JPH11240317A - 発進補助装置を備える車両 - Google Patents
発進補助装置を備える車両Info
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- JPH11240317A JPH11240317A JP3996298A JP3996298A JPH11240317A JP H11240317 A JPH11240317 A JP H11240317A JP 3996298 A JP3996298 A JP 3996298A JP 3996298 A JP3996298 A JP 3996298A JP H11240317 A JPH11240317 A JP H11240317A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 車体の後車軸に2軸を有し、前方の後車軸を
駆動軸とする車両に空気ばねを有する発進補助装置を備
える車両にあって、駆動トルクによる輪重の付近等をキ
ャンセルする装置を提供する。 【解決手段】 駆動軸20は、デファレンシャルギヤ装
置40に供給される駆動力を左右の車輪に伝達する際
に、トルクの影響によって車両の前進方向右側の車軸2
0Rの輪重が左側の車軸20Lに比べて軽減される。そ
こで左側に取り付ける第1の空気ばね110の有効受圧
面積を右側に取り付ける第2の空気ばね150の有効受
圧面積に比べて大きなものとして大きな力を発生させ
て、左右の輪重を均等化する。
駆動軸とする車両に空気ばねを有する発進補助装置を備
える車両にあって、駆動トルクによる輪重の付近等をキ
ャンセルする装置を提供する。 【解決手段】 駆動軸20は、デファレンシャルギヤ装
置40に供給される駆動力を左右の車輪に伝達する際
に、トルクの影響によって車両の前進方向右側の車軸2
0Rの輪重が左側の車軸20Lに比べて軽減される。そ
こで左側に取り付ける第1の空気ばね110の有効受圧
面積を右側に取り付ける第2の空気ばね150の有効受
圧面積に比べて大きなものとして大きな力を発生させ
て、左右の輪重を均等化する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大型トラック等の
車両の後軸の駆動軸に装備される発進補助装置に関す
る。
車両の後軸の駆動軸に装備される発進補助装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】大型のトラック(3軸車)には、後軸の
2軸を2軸とも駆動軸としている方式(6×4)と、後
軸2軸のうちの前軸のみを駆動軸としている方式(6×
2)がある。6×2はデファレンシャルギヤ装置機構が
1基ですむことから、6×4に比べコストの点でも、重
量の点でも有利であり、長距離便等良路指向のトラック
で多く採用されている。
2軸を2軸とも駆動軸としている方式(6×4)と、後
軸2軸のうちの前軸のみを駆動軸としている方式(6×
2)がある。6×2はデファレンシャルギヤ装置機構が
1基ですむことから、6×4に比べコストの点でも、重
量の点でも有利であり、長距離便等良路指向のトラック
で多く採用されている。
【0003】近年法規制の緩和で、従来総重量20tが
限度であったものが、25tまで許されることになっ
た。但し、後軸2軸車のように2軸が近接している場合
は、各軸の軸重は9.5t以下で2軸の総和が19t以
下でなければならない。このため、以下の問題が生じ
る。
限度であったものが、25tまで許されることになっ
た。但し、後軸2軸車のように2軸が近接している場合
は、各軸の軸重は9.5t以下で2軸の総和が19t以
下でなければならない。このため、以下の問題が生じ
る。
【0004】従来の6×2方式では、発進性を確保する
ため、従動軸に対し駆動軸に約2倍の軸重を与えてい
た。しかしこのサスペンションをそのまま25t車に採
用すると、積車状態の駆動軸の軸重が9.5tを超えて
しまうため、駆動軸と従動軸の配分を略同じにせざるを
えない、このため車両の総重量に対する駆動軸の軸重割
合が少なく(特に空車状態)、発進性を満足できない。
その対策としては、例えば特開平7−237426号公
報、特開平9−58243号公報に示される空車発進駆
動補助装置が本出願人により提案されている。この装置
は、駆動軸上部に設けたエアスプリングにエアを充填
し、駆動軸の軸重を強制的に増加させ、発進性を確保す
るものである。
ため、従動軸に対し駆動軸に約2倍の軸重を与えてい
た。しかしこのサスペンションをそのまま25t車に採
用すると、積車状態の駆動軸の軸重が9.5tを超えて
しまうため、駆動軸と従動軸の配分を略同じにせざるを
えない、このため車両の総重量に対する駆動軸の軸重割
合が少なく(特に空車状態)、発進性を満足できない。
その対策としては、例えば特開平7−237426号公
報、特開平9−58243号公報に示される空車発進駆
動補助装置が本出願人により提案されている。この装置
は、駆動軸上部に設けたエアスプリングにエアを充填
し、駆動軸の軸重を強制的に増加させ、発進性を確保す
るものである。
【0005】図3は、空車発進駆動補助装置の概要を示
す説明図である。全体を符号1で示す大型トラックは、
車両の後部フレーム10に2本の後車軸20,30を備
える。2本の後車軸20,30のうち、車両の前方F側
に配設される第1の車軸20は、デファレンシャルギヤ
装置40を備える駆動軸であって、車両前部に搭載され
るエンジン側からの駆動力を受けて車輪に装備したアク
スル軸を駆動する。車両の後側に配設される第2の車軸
30は、駆動力を受けない従動軸であって、装備された
車輪は車両の荷重のみを支持する。
す説明図である。全体を符号1で示す大型トラックは、
車両の後部フレーム10に2本の後車軸20,30を備
える。2本の後車軸20,30のうち、車両の前方F側
に配設される第1の車軸20は、デファレンシャルギヤ
装置40を備える駆動軸であって、車両前部に搭載され
るエンジン側からの駆動力を受けて車輪に装備したアク
スル軸を駆動する。車両の後側に配設される第2の車軸
30は、駆動力を受けない従動軸であって、装備された
車輪は車両の荷重のみを支持する。
【0006】駆動軸20と、フレーム10のブラケット
12の間に搭載される空気ばね50は、図示しない空気
供給源から加圧空気の供給を受けて、駆動軸20を地表
側へ向けて押圧する。そこで、車両が空積載状態の発進
時等に、空気ばねを作動させて駆動軸の軸重を強制的に
増加して、発進性を向上させることができる。
12の間に搭載される空気ばね50は、図示しない空気
供給源から加圧空気の供給を受けて、駆動軸20を地表
側へ向けて押圧する。そこで、車両が空積載状態の発進
時等に、空気ばねを作動させて駆動軸の軸重を強制的に
増加して、発進性を向上させることができる。
【0007】第1の車軸20と第2の車軸30の間に
は、センサーバー60が取り付けられており、センサー
バーの中央に取り付けたセンサーロッド65が、センサ
ーバーの動きをフレーム10側に固定された軸重センサ
ー70に伝達する。この軸重センサーの情報によって、
車両の積載状況を検知して、発進駆動補助装置の作動を
制御する。発進駆動補助装置を構成する空気ばね50
は、デファレンシャルギヤ装置40を中心として、車両
の両側にそれぞれ1基づつ、合計2基が装備される。
は、センサーバー60が取り付けられており、センサー
バーの中央に取り付けたセンサーロッド65が、センサ
ーバーの動きをフレーム10側に固定された軸重センサ
ー70に伝達する。この軸重センサーの情報によって、
車両の積載状況を検知して、発進駆動補助装置の作動を
制御する。発進駆動補助装置を構成する空気ばね50
は、デファレンシャルギヤ装置40を中心として、車両
の両側にそれぞれ1基づつ、合計2基が装備される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この装
置はイニシャル軸重を左右輪均等に増加させるので、発
進駆動状態では、左右輪の軸重に差を生じる。すなわ
ち、駆動力はエンジンからデファレンシャルギヤ装置4
0に伝達され、デファレンシャルギヤ装置40で90°
方向変換されてタイヤを回転させるため、デファレンシ
ャルギヤ装置40(駆動軸)には車両前方からみて、時
計回りのモーメントが働き、このモーメントにより進行
方向に対し左輪の輪重は増加、右輪の輪重は抜けが発生
する。このため、輪重の抜けた右輪がスリップしやす
く、右輪がスリップした時点で、デファレンシャルギヤ
装置40が働き発進不能となる。すなわち、付加したイ
ニシャル軸重より低いポテンシャルとなってしまう。
置はイニシャル軸重を左右輪均等に増加させるので、発
進駆動状態では、左右輪の軸重に差を生じる。すなわ
ち、駆動力はエンジンからデファレンシャルギヤ装置4
0に伝達され、デファレンシャルギヤ装置40で90°
方向変換されてタイヤを回転させるため、デファレンシ
ャルギヤ装置40(駆動軸)には車両前方からみて、時
計回りのモーメントが働き、このモーメントにより進行
方向に対し左輪の輪重は増加、右輪の輪重は抜けが発生
する。このため、輪重の抜けた右輪がスリップしやす
く、右輪がスリップした時点で、デファレンシャルギヤ
装置40が働き発進不能となる。すなわち、付加したイ
ニシャル軸重より低いポテンシャルとなってしまう。
【0009】例えば、一般的な6×2の25t車(空車
重量11000Kg)の発進時の発進加速度及び駆動軸
の左右輪重を測定すると、図4,図5に示すようにな
る。通常の発進では、発進加速度は0.15Gであり、
この加速度よる重心より後方に位置している駆動軸の輪
重は左右ともに増加する。同時に、左右輪にはエンジン
の回転方向のトルクが作用するため、輪重差が生じる。
この差は以下の式で求められる。 駆動力F=車両質量M×発進加速度A プロペラ回りのモーメントL=駆動力F×タイヤ半径R
/ファイナルギヤ比r 左右輪重差S=モーメントL/タイヤトレッドT 一般的な6×2の25t車の値 M:11000Kg A:0.15×9.8m/s2 r:4 R:0.5m T:2m を入れると、左右差はおよそ1000Nであり、100
Kg重となる。
重量11000Kg)の発進時の発進加速度及び駆動軸
の左右輪重を測定すると、図4,図5に示すようにな
る。通常の発進では、発進加速度は0.15Gであり、
この加速度よる重心より後方に位置している駆動軸の輪
重は左右ともに増加する。同時に、左右輪にはエンジン
の回転方向のトルクが作用するため、輪重差が生じる。
この差は以下の式で求められる。 駆動力F=車両質量M×発進加速度A プロペラ回りのモーメントL=駆動力F×タイヤ半径R
/ファイナルギヤ比r 左右輪重差S=モーメントL/タイヤトレッドT 一般的な6×2の25t車の値 M:11000Kg A:0.15×9.8m/s2 r:4 R:0.5m T:2m を入れると、左右差はおよそ1000Nであり、100
Kg重となる。
【0010】そこで、この発明は前記装置のような、駆
動軸の2個のエアスプリングによてイニシャル軸重を増
加させる装置において、左右のエアスプリングの有効受
圧面積に差をつけ、駆動力が作用したときに、左右輪の
輪重が等しくなるような装置を提供するものである。
動軸の2個のエアスプリングによてイニシャル軸重を増
加させる装置において、左右のエアスプリングの有効受
圧面積に差をつけ、駆動力が作用したときに、左右輪の
輪重が等しくなるような装置を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の車両は、後2軸
を有し、後2軸のうち前車軸側を駆動軸とし、他の車軸
を従動軸とするとともに、車両フレームと駆動軸の間に
左右に1基づつ装備され、エアを給排することにより車
輪の接地圧を増減させる空気ばねを有する発進補助装置
を備える。そして、デファレンシャルギヤ装置からの回
転反力により軸重が小さくなる側に設けられた空気ばね
は、反対側に設けられる空気ばねに比べて大きくなる有
効径寸法を有するものである。また、他の手段として、
デファレンシャルギヤ装置からの回転反力により軸重が
小さくなる側に設けられた空気ばねは、反対側の空気ば
ねよりも車両外側に配設される構成とすることもでき
る。
を有し、後2軸のうち前車軸側を駆動軸とし、他の車軸
を従動軸とするとともに、車両フレームと駆動軸の間に
左右に1基づつ装備され、エアを給排することにより車
輪の接地圧を増減させる空気ばねを有する発進補助装置
を備える。そして、デファレンシャルギヤ装置からの回
転反力により軸重が小さくなる側に設けられた空気ばね
は、反対側に設けられる空気ばねに比べて大きくなる有
効径寸法を有するものである。また、他の手段として、
デファレンシャルギヤ装置からの回転反力により軸重が
小さくなる側に設けられた空気ばねは、反対側の空気ば
ねよりも車両外側に配設される構成とすることもでき
る。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施態様を示す駆
動軸を車両後側からみた正面図である。車両のフレーム
10は、リーフスプリング14を介して駆動軸20を支
持する。駆動軸20は、中央部にデファレンシャルギヤ
装置40を装備しており、車両の前方に搭載されるエン
ジン側から供給される駆動力を90度の向きに変換する
とともに、トルクを左側の車軸20Lと右側の車軸20
Rに分割して、それぞれの車輪を駆動する。
動軸を車両後側からみた正面図である。車両のフレーム
10は、リーフスプリング14を介して駆動軸20を支
持する。駆動軸20は、中央部にデファレンシャルギヤ
装置40を装備しており、車両の前方に搭載されるエン
ジン側から供給される駆動力を90度の向きに変換する
とともに、トルクを左側の車軸20Lと右側の車軸20
Rに分割して、それぞれの車輪を駆動する。
【0013】発進駆動補助装置100は、車軸20とフ
レーム10の間に配設される2基の空気ばね110,1
50を備える。第1の空気ばね110は、可撓性の材料
でつくられるダイアフラム120と、ダイアフラム12
0を取り付けるベース部材130を有する。ベース部材
130は、ブラケット140を介して車軸20のハウジ
ングの上部に固着される。ダイアフラム110の上面に
設けられる受圧部材124は、図示しないブラケットを
介してフレーム10側に固定される。受圧部材124に
は、ダイアフラム110に対して空気を供給、排除する
パイプや弁部材122が設けられる。
レーム10の間に配設される2基の空気ばね110,1
50を備える。第1の空気ばね110は、可撓性の材料
でつくられるダイアフラム120と、ダイアフラム12
0を取り付けるベース部材130を有する。ベース部材
130は、ブラケット140を介して車軸20のハウジ
ングの上部に固着される。ダイアフラム110の上面に
設けられる受圧部材124は、図示しないブラケットを
介してフレーム10側に固定される。受圧部材124に
は、ダイアフラム110に対して空気を供給、排除する
パイプや弁部材122が設けられる。
【0014】第1の空気ばね110は、受圧部材124
の有効径D1を有し、車両の後方からみて左側の車軸2
0L側に搭載される。ベース部材130の中心は、デフ
ァレンシャルギヤ装置の中心から距離K1の位置に配設
される。
の有効径D1を有し、車両の後方からみて左側の車軸2
0L側に搭載される。ベース部材130の中心は、デフ
ァレンシャルギヤ装置の中心から距離K1の位置に配設
される。
【0015】右側の車軸20R上に配設される第2の空
気ばね150は、ダイアフラム160とダイアフラム1
60を取り付けるベース部材170を有し、ベース部材
170はブラケット180を介して車軸上に固着されて
いる。ダイアフラム160の上部に配設される受圧部材
164は、ダイアフラム160に対して空気を供給、排
出するためのパイプや弁部材162を備える。
気ばね150は、ダイアフラム160とダイアフラム1
60を取り付けるベース部材170を有し、ベース部材
170はブラケット180を介して車軸上に固着されて
いる。ダイアフラム160の上部に配設される受圧部材
164は、ダイアフラム160に対して空気を供給、排
出するためのパイプや弁部材162を備える。
【0016】受圧部材164は、有効径D2を有し、ベ
ース部材170の中心位置はデファレンシャルギヤ装置
40の中心位置から距離K1の位置に配設される。すな
わち、第1の空気ばね110と第2の空気ばね160
は、デファレンシャルギヤ装置40の中心位置から等距
離に配設される。第2の空気ばね150は、受圧部材1
64の有効径D2が第1の空気ばね110の受圧部材1
24の有効径D1に比べて大きな寸法のものが使用され
る。
ース部材170の中心位置はデファレンシャルギヤ装置
40の中心位置から距離K1の位置に配設される。すな
わち、第1の空気ばね110と第2の空気ばね160
は、デファレンシャルギヤ装置40の中心位置から等距
離に配設される。第2の空気ばね150は、受圧部材1
64の有効径D2が第1の空気ばね110の受圧部材1
24の有効径D1に比べて大きな寸法のものが使用され
る。
【0017】本実施例例では、車両右側の空気ばね15
0の有効受圧面積を130cm2、車両左側の空気ばね
110の有効受圧面積を70cm2としている。また、
一般的にこの種の空気ばねに与えるエア圧力は6Kg/
cm2としている。したがって、空車での発進時このこ
の発進補助装置を作動させると、左側に比べ右側は空気
ばね150の位置でおよそ360Kg、駆動軸位置でお
よそ102Kg余分に荷重が与えられる。この状態で、
0.15G程度の加速度で発進すると、エンジンからの
トルク分が相殺されて、実質の輪重は左右均等になる。
0の有効受圧面積を130cm2、車両左側の空気ばね
110の有効受圧面積を70cm2としている。また、
一般的にこの種の空気ばねに与えるエア圧力は6Kg/
cm2としている。したがって、空車での発進時このこ
の発進補助装置を作動させると、左側に比べ右側は空気
ばね150の位置でおよそ360Kg、駆動軸位置でお
よそ102Kg余分に荷重が与えられる。この状態で、
0.15G程度の加速度で発進すると、エンジンからの
トルク分が相殺されて、実質の輪重は左右均等になる。
【0018】図6,図7は、図1の実施例装置における
左右のタイヤ位置での荷重を求める計算式を示す。 第1の空気ばね110の有効受圧面積:70cm2 第2の空気ばね150の有効受圧面積:130cm2 第1の空気ばね110の取付位置の車体中心C1からの
距離K1:263.5mm 第2の空気ばね150の取付位置の車体中心C1からの
距離K1:263.5mm エア圧力:6Kg/cm2 左右のタイヤのトレッド(2T1):1855mm とすると、 第1の空気ばね110が発生する力F1=70cm2×6
Kg/cm2=420Kg 第2の空気ばね150が発生する力F2=130cm2×
6Kg/cm2=780Kg となる。
左右のタイヤ位置での荷重を求める計算式を示す。 第1の空気ばね110の有効受圧面積:70cm2 第2の空気ばね150の有効受圧面積:130cm2 第1の空気ばね110の取付位置の車体中心C1からの
距離K1:263.5mm 第2の空気ばね150の取付位置の車体中心C1からの
距離K1:263.5mm エア圧力:6Kg/cm2 左右のタイヤのトレッド(2T1):1855mm とすると、 第1の空気ばね110が発生する力F1=70cm2×6
Kg/cm2=420Kg 第2の空気ばね150が発生する力F2=130cm2×
6Kg/cm2=780Kg となる。
【0019】次に、図7は2つの空気ばね110,15
0の力が左右のタイヤ位置で発生させる荷重を求める計
算式を示す。図7の(A)は、第1の空気ばね110に
よる荷重を示す。 X=F1×〔(T1+K1)/2T1)〕 =420×〔(927.5+263.5)/1855〕 =269.7(Kg) Y=F1×〔(T1−K1)/2T1〕 =420×(664/1855) =150.3(Kg)
0の力が左右のタイヤ位置で発生させる荷重を求める計
算式を示す。図7の(A)は、第1の空気ばね110に
よる荷重を示す。 X=F1×〔(T1+K1)/2T1)〕 =420×〔(927.5+263.5)/1855〕 =269.7(Kg) Y=F1×〔(T1−K1)/2T1〕 =420×(664/1855) =150.3(Kg)
【0020】図7の(B)は、第2の空気ばね150に
よる荷重を示す。 X′=F2×〔(T1−K1)/2T1〕 =780×(664/1855) =279.2(Kg) Y′=F2×〔(T1+K1)/2T1〕 =780×〔(927.5+263.5)/1855〕 =500.8(Kg)
よる荷重を示す。 X′=F2×〔(T1−K1)/2T1〕 =780×(664/1855) =279.2(Kg) Y′=F2×〔(T1+K1)/2T1〕 =780×〔(927.5+263.5)/1855〕 =500.8(Kg)
【0021】したがって、左側のタイヤの荷重は、 X+X′=549(Kg) 右側のタイヤの荷重は、 Y+Y′=651(Kg) となり、右側のタイヤにプラス651Kgの荷重が、左
側のタイヤにプラス549Kgの荷重が加えられる。そ
して、右側のタイヤの荷重は、左側のタイヤの荷重に比
べて、およそ102Kg余分の荷重が与えられることと
なる。したがって、右側輪が先にスリップすることな
く、スムーズな発進が可能となる。
側のタイヤにプラス549Kgの荷重が加えられる。そ
して、右側のタイヤの荷重は、左側のタイヤの荷重に比
べて、およそ102Kg余分の荷重が与えられることと
なる。したがって、右側輪が先にスリップすることな
く、スムーズな発進が可能となる。
【0022】図2は、本発明の他の実施態様を示す車両
の後方からみた駆動軸20の正面図である。全体を符号
200で示す発進補助装置は、駆動軸20とフレーム1
0の間に配設される2基の空気ばね210を有する。
の後方からみた駆動軸20の正面図である。全体を符号
200で示す発進補助装置は、駆動軸20とフレーム1
0の間に配設される2基の空気ばね210を有する。
【0023】各空気ばね210は、ダイアフラム220
と、ダイアフラム220を支持するベース部材230を
備える。ベース部材230はブラケット240を介して
駆動軸20上に固着される。ダイアフラム220の上部
に取り付けられる受圧部材224は、図示しないブラケ
ットを介してフレーム10側に固定される。受圧部材2
24は、ダイアフラム220に対して空気を供給、排出
するためのパイプ、弁222を備える。
と、ダイアフラム220を支持するベース部材230を
備える。ベース部材230はブラケット240を介して
駆動軸20上に固着される。ダイアフラム220の上部
に取り付けられる受圧部材224は、図示しないブラケ
ットを介してフレーム10側に固定される。受圧部材2
24は、ダイアフラム220に対して空気を供給、排出
するためのパイプ、弁222を備える。
【0024】車両の後方からみて左側の駆動軸20L側
に搭載される第1の空気ばね210のベース部材230
は、デファレンシャルギヤ装置40の中心位置から距離
K1だけ離れた位置に配設される。右側の駆動軸20R
上に配設される第2の空気ばね210のベース部材23
0は、デファレンシャルギヤ装置40の中心から距離K
2の位置に配設される。
に搭載される第1の空気ばね210のベース部材230
は、デファレンシャルギヤ装置40の中心位置から距離
K1だけ離れた位置に配設される。右側の駆動軸20R
上に配設される第2の空気ばね210のベース部材23
0は、デファレンシャルギヤ装置40の中心から距離K
2の位置に配設される。
【0025】第1の空気ばねと第2の空気ばねは、同一
の有効径D1を有し、同圧力の圧縮空気が供給される。
いま、空気ばね210の有効受圧面積を100平方セン
チメートル供給する空気圧を、6Kg/平方センチメー
トルとし、K1を200mm、K2を355mmに設定す
ると、右側の駆動軸20R側のタイヤの接地圧を左側の
タイヤの接地圧よりも大きくすることができる。
の有効径D1を有し、同圧力の圧縮空気が供給される。
いま、空気ばね210の有効受圧面積を100平方セン
チメートル供給する空気圧を、6Kg/平方センチメー
トルとし、K1を200mm、K2を355mmに設定す
ると、右側の駆動軸20R側のタイヤの接地圧を左側の
タイヤの接地圧よりも大きくすることができる。
【0026】図8,図9は、図2に示す実施例装置にお
ける左右のタイヤ位置での荷重を求める計算式を示す。 空気ばね210の有効受圧面積:100cm2 左側の空気ばね210の取付位置の車体中心C1からの
距離K1:200mm 左側の空気ばね210の取付位置の車体中心C1からの
距離K2:355mm エア圧力:6Kg/cm2 左右のタイヤのトレッド(2T1):1855mm とすると、 空気ばね210が発生する力F1=100cm2×6Kg
/cm2=600Kg となる。
ける左右のタイヤ位置での荷重を求める計算式を示す。 空気ばね210の有効受圧面積:100cm2 左側の空気ばね210の取付位置の車体中心C1からの
距離K1:200mm 左側の空気ばね210の取付位置の車体中心C1からの
距離K2:355mm エア圧力:6Kg/cm2 左右のタイヤのトレッド(2T1):1855mm とすると、 空気ばね210が発生する力F1=100cm2×6Kg
/cm2=600Kg となる。
【0027】図9は、左右のタイヤにかかる荷重の計算
式を示す。 X=〔〔F1×〔(K1+T1)/2T1〕+〔F1×(T1−K2)/2T1〕〕 =〔〔600×〔(200+927.5)/1855〕+ 〔600×〔(927.5−355)/1855〕〕 =550(Kg) Y=〔〔F1×〔(K2+T1)/2T1〕+〔F1×(T1−K1)/2T1〕〕 =〔〔600×〔(355+927.5)/1855〕+ 〔600×〔(927.5−200)/1855〕〕 =650(Kg) となり、右側のタイヤにプラス650Kgの荷重が、左
側のタイヤにプラス550Kgの荷重が加えられる。そ
して、右側のタイヤの荷重は、左側のタイヤに比べてお
よそ100Kg余分の荷重が与えられることとなる。
式を示す。 X=〔〔F1×〔(K1+T1)/2T1〕+〔F1×(T1−K2)/2T1〕〕 =〔〔600×〔(200+927.5)/1855〕+ 〔600×〔(927.5−355)/1855〕〕 =550(Kg) Y=〔〔F1×〔(K2+T1)/2T1〕+〔F1×(T1−K1)/2T1〕〕 =〔〔600×〔(355+927.5)/1855〕+ 〔600×〔(927.5−200)/1855〕〕 =650(Kg) となり、右側のタイヤにプラス650Kgの荷重が、左
側のタイヤにプラス550Kgの荷重が加えられる。そ
して、右側のタイヤの荷重は、左側のタイヤに比べてお
よそ100Kg余分の荷重が与えられることとなる。
【0028】
【発明の効果】この発明によれば、発進時に左右輪均等
な輪重を得られるため、付加したイニシャル軸重を有効
に活用でき、発進補助装置のポテンシャルを有効に働か
せることが可能である。
な輪重を得られるため、付加したイニシャル軸重を有効
に活用でき、発進補助装置のポテンシャルを有効に働か
せることが可能である。
【図1】本発明の発進補助装置を備えた駆動軸を車両の
後方からみた正面図。
後方からみた正面図。
【図2】本発明の他の発進補助装置を備えた駆動軸を車
両の後方からみた正面図。
両の後方からみた正面図。
【図3】従来の発進補助装置を備えた車両の要部の斜視
図。
図。
【図4】車両の軸重の変化を示す図。
【図5】車両の加速度の変化を示す図。
【図6】図1の実施例によるタイヤの荷重を求める計算
式を示す説明図。
式を示す説明図。
【図7】図1の実施例によるタイヤの荷重を求める計算
式を示す説明図。
式を示す説明図。
【図8】図2の実施例によるタイヤの荷重を求める計算
式を示す説明図。
式を示す説明図。
【図9】図2の実施例によるタイヤの荷重を求める計算
式を示す説明図。
式を示す説明図。
10 フレーム 20 駆動軸 40 デファレンシャルギヤ装置 100 発進補助装置 110 第1の空気ばね 120 ダイアフラム 130 ベース部材 140 ブラケット 150 第2の空気ばね 160 ダイアフラム 170 ベース部材 180 ブラケット
Claims (2)
- 【請求項1】 後2軸を有し、後2軸のうち前車軸側を
駆動軸とし、他の車軸を従動軸とするとともに、車両フ
レームと駆動軸の間に左右に1基づつ装備され、エアを
給排することにより車輪の接地圧を増減させる空気ばね
を有する発進補助装置を備える車両において、 デファレンシャルギヤ装置からの回転反力により軸重が
小さくなる側に設けられた空気ばねは、反対側に設けら
れる空気ばねに比べて大きくなる有効径寸法を有する発
進補助装置を備える車両。 - 【請求項2】 後2軸を有し、後2軸のうち前車軸側を
駆動軸とし、他の車軸を従動軸とするとともに、車両フ
レームと駆動軸の間に左右に1基づつ装備され、エアを
給排することにより車輪の接地圧を増減させる空気ばね
を有する発進補助装置を備える車両において、 デファレンシャルギヤ装置からの回転反力により軸重が
小さくなる側に設けられた空気ばねは、反対側の空気ば
ねよりも車両外側に配設される発進補助装置を備える車
両。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3996298A JP3702635B2 (ja) | 1998-02-23 | 1998-02-23 | 発進補助装置を備える車両 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3996298A JP3702635B2 (ja) | 1998-02-23 | 1998-02-23 | 発進補助装置を備える車両 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11240317A true JPH11240317A (ja) | 1999-09-07 |
| JP3702635B2 JP3702635B2 (ja) | 2005-10-05 |
Family
ID=12567596
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3996298A Expired - Fee Related JP3702635B2 (ja) | 1998-02-23 | 1998-02-23 | 発進補助装置を備える車両 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3702635B2 (ja) |
-
1998
- 1998-02-23 JP JP3996298A patent/JP3702635B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3702635B2 (ja) | 2005-10-05 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20050622 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050711 |
|
| R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
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