JPH1124012A - 多焦点コンタクトレンズ - Google Patents

多焦点コンタクトレンズ

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JPH1124012A
JPH1124012A JP10168156A JP16815698A JPH1124012A JP H1124012 A JPH1124012 A JP H1124012A JP 10168156 A JP10168156 A JP 10168156A JP 16815698 A JP16815698 A JP 16815698A JP H1124012 A JPH1124012 A JP H1124012A
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JP
Japan
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contact lens
region
lens
multifocal contact
optical zone
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JP10168156A
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Volker Malchow
フォルカー・マルコー
Eckhard Rothe
エクハルト・ロッテ
Klaus Grimmenstein
クラウス・グリメンシュタイン
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Woehlk Contact Linsen GmbH
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Woehlk Contact Linsen GmbH
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンタクトレンズ使用者の目の上におけるコ
ンタクトレンズの位置をより確実に安定させる手段を光
学ゾーンの多焦点形状を、人間の目に多焦点コンタクト
レンズを装着したときにできる限り刺激を少なくできる
ように組合わせること。 【解決手段】 本発明による多焦点コンタクトレンズ
は、ほぼ凸形の外側表面と、概して凹形の内側表面と、
光学的中心点とを有するほぼ球面のレンズ本体を具備し
ている。本発明によれば、前記レンズ本体の表面で、あ
らかじめ規定された付近視値は少なくとも下部視野領域
に配置され且つあらかじめ規定された遠方視値は上部視
野領域に配分されており、それらの視野領域の間の移行
部分は研磨されており、且つ各々の視野領域は少なくと
も球面収差に関して、他方の視野領域とは無関係に個別
に補正されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ほぼ凸形の外側表
面と、ほぼ凹形の内側表面と、光学的中心点とを有する
ほぼ球面のレンズ本体を具備し、人間の目に装着したレ
ンズが通常の直立位置をとるときの水平方向と垂直方向
という意味での水平軸と、垂直軸とを有し、それらの軸
は光学的中心点で交わり、レンズの中央に配置された光
学ゾーンと、レンズ外側領域と、縁部領域とを含み、光
学ゾーンの外側のレンズ外側領域には少なくとも2つの
肉厚領域が配置され、少なくとも2つの肉厚領域は、人
間の目に対するコンタクトレンズの所定の向きを調整す
るために、垂直中心軸の両側の、光学ゾーンとレンズ外
側領域の縁部領域との間に配置されている多焦点コンタ
クトレンズに関する。
【0002】
【従来の技術】人間の目の上にレンズを安定させる手段
を備えたコンタクトレンズは、たとえば、目の従属視覚
障害(たとえば、非点収差)を補正する働きをする。コ
ンタクトレンズの軸位置の安定化手段は、目の上におけ
るコンタクトレンズのねじれ運動を抑制し、且つまばた
きの後でもコンタクトレンズの向きを確保する働きをす
る。目の上におけるコンタクトレンズの位置安定化を実
現するために、様々な安定化原理が知られている。
【0003】様々な位置安定化手段は特に欧州特許第0
452549号に記載されている。そこに記載されてい
るコンタクトレンズの動的安定化手段は、特に多焦点コ
ンタクトレンズに適している。多焦点コンタクトレンズ
の場合、位置安定化手段を伴うコンタクトレンズと、そ
れを含まないコンタクトレンズとは区別される。光学ゾ
ーンの異なる領域を遠用視野領域と、近用視野領域とに
対応させて規定すれば、特に、位置安定化手段を伴うコ
ンタクトレンズを実現できる。
【0004】光学ゾーンの有利な構成は、たとえば、米
国特許第5,151,723号及び米国特許第4,69
3,572号から知られている。そこに記載されている
光学ゾーンの形状の欠点は、コンタクトレンズの側方縁
部にかなり大きな厚さの差があり、そのために、上まぶ
たが刺激を受けるおそれがあるということである。米国
特許第5,151,723号及び第4,693,572
号に記載されているコンタクトレンズで不都合であるの
は、特に採用されている安定化原理であるとみるべきで
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の基礎を成す課
題は、コンタクトレンズ使用者の目の上におけるコンタ
クトレンズの位置をより確実に安定させる手段を光学ゾ
ーンの多焦点形状を、人間の目に多焦点コンタクトレン
ズを装着したときにできる限り刺激を少なくできるよう
に組合わせることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による多焦点コン
タクトレンズは、ほぼ凸形の外側表面と、ほぼ凹形の内
側表面とを有するほぼ球面のレンズ本体を具備する。人
間の目に装着したレンズが通常の直立位置をとるときの
水平方向と垂直方向という意味での水平軸と垂直軸は、
光学的中心点で交差する。コンタクトレンズの表面で、
レンズは中央に配置された光学ゾーンと、レンズ外側領
域と、縁部領域とに分割される。光学ゾーンの外側のレ
ンズ外側領域に、コンタクトレンズ使用者の目の上にお
けるレンズの位置を安定させるために、少なくとも2つ
の肉厚領域が配置されており、少なくとも2つの肉厚領
域は、目に対するコンタクトレンズの所定の向きを調整
するために、垂直中心軸の両側に配置されている。
【0007】本発明によれば、レンズ本体の表面で、あ
らかじめ規定された近用度数は少なくとも下部視野領域
に配分され、あらかじめ規定された遠用度数は上部視野
領域に配分されている。このことは、たとえば、米国特
許第5,151,723号及び第4,693,572号
から既に知られているコンタクトレンズにも当てはま
る。しかし、それらの視野領域の間の移行部分は研磨さ
れ、さらに、各々の視野領域は少なくとも球面収差に関
して、他方の視野領域とは無関係に個別に補正されてい
る。
【0008】第1に、従来の技術によっては考えつかな
いような特徴を本発明に従って組合わせることによっ
て、上記の課題は満たされる。すなわち、視野領域の間
の移行部分を研磨するのは、特に、視野領域の半径の差
によって大きな厚さの不均衡が発生する光学ゾーンの縁
部で起こるまぶたの刺激を著しく軽減させるためのもの
である。加えて、各々の視野領域を少なくとも球面収差
に関して補正しているので、コンタクトレンズを通した
網膜への結像が改善され、それにより、目で見た印象の
質を向上させる。
【0009】視野領域の間の移行部分の研磨は、得られ
る多焦点コンタクトレンズが少なくともすべり視野レン
ズに類似するものとなるように、像の分断なく実行され
るのが有利であろう。遠くを見るときから近くを見ると
きへの移行時のコンタクトレンズ使用者の両目の上にあ
るコンタクトレンズに対する瞳の動きは異なるというこ
とに注意すべきである。従って、分離線が鼻側で高くな
っており、瞳はこの分離線を垂直に見通すようにすると
有利である。これにより、純粋な遠方視から純粋な付近
視へのできる限り迅速な移行が可能になる。
【0010】通常の場合、コンタクトレンズの使用者は
遠方視をするほうが多いので、遠用視野領域を近用視野
領域より広くすべきであろう。特にまっすぐに見通すと
きには、これを実現すべきである。しかし、特殊な場合
(たとえば、作業場など)には、付近視を優先させても
良い。その場合、まっすぐに見通すとき、近用視野領域
は中心点付近の領域を含むべきであろう。
【0011】通常の場合、コンタクトレンズ使用者の遠
用視野領域がまさっているので、視野領域の間の移行部
分は光学的中心点の下方に位置しているべきであろう。
正面を非球面に形成し、付近視部分の非球面の度合を遠
方視部分における非球面の度合とは異なるように選択す
ることにより、補正すべき目の特にすぐれた補正が得ら
れる。そこで、各々の領域は上記の課題を満たすのに最
適の状態で補正できるようになる。
【0012】光学ゾーンにほぼ三角形の形状を与える
と、最適の大きさの、最適の状態で利用可能なゾーンが
得られる。そこで、光学ゾーンは隆起部分の上で少なく
とも、隆起部分の理論上の最も高い頂上線を通る円周に
至るまで続いているべきであろう。
【0013】付近視部分と遠方視部分との間の移行部分
は、水平中心軸を中心として±3mmの範囲に配置されて
いると有利である。このことは実験によりわかってい
る。また、付近視から遠方視への移行時に瞳が垂直に見
通すことができるように保証するために、付近視部分と
遠方視部分との間の分離線は湾曲していると有利である
場合もある。
【0014】遠方視ゾーンと付近視ゾーンとの間の分離
線は目の上のコンタクトレンズの安定化軸に対して傾斜
して配置されていると特に有利である。分離線と安定化
軸に対し垂直である垂直方向軸との交点は、垂直安定化
軸の下方に位置しているべきであろう。このことは、特
に側方への目の動きに対して有意義である。
【0015】目を側方へ動かすときに遠方視への妨害が
起こらないようにするためには、遠用視野領域の直径を
近用視野領域の直径より大きくすべきであろう。目を開
いているとき、肉厚領域は少なくともそれぞれ1点で下
まぶたに当接していると、使用者の目の上におけるコン
タクトレンズの最適の位置安定性が得られる。肉厚領域
は概して水平中心軸の下方に配置されているべきであろ
う。
【0016】以下、添付の図面を参照して、実施形態に
基づいて本発明をさらに詳細に説明する。下記の実施形
態は本発明を限定する性質をもつものではなく、本発明
の他の有利な構成を包含する。
【0017】
【発明の実施の形態】図1から図6に示すコンタクトレ
ンズ1は、欧州特許第0452549号に記載されるコ
ンタクトレンズと同じ安定化原理を使用する。コンタク
トレンズの下面にある2つの肉厚領域12,12aは、
コンタクトレンズを装着している人の開いた状態の目1
7の下まぶた21aに少なくともそれぞれ1つの当接点
20でコンタクトレンズを当接させるためのものであり
(適応作業時には直線状の当接を得るべきである)、そ
れにより、目17の上におけるコンタクトレンズ1の位
置は非常に安定する。
【0018】目の上まぶた21bは、その動きにより、
コンタクトレンズ1が滑って位置を変えた後に一度まば
たきをするだけで目17の上で少なくとも点状の軽い当
接20が再び実現させるような働きをする。コンタクト
レンズ1の一部4a,4bが常に上まぶた21bと下ま
ぶた21aの下に位置していれば、目17を開いたとき
にコンタクトレンズ1は確実に保持される。さらに、コ
ンタクトレンズによりまぶたが刺激を受けることは最小
限に抑えられる。
【0019】そこで、コンタクトレンズ1を装着してい
る人のまぶたの幾何形状に応じて、肉厚領域12,12
aを確定するための角度(α1,α2,α3 )を個別に適
応させることができる。角度α1 は、水平中心軸19に
対する肉厚領域12aの上側境界線の中心点の位置を指
示する。角度α2 は、中心点27と肉厚領域12aの上
側境界線の中心点を結ぶ直線と、中心点27と肉厚領域
12aの下側境界線の中心点を結ぶ直線との間にあり、
従って、レンズ外側領域4における肉厚領域12,12
aの大きさを確定する。角度α3 も、同様に、中心点2
7と肉厚領域12aの下側境界線の中心を結ぶ直線と、
この結合直線との間にあり、従って、この結合直線の向
きを確定する。肉厚領域12aの下側境界線の位置は、
本質的には、コンタクトレンズ1の肉厚領域12aが下
まぶた21aにどのように当接するかを表わす。多くの
場合、上まぶた21bが肉厚領域12aの境界線に当た
る角度を最適化するために、肉厚領域12aの上側境界
線の位置をも検出することは有意義である。コンタクト
レンズ1の該当する角度(α1,α2,α3) は、垂直中
心軸18の側方にある左右の肉厚領域12,12aに対
して異なっていても良く、また、コンタクトレンズ1を
装着する人の左右の目17に対しても異なっていて良
い。
【0020】図4には、レンズ外側領域4の、肉厚領域
12の領域をさらに拡大して示す。肉厚領域12の寸法
を規定するときには、内側と外側の傾斜した境界面11
a,11bと、それに伴って形成される丸い中心隆起部
分16とが外側に配置されている光学ゾーン8の厚さ
に、その光学ゾーン8と肉厚領域12との移行ゾーン6
の厚さの差6′が大きくなりすぎないように対応すべき
であることにも注意しなければならない。
【0021】図1から図6に示すコンタクトレンズ1
は、一般に、凸形の外側表面(レンズ正面14)と、凹
形の内側表面(レンズ背面15)とから構成されてい
る。また、中心に配置され、レンズ外側領域4により包
囲された光学ゾーン8を有する。コンタクトレンズ1の
縁部領域2は外側密着部分を形成する。図示した実施形
態においては、肉厚領域12,12aはレンズ外側領域
4の、水平中心軸18の下方に配置されている。
【0022】さらに、レンズ外側領域4の、コンタクト
レンズ1の垂直軸19上にはカラーポイント5が配置さ
れている。このカラーポイント5は、コンタクトレンズ
1を使用者の目17に正しく挿入させる働きをする。レ
ンズ外側領域4には、眼科医又は眼鏡調製担当者が使用
者の目17に装着されたコンタクトレンズ1の位置を判
断できるように配置された別の記号10やマーク13も
設けられている。このため、個々のマーク10,13は
互いに所定の(等しい又は異なる)間隔を有するか、又
は互いに所定の角間隔(θ)(光学中心点に関して)を
もって配列されている。
【0023】光学ゾーン8自体は遠方視部分22と、付
近視部分23とに分割されている。図1に示す実施形態
では、遠方視部分22と付近視部分23との間の分離線
24は、光学的中心点27の下方で水平中心軸19と平
行になっている。しかしながら、別の図に示す本発明に
よるコンタクトレンズの下記の変形例の場合のように、
角度βを成していても良い。尚、この角度βは分離線2
4と水平中心軸19の終端を結ぶ直線の間(すなわち、
光学ゾーン8と、レンズ外側領域4との移行領域)に示
されている。
【0024】図6に非常に明確に示すように、光学ゾー
ン8のそれらの2つの領域22,23はレンズ正面14
で異なる湾曲を有し(遠方視部分と付近視部分22,2
3のそれらの異なる湾曲はレンズ背面15にあっても良
いであろう)、そのために、付近視部分23と遠方視部
分22でそれぞれ異なる光学的作用が得られる。このよ
うに正面の曲率半径が異なることにより、垂直中心軸1
9のそばの分離線24の上で、遠方視部分22から付近
視部分23への移行場所、また、付近視部分から遠望部
分への移行場所においてはね上がりが形成され、このは
ね上がりは光学ゾーン8の縁部で最大になる。分離線2
4のこのはね上がりは、移行領域の少なくとも水平中心
軸19のそばの分離線24の周囲に、この移行領域の大
きさと比較したときの瞳の関係上、コンタクトレンズ使
用者の脳がその移行を認識しないようなすべり視野ゾー
ンが形成されるように研磨される。しかし、分離線24
のこのような研磨は、使用者の目17にコンタクトレン
ズ1を装着するときの使い心地を良くするために不可欠
である。
【0025】最後に、レンズ正面14上の光学ゾーン8
の半径が異なることによって、光学ゾーン8におけるコ
ンタクトレンズの厚さに差3、7が生じ、厚さの総差2
6は最大でも0.1mmを越えるべきではないであろう。
従って、この場合にも、まぶた21a,21bの刺激を
防止するために、コンタクトレンズ1のレンズ外側領域
4に向かって光学ゾーン8は研磨される。
【0026】さらに、遠方視部分23と付近視部分22
の領域は球面収差に関して補正されているので、2つの
領域22,23はすぐれた結像特性を示す。近用視野領
域22と遠用視野領域23に対応する光学ゾーン8の直
径8′の大きさは異なる。2つの領域22,23につい
て選択すべき直径は、各々の目17に対して個別に確定
されるべきである。
【0027】図7には、コンタクトレンズ701の正面
にある肉厚領域712,712a,712′,712
a′の位置どりの様々に異なる可能性を示す。この場
合、垂直中心軸719の両側にそれぞれ複数の肉厚領域
(712,712′;712a,712a′)が配置さ
れるように肉厚領域(712,712a;712′,7
12a′)をレンズ正面714を配分することができ、
各領域の形状(角度αn により規定される)はそれぞれ
異なっていても良い。
【0028】図8から図13は、光学面の様々な変形例
を示す。図8の場合、光学ゾーンの遠方視部分122と
付近視部分123との間に移行ゾーン125が配置され
ている。この移行ゾーン125は付近視部分123と遠
方視部分122との移行をなめらかにする働きをする。
この場合、遠方視部分122は付近視部分123の下方
に配置されている。
【0029】図9に示す構成では、遠方視部分223は
光学ゾーン208に限定されるべきものではなく、レン
ズ外側領域204の全体とはいわないまでも、少なくと
もその一部を包含することができる。これは特にコンタ
クトレンズ201の上半分で可能である。これにより、
コンタクトレンズ201の上半分を近用視野領域又は遠
用視野領域として非常に広く光学的に利用できるように
なる。また、これら2つの領域222,223の間の分
離線224もレンズ外側領域204の中まで伸びてい
る。コンタクトレンズ201の下部では、安定化要素2
12,212aは利用される光学ゾーン208の拡大を
阻止している。それは、安定化要素212,212aの
下方では、形成しうる光学ゾーン208をほとんど使用
できないからである。
【0030】図10においては、目を休めているときに
コンタクトレンズ301を通して妨害なく遠方を見通せ
るようにするために、遠方視部分322と付近視部分3
23との間の分離線324は中央で一部下方へ湾曲して
いる。ただし、この分離線324の湾曲は肉厚領域31
2,312aの下部境界線の中心点を結ぶ線328の上
側で終わっているべきであろう。
【0031】これに対し、図11では、コンタクトレン
ズ401を通して休み位置で付近を妨害なく見ることが
できる。そのため、この場合には、分離線424は上方
へ湾曲している。
【0032】図12に示すコンタクトレンズ501は、
遠方視ゾーン522及び付近視ゾーン523を含み、ほ
ぼ矩形である光学ゾーンを有する。図示したコンタクト
レンズ501は使用者の右目に装着すべきレンズであ
り、右目のみならず、左目に対応するレンズの分離線5
24も鼻側で盛り上がっている。鼻側に近い領域に付近
視ゾーン523が配置され、こめかみ側に近い領域には
遠方視ゾーン522が配置されている。この実施形態で
は、肉厚領域の一部512′,512a′も光学ゾーン
として使用する。
【0033】図13には、先と同様の丸形光学ゾーンを
有するコンタクトレンズ601が示されている。この場
合には、鼻側に近用視野領域623が配置され、近用視
野領域623は湾曲した分離線624により遠用視野領
域622から分離されている。この実施形態でも、肉厚
領域の一部612′を光学ゾーンとして使用する。
【0034】妨害のない遠方視を確保し且つ両目に対し
て同一のコンタクトレンズを使用できるようにするため
に、V字形の分離線を採用しても良い。そのような変形
例を図14に示す。図14に示すコンタクトレンズ70
1は、V字形の分離線724により近用視野領域723
と、遠用視野領域722とに分割された丸形の光学ゾー
ンを有する。肉厚領域712,712aは完全に光学ゾ
ーンの外側に位置している。
【0035】図1,図5,図8,図9,図10,図1
1,図12,図13及び図14に示すコンタクトレンズ
の場合、希望に応じて、意義があるとみなされるなら
ば、光学ゾーンをレンズ外側領域の中まで広げることも
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明実施形態によるコンタクトレンズの平
面図。
【図2】 図1に示すコンタクトレンズの第1の断面
図。
【図3】 図1に示するコンタクトレンズの第2の断面
図。
【図4】 図1に示すコンタクトレンズのレンズ外側領
域の詳細図。
【図5】 図1に示すコンタクトレンズを装着したコン
タクトレンズ使用者の目を示す図。
【図6】 図1に示すコンタクトレンズの斜め側面図。
【図7】 図1に示すコンタクトレンズにおいてレンズ
外側領域に肉厚領域を配置するときの原理を示す図。
【図8】 本発明によるコンタクトレンズの光学ゾーン
の形状の第1の変形例を示す図。
【図9】 本発明によるコンタクトレンズの光学ゾーン
の形状の第2の変形例を示す図。
【図10】 本発明によるコンタクトレンズの光学ゾー
ンの形状の第3の変形例を示す図。
【図11】 本発明によるコンタクトレンズの光学ゾー
ンの形状の第4の変形例を示す図。
【図12】 本発明によるコンタクトレンズの光学ゾー
ンの形状の第5の変形例を示す図。
【図13】 本発明によるコンタクトレンズの光学ゾー
ンの形状の第6の変形例を示す図。
【図14】 本発明によるコンタクトレンズの光学ゾー
ンの形状のさらに別の変形例を示す図。
【符号の説明】
1,201,301,401,501,601,701
…コンタクトレンズ、4,204…レンズ外側領域、
6,126…移行ゾーン、8,208…光学ゾーン、1
2,12a,212,212a,312,312a,7
12,712a…肉厚領域、22,122,222,3
22,522,622,722…遠用視野領域、23,
123,223,323,523,623,723…近
用視野領域、24,224,324,424,524,
624…分離線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クラウス・グリメンシュタイン ドイツ連邦共和国・ディ−24232・シェー ンキルヒェン・ヴルフスクール・43

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ凸形の外側表面と、ほぼ凹形の内側
    表面と、光学的中心点とを有するほぼ球面のレンズ本体
    を具備し、人間の目に装着したレンズが通常の直立位置
    をとるときの水平方向と垂直方向という意味での水平軸
    と、垂直軸とを有し、それらの軸は光学的中心点で交わ
    り、レンズの中央に配置された光学ゾーンと、レンズ外
    側領域と、縁部領域とを含み、光学ゾーンの外側のレン
    ズ外側領域には少なくとも2つの肉厚領域が配置され、
    少なくとも2つの肉厚領域は、人間の目に対するコンタ
    クトレンズの所定の向きを調整するために、垂直中心軸
    の両側の、光学ゾーンとレンズ外側領域の縁部領域との
    間に配置されている多焦点コンタクトレンズにおいて、
    前記レンズ本体の表面で、あらかじめ規定された近用度
    数が少なくとも下部視野領域に配分され且つあらかじめ
    規定された遠用度数は上部視野領域に配分され、それら
    の視野領域の間の移行部分は研磨されており、各々の視
    野領域は少なくとも球面収差に関して、他方の視野領域
    とは無関係に個別に補正されていることを特徴とする多
    焦点コンタクトレンズ。
  2. 【請求項2】 視野領域間の移行部分は像の分断を起こ
    さないように形成されていることを特徴とする請求項1
    記載の多焦点コンタクトレンズ。
  3. 【請求項3】 分離線は鼻側で高くなっていることを特
    徴とする請求項1又は2記載の多焦点コンタクトレン
    ズ。
  4. 【請求項4】 遠用視野領域は近用視野領域より広いこ
    とを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の
    多焦点コンタクトレンズ。
  5. 【請求項5】 視野領域間の移行部分は光学的中心点の
    下方に位置していることを特徴とする請求項1から3の
    いずれか1項に記載の多焦点コンタクトレンズ。
  6. 【請求項6】 正面(14)は非球面に形成されてお
    り、付近視部分(23)における非球面の度合は遠方視
    部分(22)における非球面の度合とは異なるように選
    択されていることを特徴とする請求項1から5のいずれ
    か1項に記載の多焦点コンタクトレンズ。
  7. 【請求項7】 光学ゾーン(8)はほぼ三角形の形状を
    有することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項
    に記載の多焦点コンタクトレンズ。
  8. 【請求項8】 光学ゾーン(8)は隆起部分(12)の
    上で少なくとも、隆起部分(12)の理論上の最も高い
    頂上線を通る円周に至るまで続いていることを特徴とす
    る請求項1から7のいずれか1項に記載の多焦点コンタ
    クトレンズ。
  9. 【請求項9】 付近視部分(23)と遠方視部分(2
    2)との間の移行部分は、水平中心軸(18)を中心と
    して±−3mmの範囲に配置されていることを特徴とする
    請求項1から8のいずれか1項に記載の多焦点コンタク
    トレンズ。
  10. 【請求項10】 付近視部分(23)と遠方視部分(2
    2)との間の分離線(24)は湾曲していることを特徴
    とする請求項1から9のいずれか1項に記載の多焦点コ
    ンタクトレンズ。
  11. 【請求項11】 遠方視ゾーン(22)と付近視ゾーン
    (23)との間の分離線(24)は目の上のコンタクト
    レンズの安定化軸に対して傾斜して配置されていること
    を特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の
    多焦点コンタクトレンズ。
  12. 【請求項12】 分離線と安定化軸に対し垂直である垂
    直方向軸との交点は垂直安定化軸の下方に位置している
    ことを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記
    載の多焦点コンタクトレンズ。
  13. 【請求項13】 遠用視野領域の直径は近用視野領域の
    直径より大きいことを特徴とする請求項1から12のい
    ずれか1項に記載のコンタクトレンズ。
  14. 【請求項14】 目を開いているとき、肉厚領域は少な
    くともそれぞれ1点で下まぶたに当接していることを特
    徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の多焦
    点コンタクトレンズ。
  15. 【請求項15】 肉厚領域は、一般に、水平中心軸の下
    方に配置されていることを特徴とする請求項1から14
    のいずれか1項に記載の多焦点コンタクトレンズ。
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