JPH11236983A - 脈圧吸収ホース及びその製造方法 - Google Patents

脈圧吸収ホース及びその製造方法

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JPH11236983A
JPH11236983A JP3988798A JP3988798A JPH11236983A JP H11236983 A JPH11236983 A JP H11236983A JP 3988798 A JP3988798 A JP 3988798A JP 3988798 A JP3988798 A JP 3988798A JP H11236983 A JPH11236983 A JP H11236983A
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JP
Japan
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reinforcing
hose
yarn
layers
pulse pressure
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JP3988798A
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Kazumasa Nakakita
一誠 中北
Takeshi Inoue
猛 井上
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Yokohama Rubber Co Ltd
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Yokohama Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐久性を低下させることなく脈圧減衰性を向
上することを可能にした脈圧吸収ホース及びその製造方
法を提供する。 【解決手段】 内面ゴム層1と外面ゴム層5との間に、
補強糸6をブレード状に編組してなる少なくとも1層の
補強層2,4を埋設し、補強層2,4の長径Lと短径S
の比(L/S)を1.2以上にすると共に、短径部分
S’における編組角度θ1 を長径部分L’における編組
角度θ2 よりも小さくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ポンプやパワ
ーステアリング装置等に使用する脈圧吸収ホース及びそ
のホースを製造する方法に関し、さらに詳しくは、耐久
性を低下させることなく脈圧減衰性を向上することを可
能にした脈圧吸収ホース及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ポンプやパワーステアリン
グ装置等の圧力流体装置は、圧力流体供給源と、その圧
力流体によって作動する作動装置と、これら装置を連結
するホース等の配管によって構成されている。ところ
が、圧力流体供給源から供給される圧力流体は脈圧を生
じているため配管が振動して騒音を生じ、場合によって
は作動装置の作動が不安定になるという欠点がある。
【0003】そこで、上記脈圧を吸収するようにした種
々のホースが提案されている。例えば、実開昭63−1
12685号公報に記載されるホースは、補強層の内側
に発泡ゴム層を設け、この発泡ゴム層によって脈圧を吸
収するようにしている。また、実開平3−89291号
公報に記載されるホースは、内面ゴム層の外周側に伸度
が大きい紡績糸からなる緩衝層を設け、この緩衝層が体
積膨張量を大きくすることにより脈圧を吸収するように
している。更に、特開昭61−6494号公報に記載さ
れるホースは、ホース内側に消音管を挿入することによ
り脈圧を吸収するようにしている。
【0004】しかしながら、上述したように補強層の内
側に発泡ゴム層を設けたホースは、発泡剤がゴムの老化
を助長するため耐老化性が悪いという問題があり、内面
ゴム層の外周側に緩衝層を設けたホースは、緩衝層に伸
度が大きい紡績糸を使用するため耐久性が低下するとい
う問題があり、ホース内側に消音管を挿入したホース
は、消音管が必要であるため製造コストが高くなるとい
う問題があり、いずれの場合も脈圧減衰性の向上を図る
に当たって不都合を生じていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、耐久
性を低下させることなく脈圧減衰性を向上することを可
能にした脈圧吸収ホース及びその製造方法を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の脈圧吸収ホースは、内面ゴム層と外面ゴム層
との間に、補強糸をブレード状に編組してなる少なくと
も1層の補強層を埋設し、該補強層の長径と短径の比を
1.2以上にすると共に、前記補強糸のホース軸方向に
対する編組角度を長径部分よりも短径部分で小さくした
ことを特徴とするものである。
【0007】このように補強層の長径と短径の比を1.
2以上にすると共に、前記補強糸のホース軸方向に対す
る編組角度を長径部分よりも短径部分で小さくしたこと
により、脈圧がかかった場合に補強層の断面形状が円形
に近づくように変形するので、補強糸の伸度を抑えたま
まホースの体積膨張量を大きくすることができる。従っ
て、耐久性を低下させることなく脈圧減衰性を向上する
ことができる。
【0008】また、本発明の脈圧吸収ホースの製造方法
は、一定の回転速度で補強糸を編組する編機に、長径と
短径の比を1.2以上にしたゴムチューブを一定速度で
通過させ、該ゴムチューブの外周側に前記補強糸からな
る補強層を形成することを特徴とするものである。この
ように長径と短径の比を1.2以上にしたゴムチューブ
を通常の方法で編機に通過させることにより、補強糸の
ホース軸方向に対する編組角度を長径部分よりも短径部
分で小さくすることができるので、本発明の脈圧吸収ホ
ースを従来の製造設備を利用して簡単に製造することが
できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について添付
の図面を参照して詳細に説明する。図1〜図3は本発明
の実施形態からなる脈圧吸収ホースを例示するものであ
る。図1において、内面ゴム層1と外面ゴム層5との間
には、複数本の補強糸を互いに交差するようにブレード
状に編組してなる2層の補強層2,4が挿入されてお
り、これら2層の補強層2,4間に中間ゴム層3が介在
している。内面ゴム層1、補強層2、中間ゴム層3、補
強層4及び外面ゴム層5は積層されて一体的にホースに
成形されている。上記補強糸としては、ナイロン繊維、
アラミド繊維、ポリエステル繊維、ビニロン繊維、レー
ヨン繊維などの長繊維糸のほか、鋼線等を使用すること
ができる。
【0010】図2に示すように、内面ゴム層1、中間ゴ
ム層3及び外面ゴム層5はそれぞれ断面形状が偏平化さ
れており、それに伴って補強層2,4の長径Lと短径S
の比(L/S)が1.2以上になっている。この長径L
と短径Sの比は1.2以上であればホースの体積膨張効
果をもたらすが、マンドレルの抜き取り作業やゴムチュ
ーブのコーティング作業などを考慮すると、その上限を
3にすることが好ましい。また、補強層2,4の断面形
状は長径Lと短径Sの比を1.2以上にしたものであれ
ば特に限定されることはなく、六角形や八角形などにす
ることも可能であるが、マンドレルの使用を考慮すると
楕円形にすることが好ましい。なお、偏平化した補強層
2,4に対して内周断面形状及び外周断面形状を円形と
した偏肉構造とすることで、ホース接続時の締付金具と
して真円状の金具が使用可能となるようにしてもよい。
【0011】図3は上記ホースの補強層をホース軸方向
に切り開いて展開したものである。この図3に示すよう
に、短径部分S’における補強糸6のホース軸方向に対
する編組角度θ1 は長径部分L’における補強糸6のホ
ース軸方向に対する編組角度θ2 よりも小さくなってい
る。短径部分S’の編組角度θ1 は25°〜60°の範
囲に設定することが好ましい。一方、長径部分L’の編
組角度θ2 は30°〜65°の範囲に設定することが好
ましい。また、編組角度θ1 の最小値と編組角度θ2
最大値との差(θ2 −θ1 )は4.7°以上にすること
が好ましい。
【0012】上述のように補強層2,4の長径Lと短径
Sの比(L/S)を1.2以上にすると共に、短径部分
S’の編組角度θ1 を長径部分L’の編組角度θ2 より
も小さくしたことにより、短径部分S’における張力が
低くなるようにホース周方向の張力分布が不均一にな
り、脈圧がかかった場合に補強層2,4の断面形状が円
形に近づくように変形するので、補強糸6の伸度を抑え
たままホースの体積膨張量を大きくすることができる。
従って、例えば補強糸のモジュラスを下げて伸度を大き
くした場合に比べて耐久性が優れているにも拘らず、体
積膨張量の増大によって脈圧減衰性を向上することが可
能である。また、上記ホースでは発泡ゴム層や消音管を
使用する必要がないので、それらに伴う不都合を生じる
こともない。
【0013】上述した脈圧吸収ホースは下記製造方法に
よって簡単に製造することができる。先ず、図4に示す
ように、長径と短径の比を1.2以上にしたゴムチュー
ブTを押出し成形する。このゴムチューブTの内側には
上記長径/短径の比を満足するように偏平化したマンド
レルMを挿入することが好ましい。ゴムチューブTの断
面形状は長径と短径の比を1.2以上にしたものであれ
ば特に限定されることはないが、マンドレルの抜き取り
作業を考慮すると楕円形にすることが好ましい。次い
で、図5に示すように、一定の回転速度で補強糸Aを編
組する編機Bに、偏平化したゴムチューブTを一定速度
で通過させ、ゴムチューブTの外周側に補強糸Aからな
る補強層Rを形成する。なお、ゴムチューブTは内面ゴ
ム層1や中間ゴム層3に相当し、補強層Rは補強層2や
補強層4に相当する。
【0014】上述のように長径と短径の比を1.2以上
にしたゴムチューブTを通常の方法で編機Bに通過させ
ると、その結果として補強層Rの長径と短径の比が1.
2以上になると共に、補強層Rを構成する補強糸Aのホ
ース軸方向に対する編組角度が長径部分よりも短径部分
で小さくなり、短径部分における張力が低くなる。従っ
て、上記製造方法によれば、図1〜図3に示す脈圧吸収
ホースを従来の製造設備を利用して簡単に製造すること
ができる。
【0015】本発明のホース製造方法では、偏平化した
ゴムチューブTを一定の回転速度で補強糸Aを編組する
編機Bに一定速度で通過させることにより、編組角度を
自動的にホース周方向で変化させるようにする。そのた
め、編機Bの回転速度とゴムチューブTの通過速度を通
常の編組工程と同様に一定に保つことが必要である。但
し、編機Bの回転速度とゴムチューブTの通過速度は特
定の速度に限定されることはなく、編組角度や製造条件
などに応じてそれぞれ任意に設定することが可能であ
る。
【0016】
【実施例】図1に示す積層構造を有するホースを製造す
るに当たって、編機に通過させるゴムチューブを偏平化
して補強層の長径と短径の比を種々異ならせると共に、
編機の設定編組角度を種々異ならせて比較例1〜4及び
実施例1〜3の脈圧吸収ホースを製造した。なお、編機
の設定編組角度とは、編機の回転速度とゴムチューブの
通過速度に基づいて円形断面のゴムチューブの外周側に
形成される補強層の編組角度である。従って、編機に通
過させるゴムチューブが偏平化している場合、その長径
部分では実際の編組角度θ2 が設定編組角度よりも大き
くなり、その短径部分では実際の編組角度θ1 が設定編
組角度よりも小さくなる。
【0017】上述のようにして得た各脈圧吸収ホースに
対して6MPaの内圧を負荷して体積膨張量(ml/
m)を測定した。また、各脈圧吸収ホースを長さ400
mmとし、内圧4.9MPaとしてオイルを循環させた
状態で、周波数130Hzの脈圧をかけたときの入力値
(dB)と出力値(dB)を測定し、その脈圧伝達率を
求めた。更に、各脈圧吸収ホースを長さ300mmと
し、内圧11.8MPaとして温度140℃のオイルを
循環させた条件下で台形波インパルスを与えるインパル
ス試験を行い、破断を生じるまでのインパルス回数を測
定した。これら測定結果は、比較例1からなる従来ホー
スを100とする指数にて表1に示した。
【0018】
【表1】
【0019】この表1から明らかなように、実施例1〜
3のホースはいずれも体積膨張量が大きく脈圧伝達率が
小さいため脈圧減衰性が優れており、しかもインパルス
試験による耐久性が比較例1に比べて実質的に低下して
いなかった。一方、比較例2,3のホースはそれぞれ補
強層を円形断面にしながら編組角度を小さくしているの
で、脈圧減衰性が向上しているものの、インパルス試験
による耐久性が比較例1に比べて大幅に低下していた。
また、比較例4のホースは補強層の長径/短径の比が小
さすぎるため脈圧減衰性の向上効果が不十分であった。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明の脈圧吸収ホ
ースによれば、内面ゴム層と外面ゴム層との間に、補強
糸をブレード状に編組してなる少なくとも1層の補強層
を埋設し、該補強層の長径と短径の比を1.2以上にす
ると共に、補強糸のホース軸方向に対する編組角度を長
径部分よりも短径部分で小さくしたことにより、補強糸
の伸度を抑えたままホースの体積膨張量を大きくするこ
とができ、耐久性を低下させることなく脈圧減衰性を向
上することができる。
【0021】また、本発明の脈圧吸収ホースの製造方法
によれば、一定の回転速度で補強糸を編組する編機に、
長径と短径の比を1.2以上にしたゴムチューブを一定
速度で通過させ、該ゴムチューブの外周側に補強糸から
なる補強層を形成することにより、上記脈圧吸収ホース
を従来の製造設備を利用して簡単に製造することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態からなる脈圧吸収ホースを一
部切り欠いて示す斜視図である。
【図2】図1の脈圧吸収ホースの断面図である。
【図3】図1の脈圧吸収ホースの補強層をホース軸方向
に切り開いた展開図である。
【図4】本発明の実施形態からなる脈圧吸収ホースの製
造方法におけるゴムチューブを示す断面図である。
【図5】本発明の実施形態からなる脈圧吸収ホースの製
造方法における編組工程を示す側面図である。
【符号の説明】
1 内面ゴム層 2 内側の補強層 3 中間ゴム層 4 外側の補強層 5 外面ゴム層 L 長径 L’長径部分 S 短径 S’短径部分

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内面ゴム層と外面ゴム層との間に、補強
    糸をブレード状に編組してなる少なくとも1層の補強層
    を埋設し、該補強層の長径と短径の比を1.2以上にす
    ると共に、前記補強糸のホース軸方向に対する編組角度
    を長径部分よりも短径部分で小さくした脈圧吸収ホー
    ス。
  2. 【請求項2】 一定の回転速度で補強糸を編組する編機
    に、長径と短径の比を1.2以上にしたゴムチューブを
    一定速度で通過させ、該ゴムチューブの外周側に前記補
    強糸からなる補強層を形成する脈圧吸収ホースの製造方
    法。
JP3988798A 1998-02-23 1998-02-23 脈圧吸収ホース及びその製造方法 Pending JPH11236983A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002106438A (ja) * 2000-10-02 2002-04-10 Usui Internatl Ind Co Ltd 燃料配管系の脈動吸収システム
JP2017036836A (ja) * 2008-02-26 2017-02-16 ゲイツ コーポレイション 拡張制御ホース
JP2019515200A (ja) * 2016-04-29 2019-06-06 フィット エッセピア 拡張可能なフレキシブルホース

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