JPH112367A - 管路用磁気式吊り具およびそれを用いた管路の吊り下げ支持方法 - Google Patents

管路用磁気式吊り具およびそれを用いた管路の吊り下げ支持方法

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JPH112367A
JPH112367A JP15175397A JP15175397A JPH112367A JP H112367 A JPH112367 A JP H112367A JP 15175397 A JP15175397 A JP 15175397A JP 15175397 A JP15175397 A JP 15175397A JP H112367 A JPH112367 A JP H112367A
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JP
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magnetic
pipeline
suspension
fixed object
yoke
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Application number
JP15175397A
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English (en)
Inventor
Shogo Tanaka
省吾 田中
Akio Kobayashi
明男 小林
Yoshihiko Kuriyama
義彦 栗山
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Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Publication date
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Publication of JPH112367A publication Critical patent/JPH112367A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L3/00Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets
    • F16L3/14Hangers in the form of bands or chains

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Supports For Pipes And Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 管路用磁気式吊り具に備えられるサンドイッ
チ型磁気回路の永久磁石とヨークとの相対的な最適寸法
比率を特定することでヨークおよび高価な永久磁石の使
用を必要最少量に抑えて製作コストを抑えられるととも
に、強磁性を有した固定物体への強力な磁気吸着が可能
である磁気式吊り具を提供する。 【解決手段】 強磁性を有する固定物体に吸着して管路
を吊り下げ支持する管路用磁気式吊り具であって、永久
磁石の両磁極側をヨークで挟持するとともに前記の永久
磁石とヨークとが相対移動するように構成したサンドイ
ッチ型磁気回路を有した磁気吸着部材と、その磁気吸着
部材に付設した吊り部材とを備えたことを特徴とする管
路用磁気式吊り具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、永久磁石の磁気吸
着力を利用して、空調用ダクトなどに代表される各種の
配管や配線等(以後、管路という。)を強磁性を有する
例えばデッキプレートや梁用鉄骨、天井鉄板等の固定物
体に吊り下げ支持する管路用磁気式吊り具およびそれを
用いた管路の吊り下げ支持方法に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平8−261368号公報によれ
ば、図11の断面図や図12の斜視図に示したサンドイ
ッチ型の磁気回路を有した吊り金具を用いて懸垂物体を
固定物体に吊り下げ支持することが開示されている。
【0003】図11は、吊り金具30のサイドヨーク3
2,33の接着用折曲片32b,33bの上面に接着剤
を塗布し、天井鉄板26に固定した状態を示している。
この後、吊り金具30の吊りボルトホルダ37のナット
36に吊りボルト(図示省略)が螺着されて、その吊り
ボルトに空調用ダクトなどが把持可能に構成されてい
る。
【0004】図12は、方形状磁石を使用して3つの磁
気回路が形成されたサンドイッチ型磁気回路を備えた吊
り金具40を示しており、板厚方向に磁化された互いに
反対極性の磁極を対向させて並置した3枚の方形板状磁
石41間に2枚のセンターヨーク44を挟み、両端位置
の方形板状磁石41に対して断面L字状のサイドヨーク
42,43を対接させて、タッピングネジ45により一
体化し、さらにサイドヨーク42,43にピン軸48,
48を嵌着してナット46を備えた吊りボルトホルダ4
7を取り付けてある。42b,43bは接着剤が塗布さ
れる接着面である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の吊
り金具は天井鉄板26の平面部に固定するように製作し
たものであり、例えば図13に示すような天井鉄板2
6’の凹凸面にわたって吊り金具を固定させる場合、吊
り金具30の固定側の全長(Lt)と天井鉄板26’の
凹部長さ(Lp1)または凸部長さ(Lp2)とが、
Lt<Lp1 または Lp2≧Lt を満足しない
と吊り金具30の吸着全面が天井鉄板26’に密着でき
ないので吊り金具30固有の磁気吸着力を100%発揮
することができない。
【0006】次に、上記従来の吊り金具30,40では
永久磁石と永久磁石を挟持するセンターヨーク、サイド
ヨークとの相対的な最適寸法比率が不明であり、高価な
永久磁石の使用を必要最少量に抑えながら磁気吸着力の
大きな吊り金具を再現性よくかつ安価に製作することが
容易ではなかった。このことは、上記従来の吊り金具に
おいて永久磁石から発した磁束を磁気吸着力として高効
率で利用できるサンドイッチ型磁気回路についての検討
不足を如実に示すものである。
【0007】次に、上記従来の吊り金具40のサイドヨ
ーク42,43には磁気吸着面42a,42c,42
c,43a,43c,43cと接着面42b,43bと
を磁気的に分離する打抜き部42d,43dが設けてあ
るがこの打抜き部の形成には例えばプレスによる打抜き
加工を要し、さらに接着面42b,43bの形成には研
削加工等を要するので上記サイドヨークの製作コストが
増加して好ましくない。また、上記従来の吊り金具30
の接着面32b上面,33b上面は接着剤を塗布するた
めに上記磁気吸着面から空隙厚み分だけ落ち込んだ凹部
を形成しているので、天井鉄板(図示省略)への磁気吸
着力が低下してしまうという問題がある。
【0008】したがって、本発明の課題は強磁性を有し
た固定物体の表面の凹凸状態に制限されることなく強力
に磁気吸着可能な管路用磁気式吊り具を提供することで
ある。また、本発明の課題は、管路用磁気式吊り具に備
えられるサンドイッチ型磁気回路の永久磁石とヨークと
の相対的な最適寸法比率を特定することでヨークおよび
高価な永久磁石の使用を必要最少量に抑えて製作コスト
を抑えるとともに、強力な磁気吸着力を有した磁気式吊
り具を提供することである。また、本発明の課題は、管
路用磁気式吊り具を用いて強磁性を有した固定物体に管
路を吊り下げ支持する管路の吊り下げ支持方法におい
て、管路用磁気式吊り具が本来有している磁気吸着力を
弱めることなく他の固定手段を併用可能な管路の吊り下
げ支持方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成した本発
明の管路用磁気式吊り具は、強磁性を有する固定物体に
吸着して管路を吊り下げ支持する管路用磁気式吊り具で
あって、永久磁石の両磁極側をヨークで挟持するととも
に前記の永久磁石とヨークとが相対移動するように構成
したサンドイッチ型磁気回路を有した磁気吸着部材と、
その磁気吸着部材に付設した吊り部材とを備えたことを
特徴とする。本発明によれば、サンドイッチ型磁気回路
において所定の永久磁石とヨークとを磁気吸着方向に相
対的に移動自在にしているので、強磁性を有した固定物
体表面が凹凸状の平面または曲面であっても磁気式吊り
具の吸着面をその凹凸面に密着させることが可能で磁気
式吊り具に備わった固有の磁気吸着力で吸着可能であ
る。
【0010】また、本発明の管路用磁気式吊り具は、強
磁性を有する固定物体に吸着して管路を吊り下げ支持す
る管路用磁気式吊り具であって、複数の永久磁石の同磁
極をセンターヨークを介して対向配置するとともにその
複数のうちの両端に配置された永久磁石の磁極側にサイ
ドヨークを並設し、さらに磁気吸着方向におけるその複
数の永久磁石の長さ(Lm)とセンターヨークの長さ
(Lyc)とサイドヨークの長さ(Lys)とが、 L
m≧Lyc でかつ Lm≧Lys であるように構成
したサンドイッチ型磁気回路を備えたことを特徴とす
る。本発明ではさらに磁気吸着方向に垂直なセンターヨ
ークの厚み(tc)およびサイドヨークの厚み(ts)
と、センターヨークおよびサイドヨークの飽和磁束密度
(Bs)と、複数の永久磁石の残留磁束密度(Br)お
よび磁気吸着方向の長さ(Lm)とが、 ts≦(Lm
×Br)/Bs としたときに (tc/ts)=1.
6〜2.4 の関係を満足することで漏れ磁束を非常に
小さく抑えたサンドイッチ型磁気回路を構成できるとと
もにヨークおよび高価な永久磁石の使用を必要最少量に
節約できるので、強力な磁気吸着力を有した磁気式吊り
具を安価に製作することができる。
【0011】また、本発明は、管路用磁気式吊り具を用
いて強磁性を有する固定物体に管路を吊り下げ支持する
管路の吊り下げ支持方法において、永久磁石の両磁極側
をヨークで挟持したサンドイッチ型磁気回路を備えた管
路用磁気式吊り具を前記固定物体に磁気吸着した後、そ
の管路用磁気式吊り具を抱持するように配置した別体の
抱持固定部材を前記固定物体にネジ締結し、次いでその
管路用磁気式吊り具に付設した吊り部材で管路を把持す
ることを特徴とする管路の吊り下げ支持方法である。本
発明によれば、管路用磁気式吊り具の漏れ磁束を利用し
て別体の抱持固定部材を管路用磁気式吊り具に抱持する
ように吸着させた状態で、その抱持固定部材と前記固定
物体とをネジで締結するので管路用磁気式吊り具固有の
磁気吸着力を保持したまま前記固定物体に強固に固定可
能である。
【0012】また、本発明は、管路用磁気式吊り具を用
いて強磁性を有する固定物体に管路を吊り下げ支持する
管路の吊り下げ支持方法において、永久磁石の両磁極側
をヨークで挟持したサンドイッチ型磁気回路を備えた管
路用磁気式吊り具を前記固定物体に磁気吸着した後、そ
の管路用磁気式吊り具を抱持するように配置した別体の
抱持固定部材を前記固定物体に溶着し、次いでその管路
用磁気式吊り具に付設した吊り部材で管路を把持するこ
とを特徴とする管路の吊り下げ支持方法である。本発明
によれば、管路用磁気式吊り具の漏れ磁束を利用して別
体の抱持固定部材を管路用磁気式吊り具に抱持するよう
に吸着させた状態で、その抱持固定部材と前記固定物体
とを溶着するのでサンドイッチ型磁気回路に配置した永
久磁石が溶着により発生した熱で熱減磁することが抑え
られて管路用磁気式吊り具固有の磁気吸着力を保持した
まま前記固定物体に強固に固定可能である。
【0013】また、本発明は、管路用磁気式吊り具を用
いて強磁性を有する固定物体に管路を吊り下げ支持する
管路の吊り下げ支持方法において、永久磁石の両磁極側
をヨークで挟持したサンドイッチ型磁気回路を備えた管
路用磁気式吊り具を前記固定物体に磁気吸着した後、そ
の管路用磁気式吊り具を抱持するように配置した別体の
抱持固定部材を前記固定物体に接着し、次いでその管路
用磁気式吊り具に付設した吊り部材で管路を把持するこ
とを特徴とする管路の吊り下げ支持方法である。本発明
によれば、管路用磁気式吊り具の漏れ磁束を利用して別
体の抱持固定部材を管路用磁気式吊り具に抱持するよう
に吸着させた状態で、その抱持固定部材と前記固定物体
とを接着するので管路用磁気式吊り具固有の磁気吸着力
を保持したまま前記固定物体に強固に固定可能である。
【0014】本発明に用いる永久磁石としてはサンドイ
ッチ型磁気回路を形成した場合に磁気吸着力を発生可能
な、例えばフェライト磁石、希土類磁石、アルニコ磁
石、ボンド磁石等公知のものを適宜使用できる。また、
本発明に用いるヨークとしてはサンドイッチ型磁気回路
を形成した場合に磁気吸着力となる有効磁束を通すこと
が可能な公知の軟磁性材料が使用可能であり、例えば鉄
系軟磁性合金を用いると好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳説するが、下記
態様により本発明が限定されるものではない。
【0016】図1は本発明の磁気式吊り具の一態様を示
す要部斜視図である。また、図2は図1の貫通ボルト7
に沿った要部断面図を示すとともに、強磁性を有したデ
ッキプレート10の平坦部に磁気吸着して管路を吊り下
げ支持した状態を示している。図1、図2において、1
a,1b,1cは長方形板状の永久磁石(例えば、日立
金属(株)製の異方性焼結フェライト磁石:YBM−3
等。)である。2a,2dは断面L字形のサイドヨーク
で、2b,2cは長方形板状のセンターヨークでありい
ずれも鉄系の軟磁性合金(例えばSS400等。)で形
成してある。そして、永久磁石1aのN極側がセンター
ヨーク2bの左側面に、永久磁石1bのS極側がセンタ
ーヨーク2cの左側面に、永久磁石1cのN極側がサイ
ドヨーク2dの左側面に各々接着剤12(例えば、エポ
キシ樹脂系接着剤等。)で貼着してある。また、サイド
ヨーク2aの右側面と永久磁石1aのS極面、センター
ヨーク2bの右側面と永久磁石1bのN極面、センター
ヨーク2cの右側面と永久磁石1cのS極面とは各々磁
気吸着力のみで当接させて矢印で示した磁気吸着方向に
相対移動可能としたサンドイッチ型磁気回路を形成した
磁気吸着部材11を備えている。磁気吸着部材11の吸
着面2aa,2bb,2cc,2ddは同一平面を形成
している。また、永久磁石1a,1b,1cの各上面に
空隙8を形成して短絡磁束(Φs)を抑えるとともに、
デッキプレート10に磁気吸着するときの衝撃が直接各
永久磁石に加わらないようになっている。また、貫通ボ
ルト7が順次、中央に螺着用孔6を有した断面略コの字
形の吊り部材であるホルダ5の端部貫通孔4と各ヨーク
のスライド用貫通孔3a,3b,3c,3dとホルダ5
の反対側の端部貫通孔4’に通された後ナット14で締
結してある。この締結に際して、各スライド用貫通孔3
a,3b,3c,3dの空間を利用して各ヨークの磁気
吸着面がデッキプレート10表面に密着するように、各
吸着面位置を調整できるようになっている。上記構成を
備えた本発明の磁気式吊り具15の螺着用孔6には例え
ば空調用ダクトなどを把持可能な構造を有した吊りボル
ト(図示省略)の上部が螺着されて管路を吊り下げ支持
するようになっている。
【0017】図3は本発明の磁気式吊り具の他の態様を
示す要部断面図であり、強磁性を有したデッキプレート
24の凹凸面にわたって磁気吸着して管路を吊り下げ支
持した状態を示している。図3において、21a,21
b,21c,21dは長方形板状の永久磁石(例えば、
日立金属(株)製のNd−Fe−B系の異方性焼結磁
石:HS―37BH等。)である。22a,22eは断
面L字形のサイドヨークで、22b,22c,22dは
長方形板状のセンターヨークでありいずれも鉄系の軟磁
性合金(例えばSS41等。)で形成してある。そし
て、永久磁石21aのS極側がセンターヨーク22bの
左側面に、永久磁石21bのN極側がセンターヨーク2
2cの左側面に、永久磁石21cのS極側がセンターヨ
ーク22dの左側面に、永久磁石21dのN極面側がサ
イドヨーク22eの左側面に各々接着剤13(例えば、
アクリル樹脂系の接着剤等。)で貼着してある。また、
サイドヨーク22aの右側面と永久磁石21aのN極
面、センターヨーク22bの右側面と永久磁石21bの
S極面、センターヨーク22cの右側面と永久磁石21
cのN極面、センターヨーク22dの右側面と永久磁石
21dのS極面とを各々の磁気吸着力のみで当接させて
矢印の磁気吸着方向に相対移動可能としたサンドイッチ
型磁気回路を形成し、磁気吸着部材20を構成してい
る。各永久磁石の上面に形成した空隙28の作用は上記
空隙8と同様である。また、貫通ボルト27が順次、中
央に螺着用孔51を有した断面略コの字形の吊り部材で
あるホルダ25の端部貫通孔16と各ヨークのスライド
用貫通孔23a,23b,23c,23d,23eとホ
ルダ25の反対側の端部貫通孔16’に通された後ナッ
ト19で締結してある。この各スライド用貫通孔の作用
は上記の3a,3b,3c,3dと同様である。この構
成を備えた磁気式吊り具35はデッキプレート24の凹
面24aおよび凸面24bに各ヨークの吸着面が密着し
て強力に磁気吸着する。磁気式吊り具35の螺着用孔5
1には図示省略の管路を把持可能な構造を有した吊り部
材(図示省略)の上部が螺着されて管路を吊り下げ支持
するようになっている。
【0018】次に、上記磁気式吊り具35を強磁性のデ
ッキプレートに磁気吸着するとともに抱持固定部材を介
してネジで締結した態様を図4の要部断面図に示した。
図4において、デッキプレート24’の適当箇所(例え
ば凸部24b’)にネジ螺着用孔49,49を穿設した
のち、上記磁気式吊り具35をその孔49,49の間の
デッキプレート24’の凹凸面に吸着させる。次に、中
央底部に開孔17を有して下側から磁気式吊り具35を
支持可能に抱持固定部材50を配置する。この際、ホル
ダ突出部25bが抱持固定部材50の開孔17から突出
するように配置する。ここで、抱持固定部材50を強磁
性材料(例えばS45C等。)で形成すると、図示の状
態で磁気式吊り具35の漏れ磁束によって抱持固定部材
50が磁気式吊り具35の輪郭に沿って磁気吸着される
ので、抱持固定部材50をデッキプレート24’にネジ
18で固定する際に落下しないように手で支持する必要
がなく取り付け作業が容易である。この後、抱持固定部
材50の上部両端に設けた貫通孔52,52と螺着孔4
9,49の位置を合わせた状態でネジ18,18によっ
て締結することで磁気式吊り具35をデッキプレート2
4’に間接的に固定する。この磁気吸着部材20には磁
気吸着力の低下を招来するネジ締結部を設けていないの
で高い磁気吸着力を保持できている。
【0019】図7(a)は上記抱持固定部材50を図4
の下側から見た図であり、ネジ込みボルト18によりデ
ッキプレート24’に当接される平面部56と、磁気式
吊り具35の外周部輪郭に沿って抱持する部分69と、
ネジ込みボルト18が通される貫通孔52と、開孔17
とを有する。この開孔17を用いて図示省略の管路の把
持部(例えば、ステンレスワイヤなどの線状体または強
化繊維で形成した帯状体等。)を通すことができるので
管路を磁気式吊り具35の真下に容易に吊り下げ支持す
ることができる。図7(b)は上記抱持固定部材50の
要部断面図である。
【0020】次に、上記磁気式吊り具35をデッキプレ
ート24’の凹凸面にわたって磁気吸着するとともに溶
接によって固定した態様を図5の要部断面図に示した。
図5において図4と同一の構成部分には同一の符号を付
した。図5に示す管路の吊り下げ支持手順は、まず磁気
式吊り具35をデッキプレート24’の凹凸面にわたっ
て吸着させる。次に、磁気式吊り具35を抱持するよう
に抱持固定部材50を配置する。その後、抱持固定部材
50の上面をデッキプレート24’に密着させて溶接す
ることで間接的に磁気式吊り具35をデッキプレート2
4’に固定する。この固定手順によれば、溶接位置が磁
気式吊り具35から離れていて溶接時の熱がほとんど各
永久磁石に伝わらずに熱減磁を抑えられるという作用を
有している。
【0021】次に、上記磁気式吊り具35をデッキプレ
ート24’の凹凸面にわたって磁気吸着するとともに接
着によって固定した態様を図6の要部断面図に示した。
図6において図4と同一の構成部分には同一の符号を付
した。図6に示す管路の吊り下げ支持手順は、まず磁気
式吊り具35をデッキプレート24’の凹凸面にわたっ
て吸着させる。次に、抱持固定部材50の上面16aに
接着剤57(例えばエポキシ樹脂系接着剤等。)を塗布
した後磁気式吊り具35を抱持するように抱持固定部材
50を配置する。そして、その接着剤塗布面を圧着する
ことで間接的に磁気式吊り具35をデッキプレート24
に接着固定する。磁気式吊り具35には従来の吊り金具
のような接着面を設けていないのでその本来の磁気吸着
力を発揮させてデッキプレート24’に強力に磁気吸着
可能である。
【0022】次に、図8に、強力な磁気吸着力を確保す
るとともに永久磁石およびヨークを効率よく使用したサ
ンドイッチ型磁気回路を有した磁気式吊り具60の要部
斜視図を示した。また、図9に図8の要部断面図を示し
た。図8、図9において、61a,61b,61c、6
1dは長方形板状の永久磁石(例えば、日立金属(株)
製の異方性焼結フェライト磁石:YBM−5BB等。)
である。62a,62eは断面L字形のサイドヨーク
で、62b,62c,62dは長方形板状のセンターヨ
ークであり、いずれも鉄系の軟磁性合金(例えばSPC
C等。)製である。そして、各々の永久磁石両側面と各
ヨークの片側または両側面とが接着剤(例えば、エポキ
シ樹脂系接着剤等。)で貼着されてサンドイッチ型磁気
回路を形成した磁気吸着部材55を構成している。磁気
吸着部材55の磁気吸着面62aa,62bb,62c
c,62dd,62eeは同一平面を形成するとともに
各永久磁石の上面との間に空隙68を形成して短絡磁束
を抑え磁気吸着時の衝撃が直接上記各永久磁石に加わら
ないようになっている。サイドヨーク62a,62eの
下方にはピン軸66,66が設けられてホルダ65を紙
面垂直方向に揺動可能に支持している。このホルダ65
の螺着用孔67には例えば空調用ダクトなどを把持可能
な構造を有した吊りボルト(図示省略)の上部が螺着さ
れて管路を吊り下げ支持するようになっている。このよ
うに構成した磁気式吊り具60において、各永久磁石の
磁気吸着方向の長さ(Lm)と、その方向のセンターヨ
ーク62b,62c,62dの長さ(Lyc)およびサ
イドヨーク62a,62eの長さ(Lys)とが、 L
m≧Lycでかつ Lm≧Lys であるように構成す
ると強力な磁気吸着力を有したサンドイッチ型磁気回路
を形成でき、ヨークおよび高価な永久磁石を効率よく配
置できるので実用性に富むものである。
【0023】図10は上記図8、図9において、永久磁
石61a〜61eを日立金属(株)製のNd−Fe−B
系異方性焼結磁石:HS37BHを用いて厚みtを3m
mに形成し、いずれもSS400製のサイドヨーク62
a,62eの厚みtsおよびセンターヨーク62b〜6
2dの厚みtcを等しく6mmとし、さらに Lyc=
Lys=Ly でかつ (Ly+h)〜Lm とした場
合の永久磁石のはみ出し高さh(mm)と吸着面の単位
長さあたりの吸着力の関係を示している。図10より、
Lm≧Ly のときに高い吸着力が得られることがわか
る。
【0024】図14は、 Lm≧Lyc でかつ Lm
≧Lys であるように構成した条件のもとで、さらに
ts≦(Lm×Br)/Bs としたときにセンター
ヨークおよびサイドヨークの厚み寸法比(tc/ts)
と、磁気式吊り具の吸着面の単位長さあたりの吸着力と
の関係を説明するデータの一例を示している。図14よ
り、ts≦(Lm×Br)/Bs としたときに tc
=2ts の場合に最も高い吸着力が得られているが、
製作精度および実用性を考慮するとtc=1.6〜2.
4tsが好ましい範囲である。
【0025】上記態様では、デッキプレートの凹凸面が
各々平坦な場合を記載したが、各々曲面であってもよい
ことは勿論である。すなわち、本発明では強磁性を有し
た固定物体の表面状態に応じて密着可能に本発明の磁気
式吊り具の吸着面の形状、寸法を適宜に設定することが
自在である。本発明は、各種のガス、液体、粉体搬送用
の配管、および各種の配線等の吊り下げ支持用途に非常
に有用である。また、上記態様では各ヨークにスライド
用貫通穴を開けて貫通ボルトを通して締結する構成とし
たが、本発明の磁気式吊り具を構成する任意の永久磁石
および/またはヨークに貫通穴を設けてもよいことは勿
論である。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば下記の優れた効果を獲得
できる。 (1)強磁性を有した固定物体表面の凹凸状態に制限さ
れることなく強力に磁気吸着可能な管路用磁気式吊り具
を提供できる。 (2)管路用磁気式吊り具に備えられるサンドイッチ型
磁気回路の永久磁石とヨークとの相対的な最適寸法比率
を特定したので、強磁性を有した固定物体への強力な磁
気吸着が可能であるとともに安価な磁気式吊り具を提供
できる。 (3)管路用磁気式吊り具が本来有している磁気吸着力
を保持しながら他の固定手段を併用した実用的な管路の
吊り下げ支持方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の管路用磁気式吊り具の一態様を示す要
部斜視図である。
【図2】図1の要部断面図である。
【図3】本発明の管路用磁気式吊り具の他の態様を示す
要部断面図である。
【図4】本発明の管路用磁気式吊り具を間接的にネジで
締結した一態様を示す要部断面図である。
【図5】本発明の管路用磁気式吊り具を間接的に溶着し
た一態様を示す要部断面図である。
【図6】本発明の管路用磁気式吊り具を間接的に接着し
た一態様を示す要部断面図である。
【図7】抱持固定部材を下側から見た図(a)および要
部断面図(b)である。
【図8】本発明の管路用磁気式吊り具のさらに他の態様
を示す要部斜視図である。
【図9】図8の要部断面図である。
【図10】Lm,Lyc,Lysと吸着力との関係の一
例を説明する図である。
【図11】従来の吊り金具を示す断面図である。
【図12】従来の吊り金具を示す斜視図である。
【図13】従来の吊り金具を凹凸面にわたって吸着した
状態を示す断面図である。
【図14】(tc/ts)と吸着力との関係の一例を説
明する図である。
【符号の説明】
1a,1b,1c,21a,21b,21c,21d,
61a,61b,61c,61d 永久磁石、2a,2
b,2c,2d,22a,22b,22c,22d,2
2e,62a,62b,62c,62d,62e ヨー
ク、2aa,2bb,2cc,2dd,62aa,62
bb,62cc,62dd,62ee磁気吸着面、3
a,3b,3c,3d,23a,23b,23c,23
d,23e スライド用孔、4,4’,16,16’
ホルダ孔、16a 接着剤塗布面、17 開孔、30,
40 吊り金具、31,41 永久磁石、32,33,
34,42,43,44 ヨーク、45 タッピングネ
ジ、36,46 ナット、37,47 吊りボルトホル
ダ、38,48 ピン軸、50 抱持固定部材、56
締結面、69 凹部、5,25,65 ホルダ、25b
ホルダ下部、6,51,67 羅着孔、7,27 ボ
ルト、8,9,28,29,68 空隙、10,24,
24’,26,26’,64 デッキプレート、11,
20,55磁気吸着部材、12,13 接着剤、14,
19 ナット、15,35,60磁気式吊り具、18
ネジ、24a,24a’ 凹部、24b,24b’ 凸
部、32b,33b 接着用折曲片、39,59、5
9’ コンクリートスラブ、49,52 孔、53 溶
接部、57 接着剤層,66 ピン軸。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 強磁性を有する固定物体に吸着して管路
    を吊り下げ支持する管路用磁気式吊り具であって、 永久磁石の両磁極側をヨークで挟持するとともに前記の
    永久磁石とヨークとが相対移動するように構成したサン
    ドイッチ型磁気回路を有した磁気吸着部材と、その磁気
    吸着部材に付設した吊り部材とを備えたことを特徴とす
    る管路用磁気式吊り具。
  2. 【請求項2】 前記磁気吸着部材の吸着面が凹凸面を形
    成して前記固定物体に吸着することを特徴とする請求項
    1に記載の管路用磁気式吊り具。
  3. 【請求項3】 強磁性を有する固定物体に吸着して管路
    を吊り下げ支持する管路用磁気式吊り具であって、複数
    の永久磁石の同磁極をセンターヨークを介して対向配置
    するとともにその複数のうちの両端に配置された永久磁
    石の磁極側にサイドヨークを並設し、さらに磁気吸着方
    向におけるその複数の永久磁石の長さ(Lm)とセンタ
    ーヨークの長さ(Lyc)とサイドヨークの長さ(Ly
    s)とが、 Lm≧Lyc でかつLm≧Lys であ
    るように構成したサンドイッチ型磁気回路を備えたこと
    を特徴とする管路用磁気式吊り具。
  4. 【請求項4】 請求項3において、磁気吸着方向に垂直
    なセンターヨークの厚み(tc)およびサイドヨークの
    厚み(ts)と、センターヨークおよびサイドヨークの
    飽和磁束密度(Bs)と、複数の永久磁石の残留磁束密
    度(Br)および磁気吸着方向の長さ(Lm)とが、
    ts≦(Lm×Br)/Bs としたときに (tc/
    ts)=1.6〜2.4 の関係を満足するサンドイッ
    チ型磁気回路を備えたことを特徴とする管路用磁気式吊
    り具。
  5. 【請求項5】 管路用磁気式吊り具を用いて強磁性を有
    する固定物体に管路を吊り下げ支持する管路の吊り下げ
    支持方法において、 永久磁石の両磁極側をヨークで挟持したサンドイッチ型
    磁気回路を備えた管路用磁気式吊り具を前記固定物体に
    磁気吸着した後、その管路用磁気式吊り具を抱持するよ
    うに配置した別体の抱持固定部材を前記固定物体にネジ
    で締結し、次いでその管路用磁気式吊り具に付設した吊
    り部材で管路を把持することを特徴とする管路の吊り下
    げ支持方法。
  6. 【請求項6】 管路用磁気式吊り具を用いて強磁性を有
    する固定物体に管路を吊り下げ支持する管路の吊り下げ
    支持方法において、 永久磁石の両磁極側をヨークで挟持したサンドイッチ型
    磁気回路を備えた管路用磁気式吊り具を前記固定物体に
    磁気吸着した後、その管路用磁気式吊り具を抱持するよ
    うに配置した別体の抱持固定部材を前記固定物体に溶着
    し、次いでその管路用磁気式吊り具に付設した吊り部材
    で管路を把持することを特徴とする管路の吊り下げ支持
    方法。
  7. 【請求項7】 管路用磁気式吊り具を用いて強磁性を有
    する固定物体に管路を吊り下げ支持する管路の吊り下げ
    支持方法において、 永久磁石の両磁極側をヨークで挟持したサンドイッチ型
    磁気回路を備えた管路用磁気式吊り具を前記固定物体に
    磁気吸着した後、その管路用磁気式吊り具を抱持するよ
    うに配置した別体の抱持固定部材を前記固定物体に接着
    し、次いでその管路用磁気式吊り具に付設した吊り部材
    で管路を把持することを特徴とする管路の吊り下げ支持
    方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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