JPH11237207A - レーザ干渉計 - Google Patents
レーザ干渉計Info
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- JPH11237207A JPH11237207A JP10038713A JP3871398A JPH11237207A JP H11237207 A JPH11237207 A JP H11237207A JP 10038713 A JP10038713 A JP 10038713A JP 3871398 A JP3871398 A JP 3871398A JP H11237207 A JPH11237207 A JP H11237207A
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- interference
- reflecting means
- laser beams
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 移動に伴う移動部材の2方向の姿勢変化を容
易に測定できるレーザ干渉計の実現。 【解決手段】 逆方向に反射する第1と第2の反射手段
59,60 を備える角度検出用反射手段62と、レーザ光源21
と、レーザビームを同じ方向に出射されるレーザビーム
に分割し、第1と第2の反射手段で反射されてたレーザ
ビームを干渉するように合成するビーム干渉合成ユニッ
ト63と、合成された干渉光を受光する受光手段16と、電
気信号の変化のカウント手段とを備え、干渉縞の本数を
計数して角度検出用反射手段の回転角度を測定するレー
ザ干渉計において、角度検出用反射手段62は配列方向が
第1と第2の反射手段と直角な第3の反射手段61を備
え、ビーム干渉合成ユニットは出射する2つのレーザビ
ームを第1と第2の反射手段の組又は第1と第3の反射
手段の組で反射されるように切り換え可能である。
易に測定できるレーザ干渉計の実現。 【解決手段】 逆方向に反射する第1と第2の反射手段
59,60 を備える角度検出用反射手段62と、レーザ光源21
と、レーザビームを同じ方向に出射されるレーザビーム
に分割し、第1と第2の反射手段で反射されてたレーザ
ビームを干渉するように合成するビーム干渉合成ユニッ
ト63と、合成された干渉光を受光する受光手段16と、電
気信号の変化のカウント手段とを備え、干渉縞の本数を
計数して角度検出用反射手段の回転角度を測定するレー
ザ干渉計において、角度検出用反射手段62は配列方向が
第1と第2の反射手段と直角な第3の反射手段61を備
え、ビーム干渉合成ユニットは出射する2つのレーザビ
ームを第1と第2の反射手段の組又は第1と第3の反射
手段の組で反射されるように切り換え可能である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分割した2つのレ
ーザビームを測定物体に取り付けられる2個の反射鏡
(コーナーキューブ)で反射させ、戻ってきた2つのレ
ーザビームを干渉させ、測定物体の回転に伴い変化する
干渉縞の本数を計数して回転角度を測定するレーザ干渉
計に関し、特にレーザビームの方向に対して垂直な2方
向を軸とする2つの回転成分であるピッチとヨーイング
の測定が容易に行えるレーザ干渉計に関する。
ーザビームを測定物体に取り付けられる2個の反射鏡
(コーナーキューブ)で反射させ、戻ってきた2つのレ
ーザビームを干渉させ、測定物体の回転に伴い変化する
干渉縞の本数を計数して回転角度を測定するレーザ干渉
計に関し、特にレーザビームの方向に対して垂直な2方
向を軸とする2つの回転成分であるピッチとヨーイング
の測定が容易に行えるレーザ干渉計に関する。
【0002】
【従来の技術】移動機構における移動部材の移動量を測
定するのにレーザ干渉計が広く使用されており、このよ
うな用途のレーザ干渉計を一般にレーザ測長器と呼んで
いる。図1は、レーザ干渉計のビーム干渉合成ユニット
の構成を示す図である。レーザビーム10は、He−N
eレーザ等から出力された可干渉性の良好な(干渉距離
の長い)レーザ光であり、レーザ光源から直接入射され
る場合や、実願昭62−52869号に記載されている
分離型レーザ干渉計のように、レーザ光源から光ファイ
バで伝達される場合もある。ビーム干渉合成ユニットに
入射されたレーザビーム10は、偏光ビームスプリッタ
11で2つのレーザビームに分けられる。この時、偏光
ビームスプリッタ11の光軸は入射するレーザ光の偏光
面に対して45°になるように調整されている。この場
合、偏光ビームスプリッタ11を透過するレーザ光はP
偏光、偏光ビームスプリッタ11で反射するレーザ光は
S偏光と呼ばれ、互いに偏光方向が直交している。一方
のレーザビーム(P偏光)は載物台に配置されたコーナ
ーキューブ13に入射し、そこで逆方向に反射されて再
び偏光ビームスプリッタ11に入射する。他方のレーザ
ビーム(S偏光)はビーム干渉合成ユニットに設けられ
た参照用コーナーキューブ12に入射し、そこで逆方向
に反射されて再び偏光ビームスプリッタ11に入射す
る。コーナーキューブ13から偏光ビームスプリッタ1
1に入射したレーザビームは透過し、参照用コーナーキ
ューブ12から偏光ビームスプリッタ11に入射したレ
ーザビームは反射するので、偏光ビームスプリッタ11
で合成され、偏光板14を通過した後光検出器15に入
射する。これらの2つのレーザビームは相互に干渉し干
渉縞を生じるが、干渉縞の強度は2つのレーザビームの
光路差がレーザビームの波長の整数倍の時にもっとも大
きくなり、光路差が波長の整数倍と1/2異なる時にも
っとも小さくなる。そのため、載物台が移動し、そこに
配置されたコーナーキューブ13が移動すると光検出器
15の出力強度が周期的に変化する。具体的にはコーナ
ーキューブ13が1/2波長分移動すると、往復で波長
分の光路差が生じるため、光検出器15の出力強度が変
化するサイクル数に1/2波長を乗じた値がコーナーキ
ューブ13、すなわち載物台の移動距離である。
定するのにレーザ干渉計が広く使用されており、このよ
うな用途のレーザ干渉計を一般にレーザ測長器と呼んで
いる。図1は、レーザ干渉計のビーム干渉合成ユニット
の構成を示す図である。レーザビーム10は、He−N
eレーザ等から出力された可干渉性の良好な(干渉距離
の長い)レーザ光であり、レーザ光源から直接入射され
る場合や、実願昭62−52869号に記載されている
分離型レーザ干渉計のように、レーザ光源から光ファイ
バで伝達される場合もある。ビーム干渉合成ユニットに
入射されたレーザビーム10は、偏光ビームスプリッタ
11で2つのレーザビームに分けられる。この時、偏光
ビームスプリッタ11の光軸は入射するレーザ光の偏光
面に対して45°になるように調整されている。この場
合、偏光ビームスプリッタ11を透過するレーザ光はP
偏光、偏光ビームスプリッタ11で反射するレーザ光は
S偏光と呼ばれ、互いに偏光方向が直交している。一方
のレーザビーム(P偏光)は載物台に配置されたコーナ
ーキューブ13に入射し、そこで逆方向に反射されて再
び偏光ビームスプリッタ11に入射する。他方のレーザ
ビーム(S偏光)はビーム干渉合成ユニットに設けられ
た参照用コーナーキューブ12に入射し、そこで逆方向
に反射されて再び偏光ビームスプリッタ11に入射す
る。コーナーキューブ13から偏光ビームスプリッタ1
1に入射したレーザビームは透過し、参照用コーナーキ
ューブ12から偏光ビームスプリッタ11に入射したレ
ーザビームは反射するので、偏光ビームスプリッタ11
で合成され、偏光板14を通過した後光検出器15に入
射する。これらの2つのレーザビームは相互に干渉し干
渉縞を生じるが、干渉縞の強度は2つのレーザビームの
光路差がレーザビームの波長の整数倍の時にもっとも大
きくなり、光路差が波長の整数倍と1/2異なる時にも
っとも小さくなる。そのため、載物台が移動し、そこに
配置されたコーナーキューブ13が移動すると光検出器
15の出力強度が周期的に変化する。具体的にはコーナ
ーキューブ13が1/2波長分移動すると、往復で波長
分の光路差が生じるため、光検出器15の出力強度が変
化するサイクル数に1/2波長を乗じた値がコーナーキ
ューブ13、すなわち載物台の移動距離である。
【0003】光検出器15の出力信号は、増幅器16で
増幅された後、比較器17で出力信号の中間レベルと比
較されて2値信号に変換され、それをカウンタ18で計
数する。測長値算出部19は、カウンタ18の値から移
動距離を算出する。上記のようなレーザ干渉計(レーザ
測長器)を使用して、精密移動機構の移動量を非常に正
確に測定することができ、移動量の制御や移動機構の検
査などに使用される。例えば、NC工作機械について
は、ISO230−2やJIS−B−6201-1990 等
の規格に精度に関する試験項目や試験方法が規定されて
いる。ここで規定されている項目は、各移動軸方向の移
動量誤差、バックラッシュ、ヨーイング等であり、各移
動軸方向の移動量誤差の試験方法では、各移動軸方向毎
に所定量づつ移動する動作を行った後、逆方向に同じよ
うに戻る動作を所定量繰り返し、それぞれの移動点での
誤差の最大値や2乗平均値を算出する方法が規定されて
いる。上記のような試験項目の測定には、通常の接触型
のゲージや磁気スケール等も使用されるが、もっとも一
般的にはレーザ測長器が使用される。
増幅された後、比較器17で出力信号の中間レベルと比
較されて2値信号に変換され、それをカウンタ18で計
数する。測長値算出部19は、カウンタ18の値から移
動距離を算出する。上記のようなレーザ干渉計(レーザ
測長器)を使用して、精密移動機構の移動量を非常に正
確に測定することができ、移動量の制御や移動機構の検
査などに使用される。例えば、NC工作機械について
は、ISO230−2やJIS−B−6201-1990 等
の規格に精度に関する試験項目や試験方法が規定されて
いる。ここで規定されている項目は、各移動軸方向の移
動量誤差、バックラッシュ、ヨーイング等であり、各移
動軸方向の移動量誤差の試験方法では、各移動軸方向毎
に所定量づつ移動する動作を行った後、逆方向に同じよ
うに戻る動作を所定量繰り返し、それぞれの移動点での
誤差の最大値や2乗平均値を算出する方法が規定されて
いる。上記のような試験項目の測定には、通常の接触型
のゲージや磁気スケール等も使用されるが、もっとも一
般的にはレーザ測長器が使用される。
【0004】本出願人は、特願平8−56082号で、
NC工作機械の各軸方向の移動精度を測定する場合に、
測定する軸方向が容易に切り換えられるレーザ測長器を
開示している。図2は、特願平8−56082号に開示
されたレーザ測長器を使用してNC工作機械の各軸方向
の移動精度を測定する例を示す図である。工作機械91
は、加工ツールを保持し駆動する加工ツール部92と、
被加工物を載せる載物台93と、それらの制御を行うN
Cコントローラ94を備える。加工ツール部92は上下
方向(Z軸方向)に移動可能であり、載物台93はZ軸
方向に垂直な平面内の相互に垂直な2方向に移動可能で
あり、NCコントローラ97により移動が制御される。
この例では、実願昭62−52869号に記載されてい
る分離型レーザ干渉計を使用し、ビーム干渉合成ユニッ
ト20をツール軸92に取付け、ビーム干渉合成ユニッ
ト20とレーザ光源21及び信号処理部24を光ファイ
バ22、23で接続している。ビーム干渉合成ユニット
20は、プリズムなどの反射手段を移動することにより
測定用のレーザビームの出射される方向を、X、Y、Z
軸方向に切り換えられるようになっており、この切り換
えはコントローラ25から、切換駆動ユニット27とケ
ーブル28を介して行えるようになっている。
NC工作機械の各軸方向の移動精度を測定する場合に、
測定する軸方向が容易に切り換えられるレーザ測長器を
開示している。図2は、特願平8−56082号に開示
されたレーザ測長器を使用してNC工作機械の各軸方向
の移動精度を測定する例を示す図である。工作機械91
は、加工ツールを保持し駆動する加工ツール部92と、
被加工物を載せる載物台93と、それらの制御を行うN
Cコントローラ94を備える。加工ツール部92は上下
方向(Z軸方向)に移動可能であり、載物台93はZ軸
方向に垂直な平面内の相互に垂直な2方向に移動可能で
あり、NCコントローラ97により移動が制御される。
この例では、実願昭62−52869号に記載されてい
る分離型レーザ干渉計を使用し、ビーム干渉合成ユニッ
ト20をツール軸92に取付け、ビーム干渉合成ユニッ
ト20とレーザ光源21及び信号処理部24を光ファイ
バ22、23で接続している。ビーム干渉合成ユニット
20は、プリズムなどの反射手段を移動することにより
測定用のレーザビームの出射される方向を、X、Y、Z
軸方向に切り換えられるようになっており、この切り換
えはコントローラ25から、切換駆動ユニット27とケ
ーブル28を介して行えるようになっている。
【0005】測定を行う場合には、載物台93のX軸方
向に移動する部分にX軸用コーナーキューブ132を、
Y軸方向に移動する部分にY軸用コーナーキューブ13
2を、Z軸方向に移動する部分にZ軸用コーナーキュー
ブ131を固定して、ビーム干渉合成ユニット20から
最初に測定する軸方向に測定用レーザビームが出射され
るように切り換え、出射される測定用レーザビームが対
応するコーナーキューブに入力されるように設定する。
その状態で測定を行い、終了したら順次他の軸について
も同様の操作を行う。
向に移動する部分にX軸用コーナーキューブ132を、
Y軸方向に移動する部分にY軸用コーナーキューブ13
2を、Z軸方向に移動する部分にZ軸用コーナーキュー
ブ131を固定して、ビーム干渉合成ユニット20から
最初に測定する軸方向に測定用レーザビームが出射され
るように切り換え、出射される測定用レーザビームが対
応するコーナーキューブに入力されるように設定する。
その状態で測定を行い、終了したら順次他の軸について
も同様の操作を行う。
【0006】上記のように、特願平8−56082号に
開示されたレーザ測長器を使用することにより、3つの
移動軸方向の移動精度をビーム干渉合成ユニット20の
取付け方向を変えることなく連続して測定できるように
なる。一方、ISO230−2やJIS−B−6201
-1990 等の規格では、各移動軸方向の移動量誤差だけで
なく、ピッチやヨーイングと呼ばれる移動部材の移動に
伴う姿勢変化も測定する必要がある。
開示されたレーザ測長器を使用することにより、3つの
移動軸方向の移動精度をビーム干渉合成ユニット20の
取付け方向を変えることなく連続して測定できるように
なる。一方、ISO230−2やJIS−B−6201
-1990 等の規格では、各移動軸方向の移動量誤差だけで
なく、ピッチやヨーイングと呼ばれる移動部材の移動に
伴う姿勢変化も測定する必要がある。
【0007】レーザ干渉計は、レーザビームの出射方向
に対して垂直な軸を回転中心とする回転量を測定するこ
とができる。図3は、レーザ干渉計で回転量を測定する
原理を説明する図である。レーザ光源21から出射され
たレーザビームは光ファイバ22を通って伝達され、光
ファイバ22の端面から出射されたレーザビームはレン
ズ31で平行ビームにされ、回転角検出用偏光ビームス
プリッタ(以下、単にビームスプリッタと称する。)3
4に入射される。平行なレーザビームは、ビームスプリ
ッタ34で2つのビームに分割され、一方はそのまま出
射され、他方は反射面で反射されて一方のビームと平行
なビームにされた後出射される。角度測定用反射ユニッ
ト37は、入射面が同じ平面になるように配置された2
個のコーナーキューブ35、36を有し、ビームスプリ
ッタ34からの2つのレーザビームが2個のコーナーキ
ューブ35、36に入射して逆方向に反射する。反射さ
れた2つのレーザビームは、ビームスプリッタ34に入
射して合成され、偏光板33を通過した後、レンズ32
で光ファイバ23の端面に収束され、光ファイバ23を
介して受光信号処理部24で電気信号に変換されて処理
される。すなわち、2つのレーザビームの光路差に応じ
た干渉縞が検出される。
に対して垂直な軸を回転中心とする回転量を測定するこ
とができる。図3は、レーザ干渉計で回転量を測定する
原理を説明する図である。レーザ光源21から出射され
たレーザビームは光ファイバ22を通って伝達され、光
ファイバ22の端面から出射されたレーザビームはレン
ズ31で平行ビームにされ、回転角検出用偏光ビームス
プリッタ(以下、単にビームスプリッタと称する。)3
4に入射される。平行なレーザビームは、ビームスプリ
ッタ34で2つのビームに分割され、一方はそのまま出
射され、他方は反射面で反射されて一方のビームと平行
なビームにされた後出射される。角度測定用反射ユニッ
ト37は、入射面が同じ平面になるように配置された2
個のコーナーキューブ35、36を有し、ビームスプリ
ッタ34からの2つのレーザビームが2個のコーナーキ
ューブ35、36に入射して逆方向に反射する。反射さ
れた2つのレーザビームは、ビームスプリッタ34に入
射して合成され、偏光板33を通過した後、レンズ32
で光ファイバ23の端面に収束され、光ファイバ23を
介して受光信号処理部24で電気信号に変換されて処理
される。すなわち、2つのレーザビームの光路差に応じ
た干渉縞が検出される。
【0008】角度測定用反射ユニット37が図の平面内
で回転すると、2つのレーザビームの光路差が変化し、
干渉縞の変化が観測される。具体的には、2個のコーナ
ーキューブ35、36の配列距離に回転角を乗じた長さ
の2倍が光路差の変化であり、干渉縞の変化量を検出す
れば、角度測定用反射ユニット37の回転角が測定でき
る。
で回転すると、2つのレーザビームの光路差が変化し、
干渉縞の変化が観測される。具体的には、2個のコーナ
ーキューブ35、36の配列距離に回転角を乗じた長さ
の2倍が光路差の変化であり、干渉縞の変化量を検出す
れば、角度測定用反射ユニット37の回転角が測定でき
る。
【0009】移動に伴う移動部材の姿勢変化を検出する
場合、2つの方向成分がある。図3では、紙面内の回転
成分、すなわち、紙面に垂直な軸を回転軸とする回転は
測定できるが、回転軸がレーザビームの方向に垂直で且
つ紙面内にある回転については測定できず、その回転を
測定するためにはコーナーキューブ36をコーナーキュ
ーブ35の上に配置し、ビームスプリッタ34から出射
されるレーザビームは上下方向に離れている必要があ
る。例えば、3次元移動機構においてX軸方向の移動に
おける姿勢変化を測定する場合に、Y軸の回転軸を中心
とする回転成分を測定する時には、ビーム干渉合成ユニ
ットから出射される2つのレーザビームはZ軸方向にず
れており、2個のコーナーキューブを2つのレーザビー
ムが入射するようにZ軸方向に離して配置する必要があ
り、Z軸の回転軸を中心とする回転成分を測定する時に
は、ビーム干渉合成ユニットから出射される2つのレー
ザビームはY軸方向にずれており、2個のコーナーキュ
ーブを2つのレーザビームが入射するようにY軸方向に
離して配置する必要がある。
場合、2つの方向成分がある。図3では、紙面内の回転
成分、すなわち、紙面に垂直な軸を回転軸とする回転は
測定できるが、回転軸がレーザビームの方向に垂直で且
つ紙面内にある回転については測定できず、その回転を
測定するためにはコーナーキューブ36をコーナーキュ
ーブ35の上に配置し、ビームスプリッタ34から出射
されるレーザビームは上下方向に離れている必要があ
る。例えば、3次元移動機構においてX軸方向の移動に
おける姿勢変化を測定する場合に、Y軸の回転軸を中心
とする回転成分を測定する時には、ビーム干渉合成ユニ
ットから出射される2つのレーザビームはZ軸方向にず
れており、2個のコーナーキューブを2つのレーザビー
ムが入射するようにZ軸方向に離して配置する必要があ
り、Z軸の回転軸を中心とする回転成分を測定する時に
は、ビーム干渉合成ユニットから出射される2つのレー
ザビームはY軸方向にずれており、2個のコーナーキュ
ーブを2つのレーザビームが入射するようにY軸方向に
離して配置する必要がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来は、角度測定用反
射ユニットについては、3個のコーナーキューブを、入
射面が同じ平面になるように、且つ第1のコーナーキュ
ーブに対して第2と第3のコーナーキューブの配列方向
が互いに直角になるように配置したものが知られてい
る。このような角度測定用反射ユニットを使用すれば、
移動に伴う移動部材の2方向の姿勢変化を検出する場合
でも、コーナーキューブの配置を変更する必要はない。
しかし、ビーム干渉合成ユニットから出射される2つの
平行なレーザビームの配列方向は固定であり、移動に伴
う移動部材の2方向の姿勢変化を検出するためには、ビ
ーム干渉合成ユニットの取付けを変更して2つの平行な
レーザビームの配列方向を変更する必要があった。その
ため、1つの方向の姿勢変化の測定が終了した後は、ビ
ーム干渉合成ユニットの取付けを変更してもう1つの方
向の姿勢変化の測定を行う必要があり、作業が煩雑であ
るという問題があった。
射ユニットについては、3個のコーナーキューブを、入
射面が同じ平面になるように、且つ第1のコーナーキュ
ーブに対して第2と第3のコーナーキューブの配列方向
が互いに直角になるように配置したものが知られてい
る。このような角度測定用反射ユニットを使用すれば、
移動に伴う移動部材の2方向の姿勢変化を検出する場合
でも、コーナーキューブの配置を変更する必要はない。
しかし、ビーム干渉合成ユニットから出射される2つの
平行なレーザビームの配列方向は固定であり、移動に伴
う移動部材の2方向の姿勢変化を検出するためには、ビ
ーム干渉合成ユニットの取付けを変更して2つの平行な
レーザビームの配列方向を変更する必要があった。その
ため、1つの方向の姿勢変化の測定が終了した後は、ビ
ーム干渉合成ユニットの取付けを変更してもう1つの方
向の姿勢変化の測定を行う必要があり、作業が煩雑であ
るという問題があった。
【0011】本発明はこのような問題を解決するための
もので、移動に伴う移動部材の2方向の姿勢変化を容易
に測定できるレーザ干渉計の実現を目的とする。
もので、移動に伴う移動部材の2方向の姿勢変化を容易
に測定できるレーザ干渉計の実現を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を実現するた
め、本発明のレーザ干渉計は、3個のコーナーキューブ
を、入射面が同じ平面になるように、且つ第1のコーナ
ーキューブに対して第2と第3のコーナーキューブの配
列方向が互いに直角になるように配置した角度検出用反
射手段を使用し、ビーム干渉合成ユニットは、出射する
2つのレーザビームの出射位置のずれ方向を、角度検出
用反射手段に合わせて切り換えられるようにする。
め、本発明のレーザ干渉計は、3個のコーナーキューブ
を、入射面が同じ平面になるように、且つ第1のコーナ
ーキューブに対して第2と第3のコーナーキューブの配
列方向が互いに直角になるように配置した角度検出用反
射手段を使用し、ビーム干渉合成ユニットは、出射する
2つのレーザビームの出射位置のずれ方向を、角度検出
用反射手段に合わせて切り換えられるようにする。
【0013】すなわち、本発明のレーザ干渉計は、同一
平面内に入射面を有し、入射面に入射した光を逆方向に
反射する第1と第2の反射手段を備える角度検出用反射
手段と、レーザ光源と、レーザ光源からのレーザビーム
を、同じ方向に出射される第1と第2のレーザビームに
分割し、角度検出用反射手段の第1と第2の反射手段で
それぞれ反射されて戻ってくる第1と第2のレーザビー
ムを干渉するように合成するビーム干渉合成ユニット
と、ビーム干渉合成ユニットで合成された第1と第2レ
ーザビームの干渉光を受光し、干渉縞に応じた電気信号
を生成する受光手段と、受光手段の出力する電気信号の
変化のサイクル数を計数するカウント手段とを備え、角
度検出用反射手段の回転に伴って変化する干渉縞の本数
を計数して角度検出用反射手段の取り付けられた物体の
回転角度を測定するレーザ干渉計において、角度検出用
反射手段は、第1と第2の反射手段の入射面と同一平面
内に入射面を有し、入射面に入射した光を逆方向に反射
する第3の反射手段を備え、第3の反射手段と第1の反
射手段の配列方向は第1と第2の反射手段の配列方向と
互いに直角をなし、ビーム干渉合成ユニットは、出射す
る第1と第2のレーザビームを、角度検出用反射手段の
第1と第2の反射手段の組でそれぞれ反射される状態
と、角度検出用反射手段の第1と第3の反射手段の組で
それぞれ反射される状態の間で切り換え可能であること
を特徴とする。
平面内に入射面を有し、入射面に入射した光を逆方向に
反射する第1と第2の反射手段を備える角度検出用反射
手段と、レーザ光源と、レーザ光源からのレーザビーム
を、同じ方向に出射される第1と第2のレーザビームに
分割し、角度検出用反射手段の第1と第2の反射手段で
それぞれ反射されて戻ってくる第1と第2のレーザビー
ムを干渉するように合成するビーム干渉合成ユニット
と、ビーム干渉合成ユニットで合成された第1と第2レ
ーザビームの干渉光を受光し、干渉縞に応じた電気信号
を生成する受光手段と、受光手段の出力する電気信号の
変化のサイクル数を計数するカウント手段とを備え、角
度検出用反射手段の回転に伴って変化する干渉縞の本数
を計数して角度検出用反射手段の取り付けられた物体の
回転角度を測定するレーザ干渉計において、角度検出用
反射手段は、第1と第2の反射手段の入射面と同一平面
内に入射面を有し、入射面に入射した光を逆方向に反射
する第3の反射手段を備え、第3の反射手段と第1の反
射手段の配列方向は第1と第2の反射手段の配列方向と
互いに直角をなし、ビーム干渉合成ユニットは、出射す
る第1と第2のレーザビームを、角度検出用反射手段の
第1と第2の反射手段の組でそれぞれ反射される状態
と、角度検出用反射手段の第1と第3の反射手段の組で
それぞれ反射される状態の間で切り換え可能であること
を特徴とする。
【0014】本発明のレーザ干渉計によれば、移動に伴
う2方向の姿勢変化を測定できるように切換可能である
ため、2方向の姿勢変化を測定する時にビーム干渉合成
ユニットの取付け方向を変化させる必要がなく、測定操
作が容易で自動化も可能になる。なお、ビーム干渉合成
ユニットの切換は、手動で行うようにしても、電気信号
に応じて自動で行うようにしてもよい。
う2方向の姿勢変化を測定できるように切換可能である
ため、2方向の姿勢変化を測定する時にビーム干渉合成
ユニットの取付け方向を変化させる必要がなく、測定操
作が容易で自動化も可能になる。なお、ビーム干渉合成
ユニットの切換は、手動で行うようにしても、電気信号
に応じて自動で行うようにしてもよい。
【0015】上記のようなビーム干渉合成ユニットにお
ける状態の切り換え機構は、反射方向の異なるビームス
プリッタとプリズムなどの反射手段の組合せを2組設
け、一方がレーザビームの光路中に配置されるように切
り換えるか、ビームスプリッタは1個で、分割された一
方のレーザビームを異なる位置から出射させる2個の反
射手段を設け、一方がレーザビームの光路中に配置され
るように切り換える。
ける状態の切り換え機構は、反射方向の異なるビームス
プリッタとプリズムなどの反射手段の組合せを2組設
け、一方がレーザビームの光路中に配置されるように切
り換えるか、ビームスプリッタは1個で、分割された一
方のレーザビームを異なる位置から出射させる2個の反
射手段を設け、一方がレーザビームの光路中に配置され
るように切り換える。
【0016】更に、移動距離も測定できるように切り換
えるため、ビーム干渉合成ユニットでは、分割した一方
のレーザビームのみを出射し、他方のレーザビームを逆
方向に反射して参照レーザビームとし、角度検出用反射
手段のいずれかの反射手段を移動用反射手段として利用
するようにしてもよい。これであれば、移動精度と移動
に伴う姿勢変化がすべて測定できる。
えるため、ビーム干渉合成ユニットでは、分割した一方
のレーザビームのみを出射し、他方のレーザビームを逆
方向に反射して参照レーザビームとし、角度検出用反射
手段のいずれかの反射手段を移動用反射手段として利用
するようにしてもよい。これであれば、移動精度と移動
に伴う姿勢変化がすべて測定できる。
【0017】更に、姿勢変化を測定する時に出射される
2つのレーザビーム又は移動距離を測定する時に出射さ
れる1つのレーザビームの出射方向を、互いに90°異
なる3方向に切り換える出射方向切り換え手段を設け
て、上記の移動距離と姿勢変化の測定を3軸方向すべて
について行えるようにしてもよい。
2つのレーザビーム又は移動距離を測定する時に出射さ
れる1つのレーザビームの出射方向を、互いに90°異
なる3方向に切り換える出射方向切り換え手段を設け
て、上記の移動距離と姿勢変化の測定を3軸方向すべて
について行えるようにしてもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】図4は第1実施例におけるビーム
干渉合成ユニットの部分の構成を示す斜視図であり、図
5は第1実施例におけるビーム干渉合成ユニットと角度
検出用反射ユニットの部分の光学系の構成を示す図であ
る。図5の(1)に示すように、第1実施例のレーザ干
渉計は、実願昭62−52869号に記載されている分
離型レーザ干渉計であり、レーザ光源と受光信号処理部
は別の所に設けられている。また、図5の(2)に示す
ように、角度検出用反射ユニット62は、図示のように
配置された3個のコーナーキューブ59〜61を有す
る。3個のコーナーキューブ59〜61は、入射面が同
一平面になるように配置され、更に、コーナーキューブ
59と60の配列方向とコーナーキューブ59と61の
配列方向が90°になるように配置されている。従っ
て、ビーム干渉合成ユニットから出射される2つのレー
ザビームが、コーナーキューブ59と60に入射する状
態とコーナーキューブ59と61に入射する状態に切り
換えることにより、角度検出用反射ユニット62の入射
レーザビームの方向に垂直な2方向の回転、すなわち角
度検出用反射ユニット62の姿勢変化が測定できる。
干渉合成ユニットの部分の構成を示す斜視図であり、図
5は第1実施例におけるビーム干渉合成ユニットと角度
検出用反射ユニットの部分の光学系の構成を示す図であ
る。図5の(1)に示すように、第1実施例のレーザ干
渉計は、実願昭62−52869号に記載されている分
離型レーザ干渉計であり、レーザ光源と受光信号処理部
は別の所に設けられている。また、図5の(2)に示す
ように、角度検出用反射ユニット62は、図示のように
配置された3個のコーナーキューブ59〜61を有す
る。3個のコーナーキューブ59〜61は、入射面が同
一平面になるように配置され、更に、コーナーキューブ
59と60の配列方向とコーナーキューブ59と61の
配列方向が90°になるように配置されている。従っ
て、ビーム干渉合成ユニットから出射される2つのレー
ザビームが、コーナーキューブ59と60に入射する状
態とコーナーキューブ59と61に入射する状態に切り
換えることにより、角度検出用反射ユニット62の入射
レーザビームの方向に垂直な2方向の回転、すなわち角
度検出用反射ユニット62の姿勢変化が測定できる。
【0019】第1の切り換え移動板47は、送りねじ4
8、シャフト49、側部材50及びモータ51からなる
送り機構により、平行移動する。第1の切り換え移動板
47の上には、第1のビームスプリッタ41と反射プリ
ズム42の第1の組、第2のビームスプリッタ43と反
射プリズム44の第2の組、及び第1のビームスプリッ
タ41と参照用コーナーキューブ46の第3の組が設け
られている。図4及び図5の(1)は第1の組を使用す
る状態を示しており、第1のビームスプリッタ41と反
射プリズム42で、図3に示したのと同じ光学系が形成
され、第1のビームスプリッタ41と反射プリズム42
から出射された第1と第2のレーザビームは、コーナー
キューブ59と60に入射して逆方向に反射される。こ
のような構成により、図3と同様に、角度検出用反射ユ
ニット62の紙面に垂直な軸を回転軸とする回転が測定
できる。
8、シャフト49、側部材50及びモータ51からなる
送り機構により、平行移動する。第1の切り換え移動板
47の上には、第1のビームスプリッタ41と反射プリ
ズム42の第1の組、第2のビームスプリッタ43と反
射プリズム44の第2の組、及び第1のビームスプリッ
タ41と参照用コーナーキューブ46の第3の組が設け
られている。図4及び図5の(1)は第1の組を使用す
る状態を示しており、第1のビームスプリッタ41と反
射プリズム42で、図3に示したのと同じ光学系が形成
され、第1のビームスプリッタ41と反射プリズム42
から出射された第1と第2のレーザビームは、コーナー
キューブ59と60に入射して逆方向に反射される。こ
のような構成により、図3と同様に、角度検出用反射ユ
ニット62の紙面に垂直な軸を回転軸とする回転が測定
できる。
【0020】第1の切り換え移動板47を移動して第2
のビームスプリッタ43が光路中に配置されるようにす
ると、第2のビームスプリッタ43と反射プリズム44
から紙面の垂直方向にずれた2つの平行なレーザビーム
が出射され、コーナーキューブ59と61に入射して逆
方向に反射される。このような構成により、角度検出用
反射ユニット62の紙面内で入射レーザビームに垂直な
軸を回転軸とする回転が測定できる。
のビームスプリッタ43が光路中に配置されるようにす
ると、第2のビームスプリッタ43と反射プリズム44
から紙面の垂直方向にずれた2つの平行なレーザビーム
が出射され、コーナーキューブ59と61に入射して逆
方向に反射される。このような構成により、角度検出用
反射ユニット62の紙面内で入射レーザビームに垂直な
軸を回転軸とする回転が測定できる。
【0021】第1の切り換え移動板47を更に移動して
第3のビームスプリッタ45が光路中に配置されるよう
にすると、第5のビームスプリッタ43で分割された一
方のレーザビームはコーナーキューブ59に入射して逆
方向に反射され、他方のレーザビームは参照用コーナー
キューブ46に入射して逆方向に反射される。このよう
な構成により、図1に示したような構成が実現され、角
度検出用反射ユニット62のレーザビームに沿った方向
の移動距離が測定できる。
第3のビームスプリッタ45が光路中に配置されるよう
にすると、第5のビームスプリッタ43で分割された一
方のレーザビームはコーナーキューブ59に入射して逆
方向に反射され、他方のレーザビームは参照用コーナー
キューブ46に入射して逆方向に反射される。このよう
な構成により、図1に示したような構成が実現され、角
度検出用反射ユニット62のレーザビームに沿った方向
の移動距離が測定できる。
【0022】第2の切り換え移動板54は、送りねじ5
5、シャフト56、側部材57及びモータ58からなる
送り機構により、平行移動する。第2の切り換え移動板
54の上には、第1の偏向プリズム52及び第2の偏向
プリズム53が設けられている。図4及び図5の(1)
に示した状態では、ビーム干渉合成ユニットから出射さ
れたレーザビームは、上記の第1の切り換え移動板47
を移動した3つの状態にかかわらず、図5の(1)にお
いて紙面上を右側に出射される。これに対して、第2の
切り換え移動板54を移動して第1の偏向プリズム52
が光路中に配置された状態では、ビーム干渉合成ユニッ
トから出射されたレーザビームは、図5の(1)におい
て紙面に垂直な下方向に出射され、第2の偏向プリズム
53が光路中に配置された状態では、ビーム干渉合成ユ
ニットから出射されたレーザビームは、図5の(1)に
おいて紙面上の下側に出射される。このようにして、出
射されるレーザビームがX、Y、Zの3方向に出射する
ように切り換えられる。
5、シャフト56、側部材57及びモータ58からなる
送り機構により、平行移動する。第2の切り換え移動板
54の上には、第1の偏向プリズム52及び第2の偏向
プリズム53が設けられている。図4及び図5の(1)
に示した状態では、ビーム干渉合成ユニットから出射さ
れたレーザビームは、上記の第1の切り換え移動板47
を移動した3つの状態にかかわらず、図5の(1)にお
いて紙面上を右側に出射される。これに対して、第2の
切り換え移動板54を移動して第1の偏向プリズム52
が光路中に配置された状態では、ビーム干渉合成ユニッ
トから出射されたレーザビームは、図5の(1)におい
て紙面に垂直な下方向に出射され、第2の偏向プリズム
53が光路中に配置された状態では、ビーム干渉合成ユ
ニットから出射されたレーザビームは、図5の(1)に
おいて紙面上の下側に出射される。このようにして、出
射されるレーザビームがX、Y、Zの3方向に出射する
ように切り換えられる。
【0023】図6は、第1実施例のレーザ干渉計を使用
して工作機械の移動機構のX、Y、Zの3軸方向の移動
における移動精度、2方向の姿勢の変化(ピッチ・ヨー
イング)を測定する場合の配置を示す図である。図示の
ように、ビーム干渉合成ユニット63をツール軸92に
取付け、載物台93上に3個の角度検出用反射ユニット
62X、62Y、62Zを配置する。
して工作機械の移動機構のX、Y、Zの3軸方向の移動
における移動精度、2方向の姿勢の変化(ピッチ・ヨー
イング)を測定する場合の配置を示す図である。図示の
ように、ビーム干渉合成ユニット63をツール軸92に
取付け、載物台93上に3個の角度検出用反射ユニット
62X、62Y、62Zを配置する。
【0024】Z軸方向の移動時の精度を測定する時に
は、ビーム干渉合成ユニット63で第1の偏向プリズム
52が光路中に配置されてZ軸方向にレーザビームが出
射されるように切り換えた上で、第1と第2の組を使用
する状態を切り換えながら、2組のレーザビームがそれ
ぞれ角度検出用反射ユニット62Zの3つのコーナーキ
ューブに入射するように角度検出用反射ユニット62Z
の位置を調整し、その時の移動機構の座標を記憶する。
同様に、ビーム干渉合成ユニット63からX軸方向にレ
ーザビームが出射されるように切り換えた上で、ツール
軸を降下させ、角度検出用反射ユニット62Xの3つの
コーナーキューブに入射するように角度検出用反射ユニ
ット62Xの位置を調整し、その時の移動機構の座標を
記憶する。これをY軸方向についても行う。なお、X軸
とY軸方向の移動精度を測定する時に、必要であれば台
を使用して角度検出用反射ユニット62Xと62Yの位
置を高くして、ビーム干渉合成ユニット63から出射さ
れたレーザビームが角度検出用反射ユニット62Xと6
2Yに入力しやすいようにする。
は、ビーム干渉合成ユニット63で第1の偏向プリズム
52が光路中に配置されてZ軸方向にレーザビームが出
射されるように切り換えた上で、第1と第2の組を使用
する状態を切り換えながら、2組のレーザビームがそれ
ぞれ角度検出用反射ユニット62Zの3つのコーナーキ
ューブに入射するように角度検出用反射ユニット62Z
の位置を調整し、その時の移動機構の座標を記憶する。
同様に、ビーム干渉合成ユニット63からX軸方向にレ
ーザビームが出射されるように切り換えた上で、ツール
軸を降下させ、角度検出用反射ユニット62Xの3つの
コーナーキューブに入射するように角度検出用反射ユニ
ット62Xの位置を調整し、その時の移動機構の座標を
記憶する。これをY軸方向についても行う。なお、X軸
とY軸方向の移動精度を測定する時に、必要であれば台
を使用して角度検出用反射ユニット62Xと62Yの位
置を高くして、ビーム干渉合成ユニット63から出射さ
れたレーザビームが角度検出用反射ユニット62Xと6
2Yに入力しやすいようにする。
【0025】上記のような設定が終了した後、プログラ
ム制御により、各移動軸方向の移動精度、姿勢の変化を
自動的に測定する。通常、測定は同じ項目を複数回行っ
て統計処理するため可なりの時間を要するが、上記のよ
うな設定を行えば後の動作は自動的に行えるので、作業
能率が大幅に向上する。第1実施例では、ビームスプリ
ッタと反射プリズムの組を切り換えることにより、2つ
のレーザビームの出射位置が異なる方向にずれた状態に
切り換えられるようにし、更にビームスプリッタとコー
ナーキューブの組に切り換えることにより移動距離を測
定できるようにした。しかし、ビームスプリッタは反射
プリズムなどに比べて高価であり、第1実施例の構成で
は3個のビームスプリッタを使用するためコストが高く
なるという問題がある。そこで、第2実施例では、1個
のビームスプリッタを使用して、第1実施例と同じ機能
を有するビーム干渉合成ユニットを実現する。
ム制御により、各移動軸方向の移動精度、姿勢の変化を
自動的に測定する。通常、測定は同じ項目を複数回行っ
て統計処理するため可なりの時間を要するが、上記のよ
うな設定を行えば後の動作は自動的に行えるので、作業
能率が大幅に向上する。第1実施例では、ビームスプリ
ッタと反射プリズムの組を切り換えることにより、2つ
のレーザビームの出射位置が異なる方向にずれた状態に
切り換えられるようにし、更にビームスプリッタとコー
ナーキューブの組に切り換えることにより移動距離を測
定できるようにした。しかし、ビームスプリッタは反射
プリズムなどに比べて高価であり、第1実施例の構成で
は3個のビームスプリッタを使用するためコストが高く
なるという問題がある。そこで、第2実施例では、1個
のビームスプリッタを使用して、第1実施例と同じ機能
を有するビーム干渉合成ユニットを実現する。
【0026】図7は、第2実施例のレーザ干渉計のビー
ム干渉合成ユニットの構成を示す図である。図7の
(1)に示すように、ビームスプリッタ41に対して、
反射プリズム42、70、71、及びコーナーキューブ
72が配置されており、反射プリズム42、70、7
1、及びコーナーキューブ72は図示していない移動機
構により矢印の方向に移動可能に構成されている。図示
の状態ではビームスプリッタ41で分割されたレーザビ
ームの一方は、反射プリズム42で反射されて他方のレ
ーザビームと平行に出射される。その出射位置は、横方
向にずれており、図5の(1)に示す状態が実現され
る。次に、反射プリズム70を図示の反射プリズム42
の位置に移動すると、反射プリズム71はビームスプリ
ッタ41の上に移動する。この状態では、ビームスプリ
ッタ41で分割されたレーザビームの一方は、反射プリ
ズム70と71で反射されて、反射プリズム71から他
方のレーザビームと平行に出射される。その出射位置
は、上下方向にずれている。この状態の光路を図7の
(2)に示す。次に、コーナーキューブ72を図示の反
射プリズム42の位置に移動すると、図1の状態が実現
され移動距離が測定できる。
ム干渉合成ユニットの構成を示す図である。図7の
(1)に示すように、ビームスプリッタ41に対して、
反射プリズム42、70、71、及びコーナーキューブ
72が配置されており、反射プリズム42、70、7
1、及びコーナーキューブ72は図示していない移動機
構により矢印の方向に移動可能に構成されている。図示
の状態ではビームスプリッタ41で分割されたレーザビ
ームの一方は、反射プリズム42で反射されて他方のレ
ーザビームと平行に出射される。その出射位置は、横方
向にずれており、図5の(1)に示す状態が実現され
る。次に、反射プリズム70を図示の反射プリズム42
の位置に移動すると、反射プリズム71はビームスプリ
ッタ41の上に移動する。この状態では、ビームスプリ
ッタ41で分割されたレーザビームの一方は、反射プリ
ズム70と71で反射されて、反射プリズム71から他
方のレーザビームと平行に出射される。その出射位置
は、上下方向にずれている。この状態の光路を図7の
(2)に示す。次に、コーナーキューブ72を図示の反
射プリズム42の位置に移動すると、図1の状態が実現
され移動距離が測定できる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
移動に伴う移動部材の2方向の姿勢変化を容易に測定で
きるレーザ干渉計が実現され、移動機構の移動精度、移
動に伴う姿勢の変化を、途中で人手を要することなしに
連続して測定できる。また、更に、複数の移動軸を有す
る移動機構の場合には、レーザビームの出射方向を切り
換える機構を更に付加することにより、すべての測定項
目を連続して自動的に測定することが可能になる。従っ
て、測定に要するコストを低減できる。
移動に伴う移動部材の2方向の姿勢変化を容易に測定で
きるレーザ干渉計が実現され、移動機構の移動精度、移
動に伴う姿勢の変化を、途中で人手を要することなしに
連続して測定できる。また、更に、複数の移動軸を有す
る移動機構の場合には、レーザビームの出射方向を切り
換える機構を更に付加することにより、すべての測定項
目を連続して自動的に測定することが可能になる。従っ
て、測定に要するコストを低減できる。
【図1】従来のレーザ干渉計のビーム干渉合成ユニット
の構成を示す図である。
の構成を示す図である。
【図2】従来例により工作機械の自動測定システムの構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図3】レーザ干渉計による回転角度の測定方法を説明
する図である。
する図である。
【図4】本発明の第1実施例のレーザ干渉計におけるビ
ーム干渉合成ユニットの構成を示す斜視図である。
ーム干渉合成ユニットの構成を示す斜視図である。
【図5】第1実施例のビーム干渉合成ユニットと角度検
出用反射ユニットの部分の光学系の構成を示す図であ
る。
出用反射ユニットの部分の光学系の構成を示す図であ
る。
【図6】本発明のレーザ干渉計を使用して工作機械の移
動軸方向の移動誤差及び姿勢の変化を測定する配置例を
示す図である。
動軸方向の移動誤差及び姿勢の変化を測定する配置例を
示す図である。
【図7】本発明の第2実施例のレーザ干渉計におけるビ
ーム干渉合成ユニットの構成を示す図である。
ーム干渉合成ユニットの構成を示す図である。
21…レーザ光源 20、63…ビーム干渉合成ユニット 16…信号処理ユニット 41、43、45…ビームスプリッタ 42、44、52、53、70、71…反射プリズム 46、59〜61…コーナーキューブ 62、62X、62Y、62Z…角度検出用反射ユニッ
ト
ト
Claims (6)
- 【請求項1】 同一平面内に入射面を有し、該入射面に
入射した光を逆方向に反射する第1と第2の反射手段
(59,60)を備える角度検出用反射手段(62)
と、 レーザ光源(21)と、 該レーザ光源(21)からのレーザビームを、同じ方向
に出射される第1と第2のレーザビームに分割し、前記
角度検出用反射手段の前記第1と第2の反射手段でそれ
ぞれ反射されて戻ってくる前記第1と第2のレーザビー
ムを干渉するように合成するビーム干渉合成ユニット
(63)と、 該ビーム干渉合成ユニットで合成された前記第1と第2
レーザビームの干渉光を受光し、干渉縞に応じた電気信
号を生成する受光手段(16)と、 前記受光手段(16)の出力する前記電気信号の変化の
サイクル数を計数するカウント手段とを備え、前記角度
検出用反射手段の回転に伴って変化する前記干渉縞の本
数を計数して前記角度検出用反射手段の取り付けられた
物体の回転角度を測定するレーザ干渉計において、 前記角度検出用反射手段は、前記第1と第2の反射手段
(59,60)の入射面と同一平面内に入射面を有し、
該入射面に入射した光を逆方向に反射する第3の反射手
段(61)を備え、該第3の反射手段(61)と前記第
1の反射手段(59)の配列方向は前記第1と第2の反
射手段(59,60)の配列方向と互いに直角をなし、 前記ビーム干渉合成ユニットは、出射する前記第1と第
2のレーザビームを、前記角度検出用反射手段の前記第
1と第2の反射手段(59,60)の組でそれぞれ反射
される状態と、前記角度検出用反射手段の前記第1と第
3の反射手段(59,61)の組でそれぞれ反射される
状態の間で切り換え可能であることを特徴とするレーザ
干渉計。 - 【請求項2】 請求項1に記載のレーザ干渉計であっ
て、 前記ビーム干渉合成ユニットは、 前記レーザ光源(21)からのレーザビームを、前記第
1と第2のレーザビームに分割すると共に、逆方向に反
射されて戻ってくる前記第1と第2のレーザビームを干
渉するように合成する第1のビームスプリッタ(41)
と、前記第1と第2のレーザビームが同じ方向に出射さ
れ、前記第1と第2の反射手段(59,60)に入射す
るように前記第1と第2のレーザビームの少なくとも一
方の出射方向を変える第1の出射方向調整手段(42)
とを有する第1のビーム干渉合成ユニットと、 前記レーザ光源(21)からのレーザビームを、前記第
1と第2のレーザビームに分割すると共に、逆方向に反
射されて戻ってくる前記第1と第2のレーザビームを干
渉するように合成する第2のビームスプリッタ(43)
と、前記第1と第2のレーザビームが同じ方向に出射さ
れ、前記第1と第3の反射手段(59,61)に入射す
るように前記第1と第2のレーザビームの少なくとも一
方の出射方向を変える第2の出射方向調整手段(44)
とを有する第2のビーム干渉合成ユニットと、 前記レーザ光源(21)からのレーザビームが、前記第
1のビーム干渉合成ユニットと前記第2のビーム干渉合
成ユニットの一方に入射するように切り換える切換手段
(47,48,49,50,51)とを備えるレーザ干
渉計。 - 【請求項3】 請求項1に記載のレーザ干渉計であっ
て、 前記ビーム干渉合成ユニットは、 前記レーザ光源(21)からのレーザビームを、前記第
1と第2のレーザビームに分割すると共に、逆方向に反
射されて戻ってくる前記第1と第2のレーザビームを干
渉するように合成する第1のビームスプリッタ(41)
と、 前記第1と第2のレーザビームが同じ方向に出射され、
前記第1と第2の反射手段(59,60)に入射するよ
うに前記第1と第2のレーザビームの少なくとも一方の
出射方向を変える第1の出射方向調整手段(42)と、 前記第1と第2のレーザビームが同じ方向に出射され、
前記第1と第3の反射手段(59,61)に入射するよ
うに前記第1と第2のレーザビームの少なくとも一方の
出射方向を変える第2の出射方向調整手段(70,7
1)と、 前記レーザ光源(21)からのレーザビームが、前記第
1の出射方向調整手段(42)と前記出射方向調整手段
(70,71)の一方に入射するように切り換える切換
手段とを備えるレーザ干渉計。 - 【請求項4】 請求項1から3のいずれか1項に記載の
レーザ干渉計であって、 前記ビーム干渉合成ユニットは、前記第1のレーザビー
ムのみを出射し、前記第2のレーザビームを逆方向に反
射して参照レーザビームとし、前記第1から第3の反射
手段(59,60,61)のいずれかで反射された前記
第1のレーザビームと前記参照レーザビームを干渉する
ように合成する状態に切り換え可能であり、 前記角度検出用反射手段の移動に伴って変化する干渉縞
の本数を計数して前記角度検出用反射手段の取り付けら
れた物体の移動距離を測定することも可能にしたレーザ
干渉計。 - 【請求項5】 請求項4に記載のレーザ干渉計であっ
て、 前記ビーム干渉合成ユニットは、前記第2のレーザビー
ムを逆方向に反射して参照レーザビームとする参照反射
手段(46,72)を備えるレーザ干渉計。 - 【請求項6】 請求項1から5のいずれか1項に記載の
レーザ干渉計であって、 前記ビーム干渉合成ユニットから出射される前記第1と
第2のレーザビーム又は前記第1のレーザビームの出射
方向を、互いに90°異なる3方向に切り換える出射方
向切り換え手段(52,53,54,55,56,5
7,58)を備えるレーザ干渉計。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10038713A JPH11237207A (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | レーザ干渉計 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10038713A JPH11237207A (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | レーザ干渉計 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11237207A true JPH11237207A (ja) | 1999-08-31 |
Family
ID=12532974
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10038713A Pending JPH11237207A (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | レーザ干渉計 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11237207A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR200446878Y1 (ko) | 2007-11-07 | 2009-12-08 | 삼성중공업 주식회사 | 멀티 레이저 비전 시스템의 얼라인 장치 |
| CN103185640A (zh) * | 2012-12-13 | 2013-07-03 | 浙江海洋学院 | 迈克尔逊干涉仪控制装置及控制方法 |
| US10627215B1 (en) | 2018-12-03 | 2020-04-21 | Mitutoyo Corporation | Optical sensor |
| CN112033306A (zh) * | 2019-06-03 | 2020-12-04 | 株式会社三丰 | 光学式角度传感器 |
| DE102021001909A1 (de) | 2020-04-14 | 2021-10-14 | Mitutoyo Corporation | Optischer verlagerungssensor |
| JP2023171867A (ja) * | 2018-11-28 | 2023-12-05 | 株式会社東京精密 | 多軸レーザ干渉測長器 |
-
1998
- 1998-02-20 JP JP10038713A patent/JPH11237207A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR200446878Y1 (ko) | 2007-11-07 | 2009-12-08 | 삼성중공업 주식회사 | 멀티 레이저 비전 시스템의 얼라인 장치 |
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| CN103185640B (zh) * | 2012-12-13 | 2014-12-03 | 浙江海洋学院 | 迈克尔逊干涉仪控制装置及控制方法 |
| JP2023171867A (ja) * | 2018-11-28 | 2023-12-05 | 株式会社東京精密 | 多軸レーザ干渉測長器 |
| US10627215B1 (en) | 2018-12-03 | 2020-04-21 | Mitutoyo Corporation | Optical sensor |
| DE102019007431A1 (de) | 2018-12-03 | 2020-06-04 | Mitutoyo Corporation | Optischer Sensor |
| CN112033306A (zh) * | 2019-06-03 | 2020-12-04 | 株式会社三丰 | 光学式角度传感器 |
| US11199400B2 (en) | 2019-06-03 | 2021-12-14 | Mitutoyo Corporation | Optical angle sensor |
| CN112033306B (zh) * | 2019-06-03 | 2022-08-05 | 株式会社三丰 | 光学式角度传感器 |
| DE102021001909A1 (de) | 2020-04-14 | 2021-10-14 | Mitutoyo Corporation | Optischer verlagerungssensor |
| US11598629B2 (en) | 2020-04-14 | 2023-03-07 | Mitutoyo Corporation | Optical displacement sensor |
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