JPH11240716A - リチウム塩水溶液の調製方法 - Google Patents
リチウム塩水溶液の調製方法Info
- Publication number
- JPH11240716A JPH11240716A JP4505498A JP4505498A JPH11240716A JP H11240716 A JPH11240716 A JP H11240716A JP 4505498 A JP4505498 A JP 4505498A JP 4505498 A JP4505498 A JP 4505498A JP H11240716 A JPH11240716 A JP H11240716A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lithium
- lithium carbonate
- aqueous solution
- lithium salt
- solution
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
- Removal Of Specific Substances (AREA)
Abstract
性を高めるとともに、耐圧設計、高級材質の反応容器を
不要とすることによる設備コストの低減、さらにリチウ
ム塩水溶液のリチウム濃度を正確に管理することができ
るリチウム塩水溶液の調製方法の提供。 【解決手段】水と炭酸リチウムが含まれる炭酸リチウム
スラリーに、炭酸リチウムに対して化学量論量未満の鉱
酸を接触させた後、リチウム塩水溶液と不溶の炭酸リチ
ウムを分離するリチウム塩水溶液の調製方法、及び、リ
チウム塩水溶液中の不溶の炭酸リチウムを静置沈降後、
上澄み層のリチウム塩水溶液と沈殿層の炭酸リチウムお
よびリチウム塩水溶液をデカンテーションにより分離す
るリチウム塩水溶液の調製方法、並びに、分離された沈
殿層の炭酸リチウムおよびリチウム塩水溶液に、水と炭
酸リチウムを添加することにより炭酸リチウムスラリー
とするリチウム塩水溶液の調製方法。
Description
酸を接触させることによるリチウム塩水溶液の調製方法
に関するものである。
調機、アルミニウム精練、セラミックス、特殊ガラス、
グリース、有機金属化合物、医薬品、電池、触媒、吸着
剤その他多くの用途に使用され、今後もその需要は飛躍
的に増大していくと予想されている。
タライト、レピドライト、スポジュメン、アンブリゴナ
イトなど)と塩湖かん水が主なものであるが、両者とも
にリチウム資源から工業的に得られるリチウム化合物は
炭酸リチウムである。金属リチウムや他のリチウム化合
物は炭酸リチウムを原料とすることが一般的である。し
たがって、リチウム鉱石を除いて、リチウム原料として
最も低価格で、最も工業的に利用度の高いリチウム化合
物は炭酸リチウムである。
であるため、リチウムの回収、再利用化を行なうことが
必要である。リチウムの回収方法としては、溶媒抽出
法、吸着剤法、イオン交換法、電気分解法、炭酸リチウ
ム沈殿法等があるが、炭酸リチウムとして回収すること
が汎用性が高く好ましい。
に低いため、高濃度のリチウム塩水溶液が必要とされる
場合には、水に対する溶解度が高い他のリチウム塩に変
換して水溶液とする必要がある。水に対する溶解度の高
いリチウム塩としては、硫酸リチウム、硝酸リチウム、
塩化リチウム、臭化リチウム等が挙げられるが、これら
のリチウム塩類はそれぞれ硫酸、硝酸、塩酸、臭化水素
酸等の各種鉱酸に化学量論量の炭酸リチウムを添加する
ことにより得られることが公知技術として知られてい
る。炭酸リチウムと鉱酸の反応は、リチウム塩と水の生
成とともに、二酸化炭素ガスが大量に発生する。鉱酸に
化学量論量の炭酸リチウムを添加する従来技術では、鉱
酸が強酸性であるため、炭酸リチウムを添加すると、低
pH領域で添加した炭酸リチウムのほぼ全量が瞬時に反
応するため、二酸化炭素ガスが爆発的に発生し、作業安
全性が大きな問題となる。反応容器としても耐圧性で耐
酸性の高級材質による反応容器が必要となるため、設備
コストが掛かることが問題となる。また、添加する炭酸
リチウムが固体であるため、化学量論量に合せることが
難しいことから、作業簡便性に乏しい。さらに、高価な
リチウムを消費することを考慮し、リチウム使用量を正
確に管理する必要性から、リチウム塩水溶液のリチウム
塩濃度を正確に制御する方法が要求されている。
ストながら難水溶性の炭酸リチウムを、鉱酸を接触させ
ることにより、高濃度の水溶性リチウム塩水溶液を調製
する方法として、爆発的な反応を制御して作業安全性、
作業簡便性を高めるとともに、耐圧設計、高級材質の反
応容器の使用を必要としないことによる設備コストの低
減、さらにリチウム塩水溶液のリチウム濃度を正確に管
理することができるリチウム塩水溶液の調製方法を提供
することにある。
を鑑み、炭酸リチウムと鉱酸の接触方法について鋭意検
討した結果、水と炭酸リチウムが含まれる炭酸リチウム
スラリーに、炭酸リチウムに対して化学量論量未満の鉱
酸を接触させた後、リチウム塩水溶液と不溶の炭酸リチ
ウムを分離して高濃度の水溶性リチウム塩水溶液を得る
ことにより、炭酸リチウムと鉱酸の反応に特有の爆発的
な反応を制御して作業安全性、作業簡便性を高めるとと
もに、耐圧設計、高級材質の反応容器の使用を必要とし
ないことによる設備コストの低減、さらにリチウム塩水
溶液のリチウム濃度を正確に管理することができること
を見出し、本発明を完成するに至ったものである。
せる前に、炭酸リチウムを予め水および/またはその他
水溶液に懸濁して炭酸リチウムスラリーとすることが必
須である。本発明では、この炭酸リチウムスラリーに鉱
酸を添加することが基本操作となるが、鉱酸の添加量と
しては、炭酸リチウムスラリーに含まれる炭酸リチウム
に対して化学量論量未満の鉱酸を添加することが重要と
なる。
する反応容器に炭酸リチウムを添加する方法とは異な
り、炭酸リチウムスラリーを存在させた反応容器に鉱酸
を添加する方法である。炭酸リチウムスラリーはpH9
〜11の弱アルカリ性を呈する。
くと徐々にpHは低下するが、炭酸リチウムに対し化学
量論量未満の量に鉱酸の添加量を留めれば、反応容器内
液のpHを過度に低下することがなく、添加量を適当に
設定することにより、反応容器内液のpHを中性領域に
留めることも可能である。
酸の反応を中性領域のマイルドなpH条件下で実施する
ことが可能であるため、炭酸リチウムと鉱酸の反応に特
有の爆発的な反応を制御することができ、作業安全性は
飛躍的に向上する。また、同時に耐圧設計、高級材質の
反応容器の使用を必要としないため、設備コストも飛躍
的に低減することができる。
応容器に、鉱酸に対して化学量論量の炭酸リチウムを添
加する方法とは異なり、本発明では、炭酸リチウムスラ
リーに、炭酸リチウムに対し化学量論量未満の鉱酸を添
加するため、実質的な反応量は添加する鉱酸の量で規定
される。したがって、反応量を規定するための精度の高
い秤量を、鉱酸の添加液量の管理のみで行なうことがで
きるため、従来の方法の様に、鉱酸と炭酸リチウムの両
方を精度高く秤量する必要がない。このため、得られる
リチウム塩水溶液のリチウム塩濃度を正確に制御するこ
とを簡単に行なうことができる。また添加する媒体が、
従来の方法である固体の炭酸リチウムの場合と異なり、
本発明では液体の鉱酸であるため、添加速度の制御が簡
便で、反応容器内液への鉱酸の添加方法として、添加ノ
ズルの位置や数、ノズル先端形状、液中へのノズルの挿
入等による反応性制御に係わる工夫の自由度が固体の添
加の場合よりも多いことから、総じて作業簡便性が非常
に高い。
量未満の鉱酸を添加するため、生成するリチウム塩水溶
液中に、未反応の炭酸リチウムが残存することとなる。
このため本発明では、リチウム塩水溶液と残存する不溶
の炭酸リチウムを分離する。リチウム塩水溶液と残存す
る不溶の炭酸リチウムを分離する方法としては、濾過操
作、デカンテーション等、特に限定はされないが、リチ
ウム塩水溶液中の不溶の炭酸リチウムを静置沈降後、上
澄み層のリチウム塩水溶液と沈殿層の炭酸リチウムをデ
カンテーションにより分離することが、操作の簡便性お
よび不溶の炭酸リチウムの再利用性から好ましい。
て、炭酸リチウムと水が含まれることが必須であるが、
それ以外特に限定されるものではない。特に、本発明に
よる炭酸リチウムスラリーと鉱酸の接触により、生成し
た不溶の炭酸リチウムを含むリチウム塩水溶液からデカ
ンテーションにより上澄み層のリチウム塩水溶液を分離
した後の、反応容器内に残存する沈殿層の炭酸リチウム
とリチウム塩水溶液の混合スラリーに、新たに水と炭酸
リチウムを添加して、炭酸リチウムスラリーとすること
が、炭酸リチウムを全くロスすることなくリチウム塩水
溶液を調製することができるため非常に好ましい。
より、種々のリチウム塩水溶液を得ることができる。例
えば、鉱酸として硫酸、硝酸、塩酸、臭化水素酸を選択
することにより、リチウム塩水溶液としてはそれぞれ硫
酸リチウム、硝酸リチウム、塩化リチウム、臭化リチウ
ムの各水溶液を得ることができる。
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
液の調製を目的に、炭酸リチウムスラリーと硫酸の反応
を実施した。炭酸リチウム約133gと硫酸リチウム3
3.0gを水1044.8mlに溶解懸濁して炭酸リチ
ウムスラリー1062mlを調製した。このとき、炭酸
リチウムスラリーのpHは10であった。炭酸リチウム
スラリーを撹拌しながら、64%硫酸229.9g(1
48.3ml)を徐々に添加したところ、二酸化炭素ガ
スを徐々に発生しながら炭酸リチウムと硫酸はマイルド
に反応した。この際、添加した硫酸量は炭酸リチウムの
化学量論量の約83.3%に相当し、硫酸の全量を添加
した直後はpH3まで低下したものの、継続して攪拌を
した結果、pHは7まで上昇した。攪拌を停止して2時
間放置したところ、不溶の炭酸リチウムは完全に沈降し
たため、デカンテーションにより上澄み部1リットルと
沈殿部210mlに分離した。分離して得られた上澄み
液を分析した結果、リチウムイオン濃度3.0mol/
lの硫酸リチウム溶液であった。
液の調製を目的に、炭酸リチウムスラリーと硫酸の反応
を実施した。実施例1で分離された沈殿部210ml
に、炭酸リチウム110.8gを添加して、さらに水を
添加懸濁して1062mlの炭酸リチウムスラリーを調
製した。このとき、炭酸リチウムスラリーのpHは10
であった。以下実施例1と同様の操作によりリチウムイ
オン濃度3.0mol/lの塩化リチウム溶液が得られ
た。反応経過も実施例1とほぼ同様にマイルドな反応が
確認された。
液の調製を目的に、炭酸リチウムスラリーと硝酸の反応
を実施した。炭酸リチウム約133gと硝酸リチウム4
1.4gを水969.8mlに溶解懸濁して炭酸リチウ
ムスラリー1013mlを調製した。このとき、炭酸リ
チウムスラリーのpHは10であった。炭酸リチウムス
ラリーを撹拌しながら、67.5%硝酸280.1g
(198.6ml)を徐々に添加したところ、二酸化炭
素ガスを徐々に発生しながら炭酸リチウムと硝酸はマイ
ルドに反応した。この際、添加した硝酸量は炭酸リチウ
ムの化学量論量の約83.3%に相当し、硝酸の全量を
添加した直後はpH3まで低下したものの、継続して攪
拌をした結果、pHは7まで上昇した。攪拌を停止して
2時間放置したところ、不溶の炭酸リチウムは完全に沈
降したため、デカンテーションにより上澄み部1リット
ルと沈殿部210mlに分離した。分離して得られた上
澄み液を分析した結果、リチウムイオン濃度3.0mo
l/lの硝酸リチウム溶液であった。
液の調製を目的に、炭酸リチウムスラリーと硝酸の反応
を実施した。実施例3で分離された沈殿部210ml
に、炭酸リチウム110.8gを添加して、さらに水を
添加懸濁して1013mlの炭酸リチウムスラリーを調
製した。このとき、炭酸リチウムスラリーのpHは10
であった。以下実施例3と同様の操作によりリチウムイ
オン濃度3.0mol/lの硝酸リチウム溶液が得られ
た。反応経過も実施例3とほぼ同様にマイルドな反応が
確認された。
液の調製を目的に、炭酸リチウムスラリーと塩酸の反応
を実施した。炭酸リチウム約133gと塩化リチウム2
5.4gを水895.9mlに溶解懸濁して炭酸リチウ
ムスラリー976mlを調製した。このとき、炭酸リチ
ウムスラリーのpHは10であった。炭酸リチウムスラ
リーを撹拌しながら、35%塩酸312.5g(26
4.9ml)を徐々に添加したところ、二酸化炭素ガス
を徐々に発生しながら炭酸リチウムと塩酸はマイルドに
反応した。この際、添加した塩酸量は炭酸リチウムの化
学量論量の約83.3%に相当し、塩酸の全量を添加し
た直後はpH3まで低下したものの、継続して攪拌をし
た結果、pHは7まで上昇した。攪拌を停止して2時間
放置したところ、不溶の炭酸リチウムは完全に沈降した
ため、デカンテーションにより上澄み部1リットルと沈
殿部211mlに分離した。分離して得られた上澄み液
を分析した結果、リチウムイオン濃度3.0mol/l
の塩化リチウム溶液であった。
液の調製を目的に、炭酸リチウムスラリーと塩酸の反応
を実施した。実施例5で分離された沈殿部210ml
に、炭酸リチウム110.8gを添加して、さらに水を
添加懸濁して976mlの炭酸リチウムスラリーを調製
した。このとき、炭酸リチウムスラリーのpHは10で
あった。以下実施例5と同様の操作によりリチウムイオ
ン濃度3.0mol/lの硝酸リチウム溶液が得られ
た。反応経過も実施例5とほぼ同様にマイルドな反応が
確認された。
液の調製を目的に、炭酸リチウムスラリーと臭化水素酸
の反応を実施した。炭酸リチウム約133gと臭化リチ
ウム52.1gを水802.5mlに溶解懸濁して炭酸
リチウムスラリー830mlを調製した。このとき、炭
酸リチウムスラリーのpHは10であった。炭酸リチウ
ムスラリーを撹拌しながら、47%臭化水素酸516.
5g(349.0ml)を徐々に添加したところ、二酸
化炭素ガスを徐々に発生しながら炭酸リチウムと臭化水
素酸はマイルドに反応した。この際、添加した臭化水素
酸量は炭酸リチウムの化学量論量の約83.3%に相当
し、臭化水素酸の全量を添加した直後はpH3まで低下
したものの、継続して攪拌をした結果、pHは7まで上
昇した。攪拌を停止して2時間放置したところ、不溶の
炭酸リチウムは完全に沈降したため、デカンテーション
により上澄み部1リットルと沈殿部210mlに分離し
た。分離して得られた上澄み液を分析した結果、リチウ
ムイオン濃度3.0mol/lの臭化リチウム溶液であ
った。
液の調製を目的に、炭酸リチウムスラリーと臭化水素酸
の反応を実施した。実施例7で分離された沈殿部210
mlに、炭酸リチウム110.8gを添加して、さらに
水を添加懸濁して830mlの炭酸リチウムスラリーを
調製した。このとき、炭酸リチウムスラリーのpHは1
0であった。以下実施例7と同様の操作によりリチウム
イオン濃度3.0mol/lの臭化リチウム溶液が得ら
れた。反応経過も実施例7とほぼ同様にマイルドな反応
が確認された。
溶液の調製を目的に、硫酸と炭酸リチウムの反応を実施
した。64%硫酸229.9g(148.3ml)と水
852.4mlにより硫酸水溶液を調製した。このと
き、硫酸水溶液のpHは1以下の強酸性であった。硫酸
水溶液を撹拌しながら、炭酸リチウム110.8gを徐
々に添加したところ、炭酸リチウムを添加する度に、二
酸化炭素ガスが爆発的に発生し、硫酸水溶液飛沫が飛び
散るような急激な反応が進行した。この際、使用した硫
酸量は炭酸リチウムの化学量論量の100%に相当し、
炭酸リチウムの添加中は常にpH1〜2以下の強酸性を
維持し、炭酸リチウムの全量添加後もpHは2以下であ
った。得られた水溶液約1リットルを分析した結果、リ
チウムイオン濃度2.97mol/lの硫酸リチウム水
溶液であった。
溶液の調製を目的に、硫酸と炭酸リチウムの反応を実施
した。67.5%硝酸280.1g(198.6ml)
と水788.5mlにより硝酸水溶液を調製した。この
とき、硝酸水溶液のpHは1以下の強酸性であった。硝
酸水溶液を撹拌しながら、炭酸リチウム110.8gを
徐々に添加したところ、炭酸リチウムを添加する度に、
二酸化炭素ガスが爆発的に発生し、硝酸水溶液飛沫が飛
び散るような急激な反応が進行した。この際、使用した
硝酸量は炭酸リチウムの化学量論量の100%に相当
し、炭酸リチウムの添加中は常にpH1〜2以下の強酸
性を維持し、炭酸リチウムの全量添加後もpHは2以下
であった。得られた水溶液約1リットルを分析した結
果、リチウムイオン濃度2.94mol/lの硝酸リチ
ウム水溶液であった。
溶液の調製を目的に、塩酸と炭酸リチウムの反応を実施
した。35%塩酸312.5g(264.9ml)と水
708.2mlにより塩酸水溶液を調製した。このと
き、塩酸水溶液のpHは1以下の強酸性であった。塩酸
水溶液を撹拌しながら、炭酸リチウム110.8gを徐
々に添加したところ、炭酸リチウムを添加する度に、二
酸化炭素ガスが爆発的に発生し、塩酸水溶液飛沫が飛び
散るような急激な反応が進行した。この際、使用した塩
酸量は炭酸リチウムの化学量論量の100%に相当し、
炭酸リチウムの添加中は常にpH1〜2以下の強酸性を
維持し、炭酸リチウムの全量添加後もpHは2以下であ
った。得られた水溶液約1リットルを分析した結果、リ
チウムイオン濃度2.96mol/lの塩化リチウム溶
液であった。
溶液の調製を目的に、臭化水素酸と炭酸リチウムの反応
を実施した。47%臭化水素酸516.5g(349.
0ml)と水618.6mlにより臭化水素酸水溶液を
調製した。このとき、臭化水素酸水溶液のpHは1以下
の強酸性であった。臭化水素酸水溶液を撹拌しながら、
炭酸リチウム110.8gを徐々に添加したところ、炭
酸リチウムを添加する度に、二酸化炭素ガスが爆発的に
発生し、臭化水素酸水溶液飛沫が飛び散るような急激な
反応が進行した。この際、使用した臭化水素酸量は炭酸
リチウムの化学量論量の100%に相当し、炭酸リチウ
ムの添加中は常にpH1〜2以下の強酸性を維持し、炭
酸リチウムの全量添加後もpHは2以下であった。得ら
れた水溶液約1リットルを分析した結果、リチウムイオ
ン濃度2.95mol/lの臭化リチウム水溶液であっ
た。
炭酸リチウムと鉱酸の接触により、高濃度の水溶性リチ
ウム塩水溶液を調製する方法において、爆発的な反応を
制御して作業安全性、作業簡便性を高めるとともに、耐
圧設計、高級材質の反応容器の使用を必要としないこと
による設備コストの低減、さらにリチウム塩水溶液のリ
チウム濃度を正確に管理して、リチウム塩水溶液の調製
することができる。
Claims (4)
- 【請求項1】炭酸リチウムと鉱酸を接触させることによ
るリチウム塩水溶液の調製方法において、水と炭酸リチ
ウムが含まれる炭酸リチウムスラリーに、炭酸リチウム
に対して化学量論量未満の鉱酸を接触させた後、リチウ
ム塩水溶液と不溶の炭酸リチウムを分離することを特徴
とするリチウム塩水溶液の調製方法。 - 【請求項2】請求項1に記載のリチウム塩水溶液の調製
方法において、リチウム塩水溶液中の不溶の炭酸リチウ
ムを静置沈降後、上澄み層のリチウム塩水溶液と沈殿層
の炭酸リチウムおよびリチウム塩水溶液をデカンテーシ
ョンにより分離することを特徴とするリチウム塩水溶液
の調製方法。 - 【請求項3】請求項2に記載のリチウム塩水溶液の調製
方法において、分離された沈殿層の炭酸リチウムおよび
リチウム塩水溶液に、水と炭酸リチウムを添加すること
により炭酸リチウムスラリーとすることを特徴とするリ
チウム塩水溶液の調製方法。 - 【請求項4】請求項1〜3のいずれかの請求項に記載の
リチウム塩水溶液の調製方法において、鉱酸が硫酸、硝
酸、塩酸または臭化水素酸であることを特徴とするリチ
ウム塩水溶液の調製方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04505498A JP4085458B2 (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | リチウム塩水溶液の調製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04505498A JP4085458B2 (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | リチウム塩水溶液の調製方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11240716A true JPH11240716A (ja) | 1999-09-07 |
| JP4085458B2 JP4085458B2 (ja) | 2008-05-14 |
Family
ID=12708650
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04505498A Expired - Fee Related JP4085458B2 (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | リチウム塩水溶液の調製方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4085458B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012087404A (ja) * | 2010-09-23 | 2012-05-10 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 金属リチウムの回収方法 |
| JP5367190B1 (ja) * | 2013-03-08 | 2013-12-11 | 株式会社アストム | 水酸化リチウムの製造方法 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2024038429A1 (en) * | 2022-08-14 | 2024-02-22 | Bromine Compounds Ltd. | Method for preparing lithium bromide |
-
1998
- 1998-02-26 JP JP04505498A patent/JP4085458B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012087404A (ja) * | 2010-09-23 | 2012-05-10 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 金属リチウムの回収方法 |
| US9085813B2 (en) | 2010-09-23 | 2015-07-21 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Method for recovering metallic lithium |
| JP5367190B1 (ja) * | 2013-03-08 | 2013-12-11 | 株式会社アストム | 水酸化リチウムの製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP4085458B2 (ja) | 2008-05-14 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US3800024A (en) | Process for neutralization and regeneration of aqueous solutions of acids and dissolved metals | |
| WO1998013297A1 (en) | Method of preparing lithium salts | |
| US5492681A (en) | Method for producing copper oxide | |
| JP2020193130A (ja) | 水酸化リチウムの製造方法 | |
| US20140127096A1 (en) | Making mineral salts from various sources | |
| SK135697A3 (en) | Process for the production of cesium compounds | |
| CN106129442B (zh) | 一种利用树脂交换和化学沉淀结合制备全钒液流电池电解液的方法 | |
| US9695490B2 (en) | Refining agents for alkaline earth production | |
| JP2786095B2 (ja) | 炭酸セリウムおよび酸化セリウムの製造方法 | |
| US12351472B2 (en) | Method for extracting scandium from scandium-containing materials | |
| JP4085458B2 (ja) | リチウム塩水溶液の調製方法 | |
| US20080166281A1 (en) | Methods for Producing Cesium Hydroxide Solutions | |
| CN1166788C (zh) | 从氟碳铈镧精矿中制备低氟氯化稀土料液的优溶方法 | |
| JP3394981B2 (ja) | フリーヒドロキシルアミン水溶液の製造方法 | |
| US6036937A (en) | Method for producing zinc bromide | |
| AU2022423803A9 (en) | Method for producing lithium hydroxide | |
| CN118479436B (zh) | 一种赤泥制备磷酸铁的方法 | |
| US20230212106A1 (en) | Facile Synthesis of Aluminum Salts Using Activated Aluminum Precursor | |
| RU2193014C1 (ru) | Способ получения сферического гидрата закиси никеля | |
| JP4322057B2 (ja) | 金属フッ化物のアンモニウム錯体の回収及びその再利用方法 | |
| Forsberg et al. | Separation of Rare Earth Elements by Crystallization | |
| US20260062305A1 (en) | Lithium production coupled to acid and base production | |
| RU2184704C2 (ru) | Способ получения литийсодержащих фтористых солей для электролитического производства алюминия | |
| JPH02233520A (ja) | 水溶性ストロンチウム塩からのバリウムの分離法 | |
| EP4349781A1 (en) | Method for producing lithium-containing solution and method for producing lithium hydroxide |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050207 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070829 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071009 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071031 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071120 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071214 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080129 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080211 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110228 Year of fee payment: 3 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120229 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120229 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130228 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140228 Year of fee payment: 6 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |