JPH11240458A - 車両運動制御装置 - Google Patents
車両運動制御装置Info
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- JPH11240458A JPH11240458A JP10043905A JP4390598A JPH11240458A JP H11240458 A JPH11240458 A JP H11240458A JP 10043905 A JP10043905 A JP 10043905A JP 4390598 A JP4390598 A JP 4390598A JP H11240458 A JPH11240458 A JP H11240458A
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Abstract
定が適切に行われ、ドライバにとって違和感のない安定
した車両挙動制御を実現する。 【解決手段】制御装置50は、車速演算部51で車速、
車体すべり角演算部52で車体すべり角を演算する。目
標ヨーレート時定数設定部53は、実ヨーレートと車体
すべり角の符号が互いに異なる、車両の挙動を素早く変
更するカウンタステア等の修正操舵を行うスピン傾向を
示すとき、車体すべり角が大きくスピン傾向が強いほど
時定数を大きく設定する。目標ヨーレート演算部54
は、ハンドル角,車速,上記時定数を用い目標ヨーレー
トを演算する。ヨーレート偏差演算部55は、実ヨーレ
ートと目標ヨーレートとの偏差を演算し、制動制御部5
6,前後差動制限制御部57,左右差動制限制御部58
で実ヨーレートと目標ヨーレートとが一致するように各
駆動装置40,41,42が制御される。
Description
応じて適切な車両運動が行えるように制御する車両運動
制御装置に関する。
ために、操舵角を含む車両の運転状態と車両諸元に基づ
き所定の応答パラメータを有する車両の目標ヨーレート
を求め、この目標ヨーレートを基に車両の運動を制御す
る様々な車両の運動制御装置が開発・実用化されてい
る。
次あるいは2次遅れ系の応答パラメータで一律に演算し
設定すると、ドライバが車両のスピンを検知して、車両
の姿勢を修正するため、ハンドルを素早く戻すようなカ
ウンタステア等の修正操舵の際に、目標ヨーレートが急
速に変化しすぎて車両のヨー運動を必要以上に抑えよう
としてヨー運動制御が過剰に働いてしまうという問題が
ある。
1号公報で、カウンタステア時において、前半は目標ヨ
ーレートに基づき、後半は実ヨーレートに基づいてヨー
モーメントを発生させるように制御する技術が示されて
いる。
に熟練したドライバ)は、自車のヨーレートだけでな
く、その変化率(ヨー角加速度)をも検知し、あるいは
経験に基づいて、ハンドル操作に対するヨーレートの遅
れを見越した素早い修正操舵を加えることで自車の安定
を保っている。すなわち、このような修正操舵は、ドラ
イバは操舵する方向への進行を希望して行うのではな
く、操舵角を通じて自車を安定させるために必要なヨー
モーメントを与えるものである。
標ヨーレートを設定して制御する制御則では、操舵角に
より目標ヨーレートが急速に変化しすぎて車両のヨー運
動を必要以上に抑えようとし、ヨー運動制御が過剰に働
いてしまうことになり、ドライバの目論む車両挙動が得
られなくなってしまう。この傾向は、制御系に遅れが大
きいものでは、すなわち、修正操舵を加えてから制御が
作動するまでに時間がかかるものでは一層強まることに
なる。
舵の前半と後半を区別し、車両挙動の収束性を向上する
制御だけでは、車両挙動を適切に安定させるには不十分
であり、修正操舵の前半、後半の区別無く、修正操舵と
みなせる操舵に対しては目標ヨーレートの変更を少なく
する制御則が必要である。
で、車両挙動の修正操舵の際の目標ヨーレートの設定が
適切に行われ、ドライバにとって違和感のない安定した
車両挙動制御が実現できる車両運動制御装置を提供する
ことを目的としている。
請求項1記載の本発明による車両運動制御装置は、操舵
角を含む車両の運転状態と車両諸元に基づき車両の目標
とするヨーレートを演算し、この目標ヨーレートを基に
車両の駆動装置を動作して車両挙動を制御する車両運動
制御装置において、車両の挙動を修正する操舵に応じ、
上記目標ヨーレートを補正するものである。
操舵角を含む車両の運転状態と車両諸元に基づき車両の
目標とするヨーレートを演算する。ここで、この目標ヨ
ーレートは、車両の挙動を修正する操舵に応じ、補正さ
れて演算される。そして、上記目標ヨーレートを基に車
両の駆動装置を動作して車両挙動を制御する。
動制御装置は、請求項1記載の車両運動制御装置におい
て、上記操舵は、実際のヨーレートの方向と車体すべり
角の方向に応じて検出するもので、具体的には進行方向
に対して車体がヨーレートと同方向にすべり角をもって
走行しているとき車両の挙動を修正する操舵と判定す
る。
運動制御装置は、請求項1又は請求項2記載の車両運動
制御装置において、上記目標ヨーレートの補正は、少な
くとも車体すべり角に応じて設定するもので、例えば、
上記車体すべり角が大きいほど、上記目標ヨーレートの
急激な変化を抑止する方向に補正する。
動制御装置は、請求項1又は請求項3記載の車両運動制
御装置において、上記目標ヨーレートの補正は、少なく
とも車速に応じて設定するもので、例えば、上記車速が
大きいほど、上記目標ヨーレートの急激な変化を抑止す
る方向に補正する。
運動制御装置は、請求項1記載の車両運動制御装置にお
いて、上記目標ヨーレートの補正は、上記操舵角を含む
車両の運転状態及び車両諸元に基づき演算した目標ヨー
レートと道路の曲率半径及び車速から求められる目標ヨ
ーレートとの偏差の絶対値の大きさと、操舵角速度の絶
対値の大きさとに応じて行うもので、例えば、上記車両
挙動から得られる目標ヨーレートと上記道路形状から得
られる上記目標ヨーレートとの差が小さいにもかかわら
ず、操舵角速度の絶対値が大きいほど、すなわち素早い
操舵が行われるほど、上記車両挙動から得られる目標ヨ
ーレートの急激な変化を抑止する方向に補正する。
動制御装置は、操舵角を含む車両の運転状態と車両諸元
に基づき車両の目標とするヨーレートを演算し、この目
標ヨーレートを基に車両の駆動装置を動作して車両挙動
を制御する車両運動制御装置において、上記目標ヨーレ
ートの演算に用いる上記操舵角の入力信号は、予め設定
しておいた修正操舵の信号成分を除去して演算に用いる
ものである。
操舵角の入力信号から、例えば、ローパスフィルタによ
り素早い操舵時の信号をカットすることにより、予め設
定しておいた修正操舵の信号成分を除去する。そして、
この操舵角を含む車両の運転状態と車両諸元に基づき車
両の目標とするヨーレートを演算し、この目標ヨーレー
トを基に車両の駆動装置を動作して車両挙動を制御す
る。
運動制御装置は、請求項1,2,3,4,5,6のいず
れか一つに記載の車両運動制御装置において、上記車両
の駆動装置は、各選択した車輪に独立に制動力を付加す
る制動装置と左右輪間の差動を制限する左右輪間差動制
限装置と前後輪間の差動を制限する前後輪間差動制限装
置の少なくとも一つであり、上記目標ヨーレートを基に
して、上記制動装置で車両のオーバーステア傾向の挙動
を修正するには、旋回方向に対して外側の車輪あるいは
外側の前輪を制動させ、車両のアンダーステア傾向の挙
動を修正するには、旋回方向に対して内側の車輪あるい
は内側の後輪を制動させる。また、上記左右輪間差動制
限装置で車両のオーバーステア傾向の挙動を修正するに
は、左右輪間の差動制限を行って旋回方向に対して内側
の駆動力配分が大きくなるようにし、車両のアンダース
テア傾向の挙動を修正するには、左右輪間の差動制限を
行って旋回方向に対して外側の駆動力配分が大きくなる
ようにする。さらに、上記前後輪間差動制限装置で車両
のオーバーステア傾向の挙動を修正するには、前後輪間
の差動制限を行って前輪側の駆動力配分が大きくなるよ
うにし、車両のアンダーステア傾向の挙動を修正するに
は、前後輪間の差動制限を行って後輪側の駆動力配分が
大きくなるようにする。
施の形態を説明する。図1〜図6は本発明の実施の第1
形態を示し、図1は車両運動制御装置の機能ブロック
図、図2は車両運動制御装置を搭載した車両の概略構成
を示す説明図、図3は車両運動制御のフローチャート、
図4は目標ヨーレート時定数演算・設定ルーチンのフロ
ーチャート、図5は制動、前後、左右差動制限制御ルー
チンのフローチャート、図6は設定される時定数の説明
図である。尚、本発明の実施の第1形態の車両は、複合
プラネタリギヤ式のセンターディファレンシャル装置お
よび自動変速装置を有する4輪駆動車を例に説明する。
れたエンジンを示し、このエンジン1による駆動力は、
上記エンジン1後方の自動変速装置(トルクコンバータ
等も含んで図示)2からトランスミッション出力軸2a
を経てセンターディファレンシャル装置3に伝達され、
このセンターディファレンシャル装置3から、リヤドラ
イブ軸4、プロペラシャフト5、ドライブピニオン6を
介して後輪終減速装置7に入力される一方、トランスフ
ァドライブギヤ8、トランスファドリブンギヤ9、ドラ
イブピニオン軸部となっているフロントドライブ軸10
を介して前輪終減速装置11に入力されるように構成さ
れている。ここで、上記自動変速装置2、センターディ
ファレンシャル装置3および前輪終減速装置11等は、
一体にケース12内に設けられている。
は、後輪左ドライブ軸13rlを経て左後輪14rlに、後
輪右ドライブ軸13rrを経て右後輪14rrに伝達される
一方、上記前輪終減速装置11に入力された駆動力は、
前輪左ドライブ軸13flを経て左前輪14flに、前輪右
ドライブ軸13frを経て右前輪14frに伝達されるよう
になっている。
は、入力側の上記トランスミッション出力軸2aに大径
の第1のサンギヤ15が形成されており、この第1のサ
ンギヤ15が小径の第1のピニオン16と噛合して第1
の歯車列が形成されている。
ブ軸4には、小径の第2のサンギヤ17が形成されてお
り、この第2のサンギヤ17が大径の第2のピニオン1
8と噛合して第2の歯車列が形成されている。
オン18はピニオン部材19に一体に形成されており、
複数(例えば3個)の上記ピニオン部材19が、キャリ
ア20に設けた固定軸に回転自在に軸支されている。
スファドライブギヤ8が連結され、前輪への出力が行わ
れるようになっている。
記トランスミッション出力軸2aが回転自在に挿入され
る一方、後方からは上記リヤドライブ軸4が回転自在に
挿入されて、空間中央に上記第1のサンギヤ15と上記
第2のサンギヤ17を格納する。そして、上記複数のピ
ニオン部材19の上記各第1のピニオン16が上記第1
のサンギヤ15に、上記各第2のピニオン18が上記第
2のサンギヤ17に、共に噛合されている。
5に対し、上記第1,第2のピニオン16,18および
上記第2のサンギヤ17を介して一方の出力側に、上記
第1,第2のピニオン16,18の上記キャリア20を
介して他方の出力側に噛み合い構成され、リングギヤの
無い複合プラネタリギヤを成している。
ーディファレンシャル装置3は、上記第1,第2のサン
ギヤ15,17、および、これらサンギヤ15,17の
周囲に複数個配置される上記第1,第2のピニオン1
6,18の歯数を適切に設定することで差動機能を有す
る。
8と上記第1,第2のサンギヤ15,17との噛み合い
ピッチ半径を適切に設定することで、基準トルク配分を
所望の配分(例えば、後輪偏重にした不等トルク配分)
にすることができるようになっているのである。
装置3は、上記第1,第2のサンギヤ15,17と上記
第1,第2のピニオン16,18とを例えばはすば歯車
にし、上記第1の歯車列と上記第2の歯車列のねじれ角
を異にしてスラスト荷重を相殺させることなくスラスト
荷重を残留させ上記ピニオン部材19の両端で発生する
摩擦トルクを、上記第1,第2のピニオン16,18と
上記キャリア20に設けた固定軸の表面に噛み合いによ
る分離、接線荷重の合成力が作用し、摩擦トルクが生じ
るように設定して、入力トルクに比例した差動制限トル
クを得られるようにすることで、このセンターディファ
レンシャル装置3自体によっても差動制限機能が得られ
るようになっている。
2つの出力部材、すなわち上記キャリア20と上記第2
のサンギヤ17との間には、前後差動制限クラッチ作動
部41により動作される可変容量伝達クラッチとしての
油圧多板クラッチ(前後差動制限クラッチ)21が形成
されている。
2のサンギヤ17と一体のリヤドライブ軸4側に設けら
れた複数のドリブンプレート21aと、上記キャリア2
0側に設けられた複数のドライブプレート21bとが交
互に重ねられて構成されている。そして、上記前後差動
制限クラッチ21は、図示しないピストン,押圧プレー
ト等により、制御装置50で制御される前後差動制限ク
ラッチ作動部41により油圧室の油圧が可変押圧され動
作させられる。尚、この前後差動制限クラッチ作動部4
1は、モータ、オイルポンプ、複数の弁を有する油圧装
置で構成される(油圧関連部分については説明を省略す
る)。
が開放された状態では、上記センターディファレンシャ
ル装置3によるトルク配分がそのまま出力されるが、上
記前後差動制限クラッチ21が完全に圧着すると上記セ
ンターディファレンシャル装置3の差動が制限され、ト
ルク配分が停止され、前後直結状態となる。
(前後差動制限クラッチトルク)は、上記制御装置50
で制御され、例えば基準トルク配分が後輪偏重の、前後
35:65とすると、前後35:65から、前後差動制
限クラッチトルクを付加してトルク配分を前輪側に大き
く移動させ、前後直結状態で得られるトルク配分比、例
えば50:50の間でトルク配分制御(前後差動制限制
御)されるようになっている。
実施の形態では、上述のセンターディファレンシャル装
置3と同様の複合プラネタリギヤ式で構成されている。
すなわち、回転自在に保持されたディファレンシャルケ
ース31の外周にはクラウンギヤ32が設けられ、上記
ドライブピニオン6による駆動力は、このクラウンギヤ
32を介して上記ディファレンシャルケース31に伝達
されるようになっている。
は、左側部分がクラッチドラム33aとして円筒状に形
成されたキャリヤ34が回転自在に配設されており、こ
のキャリヤ34内に上記後輪右ドライブ軸13rrが挿通
されて上記キャリヤ34と結合されている。
内には、上記ディファレンシャルケース31に結合され
た大径の第1のサンギヤ35が設けられ、小径の第1の
ピニオン36と噛合して第1の歯車列が形成されてい
る。
1内には、上記後輪左ドライブ軸13rlが挿通され、こ
の後輪左ドライブ軸13rlの先端には小径の第2のサン
ギヤ37が形成されており、この第2のサンギヤ37が
大径の第2のピニオン38と噛合して第2の歯車列が形
成されている。
オン38はピニオン部材39に一体に形成されており、
複数(例えば3個)の上記ピニオン部材39が、キャリ
ア34に設けた固定軸に回転自在に軸支されている。
キャリヤ34のクラッチドラム33aに対向する位置に
はクラッチハブ33bが設けられ、これらクラッチドラ
ム33a、クラッチハブ33bにそれぞれドライブプレ
ート、ドリブンプレートが複数交互に設けられて油圧多
板クラッチ(左右差動制限クラッチ)33が形成されて
いる。
は、図示しないピストン,押圧プレート等により、制御
装置50で制御される左右差動制限クラッチ作動部42
により油圧室の油圧が可変押圧され動作させられる。
尚、この左右差動制限クラッチ作動部42は、モータ、
オイルポンプ、複数の弁を有する油圧装置で構成される
(油圧関連部分については説明を省略する)。
ドライブピニオン6からの駆動力を、クラウンギヤ3
2、ディファレンシャルケース31を介して第1のサン
ギヤ35に伝達し、上記第2のサンギヤ37から上記後
輪左ドライブ軸13rlへ出力する一方、上記キャリヤ3
4から上記後輪右ドライブ軸13rrへ出力する複合プラ
ネタリ式の差動制限制御装置で構成するとともに、一方
の出力側である後輪左ドライブ軸13rlと他方の出力側
であるキャリヤ34との間に摩擦力が可変制御される上
記左右差動制限クラッチ33を介装させた構造となって
いる。
装置部分で発生される入力トルクに比例した差動制限ト
ルクに加え、必要に応じて油圧多板クラッチが差動制限
トルクを加えて最適な差動制限トルクが発生されるよう
になっている。
の部分は、上記第1,第2のサンギヤ35,37および
これらサンギヤ35,37の周囲に複数個配置される上
記第1,第2のピニオン36,38の歯数を適切に設定
することで差動機能を有する。
7と上記第1,第2のピニオン36,38との噛み合い
ピッチ円半径を適切に設定することで、基準トルク配分
が左右50:50の等トルク配分の機能を有する。
37と上記第1,第2のピニオン36,38とを例えば
はすば歯車にし、上記第1の歯車列と上記第2の歯車列
のねじれ角を異にしてスラスト荷重を相殺させることな
くスラスト荷重を残留させ上記ピニオン部材39の両端
で発生する摩擦トルクを、上記第1,第2のピニオン3
6,38と上記キャリア34に設けた固定軸の表面に噛
み合いによる分離、接線荷重の合成力が作用し、摩擦ト
ルクが生じるように設定して、入力トルクに比例した差
動制限トルクを得られるようにすることで、入力トルク
に比例した差動制限トルクを得られるようにすること
で、この差動制限装置自体によっても差動制限機能が得
られるようになっている。
部42により上記左右差動制限クラッチ33が開放され
た状態では、基準トルク配分、すなわち左右50:50
の等トルク配分で滑らかに差動が行われる一方、上記左
右差動制限クラッチ33が連結されると、左右輪間の差
動が制限され、例えば、旋回中のオーバーステア傾向の
場合では内側の車輪のトルク配分が増加し、スリップが
防止されて安定した傾向の走行になる。
このブレーキ駆動部40には、ドライバにより操作され
るブレーキペダル43と接続されたマスターシリンダ4
4が接続されており、ドライバが上記ブレーキペダル4
3を操作すると上記マスターシリンダ44により、上記
ブレーキ駆動部40を通じて、4輪14fl,14fr,1
4rl,14rrの各ホイールシリンダ(左前輪ホイールシ
リンダ45fl,右前輪ホイールシリンダ45fr,左後輪
ホイールシリンダ45rl,右後輪ホイールシリンダ45
rr)にブレーキ圧が導入され、これにより4輪にブレー
キがかかって制動されるように構成されている。
弁、増圧弁等を備えたハイドロリックユニットで、入力
信号に応じて、上記各ホイールシリンダ45fl,45f
r,45rl,45rrに対して、それぞれ独立にブレーキ
圧を導入自在に形成されている。
rrは、それぞれの車輪速度が車輪速度センサ46(左前
輪速度センサ46fl,右前輪速度センサ46fr,左後輪
速度センサ46rl,右後輪速度センサ46rr)により検
出されるようになっており、これら車輪速度の信号は、
上記制御装置50に入力されるようになっている。
7、ヨーレートセンサ48、横加速度センサ49が設け
られており、これら各センサからのハンドル角θH、実
際のヨーレートγ、横加速度Gyの信号は上記制御装置
50に入力されるようになっている。
タとその周辺回路で形成された制御装置で、上述の如
く、上記4輪の車輪速センサ46,ハンドル角センサ4
7,ヨーレートセンサ48および上記横加速度センサ4
9からの各信号が入力され、必要に応じて駆動装置とし
ての上記ブレーキ駆動部40,前後差動制限クラッチ作
動部41,左右差動制限クラッチ作動部42に対して駆
動信号を出力する。
車速演算部51,車体すべり角演算部52,目標ヨーレ
ート時定数設定部53,目標ヨーレート演算部54,ヨ
ーレート偏差演算部55,制動制御部56,前後差動制
限制御部57および左右差動制限制御部58から主要に
構成されている。
センサ46から各車輪速度の信号が入力され、これらの
信号を予め設定しておいた数式で演算して(例えば、各
車輪速度の平均を算出して)車速Vを求め、上記車体す
べり角演算部52,目標ヨーレート時定数設定部53,
目標ヨーレート演算部54に出力するように形成されて
いる。
レートセンサ48,横加速度センサ49と上記車速演算
部51からの信号(実ヨーレートγ,横加速度Gy,車
速V)を基に以下の(1)式により車体すべり角βを演
算するようになっている。
T{f(t)}dtで表わすと、 β=INT{Gy/V−γ}dt …(1) 尚、車体すべり角βは、上記(1)式を基に算出するも
のに限ることなく、例えば直接車体すべり角βを検出可
能な車体すべり角センサ等を用いて検出するようにして
もよい。この車体すべり角演算部52で推定された車体
すべり角βは上記目標ヨーレート時定数設定部53に入
力されるようになっている。
上記ヨーレートセンサ48と、上記車速演算部51,車
体すべり角演算部52からの信号(実ヨーレートγ,車
速V,車体すべり角β)が入力され、目標ヨーレートを
1次遅れで近似し表現する際の応答パラメータとしての
目標ヨーレート時定数Tを演算し、上記目標ヨーレート
演算部54に設定するようになっている。
ーレートγ,車速Vおよび車体すべり角βの関数として
以下のように演算する。目標ヨーレート時定数Tは、 T=K1・V …(2)
条件により設定する車体すべり角設定値である。 β' =−β(γ>0、かつ、β<0) β' =β(γ<0、かつ、β>0) β' =0(上記以外の条件) 尚、車両の左旋回方向の符号を+、車両の右旋回方向の
符号を−とする。
部53で設定される目標ヨーレート時定数Tは、図6に
示すように、実ヨーレートγと車体すべり角βの符号が
互いに異なるとき、すなわち、車両の挙動を素早く変更
するカウンタステア等の修正操舵を行うスピン傾向を示
すとき、車体すべり角βが大きくスピン傾向が強いほ
ど、上記(2)式中のK1が大きくなり、大きな値に設
定される。ここでスピン傾向ではない場合は、上記
(2)式中のK1=K2で一定の値となり、車速Vに応
じて変化する通常の目標ヨーレート時定数Tの値とな
る。
ンドル角センサ47と、上記車速演算部51,目標ヨー
レート時定数設定部53からの信号(ハンドル角θH,
車速V,目標ヨーレート時定数T)が入力され、目標ヨ
ーレートγ' を演算し、上記ヨーレート偏差演算部55
に出力するように形成されている。
的な目標ヨーレートの値を目標ヨーレート定常値として
求め、この目標ヨーレート定常値γ'0に対して上記目標
ヨーレート時定数Tで1次遅れ処理することにより目標
ヨーレートγ' を演算する。
ス、nはステアリングギヤ比である。
ヨーレート時定数Tが大きくなると、目標ヨーレート
γ' の変化が小さくなる。すなわち、目標ヨーレート
γ' の値の操舵に対する追従性が低下させられる。従っ
て、上記目標ヨーレート時定数設定部53では、車両が
スピン傾向を示すとき、スピン傾向が強いほど、上記目
標ヨーレート時定数Tが大きな値に設定されるため、こ
の目標ヨーレート演算部54で目標ヨーレートγ' の変
化が小さく設定されることになる。車両の挙動を素早く
変更するカウンタステア等の修正操舵を行うスピン傾向
の際に、このスピン傾向に応じて、目標ヨーレートγ'
の変化が小さく補正されることになるのである。
ーレートセンサ48から実ヨーレートγが、上記目標ヨ
ーレート演算部54から目標ヨーレートγ' が入力さ
れ、これら実ヨーレートγと目標ヨーレートγ' の偏差
Δγ(=γ−γ' )を演算して上記制動制御部56,前
後差動制限制御部57,左右差動制限制御部58に出力
するようになっている。
センサ48から実ヨーレートγが、上記ヨーレート偏差
演算部55からヨーレート偏差Δγが入力され、車両を
どの方向にどれだけの量で制動制御すればヨーレート偏
差Δγを0に、すなわち、実ヨーレートγと目標ヨーレ
ートγ' とを一致させることができるのかを演算し、こ
の演算した結果を上記ブレーキ駆動部40に出力し制御
するようになっている。具体的には、以下のように制御
する。
同符号の場合…車両がオーバーステア傾向のとき…旋回
方向に対して外側の車輪あるいは外側の前輪を制動 ・実ヨーレートγとヨーレート偏差Δγが異符号の場合
…車両がアンダーステア傾向のとき…旋回方向に対して
内側の車輪あるいは内側の後輪を制動 尚、加える制動力は、車両諸元を考慮して車両の運動状
態とヨーレート偏差とを基に予め設定しておいた算出
式、マップにより定める。
レートセンサ48から実ヨーレートγが、上記ヨーレー
ト偏差演算部55からヨーレート偏差Δγが入力され、
車両をどの方向にどれだけの量で前後差動制限制御すれ
ばヨーレート偏差Δγを0に、すなわち、実ヨーレート
γと目標ヨーレートγ' とを一致させることができるの
かを演算し、この演算した結果を上記前後差動制限クラ
ッチ作動部41に出力し制御するようになっている。具
体的には、以下のように制御する。
同符号の場合…車両がオーバーステア傾向のとき…前輪
側の駆動力配分が大きくなるように前後差動制限クラッ
チトルクを付加 ・実ヨーレートγとヨーレート偏差Δγが異符号の場合
…車両がアンダーステア傾向のとき…後輪側の駆動力配
分が大きくなるように前後差動制限クラッチトルクを解
除 尚、前後差動制限クラッチトルクの値は、車両諸元を考
慮して車両の運動状態とヨーレート偏差とを基に予め設
定しておいた算出式、マップにより定める。
レートセンサ48から実ヨーレートγが、上記ヨーレー
ト偏差演算部55からヨーレート偏差Δγが入力され、
車両をどの方向にどれだけの量で左右差動制限制御すれ
ばヨーレート偏差Δγを0に、すなわち、実ヨーレート
γと目標ヨーレートγ' とを一致させることができるの
かを演算し、この演算した結果を上記左右差動制限クラ
ッチ作動部42に出力し制御するようになっている。具
体的には、以下のように制御する。
同符号の場合…車両がオーバーステア傾向のとき…旋回
方向に対して内側の駆動力配分が大きくなるように左右
差動制限クラッチトルクを付加 ・実ヨーレートγとヨーレート偏差Δγが異符号の場合
…車両がアンダーステア傾向のとき…旋回方向に対して
外側の駆動力配分が大きくなるように左右差動制限クラ
ッチトルクを解除 尚、左右差動制限クラッチトルクの値は、車両諸元を考
慮して車両の運動状態とヨーレート偏差とを基に予め設
定しておいた算出式、マップにより定める。
5のフローチャートで説明する。図4は車両運動制御の
フローチャートで、まず、ステップ(以下「S」と略
称)101で各センサ値を読み込み、S102に進み、
車速演算部51で車速V、車体すべり角演算部52で前
記(1)式により車体すべり角βを演算する。
時定数設定部53で目標ヨーレート時定数Tを実ヨーレ
ートγ,車速Vおよび車体すべり角βの関数として、後
述する目標ヨーレート時定数T演算・設定ルーチンに従
って演算する。
演算部54で前記(4)式により目標ヨーレートγ' を
演算し、S105に進んで、ヨーレート偏差演算部55
で実ヨーレートγと目標ヨーレートγ' とからヨーレー
ト偏差Δγ(=γ−γ' )を演算する。
前後、左右差動制限制御ルーチンに従って制動制御、前
後差動制限制御、左右差動制限制御を行う。
数T演算・設定ルーチンのフローチャートで、まず、S
201で実ヨーレートγが正の符号(γ>0)で、か
つ、車体すべり角βが負の符号(β<0)か否か判定
し、この条件(γ>0、かつ、β<0)以外の場合はS
202へ進んで、実ヨーレートγが負の符号(γ<0)
で、かつ、車体すべり角βが正の符号(β>0)か否か
判定する。
つ、β<0)のときはS203へ進んで車体すべり角設
定値β' をβ' =−βとし、上記S202の条件(γ<
0、かつ、β>0)のときはS204へ進んで車体すべ
り角設定値β' をβ' =βとし、上記S202の条件
(γ<0、かつ、β>0)以外のとき(実ヨーレートγ
と車体すべり角βが異符号以外のとき)はS205へ進
んで車体すべり角設定値β' をβ' =0とする。
S204,S205で設定した車体すべり角設定値β'
を基に前記(2)式により目標ヨーレート時定数Tを演
算する。
ヨーレートγと車体すべり角βの符号が互いに異なると
き、すなわち、車両の挙動を素早く変更するカウンタス
テア等の修正操舵を行うスピン傾向を示すとき、車体す
べり角βが大きくスピン傾向が強いほど大きな値に設定
され、ここでスピン傾向以外の場合は、車速Vに応じて
変化する通常の目標ヨーレート時定数Tの値に演算・設
定される。
左右差動制限制御のフローチャートで、まず、S301
で制動力,前後差動制限クラッチトルクの値,左右差動
制限クラッチトルクの値を、それぞれ車両諸元を考慮し
て車両の運動状態とヨーレート偏差とを基に予め設定し
ておいた算出式、マップにより定め、S302に進む。
レート偏差Δγの符号を比較する。そして、符号が互い
に同符号ならば、車両はオーバーステア傾向のときであ
り、S303へと進み、制動制御部56は旋回方向に対
して外側の車輪あるいは外側の前輪を制動させるように
ブレーキ駆動部40に出力し、前後差動制限制御部57
は前輪側の駆動力配分が大きくなるように前後差動制限
クラッチトルクを付加するように前後差動制限クラッチ
作動部41に出力し、左右差動制限制御部58は旋回方
向に対して内側の駆動力配分が大きくなるように左右差
動制限クラッチトルクを付加するように左右差動制限ク
ラッチ作動部42に出力する。
アンダーステア傾向のときであり、S304へと進み、
上記制動制御部56は旋回方向に対して内側の車輪ある
いは内側の後輪を制動させるようにブレーキ駆動部40
に出力し、前後差動制限制御部57は後輪側の駆動力配
分が大きくなるように前後差動制限クラッチトルクを解
除するように前後差動制限クラッチ作動部41に出力
し、左右差動制限制御部58は旋回方向に対して外側の
駆動力配分が大きくなるように左右差動制限クラッチト
ルクを解除するように左右差動制限クラッチ作動部42
に出力する。
れば、実ヨーレートγと車体すべり角βの符号が互いに
異なるとき、すなわち、車両の挙動を素早く変更するカ
ウンタステア等の修正操舵を行うスピン傾向を示すと
き、車体すべり角βが大きくスピン傾向が強いほど、目
標ヨーレート時定数Tは大きな値に設定され、目標ヨー
レートγ' の変化が小さく設定・補正されるので、車両
挙動の修正操舵の際の目標ヨーレートの設定が適切に行
われ、ドライバにとって違和感のない安定した車両挙動
制御が実現できる。
形態を示し、図7は車両運動制御装置の機能ブロック
図、図8は車両運動制御装置を搭載した車両の概略構成
を示す説明図、図9は道路形状を求める部分の構成の説
明図、図10はナビゲーション装置から得られる点デー
タの例の説明図、図11はカーブの曲率半径の求め方の
説明図、図12は求めたカーブの曲率半径の補正の説明
図、図13はデータ整理部での各ケースの説明図、図1
4は車両運動制御のフローチャート、図15は目標ヨー
レート偏差(絶対値)で設定される目標ヨーレート時定
数基本値の説明図、図16は操舵角速度(絶対値)で設
定される基本値補正係数の説明図である。尚、本発明の
実施の第2形態は、車両挙動から得られる目標ヨーレー
トと道路形状から得られる目標ヨーレートとの偏差から
目標ヨーレート時定数の基本値を設定し、さらにこの基
本値を操舵角速度で補正して目標ヨーレートを1次遅れ
で近似し表現する際の応答パラメータとしての目標ヨー
レート時定数を設定するものである。前記発明の実施の
第1形態と同様の部分には同じ符号を記し、説明は省略
する。
ビゲーション装置61と道路形状検出装置62とが搭載
される。
すように、一般的なものを例として、車両位置検出用セ
ンサ部61a、補助記憶装置61b、情報表示部61
c、操作部61d、演算部61eから主要に構成されて
いる。
体的には、全世界測位衛星システム(Global Positioni
ng System;GPS)によるGPS衛星からの電波を受信
して自己位置を測定するためのGPS受信機、車両の絶
対的な走行方向を検出する地磁気センサ、及び、車輪に
固定されたロータ外周に対向して設置された電磁ピック
アップ等からなり、車両の走行に伴って回転するロータ
外周の突起を検出してパルス信号を出力する車輪速セン
サが接続されて、車両位置に係わる走行情報が収集され
るようになっている。
装置で、道路情報や地形情報等を含む道路地図情報を収
録したCD−ROMがセットされる読み込み専用の記憶
装置に形成されている。上記CD−ROMには、道路地
図情報が、互いに縮尺の異なる複数の階層レベルでそれ
ぞれ記憶されており、さらに、高速道路、一般国道、地
方道というような道路種別情報や交差点に関する通行条
件等の情報が記憶されている。上記道路の地図情報中の
道路データは、図10に示すように、所定間隔で入力さ
れた点データ(ノード)及びこれらの点を連続的に結ん
で形成される線データ(リンク)からなる。
(緯度・経度・高度)、方位、地図上の自車位置、目的
地までの最適経路等を表示する液晶ディスプレイで形成
されている。そして、この情報表示部61c(液晶ディ
スプレイ)と一体に上記操作部61dとしてのタッチパ
ネルが接続され、地図の縮尺の変更、地名の詳細表示、
地域情報および経路誘導等の表示を切り換えるための操
作入力が行えるようになっている。
センサ部61aから得られる車両の走行情報と、上記補
助記憶装置61bから読み込んだ地図情報とをマップマ
ッチング等の演算をしながら合成し、その結果を、上記
操作部61dから送られる操作信号に基づいて上記情報
表示部61cに送り、車両の現在位置及びその周辺の地
図、目的地までの最適経路等を表示させるようになって
いる。また、上述の各データ(道路データの点データ、
道路種別情報、現在位置等のデータ)は、後述する制御
装置70のカーブ情報算出部72および第2の目標ヨー
レート演算部74に対しても必要に応じて出力されるよ
うになっている。
施の第2形態では特に道路幅を検出するように設けられ
ており、一対のCCDカメラ62a、画像処理部62
b、道路幅検出部62cから主に構成されている。
の天井前方の左右に一定の間隔をもって取り付けられ、
車外の対象を異なる視点からステレオ撮像するようにな
っており、この一対のCCDカメラ62aで撮像した自
車両の走行方向の映像信号は、上記画像処理部62bに
入力されるようになっている。
ラ62aで撮像した自車両の走行方向の環境の1組のス
テレオ画像対に対し、対応する位置のずれ量から三角測
量の原理によって画像全体に渡る距離情報を求める処理
を行なって、三次元の距離分布を表す距離画像を生成し
て上記道路幅検出部62cに出力するように形成されて
いる。
部62bからの距離画像の距離分布についてヒストグラ
ム処理を行うことで道路を認識して、この道路幅の算出
を行って、上記制御装置70のカーブ情報算出部72に
対して必要に応じて出力されるようになっている。
は、折れ線で近似され、左右の折れ線で囲まれた範囲が
自車線と判断され、この自車線の左右の折れ線の間隔か
ら道路幅を算出する。このように、この道路形状検出装
置62では道路形状を検出し、その道路形状から道路幅
を求めるようになっているため、この道路形状検出装置
62で検出した道路形状と上記ナビゲーション装置61
で得られる地図上の道路形状データとを比較して一致さ
せるように上記ナビゲーション装置61の地図上での自
車位置を修正して自車位置をより正確に求めるようにす
ることもできる。
タとその周辺回路で形成され、上記4輪の車輪速センサ
46,ハンドル角センサ47,ヨーレートセンサ48、
さらに、上記ナビゲーション装置61,道路形状検出装
置62からの各信号が入力され、必要に応じて駆動装置
としての上記ブレーキ駆動部40,前後差動制限クラッ
チ作動部41,左右差動制限クラッチ作動部42に対し
て駆動信号を出力する。
車速演算部71,カーブ情報算出部72,第1の目標ヨ
ーレート演算部73,第2の目標ヨーレート演算部7
4,目標ヨーレート偏差(絶対値)演算部75,操舵角
速度(絶対値)演算部76,目標ヨーレート時定数設定
部77,最終目標ヨーレート演算部78,ヨーレート偏
差演算部79,制動制御部56,前後差動制限制御部5
7および左右差動制限制御部58から主要に構成されて
いる。
センサ46から各車輪速度の信号が入力され、これらの
信号を予め設定しておいた数式で演算して(例えば、各
車輪速度の平均を算出して)車速Vを求め、上記第1の
目標ヨーレート演算部73,第2の目標ヨーレート演算
部74,目標ヨーレート時定数設定部77および上記最
終目標ヨーレート演算部78に出力するように形成され
ている。
に示すように、3点検出部72a,Pn-1 Pn 距離演算
部72b,Pn Pn+1 距離演算部72c,長短判定部7
2d,中点演算部72e,中点同距離点演算部72f,
曲率半径演算部72g,補正部72hおよびデータ整理
部72iから主に構成されている。
ョン装置61から入力された道路の点データ(ノード)
から、車両の走行方向あるいは運転者により選択された
道路上にある3点を、図10に示すように、所定の間隔
で順に(車両に近い方から)第1の点Pn-1 、第2の点
Pn 、第3の点Pn+1 として読み込むものである。
Pn-1 と上記第2の点Pn の位置情報は上記Pn-1 Pn
距離演算部72bに出力され、上記第2の点Pn と上記
第3の点Pn+1 の位置情報は上記Pn Pn+1 距離演算部
72cに出力されるようになっている。Pn-1 =(Xn-
1 ,Yn-1 ),Pn =(Xn ,Yn ),Pn+1 =(Xn+
1 ,Yn+1 )とする。またカーブの代表点はPn とな
る。従って、点P1のカーブは点P0,P1,P2か
ら、点P2のカーブは点P1,P2,P3から、…、点
Pn のカーブは点Pn-1 ,Pn ,Pn+1 からそれぞれデ
ータが算出される。
3点検出部72aから入力された上記第1の点Pn-1 と
上記第2の点Pn の位置情報を基に上記第1の点Pn-1
と上記第2の点Pn を結ぶ直線距離を演算し、上記長短
判定部72dと上記補正部72hとに出力するように形
成されている。
3点検出部72aから入力された上記第2の点Pn と上
記第3の点Pn+1 の位置情報を基に上記第2の点Pn と
上記第3の点Pn+1 を結ぶ直線距離を演算し、上記長短
判定部72dと上記補正部72hとに出力するように形
成されている。
距離演算部72bから入力された上記第1の点Pn-1 と
上記第2の点Pn を結ぶ直線距離と、上記Pn Pn+1 距
離演算部72cから入力された上記第2の点Pn と上記
第3の点Pn+1 を結ぶ直線距離とを比較して、これら直
線距離の長短を判定するものである。そして、直線距離
が短い方の各データ(位置、距離)を上記中点演算部7
2eと上記補正部72gとに出力するとともに、直線距
離が長い方の各データ(位置、距離)を上記中点同距離
点演算部72fに出力するようになっている。
果、両方の直線距離が同じ長さと判定された場合には、
どちらの直線を用いても良いため上記第1の点Pn-1 と
上記第2の点Pn を結ぶ直線を短い直線として扱うよう
に予め設定しておく(上記第2の点Pn と上記第3の点
Pn+1 を結ぶ直線を短い直線として扱うようにしても良
い)。
72dから入力された距離が短い直線の各データ(位
置、距離)に基づき、上記短い方の直線距離の半分の距
離を演算するとともに上記短い方の直線上の中点位置を
決定するように形成されている。ここで、例えば上記第
1の点Pn-1 と上記第2の点Pn を結ぶ直線を短い直線
とし、中点をPn-1,n =(Xn-1,n ,Yn-1,n )とする
と、 Pn-1,n =(Xn-1,n ,Yn-1,n ) =((Xn-1 +Xn )/2,(Yn-1 +Yn )/2)
各データは、上記中点同距離点演算部72fと上記曲率
半径演算部72gに出力されるようになっている。
短判定部72dから入力された距離が長い直線の各デー
タ(位置、距離)と上記中点演算部72eから入力され
た上記短い方の直線距離の半分の距離のデータから、上
記長い方の直線上で上記第2の点から上記短い方の直線
距離の半分の距離の位置に中点同距離点を決定するもの
である。ここで、例えば上記第2の点Pn と上記第3の
点Pn+1 を結ぶ直線を長い直線とし、中点同距離点をP
n,n+1 =(Xn,n+1 ,Yn,n+1 )とすると、 Pn,n+1 =Pn +Pn Pn,n+1 =(Xn ,Yn )+K2・(Xn+1 −Xn ,Yn+1 −Yn ) =(Xn,n+1 ,Yn,n+1 ) ただし、K2=((Xn −Xn-1 )2 +(Yn −Yn-1
)2 )1/2 /(2・((Xn+1 −Xn )2 +(Yn+1
−Yn )2 )1/2 )
中点同距離点Pn,n+1 の位置データは、上記曲率半径演
算部72gに出力されるようになっている。
算部72eから入力された中点Pn-1,n の位置データと
上記中点同距離点演算部72fで演算した中点同距離点
Pn,n+1 の位置データに基づき、図11に示すように、
上記中点Pn-1,n で短い方の直線(ここではPn-1 Pn
)に直交する直線と上記中点同距離点Pn,n+1 で長い
方の直線(ここではPn Pn+1 )に直交する直線との交
点位置を走行路のカーブの中心位置On と決定してこの
カーブ中心位置On を基に走行路の曲率半径Rnを演算
するように形成されている。この曲率半径演算部72g
で演算した結果は上記補正部72hに出力されるように
なっている。
を求めると、 N=((Xn-1 −Xn )・(Xn-1,n −Xn,n+1 ) +(Yn-1 −Yn )・(Yn-1,n −Yn,n+1 )) /(Xn-1 ・Yn+1 −Xn+1 ・Yn-1 −Xn-1 ・Yn +Xn ・Yn-1 −Xn ・Yn+1 +Xn+1 ・Yn )…(10)
れる。 Rn =((Xn −Xn-1 )・(Yn+1 −Yn ) −(Xn+1 −Xn )・(Yn −Yn-1 )) /|((Xn −Xn-1 )・(Yn+1 −Yn ) −(Xn+1 −Xn )・(Yn −Yn-1 ))| ・((Xon−Xn-1,n )2 +(Yon−Yn-1,n )2 )1/2 …(12) ここで、曲率半径Rn が正の場合は左旋回、負の場合は
右旋回となる。
の代表点である上記第2の点Pn までの距離Lonは、以
下の(13)式により求められる。 Lon=((Xon−Xn )2 +(Yon−Yn )2 )1/2 …(13) 上記補正部72hは、上記曲率半径演算部72gからの
曲率半径Rn と上記カーブ中心位置On から上記第2の
点Pn までの距離Lonとの差Deln を演算し、この差
Deln が後述する誤差設定値を超える場合に、上記曲
率半径Rn を補正して常に上記差Deln を上記誤差設
定値以内にするものである。
いは、上記差Deln が上記誤差設定値以下であり補正
されなかった各点毎の最終的なカーブ情報(カーブの代
表点Pn の位置(Xn ,Yn ),点Pn-1 と点Pn との
距離Ln ,最終的な曲率半径Rn ,カーブ中心位置On
,直線Pn-1 Pn と直線Pn Pn+1 のなす角度から求
められる各点のカーブ角度θn ,カーブ開始点Lsn(カ
ーブ中心位置On から直線Pn-1 Pn に垂直に下ろした
点)と点Pn-1 間の距離,車両位置から各カーブの代表
点までの距離Lssn )はメモリされ、前記データ整理部
72iに出力されるようになっている。
定部72dの短い方の直線距離の両方に応じて可変さ
れ、(誤差設定値)=αh・Dで設定されるようになっ
ている(αhは短い方の直線距離に応じて設定される定
数:以後、点間隔補正係数と呼ぶ)。
出装置62から得られる道路幅の値を採用するようにな
っているが、上記道路形状検出装置62からデータが得
られないときなどは、上記ナビゲーション装置61から
得られる高速道路、一般国道、地方道というような道路
種別情報を基に道路幅Dを設定するようになっている。
ここで、道路幅Dが大きくなるほど上記誤差設定値が大
きくなり補正を行わない方向になるが、これは、実際の
道路で道路幅が大きくなるにつれて曲率半径Rn が大き
くなることを表現するものである。
細かく設定されており正しく道路を表現しているとみな
せるため、補正を行わないようにするものである。
短い方の直線距離が短い値ほど上記点間隔補正係数αh
は大きくなって誤差設定値が大きくなり補正を行わない
方向になっている。例えば、短い方の直線距離が20m
以下の短い場合はαh=1.2、100m以下の中距離
の場合はαh=0.6、100mより大きな場合はαh
=0.3とする。
2に示す。Pn-1 からPn へのベクトルをB1ve(添字
veはベクトルであることを示す)、P2からP3へのベ
クトルをB2ve(添字veはベクトルであることを示す)
とし、B1ve=(Xn −Xn-1 ,Yn −Yn-1 )=(X
b1,Yb1)、B2ve=(Xn+1 −Xn ,Yn+1 −Yn)
=(Xb2,Yb2)とする。
・|B2ve|)
ようになる。 Deln =Lon−|Rn |=Lon・(1−Pdeln ) =Lon・(1−((cos θn +1)/2)1/2 ) …(15)
D)を超える場合に、曲率半径Rnに対してDeln =
αh・Dとなるように補正が行われる。すなわち、 Lon=Deln /(1−((cos θn +1)/2)1/2 ) =αh・D/(1−((cos θn +1)/2)1/2 ) =αh・D/(1−((Xb1・Xb2+Yb1・Yb2+|B1ve| ・|B2ve|)/(2・|B1ve|・|B2ve|))1/2 ) Rn =Lon・Pdeln =αh・D/(1−((cos θn +1)/2)1/2 ) ・((cos θn +1)/2)1/2 =αh・D/((2/(cos θn +1))1/2 −1) =αh・D/((2・|B1ve|・|B2ve|/(Xb1・Xb2 +Yb1・Yb2+|B1ve|・|B2ve|))1/2 −1)…(16)
りカーブ情報を得るため、ナビゲーション装置61から
の一定間隔ではない点データ(ノード)をそのまま利用
することができ、計算のためのデータの補完や、特に複
雑な計算をすることなく簡単な演算処理で速やかに、か
つ、正確に走行路の曲率半径を求めることができるので
ある。
のつながりも自然で、実際の道路形状を正確に表現した
値が得られる。
径よりも小さめに生じるようになっており、例えばカー
ブ進入時の警報・減速制御において適切な警報を発する
上で好ましいものとなっている。
とにより、より正確な曲率半径の演算が可能になり、補
正の基準に用いられる誤差設定値を実際の道路形状と点
データの数で可変することにより、より一層正確な演算
が行えるようになっている。すなわち、実際の道路で道
路幅が大きくなるにつれて曲率半径が大きくなることを
表現するため、道路幅が大きくなるほど誤差設定値が大
きくなり補正を行わない方向になる。また、直線距離が
短いということは、点データ(ノード)が細かく設定さ
れており正しく道路を表現しているとみなせるため、短
い方の直線距離が短い値ほど誤差設定値が大きくなり補
正を行わない方向になる。
2hで補正された各点毎のデータを整理するもので、不
必要なカーブデータを整理して、余分な演算の削減を行
うものである。
らの点データ(ノード)は、1つのカーブを数点で表し
ている場合があり、また、別々のカーブであっても一方
のカーブを対象に制御を行えば他方のカーブについての
制御を省略することができる場合がある。
述のことを考慮し、各点データ(ノード)を点Pn-1 か
ら点Pn に向かう場合について以下の4つのケースにあ
てはめて、必要な点データ(ノード)に整理するように
なっている。
n-1 から点Pn に行くまでに減速距離(=Rn-1 −Rn
)に余裕がある場合(図13(a)) |Rn-1 |>|Rn |,Rn-1 ・Rn >0、かつ、Ln
>|Rn-1 |−|Rn |ならば、点Pn-1 と点Pn のカ
ーブ情報が必要。すなわち、点Pn-1 から点Pnに行く
までに減速に余裕があるため、点Pn-1 と点Pn の各々
について独立した制御が必要になる。
していると考えて、この1つのカーブ角度(カーブ全角
度θsn)を求めるために点Pn でのカーブ角度θn は加
算する。 点Pn までのカーブ全角度θsn=点Pn-1 までのカーブ
全角度θs(n-1)+2・cos-1 (Rn /Lon) ・ケース2…カーブはきつくなり、点Pn-1 から点Pn
に行くまでに減速距離(=Rn-1 −Rn )に余裕が無い
場合(図13(b)) |Rn-1 |>|Rn |,Rn-1 ・Rn >0、かつ、Ln
<|Rn-1 |−|Rn |ならば、点Pn-1 のカーブ情報
は無視(削減)。すなわち、点Pn のカーブについての
制御を行うことで点Pn-1 のカーブについての制御が吸
収されてしまい、点Pn-1 のカーブ情報は無駄になるた
め無視(削減)する。
していると考えて、この1つのカーブ角度(カーブ全角
度θsn)を求めるために点Pn でのカーブ角度θn は加
算する。 点Pn までのカーブ全角度θsn=点Pn-1 までのカーブ
全角度θs(n-1)+2・cos-1 (Rn /Lon) ・ケース3…カーブが緩くなる場合(図13(c)) |Rn-1 |<|Rn |,Rn-1 ・Rn >0 ならば、点Pn のカーブ情報は無視(削減)。すなわ
ち、点Pn-1 で速度は減速されるようになっているた
め、この点Pn-1 よりも緩いカーブである点Pn のカー
ブ情報は不要になり無視(削減)する。尚、Ln が長い
場合、十分に加速してしまうと(点Pn-1 と点Pn とが
独立したカーブとみなせるなら)、点Pn に着くまでに
車速が大きくなってしまうことも考えられるので、Ln
の大きさに応じて点Pn のカーブ情報は保持するように
しても良い。
していると考えて、この1つのカーブ角度(カーブ全角
度θsn)を求めるために点Pn でのカーブ角度θn は加
算する。 点Pn までのカーブ全角度θsn=点Pn-1 までのカーブ
全角度θs(n-1)+2・cos-1 (Rn /Lon) 尚、点Pn-1 と点Pn とが独立したカーブとみなせるな
ら点Pn でのカーブ角度θn は加算せず、新たに加算を
始める(Ln の大きさに応じて決定する)。
る場合(図13(d)) Rn-1 ・Rn <0 ならば、点Pn のカーブ情報は必要。すなわち、点Pn-
1 から点Pn に行く際は、旋回方向が異なるため、ここ
だけでのデータの整理は行わない。
の合計を、点Pn-1 までのカーブ全角度θs(n-1)とす
る。
求めるために加算を始める。 点Pn までのカーブ全角度θsn=2・cos-1 (Rn /L
on) 尚、上記各ケースにあてはめて、1つの点に対し必要と
する場合と不要とする場合とが重なった際には、その点
は無視(削減)する。
n とRn-1 の差で計算したのは、以下のためである。点
Pn における基準許容進入速度をVpn、減速度をa、許
容横加速度をayln として、 減速距離=(Vp(n-1)2 −Vpn2 )/(2・a) =(Rn-1 ・ayl(n-1) −Rn ・ayln )/(2・a) =(Rn-1 −Rn )・ayl/(2・a) 減速度aを許容横加速度aylの50%の(1/2)・a
ylとすると、 減速距離=Rn-1 −Rn この結果から、減速距離をカーブの曲率半径Rn とRn-
1 の差で計算したのである。
理されたデータは、整理前のデータとともに上記第2の
目標ヨーレート演算部74により必要に応じて読み込ま
れるようになっている。
上記ハンドル角センサ47と、上記車速演算部71から
の信号(ハンドル角θH,車速V)が入力され、第1の
目標ヨーレートγ'1を演算し、この第1の目標ヨーレー
トγ'1を上記目標ヨーレート偏差(絶対値)演算部75
に出力するようになっている。
は、車両挙動から得られる目標ヨーレートであり、前記
発明の実施の第1形態と同様に、定常的な目標ヨーレー
トの値を目標ヨーレート定常値として求め、この目標ヨ
ーレート定常値γ'0に対して目標ヨーレート時定数Tで
1次遅れ処理することにより目標ヨーレートγ'1を演算
する。ここで、上記目標ヨーレート時定数Tは、例えば
車速で設定される基準値Tb として、 γ'1=(1/(1+Tb ・s))・γ'0 …(17) Tb =(m・Lf・V)/(2・L・CPr) …(18) mは車両質量、Lfは前軸と重心間の距離、CPrはリ
ア等価コーナリングパワである。
上記ナビゲーション装置61と、上記車速演算部71、
カーブ情報算出部72からの信号(車速V,現在位置,
前方の曲率半径Rn )を読み込んで、第2の目標ヨーレ
ートγ'2を演算し、この第2の目標ヨーレートγ'2を上
記目標ヨーレート偏差(絶対値)演算部75に出力する
ようになっている。
は、道路形状から得られる目標ヨーレートであり、例え
ば以下の(19)式で算出する。 γ'2=V/Rn …(19)
75は、上記1の目標ヨーレート演算部73から第1の
目標ヨーレートγ'1が、上記第2の目標ヨーレート演算
部74から第2の目標ヨーレートγ'2が入力され、これ
らの偏差の絶対値、すなわち、目標ヨーレート偏差(絶
対値)|Δγ' |(=|γ'1−γ'2|あるいは|γ'2−
γ'1|)を演算し、上記目標ヨーレート時定数設定部7
7に出力するようになっている。
上記ハンドル角センサ47からハンドル角θHが入力さ
れ、ハンドル角の速度の絶対値|δV|を、微分処理等
を行って求め、上記目標ヨーレート時定数設定部77に
出力するようになっている。
上記車速演算部71から車速Vが、上記目標ヨーレート
偏差(絶対値)演算部75から目標ヨーレート偏差(絶
対値)|Δγ' |が、上記操舵角速度(絶対値)演算部
76から操舵角速度(絶対値)|δV|が入力され、こ
れらの入力値から目標ヨーレート時定数Tを演算し、上
記最終目標ヨーレート演算部78に設定するように形成
されている。
は、まず、車速Vで基準値(例えば、前記(18)式で
演算する)を設定したマップを予め定め、このマップを
目標ヨーレート偏差(絶対値)|Δγ' |で検索して、
目標ヨーレート偏差(絶対値)|Δγ' |に応じた時定
数T0 を設定する。
5に示すように、|Δγ' |が小さくなるほど時定数T
0 が大きく設定されるようになっており、換言すれば、
車両挙動による目標ヨーレート(第1の目標ヨーレート
γ'1)と道路形状から得られる目標ヨーレート(第2の
目標ヨーレートγ'2)との差が少ないときほど、所定の
操舵に対する目標ヨーレート時定数T0 が大きく設定さ
れるようになっている。
基に予め設定しておいたマップを検索して、上記目標ヨ
ーレート偏差(絶対値)|Δγ' |に応じた時定数T0
の補正係数K4を定め、この補正係数K4と上記時定数
T0 の積で時定数Tを決定する(T=K4・T0 )。
16に示すように、操舵角速度(絶対値)|δV|が大
きくなるほど補正係数K4が大きく定められ、速く操舵
するほど目標ヨーレート時定数T0 を大きな値に補正す
る。
部77では、車両挙動による目標ヨーレートと道路形状
から得られる目標ヨーレートとの差が少ないにも係わら
ず、素早いハンドル操作をするほど、時定数Tを大きな
値に設定するようになっており、車両の挙動を素早く変
更する修正操舵を、車両挙動による目標ヨーレートと道
路形状から得られる目標ヨーレートとの差と操舵角速度
とで検出し、その度合いで時定数Tを演算するのであ
る。
記ハンドル角センサ47と、上記車速演算部71,目標
ヨーレート時定数設定部77からの信号(ハンドル角θ
H,車速V,目標ヨーレート時定数T)が入力され、最
終目標ヨーレートγ'sを演算し、上記ヨーレート偏差演
算部79に出力するように形成されている。
前記発明の実施の第1形態と同様に、定常的な目標ヨー
レートの値を目標ヨーレート定常値として求め、この目
標ヨーレート定常値γ'0に対して上記目標ヨーレート時
定数設定部77で求めた目標ヨーレート時定数Tで1次
遅れ処理することにより最終的な目標ヨーレートγ'sを
演算する。すなわち、 γ's=(1/(1+T・s))・γ'0 …(20)
きくなると、最終目標ヨーレートγ'sの変化が小さくな
り、最終目標ヨーレートγ'sの値の操舵に対する追従性
が低下させられる。上記目標ヨーレート時定数設定部7
7では、車両挙動による目標ヨーレートと道路形状から
得られる目標ヨーレートとの差が少なく、素早いハンド
ル操作をするほど、時定数Tを大きな値に設定するよう
になっているため、この最終目標ヨーレート演算部78
で最終目標ヨーレートγ'sの変化が小さく設定されるこ
とになる。すなわち、道路形状から設定される目標ヨー
レートと車両挙動から設定される目標ヨーレートとの差
が小さいにも係わらず素早く操舵する、車両の挙動を素
早く変更する修正操舵ほど最終的に目標ヨーレートの変
化が小さくなるように補正され、修正操舵の際であって
もドライバにとって違和感のない安定した車両挙動制御
が実現できるのである。
ーレートセンサ48から実ヨーレートγが、上記最終目
標ヨーレート演算部78から最終的な目標ヨーレート
γ'sが入力され、これら実ヨーレートγと最終目標ヨー
レートγ'sの偏差Δγ(=γ−γ's)を演算して上記制
動制御部56,前後差動制限制御部57,左右差動制限
制御部58に出力するようになっている。上記制動制御
部56,前後差動制限制御部57,左右差動制限制御部
58は、前記発明の実施の第1形態で説明したように形
成されている。
フローチャートで説明する。図14は車両運動制御のフ
ローチャートで、まず、S401で各センサ値を読み込
み、S402に進み、車速演算部71で車速V、カーブ
情報算出部72で走行路のカーブの曲率半径Rnをはじ
めとする各カーブ情報を算出する。
レート演算部73で車速V,ハンドル角θHに基づき、
前記(17)式により第1の目標ヨーレートγ'1を演算
してS404に進む。
演算部74で車速V,カーブ情報を基に、前記(19)
式により第2の目標ヨーレートγ'2を演算する。
偏差(絶対値)演算部75で、上記第1の目標ヨーレー
トγ'1と上記第2の目標ヨーレートγ'2との偏差の絶対
値を演算する。
対値)演算部76でハンドル角θHの速度の絶対値|δ
V|を微分処理等を行って求め、S407に進む。
設定部77で、車速Vで基準値(例えば、前記(18)
式で演算する)を設定したマップを予め定め、このマッ
プを目標ヨーレート偏差(絶対値)|Δγ' |で検索し
て、目標ヨーレート偏差(絶対値)|Δγ' |に応じた
時定数T0 を設定するとともに、操舵角速度(絶対値)
|δV|を基に予め設定しておいたマップを検索して、
上記目標ヨーレート偏差(絶対値)|Δγ' |に応じた
時定数T0 の補正係数K4を定め、この補正係数K4と
上記時定数T0 の積で時定数Tを決定する(T=K4・
T0 )。
77では、車両挙動による目標ヨーレート(第1の目標
ヨーレートγ'1)と道路形状(第2の目標ヨーレート
γ'2)から得られる目標ヨーレートとの差(目標ヨーレ
ート偏差(絶対値)|Δγ' |)が少ないにも係わら
ず、素早いハンドル操作をするほど、時定数Tを大きな
値に設定するようになっている。
ート演算部78で、ハンドル角θH,車速V、および、
上記S407で求めた目標ヨーレート時定数Tを基に、
最終的な目標ヨーレートγ'sを前記(20)式により演
算する。
演算部79で実ヨーレートγと上記最終目標ヨーレート
γ'sとからヨーレート偏差Δγ(=γ−γ's)を演算す
る。
の第1形態で説明した制動、前後、左右差動制限制御ル
ーチン(図5)に従って制動制御、前後差動制限制御、
左右差動制限制御を行う。
れば、道路形状から設定される目標ヨーレートと車両挙
動から設定される目標ヨーレートとの差が小さいにも係
わらず素早く操舵する、車両の挙動を素早く変更する修
正操舵ほど最終的に目標ヨーレートの変化が小さくなる
ように補正され、修正操舵の際であってもドライバにと
って違和感のない安定した車両挙動制御が実現できる。
3形態を示し、図17は車両運動制御装置の機能ブロッ
ク図、図18は車両運動制御装置を搭載した車両の概略
構成を示す説明図、図19は車両運動制御のフローチャ
ートである。尚、本発明の実施の第3形態は、ハンドル
角センサで検出される信号から、カウンタステア等の修
正操舵にみられる特有の信号を除去して入力することに
より、修正操舵に対しての制御が行われないようにする
もので、前記発明の実施の第1形態と同様の部分には同
じ符号を記し、説明は省略する。
制御装置80は、マイクロコンピュータとその周辺回路
で形成され、上記4輪の車輪速センサ46,ハンドル角
センサ47およびヨーレートセンサ48からの各信号が
入力され、必要に応じて駆動装置としての前記ブレーキ
駆動部40,前後差動制限クラッチ作動部41,左右差
動制限クラッチ作動部42に対して駆動信号を出力する
ようになっている。
に、車速演算部81,フィルタ処理部82,目標ヨーレ
ート演算部83,ヨーレート偏差演算部84,制動制御
部56,前後差動制限制御部57および左右差動制限制
御部58から主要に構成されている。
センサ46から各車輪速度の信号が入力され、これらの
信号を予め設定しておいた数式で演算して(例えば、各
車輪速度の平均を算出して)車速Vを求め、目標ヨーレ
ート演算部83に出力するように形成されている。
パスフィルタに構成され、カットオフ周波数は、例えば
1〜2Hz 程度に設定され、前記ハンドル角センサ47
から入力されるハンドル角θHから、カウンタステア等
の修正操舵時にみられる素早い操舵の信号のみを効果的
にカットするものである。このフィルタ処理部82にて
フィルタ処理されたハンドル角θHの信号をθH'とす
る。
速演算部81から車速Vが、上記フィルタ処理部82か
らフィルタ処理されたハンドル角θH'が入力され、目標
ヨーレートγ' を演算し、上記ヨーレート偏差演算部8
4に出力するように形成されている。
ーレートγ' の演算は、前記発明の実施の第1形態と同
様に、定常的な目標ヨーレートの値を目標ヨーレート定
常値として求め、この目標ヨーレート定常値γ'0に対し
て目標ヨーレート時定数Tで1次遅れ処理することによ
り目標ヨーレートγ' を演算する。ここで、上記目標ヨ
ーレート時定数Tは、例えば前記発明の実施の第2形態
で説明した(18)式による車速で設定される基準値T
b を用いる。
(21)式で演算される。 γ' =(1/(1+Tb ・s))・γ'0 …(21)
処理されたハンドル角θH'を用いて演算され、以下のよ
うになる。 γ'0=(1/(1+A・V2 ))・(V/(L・n))・θH' …(22)
ーレートセンサ48から実ヨーレートγが、上記目標ヨ
ーレート演算部83からフィルタ処理されたハンドル角
θH'を用いて演算した目標ヨーレートγ' が入力され、
これら実ヨーレートγと目標ヨーレートγ' の偏差Δγ
(=γ−γ' )を演算して上記制動制御部56,前後差
動制限制御部57,左右差動制限制御部58に出力する
ようになっている。上記制動制御部56,前後差動制限
制御部57,左右差動制限制御部58は、前記発明の実
施の第1形態で説明したように形成されている。
フローチャートで説明する。図19は車両運動制御のフ
ローチャートで、まず、S501で各センサ値を読み込
み、S502に進み、車速演算部81で車速Vを演算
し、フィルタ処理部82でハンドル角θHの信号をフィ
ルタ処理する(ハンドル角θH')。
演算部83で車速Vとフィルタ処理したハンドル角θH'
を基に、上記(21),(22)式により、カウンタス
テア等の修正操舵時にみられる素早い操舵の信号の影響
を受けない目標ヨーレートγ' を演算する。
算部84で実ヨーレートγと上記S503で演算した目
標ヨーレートγ' とからヨーレート偏差Δγ(=γ−
γ' )を演算する。
の第1形態で説明した制動、前後、左右差動制限制御ル
ーチン(図5)に従って制動制御、前後差動制限制御、
左右差動制限制御を行う。
れば、操舵角信号からカウンタステア等の修正操舵時に
みられる素早い操舵の信号のみを効果的にカットして制
御に用いるようにするため、修正操舵に対して過剰に制
御が反応することが無く、修正操舵の際であってもドラ
イバにとって違和感のない安定した車両挙動制御が簡単
に実現できる。
御、前後差動制限制御、左右差動制限制御の3つが備わ
っているもので説明しているが、どれか1つ、あるいは
2つ備えたものであっても良い。
差動制限制御は他の例(型)であっても、目標ヨーレー
トを制御を決定するパラメータの一つとして制御を行う
ものであれば、本発明が適応できることは言うまでもな
い。
車両挙動の修正操舵の際の目標ヨーレートの設定が適切
に行われ、ドライバにとって違和感のない安定した車両
挙動制御を実現することができる。
置の機能ブロック図
置を搭載した車両の概略構成を示す説明図
フローチャート
時定数演算・設定ルーチンのフローチャート
右差動制限制御ルーチンのフローチャート
数の説明図
置の機能ブロック図
置を搭載した車両の概略構成を示す説明図
る部分の構成の説明図
ーション装置から得られる点データの例の説明図
半径の求め方の説明図
の曲率半径の補正の説明図
での各ケースの説明図
のフローチャート
ト偏差(絶対値)で設定される目標ヨーレート時定数基
本値の説明図
(絶対値)で設定される基本値補正係数の説明図
装置の機能ブロック図
装置を搭載した車両の概略構成を示す説明図
のフローチャート
Claims (7)
- 【請求項1】 操舵角を含む車両の運転状態と車両諸元
に基づき車両の目標とするヨーレートを演算し、この目
標ヨーレートを基に車両の駆動装置を動作して車両挙動
を制御する車両運動制御装置において、 車両の挙動を修正する操舵に応じ、上記目標ヨーレート
を補正することを特徴とする車両運動制御装置。 - 【請求項2】 上記操舵は、実際のヨーレートの方向と
車体すべり角の方向に応じて検出することを特徴とする
請求項1記載の車両運動制御装置。 - 【請求項3】 上記目標ヨーレートの補正は、少なくと
も車体すべり角に応じて設定することを特徴とする請求
項1又は請求項2記載の車両運動制御装置。 - 【請求項4】 上記目標ヨーレートの補正は、少なくと
も車速に応じて設定することを特徴とする請求項1又は
請求項3記載の車両運動制御装置。 - 【請求項5】 上記目標ヨーレートの補正は、上記操舵
角を含む車両の運転状態及び車両諸元に基づき演算した
目標ヨーレートと道路の曲率半径及び車速から求められ
る目標ヨーレートとの偏差の絶対値の大きさと、操舵角
速度の絶対値の大きさとに応じて行うことを特徴とする
請求項1記載の車両運動制御装置。 - 【請求項6】 操舵角を含む車両の運転状態と車両諸元
に基づき車両の目標とするヨーレートを演算し、この目
標ヨーレートを基に車両の駆動装置を動作して車両挙動
を制御する車両運動制御装置において、 上記目標ヨーレートの演算に用いる上記操舵角の入力信
号は、予め設定しておいた修正操舵の信号成分を除去し
て演算に用いることを特徴とする車両運動制御装置。 - 【請求項7】 上記車両の駆動装置は、各選択した車輪
に独立に制動力を付加する制動装置と左右輪間の差動を
制限する左右輪間差動制限装置と前後輪間の差動を制限
する前後輪間差動制限装置の少なくとも一つであること
を特徴とする請求項1,2,3,4,5,6のいずれか
一つに記載の車両運動制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04390598A JP4094103B2 (ja) | 1998-02-25 | 1998-02-25 | 車両運動制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04390598A JP4094103B2 (ja) | 1998-02-25 | 1998-02-25 | 車両運動制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11240458A true JPH11240458A (ja) | 1999-09-07 |
| JP4094103B2 JP4094103B2 (ja) | 2008-06-04 |
Family
ID=12676739
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04390598A Expired - Lifetime JP4094103B2 (ja) | 1998-02-25 | 1998-02-25 | 車両運動制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
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