吸入方向は、
暖房運転時にエンジン22やバッテリ24等の排熱を有
効に利用するため、暖房運転時と冷房運転時とで切り換
えるようになっている。
【0017】更に、図1にあって、車両用空調装置の圧
縮機36はエンジン22の近傍に配置されており、エン
ジン22や圧縮機用モータ37によって選択的に回転駆
動される。この構造等については詳細に後述する。
【0018】また、冷媒ループではないが、冷却水ルー
プが別に備えられており、車両後部には、エンジン用ラ
ジエータ(熱交換器)39が配置されると共に、このエ
ンジン用ラジエータ39に隣接して送風機40(モータ
40aによって回転駆動される)が配置されている。車
両前部には、電気機器用ラジエータ(熱交換器)41と
バッテリ用ラジエータ(熱交換器)42とが隣接して配
置されると共に、バッテリ用ラジエータ42に隣接して
送風機43(モータ43aによって回転駆動される)が
配置されている。また、車両後端には、モータ45によ
って開閉するシャッタ44が設けられている。
【0019】図2は熱システムの系統図を示している。
図2中、太線は冷媒ループ、細線は冷却水(ロングライ
フクーラント(LLC)等)ループである。
【0020】車両用空調装置の冷媒ループAは、ヒート
ポンプとして作用するものであり、四方弁51によって
冷媒の流路を切り換えることにより、冷房運転時と暖房
運転時とを行うようになっている。
【0021】即ち、冷房運転時には、冷媒が圧縮機3
6、四方弁51、室外熱交換器33、絞り弁52、室内
熱交換器29、四方弁51、アキュムレータ53、圧縮
機36の順に流れる。このときには室内熱交換器29が
吸熱器(エバポレータ)、室外熱交換器33が放熱器
(コンデンサ)となり、車室32内は冷房される。一
方、暖房運手時には、冷媒が圧縮機36、四方弁51、
室内熱交換器29、絞り弁52、室外熱交換器33、四
方弁51、アキュムレータ53、圧縮機36の順に流れ
る。このときには室外熱交換器33が吸熱器(エバポレ
ータ)、室内熱交換器29が放熱器(コンデンサ)とな
り、車室32内が暖房される。
【0022】冷却水ループとしては、エンジン冷却水ル
ープB、バッテリ冷却水ループC及び電気機器冷却水ル
ープDが設けられている。
【0023】これらのうち、エンジン冷却水ループBで
は、ポンプ54によってエンジン冷却水が主にエンジン
22とエンジン用ラジエータ39との間で循環すると共
に、エンジン冷却水の一部が、絞り弁55を介して車両
用空調装置のヒータコア30にも流れ、且つ、絞り弁5
6を介してバッテリ暖機用熱交換器57にも流れるよう
になっている。なお、エンジン22からエンジン用ラジ
エータ39までのエンジン冷却水通路には、絞り弁56
及びバッテリ暖機用熱交換器57をバイパスする別の絞
り弁65が設けられており、この絞り弁65と絞り弁5
6との間の流量調節を行うことよってバッテリ暖機用熱
交換器57での放熱調節が可能となっている。
【0024】バッテリ冷却水ループCでは、バッテリ2
4を冷却する場合と暖機する場合とでバッテリ冷却水の
流れが切り換えられる。即ち、バッテリ24を冷却する
場合には、バッテリ用ラジエータ42をバイパスする絞
り弁58は閉じ且つ絞り弁59は開けた状態で、ポンプ
60によってバッテリ冷却水がバッテリ24とバッテリ
用ラジエータ42との間で循環する。なお、このときに
は絞り弁56を閉じてエンジン冷却水がバッテリ暖機用
熱交換機57に流れないようにする。一方、バッテリ2
4を暖機する場合には、絞り弁56を開けてエンジン冷
却水がバッテリ暖機用熱交換機57に流れるようにする
と共に絞り弁58を開け且つ絞り弁59を閉じた状態
で、ポンプ60によってバッテリ冷却水が、バッテリ用
ラジエータ42をバイパスし、バッテリ24とバッテリ
暖機用熱交換機57との間で循環する。なお、バッテリ
暖機用熱交換器57の放熱調整は、絞り弁56と絞り弁
65との間の流量調節によって行われる。
【0025】電気機器冷却水ループDでは、ポンプ62
によって電気機器冷却水が各種の電気機器(ドライブユ
ニット等)61と電気機器用ラジエータ41との間で循
環する。
【0026】このようにして、車両用空調装置では室内
熱交換器29(冷媒ループA)による冷暖房及びエンジ
ン冷却水(ヒータコア30)による暖房が行われ、エン
ジン冷却水ループBではエンジン冷却、バッテリ冷却水
ループCではバッテリ冷却及びエンジン冷却水によるバ
ッテリ暖機、電気機器冷却水ループDでは電気機器冷却
が行われることになる。
【0027】さて、このような熱システムを有する本例
にあって、冷媒ループAの圧縮機36は、図1に示すよ
うにエンジン22と圧縮機用モータ37とによって選択
的に駆動される。すなわち、図3に示すように圧縮機用
モータ37の回転軸に備えられたプーリ37a及びエン
ジン22の回転軸に備えられたプーリ22aは、ベルト
を介して圧縮機36の回転軸に備えた2段クラッチ36
1に連結されており、2段クラッチ361の切換えによ
って圧縮機36はエンジン22によって駆動されまた圧
縮機用モータ37によって駆動される。
【0028】ここで、2段クラッチ361の概要を図4
にて示す。エンジン22からの回転力と圧縮機用モータ
37からの回転力を選択的に圧縮機36の軸に伝達させ
るため、圧縮機36のシャフト362に対してエンジン
22からのベルトが嵌まるプーリ313及び圧縮機用モ
ータ37からのベルトが嵌まるプーリ364が存在し、
シャフト362に対して各プーリ363,364は軸受
365,366により独立して回転可能に備えられ、そ
れぞれの励磁コイル367,368の通電にてアーマチ
ャ369,370が軸方向に動くようになっている。
【0029】すなわち、板バネ371,372にてハブ
373,374側に片寄るアーマチャ369,370
は、励磁コイル367,368の通電にて発生した磁力
によりプーリ363,364に押し付けられる。図4
中、半截した上側はアーマチャ369,370がプーリ
363,364に押付けられた状態、下側はアーマチャ
369,370がプーリ363,364に対してフリー
となった状態を示す。この結果、励磁コイル367,3
68の励磁にてアーマチャ369,370がプーリ36
3,364と一体となり、アーマチャ369,370に
連結されたシャフト362を回転可能とさせ、非励磁で
は板バネ371,372にてアーマチャ369,370
がプーリ363,364と離れてプーリ363,364
に対してシャフト362がフリーの状態となる。こうし
て、励磁コイル367又は368の励磁にてプーリ36
3又は364がアーマチャ369又は370を介してシ
ャフト362に選択的に連結される。
【0030】上述のようにして圧縮機36は、エンジン
22と圧縮機用モータ37とのそれぞれの回転力にて、
選択的に駆動されるが、この駆動に当っては、モータと
エンジンとの効率の良い駆動を利用するために、図5に
示すような特徴に沿う制御を行なう。つまり、エンジン
22の特性としては、アイドリング時等の低回転数域
(低速域)にて効率が悪く、他方高速域にて高効率とな
る。他方、駆動モータは低回点数にて高効率特性を示
す。したがって、車両の駆動について、低速域にて駆動
モータを運転し、高速になった場合エンジン駆動に切換
わるようになっている。これと同様に、低速にて駆動モ
ータとは別の圧縮機用モータ37を駆動して圧縮機36
を高速運転し、高速にてエンジン22により圧縮機36
を駆動すれば、常に高速高効率運転ができる。したがっ
て、圧縮機36を常に高速回転することになるので、圧
縮機容量の小形化が図れる。また、高速域でのエンジン
駆動時の圧縮機の能力過剰程度も小さくなる。
【0031】こうして、圧縮機36の圧縮機用モータ3
7とエンジン22とによる高効率運転ができるが、図3
に示す構成においては圧縮機36の回転軸には更に変速
機66が備えられている。この変速機66は、熱負荷つ
まり車室の温度状況に応じた空調制御を行なうためのも
ので、圧縮機36の回転数を室内温度に応じて可変とす
るものである。このために、低速にてモータ駆動を行な
い高速にてエンジン駆動を行なう場合につき、それぞれ
最適な温度調節を行なうための圧縮機36の回転数制御
を行なっている。
【0032】ここで、変速機66としては、無段階の変
速機例えば流体継手や摩擦車装置あるいは段階的に変速
する変速歯車装置や変速ベルト装置など汎用のものが用
いられ得る。したがって、圧縮機用モータ37やエンジ
ン22による高効率運転にあって、変速機66による可
変速により熱負荷に応じた圧縮機36の運転が可能とな
る。
【0033】なお、ここで変速機66による変速比は、
車室内の熱負荷ひいては圧縮機36の容量との関係にて
等比にするのが良い。すなわち、図6は車室内の熱負荷
に対応した圧縮機36の冷媒循環量G(kg/h)を縦軸
に、エバポレータの蒸発温度ET(℃)を横軸にとった
特性であり、凝縮温度CT(℃)及びエバポレータの吸
入空気温度Ta(℃)をパラメータとしたときの特性を
示している。この図6から判明するように冷媒循環量G
に対する蒸発温度ETは、凝縮温度CTを一定とする
と、2次曲線的に変化し、凝縮温度CTが上昇すると蒸
発温度ET特性の間隔すなわち冷媒循環量Gは、不等間
隔に低下するという特性を有する。
【0034】また、吸込空気温度Ta(℃)をパラメー
タとした場合、冷媒循環量G(kg/h)と蒸発温度ET
(℃)とは左下りの直線となり、エバポレータの吸込空
気温度Taが上昇すると、冷媒循環量Gは不等間隔にて
上昇するという特性を有する。この結果、冷却負荷は、
吸込空気温度Taと蒸発温度ETとの温度差にて決ま
り、吸込空気温度Taが高くなると大きくなるという特
性となっている。
【0035】以上の結果、冷媒循環量Gの凝縮温度CT
及び蒸発温度ET特性は非線形であるという特色を有
し、冷媒循環量Gは圧縮機36の冷媒吐出量であり回転
速度に対応するので、回転速度特性を非線形にすれば熱
負荷と一致する特性が得られる。つまり、温度制御を安
定化させることができる。
【0036】この非線形特性と単純に近似する要求特性
としては等比変化があげられ、例えば複数断nの変速機
の場合にはR=(1+r)n とするとき等比変化とな
る。ここで、Rは最大変速比、1+rは変速比、nは変
速段数である。この場合、変速機が多段のものでも無段
のものでも等比変化とするように設定され、多段ではn
=3〜4が一般的な範囲であり、1+r=2が実用的な
比である。すなわち、(2)4 ,(2)3 ,(2)2
(2)1 換言すれば、16,8,4,2というような等
比にて変速を行なうのがよく、例えば4段では実際上1
00,50,25,12.5のような比となる。このこと
は、例えば等差比、100,75,50,25のような
比のように変化が少ない100,75,50のような箇
所はなく全般にわたって同じ比率で変化し、圧縮機とし
て明確な回転数変化となって現われ、翻えって圧縮機の
容量変化範囲を広くすることができる。
【0037】このような圧縮機の等比変化は、低速のモ
ータ駆動、変速のエンジン駆動双方共必要であるが、特
にエンジン駆動の場合には、エンジン回転数の変化が大
きくしかも極端な減速が必要なことからも極めて有用で
ある。
【0038】図3の構成は、圧縮機モータ37の回転力
とエンジン22の回転力とを2段クラッチ361にて選
択的に伝達するものであるが、図7の構成は、エンジン
22の回転軸にクラッチ221を備え、このクラッチ2
21と圧縮機モータ37の回転軸のプーリ37bをベル
トにてつなぎ、更に圧縮機モータ37の回転軸のプーリ
37cを圧縮機36のプーリ36aにつなげたもので、
エンジン22のクラッチ221の入切によって、エンジ
ン22の回転力を圧縮機用モータ37の回転軸(この場
合は空回りをする)を介して圧縮機36に伝達したり、
圧縮機用モータ37の回転力のみを圧縮機36に伝達す
るようにしている。かかる構成によってもエンジン22
の回転力と圧縮機モータ37の回転力を選択的に圧縮機
に伝達でき、しかも変速機66にて熱負荷に応じた回転
数とすることができる。
【0039】更に、図8に示す構成は、クラッチの代り
に遠心力スイッチを備えた例を示している。つまり、エ
ンジン22及び圧縮機用モータ37のそれぞれの回転軸
に遠心力スイッチ22s,37sを備え、各回転軸の回
転にて遠心力が働くとスイッチが入ることで回転軸にプ
ーリ22a,37aが連結されるもので、エンジン22
の駆動あるいは圧縮機用モータ37の駆動に伴って、回
転力がプーリ36b,36cを介して圧縮機36に伝達
されるものである。この場合も、エンジン22あるいは
圧縮機用モータ37の選択的な駆動により、いずれかの
回転力を圧縮機36に伝達することができ、変速機66
にて熱負荷に応じた回転数とすることができる。なお、
遠心力スイッチ37s,22sは各個独立して切り換え
られればよいので、代わりに電磁クラッチを用いても独
立して切り換えることができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
の効果を有する。 (1) 第1の発明では、エンジンと駆動用モータとで
駆動されるハイブリッド車にあって車室内の室内熱交換
器と室外熱交換器との間で冷媒ループを有するものにお
いて、上記冷媒ループの圧縮機は、上記エンジンと圧縮
機用モータとに選択的に連結される連結機構を有すると
共に、変速機を有することを特徴とすることにより、圧
縮機を高効率で運転できると共に熱負荷に応じて圧縮機
容量を適切に変化することができ、かつ変速機の設置の
みにて低コストで済む。
【0041】(2) 第2の発明では、第2の発明に加
えて、上記変速機の変速比が等比となるように備えたこ
とを特徴とすることにより、上述の効果に加え、冷媒ル
ープの特性に応じた容量制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるハイブリッド車における熱システ
ムの一例のレイアウトを示す平面図。
【図2】本発明によるハイブリッド車における熱システ
ムの一例の系統概略図。
【図3】圧縮機の駆動系の一例を示す構成図。
【図4】2段クラッチの断面構成図。
【図5】エンジン効率を現す特性線図。
【図6】冷媒循環量−蒸発温度の特性を示す線図。
【図7】圧縮機の駆動系の他の例を示す構成図。
【図8】圧縮機の駆動系のその他の例を示す構成図。
【符号の説明】
22 エンジン 29 室内熱交換器 33 室外熱交換器 36 圧縮機 37 圧縮機用モータ 22a,36a,36b,36c,363,364,3
7a プーリ 221,361 クラッチ 66 圧縮機

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンと駆動用モータとで駆動される
    バイブリッド車にあって車室内の室内熱交換器と室外熱
    交換器との間で冷媒ループを有するものにおいて、 上記冷媒ループの圧縮機は、上記エンジンと圧縮機用モ
    ータとに選択的に連結される連結機構を有すると共に、
    変速機を有することを特徴とする電気自動車用空調機駆
    動装置。
  2. 【請求項2】 上記変速機の変速比は、等比となるよう
    に備えたことを特徴とする請求項1記載の電気自動車用
    空調機駆動装置。
JP3993498A 1998-02-23 1998-02-23 電気自動車用空調機駆動装置 Pending JPH11235925A (ja)

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