JPH11240896A - [(s)−1−[(s)−2−[(トランス−4−アミノシクロヘキシルメチル)カルバモイル]ピロリジン−1−カルボニル]−2−イソプロピルチオ−2−メチルプロピル]カルバミックアシド プロピルエステルの1/2硫酸塩 - Google Patents

[(s)−1−[(s)−2−[(トランス−4−アミノシクロヘキシルメチル)カルバモイル]ピロリジン−1−カルボニル]−2−イソプロピルチオ−2−メチルプロピル]カルバミックアシド プロピルエステルの1/2硫酸塩

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JPH11240896A
JPH11240896A JP10329002A JP32900298A JPH11240896A JP H11240896 A JPH11240896 A JP H11240896A JP 10329002 A JP10329002 A JP 10329002A JP 32900298 A JP32900298 A JP 32900298A JP H11240896 A JPH11240896 A JP H11240896A
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JP
Japan
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methylpropyl
pyrrolidine
trans
carbonyl
isopropylthio
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JP10329002A
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English (en)
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Norimichi Iwase
徳道 岩瀬
Naoto Inakoshi
直人 稲越
Koichi Sugawara
浩一 菅原
Atsushi Anabuki
淳 穴吹
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 吸湿性がなく、かつ安定な結晶を与える
[(S)−1−[(S)−2−[(トランス−4−アミ
ノシクロヘキシルメチル)カルバモイル]ピロリジン−
1−カルボニル]−2−イソプロピルチオ−2−メチル
プロピル]カルバミックアシド プロピルエステルが望
まれていた。 【解決手段】 式Iの[(S)−1−[(S)−2−
[(トランス−4−アミノシクロヘキシルメチル)カル
バモイル]ピロリジン−1−カルボニル]−2−イソプ
ロピルチオ−2−メチルプロピル]カルバミックアシド
プロピルエステルの1/2硫酸塩。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、[(S)−1−
[(S)−2−[(トランス−4−アミノシクロヘキシ
ルメチル)カルバモイル]ピロリジン−1−カルボニ
ル]−2−イソプロピルチオ−2−メチルプロピル]カ
ルバミックアシド プロピルエステルの1/2硫酸塩に
関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
[(S)−1−[(S)−2−[(トランス−4−アミ
ノシクロヘキシルメチル)カルバモイル]ピロリジン−
1−カルボニル]−2−イソプロピルチオ−2−メチル
プロピル]カルバミックアシド プロピルエステルは塩
酸塩の形態で、WO97/05108号の実施例1とし
て開示されている。この化合物は、蛋白分解酵素、特に
トロンビンに対し強力な阻害作用を有すため、例えば、
血栓症等の治療薬として有用である。
【0003】しかしながら、[(S)−1−[(S)−
2−[(トランス−4−アミノシクロヘキシルメチル)
カルバモイル]ピロリジン−1−カルボニル]−2−イ
ソプロピルチオ−2−メチルプロピル]カルバミックア
シド プロピルエステルの塩酸塩は、結晶化しないた
め、その製造において充分な純度に向上させるには、大
量合成が困難なカラムクロマトグラフィーによらなけれ
ばならない。
【0004】さらに、[(S)−1−[(S)−2−
[(トランス−4−アミノシクロヘキシルメチル)カル
バモイル]ピロリジン−1−カルボニル]−2−イソプ
ロピルチオ−2−メチルプロピル]カルバミックアシド
プロピルエステルの塩酸塩は高い吸湿性があり、この
形態を含有する組成物から安定な錠剤等を製造するには
問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の問題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成する
に至った。すなわち、本発明の要旨は下記式(I)
【0006】
【化2】
【0007】で表される[(S)−1−[(S)−2−
[(トランス−4−アミノシクロヘキシルメチル)カル
バモイル]ピロリジン−1−カルボニル]−2−イソプ
ロピルチオ−2−メチルプロピル]カルバミックアシド
プロピルエステルの1/2硫酸塩、その水和物もしく
は溶媒和物に存する。本発明化合物の好ましい実施形態
としては上記化合物のうち、1/2硫酸塩が挙げられ
る。
【0008】また、本発明の別の実施形態としては、上
記式(I)の化合物および薬学的に許容される担体を含
有してなる医薬組成物;上記式(I)の化合物を有効成
分とする蛋白分解酵素阻害剤;上記式(I)の化合物を
有効成分とする抗凝固剤が提供される。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明化合物における結晶形態に
は複数の形態があり(それぞれを、A形結晶、B形結晶
・・・等、と命名する)、それぞれ単一または複数の結
晶形態を医薬組成物として使用できるが、好ましくは単
一の結晶として製造可能なA形結晶(実施例1の物質)
の使用である。
【0010】上記式(I)で表される化合物は水和物を
形成する場合もあり、また、メタノール、エタノール、
イソプロパノール、アセトン、酢酸エチル、塩化メチレ
ン等と溶媒和物を形成する場合もあるが、これらも本発
明の範囲に含まれる。本発明化合物を医薬として用いる
場合、それ自体を用いてもよいが、通常は有効成分であ
る本発明化合物と製薬上許容される添加物とを含む医薬
組成物の形態で用いることが好ましい。有効成分の製薬
上許容される添加物に対する割合は、例えば、1重量%
から90重量%の間で変動することができる。例えば、
本発明化合物を含む医薬組成物として、顆粒剤、細粒
剤、散剤、錠剤、硬カプセル剤、軟カプセル剤、シロッ
プ剤、乳剤、懸濁剤または液剤等の経口用組成物を投与
してもよいし、注射剤として静脈内投与、筋肉内投与ま
たは皮下投与してもよい。また、坐剤として用いること
もできる。また、注射用の粉末にして用時調製して使用
してもよい。
【0011】製薬上許容される添加物として、経口、経
腸、非経口に適した医薬用の有機または無機の、固体ま
たは液体の担体若しくは希釈剤を用いることができる。
固形の医薬組成物を製造する際に用いられる賦形剤とし
ては、例えば乳糖、蔗糖、デンプン、タルク、セルロー
ス、デキストリン、カオリン、炭酸カルシウム等が用い
られる。経口投与のための液体組成物、即ち、乳剤、シ
ロップ剤、懸濁剤、液剤等は、一般的に用いられる不活
性な希釈剤、例えば水または植物油等を含んでいてもよ
い。この液体組成物は、不活性な希釈剤以外に補助剤、
例えば湿潤剤、懸濁補助剤、甘味剤、芳香剤、着色剤ま
たは保存剤等を含むことができる。液体組成物にしてゼ
ラチンのような吸収されうる物質のカプセル中に含ませ
てもよい。非経口投与の医薬組成物、即ち、注射剤、坐
剤等の製造に用いられる溶剤または懸濁化剤としては、
例えば水、プロピレングリコール、ポリエチレングリコ
ール、ベンジルアルコール、オレイン酸エチル、レシチ
ン等が挙げられる。坐剤に用いられる基剤としては、例
えばカカオ脂、乳化カカオ脂、ラウリン脂、ウィテップ
ゾール等が挙げられる。医薬組成物の調製方法は常法に
よればよい。
【0012】臨床投与量は、経口投与により用いられる
場合には、成人に対し本発明の化合物として、一般に
は、1日量0.01〜1000mg、好ましくは10〜
1000mgであるが、年令、病態、症状により適宜増
減することが更に好ましい。前記1日量の本発明薬剤
は、1日に1回、または適当な間隔をおいて1日に2若
しくは3回に分けて投与してもよいし、間欠投与しても
よい。
【0013】また、注射剤として用いる場合には、成人
に対し本発明の化合物として、1回量0.001〜10
0mgを連続投与または間欠投与することが望ましい。
以下、実施例により本発明を説明するが、本発明はその
要旨を越えない限り、以下の実施例に限定されるもので
ない。なお、物性値におけるNMRは核磁気共鳴スペク
トルを表し、数字は通常化学シフトを表示するのに用い
られるδ(デルタ)値であり単位はppmである。内部
標準としてはテトラメチルシランを用いた。なお、δ値
の次に表示したカッコ内の記号はsが単一線、dが二重
線、tが三重線、mが多重線、bsが幅広い吸収ピーク
を意味し、それに続く数字は水素原子の数である。
【0014】また、IRは赤外吸収スペクトルを表し、
臭化カリウム錠剤として測定した。数字は波数を表し、
単位はcm-1である。吸収ピークは主なもののみを示し
た。
【0015】実施例1 ビス[[(S)−1−[(S)−2−[(トランス−4
−アミノシクロヘキシルメチル)カルバモイル]ピロリ
ジン−1−カルボニル]−2−イソプロピルチオ−2−
メチルプロピル]カルバミックアシド プロピルエステ
ル]スルフェイトの合成
【0016】WO97/05108号の実施例1に記載
の方法にて合成した[(S)−1−[(S)−2−
[(トランス−4−t−ブトキシカルボニルアミノシク
ロヘキシルメチル)カルバモイル]ピロリジン−1−カ
ルボニル]−2−イソプロピルチオ−2−メチルプロピ
ル]カルバミックアシド プロピルエステル200gに
4規定塩化水素−酢酸エチル溶液1200mlを加えて
0℃で1時間攪拌した。この溶液をロータリーエバポレ
ーターで濃縮し、得られた残渣にジエチルエーテル18
00mlを加えて室温下攪拌した。24時間後固体をろ
取し、これをジクロロメタン1000mlに溶解し、水
酸化カリウム25gを水400mlに溶かした溶液を加
えた。有機層を分離し、水層をジクロロメタンで2回抽
出した後、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した。ろ過
して得られた溶液をロータリーエバポレーターで濃縮
後、室温下約5mmHgで減圧乾燥して[(S)−1−
[(S)−2−[(トランス−4−アミノシクロヘキシ
ルメチル)カルバモイル]ピロリジン−1−カルボニ
ル]−2−イソプロピルチオ−2−メチルプロピル]カ
ルバミックアシド プロピルエステル164gを得た。
【0017】1H−NMR(DMSO−d6):0.8
6−1.14(m,7H),1.25(d,J=6.9
Hz,3H),1.32(d,J=6.9Hz,3
H),1.40(s,3H),1.47(s,3H),
1.62(m,6H),1.69(m,2H),1.8
8(m,2H),2.03(m,2H),2.40
(m,1H),2.61(m,1H),2.90−3.
15(m,3H),3.75(m,1H),3.97
(m,1H),4.04(m,1H),4.37(d,
J=6.6Hz,1H),4.59(d,J=8.1H
z,1H),5.57(bs,1H),7.10(b
s,1H). IR:3347,2967,1690,1638,15
28,1447,1242,1061.
【0018】次いで[(S)−1−[(S)−2−
[(トランス−4−アミノシクロヘキシルメチル)カル
バモイル]ピロリジン−1−カルボニル]−2−イソプ
ロピルチオ−2−メチルプロピル]カルバミックアシド
プロピルエステル164gをエタノール2000ml
に溶かし、硫酸15.8gを水80mlに溶かした溶液
を0〜5℃で滴下した。この溶液をロータリーエバポレ
ーターで濃縮し、約5mmHg、室温にて乾燥させた。
この固体にエタノール600mlおよびヘキサン100
0mlを加え、室温にて6時間攪拌した後、ろ取し表題
化合物を146g得た。
【0019】融点:238〜240℃1 H−NMR(DMSO−d6):0.80−0.94
(m,5H),1.10−1.32(m,12H),
1.36(s,3H),1.55(m,2H),1.6
8(m,2H),1.78−2.06(m,6H),
2.74(m,1H),2.86(m,2H),2.9
8(m,1H),3.71(m,2H),3.92−
4.00(m,2H),4.22(d,J=7.9H
z,1H),4.45(d,J=8.5Hz,1H),
7.36(d,J=8.5Hz,1H),7.50(b
s,1H). 元素分析結果 実測値:C 53.8、H 8.60、N 10.50、S 8.90 理論値:C 54.0、H 8.59、N 10.49、S 9.01 IRデータならびに粉末X線データを各々図1、図2に
示す。
【0020】実施例2 ビス[[(S)−1−[(S)−2−[(トランス−4
−アミノシクロヘキシルメチル)カルバモイル]ピロリ
ジン−1−カルボニル]−2−イソプロピルチオ−2−
メチルプロピル]カルバミックアシド プロピルエステ
ル]スルフェイトの合成
【0021】WO97/05108号の実施例1に記載
の方法にて合成した[(S)−1−[(S)−2−(ト
ランス−4−t−ブトキシカルボニルアミノシクロヘキ
シルメチルカルバモイル)ピロリジン−1−カルボニ
ル]−2−イソプロピルチオ−2−メチルプロピル]カ
ルバミックアシド プロピルエステル10gをジクロロ
メタン73mlに溶解し、濃塩酸10mlを加えて室温
で4時間攪拌した。ここに塩化ナトリウム6.6gおよ
び水酸化ナトリウム5.8gを水66mlに溶かした溶
液を加えて室温下1時間攪拌した。有機層を分離し、水
層をジクロロメタンで1回抽出後、水で洗浄し、硫酸ナ
トリウムで乾燥し、ろ過して得られた溶液をロータリー
エバポレーターで約30mlまで濃縮した。ここに1規
定硫酸17.1mlおよびイソプロパノール100ml
を加えてろ過し、得られた溶液を約40mlまで濃縮し
た。ここにイソプロパノール110mlを加えた後40
mlまで濃縮し、さらにこの操作を1回繰り返した。得
られた溶液にイソプロパノール110mlを加えて2時
間加熱還流し、室温まで冷却した後さらに2時間攪拌し
た。固体をろ取し、60℃、約5mmHgで減圧乾燥し
て表題化合物8.3gを得た。
【0022】融点:245〜246℃(分解) 元素分析結果 実測値:C 53.95、H 8.72、N 10.53、S 8.98 理論値:C 54.0、 H 8.59、N 10.49、S 9.01 粉末X線データを図3に示す。
【0023】試験例1 吸湿性試験 吸湿性データは、飽和酢酸ナトリウム水溶液の入ったデ
シケーター中に被検物質の入った容器を室温にて放置
し、被検物質の性状の変化及び重量変化率を観察するこ
とで評価した。実施例1で得た本発明化合物を上記条件
下で3日間放置したところ、化合物の性状は白色粉体の
まま一定であり、重量変化率は±0%であった。その後
上記条件下でさらに4日間放置したが、性状は白色粉体
で変わらず、重量変化率は±0%であった。
【0024】実施例2および下記に示す参考例3、4、
12および13で得た物質について同様の吸湿性試験を
行った。結果を表−1に示す。
【0025】
【表1】
【0026】参考例1 [(S)−1−[(S)−2−[(トランス−4−アミ
ノシクロヘキシルメチル)カルバモイル]ピロリジン−
1−カルボニル]−2−イソプロピルチオ−2−メチル
プロピル]カルバミックアシド プロピルエステル 塩
酸塩の合成 実施例1中で得た[(S)−1−[(S)−2−[(ト
ランス−4−アミノシクロヘキシルメチル)カルバモイ
ル]ピロリジン−1−カルボニル]−2−イソプロピル
チオ−2−メチルプロピル]カルバミックアシド プロ
ピルエステル0.49gをエタノール5mlに溶解し、
ここに1規定塩酸1.0mlを加えて室温下30分撹拌
した。減圧下溶媒を留去した後トルエン5mlを加えて
減圧下これを留去した。この残渣を室温下約10mmH
gで減圧乾燥し、0.54gの白色非晶状物質を得た。
【0027】試験例2 塩酸塩の結晶化(1) 参考例1で得た化合物0.20gをエタノール1mlに
溶解し、ここにヘキサン3mlを加えて室温下撹拌した
が、1日後、結晶は得られなかった。
【0028】試験例3 塩酸塩の結晶化(2) 参考例1で得た化合物0.20gをテトラヒドロフラン
2mlに溶解し、ここにヘキサン1mlを滴下したとこ
ろ、溶液はわずかに白濁し飽和状態となった。室温下撹
拌し、析出した物質を濾取し60℃、約10mmHgで
減圧乾燥して、0.19gの白色粉体を得た。
【0029】試験例4 塩酸塩の結晶化(3) 参考例1で得た化合物0.20gを塩化メチレン1ml
に溶解し、ここにヘキサン2mlを滴下したところ、溶
液はわずかに白濁し飽和状態となった。室温下撹拌し、
析出した物質を濾取し60℃、約10mmHgで減圧乾
燥して、0.15gの白色粉体を得た。
【0030】参考例2 [(S)−1−[(S)−2−[(トランス−4−アミ
ノシクロヘキシルメチル)カルバモイル]ピロリジン−
1−カルボニル]−2−イソプロピルチオ−2−メチル
プロピル]カルバミックアシド プロピルエステル 硝
酸塩の合成 実施例1中で得た[(S)−1−[(S)−2−[(ト
ランス−4−アミノシクロヘキシルメチル)カルバモイ
ル]ピロリジン−1−カルボニル]−2−イソプロピル
チオ−2−メチルプロピル]カルバミックアシド プロ
ピルエステル0.49gをエタノール5mlに溶解し、
ここに1規定硝酸1.0mlを加えて室温下30分撹拌
した。減圧下溶媒を留去した後トルエン5mlを加えて
減圧下これを留去した。この残渣を室温下約10mmH
gで減圧乾燥し、0.56gの白色非晶状物質を得た。
【0031】1H−NMR(DMSO−d6):0.8
2−1.04(m,5H),1.10−1.35(m,
12H),1.37(s,3H),1.57(m,2
H),1.70(m,2H),1.78−2.10
(m,6H),2.74(m,1H),2.90(m,
2H),3.00(m,1H),3.77(m,2
H),3.90(m,1H),3.95(m,1H),
4.22(d,J=6.8Hz,1H),4.45
(d,J=8.4Hz,1H),7.33(d,J=
8.3Hz,1H),7.57(bs,1H). IR:3347,2967,1692,1640,15
41,1439,1383,1242,1061.
【0032】試験例5 硝酸塩の結晶化(1) 参考例2で得た化合物0.20gをエタノール1mlに
溶解し、ここにヘキサン3mlを加えて室温下撹拌した
が、1日後、結晶は得られなかった。
【0033】試験例6 硝酸塩の結晶化(2) 参考例2で得た化合物0.20gを塩化メチレン1ml
に溶解し、ここにヘキサン1.5mlを滴下したところ
溶液はわずかに白濁し飽和状態となった。これを室温下
1日間撹拌したところ、油状物質が遊離し、結晶は得ら
れなかった。
【0034】参考例3 [(S)−1−[(S)−2−[(トランス−4−アミ
ノシクロヘキシルメチル)カルバモイル]ピロリジン−
1−カルボニル]−2−イソプロピルチオ−2−メチル
プロピル]カルバミックアシド プロピルエステル 酢
酸塩の合成 実施例1中で得た[(S)−1−[(S)−2−[(ト
ランス−4−アミノシクロヘキシルメチル)カルバモイ
ル]ピロリジン−1−カルボニル]−2−イソプロピル
チオ−2−メチルプロピル]カルバミックアシド プロ
ピルエステル0.49gを塩化メチレン5mlに溶解
し、ここに酢酸63mgを加えて室温下30分撹拌し
た。減圧下溶媒を留去し、この残渣を室温下約10mm
Hgで減圧乾燥し、0.55gの白色非晶状物質を得
た。
【0035】1H−NMR(DMSO−d6):0.7
9−0.96(m,5H),1.02−1.32(m,
12H),1.37(s,3H),1.50−1.72
(m,4H),1.76(s,2H),1.78−2.
08(m,6H),2.62(m,1H),2.85
(m,2H),3.00(m,1H),3.72(m,
2H),3.84−4.01(m,2H),4.22
(d,J=6.8Hz,1H),4.45(d,J=
8.4Hz,1H),7.36(d,J=8.3Hz,
1H),7.55(bs,1H). IR:3322,2965,1642,1549,12
42,1061.
【0036】試験例7 酢酸塩の結晶化(1) 参考例3で得た化合物0.20gをエタノール1mlに
溶解し、ここにヘキサン3mlを加えて室温下撹拌した
が、1日後、結晶は得られなかった。
【0037】試験例8 酢酸塩の結晶化(2) 参考例3で得た化合物0.20gを塩化メチレン1ml
に溶解し、ここにヘキサン2mlを滴下したところ溶液
はわずかに白濁し飽和状態となった。これを室温下1日
間撹拌したところ、油状物質が遊離し、結晶は得られな
かった。
【0038】参考例4 [(S)−1−[(S)−2−[(トランス−4−アミ
ノシクロヘキシルメチル)カルバモイル]ピロリジン−
1−カルボニル]−2−イソプロピルチオ−2−メチル
プロピル]カルバミックアシド プロピルエステル 硫
酸塩の合成 実施例1中で得た[(S)−1−[(S)−2−[(ト
ランス−4−アミノシクロヘキシルメチル)カルバモイ
ル]ピロリジン−1−カルボニル]−2−イソプロピル
チオ−2−メチルプロピル]カルバミックアシド プロ
ピルエステル0.49gをエタノール5mlに溶解し、
ここに1規定硫酸2mlを加えて室温下30分撹拌し
た。減圧下溶媒を留去した後トルエン5mlを加えて減
圧下これを留去した。この残渣を室温下約10mmHg
で減圧乾燥し、0.60gの白色非晶状物質を得た。
【0039】1H−NMR(DMSO−d6):0.8
4−1.04(m,5H),1.12−1.34(m,
12H),1.38(s,3H),1.58(m,2
H),1.70(m,2H),1.80−2.06
(m,6H),2.89(m,3H),3.00(m,
1H),3.77(m,2H),3.91(m,1
H),3.96(m,1H),4.22(d,J=6.
8Hz,1H),4.45(d,J=8.4Hz,1
H),7.33(d,J=8.3Hz,1H),7.6
0(bs,1H),7.72(bs,3H). IR:3399,2967,1696,1638,15
24,1447,1225,1192,1049,88
9.
【0040】試験例9 硫酸塩の結晶化(1) 参考例4で得た化合物0.20gをエタノール1mlに
溶解し、ここにヘキサン3mlを加えて室温下撹拌した
が、1日後、結晶は得られなかった。
【0041】試験例10 硫酸塩の結晶化(2) 参考例4で得た硫酸塩0.20gを塩化メチレン1ml
に溶解し、ここにヘキサン1.2mlを滴下したところ
溶液はわずかに白濁し飽和状態となった。これを室温下
1日間撹拌したところ、油状物質が遊離し、結晶は得ら
れなかった。
【0042】参考例5 [(S)−1−[(S)−2−[(トランス−4−アミ
ノシクロヘキシルメチル)カルバモイル]ピロリジン−
1−カルボニル]−2−イソプロピルチオ−2−メチル
プロピル]カルバミックアシド プロピルエステル p
−トルエンスルホン酸塩の合成 実施例1中で得た[(S)−1−[(S)−2−[(ト
ランス−4−アミノシクロヘキシルメチル)カルバモイ
ル]ピロリジン−1−カルボニル]−2−イソプロピル
チオ−2−メチルプロピル]カルバミックアシド プロ
ピルエステル0.49gを塩化メチレン5mlに溶解
し、ここにp−トルエンスルホン酸1水和物0.19g
を加えて室温下30分撹拌した。減圧下溶媒を留去し、
室温下約10mmHgで減圧乾燥し、0.66gの白色
非晶状物質を得た。
【0043】1H−NMR(DMSO−d6):0.8
2−1.04(m,5H),1.10−1.34(m,
12H),1.36(s,3H),1.57(m,2
H),1.70(m,2H),1.78−2.10
(m,6H),2.29(s,3H),2.89(m,
3H),3.00(m,1H),3.77(m,2
H),3.90(m,1H),3.96(m,1H),
4.22(d,J=6.8Hz,1H),4.45
(d,J=8.4Hz,1H),7.12(d,J=
8.0Hz,2H),7.33(d,J=8.3Hz,
1H),7.48(d,J=8.4Hz,2H),7.
60(bs,1H),7.73(bs,3H). IR:3445,3347,3061,2967,16
70,1640,1535,1449,1215,11
88,1125,1036,1011,685.
【0044】試験例11 p−トルエンスルホン酸塩の結晶化(1) 参考例5で得たp−トルエンスルホン酸塩0.20gを
エタノール1mlに溶解し、ここにヘキサン3mlを加
えて室温下撹拌したが、1日後、結晶は得られなかっ
た。
【0045】試験例12 p−トルエンスルホン酸塩の結晶化(2) 参考例5で得た化合物0.20gをテトラヒドロフラン
1mlに溶解し、ここにヘキサン1mlを滴下したとこ
ろ溶液はわずかに白濁し飽和状態となった。室温下撹拌
し、析出した物質を濾取し55℃、約10mmHgで減
圧乾燥して、0.18gの白色粉体を得た。
【0046】試験例13 p−トルエンスルホン酸塩の結晶化(3) 参考例5で得た化合物0.20gを塩化メチレン1ml
に溶解し、ここにヘキサン1.4mlを滴下したところ
溶液はわずかに白濁し飽和状態となった。室温下撹拌
し、析出した物質を濾取し55℃、約10mmHgで減
圧乾燥して、0.16gの白色粉体を得た。
【0047】試験例14 抗トロンビン活性の測定 i)合成基質(S−2238)の加水分解抑制の測定法 S−2238(kabi社)をトリス塩酸緩衝液(pH
8.3)にて溶解し、濃度80μMのS−2238
0.4Mトリス塩酸溶液を調整する。その175μlに
対して本発明化合物の水溶液515μlを加え、37℃
で1分間インキュベートした後に牛トロンビン(持田
社)4.4ユニット/ml溶液を10μl添加する。3
7℃において405nmの吸光度変化を測定することに
より基質の加水分解反応速度を求める。
【0048】阻害剤(本発明化合物)を入れない場合の
1/2の吸光度を示す阻害剤濃度をI50(μM)として
求めた。
【0049】ii)ラット血漿の凝固抑制の測定法 本発明化合物を水または生理食塩水に溶かし全体を0.
1mlとし、これにラット血漿0.1mlを加えて37
℃で30秒間インキュベートする。これに牛トロンビン
(持田社)8ユニット/ml溶液0.1mlを加えて、
37℃で凝固時間を測定する。阻害剤(本発明化合物)
を入れない場合の凝固時間を2倍に延長する阻害剤の濃
度をI50(mM)として求めた。
【0050】iii)ラット経口投与時の血漿中抗トロンビ
ン活性の測定法 一晩絶食させたラットに対し、本発明化合物30mg/
kgを水溶液または懸濁液で経口ゾンデを用いて経口投
与する。1時間後および3時間後に腹部大静脈より血液
2mlを採取し、その血漿中の抗トロンビン活性を前記
ii)の方法を用いて測定する。阻害剤(本発明化合物)
を投与しないラット血液と比較し、凝固時間の延長効果
をコントロールを1とした数値でトロンビン時間延長率
として表した。
【0051】試験例3 抗トリプシン活性の測定 i )合成基質(S−2222)の加水分解抑制の測定法 S−2222(kabi社)をトリス塩酸緩衝液(pH
8.3)にて溶解し、濃度400mMのS−2222
0.4Mトリス塩酸溶液を調整する。その175μlに
対して本発明化合物の水溶液515μlを加え、37℃
で1分間インキュベートした後に牛トリプシン(Sig
ma社)1ないし2mg/ml溶液を10μl添加す
る。37℃において405nmの吸光度変化を測定する
ことにより基質の加水分解反応速度を求める。
【0052】阻害剤(本発明化合物)を加えない場合の
1/2の吸光度を示す阻害剤濃度をI50(μM)として
求めた。以上の結果をまとめて表−2に示す。
【0053】
【表2】
【0054】
【発明の効果】本発明化合物は蛋白分解酵素、特にトロ
ンビンに対し強力な阻害作用を有することから、血栓症
等の治療薬として有用である。また同化合物は吸湿性が
なく、かつ物理化学的に安定な結晶として得られること
から、その大量合成および各種製剤化が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明化合物のIRデータを示す図である。
【図2】本発明化合物の粉末X線データを示す図であ
る。
【図3】本発明化合物の粉末X線データを示す図であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 穴吹 淳 神奈川県横浜市青葉区鴨志田町1000番地 三菱化学株式会社横浜総合研究所内 (54)【発明の名称】 [(S)−1−[(S)−2−[(トランス−4−アミノシクロヘキシルメチル)カルバモイル ]ピロリジン−1−カルボニル]−2−イソプロピルチオ−2−メチルプロピル]カルバミック アシド プロピルエステルの1/2硫酸塩

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式(I) 【化1】 で表される[(S)−1−[(S)−2−[(トランス
    −4−アミノシクロヘキシルメチル)カルバモイル]ピ
    ロリジン−1−カルボニル]−2−イソプロピルチオ−
    2−メチルプロピル]カルバミックアシド プロピルエ
    ステルの1/2硫酸塩、その水和物もしくは溶媒和物。
  2. 【請求項2】 [(S)−1−[(S)−2−[(トラ
    ンス−4−アミノシクロヘキシルメチル)カルバモイ
    ル]ピロリジン−1−カルボニル]−2−イソプロピル
    チオ−2−メチルプロピル]カルバミックアシド プロ
    ピルエステル1/2硫酸塩。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の化合物および
    薬学的に許容される担体を含有してなる医薬組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載の化合物を有効
    成分とする蛋白分解酵素阻害剤。
  5. 【請求項5】 請求項1または2に記載の化合物を有効
    成分とする抗凝固剤。
JP10329002A 1997-11-19 1998-11-19 [(s)−1−[(s)−2−[(トランス−4−アミノシクロヘキシルメチル)カルバモイル]ピロリジン−1−カルボニル]−2−イソプロピルチオ−2−メチルプロピル]カルバミックアシド プロピルエステルの1/2硫酸塩 Pending JPH11240896A (ja)

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JP31809597 1997-11-19
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030080810A (ko) * 2002-04-11 2003-10-17 주식회사 엘지생명과학 아미노피리도아릴 그룹을 가진 선택적 트롬빈 억제제
WO2007049587A1 (ja) * 2005-10-24 2007-05-03 Mitsubishi Tanabe Pharma Corporation 腸溶性製剤

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