JPH1124234A - 位相シフトマスクの製造方法 - Google Patents

位相シフトマスクの製造方法

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JPH1124234A
JPH1124234A JP16679798A JP16679798A JPH1124234A JP H1124234 A JPH1124234 A JP H1124234A JP 16679798 A JP16679798 A JP 16679798A JP 16679798 A JP16679798 A JP 16679798A JP H1124234 A JPH1124234 A JP H1124234A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マイクロローディング効果を起さず、設計通
りの位相反転を正確に行い得る位相シフトマスクの製造
方法を提供する。 【解決手段】 透明マスク基板を食刻して陥没部を形成
し、該陥没部及び該マスク基板に遮光層を形成した後、
該遮光層上にレジスト膜を形成し、該陥没部の所定の部
分と非陥没部の所定の部分とを覆うようにパターニング
して該遮光層の所定の部位を露出させ、該露出された遮
光層を食刻した後、このパターン上にポリマーを形成
し、エッチバックして遮光層及び感光層からなるパター
ンの側壁面に側壁スペーサを形成し、該側壁スペーサを
マスクとし、基板を食刻して開口部パターンを形成し、
側壁スペーサ及び遮光層上に形成された感光層を除去す
る位相シフトマスクの製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、位相シフトマスク
の製造方法に係るもので、詳しくは、のエッジ強調型及
び補助型位相シフトマスクの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、リソグラフィー工程とは、照射
光を通す透明部分及び照射光を遮蔽する部分からなるフ
ォトマスクを用いて予め設計された回路パターンに光照
射してウェーハ上に実際のパターンとして形成するもの
であって、その発展に伴い光の位相差を応用した変形マ
スクが登場している。このような変形マスクとしての位
相シフトマスクは、1982年IBMのレベンソン(M.
D. Levenson)が最初にSPIEに概念を発表して以
来、多様な形態のものが提示されている。
【0003】位相シフトマスクとは、光の波長を変調さ
せて位相差を発生させる物質(シフタ)を通過した光の
位相をシフトさせることにより、通常に透光層を通過し
た光と打消し合うようにして、通常のマスクよりも解像
力及び焦点深度を向上させるマスクであって、このよう
な位相シフトマスクは、現在、交番型(alternatingtyp
e)、減殺型(attenuating type)、エッジ強調型及び
補助型がある。
【0004】そして、前記のエッジ強調型位相シフトマ
スクにおいては、図3(A)に示すように、透光基板1
0上に遮光領域11及び光を透過する開口部13が形成
され、該開口部13をシフタ12が囲む構造になってい
た。ここでは、この開口部13を主パターン13、この
シフタを補助パターン12とし、これらをそれぞれ開口
部パターンとして定義する。
【0005】図3(B)は、図3(A)のC−C線断面
図、遮光領域11、補助パターン12及び主パターン1
3のそれぞれの領域を通過した光がウェーハ20上のフ
ォトレジスト膜18に到達したときの光強度の分布図、
並びに前記の各領域への光強度に対応したフォトレジス
ト膜18のパターン形成図を示したものである。すなわ
ち、フォトマスク基板10に到達した光は開口部の主パ
ターン13をそのまま通過するが、補助パターン部12
では位相がシフトした状態で通過し、かつ遮光領域11
では遮蔽される。このようにフォトマスク基板10を通
過した光強度の領域分布は、図3(B)に示すように、
主パターン13を通過した光の強度が最も強く、補助パ
ターン12を通過した光は位相がシフトするため、その
強度は主パターン13と比べて非常に小さくなってい
る。
【0006】したがって、このような強度の光がウェー
ハ20上のフォトレジスト膜18上に到達すると、該フ
ォトレジスト膜18がポジ型レジスト膜である場合、主
パターン13の対応領域にあるフォトレジスト膜18は
除去されて、マスクの開口部13と同一のパターンがフ
ォトレジスト膜18に開口部23として形成される。
【0007】しかし、図4(A)に示すように、2個の
主パターン13が近接して位置し、それらの主パターン
13に隣接して補助パターン12がそれぞれ形成されて
いる場合、パターン12同士の光の位相は同一であるた
め、図4(B)に示したように、光の相互作用によりそ
の光強度は大きくなる。すなわち、各補助パターン12
が隣接している箇所では幅広の開口部におけるような強
度の大きな光が透過されるため、二つの開口部13の間
のフォトレジスト膜18が除去されて該フォトレジスト
膜18に必要のない開口部が形成されるという欠点があ
った。
【0008】それで、このような欠点を解決するため、
隣接する主パターン間の位相を反転させる位相シフトマ
スクが米国特許第5302477号に示されている。す
なわち、図5(A)に示したように、光の透過領域とし
て光を通過させる二つの主パターン33及び36を18
0°の位相差を有するよう形成し、それらの主パターン
33及び主パターン36を囲む補助パターン32及び補
助パターン35を180°の位相差を有するようにそれ
ぞれ形成する。
【0009】そして、このような反転型リム位相シフト
マスクの補助パターン32及びそれに近接する補助パタ
ーン35〔図5(B)〕を通過した光は、それらの位相
が反対であるため、干渉作用を起してその光強度は減少
しており、そのような強度の光をフォトレジスト膜(図
示していない)に到達して、フォトレジスト膜の領域に
必要のない開口部が形成されるという問題点を解決して
いた。
【0010】図5(C)は、図5(A)の反転型リム位
相シフトマスクのE−E線断面図であって、図示するよ
うに、主パターン33及び補助パターン32のそれぞれ
の位相は反対であり、補助パターン32及び補助パター
ン35のそれぞれの位相は反対であり、補助パターン3
5及び主パターン36のそれぞれの位相は反対である。
この場合、各位相シフトはそれぞれのシフタの厚さによ
り決定されるため、補助パターン32と主パターン33
とが所定の高低差を有し、補助パターン32と補助パタ
ーン35とも所定の高低差を有し、補助パターン35と
主パターン36とが所定の高低差を有するようになる。
【0011】以下、図5(C)に示す構造の従来型位相
シフトマスクの製造方法を説明する。まず、石英基板2
0及びパターニングしたクロム層21上に開口部111
を有するパターニング層110を形成し〔図6
(A)〕、次いで、前記クロム層21に対しアンダカッ
トが施されるようにエッチングを行ってクロムを除去し
た領域112を形成する〔図6(B)〕。クロム除去領
域112は図5(A)の補助パターン32及び補助パタ
ーン35に該当している。次いで、図6(C)に示すよ
うに、開口部111を有したパターニング層110をマ
スクとして、異方性エッチングし、石英基板20をシフ
タの厚さと同一の高低差に食刻するが、この食刻工程は
図6(E)に示す主パターン33及び36を形成するた
めのものである。次いで、図6(D)に示すように、開
口部116を有するパターニング層115を形成し、前
記の開口部116を通って160°−200°の位相シ
フトを起すシフタの厚さと同一の高低差に前記の石英基
板20を食刻する。その結果、図6(E)に示すよう
に、各領域は位相がそれぞれ異なる厚さに形成される。
【0012】しかし、このような従来型の位相マスクの
製造方法は、クロム層21にアンダカット型のエッチン
グを施す場合の信頼性が問題となっていた。例えば、レ
ジストとクロムとの接着性の劣化により食刻溶液がクロ
ム層とレジスト層間に浸透して必要のない部位にまでク
ロム層21が食刻されるおそれがあった。
【0013】それで、このようなアンダカットエッチン
グ工程を施さないか、又は他の従来位相シフトマスクの
製造方法が示されていた。すなわち、図6(A)に示す
ように、石英基板20上にクロム層21を形成し、該ク
ロム層21上に開口部52を有するパターニング層51
を形成した後、図7(B)に示すように、パターニング
層51をマスクとしてクロム層21及び石英基板20を
食刻して、パターニング層51を除去する。このとき、
石英基板20の食刻深さはシフタの厚さと同一の高低差
を形成するようにする。次いで、図7(C)に示すよう
に、開口部62を有したパターニング層610を形成
し、露出された遮光層21を選択的に食刻し除去して主
パターン33及び補助パターン35を形成するが、この
とき、パターニング層610に正確な位置合わせが施さ
れれば設計通りの寸法の補助パターン35が得られる
が、片側に傾いた場合、補助パターン35の幅が均等に
ならずマスクの解像力が低下する。
【0014】しかしながら、このような従来型位相シフ
トマスクの製造方法においては、パターニング層610
の正確な位置合わせが要求されるため、製造工程が難し
いという問題点があった。かつ、主パターン33及び補
助パターン35を形成するためクロムの遮光層21を食
刻するとき、食刻領域の広さが異なるため、マイクロロ
ーディング効果により主パターン33形成用の石英基板
20が食刻されて、設計した寸法の位相差を得ることが
できなくなるという問題点があった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、側壁
スペーサを用いた自己整合法を施して、主パターン部は
主パターン同士で、補助パターン部は補助パターン部同
士でそれぞれ食刻してマイクロローディング効果の発生
を防止し、設計通りに位相を正確に制御し得る位相シフ
トマスクの製造方法を提供する。
【0016】
【課題を解決するための手段】このような本発明に係る
位相シフトマスクの製造方法においては、透明基板の所
定の領域に陥没部を形成する段階と、該陥没部を有する
透明基板上に遮光層を形成する段階と、該遮光層上に第
1開口部を有するレジスト膜を形成する段階と、該第1
開口部をパターンとして遮光層を食刻する段階と、該遮
光層の側壁及びレジスト膜の側壁面に側壁スペーサを形
成して該側壁スペーサの間に第2開口部を形成する段階
と、該第2開口部をパターンとして透明基板を所定の深
さだけ食刻する段階と、前記の側壁スペーサを除去する
段階と、前記のレジスト膜を除去する段階と、を順次行
うことを特徴とする。
【0017】また、本発明の製造方法において、遮光層
の上に第1開口部を有するレジスト膜(第1レジスト
膜)を形成した後、その後の工程を、該第1レジスト膜
の第1開口部の側壁に側壁スペーサを形成して該側壁ス
ペーサの間に第2開口部を形成する段階と、該第2開口
部をパターンとして遮光層を食刻して透明基板を露出さ
せる段階と、該露出された透明基板上に第2レジスト膜
を形成する段階と、背面露光した場合に露出しない部分
の該第2レジスト膜を選択的に食刻する段階と、前記の
第1レジスト膜を除去する段階と、遮光層の所定の部分
を選択的に食刻して透明基板の所定の領域を露出させる
段階と、該透明基板の露出領域を所定の深さまで食刻す
る段階と、前記の側壁スペーサ及び第2レジスト膜を除
去する段階に任意に変更することにより、位相シフトマ
スクを製造することもできる。すなわち、位相シフトマ
スクの製造方法の他の例であって、透明基板に陥没部を
形成する段階と、該透明基板上に遮光層を形成する段階
と、該遮光層上に第1開口部を有する第1レジスト膜を
形成する段階と、該第1レジスト膜の第1開口部の側壁
に側壁スペーサを形成して該側壁スペーサの間に第2開
口部を形成する段階と、該第2開口部をパターンとして
遮光層を食刻して透明基板を露出させる段階と、該露出
された透明基板上に第2レジスト膜を形成する段階と、
背面露光した場合に露出しない部分の該第2レジスト膜
を選択的に食刻する段階と、前記の第1レジスト膜を除
去する段階と、遮光層の所定の部分を選択的に食刻して
透明基板の所定の領域を露出させる段階と、該透明基板
の露出領域を所定の深さまで食刻する段階と、前記の側
壁スペーサ及び第2レジスト膜を除去する段階と、を順
次行うことを特徴とする方法である。
【0018】透明基板の例としては、石英、ガラス、ケ
イ素、二酸化ケイ素、窒化ケイ素、酸窒化ケイ素及び窒
化ホウ素などが挙げられ、その中で石英を用いることが
最も好ましい。
【0019】透明基板上に形成する陥没部は、どのよう
な形状及び深さでもよいが、水平な底面に垂直な側壁を
有することが好ましい。また、陥没部の数は任意であ
り、異なった形状の陥没部を組み合わせて形成してもよ
い。図1(A)及び図2(A)に示すような陥没部を有
することが好ましい。
【0020】遮光層の例としては、クロム、金、銅及び
金属化合物が挙げられ、その中でクロムを用いることが
最も好ましい。
【0021】レジスト膜の例としては、As23、又は
Se8 5Ge1 5のようなGe−Se系レジストのようなカ
ルコゲナイド無機レジストが挙げられる。
【0022】側壁スペーサは、側壁スペーサの材料から
なる層を基板上の構造物すべて、特に側壁スペーサを形
成する構造物を覆うように形成し、マスクパターンを利
用せず、前記側壁スペーサの材料層に全面食刻を施すこ
とにより形成する。このときの側壁スペーサの底辺の幅
は、主パターンの周囲に形成する補助パターンの幅と同
一である。第1開口部が補助パターンの外殻と同一の形
状を有する場合、側壁スペーサは補助パターンの内殻と
同一の形状を有する第2開口部を該第1開口部内に形成
することにより、補助パターンを形成してもよい。補助
パターンが主パターンの外周に連なっているような型の
位相シフトマスクにおいては、2種の異なる位相のうち
いずれか1種の位相を有する補助パターンの幅と同一の
幅を側壁スペーサが有してもよい。
【0023】したがって、本発明においては、スペーサ
の形状、すなわち、スペーサ底辺の幅(補助パターンの
幅)及びスペーサ形状を均一に制御することが極めて重
要である。以下にスペーサの形成方法を概説する。ま
ず、スペーサの形状制御時に発生する開口部両側のスペ
ーサ底辺の幅における同一性を、正確な位置合わせによ
り達成する。スペーサ底辺の幅の値は、光源の波長に対
して解像されない大きさ(補助パターンの大きさ)とな
るべきである。これはスペーサ材料、スペーサ材料層の
食刻選択比、食刻ガス及びその他の食刻工程の制御条件
を調整することにより決定する。
【0024】本発明によれば、位相シフトマスクを製造
する際に光源として、0.248μmの波長を有するD
eep UVを用い、補助パターンの幅を0.15μm
に決定し、同一の底辺幅を有するスペーサを形成する。
本工程では、スペーサ材料としてGe−Se系の無機レ
ジストを用い、下層となる透明基板の材料として石英を
用いた。このとき、これらの材料間の食刻選択比は、
5:1〜2.5:1である。食刻ガスとしてCF4/C
HF3の45/70SCCM(standard cubic centimeter)
混合ガス、食刻反応炉電力1,000W、反応炉内圧力
100mTorrの条件下に、マスクパターンを用いずに食
刻工程を行った。
【0025】側壁スペーサの例としては、As23、又
はSe8 5Ge1 5のようなGe−Se系レジストのような
カルコゲナイド無機レジストが挙げられる。ポリマーが
好ましい。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に関し
て詳細に説明するが、いかなる意味においても制限する
ものではない。図1(I)は、本発明の第1実施形態に
係る反転型位相シフトマスクの平面図であって、符号6
10は透明マスクの基板、符号611は遮光領域、符号
621、631及び641は開口部又は主パターン、符
号622、632及び642は補助パターン(シフタ)
をそれぞれ示したものである。それらの各パターンは隣
接するパターンとは反対の位相を有し、その位相差は前
記の透明マスクの原板の厚さの違いにより決定される。
【0027】本発明に係る位相シフトマスクの製造方法
のある実施形態においては、図1(A)に示すように、
透明な石英基板610上に同一の位相を有する主パター
ン621及び主パターン641を形成する領域はそのま
ま維持し、反対の位相を有する主パターン631を形成
する領域はシフタの厚さと同一の高低差に食刻して陥没
部610aを形成し、工程の初期に隣接する主パターン
621、631及び641間で位相が反転するよう形成
する。次いで、陥没部610a及び石英基板610上に
遮光層としてクロム膜611を蒸着し〔図1(B)〕、
該クロム膜611上に感光剤として表面にAg含有層を
有する無機レジスト膜(Ge−Se)系612を蒸着し
た後〔図1(C)〕、主パターン621と補助パターン
622との幅の和、主パターン631と補助パターン6
32との幅の和、及び主パターン641と補助パターン
642との幅の和と同様な開口部650をそれぞれ有す
るように前記レジスト膜612をパターニングする。
【0028】以下、前記レジスト膜612をパターニン
グする工程に関し詳しく説明する。遮光層611上の開
口部650以外の領域のレジスト膜612に光を照射す
ると、前記レジスト膜612は露光領域で該レジスト上
のAgNO3からAgがレジスト内部に拡散し、該Ag
の拡散後にアルカリ溶液で前記のレジストを現像する
と、Ag拡散の行われない、すなわち露光していない部
分のレジストは除去されて開口部650が形成される。
この場合、前記の無機レジストを用いる理由は、もし、
有機レジストを用いると、定常波現象として、光照射後
にレジストを現像するとき、パターニングされたレジス
トの側面が歪んでパターン欠陥が形成されることを防止
するためである。
【0029】次に、図1(D)に示すように、開口部6
50を通じて前記クロム膜611を食刻して石英基板6
10を露出させる。該石英基板610の露出領域は完成
されたマスク上の主パターン621と補助パターン62
2とを合せた領域の開口部パターンに該当する。その
後、このような工程により形成されたパターンを有する
石英基板610上に図1(E)に示すようにポリマー層
613を形成し、エッチバックして、図1(F)に示す
ように、無機レジスト612のパターン及びクロム膜6
11のパターンの側面に側壁スペーサ613′をそれぞ
れ形成し、それらの側壁スペーサ613′の間に開口部
660をそれぞれ形成する。該側壁スペーサ613′の
形成時にポリマー層を用いる理由は、その扱いが容易
で、毒性がなく、かつ除去し易いためである。側壁スペ
ーサ613′と石英基板610とが接する箇所での側壁
スペーサ613′の幅は各補助パターン622、632
及び642の幅と同一である。
【0030】次に、図1(G)に示すように、無機レジ
ストパターン612及び側壁スペーサ613′をマスク
として石英基板610をシフタの厚さと同一の高低差に
食刻して、主パターン621、631及び641の位相
を決定する。このとき、主パターン621、631及び
641の領域のみが食刻され、かつそれらの幅が同一で
あるため、マイクロローディング効果が発生せず、食刻
の深さを反映した所望の位相シフトが行われる。次い
で、図1(H)に示すように、側壁スペーサ613′を
除去すると、該側壁スペーサ613′の位置した領域に
補助パターン622、632及び642がそれぞれ形成
される。主パターンと補助パターンの位相差は、約18
0°である。
【0031】このようにすると、新しいレジスト膜を形
成し、位置合わせしてから補助パターンを形成する従来
技術とは異なり、側壁スペーサ613′を除去するだけ
で補助パターンが正確に形成されるため、位置合わせ精
度の低さにより不良品が発生することなく、補助パター
ンを形成することができる。その後、図1(I)及び
(J)に示すように、遮光層611上に残ったレジスト
膜612を除去し本実施形態の反転型位相シフトマスク
の製造を終了する。
【0032】本発明に係る位相シフトマスクの製造方法
の第2実施形態においては、図2(I)に示すように、
透明な石英基板710上に陥没部710aを形成し該陥
没部710aを有する石英基板710上に遮光層のクロ
ム層711を形成し、該クロム層711の所定の領域に
複数の開口部750の主パターン721、731及び7
41をそれぞれ形成する。この場合、それらの主パター
ン721、731及び741はクロム層723、733
及び743により囲まれており、それらの各クロム層7
23、733及び743は開口部750の補助パターン
722、732及び742によりそれぞれ囲まれてい
る。
【0033】ここで、主パターン721の位相は0°で
あるのに対しその補助パターン722の位相は180°
であり、かつ隣接する補助パターン731の位相が補助
パターン722に対し180°の位相差を有するように
その位相は360°又は0°であり、主パターン732
の位相は補助パターン722に対し180°の位相差を
有する0°になるように形成される。すなわち、それぞ
れ隣接するパターンの間の位相差は180°のである。
したがって、補助パターン742の位相は180°であ
り、主パターン741の位相は0°であり、隣接パター
ン間の位相は反対であるため、干渉作用により必要のな
い部位にパターンが形成される問題が防止される。
【0034】このように構成されるアウトリガー型位相
シフトマスクの製造方法を説明する。所定の領域に陥没
部710aを有する石英基板710を形成し〔図2
(A)〕、該陥没部710a及び石英基板710の上面
に遮光層としてクロム層711を形成する〔図2
(B)〕。次いで、図2(C)に示したように、該クロ
ム層711上に無機レジスト膜712を形成し、該レジ
スト膜712に光照射して開口部750が形成されるよ
うにパターニングする。この場合、開口部750の幅
は、各主パターン721、731及び741と、それら
の主パターン721、731及び741を囲むそれぞれ
のクロム層723、733及び743との幅の和と同一
である。
【0035】次いで、パターニングされたレジスト膜7
12の側壁に図2(D)に示すように側壁スペーサ71
3をそれぞれ形成し、側壁スペーサ713の間に開口部
760をそれぞれ形成する。このとき、該側壁スペーサ
713とクロム層711とが接する部位における側壁ス
ペーサ713の幅は、主パターン721、731及び7
41を囲む各クロム層723、733及び743の幅と
同一である。かつ、開口部760の幅は各主パターン7
21、731及び741の幅に該当する。
【0036】次いで、前記レジスト膜712及び側壁ス
ペーサ713をマスクとして前記クロム層711を食刻
して主パターン721、731及び741の開口部をそ
れぞれ形成し、図2(F)に示すように、前記のパター
ンを有する石英基板710全面にネガ型レジスト膜71
4を形成する。その後、該石英基板710を背面露光し
た後、現像して図2(G)に示すようにクロム層711
で覆われた部分のみにレジスト膜を残す。
【0037】次いで、前記フォトレジスト膜712の形
成された部分を選択的に異方性食刻して前記フォトレジ
スト膜712及びクロム層713の厚さだけを除去す
る。図2(H)は前記の選択的に異方性食刻工程を施し
て得た石英基板710の表面構造を示す断面図である。
このとき、石英基板710の露出された領域は各主パタ
ーン721、731及び741に対応する各補助パター
ン722、732及び742である。このとき補助パタ
ーン722と主パターン721との位相は同一であり、
補助パターン732と主パターン731の位相も同一で
ある。したがって、各主パターン721、731及び7
41と各補助パターン722、732及び742との位
相を反転させるため、石英基板710露光領域を位相反
転可能な深さだけ食刻し、側壁スペーサ及びネガ型レジ
スト膜を除去して、図2(I)及び(J)に示すよう
に、アウトリガー型位相シフトマスクの製造を終了す
る。
【0038】このように、各開口幅の広い主パターン7
21、731及び741が主パターン同士で同時に形成
され、補助パターン722、732及び742は補助パ
ターン同士で同時に形成されて、マイクロローディング
効果により位相反転の程度と設計値とが異なる問題点を
解決することができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る位相
シフトマスクの製造方法においては、パターン幅の広い
主パターン部とパターンの幅の狭い補助パターン部とを
別々に形成し、従来のマイクロローディング効果を除去
して位相反転度を正確に確保し、マスクの信頼性を向上
し得るという効果がある。さらに、主パターン及び補助
パターンの形成時に自己整合により位置合わせを行うた
め、位置合わせが正確に行われ、製造工程が簡便になっ
て生産性が向上されるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)から(H)及び(J)は、本発明による
位相シフトマスクの第1実施形態を示した製造工程図で
あり、(I)は、斜視図である。
【図2】(A)から(J)は、本発明に係る位相シフト
マスクの第2実施形態を示した製造工程図である。
【図3】(A)及び(B)は、一般的な第1リム型位相
シフトマスクを示す図面であり、(A)は平面図、
(B)は(A)のC−C線断面図であって、(A)のマ
スクを通ってウェーハ上に到達した光の強度分布グラフ
及びこのような光の強度分布により形成されたレジスト
パターンを示すウェーハの断面図である。
【図4】(A)及び(B)は、一般的な第2リム型位相
シフトマスクを示す図面であり、(A)は平面図、
(B)は(A)のD−D線断面図であって、(A)のマ
スクを通ってウェーハ上に到達した光の強度分布グラフ
及びこのような光の強度分布により形成されたレジスト
パターンを示すウェーハの縦断面図である。
【図5】(A)から(C)は、一般的な位相シフトマス
クを示す図で、(A)は平面図であり、(B)は(A)
のマスクを通ってウェーハ上に到達した光の強度分布グ
ラフであり、そして(C)は(A)のE−E線断面図で
ある。
【図6】(A)から(E)は、従来の反転リム型位相シ
フトマスクの製造工程図の1例である。
【図7】(A)から(D)は、従来の反転リム型位相シ
フトマスクの製造工程図の他の例である。
【符号の説明】
10:基板 11:遮光領域 12:シフタ(補助パターン) 13:開口部(主パターン) 18:フォトレジスト膜 20:ウェーハ 21:クロム層 23:開口部 50:基板 51:パターニング層 52:開口部 61:パターニング層 62:開口部 110:パターニング層 111:開口部 115:パターニング層 116:開口部 610:板 610a:陥没部 611:レジスト膜 613:ポリマー層 613′:壁スペーサ 621:主パターン(開口部) 622:補助パターン 631:主パターン(開口部) 632:補助パターン 641:主パターン(開口部) 642:補助パターン 650:第1開口部 660:第2開口部 710:透明基板 710a:陥没部 711:遮光層 712:第1感光膜 713:側壁スペーサ 714′:第2感光膜 722:補助パターン 732:補助パターン 742:補助パターン 750:第1開口部 760:第2開口部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基板(610)上に陥没部(610
    a)を形成する段階と、 該陥没部(610a)を有する透明基板(610)上に
    遮光層(611)を形成する段階と、 該遮光層(611)上に第1開口部(650)を有する
    レジスト膜(612)を形成する段階と、 該第1開口部(650)をパターンとして遮光層(61
    1)を食刻する段階と、 該遮光層(611)の側壁及びレジスト膜(612)の
    側壁面に側壁スペーサ(613′)を形成して該側壁ス
    ペーサ(613′)の間に第2開口部(660)を形成
    する段階と、 該第2開口部(660)をパターンとして透明基板(6
    10)を所定の深さだけ食刻する段階と、 前記の側壁スペーサ(613′)を除去する段階と、 前記のレジスト膜(612)を除去する段階と、を順次
    行うことを特徴とする位相シフトマスクの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記のレジスト膜(612)が、無機レ
    ジストであることを特徴とする、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記の側壁スペーサ(613′)が、ポ
    リマーからなることを特徴とする、請求項1記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 前記の側壁スペーサ(613′)の幅
    が、補助パターン(622、632及び642)の幅と
    同一であることを特徴とする、請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 透明基板(710)に陥没部(710
    a)を形成する段階と、 該透明基板(710)上に遮光層(711)を形成する
    段階と、 該遮光層(711)上に第1開口部(750)を有する
    第1レジスト膜(712)を形成する段階と、 該第1レジスト膜(712)の第1開口部(750)の
    側壁に側壁スペーサ(713)を形成して該側壁スペー
    サ(713)の間に第2開口部(760)を形成する段
    階と、 該第2開口部(760)をパターンとして遮光層(71
    1)を食刻して透明基板(710)を露出させる段階
    と、 該露出された透明基板(710)上に第2レジスト膜
    (714′)を形成する段階と、 背面露光した場合に露出しない部分の該第2レジスト膜
    (714′)を選択的に食刻する段階と、 前記の第1レジスト膜(712)を除去する段階と、 遮光層(711)の所定の部分を選択的に食刻して透明
    基板(710)の所定の領域を露出させる段階と、 該透明基板(710)の露出領域を所定の深さまで食刻
    する段階と、 前記の側壁スペーサ(713)及び第2レジスト膜(7
    14′)を除去する段階と、を順次行うことを特徴とす
    る位相シフトマスクの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記の第1レジスト膜(712)が、無
    機レジストであることを特徴とする、請求項5記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 前記の側壁スペーサ(713)が、ポリ
    マーであることを特徴とする、請求項5記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記の第2レジスト膜(714′)を形
    成する段階は、前記の第1レジスト膜(712)のパタ
    ーン及び遮光層(711)を食刻して得たパターン上に
    ネガ型レジスト膜を形成する段階と、該ネガ型レジスト
    膜を背面露光する段階と、前記の透明基板(710)に
    形成されたネガ型レジスト膜をネガ型レジスト膜現象液
    で処理する段階と、を包含することを特徴とする、請求
    項5記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記の第2レジスト膜(714′)が、
    ネガ型レジスト膜であることを特徴とする、請求項5記
    載の方法。
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