JPH11237948A - 位置検出装置 - Google Patents

位置検出装置

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JPH11237948A
JPH11237948A JP5570498A JP5570498A JPH11237948A JP H11237948 A JPH11237948 A JP H11237948A JP 5570498 A JP5570498 A JP 5570498A JP 5570498 A JP5570498 A JP 5570498A JP H11237948 A JPH11237948 A JP H11237948A
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signal
circuit
voltage
reference voltage
peak hold
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JP5570498A
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Yuuji Katsuradaira
勇次 桂平
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Wacom Co Ltd
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Wacom Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成により精度の高い位置検出装置を
提供すること。 【解決手段】 位置指示器Aからの信号は、センサ部2
1で検出され、送受切替回路25、受信用オペアンプ2
6、検波回路27、低域フィルタ28を介してサンプリ
ングホールド回路29で保持され、A/D変換回路30
でデジタル信号に変換された後、CPU31で演算処理
され、位置指示器Aの座標位置が算出される。このと
き、ピークホールド回路32には前回の走査時にサンプ
リングホールド回路29から出力された最大電圧が保持
されており、A/D変換回路30の電圧変換範囲は前記
最大電圧に追従して変化するため、A/D変換回路30
は最大の電圧変換範囲付近に設定され、精度の高い位置
検出が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁結合等によっ
て位置指示器と信号を送受信することにより、前記位置
指示器の位置を検出する位置検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】タブレット又はデジタイザと称される位
置検出装置は、一般に、電磁界や静電界に反応するセン
サであるループコイルやワイヤ線を、その座標検出面の
全面にわたってX軸方向とY軸方向に各々複数個並べ、
どのセンサから最も強い信号が検出されたかを求めるこ
とにより、前記座標検出面における位置指示器の座標位
置を検出するようにしている。
【0003】このような位置検出装置においては、ま
ず、前記座標検出面の全領域にわたってX軸方向とY軸
方向に前記センサを走査するオールスキャンを行うこと
によって前記位置指示器からの信号を検出し、前記位置
指示器の大まかな位置情報を得る。次に、前記オールス
キャンにより得られた前記位置指示器の大まかな位置情
報に基づいて、前記位置指示器近傍の複数のセンサをX
軸方向とY軸方向に走査するセクタスキャンを行うこと
によって前記位置指示器からの信号を検出し、前記位置
指示器の詳細な位置情報を得るようにしている。
【0004】この際、検出された信号の最も強いセンサ
とそれに隣合うセンサからの信号強度を検出して各セン
サ間の位置の補間を行い、位置検出精度を向上させてい
る。また、前記補間を正確に行うために周知のアナログ
/デジタル(A/D)変換回路を使用し、検出されたア
ナログ信号を、一旦、デジタル値に変換した後、計算に
より座標値を求めている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記A/D
変換回路は、一般に、変換しようとするアナログ電圧の
変換範囲が、基準電圧と称される直流電圧を外部から与
えることにより決定されるように構成されている。前記
センサで検出される信号は微弱であるため、これを前記
変換範囲内の電圧とするために、従来装置では増幅回路
を使用して前記信号を増幅するようにしている。また、
座標検出精度、特に座標検出の分解能をよくするため
に、前述した信号の最も強いセンサから検出される電圧
が、できるだけ前記電圧変換範囲の最大電圧値に近くな
るように前記増幅回路の増幅度を調節するようにしてい
る。
【0006】しかしながら、前記増幅度を正確に調節し
ようとすれば構成が複雑になり又、装置が高価になって
しまうという問題があった。この問題を解決するため
に、信号強度に応じて増幅度を段階的に切り替える方式
が多く実施されているが、増幅度を調節してもかなりの
レベル差を生じてしまい均一な性能を得ることができな
いという問題があり、高精度な位置検出が困難という問
題があった。
【0007】本発明は、簡単な構成により精度の高い位
置検出装置を提供することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の位置検出装置
は、異なる複数の方向に各々複数のセンサを並設して成
る座標検出面を有し、位置指示器との相互作用によって
前記センサに発生する信号に基づいて、前記座標検出面
における前記位置指示器の座標位置を検出する位置検出
装置において、前記センサに発生する信号に基づいてア
ナログ電圧の検出信号を出力する信号検出手段と、前記
検出信号をデジタル信号に変換するアナログ/デジタル
変換回路と、前記アナログ/デジタル変換回路の出力信
号に基づいて前記位置指示器の座標位置を求める座標値
検出手段と、前記検出信号のうち最大電圧値を基準電圧
として一定期間保持するピークホールド手段とを備え、
前記基準電圧に基づいて前記アナログ/デジタル変換回
路の電圧変換範囲を設定するようにしたことを特徴とし
ている。
【0009】アナログ/デジタル変換回路の電圧変換範
囲を決定する基準電圧が、検出信号の最大電圧値に追従
して変化するため、前記アナログ/デジタル変換回路の
電圧変換範囲を最大限利用して位置指示器の座標位置を
求めることができる。
【0010】前記ピークホールド手段は、前記検出信号
が所定のしきい値電圧以下のときは前記しきい値電圧を
前記基準電圧として保持するように構成すれば、位置指
示器の誤認識を防止することができる。
【0011】また、前記ピークホールド手段は、走査の
一周期毎に前記基準電圧を更新するように構成すれば、
前記ピークホールド手段の制御を簡便化できると共に、
検出精度を向上することができる。さらに、前記走査
は、オールスキャンの場合でもセクタスキャンの場合で
もよい。
【0012】尚、前記ピークホールド手段は、第1の方
向に並設されたセンサを走査する際の基準電圧を発生す
る第1のピークホールド回路と、第2の方向に並設され
たセンサを走査する際の基準電圧を発生する第2のピー
クホールド回路とによって構成すれば、位置指示器の検
出精度を向上させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。尚、各図において、同一部
分には同一符号を付している。図1は本発明の実施の形
態を示す全体構成図である。図1において、ペン型の位
置指示器Aは、コイル11及びコンデンサ12によって
構成される共振回路1を備えており、共振回路1の共振
周波数はf0に設定されている。
【0014】一方、位置指示器Aの座標位置を検出する
ための位置検出装置Bは、位置指示器Aの共振回路1と
の間で信号の送受信を行うセンサ部21、及び、センサ
部21を介して位置指示器Aに信号を送信すると共に、
センサ部21で受信した信号に基づいて位置指示器Aの
座標位置を算出するための回路を備えている。
【0015】センサ部21は、異なる複数の方向、例え
ばX軸方向及びY軸方向に配設されたX軸方向ループコ
イル群21a及びY軸方向ループコイル群21bによっ
て構成されており、X軸方向ループコイル群21aはX
軸方向に互いにほぼ平行に並設された複数本、ここでは
40本のループコイルX1〜X40からなっており、その
各一端はマルチプレクサによって構成された選択回路2
2に接続され、また、その各他端は共通に接地されてい
る。Y軸方向ループコイル群21bはY軸方向に互いに
ほぼ平行に並設された複数本、ここでは40本のループ
コイルY1〜Y40からなっており、その各一端は選択回
路22に接続され、また、その各他端は共通に接地され
ている。各ループコイルX1〜X40、Y1〜Y40は、セン
サを構成している。
【0016】尚、センサ部21はタブレットの上面の略
全面にわたって配設されており、座標検出面を構成して
いる。また、選択回路22は、切替スイッチによって構
成された送受切替回路25のコモン端子に接続されてい
る。
【0017】一方、共振回路1の共振周波数と同一周波
数f0の交流信号を発生する発振器23は、電流ドライ
バ24を介して送受切替回路25の送信側端子Tに接続
されている。送受切替回路25の受信側端子Rは、受信
用オペアンプ26、検波回路27、低域フィルタ(LP
F)28、サンプルホールド(S/H)回路29及びA
/D変換回路30を介して中央処理装置(CPU)31
の入力部に接続されている。ここで、受信用オペアンプ
26、検波回路27、低域フィルタ(LPF)28及び
サンプルホールド(S/H)回路29は、信号検出手段
を構成し、CPU31は座標値検出手段を構成してい
る。
【0018】CPU31の各出力部は、選択回路22、
送受切替回路25、サンプルホールド回路29、A/D
変換回路30及びピークホールド手段としてのピークホ
ールド回路32の各制御入力部に接続されている。ま
た、サンプルホールド回路29の出力部はピークホール
ド回路32の入力部に接続され、ピークホールド回路3
2の出力部はA/D変換回路30の制御入力部に接続さ
れている。
【0019】図2は、ピークホールド回路32の一例を
示す回路図である。図2において、その入力部がサンプ
ルホールド回路29に接続されたバッファ用オペアンプ
201の出力部は、逆流防止用ダイオード204を介し
て、電圧保持用コンデンサ205、バッファ用オペアン
プ202の入力部及びアナログスイッチ207に接続さ
れている。バッファ用オペアンプ202の出力部はアナ
ログスイッチ208を介して、電圧保持用コンデンサ2
06及び、その出力部がA/D変換回路32の制御入力
部に接続されたバッファ用オペアンプ203の入力部に
接続されている。
【0020】一方、電源VCCと接地との間に直列接続さ
れ、分圧回路を構成する抵抗R1、R2の接続点は、バッ
ファ用オペアンプ200を介してアナログスイッチ20
7に接続されている。アナログスイッチ207、208
の各制御端子は、CPU31の出力部に接続されてい
る。
【0021】また、(イ)はセンサ部21から位置指示
器Aに送信される送信信号、(ロ)は共振回路1に発生
した誘導電圧、(ハ)は共振回路1から受信した受信信
号、(ニ)はサンプルホールド回路29から出力される
検出信号である。また、(ホ)はピークホールド回路3
2をリセットするためのリセット信号、(ヘ)はオペア
ンプ202から出力されるピークホールド信号、(ト)
はアナログスイッチ208を閉状態に制御するための伝
達スイッチ信号、(チ)はピークホールド回路32から
A/D変換回路30に出力される基準電圧である。
【0022】尚、アナログスイッチ207に供給される
リセット信号(ホ)は、コンデンサ205に保持された
電圧を所定のしきい値電圧にリセットするための制御信
号で、CPU31から供給される。オペアンプ200は
リセット信号(ホ)によってリセットする際のしきい値
電圧を供給するもので、前記しきい値電圧は抵抗R1及
びR2の分圧比によって決定される。即ち、サンプルホ
ールド回路29の検出信号(ニ)の最大値が前記しきい
値電圧より小さい場合、基準電圧(チ)が前記しきい値
電圧よりも小さくならないように動作する。このように
した理由は、位置指示器Aがタブレット上に無い場合の
誤認識を避けるためである。
【0023】また、オペアンプ202はコンデンサ20
5に保持された電圧をピークホールド信号(へ)として
出力する。アナログスイッチ208は、ピークホールド
信号(ヘ)として出力された最大電圧をコンデンサ20
6に伝達して保持するためのもので、閉状態にするため
の制御信号がCPU31より伝達スイッチ信号(ト)と
して供給される。
【0024】ここで、ピークホールド回路32の動作を
概略説明すると、ピークホールド回路32は一回の座標
検出期間中に、サンプルホールド回路29の出力に発生
した電圧のうち最大電圧値を保持して、この電圧を次回
の座標検出期間中にA/D変換回路30に基準電圧
(チ)として供給する。
【0025】即ち、図2に示すように、サンプルホール
ド回路29から出力される検出信号(ニ)は、オペアン
プ201及びダイオード204を介してコンデンサ20
5に保持される。このとき、検出信号(ニ)の最大値が
オペアンプ200の出力であるしきい値電圧より小さい
場合には継続して前記しきい値電圧がコンデンサ205
に保持され、基準電圧(チ)が前記しきい値電圧よりも
小さくならないように動作する。これにより、位置指示
器Aがタブレット上に無い場合における誤認識を避ける
ことが可能になる。
【0026】オペアンプ202はコンデンサ205に保
持された最大電圧をピークホールド信号(へ)として出
力する。アナログスイッチ208は、CPU31からの
伝達スイッチ信号(ト)に応答して閉状態となり、ピー
クホールド信号(ヘ)をコンデンサ206に伝達して保
持する。コンデンサ206の保持電圧はオペアンプ20
3を介して基準電圧(チ)として、A/D変換回路30
に出力される。
【0027】図3は、CPU31の処理を示すフローチ
ャートである。また、図4はX軸方向にオールスキャン
を行った場合のタイミング図、図5はY軸方向にオール
スキャンを行った場合のタイミング図、図6はX軸方向
及びY軸方向にセクタスキャンを行った場合のタイミン
グ図である。尚、図4及び図5において、各ループコイ
ルX1〜X40、Y1〜Y40を送信側Tに接続する場合は
「T」、受信側Rに接続する場合は「R」で示してい
る。
【0028】以下、図1〜図6を用いて本実施の形態の
動作を詳細に説明する。まず、CPU31は、図4に示
すタイミングで、選択回路22にX軸方向ループコイル
群21aのうちの1番目のループコイル、例えばループ
コイルX1を選択する信号を送出すると共に、送受切替
回路25を送信側Tに接続する信号を送出する。発振器
23から出力される周波数f0の交流信号は、電流ドラ
イバ24によって電流に変換され、送受切替回路25を
介して、選択回路22によって選択されたループコイル
X1に供給される。これにより、ループコイルX1から
周波数f0の電波が発生する。この時、センサ部21上
に位置指示器Aが載置されていると前記電波はその共振
回路1を励振し、これに周波数f0の誘導電圧を発生さ
せる。
【0029】CPU31は送受切替回路25に送信側T
を選択する信号を所定の一定時間送出すると、受信側R
を選択する信号を送出して、ループコイルX1より発生
する電波を消滅させる。この際、位置指示器Aの共振回
路1に発生した誘導電圧はその損失に応じて徐々に減衰
するとともに周波数f0の電波を発信するが、該電波は
前述したループコイルX1を逆に励振し、位置指示器A
とループコイルX1の距離に対応した誘導電圧を発生さ
せる。
【0030】CPU31は送受切替回路25に受信側R
を選択する信号を一定時間送出すると、選択回路22に
X軸方向ループコイル群21aのうちの2番目のループ
コイル、例えばX2を選択する情報を送出し、前記同様
の電波の送受信を行い、以下、X軸方向ループコイル群
21aのうちの3番目から40番目までのループコイ
ル、例えばループコイルX3〜X40を順次走査すること
により選択し、前記同様の電波の送受信を行う。以上に
よってX軸方向のオールスキャンが行われる(ステップ
S1)。
【0031】前記オールスキャンの際、X軸方向ループ
コイル群21aの全てのループコイルを選択することな
く、1つ置き、2つ置き、というように適当に間引いて
選択しても良い。また、ループコイルX1からループコ
イルX40へ順番に走査する必要はなく、所定の順序で入
れ替えて走査するようにしてもよい。さらにまた、1つ
ループコイルに対する電波の送受信を複数回行うように
しても良い。尚、各ループコイルX1〜X40に対する送
信時間、並びに各ループコイルX1〜X40に対する受信
時間は等しくなければならないが、送信時間と受信時間
は必ずしも同一でなくても良い。
【0032】前述した受信期間中にX軸方向ループコイ
ル群21aの各ループコイルX1〜X40に発生した誘
導電圧は、選択回路22、送受切替回路25を介してオ
ペアンプ26で増幅され、受信信号(ハ)として出力さ
れる。受信信号(ハ)は、検波回路27で検波され、低
域フィルタ28へ送出される。低域フィルタ28は周波
数f0より充分低い遮断周波数を有しており、検波回路
27の出力信号を直流信号に変換し、サンプルホールド
回路29へ送出する。サンプルホールド回路29はCP
U31から供給されるサンプリング制御信号に従って、
前記直流信号を所定のタイミングで、具体的には受信期
間中の所定のタイミングにおける電圧値をサンプリング
して保持する。
【0033】前記保持された検出信号(ニ)は前記誘導
電圧に対応するアナログ信号である。検出信号(ニ)は
A/D変換回路30によってデジタル信号に変換され
て、デジタルの電圧値としてCPU31へ送出される。
このとき、図4に示すように、CPU31はピークホー
ルド回路32に対して、オールスキャンの1周期毎、即
ち、1回のX軸オールスキャンの動作を行う毎に伝達ス
イッチ信号(ト)およびリセット信号(ホ)を供給して
基準電圧(チ)を更新している。即ち、伝達スイッチ信
号(ト)によりアナログスイッチ208を閉状態にし
て、オペアンプ202から出力しているピークホールド
信号(ヘ)の電圧(前回のオールスキャン動作における
最大電圧)をコンデンサ206に保持し、オペアンプ2
03から出力することにより次回のオールスキャン動作
の際のA/D変換回路30の基準電圧として供給してい
る。
【0034】次に、次回のオールスキャン動作における
最大電圧を保持するために、リセット信号(ホ)により
アナログスイッチ207を閉状態にして、コンデンサ2
05に保持されている電圧を、一旦、オペアンプ200
より出力されているしきい値電圧にリセットする。基準
電圧(チ)が受信信号(ハ)の最大値に追従して変化す
るため、通常は、A/D変換回路30により出力される
値の最大値としては、A/D変換回路30の持つ変換範
囲のほぼ最大値が出力されることになる。
【0035】しかし、位置指示器Aがタブレット上に無
かったり、タブレット面から離れている場合には、受信
信号(ハ)が無いため、検出信号(ニ)が抵抗R1、R2
で予め設定されたしきい値電圧に達せず、基準電圧
(チ)は前記しきい値電圧に等しくなる。従って、A/
D変換回路30により出力される値はA/D変換回路3
0の持つ変換範囲の最大値付近に達しない。A/D変換
回路30より出力される最大値が一定値に達しない場合
には、位置指示器はタブレット上に無いものと判断して
前記ステップS1の処理を繰り返す(ステップS2)。
【0036】前記オールスキャンステップにより、A/
D変換回路30より出力される最大値が一定値に達する
ループコイルがある場合には、その出力電圧が最大であ
るループコイル(ピークコイル)を抽出し、その番号、
図4の例ではX7を記憶する(ステップS3)。
【0037】次に、CPU31は、Y軸方向ループコイ
ル群21bの各ループコイルを順次走査し前記同様の電
波の送受信を行なうことによりY軸方向のオールスキャ
ンを行い(ステップS4)、前記同様にY軸方向のピー
クコイルを抽出し、その番号を記憶する(ステップS
5)。
【0038】図5は前述したY軸オールスキャン動作に
おける各部の波形の一例を示すもので、各信号は図4の
場合と同様である。図5の場合、Y軸オールスキャンで
抽出するピークコイルはループコイルY5である。尚、
Y軸オールスキャン動作の前では基準電圧(チ)を更新
せず、前回のステップS1で設定された電圧を基準電圧
(チ)としてそのまま保持し続ける。これにより、ピー
クホールド回路32の制御を簡略化することができると
共に高い位置検出精度を得ることが可能になる。
【0039】次に、CPU31はX軸方向ループコイル
群21aのうちのピークコイルを中心とする所定の本
数、例えばループコイルX7を中心として前後各2本、
計5本のループコイルについて番号の小さい方から大き
い方(又は大きい方から小さい方)へ順次走査して前記
オールスキャン時と同様の電波の送受信を行うことによ
り、X軸方向のセクタスキャンを行う(ステップS
6)。さらにY軸方向ループコイル群21bのうちのピ
ークコイルを中心とする所定の本数、例えばループコイ
ルY5を中心として前後各2本、計5本のループコイル
について番号の小さい方から大きい方(又は大きい方か
ら小さい方)へ順次走査して前記オールスキャン時と同
様の電波の送受信を行うことにより、Y軸方向のセクタ
スキャンを行う(ステップS7)。
【0040】図6は前記のX軸セクタスキャンおよびY
軸セクタスキャンにおける各部の波形の一例を示したも
のである。X軸セクタスキャンおよびY軸セクタスキャ
ンでは、図6に示すように、X軸方向及びY軸方向の双
方を各1回走査する1周期のセクタスキャンを行う毎
に、伝達スイッチ信号(ト)およびリセット信号(ホ)
を供給して基準電圧(チ)を更新している。
【0041】即ち、まず、伝達スイッチ信号(ト)によ
りアナログスイッチ208を閉状態にして、オペアンプ
202から出力している電圧(前回のセクタスキャン動
作における最大電圧)をコンデンサ206に保持し、オ
ペアンプ203から出力することにより次回のオールス
キャン動作の際のA/D変換30の基準電圧(チ)とし
て供給する。
【0042】次に、次回のセクタスキャン動作における
最大電圧を保持するために、リセット信号(ホ)により
アナログスイッチ207を閉状態にしてコンデンサ20
5に保持されている電圧を、一旦、オペアンプ200か
ら出力されているしきい値電圧にリセットする。
【0043】このように基準電圧(チ)が受信信号
(ハ)の最大値に追従して変化するため通常は、A/D
変換回路30により出力される値の最大値としてはA/
D変換回路30の持つ変換範囲のほぼ最大値が出力され
ることになる。このため、座標値を計算する場合の分解
能を向上することができる。
【0044】ここで、位置指示器がタブレットから無く
なったり、タブレット面から遠ざかったりした場合には
受信信号(ハ)が無いため、検出信号(ニ)が抵抗R
1、R2で予め設定されたしきい値電圧に達せず、コンデ
ンサ205は継続して前記しきい値電圧に保持される。
従って、A/D変換回路30により出力される値はA/
D変換回路30の持つ変換範囲の最大値付近に達しな
い。A/D変換回路30より出力される最大値が一定値
に達しない場合には、位置指示器Aがタブレット上から
離れたものと判断して処理をステップS1に戻す(ステ
ップS8)。
【0045】位置指示器Aがタブレット上にあると判断
された場合には、X軸およびY軸のセクタスキャンで得
られた検出値から、X軸とY軸のピークコイルを抽出し
て記憶する(ステップS9)。前記各ピークコイルから
得られる信号電圧の最大値および、ピークコイルに隣接
するループコイルから得られる信号電圧の検出値に基づ
いて、前述した周知の座標計算を実行し、位置指示器A
のX軸方向およびY軸方向の座標値を求め(ステップS
10)、その後、処理をステップS6に戻して、図6に
示すようにセクタスキャン動作を繰り返して位置指示器
Aの軌跡に追従した検出動作を行う。
【0046】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、A/D変換回路30の電圧変換範囲を決定する基準
電圧(チ)が、検出された信号のピーク値に追従して変
化するため、常に、A/D変換回路30の電圧変換範囲
を最大限利用した座標計算をすることができ、分解能の
高い位置検出が可能になる。
【0047】しかも、各センサから検出される電圧のう
ち最大電圧値を一定期間保持するピークホールド回路3
2を追加するだけの簡単な構成でこれを実現できる。
尚、本実施の形態では、X軸方向に走査する場合とY軸
方向に走査する場合とで共通の基準電圧(チ)を使用し
ているが、ピークホールド回路を2系統設けて、即ち、
X軸方向に走査する際に検出信号(ニ)の最大値を保持
する第1のピークホールド回路と、Y軸方向に走査する
際に検出信号(ニ)の最大値を保持する第2のピークホ
ールド回路とを設けて、これにより、X軸方向の走査時
とY軸方向の走査時に、各々から基準電圧をA/D変換
回路31に切替えて供給するようにすれば、さらに高精
度な座標検出が可能になる。
【0048】また、本実施の形態では、共振回路1とル
ープコイルX1〜X40、Y1〜Y40が電磁結合する場合を
説明したが、磁気結合や静電結合の場合にも適用でき
る。さらに、発振器23から出力される信号の周波数f
0は、共振回路1の共振周波数と一致するようにした
が、両周波数は必ずしも完全に一致する必要はなく、実
質的に信号の送受が行える程度に近い周波数であればよ
い。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
各センサから検出される電圧のうち最大電圧値を一定期
間保持するピークホールド手段を追加するだけの簡単な
構成で、アナログ/デジタル変換回路の電圧変換範囲を
最大限使用した座標計算を行うことができるため、座標
検出精度、特に座標検出の分解能をよくすることができ
るという効果を奏する。
【0050】また、前記ピークホールド手段は、検出信
号が所定のしきい値電圧以下のときは前記しきい値電圧
を基準電圧として保持することにより、位置指示器の誤
認識を防止できる。さらに、前記ピークホールド手段
は、走査の一周期毎に前記基準電圧を更新することによ
り、前記ピークホールド手段の制御を簡略化できると共
に、座標検出精度を向上することができる。
【0051】また、前記ピークホールド手段を、第1の
方向に並設されたセンサを走査する際の基準電圧を発生
する第1のピークホールド回路と、第2の方向に並設さ
れたセンサを走査する際の基準電圧を発生する第2のピ
ークホールド回路とによって構成することにより、位置
指示器の検出精度をさらに向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の構成を示す図
【図2】 図1の実施の形態に使用するピークホールド
回路の一例を示す図
【図3】 図1の実施の形態に使用するCPUの処理を
示すフローチャート
【図4】 図1の実施の形態におけるX軸オールスキャ
ン動作のタイミング図
【図5】 図1の実施の形態におけるY軸オールスキャ
ン動作のタイミング図
【図6】 図1の実施の形態におけるセクタスキャン動
作のタイミング図
【符号の説明】
A・・・・・・・・ 位置指示器 B・・・・・・・・ 位置検出装置 21・・・・・・・ 座標検出面を構成するセンサ部 X1〜X40、Y1〜Y40・・・・・・ センサとしてのル
ープコイル 27・・・・・・・ 信号検出手段を構成する検波回路 28・・・・・・・ 信号検出手段を構成する低域フィ
ルタ 29・・・・・・・ 信号検出手段を構成するサンプリ
ングホールド回路 30・・・・・・・ アナログ/デジタル変換回路 31・・・・・・・ 座標値検出手段としてのCPU 32・・・・・・・ ピークホールド手段としてのピー
クホールド回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる複数の方向に各々複数のセンサを
    並設して成る座標検出面を有し、位置指示器との相互作
    用によって前記センサに発生する信号に基づいて、前記
    座標検出面における前記位置指示器の座標位置を検出す
    る位置検出装置において、 前記センサに発生する信号に基づいてアナログ電圧の検
    出信号を出力する信号検出手段と、 前記検出信号をデジタル信号に変換するアナログ/デジ
    タル変換回路と、 前記アナログ/デジタル変換回路の出力信号に基づいて
    前記位置指示器の座標位置を求める座標値検出手段と、 前記検出信号のうち最大電圧値を基準電圧として一定期
    間保持するピークホールド手段とを備え、 前記基準電圧に基づいて前記アナログ/デジタル変換回
    路の電圧変換範囲を設定するようにしたことを特徴とす
    る位置検出装置。
  2. 【請求項2】 前記ピークホールド手段は、前記検出信
    号が所定のしきい値電圧以下のときは前記しきい値電圧
    を前記基準電圧として保持することを特徴とする請求項
    1記載の位置検出装置。
  3. 【請求項3】 前記ピークホールド手段は、走査の一周
    期毎に前記基準電圧を更新することを特徴とする請求項
    1又は2記載の位置検出装置。
  4. 【請求項4】 前記走査は、オールスキャン又はセクタ
    スキャンであることを特徴とする請求項3記載の位置検
    出装置。
  5. 【請求項5】 前記ピークホールド手段は、第1の方向
    に並設されたセンサを走査する際の基準電圧を発生する
    第1のピークホールド回路と、第2の方向に並設された
    センサを走査する際の基準電圧を発生する第2のピーク
    ホールド回路とによって構成されたことを特徴とする請
    求項1、2、3又は4記載の位置検出装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100789211B1 (ko) 2007-02-27 2008-01-02 우리헬스뱅크 주식회사 위치 센서를 구비한 수직 진동형 운동 장치
JP2010211374A (ja) * 2009-03-09 2010-09-24 Semiconductor Energy Lab Co Ltd タッチパネル、電子機器

Cited By (3)

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US9122348B2 (en) 2009-03-09 2015-09-01 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Touch panel

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