JPH1123818A - 画像表示媒体およびその製造方法 - Google Patents

画像表示媒体およびその製造方法

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JPH1123818A
JPH1123818A JP17994097A JP17994097A JPH1123818A JP H1123818 A JPH1123818 A JP H1123818A JP 17994097 A JP17994097 A JP 17994097A JP 17994097 A JP17994097 A JP 17994097A JP H1123818 A JPH1123818 A JP H1123818A
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則之 伊藤
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武秀 喜多
Kiyoshi Horie
潔 堀江
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Abstract

(57)【要約】 【課題】反射型OVD画像においても重ねによる混色表
現効果を向上させ、装飾効果やコピー防止効果を損なう
ことなく、より色彩表現の豊かな意匠性の高い画像を得
ること。 【解決手段】少なくとも一部に光反射性の反射部12を有
する支持体上に、光を透過しかつ特定の視域における観
測色がRGBの3原色のいずれかになるような空間周波
数を有する3種類の光回折構造(OVD)を有する透過
型OVD層14R,14G,14B を微小面積のドット形状で網点
画像として設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばクレジット
カード、有価証券、証明書類等の各種物品に利用される
画像表示媒体、および転写リボンをサーマルヘッドによ
り転写せしめるサーマル転写方式により画像を形成して
画像表示媒体を製造する方法に係り、特にホログラムや
回折格子のような光回折構造(以下、OVD:Opti
cal Variable Deviceと称する)に
より光学的に画像を表現する画像表示媒体およびその製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光の干渉を用いて立体画像や特殊
な装飾画像を表現し得る、ホログラム画像や回折格子画
像のようなOVD画像の開発が進められている。これら
ホログラムや回折格子のOVD技術は、高度な製造技術
を要し、複製が難しいことから、有効な偽造防止手段と
して、例えばクレジットカード、IDカード、プリペイ
ドカード等のカード類に利用されてきている。
【0003】また、最近では、反射型のOVD画像がカ
ラーコピー不可能であるという点に着目して、商品券、
小切手、手形、株券、入場券、各種証明書等の紙券類で
も、頻繁に利用されてきている。
【0004】さらには、その装飾性の高さから、包装
材、書籍、パンフレット、POP等の物品への利用も少
なくない。なお、ここでは、上記ホログラム画像やまた
回折格子画像等の光学的に画像を表現した技術を、OV
Dと総称して用いることにする。
【0005】ところで、このようなOVDを物品に貼着
するための手段としては、従来から、転写箔を用いて転
写形成するという方法が採られている。この種の転写箔
は、基材シート上に、剥離層、ホログラムや回折格子の
画像パターンが形成されているレリーフ層と反射層とか
らなるOVD層、接着層を、順次積層してなる構成のも
のが知られている。そして、これら転写箔に刻まれたO
VDパターン(ホログラムパターンおよび回折格子パタ
ーン)は、微小な凹凸パターンをニッケル製のプレス版
に複製し、レリーフ層に加熱押圧するという周知の方法
により、大量複製が行なわれている。
【0006】一方、これら大量複製された転写箔等を転
写、貼着する方法としては、ホットスタンプによる加熱
転写が一般的である。しかしながら、このような転写箔
を用いて、ホログラム画像あるいは回折格子画像等のO
VD画像情報を形成する方法は、同一の画像情報を大量
複製し、同一形状に転写形成するのに適した方法ではあ
るが、顔写真やID情報のような各々異なる画像情報を
貼着することは不可能である。
【0007】そのため、最近では、個々に異なる情報を
容易にカード類に形成する方法として、転写リボンを用
いてサーマルヘッドにより網点画像を形成する方法が提
案されている(例えば、“特願昭63−113332号
“)。
【0008】さらに、より意匠性の高い画像情報を得る
目的で、RGBの3原色のそれぞれの色に対応したOV
D転写リボンを用いて、RGB分解画像情報にそれぞれ
対応した網点画像を形成し、カラーホログラム画像また
はカラー回折格子画像といったOVD画像を形成する方
法も提案されてきている(例えば、“特願平8−242
26号”)。
【0009】以下に、従来のOVD画像の形成方法につ
いて簡単に説明する。図7は、従来の反射型OVD転写
リボンの構成例を示す断面図である。従来の反射型OV
D転写リボンは、光を全反射する層である反射層を有し
ており、カラーコピー防止効果、および優れたアイキャ
ッチ効果を有するOVD画像を容易に製造することがで
きる。
【0010】すなわち、反射型OVD転写リボンは、図
7に示すように、支持体としての基材71の一方の面上
に、剥離層(剥離性保護層)72が形成され、この剥離
層72上に、ホログラムあるいは回折格子等のOVDパ
ターンを設けたレリーフ形成層73aと反射層73bと
からなるOVD層73が形成されている。
【0011】また、このOVD層73上には、接着層7
4が形成されている。さらに、基材71のもう一方の面
上には、バックコート層75が形成されている。
【0012】なお、OVD層73には、特定の視域にお
ける観測色がRGBの3原色のいずれかになるような空
間周波数を有する3種類のホログラムまたは回折格子等
のOVDが形成されている。
【0013】そして、このRGBの3色の反射型OVD
転写リボンを用いて、RGBそれぞれの色に対応した転
写リボンを、サーマルヘッドにより網点画像として被転
写体に転写し、RGB分解画像情報にそれぞれ対応する
網点画像を形成することにより、カラーホログラム画像
またはカラー回折格子画像等のカラーOVD画像を容易
に形成することが可能である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな反射型OVD転写リボンを用いて、反射型カラーO
VD画像を形成した場合、RGBの3原色を重ねた色表
現(混色表現)をすることは難しい。
【0015】すなわち、各反射型OVD転写リボンに反
射層73bが設けてあることから、RGBの3色の転写
リボンを重ねて形成した場合に、その部分の色は最表面
に形成された転写リボンの色を呈し、混色とはならな
い。その結果、色彩表現が乏しい画像になってしまうと
いう問題がある。
【0016】また、色彩表現の豊かな混色表現を、RG
Bの各色のドットの平面配置にて擬似的に表現するため
には、サーマルヘッド転写機自体に高い性能が要求され
ることになり好ましくない。
【0017】本発明の目的は、反射型OVD画像におい
ても重ねによる混色表現効果を向上させることができ、
装飾効果やコピー防止効果を損なうことなく、より色彩
表現の豊かな意匠性の高い画像を得ることが可能な画像
表示媒体およびその製造方法を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明の画像表示媒体では、少なくとも
一部に光反射性の反射部を有する支持体上に、光を透過
しかつ特定の視域における観測色がRGBの3原色のい
ずれかになるような空間周波数を有する3種類の光回折
構造(OVD)を有する透過型OVD層を微小面積のド
ット形状で網点画像として設けて成る。
【0019】従って、請求項1の発明の画像表示媒体に
おいては、反射部を有する支持体上に、光を透過しかつ
RGBの3原色を表現できる3種類の光回折構造(OV
D)を有する透過型OVD層を網点画像として設けるこ
とにより、光回折構造(OVD)部分は透明であるた
め、画像の重なる部分ではその色は混色を呈し、より色
表現の豊かな画像を得ることができる。
【0020】また、透過型OVD層の下側に反射部を設
けているため、前述した従来の反射型OVD表示媒体と
同様に装飾効果が高く、かつカラーコピー防止効果の高
い画像を得ることができる。
【0021】これにより、反射型OVD画像においても
重ねによる混色表現が可能となり、反射性OVD画像の
利点である、コピー防止効果および優れた装飾性を損な
うことなく、より品質の高い意匠性に富んだ画像を得る
ことができる。
【0022】一方、請求項2の発明の画像表示媒体の製
造方法では、少なくとも一部に光反射性の反射部をあら
かじめ設けた支持体上に、光を透過しかつ特定の視域に
おける観測色がRGBの3原色のいずれかになるような
空間周波数を有する3種類の光回折構造(OVD)を有
する透過型OVD層を備えた透過型OVD転写リボンを
用いて、サーマルヘッドによりRGB分解画像情報に対
応させて微小面積のドット形状で転写して網点画像を形
成する。
【0023】従って、請求項2の発明の画像表示媒体の
製造方法においては、反射部を有する支持体上に、光を
透過しかつRGBの3原色を表現できる3種類の光回折
構造(OVD)を有する透過型OVD層を備えた透過型
OVD転写リボンを用いて、サーマルヘッドでRGB分
解画像情報に対応させて網点画像を転写形成することに
より、反射型OVD画像においても重ねによる混色表現
を可能とし、より品質の高い意匠性に富んだホログラム
画像またはカラー回折格子画像等のカラーOVD画像を
容易に形成することができる。
【0024】また、請求項3の発明の画像表示媒体の製
造方法では、支持体上の少なくとも一部に、反射層を備
えた反射型転写リボンを用いて、サーマルヘッドにより
微小面積のドット形状で転写して光反射性の反射部を形
成し、しかる後に、光を透過しかつ特定の視域における
観測色がRGBの3原色のいずれかになるような空間周
波数を有する3種類の光回折構造(OVD)を有する透
過型OVD層を備えた透過型OVD転写リボンを用い
て、サーマルヘッドによりRGB分解画像情報に対応さ
せて転写して網点画像を形成する。
【0025】従って、請求項3の発明の画像表示媒体の
製造方法においては、反射層を備えた反射型転写リボン
と、光を透過しかつRGBの3原色を表現できる3種類
の光回折構造(OVD)を有する透過型OVD層を備え
た透過型OVD転写リボンとを併用して、サーマルヘッ
ドで反射部と網点画像とを転写形成することにより、反
射型OVD画像においても重ねによる混色表現を可能と
し、より品質の高い意匠性に富んだホログラム画像また
はカラー回折格子画像等のカラーOVD画像を任意の部
分に任意の形状で容易に形成することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施の
形態による画像表示媒体の構成例を示す断面図である。
すなわち、本実施の形態の画像表示媒体は、図1に示す
ように、支持体としての基材11上に、光反射性の反射
部12を全面あるいは一部に設け、この反射部12上に
保護層13を設け、さらにこの保護層13上に、光を透
過しかつ特定の視域における観測色がRGBの3原色の
いずれかになるような空間周波数を有する3種類のOV
Dを有する透過型OVD層を微小面積のドット形状で網
点画像として設けて、赤色OVD画像14R,緑色OV
D画像14G,青色OVD画像14Bを有した構成とし
ている。
【0027】次に、図1に示す本実施の形態の画像表示
媒体の製造方法について説明する。すなわち、本実施の
形態では、まず、支持体としての基材11上の全面ある
いは一部に、反射層を備えた反射型転写リボンを用い
て、サーマルヘッドにより微小面積のドット形状で転写
して光反射性の反射部12を形成する。
【0028】次に、反射部12の上に、保護層13を形
成する。しかる後に、光を透過しかつ特定の視域におけ
る観測色がRGBの3原色のいずれかになるような空間
周波数を有する3種類のOVDを有する透過型OVD層
を備えた透過型OVD転写リボンを用いて、サーマルヘ
ッドによりRGB分解画像情報に対応させて転写して保
護層13上に網点画像を形成することにより、赤色OV
D画像14R,緑色OVD画像14G,青色OVD画像
14Bを形成する。
【0029】次に、本実施の形態に係る画像表示媒体を
構成する基材11、反射部12、保護層13の役割とそ
の構成材料について詳細に説明する。基材11は、画像
を表示する媒体であり、シートあるいはカードの形態で
用いる。
【0030】その材料としては、例えばポリ塩化ビニ
ル、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリメタクリル
酸メチル、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリエチレン
テレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリプロ
ピレン、ポリビニルアルコール等の合成樹脂、天然樹
脂、紙、合成紙等から単独で選択されたもの、または上
記の中から選択されて組み合わされた複合体を使用する
ことが可能である。
【0031】これらは、その媒体の利用法により要求さ
れる強度、耐熱性等の性能から、適宜選択される。反射
部12は、OVD画像を透過した光を反射し、より高い
ホログラムの装飾効果を導き出す層であり、Al,S
n,AU,Ag,Cr等の金属およびその酸化物を、単
独あるいは複合して用いることができる。
【0032】その形成方法としては、真空蒸着、スパッ
タリング、イオンプレーティング等の既知の薄膜形成技
術が用いられ、その膜厚が300オングストローム〜2
000オングストロームとなるように形成することが好
ましい。
【0033】また、金属薄膜をエッチング処理により部
分的に除去する等の公知の手段によって、反射部となる
薄膜を部分的に設けることも可能である。保護層13
は、搬送時の傷付きを防止する層であり、その材質とし
ては、熱硬化性樹脂、熱硬化性樹脂、紫外線あるいは電
子線硬化性樹脂のいずれであってもよいが、耐摩擦性を
考慮して、石油系ワックス、植物系ワックス等の各種ワ
ックス、ステアリン酸等の高級脂肪酸の金属塩、シリコ
ンオイル等の滑剤や、テフロンパウダー、ポリエチレン
パウダー、シリコーン系微粒子やアクリルニトリル系微
粒子等の有機フィラー、およびシリカ微粒子等の無機フ
ィラーを添加することもできる。
【0034】図2は、本実施の形態に係る画像表示媒体
の製造に用いる透過型OVD転写リボンの構成例を示す
断面図である。図2において、支持体としての基材21
の一方の面上には、剥離層22が形成され、この剥離層
22の上には、OVD層23が形成されている。
【0035】本例では、レリーフ型OVDの構成例を示
しており、OVD層23は、レリーフホログラムあるい
は回折格子パターンを有するレリーフ層23aと、その
形成面に設けられた透過性反射層23bとが、蒸着また
はスパッタリング等により形成されている。
【0036】また、透過性反射層23bの上には、接着
層24が形成されている。さらに、基材21のもう一方
の面(剥離層22が形成された面と反対側の面)上に
は、バックコート層25が形成されている。
【0037】図3は、上記透過型OVD転写リボンの構
成例を示す平面図である。本例では、2光束干渉法で作
製した単純回折格子を、OVDパターンとして使用して
いる。
【0038】また、このOVDパターンは、RGBの3
原色の転写リボンに対応した空間周波数を有している必
要があり、本例では赤色エリア31Rには、空間周波数
114011ne/mmの回折格子が、緑色エリア31
Gには、空間周波数131011ne/mmの回折格子
が、青色エリア31Bには、空間周波数154011n
e/mmの回折格子が、それぞれ形成されている。
【0039】すなわち、これは、図4に模式図を示すよ
うに、画像表示媒体41表面に、その天頂方向45度か
ら白色照射光42を照射し、正面の0度の位置である観
察点43で観察することを前提として、RGBそれぞれ
の色を、620nm、540nm、460nmの波長と
規定することにより、空間周波数、波長、入反射角の関
係式から、RGBの3原色のそれぞれのエリア31R,
31G,31Bに形成される回折格子の空間周波数を決
定しているものである。
【0040】なお、本例では、透過型OVD転写リボン
の送り機構を制御するために、図3に示すようにレジス
ターマーク34が、同様に回折格子で形成されている。
また、本例では、1本の透過型OVD転写リボンにRG
B3色分のOVDが形成されているが、それぞれR,
G,B3本の透過型OVD転写リボンを作製して、マル
チヘッドで転写するようにしてもよい。
【0041】次に、上記透過型OVD転写リボンを構成
する各層の役割とその構成材料について詳細に説明す
る。基材21としては、熱転写における熱圧で軟化変形
しない耐熱性と強度が要求される。
【0042】その材料としては、ポリ塩化ビニル、ポリ
エステル、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチ
ル、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリエチレンナフタレート、ポリプロピレ
ン、ポリビニルアルコール等の合成樹脂、天然樹脂、
紙、合成紙等の単独で選択されたもの、または上記の中
から選択されて組み合わされた複合体が使用することが
可能である。
【0043】また、その厚みは、操作性、加工性を考慮
して、2〜25μm程度のものが好ましい。剥離層22
としては、基材21から容易に剥がれる材料であれば、
熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、紫外線あるいは電子線硬
化性樹脂のいずれであってもよいが、柔軟性、箔切れ性
を考慮して、熱可塑性樹脂が好ましい。
【0044】その一例として、熱可塑性ポリアクリル酸
エステル樹脂、塩化ゴム系樹脂、塩化ビニルー酢酸ビニ
ル共重合樹脂、セルロース系樹脂、塩素化ポリプロピレ
ン系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリエステル系樹脂、ニト
ロセルロース系樹脂、スチレンアクリレート系樹脂、ポ
リエーテル系樹脂、ポリカーボネイト系樹脂等を単独あ
るい複合して用いることができる。
【0045】また、箔切れ性や耐摩性を考慮して、石油
系ワックス、植物系ワックス等の各種ワックス、ステア
リン酸等の高級脂肪酸の金属塩、シリコンオイル等の滑
剤や、テフロンパウダー、ポリエチレンパウダー、シリ
コーン系微粒子やアクリルニトリル系微粒子等の有機フ
ィラー、およびシリカ微粒子等の無機フィラーを添加す
ることもできる。
【0046】なお、剥離層22は、基材21自体が剥離
性を有している場合、あるいは基材21自体に離型処理
を施してある場合には設ける必要はなく、その場合に、
最表面にあたる層(レリーフ層23a)に耐摩擦性付与
することや、転写後に保護層を設けることも可能であ
る。
【0047】OVD層23は、ホログラムや回折格子等
のOVDを記録する層であり、表面に凹凸のレリーフと
して記録されているレリーフ型ホログラムや、厚み方向
に画像が立体的に記録されている体積型ホログラム等の
周知の光回折画像を備えた層である。
【0048】その中でも、量産性やコストを考慮した場
合には、レリーフ型のものが好ましい。すなわち、光学
的な撮影方法により、微細な凹凸パターンからなるレリ
ーフ型のOVD(ホログラムあるいは回折格子)を作製
し、それをマスター版として、電気メッキ法によりパタ
ーンを複製したニッケル製のプレス版を作製する。その
後、レリーフ層にプレス版を加熱押圧して凹凸パターン
を複製する方法で、大量かつ安価に複製が得られる手法
である。
【0049】このレリーフ型OVDを用いた場合には、
回折効率を高めるためにレリーフ面と屈折率の異なる反
射層を設けることが好ましい。また、その反射層には、
透明性が必要なことから、透明性および反射性を合わせ
持つ材料である高屈折率透明材料を使用することができ
る。
【0050】レリーフ層23aは、プレス版にて成形可
能であるという性能が要求され、その材質としては、熱
可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、紫外線あるいは電子線硬化
性樹脂のいずれであってもよい。
【0051】一例を挙げれば、アクリル系樹脂、エポキ
シ系樹脂、セルロース系樹脂、ビニル系樹脂等の熱可塑
性樹脂や、反応性水酸基を有するアクリルポリオールや
ポリエステルポリオール等に、ポリイソシアネートを架
橋剤として添加、架橋したウレタン樹脂や、メラミン系
樹脂、フェノ一ル系樹脂等の熱硬化樹脂、エポキシ(メ
タ)アクリル、ウレタン(メタ)アクリレート等の紫外
線あるいは電子線硬化性樹脂を、単独もしくはこれらを
混合して使用することができる。
【0052】また、OVD画像を形成可能であるなら
ば、上記以外のものであっても使用することが可能であ
る。透過性反射層23bとしては、光の透過性と反射性
とを合わせ持つ高屈折率透明材料を使用することができ
る。
【0053】すなわち、レリーフ層23a(屈折率n=
1.3〜1.5)よりも屈折率が高く、透明性を持つ材
料、例えば下記の表1に示すような無機材料を、単独あ
るいは複合してなる積層体として使用することが可能で
あり、真空蒸着法、スパッタリング等の公知の薄膜形成
技術にて形成する。
【0054】その膜厚は、透明性と屈折率との問題か
ら、50オングストローム〜10000オングストロー
ムとなるように形成することが好ましい。また、上記屈
折率の条件を満たすならば、有機系、有機無機系複合
体、有機系材料に無機系フィラーを分散したもの等の材
料を、グラビアコート、ロールコート、ダイコート、ス
クリーン印刷等の公知のコーティング法や印刷法によ
り、1000オングストローム〜100000オングス
トローム(0.1μm〜10μm)の厚さに形成するこ
とも可能である。さらに、光の透過性と反射性とを有し
た材料であれば、上記以外のものであっても適宜使用す
ることが可能である。
【0055】
【表1】
【0056】接着層24としては、透過性反射層23b
と画像表示媒体10とを接着させるという性能が要求さ
れる。その材質としては、熱可塑性樹脂が好ましく、ア
クリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ビニル
系樹脂等の単体あるいは共重合体を、単独もしくは複合
して使用することが可能であるが、これらに限定される
ものではない。
【0057】また、ブロッキングの防止および箔切れ性
を考慮して、石油系ワックス、植物系ワックス等の各種
ワックス、ステアリン酸等の高級脂肪酸の金属塩、シリ
コンオイル等の滑剤や、テフロンパウダー、ポリエチレ
ンパウダー、シリコーン系微粒子やアクリルニトリル系
微粒子等の有機フィラー、およびシリカ微粒子等の無機
フィラーを添加することもできる。
【0058】バックコート層25としては、転写リボン
がサーマルヘッドに貼り付くのを防止する構成であれ
ば、通常用いられるものでよく、バインダーとしては、
一例を挙げれば、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、セ
ルロース系樹脂、ビニル系樹脂等の熱可塑性樹脂や、反
応性水酸基を有するアクリルポリオールやポリエステル
ポリオール等に、ポリイソシアネートを架橋剤として添
加、架橋したウレタン樹脂や、メラミン系樹脂、フェノ
一ル系樹脂等の熱硬化樹脂、エポキシ(メタ)アクリ
ル、ウレタン(メタ)アクリレート、シリコーン系等の
紫外線あるいは電子線硬化樹脂を、単独もしくはこれら
を混合して使用することができる。
【0059】また、これらに、スリップ剤としての各種
界面活性剤、ポリエチレンWAX、シリコンWAX等の
滑剤、タルク等の充填剤を必要に応じて添加したものを
使用することが可能である。
【0060】さらに、サーマルヘッドとの貼り付きを防
ぐことができる材料であれば、上記以外のものであって
も使用することが可能である。図5は、本実施の形態に
係る画像表示媒体の製造に用いる反射型転写リボンの構
成例を示す断面図である。
【0061】図5において、支持体としての基材61の
一方の面上には、剥離層62が形成され、この剥離層6
2の上には、反射層63が形成されている。また、反射
層63の上には、接着層64が形成されている。
【0062】さらに、基材61のもう一方の面(剥離層
62が形成された面と反対側の面)上には、バックコー
ト層65が形成されている。ここで、基材61、剥離層
62、接着層64、バックコート層65は、前述した透
過型OVD転写リボンの基材21、剥離層22、接着層
24、バックコート層25と同様の役割を有しており、
その構成材料としても、前記透過型OVD転写リボンと
同一の材質を用いることができる。
【0063】一方、反射層63としては、OVD画像を
透過した光を反射し、より高いホログラムの装飾効果を
導き出す層であり、Al,Sn,AU,Ag,Cr等の
金属およびその酸化物を、単独あるいは複合して用いる
ことができる。
【0064】その形成方法としては、真空蒸着、スパッ
タリング、イオンプレーティング等の既知の薄膜形成技
術が用いられ、その膜厚が300オングストローム〜2
000オングストロームとなるように形成することが好
ましい。
【0065】また、金属薄膜をエッチング処理により部
分的に除去する等の公知の手段によって、反射部となる
薄膜を部分的に設けることも可能である。次に、以上の
ような方法により製造した本実施の形態による画像表示
媒体においては、反射部12を形成した支持体上に、光
を透過しかつRGBの3原色を表現できる3種類のOV
Dを有する透過型OVD層を微小面積のドット形状で網
点画像として設けて、赤色OVD画像14R,緑色OV
D画像14G,青色OVD画像14Bを有した構成とし
ていることにより、画像表示媒体41を上面から観察し
た場合、OVD部分は透明であるため、画像の重なる部
分ではその色は混色を呈し、より色表現の豊かな画像を
得ることができる。
【0066】すなわち、本実施の形態の方法で製造した
OVD画像14R,14G,14Bを有する画像表示媒
体41は、従来のグレーティングイメージ、ピクセルグ
ラムといった回折格子画像と同様の装飾効果を持ち、か
つ前述した方法で特定視域にて観察することにより、R
GB画像データに応じたカラー画像を観察することがで
きる。
【0067】また、透過型OVD層の下側に反射部12
を設けているため、前述した従来の反射型OVD表示媒
体と比べて同様に装飾効果が高く、かつカラーコピー防
止効果の高い画像を得ることができる。
【0068】すなわち、前述した従来の反射型OVDリ
ボンで転写したものに比べて、混色表現効果を向上させ
ることが可能となり、よりカラー表現が多彩な高品質な
画像を得ることができる。
【0069】さらに、反射層63を備えた反射型転写リ
ボンと、光を透過しかつRGBの3原色を表現できる3
種類のOVDを有する透過型OVD層を備えた透過型O
VD転写リボンとを併用して、サーマルヘッドで反射部
12と網点画像(OVD画像14R,14G,14B)
とを転写形成していることにより、反射型OVD画像に
おいても重ねによる混色表現を可能とし、より品質の高
い意匠性に富んだホログラム画像またはカラー回折格子
画像等のカラーOVD画像を、任意の部分に任意の形状
で容易に形成することができる。
【0070】以上により、反射型OVD画像においても
重ねによる混色表現が可能となり、反射性OVD画像の
利点である、コピー防止効果および優れた装飾性を損な
うことなく、より品質の高い意匠性に富んだ画像を得る
ことができる。
【0071】(他の実施の形態)前記実施の形態では、
支持体としての基材11上の全面あるいは一部に、反射
層を備えた反射型転写リボンを用いて、サーマルヘッド
により微小面積のドット形状で転写して光反射性の反射
部12を形成し、その上に保護層13を形成した後に、
光を透過しかつ特定の視域における観測色がRGBの3
原色のいずれかになるような空間周波数を有する3種類
のOVDを有する透過型OVD層を備えた透過型OVD
転写リボンを用いて、サーマルヘッドによりRGB分解
画像情報に対応させて転写して保護層13上に網点画像
を形成することにより、赤色OVD画像14R,緑色O
VD画像14G,青色OVD画像14Bを形成したが、
何らこれに限定されるものではない。
【0072】すなわち、少なくとも一部に光反射性の反
射部をあらかじめ設けた支持体上に、光を透過しかつ特
定の視域における観測色がRGBの3原色のいずれかに
なるような空間周波数を有する3種類のOVDを有する
透過型OVD層を備えた透過型OVD転写リボンを用い
て、サーマルヘッドによりRGB分解画像情報に対応さ
せて微小面積のドット形状で転写して網点画像を形成す
ることにより、赤色OVD画像14R,緑色OVD画像
14G,青色OVD画像14Bを形成して、画像表示媒
体を製造することも可能である。
【0073】図6は、この種の画像表示媒体の製造に用
いる反射部を有する支持体の構成例を示す断面図であ
る。図6において、基材51上には、光反射性の反射部
52が全面あるいは一部に形成され、この反射部52上
には、保護層53が形成されており、少なくとも一部に
光反射性の反射部52をあらかじめ設けた支持体が構成
されている。
【0074】ここで、基材51は、画像を表示する媒体
であり、シートあるいはカードの形態で用いる。その材
料としては、例えばポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポ
リカーボネート、ポリメタクリル酸メチル、ポリスチレ
ン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
エチレンナフタレート、ポリプロピレン、ポリビニルア
ルコール等の合成樹脂、天然樹脂、紙、合成紙等から単
独で選択されたもの、または上記の中から選択されて組
み合わされた複合体を使用することが可能である。
【0075】これらは、その媒体の利用法により要求さ
れる強度、耐熱性等の性能から、適宜選択される。反射
部52は、OVD画像を透過した光を反射し、より高い
ホログラムの装飾効果を導き出す層であり、Al,S
n,AU,Ag,Cr等の金属およびその酸化物を、単
独あるいは複合して用いることができる。
【0076】その形成方法としては、真空蒸着、スパッ
タリング、イオンプレーティング等の既知の薄膜形成技
術が用いられ、その膜厚が300オングストローム〜2
000オングストロームとなるように形成することが好
ましい。
【0077】また、金属薄膜をエッチング処理により部
分的に除去する等の公知の手段によって、反射部となる
薄膜を部分的に設けることも可能である。保護層53
は、搬送時の傷付きを防止する層であり、その材質とし
ては、熱硬化性樹脂、熱硬化性樹脂、紫外線あるいは電
子線硬化性樹脂のいずれであってもよいが、耐摩擦性を
考慮して、石油系ワックス、植物系ワックス等の各種ワ
ックス、ステアリン酸等の高級脂肪酸の金属塩、シリコ
ンオイル等の滑剤や、テフロンパウダー、ポリエチレン
パウダー、シリコーン系微粒子やアクリルニトリル系微
粒子等の有機フィラー、およびシリカ微粒子等の無機フ
ィラーを添加することもできる。
【0078】次に、以上のような方法により製造した本
実施の形態による画像表示媒体においては、光反射性の
反射部12をあらかじめ設けた支持体上に、光を透過し
かつRGBの3原色を表現できる3種類のOVDを有す
る透過型OVD層を備えた透過型OVD転写リボンを用
いて、サーマルヘッドでRGB分解画像情報に対応させ
て網点画像を転写形成していることにより、反射型OV
D画像においても重ねによる混色表現を可能(例えば、
顔写真のすり替え防止が可能)とし、より品質の高い意
匠性に富んだホログラム画像またはカラー回折格子画像
等のカラーOVD画像を容易に形成することができる。
【0079】以上により、前記実施の形態の場合と同様
に、反射型OVD画像においても重ねによる混色表現が
可能となり、反射性OVD画像の利点である、コピー防
止効果および優れた装飾性を損なうことなく、より品質
の高い意匠性に富んだ画像を得ることができる。
【0080】
【実施例】次に、前述した各実施の形態に係る画像表示
媒体の製造に用いられる透過型OVD転写リボン、反射
部を有する支持体、および反射型転写リボンについて、
その具体的な実施例を挙げてより詳細に説明する。
【0081】[透過型OVD転写リボン]本実施例で
は、基材21としては、厚さ12μmの透明なポリエチ
レンテレフタレートフィルムを用いた。
【0082】剥離層22は、OVD層23をより効果的
に被転写体(図示せず)に転写するために、基材21と
の剥離性、および箔切れ性を考慮して設けるものであ
り、以下のような配合比からなる組成物を、グラビア印
刷法により、乾燥温度110゜C、厚さ0.8μmで形
成した。
【0083】 アクリル樹脂 …30部 ポリエチレンパウダー … 1部 トルエン …40部 メチルエチルケトン …40部 メチルイソブチルケトン …20部 本実施例では、レリーフ層23aは、以下のような配合
比からなる組成物を、グラビア印刷法により、乾燥温度
110゜C、厚さ0.5μmで形成した。
【0084】 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 …25部 ウレタン樹脂 …10部 メチルエチルケトン …70部 トルエン …80部 また、レリーフ層23aに対し、版面温度が165゜C
のプレス成型を行なうことにより形成した。
【0085】その後、透過性反射層23bを、真空蒸着
法にてZnSを厚さ300オングストローム〜500オ
ングストロームに形成した。接着層24は、以下のよう
な配合比からなる組成物を、グラビア印刷法により、乾
燥温度110゜C、厚さ1.0μmで形成した。
【0086】 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 …30部 ポリエステル樹脂 …20部 メチルエチルケトン …50部 トルエン …50部 バックコート層25は、サーマルヘッドで転写する際の
スティッキングを防ぎ、転写リボンがサーマルヘッドに
貼り付くのを防止するための層であり、以下のような配
合比からなる組成物を、グラビア印刷法により、乾燥温
度110゜C、厚さ1.0μmで形成した。
【0087】 ビニル系樹脂 …50部 イソシアネート硬化剤 … 5部 シリコーンWAX … 1部 メチルエチルケトン …50部 トルエン …50部 [反射部を有する支持体]本実施例では、基材51とし
ては、厚さ188μmの透明なポリエステルシートを用
いた。
【0088】次に、反射部52として、真空蒸着法にて
Alを厚さ500オングストローム〜800オングスト
ロームに形成した後に、保護層53として、以下のよう
な配合比からなる組成物を、バーコーターにて厚さ2μ
mに塗布した。
【0089】 アクリル樹脂 …30部 ポリエチレンパウダー … 1部 トルエン …40部 メチルエチルケトン …40部 メチルイソブチルケトン …20部 その後、54mm×85mmのカードサイズに打ち抜い
て、反射部52を有する支持体(支持体カード)を得
た。
【0090】[反射型転写リボン]基材61、剥離層6
2、接着層64、バックコート層65としては、前記透
過型OVD転写リボンの基材21、剥離層22、接着層
24、バックコート層25と同一の材質を用いた。
【0091】一方、反射層63としては、前記反射部を
有する支持体の反射部52と同様に、真空蒸着法にてA
lを厚さ500オングストローム〜700オングストロ
ームに形成した。
【0092】[反射型OVD転写リボン(比較例)]比
較例の画像表示媒体を製造するために用いる比較例の反
射OVD転写リボンは、前記図7に断面図を示したよう
に、前記透過型OVD転写リボン(図2)と反射層73
bの材質が異なり、透過性を有しない反射膜で反射層7
3bを形成した。
【0093】一方、この反射層73b以外の各層につい
ては、前記透過型OVD転写リボンと同一の材料を用い
て同一の方法にて形成した。なお、反射層73bとして
は、真空蒸着法にて、Alを厚さ500オングストロー
ム〜700オングストロームに形成した。
【0094】以上のようにして得られた、各種転写リボ
ンと支持体とを用いて、本実施の形態の画像表示媒体お
よび比較例の画像表示媒体を作製した。この場合、転写
リボンの転写は、公知のサーマル転写プリンターにて行
なった。
【0095】また、RGB分解画像情報の濃淡は、網点
面積の大小で表現するようにデータ変換を行ない、それ
ぞれ転写する網点面積に応じて、サーマルヘッドの発熱
ドット数を増減させることで、RGB網点分解画像の転
写、印字を行なった。
【0096】(具体例1)本実施の形態に係る透過型O
VD転写リボンを用いて、反射部を有する前記PETカ
ードに画像を転写し、本実施の形態の画像表示媒体を得
た。
【0097】(具体例2)本実施の形態に係る反射型転
写リボンを用いて、厚さ188μmの白色PETカード
に反射部を転写形成した後、透過型OVD転写リボンを
用いて画像を転写し、本実施の形態の画像表示媒体を得
た。
【0098】(比較例)前記反射型OVD転写リボンを
用いて、厚さ188μmの白色PETカードに画像を転
写し、比較例の画像表示媒体を得た。
【0099】特に、具体例2のような方法にて製造した
OVD画像を有する画像表示媒体では、支持体の任意の
部分に、任意の形でカラー表現が多彩な反射型OVD画
像を形成することが可能であった。さらには、2個以上
のサーマルヘッドを有するマルチヘッドプリンターを使
用すれば、反射層とOVD画像とを同時に形成すること
が可能である。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、反射型OVD画像においても重ねによる混色表
現効果を向上させることができ、装飾効果やコピー防止
効果を損なうことなく、より色彩表現の豊かな意匠性の
高い画像を得ることが可能な画像表示媒体が提供でき
る。
【0101】一方、請求項2の発明によれば、反射型O
VD画像においても重ねによる混色表現を可能とし、よ
り品質の高い意匠性に富んだホログラム画像またはカラ
ー回折格子画像等のカラーOVD画像を容易に形成する
ことが可能な画像表示媒体の製造方法が提供できる。
【0102】また、請求項3の発明によれば、反射型転
写リボンと透過型OVD転写リボンとを併用して、反射
型OVD画像においても重ねによる混色表現を可能と
し、より品質の高い意匠性に富んだホログラム画像また
はカラー回折格子画像等のカラーOVD画像を任意の部
分に任意の形状で容易に形成することが可能な画像表示
媒体の製造方法が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像表示媒体の一実施の形態を示
す断面図。
【図2】同一実施の形態に係る画像表示媒体の製造に用
いる透過型OVD転写リボンの構成例を示す断面図。
【図3】同一実施の形態に係る画像表示媒体の製造に用
いる透過型OVD転写リボンの構成例を示す平面図。
【図4】同一実施の形態に係る画像表示媒体の観察方法
を示す模式図。
【図5】同一実施の形態に係る画像表示媒体の製造に用
いる反射型転写リボンの構成例を示す断面図。
【図6】同一実施の形態に係る画像表示媒体の製造に用
いる反射部を有する支持体の構成例を示す断面図。
【図7】従来の反射型OVD転写リボンの構成例を示す
断面図。
【符号の説明】
11…基材、 12…反射部、 13…保護層、 14R…赤色OVD画像、 14B…青色OVD画像、 14G…緑色OVD画像、 21…基材、 22…剥離層、 23…OVD層、 23a…レリーフ層、 23b…透過性反射層、 24…接着層、 25…バックコート層、 31R…赤色エリア、 31G…緑色エリア、 31B…青色エリア、 34…レジスターマーク、 41…画像表示媒体、 42…白色照射光、 43…観察点、 51…基材、 52…反射部、 53…保護層、 61…基材、 62…剥離層、 63…反射層、 64…接着層、 65…バックコート層、 71…基材、 72…剥離層、 73…OVD層、 73a…レリーフ層、 73b…反射層、 74…接着層、 75…バックコート層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀江 潔 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 (72)発明者 木島 厚 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一部に光反射性の反射部を有
    する支持体上に、光を透過しかつ特定の視域における観
    測色がRGBの3原色のいずれかになるような空間周波
    数を有する3種類の光回折構造(OVD)を有する透過
    型OVD層を微小面積のドット形状で網点画像として設
    けて成ることを特徴とする画像表示媒体。
  2. 【請求項2】 少なくとも一部に光反射性の反射部をあ
    らかじめ設けた支持体上に、 光を透過しかつ特定の視域における観測色がRGBの3
    原色のいずれかになるような空間周波数を有する3種類
    の光回折構造(OVD)を有する透過型OVD層を備え
    た透過型OVD転写リボンを用いて、サーマルヘッドに
    よりRGB分解画像情報に対応させて微小面積のドット
    形状で転写して網点画像を形成したことを特徴とする画
    像表示媒体の製造方法。
  3. 【請求項3】 支持体上の少なくとも一部に、反射層を
    備えた反射型転写リボンを用いて、サーマルヘッドによ
    り微小面積のドット形状で転写して光反射性の反射部を
    形成し、 しかる後に、光を透過しかつ特定の視域における観測色
    がRGBの3原色のいずれかになるような空間周波数を
    有する3種類の光回折構造(OVD)を有する透過型O
    VD層を備えた透過型OVD転写リボンを用いて、サー
    マルヘッドによりRGB分解画像情報に対応させて転写
    して網点画像を形成したことを特徴とする画像表示媒体
    の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002049294A (ja) * 2000-08-02 2002-02-15 Toppan Printing Co Ltd 高屈折率層パターンの形成方法及びこの方法により作製された回折構造形成体、並びにこれを貼付した媒体
JP2013071324A (ja) * 2011-09-28 2013-04-22 Toppan Printing Co Ltd 画像形成体および個人認証媒体
JP2014066810A (ja) * 2012-09-25 2014-04-17 Toppan Printing Co Ltd 表示体および表示体の製造プロセス
US12600706B2 (en) 2022-10-28 2026-04-14 Nan Ya Plastics Corporation Method for manufacturing low-viscosity hardener

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