JPH11240314A - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

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JPH11240314A
JPH11240314A JP10331556A JP33155698A JPH11240314A JP H11240314 A JPH11240314 A JP H11240314A JP 10331556 A JP10331556 A JP 10331556A JP 33155698 A JP33155698 A JP 33155698A JP H11240314 A JPH11240314 A JP H11240314A
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tread
tire
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    • B60C9/20Structure or arrangement of belts or breakers, crown-reinforcing or cushioning layers built-up from rubberised plies each having all cords arranged substantially parallel
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サイプ入りブロックの倒れ込みを抑制すると
共に、SATを抑制して良好な氷雪性能を発揮する空気
入りタイヤを提供することを目的とする。 【解決手段】 トレッド表面に形成されたブロック18
には、表面部28から底部30へむかって所定角度捩じ
られたサイプ24が設けられている。接地圧が踏面26
に作用することによって小ブロック18a〜18dが回
転し、隣接する小ブロック同士を強い力で当接させる。
この結果、小ブロック18a〜18dの倒れ込みが抑制
され、踏面26における接地面積が増大し、氷雪性能が
向上する。また、前記小ブロック18a〜18dの回転
により、原形に戻ろうとする回転モーメント(SAT)
が発生するため、スチールコードによって発生するSA
Tを抑制することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、良好な氷雪性能を
発揮する空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、トレッド表面に、タイヤ周方
向に形成された主溝とタイヤ幅方向に形成されたラグ溝
等で区画されたブロックが複数設けられた空気入りタイ
ヤがある。このように、トレッド表面にブロックを設け
ることによって、空気入りタイヤは良好な制動・駆動力
や操縦安定性等を確保している。
【0003】また、ブロックにサイプを設けてエッジ長
を増大し、グリップ力を増大させることにより氷雪性能
やウェット性能の向上を図っている。
【0004】さらに、このように形成される空気入りタ
イヤのトレッド表面の下側には、トレッドの剛性を高め
るために多数のスチールコードを平行に配設した補強層
が積層されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た空気入りタイヤでは、各ブロックの踏面側がサイプに
よって複数の小ブロックに分割されている。各小ブロッ
クでは、タイヤ回転時に接地面との摩擦力によって倒れ
込もうとする。倒れ込みが大きくなると、踏面における
接地面積が減少し、氷雪性能が低下するおそれがある。
【0006】しかし、小ブロックは踏面からの接地圧に
よって高さ方向(踏面からタイヤ軸を指向する方向)に
圧縮されて横方向(高さ方向に垂直な方向)に膨らむた
め、サイプを挟んで隣接する小ブロックと当接し、倒れ
込みはある程度抑制される。
【0007】ただし、サイプ深さ方向に真っ直ぐに形成
されたサイプでは、接地圧による小ブロックの変形のみ
では隣接する小ブロックと十分な力で当接できず、倒れ
込みの抑制が小さいため、踏面における接地面積を十分
に確保しているとは言いがたかった。
【0008】また、各補強層に配設されるスチールコー
ドがタイヤ周方向に対して所定角度傾斜して平行に複数
配設されている。したがって、空気入りタイヤを実際に
車両に装着して走行した場合、最もトレッド表面側の補
強層に配設されたスチールコードのタイヤ周方向に対す
る傾斜により、接地圧によって変形したタイヤを原形に
復元しようとする力(Self Alignment
Torque、以下SATという)が発生するという問
題がある。
【0009】本発明は係る事実を考慮して、サイプ入り
ブロックの倒れ込みを抑制して良好な氷雪性能を発揮す
るとともに、SATを抑制する空気入りタイヤを提供す
ることを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、タイヤ周方向に対して所定角度傾斜したコードを平
行に配設した複数の補強層と、積層された前記補強層の
上部に設けられたトレッドと、前記トレッド表面におい
て、タイヤ周方向に形成された主溝と、前記主溝と交差
する方向に形成されたラグ溝とによって区画されたサイ
プ入りブロック状陸部と、を備える空気入りタイヤであ
って、前記サイプは、前記ブロック状陸部においてタイ
ヤ半径方向に伸びる第1捩じり中心軸と、略タイヤ幅方
向に伸びる第2捩じり中心軸とを中心として捩じられた
形状となっており、前記第1捩じり中心軸の位置P1が
タイヤ幅方向におけるブロック状陸部の一方の端面から
他方の端面までの間において、前記第2捩じり中心軸の
位置P2がタイヤ半径方向における踏面からサイプ底ま
での間において、以下の関係式を満たす範囲内にあるこ
とを特徴とする。
【0011】0.2W≦P1≦0.8W 0.2F≦P2≦0.6F ここで、P1、P2は、それぞれ前記第1、第2捩じり
中心軸の位置、Wは、ブロック状陸部におけるタイヤ幅
方向の一方の端面から他方の端面までの距離、Fはタイ
ヤ半径方向における踏面からサイプ底までの距離、であ
る。
【0012】請求項1記載の発明の作用について説明す
る。
【0013】サイプがタイヤ半径方向に伸びる第1捩じ
り中心軸と略タイヤ幅方向に伸びる第2捩じり中心軸と
を中心にして捩じられた形状となっているため、ブロッ
ク状陸部が接地圧によって高さ方向に圧縮されて横方向
に膨らむことにより、サイプによって分割された小ブロ
ック同士が当接する。また、サイプが捩じられているた
め、タイヤ周方向(タイヤ回転方向)に作用する力のみ
でなく他の方向から作用する力によっても小ブロック同
士が当接する。さらに、接地圧によって小ブロックが回
転運動を行うため、隣接する小ブロック同士が強い力で
当接される。
【0014】また、第1捩じり中心軸の位置P1がタイ
ヤ幅方向におけるブロック状陸部の一方の端面から他方
の端面までの距離W(以下、幅Wという)に対して0.
2W≦P1≦0.8Wの範囲内であり、第2捩じり中心
軸の位置P2がタイヤ半径方向における踏面からサイプ
底までの距離F(以下、サイプ深さFという)に対して
0.2F≦P2≦0.6Fの範囲内であるため、前記範
囲外に第1捩じり中心軸および第2捩じり中心軸が位置
したものに比較して小ブロックの剛性が一層高くなり倒
れ込みが抑制される(図24、図25参照)。
【0015】このように、サイプを捩じって形成したこ
とによって小ブロック同士が強い力で当接するために、
またサイプの第1捩じり中心軸および第2捩じり中心軸
が所定範囲内に位置することによって小ブロックの剛性
を高くすることができるため、倒れ込みを確実に抑制で
きる。この結果、小ブロックの踏面における接地面積が
増加し、氷雪性能が向上する。
【0016】また、接地圧がブロック状陸部の踏面に作
用すると、ブロック状陸部が高さ方向に圧縮され、サイ
プに案内されてサイプが一層捩じれる方向に各小ブロッ
クが回転変形する。この変形により、各小ブロックに前
記捩じれる方向と逆方向に作用するSAT(原形に復元
しようとする回転モーメント)が発生する。
【0017】そこで、適切な方向にサイプを捩じったブ
ロック状陸部をトレッド表面に形成することにより、最
外層の補強層を構成するコードのタイヤ周方向に対する
傾斜によって発生するSATを低減させる。すなわち、
ブロック状陸部で発生するSATによってコードによる
SATを抑制することができる。
【0018】請求項2に記載の発明では、タイヤ周方向
に対して所定角度傾斜したコードを平行に配設した複数
の補強層と、積層された前記補強層の上部に設けられた
トレッドと、前記トレッド表面において、タイヤ周方向
に形成された主溝と、前記主溝に交差する方向に形成さ
れたラグ溝とによって区画されたサイプ入りブロック状
陸部と、を備える空気入りタイヤであって、前記サイプ
は、仮想中心面に対して第1の方向に凸な第1凸部と、
前記仮想中心面を挟んで第1の方向と反対側の第2の方
向に凸な第2凸部と、を有する形状であって、前記ブロ
ック状陸部の踏面上に露出している表面部とサイプ底に
形成された底部とを含み、前記表面部から前記底部へ向
かって前記仮想中心面が捩じられていることを特徴とす
る。
【0019】請求項2記載の発明の作用について説明す
る。
【0020】サイプが表面部から底部に向かって捩じら
れた構造となっているため、ブロック状陸部が接地圧に
よって高さ方向で圧縮されて横方向に膨らむことによ
り、サイプによって分割された小ブロック同士が当接す
る。また、サイプ(仮想中心面)が捩じられているた
め、タイヤ周方向(タイヤ回転方向)に作用する力のみ
でなく他の方向から作用する力によっても小ブロック同
士が当接する。さらに、接地圧によって小ブロックが回
転運動を行うため、隣接する小ブロック同士が強い力で
当接される。
【0021】このように、サイプが捩じって形成されて
いることによって、小ブロック同士が強い力で当接して
倒れ込みを確実に抑制する。この結果、小ブロックの踏
面における接地面積が増加し、氷雪性能が向上する。
【0022】特に、サイプが捩じられているだけでな
く、第1凸部と第2凸部、すなわち仮想中心面を挟んで
凹凸を有する形状に形成されているため、接地圧によっ
てブロック状陸部が変形するだけで、小ブロック同士が
一層強く当接させられるとともに接触面積が増大する。
したがって、小ブロックの倒れ込みを一層抑制し、踏面
における接地面積を増大させ、氷雪性能をさらに向上さ
せる。
【0023】また、接地圧がブロック状陸部の踏面に作
用すると、ブロック状陸部の高さ方向が圧縮され、サイ
プに案内されてさらにサイプ(仮想中心面)が一層捩じ
れる方向に各小ブロックが変形する。この変形により、
各小ブロックに前記捩じれる方向と逆方向のSAT(原
形に復元しようとする回転モーメント)が発生する。
【0024】そこで、適切な方向にサイプを捩じったブ
ロック状陸部をトレッド表面に形成することにより、最
外層の補強層を構成するコードのタイヤ周方向に対する
傾斜によって発生するSATを低減させる。すなわち、
ブロック状陸部で発生するSATによってコードによる
SATを抑制することができる。
【0025】請求項3に記載の発明では、請求項2記載
の発明において、前記仮想中心面は、前記ブロック状陸
部においてタイヤ半径方向に伸びる第1捩じり中心軸を
中心として捩じられた形状となっており、前記第1捩じ
り中心軸の位置P1がタイヤ幅方向におけるブロック状
陸部の一方の端面から他方の端面までの間において、以
下の関係式を満たす範囲内にあることを特徴とする。
【0026】0.2W≦P1≦0.8W ここで、P1は、第1捩じり中心軸の位置、Wは、タイ
ヤ幅方向におけるブロック状陸部の一方の端面から他方
の端面までの距離、である。
【0027】請求項3記載の発明の作用について説明す
る。
【0028】このように、仮想中心面がタイヤ半径方向
に伸びる第1捩じり中心軸を中心として捩じられた形状
にサイプが形成されている。この場合、前記第1捩じり
中心軸の位置P1がブロック状陸部の幅Wに対して0.
2W≦P1≦0.8Wの範囲内であることによって、前
記位置P1が前記範囲外であるサイプによって分割され
た小ブロックよりも剛性が高くなる(図24参照)。し
たがって、小ブロックの倒れ込みが一層抑制され、踏面
における接地面積が増大し、氷雪性能がさらに向上す
る。
【0029】請求項4に記載の発明では、請求項2また
は3記載の発明において、前記仮想中心面は、前記ブロ
ック状陸部において略タイヤ幅方向に伸びる第2捩じり
中心軸を中心として捩じられた形状となっており、前記
第2捩じり中心軸の位置P2がタイヤ半径方向における
踏面からサイプ底の間において、以下の関係式を満たす
範囲内にあることを特徴とする。
【0030】0.2F≦P2≦0.6F ここで、P2は、第2捩じり中心軸の位置、Fは、タイ
ヤ半径方向における踏面からのサイプ底までの距離、で
ある。
【0031】請求項4記載の発明の作用について説明す
る。
【0032】このように、仮想中心面が略タイヤ幅方向
に伸びる第2捩じり中心軸を中心として捩じられた形状
にサイプが形成されている。この場合、前記第2捩じり
中心軸の位置P2がサイプ深さFに対して0.2F≦P
2≦0.6Fの範囲内であることによって、前記位置P
2が前記範囲外であるサイプによって分割された小ブロ
ックよりも剛性が高くなる(図25参照)。したがっ
て、小ブロックの倒れ込みが一層抑制され、踏面におけ
る接地面積が増大し、氷雪性能がさらに向上する。
【0033】請求項5に記載の発明では、タイヤ周方向
に対して所定角度傾斜したコードを平行に配設した複数
の補強層と、積層された前記補強層の上部に設けられた
トレッドと、前記トレッド表面において、タイヤ周方向
に形成された主溝と、前記主溝と交差する方向に形成さ
れたラグ溝とによって区画されたサイプ入りブロック状
陸部と、を備える空気入りタイヤであって、前記サイプ
は、前記主溝およびラグ溝に連通しない閉ループ形状で
あって、前記ブロック状陸部の踏面上に露出している表
面部とサイプ底に形成された底部とを含み、前記表面部
から前記底部へ向かって捩じられていることを特徴とす
る。
【0034】請求項5記載の発明の作用について説明す
る。
【0035】サイプが表面部から底部に向かって捩じら
れた構造となっているため、ブロック状陸部が接地圧に
よって高さ方向で圧縮されて横方向に膨らむことによ
り、サイプによって分割された小ブロック同士が当接す
る。また、閉ループ形状に形成されたサイプが捩じられ
ているため、タイヤ周方向(タイヤ回転方向)に作用す
る力のみでなく他の方向から作用する力によってもサイ
プによって分割された小ブロック同士が当接する。さら
に、接地圧によって小ブロックが回転運動を行うため、
隣接する小ブロック同士が強い力で当接される。
【0036】このように、サイプが捩じって形成されて
いることによって、小ブロック同士が強い力で当接して
倒れ込みを確実に抑制する。この結果、小ブロックの踏
面における接地面積が増加し、氷雪性能を向上させる。
【0037】また、接地圧がブロック状陸部の踏面に作
用すると、ブロック状陸部の高さ方向が圧縮され、サイ
プに案内されてさらにサイプが一層捩じれる方向に小ブ
ロックが変形する。この変形により、小ブロックに前記
捩じれる方向と逆方向のSAT(原形に復元しようとす
る回転モーメント)が発生する。
【0038】そこで、適切な方向にサイプを捩じったブ
ロック状陸部をトレッド表面に形成することにより、最
外層の補強層を構成するコードのタイヤ周方向に対する
傾斜によって発生するSATを低減させる。すなわち、
ブロック状陸部で発生するSATによってコードによる
SATを抑制することができる。
【0039】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の
いずれか1項記載の発明において、前記ブロック状陸部
は踏面から基底部に向かって捩じられていることを特徴
とする。
【0040】請求項6記載の発明の作用について説明す
る。
【0041】サイプのみならずブロック状陸部も捩じら
れているため、接地圧によってブロック状陸部に作用す
る回転方向の力が増大する。これによって、ブロック状
陸部において隣接する小ブロック同士を当接させる力、
あるいは小ブロックのSAT(原形に復元しようとする
回転モーメント)が一層大きくなり、空気入りタイヤの
操縦安定性を一層増大させる。
【0042】請求項7に記載の発明は、請求項6記載の
発明において、前記ブロック状陸部の捩じり方向は、サ
イプの踏面からサイプ底に向かう捩じり方向と同一方向
であることを特徴とする。
【0043】請求項7記載の発明の作用について説明す
る。
【0044】サイプの踏面からサイプ底に向かう捩じり
方向とブロック状陸部の捩じり方向が同一方向であるた
め、接地圧によるサイプによって発生する小ブロックの
回転方向と、ブロック状陸部の捩じれによって発生する
ブロック状陸部の回転方向が一致する。したがって、ブ
ロック状陸部で発生するSAT(原形に復元しようとす
る回転モーメント)がさらに大きくなり、コードによっ
て発生するSATの抑制が一層容易になる。これによ
り、操縦安定性が一層向上する。
【0045】請求項8に記載の発明は、請求項6記載の
発明において、前記ブロック状陸部の捩じり方向は、サ
イプの踏面からサイプ底に向かう捩じり方向と反対方向
であることを特徴とする。
【0046】請求項8記載の発明の作用について説明す
る。
【0047】ブロック状陸部の捩じり方向とサイプの踏
面からサイプ底に向かう捩じり方向が逆であるため、ブ
ロック状陸部の捩じりによって発生するブロック状陸部
の回転方向とサイプの捩じりによって発生する小ブロッ
クの回転方向が反対であるため、小ブロック同士が相互
に強い力で接触させられる。この結果、小ブロックの倒
れ込みがさらに一層抑制され、氷雪性能が向上する。
【0048】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]本発明の第1実
施形態に係る空気入りタイヤを図1〜図4を参照して説
明する。
【0049】図1に示すように、本実施形態の空気入り
タイヤ10のトレッド12には、タイヤ周方向(矢印A
方向、以下A方向という)に沿って延びる主溝14と、
タイヤ幅方向(矢印B方向、以下B方向という)に沿っ
て延びるラグ溝16によって区画されたブロック18が
複数形成されている。
【0050】トレッド12の下には、空気入りタイヤ1
0の剛性を確保するために、スチールコード19がA方
向に対して所定角度傾斜して配設された補強層が積層さ
れている。トレッド12の表面に最も近い最外補強層に
は、スチールコード19が、図1に示すように、A方向
に対して所定角度θ1傾斜して平行に配設されている。
【0051】ブロック18は、図2に示すように、B方
向の側面20、22に対して開口している(両側開口)
サイプ24が形成されている。
【0052】サイプ24は、踏面26において直線であ
る表面部28と、サイプ底において直線である底部30
とを含み、踏面26から平面視した場合に、図3に示す
ように表面部28と底部30がX型にクロスしている。
【0053】また、サイプ24は側面20において直線
である第1側面部32と、側面22において直線である
第2側面部34とを含み、側面20から側面視した場合
に、図4に示すように、第1側面部32と第2側面部3
4がX型にクロスしている。
【0054】すなわち、サイプ24は、踏面26からの
平面視において表面部28と底部30とが交差する点を
通過するとともに踏面26に垂直な回転軸Zを中心とし
て、表面部28から底部30へ向かって角度θ2だけ捩
じった形状となっている。
【0055】また、サイプ24は、側面20からの側面
視において第1側面部32と第2側面部34とが交差す
る点を通過するとともに踏面26に略平行な回転軸Yを
中心として、第1側面部32から第2側面部34へ向か
って角度θ12だけ捩じった形状となっている。
【0056】このように形成されたサイプ24によって
ブロック18は、踏面26側で小ブロック18a〜18
dに分割されている。
【0057】このように形成された空気入りタイヤ10
を車両に装着して走行することにより、次のような作用
が得られる。
【0058】ブロック18の踏面26には、路面から踏
面26に垂直な力が作用する。これにより、ブロック1
8はブロック高さ方向(矢印C方向、以下C方向とい
う)に圧縮されて横方向(A、B方向)に膨らむため、
サイプ24を挟んで対向する小ブロック同士が当接す
る。その際、サイプ24が捩じった形状に形成されてい
るため、摩擦力によってタイヤ回転方向であるA方向に
作用する力のみならず、コーナリング時に作用するB方
向の力等によっても隣接する小ブロック同士が当接す
る。
【0059】また、接地圧によって小ブロック18a〜
18dが踏面26からの平面視において時計回りに回転
する(図3実線矢印参照)ため、これによって隣接する
小ブロック同士が当接する。
【0060】すなわち、サイプ24が捩じった形状に形
成されているため、様々な方向から作用する力によって
隣接する小ブロック同士が強く接触する。
【0061】これによって、小ブロック18a〜18d
の倒れ込みが大きく抑制され、ブロック18の踏面26
における接地面積を増大させ、良好な氷雪性能を確保す
る。
【0062】また、上述した小ブロック18a〜18d
の回転により、各小ブロック18a〜18dには、原形
に復元しようとする反時計回りの回転モーメント(SA
T)が発生する(図3、破線矢印参照)。
【0063】したがって、最外層の補強層に平行に配設
されたスチールコード19によって生ずる時計回りのS
AT(図1矢印参照)を各ブロック18が発生させる反
時計回りのSATによって抑制(低減)することができ
る。
【0064】ところで、踏面26からの平面視における
回転軸Zの位置P1は、B方向において側面20から側
面22に向かって0.2W≦P1≦0.8W(Wはブロ
ック18のB方向幅、以下同様)の範囲内であることが
好ましい。この範囲内に回転軸Zを位置させることによ
って小ブロック18a〜18dの剛性が増大し、小ブロ
ック18a〜18dの倒れ込みを防止できる。この結
果、氷雪性能が一層向上する。
【0065】また、側面20からの側面視における回転
軸Yの位置P2は、C方向において踏面26から底部3
0(サイプ底)に向かって0.2F≦P1≦0.6F
(Fはサイプ24の垂直(C方向)深さ、以下同様)の
範囲内であることが好ましい。この範囲内に回転軸Yを
位置させることによって小ブロック18a〜18dの剛
性が増大し、小ブロック18a〜18dの倒れ込みを防
止できる。この結果、氷雪性能がさらに向上する。
【0066】なお、本実施形態におけるブロック18の
サイズは、長さL×幅W×高さHが30mm×20mm
×10mmである。サイプ24の踏面26からの垂直深
さFが8mmである。また、サイプ24は、側面20に
おいてブロック18のA方向端面からの距離a、および
隣接するサイプ同士の距離aが7mm、他端面までの距
離bが9mmの位置に形成されるとともに、反対側の側
面22においてブロック18のA方向端面からの距離b
が9mm、隣接するサイプ同士の距離a、および他端面
までの距離aが7mmの位置に形成され、この両端面間
を直線で結ぶ形状である。なお、サイプ24の捩じり角
度θ2は、11.4°であり、捩じり角度θ12は、2
8.1°である。 [第2実施形態]次に、本発明の第2実施形態に係る空
気入りタイヤについて図5および図6を参照して説明す
る。第1実施形態の空気入りタイヤと異なるのはサイプ
形状のみなので、サイプとこのサイプを形成するために
用いるブレードについてのみ説明する。なお、第1実施
形態と同様の構成要素には、同一の参照符号を付し、そ
の詳細な説明を省略する。
【0067】先ず、サイプを形成するブレードの形状に
ついて図6を参照して説明する。ブレード40は、D方
向断面において高さ0.5Kの三角形である凸部42が
仮想中心面Vの両側に間隔Jで交互に突出するジクザグ
形状に形成され、各凸部42がD方向に直交するE方向
に延びている。このように形成されたブレード40は、
仮想中心面Vが第1実施形態のサイプ24と同じ位置に
なるように配設され、モールドにおいてブロックが加硫
成形される。
【0068】このブレード40によって成形されたブロ
ック18のサイプ44は、側面20から側面視した場合
に、図5に示すように、ブロック18においてサイプ4
4の仮想中心面Vが第1実施形態のサイプ24と同一位
置に位置するように形成されている。
【0069】すなわち、側面20から側面視した場合
に、サイプ44は、図5に示すように、側面20におけ
る第1側面部46(の仮想中心面V)と側面22におけ
る第2側面部48(の仮想中心面V)とがX型にクロス
している。また、踏面26から平面視した場合には、図
3のサイプ24の位置にサイプ44の仮想中心面Vが位
置するように形成されている。
【0070】したがって、第1実施形態のサイプ24と
略同様に、サイプ44の仮想中心面Vは、踏面26に垂
直な回転軸Zを中心として踏面26からサイプ底へ向か
って踏面26からの平面視において角度θ2だけが捩じ
られた形状となっている(図3参照)。
【0071】また、サイプ44の仮想中心面Vは、側面
20からの側面視において、側面20と側面22の仮想
中心面Vが交差する点を通過するとともに踏面26に略
平行な回転軸Yを中心として、側面20から側面22に
向かって角度θ12だけ捩じられた形状となっている
(図5参照)。
【0072】なお、サイプ44は、図5に示すように、
ブレード40の凸部42に対応して仮想中心面Vに対し
て第1の方向に突出する第1凸部45aと第1の方向と
反対である第2の方向に突出する第2凸部45bとを有
している。
【0073】このように形成された空気入りタイヤ10
を車両に装着して走行することにより、次のような作用
が得られる。
【0074】すなわち、第1実施形態と同様に、サイプ
44が角度θ2だけ捩じられて形成されているため、ブ
ロック18の踏面26から作用する様々な方向からの力
によって隣接する小ブロック同士が強い力で当接する。
【0075】また、接地圧によって小ブロック18a〜
18dが踏面26からの平面視において時計回りに回転
する(図3実線矢印参照)ため、これによって隣接する
小ブロック同士が当接する。
【0076】特に、サイプ44は、AC断面(A方向と
C方向とでなす平面で切った断面、以下同様)が三角形
状である凹凸部を有しているため、小ブロック18a〜
18dのC方向の圧縮によってサイプ44を挟んで隣接
する小ブロックの凹凸面が強い力で当接される。
【0077】この結果、小ブロック18a〜18dの倒
れ込みがさらに抑制され、氷雪性能を一層向上させるこ
とができる。
【0078】また、第1実施形態と同様に、サイプ44
は回転軸Zを中心に角度θ2だけ捩じった形状であるた
め、小ブロック18a〜18dが接地圧により踏面26
からの平面視において時計回りに回転する。
【0079】この回転によって各小ブロック18a〜1
8dには、原形に復元しようとする反時計回りの回転モ
ーメント(SAT)が発生する。
【0080】したがって、最外層の補強層に平行に配設
されたスチールコード19によって生ずる時計回りのS
AT(図1矢印参照)を各ブロック18が発生させる反
時計回りのSATによって抑制(低減)することができ
る。
【0081】ところで、踏面26からの平面視における
回転軸Zの位置P1は、第1実施形態と同様に、B方向
において側面20から側面22に向かって0.2W≦P
1≦0.8Wの範囲内であることが好ましい。また、側
面20からの側面視における回転軸Yの位置P2は、C
方向において踏面26から底部30に向かって0.2F
≦P2≦0.6Fの範囲内であることが好ましい。この
範囲内に回転軸Zおよび回転軸Yを位置させることによ
って小ブロック18a〜18dの剛性が増大し、小ブロ
ック18a〜18dの倒れ込みを防止できる。この結
果、氷雪性能が一層向上する。
【0082】なお、本実施形態におけるブロック18の
サイズは、第1実施形態と同様に、長さL×幅W×高さ
Hが30mm×20mm×10mmである。サイプ44
の踏面26からの垂直深さFが8mmである。また、仮
想中心面Vは側面20においてブロック18のA方向端
面からの距離a、および隣接するサイプ同士の距離aが
7mm、他端面までの距離bが9mmの位置になるよう
にサイプ44が形成されるとともに、反対側の側面22
においてブロック18のA方向端面からの距離bが9m
m、隣接するサイプ同士の距離a、および他端面までの
距離aが7mmの位置に形成され、この両端面間を直線
で結ぶ形状である。なお、サイプ44の捩じり角度θ2
は11.4°であり、捩じり角度θ12は28.1°で
ある。
【0083】なお、サイプ44は、ブレード40の仮想
中心面VのD方向をサイプ深さ方向に、E方向をサイプ
幅方向に一致させた形状となる。したがって、サイプ4
4の三角形断面の間隔と高さは、ブレードと同様であ
り、隣接する三角形の頂点間の距離Jが2mmであり、
頂点同士の高さの差Kが1mm(仮想中心面Vからの高
さ0.5Kが0.5mm)である。 [第3実施形態]続いて、本発明の第3実施形態に係る
空気入りタイヤについて図7および図8を参照して説明
する。第1および第2実施形態の空気入りタイヤと異な
るのはサイプ形状のみなので、サイプとこのサイプを形
成するために用いるブレードについてのみ説明する。な
お、第1および第2実施形態と同様の構成要素には、同
一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0084】先ず、サイプを形成するブレードの形状に
ついて図8を参照して説明する。ブレード50は、E方
向断面において高さ0.5Lの三角形である凸部52が
仮想中心面Vの両側に間隔Mで交互に突出するジクザグ
形状に形成されるとともに、各凸部52がE方向と直交
するD方向に延びている。このように形成されたブレー
ド50は、仮想中心面Vが第1実施形態のサイプ24と
同じ位置に形成されるように配設され、モールドにおい
てブロックが加硫成形される。
【0085】このブレード50によって成形されたブロ
ック18のサイプ54は、踏面26から平面視した場合
に、図7に示すように、仮想中心面Vが第1実施形態の
サイプ24と同一位置に位置するように設けられてい
る。すなわち、踏面26から平面視した場合に、図7に
示すように、サイプ54は踏面26における表面部56
(の仮想中心面V)とサイプ底における底部58(の仮
想中心面V)とがX型にクロスしている。
【0086】また、側面20から側面視した場合には、
図4のサイプ24の位置にサイプ54の仮想中心面Vが
位置するように形成されており、側面20における仮想
中心面Vと側面22における仮想中心面VがX型にクロ
スしている。
【0087】したがって、第1実施形態のサイプ24と
同様に、サイプ54は、表面部56の仮想中心面Vと底
部58の仮想中心面Vとが交差する点を通過し、踏面2
6に垂直な回転軸Zを中心として踏面26からサイプ底
へ向かって角度θ2だけ捩じられた形状となっている。
【0088】また、側面視した場合には、サイプ54
は、側面20の仮想中心面Vと側面22の仮想中心面V
との交差する点を通過し、踏面26に略平行な回転軸Y
を中心として側面20から側面22へ向かって角度θ1
2だけ捩じられた形状となっている。
【0089】なお、サイプ54は、図7に示すように、
ブレード50の凸部52に対応して仮想中心面Vに対し
て第1の方向に突出する第1凸部55aと第1の方向と
反対である第2の方向に突出する第2凸部55bとを有
している。
【0090】このように形成された空気入りタイヤ10
を車両に装着して走行することにより、次のような作用
が得られる。
【0091】すなわち、第1実施形態と同様に、サイプ
54が踏面26からの平面視において角度θ2だけ捩じ
られて形成されているため、摩擦力によってA方向から
作用する力のみならずブロック18の踏面26から作用
する様々な方向から力によって小ブロック18a〜18
d同士が強い力で当接する。特に、サイプ54は、踏面
26と平行な面において断面三角形状である凹凸部を形
成しているため、小ブロック18a〜18dがC方向の
圧縮によって実線矢印方向に変形(回転)することによ
り、隣接する小ブロック同士の凹凸部が強く噛み合う。
【0092】したがって、小ブロック18a〜18dの
倒れ込みをさらに抑制し、氷雪性能を一層向上させるこ
とができる。
【0093】また、第1実施形態と同様に、サイプ54
は回転軸Zを中心に角度θ2だけ捩じられた形状である
ため、小ブロック18a〜18dが接地圧により踏面2
6からの平面視において時計回りに回転する(図7実線
矢印参照)。
【0094】この回転によって各小ブロック18a〜1
8dには、原形に復元しようとする反時計回りの回転モ
ーメント(SAT)が発生する(図7破線矢印参照)。
【0095】したがって、最外層の補強層に平行に配設
されたスチールコード19によって生ずる時計回りのS
AT(図1矢印参照)を各ブロック18が発生させる反
時計回りのSATによって抑制(低減)することができ
る。
【0096】ところで、踏面26からの平面視における
回転軸Zの位置P1は、第1実施形態と同様に、B方向
において側面20から側面22に向かって0.2W≦P
1≦0.8Wの範囲内であることが好ましい。また、側
面20からの側面視における回転軸Yの位置P2は、C
方向において踏面26から底部(サイプ底)に向かって
0.2F≦P2≦0.6Fの範囲内であることが好まし
い。この範囲内に回転軸Zおよび回転軸Yを位置させる
ことによって小ブロック18a〜18dの剛性が増大
し、小ブロック18a〜18dの倒れ込みを防止でき
る。この結果、氷雪性能が一層向上する。
【0097】なお、本実施形態におけるブロック18の
サイズは、第1実施形態と同様に、長さL×幅W×高さ
Hが30mm×20mm×10mmである。サイプ54
の踏面26からの垂直深さFが8mmである。また、仮
想中心面Vは側面20においてブロック18のA方向端
面からの距離a、および隣接するサイプ同士の距離aが
7mm、他端面までの距離bが9mmの位置になるよう
にサイプ54が形成されるとともに、反対側の側面22
においてブロック18のA方向端面からの距離bが9m
m、隣接するサイプ同士の距離a、および他端面までの
距離aが7mmの位置に形成され、この両端面間を直線
で結ぶ形状である。なお、サイプ54の捩じり角度θ2
は11.4°であり、捩じり角度θ12は28.1°で
ある。
【0098】なお、サイプ54は、ブレード50の仮想
中心面VのD方向をサイプ深さ方向に、E方向をサイプ
幅方向に一致させた形状となる。したがって、サイプ5
4の三角形断面の間隔と高さは、ブレード50と同様で
あり、隣接する三角形の頂点間の距離Mが1mmであ
り、頂点同士の高さの差Lが1mm(仮想中心面Vから
の高さ0.5Lが0.5mm)である。 [第4実施形態]次に、本発明の第4実施形態に係る空
気入りタイヤについて図9を参照して説明する。第1〜
第3実施形態の空気入りタイヤと異なるのはサイプ形状
のみなので、このサイプを形成するために用いるブレー
ドの説明によってサイプ形状の説明に代える。なお、第
1〜第3実施形態と同様の構成要素には、同一の参照符
号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0099】ブレード60は、図9に示すように、仮想
中心面Vの両側に交互に突出する断面三角形の凸部62
がD方向とE方向の両方向から所定角度傾斜した矢印G
方向に連続する形状に形成されている。
【0100】ブレード60は、D方向断面において、第
2実施形態と同様に高さ0.5Kの三角形である凸部6
2が仮想中心面Vの両側に間隔Jで交互に突出するジク
ザグ形状に形成されている。また、ブレード60は、E
方向断面において、第3実施形態と同様に高さ0.5L
の三角形である凸部62が仮想中心面Vの両側に間隔M
で交互に突出するジクザグ形状に形成されている。
【0101】このように形成されたブレード60は、仮
想中心面Vを第1実施形態のサイプ24と同じ位置に配
設され、モールドにおいてブロックが加硫成形される。
【0102】このブレード60によって成形されたブロ
ック18のサイプ(図示せず)は、仮想中心面Vが第1
実施形態のサイプ24と同一位置に位置するように設け
られている。したがって、サイプの仮想中心面Vは、踏
面26に垂直な回転軸Zを中心として踏面26からサイ
プ底へ向かって角度θ2だけ捩じられた形状となってい
る(図7参照)。また、サイプの仮想中心面Vは、踏面
26に略平行な回転軸Yを中心として側面20から側面
22に向かって角度θ12だけ捩じられた形状となって
いる(図5参照)。
【0103】このように形成された空気入りタイヤ10
を車両に装着して走行することにより、次のような作用
が得られる。
【0104】すなわち、第1実施形態と同様に、サイプ
が踏面26から見て角度θ2だけ捩じられて形成されて
いるため、A方向から作用する力のみでなくブロック1
8の踏面26から作用する様々な方向から力によって小
ブロック18a〜18d同士が強い力で当接される。
【0105】特に、サイプは、サイプ深さ方向にも踏面
26と平行な面にも断面三角形状である凹凸部を形成し
ているため、小ブロック18a〜18dのC方向の圧縮
によってサイプを挟んで隣接する小ブロックの凹凸面が
強い力で当接されるとともに、圧縮に伴う小ブロック1
8a〜18dの回転運動によって隣接する小ブロック同
士の凹凸部が強く噛み合う。
【0106】したがって、小ブロック18a〜18dの
倒れ込みをさらに抑制し、氷雪性能を一層向上させるこ
とができる。
【0107】また、第1実施形態と同様に、サイプは回
転軸Zを中心に角度θ2だけ捩じられた形状であるた
め、小ブロック18a〜18dが接地圧により踏面26
からの平面視において時計回りに回転する。
【0108】この回転によって各小ブロック18a〜1
8dには、原形に復元しようとする反時計回りの回転モ
ーメント(SAT)が発生する。
【0109】したがって、最外層の補強層に平行に配設
されたスチールコード19によって生ずる時計回りのS
AT(図1矢印参照)を各ブロック18が発生させる反
時計回りのSATによって抑制(低減)することができ
る。
【0110】ところで、踏面26からの平面視における
回転軸Zの位置P1は、第1実施形態と同様に、B方向
において側面20から側面22に向かって0.2W≦P
1≦0.8Wの範囲内であることが好ましい。また、側
面20からの側面視における回転軸Yの位置P2は、C
方向において踏面26から底部30(サイプ底)に向か
って0.2F≦P2≦0.6Fの範囲内であることが好
ましい。この範囲内に回転軸Zおよび回転軸Yを位置さ
せることによって小ブロック18a〜18dの剛性が増
大し、小ブロック18a〜18dの倒れ込みを防止でき
る。この結果、氷雪性能が一層向上する。
【0111】なお、本実施形態におけるブロック18の
サイズは、第1実施形態と同様に、長さL×幅W×高さ
Hが30mm×20mm×10mmである。サイプの踏
面26からの垂直深さFが8mmである。また、仮想中
心面Vは側面20においてブロック18のA方向端面か
らの距離a、および隣接するサイプ同士の距離aが7m
m、他端面までの距離bが9mmの位置になるようにサ
イプが形成されるとともに、反対側の側面22において
ブロック18のA方向端面からの距離bが9mm、隣接
するサイプ同士の距離a、および他端面までの距離aが
7mmの位置に形成され、この両端面間を直線で結ぶ形
状である。なお、サイプの捩じり角度θ2は11.4°
であり、捩じり角度θ12は28.1°である。
【0112】なお、サイプは、ブレード60の仮想中心
面VのD方向をサイプ深さ方向に、E方向をサイプ幅方
向に一致させた形状となる。したがって、サイプの三角
形断面の間隔と高さは、ブレード60と同様であり、サ
イプ幅方向における隣接する三角形の頂点間の距離Jが
2mmであり、頂点同士の高さの差Kが1mm(仮想中
心面Vからの高さ0.5Kが0.5mm)であり、サイ
プ深さ方向における隣接する三角形の頂点間の距離Mが
1mmであり、頂点同士の高さの差Lが1mm(仮想中
心面Vからの高さ0.5Lが0.5mm)である。 [第5実施形態]さらに、本発明の第5実施形態に係る
空気入りタイヤについて図10を参照して説明する。第
1実施形態の空気入りタイヤと異なるのはブロック形状
およびサイプ形状のみなので、ブロックおよびサイプに
ついてのみ説明する。なお、第1実施形態と同様の構成
要素には、同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省
略する。
【0113】ブロック70は、踏面74からの平面視に
おいて、トレッド表面において主溝14と同一高さの底
面72から踏面74へ向かって回転軸Uを中心にして角
度θ3だけ回転した形状となっている。すなわち、踏面
74に垂直な回転軸Uを中心にして踏面74から底面7
2に向かって反時計まわりに角度θ3だけ捩じった形状
となっている。
【0114】また、ブロック70に設けられたサイプ7
6も、踏面74において直線である表面部78とサイプ
底において直線である底部80とが、踏面74からの平
面視においてX型にクロスしている。すなわち、サイプ
76も踏面74に垂直な回転軸Zを中心にして踏面74
からサイプ底に向かってブロック18と同一方向の反時
計回りに角度θ4だけ捩じられた形状となっている。
【0115】さらに、サイプ76は、側面71において
直線である第1側面部75と側面73において直線であ
る第2側面部77が側面71からの側面視においてX型
にクロスしている。すなわち、サイプ76も踏面74に
平行な回転軸Y(図示せず)を中心として第1側面部7
5から第2側面部77へ角度θ13(図示せず)だけ捩
じられた形状となっている。
【0116】このように形成された空気入りタイヤ10
を車両に装着して走行することにより、次のような作用
が得られる。
【0117】すなわち、第1実施形態と同様に、サイプ
76が角度θ4だけ捩じられて形成されているため、A
方向から作用する力のみでなくブロック70の踏面74
から作用する様々な方向から力によって小ブロック70
a〜70d同士が強い力で当接される。
【0118】しかも、サイプ76およびブロック70が
同方向に捩じられているため、小ブロック70a〜70
dが踏面74からの平面視において時計回りの回転運動
(図10実線矢印参照)を行い、隣接する小ブロック同
士が一段と強い力で当接される。
【0119】したがって、小ブロック70a〜70dの
倒れ込みをさらに抑制し、氷雪性能を一層向上させるこ
とができる。
【0120】また、第1実施形態と同様に、サイプ76
は回転軸Zを中心に角度θ4だけ捩じった形状であるた
め、小ブロック70a〜70dが接地圧により踏面74
からの平面視において時計回りに回転する(図10実線
矢印参照)。
【0121】この回転によって各小ブロック70a〜7
0dには、原形に復元しようとする反時計回りの回転モ
ーメント(SAT)が発生する(図10破線矢印参
照)。
【0122】同時に、ブロック70も回転軸Uを中心に
して角度θ3だけ捩じられた形状であるので、接地圧に
よって踏面74からの平面視において時計回りに回動す
る(図10太線の実線矢印参照)。
【0123】この回転によってブロック70にも、原形
に復元しようとする反時計回りの回転モーメント(SA
T)が発生する(図10太線の破線矢印参照)。
【0124】このように、本実施形態のブロック70に
おいては、ブロック70とサイプ76を同一方向に捩じ
った形状に形成したことによって、一層強いSATを発
生させることができた。
【0125】したがって、最外層の補強層に平行に配設
されたスチールコード19によって生ずる時計回りのS
AT(図1矢印参照)をブロック70と小ブロック70
a〜70dが発生させる反時計回りの回転モーメントに
よって抑制(低減)することができる。
【0126】ところで、踏面74からの平面視における
回転軸Zの位置P1は、第1実施形態と同様に、B方向
において側面20から側面22に向かって0.2W≦P
1≦0.8Wの範囲内であることが好ましい。また、側
面71からの側面視における回転軸Yの位置P2は、C
方向において踏面26から底部30に向かって0.2F
≦P2≦0.6Fの範囲内であることが好ましい。この
範囲内に回転軸Zおよび回転軸Yを位置させることによ
って小ブロック18a〜18dの剛性が増大し、小ブロ
ック18a〜18dの倒れ込みを防止できる。この結
果、氷雪性能が一層向上する。
【0127】なお、本実施例におけるブロック70のサ
イズは、第1実施形態のブロック18と同様に、長さL
×幅W×高さHが30mm×20mm×10mm(図2
参照)である。また、サイプの踏面74からの垂直深さ
Fが8mmである。ブロック70の回転軸Uを中心にし
た捩じり角度θ3が5°である。
【0128】また、サイプ76は側面82においてブロ
ック70のA方向端面からの距離a、および隣接するサ
イプ同士の距離aが7mm、他端面までの距離bが9m
mの位置に形成されるとともに、反対側の側面84にお
いてブロック70のA方向端面からの距離bが9mm、
隣接するサイプ同士の距離a、および他端面までの距離
aが7mmの位置に形成され、この両端面間を直線で結
ぶ形状である。なお、サイプ76の捩じり角度θ4は1
1.4°であり、捩じり角度θ13は28.1°であ
る。 [第6実施形態]さらに続いて、本発明の第6実施形態
に係る空気入りタイヤについて図11を参照して説明す
る。第1実施形態の空気入りタイヤと異なるのはブロッ
ク形状およびサイプ形状のみなので、ブロックおよびサ
イプについてのみ説明する。なお、第1実施形態と同様
の構成要素には、同一の参照符号を付し、その詳細な説
明を省略する。
【0129】ブロック90は、踏面94からの平面視に
おいて、図11に示すように、トレッド表面において主
溝14と同一高さの底面92から踏面94へ向かって角
度θ5だけ回転させた形状となっている。すなわち、踏
面94に垂直な回転軸Uを中心にして踏面94から底面
92に向かって時計回りに角度θ5だけ捩じった形状と
なっている。
【0130】また、ブロック90に設けられたサイプ9
6も、踏面94において直線である表面部98とサイプ
底において直線である底部100とが、踏面94からの
平面視においてX型にクロスしている。すなわち、サイ
プ96も踏面94に垂直な回転軸Zを中心にして踏面9
4からサイプ底に向かってブロック18と反対方向の反
時計回りに角度θ6だけ捩じった形状となっている。
【0131】さらに、サイプ96は、側面91において
直線である第1側面部95と側面93において直線であ
る第2側面部97が側面91からの側面視においてX型
にクロスしている。すなわち、サイプ96も踏面94に
平行な回転軸Y(図示せず)を中心として第1側面部9
5から第2側面部97へ角度θ14(図示せず)だけ捩
じられた形状となっている。
【0132】このように形成された空気入りタイヤ10
を車両に装着して走行することにより、次のような作用
が得られる。
【0133】すなわち、第1実施形態と同様に、サイプ
96が角度θ6だけ捩じられて形成されているため、A
方向から作用する力のみでなくブロック90の踏面94
から作用する様々な方向から力によって小ブロック90
a〜90d同士が強い力で当接される。
【0134】さらに、サイプとブロックが反対向きに捩
じられているために、小ブロックに反対向きの回転力が
作用する。このによって、隣接する小ブロック同士が非
常に強く当接される。
【0135】したがって、小ブロック90a〜90dの
倒れ込みをさらに抑制し、氷雪性能を一層向上させるこ
とができる。
【0136】また、第1実施形態と同様に、サイプ96
は回転軸Zを中心に角度θ6だけ捩じられた形状である
ため、小ブロック90a〜90dが接地圧により踏面9
4からの平面視において時計回りに回転する(図11実
線矢印参照)。
【0137】この回転によって各小ブロック90a〜9
0dには、原形に復元しようとする反時計回りの回転モ
ーメント(SAT)が発生する(図11破線矢印参
照)。
【0138】同時に、ブロック90も回転軸Uを中心に
して角度θ5だけ捩じられた形状であるので、接地圧に
よって踏面94からの平面視において反時計回りに回動
する(図11太線の実線矢印参照)。
【0139】この回転によってブロック90にも、原形
に復元しようとする時計回りの回転モーメント(SA
T)が発生する。
【0140】したがって、この回転モーメントの差がブ
ロック90に発生するSATとなる。
【0141】したがって、トレッド12の表面に適切な
方向にブロック90を配設することによって、最外層の
補強層に平行に配設されたスチールコード19によって
生ずるSAT(図1矢印参照)をブロック90と小ブロ
ック90a〜90dが発生させるSATによって抑制
(低減)することができる。
【0142】ところで、踏面94からの平面視における
回転軸Zの位置P1は、第1実施形態と同様に、B方向
において側面20から側面22に向かって0.2W≦P
1≦0.8Wの範囲内であることが好ましい。また、側
面91からの側面視における回転軸Yの位置P2は、C
方向において踏面26から底部30に向かって0.2F
≦P2≦0.6Fの範囲内であることが好ましい。この
範囲内に回転軸Zおよび回転軸Yを位置させることによ
って小ブロック18a〜18dの剛性が増大し、小ブロ
ック18a〜18dの倒れ込みを防止できる。この結
果、氷雪性能が一層向上する。
【0143】なお、本実施例におけるブロック90のサ
イズは、第1実施形態のブロック18と同様に、長さL
×幅W×高さHが30mm×20mm×10mm(図2
参照)である。また、サイプの踏面94からの垂直深さ
Fが8mmである。ブロック90の回転軸Uを中心にし
た捩じり角度θ5が5°である。
【0144】また、サイプ96は側面102においてブ
ロック90のA方向端面からの距離a、および隣接する
サイプ同士の距離aが7mm、他端面までの距離bが9
mmの位置に形成されるとともに、反対側の側面104
においてブロック90のA方向端面からの距離bが9m
m、隣接するサイプ同士の距離a、および他端面までの
距離aが7mmの位置に形成され、この両端面間を直線
で結ぶ形状である。なお、サイプ96の捩じり角度θ6
は11.4°であり、捩じり角度θ14は28.1°で
ある。 [第7実施形態]次に、本発明の第7実施形態に係る空
気入りタイヤについて図12および図13を参照して説
明する。第1実施形態の空気入りタイヤと異なるのはサ
イプ形状のみなので、サイプについてのみ説明する。な
お、第1実施形態と同様の構成要素には、同一の参照符
号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0145】ブロック18に形成されたサイプ110
は、AB断面が四角形状の閉ループであり、踏面26に
おいて四角形の表面部112とサイプ底部において表面
部112と同一形状で踏面26からの平面視において角
度θ7だけ回転している位置にある四角形の底面部11
4とを連続的に接続している。すなわち、サイプ110
は踏面26に垂直な回転軸Zを中心にして踏面26から
サイプ底に向かって反時計回りに角度θ7だけ捩じった
形状となっている。ブロック18の踏面26側は、この
サイプ110により内側の小ブロック18eと外側の小
ブロック18fに分割されている。
【0146】このように形成された空気入りタイヤ10
を車両に装着して走行することにより、次のような作用
が得られる。
【0147】接地圧によりブロック18がC方向に圧縮
され、A方向、B方向に膨張することにより、サイプ1
10を挟んで対向する小ブロック18e、18fが当接
する。この際、小ブロック18eがサイプ110に案内
されて時計回りに捩じる方向へさらに変形するため、小
ブロック18fと強い力で当接する。
【0148】したがって、小ブロック18e、18fの
倒れ込みを抑制し、踏面26における接地面積を増大さ
せることにより、空気入りタイヤ10の氷雪性能を向上
させる。
【0149】また、第1実施形態と同様に、サイプ11
0は回転軸Zを中心に角度θ7だけ捩じられた形状であ
るため、小ブロック18eが接地圧により踏面26から
の平面視において時計回りに回転する(図12実線矢印
参照)。
【0150】この回転によって小ブロック18eには、
原形に復元しようとする反時計回りの回転モーメント
(SAT)が発生する(図12破線矢印参照)。
【0151】したがって、最外層の補強層に平行に配設
されたスチールコード19によって生ずる時計回りのS
AT(図1矢印参照)を小ブロック18eが発生させる
反時計回りのSATによって抑制(低減)することがで
きる。
【0152】なお、本実施例におけるブロック18のサ
イズは、第1実施形態と同様に、長さL×幅W×高さH
が30mm×20mm×10mmである。また、サイプ
の踏面26からの垂直深さFが8mmである。
【0153】また、サイプ110は踏面26においてブ
ロック18のA方向端面およびB方向端面からの距離c
が6mmの位置に形成されている。サイプ110の捩じ
り角度θ7は、5°である。 [第8実施形態]次に、本発明の第8実施形態に係る空
気入りタイヤについて図14および図15を参照して説
明する。第1実施形態の空気入りタイヤと異なるのはブ
ロック形状およびサイプ形状のみなので、ブロックおよ
びサイプについてのみ説明する。なお、第7実施形態と
同様の構成要素には、同一の参照符号を付し、その詳細
な説明を省略する。
【0154】ブロック120は、トレッド表面において
主溝と同一高さの底面122と平面視において前記底面
122と角度θ8だけ回転した位置にある踏面124と
を連続した形状となっている。すなわち、踏面124に
垂直な回転軸Uを中心にして踏面124から底面122
に向かって角度θ8だけ反時計回りに捩じった形状とな
っている。
【0155】また、ブロック120に設けられた四角形
状に周回する閉ループであるサイプ126も、踏面12
4において四角形である表面部128とサイプ底におい
て表面部128と同一形状の四角形である底部130と
が、踏面124からの平面視において角度θ9だけ回転
している。すなわち、サイプ126も踏面124に垂直
な回転軸Zを中心にして踏面124からサイプ底に向か
ってブロック120と同一方向の反時計回りに角度θ9
回転した形状となっている。なお、本実施形態において
は角度θ8と角度θ9は同一であるが、異なっていても
良い。
【0156】なお、ブロック120の踏面124側は、
このサイプ126により内側の小ブロック120eと外
側の小ブロック120fに分割されている。
【0157】このように形成された空気入りタイヤ10
を車両に装着して走行することにより、次のような作用
が得られる。
【0158】接地圧によりブロック120がC方向に圧
縮され、A方向、B方向に膨張することにより、サイプ
126を挟んで対向する小ブロック120e、120f
が当接する。
【0159】したがって、小ブロック120e、120
fの倒れ込みを抑制し、踏面124における接地面積を
増大させることにより、空気入りタイヤ10の氷雪性能
を向上させる。
【0160】また、第1実施形態と同様に、サイプ12
6は回転軸Zを中心に角度θ9だけ捩じられた形状であ
るため、小ブロック120eが接地圧により踏面124
からの平面視において時計回りに回転する(図14実線
矢印参照)。この回転によって小ブロック120eに
は、原形に復元しようとする反時計回りの回転モーメン
ト(SAT)が発生する(図14破線矢印参照)。
【0161】さらに、ブロック120は回転軸Uを中心
に角度θ8だけ捩じられた形状であるため、接地圧によ
り踏面124からの平面視において時計回りに回転する
(図14太線の実線矢印参照)。
【0162】この回転によってブロック120には、原
形に復元しようとする反時計回りの回転モーメント(S
AT)が発生する(図14太線の破線矢印参照)。
【0163】このように、ブロック120では、ブロッ
ク120自体の捩じりとサイプ126の捩じりによって
発生する回転モーメント(SAT)が同方向であるた
め、一層強力なSATが発生する。
【0164】したがって、最外層の補強層に平行に配設
されたスチールコード19によって生ずる時計回りのS
AT(図1矢印参照)をブロック120が発生させる反
時計回りのSATによって一層強く抑制(低減)するこ
とができる。
【0165】なお、本実施例におけるブロック120の
サイズは、第1実施形態と同様に、長さL×幅W×高さ
Hが30mm×20mm×10mmである。また、サイ
プ126の踏面124からの垂直深さFが8mmであ
る。ブロック120の回転軸Uを中心にした捩じり角度
θ8が5°である。
【0166】また、踏面124において、ブロック12
0のA方向端面およびB方向端面からのサイプ126ま
での距離cが6mmである。サイプ126の回転軸Zを
中心にした捩じり角度θ9は、5°である。 [第9実施形態]最後に、本発明の第9実施形態に係る
空気入りタイヤについて図16および図17を参照して
説明する。第1実施形態の空気入りタイヤと異なるのは
ブロック形状およびサイプ形状のみなので、ブロックお
よびサイプについてのみ説明する。なお、第7および第
8実施形態と同様の構成要素には、同一の参照符号を付
し、その詳細な説明を省略する。
【0167】ブロック140は、トレッド表面において
主溝14と同一高さの底面142と平面視において前記
底面142と角度θ10だけ回転した位置にある踏面1
44とを連続した形状となっている。すなわち、踏面1
44に垂直な回転軸Uを中心にして踏面144から底面
142に向かって反時計回りに角度θ10だけ捩じった
形状となっている。
【0168】また、ブロック140に設けられた四角形
状に周回する閉ループであるサイプ146も、踏面14
4の表面部148とサイプ底である底部150とが、踏
面144からの平面視において時計回りに角度θ11だ
け回転している。すなわち、サイプ146も踏面144
に垂直な回転軸Zを中心にして踏面144からサイプ底
に向かってブロック140と反対方向の時計回りに角度
θ11だけ回転した形状となっている。
【0169】なお、ブロック140の踏面144側は、
このサイプ146により内側の小ブロック140eと外
側の小ブロック140fに分割されている。
【0170】このように形成された空気入りタイヤ10
を車両に装着して走行することにより、次のような作用
が得られる。
【0171】接地圧によりブロック140がC方向に圧
縮され、A方向、B方向に膨張することにより、サイプ
146を挟んで対向する小ブロック140e、140f
が当接する。この際、小ブロック140eは、接地圧に
よって反時計回りに回転しようとし、小ブロック140
fは、ブロック140の捩じりによって時計回りに回転
しようとするため、サイプ146を挟んで隣接する小ブ
ロック140e、140fが一段と強い力で当接され
る。
【0172】したがって、小ブロック140e、140
fの倒れ込みを一層抑制し、踏面144における接地面
積を増大させることにより、空気入りタイヤ10の氷雪
性能を向上させる。
【0173】また、第1実施形態と同様に、サイプ14
6は回転軸Zを中心に角度θ11だけ捩じられた形状で
あるため、小ブロック140eが接地圧により踏面14
4からの平面視において反時計回りに回転する(図16
実線矢印参照)。この回転によって小ブロック140e
には、原形に復元しようとする時計回りの回転モーメン
ト(SAT)が発生する(図16破線矢印参照)。
【0174】一方、ブロック140は回転軸Uを中心に
角度θ10だけ捩じられた形状であるため、接地圧によ
り踏面144からの平面視において時計回りに回転する
(図16太線の実線矢印参照)。
【0175】この回転によってブロック140には、原
形に復元しようとする反時計回りの回転モーメント(S
AT)が発生する(図16太線の破線矢印参照)。
【0176】したがって、ブロック140全体で発生す
る回転モーメント(SAT)は、ブロック140自体の
捩じりとサイプ146の捩じりによって発生する回転モ
ーメント(SAT)の差になる。
【0177】したがって、トレッド12の表面に適切な
方向にブロック140を配設することにより、最外層の
補強層に平行に配設されたスチールコード19によって
生ずるSAT(図1矢印参照)をブロック140が発生
させるSATによって抑制(低減)することができる。
【0178】なお、本実施例におけるブロック140の
サイズは、第1実施形態と同様に、長さL×幅W×高さ
Hが30mm×20mm×10mmである。また、サイ
プの踏面144からの垂直深さFが8mmである。ブロ
ック140の回転軸Uを中心にした捩じり角度θ10が
5°である。
【0179】また、サイプ146は踏面144において
ブロック140のA方向端面およびB方向端面からの距
離cが6mmの位置に形成されている。サイプ146の
回転軸Zを中心にした捩じり角度θ11が5°である。
【0180】なお、角度θ10と角度θ11は同一であ
っても良いし、異なっていても構わない。 [試験例]次に、サンプルブロックを使用して行ったS
ATとブロック変形量の試験について、また実際のタイ
ヤを使用して行った氷上ブレーキ性能の試験についてに
図18〜図25を参照して説明する。
【0181】先ず、SATの試験について説明する。サ
ンプルブロックは、空気入りタイヤのブロックに相当す
るものである。実施例1〜9は、それぞれ第1〜第9実
施形態のブロックである。
【0182】なお、比較例1のブロック18には、図1
8に示すように、両側開口タイプでサイプ深さ方向がC
方向に平行な直線状に形成されたサイプ152が設けら
れている。ブロック18のサイズは、第1実施形態のブ
ロック18と同様に、長さL×幅W×高さHが30mm
×20mm×10mmである。サイプ152の踏面26
からの垂直深さFが8mmである。また、側面20、2
2における表面部154はブロック18のA方向端面か
らの距離fが8mm、隣接するサイプ同士の距離gが7
mmの位置に形成されている。
【0183】また、比較例2は、図19に示すように、
四角形閉ループであるサイプ162が形成されたブロッ
ク18である。サイズは、第7実施形態のブロック18
と同様に、長さL×幅W×高さHが30mm×20mm
×10mmである。また、サイプの踏面26からの垂直
深さFが8mmである。サイプ162は踏面26におい
てブロック18のA方向端面およびB方向端面からの距
離cが6mmの位置に設けられている。
【0184】なお、比較例1および比較例2のいずれの
ブロックとも捩じっている部分はない。
【0185】このような実施例1〜9および比較例1、
2のブロックを路面に対して垂直に押しつけ、ブロック
の高さの10%まで圧縮された時のSATを示してい
る。この試験結果を図20に示す。なお、単位はkgf
・mである。ここで、踏面から平面視した場合の反時計
回りを+、時計回りを−としている。
【0186】実施例1〜6を比較例1と比較すると、サ
イプを捩じっていることによって、接地圧によって小ブ
ロックが回転し、SATが発生していることがわかる。
実施例1〜4においては、サイプに断面三角形の凹凸を
設けたことによる影響は軽微であり、捩じりがSATに
大きく影響していることが分かる。
【0187】また、サイプとブロックに捩じりを加えた
実施例5と実施例6を比較すると、サイプとブロックを
同方向に捩じった実施例5の方がサイプとブロックを逆
方向に捩じった実施例6よりも絶対値で大きいSATを
発生させることがわかる。
【0188】実施例7〜9を比較例2と比較すると、サ
イプを捩じっていることによって、接地圧によって小ブ
ロックが回転し、SATが発生していることがわかる。
特に、ブロックにも捩じりを加えた実施例8、9の中、
サイプとブロックに同方向の捩じりを加えた実施例8で
は非常に大きいSATを発生させることがわかる。
【0189】次に、同じサンプルブロックを用いて変形
量を調べる試験を行った。ブロックを氷上に荷重2.2
kgf/cm2 で押しつけ、サンプルブロックに対して
氷を時速20km/hで相対移動させた状態でサンプル
ブロックの踏面端部におけるA方向変位量を調べた。試
験結果を図21に示す。なお、単位はmmである。
【0190】実施例1〜6を比較例1と比較すると、サ
イプを捩じっていることによって、接地圧によって小ブ
ロックが回転して相互に強く当接されるため、倒れ込み
(変形量)を抑制していることがわかる。実施例1〜4
においては、サイプに断面三角形の凹凸を設けた実施例
2〜4が変形量を一層抑制しており、特に小ブロックの
回転変形によって噛み合うようにサイプが形成された実
施例3および4が倒れ込み(変形量)を一段と抑制して
いる。
【0191】また、ブロックにも捩じりを加えた実施例
5、6では、サイプとブロックに互いに反対方向の捩じ
りを加えた実施例6が互いに反対方向の回転力を作用さ
せて小ブロック同士を強く当接するため、倒れ込み(変
形量)をより良く抑制している。
【0192】実施例7〜9を比較例2と比較すると、サ
イプを捩じっているため、接地圧によって小ブロックが
回転して隣接する小ブロックと当接するため、倒れ込み
(変形量)を抑制していることがわかる。特に、ブロッ
クにも捩じりを加えた実施例8、9では、サイプとブロ
ックとに反対方向の捩じりを加えた実施例9が小ブロッ
ク同士が強く当接されるため、倒れ込み(変形量)をよ
り良く抑制している。
【0193】続いて、氷上ブレーキ性能試験を実車に空
気入りタイヤを装着して行った。タイヤのサイズは、1
85/70R14である。一連の試験で使用する実施例
1〜9および比較例1、2のタイヤは、それぞれ実施例
1〜9および比較例1、2のサンプルブロックと同形状
のブロックがトレッド表面に形成された空気入りタイヤ
である。
【0194】氷上ブレーキ試験は、タイヤを車両に装着
し、氷路面を時速20km/hで走行中に急ブレーキを
かけて制動距離を測定する。試験結果は、制動距離の逆
数を指数として氷上ブレーキ性能を表す。指数が大きい
ほど氷上ブレーキ性能が良好であることを示す。この試
験結果を図22に示す。なお、比較例1の氷上ブレーキ
性能を100とする。
【0195】氷上ブレーキ性能も、比較例と比較して実
施例1〜9は、氷上ブレーキ性能が良好になる。
【0196】次に、第5実施形態のブロック70におい
てブロックの捩じり角度θ3とサイプの捩じり角度θ4
を同一角度として、角度θ3(=θ4)を変更した幾つ
かのサンプルブロックを用いて、捩じり角度と変形量の
関係を調べた。結果を図23のグラフに示す。
【0197】このように、基本的に捩じり角度θ3、θ
4が大きくなるに従って変位量が低下していく。すなわ
ち、捩じり角度θ3、θ4が増大するに従って、ブロッ
クの倒れ込みをより一層抑制することができる。しかし
ながら、製造過程においてモールドからブロックを抜く
際に捩じり角度が大きすぎるとブロックが欠けてしま
う。この製造限界からブロックおよびサイプの捩じり角
度θ3、θ4は0°<θ3(=θ4)≦50°が好適で
ある。
【0198】さらに、第1捩じり回転軸に相当する回転
軸Zの位置と小ブロックの剛性との関係について試験を
行った。
【0199】サンプルブロックは、図2に示す第1実施
形態のものと略同様であり、矢印B方向において異なる
位置に回転軸Zが位置するものを複数準備した。すなわ
ち、回転軸Zの位置に対する小ブロック18a〜18d
のA方向変位量の変化を調べた。試験は、ブロックを氷
上に荷重2.2kgf/cm2 で押しつけ、サンプルブ
ロックに対して氷を時速20km/hで相対移動させた
状態でサンプルブロックの踏面端部におけるA方向変位
量を調べた。
【0200】試験結果を図24に示す。ここで、横軸は
回転軸Zのブロック18におけるB方向位置を示し、数
字は側面20からの距離を幅Wに対するパーセントで表
わしたものである。縦軸は、回転軸Zを側面20上に位
置させた場合の小ブロックのA方向変位量の逆数を10
0とした場合の剛性比を示す。
【0201】図24に示すように、回転軸Zの位置(P
1)が幅Wの20パーセントから80パーセントの範囲
(0.2W≦P1≦0.8W)において小ブロックの剛
性が一段と高くなっており、倒れ込みを一層防止するこ
とが確認された。
【0202】次に、第2捩じり回転軸に相当する回転軸
Yの位置と小ブロックの剛性との関係について調べた。
【0203】サンプルブロックは、図2に示す第1実施
形態のものと略同様であり、矢印C方向において異なる
位置に回転軸Yが位置するものを複数準備した。すなわ
ち、回転軸Yの位置に対する小ブロック18a〜18d
のA方向変位量の変化を調べた。試験は、ブロックを氷
上に荷重2.2kgf/cm2 で押しつけ、サンプルブ
ロックに対して氷を時速20km/hで相対移動させた
状態でサンプルブロックの踏面端部におけるA方向変位
量を調べた。
【0204】試験結果を図25に示す。ここで、横軸は
ブロック18における回転軸ZのC方向位置を示し、数
字は踏面26からの距離をサイプ24の垂直深さFに対
するパーセントで表したものである。縦軸は、回転軸Y
を踏面26に位置させた場合の小ブロックのA方向変位
量の逆数を100とした場合の剛性比を示す。
【0205】図25に示すように、回転軸Yの位置(P
2)がサイプ24の垂直深さFの20パーセントから6
0パーセントの範囲(0.2F≦P2≦0.6F)にお
いて小ブロックの剛性が一段と高くなっており、倒れ込
みを一層防止することが確認された。
【0206】上記2試験では、第1実施形態と略同様な
サンプルブロックについて行った試験結果のみを示した
が、第2〜第6実施形態と略同様のサンプルブロックに
ついても上記2試験を行い、同様な試験結果を得た。
【0207】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、ブロック
の倒れ込みを抑制して良好な氷雪性能を確保するととも
に、トレッド表面に最も近い補強層のコードの配設方向
によって発生するSATを良好に抑制することができ
る。この結果、このような空気入りタイヤを装着した車
両は、良好な操縦安定性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空気入りタイヤのトレッド平面図
である。
【図2】本発明の第1実施形態に係るブロックの斜視図
である。
【図3】本発明の第1実施形態に係るブロックの平面図
である。
【図4】本発明の第1実施形態に係るブロックの側面図
である。
【図5】本発明の第2実施形態に係るブロックの側面図
である。
【図6】本発明の第2実施形態に係るブレードの形状説
明図である。
【図7】本発明の第3実施形態に係るブロックの平面図
である。
【図8】本発明の第3実施形態に係るブレードの形状説
明図である。
【図9】本発明の第4実施形態に係るブレードの形状説
明図である。
【図10】本発明の第5実施形態に係るブロックの平面
図である。
【図11】本発明の第6実施形態に係るブロックの平面
図である。
【図12】本発明の第7実施形態に係るブロックの平面
図である。
【図13】本発明の第7実施形態に係るブロックの側面
図である。
【図14】本発明の第8実施形態に係るブロックの平面
図である。
【図15】本発明の第8実施形態に係るブロックの側面
図である。
【図16】本発明の第9実施形態に係るブロックの平面
図である。
【図17】本発明の第9実施形態に係るブロックの側面
図である。
【図18】比較例1に係るブロックの斜視図である。
【図19】比較例2に係るブロックの斜視図である。
【図20】SAT試験結果を示す図である。
【図21】変位量試験結果を示す図である。
【図22】氷上ブレーキ性能試験結果を示す図である。
【図23】捩じり角度と変位量の関係を示すグラフであ
る。
【図24】回転軸の位置と小ブロックの剛性との関係を
示すグラフである。
【図25】回転軸の位置と小ブロックの剛性との関係を
示すグラフである。
【符号の説明】
10 空気入りタイヤ 12 トレッド 14 主溝 16 ラグ溝 18 ブロック(ブロック状陸部) 19 スチールコード 24 サイプ 26 踏面 28 表面部 30 底部 Z 回転軸(第1捩じり中心軸) Y 回転軸(第2捩じり中心軸)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤ周方向に対して所定角度傾斜した
    コードを平行に配設した複数の補強層と、 積層された前記補強層の上部に設けられたトレッドと、 前記トレッド表面において、タイヤ周方向に形成された
    主溝と、前記主溝と交差する方向に形成されたラグ溝と
    によって区画されたサイプ入りブロック状陸部と、 を備える空気入りタイヤであって、 前記サイプは、前記ブロック状陸部においてタイヤ半径
    方向に伸びる第1捩じり中心軸と、略タイヤ幅方向に伸
    びる第2捩じり中心軸とを中心として捩じられた形状と
    なっており、前記第1捩じり中心軸の位置P1がタイヤ
    幅方向におけるブロック状陸部の一方の端面から他方の
    端面までの間において、前記第2捩じり中心軸の位置P
    2がタイヤ半径方向における踏面からサイプ底までの間
    において、以下の関係式を満たす範囲内にあることを特
    徴とする空気入りタイヤ。 0.2W≦P1≦0.8W 0.2F≦P2≦0.6F ここで、P1、P2は、それぞれ前記第1、第2捩じり
    中心軸の位置、 Wは、ブロック状陸部におけるタイヤ幅方向の一方の端
    面から他方の端面までの距離、 Fは、タイヤ半径方向における踏面からサイプ底までの
    距離、 である。
  2. 【請求項2】 タイヤ周方向に対して所定角度傾斜した
    コードを平行に配設した複数の補強層と、 積層された前記補強層の上部に設けられたトレッドと、 前記トレッド表面において、タイヤ周方向に形成された
    主溝と、前記主溝と交差する方向に形成されたラグ溝と
    によって区画されたサイプ入りブロック状陸部と、 を備える空気入りタイヤであって、 前記サイプは、仮想中心面に対して第1の方向に凸な第
    1凸部と、前記仮想中心面を挟んで第1の方向と反対側
    の第2の方向に凸な第2凸部と、を有する形状であっ
    て、前記ブロック状陸部の踏面上に露出している表面部
    とサイプ底に形成された底部とを含み、前記表面部から
    前記底部へ向かって前記仮想中心面が捩じられているこ
    とを特徴とする空気入りタイヤ。
  3. 【請求項3】 前記仮想中心面は、前記ブロック状陸部
    においてタイヤ半径方向に伸びる第1捩じり中心軸を中
    心として捩じられた形状となっており、前記第1捩じり
    中心軸の位置P1がタイヤ幅方向におけるブロック状陸
    部の一方の端面から他方の端面までの間において、以下
    の関係式を満たす範囲内にあることを特徴とする請求項
    2記載の空気入りタイヤ。 0.2W≦P1≦0.8W ここで、P1は、第1捩じり中心軸の位置、 Wは、タイヤ幅方向におけるブロック状陸部の一方の端
    面から他方の端面までの距離、 である。
  4. 【請求項4】 前記仮想中心面は、前記ブロック状陸部
    において略タイヤ幅方向に伸びる第2捩じり中心軸を中
    心として捩じられた形状となっており、前記第2捩じり
    中心軸の位置P2がタイヤ半径方向における踏面からサ
    イプ底までの間において、以下の関係式を満たす範囲内
    にあることを特徴とする請求項2または3記載の空気入
    りタイヤ。 0.2F≦P2≦0.6F ここで、P2は、第2捩じり中心軸の位置、 Fは、タイヤ半径方向における踏面からサイプ底までの
    距離、 である。
  5. 【請求項5】 タイヤ周方向に対して所定角度傾斜した
    コードを平行に配設した複数の補強層と、 積層された前記補強層の上部に設けられたトレッドと、 前記トレッド表面において、タイヤ周方向に形成された
    主溝と、前記主溝に交差する方向に形成されたラグ溝と
    によって区画されたサイプ入りブロック状陸部と、 を備える空気入りタイヤであって、 前記サイプは、前記主溝およびラグ溝に連通しない閉ル
    ープ形状であって、前記ブロック状陸部の踏面上に露出
    している表面部とサイプ底に形成された底部とを含み、
    前記表面部から前記底部へ向かって捩じられていること
    を特徴とする空気入りタイヤ。
  6. 【請求項6】 前記ブロック状陸部は踏面から基底部に
    向かって捩じられていることを特徴とする請求項1〜5
    のいずれか1項記載の空気入りタイヤ。
  7. 【請求項7】 前記ブロック状陸部の捩じり方向は、サ
    イプの踏面からサイプ底に向かう捩じり方向と同一方向
    であることを特徴とする請求項6記載の空気入りタイ
    ヤ。
  8. 【請求項8】 前記ブロック状陸部の捩じり方向は、サ
    イプの踏面からサイプ底に向かう捩じり方向と反対方向
    であることを特徴とする請求項6記載の空気入りタイ
    ヤ。
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