JPH1124244A - グラビア印刷版 - Google Patents
グラビア印刷版Info
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- JPH1124244A JPH1124244A JP18720197A JP18720197A JPH1124244A JP H1124244 A JPH1124244 A JP H1124244A JP 18720197 A JP18720197 A JP 18720197A JP 18720197 A JP18720197 A JP 18720197A JP H1124244 A JPH1124244 A JP H1124244A
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- Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
- Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
Abstract
化、ドクター筋等のクレームの起きにくいグラビア印刷
版を提供する。 【解決手段】多角形の周辺から中心に向かって傾斜する
複数の段若しくは起伏のある傾斜面によって形成された
多角錐状若しくは多角錐台形状のセルを、所定の線幅を
有する複数の環状パターンが共通の中心点を取り囲む同
心多角形状のドットパターンPを用いて版面に形成した
レジスト領域2と非レジスト領域3とからなるレジスト
パターンRを腐食して形成する。
Description
好なグラビア印刷版に関する。
ョナルグラビア印刷法、ダイレクトグラビア印刷法
(網グラビア印刷法)、ティッシュ使用の網グラビア
印刷法、彫刻グラビア印刷法のいずれかが採用されて
おり、これらの印刷法において版面に形成されるセルの
基本形状は、図5の従来のグラビア印刷版におけるセル
の基本形態図に示すように、シャドウ部、中間調部、ラ
イト部の順にセルの容積が少なくなり、またセル面積も
コンベンショナルグラビア印刷法を除けばこの順に小さ
くなっている。また、セルの平面と断面形状は、の彫
刻グラビア印刷法だけが他の〜のグラビア印刷方式
と異なっている。すなわち、彫刻グラビア印刷法の場合
のセルが、上下に振動するスタイラスによって版面が彫
刻されて形成される略四角錐状であるのに対し、他のグ
ラビア印刷法の場合のセルは、腐食によって形成された
碗状である。これらのセルの中に充填されるインキが印
刷時に被印刷体に転移するインキの転移性には、被印刷
体の表面平滑性、圧縮性、溶剤吸収性、印刷スピード、
溶剤の種類、印圧等が関与するが、セル自体の形状も大
きく関与していることが知られている。
る碗形のセルの場合、特にシャドウ部で30μm、網グ
ラビアのハイライト部で10μmを越す部分において、
インキ転移性の不良からいわゆる「インキ残り」現象が
顕著になり、この現象が、印刷が進行するに従って発生
する印刷濃度の低下、ハイライト部の網点の抜け、ザラ
ツキ、また、セル内に固まったインキ残渣がドクターに
引っ掛かって生じる「ドクター筋」の原因になるという
問題がある。これに対して、ヘリオクリッショグラフ等
による彫刻グラビア印刷版の場合のセルのインキ転移率
は極めて優れている。このセル容積が、腐食形成セルに
較べて一般に25%も小さいにもかかわらず、印刷後の
濃度は殆ど変わらないことから見ても転移率が良好であ
ることが判る。しかるに、彫刻グラビア印刷版では、セ
ル容積を自由に変えることが難しく、階調表現が単調に
なり易く、シャドウ部の濃度に限界があり、ハイライト
部のザラツキが目立ち、スクリーン角度によるモワレ防
止ができない等の欠点がある。本発明は、前述の問題点
に鑑みてなされたもので腐食法でありながらインキ転移
性が良好であって、「インキ残り」から生ずる上記の問
題を防止し、安定した印刷を可能とし、また、階調表現
が豊かな印刷を可能とし、ハイライト部のザラツキ感を
なくすことができるグラビア印刷版を提供することを目
的とする。
になされた本発明は、多角形の周辺から中心に向かって
傾斜する複数の段若しくは起伏のある傾斜面によって形
成された多角錐状若しくは多角錐台形状のセルが、版面
の少なくとも一部の画線部に腐食によって形成されてな
ることを特徴とするグラビア印刷版であって、前記セル
を、所定の線幅を備えた同心多角形状のドットパターン
を用いて形成された環状のレジスト領域と環状の非レジ
スト領域とが交互に中心部を取り巻くレジストパターン
を腐食して形成し、前記レジストパターンにおける非レ
ジスト領域の面積比を、中心部より外側に向かうほど小
さくする。
説明する。図1は、本発明によるグラビア印刷版に形成
されるセルの一態様を示す斜視図である。本発明による
グラビア印刷版のセル10の形状は、図1に示すよう
に、四角形の周辺から中心に向かって傾斜する複数の段
5若しくは起伏5’のある傾斜面によって形成された四
角錐状若しくは四角錐台形状である。また、最深部であ
るセル10の中心は、必ずしも中央にある必要はなく偏
心していてもよい。このセル10の形状は、腐食によっ
て形成されているにもかかわらず、ヘリオクリッショグ
ラフによる彫刻グラビア印刷版(以下ヘリオ版と称す
る)のセルに類似し、充填されたインキの滞留する部分
が少なく、インキの転移性が従来の碗形のセルに比較し
て極めて改善される。セル10の配列はグラビア網点配
列でも、オフセット網点配列でも良いが、シャドウ部に
おいては、図5に示すような通常のグラビア網点配列が
高濃度と広い濃度領域を有する印刷物を得るために好ま
しい。また傾斜面には、複数の段5あるいは起伏が形成
される。これは、本発明によるグラビア印刷版の腐食過
程で必然的に生じるものであって、これらによる印刷上
の障害はない。むしろ、印刷版シリンダーの回転によっ
て生じる遠心力によってインキがセルの外周よりに移動
し、「中抜け」印刷を防止する効果がある。本発明によ
るグラビア印刷版のセル10は、ヘリオ版と異なり腐食
によって形成される点で根本的な違いがある。また、セ
ル10の形状が、ヘリオ版の場合、四角形と菱形に限定
され、傾斜面の傾斜角度も略一定の範囲に限定されるの
に対して、セル10の形状は、図1のような四角形に限
定されることなく菱形、6角形、8角形等の多角形、あ
るいは、円形、楕円形であってもよい。また、セル10
の傾斜面の傾斜度、湾曲度等の断面形状は、後述するド
ットパターンの設計と腐食条件を適宜制御することによ
ってかなり自由に変形させることができる。
状のセル10の形成原理について図2、図3によって説
明する。図2は、本発明によるグラビア印刷版の製版に
使用されるドットパターンの説明図である。図2(a)
〜(c)は、それぞれシャドウ部、中間調部、ライト部
におけるドットパターンPの一つの実施態様を示してい
る。ドットパターンPは、版面にコーティングによって
形成されたレジスト感光層に直接、あるいは従来のよう
に写真フィルムにドットジェネレーターから出力される
レーザービームのON/OFFによって形成されるマト
リクス的なパターンである。本発明に使用するドットパ
ターンPは、図2に示すように、所定の線幅を有する複
数の環状パターンが共通の中心点を取り囲む同心多角形
状であって、このドットパターンPが、版面に形成され
たレジスト感光層に焼き付けられ、現像されてレジスト
パターンRが形成される。従って、レジストパターンR
はドットパターンPと図形的には略同一であって、レジ
スト領域2と現像処理によってレジストが取り除かれた
非レジスト領域3とによって構成されている。図2
(a)に示すように、レジストパターンRにおいて、非
レジスト領域3の密度がセル10の中心部で大きく、周
辺部に向かうほど小さくなっている。シャドウ部セルに
おいては、図2(a)に示すように、非レジスト領域3
の幅W1〜4には、次の関係があって、非レジスト領域
3の面積比が、中心部より外側に向かうほど小さくなっ
ている。 W1<W2<W3<W4 中間調部、ハイライト部におけるセルについては、図2
(b)、(c)に示すように、セルサイズが小さくなる
ので当然環状パターンの数は減るが、同様に中心部ほど
非レジスト領域3の面積比は高くなっている。
の形成原理説明図である。図3(a)は、レジストパタ
ーンRが版面に形成された状態を示す図2(a)のx−
x’断面図である。図3(b)は、腐食の中間過程を示
す断面図であり、図3(c)は腐食完了図である。腐食
液による腐食は、図3(a)に示すような状態からスタ
ートして、版面の銅メッキ層1面における非レジスト部
3全体で始まるが、図3(b)に示すように、非レジス
ト部3の密度の大きい中心部がもっとも腐食が激しく進
行して、深度が深くなり、また横方向の腐食であるサイ
ドエッチングも中心部ほど激しく起こり、レジスト領域
2を浸食する。その結果、中心に近い土手部4ほど速く
その上部に設けられたレジスト層と共に消失し、あとは
土手部4がさらに平坦に近くなるように腐食され、図3
(c)に示す最終段階では総ての土手部4が段5あるい
は起伏5’状に変形し、周辺から中心に向かって所定の
角度をもって傾斜する傾斜面が得られ、セル10は四角
錐状になる。またレジストパターンRの中心部の非レジ
スト領域3を大きく取れば四角錐台形状となる。このよ
うにして得られるセル10と比較するために、従来の網
点パターンから腐食される場合の碗形のセル断面は、図
3(c)の点線Eによって示されている。図3(c)に
よって判るように、本発明によるグラビア印刷版のセル
10と従来の腐食によるグラビア印刷版のセルの側壁と
は全く異なる形状をしている。これは、同心多角形状の
レジスト領域2によって腐食の入り具合が制御されたた
めであって、この傾斜面の形状は中心部から周辺に向か
って変化する非レジスト領域3の面積比の変化度合いに
よって、かなりの自由度をもって変形させることができ
る。例えば、高濃度の欲しいシャドウ部では前述のイン
キ転移を損なわない範囲で従来の碗形に接近させ、ハイ
ライト部においては従来のセルよりも広く浅い、なだら
かな傾斜をもたせたセル10とすることが可能である。
一般に、グラビア印刷版の製版では、銅のバラードメッ
キ層を塩化第2鉄、塩化第2銅水溶液等の腐食液を用い
て腐食を行い銅メッキ層を触刻するが、高比重の腐食液
ほど腐食能力は高く、サイドエッチングも激しくなる。
また、腐食液を版面に対して垂直噴射すると、サイドエ
ッチングを少なくすることができる。従って、このよう
な腐食条件を前述のドットパターンPあるいはレジスト
パターンRの設計条件に組み合わせることによって、所
望の形状を有したセル10を版面に形成することが可能
である。
成されるセルの別の態様の説明図である。セル10の形
状は、また図4に示すような中心が偏心した多角錐状、
あるいは多角錐台形状であってもよい。この成形にあた
っては、図4(a)に示すように、中心点のずれたレジ
ストパターンRを版面に形成し腐食すればよく、その腐
食後のy−y’断面は、図4(b)に示すように非対称
であって左右側壁はそれぞれ異なる傾斜度を有してい
る。従って、このようなセル10内部での印刷時におけ
るインキの流れの挙動が変わり図3で示す対称形のセル
10とは異なる印刷効果を示すようになる。
形状を決定的に支配するのは、図2で示す、ドットパタ
ーンPであり、版面に形成されるレジストパターンRで
ある。このドットパターンPは、原稿画像が、予め入力
スキャナーによって入力され、デジタル化された画像デ
ータが、CEPSのディスプレーの画面上で一旦画像修
正、エンドレス修正(木目柄の場合)されてから出力ス
キャナー、あるいはイメージセッターのドットジェネレ
ーターからレーザービームによって予め組み込まれたプ
ログラムに従って、所望のドットパターンPを形成する
ようにレジスト感光層に直接あるいは製版フィルム上に
出力されて形成される。この場合、ON/OFF制御さ
れるレーザービームの径が、このドットパターンPの最
小単位を構成するので、ドットパターンPは、この最小
単位の集合したモザイク的なパターンとなっている。従
ってレジスト部2あるいは非レジスト部3の細かさには
当然制約が生じ、無制限に環状パターンを増やすことは
できない。さらに、画面の特定濃度階調領域あるいは特
定区画領域だけに、図2に示すようなドットパターンP
を出力することは、レーザービームを制御し、変調する
コンピュータのプログラムの変更により自由に行うこと
ができる。
木目柄に対して、本発明によるグラビア印刷版を適用し
た。そのセル構造は全階調にわたって図1に示すような
四角錐状で、その製版の元になるドットパターンPには
図2に示すようなドットパターンPを全階調にわたって
採用した。先ず、メープル材の木目柄を撮影したフィル
ム原稿画像を入力スキャナーによってコンピュータに入
力してデジタル化し、アプリケーションソフトを利用し
て階調の一部修正、エンドレス修正等を行った後、レー
ザーストリーム製版装置(シンク・ラボラトリー社製)
を用いて、ドットジェネレーターから版シリンダー表面
に塗布されたポジ型感光性レジスト膜に対して直接コン
ピュータによってON/OFFを変調されたレーザービ
ームによって150線/インチの線数で走査しつつ前記
ドットパターンPを出力し、現像してレジストパターン
Rを形成した。次いで、比重170ボーメの塩化第2鉄
水溶液を用いて、シャワー方式による腐食を行った。そ
の結果、ヘリオ版に似た四角錐状のセル10が全階調に
わたって形成された。セル10の中心部の深度は、シャ
ドウ部 、中間部、ライト部でそれぞれ33μm、28
μm、23μmであった。また、ハイライト部では、通
常のヘリオ版あるいはダイレクト版に較べて浅くて大き
めなセル10が得られた。次いで、以上のように製版さ
れた本発明によるグラビア印刷版を用いて、グラビア印
刷を次の条件で行ったが、従来のダイレクト版による場
合と比較した結果、インキの転移性は良好であって、印
刷過程で色濃度は終始安定したばかりでなく、ライト部
の階調が滑らかになり、ザラツキ感がなくなった。また
従来のヘリオ版と比較して中間からライト部にかけての
階調が特に改善された。 印刷ロット: 10,000 m 印刷速度 : 60 m/分 印刷インキ色調: ライトブラウン インキ粘度: 12〜15秒〔ザーンカップ#4〕
数の環状パターンが共通の中心点を取り囲む同心多角形
状のドットパターンを使用することによって多角錐状あ
るいは多角錐台形状のセルを腐食によって形成すること
ができ、インキの転移率が改善されて、いわゆるインキ
残りによって起きるトラブルが改善され、ロングランの
印刷において、色調変動、ドクター筋等によるクレーム
がなくなり、品質の安定化による印刷ロスの低減が可能
となり、経済効果を発揮することができる。さらに、セ
ルの周辺から中心部に向けて非レジスト領域3の面積非
を調整することによってセルの深度、傾斜度、あるいは
断面形状を所望の形に変形することができ、ヘリオ版よ
りも階調表現が自由であって、ライト部のザラツキの少
ないグラビア印刷が可能になる。
の一態様を示す斜視図
るドットパターンの説明図
説明図
の別の態様の説明図
図
Claims (3)
- 【請求項1】 多角形の周辺から中心に向かって傾斜す
る複数の段若しくは起伏のある傾斜面によって形成され
た多角錐状若しくは多角錐台形状のセルが、版面の少な
くとも一部の画線部に腐食によって形成されてなること
を特徴とするグラビア印刷版。 - 【請求項2】 前記セルが、所定の線幅を備えた同心多
角形状のドットパターンを用いて形成された環状のレジ
スト領域と環状の非レジスト領域とが交互に中心部を取
り巻くレジストパターンを腐食して形成されたことを特
徴とする請求項1記載のグラビア印刷版。 - 【請求項3】 前記レジストパターンにおける非レジス
ト領域の面積比が、中心部より外側に向かうほど小さく
なることを特徴とする請求項1あるいは2記載のグラビ
ア印刷版。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18720197A JP3984328B2 (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | グラビア印刷版およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18720197A JP3984328B2 (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | グラビア印刷版およびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1124244A true JPH1124244A (ja) | 1999-01-29 |
| JP3984328B2 JP3984328B2 (ja) | 2007-10-03 |
Family
ID=16201871
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18720197A Expired - Fee Related JP3984328B2 (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | グラビア印刷版およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3984328B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003037347A (ja) * | 2001-07-24 | 2003-02-07 | Dainippon Printing Co Ltd | 細線配線部を含む回路パターンの形成方法 |
-
1997
- 1997-06-30 JP JP18720197A patent/JP3984328B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003037347A (ja) * | 2001-07-24 | 2003-02-07 | Dainippon Printing Co Ltd | 細線配線部を含む回路パターンの形成方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3984328B2 (ja) | 2007-10-03 |
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