JPH11236775A - 扉体の施解錠装置 - Google Patents

扉体の施解錠装置

Info

Publication number
JPH11236775A
JPH11236775A JP3940398A JP3940398A JPH11236775A JP H11236775 A JPH11236775 A JP H11236775A JP 3940398 A JP3940398 A JP 3940398A JP 3940398 A JP3940398 A JP 3940398A JP H11236775 A JPH11236775 A JP H11236775A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
latch
locking
door
ratchet
urging force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3940398A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Ota
智 太田
Takayoshi Aoyama
隆義 青山
Hideo Morimoto
英夫 森元
Shinji Endo
真二 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asmo Co Ltd
Shiroki Corp
Original Assignee
Asmo Co Ltd
Shiroki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asmo Co Ltd, Shiroki Corp filed Critical Asmo Co Ltd
Priority to JP3940398A priority Critical patent/JPH11236775A/ja
Publication of JPH11236775A publication Critical patent/JPH11236775A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】クロージング位置からフルラッチ位置への引き
込み動作と、扉体のロック解除動作とを1個のアクチュ
エータを共用して行う施解錠装置において、その装置の
部品点数を低減し小型化及び組立工数の低減を図る。 【解決手段】ラッチ8と第1ラチェット10との間に連
結したコイルスプリング11によって、ラッチ8はスト
ライカ4との係合を解除する方向に付勢力が付与され、
第1ラチェット10はラッチ8方向に付勢力が付与され
る。従って、ラッチ8と第1ラチェット10は1つのコ
イルスプリング11にてそれぞれ所望の付勢力が付与さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車においてサ
イドドアやトランクドア等の扉体を閉めるときその状態
を検知して扉体をフルラッチ状態に強制的に締め切る例
えばドアクローザ装置などの扉体の施解錠装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車のドアを閉じる場合、全
閉時直前にウェザーストリップ反力やロック抵抗等が作
用するため、ドアの閉め込みには多大な力を要する。そ
こで、ドアの閉め込み状態を検知すると、ドアを強制的
にフルラッチ状態まで閉め込むドアクローザ装置が知ら
れている。通常、ドアクローザ装置には、ドアのロック
を解除するためのロック解除機能と、ラッチをクロージ
ング開始位置からフルラッチ位置まで強制的に引き込む
機能の2つの機能を備えている。そして、ドアクローザ
装置は、これら機能を2個のアクチュエータを用いて個
々に制御するようにしていた。従って、ドアクローザ装
置は大型化する上、その製造コストが高くついていた。
【0003】そこで、2つの機能を1つのアクチュエー
タで制御し、小型化及びコスト低減を図るようにしたド
アクローザ装置が例えば特公平5−27748号公報に
開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この2
つの機能を1つのアクチュエータで制御するようにした
ドアクローザ装置においても、そのドアクローザ装置を
構成するラッチ等の各種の部材は多数あり、しかも、複
雑に構成されている。従って、十分に小型化を図ったと
はいえないとともに、依然部品数が多くその分だけ組み
立てに時間を要し製造コストのさらなる低減を図る上で
障害になっていた。
【0005】本発明は、上記問題点を解消するためにな
されたものであって、その目的は、クロージング位置か
らフルラッチ位置への引き込み動作と、扉体のロック解
除動作とを1個のアクチュエータを共用して行う施解錠
装置において、その装置の部品点数を低減し小型化及び
組立工数の低減を図ることができる扉体の施解錠装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、扉体を閉状態に係止するための係止部を導入可能な
原位置から該係止部を導入し、該係止部の導入に伴い係
合しその係合を解除する方向の付勢力に抗して回動可能
に支持されたラッチと、前記ラッチとクロージング開始
位置で係合し該ラッチをそのクロージング開始位置から
フルラッチ位置まで回動させるための引き込み手段と、
前記ラッチがフルラッチ位置に回動したとき、そのラッ
チ方向に付勢された付勢力にて係合し該ラッチをフルラ
ッチ位置で位置規制するための係止手段と、前記ラッチ
を前記付勢力により前記導入可能な原位置に復帰させる
べく、そのラッチをフルラッチ位置に位置規制している
前記係止手段による係止を解除させるための係止解除手
段と、前記ラッチの回動軸と平行な回動軸を有するよう
に配置され、前記引き込み手段及び係止解除手段を作動
させる駆動カムと、駆動モータにて回転される回転体
と、前記回転体と前記駆動カムとの間に設けられ、前記
回転体の回転に基づいて前記駆動カムを回転駆動させて
前記引き込み手段及び係止解除手段を作動させるための
リンク機構と、前記ラッチと係止手段との間に連結さ
れ、前記ラッチにかける付勢力と、前記係止手段にかけ
る付勢力を共用させる付勢部材とを備えたことを要旨と
する。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の扉体の施解錠装置において、前記付勢部材は、伸縮部
材であることを要旨とする。請求項3に記載の発明は、
請求項2に記載の扉体の施解錠装置において、前記ラッ
チ及び係止手段は、前記伸縮部材を掛け止める掛止部を
有し、前記ラッチの掛止部は、そのラッチの回動軸中心
と係止手段の掛止部とを結ぶ直線から、ラッチにかける
付勢力とは反対の方向にオフセットした位置に配置した
ことを要旨とする。
【0008】請求項1,2に記載の発明によれば、ラッ
チと係止手段との間に連結した付勢部材(伸縮部材)に
よって、ラッチは係止部との係合を解除する方向に付勢
力が付与され、係止手段はラッチ方向に付勢力が付与さ
れる。従って、ラッチ及び係止手段は1つの付勢手段
(伸縮部材)にてそれぞれ所望の付勢力が付与される。
その結果、その分だけ部品点数を低減でき、装置の小型
化及び組立工数の低減を図ることができる。
【0009】請求項3に記載の発明によれば、ラッチ及
び係止手段は伸縮部材を掛け止める掛止部を有し、ラッ
チの掛止部は、そのラッチの回動軸中心と係止手段の掛
止部とを結ぶ直線から、ラッチにかける付勢力とは反対
の方向にオフセットした位置に配置される。すると、伸
縮部材の伸縮力によって、ラッチは係止部との係合を解
除する方向に付勢力が付与され、係止手段はラッチ方向
に付勢力が付与される。従って、上記したように、ラッ
チ及び係止手段は1つの伸縮部材にてそれぞれ所望の付
勢力が付与される。その結果、その分だけ部品点数を低
減でき、装置の小型化及び組立工数の低減を図ることが
できる
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図1〜図11に従って説明する。図1は、車両
1の後方斜視図を示す。車両1の後部には、荷を収容す
るトランク部1aが設けられている。トランク部1aの
上部には扉体としてのトランクドア2が設けられ、該ド
ア2にて荷を乗せるための収容空間を形成している。ト
ランクドア2は、その基端部が回動可能に支持され、先
端側(車両1の後端側)がL字状に下方に折り曲げられ
た形状をなしている。
【0011】トランクドア2の先端部には、車幅方向の
中央位置にドアクローザ装置3が取着されている。一
方、ドアクローザ装置3に対向する車両1の本体の部位
には、係止部としてのストライカ4が設けられている。
【0012】図2は、ドアクローザ装置3の全体構造を
説明するための平面図、図3は、ドアクローザ装置3の
各部材を分解した分解斜視図、図4は、各部材を分解し
て個々に示す平面図、図5は、図2におけるドアクロー
ザ装置3をX方向から見た側面図である。尚、図3及び
図4おいて、各部材が互いに組み付けられる部位につい
ては組立作用線(一点鎖線)を引き出して図示してい
る。
【0013】図2〜図5に示すように、ドアクローザ装
置3のベースプレート5には、ストライカ4が挿入され
る挿通通路6が形成されている。挿通通路6の近傍に
は、図5に示すように、回動軸としての支軸7がベース
プレート5に対して垂直方向に設けられている。支軸7
には、略円板状のラッチ8が回動可能に支持されてい
る。
【0014】ラッチ8は、その断面が階段状となって中
心寄りが肉厚となった2段構造に形成されており、上段
側及び下段側において2つの外周面を有している。ラッ
チ8の下段側の外周面には、ストライカ4を拘束するた
めの凹部8aと、フルラッチ位置で係止状態となる係止
面8bが形成されている。ラッチ8の上段側の外周面に
は、クロージング開始位置で係止状態となる係止面8c
が形成されている。各係止面8b,8cは、支軸7によ
り支持されるラッチ8の回動中心に対して前記挿通通路
6側寄り(図2では支軸7のほぼ右側寄り)に位置して
いる。尚、本実施の形態では、図2に示すように、ラッ
チ8がベースプレート5の側壁5aに当接して位置規制
された状態を、ストライカ4がラッチ8による拘束から
解放されるラッチ8の原位置としている。
【0015】前記支軸7の前記挿通通路6を挟んだ反対
側には、図5に示すように、支軸9がベースプレート5
に対して垂直方向に設けられている。支軸9には、係止
手段としての第1ラチェット10の基端側が回動可能に
支持されている。
【0016】前記ラッチ8及び第1ラチェット10には
付勢部材及び伸縮部材としてのコイルスプリング11を
掛け止める掛止部8d,10aがそれぞれ形成され、そ
のコイルスプリング11が各掛止部8d,10a間に張
設されている。ラッチ8及び第1ラチェット10は、そ
のコイルスプリング11にて互いに引き合っている。こ
こで、ラッチ8の掛止部8dは、そのラッチ8の原位置
において、ラッチ8を支持する支軸7の中心と第1ラチ
ェット10の掛止部10aとを結んだ直線から、図2に
おいて反時計回り方向にオフセットした位置に配置され
ている。そのため、1つのコイルスプリング11によっ
て、ラッチ8は図2において時計回り方向に付勢される
とともに、第1ラチェット10は該ラッチ8の外周面に
当接する方向(図2において反時計回り方向)に付勢さ
れることになる。
【0017】第1ラチェット10の先端側には、ラッチ
8の係止面8bと係合するラッチ面10bを有してい
る。このラッチ面10bがラッチ8の係止面8bと係合
するとき、ラッチ8はフルラッチ位置に規制される。
又、第1ラチェット10の先端側には係止解除手段を構
成する係止ピン10cが立設されている。
【0018】又、本実施の形態では、前記ラッチ8及び
第1ラチェット10を金属材で形成するとともに、図3
及び図4に示すように、ラッチ8においては各係止面8
b,8cが露出するようにほぼ全体を樹脂部材12にて
被覆し、第1ラチェット10においては支軸9部分を含
めた基端部を樹脂部材13にて被覆している。そのた
め、ラッチ8が回動されるとき、その樹脂部材12によ
ってベースプレート5や後述する駆動カム14との摺動
音が小さく抑えられる。又、第1ラチェット10が回動
されるとき、その樹脂部材13によってベースプレート
5や後述する作動レバー22との摺動音が小さく抑えら
れる。
【0019】因みに、ラッチ8の各係止面8b,8cを
露出させることで、本実施の形態では、ラッチ面10b
及び後述する第2ラチェット20の係止片20aとの係
合時に、樹脂による互いの部材の溶着を防止している。
【0020】又、ラッチ8を覆う樹脂部材12には、凹
部8aにおけるストライカ4の衝突する部分に対して肉
厚部12aが形成されるとともに、該肉厚部12aには
ストライカ4の衝突を緩衝するスリット12bが形成さ
れている。又、この樹脂部材12には、前記ベースプレ
ート5の側壁5aに衝突する部分に対して肉厚部12c
が形成されている。
【0021】即ち、本実施の形態では、ラッチ8及び第
1ラチェット10にそれぞれ樹脂部材12,13を被覆
することで、その摺動時における他の構成部材との摺動
音を軽減させている。又、本実施の形態では、ラッチ8
を被覆する樹脂部材12に対してストライカ4の衝突す
る部分に肉厚部12aを形成し、更にスリット12bを
形成することで、ストライカ4の衝突時における衝突音
を抑制させるとともに、ベースプレート5の側壁5aに
衝突する部分に肉厚部12cを形成し、ラッチ8が側壁
5aに衝突する時の衝突音を抑制させている。
【0022】前記ラッチ8の上面側(図2の紙面手前
側)には、前記樹脂部材12を介して略コ字状の駆動カ
ム14が配置される。この駆動カム14は、その一端が
前記支軸7に回動可能に支持されている。駆動カム14
の他端には、ベースプレート5に対して直交する方向に
支軸15が挿通されている。支軸15には、駆動カム1
4の下面側にリンク機構を構成するリンク16の一端が
回動可能に連結されている。
【0023】リンク16の他端は、同じくリンク機構を
構成する連結アーム17の一端に連結ピン17aにて回
転可能に連結されている。連結アーム17は、駆動モー
タMをその駆動源としたアクチュエータ18の出力軸1
9に対して一体回転可能に固定されている。この駆動モ
ータMは、ドアクローザ装置3の動力源であり、出力軸
19に固定された連結アーム17を一方向(本実施の形
態では、図2において反時計回り方向)にのみ回転させ
る。尚、アクチュエータ18は、ベースプレート5に図
示しないネジにて固定される。
【0024】ここで、図2(図6)に示す連結アーム1
7の位置が開時ホームポジション位置であり、トランク
ドア2が開いた状態では、連結アーム17は常に開時ホ
ームポジション位置に配置されている。又、図8に示す
連結アーム17の位置が閉時ホームポジション位置であ
り、トランクドア2が完全に閉じられた状態(フルラッ
チ状態)では、連結アーム17は常に閉時ホームポジシ
ョン位置に配置されている。
【0025】又、連結アーム17が図2(図6)及び図
8に示す2つの位置に配置されているとき、リンク16
を介して連結される駆動カム14は中立位置に配置され
ている。そして、連結アーム17が回転されると、駆動
カム14は中立位置から左右に揺動する揺動運動に変換
される。
【0026】図5に示すように、前記駆動カム14の下
面側には、引き込み手段を構成する第2ラチェット20
が前記ラッチ8の上段側とほぼ同じ高さに配置されてい
る。第2ラチェット20は、その基端部が駆動カム14
に支軸21にて回動可能に、かつ前記リンク16の動作
に干渉しないように支持されている。
【0027】第2ラチェット20の先端側(自由端側)
には、前記ラッチ8の上段側に形成された係止面8cと
係合するための係止片20aが形成されている。この係
止片20aが図6に示すようにラッチ8の係止面8cと
係合するとき、ラッチ8はクロージング開始位置に規制
される。又、第2ラチェット20の先端部分には、その
下面側(図2の紙面奥側)にのびる従動ピン20bが固
着される。
【0028】同じく引き込み手段を構成する作動レバー
22は、前記支軸9により第1ラチェット10と樹脂部
材13を介して同軸で支持されている。作動レバー22
には、コイルスプリング23の一端を掛け止める掛止部
22aが切り起こされて形成されている。コイルスプリ
ング23の他端は、前記ベースプレート5に切り起こさ
れて形成された掛止部5bに掛け止められている。この
掛止部5bは、作動レバー22の動作に干渉しない高さ
に形成されている。そして、作動レバー22は、コイル
スプリング23によって、図2において反時計回り方向
に付勢されている。作動レバー22の支軸9の近傍に
は、前記駆動カム14の外周面に当接する係止解除手段
を構成する係止突起22bが切り起こされて形成されて
いる。
【0029】前記作動レバー22には、円弧状の案内溝
22cが形成されている。案内溝22cは、第2ラチェ
ット20の従動ピン20bを収容し案内する。前記作動
レバー22は図2において反時計回り方向に付勢されて
いるため、第2ラチェット20は、従動ピン20bが案
内溝22cの内周面に押されて、その係止片20aがラ
ッチ8の係止面8cが形成された上段側の外周面に当接
するように付勢されることになる。そして、図6に示す
ように、ラッチ8がクロージング開始位置に配置された
とき、作動レバー22はコイルスプリング23の付勢力
によって図6において反時計回り方向に回動され、第2
ラチェット20の係止片20aがラッチ8の係止面8c
に係合するようになっている。このとき、第2ラチェッ
ト20の係止片20aがラッチ8の外周面に衝突する
が、ラッチ8は樹脂部材12にて被覆されているため、
その衝突時の衝突音が樹脂部材12にて抑制される。
【0030】又、前記作動レバー22には、操作アーム
22dが形成されている。この操作アーム22dには、
図示しないドアハンドルが連結されている。このドアハ
ンドルにて開操作されると、作動レバー22は図2にお
いて時計回り方向に回動される。
【0031】又、ベースプレート5における作動レバー
22の近傍位置には、リミットスイッチ24が配設され
ている。リミットスイッチ24は、ラッチ8がクロージ
ング開始位置に配置され作動レバー22が反時計回り方
向に回動すると、作動レバー22に形成された係合突起
22eにて該スイッチ24の可動子が傾動し、該スイッ
チ24が作動するようになっている。
【0032】図10は、前記アクチュエータ18を示
す。アクチュエータ18は、そのケース18a内に、駆
動源としての駆動モータMと、該モータMの回転を減速
する減速機構30と、出力軸19に一体回転される前記
連結アーム17の回動位置を検出する検出センサ31と
が一体に組み付けられて構成されている。ケース18a
には、ベースプレート5に取り付けるための取付脚18
bが3箇所(図10において1つのみ図示、残りの2つ
はケース18aの裏面側に出力軸19を跨ぐように配
置)に形成されている。そして、取付脚18b及び図示
しない2つの取付脚がそれぞれベースプレート5にネジ
にて固定され、アクチュエータ18は該プレート5に一
体に組み付けられる。
【0033】前記減速機構30は、駆動モータMの回転
軸に固着されたウォーム32に順次ギヤ連結される4つ
の減速ギヤ33〜36を備え、回転体としての最終段の
減速ギヤ36には前記出力軸19が固定されている。出
力軸19が固定される前記減速ギヤ36には、一方の円
形面36aに絶縁部材よりなるプレート37が固着さ
れ、該プレート37上には導体よりなる所定形状のパタ
ーン38が形成されている。
【0034】又、ケース18a内部には基板39が固定
され、該基板39には前記パターン38に摺接する第1
〜第3接触子40〜42が固定されている。これら第1
〜第3接触子40〜42は、プレート37の径方向にの
びる同一直線上でパターン38に接触するように配置さ
れている。又、第1接触子40はパターン38の外周部
に摺接し、第3接触子42はパターン38の内周部に摺
接し、第2接触子41はパターン38の中間部に摺接す
る。尚、第1及び第2接触子40,41が摺接するパタ
ーン38の外周部及び中間部は、所定角度の領域におい
て絶縁部材よりなるプレート37が露出している。第3
接触子42が摺接するパターン38の内周部は、そのプ
レート37が露出せず全周にわたり導体にて覆われてい
る。
【0035】そして、減速ギヤ36とともに回転するプ
レート37によってパターン38が回転し、そのパター
ン38によって第1及び第2接触子40,41が第3接
触子42と導通又は非導通状態となって、連結アーム1
7の回動位置を検知するための検出信号(SG1,SG
2)を生成する、即ち前記検出センサ31が構成されて
いる。
【0036】ここで、図2(図6)における減速ギヤ3
6の配置は、連結アーム17が開時ホームポジション位
置に配置されているときのものである。このとき、第1
接触子40はパターン38によって第3接触子42と非
導通状態となり、第2接触子41はパターン38を介し
て第3接触子42と導通状態となる。
【0037】又、連結アーム17(減速ギヤ36)が図
2(図6)に示す開時ホームポジション位置の直後の回
動位置から図8に示す閉時ホームポジション位置に到達
する前までの回動領域においては、第1及び第2接触子
40,41はパターン38を介して共に第3接触子42
と導通状態となる。
【0038】又、連結アーム17(減速ギヤ36)の回
動位置が、図8に示すように閉時ホームポジション位置
になると、第1及び第2接触子40,41はパターン3
8によって共に第3接触子42と非導通状態となる。
【0039】又、連結アーム17(減速ギヤ36)が図
8に示す閉時ホームポジション位置の直後の回動位置か
ら図2(図6)に示す開時ホームポジション位置に到達
する前までの回動領域においては、第1接触子40はパ
ターン38を介して第3接触子42と導通状態となり、
第2接触子41はパターン38によって第3接触子42
と非導通状態となる。
【0040】言い換えれば、連結アーム17(減速ギヤ
36)が図2(図6)に示す開時ホームポジション位置
と、図8に示す閉時ホームポジション位置に配置される
ときのみ、第1接触子40はパターン38によって第3
接触子42と非導通状態となる。又、連結アーム17
(減速ギヤ36)が、図2(図6)に示す開時ホームポ
ジション位置を含めた回動位置から図8に示す閉時ホー
ムポジション位置に到達する前まで回動領域において、
第2接触子41はパターン38を介して第3接触子42
と導通状態となり、図8に示す閉時ホームポジション位
置を含めた回動位置から図2(図6)に示す開時ホーム
ポジション位置に到達する前までの回動領域において、
第2接触子41はパターン38によって第3接触子42
と非導通状態となる。
【0041】従って、第1接触子40が第3接触子42
と非導通状態になるとこで、連結アーム17(減速ギヤ
36)の回動位置が、図2(図6)に示す開時ホームポ
ジション位置と、図8に示す閉時ホームポジション位置
に配置されたことを検知する。又、第2接触子41が第
3接触子42と導通状態となることで、連結アーム17
(減速ギヤ36)が図2(図6)に示す開時ホームポジ
ション位置を含めた回動位置から図8に示す閉時ホーム
ポジション位置の手前位置にあることを検知し、第2接
触子41が第3接触子42と非導通状態となることで、
連結アーム17(減速ギヤ36)が図8に示す閉時ホー
ムポジション位置を含めた回動位置から図2(図6)に
示す開時ホームポジション位置の手前位置にあることを
検知するようになっている。
【0042】図11は、ドアクローザ装置3の電気的構
成を示す。ドアクローザ装置3は、車両1に備えられる
クローザ制御コントローラ(以下、単にコントローラと
いう)43によって制御される。コントローラ43に
は、制御回路部44が備えられている。
【0043】前記検出センサ31を構成する第1及び第
2接触子40,41は、それぞれ制御回路部44の入力
ポートP1,P2に接続されている。又、第3接触子4
2は、接地されるとともに、前記リミットスイッチ24
を介して入力ポートP3に接続されている。このリミッ
トスイッチ24は、非作動時に入力ポートP3を接地状
態に切り換え、作動時に入力ポートP3を非接地状態に
切り換える。制御回路部44の入力ポートP4は、トラ
ンクドア2を開けるための運転席オープナースイッチ又
はリモコンスイッチ等のドア開スイッチ45を介して接
地されている。
【0044】そして、第1及び第2接触子40,41が
パターン38を介して第3接触子42と導通状態になる
と、該接触子40,41が接地状態となり、入力ポート
P1,P2には接地レベル(Lレベル)の検出信号SG
1,SG2が入力される。一方、第1及び第2接触子4
0,41がパターン38によって第3接触子42と非導
通状態になると、該接触子40,41が非接地状態とな
り、入力ポートP1,P2には非接地レベル(Hレベ
ル)の検出信号SG1,SG2が入力される。又、前記
リミットスイッチ24の作動時には、入力ポートP3が
非接地レベル(Hレベル)になり、非作動時には、入力
ポートP3が接地レベル(Lレベル)の作動信号SG3
が入力される。又、トランクドア2を開けるべくドア開
スイッチ45がオン作動されると、入力ポートP4には
接地レベル(Lレベル)のドア開信号SG4が入力され
る。
【0045】又、前記制御回路部44の出力ポートP
5,P6間には、リレー46内の切換スイッチ46aの
切換動作を行う励磁コイル46bが接続されている。
又、切換スイッチ46aは前記駆動モータMの正極に接
続され、駆動モータMの負極は該モータMの保護回路と
してのPTC(Positive Temperature Coefficient the
rmistor )47を介して接地されている。切換スイッチ
46aは、励磁コイル46bが励磁されると、駆動モー
タMの正極をバッテリBに接続して該モータMにバッテ
リ電源を供給し、励磁コイル46bが非励磁状態になる
と、駆動モータMの正極を接地して該モータMへのバッ
テリ電源の供給を遮断する。
【0046】ここで、前記連結アーム17(減速ギヤ3
6)が図2(図6)に示す開時ホームポジション位置を
含めた回動位置から図8に示す閉時ホームポジション位
置の手前位置にあるとき、第2接触子41が第3接触子
42と導通状態となることから、制御回路部44の入力
ポートP2にはLレベルの検出信号SG2が入力され
る。制御回路部44は、この入力ポートP2に入力され
るLレベルの検出信号SG2に基づいて、連結アーム1
7(減速ギヤ36)がその回動領域内に配置されている
ことを検出する。
【0047】このとき、前記連結アーム17(減速ギヤ
36)の回動位置が、図2(図6)に示す開時ホームポ
ジション位置に配置されているとき、第1接触子40が
第3接触子42と非導通状態となることから、制御回路
部44の入力ポートP1にはHレベルの検出信号SG1
が入力される。制御回路部44は、この入力ポートP1
に入力されるHレベルの検出信号SG1に基づいて、連
結アーム17(減速ギヤ36)がその回動位置に配置さ
れていることを検出する。
【0048】又、前記連結アーム17(減速ギヤ36)
が図8に示す閉時ホームポジション位置を含めた回動位
置から図2(図6)に示す開時ホームポジション位置の
手前位置にあるとき、第2接触子41が第3接触子42
と非導通状態となることから、制御回路部44の入力ポ
ートP2にはHレベルの検出信号SG2が入力される。
制御回路部44は、この入力ポートP2に入力されるH
レベルの検出信号SG2に基づいて、連結アーム17
(減速ギヤ36)がその回動領域内に配置されているこ
とを検出する。
【0049】このとき、前記連結アーム17(減速ギヤ
36)の回動位置が、図8に示す閉時ホームポジション
位置に配置されているとき、第1接触子40が第3接触
子42と非導通状態となることから、制御回路部44の
入力ポートP1にはHレベルの検出信号SG1が入力さ
れる。制御回路部44は、この入力ポートP1に入力さ
れるHレベルの検出信号SG1に基づいて、連結アーム
17(減速ギヤ36)がその回動位置に配置されている
ことを検出する。
【0050】そして、前記ラッチ8が図2に示す原位置
から図6に示すクロージング開始位置に配置されると、
前記リミットスイッチ24が作動され、制御回路部44
の入力ポートP3にはHレベルの作動信号SG3が入力
される。制御回路部44は、この入力ポートP3に入力
されるHレベルの作動信号SG3に基づいて、励磁コイ
ル46bを励磁させる。励磁コイル46bが励磁される
と、切換スイッチ46aは駆動モータMの正極をバッテ
リBに接続し、該モータMにバッテリ電源を供給する。
つまり、コントローラ43は、駆動モータMを回転さ
せ、減速ギヤ36とともに開時ホームポジション位置に
配置されている連結アーム17を反時計回り方向に回転
させる。このとき、減速ギヤ36の回転とともにパター
ン38も反時計回り方向に回転し、第1接触子40と第
3接触子42が非導通状態から導通状態となる。即ち、
制御回路部44の入力ポートP1に入力される検出信号
SG1がHレベルからLレベルになる。
【0051】やがて、回動する連結アーム17が図8に
示す閉時ホームポジション位置に到達すると、第1接触
子40が第3接触子42と非導通状態となる。即ち、制
御回路部44の入力ポートP1に入力される検出信号S
G1がLレベルからHレベルになる。制御回路部44
は、この入力ポートP1に入力されるHレベルの検出信
号SG1に基づいて、励磁コイル46bを非励磁状態に
する。励磁コイル46bが非励磁状態になると、切換ス
イッチ46aは駆動モータMの正極を接地し、該モータ
Mへのバッテリ電源の供給を遮断する。つまり、コント
ローラ43は、駆動モータMの回転を停止させる。
【0052】又、この状態で、ドア開スイッチ45がオ
ン作動されると、制御回路部44の入力ポートP4には
Lレベルのドア開信号SG4が入力される。制御回路部
44は、この入力ポートP4に入力されるLレベルのド
ア開信号SG4に基づいて、上記と同様に励磁コイル4
6bを励磁させる。励磁コイル46bが励磁されると、
切換スイッチ46aは駆動モータMの正極をバッテリB
に接続し、該モータMにバッテリ電源を供給する。つま
り、コントローラ43は、駆動モータMを回転させ、減
速ギヤ36とともに閉時ホームポジション位置に配置さ
れている連結アーム17を反時計回り方向に回転させ
る。このとき、減速ギヤ36の回転とともにパターン3
8も反時計回り方向に回転し、第1接触子40と第3接
触子42が非導通状態から導通状態となる。即ち、制御
回路部44の入力ポートP1に入力される検出信号SG
1がHレベルからLレベルになる。
【0053】やがて、回動する連結アーム17が図2に
示す開時ホームポジション位置に到達すると、第1接触
子40が第3接触子42と非導通状態となる。即ち、制
御回路部44の入力ポートP1に入力される検出信号S
G1がLレベルからHレベルになる。制御回路部44
は、この入力ポートP1に入力されるHレベルの検出信
号SG1に基づいて、励磁コイル46bを非励磁状態に
する。励磁コイル46bが非励磁状態になると、切換ス
イッチ46aは駆動モータMの正極を接地し、該モータ
Mへのバッテリ電源の供給を遮断する。つまり、コント
ローラ43は、駆動モータMの回転を停止させる。
【0054】次に、上記のように構成されたドアクロー
ザ装置3の動作を図を参照しながら説明する。ドアクロ
ーザ装置3の動作は大きく分けて、ロック動作と、ロッ
ク解除動作がある。
【0055】[ロック動作]ロック動作は、開いたトラ
ンクドア2を完全に閉めるまでの動作であって、第2ラ
チェット20とラッチ8とを係合させるためにラッチ8
をクロージング開始位置まで案内するクロージング開始
位置案内動作と、ラッチ8と第1ラチェット10とを係
合させるラッチ8をいわゆるフルラッチ位置に案内する
までのクロージング動作がある。
【0056】1.クロージング開始位置案内動作 トランクドア2が開いた状態では、図2に示すようにラ
ッチ8は原位置に配置され、連結アーム17(減速ギヤ
36)は開時ホームポジション位置に配置されている。
この状態では、第1接触子40がパターン38によって
第3接触子42と非導通状態となっていることから、制
御回路部44の入力ポートP1にはHレベルの検出信号
SG1が入力されている。
【0057】又、この状態では、リミットスイッチ24
が非作動状態のため、制御回路部44の入力ポートP3
は該スイッチ24を介して接地されている。即ち、入力
ポートP3には、Lレベルの作動信号SG3が入力され
ている。又、ドア開スイッチ45も非作動状態であり、
制御回路部44の入力ポートP4にはHレベルのドア開
信号SG4が入力されている。
【0058】そして、挿通通路6に挿入したストライカ
4にてコイルスプリング11の付勢力に抗してラッチ8
が押し込まれ、該ラッチ8の係止面8cと第2ラチェッ
ト20の係止片20aが係合可能なクロージング開始位
置に配置されると、図6に示すようにコイルスプリング
23の付勢力により作動レバー22が反時計回り方向の
回動に基づいて第2ラチェット20が同方向に回動され
て、その係止片20aがラッチ8の係止面8cと係合す
ることになる。すると、ラッチ8は、その係合によって
クロージング開始位置から時計回り方向の回動が規制さ
れる。
【0059】又、作動レバー22が反時計回り方向に回
動すると、その係合突起22eによってリミットスイッ
チ24が作動し、制御回路部44の入力ポートP3には
Hレベルの作動信号SG3が入力される。
【0060】尚、このクロージング開始位置案内動作に
おいては、駆動モータMは動作しないため、連結アーム
17(減速ギヤ36)は開時ホームポジション位置に配
置されたままである。即ち、制御回路部44の入力ポー
トP1にはHレベルの検出信号SG1が入力されてい
る。
【0061】2.クロージング動作 前記リミットスイッチ24が作動し、制御回路部44の
入力ポートP3にHレベルの作動信号SG3が入力され
ると、制御回路部44は、このHレベルの作動信号SG
3に基づいて、励磁コイル46bを励磁させる。励磁コ
イル46bが励磁されると、切換スイッチ46aは駆動
モータMの正極をバッテリBに接続し、該モータMにバ
ッテリ電源を供給する。つまり、コントローラ43は、
駆動モータMを回転させ、減速ギヤ36とともに開時ホ
ームポジション位置に配置されている連結アーム17を
反時計回り方向に回転させる。このとき、減速ギヤ36
の回転とともにパターン38も反時計回り方向に回転
し、第1接触子40と第3接触子42が非導通状態から
導通状態となる。即ち、制御回路部44の入力ポートP
1に入力される検出信号SG1がHレベルからLレベル
になる。
【0062】連結アーム17の反時計回り方向の回転に
伴って、リンク16と支軸15にて連結された駆動カム
14は、支軸7を中心に図6に示す中立位置から同図反
時計回り方向に回動される。すると、駆動カム14に支
軸21にて連結された第2ラチェット20は、その係止
片20aがラッチ8の係止面8cに係合されていること
から、ラッチ8はその駆動カム14の回動によって強制
的に反時計回り方向に回動される。
【0063】やがて、第1ラチェット10のラッチ面1
0bがラッチ8の係止面8bと係合可能となるまで該ラ
ッチ8が回動されると、第1ラチェット10はコイルス
プリング11の付勢力によって反時計回り方向に回動さ
れる。この連結アーム17が図7に示す上死点位置まで
到達すると、第1ラチェット10のラッチ面10bとラ
ッチ8の係止面8bとが離間した状態になる。これは、
第1ラチェット10が確実に反時計回り方向に回動する
ようにマージンを設けている。
【0064】更に、連結アーム17が反時計回り方向に
回動すると、駆動カム14が時計回り方向に回動される
とともに、ラッチ8がコイルスプリング11の付勢力に
よって時計回り方向に回動される。そして、第1ラチェ
ット10のラッチ面10bとラッチ8の係止面8bとが
係合状態になると、ラッチ8は、その係合によってフル
ラッチ位置から時計回り方向の回動が規制され、トラン
クドア2が完全に閉まった状態(フルラッチ状態)とな
る。
【0065】ラッチ8がフルラッチ位置となっても、コ
ントローラ43は駆動モータMの回転を継続させ、連結
アーム17を図8に示す閉時ホームポジション位置まで
反時計回り方向に回転させる。連結アーム17(減速ギ
ヤ36)が閉時ホームポジション位置に到達すると、第
1接触子40がパターン38によって第3接触子42と
非導通状態になることから、制御回路部44の入力ポー
トP1に入力される検出信号SG1がLレベルからHレ
ベルになる。
【0066】すると、制御回路部44は、この入力ポー
トP1に入力されるHレベルの検出信号SG1に基づい
て、励磁コイル46bを非励磁状態にする。励磁コイル
46bが非励磁状態になると、切換スイッチ46aは駆
動モータMの正極を接地し、該モータMへのバッテリ電
源の供給を遮断する。つまり、コントローラ43は、駆
動モータMの回転を停止させ、駆動カム14を中立位置
に配置するとともに、連結アーム17(減速ギヤ36)
を閉時ホームポジション位置に配置しておく。
【0067】尚、このクロージング動作においては、連
結アーム17(減速ギヤ36)が開時ホームポジション
位置を含めた回動位置から図8に示す閉時ホームポジシ
ョン位置に到達する前まで、第2接触子41がパターン
38を介して第3接触子42と導通状態となっている。
従って、この動作中においては、制御回路部44の入力
ポートP2にはLレベルの検出信号SG2が入力されて
いる。
【0068】[ロック解除動作]ロック解除動作は、完
全に閉まったトランクドア2を開ける動作、即ちラッチ
8と第1ラチェット10との係合を解いてラッチ8を原
位置まで回動復帰させる動作である。
【0069】トランクドア2が完全に閉まった状態(フ
ルラッチ状態)では、図8に示すようにラッチ8はフル
ラッチ位置に配置され、連結アーム17は閉時ホームポ
ジション位置に配置されている。この状態では、第1接
触子40がパターン38によって第3接触子42と非導
通状態となっていることから、制御回路部44の入力ポ
ートP1にはHレベルの検出信号SG1が入力されてい
る。
【0070】そして、運転席オープナースイッチ又はリ
モコンスイッチ等のドア開スイッチ45がオン作動され
ると、制御回路部44の入力ポートP4に入力されるド
ア開信号SG4がHレベルからLレベルになる。制御回
路部44は、このLレベルのドア開信号SG4に基づい
て、励磁コイル46bを励磁させる。励磁コイル46b
が励磁されると、切換スイッチ46aは駆動モータMの
正極をバッテリBに接続し、該モータMにバッテリ電源
を供給する。つまり、コントローラ43は、駆動モータ
Mを回転させ、減速ギヤ36とともに閉時ホームポジシ
ョン位置に配置されている連結アーム17を反時計回り
方向に回転させる。このとき、減速ギヤ36の回転とと
もにパターン38も反時計回り方向に回転し、第1接触
子40と第3接触子42が非導通状態から導通状態とな
る。即ち、制御回路部44の入力ポートP1に入力され
る検出信号SG1がHレベルからLレベルになる。連結
アーム17の反時計回り方向の回転に伴って、リンク1
6と支軸15にて連結された駆動カム14は、支軸7を
中心に図8に示す中立位置から時計回り方向に回動され
る。回動する駆動カム14は、やがてその外周面が作動
レバー22の係止突起22bに当接し、作動レバー22
を支軸9を中心に時計回り方向に回動させる。このと
き、作動レバー22の外周面には第1ラチェット10の
係止ピン10cが当接していることから、第1ラチェッ
ト10を支軸9を中心に時計回り方向に回動させる。
【0071】このような一連の動作によって、図9に示
すように第1ラチェット10のラッチ面10bがラッチ
8の係止面8bから外れることになる。このとき、第2
ラチェット20は、その従動ピン20bが作動レバー2
2の案内溝22cにて案内されるため、作動レバー22
の回動とともにラッチ8の係止面8cに係合しない位置
まで離間して配置される。その結果、第1ラチェット1
0とラッチ8との係合が解除された時点で、該ラッチ8
がコイルスプリング11の付勢力により支軸7を中心に
時計回り方向に回動復帰し、ベースプレート5の側壁5
aに当接する位置、即ち原位置で規制される。
【0072】ラッチ8が原位置に回動復帰しても、コン
トローラ43は駆動モータMの回転を継続させ、連結ア
ーム17を図2に示す開時ホームポジション位置まで反
時計回り方向に回転させる。連結アーム17(減速ギヤ
36)が開時ホームポジション位置まで到達すると、第
1接触子40がパターン38によって第3接触子42と
非導通状態になることから、制御回路部44の入力ポー
トP1に入力される検出信号SG1がLレベルからHレ
ベルになる。
【0073】すると、制御回路部44は、この入力ポー
トP1に入力されるHレベルの検出信号SG1に基づい
て、励磁コイル46bを非励磁状態にする。励磁コイル
46bが非励磁状態になると、切換スイッチ46aは駆
動モータMの正極を接地し、該モータMへのバッテリ電
源の供給を遮断する。つまり、コントローラ43は、駆
動モータMの回転を停止させ、駆動カム14を中立位置
に配置するとともに、連結アーム17(減速ギヤ36)
を開時ホームポジション位置に配置しておく。
【0074】尚、このロック解除動作においては、連結
アーム17(減速ギヤ36)が閉時ホームポジション位
置を含めた回動位置から図2に示す閉時ホームポジショ
ン位置に到達する前まで、第2接触子41がパターン3
8によって第3接触子42と非導通状態となっている。
従って、この動作中においては、制御回路部44の入力
ポートP2にはHレベルの検出信号SG2が入力されて
いる。
【0075】次に、ドアクローザ装置3がクロージング
動作及びロック解除動作を行っている途中に該装置3に
供給される駆動電源が切れ、該装置3の動作が一旦停止
した後に、再び電源が供給された場合における装置3の
動作を説明する。
【0076】尚、この場合、ドアクローザ装置3は、連
結アーム17(減速ギヤ36)が両ホームポジション位
置に配置されているとき、即ち第1及び第3接触子4
0,42が非導通状態であって、制御回路部44の入力
ポートP1にHレベルの検出信号SG1が入力されてい
るときには動作しない。言い換えれば、装置3は、第1
及び第3接触子40,42が導通状態であって、制御回
路部44の入力ポートP1にLレベルの検出信号SG1
が入力されているときに動作する。
【0077】[クロージング動作中に駆動電源が切れた
場合]上記したように、このクロージング動作において
は、連結アーム17(減速ギヤ36)が図2(図6)に
示す開時ホームポジション位置を含めた回動位置から図
8に示す閉時ホームポジション位置に到達する前まで、
第2接触子41がパターン38を介して第3接触子42
と導通状態となっている。従って、この動作中において
は、制御回路部44の入力ポートP2にはLレベルの検
出信号SG2が入力されている。
【0078】そのため、再び電源が供給されたとき、制
御回路部44は、入力ポートP2に入力されるLレベル
の検出信号SG2と、前記入力ポートP1に入力される
Lレベルの検出信号SG1に基づいて、上記と同様に、
駆動モータMを回転させ連結アーム17(減速ギヤ3
6)を図8に示す閉時ホームポジション位置まで回転さ
せて、引き続きクロージング動作を行わせる。
【0079】[ロック解除動作中に駆動電源が切れた場
合]上記したように、このロック解除動作においては、
連結アーム17(減速ギヤ36)が図8に示す閉時ホー
ムポジション位置を含めた回動位置から図2(図6)に
示す開時ホームポジション位置に到達する前まで、第2
接触子41がパターン38によって第3接触子42と非
導通状態となっている。従って、この動作中において
は、制御回路部44の入力ポートP2にはHレベルの検
出信号SG2が入力されている。
【0080】そのため、再び電源が供給されたとき、制
御回路部44は、入力ポートP2に入力されるHレベル
の検出信号SG2と、前記入力ポートP1に入力される
Lレベルの検出信号SG1に基づいて、上記と同様に、
駆動モータMを回転させ連結アーム17(減速ギヤ3
6)を図2(図6)に示す開時ホームポジション位置ま
で回転させて、引き続きロック解除動作を行わせる。
【0081】従って、本実施の形態では、再び電源供給
がなされたとき、制御回路部44にてドアクローザ装置
3がフルラッチ位置まで引き込み動作なのか、ロック解
除のための動作なのか判断することが可能なため、正確
に動作を再開させることができる。
【0082】上記したように、本実施の形態によれば、
以下に示す特徴がある。 (1)ラッチ8及び第1ラチェット10はコイルスプリ
ング11を掛け止める掛止部8d,10aを有し、その
コイルスプリング11が各掛止部8d,10a間に張設
されている。そして、ラッチ8の掛止部8dは、そのラ
ッチ8の原位置において、ラッチ8を支持する支軸7の
中心と第1ラチェット10の掛止部10aとを結んだ直
線から、図2において反時計回り方向にオフセットした
位置に配置されている。すると、1つのコイルスプリン
グ11によって、ラッチ8は時計回り方向(ストライカ
4との係合を解除する方向)に付勢されるとともに、第
1ラチェット10は反時計回り方向(ラッチ8方向)に
付勢される。従って、1つのコイルスプリング11によ
ってそれぞれ所望の付勢力が付与される。その結果、そ
の分だけ部品点数を低減でき、装置3の小型化及び組立
工数の低減を図ることができる。
【0083】(2)又、掛止部8d,10aは、ラッチ
8及び第1ラチェット10に一体形成される。従って、
コイルスプリング11を掛け止めるための部材を特別に
必要としないため、その分だけ部品点数を低減でき、装
置の小型化及び組立工数の低減を図ることができる。
【0084】(3)ベースプレート5には、図3に示す
ようにコイルスプリング23の一端を掛け止める掛止部
22aが切り起こされて形成される。従って、コイルス
プリング23を掛け止めるための特別な部材を必要とし
ないため、部品点数及び組付け工数を少なくすることが
できる。
【0085】尚、本発明の実施の形態は以下のように変
更してもよい。 ○上記実施の形態では、ラッチ8の掛止部8dを、その
ラッチ8の原位置において、ラッチ8を支持する支軸7
の中心と第1ラチェット10の掛止部10aとを結んだ
直線から、図2において反時計回り方向にオフセットし
た位置に配置し、1つのコイルスプリング11によっ
て、ラッチ8及び第1ラチェット10にそれぞれ所望の
付勢力を付与するように構成したが、1つの付勢部材に
よって、ラッチ8及び第1ラチェット10にかける付勢
力を共用できれば、コイルスプリング11及びその構成
に限定されるものではない。
【0086】○又、単にコイルスプリング11以外の伸
縮部材を使用してもよい。 ○上記実施の形態では、掛止部8d,10aをラッチ8
及び第1ラチェット10に一体形成したが、掛止部8
d,10aを別体とし、ラッチ8及び第1ラチェット1
0に組み付けるようにしてもよい。
【0087】○上記実施の形態では、ドアクローザ装置
3をトランクドア2に取り付けたが、その他のドアに取
り付けて実施してもよい。 上記各実施の形態から把握できる請求項以外の技術的思
想について、以下にその効果とともに記載する。
【0088】(イ) 請求項2又は3のいずれかに記載
の扉体の施解錠装置において、前記伸縮部材は、コイル
スプリングからなることを特徴とする扉体の施解錠装
置。このように構成しても、コイルスプリングによっ
て、ラッチは係止部との係合を解除する方向に付勢力が
付与され、係止手段はラッチ方向に付勢力が付与され
る。従って、ラッチ及び係止手段は1つのコイルスプリ
ングにてそれぞれ所望の付勢力が付与される。その結
果、その分だけ部品点数を低減でき、装置の小型化及び
組立工数の低減を図ることができる。
【0089】(ロ) 請求項2,3又は上記(イ)のい
ずれかに記載の扉体の施解錠装置において、前記掛止部
は、前記ラッチ及び係止手段に対してそれぞれ一体形成
したことを特徴とする扉体の施解錠装置。このようにす
れば、前記伸縮部材をラッチ及び係止手段に掛け止める
ための部材を特別に必要としないため、その分だけ部品
点数を低減でき、装置の小型化及び組立工数の低減を図
ることができる。
【0090】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
クロージング位置からフルラッチ位置への引き込み動作
と、扉体のロック解除動作とを1個のアクチュエータを
共用して行う施解錠装置において、その装置の部品点数
を低減し小型化及び組立工数の低減を図ることができる
扉体の施解錠装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態における車両の後方斜視図。
【図2】 ドアクローザ装置を示す平面図。
【図3】 ドアクローザ装置を示す分解斜視図。
【図4】 ドアクローザ装置の構成部材を分解して個々
に示す平面図。
【図5】 図2のX視から見た側面図。
【図6】 ドアクローザ装置の動作を説明するための平
面図。
【図7】 ドアクローザ装置の動作を説明するための平
面図。
【図8】 ドアクローザ装置の動作を説明するための平
面図。
【図9】 ドアクローザ装置の動作を説明するための平
面図。
【図10】 アクチュエータを示す平面図。
【図11】 ドアクローザ装置の電気的構成を示す回路
図。
【符号の説明】
2…扉体としてのトランクドア、4…係止部としてのス
トライカ、7…回動軸としての支軸、8…ラッチ、8
d,10a…掛止部、10…係止手段としての第1ラチ
ェット、10c…係止解除手段を構成する係止ピン、1
1…付勢部材及び伸縮部材としてのコイルスプリング、
14…駆動カム、16…リンク機構を構成するリンク、
17…リンク機構を構成する連結アーム、20…引き込
み手段を構成する第2ラチェット、22…引き込み手段
を構成する作動レバー、22b…係止解除手段を構成す
る係止突起、36…回転体としての減速ギヤ、M…駆動
モータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森元 英夫 神奈川県藤沢市桐原町2番地 シロキ工業 株式会社内 (72)発明者 遠藤 真二 神奈川県藤沢市桐原町2番地 シロキ工業 株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉体(2)を閉状態に係止するための係
    止部(4)を導入可能な原位置から該係止部(4)を導
    入し、該係止部(4)の導入に伴い係合しその係合を解
    除する方向の付勢力に抗して回動可能に支持されたラッ
    チ(8)と、 前記ラッチ(8)とクロージング開始位置で係合し該ラ
    ッチ(8)をそのクロージング開始位置からフルラッチ
    位置まで回動させるための引き込み手段(20,22)
    と、 前記ラッチ(8)がフルラッチ位置に回動したとき、そ
    のラッチ(8)方向に付勢された付勢力にて係合し該ラ
    ッチ(8)をフルラッチ位置で位置規制するための係止
    手段(10)と、 前記ラッチ(8)を前記付勢力により前記導入可能な原
    位置に復帰させるべく、そのラッチ(8)をフルラッチ
    位置に位置規制している前記係止手段(10)による係
    止を解除させるための係止解除手段(10c,22b)
    と、 前記ラッチ(8)の回動軸(7)と平行な回動軸(7)
    を有するように配置され、前記引き込み手段(20,2
    2))及び係止解除手段(10c,22b)を作動させ
    る駆動カム(14)と、 駆動モータ(M)にて回転される回転体(36)と、 前記回転体(36)と前記駆動カム(14)との間に設
    けられ、前記回転体(36)の回転に基づいて前記駆動
    カム(14)を回転駆動させて前記引き込み手段(2
    0,22)及び係止解除手段(10c,22b)を作動
    させるためのリンク機構(16,17)と、 前記ラッチ(8)と係止手段(10)との間に連結さ
    れ、前記ラッチ(8)にかける付勢力と、前記係止手段
    (10)にかける付勢力を共用させる付勢部材(11)
    とを備えたことを特徴とする扉体の施解錠装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の扉体の施解錠装置にお
    いて、 前記付勢部材(11)は、伸縮部材であることを特徴と
    する扉体の施解錠装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の扉体の施解錠装置にお
    いて、 前記ラッチ(8)及び係止手段(10)は、前記伸縮部
    材(11)を掛け止める掛止部(8d,10a)を有
    し、 前記ラッチ(8)の掛止部(8d)は、そのラッチ
    (8)の回動軸(7)中心と係止手段(10)の掛止部
    (10a)とを結ぶ直線から、ラッチ(8)にかける付
    勢力とは反対の方向にオフセットした位置に配置したこ
    とを特徴とする扉体の施解錠装置。
JP3940398A 1998-02-20 1998-02-20 扉体の施解錠装置 Pending JPH11236775A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3940398A JPH11236775A (ja) 1998-02-20 1998-02-20 扉体の施解錠装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3940398A JPH11236775A (ja) 1998-02-20 1998-02-20 扉体の施解錠装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11236775A true JPH11236775A (ja) 1999-08-31

Family

ID=12552035

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3940398A Pending JPH11236775A (ja) 1998-02-20 1998-02-20 扉体の施解錠装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11236775A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8146965B2 (en) Vehicle door lock device
JP4358416B2 (ja) 扉体の施解錠装置
US6017067A (en) Latch device for a tailgate of a vehicle
US6655179B2 (en) Automotive door lock assembly
JP2000027515A (ja) 動力支援式閉鎖装置
JP2002147089A (ja) スライドドアのロックコントローラ
US7931312B2 (en) Apparatus for opening and closing door
JP2000345752A (ja) ドアロック操作装置
JPH11236778A (ja) 扉体の施解錠装置
JP4456736B2 (ja) 扉体の施解錠装置における挟み込み防止方法及び扉体の施解錠装置
JP2002121947A (ja) ドアロック装置
JP3160554B2 (ja) 扉体の施解錠装置
JPH11236776A (ja) 扉体の施解錠装置
JP6657517B2 (ja) 車両用ドア開閉装置
JP3390651B2 (ja) 扉体の施解錠装置
JPH11236775A (ja) 扉体の施解錠装置
JP3748325B2 (ja) 扉体の施解錠装置
JP3160553B2 (ja) 扉体の施解錠装置
JP2002038791A (ja) 車両用ドアクローザ装置
JP4050008B2 (ja) 車両用ロックにおける回動部材の位置検出装置
JP3286243B2 (ja) 扉体の施解錠装置
JP4102552B2 (ja) 車両用ロックのオープン及びクローズ装置
JP2606668Y2 (ja) 自動車用ドアロックの閉鎖装置
JP2595121Y2 (ja) 自動車用ドアロックの閉鎖装置
JPH116341A (ja) 扉体の施解錠装置