JPH11237423A - 電位センサ - Google Patents

電位センサ

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JPH11237423A
JPH11237423A JP3763798A JP3763798A JPH11237423A JP H11237423 A JPH11237423 A JP H11237423A JP 3763798 A JP3763798 A JP 3763798A JP 3763798 A JP3763798 A JP 3763798A JP H11237423 A JPH11237423 A JP H11237423A
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JP
Japan
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measured
vibrator
sensor electrode
sensor
potential
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JP3763798A
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Atsushi Asayama
厚 朝山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 センサ電極と振動子間に発生する浮遊容量の
影響を抑えて例え電位センサを小型化しても、精度の良
い測定対象の電位を高精度で測定する電位センサを提供
する。 【解決手段】 機械的に振動するフォークが閉じると、
基部11a、12aが互いに接近する方向に移動し、セン
サ電極120とターゲット間の有効対向面11b、12
bが広がる。また、フォークが開くと、基部11a、1
2aが互いに離反する方向に移動し、センサ電極120
とターゲット間の有効対向面11b、12bが狭まる。
従って、センサ電極120とターゲット間の静電容量C
(t)と、センサ電極120とフォーク間の浮遊容量C
x(t)は、同位相にて変化し、C(t)を流れる電流
を検出抵抗Rsに流すことができ、精度の高い、ターゲ
ット電位Vtを検出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は非接触で被測定面の
電位を測定可能な電位センサに関し、例えば電子写真方
式の複写機、プリンタ等の感光ドラム表面の電位を測定
するのに適した電位センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の複写機、プリンタ等にお
いては、安定した印刷出力画質をえるために、感光ドラ
ムの帯電された電位を測定してフィードバックをかけ、
さまざまな環境でも均一に帯電する必要がある。そのた
めに感光ドラムの電位を測定する電位センサが用いられ
ている。
【0003】従来この種の電位センサは、一般的に図8
に示す構成を備えていた。
【0004】つまり、センサ電極120と、被測定対象
(以後、「ターゲット」と称す)200との間に図示の
様な形状のフォークと呼ばれる遮蔽板110を配置す
る。フォーク110のターゲットの被測定面200対向
部111及び112は、例えば図7に示す構造が採用さ
れていた。
【0005】フォーク110の両腕にドライブ用圧電素
子130と振動検出用圧電素子140を取り付ける。ド
ライブ用圧電素子130に正弦波なり、方形波を加えて
メカニカルに振動を起す。その振動を振動検出用圧電素
子140にて電気信号に変換し、その電気信号の振幅が
最大になるようにドライブ用圧電素子130に加える波
形の周波数を制御することにより、フォーク110をメ
カニカルに共振させる方法などが用いられている。
【0006】従来の電位センサの具体的な検出部の電気
回路は図6の様になり、フォーク110を圧電素子13
0等により振動させ、センサ電極120とターゲット2
00間の有効な対向面積を周期的に変化させる構造を有
している。
【0007】上述の構成において、フォーク110を振
動させて、フォーク110のターゲットの被測定面20
0対向部111及び112を矢印の様に振動させ、セン
サ電極120とターゲット200間の有効対向面積を周
期的に変化させる。このことは、電気的に言い換えると
センサ電極120とターゲット200間の静電容量を周
期的に変化させることと等価である。
【0008】この種の電位センサによる感光ドラム表面
の被測定面電位測定制御の例を図6の例を参照して以下
に説明する。
【0009】図6に示す例において、ターゲット200
の電位をVt、センサ電極120の電位をVsとする。
【0010】そして、フォーク110を下式のように振
動させる。
【0011】
【数1】
【0012】x(t)=X*sin(2πf*t) つまり、振動周波数:f、振動振幅:X、時間:tであ
る。
【0013】センサ電極120とターゲット200間の
静電容量をC(t)とする。
【0014】そして、フォーク110が振動すると、タ
ーゲット200〜センサ電極120間には、以下のI
(t)なる電流が流れる。
【0015】
【数2】
【0016】 I(t)=(Vt−Vs)*{dC(t)/dt} ここで、{dC(t)/dt}は、C(t)の時間微分
である。
【0017】簡単のために、
【0018】
【数3】
【0019】 {dC(t)/dt}=Y*sin(2πf*t+θ) とおく。ここで、Y,θは、定数である。
【0020】この結果、I(t)を検出抵抗Rsを用い
て検出することにより、容易にセンサ電極電位Vsを検
出することができる。
【0021】検出された電圧は、フォーク110の振動
に同期した周波数の繰り返し波形になるが、例えばその
(ピーク)−(ピーク)電圧
【0022】
【数4】
【0023】Vpp=Rs*Y*(Vt−Vs) を検出する事は、容易である。
【0024】Vs=Vtの時のみ、I(t)=0、つまり
Vpp=0であるから、Vsの値を直流電圧源を用いて
Vpp=0となるように制御することにより、制御され
たVs電圧そのものが、Vtと等しくなり、非接触に
て、Vtの値を検出できる。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】近年、感光ドラムの小
径化、感光ドラム周りの高密度化により、電位センサも
小型化、薄型化が求められている。そこで、センサのフ
ォークの形状も小型フォークを用いるようになってきて
いる。しかし、センサを相対的に小型化していくと(セ
ンサ電極とフォークのサイズ比)センサのゲインが低下
し、上記VppがVt≠Vsでも小さくなってしまいS
/N比が悪化する。
【0026】ゲインをあげるために、電極面積を増やし
ていくと、後述するようにターゲット電位に対して、オ
フセットがついた値として、検出されてしまうという問
題点があり、各センサ毎にオフセット調整が必要であ
る。
【0027】このオフセット電圧が発生する原理を図
9、図10を用いて説明する。図9は電位センサの浮遊
容量を説明するための図、図10は電位センサの等価回
路例を示す図である。
【0028】図9に示すように、センサ電極20とフォ
ーク10の間には、浮遊容量Cxが存在する。浮遊容量
Cxは、フォーク110の被測定面対向部111、11
2が振動すると、センサ電極120とフォーク110の
被測定面対向部111、112との距離が振動に応じて
変化する。この結果、電気的には静電容量Cx(t)が
変化することになる。
【0029】ここで、着目すべき事は、センサ電極12
0とターゲット200間の静電容量C(t)と、センサ
電極120とフォーク110間の浮遊容量Cx(t)
は、逆位相にて変化するという点である。つまり、フォ
ーク110の被測定面対向部111、112間が開いて
C(t)が大きくなるタイミングではCx(t)は小さ
くなり、フォーク110の被測定面対向部111、11
2間が閉じてC(t)が小さくなるタイミングではCx
(t)は大きくなる。
【0030】これを式で表現すると以下の様になる。
【0031】
【数5】
【0032】Cx(t)=Z*C(t+π) Zは定数 つまり、Cx(t)はC(t)とπだけ位相がずれてい
ることになる。
【0033】従って、電位センサの等価回路である図6
にあてはめて考えると、センサ電極120に流れる電流
は、全て検出抵抗Rsに流れる。従って、図6で説明し
たようにもし検出抵抗Rsに電流が流れていない時には
センサ電極電位Vs(t)とフォーク電位Vfは等しく
なっていることになる。
【0034】上記をふまえて、上述した図6を図10の
ように書き直して説明を続ける。Cx(t)がC(t)
とπだけ位相がずれているとき、ターゲット電位Vtと
フォーク電位Vf間にオフセット電圧Vfstがあった
とすると、C(t)を流れる電流は、すべてRsに流れ
るのではなく一部Cx(t)に流れる。そして、C
(t)とCx(t)がバランスするオフセット電圧のと
き、検出抵抗Rsには電流が流れなくなる。
【0035】このとき、 Vfst≠0にてセンサ電極電位Vs(t)=一定 Rs両端の交流電圧成分=0 Vpp=0 となり、検出オフセット電圧Vfstの誤差のある値と
して、Vtが検出されてしまう。
【0036】検出抵抗Rs両端電圧増幅(ソースフォロ
ア等インピーダンス変換も含む)のために、Nチャンネ
ルJ−FETを用いた場合には、 Vt=Vf−Vfst となり、必ず正の検出オフセット電圧が生じる。
【0037】このオフセット電圧Vfstは、フォーク
の振動状態や取り付け位置の誤差、センサ電極の取り付
け位置の誤差により決まり製造・使用環境によりさまざ
まに変化してしまう。
【0038】ここで、電位センサ形状が大きかった場合
にも同様の誤差は存在したはずだが、Cx(t)がC
(t)にくらべて十分小さかったので従来は十分許容さ
れていた。しかしながら、電位センサの小型化を進める
と、このCx(t)は無視できない値になり、オフセッ
ト電圧の影響を受けて正確なターゲット電位の測定がで
きなかった。また、Cx(t)の存在しないメカニカル
な形状、配置は実現が困難であった。
【0039】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決することを目的としてなされたもので、上述した
課題を解決し、オフセット電圧が生じないようにして、
オフセット調整不要な電位センサを提供することにあ
る。係る目的を達成する一手段として例えば以下の構成
を備える。
【0040】即ち、機械的に振動する振動子と、被測定
面に対して前記振動子の被測定面対向部より所定距離離
間して配設されたセンサ電極と、前記センサ電極に流れ
る電流を検出する電流検出素子とを備え、前記振動子の
少なくとも前記被測定面対向部は、前記センサ電極と当
該振動子間の浮遊容量Cx(t)と前記センサ電極と被
測定面との容量C(t)との位相が同位相にて変動する
形状を有し、前記振動子の前記被測定面対向部を振動さ
せることにより前記センサ電極と被測定面との有効対向
面積を可変させて前記センサ電極と前記被測定面とのコ
ンデンサ容量を可変として前記センサ電極に流れる交流
電流を測定することにより、被測定面の電位を非接触に
て測定可能とすることを特徴とする。
【0041】そして例えば、前記振動子被測定面対向部
形状は、少なくとも2つの前記被測定面より所定距離離
反した被測定面対向部を備え、前記被測定面対向部が振
動により閉じるときに前記センサ電極と被測定面の有効
対向面積が大きくなり、前記振動子の前記被測定面対向
部が振動により開くときに前記センサ電極と前記被測定
面の有効対向面積が小さくなる構造をとることを特徴と
する。
【0042】又、例えば、前記振動子被測定面対向部形
状は、互いに重なり合い略中央部近傍に打ち抜き部が形
成されていることを特徴とする。
【0043】また、機械的に振動する振動子と、被測定
面に対して前記振動子の被測定面対向部より所定距離離
間して配設されたセンサ電極と、前記センサ電極に流れ
る電流を検出する電流検出素子とを備え、前記振動子の
少なくとも前記被測定面対向部は、前記センサ電極と当
該振動子間の浮遊容量Cx(t)と前記センサ電極と被
測定面との容量C(t)との位相が逆位相にて変動する
形状を有し、前記振動子の前記被測定面対向部を振動さ
せることにより前記センサ電極と被測定面との有効対向
面積を可変させて前記センサ電極と前記被測定面とのコ
ンデンサ容量を可変として前記センサ電極に流れる交流
電流を測定することにより、被測定面の電位を非接触に
て測定可能とすることを特徴とするする。
【0044】更に、機械的に振動する振動子と、被測定
面に対して前記振動子の被測定面対向部より所定距離離
間して配設されたセンサ電極と、前記センサ電極に流れ
る電流を検出する電流検出素子と、前記センサ電極と同
一電位の前記振動子の外部方向に所定距離離間させて配
設された追加電極とを備え、前記振動子と前記追加電極
間に前記センサ電極と当該振動子間の浮遊容量Cx
(t)と逆位相の浮遊容量Cx’(t)を発生させて前
記Cx(t)を打ち消し可能であることを特徴とする。
【0045】さらにまた、機械的に振動する振動子と、
被測定面に対して前記振動子の被測定面対向部より所定
距離離間して配設されたセンサ電極と、前記センサ電極
に流れる電流を検出する電流検出素子と、前記センサ電
極と同一電位の前記振動子と所定距離離間させて配設さ
れた追加電極とを備え、前記振動子は、前記追加電極対
向位置に前記追加電極と所定間隙となる所定面積の突出
部を有し、前記センサ電極と当該振動子間の浮遊容量C
x(t)と逆位相の浮遊容量Cx’(t)を前記耳部と
前記追加電極間に発生させて前記Cx(t)を打ち消し
可能であることを特徴とする。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る一発明の実施の形態例を詳述する。
【0047】[第1の実施の形態例]本発明に係る一発
明の実施の形態例においては、上述したCx(t)を完
全になくすことをめざすのではなく、フォーク形状を適
切なものとして、C(t)とCx(t)の位相が一致す
る構成として、オフセット電圧Vfstの影響を減らす
(影響をなくす)ことを目的とする。
【0048】C(t)とCx(t)の位相が一致する構
成として、オフセット電圧Vfstの影響を減らした本
発明に係る一発明の実施の形態例のフォーク形状を図1
に示す、本実施の形態例においても、電位センサ部の基
本構成は図6、図8に示す構成と同様であるが、フォー
ク先端のターゲット200との対向部の形状が異なり、
オフセット電圧Vfstの影響を減らすために図1に示
す形状をとしている。
【0049】即ち、従来は、フォークの正面形状が図7
に示す形状であったものを、図1に示す正面形状として
いる。
【0050】図1の形状のフォークを以下クロス型フォ
ークと呼ぶ。クロス型フォークでは、フォークの間隔が
閉じたときにセンサ電極120とターゲット200間の
被測定面対向部の対向面積が増大し、フォークが開いた
ときにセンサ電極、ターゲット間の対向面積が減少し、
Cx(t)とC(t)の位相が一致するような、フォー
ク形状である。
【0051】即ち、フォークが閉じると、基部11a、
12aが互いに接近する(閉じる)方向に移動し、セン
サ電極120とターゲット間の有効対向面11b、12
bが広がる。また、フォークが開くと、基部11a、1
2aが互いに離反する(開く)方向に移動し、センサ電
極120とターゲット間の有効対向面11b、12bが
狭まる。
【0052】従って、センサ電極120とターゲット間
の静電容量C(t)と、センサ電極120とフォーク間
の浮遊容量Cx(t)は、同位相にて変化する。つま
り、フォークが開いても被測定面対向部11、12の有
効対向面11a、12a間は閉じるため、C(t)が小さ
くなるタイミングでCx(t)が小さくなり、フォーク
の被測定面対向部11、12間が閉じても被測定面対向
部11、12の有効対向面11a、12a間は開くため、
C(t)が大きくなるタイミングでCx(t)が大きく
なる。
【0053】従って、第1の実施の形態例によれば、C
(t)を流れる電流の一部がCx(t)に流れることが
なくなり(あるいは大きく減少するため)、C(t)を
流れる電流の全部(あるいはほとんど)を検出抵抗Rs
に流すことができ、精度の高い、ターゲット電位Vtを
検出できる。
【0054】[第2の実施の形態例]以上の説明は、ク
ロス型フォークによりオフセット電圧の発生を防止する
例を説明した。しかし、本発明は以上の例に限定される
ものではなく、フォーク形状を適切なものとして、C
(t)とCx(t)の位相が一致する構成として、オフ
セット電圧Vfstの影響を減らす(影響をなくす)も
のであれば良い。
【0055】穴空き型のフォーク形状によりC(t)と
Cx(t)の位相が一致する様に構成した本発明に係る
第2の実施の形態例を図2を参照して以下に説明する。
図2は本発明に係る第2の実施の形態例の電位センサの
フォーク形状の正面図である。第2の実施の形態例にお
いても、電位センサ部の基本構成は図6、図8に示す構
成と同様であるが、フォーク先端のターゲット200と
の対向部の形状が異なり、オフセット電圧Vfstの影
響を減らすために図2に示す形状をとしている。
【0056】図2に示す穴空き型フォークは、フォーク
の間隔が閉じたときにセンサ電極120とターゲット2
00間の被測定面対向部の対向面積が増大し、フォーク
が開いたときにセンサ電極、ターゲット間の対向面積が
減少し、Cx(t)とC(t)の位相が一致するよう
な、フォーク形状である。
【0057】即ち、フォークが開くと、図2に示す状態
より被測定面対向部21、22が互いに外側に移動する
ため、窓21a、22aが重なり合う面積が増大するた
め、センサ電極120とターゲット間の有効対向面が狭
まる。また、フォークが閉じると、図2に示す状態とな
り、より窓21a、22aが重なり合う面積が減少するた
め、センサ電極120とターゲット間の有効対向面11
b、12bが広がる。
【0058】従って、センサ電極120とターゲット間
の静電容量C(t)と、センサ電極120とフォーク間
の浮遊容量Cx(t)は、同位相にて変化する。つま
り、C(t)が小さくなるタイミングでCx(t)が小
さくなり、C(t)が大きくなるタイミングでCx
(t)が大きくなる。
【0059】従って、第2の実施の形態例によれば、C
(t)を流れる電流の一部がCx(t)に流れることが
なくなり(あるいは大きく減少するため)、C(t)を
流れる電流の全部(あるいはほとんど)を検出抵抗Rs
に流すことができ、精度の高い、ターゲット電位Vtを
検出できる。
【0060】[第3の実施の形態例]以上の説明は、ク
ロス型フォーク、あるいは、穴空き型フォーク形状とし
てオフセット電圧の発生を防止する例を説明した。しか
し、本発明は以上の例に限定されるものではなく、Cx
(t)の発生を防止すればオフセット電圧Vfstの影
響を減らす(影響をなくす)ことができる。
【0061】Cx(t)の発生を防止した本発明に係る
第3の実施の形態例を図3を参照して以下に説明する。
図3は本発明に係る第3の実施の形態例の電位センサの
フォーク構造を示す図である。第3の実施の形態例にお
いては、フォーク先端のターゲット200との対向部の
形状は問わず、例えば図7に示す構造であってもよい。
【0062】第4の実施の形態例においては、フォーク
110の外側に、Cx(t)を積極的にキャンセルする
ための第2の電極30を追加する。そして、第2の電極
30は、センサ電極120と同電位になるように結線す
る。この結果、フォーク110と第2の電極間30間に
は、浮遊容量Cx’(t)が発生する。この浮遊容量C
x’(t)は、Cx(t)とは逆位相であるため、互い
に打ち消しあうことのなる。従ってオフセット電圧の発
生が防止できる。
【0063】以上説明した様に第4の実施の形態例によ
れば、Cx(t)と逆位相のCx’(t)を積極的に発
生させることで、Cx(t)をキャンセルすることがで
き、C(t)を流れる電流の一部がCx(t)に流れる
ことがなくなり(あるいは大きく減少するため)、C
(t)を流れる電流の全部(あるいはほとんど)を検出
抵抗Rsに流すことができ、精度の高い、ターゲット電
位Vtを検出できる。
【0064】[第4の実施の形態例]上述した第3の実
施の形態例においては、Cx(t)を積極的にキャンセ
ルするための第2の電極30を追加してCx(t)の発
生を防止する例について説明した。しかし、Cx(t)
を積極的にキャンセルする構造は以上の例に限定される
ものではなく、Cx(t)を積極的にキャンセルするこ
とができるものであれば種々の構造、方法を採用するこ
とができる。
【0065】例えば、フォークに別途一定面積突出した
“耳”を追加し、その下面にセンサ電極120と同電位
になるように結線した電極、例えばプリント基板に配設
された導電性金属パターンを備える構成とする。そし
て、フォークの“耳”と下面のパターン間に第3実施の
形態例と同様にセンサ電極120とフォーク110間に
発生するCx(t)と逆位相の浮遊容量Cx’(t)を
積極的に発生させ、Cx(t)をキャンセルする様の構
成してもよい。
【0066】このように構成した本発明に係る第4の発
明の実施の形態例を図4及び図5に示す。図4は本発明
に係る第4の発明の実施の形態例の電位センサの構造を
説明するための図、図5は図4に示す電位センサの具体
的な構成例を示す図である。以下、図5及び図5を参照
して本発明に係る第4の発明の実施の形態例を詳細に説
明する。
【0067】第4の実施の形態例においては、フォーク
110にフォーク部分より所定量突出した“耳”部40
を追加で備え、その耳部40の対向下面にセンサ電極1
20と同電位になるように例えばプリント基板46表面
に配設された導電性金属パターン(追加電極)45を備
える構成とする。
【0068】例えば耳部40を図4に示すようにフォー
ク110下部に突出する四角形の形状とし、追加電極4
5をフォーク110の外側(図4の下側)に行くほど面
積の広い電極パターンとし、センサ電極120とフォー
ク110間に発生する浮遊容量Cx(t)と逆位相の浮
遊容量Cx’(t)を耳部40との追加電極45との間
に積極的に発生させて、Cx(t)を打ち消す。
【0069】このように、センサ電極120と結線され
た例えばプリント板パターンをつくる。そして、フォー
クの“耳”と下面のパターン間に浮遊容量Cx’(t)
を積極的に作り、Cx(t)をキャンセルするように構
成したため、C(t)を流れる電流の一部がCx(t)
に流れることがなくなり(あるいは大きく減少するた
め)、C(t)を流れる電流の全部(あるいはほとん
ど)を検出抵抗Rsに流すことができ、精度の高い、タ
ーゲット電位Vtを検出できる。
【0070】なお、以上の説明においては、追加電極を
プリント基板46条に配設した導電性パターンで形成し
たが、この追加電極は導電性金属板で構成してもよい。
また、耳部の形状及び追加電極の形状も上記形状に限定
されるものではなく、Cx(t)をキャンセル又は減少
させるCx’(t)を発生させるものであれば種々のも
のとできる。
【0071】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
センサ電極と振動子間に発生する浮遊容量の影響を抑え
て、例え電位センサを小型化しても、測定対象の電位を
高精度で測定することができる。
【0072】しかも、これを振動子の形状を最適化する
等の簡単な構成で実現できる電位センサを提供できる。
【0073】即ち、振動子とセンサ電極間に発生する浮
遊容量Cx(t)を打ち消したり、Cx(t)をセンサ
電極と測定対象との間に発生する浮遊容量C(t)と同
位相にしたりする事で、オフセット電圧が生じない(非
常に少ない)、オフセット調整不要な電位センサを低コ
ストにて実現することができる。
【0074】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一発明の実施の形態例の電位セン
サのフォーク形状を示す正面図である
【図2】本発明に係る第2の実施の形態例の電位センサ
のフォーク形状を示す正面図である。
【図3】本発明に係る第3の実施の形態例の電位センサ
のフォーク構造を示す図である。
【図4】本発明に係る第4の実施の形態例の電位センサ
のフォーク構造を示す図である。
【図5】本発明に係る第4の実施の形態例の電位センサ
のフォーク構造を示す図である。
【図6】電位センサの原理を説明するための図である。
【図7】従来のフォークの被測定面対向部の構造を示す
図である。
【図8】電位センサの実体図である。
【図9】電位センサの浮遊容量を説明するための図であ
る。
【図10】電位センサの等価回路例を示す図である。
【符号の説明】
11、12、21、22、111、112 被測定面対
向部 30、45 Cx(t)キャンセル用電極 40 耳部 110 遮蔽板(フォーク) 120 センサ電極 130 ドライブ用圧電素子 140 振動検出用圧電素子 150 支点 200 被測定対象(ターゲット)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機械的に振動する振動子と、 被測定面に対して前記振動子の被測定面対向部より所定
    距離離間して配設されたセンサ電極と、 前記センサ電極に流れる電流を検出する電流検出素子と
    を備え、 前記振動子の少なくとも前記被測定面対向部は、前記セ
    ンサ電極と当該振動子間の浮遊容量Cx(t)と前記セ
    ンサ電極と被測定面との容量C(t)との位相が同位相
    にて変動する形状を有し、 前記振動子の前記被測定面対向部を振動させることによ
    り前記センサ電極と被測定面との有効対向面積を可変さ
    せて前記センサ電極と前記被測定面とのコンデンサ容量
    を可変として前記センサ電極に流れる交流電流を測定す
    ることにより、被測定面の電位を非接触にて測定可能と
    することを特徴とする電位センサ。
  2. 【請求項2】 前記振動子被測定面対向部形状は、 少なくとも2つの前記被測定面より所定距離離反した被
    測定面対向部を備え、前記被測定面対向部が振動により
    閉じるときに前記センサ電極と被測定面の有効対向面積
    が大きくなり、 前記振動子の前記被測定面対向部が振動により開くとき
    に前記センサ電極と前記被測定面の有効対向面積が小さ
    くなる構造をとることを特徴とする請求項1記載の電位
    センサ。
  3. 【請求項3】 前記振動子被測定面対向部形状は、互い
    に重なり合い略中央部近傍に打ち抜き部が形成されてい
    ることを特徴とする請求項2記載の電位センサ。
  4. 【請求項4】 機械的に振動する振動子と、 被測定面に対して前記振動子の被測定面対向部より所定
    距離離間して配設されたセンサ電極と、 前記センサ電極に流れる電流を検出する電流検出素子と
    を備え、 前記振動子の少なくとも前記被測定面対向部は、前記セ
    ンサ電極と当該振動子間の浮遊容量Cx(t)と前記セ
    ンサ電極と被測定面との容量C(t)との位相が逆位相
    にて変動する形状を有し、 前記振動子の前記被測定面対向部を振動させることによ
    り前記センサ電極と被測定面との有効対向面積を可変さ
    せて前記センサ電極と前記被測定面とのコンデンサ容量
    を可変として前記センサ電極に流れる交流電流を測定す
    ることにより、被測定面の電位を非接触にて測定可能と
    することを特徴とするする電位センサ。
  5. 【請求項5】 機械的に振動する振動子と、 被測定面に対して前記振動子の被測定面対向部より所定
    距離離間して配設されたセンサ電極と、 前記センサ電極に流れる電流を検出する電流検出素子
    と、 前記センサ電極と同一電位の前記振動子の外部方向に所
    定距離離間させて配設された追加電極とを備え、 前記振動子と前記追加電極間に前記センサ電極と当該振
    動子間の浮遊容量Cx(t)と逆位相の浮遊容量Cx’
    (t)を発生させて前記Cx(t)を打ち消し可能であ
    ることを特徴とする電位センサ。
  6. 【請求項6】 機械的に振動する振動子と、 被測定面に対して前記振動子の被測定面対向部より所定
    距離離間して配設されたセンサ電極と、 前記センサ電極に流れる電流を検出する電流検出素子
    と、 前記センサ電極と同一電位の前記振動子と所定距離離間
    させて配設された追加電極とを備え、 前記振動子は、前記追加電極対向位置に前記追加電極と
    所定間隙となる所定面積の突出部を有し、前記センサ電
    極と当該振動子間の浮遊容量Cx(t)と逆位相の浮遊
    容量Cx’(t)を前記耳部と前記追加電極間に発生さ
    せて前記Cx(t)を打ち消し可能であることを特徴と
    する電位センサ。
JP3763798A 1998-02-19 1998-02-19 電位センサ Withdrawn JPH11237423A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007240393A (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 表面電位計および表面電位測定方法
JP2013224904A (ja) * 2012-04-23 2013-10-31 Koganei Corp 電位測定装置

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