JPH11241744A - 樹脂製ばね及び樹脂製ばね組立体 - Google Patents

樹脂製ばね及び樹脂製ばね組立体

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JPH11241744A
JPH11241744A JP4505598A JP4505598A JPH11241744A JP H11241744 A JPH11241744 A JP H11241744A JP 4505598 A JP4505598 A JP 4505598A JP 4505598 A JP4505598 A JP 4505598A JP H11241744 A JPH11241744 A JP H11241744A
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JP4505598A
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Norio Narasaki
則雄 奈良崎
Osamu Kakigi
修 柿木
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Mitsubishi Engineering Plastics Corp
Original Assignee
Mitsubishi Engineering Plastics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ばねを容易に部材等に取り付けることができ、
しかも、コンパクトな大きさ、形状を有し、容易に製造
することができるばねを提供する。 【解決手段】樹脂製ばね10は、(イ)樹脂製の本体部
11、及び、(ロ)該本体部11と一体に成形され、該
本体部11の外方に延びる、樹脂製の一対の対向した板
状のばね部12から成り、ばね部12に加わる外力の方
向をX方向、X方向と直角の方向であって一対のばね部
12の軸線を含む方向をY方向としたとき、一対のばね
部12に外力が加わることによって、ばね部12はX方
向及びY方向に変位する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂製ばね及び樹
脂製ばね組立体に関する。
【0002】
【従来の技術】或る部材や部品等を他の部材や部品等に
対して付勢した状態で配置するために、屡々、金属製の
板ばねやコイルばねが使用されている。ばねの大きさが
小さい場合、ばねを単体で部材等に取り付ける作業は、
時として、煩雑な作業となる。また、複数のばねをそれ
ぞれ単体で部材等に取り付ける作業も煩雑な作業であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような煩雑な作業
を回避するための方法として、金属製のばねの一端を例
えば樹脂製の小片にビスを用いて取り付けたばね組立体
を作製し、かかるばね組立体を部材等に取り付ける方法
が考えられるが、組み立て工数を要するばかりか、製造
コストが増加し、最適な方法とは云い難い。
【0004】従って、本発明の目的は、ばねを容易に部
材等に取り付けることができ、しかも、コンパクトな大
きさ、形状を有し、容易に製造することができるばね、
及び、かかるばねを用いたばね組立体を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の樹脂製ばねは、(イ)樹脂製の本体部、及
び、(ロ)該本体部と一体に成形され、該本体部の外方
に延びる、樹脂製の一対の対向した板状のばね部から成
り、ばね部に加わる外力の方向をX方向、X方向と直角
の方向であって一対のばね部の軸線を含む方向をY方向
としたとき、一対のばね部に外力が加わることによっ
て、ばね部はX方向及びY方向に変位することを特徴と
する。
【0006】尚、本発明の樹脂製ばねにおいては、ばね
部の先端は、ばね部の変位によって生じた力が加わる物
品(かかる物品は如何なる物品であってもよい)に設け
られた係止部(例えば凸部、突起部あるいは凹部等の形
状を有する係止部)に係止しており、一対のばね部に外
力が加わることによって、ばね部の先端がY方向に変位
することなく、ばね部はX方向及びY方向に変位するこ
とが、ばね部が変位する空間的範囲を規制するといった
観点から好ましい。即ち、本体部と接合したばね部の部
分のY方向の位置、及びばね部の先端のY方向の位置が
変化することなく、ばね部を変位させることができるの
で、制限された空間内に樹脂製ばねを格納することがで
きる。
【0007】ばね部が変位するY方向には、ばね部の先
端が離れる方向、近づく方向のどちらの方向も含まれ
る。また、X方向とY方向とは、厳密に直交していなく
ともよい。
【0008】本発明の樹脂製ばねは、このように本体部
とばね部とが一体に成形されているので、例えば公知の
射出成形法に基づき、容易に製造することができるばか
りか、コンパクトな大きさ、形状を有する。また、板状
のばね部の幅方向(Z方向であり、高さ方向)にはばね
部が変位しないので、樹脂製ばね全体の厚さを薄くする
ことができ、薄い物品に樹脂製ばねを取り付けあるいは
収納することができる。しかも、樹脂製ばねを取り付け
るべき部材等に対して本体部を取り付ければよいので、
樹脂製ばねを容易に部材等に取り付けることができる。
【0009】本発明の樹脂製ばねの一形態においては、
一対の対向したばね部のそれぞれは、本体部から略X方
向に直線状に延びる基部と、X方向及びY方向に基部か
ら延びる先端部分とから構成されている。ここで、本体
部から略X方向に直線状に基部が延びるとは、基部が厳
密にX方向と平行に本体部から延びる場合だけでなく、
基部がX方向に対して一定の角度を成して本体部から延
びる場合をも意味する。また、基部からX方向及びY方
向に先端部分が延びるとは、先端部分が基部から、X方
向に延び、且つ、Y方向に延びていることを意味する。
この場合、一対の対向したばね部のそれぞれの先端部分
は、互いに離れる方向に基部から直線状に延びていても
よいし、一対の対向したばね部のそれぞれの先端部分
は、互いに離れる方向に基部から曲線を描いて延びてい
てもよい。あるいは又、一対の対向したばね部のそれぞ
れの先端部分は、互いに近づく方向に基部から直線状に
延びていてもよいし、一対の対向したばね部のそれぞれ
の先端部分は、互いに近づく方向に基部から曲線を描い
て延びていてもよい。
【0010】本発明の樹脂製ばねの更に別の形態におい
ては、一対の対向したばね部のそれぞれは、本体部から
曲線を描いて延びている。
【0011】本体部から延びるばね部の部分(付け根部
分)と本体部との間のコーナー部の形状は、ばね部の付
け根部分に応力が集中して破損することを防止するとい
った観点から、少なくとも半径0.1mm以上の曲面と
する、即ち、「R」を付けることが好ましい。
【0012】ばね部の先端部分が基部から直線状に延び
る形状を有している場合、ばね部の先端部分は、本体部
から直線状に延びる基部と鈍角を成していることが好ま
しい。また、ばね部の先端部分あるいはばね部が曲線を
描いて延びる形状を有している場合、かかる形状には、
円、楕円、双曲線、あるいは放物線、3次以上の多項式
から導かれる曲線等の一部を切り出した形状といった、
滑らかに変化する曲線の一部を切り出した形状が含まれ
る。
【0013】上記の目的を達成するための本発明の樹脂
製ばね組立体は、樹脂製ばねと支持部材から成り、樹脂
製ばねは、(イ)係合部が形成された樹脂製の本体部、
及び、(ロ)該本体部と一体に成形され、該本体部の外
方に延びる、樹脂製の一対の対向した板状のばね部であ
って、ばね部に加わる外力の方向をX方向、X方向と直
角の方向であって一対のばね部の軸線を含む方向をY方
向としたとき、一対のばね部に外力が加わることによっ
て、X方向及びY方向に変位するばね部から成り、支持
部材は、(A)係合部が設けられたばね支持部、及び、
(B)該ばね支持部と一体の抑え部から成り、樹脂製ば
ねの本体部に設けられた係合部と、支持部材のばね支持
部に設けられた係合部とが係合した状態で、且つ、樹脂
製ばねのばね部の先端が支持部材の抑え部と接触した状
態で、樹脂製ばねはX方向に摺動することを特徴とす
る。
【0014】或る部材等を他の部材等に対して付勢した
状態で配置するためには、例えば、樹脂製ばねの本体部
を或る部材等に任意の方法で取り付け、支持部材を他の
部材等に任意の方法で取り付ければよい。
【0015】本発明の樹脂製ばね組立体においては、支
持部材の抑え部には係止部が設けられており、樹脂製ば
ねの本体部に設けられた係合部と、支持部材のばね支持
部に設けられた係合部とが係合した状態で、且つ、樹脂
製ばねのばね部の先端が支持部材の抑え部の係止部に係
止した状態で、樹脂製ばねはX方向に摺動する態様とす
ることもできる。このような態様を採用することによっ
て、ばね部が変位する空間的範囲を規制することができ
る。即ち、本体部と接合したばね部の部分のY方向の位
置、及びばね部の先端のY方向の位置が変化することな
く、ばね部をX方向及びY方向に変位させることができ
るので、制限された空間内に樹脂製ばねを格納すること
ができる。
【0016】係止部の形状は、例えば、凸部、突起部あ
るいは凹部等の形状とすることができる。場合によって
は、ばね支持部と抑え部とによって形成されるコーナー
部を係止部とすることもできる。尚、ばね部の先端が近
づく方向にばね部が変位する場合であって、係止部を突
起部から構成する場合、突起部を2カ所あるいは1カ
所、設ければよい。
【0017】係合部に関しては、本体部の外側側面に係
合部を設け、ばね支持部の内側側面に係合部を設ける態
様としてもよいし、あるいは又、本体部の内側側面に係
合部を設け、ばね支持部の外側側面に係合部を設ける態
様としてもよい。更には、本体部の上面に係合部を設
け、ばね支持部の下面に係合部を設ける態様としてもよ
いし、あるいは又、本体部の下面に係合部を設け、ばね
支持部の上面に係合部を設ける態様としてもよい。要
は、どのような物品等に樹脂製ばね組立体を組み込むか
に依存して、適宜設計すればよい。尚、本体部及びばね
支持部のそれぞれの係合部はX方向に延びている。
【0018】尚、本発明の樹脂製ばねにて説明したばね
部の各種構造、形状を、上述した本発明の樹脂製ばね組
立体におけるばね部の構造、形状に適用することができ
る。また、樹脂製の本体部の形状あるいは支持部材の外
形形状は、樹脂製ばねあるいは支持部材を取り付けるべ
き部材等の形状等に依存して、適宜決定すればよい。
【0019】樹脂製ばねを作製するための原料樹脂とし
て、耐疲労性に優れ、且つ、摺動性に優れた樹脂を用い
ることが好ましく、ポリアミド樹脂、ポリアセタール樹
脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリプロピレン
樹脂、ABS樹脂等を例示することができ、これらの樹
脂を用いて、例えば射出成形法にて樹脂製ばねを成形す
ることができる。また、支持部材も樹脂から作製するこ
とが望ましく、支持部材を作製するための原料樹脂とし
て、耐疲労性に優れ、且つ、摺動性に優れた樹脂を用い
ることが好ましい。支持部材は、樹脂製ばねを作製する
ための樹脂と同一の樹脂、同種の樹脂、異種の樹脂を用
いて、例えば射出成形法にて成形することができる。
【0020】本発明の樹脂製ばねの大きさは、本質的に
は任意であり、以下の数値範囲に何ら限定されないが、
ばね部の長さ(X方向に沿った長さ)は5mm乃至50
mm、好ましくは10mm乃至30mm、ばね部の肉厚
は0.2mm乃至5mm、好ましくは0.2mm乃至3
mm、板状のばね部の幅(Z方向の長さ)は1mm乃至
10mm、好ましくは2mm乃至5mmであることが望
ましい。尚、本体部近傍のばね部の肉厚よりも、先端の
ばね部の肉厚を薄くする方が望ましい。また、本体部近
傍のばね部の幅(高さ)よりも、先端のばね部の幅(高
さ)を狭くする方が望ましい。更には、本体部の厚さ
(高さ)を、本体部近傍のばね部の幅(高さ)の1〜2
倍とすることが望ましい。尚、ばね部の肉厚が厚すぎる
と、大きな応力がばね部に発生して、樹脂製ばねに損傷
が発生する虞がある。一方、ばね部の肉厚が薄すぎる
と、ばね部の変形が変形許容範囲に収まらなかったり、
所望の反力が得られなかったり、更には、成形が困難と
なる場合がある。また、ばね部の幅(高さ)を最適化す
ることによっても、所望の反力を得ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、発明の実
施の形態(以下、実施の形態と略称する)及び実施例に
基づき本発明を説明する。
【0022】(実施の形態1)実施の形態1〜実施の形
態3は、本発明の樹脂製ばねに関する。実施の形態1の
樹脂製ばねの模式的な平面図を図1の(A)に示し、模
式的な斜視図を図1の(B)に示す。実施の形態1の樹
脂製ばね10は、例えば直方体形状を有する樹脂製の本
体部11、及び、樹脂製の一対の対向して並設された板
状のばね部12から成る。ばね部12は、本体部11と
一体に成形され、本体部11の外方に延びている。尚、
本体部11は中実であっても、中空部を有していてもよ
いし、枠状の形状(「ロ」の字形)を有していてもよい
し、一部分に開口部や肉薄部が設けられたリブ状とする
こともできる。そして、ばね部12に加わる外力の方向
をX方向、X方向と直角の方向であって一対のばね部の
軸線を含む方向をY方向としたとき、一対のばね部12
に外力が加わることによって、ばね部はX方向及びY方
向(具体的には、実施の形態1においては、ばね部12
の先端が本体部11に近づく方向、及びばね部12の先
端が互いに離れる方向)に変位する。尚、図1に示した
樹脂製ばねにあっては、一対の対向して並設されたばね
部12のそれぞれは、本体部11からX方向に直線状に
延びる基部13と、X方向及びY方向に基部13から延
びる先端部分14とから構成されており、しかも、それ
ぞれの先端部分14は、互いに離れる方向に基部13か
ら直線状に延びており、先端部分14と基部13とは鈍
角(角度:θ1)を成している。尚、基部13は、本体
部11から略垂直に延びている。また、本体部11から
延びるばね部12の基部13の付け根部分と本体部11
との間のコーナー部には、基部13の付け根部分に応力
が集中して破損することを防止するために「R」が付さ
れている。
【0023】図1に示した樹脂製ばねの変形例の模式的
な平面図を図2及び図3に示す。図2の(A)及び
(B)に示す変形例においては、一対の対向したばね部
12のそれぞれの先端部分14は、互いに離れる方向に
基部13から円弧を描いて延びている。図3に示す変形
例においては、図1に示した樹脂製ばねと異なり、基部
13の延びる方向は、X方向と鋭角(角度:θ2)を成
している。
【0024】尚、本体部11に図示しないねじ穴を成形
しておけば、樹脂製ばね10を取り付けるべき部材等に
対して、本体部11を容易に取り付けることができる。
あるいは又、樹脂製ばね10を取り付けるべき部材等に
本体部11と嵌合する部分を設けておけばよい。場合に
よっては、部材等と樹脂製ばね10を接触した状態に保
持すればよい。
【0025】(実施の形態2)実施の形態2の樹脂製ば
ねの模式的な平面図を図4、図5の(A)及び(B)に
示す。図4に示す樹脂製ばねにあっては、一対の対向し
て並設されたばね部12のそれぞれは、本体部11から
略X方向に直線状に延びる基部13と、X方向及びY方
向に基部13から延びる先端部分14とから構成されて
おり、更には、一対の対向したばね部12のそれぞれの
先端部分14は、互いに近づく方向に基部から直線状に
延びている。尚、実施の形態2の樹脂製ばねにおいて
は、一対のばね部12に外力が加わることによってばね
部12は、ばね部12の先端が互いに近づく方向に変位
する。図5の(A)及び(B)に示す樹脂製ばねにあっ
ては、一対の対向したばね部12のそれぞれの先端部分
14は、互いに近づく方向に基部から円弧を描いて延び
ている。尚、図3に示した変形例と同様に、基部13の
延びる方向がX方向と鋭角を成していてもよい。
【0026】(実施の形態3)実施の形態3の樹脂製ば
ねの模式的な平面図を図6の(A)及び(B)に示す。
実施の形態3の樹脂製ばねにあっては、一対の対向して
並設されたばね部12のそれぞれは、本体部11から円
弧を描いて延びている。尚、図6の(A)に示した樹脂
製ばねにおいては、一対のばね部12に外力が加わるこ
とによってばね部12は、ばね部12の先端が互いに離
れる方向に変位する。一方、図6の(B)に示した樹脂
製ばねにおいては、一対のばね部12に外力が加わるこ
とによってばね部12は、ばね部12の先端が互いに近
づく方向に変位する。
【0027】一般に、ばね部12の変位に何ら制約が無
い場合には、一対のばね部12に外力が加わることによ
ってばね部12の先端が互いに離れる方向に変位する形
状とする方が、ばね部12の先端間の距離が長くなり、
高い摺動安定性を有するばね部12を得ることができ
る。一方、組立上、ばね部12が変位する空間的範囲に
制限がある場合、即ち、例えば、ばね部12が変位する
空間の近傍に他の部品が存在するような場合、ばね部1
2が変位したとき、かかる他の部品とばね部12が接触
しないように、樹脂製ばねを設計する必要がある。この
ような点を考慮して、実施の形態1〜実施の形態3にて
説明した樹脂製ばねを適宜選択すればよい。また、以上
の各実施の形態にて説明した樹脂製ばねにおいては、ば
ね部12が最大に変位した状態で、一対のばね部12の
先端同士が接触しないように、一対のばね部12を配置
することが好ましい。
【0028】(実施の形態4)実施の形態4は、本発明
の樹脂製ばね組立体に関する。実施の形態4の樹脂製ば
ね組立体の模式的な平面図を図7の(A)に示し、樹脂
製ばねの模式的な斜視図を図7の(B)に示し、図7の
(A)の矢印C−Cに沿った模式的な断面図を図7の
(C)に示す。実施の形態4の樹脂製ばね組立体は、樹
脂製ばね10と支持部材20から成り、樹脂製ばね10
の構造は、図1に示した樹脂製ばねと同一である。但
し、樹脂製ばね10の本体部11には係合部が設けられ
ている。実施の形態4においては、この係合部は、具体
的には、本体部11の外側側面に設けられ、X方向に延
びる凸部15である。
【0029】支持部材20は、係合部が設けられたばね
支持部21、及び、ばね支持部21と一体的に成形さ
れ、ばね支持部21から直角方向に延びる抑え部23か
ら構成されている。実施の形態4においては、係合部
は、具体的には、ばね支持部21の内側側面に設けら
れ、X方向に延びる凹部22である。また、支持部材2
0の抑え部23の内側側面には係止部である突起部24
が2カ所、設けられている。そして、樹脂製ばね10の
本体部11の外側側面に設けられた係合部(凸部15)
と、支持部材20のばね支持部21の内側側面に設けら
れた係合部(凹部22)とが係合した状態で、且つ、樹
脂製ばね10のばね部12の先端が支持部材20の抑え
部23と接触した状態で、実施の形態4においては、よ
り具体的には、樹脂製ばね10のそれぞれのばね部12
の先端が支持部材20の抑え部23の突起部24に係止
した状態で、樹脂製ばね10はX方向に摺動する。
【0030】
【実施例】(実施例1)図7に示した樹脂製ばね、及び
支持部材20を、三菱エンジニアリングプラスチックス
株式会社製ポリアセタール樹脂(商品名:ユピタール
F20−54)を使用し、射出成形法にて作製した。
尚、樹脂製ばねのばね部12の一方を拡大した平面図を
図9に示す。尚、図9、図13及び図16におい
て、()内の値は、支持部材20の抑え部23の突起部
24のコーナー部を原点としたときの、変位が全く生じ
ていない状態での樹脂製ばねの各部位(各コーナー部)
における座標の値であり、図の縦方向をX軸、横方向を
Y軸とした。ばね部12の各部の寸法を、以下の表1の
とおりとした。
【0031】
【表1】 基部13のX方向に沿った長さ(L1) :11.25mm 基部13の肉厚(T1) :0.50mm(一定) 基部13の幅(W1) :3.14mm 直線状の先端部分14の長さ(L2) :7.87mm 先端部分14と基部13との接合部の肉厚(T2A):0.69mm 先端部分14の先端の肉厚(T2B) :0.20mm 先端部分14の基部13との接合部の幅(W2A) :3.14mm 先端部分14の先端の幅(W2B) :0.20mm
【0032】樹脂製ばね10のばね部12の先端が支持
部材20の抑え部23の突起部24に係止した状態で、
しかも、樹脂製ばね10に全く反力が加わっていない状
態から、本体部11を支持部材20の抑え部23に向か
って0.875mm移動させた状態を初期状態とした。
また、この初期状態から、本体部11が支持部材20の
抑え部23に向かって3.4mm移動した状態を最大変
位状態とした。初期状態における樹脂製ばね10の反力
をロードセルを用いて測定したところ、70gfであっ
た。初期状態と最大変位状態との間で樹脂製ばねを変位
させ、樹脂製ばねの疲労試験を行った。尚、疲労試験に
は、株式会社島津製作所製、動特性試験機、「島津サー
ボパルサEHF−FD05−4LA」を使用した。測定
条件としては、1秒当たりの変位回数を2回、試験温度
を−30゜C、23゜C、80゜Cとした。10万回の
変位を樹脂製ばねに加えたが、いずれの試験温度におい
ても樹脂製ばねに損傷が発生することはなかった。
【0033】実施例1にて用いた樹脂製ばねが最大変位
状態となったときに、樹脂製ばねに発生する応力値(v
on Mises等価応力で表した。単位は、kgf/
mm2である)及びY方向変位量分布をシミュレーショ
ンにて求めた。尚、ユピタール F20−54の応力−
歪曲線を図8に示す。ユピタール F20−54の初期
弾性率は274kgf/mm2であり、ポアソン比は
0.38である。樹脂製ばねのY方向変位量分布を図1
0に示し、von Mises等価応力分布を図11に
示す。図11から、樹脂製ばねに発生するvon Mi
ses等価応力の最大値は4.7kgf/mm2程度で
あり、樹脂製ばねに損傷が発生するような値ではなかっ
た。尚、図11、図15及び図18において、引張応力
が発生していると考えられる箇所の中で最もvon M
ises等価引張応力の値が大きい部分を「A」で示し
た。
【0034】尚、図10、図14、図17に示すY方向
における変位量(単位:mm)においては、かかる変位
量の範囲内にある領域を、黒く塗り潰した領域及び白抜
きの領域で順次示した。また、各変位量のスケールの横
に付したアルファベットはY方向変位量分布図に付した
アルファベットに対応している。更には、von Mi
ses等価応力分布を示す図11、図15、図18にお
けるスケールは、von Misesの等価応力で表し
た応力(単位:kgf/mm2)を示し、かかる応力の
範囲内にある領域を、各図においては、黒く塗り潰した
領域及び白抜きの領域で順次示した。また、各変位量の
スケールの横に付したアルファベットは、von Mi
sesの等価応力分布図に付したアルファベットに対応
している。
【0035】(実施例2)図7に示した樹脂製ばね及び
支持部材20を、実施例1と同様にした射出成形法にて
作製した。尚、実施例2における樹脂製ばね組立体の模
式的な平面図を図12に示す。実施例2における支持部
材20が実施例1における支持部材20と相違する点
は、係止部が抑え部23に設けられていない点にある。
即ち、ばね部12の先端は、抑え部23上を摺動し、ば
ね部12の先端はY方向に1mmの範囲で、自由に動き
得る。尚、ばね部12がY方向に1mm変位したとき、
ばね部12の先端は抑え部23とばね支持部21のコー
ナー部に突き当たる。ばね部12の各部の寸法を、以下
の表2のとおりとした。また、樹脂製ばねのばね部12
の一方を拡大した平面図を図13に示す。そして、実施
例1と同様の方法で疲労試験を行った。その結果、いず
れの試験温度においても樹脂製ばねに損傷が発生するこ
とはなかった。尚、初期状態における樹脂製ばね10の
反力をロードセルを用いて測定したところ、33gfで
あった。
【0036】
【表2】 基部13のX方向に沿った長さ(L1) :10.23mm 基部13の肉厚(T1) :0.72mm(一定) 基部13の幅(W1) :3.14mm 直線状の先端部分14の長さ(L2) :9.45mm 先端部分14と基部13との接合部の肉厚(T2A):1.00mm 先端部分14の先端の肉厚(T2B) :0.20mm 先端部分14の基部13との接合部の幅(W2A) :3.14mm 先端部分14の先端の幅(W2B) :0.20mm
【0037】実施例2の樹脂製ばねが最大変位状態とな
ったときに、樹脂製ばねに発生する応力値をシミュレー
ションにて求めた。樹脂製ばねのY方向変位量分布を図
14に示し、von Mises等価応力分布を図15
に示す。図15から、樹脂製ばねに発生するvon M
ises等価引張応力の最大値は5.2kgf/mm2
程度であり、実施例1と比較して、樹脂製ばねに発生す
るvon Mises等価引張応力は高くなったが、実
用上、問題となる値ではなかった。
【0038】(実施例3)図6の(A)に示した樹脂製
ばね及び図7に示した支持部材20を、実施例1と同様
にして射出成形法にて作製した。尚、樹脂製ばねのばね
部12の一方を拡大した平面図を図16に示す。尚、ば
ね部12の外側及び内側の曲率半径(rOU T,rIN
を、それぞれ、rOUT=10.00mm、rIN=9.8
1mmとし、ばね部12の円弧の長さ(L)を18.3
2mm(X方向の長さを16.0mm)、ばね部12の
本体部11との接合部の肉厚(T1)を0.5mm、先
端の肉厚(T2)を0.3mm、ばね部12の本体部1
1との接合部の幅(Z方向の距離であり、W1)を3.
0mm、先端の幅(Z方向の距離であり、W2)を0.
6mmとした。
【0039】樹脂製ばね10のばね部12の先端が支持
部材20の抑え部23の突起部24に係止した状態で、
しかも、樹脂製ばね10に全く反力が加わっていない状
態から、本体部11を支持部材20の抑え部23に向か
って0.875mm移動させた状態を初期状態とした。
また、この初期状態から、本体部11が支持部材20の
抑え部23に向かって3.4mm移動した状態を最大変
位状態とした。初期状態における樹脂製ばね10の反力
をロードセルを用いて測定したところ、31gfであっ
た。初期状態と最大変位状態との間で樹脂製ばねを変位
させ、樹脂製ばねの疲労試験を行った。測定条件として
は、1秒当たりの変位回数を2回、試験温度を−30゜
C、23゜C、80゜Cとした。10万回の変位を樹脂
製ばねに加えたが、いずれの試験温度においても樹脂製
ばねに損傷が発生することはなかった。
【0040】図6の(A)に示した樹脂製ばねが最大変
位状態となったときに、樹脂製ばねに発生する応力値を
シミュレーションにて求めた。樹脂製ばねのY方向変位
量分布を図17に示し、von Mises等価応力分
布を図18に示す。図18から、樹脂製ばねに発生する
von Mises等価引張応力の最大値は4.9kg
f/mm2程度であり、樹脂製ばねに損傷が発生するよ
うな値ではなかった。
【0041】以上、本発明を、発明の実施の形態及び好
ましい実施例に基づき説明したが、本発明はこれらに限
定されるものではない。発明の実施の形態及び実施例に
て説明した樹脂製ばねの形状や構造、大きさ、支持部材
の形状や構造は例示であり、適宜設計変更することがで
きる。また、使用した樹脂も例示である。樹脂製ばねの
形状、寸法は、本質的には任意の形状とすることがで
き、使用する条件、要求される変位量、要求される耐疲
労性、セット状態において要求される反力、変位状態に
おいて要求される反力、使用する樹脂材料特性を考慮し
て、ばねとして要求される性能を満足するような形状、
寸法とすればよい。場合によっては、樹脂製ばねを取り
付ける部材等と樹脂製ばねを一体に成形してもよいし、
支持部材を取り付ける部材等と支持部材を一体に成形し
てもよい。樹脂製ばねのばね部の先端が支持部材の抑え
部と接触した状態で、ばね部の先端が自由にY方向に摺
動してもよいし、一定距離だけY方向に摺動した後、ば
ね部の先端が支持部材の抑え部の係止部に係止した状態
となる構造としてもよい。
【0042】本発明の樹脂製ばね組立体においては、本
体部11の内側側面に係合部である凹部15Aを設け、
ばね支持部21の外側側面に係合部である凸部22Aを
設ける態様としてもよい。このような樹脂製ばね組立体
の模式的な平面図を図19の(A)に示し、図19の
(A)の矢印B−Bに沿った模式的な断面図を図19の
(B)に示す。
【0043】本発明の樹脂製ばねは、勿論、単独でも使
用することができる。この場合、ばね部が変位する空間
的範囲を規制する必要があるときには、ばね部の先端
を、ばね部の変位によって生じた力が加わる物品等に設
けられた係止部に係止させ、一対のばね部に外力が加わ
ることによって、ばね部の先端がY方向に変位すること
なく、ばね部はX方向及びY方向に変位させればよい。
尚、樹脂製ばねの本体部はかかる物品とは別の物品等に
取り付けあるいは接触させればよい。
【0044】本発明の樹脂製ばねあるいは樹脂製ばね組
立体は、如何なる産業分野へも適用することができ、例
えば、電気湯沸かしポットの開閉ボタン、電子ジャーの
蓋の開閉ボタン、テレビジョンにおける各種スイッチや
押しボタン、オーディオ機器における各種スイッチや押
しボタン、ビデオテープレコーダにおける各種スイッチ
や押しボタン、エアーコンディショニング装置における
各種スイッチや押しボタン、テレビジョンやオーディオ
機器、ビデオテープレコーダ用のリモートコントロール
装置における各種スイッチや押しボタン、テレビゲーム
操作装置における各種スイッチや押しボタン、電話機の
フックボタン、電話機のプッシュボタン、パーソナルコ
ンピュータの蓋の開閉ボタン、コンピュータ用マウスポ
インタの押しボタン、コンピュータ用のキーボードやキ
ーステムばね、自動車のハザードプッシュボタン、自動
車のデフロスタープッシュボタン、自動車の灰皿の開閉
ボタン、自動車のコンソールボックス開閉ボタン、自動
車のパッシングスイッチボタン、自動車用エアーコンデ
ィショナーやオーディオ装置等の各種スイッチや押しボ
タン、自動車のウィンドウォッシャー用の押しボタンや
スイッチ、自動車のルームランプスイッチ、自動車の車
内用ミラーステー取付部に配設されるばね、オートバイ
のホーン等の各種スイッチや押しボタン、複写機やプリ
ンターの各種スイッチや押しボタン、ファクシミリ装置
における各種押しボタンやスイッチ、電気スタンドの押
しボタン、ジャンプ傘の開閉ボタン、トイレットペーパ
ーホルダーに内蔵されたばね、バックル、エレベータに
おける各種スイッチや押しボタン、目覚まし時計のアラ
ームボタン、シャープペンシルの押しボタン等への適用
を挙げることができる。
【0045】また、例えば、自動車に搭載されるシート
ベルトのバックル装置内に本発明の樹脂製ばね組立体を
組み込むこともできる。この場合、支持部材20をリリ
ースボタンに固定し、樹脂製ばねの本体部11をベース
フレームに係合させればよい。シートベルト使用時、バ
ックル装置のベースフレームに配設されたラッチ爪がト
ングプレートの係止開口部に係合し、トングプレートの
ラッチ状態が保持される。このとき、ラッチ爪のラッチ
動作に伴って、本体部11を支持部材20の抑え部23
に向かって所望の値だけ移動させ、樹脂製ばねに反力
(例えば50〜170gf)を生じさせる。その結果、
ベースフレームに対してリリースボタンは乖離する方向
に付勢されるので、リリースボタンに遊びが無くなる。
【0046】
【発明の効果】本発明の樹脂製ばねは、本体部とばね部
とが一体に成形されているので、樹脂製ばねを容易に製
造することができるばかりか、コンパクトな大きさ、形
状を有するばねを製造することができる。更には、板状
のばね部の幅方向にはばね部は変位しないので、樹脂製
ばね全体の厚さを薄くすることができる。しかも、樹脂
製ばねを容易に部材等に取り付けることができる。ま
た、従来のばねと比較して樹脂製ばねあるいは樹脂製ば
ね組立体の部品点数の削減を図ることができ、製造コス
トの低減が可能となるし、射出成形法に基づき作製する
ことができるので、量産を容易に行い得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態1の樹脂製ばねの模式的な平
面図及び斜視図である。
【図2】発明の実施の形態1の樹脂製ばねの変形例の模
式的な平面図である。
【図3】発明の実施の形態1の樹脂製ばねの別の変形例
の模式的な平面図である。
【図4】発明の実施の形態2の樹脂製ばねの模式的な平
面図である。
【図5】発明の実施の形態2の樹脂製ばねの変形例の模
式的な平面図である。
【図6】発明の実施の形態3の樹脂製ばねの模式的な平
面図である。
【図7】発明の実施の形態4の樹脂製ばね組立体の模式
的な平面図、樹脂製ばねの模式的な斜視図及び模式的な
断面図である。
【図8】実施例にて使用したポリアセタール樹脂の応力
−歪曲線を示すグラフである。
【図9】実施例1の樹脂製ばねのばね部の一方を拡大し
た平面図である。
【図10】実施例1の樹脂製ばねにおけるY方向変位量
分布を示す図である。
【図11】実施例1の樹脂製ばねにおける、von M
ises等価応力分布を示す図である。
【図12】実施例2の樹脂製ばね組立体の模式的な平面
図、及び模式的な断面図である。
【図13】実施例2の樹脂製ばねのばね部の一方を拡大
した平面図である。
【図14】実施例2の樹脂製ばねにおけるY方向変位量
分布を示す図である。
【図15】実施例2の樹脂製ばねにおける、von M
ises等価応力分布を示す図である。
【図16】実施例3の樹脂製ばねのばね部の一方を拡大
した平面図である。
【図17】実施例3の樹脂製ばねにおけるY方向変位量
分布を示す図である。
【図18】実施例3の樹脂製ばねにおける、von M
ises等価応力分布を示す図である。
【図19】本発明の樹脂製ばね組立体の変形例を示す模
式的な平面図及び模式的な断面図である。
【符号の説明】
10・・・樹脂製ばね 11・・・本体部 12・・・ばね部 13・・・基部 14・・・先端部分 15,15A,22,22A・・・係合部 20・・・支持部材 21・・・ばね支持部 23・・・抑え部 24・・・突起部

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ)樹脂製の本体部、及び、 (ロ)該本体部と一体に成形され、該本体部の外方に延
    びる、樹脂製の一対の対向した板状のばね部、から成
    り、 ばね部に加わる外力の方向をX方向、X方向と直角の方
    向であって一対のばね部の軸線を含む方向をY方向とし
    たとき、一対のばね部に外力が加わることによって、ば
    ね部はX方向及びY方向に変位することを特徴とする樹
    脂製ばね。
  2. 【請求項2】ばね部の先端は、ばね部の変位によって生
    じた力が加わる物品に設けられた係止部に係止してお
    り、一対のばね部に外力が加わることによって、ばね部
    の先端がY方向に変位することなく、ばね部はX方向及
    びY方向に変位することを特徴とする請求項1に記載の
    樹脂製ばね。
  3. 【請求項3】前記一対の対向したばね部のそれぞれは、
    本体部から略X方向に直線状に延びる基部と、X方向及
    びY方向に基部から延びる先端部分とから構成されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の樹脂製ばね。
  4. 【請求項4】前記一対の対向したばね部のそれぞれの先
    端部分は、互いに離れる方向に基部から直線状に延びる
    ことを特徴とする請求項3に記載の樹脂製ばね。
  5. 【請求項5】前記一対の対向したばね部のそれぞれの先
    端部分は、互いに離れる方向に基部から曲線を描いて延
    びることを特徴とする請求項3に記載の樹脂製ばね。
  6. 【請求項6】前記一対の対向したばね部のそれぞれの先
    端部分は、互いに近づく方向に基部から直線状に延びる
    ことを特徴とする請求項3に記載の樹脂製ばね。
  7. 【請求項7】前記一対の対向したばね部のそれぞれの先
    端部分は、互いに近づく方向に基部から曲線を描いて延
    びることを特徴とする請求項3に記載の樹脂製ばね。
  8. 【請求項8】前記一対の対向したばね部のそれぞれは、
    本体部から曲線を描いて延びることを特徴とする請求項
    1に記載の樹脂製ばね。
  9. 【請求項9】樹脂製ばねと支持部材から成る樹脂製ばね
    組立体であって、 樹脂製ばねは、 (イ)係合部が形成された樹脂製の本体部、及び、 (ロ)該本体部と一体に成形され、該本体部の外方に延
    びる、樹脂製の一対の対向した板状のばね部であって、
    ばね部に加わる外力の方向をX方向、X方向と直角の方
    向であって一対のばね部の軸線を含む方向をY方向とし
    たとき、一対のばね部に外力が加わることによって、X
    方向及びY方向に変位するばね部から成り、 支持部材は、 (A)係合部が設けられたばね支持部、及び、 (B)該ばね支持部と一体の抑え部から成り、 樹脂製ばねの本体部に設けられた係合部と、支持部材の
    ばね支持部に設けられた係合部とが係合した状態で、且
    つ、樹脂製ばねのばね部の先端が支持部材の抑え部と接
    触した状態で、樹脂製ばねはX方向に摺動することを特
    徴とする樹脂製ばね組立体。
  10. 【請求項10】支持部材の抑え部には係止部が設けられ
    ており、 樹脂製ばねの本体部に設けられた係合部と、支持部材の
    ばね支持部に設けられた係合部とが係合した状態で、且
    つ、樹脂製ばねのばね部の先端が支持部材の抑え部の係
    止部に係止した状態で、樹脂製ばねはX方向に摺動する
    ことを特徴とする請求項9に記載の樹脂製ばね組立体。
  11. 【請求項11】前記一対の対向したばね部のそれぞれ
    は、本体部から略X方向に直線状に延びる基部と、X方
    向及びY方向に基部から延びる先端部分とから構成され
    ていることを特徴とする請求項9又は請求項10に記載
    の樹脂製ばね。
  12. 【請求項12】前記一対の対向したばね部のそれぞれの
    先端部分は、互いに離れる方向に基部から直線状に延び
    ることを特徴とする請求項11に記載の樹脂製ばね。
  13. 【請求項13】前記一対の対向したばね部のそれぞれの
    先端部分は、互いに離れる方向に基部から曲線を描いて
    延びることを特徴とする請求項11に記載の樹脂製ば
    ね。
  14. 【請求項14】前記一対の対向したばね部のそれぞれの
    先端部分は、互いに近づく方向に基部から直線状に延び
    ることを特徴とする請求項11に記載の樹脂製ばね。
  15. 【請求項15】前記一対の対向したばね部のそれぞれの
    先端部分は、互いに近づく方向に基部から曲線を描いて
    延びることを特徴とする請求項11に記載の樹脂製ば
    ね。
  16. 【請求項16】前記一対の対向したばね部のそれぞれ
    は、本体部から曲線を描いて延びることを特徴とする請
    求項9又は請求項10に記載の樹脂製ばね。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004346540A (ja) * 2003-05-20 2004-12-09 Miwa Lock Co Ltd 錠前のサムターン
JP2017161068A (ja) * 2016-02-02 2017-09-14 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツングRobert Bosch Gmbh ユニット、特にポンプを自動車に固定するための保持装置

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