JPH11237411A - 直流電流センサ及び直流電流計測システム - Google Patents
直流電流センサ及び直流電流計測システムInfo
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- JPH11237411A JPH11237411A JP10052912A JP5291298A JPH11237411A JP H11237411 A JPH11237411 A JP H11237411A JP 10052912 A JP10052912 A JP 10052912A JP 5291298 A JP5291298 A JP 5291298A JP H11237411 A JPH11237411 A JP H11237411A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 大型の環状磁心導磁路を必要としない軽量で
取扱い容易な直流電流センサを提供すること。 【課題解決手段】 被測定電流が流れる導体の中心軸か
ら等距離にある円周上の空間に、局所的静止磁界の強さ
及び向きを検出する偶数個の磁電変換器を、各磁電変換
器の軸方向を同一周回方向に向けて等間隔に配置し、前
記各磁電変換器からの出力信号を加算器により加算して
取り出す。
取扱い容易な直流電流センサを提供すること。 【課題解決手段】 被測定電流が流れる導体の中心軸か
ら等距離にある円周上の空間に、局所的静止磁界の強さ
及び向きを検出する偶数個の磁電変換器を、各磁電変換
器の軸方向を同一周回方向に向けて等間隔に配置し、前
記各磁電変換器からの出力信号を加算器により加算して
取り出す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は直流大電流計測用の
直流電流センサ及び直流電流計測システムに関する。
直流電流センサ及び直流電流計測システムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば電気鉄道用直流変電所では、送電
網から受電した高圧交流電力を変圧器で600〜300
0V程度に降圧し、シリコン整流器、水銀整流器等で直
流に変換して線路に供給する。直流供給回線には、負荷
量を計測するための直流電流センサ及び指示記録計器類
が設置される。
網から受電した高圧交流電力を変圧器で600〜300
0V程度に降圧し、シリコン整流器、水銀整流器等で直
流に変換して線路に供給する。直流供給回線には、負荷
量を計測するための直流電流センサ及び指示記録計器類
が設置される。
【0003】上記のような用途に使用される直流電流セ
ンサには多くのタイプがあるが、中でもクレーマ型直流
変流器、及びホール効果素子等の磁電変換器を用いる電
流センサが従来から広く使用されている。両者とも直流
電流の回りに同心円状に生じる静止磁界の磁束密度を検
出することによりその電流の大きさを検出するものであ
るが、夫々の磁界検出の原理は異なる。
ンサには多くのタイプがあるが、中でもクレーマ型直流
変流器、及びホール効果素子等の磁電変換器を用いる電
流センサが従来から広く使用されている。両者とも直流
電流の回りに同心円状に生じる静止磁界の磁束密度を検
出することによりその電流の大きさを検出するものであ
るが、夫々の磁界検出の原理は異なる。
【0004】クレーマ型直流変流器では直流導体の回り
に角形磁気特性を有する一対の環状磁心を設け、各磁心
に同一巻数の巻線を巻き、互に逆直列に接続した上で交
流電源で励磁する。被測定電流により偏磁されて飽和し
ている各磁心を交流で励磁することにより、各磁心の飽
和状態が半波ごとに打ち消されてリセットされ、その間
に等アンペアターンの法則に従って巻線に被測定電流に
比例した検出電流が流れる。この検出電流を全波整流
し、変流出力としての直流電流又は電圧を得る。
に角形磁気特性を有する一対の環状磁心を設け、各磁心
に同一巻数の巻線を巻き、互に逆直列に接続した上で交
流電源で励磁する。被測定電流により偏磁されて飽和し
ている各磁心を交流で励磁することにより、各磁心の飽
和状態が半波ごとに打ち消されてリセットされ、その間
に等アンペアターンの法則に従って巻線に被測定電流に
比例した検出電流が流れる。この検出電流を全波整流
し、変流出力としての直流電流又は電圧を得る。
【0005】ホール効果素子等を用いる従来の直流電流
センサでは、直流導体の回りに大型の環状磁心からなる
導磁路を設け、磁路の一部に空隙を設けてその中にホー
ル効果素子又は磁気抵抗効果素子を置く。被測定電流に
よる導磁路の磁化は非飽和の範囲に留められるから、空
隙中の磁界の強さは被測定電流に比例する。その磁界を
ホール素子等により電圧又は抵抗値に変換する。
センサでは、直流導体の回りに大型の環状磁心からなる
導磁路を設け、磁路の一部に空隙を設けてその中にホー
ル効果素子又は磁気抵抗効果素子を置く。被測定電流に
よる導磁路の磁化は非飽和の範囲に留められるから、空
隙中の磁界の強さは被測定電流に比例する。その磁界を
ホール素子等により電圧又は抵抗値に変換する。
【0006】上記クレーマ型直流変流器は、被測定電流
の向きが1方向に限定されると共に、電流が0から急峻
に立ち上がる場合、励磁巻線に高電圧が発生し絶縁破壊
を生じるおそれがあるという構造的弱点を有する。また
応答時間が0.5〜1秒と遅く、さらに測定精度が定格
値の±2.5%程度と低く、近時の高精度の要求に対し
ては充分でない場合がある。
の向きが1方向に限定されると共に、電流が0から急峻
に立ち上がる場合、励磁巻線に高電圧が発生し絶縁破壊
を生じるおそれがあるという構造的弱点を有する。また
応答時間が0.5〜1秒と遅く、さらに測定精度が定格
値の±2.5%程度と低く、近時の高精度の要求に対し
ては充分でない場合がある。
【0007】ホール効果素子等を用いる従来の直流電流
センサでは、導磁路の磁化を非飽和の範囲に限るため磁
心が大型となり、磁心にホール効果素子等を埋め込むた
め構造が複雑である。またホール効果素子等半導体素子
は耐久温度が高くないため、使用温度の上限が50℃程
度に制限される。
センサでは、導磁路の磁化を非飽和の範囲に限るため磁
心が大型となり、磁心にホール効果素子等を埋め込むた
め構造が複雑である。またホール効果素子等半導体素子
は耐久温度が高くないため、使用温度の上限が50℃程
度に制限される。
【0008】すなわちこれら従来の直流電流センサは、
いずれも大型の磁心を備えるので重くかつ外形が大き
く、直流導体とセンサの窓との位置関係が測定精度に影
響し、また地磁気等外部磁界の影響も無視しえないた
め、取付工事の際に各種の配慮が要求され、取り扱いが
不便である。総じてこれら従来の直流電流センサが近年
のマイクロエレクトロニクス化の趨勢から取り残されて
いることは否めず、小型化、高機能化が遅れており、し
かも生産性を高めることが困難な構造であるため、低価
格化要求にも応え得ていない。
いずれも大型の磁心を備えるので重くかつ外形が大き
く、直流導体とセンサの窓との位置関係が測定精度に影
響し、また地磁気等外部磁界の影響も無視しえないた
め、取付工事の際に各種の配慮が要求され、取り扱いが
不便である。総じてこれら従来の直流電流センサが近年
のマイクロエレクトロニクス化の趨勢から取り残されて
いることは否めず、小型化、高機能化が遅れており、し
かも生産性を高めることが困難な構造であるため、低価
格化要求にも応え得ていない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、大型
の環状磁心導磁路を必要としない、軽量で取扱い容易な
直流電流センサを提供することである。
の環状磁心導磁路を必要としない、軽量で取扱い容易な
直流電流センサを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、被測定電
流が流れる導体の中心軸から等距離にある円周上の空間
に、局所的静止磁界の強さと向きを検出する偶数個の磁
電変換器を、各磁電変換器の検出軸方向を同一周回方向
に向けて等間隔に配置し、各磁電変換器の出力信号を加
算器により加算して取り出すことを特徴とする本発明の
直流電流センサ(以下、「本センサ」という)により達
成することができる。
流が流れる導体の中心軸から等距離にある円周上の空間
に、局所的静止磁界の強さと向きを検出する偶数個の磁
電変換器を、各磁電変換器の検出軸方向を同一周回方向
に向けて等間隔に配置し、各磁電変換器の出力信号を加
算器により加算して取り出すことを特徴とする本発明の
直流電流センサ(以下、「本センサ」という)により達
成することができる。
【0011】直流導体を一周する任意の閉じた経路を考
える。経路上の各点で測定した磁界の強さをH、磁界ベ
クトルと経路接線方向との角をθとすると、経路を一巡
して計算したHcosθdl(dlは微分経路)の周回
積分値は当該経路と鎖交する電流の代数和Iに等しい。
これが本センサの動作原理となるアンペアの周回積分法
則である。ただし、この法則は経路上の各点でHcos
θの値を逐次連続測定することが前提であるのに対し
て、本センサでは有限個の測定点で観測されるHcos
θの値に基づいて鎖交電流Iを求める点が異なる。な
お、Hcosθの値を測定する磁電変換器については後
述する。
える。経路上の各点で測定した磁界の強さをH、磁界ベ
クトルと経路接線方向との角をθとすると、経路を一巡
して計算したHcosθdl(dlは微分経路)の周回
積分値は当該経路と鎖交する電流の代数和Iに等しい。
これが本センサの動作原理となるアンペアの周回積分法
則である。ただし、この法則は経路上の各点でHcos
θの値を逐次連続測定することが前提であるのに対し
て、本センサでは有限個の測定点で観測されるHcos
θの値に基づいて鎖交電流Iを求める点が異なる。な
お、Hcosθの値を測定する磁電変換器については後
述する。
【0012】上記アンペアの法則と本センサの構成上の
相違から、本センサにおける周回積分経路は任意の経路
ではなく、その上で磁界Hの大きさが極力一定となる特
定の経路を選択することにしている。その特定経路とは
導体の中心軸から等距離にある円である。導体の断面形
状が円である場合はその周囲を巡る磁力線の形も円にな
り、その円周上では磁界の強さHは一定で、かつθ=0
である。したがってこの場合は、有限個の磁界測定値を
用いる本センサによっても鎖交電流Iを正確に求めるこ
とができる。
相違から、本センサにおける周回積分経路は任意の経路
ではなく、その上で磁界Hの大きさが極力一定となる特
定の経路を選択することにしている。その特定経路とは
導体の中心軸から等距離にある円である。導体の断面形
状が円である場合はその周囲を巡る磁力線の形も円にな
り、その円周上では磁界の強さHは一定で、かつθ=0
である。したがってこの場合は、有限個の磁界測定値を
用いる本センサによっても鎖交電流Iを正確に求めるこ
とができる。
【0013】円以外の異形断面を有する導体の場合は、
その周囲を巡る磁力線の形が円になるとは限らない。例
えば矩形断面の帯状ブスバーの場合は、その磁力線の形
状は導体の近傍では楕円になる。この場合は本センサに
おける周回積分経路としての円と磁力線の楕円とが交差
することとなり、円周上でのHcosθの値が一定にな
らないから、測定点の中間では補間が必要である。本セ
ンサでは円周上に配置する磁電変換器の個数を可能な限
り多くすると共に、各測定点における測定値の代数和を
もって補間演算に代え、また、上記帯状ブスバーの場合
であってもその表面から離れるに従って磁力線の形が円
に近づくことを利用すべく、上記円の直径を極力大きく
とるようにしている。
その周囲を巡る磁力線の形が円になるとは限らない。例
えば矩形断面の帯状ブスバーの場合は、その磁力線の形
状は導体の近傍では楕円になる。この場合は本センサに
おける周回積分経路としての円と磁力線の楕円とが交差
することとなり、円周上でのHcosθの値が一定にな
らないから、測定点の中間では補間が必要である。本セ
ンサでは円周上に配置する磁電変換器の個数を可能な限
り多くすると共に、各測定点における測定値の代数和を
もって補間演算に代え、また、上記帯状ブスバーの場合
であってもその表面から離れるに従って磁力線の形が円
に近づくことを利用すべく、上記円の直径を極力大きく
とるようにしている。
【0014】本センサでは、導体周囲の円形の磁力線に
一致させて各磁電変換器を配置することが原則である。
しかし、本センサの設置の際に設置誤差を生じ、本セン
サの中心軸と導体の中心軸とが一致しない場合が起こり
うる。このような場合への対応として、本センサではセ
ンサの中心軸を挟んで一対の磁電変換器を軸対称に配置
し(よって本センサに用いる磁電変換器は偶数個にな
る)、かつこれら各対の磁電変換器(実際には全ての磁
電変換器)の出力信号を加算演算して取り出すようにし
ている。これにより誤差を伴う個々の磁電変換器の検出
値が平均化されて誤差が打ち消され、その結果、設置誤
差の影響が軽減される。かくして本センサでは設置誤差
に対する許容度を大きくすることができる。
一致させて各磁電変換器を配置することが原則である。
しかし、本センサの設置の際に設置誤差を生じ、本セン
サの中心軸と導体の中心軸とが一致しない場合が起こり
うる。このような場合への対応として、本センサではセ
ンサの中心軸を挟んで一対の磁電変換器を軸対称に配置
し(よって本センサに用いる磁電変換器は偶数個にな
る)、かつこれら各対の磁電変換器(実際には全ての磁
電変換器)の出力信号を加算演算して取り出すようにし
ている。これにより誤差を伴う個々の磁電変換器の検出
値が平均化されて誤差が打ち消され、その結果、設置誤
差の影響が軽減される。かくして本センサでは設置誤差
に対する許容度を大きくすることができる。
【0015】またこの種の直流電流センサは、地磁気
や、外部の大電流を取扱う機器や配線等を発生源とする
外部磁気の影響を受けにくい構造であることを要する。
これらの外部磁気は本センサにおける周回積分経路とし
ての円の外側に存在する電流に起因するものであるか
ら、上記アンペアの法則から周回積分値には影響しない
と一応はいえる。しかし本センサでは、上述のように本
来は周回積分経路に沿って連続測定すべき磁界の値を有
限個の測定値で代用しているから、これに由来する外部
磁気の影響を考慮する必要がある。
や、外部の大電流を取扱う機器や配線等を発生源とする
外部磁気の影響を受けにくい構造であることを要する。
これらの外部磁気は本センサにおける周回積分経路とし
ての円の外側に存在する電流に起因するものであるか
ら、上記アンペアの法則から周回積分値には影響しない
と一応はいえる。しかし本センサでは、上述のように本
来は周回積分経路に沿って連続測定すべき磁界の値を有
限個の測定値で代用しているから、これに由来する外部
磁気の影響を考慮する必要がある。
【0016】この場合にも、対処方法は磁電変換器を本
センサの中心軸に関して軸対称の位置に配置することで
ある。外部磁気の磁力線が本センサ中を貫通する場合
は、ある磁電変換器が検出する外部磁界は、当該磁力線
が直角に交わる上記の円の直径に関してこれとほぼ対称
の位置にあるもう一個の磁電変換器に対しては、大きさ
がほぼ等しく逆向きに近い磁界として作用するから、こ
れら一対の磁電変換器の出力信号を加算的に取り出すこ
とにより両者は打消し合い、外部磁気の影響を除去ない
し軽減することができる。そして、上記の打消し効果は
円周上に配置される磁電変換器の個数が多いほど高いこ
とが期待される。
センサの中心軸に関して軸対称の位置に配置することで
ある。外部磁気の磁力線が本センサ中を貫通する場合
は、ある磁電変換器が検出する外部磁界は、当該磁力線
が直角に交わる上記の円の直径に関してこれとほぼ対称
の位置にあるもう一個の磁電変換器に対しては、大きさ
がほぼ等しく逆向きに近い磁界として作用するから、こ
れら一対の磁電変換器の出力信号を加算的に取り出すこ
とにより両者は打消し合い、外部磁気の影響を除去ない
し軽減することができる。そして、上記の打消し効果は
円周上に配置される磁電変換器の個数が多いほど高いこ
とが期待される。
【0017】なお、上記の設置誤差および外部磁気が本
センサに対して360゜のどの方向のものであっても対
処可能でなければならない。この要請に応えるため本セ
ンサでは各磁電変換器を上記円周上で等間隔に配置して
いる。
センサに対して360゜のどの方向のものであっても対
処可能でなければならない。この要請に応えるため本セ
ンサでは各磁電変換器を上記円周上で等間隔に配置して
いる。
【0018】以上説明したように、本センサでは導体の
中心軸から等距離にある円周上に偶数個の磁電変換器を
軸対称かつ等間隔に配置することにより、外部磁気の影
響を実質的に軽減すると共に、設置誤差の影響をも軽減
することができるので、そのような目的で従来の直流電
流センサに用いられていた大型の環状磁心を省略するこ
とが可能になり、軽量かつ取扱い容易な直流電流センサ
を実現することができる。
中心軸から等距離にある円周上に偶数個の磁電変換器を
軸対称かつ等間隔に配置することにより、外部磁気の影
響を実質的に軽減すると共に、設置誤差の影響をも軽減
することができるので、そのような目的で従来の直流電
流センサに用いられていた大型の環状磁心を省略するこ
とが可能になり、軽量かつ取扱い容易な直流電流センサ
を実現することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】(イ)本発明の好適な実施形態と
して、本センサに使用する磁電変換器について説明す
る。
して、本センサに使用する磁電変換器について説明す
る。
【0020】本センサに使用する磁電変換器は、配置さ
れた場所の静止磁界の大きさHと、磁界ベクトルと軸方
向(感度最大の方向)との角θとから、Hcosθを検
出できるものであれば原理、形式を問わない。そのよう
な特性を有する磁電変換器は数多くあり、例えば磁気抵
抗効果素子、ホール効果素子、可飽和コア型磁界検出器
その他を挙げることができる。
れた場所の静止磁界の大きさHと、磁界ベクトルと軸方
向(感度最大の方向)との角θとから、Hcosθを検
出できるものであれば原理、形式を問わない。そのよう
な特性を有する磁電変換器は数多くあり、例えば磁気抵
抗効果素子、ホール効果素子、可飽和コア型磁界検出器
その他を挙げることができる。
【0021】これらのうち可飽和コア型磁界検出器を用
いた直流電流センサについては、本発明者らが発明者と
なって先に特許出願(平成9年特許願第118832
号)をしたので、本明細書では説明を省略する。
いた直流電流センサについては、本発明者らが発明者と
なって先に特許出願(平成9年特許願第118832
号)をしたので、本明細書では説明を省略する。
【0022】磁気抵抗効果素子は、強磁性体中に電流を
流し同時に磁界を印加すると強磁性体の電気抵抗が磁界
とともに増加する現象(磁気抵抗効果)を利用する。磁
気抵抗効果は電流と磁界が平行のとき最大で、直交する
とき最小になる。強磁性体薄膜を用いた磁気抵抗効果素
子の応答性はコンピュータ用記憶装置の読取りヘッドに
利用される程度に高速であるが、それ自体は磁界の極性
を判別する機能を有しない。しかし図2(A)に示すよ
うに磁気抵抗効果素子を4辺a〜dに配置してブリッジ
を構成し、図2(B)に示すように永久磁石によりブリ
ッジの対角線方向にバイアス磁界を与えることにより、
ブリッジのもう一方の対角線方向に印加される被測定磁
界の極性を判別できるようになる。
流し同時に磁界を印加すると強磁性体の電気抵抗が磁界
とともに増加する現象(磁気抵抗効果)を利用する。磁
気抵抗効果は電流と磁界が平行のとき最大で、直交する
とき最小になる。強磁性体薄膜を用いた磁気抵抗効果素
子の応答性はコンピュータ用記憶装置の読取りヘッドに
利用される程度に高速であるが、それ自体は磁界の極性
を判別する機能を有しない。しかし図2(A)に示すよ
うに磁気抵抗効果素子を4辺a〜dに配置してブリッジ
を構成し、図2(B)に示すように永久磁石によりブリ
ッジの対角線方向にバイアス磁界を与えることにより、
ブリッジのもう一方の対角線方向に印加される被測定磁
界の極性を判別できるようになる。
【0023】すなわち、被測定磁界1が図2(B)で上
から下に向く場合は、バイアス磁界との合成磁界1は斜
め右下方を指し、ブリッジのa、c辺と交わってこれら
各辺の抵抗値を小さくする。逆に被測定磁界2が図で下
から上に向く場合はバイアス磁界との合成磁界2は斜め
右上方を指し、ブリッジのb、d辺と交わってこれら各
辺の抵抗値を小さくする。したがって、ブリッジのa、
b辺の中点とc、d辺の中点の間の電位差は、被測定磁
界の向きによって逆転することがわかる。その結果、バ
イアス磁界の方向を基準とする被測定磁界の向きと磁電
変換器の出力端子電圧は、図2(C)に示すような関係
になる。なお本センサでは、バイアス磁界に対してブリ
ッジの面に沿って90゜の方向を、磁電変換器の検出軸
方向としている。
から下に向く場合は、バイアス磁界との合成磁界1は斜
め右下方を指し、ブリッジのa、c辺と交わってこれら
各辺の抵抗値を小さくする。逆に被測定磁界2が図で下
から上に向く場合はバイアス磁界との合成磁界2は斜め
右上方を指し、ブリッジのb、d辺と交わってこれら各
辺の抵抗値を小さくする。したがって、ブリッジのa、
b辺の中点とc、d辺の中点の間の電位差は、被測定磁
界の向きによって逆転することがわかる。その結果、バ
イアス磁界の方向を基準とする被測定磁界の向きと磁電
変換器の出力端子電圧は、図2(C)に示すような関係
になる。なお本センサでは、バイアス磁界に対してブリ
ッジの面に沿って90゜の方向を、磁電変換器の検出軸
方向としている。
【0024】このようにブリッジを構成することにより
被測定磁界の極性を判別できるようになるだけでなく、
磁気抵抗効果素子の温度変化及びブリッジ用電源電圧変
動の影響を軽減することができ、併せて磁界検出感度を
増大させることができる。市場では現にそのような構成
で商品化された磁電変換器を容易に入手できるので、こ
れを用いて本センサを組立てることができる。
被測定磁界の極性を判別できるようになるだけでなく、
磁気抵抗効果素子の温度変化及びブリッジ用電源電圧変
動の影響を軽減することができ、併せて磁界検出感度を
増大させることができる。市場では現にそのような構成
で商品化された磁電変換器を容易に入手できるので、こ
れを用いて本センサを組立てることができる。
【0025】ホール効果素子は、半導体中に電流を流し
同時に磁界を印加すると、電流及び磁界の双方に直角の
方向に電流及び磁界の大きさに比例する電界が発生する
現象(ホール効果)を利用する。ホール効果素子は高速
応答性を有し、その特性を活かしてブラシレス直流モー
タの制御用素子等に用いられる。またホール効果素子は
それ自体が磁界ベクトルの向きを検出する機能を有する
ので、そのまま磁電変換器として本センサに用いること
ができる。なお半導体のホール効果は一般に比較的大き
い温度係数を有するほか、半導体に流す電流の変動が出
力信号に直接現れること等に留意する必要がある。
同時に磁界を印加すると、電流及び磁界の双方に直角の
方向に電流及び磁界の大きさに比例する電界が発生する
現象(ホール効果)を利用する。ホール効果素子は高速
応答性を有し、その特性を活かしてブラシレス直流モー
タの制御用素子等に用いられる。またホール効果素子は
それ自体が磁界ベクトルの向きを検出する機能を有する
ので、そのまま磁電変換器として本センサに用いること
ができる。なお半導体のホール効果は一般に比較的大き
い温度係数を有するほか、半導体に流す電流の変動が出
力信号に直接現れること等に留意する必要がある。
【0026】磁気センサ類は日進月歩しているので上記
以外にも本センサに使用できる磁電変換器が今後出現す
る可能性があるが、本センサが無人の直流変電所等で主
に用いられることから、構成が簡単で高信頼性であるこ
とは特に重要な条件である。なお、本センサでは各磁電
変換器の出力信号を加算的に取出すが、その際信号の取
出しが各磁電変換器の干渉を招いたり性能に悪影響を与
えることがないように加算器の入力インピーダンスが十
分に高いことが必要である。
以外にも本センサに使用できる磁電変換器が今後出現す
る可能性があるが、本センサが無人の直流変電所等で主
に用いられることから、構成が簡単で高信頼性であるこ
とは特に重要な条件である。なお、本センサでは各磁電
変換器の出力信号を加算的に取出すが、その際信号の取
出しが各磁電変換器の干渉を招いたり性能に悪影響を与
えることがないように加算器の入力インピーダンスが十
分に高いことが必要である。
【0027】さらに、本発明の他の好適な実施形態とし
て以下の(ロ)〜(ヘ)を挙げる。
て以下の(ロ)〜(ヘ)を挙げる。
【0028】(ロ)本センサを構成する磁界検出器の個
数が少なくとも4個、より好ましくは6個以上24個以
下であること。
数が少なくとも4個、より好ましくは6個以上24個以
下であること。
【0029】上述のように本センサの動作原理はアンペ
アの周回積分法則であるが、本センサでは有限個の測定
値に基づいて鎖交電流Iを求める点がアンペアの法則と
は異なる。この相違から、本来は影響を受けない筈の設
置誤差(偏心)及び外部磁気の影響を無視することがで
きない。この弱点をできるだけ小さくするには、本セン
サの周回積分経路である円周上に配置する磁電変換器を
偶数個とし、しかもできるだけ多くする必要がある。そ
の観点から最低でも4個、4個よりも6個の方が望まし
い。他方磁電変換器は一定の大きさを有するので、上記
の円周上に収容できる個数には限度がある。実際に本セ
ンサの上記円の直径が20〜40cm程度であることを
考慮すれば、上限はおよそ20〜24個程度と考えられ
る。
アの周回積分法則であるが、本センサでは有限個の測定
値に基づいて鎖交電流Iを求める点がアンペアの法則と
は異なる。この相違から、本来は影響を受けない筈の設
置誤差(偏心)及び外部磁気の影響を無視することがで
きない。この弱点をできるだけ小さくするには、本セン
サの周回積分経路である円周上に配置する磁電変換器を
偶数個とし、しかもできるだけ多くする必要がある。そ
の観点から最低でも4個、4個よりも6個の方が望まし
い。他方磁電変換器は一定の大きさを有するので、上記
の円周上に収容できる個数には限度がある。実際に本セ
ンサの上記円の直径が20〜40cm程度であることを
考慮すれば、上限はおよそ20〜24個程度と考えられ
る。
【0030】(ハ)本センサを構成する各磁電変換器の
先端に接して検出軸と同軸に設けたテスト磁界発生用コ
イルを備えること。
先端に接して検出軸と同軸に設けたテスト磁界発生用コ
イルを備えること。
【0031】本センサを構成する各磁電変換器が常時満
足に機能していることを保証するためには、時折テスト
できることが望ましい。そのために本実施形態では、各
磁電変換器と同軸にテスト磁界発生用コイルを設置して
おき、一定時間毎に各テストコイルに一斉に所定の電流
を流し、本センサの出力電圧をチェックする。
足に機能していることを保証するためには、時折テスト
できることが望ましい。そのために本実施形態では、各
磁電変換器と同軸にテスト磁界発生用コイルを設置して
おき、一定時間毎に各テストコイルに一斉に所定の電流
を流し、本センサの出力電圧をチェックする。
【0032】(ニ)本センサを構成する磁電変換界器の
個数に等しい辺数を有する正多角形の環状、又は円環状
の、非磁性体からなるヨークに各磁電変換器を固定し、
全体を絶縁物質で被覆すること。
個数に等しい辺数を有する正多角形の環状、又は円環状
の、非磁性体からなるヨークに各磁電変換器を固定し、
全体を絶縁物質で被覆すること。
【0033】上述のように本センサは大型の磁心を持た
ず、各磁電変換器は上記円周上の空間に配置されるが、
各磁電変換器をこの空間に支持するために非磁性体から
なる環状ヨークに固定し、直流の高電圧から各磁電変換
器を保護するために全体を絶縁物質で被覆する。非磁性
体としては例えばアルミニウム、絶縁物質としてはAB
S等の樹脂又は各種のゴムが例示される。
ず、各磁電変換器は上記円周上の空間に配置されるが、
各磁電変換器をこの空間に支持するために非磁性体から
なる環状ヨークに固定し、直流の高電圧から各磁電変換
器を保護するために全体を絶縁物質で被覆する。非磁性
体としては例えばアルミニウム、絶縁物質としてはAB
S等の樹脂又は各種のゴムが例示される。
【0034】(ホ)本センサの全体が直径を境に2個の
対称な部分に分割可能であること。
対称な部分に分割可能であること。
【0035】本センサ設置の際は被測定電流用導体を本
センサの中心孔に貫通させる必要があるが、本実施形態
のように本センサが2つ割構造になっていれば、その作
業を容易に行うことができる。
センサの中心孔に貫通させる必要があるが、本実施形態
のように本センサが2つ割構造になっていれば、その作
業を容易に行うことができる。
【0036】(ヘ)前記導体の回りに2組の上記直流電
流センサを近接して配置し、これら2組の直流電流セン
サの出力値を常時又は間歇的に比較してその差が所定値
を超える場合に警報信号を出力すること。
流センサを近接して配置し、これら2組の直流電流セン
サの出力値を常時又は間歇的に比較してその差が所定値
を超える場合に警報信号を出力すること。
【0037】本実施形態によれば、2組の本センサとそ
れらの出力値を常時又は間欠的に比較し問題が生じた際
に警報を発する比較警報装置を組合わせた直流電流計測
システムを構成することになる。これにより本センサに
よる計測値の信頼性を向上することができる。図4にこ
のような直流電流計測システムの一構成例を示す。
れらの出力値を常時又は間欠的に比較し問題が生じた際
に警報を発する比較警報装置を組合わせた直流電流計測
システムを構成することになる。これにより本センサに
よる計測値の信頼性を向上することができる。図4にこ
のような直流電流計測システムの一構成例を示す。
【0038】
【実施例】以下、磁気抵抗効果素子からなる磁電変換器
を用いた本センサの一実施例について添付図面を参照し
つつ説明する。図1は本実施例たる定格電流20KAの
直流電流センサ(参照符号100)の外形及び設置状況
を示す斜視図、図2(A)はセンサ100に用いた磁気
抵抗効果型磁電変換器の内部結線図、図2(B)はバイ
アス磁界と被測定磁界の関係を示す図、図2(C)は被
測定磁界の方向と磁電変換器の出力電圧の関係を示す図
である。
を用いた本センサの一実施例について添付図面を参照し
つつ説明する。図1は本実施例たる定格電流20KAの
直流電流センサ(参照符号100)の外形及び設置状況
を示す斜視図、図2(A)はセンサ100に用いた磁気
抵抗効果型磁電変換器の内部結線図、図2(B)はバイ
アス磁界と被測定磁界の関係を示す図、図2(C)は被
測定磁界の方向と磁電変換器の出力電圧の関係を示す図
である。
【0039】図1において、参照符号1はヨーク、2は
磁気抵抗効果型磁電変換器、3はリードワイヤ、4は回
路部、5はセンサ100を対称な2つの部分に分割する
分割線、6は被測定電流が流れる導体としてのブスバー
(本発明外のため点線で表示)を示す。なお、センサ1
00全体を覆う絶縁物質からなるケーシングは図示を省
略する。図2の内容は既に上で説明したので、再度の説
明を省く。
磁気抵抗効果型磁電変換器、3はリードワイヤ、4は回
路部、5はセンサ100を対称な2つの部分に分割する
分割線、6は被測定電流が流れる導体としてのブスバー
(本発明外のため点線で表示)を示す。なお、センサ1
00全体を覆う絶縁物質からなるケーシングは図示を省
略する。図2の内容は既に上で説明したので、再度の説
明を省く。
【0040】図1に示すように、偶数個(本実施例では
6個)の磁気抵抗効果型磁電変換器2が、環状をなすヨ
ーク1の溝内でブスバー6の軸芯から等距離にある円周
上の空間内に支持され、検出軸を同一周回方向に向けて
等間隔に配置される。ブスバー6を流れる直流電流はそ
の近傍では楕円の、やや離れた場所では略同心円状の静
止磁界を作り、各磁電変換器2はこの静止磁界の強さに
比例する出力信号を出力する。ヨーク1は直径を通る分
割線5において対称な2つの部分に分割可能であるの
で、ブスバー6をヨーク1の中心孔に貫通させる作業を
容易に行うことができる。なお、各磁電変換器2には図
3に示すテスト磁界発生用コイルを設けてもよい。
6個)の磁気抵抗効果型磁電変換器2が、環状をなすヨ
ーク1の溝内でブスバー6の軸芯から等距離にある円周
上の空間内に支持され、検出軸を同一周回方向に向けて
等間隔に配置される。ブスバー6を流れる直流電流はそ
の近傍では楕円の、やや離れた場所では略同心円状の静
止磁界を作り、各磁電変換器2はこの静止磁界の強さに
比例する出力信号を出力する。ヨーク1は直径を通る分
割線5において対称な2つの部分に分割可能であるの
で、ブスバー6をヨーク1の中心孔に貫通させる作業を
容易に行うことができる。なお、各磁電変換器2には図
3に示すテスト磁界発生用コイルを設けてもよい。
【0041】各磁電変換器2はリードワイヤ3によって
回路部4に結ばれ、回路部4には図示しない加算演算回
路、電圧電流変換回路及び電源回路が設けられている。
加算演算回路は6個の磁電変換器2の出力信号を代数的
に加算し、電圧電流変換回路は加算出力電圧に比例する
電流を発生させる。電源回路は前記加算演算回路、電圧
電流変換回路及び各磁電変換器2へ夫々必要な電源電圧
を供給する。
回路部4に結ばれ、回路部4には図示しない加算演算回
路、電圧電流変換回路及び電源回路が設けられている。
加算演算回路は6個の磁電変換器2の出力信号を代数的
に加算し、電圧電流変換回路は加算出力電圧に比例する
電流を発生させる。電源回路は前記加算演算回路、電圧
電流変換回路及び各磁電変換器2へ夫々必要な電源電圧
を供給する。
【0042】図3は、各磁電変換器2の先端部分に設け
たテスト磁界発生用コイル7を示す。コイル7には外部
電源8からスイッチ9を経由して所要の電源電圧が供給
され、スイッチ9を閉じることによりコイル7がテスト
用磁界を発生する。このテスト用磁界を検出した各磁電
変換器2の出力は上記回路部4で処理された上、正常か
否かを検査される。なお、スイッチ9は手動又は自動と
することができ、自動スイッチとする場合は上記正常か
否かの検査も自動化して、これと自動スイッチとを連動
させてもよい。
たテスト磁界発生用コイル7を示す。コイル7には外部
電源8からスイッチ9を経由して所要の電源電圧が供給
され、スイッチ9を閉じることによりコイル7がテスト
用磁界を発生する。このテスト用磁界を検出した各磁電
変換器2の出力は上記回路部4で処理された上、正常か
否かを検査される。なお、スイッチ9は手動又は自動と
することができ、自動スイッチとする場合は上記正常か
否かの検査も自動化して、これと自動スイッチとを連動
させてもよい。
【0043】なお、上記の実施例では磁気抵抗効果素子
からなる磁電変換器を用いた例を挙げたが、これに限ら
れるものではなく、ホール効果素子その他の素子を利用
した磁電変換器を用いても、本発明の直流電流センサを
同様に構成できることはいうまでもない。
からなる磁電変換器を用いた例を挙げたが、これに限ら
れるものではなく、ホール効果素子その他の素子を利用
した磁電変換器を用いても、本発明の直流電流センサを
同様に構成できることはいうまでもない。
【0044】
【発明の効果】請求項1乃至3の発明によれば、本セン
サでは被測定電流用導体の位置が磁電変換器が配置され
た円の中心から偏心してもその影響が相殺されて軽減さ
れ、また前記の円を横切る地磁気や外部磁気の影響も同
様に軽減されるので、従来の半導体素子型電流センサに
見られた大型磁心が不要になり、高精度で軽量かつ取り
扱い容易な直流電流センサが提供される。また、応答時
間が従来のクレーマ型電流センサに比較して格段に速
く、導体中の電流の向きが予定と異なっても出力端子の
接続極性を逆にするだけで対応できるという特徴を有す
る。
サでは被測定電流用導体の位置が磁電変換器が配置され
た円の中心から偏心してもその影響が相殺されて軽減さ
れ、また前記の円を横切る地磁気や外部磁気の影響も同
様に軽減されるので、従来の半導体素子型電流センサに
見られた大型磁心が不要になり、高精度で軽量かつ取り
扱い容易な直流電流センサが提供される。また、応答時
間が従来のクレーマ型電流センサに比較して格段に速
く、導体中の電流の向きが予定と異なっても出力端子の
接続極性を逆にするだけで対応できるという特徴を有す
る。
【0045】請求項4の発明によれば、本センサにおけ
る磁電変換器の個数が4個以上の場合は個数がそれ未満
の場合に比較して、被測定電流用導体の偏心に対する相
殺効果、外部磁気の影響の相殺効果がより確実になり、
しかも個数が多い程有利である。しかし、上記の円周上
に収容可能な磁電変換器の個数に限度があることを考慮
すれば、6個〜24個という値は本センサにおける磁電
変換器の実用的な個数の範囲を与える。
る磁電変換器の個数が4個以上の場合は個数がそれ未満
の場合に比較して、被測定電流用導体の偏心に対する相
殺効果、外部磁気の影響の相殺効果がより確実になり、
しかも個数が多い程有利である。しかし、上記の円周上
に収容可能な磁電変換器の個数に限度があることを考慮
すれば、6個〜24個という値は本センサにおける磁電
変換器の実用的な個数の範囲を与える。
【0046】請求項5の発明によれば、本センサ中の各
磁電変換器にテスト磁界発生用コイルを設置して一定時
間毎に短時間のテストを行うことにより、各磁電変換器
が常時満足に機能していることを保証することができ
る。
磁電変換器にテスト磁界発生用コイルを設置して一定時
間毎に短時間のテストを行うことにより、各磁電変換器
が常時満足に機能していることを保証することができ
る。
【0047】請求項6の発明によれば、本センサ中の磁
電変換器を非磁性体からなる環状ヨークに支持させるこ
とにより、各磁電変換器を被測定電流用導体の軸芯から
等距離にある円周上の空間に固定することができる。ま
た、全体を絶縁物質で被覆することにより、各磁電変換
器を直流の高電圧から保護することができる。
電変換器を非磁性体からなる環状ヨークに支持させるこ
とにより、各磁電変換器を被測定電流用導体の軸芯から
等距離にある円周上の空間に固定することができる。ま
た、全体を絶縁物質で被覆することにより、各磁電変換
器を直流の高電圧から保護することができる。
【0048】請求項7の発明によれば、本センサが2つ
割構造になっているので、本センサの設置に際して、被
測定電流用導体を本センサの中心孔に貫通させる作業を
容易に行うことができる。
割構造になっているので、本センサの設置に際して、被
測定電流用導体を本センサの中心孔に貫通させる作業を
容易に行うことができる。
【0049】請求項8の発明によれば、2組の本センサ
の出力値を常時又は間欠的に比較して問題がある場合は
警報を発するので、本センサによる直流電流の測定結果
の信頼性を向上することができる。
の出力値を常時又は間欠的に比較して問題がある場合は
警報を発するので、本センサによる直流電流の測定結果
の信頼性を向上することができる。
【0050】以上を総合して、本発明によれば、軽量安
価で高精度、高応答性を有し、外部磁界及び設置誤差の
影響を受け難い、新たな構造の直流電流センサが提供さ
れ、従来の電流センサが抱える多くの問題点を解消する
ことができる。
価で高精度、高応答性を有し、外部磁界及び設置誤差の
影響を受け難い、新たな構造の直流電流センサが提供さ
れ、従来の電流センサが抱える多くの問題点を解消する
ことができる。
【図1】実施例としての直流電流センサの外形及び設置
状況を示す斜視図である。
状況を示す斜視図である。
【図2】磁気抵抗効果型磁電変換器の内部結線図及びバ
イアス磁界と被測定磁界との関係を示す図である。
イアス磁界と被測定磁界との関係を示す図である。
【図3】テスト磁界発生用コイルの設置状態を示す図で
ある。
ある。
【図4】本発明に基づく直流電流計測システムの一構成
例を示すブロック図である。
例を示すブロック図である。
1…ヨーク 2…磁電変換器 3…リードワイヤ 4…回路部 5…分割線 6…ブスバー(本発明外) 7…テスト磁界発生用コイル 8…テスト磁界発生用コイルの電源 9…スイッチ
フロントページの続き (72)発明者 永田 強 東京都大田区西蒲田7−32−6 株式会社 マコメ研究所内
Claims (8)
- 【請求項1】被測定電流が流れる導体の中心軸から等距
離にある円周上の空間に、局所的静止磁界の強さ及び向
きを検出する偶数個の磁電変換器を、各磁電変換器の検
出軸方向を同一周回方向に向けて等間隔に配置し、前記
各磁電変換器からの出力信号を加算器により加算して取
り出すことを特徴とする直流電流センサ。 - 【請求項2】前記磁電変換器が磁気抵抗効果素子からな
る請求項1記載の直流電流センサ。 - 【請求項3】前記磁電変換器がホール効果素子からなる
請求項1記載の直流電流センサ。 - 【請求項4】前記磁電変換器の個数が少なくとも4個、
より好ましくは6個以上24個以下である、請求項1か
ら3のいずれかに記載の直流電流センサ。 - 【請求項5】前記各磁電変換器の先端に接して磁電変換
器の軸と同軸に設けたテスト磁界発生用コイルを備え
る、請求項1から4のいずれかに記載の直流電流セン
サ。 - 【請求項6】前記磁電変換器の個数に等しい辺数を有す
る正多角形の環状、又は円環状の、非磁性体からなるヨ
ークに前記各磁界検出素子を固定し、全体を絶縁物質で
被覆してなる、請求項1から5のいずれかに記載の直流
電流センサ。 - 【請求項7】前記センサの全体が、直径を境に2個の対
称な部分に分割可能である、請求項6記載の直流電流セ
ンサ。 - 【請求項8】前記導体の回りに2組の請求項1から7の
いずれかに記載の直流電流センサを近接して配置し、こ
れら2組の直流電流センサの出力値を常時又は間歇的に
比較してその差が所定値を超える場合に警報信号を出力
することを特徴とする直流電流計測システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10052912A JPH11237411A (ja) | 1998-02-18 | 1998-02-18 | 直流電流センサ及び直流電流計測システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10052912A JPH11237411A (ja) | 1998-02-18 | 1998-02-18 | 直流電流センサ及び直流電流計測システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11237411A true JPH11237411A (ja) | 1999-08-31 |
Family
ID=12928056
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10052912A Pending JPH11237411A (ja) | 1998-02-18 | 1998-02-18 | 直流電流センサ及び直流電流計測システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11237411A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012247250A (ja) * | 2011-05-26 | 2012-12-13 | Yokogawa Electric Corp | 電流測定装置 |
| CN102841232A (zh) * | 2011-05-09 | 2012-12-26 | 阿尔卑斯绿色器件株式会社 | 电线用电流传感器 |
| JP2014229413A (ja) * | 2013-05-21 | 2014-12-08 | 河村電器産業株式会社 | 回路遮断器、又は分電盤 |
| CN104297548A (zh) * | 2013-07-16 | 2015-01-21 | 横河电机株式会社 | 电流传感器 |
| US9170281B2 (en) | 2010-03-12 | 2015-10-27 | Alps Green Devices Co., Ltd. | Current measurement apparatus having a series of magnetoresistive effect elements disposed in a ring shape |
| US9435831B2 (en) | 2010-12-02 | 2016-09-06 | Alps Green Devices Co., Ltd. | Current sensor |
| KR20170010200A (ko) * | 2015-07-16 | 2017-01-26 | 제이앤디전자(주) | 분할형 직류전류센서 |
| JP2017062266A (ja) * | 2013-07-16 | 2017-03-30 | 横河電機株式会社 | 電流センサ |
| CN112858758A (zh) * | 2021-03-03 | 2021-05-28 | 南京托肯电子科技有限公司 | 一种用于开环大电流传感器的可拆卸安装结构 |
| CN114113747A (zh) * | 2021-11-19 | 2022-03-01 | 云南电网有限责任公司电力科学研究院 | 一种tmr传感器的直流电流暂态阶跃标准器 |
-
1998
- 1998-02-18 JP JP10052912A patent/JPH11237411A/ja active Pending
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