JPH11239163A - Lan間フロー制御方法及びスイッチ - Google Patents

Lan間フロー制御方法及びスイッチ

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Publication number
JPH11239163A
JPH11239163A JP4008098A JP4008098A JPH11239163A JP H11239163 A JPH11239163 A JP H11239163A JP 4008098 A JP4008098 A JP 4008098A JP 4008098 A JP4008098 A JP 4008098A JP H11239163 A JPH11239163 A JP H11239163A
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JP
Japan
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lan
data
flow control
amount
transmission
Prior art date
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Application number
JP4008098A
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English (en)
Inventor
Ryohei Nakayama
良平 中山
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NTT Inc
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレーム中継の処理負荷が小さく且つ広域網
経由のLAN間のデータ伝送に適したフロー制御方法及
びスイッチを提供する。 【解決手段】 受信側LANでは、広域網から受信した
データの占有バッファ量により輻輳状態を監視し、占有
バッファ量が閾値以下の場合はフロー制御を行わず、占
有バッファ量が閾値を越えた場合は送信側LANにフロ
ー制御を通知し、フロー制御実行状態の時に受信側LA
Nからエンドノードへのデータ転送によりバッファに空
きを生じた場合は空きバッファ量を送信側LANに通知
する。送信側LANでは、受信側LANからフロー制御
の通知がない場合又はフロー制御解除の通知を受けた場
合はトラヒックを制御せず、フロー制御の通知を受けた
場合は受信側LANから通知されたデータ量に相当する
データを送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファイバチャネル
或いはギガビットイーサネット等、1Gbps又はそれ以上
の伝送速度を有する高速LAN(ローカルエリアネット
ワーク)を、最大150Mbpsの伝送速度のSTM1の専
用線或いはATM網等の広域網に接続し、これらの広域
網を介して高速のデータ転送を行う場合のLAN間フロ
ー制御方法及びスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、事業所構内のLANとして、ファ
イバチャネル或いはギガビットイーサネット等、各エン
ドノードに対してギガビットクラスの伝送速度を提供す
る高速ネットワークが導入されている。これらのLAN
は、複数の回線ポートを有するスイッチング機構及びそ
れに接続されるサーバ、コンピュータ等のエンドノード
を含む。このスイッチング機構としてはスター型、ルー
プ型、バス型等、種々のトポロジーのスイッチが規定さ
れており、いずれのトポロジーのスイッチにおいても、
スイッチと端末との間のフロー制御が共通に規定されて
いる。一方、スイッチ間のフロー制御は、トポロジーに
応じてそれぞれに規定されている。
【0003】例えば、ファイバチャネルの場合、相手か
らの応答を待たずに連続送信可能なフレーム数としてク
レジット数を定義し、相手からの応答フレームの受信数
だけ更に送信フレーム数を追加させていくフロー制御を
採用している。また、ギガビットイーサネットでは、受
信側のバッファの占有状態が一定以上になり、それ以上
のデータの受信が困難になった場合は、受信側が送信側
に対して一定時間送信を抑止するように要求する信号を
送出する。このようなLANのためのフロー制御は、伝
送距離は最大数kmから10kmと短く、また、伝送容量は回
線速度1Gbpsと広帯域の伝送路を介してフレーム及び信
号が送信される通信環境を前提にして規定されている。
【0004】一方、広域網の回線速度としては、現在提
供されているものでは、専用線で最大 150Mbps、ATM
網で最大 135Mbpsと、前述の構内の回線速度(1Gbps)
に比べて小さい。また、広域ATM網のように、網内に
交換機を設置している場合は交換機でのデータセルの蓄
積遅延が生じる。広域網を介して複数のLAN間を接続
する場合、伝送距離が最大 2,000kmにもなる場合がある
が、このような長距離伝送に伴う伝送遅延及び交換機内
の蓄積遅延により、広域網経由のデータ伝送では、構内
の通信に比べて伝送遅延が著しく大きくなる。例えば光
ファイバによる伝送では、構内での10kmの伝送では片道
50μsec であるのに対して、広域網経由の場合は20msec
になる場合がある。
【0005】今後の技術の進歩により広域網の回線速度
の向上も勿論可能であるが、高速回線の場合は広域網の
回線使用料が高価になることを考慮すると、構内に比べ
て低速の広域網回線が引き続いて使用されるという状況
が充分予想される。従って、広域網経由のフロー制御方
法については、このように構内での通信に比べてデータ
伝送遅延が大きく且つ伝送帯域が小さいものとして考慮
する必要がある。
【0006】一方、広域網経由の通信におけるフロー制
御の代表的なものとして、X.25 及びHDLC等の通信
プロトコルが従来から使用されている。しかし、これら
は通信制御の処理負荷が大きく、且つ主として最大でも
数100kbps から数Mbps程度のように低速の通信に適用さ
れるものであり、100Mbps 以上の高速通信用にはなって
いない。
【0007】また、コンピュータと入出力装置との間の
フロー制御方法として、受信バッファ内におけるデータ
の滞留状況に応じて受信側から送信側へ送信を抑止又は
抑止解除を通知する簡易なフロー制御方法が一部実現さ
れているが、このような送信の抑止及び抑止解除を行う
だけの簡易な方法を伝送遅延が大きい広域網経由の転送
に適用したとすると、このような送信の抑止及び抑止解
除の通知に大きな時間を要し、LAN間の送信の中断に
よるスループットの低下を避けることができない。
【0008】一方において、近年、記憶装置の記憶容量
及び入出力速度並びにコンピュータの通信速度が向上
し、上述のように、構内では数100Mbps から1Gbps程度
の高速通信が可能になっており、また、放送システム等
では広域網を介した100Mbps 程度の映像情報の転送が検
討されている。従って、広域網を介したLAN間通信に
おいても、広域網での伝送遅延に影響されない100Mbps
以上の高速通信の必要性が高くなっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のよう
な現状に鑑み、フレーム中継の処理負荷が小さく、且つ
構内通信に比べて伝送遅延が大で伝送帯域が小さい広域
網経由のLAN間のデータ伝送に適したフロー制御方法
及びスイッチを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のLAN間フロー
制御方法は、上記の目的を達成するため、受信側LAN
で、広域網から受信したデータの占有バッファ量により
輻輳状態を監視し、受信データの占有バッファ量が一定
値以下の場合はフロー制御を行わず、受信データの占有
バッファ量が一定値を越えた場合は送信側LANにフロ
ー制御の実行開始を通知し、フロー制御実行状態の時に
受信側LANから受信側エンドノードへのデータ転送に
よりバッファに空きを生じた場合は空きバッファ量を送
信側LANに通知し、送信側LANでは、受信側LAN
からフロー制御の通知がない場合又はフロー制御解除の
通知を受けた場合はトラヒックを制御せずにデータ転送
を行い、フロー制御の実行開始通知を受けた場合は受信
側LANから通知されたデータ量に相当するデータを送
信する。
【0011】このような本発明のLAN間フロー制御方
法においては、受信側LANが送信側LANにフロー制
御実行開始を通知した後、該フロー制御実行開始通知に
対する送信側LANからの応答までに実際に受信したデ
ータ量を積算し、送信側LANがフロー制御実行開始通
知を受けてから送信を抑止するまでに送信し得る最大転
送データ量と、該実際に受信側LANが受信したデータ
量との差分を求め、該実際に受信したデータ量が送信側
LANが送信し得る最大転送データ量より少ない場合
は、その差分のデータ量を送信側LANに通知し、送信
側LANは通知されたデータ量に相当するデータを転送
することが望ましい。
【0012】このような本発明によれば、受信側LAN
の広域網との接続部において、受信バッファに滞留して
いるデータ量を監視し、滞留データ量が一定値以下の場
合はフロー制御は行わないが、滞留データ量が一定値を
越えた場合にフロー制御を実行する。LANの伝送帯域
は広域網の伝送帯域に比べて大きいので、受信側エンド
ノードの受信能力が高い場合は広域網との接続部でのデ
ータの滞留は発生しないためフロー制御は行われず、プ
ロセッサが他の転送処理にのみ使用される。受信側エン
ドノードの受信能力が低下した場合或いは特定のエンド
ノードにトラヒックが集中して受信バッファにデータが
滞留したような場合にフロー制御が行われるが、このよ
うな場合でもLAN間で送受されるフロー制御フレーム
の数がX.25 及びHDLC等の従来の方法に比較して少
ないため、プロセッサの処理負荷を小さくすることがで
きる。
【0013】このように、従来の方法に比べてフロー制
御のためのプロセッサ処理負荷を軽減できるため、転送
スループットを向上させることができ、LAN間で広域
網経由の高速転送が可能になる。また、フロー制御実行
中においても、受信側LANの受信バッファから受信側
エンドノードに送出されLANの受信バッファから解放
されたデータ量が随時送信側LANに通知され、送信側
LANにはこのデータ量に相当するデータの送信が許容
されるため、伝送遅延が大きい広域網経由であってもL
AN間で通信が中断することなく実行され、プロセッサ
及び受信バッファを最大限に有効に利用し、転送スルー
プットを向上させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に図面を用いて本発明の実施例
を説明する。図1は、本発明のLAN間フロー制御方法
及びスイッチが適用されるネットワークの構成を示す図
である。LAN11は、スイッチ12、13とそれに接続され
るエンドノード14を含む。LANの規模に応じて、同一
のLANの中に複数のスイッチが用いられる場合があ
り、一部のスイッチ12が広域網10に接続される。スイッ
チ12と13との間、スイッチ13相互間及びスイッチ12、13
とエンドノード14との間は、LANインタフェースで接
続される。これらのLANインタフェースでのフロー制
御については、それぞれのLANで規定されるプロトコ
ルが適用される。
【0015】本発明のフロー制御は、広域網10を介した
スイッチ12相互間のデータ転送で使用される。現在提供
されている広域網回線は最大150Mbps であるが、LAN
のうち高速のものは1Gbps程度の速度を有しており、広
域網10の回線速度に比べて圧倒的に大きい。通常、高速
のネットワークから低速のネットワークにデータを転送
する場合は、ネットワークの境界部分でフロー制御が必
要になる。図1において、エンドノード14から広域網10
の回線速度を越える伝送レートでデータが送出された場
合、スイッチ12でフロー制御が行われる。
【0016】受信側のエンドノード14の受信能力が広域
網10の回線速度及び送信側のエンドノード14の通信速度
より高い場合は、受信LANのスイッチ12におけるデー
タの滞留は発生しない。しかしながら、エンドノード14
での受信処理においては多くの場合プロセッサの処理が
介在するため、プロセッサが他の処理に使用されている
場合、エンドノード14での受信能力の低下が起こり得
る。
【0017】また、エンドノード14がサーバの場合等に
は、このサーバに対して同時に複数のエンドノードから
通信要求が出される場合がある。このような場合、サー
バに対して通信要求を出した全てのエンドノードの通信
速度に合わせて同時に通信を行うことが困難になる。こ
のように、1個のエンドノードの受信能力が送信側のエ
ンドノードから要求される伝送速度に及ばなくなった場
合、LANのスイッチ内のバッファにデータの滞留が発
生する。
【0018】このスイッチ内でのデータの滞留が増加し
てスイッチ内でデータの廃棄が発生するのを防ぐため、
広域網からLANのスイッチにデータが流入する部分で
フロー制御が必要になる。このように、LANの伝送速
度が広域網の伝送速度より圧倒的に高い場合において
も、エンドノードの受信能力の低下又はデータトラヒッ
クの集中を想定し、フロー制御機能を持たせることが必
要になる。
【0019】図2は、広域網側からデータフレームを受
信するスイッチ12の受信バッファ20の構成を示す図であ
る。受信バッファ20では、広域網10から受信したデータ
をサイクリックに格納していく。受信バッファ20のバッ
ファブロックは、受信データの最大フレーム長より充分
小さく、フレーム長に依らず、バッファ領域に詰めて無
駄なく受信データを格納するように構成されている。図
では、データ格納部分22にデータが格納されており、21
は空き領域である。広域網から受信されたデータフレー
ムは、次格納領域ポインタ27で指定されるバッファ領域
に格納され、エンドノード側に転送可能になった場合に
は、次転送フレームポインタ(P1)25で指定される領域
のデータフレームから順次転送される。これらのポイン
タは、スイッチが広域網からデータフレームを受信する
度に、又はエンドノードにデータフレームを転送する度
に更新される。
【0020】図3は、バッファの大きさと各パラメータ
値との関係を示す図である。受信バッファに格納された
データの量がフロー制御開始閾値(FS)41を超えた時点
で、受信側LANのスイッチ12は送信側LANのスイッ
チ12にフロー制御の実行を通知する。LANがフロー制
御実行中か否かは、フロー制御実行中フラグ(受信方
向)23(図2)により表示される。受信バッファ20に格
納されたデータの量がフロー制御解除閾値(FT)42以下
になった場合は、受信側LANのスイッチ12は送信側L
ANのスイッチ12にフロー制御の解除を通知する。この
時、フロー制御実行中フラグ(受信方向)23はクリアさ
れる。
【0021】図4は、LAN間でのデータフレーム送受
及び受信バッファ内の滞留データ量に基づくフロー制御
フレーム転送のシーケンスを示す図である。また、図5
はLAN間で送受されるフロー制御フレームの構成を示
す図であり、制御ヘッダ50、コマンド種別51及び追加ウ
ィンドウサイズ52を含む。フロー制御フレームには、受
信バッファ内のデータ量がフロー制御開始閾値(FS)41
を超えた場合に送信側LANに対してフロー制御開始を
通知するフロー制御開始通知フレーム、フロー制御開始
通知に対する送信側LANからの応答フレーム、フロー
制御実行中に送信ウィンドウサイズの追加を通知する追
加ウィンドウ通知フレーム、及び、受信バッファ内のデ
ータ量がフロー制御解除閾値(FT)42以下になった場合
にフロー制御の解除を送信側LANに通知するフロー制
御解除通知フレームが含まれ、コマンド種別51は、これ
らの種別を示す。
【0022】追加ウィンドウ通知フレームは、受信側L
ANからエンドノードへのフレーム送信により、受信バ
ッファが空いた部分のデータ量を追加の送信ウィンドウ
として送信側LANに通知するために使用するものであ
る。この追加ウィンドウ通知フレームの送信は、一定量
のデータがエンドノード側に送信される度に行われる。
図2で、フロー制御開始時には前フレームポインタ(P
0)24の内容は0に設定される。受信側LANのスイッ
チ12では、エンドノードにデータフレームを転送する度
に次転送フレームポインタ(P1)25を更新する。スイッ
チ12では、この次転送フレームポインタ(P1)25と前フ
レームポインタ(P0)24との差が一定値を超えた時点で
その差分(P1−P0)を追加送信ウィンドウとして追加ウ
ィンドウ通知フレームにより送信側LANに通知する。
【0023】追加ウィンドウ通知フレームを送信する
時、受信側LANのスイッチ12では、その時点での次転
送フレームポインタ(P1)25の値を前フレームポインタ
(P0)24に設定する。以後、このエンドノードへの送信
データ量の監視及び追加ウィンドウ通知フレームの送信
側LANへの送信は、フロー制御が解除されるまで実行
される。
【0024】図6は、データフレームを他のLANに送
信するために格納する送信バッファ30の構成を示す図で
ある。送信バッファ30は、LANから広域網への方向に
データフレームを送信する場合のバッファとして使用さ
れ、送信側エンドノードから送信されてきたフレームを
サイクリックに格納する。図では、データ格納部分32に
データが格納されており、31は空き領域である。送信バ
ッファ30から広域網側に転送するデータフレームの先頭
は、次送信フレームポインタ35により指定される。ま
た、エンドノードからスイッチ12に転送されたデータフ
レームの格納位置は、次格納バッファポインタ36により
指定される。
【0025】送信側LANのスイッチ12は、受信側LA
Nからフロー制御開始通知フレームを受信した場合、フ
ロー制御実行中フラグ33を設定する。また、このフロー
制御実行中フラグ33は、受信側LANからフロー制御解
除通知フレームを受信した場合にクリアされる。フロー
制御実行中フラグ33が設定されている間は、スイッチ12
は、送信ウィンドウサイズ34に設定されているデータ量
だけを転送する。送信ウィンドウサイズ34は、フロー制
御開始通知フレームを受信した時に0に初期設定され
る。以後、受信側LANから追加ウィンドウ通知フレー
ムを受信する度に、追加ウィンドウ通知フレーム中の追
加ウィンドウサイズ52(図5)を送信ウィンドウサイズ
34に加算する。
【0026】送信側LANでは、広域網にデータフレー
ムを送信する度に送信ウィンドウサイズ34から送信デー
タ量を減算する。これにより、送信側LANでは、受信
側LANから通知されたウィンドウサイズに相当するデ
ータの送信を送信ウィンドウサイズ34が0になるまで行
う。フロー制御が解除された場合は、受信側LANから
フロー制御開始通知フレームを受信するまで、送信ウィ
ンドウサイズを無限大としてデータフレームの送信を行
う。
【0027】図3に示すように、受信バッファ内のデー
タ量がフロー制御開始閾値41を超えた場合に、受信側L
ANではフロー制御開始通知フレームを送信するが、こ
のフレームを相手LANが受信しデータの転送を抑止す
るまでに、最大Rmax =(広域網回線の転送レート)×
(広域網の片方向伝送遅延時間)×2のデータの受信が
あり得るため、受信バッファでは、フロー制御開始閾値
41にこのRmax を加えた大きさの受信バッファを具え
る。また、広域網の往復伝送遅延時間の間に受信したデ
ータ量(RD)がこのRmax より小さい場合は、残りのバ
ッファ量(AD)を使用可能にするため、受信側LANで
はこの残りのバッファ量を追加ウィンドウサイズとして
送信側LANに通知する。
【0028】フロー制御開始後、広域網の往復伝送遅延
時間の間に受信したデータ量(RD)は、図4に示すよう
に、データフレームの受信側LANが送信側LANに対
してフロー制御開始通知フレームを送出した後、送信側
LANからフロー制御応答を受信するまでの間に受信し
たデータ量から算出する。この場合、受信側LANはR
max −RD=ADを追加送信ウィンドウサイズとして送
信側LANに通知する。送信側LANでは、この追加送
信ウィンドウサイズを送信ウィンドウサイズ34に加え、
この分のデータを送信する。このように、フロー制御開
始時に予想した最大受信データ量と実際に受信したデー
タ量の差を求め、その差分のデータを新たに送信可能と
することにより、受信バッファ全体を有効に利用できる
ようにしている。
【0029】図3のRDは、フロー制御開始以降受信側
LANでエンドノード側に転送したデータ量(前述の図
2の前フレームポインタ(P0)24と次転送フレームポイ
ンタ(P1)25との差から求められる)を転送データ量積
算値(D)26(図2)のカウンタに積算することによっ
て求められる。このように、受信バッファを有効に利用
することは、送信側LANの送信ウィンドウサイズを上
げ、転送スループットを向上させると共に、より多くの
データをバッファに蓄積することにより、データ廃棄の
発生確率を減らし、通信における信頼性を増すことがで
きる。
【0030】本発明のフロー制御方法は、データフレー
ムに送信順序番号を付加しこの送信順序番号と予め固定
的に決められた送信ウィンドウとの組合せでフロー制御
を行う従来の方法と異なり、データフレームの内容を変
更する必要がない。このため、広域網との接続部に位置
するスイッチ12において、LANから広域網へのデータ
フレームの中継に高速のデュアルポートメモリを使用
し、且つ、この高速のデュアルポートメモリへのプロセ
ッサのアクセスを不要にし、データフレームの転送処理
におけるプロセッサと他の転送制御ハードウェアとのメ
モリアクセス競合を無くし、転送のためのメモリアクセ
ス時間を減少させ、転送制御を高速化することができ
る。
【0031】図7は本発明のスイッチ12の構成例を説明
する図である。図中、60はプロセッサ部、61はプログラ
ム格納メモリ、62は制御用メモリ、63はLAN回線制御
部、64は高速デュアルポートメモリ、65は広域網回線制
御部である。プロセッサ部60でバッファ量による輻輳状
態の監視を行う。受信データの占有バッファ量が一定値
を越えた場合、プロセッサ部60がフロー制御実行開始の
通知の起動を行い、これに基づいて広域網回線制御部65
が通知フレームを転送する。フロー制御実行状態におい
ては、プロセッサ部60が、受信側LANから受信側エン
ドノードへのデータ転送によって生じる空きバッファ量
の計算を行い、これに基づいて広域網回線制御部65が通
知フレームを転送する。
【0032】また、プロセッサ部60は、送信側LANに
フロー制御実行開始を通知した後、高速デュアルポート
メモリ64内のバッファ使用量に基づいて、フロー制御実
行開始通知に対する送信側LANからの応答までに実際
に受信したデータ量の積算を行い、その期間の最大転送
データ量との差分を計算し、送信側LANへの通知の起
動を行い、これに基づいて広域網回線制御部65が追加ウ
ィンドウ通知フレームを転送する。
【0033】送信状態では、広域網回線制御部65が、送
信データ量を、受信側LANから通知されたデータ量に
制御する。また、広域網回線制御部65は、送信データ量
を、受信側LANから追加ウィンドウ通知で通知された
データ量に制御する。
【0034】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明のフロー制
御方法においては、エンドノードの受信能力が大きく、
LAN内でデータの滞留が発生していない場合はフロー
制御を行わないので、プロセッサの処理負荷を極めて小
さくすることができる。また、LAN内にデータの滞留
が発生した場合でも、受信側LANからエンドノードに
転送されたデータ量を随時送信側LANに通知し、それ
に相当するデータ量の送信を送信側LANに許容するこ
とにより、伝送遅延の大きな広域網経由の通信であって
もデータ転送の停滞が発生しないため、転送スループッ
トを減じることなく通信を行うことができる。近年ファ
イバチャネル及びギガビットイーサネット等の1Gbps程
度の伝送速度を有する高速LANが導入されているが、
本発明のフロー制御方法の適用により、今後、これらの
高速のLANを広域網を介して接続し、輻輳を回避し信
頼性を維持しつつ、高速の通信を実現することが可能に
なった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のLAN間フロー制御方法及びスイッチ
が適用されるネットワークの構成を示す図である。
【図2】広域網側からデータフレームを受信するスイッ
チの受信バッファの構成を示す図である。
【図3】受信バッファの大きさと各パラメータ値との関
係を示す図である。
【図4】LAN間でのデータフレーム送受及び受信バッ
ファ内の滞留データ量に基づくフロー制御フレーム転送
のシーケンスを示す図である。
【図5】LAN間で送受されるフロー制御フレームの構
成を示す図である。
【図6】データフレームを他のLANに送信するために
格納する送信バッファの構成を示す図である。
【図7】本発明のスイッチの構成例を説明する図であ
る。
【符号の説明】
10 広域網 11 LAN 12、13 スイッチ 14 エンドノード 20 受信バッファ 21 空き領域 22 データ格納部分 23 フロー制御実行中フラグ 24 前フレームポインタ 25 次転送フレームポインタ 26 転送データ量積算値 27 次格納領域ポインタ 30 送信バッファ 31 空き領域 32 データ格納部分 33 フロー制御実行中フラグ 34 送信ウィンドウサイズ 35 次送信フレームポインタ 36 次格納バッファポインタ 40 受信バッファサイズ 41 フロー制御開始閾値 42 フロー制御解除閾値 50 制御ヘッダ 51 コマンド種別 52 追加ウィンドウサイズ 60 プロセッサ部 61 プログラム格納メモリ 62 制御用メモリ 63 LAN回線制御部 64 高速デュアルポートメモリ 65 広域網回線制御部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 広域網を介して相互に接続された複数の
    高速のLANの間でデータ転送を行う場合、受信側LA
    Nで、広域網から受信したデータの占有バッファ量によ
    り輻輳状態を監視し、受信データの占有バッファ量が一
    定値以下の場合はフロー制御を行わず、受信データの占
    有バッファ量が一定値を越えた場合は送信側LANにフ
    ロー制御の実行開始を通知し、フロー制御実行状態の時
    に受信側LANから受信側エンドノードへのデータ転送
    によりバッファに空きを生じた場合は空きバッファ量を
    送信側LANに通知し、送信側LANでは、受信側LA
    Nからフロー制御の通知がない場合又はフロー制御解除
    の通知を受けた場合はトラヒックを制御せずにデータ転
    送を行い、フロー制御の実行開始通知を受けた場合は受
    信側LANから通知されたデータ量に相当するデータを
    送信することを特徴とするLAN間フロー制御方法。
  2. 【請求項2】 受信側LANが送信側LANにフロー制
    御実行開始を通知した後、該フロー制御実行開始通知に
    対する送信側LANからの応答までに実際に受信したデ
    ータ量を積算し、送信側LANがフロー制御実行開始通
    知を受けてから送信を抑止するまでに送信し得る最大転
    送データ量と、該実際に受信側LANが受信したデータ
    量との差分を求め、該実際に受信したデータ量が送信側
    LANが送信し得る最大転送データ量より少ない場合
    は、その差分のデータ量を送信側LANに通知し、送信
    側LANは通知されたデータ量に相当するデータを転送
    することを特徴とする請求項1に記載のLAN間フロー
    制御方法。
  3. 【請求項3】 広域網を介して相互に接続された複数の
    高速のLANの間でデータ転送を行う場合に設置される
    広域網とLANとを接続するスイッチにおいて、 広域網から受信中、受信したデータの占有バッファ量に
    より輻輳状態を監視する手段、受信データの占有バッフ
    ァ量が一定値を越えた場合に送信側LANにフロー制御
    の実行開始を通知する手段、及び、フロー制御実行状態
    の時に受信側LANから受信側エンドノードへのデータ
    転送によりバッファに空きが生じた場合に該空きバッフ
    ァ量を送信側LANに通知する手段、並びに、広域網へ
    送信中、受信側スイッチからフロー制御の実行開始通知
    を受けた場合に受信側LANから通知されたデータ量に
    相当するデータを送信する手段を具備するスイッチ。
  4. 【請求項4】 広域網から受信中、送信側LANにフロ
    ー制御実行開始を通知した後、該フロー制御実行開始通
    知に対する送信側LANからの応答までに実際に受信し
    たデータ量を積算する手段、及び、該積算したデータ量
    が、送信側LANがフロー制御実行開始通知を受けてか
    ら送信を抑止するまでに送信し得る最大転送データ量よ
    り少ない場合に、その差分のデータ量を送信側LANに
    通知する手段、並びに、広域網へ送信中、受信側LAN
    から通知されたデータ量に相当するデータを転送する手
    段を具備することを特徴とする請求項3に記載のスイッ
    チ。
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