JPH11242525A - 減圧弁型パイロット弁 - Google Patents

減圧弁型パイロット弁

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JPH11242525A
JPH11242525A JP5892698A JP5892698A JPH11242525A JP H11242525 A JPH11242525 A JP H11242525A JP 5892698 A JP5892698 A JP 5892698A JP 5892698 A JP5892698 A JP 5892698A JP H11242525 A JPH11242525 A JP H11242525A
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JP
Japan
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spool
output port
pressure
pusher
diameter portion
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JP5892698A
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English (en)
Inventor
Wataru Otsu
渉 大津
Hiroshi Matsuzaki
浩 松崎
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プッシャを急激に押圧操作した場合でも、圧
力設定用ばねのばね荷重に応じて出力ポートの圧力を速
やかにバランスさせる。 【解決手段】 油圧室24と出力ポート6との間を連通
する油通路25の途中に絞り通路26を設け、スプール
9が急激に摺動変位しようとしたときに、絞り通路26
によって油圧室24と出力ポート6との間を流通する油
液に絞り作用を付与し、スプール9に抵抗力を作用させ
る構成とする。これにより、プッシャ20の押圧操作力
が軽減されることにより、例えばプッシャ20を急激に
押圧操作したとしても、出力ポート6内の圧力を速やか
に圧力設定用ばね19のばね荷重と釣合うようにバラン
スさせることができ、プッシャ20の押圧操作量に対応
して出力ポート6の圧力を制御することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばメイン回路
中の方向切換弁等を切換制御するのに用いて好適な減圧
弁型パイロット弁に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、建設機械や土木機械等にあって
は、大型化、高速化および高性能化が進み、油圧回路が
複雑化すると共に、油圧回路中を流れる圧油も大流量化
する傾向にあるから、油圧ポンプは大容量のものが使用
され、方向切換弁等も大型化している。そして、これら
方向切換弁の切換制御や可変容量ポンプの傾転制御等を
簡単かつ円滑に行うために、例えば実開昭58−664
10号公報等に記載された如くの減圧弁型パイロット弁
が採用されている。
【0003】ここで、この種の従来技術による減圧弁型
パイロット弁は、ポンプポート、タンクポートおよび出
力ポートを有するケーシングと、大径部と該大径部の先
端に位置する小径部とからなり、前記出力ポートをポン
プポートとタンクポートとのいずれかに連通させるため
大径部が該ケーシング内に摺動可能に配設されたスプー
ルと、該スプールを摺動変位させるべく押圧操作される
プッシャと、該プッシャとスプールとの間に設けられた
圧力設定用ばねと、前記小径部の周囲に位置して前記ケ
ーシングと前記スプールの大径部端面との間に形成され
た油圧室と、前記スプールに設けられ該油圧室と前記出
力ポートとの間を連通する油通路とからなり、出力ポー
トの圧力を油通路を通じて油圧室に作用させることによ
り、スプールに作用する圧力を小径部の受圧面積に出力
ポート内の圧力を乗じた値に減少させ、プッシャに対す
る押圧操作力を軽減できる構成となっている。
【0004】上述の構成からなる減圧弁型パイロット弁
では、プッシャを下方に押圧操作すると、該プッシャの
押圧操作量に応じてスプールが下方に摺動変位し、該ス
プールが出力ポートとタンクポートとを遮断すると共に
出力ポートとポンプポートとを連通させ、油圧ポンプか
らの圧油が出力ポートに導出される。
【0005】このとき、高圧となった出力ポートの圧力
がスプールに作用し、スプールは設定用ばねに抗して上
方に摺動変位する。そして、スプールが出力ポートとポ
ンプポートとを遮断すると共に出力ポートとタンクポー
トとを連通させ、出力ポートの圧力が低下すると、スプ
ールは設定用ばねによって下方に摺動変位し、再び出力
ポートとポンプポートとを連通させる。
【0006】かくして、スプールが出力ポートをポンプ
ポートとタンクポートとのいずれかに連通させるように
摺動変位を繰返す間に、出力ポートの圧力が圧力設定用
ばねのばね荷重と釣合うようにバランスする。即ち、プ
ッシャの押圧操作量に対応したばね荷重が圧力設定用ば
ねに発生し、このばね荷重に対応して出力ポートの圧力
(出力圧)が制御される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
技術による減圧弁型パイロット弁では、プッシャに対す
る押圧操作力が軽減されているため、例えばプッシャを
急激に押圧操作することにより、スプールの移動速度が
大きくなり、該スプールが所望の目標位置よりも過剰に
下方に変位してしまうことがある。この場合、プッシャ
を緩やかに操作した場合に比較して、ポンプポートから
出力ポート内に流入する圧油の流量が増大し、出力ポー
トの圧力が過大となってしまう。
【0008】この場合、出力ポートの過大な圧力がスプ
ールに作用するため、スプールが圧力設定用ばねに抗し
て上方に変位するときの移動速度も大きくなり、該スプ
ールによって出力ポートとタンクポートとが連通したと
きに、出力ポートの圧力が急激に低下してしまう。
【0009】かくして、プッシャを急激に押圧操作した
場合には、プッシャを緩やかに押圧操作した場合に比較
して、出力ポートの圧力が圧力設定用ばねのばね荷重と
釣合うようにバランスするまでに多大な時間を要し、プ
ッシャに対する押圧操作量に応じた圧力を迅速に出力す
ることができなくなるという問題がある。
【0010】また、出力ポートの圧力が圧力設定用ばね
のばね荷重と釣合わないままスプールが振動するハンチ
ング現象を起こした場合には、出力ポートの圧力を制御
するのが困難になるという問題がある。
【0011】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、プッシャを急激に押圧操作した場合で
も、圧力設定用ばねのばね荷重に応じて出力ポートの圧
力をバランスさせ、プッシャの操作量に応じた圧力を速
やかに出力できるようにした減圧弁型パイロット弁を提
供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明は、ポンプポート、タンクポートおよび出
力ポートを有するケーシングと、大径部と該大径部の先
端に位置する小径部とからなり、前記出力ポートをポン
プポートとタンクポートとのいずれかに連通させるため
大径部が該ケーシング内に摺動可能に配設されたスプー
ルと、該スプールを摺動変位させるべく押圧操作される
プッシャと、該プッシャとスプールとの間に設けられた
圧力設定用ばねと、前記小径部の周囲に位置して前記ケ
ーシングと前記スプールの大径部端面との間に形成され
た油圧室と、前記スプールに設けられ該油圧室と前記出
力ポートとの間を連通する油通路とからなる減圧弁型パ
イロット弁に適用される。
【0013】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、前記油通路の途中には、前記プッシャにより前
記スプールが摺動変位するときに前記油圧室と出力ポー
トとの間を流通する油液に絞り作用を与える絞りを設け
たことにある。
【0014】このように構成したことにより、プッシャ
に対する押圧操作によってスプールが摺動変位するとき
に、油通路に設けた絞りが、油通路を通じて油圧室と出
力ポートとの間を流通する油液に絞り作用を与え、スプ
ールの移動速度を抑える。このため、例えばプッシャを
急激に押圧操作したとしても、スプールが過剰に変位し
てしまうのを抑えることができ、圧力設定用ばねのばね
荷重に応じて速やかに出力ポートの圧力を静定させるこ
とができる。
【0015】また、請求項2の発明は、絞りは、スプー
ルが100Hzで1mm移動するような振動をしている
とき油圧室と出力ポートとの間に0.1kg/cm2以
上の圧力差を発生する絞り通路として設定したことにあ
る。
【0016】このように構成したことにより、スプール
の振動によるハンチングを抑えることができ、プッシャ
の押圧操作量に応じて出力ポートの圧力を制御すること
ができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明による減圧弁型パイ
ロット弁の実施の形態について添付図面を参照しつつ説
明する。まず、図1および図2は本発明の第1の実施の
形態を示している。
【0018】図1において、1は減圧弁型パイロット弁
の本体となるケーシングを示し、該ケーシング1内に
は、油圧ポンプ2に接続されたポンプポート3と、タン
ク4に接続されたタンクポート5とが形成されている。
6は方向切換弁、可変容量型油圧ポンプの傾転制御機構
等のアクチュエータ(いずれも図示せず)に接続される
出力ポートで、該出力ポート6はケーシング1に螺着し
たプラグ7に設けられている。8はケーシング1内に設
けられたスプール摺動穴で、該スプール摺動穴8は、出
力ポート6と同心状に軸方向に延び、下端側が出力ポー
ト6と連通し、上端側が後述のばね室13に開口してい
る。また、スプール摺動穴8には、ポンプポート3、タ
ンクポート5が連通している。
【0019】9はスプール摺動穴8内に摺動可能に設け
られたスプールを示し、該スプール9は、大径部9Aと
該大径部9Aの先端に位置する小径部9Bとからなり、
大径部9Aには軸方向に延びる油道10と径方向に延び
る油穴11とが穿設されている。そして、スプール9は
スプール摺動穴8内を摺動変位することにより、スプー
ル摺動穴8、油道10、油穴11を介して出力ポート6
をポンプポート3とタンクポート5とのいずれかに連通
させるものである。
【0020】12はスプール9とプラグ7との間に設け
られた復帰用ばねで、該復帰用ばね12は、出力ポート
6とタンクポート5とが連通するように、スプール9を
図中上向きに常時付勢している。
【0021】13はケーシング1に設けられたばね室を
示し、該ばね室13は通路14を介してタンクポート5
と常時連通している。そして、ばね室13内にはスプー
ル摺動穴8側に位置してカートリッジ収容穴15が設け
られ、該カートリッジ収容穴15はスプール摺動穴8が
同軸に貫通し、かつ該スプール摺動穴8よりも大径に形
成されている。
【0022】16,17はばね室13内に対向配置され
た一対のばね座を示し、ばね座17は、ばね座16の中
央部に突設された連結部材16Aに摺動可能に嵌合し、
ばね座16に対して移動可能となっている。そして、ば
ね座16はスプール9に設けられた小径部9Bの上端面
に当接し、ばね座17は後述するプッシャ20の下端面
に当接している。また、ばね座16に設けられた連結部
材16Aの上端側には、後述する圧力設定用ばね19の
ばね荷重を調整するボルト18が螺着され、ばね座16
は、ボルト18の頭部と連結部材16Aに設けた段部1
6Bとの間を往復動できるようになっている。
【0023】19は各ばね座16,17間に設けられた
圧力設定用ばねを示し、該圧力設定用ばね19は、復帰
用ばね12より大きなばね定数を有している。そして、
圧力設定用ばね19は、プッシャ20の押圧操作量に応
じたばね荷重を発生し、このばね荷重によって出力ポー
ト6の圧力を設定するものである。
【0024】20はスプール9を押圧操作すべくケーシ
ング1に設けられたプッシャで、該プッシャ20は、そ
の下端面がばね座16に当接し、上端側がスリーブ21
を介してケーシング1の外部に突出している。ここで、
プッシャ20には、ばね座16の連結部材16Aおよび
ボルト18の頭部が突入する孔20Aが穿設され、プッ
シャ20の下端側には、スリーブ21と係合してプッシ
ャ20の上方への移動を制限する大径のフランジ部20
Bが設けられている。
【0025】22はカートリッジ収容穴15内に止め輪
23により固定されたカートリッジで、該カートリッジ
22はケーシング1の一部を構成している。そして、ス
プール9の大径部9Aはカートリッジ22の大径部挿嵌
穴22A内に摺動可能に挿嵌され、スプール9の小径部
9Bは、カートリッジ22の蓋部22Bを貫通してばね
室13内に突出している。
【0026】24はカートリッジ22とスプール9との
間に設けられた油圧室を示し、該油圧室24は、小径部
9Bの周囲に位置してカートリッジ22の大径部挿嵌穴
22Aと大径部9Aの端面9Cとの間に環状に画成され
ている。
【0027】25はスプール9に設けられ、油圧室24
と出力ポート6との間を連通する油通路で、該油通路2
5は、スプール9が摺動変位するときに油圧室24と出
力ポート6との間で油液を流通させるものである。従っ
て、油圧室24内には油通路25を通じて出力ポート6
内の圧力が常時作用し、出力ポート6からスプール9に
作用する上向きの圧力を、油圧室24からスプール9に
作用する下向きの圧力分だけ相殺することができ、プッ
シャ20に対する押圧操作力を軽減できる構成となって
いる。
【0028】26は油通路25の途中に設けられた絞り
通路を示し、該絞り通路26は、例えばスプール9が1
00Hzで1mm変位するような振動をしているとき
に、油圧室24と出力ポート6との間に0.1kg/c
m2以上の圧力差を発生させるように、その内径が設定
されている。例えば図2に示すように、スプール9の大
径部9Aの直径D1をD1=8mm、小径部9Bの直径
D2をD2=4mmとし、油液としてタービン90相当
の作動油を使用する場合、絞り通路26の内径dはd≒
1.2mmに設定されている。
【0029】そして、絞り通路26は、プッシャ20に
対する急激な押圧操作により、スプール9が大きな速度
をもってスプール摺動穴8内を摺動変位しようとすると
きに、油通路25を通じて油圧室24と出力ポート6と
の間を流通する油液に絞り作用を与え、スプール9に抵
抗力を作用させるものである。
【0030】なお、図1において、27はプッシャ20
とスリーブ21との間に設けられたシール部材、28は
スリーブ21の押え板、29は油圧ポンプ2の1次圧設
定用のリリーフ弁をそれぞれ示している。
【0031】本実施の形態による減圧弁型パイロット弁
は上述の如き構成を有するもので、以下、その作動につ
いて説明する。
【0032】まず、プッシャ20を下方に緩やかに押圧
操作すると、復帰用ばね12が圧縮されてスプール9が
下方に摺動変位する。そして、スプール9は、出力ポー
ト6とタンクポート5とを遮断すると共に、出力ポート
6とポンプポート3とを連通させ、油圧ポンプ2からの
圧油が、油穴11、油道10、スプール摺動穴8を通じ
て出力ポート6に導出される。
【0033】そして、出力ポート6とポンプポート3と
が連通すると、出力ポート6内の圧油によりスプール9
に対して上向きの圧力が作用し、スプール9はばね座1
6を伴って圧力設定用ばね19を圧縮しつつ上方に変位
する。これにより、スプール9が出力ポート6とポンプ
ポート3とを遮断すると共に、出力ポート6とタンクポ
ート5とを連通させる。これにより、出力ポート6の圧
力が低下し、スプール9は圧力設定用ばね19によって
再び下方に摺動変位し、出力ポート6とポンプポート3
とを連通させる。
【0034】かくして、スプール9が上述の摺動変位を
繰返す間に、出力ポート6の圧力が、プッシャ20の押
圧操作量に応じて設定された圧力設定用ばね19のばね
荷重と釣合うようにバランスし、プッシャ20の押圧操
作量に対応して出力ポート6の圧力が制御される。
【0035】ここで、スプール9の小径部9Bの直径を
D2、出力ポート6の圧力をPa、圧力設定用ばね19
のばね荷重をPbとすると、プッシャ20の押圧操作力
Fは下記数1のようになる。
【0036】
【数1】F=π(D2/2)2 ×Pa+Pb
【0037】従って、スプール9に小径部9Bを設ける
ことにより、プッシャ20の押圧操作力が軽減されてい
る。
【0038】これに対し、プッシャ20を下方に急激に
押圧操作した場合には、スプール9がスプール摺動穴8
内を摺動変位するときに、絞り通路26が、油通路25
を通じて出力ポート6から油圧室24内に流入する油液
に絞り作用を与える。これにより、絞り通路26を通じ
て油圧室24内に流入する油液が油圧室24の容積の増
大に追従できなくなり、油圧室24が出力ポート6より
も低圧となってスプール9に抵抗力が作用する。この結
果、スプール9の速度を抑えることができ、該スプール
9が所望の目標位置よりも過剰に下方に変位してしまう
のを防止することができる。
【0039】次に、スプール9が所望の目標位置よりも
過剰に下方に変位した場合には、出力ポート6内にポン
プポート3からの圧油が急激に流込み、スプール9に過
大な圧力が作用することにより、スプール9は大きな速
度をもって上方に摺動変位しようとする。
【0040】しかし、この場合にも、絞り通路26が、
油通路25を通じて油圧室24から出力ポート6内に流
入する油液に絞り作用を与えることにより、油圧室24
が出力ポート6よりも高圧となってスプール9に抵抗力
が作用する。この結果、スプール9の速度を抑えること
ができ、該スプール9が圧力設定用ばね19に抗して過
剰に上方に変位してしまうのを防止することができる。
【0041】かくして、本実施の形態によれば、プッシ
ャ20に対する押圧操作力が軽減されることにより、該
プッシャ20を急激に押圧操作した場合でも、プッシャ
20を緩やかに操作した場合と同様に、出力ポート6の
圧力を、速やかに圧力設定用ばね19のばね荷重と釣合
うようにバランスさせることができる。この結果、スプ
ール9が振動するハンチング現象を防止でき、プッシャ
20の押圧操作量に対応して出力ポート6の圧力を確実
に制御することができる。
【0042】次に、図3および図4は本発明による第2
の実施の形態を示し、本実施の形態ではケーシング内に
2個または4個のスプール、プッシャ等を設けた減圧弁
型パイロット弁を例に挙げている。なお、本実施の形態
では、ケーシング内に2個のスプール、プッシャ等が設
けられた場合について述べるものとし、上述した第1の
実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その
説明を省略するものとする。
【0043】図3において、31はケーシングを示し、
該ケーシング31は、ポンプポート32、タンクポート
33および出力ポート34,34が形成された本体側ケ
ーシング31Aと、蓋側ケーシング31Bとから分割可
能に構成されている。また、本体側ケーシング31Aに
は、各出力ポート34と同心状に軸方向に延び、ポンプ
ポート32、タンクポート33と連通するスプール摺動
穴35,35が設けられ、該スプール摺動穴35の上方
には、後述のスプール37が摺動可能に挿嵌される凹陥
部36,36が設けられている。
【0044】37,37はスプール摺動穴35および凹
陥部36内に摺動可能に設けられたスプールを示し、該
スプール37は、大径部37Aと該大径部37Aの先端
に細長く延設された小径部37Bとからなり、大径部3
7Aには、軸方向に延びる油道38と径方向に延びる油
穴39とが穿設されている。そして、スプール37はス
プール摺動穴35および凹陥部36内を摺動変位するこ
とにより、スプール摺動穴35、油道38、油穴39を
介して出力ポート34をポンプポート32とタンクポー
ト33とのいずれかに連通させるものである。
【0045】40,40は蓋側ケーシング31B側に位
置してケーシング31内に設けられ、タンクポート33
と常時連通したばね室を示し、該ばね室40内にはスプ
ール37の小径部37Bが伸長している。41,41は
スプール37の小径部37B上端側に設けられたばね
座、42,42は小径部37Bの軸方向中間部に設けら
れたばね座をそれぞれ示し、ばね座41は、スプール3
7の小径部37B上端側に設けられた縮径部37Cに沿
って往復動できるようになっている。
【0046】43,43はばね室40内に配設された復
帰用ばねを示し、該復帰用ばね43は、本体側ケーシン
グ31Aに設けられたばね受面44とばね座41との間
に縮装され、ばね座41を介してスプール37を上向き
に常時付勢する構成となっている。
【0047】45,45は各ばね座41,42間に縮装
された圧力設定用ばねを示し、該圧力設定用ばね45
は、復帰用ばね43より大きなばね定数を有している。
そして、圧力設定用ばね45は、後述するプッシャ46
の押圧操作量に応じたばね荷重を発生し、このばね荷重
によって出力ポート34の圧力を設定するものである。
【0048】46,46はスプール37を押圧操作すべ
く蓋側ケーシング31Bに設けられたプッシャで、該プ
ッシャ46は、ばね室40内に摺動可能に挿嵌された円
筒部46Aと、該円筒部46Aから上向きに伸長し、上
端側が蓋側ケーシング31Bから突出したロッド部46
Bとからなっている。そして、プッシャ46は後述のカ
ム47によって押圧操作され、圧力設定用ばね45を介
してスプール37を摺動変位させるものである。
【0049】47はプッシャ46を押圧操作するための
カムを示し、該カム47は、蓋側ケーシング31Bの上
端側中央部に自在継手48を介して揺動可能に取付けら
れ、その下面が各プッシャ46の上端部に常時当接して
いる。また、自在継手48にはナット49によって操作
杆50が連結され、該操作杆50を傾転操作することに
より、カム47がプッシャ46を押圧操作する構成とな
っている。
【0050】51,51は本体側ケーシング31Aの凹
陥部36とスプール37との間に設けられた油圧室を示
し、該油圧室51は、スプール37の小径部37Bの周
囲に位置して凹陥部36と大径部37Aの端面37Dと
の間に環状に画成されている。
【0051】52,52は各スプール37に設けられ、
油圧室51と出力ポート34との間を連通する油通路
で、該油通路52は、図4に示すように、スプール37
の大径部37Aに設けられた円周溝53と油道38とに
開口するように設けられている。そして、油通路52
は、スプール37が摺動変位するときに油圧室51と出
力ポート34の間で油液を流通させるものである。
【0052】54,54は各油通路52の途中に設けら
れた絞り通路を示し、該絞り通路54は、例えばスプー
ル37が100Hzで1mm変位するような振動をして
いるときに、油圧室51と出力ポート34との間に0.
1kg/cm2以上の圧力差を発生させるように、その
内径が設定されている。そして、絞り通路54は、プッ
シャ46に対する急激な押圧操作により、スプール37
が大きな速度をもって摺動変位しようとするときに、油
通路52を通じて油圧室51と出力ポート34との間を
流通する油液に絞り作用を与えることにより、スプール
37に抵抗力を作用させるものである。
【0053】本実施の形態による減圧弁型パイロット弁
は上述の如き構成を有するもので、プッシャ46の押圧
操作力が軽減されることにより、例えば操作杆50によ
ってプッシャ46を急激に押圧操作したとしても、スプ
ール37が摺動変位するときに、絞り通路54によって
油圧室51と出力ポート34との間を流通する油液に絞
り作用を付与することにより、スプール37に抵抗力を
作用させることができる。
【0054】この結果、プッシャ46を急激に押圧操作
したとしても、プッシャ46を緩やかに操作した場合と
同様に、出力ポート34内の圧力を、速やかに圧力設定
用ばね45のばね荷重と釣合うようにバランスさせるこ
とができ、スプール37のハンチング現象を防止すると
共に、プッシャ46の押圧操作量に対応して出力ポート
34の圧力を確実に制御することができる。
【0055】なお、上述した実施の形態では、ケーシン
グ1内に単一のスプール9およびプッシャ20等を設け
た減圧弁型パイロット弁と、ケーシング31内に2個の
スプール37,37およびプッシャ46,46等を設け
た減圧弁型パイロット弁とを例に挙げて説明したが、本
発明はこれに限るものではなく、例えばケーシング内に
3個以上のスプールおよびプッシャ等を設けた減圧弁型
パイロット弁に適用してもよい。
【0056】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、ケーシングとスプールの大径部端面との間に形成
された油圧室と出力ポートとの間を連通する油通路の途
中に、スプールが摺動変位するときに油圧室と出力ポー
トとの間を流通する油液に絞り作用を与える絞りを設け
る構成としたから、プッシャに対する押圧操作力が軽減
されることにより、例えばプッシャを急激に押圧操作し
たとしても、スプールが摺動変位し、絞り通路を通じて
油室と出力ポートとの間を油液が流通するときに、当該
油液に対する絞り作用によってスプールの移動速度を抑
えることができる。この結果、出力ポートの圧力を、速
やかに圧力設定用ばねのばね荷重と釣合うようにバラン
スさせることができ、プッシャの操作量に応じた圧力を
迅速に出力することができる。
【0057】また、請求項2の発明によれば、絞りは、
スプールが100Hzで1mm移動するような振動をし
ているとき油圧室と出力ポートとの間に0.1kg/c
m2以上の圧力差を発生する構成としたから、例えばプ
ッシャを急激に押圧操作したとしても、絞りによってス
プールの振動によるハンチングを抑えることができ、プ
ッシャの押圧操作量に応じて出力ポートの圧力を確実に
制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による減圧弁型パイ
ロット弁を示す縦断面図である。
【図2】図1中の油圧室、油通路、絞り通路等を示す要
部拡大図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態による減圧弁型パイ
ロット弁を示す縦断面図である。
【図4】図3中の油圧室、油通路、絞り通路等を示す要
部拡大図である。
【符号の説明】
1,31 ケーシング 3,32 ポンプポート 5,33 タンクポート 6,34 出力ポート 9,37 スプール 9A,37A 大径部 9B,37B 小径部 19,45 圧力設定用ばね 20,46 プッシャ 24,51 油圧室 25,52 油通路 26,54 絞り通路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプポート、タンクポートおよび出力
    ポートを有するケーシングと、大径部と該大径部の先端
    に位置する小径部とからなり、前記出力ポートをポンプ
    ポートとタンクポートとのいずれかに連通させるため大
    径部が該ケーシング内に摺動可能に配設されたスプール
    と、該スプールを摺動変位させるべく押圧操作されるプ
    ッシャと、該プッシャとスプールとの間に設けられた圧
    力設定用ばねと、前記小径部の周囲に位置して前記ケー
    シングと前記スプールの大径部端面との間に形成された
    油圧室と、前記スプールに設けられ該油圧室と前記出力
    ポートとの間を連通する油通路とからなる減圧弁型パイ
    ロット弁において、 前記油通路の途中には、前記プッシャにより前記スプー
    ルが摺動変位するときに前記油圧室と出力ポートとの間
    を流通する油液に絞り作用を与える絞りを設けたことを
    特徴とする減圧弁型パイロット弁。
  2. 【請求項2】 前記絞りは、前記スプールが100Hz
    で1mm移動するような振動をしているとき前記油圧室
    と出力ポートとの間に0.1kg/cm2以上の圧力差
    を発生する絞り通路として設定してなる請求項1に記載
    の減圧弁型パイロット弁。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002188577A (ja) * 2000-09-28 2002-07-05 Sauer Danfoss Inc 油圧中立始動制御弁
CN111779726A (zh) * 2020-08-03 2020-10-16 上海普林斯机械制造有限公司 一种低操纵力差动先导手柄
WO2021188060A1 (en) * 2020-03-16 2021-09-23 Dikkaya Su Kontrol Sistemleri Sanayi Ve Ticaret A.S. Pressure reducer pilot valve with incremental variable area tandem diaphragm

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