JPH11240935A - 親水性ポリウレタン系樹脂及びその製造方法 - Google Patents
親水性ポリウレタン系樹脂及びその製造方法Info
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- JPH11240935A JPH11240935A JP10170296A JP17029698A JPH11240935A JP H11240935 A JPH11240935 A JP H11240935A JP 10170296 A JP10170296 A JP 10170296A JP 17029698 A JP17029698 A JP 17029698A JP H11240935 A JPH11240935 A JP H11240935A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 各種素材に対する接着性に優れ、且つ吸水
性、防曇性、透明性、可撓性、水性インクの筆記性並び
に耐水性、耐ブロッキング性、滑性に優れた親水性ポリ
ウレタン系樹脂を提供すること。 【解決手段】 有機ポリイソシアネート、高分子量親水
性ポリオール又はポリアミン、少なくとも1個以上の活
性水素基と1個以上の第3級アミノ基を同一分子内に有
する化合物、分子内にポリシロキサンセグメントと少な
くとも1個以上の活性水素基を有するポリシロキサン化
合物及び必要に応じて鎖延長剤を反応することによって
得られ、第3級アミノ基を0.1〜50eq/g含有
し、重量平均分子量が5,000〜500,000であ
ることを特徴とする親水性ポリウレタン系樹脂及びその
製造方法。
性、防曇性、透明性、可撓性、水性インクの筆記性並び
に耐水性、耐ブロッキング性、滑性に優れた親水性ポリ
ウレタン系樹脂を提供すること。 【解決手段】 有機ポリイソシアネート、高分子量親水
性ポリオール又はポリアミン、少なくとも1個以上の活
性水素基と1個以上の第3級アミノ基を同一分子内に有
する化合物、分子内にポリシロキサンセグメントと少な
くとも1個以上の活性水素基を有するポリシロキサン化
合物及び必要に応じて鎖延長剤を反応することによって
得られ、第3級アミノ基を0.1〜50eq/g含有
し、重量平均分子量が5,000〜500,000であ
ることを特徴とする親水性ポリウレタン系樹脂及びその
製造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、親水性ポリウレタ
ン系樹脂及びその製造方法に関し、更に詳しくは各種素
材に対する接着性に優れ、且つ吸水性、防曇性、透明
性、可撓性、水性インクの筆記性並びに耐水性、耐ブロ
ッキング性、滑性に優れた親水性ポリウレタン系樹脂に
関する。
ン系樹脂及びその製造方法に関し、更に詳しくは各種素
材に対する接着性に優れ、且つ吸水性、防曇性、透明
性、可撓性、水性インクの筆記性並びに耐水性、耐ブロ
ッキング性、滑性に優れた親水性ポリウレタン系樹脂に
関する。
【0002】
【従来の技術】ポリウレタン系樹脂は、耐磨耗性、接着
性、可撓性、耐薬品性等に優れ、且つ各種加工法への適
性にも優れるため、各種コーティング剤、塗料、インキ
等のバインダー、及びフイルム、シートその他成形体と
して広く使用されており、各々の用途に適したポリウレ
タン系樹脂が提案されている。このポリウレタン系樹脂
とは、ポリウレタン樹脂、ポリウレア樹脂、ポリウレタ
ン−ポリウレア樹脂を総称するものである。これらのポ
リウレタン系樹脂は基本的には高分子量ポリオール成
分、有機ポリイソシアネート成分、更に必要に応じて鎖
延長剤成分を反応させて得られるものであり、これら各
成分の種類、組み合わせ等によって種々の物性のポリウ
レタン系樹脂が提供されている。
性、可撓性、耐薬品性等に優れ、且つ各種加工法への適
性にも優れるため、各種コーティング剤、塗料、インキ
等のバインダー、及びフイルム、シートその他成形体と
して広く使用されており、各々の用途に適したポリウレ
タン系樹脂が提案されている。このポリウレタン系樹脂
とは、ポリウレタン樹脂、ポリウレア樹脂、ポリウレタ
ン−ポリウレア樹脂を総称するものである。これらのポ
リウレタン系樹脂は基本的には高分子量ポリオール成
分、有機ポリイソシアネート成分、更に必要に応じて鎖
延長剤成分を反応させて得られるものであり、これら各
成分の種類、組み合わせ等によって種々の物性のポリウ
レタン系樹脂が提供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ポリウ
レタン系樹脂の用途については、例えば、農業用樹脂シ
ートの防曇性塗料や内装用樹脂製壁紙用の表面処理剤、
繊維コーティング剤、インクジェット用受像シート用コ
ーティング剤等の如く、親水性や耐ブロッキング性も同
時に要求されるのが普通である。このうち、高分子量親
水性ポリオール成分としてエチレンオキサイドの開環重
合から得られるポリエチレングリコールを使用した場合
は、高強度で高弾性、且つ親水性に優れたポリウレタン
系樹脂が得られるものの、耐水性が悪く水分により膨
潤、白化及び強度低下が起こり、各種塗料、印刷インキ
のバインダー、成形体、フイルム、シート等には適さな
いという問題があった。
レタン系樹脂の用途については、例えば、農業用樹脂シ
ートの防曇性塗料や内装用樹脂製壁紙用の表面処理剤、
繊維コーティング剤、インクジェット用受像シート用コ
ーティング剤等の如く、親水性や耐ブロッキング性も同
時に要求されるのが普通である。このうち、高分子量親
水性ポリオール成分としてエチレンオキサイドの開環重
合から得られるポリエチレングリコールを使用した場合
は、高強度で高弾性、且つ親水性に優れたポリウレタン
系樹脂が得られるものの、耐水性が悪く水分により膨
潤、白化及び強度低下が起こり、各種塗料、印刷インキ
のバインダー、成形体、フイルム、シート等には適さな
いという問題があった。
【0004】従って本発明の目的は、各種素材に対する
接着性に優れ、且つ吸水性、防曇性、透明性、可撓性、
水性インクの筆記性並びに耐水性、耐ブロッキング性、
滑性に優れた親水性ポリウレタン系樹脂を提供すること
である。
接着性に優れ、且つ吸水性、防曇性、透明性、可撓性、
水性インクの筆記性並びに耐水性、耐ブロッキング性、
滑性に優れた親水性ポリウレタン系樹脂を提供すること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は以下の本発明
によって達成される。すなわち、本発明は、有機ポリイ
ソシアネート、高分子量親水性ポリオール又はポリアミ
ン、少なくとも1個以上の活性水素基と1個以上の第3
級アミノ基を同一分子内に有する化合物、分子内にポリ
シロキサンセグメントと少なくとも1個以上の活性水素
基を有するポリシロキサン化合物及び必要に応じて鎖延
長剤を反応することによって得られ、第3級アミノ基を
0.1〜50eq/g含有し、重量平均分子量が5,0
00〜500,000であることを特徴とする親水性ポ
リウレタン系樹脂及びその製造方法である。
によって達成される。すなわち、本発明は、有機ポリイ
ソシアネート、高分子量親水性ポリオール又はポリアミ
ン、少なくとも1個以上の活性水素基と1個以上の第3
級アミノ基を同一分子内に有する化合物、分子内にポリ
シロキサンセグメントと少なくとも1個以上の活性水素
基を有するポリシロキサン化合物及び必要に応じて鎖延
長剤を反応することによって得られ、第3級アミノ基を
0.1〜50eq/g含有し、重量平均分子量が5,0
00〜500,000であることを特徴とする親水性ポ
リウレタン系樹脂及びその製造方法である。
【0006】ポリウレタン系樹脂に、第3級アミノ基と
ポリシロキサンセグメントを導入することにより、各種
素材に対する接着性に優れ、且つ吸水性、防曇性、透明
性、可撓性、水性インクの筆記性並びに耐水性、耐ブロ
ッキング性、滑性に優れた親水性ポリウレタン系樹脂が
提供される。
ポリシロキサンセグメントを導入することにより、各種
素材に対する接着性に優れ、且つ吸水性、防曇性、透明
性、可撓性、水性インクの筆記性並びに耐水性、耐ブロ
ッキング性、滑性に優れた親水性ポリウレタン系樹脂が
提供される。
【0007】先ず、印刷インキやインクジェットインキ
の染・顔料分子はその分子中に陰イオン性のカルボキシ
ル基やスルフォン酸基を有しており、親水性ポリウレタ
ン系樹脂の鎖中に第3級アミノ基を導入することにより
得られた樹脂と上記の染・顔料とが混合若しくは接触す
ると、染・顔料と樹脂中の第3級アミノ基との間にイオ
ン結合が形成され、染・顔料の定着性及び耐水性が向上
するものと考えられる。
の染・顔料分子はその分子中に陰イオン性のカルボキシ
ル基やスルフォン酸基を有しており、親水性ポリウレタ
ン系樹脂の鎖中に第3級アミノ基を導入することにより
得られた樹脂と上記の染・顔料とが混合若しくは接触す
ると、染・顔料と樹脂中の第3級アミノ基との間にイオ
ン結合が形成され、染・顔料の定着性及び耐水性が向上
するものと考えられる。
【0008】しかし、水分存在下では解離し易い上記の
如きイオン結合性を考えると、この耐水性の向上の理由
は定かではないが、本発明の樹脂は親水性であるが、そ
の分子内には疎水性部分も有しており、樹脂中の親水性
部分及び第3級アミノ基と染・顔料との間にイオン結合
が形成されたあと、疎水性部分がイオン結合部分の回り
を取り囲むようになるため、耐水性が向上するものと思
われる。
如きイオン結合性を考えると、この耐水性の向上の理由
は定かではないが、本発明の樹脂は親水性であるが、そ
の分子内には疎水性部分も有しており、樹脂中の親水性
部分及び第3級アミノ基と染・顔料との間にイオン結合
が形成されたあと、疎水性部分がイオン結合部分の回り
を取り囲むようになるため、耐水性が向上するものと思
われる。
【0009】次に、本来、疎水性(撥水性)であるポリ
シロキサンセグメントを樹脂構造中に導入することは、
吸水性及び親水性に対して良好な結果を得ることは期待
できないが、ポリシロキサンセグメント含有量の少ない
樹脂からなる膜表面は、乾燥状態では完全にポリシロキ
サン成分で覆われるが、水中に浸漬した場合にはポリシ
ロキサン成分が樹脂中に埋没してしまう現象、つまり環
境応答性があることが知られている(高分子論文集48
[4]227(1991)他)。
シロキサンセグメントを樹脂構造中に導入することは、
吸水性及び親水性に対して良好な結果を得ることは期待
できないが、ポリシロキサンセグメント含有量の少ない
樹脂からなる膜表面は、乾燥状態では完全にポリシロキ
サン成分で覆われるが、水中に浸漬した場合にはポリシ
ロキサン成分が樹脂中に埋没してしまう現象、つまり環
境応答性があることが知られている(高分子論文集48
[4]227(1991)他)。
【0010】本発明はこの現象を利用したものであり、
樹脂中におけるポリシロキサン含有量を適度にコントロ
ールすることにより、高湿度雰囲気下又は水性インク等
による印字の際は、環境応答によりその表面は親水性を
示し、乾燥時又は乾燥後の表面はポリシロキサン成分で
覆われて、耐水性、耐ブロッキング性、滑性等に優れた
親水性ポリウレタン系樹脂が提供される。
樹脂中におけるポリシロキサン含有量を適度にコントロ
ールすることにより、高湿度雰囲気下又は水性インク等
による印字の際は、環境応答によりその表面は親水性を
示し、乾燥時又は乾燥後の表面はポリシロキサン成分で
覆われて、耐水性、耐ブロッキング性、滑性等に優れた
親水性ポリウレタン系樹脂が提供される。
【0011】
【発明の実施の形態】次に好ましい実施の形態を挙げて
本発明を更に詳しく説明する。本発明の親水性ポリウレ
タン系樹脂は、有機ポリイソシアネート、高分子量親水
性ポリオール又はポリアミン及び必要に応じて鎖延長剤
を反応させて親水性ポリウレタン系樹脂を製造するに際
し、少なくとも1個以上の活性水素基と1個以上の第3
級アミノ基を同一分子内に有する化合物と、少なくとも
1個以上の活性水素を有するポリシロキサン化合物を共
重合することにより得られる。
本発明を更に詳しく説明する。本発明の親水性ポリウレ
タン系樹脂は、有機ポリイソシアネート、高分子量親水
性ポリオール又はポリアミン及び必要に応じて鎖延長剤
を反応させて親水性ポリウレタン系樹脂を製造するに際
し、少なくとも1個以上の活性水素基と1個以上の第3
級アミノ基を同一分子内に有する化合物と、少なくとも
1個以上の活性水素を有するポリシロキサン化合物を共
重合することにより得られる。
【0012】先ず、本発明において親水性ポリウレタン
系樹脂を構成する分子鎖中に第3級アミノ基を導入する
ために使用する化合物は、分子中に1個又は2個以上の
反応性基、例えば、アミノ基、エポキシ基、水酸基、メ
ルカプト基、カルボキシル基、アルコキシ基、酸ハライ
ド基、カルボキシエステル基、酸無水物基等を有し、且
つ分子鎖中に第3級アミノ基を有する化合物である。
系樹脂を構成する分子鎖中に第3級アミノ基を導入する
ために使用する化合物は、分子中に1個又は2個以上の
反応性基、例えば、アミノ基、エポキシ基、水酸基、メ
ルカプト基、カルボキシル基、アルコキシ基、酸ハライ
ド基、カルボキシエステル基、酸無水物基等を有し、且
つ分子鎖中に第3級アミノ基を有する化合物である。
【0013】反応性基を有する第3級アミノ基含有化合
物の好ましい例としては、例えば、下記の如き化合物が
挙げられる。
物の好ましい例としては、例えば、下記の如き化合物が
挙げられる。
【化1】一般式(1)で表される化合物。
【0014】(ここで、R1は炭素数20以下のアルキ
ル基、脂環族基、芳香族基(ハロゲン、アルキル基で置
換されていてもよい)であり、R2及びR3は−O−、−
CO−、−COO−、−NHCO−、−S−、−SO
−、−SO2−等で連結されていてもよい低級アルキレ
ン基であり、X及びYは−OH、−COOH、−N
H2、−NHR1、−SH等の反応性基であり、X及びY
は同一か異なってもよい。又、これらの基に誘導できる
エポキシ基、アルコキシ基、酸ハライド基、酸無水物
基、又はカルボキシルエステル基でもよい。)
ル基、脂環族基、芳香族基(ハロゲン、アルキル基で置
換されていてもよい)であり、R2及びR3は−O−、−
CO−、−COO−、−NHCO−、−S−、−SO
−、−SO2−等で連結されていてもよい低級アルキレ
ン基であり、X及びYは−OH、−COOH、−N
H2、−NHR1、−SH等の反応性基であり、X及びY
は同一か異なってもよい。又、これらの基に誘導できる
エポキシ基、アルコキシ基、酸ハライド基、酸無水物
基、又はカルボキシルエステル基でもよい。)
【0015】
【化2】一般式(2)で表される化合物。 (ここで、R1、R2及びR3は前記と同意義を有する
が、但し二つのR1同士は環状構造を形成するものであ
ってもよい。R4は−(CH2)n−(n=0〜20)で
あり、R2又はR3は前記と同意義を有し、Zは炭素原子
又は窒素原子を表す。)
が、但し二つのR1同士は環状構造を形成するものであ
ってもよい。R4は−(CH2)n−(n=0〜20)で
あり、R2又はR3は前記と同意義を有し、Zは炭素原子
又は窒素原子を表す。)
【0016】
【化3】一般式(3)で表される化合物。 (ここで、X及びYと前記と同意義を有し、Wは窒素含
有複素環、窒素と酸素含有複素環、又は窒素と硫黄含有
複素環を表す。)
有複素環、窒素と酸素含有複素環、又は窒素と硫黄含有
複素環を表す。)
【0017】一般式(1)、(2)又は(3)で表され
る化合物の具体例としては以下のものが挙げられる。
N,N−ジヒドロキシエチル−メチルアミン、N,N−
ジヒドロキシエチル−エチルアミン、N,N−ジヒドロ
キシエチル−イソプロピルアミン、N,N−ジヒドロキ
シエチル−n−ブチルアミン、N,N−ジヒドロキシエ
チル−t−ブチルアミン、メチルイミノビスプロピルア
ミン、N,N−ジヒドロキシエチルアニリン、N,N−
ジヒドロキシエチル−m−トルイジン、N,N−ジヒド
ロキシエチル−p−トルイジン、N,N−ジヒドロキシ
エチル−m−クロロアニリン、N,N−ジヒドロキシエ
チルベンジルアミン、N,N−ジメチル−N’,N’−
ジヒドロキシエチル1,3−ジアミノプロパン、N,N
−ジエチル−N’,N’−ジヒドロキシエチル−1,3
−ジアミノプロパン、N−ヒドロキシエチル−ピペラジ
ン、N,N’−ジヒドロキシエチル−ピペラジン、N−
ヒドロキシエトキシエチル−ピペラジン、1,4−ビス
アミノプロピル−ピペラジン、N−アミノプロピル−ピ
ペラジン、ジピコリン酸、2,3−ジアミノピリジン、
2,5−ジアミノピリジン、2,6−ジアミノピリジ
ン、2,6−ジアミノ−4−メチルピリジン、2,6−
ジヒドロキシピリジン、2,6−ピリジン−ジメタノー
ル、2−(4−ピリジル)−4,6−ジヒドロキシピリ
ミジン、2,6−ジアミノトリアジン、2,5−ジアミ
ノトリアゾール、2,5−ジアミノオキサゾール等があ
る。
る化合物の具体例としては以下のものが挙げられる。
N,N−ジヒドロキシエチル−メチルアミン、N,N−
ジヒドロキシエチル−エチルアミン、N,N−ジヒドロ
キシエチル−イソプロピルアミン、N,N−ジヒドロキ
シエチル−n−ブチルアミン、N,N−ジヒドロキシエ
チル−t−ブチルアミン、メチルイミノビスプロピルア
ミン、N,N−ジヒドロキシエチルアニリン、N,N−
ジヒドロキシエチル−m−トルイジン、N,N−ジヒド
ロキシエチル−p−トルイジン、N,N−ジヒドロキシ
エチル−m−クロロアニリン、N,N−ジヒドロキシエ
チルベンジルアミン、N,N−ジメチル−N’,N’−
ジヒドロキシエチル1,3−ジアミノプロパン、N,N
−ジエチル−N’,N’−ジヒドロキシエチル−1,3
−ジアミノプロパン、N−ヒドロキシエチル−ピペラジ
ン、N,N’−ジヒドロキシエチル−ピペラジン、N−
ヒドロキシエトキシエチル−ピペラジン、1,4−ビス
アミノプロピル−ピペラジン、N−アミノプロピル−ピ
ペラジン、ジピコリン酸、2,3−ジアミノピリジン、
2,5−ジアミノピリジン、2,6−ジアミノピリジ
ン、2,6−ジアミノ−4−メチルピリジン、2,6−
ジヒドロキシピリジン、2,6−ピリジン−ジメタノー
ル、2−(4−ピリジル)−4,6−ジヒドロキシピリ
ミジン、2,6−ジアミノトリアジン、2,5−ジアミ
ノトリアゾール、2,5−ジアミノオキサゾール等があ
る。
【0018】又、これら第3級アミノ化合物のエチレン
オキサイド付加物やプロピレンオキサイド付加物等も本
発明に使用できる。その付加物としては、例えば、
オキサイド付加物やプロピレンオキサイド付加物等も本
発明に使用できる。その付加物としては、例えば、
【化4】
【0019】
【化5】
【化6】
【0020】
【化7】
【化8】
【0021】
【化9】
【化10】 (上記式中のnは1〜60の整数を、mは1〜6の整数
を表す。) 上記の第3級アミノ化合物を構成成分とするポリウレタ
ン系樹脂は、従来の公知の方法に準じて得ることができ
る。
を表す。) 上記の第3級アミノ化合物を構成成分とするポリウレタ
ン系樹脂は、従来の公知の方法に準じて得ることができ
る。
【0022】有機ポリイソシアネートとしては、従来公
知のいずれのものも使用できるが、例えば、好ましいも
のとして、4,4−ジフェニルメタンジイソシアネート
(MDI)、水素添加MDI、イソホロンジイソシアネ
ート、1,3−キシリレンジイソシアネート、1,4−
キシリレンジイソシアネート、2,4−トリレンジイソ
シアネート、2,6−トリレンジイソトアネート、1,
5−ナフタリンジイソシアネート、m−フェニレンジイ
ソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート等があ
り、或いはこれらの有機ポリイソシアネートと低分子量
のポリオールやポリアミンを末端イソシアネートとなる
様に反応させて得られるポリウレタンプレポリマー等も
当然使用することができる。
知のいずれのものも使用できるが、例えば、好ましいも
のとして、4,4−ジフェニルメタンジイソシアネート
(MDI)、水素添加MDI、イソホロンジイソシアネ
ート、1,3−キシリレンジイソシアネート、1,4−
キシリレンジイソシアネート、2,4−トリレンジイソ
シアネート、2,6−トリレンジイソトアネート、1,
5−ナフタリンジイソシアネート、m−フェニレンジイ
ソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート等があ
り、或いはこれらの有機ポリイソシアネートと低分子量
のポリオールやポリアミンを末端イソシアネートとなる
様に反応させて得られるポリウレタンプレポリマー等も
当然使用することができる。
【0023】本発明で使用する高分子量親水性ポリオー
ル又はポリアミンは分子量が400乃至8,000の範
囲のものである。末端が水酸基で親水性を有するポリオ
ールとしては、例えば、ポリエチレングリコール、ポリ
エチレングリコール/ポリテトラメチレングリコール共
重合ポリオール、ポリエチレングリコール/ポリプロピ
レングリコール共重合ポリオール、ポリエチレングリコ
ールアジペート、ポリエチレングリコールサクシネー
ト、ポリエチレングリコール/ポリ−ε−ラクトン共重
合ポリオール、ポリエチレングリコール/ポリ−バレロ
ラクトン共重合ポリオールが挙げられる。
ル又はポリアミンは分子量が400乃至8,000の範
囲のものである。末端が水酸基で親水性を有するポリオ
ールとしては、例えば、ポリエチレングリコール、ポリ
エチレングリコール/ポリテトラメチレングリコール共
重合ポリオール、ポリエチレングリコール/ポリプロピ
レングリコール共重合ポリオール、ポリエチレングリコ
ールアジペート、ポリエチレングリコールサクシネー
ト、ポリエチレングリコール/ポリ−ε−ラクトン共重
合ポリオール、ポリエチレングリコール/ポリ−バレロ
ラクトン共重合ポリオールが挙げられる。
【0024】又、末端がアミノ基で親水性を有するポリ
エチレンオキサイド誘導体としては、例えば、ポリエチ
レンオキサイドジアミン、ポリエチレンオキサイドプロ
ピレンオキサイドジアミン、ポリエチレンオキサイドト
リアミン、ポリエチレンオキサイドプロピレンオキサイ
ドトリアミンが挙げられる。その他、カルボキシル基や
ビニル基を有したエチレンオキサイド付加物等が挙げら
れる。但し、ポリウレタン系樹脂の製造に際しては、得
られる樹脂に他の性能を付与するため、上記の如き親水
性鎖を有しない他のポリオール、ポリアミン、ポリカル
ボン酸等を共重合することも可能である。
エチレンオキサイド誘導体としては、例えば、ポリエチ
レンオキサイドジアミン、ポリエチレンオキサイドプロ
ピレンオキサイドジアミン、ポリエチレンオキサイドト
リアミン、ポリエチレンオキサイドプロピレンオキサイ
ドトリアミンが挙げられる。その他、カルボキシル基や
ビニル基を有したエチレンオキサイド付加物等が挙げら
れる。但し、ポリウレタン系樹脂の製造に際しては、得
られる樹脂に他の性能を付与するため、上記の如き親水
性鎖を有しない他のポリオール、ポリアミン、ポリカル
ボン酸等を共重合することも可能である。
【0025】次に本発明において親水性ポリウレタン系
樹脂を構成する分子鎖中にポリシロキサンセグメントを
導入するために使用するポリシロキサン化合物は、分子
中に1個又は2個以上の反応性基、例えば、アミノ基、
エポキシ基、水酸基、メルカプト基、カルボキシル基等
を有するポリシロキサン化合物である。反応性基を有す
るポリシロキサン化合物の好ましい例としては、例え
ば、下記の如き化合物が挙げられる。
樹脂を構成する分子鎖中にポリシロキサンセグメントを
導入するために使用するポリシロキサン化合物は、分子
中に1個又は2個以上の反応性基、例えば、アミノ基、
エポキシ基、水酸基、メルカプト基、カルボキシル基等
を有するポリシロキサン化合物である。反応性基を有す
るポリシロキサン化合物の好ましい例としては、例え
ば、下記の如き化合物が挙げられる。
【0026】
【化11】(1)アミノ変性ポリシロキサン化合物
【化12】
【化13】
【0027】
【化14】
【0028】
【化15】(2)エポキシ変性ポリシロキサン化合物
【化16】
【化17】
【0029】
【化18】(3)アルコール変性ポリシロキサン化合物
【化19】
【0030】
【化20】
【0031】
【化21】
【0032】
【化22】
【化23】
【化24】
【0033】
【化25】(4)メルカプト変性ポリシロキサン化合物
【0034】
【化26】
【0035】
【化27】(5)カルボキシル変性ポリシロキサン化合
物
物
【化28】
【化29】
【0036】上記の如き材料から得られる分子鎖中に第
3級アミノ基とポリシロキサンセグメントを有する親水
性ポリウレタン系樹脂の好ましい分子量は、数千乃至8
0万のものであり、最も好ましいものは重量平均分子量
が5,000〜500,000のものである。本発明の
樹脂は、無溶剤で調製してもよいし、水溶液や溶剤中で
調製したものでもよい。
3級アミノ基とポリシロキサンセグメントを有する親水
性ポリウレタン系樹脂の好ましい分子量は、数千乃至8
0万のものであり、最も好ましいものは重量平均分子量
が5,000〜500,000のものである。本発明の
樹脂は、無溶剤で調製してもよいし、水溶液や溶剤中で
調製したものでもよい。
【0037】本発明の親水性ポリウレタン系樹脂中の第
3級アミノ基は、主鎖或は側鎖中又は両方に含有してよ
く、樹脂中における含有量は0.1〜50eq/g、好
ましくは0.5〜20eq/gである。第3級アミノ基
の含有量が、0.1eq/g以下、すなわち分子量1
0,000当たり1個以下では、本発明の所期の目的で
ある耐水性、耐ブロツキング性といった特性の発現が不
十分となり、一方、第3級アミノ基の含有量が50eq
/g以上、すなわち分子量20当たり1個以上では樹脂
中の親水性部分の減少による撥水性が強くなり、吸水性
能や防曇性に劣るようになるので好ましくない。
3級アミノ基は、主鎖或は側鎖中又は両方に含有してよ
く、樹脂中における含有量は0.1〜50eq/g、好
ましくは0.5〜20eq/gである。第3級アミノ基
の含有量が、0.1eq/g以下、すなわち分子量1
0,000当たり1個以下では、本発明の所期の目的で
ある耐水性、耐ブロツキング性といった特性の発現が不
十分となり、一方、第3級アミノ基の含有量が50eq
/g以上、すなわち分子量20当たり1個以上では樹脂
中の親水性部分の減少による撥水性が強くなり、吸水性
能や防曇性に劣るようになるので好ましくない。
【0038】又、ポリシロキサンセグメントも主鎖或は
側鎖中又は両方に含有してよく、含有量としては、親水
性ポリウレタン系樹脂100重量部中0.1〜10重量
部を占めるものである。ポリシロキサンセグメントが
0.1重量部未満では本発明の目的である耐水性、耐ブ
ロッキング性、滑性といった表面特性の発現が不十分と
なり、一方、10重量部を越えるとポリシロキサンセグ
メントによる撥水性が強くなるとともに、本発明が利用
する環境応答性に乏しくなり、吸水性、防曇性や透明性
に劣るようになるので好ましくない。
側鎖中又は両方に含有してよく、含有量としては、親水
性ポリウレタン系樹脂100重量部中0.1〜10重量
部を占めるものである。ポリシロキサンセグメントが
0.1重量部未満では本発明の目的である耐水性、耐ブ
ロッキング性、滑性といった表面特性の発現が不十分と
なり、一方、10重量部を越えるとポリシロキサンセグ
メントによる撥水性が強くなるとともに、本発明が利用
する環境応答性に乏しくなり、吸水性、防曇性や透明性
に劣るようになるので好ましくない。
【0039】以上の如き本発明で得られる親水性ポリウ
レタン系樹脂は、各種素材に対する接着性に優れ、且つ
吸水性、防曇性、透明性、可撓性、水性インクの筆記性
並びに耐水性、耐ブロッキング性、滑性に優れ、インク
ジェット受像シートの受像層用コーティング剤として、
各種フイルムの防曇性の塗料として、内装用樹脂製壁紙
の結露防止用表面処理剤として、吸水性の衣料用コーテ
ィング剤として、更には合成皮革用材料、合成紙の水性
インク筆記用処理剤等として非常に有用である。
レタン系樹脂は、各種素材に対する接着性に優れ、且つ
吸水性、防曇性、透明性、可撓性、水性インクの筆記性
並びに耐水性、耐ブロッキング性、滑性に優れ、インク
ジェット受像シートの受像層用コーティング剤として、
各種フイルムの防曇性の塗料として、内装用樹脂製壁紙
の結露防止用表面処理剤として、吸水性の衣料用コーテ
ィング剤として、更には合成皮革用材料、合成紙の水性
インク筆記用処理剤等として非常に有用である。
【0040】
【実施例】次に実施例及び比較例を挙げて本発明を更に
具体的に説明する。尚、文中部又は%とあるのは特に断
りのない限り重量基準である。 実施例1
具体的に説明する。尚、文中部又は%とあるのは特に断
りのない限り重量基準である。 実施例1
【化30】
【0041】上記構造を有しているポリジメチルシロキ
サンポリオール(分子量3,200)8部とポリエチレ
ングリコール(分子量2,040)142部、N−メチ
ルジエタノールアミン20部、ジエチレングリコール5
部を100部のメチルエチルケトンと200部のジメチ
ルホルムアミドとの混合溶剤中に溶解し、60℃でよく
攪拌しながら、73部の水素添加MDIを100部のメ
チルエチルケトンに溶解したものを徐々に滴下し、滴下
終了後80℃で6時間反応させた後、60部のメチルエ
チルケトンを加え本発明のポリウレタン樹脂溶液を得
た。
サンポリオール(分子量3,200)8部とポリエチレ
ングリコール(分子量2,040)142部、N−メチ
ルジエタノールアミン20部、ジエチレングリコール5
部を100部のメチルエチルケトンと200部のジメチ
ルホルムアミドとの混合溶剤中に溶解し、60℃でよく
攪拌しながら、73部の水素添加MDIを100部のメ
チルエチルケトンに溶解したものを徐々に滴下し、滴下
終了後80℃で6時間反応させた後、60部のメチルエ
チルケトンを加え本発明のポリウレタン樹脂溶液を得
た。
【0042】この溶液は330dPa.s(25℃)の
粘度を有し、重量平均分子量は7万5千であった。又、
得られた樹脂中の第3級アミノ基の含有量は0.66e
q/gであり、ポリシロキサンセグメントの含有量は
3.2%であった。
粘度を有し、重量平均分子量は7万5千であった。又、
得られた樹脂中の第3級アミノ基の含有量は0.66e
q/gであり、ポリシロキサンセグメントの含有量は
3.2%であった。
【0043】実施例2
【化31】
【0044】上記構造を有しているポリジメチルシロキ
サンジアミン(分子量3,880)5部及びポリエチレ
ンオキサイドジアミン(ジェファーミンED;分子量
2,000)145部、及びメチルイミノビスプロピル
アミン25部及び1,4−ジアミノブタン5部をジメチ
ルホルムアミド250部に溶解し、内温を20〜30℃
でよく攪拌しながら、75部の水素添加MDIを100
部のジメチルホルムアミドに溶解したものを徐々に滴下
して反応させた。滴下終了後、次第に内温を上昇させ、
50℃に達したところで更に6時間反応させた後、12
5部のジメチルホルムアミドを加え本発明のポリウレア
樹脂溶液を得た。この溶液は315dPa.s(25
℃)の粘度を有し、重量平均分子量は7万1千であっ
た。又、得られた樹脂中の第3級アミノ基の含有量は
0.75eq/gであり、ポリシロキサンセグメントの
含有量は2.0%であった。
サンジアミン(分子量3,880)5部及びポリエチレ
ンオキサイドジアミン(ジェファーミンED;分子量
2,000)145部、及びメチルイミノビスプロピル
アミン25部及び1,4−ジアミノブタン5部をジメチ
ルホルムアミド250部に溶解し、内温を20〜30℃
でよく攪拌しながら、75部の水素添加MDIを100
部のジメチルホルムアミドに溶解したものを徐々に滴下
して反応させた。滴下終了後、次第に内温を上昇させ、
50℃に達したところで更に6時間反応させた後、12
5部のジメチルホルムアミドを加え本発明のポリウレア
樹脂溶液を得た。この溶液は315dPa.s(25
℃)の粘度を有し、重量平均分子量は7万1千であっ
た。又、得られた樹脂中の第3級アミノ基の含有量は
0.75eq/gであり、ポリシロキサンセグメントの
含有量は2.0%であった。
【0045】実施例3
【化32】
【0046】上記構造を有しているエチレンオキサイド
付加型ポリジメチルシロキサン(分子量4,500)5
部、ポリエチレンオキサイドジアミン(ジェファーミン
ED;分子量2,000)145部、N,N−ジメチル
−N’,N’−ジヒドロキシエチル−1,3−ジアミノ
プロパン30部、1,4−ジアミノブタン5部をメチル
エチルケトン150部と150部のジメチルホルムアミ
ドとの混合溶剤中に溶解し60℃でよく攪拌しながら、
72部の水素添加MDIを100部のメチルエチルケト
ン75部に溶解したものを徐々に滴下し、滴下終了後8
0℃で6時間反応させて反応終了後、メチルエチルケト
ン75部を加え本発明のポリウレタン−ポリウレア樹脂
溶液を得た。この溶液は390dPa.s(25℃)の
粘度を有し、重量平均分子量は7万7千であった。又、
得られた樹脂中の第3級アミノ基の含有量は1.22e
q/gであり、ポリシロキサンセグメントの含有量は
1.2%であった。
付加型ポリジメチルシロキサン(分子量4,500)5
部、ポリエチレンオキサイドジアミン(ジェファーミン
ED;分子量2,000)145部、N,N−ジメチル
−N’,N’−ジヒドロキシエチル−1,3−ジアミノ
プロパン30部、1,4−ジアミノブタン5部をメチル
エチルケトン150部と150部のジメチルホルムアミ
ドとの混合溶剤中に溶解し60℃でよく攪拌しながら、
72部の水素添加MDIを100部のメチルエチルケト
ン75部に溶解したものを徐々に滴下し、滴下終了後8
0℃で6時間反応させて反応終了後、メチルエチルケト
ン75部を加え本発明のポリウレタン−ポリウレア樹脂
溶液を得た。この溶液は390dPa.s(25℃)の
粘度を有し、重量平均分子量は7万7千であった。又、
得られた樹脂中の第3級アミノ基の含有量は1.22e
q/gであり、ポリシロキサンセグメントの含有量は
1.2%であった。
【0047】比較例1 実施例1の処方でポリジメチルシロキサンポリオール及
びN−メチルジエタノールアミンを使用せず、他は実施
例1と同じ材料と処方によるポリウレタン樹脂溶液を得
た。この溶液は500dPa.s(25℃)の粘度を有
し、重量平均分子量は8万4千であった。
びN−メチルジエタノールアミンを使用せず、他は実施
例1と同じ材料と処方によるポリウレタン樹脂溶液を得
た。この溶液は500dPa.s(25℃)の粘度を有
し、重量平均分子量は8万4千であった。
【0048】比較例2 実施例2の処方でポリジメチルシロキサンジアミン及び
メチルイミノビスプロピルアミンを使用せず、他は実施
例2と同じ材料と処方によるポリウレア樹脂溶液を得
た。この溶液は300dPa.s(25℃)の粘度を有
し、重量平均分子量は7万であった。
メチルイミノビスプロピルアミンを使用せず、他は実施
例2と同じ材料と処方によるポリウレア樹脂溶液を得
た。この溶液は300dPa.s(25℃)の粘度を有
し、重量平均分子量は7万であった。
【0049】比較例3 実施例3の処方でポリジメチルシロキサン及びN,N−
ジメチル−N’,N’−ジヒドロキシエチル−1,3−
ジアミノプロパンを使用せず、他は実施例3と同じ材料
と処方によるポリウレタン−ポリウレア樹脂溶液を得
た。この溶液は220dPa.s(25℃)の粘度を有
し、重量平均分子量は6万5千であった。
ジメチル−N’,N’−ジヒドロキシエチル−1,3−
ジアミノプロパンを使用せず、他は実施例3と同じ材料
と処方によるポリウレタン−ポリウレア樹脂溶液を得
た。この溶液は220dPa.s(25℃)の粘度を有
し、重量平均分子量は6万5千であった。
【0050】比較例4 鹸化度98.5%のポリビニルアルコール(重合度55
0)の5%水溶液を調製した。
0)の5%水溶液を調製した。
【0051】インクジェット用受像層への応用 実施例1〜3及び比較例1〜4で得られた樹脂溶液を1
00μmのPETフイルムに乾燥後の厚みが20μmと
なるように塗工し、透明シートを作製し、カラーインク
ジェットプリンター(セイコーエプソン社;PM−75
0C)で印字記録を行い、以下の項目の評価を行って後
記表1の結果を得た。
00μmのPETフイルムに乾燥後の厚みが20μmと
なるように塗工し、透明シートを作製し、カラーインク
ジェットプリンター(セイコーエプソン社;PM−75
0C)で印字記録を行い、以下の項目の評価を行って後
記表1の結果を得た。
【0052】「耐ブロッキング性」樹脂コーティング面
に未処理PETフイルムを、荷重0.29Mpa、温度
40℃で1日放置後のブロッキング性の評価を行った。 ○・・・ブロッキング性なし。 △・・・ややブロッキング性あり。 ×・・・ブロッキング性あり。
に未処理PETフイルムを、荷重0.29Mpa、温度
40℃で1日放置後のブロッキング性の評価を行った。 ○・・・ブロッキング性なし。 △・・・ややブロッキング性あり。 ×・・・ブロッキング性あり。
【0053】「プリンター搬送性」インクジェットプリ
ンターでの印字記録の際のプリンター搬送性を評価し
た。 ○・・・搬送性良好。 △・・・わずかに異音を生じる。 ×・・・搬送性不良。
ンターでの印字記録の際のプリンター搬送性を評価し
た。 ○・・・搬送性良好。 △・・・わずかに異音を生じる。 ×・・・搬送性不良。
【0054】「発色鮮明性」インクジェットプリンター
でカラー画像を印字後、得られたカラー画像の発色鮮明
性について目視により観察した。 ○・・・良い。 △・・・普通。 ×・・・悪い。
でカラー画像を印字後、得られたカラー画像の発色鮮明
性について目視により観察した。 ○・・・良い。 △・・・普通。 ×・・・悪い。
【0055】「印字画像の耐水性」インクジェットプリ
ンターでカラー印字後、記録シートを水中に漬け(20
℃、24時間)、その後室温で乾燥した際の記録画像の
滲み、発色の変化を目視により観察した。 ○・・・変化なし。 △・・・変色が認められる。 ×・・・完全に溶解してなくなる。
ンターでカラー印字後、記録シートを水中に漬け(20
℃、24時間)、その後室温で乾燥した際の記録画像の
滲み、発色の変化を目視により観察した。 ○・・・変化なし。 △・・・変色が認められる。 ×・・・完全に溶解してなくなる。
【0056】
【表1】表1
【0057】防曇・帯電防止塗料への応用 比較例5 比較例1で得られた樹脂に、非イオン性界面活性剤(ポ
リオキシエチレンノニルフェニルエーテル;日本油脂
(株)製)を固形分重量比で95:5に混合した。 比較例6 ポリビニルブチラール(重合度700、積水化学(株)
製)100部、トリオクチルフォスフェート50部及び
ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸エステル
(リン酸エステル系界面活性剤、第一工業製薬(株)
製)3部をエタノール400部に混合溶解した。
リオキシエチレンノニルフェニルエーテル;日本油脂
(株)製)を固形分重量比で95:5に混合した。 比較例6 ポリビニルブチラール(重合度700、積水化学(株)
製)100部、トリオクチルフォスフェート50部及び
ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸エステル
(リン酸エステル系界面活性剤、第一工業製薬(株)
製)3部をエタノール400部に混合溶解した。
【0058】実施例1〜3及び比較例1、5及び6で得
られた樹脂溶液を、透明なアクリル樹脂板に刷毛塗りし
て試料板とし、防曇性及び帯電防止性の評価を行って後
記表2の結果を得た。 「防曇性」沸騰水浴上、5cmのところに試料板をセッ
トして50℃の水蒸気に10分間曝した時の試料板の曇
りを評価した。 ○・・・曇りなし。 △・・・部分的に曇り。 ×・・・曇り。
られた樹脂溶液を、透明なアクリル樹脂板に刷毛塗りし
て試料板とし、防曇性及び帯電防止性の評価を行って後
記表2の結果を得た。 「防曇性」沸騰水浴上、5cmのところに試料板をセッ
トして50℃の水蒸気に10分間曝した時の試料板の曇
りを評価した。 ○・・・曇りなし。 △・・・部分的に曇り。 ×・・・曇り。
【0059】「耐水性」沸騰水浴上、5cmのところに
試料板をセットして50℃の水蒸気に10分間曝した時
の試料板の状態を評価した。 ○・・・変化なし。 △・・・少し状態の変化あり。 ×・・・塗膜の剥離又は溶解が生じた。
試料板をセットして50℃の水蒸気に10分間曝した時
の試料板の状態を評価した。 ○・・・変化なし。 △・・・少し状態の変化あり。 ×・・・塗膜の剥離又は溶解が生じた。
【0060】「帯電防止性」ダストチェンバーテストに
より帯電カーボンの付着性を評価した。 ○・・・カーボンの付着なし。 △・・・一部カーボンの付着あり。 ×・・・カーボン付着あり。
より帯電カーボンの付着性を評価した。 ○・・・カーボンの付着なし。 △・・・一部カーボンの付着あり。 ×・・・カーボン付着あり。
【0061】
【表2】表2
【0062】
【発明の効果】上記のように、本発明で得られる親水性
ポリウレタン樹脂は、各種素材に対する接着性に優れ、
且つ吸水性、防曇性、透明性、可撓性、水性インクの筆
記性並びに耐水性、耐ブロッキング性、滑性に優れ、イ
ンクジェット受像シートの受像層用コーティング剤とし
て、各種フイルムの防曇性の塗料として、内装用樹脂製
壁紙の結露防止用表面処理剤として、吸水性の衣料用コ
ーティング剤として、合成擬革用材料として非常に有用
である効果を与える。
ポリウレタン樹脂は、各種素材に対する接着性に優れ、
且つ吸水性、防曇性、透明性、可撓性、水性インクの筆
記性並びに耐水性、耐ブロッキング性、滑性に優れ、イ
ンクジェット受像シートの受像層用コーティング剤とし
て、各種フイルムの防曇性の塗料として、内装用樹脂製
壁紙の結露防止用表面処理剤として、吸水性の衣料用コ
ーティング剤として、合成擬革用材料として非常に有用
である効果を与える。
Claims (6)
- 【請求項1】 有機ポリイソシアネート、高分子量親水
性ポリオール又はポリアミン、少なくとも1個以上の活
性水素基と1個以上の第3級アミノ基を同一分子内に有
する化合物、分子内にポリシロキサンセグメントと少な
くとも1個以上の活性水素基を有するポリシロキサン化
合物及び必要に応じて鎖延長剤を反応することによって
得られ、第3級アミノ基を0.1〜50eq/g含有
し、重量平均分子量が5,000〜500,000であ
ることを特徴とする親水性ポリウレタン系樹脂。 - 【請求項2】 前記ポリシロキサンセグメントが、親水
性ポリウレタン系樹脂中において占める割合が0.1〜
10重量%となる量である請求項1に記載の親水性ポリ
ウレタン系樹脂。 - 【請求項3】 前記高分子量親水性ポリオール又はポリ
アミンが、エチレンオキサイドセグメントからなり、親
水性ポリウレタン系樹脂中で同セグメントの占める割合
が30〜80重量%となる量である請求項1に記載の親
水性ポリウレタン系樹脂。 - 【請求項4】 有機ポリイソシアネート、高分子量親水
性ポリオール又はポリアミン、少なくとも1個以上の活
性水素基と1個以上の第3級アミノ基を同一分子内に有
する化合物、分子内にポリシロキサンセグメントと少な
くとも1個以上の活性水素基を有するポリシロキサン化
合物及び必要に応じて鎖延長剤を、得られるポリウレタ
ン系樹脂中の第3級アミノ基が0.1〜50eq/gに
なり、且つ重量平均分子量が5,000〜500,00
0になる割合で反応させることを特徴とする親水性ポリ
ウレタン系樹脂の製造方法。 - 【請求項5】 前記ポリシロキサンセグメントが、親水
性ポリウレタン系樹脂中において占める割合が0.1〜
10重量%となる量で使用する請求項4に記載の親水性
ポリウレタン系樹脂の製造方法。 - 【請求項6】 前記高分子量親水性ポリオール又はポリ
アミンが、エチレンオキサイドセグメントからなり、親
水性ポリウレタン系樹脂中で同セグメントの占める割合
が30〜80重量%となる量で反応させる請求項4に記
載の親水性ポリウレタン系樹脂の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10170296A JPH11240935A (ja) | 1997-12-25 | 1998-06-17 | 親水性ポリウレタン系樹脂及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36626697 | 1997-12-25 | ||
| JP9-366266 | 1997-12-25 | ||
| JP10170296A JPH11240935A (ja) | 1997-12-25 | 1998-06-17 | 親水性ポリウレタン系樹脂及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11240935A true JPH11240935A (ja) | 1999-09-07 |
Family
ID=26493330
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10170296A Pending JPH11240935A (ja) | 1997-12-25 | 1998-06-17 | 親水性ポリウレタン系樹脂及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11240935A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002020451A (ja) * | 2000-07-07 | 2002-01-23 | Nippon Nsc Ltd | 両性ウレタン樹脂組成物 |
| JP2009084582A (ja) * | 2001-12-18 | 2009-04-23 | Three M Innovative Properties Co | シリコーン下塗組成物、物品および方法 |
| WO2024219303A1 (ja) * | 2023-04-17 | 2024-10-24 | 信越化学工業株式会社 | ポリウレア重合体、ポリウレア組成物及びこれらの製造方法 |
-
1998
- 1998-06-17 JP JP10170296A patent/JPH11240935A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002020451A (ja) * | 2000-07-07 | 2002-01-23 | Nippon Nsc Ltd | 両性ウレタン樹脂組成物 |
| JP2009084582A (ja) * | 2001-12-18 | 2009-04-23 | Three M Innovative Properties Co | シリコーン下塗組成物、物品および方法 |
| WO2024219303A1 (ja) * | 2023-04-17 | 2024-10-24 | 信越化学工業株式会社 | ポリウレア重合体、ポリウレア組成物及びこれらの製造方法 |
| JPWO2024219303A1 (ja) * | 2023-04-17 | 2024-10-24 |
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