JPH11243433A - 無線通信装置とその直交振幅変復調回路 - Google Patents

無線通信装置とその直交振幅変復調回路

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JPH11243433A
JPH11243433A JP10358037A JP35803798A JPH11243433A JP H11243433 A JPH11243433 A JP H11243433A JP 10358037 A JP10358037 A JP 10358037A JP 35803798 A JP35803798 A JP 35803798A JP H11243433 A JPH11243433 A JP H11243433A
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Yasuyuki Fujii
康之 藤井
Shuichi Tanaka
秀一 田中
Satoshi Hashiya
智 橋谷
Mizuki Kayaba
瑞樹 茅場
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝送品質に問題を生じることなく伝送容量の
増加を可能とし、かつマッピングおよびデマッピング処
理をメモリを使用せずに行えるようにして回路規模の小
型化と処理速度の向上を図る。 【解決手段】 送信側のマッピング回路342におい
て、7系列の送信ディジタルデータD1〜D7のうちQ
チャネルデータD2,D4,D6をビット数変換回路1
11aで3ビットから4ビットに変換する。そして、変
換信号検出回路111bで上記ビット数変換後の送信デ
ィジタルデータから信号点配置の変換対象に対応するビ
ットパターンを検出し、この検出されたビットパターン
を信号変換回路111cで所定の変換規則に従ってパタ
ーン変換して変調に供するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば2(m
は2以上の自然数またはm=3,5,7…)値直交振幅
変調方式を採用した無線通信装置に設けられる直交振幅
変復調回路の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、通信ニーズの増大や通信技術の発
展に伴い種々の通信システムが開発されており、その中
にディジタルマイクロ波無線通信システムがある。この
種のシステムは、例えばマイクロ波からなる搬送波を多
値直交振幅変調(多値QAM:Quadrature Amplitude
Modulation )方式を用いて変調することでディジタル
データを無線伝送するもので、アナログ無線伝送システ
ムや有線ディジタル伝送システムに比べて、安価にして
高品質のデータ伝送が可能である。
【0003】直交振幅変調方式を採用したディジタルマ
イクロ波無線通信システムでは、従来より22m(m=
1,2,3,…)値QAM信号の変復調方式が用いられ
ており、その中で現在ではIチャネルとQチャネルの信
号数を等しくした16QAM方式や64QAM方式が実
用化されている。また、近年の通信ニーズの増大によ
り、さらに伝送レートの高い多値QAM方式についても
実用化のための検討が行われている。
【0004】ところで、多値QAM方式の変復調方式で
は、IチャネルおよびQチャネルの2系列の信号を互い
に直交させてベクトル合成を行う。このため、受信側で
引き込む位相状態により信号点配置が変化してしまうこ
とを防ぐため、IチャネルとQチャネルの信号数を等し
くした22m(m=1,2,3,…)値つまり、4値、
16値、256値…をとる多値QAM方式を採用するこ
とになる。
【0005】しかしながら、従来の22m(m=1,
2,3,…)値QAM方式の変復調方式では、mの値を
1増やすことで伝送容量は増加してゆくが、例えば図1
1に示すように振幅の変動幅が増加するため送信部等に
用いられる高周波電力増幅器等には直線性の高いものを
用いる必要が生じ、さらに無線伝送における伝送品質の
問題等、技術的に解決しなければならない問題が多数発
生するため、簡単には伝送容量を増やすことができなか
った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、多値QA
M方式を用いたディジタルマイクロ波無線通信システム
では、伝送容量の不足が問題となったときに、伝送容量
を増やそうとすると、信号点配置が4倍の多値QAM方
式を用いることにより、無線伝送における伝送品質の問
題が発生して、実現が困難となってくる。
【0007】この発明は、上記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、高周波電力増幅器等
の直線性の影響を受け難くして、従来の装置より伝送容
量を増加させることができる無線通信装置とその直交振
幅変復調回路を提供することにある。
【0008】またこの発明の他の目的は、マッピングお
よびデマッピング回路を汎用ゲートアレイやPLD等の
簡単な回路により構成することを可能とし、これにより
メモリによる変換テーブルを用いる回路に比べて回路規
模の小型化を図り、かつ変換速度の高速化を図り得る無
線通信装置とその直交振幅変復調回路を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明に係わる無線通信装置とその直交振幅変調
回路は、m系列のディジタル信号の二次元位相平面上に
おける信号点配置を変換して変調に供するマッピング回
路を備え、このマッピング回路において、系列数変換回
路により、上記m系列のディジタル信号をIチャネルと
Qチャネルに振り分けるとともに、両チャネルの系列数
を同一にするべく一方のチャネルの系列数を変換し、こ
の系列数変換回路から出力されたm+1系列のディジタ
ル信号から、信号点配置の変換対象となるビットパター
ンを検出して、この検出された変換対象のビットパター
ンを所定の変換規則に従ってパターン変換して出力し、
かつ信号点配置の変換対象外のビットパターンについて
は変換せずにそのまま出力するようにしたものである。
【0010】またこの発明に係わる無線通信装置とその
直交振幅復調回路は、復調信号の二次元位相平面上にお
ける信号点配置を逆変換してm系列のディジタル信号を
再生するデマッピング回路を設け、このデマッピング回
路において、復調信号から信号点配置の変換対象となる
ビットパターンを検出し、この検出された変換対象のビ
ットパターンを所定の変換規則に従いパターン変換して
出力するとともに、信号点配置の対象外のビットパター
ンについては変換せずにそのまま出力し、さらにこの出
力されたディジタル信号系列のIチャネルまたはQチャ
ネルの系列数を変換してマッピング前のm系列のディジ
タル信号系列を出力するようにしたものである。
【0011】すなわちこの発明は、IチャネルとQチャ
ネルの信号系列数を等しくするための事前変換を行うこ
とで、信号点配置の変換前のビットパターンと変換後の
ビットパターンとの間に簡単な規則性が生じる点に着目
し、変調側において、上記信号系列数の変換を行った上
で、その変換後のディジタル信号系列から変換対象のビ
ットパターンを検出して、その検出結果を基に変換対象
のビットパターンをパターン変換するようにしている。
また復調側においては、それと反対の処理を行うように
回路を構成している。
【0012】したがってこの発明によれば、128QA
M方式でありながら、IチャネルとQチャネルとの信号
数を等しくすることができ、これにより大容量でかつ伝
送品質の良好なディジタルマイクロ波無線伝送を実現す
ることができる。
【0013】またそれに加え、系列数の変換と、変換対
象のビットパターンの検出およびその変換を行うことに
よりマッピングおよびデマッピングを実現でき、これに
よりマッピングおよびデマッピング回路を汎用ゲートア
レイやPLD等を使用した簡単な回路により構成するこ
とが可能となる。このため、メモリによる変換テーブル
を用いる従来の回路に比べて回路規模を小型化すること
ができ、さらには変換速度の高速化を図ることができ
る。
【0014】またこの発明に係わる無線通信装置とその
直交振幅復調回路は、前記マッピング回路での前記m系
列のディジタル信号の二次元位相平面上における信号点
配置の変換を、回転対称符号配置上にて実施するように
したものである。また、前記デマッピング回路での前記
復調信号の二次元位相平面上における信号点配置の逆変
換を、回転対称符号配置上にて実施するようにしたもの
である。
【0015】通常の場合、この種の無線通信装置にあっ
ては、データの送受信を誤りなく行うために差動論理演
算処理を行う。この差動論理演算を行う際には、通常、
ビット誤り時における他系列への波及が最も少ない回転
対称配置符号が用いられる。そこで、上記のような手段
を講じることにより、差動論理演算用の回転対称配置符
号データを一度の変換処理で得ることが可能となり、装
置構成の簡略化を図ることができるようになる。
【0016】またこの発明に係わる無線通信装置とその
直交振幅復調回路は、第1の変調多値数を有する多値直
交振幅変調方式にて変調された信号を受信する能力を有
した受信手段と、前記受信手段からのアナログの受信信
号を、複数の系列のディジタル信号に変換するアナログ
/ディジタル変換手段と、復調すべき多値直交振幅変調
信号に対応する第2の変調多値数(前記第1の変調多値
数以下の自然数)を指定するための指定手段と、前記複
数の系列のディジタル信号をそれぞれ論理反転する反転
手段と、この反転手段から送出されるそれぞれ反転され
た前記複数の系列のディジタル信号のうち前記復調すべ
き多値直交振幅変調信号における主信号の次に高次の系
列に位置する系列のディジタル信号を、前記指定手段に
より指定された前記第2の変調多値数に基づき選択して
出力する選択手段と、この選択手段からのディジタル信
号が与えられ、このディジタル信号を積分して前記アナ
ログ/ディジタル変換手段のオフセット制御に供するル
ープフィルタとを具備することを特徴とする。
【0017】このように、前記復調すべき多値直交振幅
変調信号における主信号の次に高次の系列に位置する系
列のディジタル信号(誤差信号と称される)を反転し、
これをループフィルタを介してアナログ/ディジタル変
換手段に与えることで、そのオフセット位置調整に負の
フィードバックをかけることができる。また指定手段に
より、ユーザの所望により受信する多値変調信号の変調
多値数(信号点の数)を可変でき、これにより様々な多
値変調信号を受信できるようになる。
【0018】また、前記アナログ/ディジタル変換手段
がDRE(Decision Range Expanded)法に対応するも
のである場合に、前記アナログ/ディジタル変換手段に
おける識別領域外に、前記受信手段からのアナログの受
信信号が存在するか否かを検出する検出手段と、この検
出手段により、前記受信手段からのアナログの受信信号
が前記識別領域外に存在する旨が検出された場合に、そ
のときの前記ループフィルタの出力を所定時間ホールド
するホールド手段とを具備することを特徴とする。
【0019】このように、識別範囲外にて受信信号が検
出された場合、そのときの前記ループフィルタの出力を
ホールドすることで、オフセット位置の修正を十分に加
えることができ、擬似安定を避けることが可能となる。
【0020】またこの発明に係わる無線通信装置とその
直交振幅復調回路は、第1の変調多値数を有する多値直
交振幅変調方式にて変調された信号を受信する能力を有
した受信手段と、前記受信手段からのアナログの受信信
号を、複数の系列のディジタル信号に変換するアナログ
/ディジタル変換手段と、復調すべき多値直交振幅変調
信号に対応する第2の変調多値数(前記第1の変調多値
数以下の自然数)を指定するための指定手段と、前記復
調すべき多値直交振幅変調信号における最低次の系列に
位置する系列のディジタル信号と、それ以外の系列に位
置するディジタル信号のそれぞれとの排他的論理和を各
系列につき演算する排他的論理和手段と、この排他的論
理和手段から送出される演算結果のうち、前記復調すべ
き多値直交振幅変調信号における主信号の次に高次の系
列に位置する系列に対応する演算結果を、前記指定手段
により指定された前記第2の変調多値数に基づき選択し
て出力する選択手段と、この選択手段からの信号が与え
られ、この信号を積分して前記アナログ/ディジタル変
換手段のAGC(Automatic Gain Control)制御に供
するループフィルタとを具備することを特徴とする。
【0021】このように、多値直交振幅変調信号におけ
る最低次の系列に位置する系列のディジタル信号(MS
Bと称される)と、誤差信号との排他的論理和をとり、
これをループフィルタを介してアナログ/ディジタル変
換手段に与えることで、そのAGCのゲイン調整を最適
な値に制御することができる。また指定手段により、ユ
ーザの所望により受信する多値変調信号の変調多値数
(信号点の数)を可変でき、これにより様々な多値変調
信号を受信できるようになる。
【0022】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、この発
明に係わる直交振幅変復調回路の第1の実施形態を説明
する。なお、この実施形態では、128QAM(2
QAM)方式の直交振幅変復調回路を例にとって説明す
る。
【0023】図1はこの実施形態における直交振幅変調
回路の構成を示す回路ブロック図である。同図におい
て、7系列の送信ディジタルデータD1〜D7は、先ず
信号点配置変換回路11に入力される。信号点配置変換
回路11は、マッピング回路111と、加算論理回路
(SMLOG)112と、IチャネルおよびQチャネル
用のロールオフフィルタ(ROF)113,114とか
ら構成される。
【0024】マッピング回路111は、上記送信ディジ
タルデータD1〜D7を二次元位相平面上に信号点配置
する際に、この信号点配置をIチャネルとQチャネルと
で同一になるように変換する。加算論理回路112は、
上記マッピング回路111から出力されたマッピングデ
ータMI1〜MQ4の位相の不確定性を除去するための
演算を行う。ロールオフフィルタ113,114は、上
記加算論理回路112から出力されたマッピングデータ
MI1′〜MQ4′に対し符号間干渉を低減するための
ロールオフ整形を行う。
【0025】上記各ロールオフフィルタ113,114
から出力されたIチャネルおよびQチャネルの送信マッ
ピングデータは、それぞれディジタル/アナログ変換器
(D/A)12,13でアナログ信号に変換されたのち
低域通過フィルタ14,15を介して直交変調回路16
に入力される。直交変調回路16は、局部発振器19か
ら発生された中間周波信号を上記送信ベースバンド信号
により変調した信号を出力する。この変調された送信中
間周波信号は、低域通過フィルタ17を介して中間周波
増幅器18で増幅されたのち、図示しない送信回路に入
力される。
【0026】一方、直交振幅復調回路は次のように構成
される。図2はその構成を示す回路ブロック図である。
図示しない受信回路から出力された受信中間周波信号
は、自動利得制御増幅器21で信号レベルが調整された
のちロールオフフィルタ(ROF)22および受信中間
周波増幅器23を介して直交復調回路24に入力され
る。直交復調回路24は、上記入力された受信中間周波
信号を電圧制御発振器(VCO)241から発生した基
準搬送波とミキシングすることにより復調し、ベースバ
ンドの復調信号を出力する。なお、上記VCO241か
ら発生される基準搬送波の周波数は、制御回路(CON
T)32およびループフィルタ33からなる搬送波同期
回路により受信搬送波周波数に同期している。また、3
1はクロック再生回路である。
【0027】直交復調回路24から出力されたIチャネ
ルおよびQチャネルの復調信号は、それぞれ低域通過フ
ィルタ25,26および増幅器27,28を介してアナ
ログ/ディジタル変換器(A/D)29,30に入力さ
れ、ここでディジタル信号に変換される。そして、この
受信ディジタルデータMI1′〜MQ4′は信号点配置
変換回路34に入力される。
【0028】信号点配置変換回路34は、差分論理回路
(DIFFLOG)341と、デマッピング回路342
とから構成される。差分論理回路341では、入力され
た受信ディジタルデータMI1′〜MQ4′の位相の不
確定性を除去するための論理演算が行われる。デマッピ
ング回路42は、上記差分論理回路341から出力され
た受信ディジタルデータMI1〜MQ4の二次元位相平
面上における信号点配置をマッピング前の状態に戻すた
めの変換処理を行うもので、このデマッピング後のデー
タを受信ディジタルデータD1〜D7として出力する。
【0029】ところで、上記マッピング回路111およ
びデマッピング回路342はそれぞれ次のように構成さ
れる。図3および図4はそれぞれその回路構成図であ
る。
【0030】先ずマッピング回路111は、ビット数変
換回路111aと、変換信号検出回路111bと、信号
変換回路111cとを備えている。ビット数変換回路1
11aは、7系列の送信ディジタルデータD1〜D7の
うち、3系列からなるQチャネルデータD2,D4,D
6の最上位データD2をインバータINVを使用して論
理反転することにより、上記3系列のQチャネルデータ
D2,D4,D6をIチャネルと同じ4系列のデータD
2,D2/,D4,D6に変換する。
【0031】信号変換回路111cは、上記ビット数変
換回路111aによりビット数変換されて8系列となっ
た送信ディジタルデータをもとに、最上位ビットがIチ
ャネルから始まる第1のデータ群D1,D2,D3,D
2/,D5,D4,D7,D6と、最上位ビットがQチ
ャネルから始まる第2のデータ群D2,D1,D2/,
D3,D4,D5,D6,D7とを生成する。そして、
このうちの第1のデータ群D1,D2,D3,D2/,
D5,D4,D7,D6をそのまま選択回路SEL1に
入力する。一方第2のデータ群D2,D1,D2/,D
3,D4,D5,D6,D7は、その中のIチャネルの
下位2ビット目D5をインバータINVで論理反転し
て、選択回路SEL1に入力する。
【0032】変換信号検出回路111bは、2個の排他
的論理和ゲートとその出力を論理積処理する論理積ゲー
トとからなり、上記IチャネルデータD1,D3,D5
から信号点配置の変換対象を表すビットパターンを検出
する。ここで変換対象となる信号点配置は、図5に示す
ようにB1,B2であるため、変換対象を表すビットパ
ターンは「000」および「111」である。
【0033】選択回路SEL1は、上記変換信号検出回
路111bにおいて変換対象を表すビットパターンが検
出されたときには、上記第2のデータ群D2,D1,D
2/,D3,D4,D5/,D6,D7を選択し、一方
上記変換対象を表すビットパターンが検出されていない
ときには上記第1のデータ群D1,D2,D3,D2
/,D5,D4,D7,D6を選択する。そして、この
選択回路SEL1で選択されたデータ群を、送信マッピ
ングデータMI1,MQ1,MI2,MQ2,MI3,
MQ3,MI4,MQ4として変調に供する。
【0034】次にデマッピング回路342は、変換信号
検出回路342aと、信号変換回路342bと、ビット
数変換回路342cとを備えている。このうち先ず変換
信号検出回路342aは、排他的論理和ゲートと、その
出力を反転して出力するインバータとからなり、受信デ
ータMI1,MQ1,MI2,MQ2,MI3,MQ
3,MI4,MQ4のうちのデータMI1,MI2から
変換対象を表すビットパターンを検出する。ここで変換
対象となる信号点配置は、図5に示すようにB1′,B
2′であるため、変換対象を表すビットパターンは「0
0」および「11」となる。
【0035】信号変換回路342bは、上記受信データ
MI1,MQ1,MI2,MQ2,MI3,MQ3,M
I4,MQ4が、最上位ビットがIチャネルから始まる
第1のデータ群MI1,MQ1,MI2,MQ2,MI
3,MQ3,MI4,MQ4と、最上位ビットがQチャ
ネルから始まる第2のデータ群MQ1,MI1,MQ
2,MI2,MQ3,MI3,MQ4,MI4とに分け
る。そして、このうちの第1のデータ群MI1,MQ
1,MI2,MQ2,MI3,MQ3,MI4,MQ4
をそのまま選択回路SEL2に入力する。一方第2のデ
ータ群MQ1,MI1,MQ2,MI2,MQ3,MI
3,MQ4,MI4は、その中のMQ3をインバータI
NVで論理反転したのち、選択回路SEL2に入力す
る。
【0036】選択回路SEL2は、上記変換信号検出回
路342aにおいて変換対象を表すビットパターンが検
出されたときには、上記第2のデータ群MQ1,MI
1,MQ2,MI2,MQ3/,MI3,MQ4,MI
4を選択して出力し、一方上記変換対象を表すビットパ
ターンが検出されていないときには上記第1のデータ群
MI1,MQ1,MI2,MQ2,MI3,MQ3,M
I4,MQ4を選択して出力する。
【0037】ビット数変換回路342cは、上記選択回
路SEL2から出力されたデータ群の上位4ビット目を
削除し、残りの7ビットを受信ディジタルデータD1〜
D7として図示しないデータ処理回路へ供給する。
【0038】次に、以上のように構成された装置の動作
を説明する。送信側の装置では、マッピング回路111
において、7系列の送信ディジタルデータD1〜D7の
うちQチャネルデータD2,D4,D6がビット数変換
回路111aで先ず3ビットから4ビットに変換され
る。このビット数変換は、図6に示すごとくQチャネル
の最上位データを論理反転してこの反転後のデータを上
位2ビット目に挿入することにより行われる。そして、
このビット数変換されて8系列となった送信ディジタル
データは、変換信号検出回路111bおよび信号変換回
路111cに入力される。
【0039】変換信号検出回路111bでは、上記8系
列の送信ディジタルデータのうちIチャネルデータの上
位3ビットを監視することで、信号点配置の変換対象に
対応するビットパターンが検出される。すなわち、12
8QAM方式の場合、図5に示すように変換対象の信号
点配置B1,B2に対応するIチャネルデータは、その
上位3ビットが「000」および「111」である。こ
のため、Iチャネルデータの上位3ビットが「000」
および「111」であるか否かを監視することで、信号
点配置の変換対象に対応するビットパターンを検出でき
る。
【0040】信号変換回路111cでは、送信ディジタ
ルデータの系列の並べ替えと、1個の論理反転用インバ
ータINVと、選択回路SEL1とにより、上記変換信
号検出回路111bで検出された変換対象のビットパタ
ーンが所定の変換規則に従って変換される。すなわち、
図5に示すように変換対象の信号点配置B1,B2をB
1′,B2′に変換するには、図6に示すようにIチャ
ネルについてはQチャネルと同じ値とし、Qチャネルに
ついてはIチャネルデータの下位2ビット目を反転した
ものとすればよい。したがって、この変換規則に従って
回路を構成すれば、図3に示した信号変換回路111c
となり、この回路により変換対象の信号点配置に対応す
るビットパターンの変換が行われる。すなわち、メモリ
テーブルを用いることなく、ゲート回路などを使用した
簡単な回路構成で信号点変換が実現できる。
【0041】そうして信号点変換がなされたマッピング
データMI1,MQ1,MI2,MQ2,MI3,MQ
3,MI4,MQ4は、加算論理回路112で位相不確
定が除去され、さらにロールオフフィルタ113で符号
間干渉を低減するためのロールオフ整形が施されたの
ち、D/A12,13によりアナログ信号に変換され
る。そして、直交変調回路16で中間周波の変調波信号
に変換されたのち図示しない送信回路から無線送信され
る。
【0042】一方、受信側の装置では、図示しない受信
回路から出力された受信中間周波信号が自動利得制御増
幅器21でレベル調整されたのちロールオフフィルタ2
2で符号間干渉を低減するためにロールオフ整形が施さ
れ、さらに中間周波増幅器23で増幅されたのち直交復
調回路24に入力されて、ここで直交復調される。そし
て、その復調信号は中間周波フィルタ25,26および
中間周波増幅器27,28を介してA/D29,30に
入力されて、ここでディジタル信号に変換される。この
復調ディジタルデータは、信号点配置変換回路23に入
力され、ここで先ず差分論理回路341で位相の不確定
性を除去する演算が行われ、続いてデマッピング回路3
42に入力される。
【0043】デマッピング回路342では、入力された
復調ディジタルデータMI1,MQ1,MI2,MQ
2,MI3,MQ3,MI4,MQ4が変換信号検出回
路342aおよび信号変換回路342bに入力される。
変換信号検出回路342aでは、上記8系列の復調ディ
ジタルデータのうちQチャネルデータの上位2ビットを
監視することで、信号点配置の変換対象に対応するビッ
トパターンが検出される。すなわち、デマッピング対象
となる信号点配置B1′,B2′に対応するQチャネル
データは、図5に示すようにその上位2ビットが「0
0」および「11」である。このため、Qチャネルデー
タの上位2ビットが「00」および「11」であるか否
かを監視することで、デマッピング対象のビットパター
ンを検出できる。
【0044】信号変換回路342bでは、復調ディジタ
ルデータの系列の並べ替えと、1個の論理反転用インバ
ータINVと、選択回路SEL2とにより、上記変換信
号検出回路342aで検出されたデマッピング対象のビ
ットパターンが所定の変換規則に従って変換される。す
なわち、図5に示すようにデマッピング対象の信号点配
置B1′,B2′を元の信号点配置B1,B2に変換す
るには、図6に示すようにQチャネルについてはIチャ
ネルと同じ値とし、IチャネルについてはQチャネルデ
ータの下位2ビット目を反転したものとすればよい。し
たがって、この変換規則に従って回路を構成すれば、図
4に示した信号変換回路342bとなり、この回路によ
り変換対象の信号点配置に対応するビットパターンの変
換が行われる。
【0045】すなわち、デマッピング回路342につい
ても、先に述べたマッピング回路111と同様に、メモ
リテーブルを用いることなくゲート回路等を使用した簡
単な回路構成で信号点変換が実現できる。
【0046】そして信号変換された8系列の復調ディジ
タルデータは、ビット数変換回路342cによりその上
位2ビット目が削除されて7系列にされたのち、再生さ
れた受信ディジタルデータとして図示しないデータ処理
回路に入力される。
【0047】以上述べたようにこの実施形態では、送信
側のマッピング回路342において、7系列の送信ディ
ジタルデータD1〜D7のうちQチャネルデータD2,
D4,D6をビット数変換回路111aで3ビットから
4ビットに変換する。そして、変換信号検出回路111
bで上記ビット数変換後の送信ディジタルデータから信
号点配置の変換対象、つまりマッピング対象となるビッ
トパターンを検出し、この検出されたビットパターンを
信号変換回路111cで所定の変換規則に従ってパター
ン変換して変調に供するようにしている。
【0048】また、受信側のデマッピング回路342に
おいては、復調されたディジタルデータから配置を元に
戻すべき信号点、つまりデマッピング対象となるビット
パターンを変換信号検出回路342aで検出し、この検
出したビットパターンを上記マッピング時の変換規則と
は逆の変換規則に従って信号変換回路342bで変換す
る。そして、この変換された受信ディジタルデータのQ
チャネルデータを、ビット数変換回路342cで4ビッ
トとから3ビットに変換することで、7系列の受信ディ
ジタルデータD1〜D7を再生するようにしている。
【0049】したがってこの実施形態によれば、128
QAM方式でありながら、IチャネルとQチャネルとの
信号数を等しくすることができ、これにより大容量でか
つ伝送品質の良好なディジタルマイクロ波無線伝送を実
現することができる。
【0050】また、系列数の変換と、変換対象のビット
パターンの検出およびその変換を行うことによりマッピ
ングおよびデマッピング処理を実現しているので、マッ
ピングおよびデマッピング回路を汎用ゲートアレイやP
LD等を使用した簡単な回路により構成することが可能
となり、この結果メモリによる変換テーブルを用いる従
来の回路に比べて回路規模を小型化することができ、さ
らには変換速度の高速化を図ることができる。
【0051】(第2の実施形態)図7および図8はそれ
ぞれこの発明に係わるマッピング回路およびデマッピン
グ回路の第2の実施形態を示す回路構成図である。
【0052】先ずマッピング回路111は、ビット数変
換回路111aと、変換信号検出回路111bと、信号
変換回路111c′とを備えている。ビット数変換回路
111aは、7系列の送信ディジタルデータD1〜D7
のうち、3系列からなるQチャネルデータD2,D4,
D6の最上位データD2をインバータINVを使用して
論理反転することにより、上記3系列のQチャネルデー
タD2,D4,D6をIチャネルと同じ4系列のデータ
D2,D2/,D4,D6に変換する。
【0053】信号変換回路111c′は、上記ビット数
変換回路111aによりビット数変換されて8系列とな
った送信ディジタルデータをもとに、最上位ビットがI
チャネルから始まる第1のデータ群D1,D2,D3,
D2/,D5,D4,D7,D6と、最上位ビットがQ
チャネルから始まる第2のデータ群D2,D1,D2
/,D3,D4,D5,D6,D7とを生成する。そし
て、このうちの第1のデータ群D1,D2,D3,D2
/,D5,D4,D7,D6をそのまま選択回路SEL
1に入力する。一方第2のデータ群D2,D1,D2
/,D3,D4,D5,D6,D7は、その中のIチャ
ネルの上位2ビットD1,D3および最下位ビットD7
をインバータINVでそれぞれ論理反転して、選択回路
SEL1に入力する。
【0054】変換信号検出回路111bは、2個の排他
的論理和ゲートとその出力を論理積処理する論理積ゲー
トとからなり、上記IチャネルデータD1,D3,D5
から信号点配置の変換対象を表すビットパターンを検出
する。ここで変換対象となる信号点配置は、図5に示す
ようにB1,B2であるため、変換対象を表すビットパ
ターンは「000」および「111」である。
【0055】選択回路SEL1は、上記変換信号検出回
路111bにおいて変換対象を表すビットパターンが検
出されたときには、上記第2のデータ群D2,D1/,
D2/,D3/,D4,D5,D6,D7/を選択し、
一方上記変換対象を表すビットパターンが検出されてい
ないときには上記第1のデータ群D1,D2,D3,D
2/,D5,D4,D7,D6を選択する。そして、こ
の選択回路SEL1で選択されたデータ群を、送信マッ
ピングデータMI1,MQ1,MI2,MQ2,MI
3,MQ3,MI4,MQ4として変調に供する。
【0056】次にデマッピング回路342は、変換信号
検出回路342aと、信号変換回路342b′と、ビッ
ト数変換回路342cとを備えている。このうち先ず変
換信号検出回路342aは、排他的論理和ゲートと、そ
の出力を反転して出力するインバータとからなり、受信
データMI1,MQ1,MI2,MQ2,MI3,MQ
3,MI4,MQ4のうちのデータMQ1,MQ2から
変換対象を表すビットパターンを検出する。ここで変換
対象となる信号点配置は、図5に示すようにB1′,B
2′であるため、変換対象を表すビットパターンは「0
0」および「11」となる。
【0057】信号変換回路342b′は、上記受信デー
タMI1,MQ1,MI2,MQ2,MI3,MQ3,
MI4,MQ4が、最上位ビットがIチャネルから始ま
る第1のデータ群MI1,MQ1,MI2,MQ2,M
I3,MQ3,MI4,MQ4と、最上位ビットがQチ
ャネルから始まる第2のデータ群MQ1,MI1,MQ
2,MI2,MQ3,MI3,MQ4,MI4とに分け
る。そして、このうちの第1のデータ群MI1,MQ
1,MI2,MQ2,MI3,MQ3,MI4,MQ4
をそのまま選択回路SEL2に入力する。一方第2のデ
ータ群MQ1,MI1,MQ2,MI2,MQ3,MI
3,MQ4,MI4は、その中のMQ1,MQ2,MQ
4をそれぞれインバータINVで論理反転したのち、選
択回路SEL2に入力する。
【0058】選択回路SEL2は、上記変換信号検出回
路342aにおいて変換対象を表すビットパターンが検
出されたときには、上記第2のデータ群MQ1/,MI
1,MQ2/,MI2,MQ3,MI3,MQ4/,M
I4を選択して出力し、一方上記変換対象を表すビット
パターンが検出されていないときには上記第1のデータ
群MI1,MQ1,MI2,MQ2,MI3,MQ3,
MI4,MQ4を選択して出力する。
【0059】ビット数変換回路342cは、上記選択回
路SEL2から出力されたデータ群の上位4ビット目を
削除し、残りの7ビットを受信ディジタルデータD1〜
D7として図示しないデータ処理回路へ供給する。
【0060】次に、以上のように構成された装置の動作
を説明する。送信側の装置では、マッピング回路におい
て、7系列の送信ディジタルデータD1〜D7のうちQ
チャネルデータD2,D4,D6がビット数変換回路1
11aで先ず3ビットから4ビットに変換される。この
ビット数変換は、図10に示すごとくQチャネルの最上
位データを論理反転してこの反転後のデータを上位2ビ
ット目に挿入することにより行われる。そして、このビ
ット数変換されて8系列となった送信ディジタルデータ
は、変換信号検出回路111bおよび信号変換回路11
1c′に入力される。
【0061】変換信号検出回路111bでは、上記8系
列の送信ディジタルデータのうちIチャネルデータの上
位4ビットを監視することで、信号点配置の変換対象に
対応するビットパターンが検出される。すなわち、12
8QAM方式の場合、図9に示すように変換対象の信号
点配置B1,B2に対応するIチャネルデータは、その
上位3ビットが「000」および「111」である。こ
のため、Iチャネルデータの上位3ビットが「000」
および「111」であるか否かを監視することで、信号
点配置の変換対象に対応するビットパターンを検出でき
る。
【0062】信号変換回路111c′では、送信ディジ
タルデータの系列の並べ替えと、3個の論理反転用イン
バータINVと、選択回路SEL1とにより、上記変換
信号検出回路111bで検出された変換対象のビットパ
ターンが所定の変換規則に従って変換される。すなわ
ち、図9に示すように変換対象の信号点配置B1,B2
をB1′,B2′に変換するには、図10に示すように
IチャネルについてはQチャネルと同じ値とし、Qチャ
ネルについてはIチャネルデータの上位2ビットおよび
最下位ビットを反転したものとすればよい。したがっ
て、この変換規則に従って回路を構成すれば、図7に示
した信号変換回路111c′となり、この回路により変
換対象の信号点配置に対応するビットパターンの変換が
行われる。すなわち、メモリテーブルを用いることな
く、ゲート回路などを使用した簡単な回路構成で信号点
変換が実現できる。
【0063】そうして信号点変換がなされたマッピング
データMI1,MQ1,MI2,MQ2,MI3,MQ
3,MI4,MQ4は、加算論理回路112で位相不確
定が除去され、さらにロールオフフィルタ113で符号
間干渉を低減するためのロールオフ整形が施されたの
ち、D/A12,13によりアナログ信号に変換され
る。そして、直交変調回路16で中間周波の変調波信号
に変換されたのち図示しない送信回路から無線送信され
る。
【0064】一方、受信側の装置では、図示しない受信
回路から出力された受信中間周波信号が自動利得制御増
幅器21でレベル調整されたのちロールオフフィルタ2
2で符号間干渉を低減するためにロールオフ整形が施さ
れ、さらに中間周波増幅器23で増幅されたのち直交復
調回路24に入力されて、ここで直交復調される。そし
て、その復調信号は中間周波フィルタ25,26および
中間周波増幅器27,28を介してA/D29,30に
入力されて、ここでディジタル信号に変換される。この
復調ディジタルデータは、信号点配置変換回路23に入
力され、ここで先ず差分論理回路341で位相の不確定
性を除去する演算が行われ、続いてデマッピング回路3
42に入力される。
【0065】デマッピング回路342では、入力された
復調ディジタルデータMI1,MQ1,MI2,MQ
2,MI3,MQ3,MI4,MQ4が変換信号検出回
路342aおよび信号変換回路342b′に入力され
る。変換信号検出回路342aでは、上記8系列の復調
ディジタルデータのうちQチャネルデータの上位2ビッ
トMQ1,MQ2を監視することで、信号点配置の変換
対象に対応するビットパターンが検出される。すなわ
ち、デマッピング対象となる信号点配置B1′,B2′
に対応するQチャネルデータは、図9に示すようにその
上位2ビットが「00」および「11」である。このた
め、Qチャネルデータの上位2ビットが「00」および
「11」であるか否かを監視することで、デマッピング
対象のビットパターンを検出できる。
【0066】信号変換回路342b′では、復調ディジ
タルデータの系列の並べ替えと、3個の論理反転用イン
バータINVと、選択回路SEL2とにより、上記変換
信号検出回路342aで検出されたデマッピング対象の
ビットパターンが所定の変換規則に従って変換される。
すなわち、図9に示すようにデマッピング対象の信号点
配置B1′,B2′を元の信号点配置B1,B2に変換
するには、図10に示すようにQチャネルについてはI
チャネルと同じ値とし、IチャネルについてはQチャネ
ルデータの上位2ビットおよび最下位ビットを反転した
ものとすればよい。したがって、この変換規則に従って
回路を構成すれば、図8に示した信号変換回路342
b′となり、この回路により変換対象の信号点配置に対
応するビットパターンの変換が行われる。
【0067】すなわち、デマッピング回路342につい
ても、先に述べたマッピング回路111と同様に、メモ
リテーブルを用いることなくゲート回路等を使用した簡
単な回路構成で信号点変換が実現できる。
【0068】そして信号変換された8系列の復調ディジ
タルデータは、ビット数変換回路342cによりその上
位4ビット目が削除されて7系列にされたのち、再生さ
れた受信ディジタルデータとして図示しないデータ処理
回路に入力される。
【0069】以上述べたように第2の実施形態において
も、128QAM方式でありながら、IチャネルとQチ
ャネルとの信号数を等しくすることができ、これにより
大容量でかつ伝送品質の良好なディジタルマイクロ波無
線伝送を実現することができる。
【0070】また、系列数の変換と、変換対象のビット
パターンの検出およびその変換を行うことによりマッピ
ングおよびデマッピング処理を実現している。このた
め、マッピングおよびデマッピング回路を汎用ゲートア
レイやPLD等を使用した簡単な回路により構成するこ
とが可能となり、この結果メモリによる変換テーブルを
用いる従来の回路に比べて回路規模を小型化することが
でき、さらには変換速度の高速化を図ることができる。
【0071】(第3の実施形態)上記第1および第2の
実施形態にて示したマッピングの仕方は、いずれも自然
2進符号配置上での変換と呼ばれるものである。本実施
形態では、これとは別種のマッピングの仕方、すなわち
回転対称符号配置上にてマッピングを行う場合について
説明する。
【0072】図12および図13はそれぞれこの発明に
係わるマッピング回路およびデマッピング回路の第3の
実施形態を示す回路構成図である。
【0073】先ずマッピング回路111は、ビット数変
換回路111a′と、変換信号検出回路111b′と、
信号変換回路111c′′とを備えている。ビット数変
換回路111a′は、7系列の送信ディジタルデータD
1〜D7に、TTLレベルのH(High)なるもう1系列
の信号を付加し、8系列のディジタルデータとする。そ
の際、3系列からなるQチャネルデータD2,D4,D
6のうち中位データD4をインバータINVを使用して
論理反転する。
【0074】信号変換回路111c′′は、上記ビット
数変換回路111a′によりビット数変換されて8系列
となった送信ディジタルデータのうち、D3,H,D4
/,D5をもとに、第1のデータ群D3,H,D5,D
4/と、第2のデータ群H,D3,D4/,D5/とを
生成する。ここで、第2のデータ群H,D3,D4/,
D5/を生成する際、もとのIチャネルの上位3ビット
D5をインバータINVにより論理反転する。そして、
これらの第1のデータ群D3,H,D5,D4/と、第
2のデータ群H,D3,D4/,D5/とを選択回路S
EL3に入力する。
【0075】変換信号検出回路111b′は、1個のイ
ンバータINVと2個の論理積ゲートとからなり、上記
IチャネルデータD3,D5およびHから信号点配置の
変換対象を表すビットパターンを検出する。ここでは、
(D3,D5)=(0,0)の場合に、変換すべき信号
である旨が検出される。
【0076】選択回路SEL3は、上記変換信号検出回
路111b′において変換対象を表すビットパターンが
検出されたときには、上記第2のデータ群H,D3,D
4/,D5/を選択し、一方上記変換対象を表すビット
パターンが検出されていないときには上記第1のデータ
群D3,H,D5,D4/を選択する。そして、この選
択回路SEL3で選択されたデータ群を、送信マッピン
グデータMI1,MQ1,MI2,MQ2,MI3,M
Q3,MI4,MQ4として変調に供する。
【0077】次にデマッピング回路342は、変換信号
検出回路342a′と、信号変換回路342b′′と、
ビット数変換回路342c′とを備えている。このうち
先ず変換信号検出回路342a′は、2個の論理積ゲー
トと2個のインバータとからなり、受信データMI1,
MQ1,MI2,MQ2,MI3,MQ3,MI4,M
Q4のうちのMI2,MQ2,MQ3から変換対象を表
すビットパターンを検出する。
【0078】信号変換回路342b′′は、上記受信デ
ータMI1,MQ1,MI2,MQ2,MI3,MQ
3,MI4,MQ4のうち、MI2,MQ2,MI3,
MQ3を取り込み、最上位ビットがIチャネルから始ま
る第1のデータ群MI2,MQ2,MI3,MQ3と、
最上位ビットがQチャネルから始まる第2のデータ群M
Q2,MI2,MQ3/,MI3とを生成する。ここ
で、第2のデータ群MQ2,MI2,MQ3/,MI3
を生成する際、もとのQチャネルの上位3ビットMQ3
をインバータINVにより論理反転する。そして、これ
らの第1のデータ群MI2,MQ2,MI3,MQ3
と、第2のデータ群MQ2,MI2,MQ3/,MI3
とを選択回路SEL4に入力する。
【0079】選択回路SEL4は、上記変換信号検出回
路342a′において変換対象を表すビットパターンが
検出されたときには、上記第2のデータ群MQ2,MI
2,MQ3/,MI3を選択して出力し、一方上記変換
対象を表すビットパターンが検出されていないときには
上記第1のデータ群MI2,MQ2,MI3,MQ3を
選択して出力する。
【0080】ビット数変換回路342c′は、上記選択
回路SEL4から出力されたデータ群の上位2ビット目
を削除し、残りの3ビットおよび受信データMI1,M
Q1,MI4,MQ4を受信ディジタルデータD1〜D
7として図示しないデータ処理回路へ供給する。
【0081】次に、以上のように構成された装置の動作
を説明する。送信側の装置では、マッピング回路におい
て、7系列の送信ディジタルデータD1〜D7のうちQ
チャネルデータD2,D4,D6がビット数変換回路1
11a′で先ず3ビットから4ビットに変換される。こ
のビット数変換は、図14に示すごとくD2、D4の間
にHを挿入し、かつD4を論理反転することにより行わ
れる。そして、このビット数変換されて計8系列となっ
た送信ディジタルデータは、変換信号検出回路111
b′および信号変換回路111c′に入力される。
【0082】変換信号検出回路111b′では、上記8
系列の送信ディジタルデータのうちIチャネルデータD
3,D5を監視することで、信号点配置の変換対象に対
応するビットパターンが検出される。
【0083】図15、図16を参照して、本実施形態に
おける変換対称となるビットパターンの検出の仕方を説
明する。図15は、回転対称符号配置上での128QA
M方式における変換対象の信号点配置の例を示す図であ
る。ここでは、規則性を持たせたマッピングを行うた
め、図15におけるB1〜B4の各点(図中白丸にて示
す)を変換対称とする。
【0084】図16に、256QAMにおける回転対称
符号配置を示す。なお煩雑を避けるため、必要最小限の
部分のみを示す。回転対称符号配置による信号点の配置
は、自然2進符号配置に対してグレイ変換を施して得ら
れた信号点配置のうち、所定位置にある点の位置を置換
することで与えられる。図15との対比において、マッ
ピング時に変換すべき位置にある点は、図中網掛け部分
にて示される箇所にある。
【0085】この部分に位置する点は、図から明らかな
ように、いずれも「第2パスが(01)であり、かつ第
3パスが(00)または(01)である」という特徴を
持っている。そこで、IチャネルデータD3,D5を監
視し、これらが共に0となる場合を検出することで、信
号点配置の変換対象に対応するビットパターンを検出で
きることになる。
【0086】信号変換回路111c′では、送信ディジ
タルデータの系列の並べ替えと、論理反転用インバータ
INVと、選択回路SEL3とにより、上記変換信号検
出回路111b′で検出された変換対象のビットパター
ンが所定の変換規則に従って変換される。すなわち、図
15に示すように変換対象の信号点配置B1,B2,B
3,B4をB1′,B2′,B3′,B4′に変換する
には、図17に示すようにIチャネルについては第2、
第3パスをQチャネルと入れ替え、Qチャネルについて
は第2、第3パスをIチャネルと入れ替え、さらにQチ
ャネルデータの第3パスを反転したものとすればよい。
したがって、この変換規則に従って回路を構成すれば、
図12に示した信号変換回路111c′′となり、この
回路により変換対象の信号点配置に対応するビットパタ
ーンの変換が行われる。これにより、本実施形態におい
ても、メモリテーブルを用いることなく、ゲート回路な
どを使用した簡単な回路構成で信号点変換が実現でき
る。
【0087】そうして信号点変換がなされたマッピング
データMI1,MQ1,MI2,MQ2,MI3,MQ
3,MI4,MQ4は、加算論理回路112で位相不確
定が除去され、さらにロールオフフィルタ113で符号
間干渉を低減するためのロールオフ整形が施されたの
ち、D/A12,13によりアナログ信号に変換され
る。そして、直交変調回路16で中間周波の変調波信号
に変換されたのち図示しない送信回路から無線送信され
る。
【0088】一方、受信側の装置では、図示しない受信
回路から出力された受信中間周波信号が自動利得制御増
幅器21でレベル調整されたのちロールオフフィルタ2
2で符号間干渉を低減するためにロールオフ整形が施さ
れ、さらに中間周波増幅器23で増幅されたのち直交復
調回路24に入力されて、ここで直交復調される。そし
て、その復調信号は中間周波フィルタ25,26および
中間周波増幅器27,28を介してA/D29,30に
入力されて、ここでディジタル信号に変換される。この
復調ディジタルデータは、信号点配置変換回路23に入
力され、ここで先ず差分論理回路341で位相の不確定
性を除去する演算が行われ、続いてデマッピング回路3
42に入力される。
【0089】デマッピング回路342では、入力された
復調ディジタルデータMI1,MQ1,MI2,MQ
2,MI3,MQ3,MI4,MQ4が変換信号検出回
路342a′および信号変換回路342b′′に入力さ
れる。変換信号検出回路342a′では、上記8系列の
復調ディジタルデータのうちMI2,MQ2,MQ3を
監視することで、信号点配置の変換対象に対応するビッ
トパターンが検出される。すなわち、デマッピング対象
となる信号点配置B1′,B2′,B3′,B4′に対
応するデータは、図17に示すように、Iチャネルにつ
いてはその上位2ビットが「1」、Qチャネルについて
はその上位2ビットおよび3ビットが「01」である。
このため、MI2,MQ2,MQ3が(101)である
か否かを監視することで、デマッピング対象のビットパ
ターンを検出できる。
【0090】信号変換回路342b′′では、復調ディ
ジタルデータの系列の並べ替えと、論理反転用インバー
タINVと、選択回路SEL4とにより、上記変換信号
検出回路342a′で検出されたデマッピング対象のビ
ットパターンが所定の変換規則に従って変換される。す
なわち、図15に示すようにデマッピング対象の信号点
配置B1′,B2′,B3′,B4′を元の信号点配置
B1,B2,B3,B4に戻すには、図17に示すよう
にQチャネルについては第2、第3パスをIチャネルと
入れ替え、Iチャネルについては第2、第3パスをQチ
ャネルと入れ替え、さらにIチャネルデータの第3パス
を反転したものとすればよい。したがって、この変換規
則に従って回路を構成すれば、図13に示した信号変換
回路342b′′となり、この回路により変換対象の信
号点配置に対応するビットパターンの変換が行われる。
これにより、本実施形態においても、メモリテーブルを
用いることなく、ゲート回路などを使用した簡単な回路
構成で信号点変換が実現できる。
【0091】すなわち、デマッピング回路342につい
ても、先に述べたマッピング回路111と同様に、メモ
リテーブルを用いることなくゲート回路等を使用した簡
単な回路構成で信号点変換が実現できる。
【0092】そして信号変換された8系列の復調ディジ
タルデータは、ビット数変換回路342cによりその上
位4ビット目が削除されて7系列にされたのち、再生さ
れた受信ディジタルデータとして図示しないデータ処理
回路に入力される。
【0093】以上述べたように第3の実施形態において
も、128QAM方式でありながら、IチャネルとQチ
ャネルとの信号数を等しくすることができ、これにより
大容量でかつ伝送品質の良好なディジタルマイクロ波無
線伝送を実現することができる。
【0094】また、系列数の変換と、変換対象のビット
パターンの検出およびその変換を行うことによりマッピ
ングおよびデマッピング処理を実現している。このた
め、マッピングおよびデマッピング回路を汎用ゲートア
レイやPLD等を使用した簡単な回路により構成するこ
とが可能となり、この結果メモリによる変換テーブルを
用いる従来の回路に比べて回路規模を小型化することが
でき、さらには変換速度の高速化を図ることができる。
【0095】さらには、マッピング、デマッピングを回
転対称符号配置上にて行うことならではの利点として、
回路構成をさらに簡易化できるようになることが挙げら
れる。すなわち上記したように、2(m=3、5、7
・・・)値QAM方式の変復調方式では、同期検波復調
において生じる4通りの引き込み位相によらずデータを
正しく再生するために、マッピング、デマッピングおよ
び和分、差分演算(差動論理演算)を行う。
【0096】差動論理演算を行う際には、通常、ビット
誤り時における他系列への波及が最も少ない回転対称配
置符号が用いられる。ところが、変復調回路で使用され
るディジタル/アナログ変換器およびアナログ/ディジ
タル変換器は、通常、自然2進符号にて処理を行うた
め、差動論理演算後に自然2進配置に変換する必要があ
る。
【0097】このため、マッピング、デマッピングを自
然2進符号配置上にて行う従来方式では、図18(b)
に示すように、送信側では、自然2進符号配置上(Na
tural)でのマッピング→自然2進符号配置からグ
レイ(Grey)符号配置への変換→グレイ符号配置か
ら回転対称符号配置(Q.S.(Quadrant Symmetric
:回転対称))への変換→和分演算→回転対称符号配
置からグレイ符号配置への変換→グレイ符号配置から自
然2進符号配置への変換といった段階を経た上で、D/
A変換および変調処理を行うことになる。また受信側で
は、復調からA/D変換処理を経たのち、グレイ符号配
置から自然2進符号配置への変換→自然2進符号配置か
ら回転対称符号配置への変換→差分演算→回転対称符号
配置からグレイ符号配置への変換→グレイ符号配置から
自然2進符号配置への変換→自然2進符号配置上(Na
tural)でのデマッピングといった段階を踏むこと
になる。
【0098】一方、本実施形態による構成では、図18
(a)に示すように、送信側ではマッピング直後に和分
演算処理を施すことが可能となる。また受信側において
も、差分演算処理の直後にデマッピングを行うことが可
能となる。これは、マッピング、デマッピング処理を回
転対称符号配置上にて行っていることによるもので、こ
れにより回路規模を小さくでき、ひいては装置のさらな
る簡略化、小型化、軽量化に寄与できる。
【0099】(第4の実施形態)上記第1〜第3の実施
形態では、固定ビットレート(従って固定的な伝送容
量)にて行われる通信を想定していた。本実施形態で
は、ユーザの希望に応じて伝送容量を自在に変化させら
れるようにした例を説明する。
【0100】図19はこの実施形態における直交振幅復
調回路の構成を示す回路ブロック図である。同図におけ
る直交振幅復調回路は図2に示す直交振幅復調回路とほ
ぼ同様の構成をしているが、制御回路(CONT)およ
びデマッピング回路において異なっており、区別のため
に制御回路に37、デマッピング回路に361、信号点
配置変換回路に36なる符号をそれぞれ付して説明す
る。なお、図19におけるループフィルタ332、33
3(ループフィルタ331は図2の符号33と同じも
の)、インタフェース部(I/F)40、操作部50お
よびこれらに係わる制御信号線は図2に示されていない
が、いずれも既存であり、本実施形態において新規に付
加されたものではない。
【0101】デマッピング回路361は、与えられる制
御信号に応じて、そのデマッピング機能のオン/オフを
切り替えることが可能なものである。すなわち、デマッ
ピング機能がオフされた場合には、与えられたデータ信
号をそのまま透過的に出力する。
【0102】操作部50は、操作者(ユーザ)の操作に
応じ、インタフェース部40を介して制御回路37への
指示や、デマッピング回路への制御信号(すなわち、デ
マッピング機能のオン/オフを切り替えるための信号)
を与える。さらに、伝送レートに応じてデータの取得位
置を切り替えるための制御信号も与える。
【0103】ところで、制御回路37は次のように構成
される。図20はその主要部構成を示すブロック図であ
る。すなわち制御回路37は、インバータ(INV)3
71と、排他的論理和ゲート(EX−OR)372と、
セレクタ(SEL)374、375とを備えている。
【0104】すなわち、図19のアナログ/ディジタル
変換器29、30からそれぞれ出力された各々8系列の
Iチャネル、Qチャネルデータは、差分論理回路(DI
FFLOG)341に与えられると共に、その手前で分
岐されて制御回路37に導かれる。
【0105】制御回路37に与えられたIチャネル、Q
チャネルデータは、共にインバータ371と排他的論理
和ゲート372とに与えられる。インバータ371で
は、これらの計16系列のIチャネル、Qチャネルデー
タが論理反転され、セレクタ374に送出される。
【0106】一方、排他的論理和ゲート372に与えら
れたIチャネル、Qチャネルデータは、それぞれのチャ
ネルのMSB(Most Significant Bit)すなわちD1
と、それ以下のビット(D2〜D8)との排他的論理和
演算を施され(従って各チャネルごとに7個、計14個
の演算結果が出力される)、その結果がセレクタ375
に送出される。
【0107】セレクタ374、375は、与えられたデ
ータのうち、指定されたビットレート(すなわち2m値
QAM変調方式におけるmの値)に応じた位置にあるデ
ータを各チャネルごとに選択的に出力し、アナログ/デ
ィジタル変換器29、30におけるオフセット制御およ
び自動利得制御増幅器21によるAGC(Automatic G
ain Control)制御に供する。
【0108】次に、以上のように構成された装置の動作
を説明する。なお、この装置は、本来256QAM変調
方式による受信能力を備えたものとし、この中で、ユー
ザの要求に応じて変調方式の切り替え(例えば4QPS
K、16、64、128QAMなど)を行うものとす
る。受信側の装置において、A/D29、30から出力
される復調ディジタルデータは、信号点配置変換回路3
6の差分論理回路341および制御回路37に与えられ
る。差分論理回路341では、上記復調ディジタルデー
タの位相の不確定性を除去する演算が行われ、続いてデ
マッピング回路361を介して受信ディジタルデータD
1〜D8が出力される。
【0109】一方、制御部37では、アナログ/ディジ
タル変換器29、30におけるデータ識別の際のオフセ
ット量の調節、および自動利得制御増幅器21によるA
GCの利得の調節を行うための処理が行われる。
【0110】まず、図21、図22を参照してオフセッ
ト制御に関する説明を行う。なおここでは、変調方式と
して64QAM、16QAM、4QPSKをとりあげ、
これらの方式を切り替える場合を想定した説明を行う。
【0111】図21に、64QAMにおける自然2進符
号配置での信号点配置図を示す。図21において、16
QAM方式における識別ポイント(LSB:Least Sign
ificant Bit )は、図中×印で示す16個の位置に対応
する。図中◇印にて示す位置は、4QPSK方式におけ
る識別ポイントに対応し、一般にMSBと称される。ま
た、図中黒丸印で示す位置は64QAM方式における識
別ポイントに対応するもので、この点は(16QAMに
対する誤差信号)と称される。
【0112】図22に、16QAM方式でのIチャネル
に係わる識別ポイントを示す。オフセット制御とは、各
識別ポイントの位置をシフトして、最適位置にアジャス
トすることである。16QAMの場合、第1、第2パス
のデータD1、D2までが主信号と称され、その下位ビ
ットD3が誤差信号と呼ばれる。本実施形態では、16
QAMの場合、誤差信号D3を論理反転する。
【0113】図21において、オフセット制御とはデー
タ識別を行う際の誤差範囲の中心に識別ポイントを位置
させることと捉えられる。例えば、図中右下の×印(1
100に対応)に着目すると、図中A,B,C,Dより
なる第1の網掛け部分を、その誤差範囲として利用する
ことができる。
【0114】例えば上記点(1100)に対応する識別
ポイントが図中A、Bに偏った場合、64QAMによる
出力データが(xxxxx1)に偏ることになる(xx
xxxは10100に対応)。つまりQチャネルの第3
パスデータD3が1に偏ることになる。逆に、点(11
00)に対応する識別ポイントが図中C、Dに偏った場
合、Qチャネルの第3パスデータD3が0に偏ることに
なる。同様に、識別ポイントが図中A、Cに偏った場合
はIチャネルのD3が0に、B、Dに偏った場合はIチ
ャネルのD3が1にそれぞれ偏ることになる。
【0115】そこで、このことを利用して、0または1
への偏りを無くすべく(換言すれば0と1の数の比率
(マーク率)を0.5とするべく)負のフィードバック
をかけることで、識別ポイントを丁度良い位置にアジャ
ストすることが可能となる。すなわち、16QAMの場
合、誤差信号としてのD3データを論理反転し(インバ
ータ371による)、これをループフィルタ333によ
り平均化してオフセット制御に供することで、アナログ
/ディジタル変換器29、30のオフセット制御を自動
的に行うことが可能となる。
【0116】次に、図21、図23を参照してAGC制
御に関する説明を行う。図21において、AGC制御と
は、I軸、Q軸の交点からの受信信号の距離を最適な長
さに制御することと捉えることができる。例えば64Q
AM方式においては、アナログ/ディジタル変換器2
9、30の識別ポイントは図中黒丸印である。
【0117】いま仮に、64QAM方式にて受信を行っ
ていたところ、16QAM方式にて送出された無線電波
を受信する必要が生じたとする。そうすると、この無線
電波に対してAGC制御を行い、受信信号の位置を×印
に合わせ込む必要がある。
【0118】そこで本実施形態では、排他的論理和回路
372を設け、受信信号のMSBと、変調方式に応じた
誤差信号とのEX−ORを取り、これを利用してAGC
制御に供するようにしている。
【0119】例えば、上記16QAMによる無線電波に
対する受信利得が最適値よりも低い状態を考える。この
場合、第1パスが(11)の領域においては、受信信号
は図中△印で示すようにシフトしている(他の領域にお
いても同様)。ここで例えば点(p)に注目すると、そ
の64QAMによる出力データが(111100)に偏
ることになる。すなわち誤差信号が(00)に偏る。そ
こで、MSB(11)と誤差信号(00)とのEX−O
Rを取ると、その結果が1に偏ることになる。逆に、受
信利得が高すぎる場合には、EX−OR出力は0に偏る
ことになる。
【0120】そこで、このことを利用して、EX−OR
出力の0または1への偏りを無くすべくフィードバック
をかけることで、受信利得を丁度良い値にセットするこ
とが可能となる。すなわち、16QAMの場合、MSB
としてのD1データと、誤差信号としてのD3データと
の排他的論理和を取り(排他的論理和ゲート372によ
る)、これをループフィルタ332により平均化してA
GC制御に供することで、自動利得制御増幅器21のA
GC制御を自動的に行うことが可能となる。
【0121】なお、オフセット制御、AGC制御共に、
受信ビットレートに応じていずれの反転結果およびEX
−ORの結果を選択するかは、セレクタ374、375
により決定する。図20において、各セレクタにはQA
M DATA A、Bなる制御信号が与えられている
が、これによりセレクタ374、375を切り替えるよ
うにする。すなわち、これらの制御信号が、操作部50
を介してユーザの意志により与えられる制御信号であ
る。また、誤差信号以下のビットは、受信復調の際に必
要ないので、それ以下のビットを切り捨てるようにす
る。
【0122】このように本実施形態では、制御部37に
インバータ(INV)371と、排他的論理和ゲート
(EX−OR)372と、セレクタ(SEL)374、
375とを設けている。アナログ/ディジタル変換器2
9、30からの各々8系列のIチャネル、Qチャネルデ
ータをそれぞれインバータ(INV)371と、排他的
論理和ゲート(EX−OR)372とに与える。そし
て、受信ビットレートに応じて、誤差信号の反転を平均
化してこれを増幅器27、28に与えることで、アナロ
グ/ディジタル変換器29、30のオフセット制御を行
う。また、MSBと誤差信号との排他的論理和を平均化
してこれを自動利得制御増幅器21に与えることで、ア
ナログ/ディジタル変換器29、30のAGC制御を行
うようにしている。
【0123】このようにしたので、例えばユニット交換
などを行うこと無しに、ユーザの要望により直交変調方
式の変更、伝送容量の変更を手軽に行うことが可能とな
る。なお、32QAMや128QAMなどの変調方式に
おいても、同様の考え方により伝送容量の変更が可能で
あり、その際にはデマッピング回路361の機能をオン
すれば良い。
【0124】(第5の実施形態)次に、本発明の第5の
実施形態を、図19および図24〜図28を参照して説
明する。ここでは、A/Dコンバータ(図19の符号2
9、30)に対するオフセット制御方式の改良に関する
実施の形態を説明する。これに先立ち、DRE(Decisi
on Range Expanded)法と呼ばれるデータ識別の一手法
を説明しておく。
【0125】図24は、128QAM(2値QAM)
方式の信号に対するA/Dコンバータ(一般のため符号
は付さない)の識別の仕方を示す図である。同図中、黒
丸で示す復調ベースバンド信号は、通常時にはA/Dコ
ンバータの識別領域内に収まり、正しい値のデータに識
別される。一方、フェージングなどにより波形歪みが生
じた場合には、特に端に位置する信号がA/Dコンバー
タの識別領域を越えてしまう(オーバーフロー)ことが
あり、正確な受信復調を行えなくなってしまう。
【0126】これを避けるため、従来からDRE法が適
用されている。図25は、128QAM方式の信号に対
する、DRE法を適用した際のA/Dコンバータの識別
の仕方を示す図である。すなわちDRE法とは、A/D
コンバータ入力信号の振幅を整数分の一にし、これによ
り見かけ上のA/Dコンバータの識別範囲を拡大するも
のである。図25では、A/Dコンバータ入力信号の振
幅を1/2(DRE1/2と称される)としたものを表
している。A/Dコンバータ入力信号の振幅を1/2に
することにより、再生信号は第2パス以下が1ビット分
だけ下位ビット側にシフトすることになる。
【0127】ところで、A/Dコンバータのオフセット
調整が必要であることは、この実施形態においても同様
である。従来は、A/Dコンバータ出力のビットレート
に応じた誤差信号を反転し、これを積分した信号をもと
に誤差信号のマーク率が0.5になるようにフイードバ
ック制御をかけるようにしていた。また、DRE1/2
では、A/Dコンバータの入力信号の振幅が1/2であ
るため、復調ベースバンド信号の集束点が存在してはな
らない領域(図25中矢印にて示す領域:便宜上、禁止
領域と称する)がある。この領域に集束点が入り込んだ
際には、オフセット電圧を逆方向に制御することで対処
している。
【0128】しかしながらこのやり方では、特に多値Q
AM方式の場合、禁止領域にて信号が検出されオフセッ
ト電圧を逆方向に制御したとしても、信号点(集束点)
の数が多いことから積分後の値の変化が少なく、正しい
オフセット位置に戻す事ができない場合がある。このよ
うな事情から、例えば電源投入直後にオフセット電圧が
不安定であった場合、復調ベースバンド信号のオフセッ
ト電圧が位置で安定せず、誤ったオフセットで安定して
しまう虞がある(疑似安定)という不具合が有った。図
26に、オフセット位置が正側に擬似安定している様子
を示す。
【0129】そこで本実施形態では、図27に示すオフ
セット制御回路を開示する。このオフセット制御回路
は、図19の直交振幅復調回路における制御回路(CO
NT)37に設けられ、オフセット回路375と、識別
領域検出回路376と、クロック(CLK)禁止時間制
御回路377と、クロック(CLK)禁止回路378
と、フリップ・フロップ(F・F)379とを備えてい
る。
【0130】図27において、識別領域検出回路376
は、図25の禁止領域を監視してこの領域内での信号の
有無を検出する。この禁止領域内で信号が検出される
と、識別領域検出回路376はその旨を示すパルスをC
LK禁止時間制御回路377に送出する。またこのと
き、オフセット回路375により正しい方向へのオフセ
ット制御信号が送出される。このオフセット制御信号
は、フリップ・フロップ(F・F)379にてラッチさ
れたうえでループフィルタ333に与えられ、A/Dコ
ンバータ29、30のオフセット制御に供される。
【0131】CLK禁止時間制御回路377では、識別
領域検出回路376から上記パルスが与えられてから、
所定の時間Tだけクロック禁止信号を出力する。すなわ
ち‘H’がアクティブであるならば、‘L’を出力す
る。このクロック禁止信号はCLK禁止回路378に与
えられ、クロック再生回路31から与えられるクロック
信号との論理積(AND)が取られる。そして、クロッ
ク禁止信号とクロック信号とのANDがフリップ・フロ
ップ(F・F)379に与えられ、この信号に応じて上
記オフセット制御信号がラッチされることになる。
【0132】このように構成することで、フリップ・フ
ロップ(F・F)379へのクロック信号の供給が、C
LK禁止時間制御回路377にて設定されたクロック禁
止時間Tのあいだだけ停止されることになる。よって、
この時間Tだけオフセット制御信号が保持され、オフセ
ット制御が連続的に加えられることになる。これにより
オフセット制御量を大きくでき、擬似安定を避けて正し
いオフセット電圧で安定させることが可能となる。
【0133】図28を参照して、このことをさらに詳し
く説明する。オフセット回路375によりLSBの誤差
信号が反転され、例えば128QAM方式では図28の
識別領域内に示す論理演算結果が出力される。
【0134】ここで、図28の太枠で示す禁止領域に信
号が存在する場合、識別領域検出回路376からは
‘H’レベルのパルスが出力される。このパルスを受け
たCLK禁止時間制御回路377は、例えば16クロッ
クに相当する時間Tのあいだだけ、クロック禁止回路3
78に対して禁止信号(‘L’レベルの信号)を与え
る。これにより、Tの期間だけ、フリップ・フロップ
(F・F)379ヘのクロック供給が停止される。
【0135】このようにすることで、図28の領域で
信号が検出された場合、ループフィルタ333を介して
A/Dコンバータ29、30に与えられるオフセット制
御信号は強制的に0にラッチされ、これが数クロック
(例えば16クロック)分保持される。同様に領域で
信号が検出されると、オフセット制御信号は強制的に1
にラッチされ、これが数クロック分保持される。
【0136】したがって、存在すべきでない領域に信号
が検出された際には、オフセット制御信号が長時間に渡
り(あるいは必要な時間だけ)保持される。これにより
擬似引き込み時のオフセット制御量が増加し、擬似安定
状態を発生させること無く、受信信号を正しい状態に引
き込むことが可能になる。
【0137】このように本実施の形態では、識別領域検
出回路376によりA/Dコンバータ29、30の識別
領域外(禁止領域)での信号の有無を検出し、禁止領域
に信号有りの場合に、クロック禁止時間制御回路377
にクロック禁止信号を出力させる。このクロック禁止信
号を、クロック信号とともにクロック禁止回路378に
与えて論理積をとり、所定時間だけクロックの供給を停
止させる。そして、オフセット回路375からのオフセ
ット制御信号をクロック禁止回路378を介したクロッ
ク信号によりラッチして、ループフィルタ333を介し
てA/Dコンバータ29、30に与えるようにしてい
る。
【0138】このようにしたので、DRE法を用いるこ
とによるオフセット制御量の減少が帳消しになるのみな
らず、クロック禁止期間Tの取り方によってはむしろオ
フセット制御量を大きくすることが可能となる。したが
って、A/Dコンバータにおいてデータの識別を行う際
のオフセット位置が、誤った位置(電圧)で安定してし
まうことを防止することが可能となり、擬似安定を防
ぎ、常に正しい受信復調を行うことが可能となる。すな
わち、温度による電圧変動等の外的影響や、電源投入
時、受信信号入力開始時の引き込み過程によらず、正確
なオフセットで同期させる事が可能な無線通信装置を提
供する事が可能となる。
【0139】(その他の実施形態)なお、この発明は上
記各実施形態に限定されるものではない。例えば、上記
第1および第2の実施形態ではマッピング回路およびデ
マッピング回路をともにゲート回路を使用して構成した
が、図6および図10に示した変換前後のデータをメモ
りテーブルに記憶しておき、このメモリテーブルに対し
変換前のデータをアドレスとして与えることで、当該メ
モりテーブルから対応する変換後のデータを読み出すよ
うに構成することで、マッピングおよびデマッピングを
行うように構成してもよい。
【0140】また上記第4実施形態において、図20に
おけるインバータ(INV)371の位置はこれに限ら
ず、例えばセレクタ374から出力される信号を反転す
るようにしても良い。また、セレクタ374、375に
ついてもこの位置に限らない。排他的論理和ゲート37
2の形式や入力端子の数などに応じて、適宜その位置と
選択の仕方を変えれば良い。
【0141】また、マッピング回路およびデマッピング
回路のビット数変換回路、変換信号検出回路および信号
変換回路の回路構成等についても、この発明の要旨を逸
脱しない範囲で種々変形して実施できる。
【0142】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明では、変調
側で、IチャネルとQチャネルとの間で信号系列数を等
しくする変換を行った上で、その変換後のディジタル信
号系列から変換対象のビットパターンを検出して、その
検出結果を基に変換対象のビットパターンをパターン変
換するように回路を構成している。また復調側ではそれ
と反対の処理を行うように回路を構成している。
【0143】したがってこの発明によれば、高周波系の
電力増幅器等の直線性の影響を受けることがなく、従来
の装置より伝送容量を増加させることでできる無線通信
装置とその直交振幅変復調回路を提供することができ
る。
【0144】また、マッピングおよびデマッピング回路
を汎用ゲートアレイやPLD等の簡単な回路により構成
することが可能となり、これによりメモリによる変換テ
ーブルを用いる回路に比べて回路規模の小型化を図り、
かつ変換速度の高速化を図り得る無線通信装置とその直
交振幅変復調回路を提供することができる。
【0145】また本発明によれば、マッピング回路、デ
マッピング回路での前記m系列のディジタル信号の二次
元位相平面上における信号点配置の変換、逆変換を、回
転対称符号配置上にて実施するようにしたので、このこ
とによっても構成の簡易化に寄与できる。
【0146】また本発明によれば、ユーザの希望に応じ
て伝送容量を自在に変化させられることができ、またD
RE対応アナログ/ディジタル変換器のオフセット制御
における擬似安定を避けることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係わる直交振幅変調回路の第1の
実施形態を示す回路ブロック図。
【図2】 この発明に係わる直交振幅復調回路の第1の
実施形態を示す回路ブロック図。
【図3】 図1に示した直交振幅変調回路におけるマッ
ピング回路の回路構成図。
【図4】 図2に示した直交振幅復調回路におけるデマ
ッピング回路の回路構成図。
【図5】 図3および図4に示すマッピング回路および
デマッピング回路による信号点配置変換動作を説明する
ための図。
【図6】 図3および図4に示すマッピング回路および
デマッピング回路による信号点配置変換動作の変換規則
を示す図。
【図7】 この発明に係わるマッピング回路の第2の実
施形態を示す回路構成図。
【図8】 この発明に係わるデマッピング回路の第2の
実施形態を示す回路構成図。
【図9】 図7および図8に示すマッピング回路および
デマッピング回路による信号点配置変換動作を説明する
ための図。
【図10】 図7および図8に示すマッピング回路およ
びデマッピング回路による信号点配置変換動作の変換規
則を示す図。
【図11】 22m(m=1,2,3,…)QAM方式
の振幅変動幅を説明するための図。
【図12】 この発明に係わるマッピング回路の第3の
実施形態を示す回路構成図。
【図13】 この発明に係わるデマッピング回路の第3
の実施形態を示す回路構成図。
【図14】 この発明の第3の実施形態におけるビット
数変換の仕方を説明するための図。
【図15】 図12および図13に示すマッピング回路
およびデマッピング回路による信号点配置変換動作を説
明するための図。
【図16】 256QAMにおける回転対称符号配置を
示す図。
【図17】 図12および図13に示すマッピング回路
およびデマッピング回路による信号点配置変換動作の変
換規則を示す図。
【図18】 この発明の第3の実施形態に係わる変調お
よび復調の仕方を、従来方式との比較において示した系
統図。
【図19】 この発明の第4の実施形態に係わる直交振
幅復調回路の構成を示す回路ブロック図。
【図20】 図19の制御回路37の主要部構成を示す
ブロック図。
【図21】 64QAMにおける自然2進符号配置での
信号点配置図を示す図。
【図22】 16QAM方式でのIチャネルに係わる識
別ポイントを示す図。
【図23】 16QAM方式でのIチャネルに係わるA
GC制御の仕方を説明するための図。
【図24】 128QAM方式の信号に対するA/Dコ
ンバータの識別の仕方を示す図。
【図25】 128QAM方式の信号に対する、DRE
法を適用した際のA/Dコンバータの識別の仕方を示す
図。
【図26】 オフセット位置が正側に擬似安定している
様子を示す図。
【図27】 本発明の第5の実施形態に係わるオフセッ
ト制御回路の構成を示すブロック図。
【図28】 本発明の第5の実施形態におけるオフセッ
ト制御の原理を説明するための図。
【符号の説明】
11…信号点配置変換回路 12,13…ディジタル/アナログ変換回路(D/A) 14,15…低域通過フィルタ 16…直交変調回路 17…中間周波フィルタ 18…中間周波増幅器 19…局部発振器 111…マッピング回路 112…加算論理回路(SUMLOG) 113,114…ロールオフフイルタ 21…自動利得制御増幅器 22…ロールオフフィルタ 23…受信中間周波増幅器 24…直交復調回路 25,26…低域通過フィルタ 27,28…増幅器 29,30…アナログ/ディジタル変換器(A/D) 31…クロック再生回路 32…制御回路(CONT) 33、331、332、333…ループフィルタ 34…信号点配置変換回路 37…制御回路(CONT) 371…インバータ(INV) 372…排他的論理和ゲート(EX−OR) 374、375…セレクタ(SEL) 40…インタフェース部(I/F) 50…操作部 341…差分論理回路(DIFFLOG) 342…デマッピング回路 111a,111a′,342c,342c′…ビット
数変換回路 111b,111b′,342a,342a′…変換信
号検出回路 111c,342b,111c′,111c′′,34
2b′,342b′′…信号変換回路 375…オフセット回路 376…識別領域検出回路 377…クロック(CLK)禁止時間制御回路 378…クロック(CLK)禁止回路 379…フリップ・フロップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋谷 智 神奈川県川崎市川崎区日進町7番地1 東 京エレクトロニックシステムズ株式会社内 (72)発明者 茅場 瑞樹 神奈川県川崎市川崎区日進町7番地1 東 京エレクトロニックシステムズ株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 m系列(m=3,5,7,…)のディジ
    タル信号を2値直交振幅変調する直交振幅変調回路に
    おいて、 前記m系列のディジタル信号の二次元位相平面上におけ
    る信号点配置を変換して変調に供するマッピング回路を
    具備し、 このマッピング回路は、 前記m系列のディジタル信号をIチャネルとQチャネル
    に振り分けるとともに、両チャネルの系列数を同一にす
    るべく一方のチャネルの系列数を変換する系列数変換回
    路と、 この系列数変換回路から出力されたm+1系列のディジ
    タル信号から、信号点配置の変換対象となるビットパタ
    ーンを検出するための検出回路と、 この検出回路により検出された変換対象のビットパター
    ンを所定の変換規則に従ってパターン変換して出力し、
    一方信号点配置の変換対象外のビットパターンを変換せ
    ずに出力する信号点配置変換回路とを備えたことを特徴
    とする直交振幅変調回路。
  2. 【請求項2】 前記マッピング回路は、前記m系列のデ
    ィジタル信号の二次元位相平面上における信号点配置の
    変換を、回転対称符号配置上にて実施することを特徴と
    する請求項1に記載の直交振幅変調回路。
  3. 【請求項3】 受信信号を2(m=3,5,7,…)
    値直交振幅変調方式に従いm系列のディジタル信号に復
    調する直交振幅復調回路において、 復調信号の二次元位相平面上における信号点配置を逆変
    換してm系列のディジタル信号を再生するデマッピング
    回路を具備し、 このデマッピング回路は、 前記復調信号から信号点配置の変換対象となるビットパ
    ターンを検出するための検出回路と、 この検出回路により検出された変換対象のビットパター
    ンを所定の変換規則に従いパターン変換して出力し、一
    方信号点配置の対象外のビットパターンを変換せずに出
    力する信号点配置変換回路と、 この信号点配置変換回路から出力されたディジタル信号
    系列のIチャネルまたはQチャネルの系列数を変換して
    マッピング前のm系列のディジタル信号系列を出力する
    系列数変換回路とを備えたことを特徴とする直交振幅復
    調回路。
  4. 【請求項4】 前記デマッピング回路は、前記復調信号
    の二次元位相平面上における信号点配置の逆変換を、回
    転対称符号配置上にて実施することを特徴とする請求項
    3に記載の直交振幅復調回路。
  5. 【請求項5】 m系列(m=3,5,7,…)のディジ
    タル信号を直交振幅変調回路で2値直交振幅変調して
    送信する無線通信装置において、 前記直交振幅変調回路に、m系列のディジタル信号の二
    次元位相平面上における信号点配置を変換して変調に供
    するマッピング回路を設け、 かつこのマッピング回路には、 前記m系列のディジタル信号をIチャネルとQチャネル
    に振り分けるとともに、両チャネルの系列数を同一にす
    るべく一方のチャネルの系列数を変換する系列数変換回
    路と、 この系列数変換回路から出力されたm+1系列のディジ
    タル信号から、信号点配置の変換対象となるビットパタ
    ーンを検出するための検出回路と、 この検出回路により検出された変換対象のビットパター
    ンを所定の変換規則に従いパターン変換して出力し、一
    方信号点配置の変換対象外のビットパターンを変換せず
    に出力する信号点配置変換回路とを備えたことを特徴と
    する無線通信装置。
  6. 【請求項6】 前記マッピング回路は、前記m系列のデ
    ィジタル信号の二次元位相平面上における信号点配置の
    変換を、回転対称符号配置上にて実施することを特徴と
    する請求項5に記載の無線通信装置。
  7. 【請求項7】 受信信号を直交振幅復調回路で2(m
    =3,5,7,…)値直交振幅変調方式に従いm系列の
    ディジタル信号に復調する無線通信装置において、 前記直交振幅復調回路に、復調信号の二次元位相平面上
    における信号点配置を逆変換してm系列のディジタル信
    号を再生するデマッピング回路を設け、 かつこのデマッピング回路には、 前記復調信号から信号点配置の変換対象となるビットパ
    ターンを検出するための検出回路と、 この検出回路により検出された変換対象のビットパター
    ンを所定の変換規則に従いパターン変換して出力し、一
    方信号点配置の対象外のビットパターンを変換せずに出
    力する信号点配置変換回路と、 この信号点配置変換回路から出力されたディジタル信号
    系列のIチャネルまたはQチャネルの系列数を変換して
    マッピング前のm系列のディジタル信号系列を出力する
    系列数変換回路とを備えたことを特徴とする無線通信装
    置。
  8. 【請求項8】 前記デマッピング回路は、前記復調信号
    の二次元位相平面上における信号点配置の逆変換を、回
    転対称符号配置上にて実施することを特徴とする請求項
    7に記載の無線通信装置。
  9. 【請求項9】 第1の変調多値数を有する多値直交振幅
    変調方式にて変調された信号を受信する能力を有した受
    信手段と、 前記受信手段からのアナログの受信信号を、複数の系列
    のディジタル信号に変換するアナログ/ディジタル変換
    手段と、 復調すべき多値直交振幅変調信号に対応する第2の変調
    多値数(前記第1の変調多値数以下の自然数)を指定す
    るための指定手段と、 前記複数の系列のディジタル信号をそれぞれ論理反転す
    る反転手段と、 この反転手段から送出されるそれぞれ反転された前記複
    数の系列のディジタル信号のうち、前記復調すべき多値
    直交振幅変調信号における主信号の次に高次の系列に位
    置する系列のディジタル信号を、前記指定手段により指
    定された前記第2の変調多値数に基づき選択して出力す
    る選択手段と、 この選択手段からのディジタル信号が与えられ、このデ
    ィジタル信号を積分して前記アナログ/ディジタル変換
    手段のオフセット制御に供するループフィルタとを具備
    することを特徴とする無線通信装置。
  10. 【請求項10】 前記アナログ/ディジタル変換手段が
    DRE(Decision Range Expanded)法に対応するもの
    である場合に、 前記アナログ/ディジタル変換手段における識別領域外
    に、前記受信手段からのアナログの受信信号が存在する
    か否かを検出する検出手段と、 この検出手段により、前記受信手段からのアナログの受
    信信号が前記識別領域外に存在する旨が検出された場合
    に、そのときの前記ループフィルタの出力を所定時間ホ
    ールドするホールド手段とを具備することを特徴とする
    請求項9に記載の無線通信装置。
  11. 【請求項11】 第1の変調多値数を有する多値直交振
    幅変調方式にて変調された信号を受信する能力を有した
    受信手段と、復調すべき多値直交振幅変調信号に対応す
    る第2の変調多値数(前記第1の変調多値数以下の自然
    数)を指定するための指定手段とを備える無線通信装置
    で使用される直交振幅復調回路であって、 前記受信手段からのアナログの受信信号を、複数の系列
    のディジタル信号に変換するアナログ/ディジタル変換
    手段と、 前記複数の系列のディジタル信号をそれぞれ論理反転す
    る反転手段と、 この反転手段から送出されるそれぞれ反転された前記複
    数の系列のディジタル信号のうち、前記復調すべき多値
    直交振幅変調信号における主信号の次に高次の系列に位
    置する系列のディジタル信号を、前記指定手段により指
    定された前記第2の変調多値数に基づき選択して出力す
    る選択手段と、 この選択手段からのディジタル信号が与えられ、このデ
    ィジタル信号を積分して前記アナログ/ディジタル変換
    手段のオフセット制御に供するループフィルタとを具備
    することを特徴とする直交振幅復調回路。
  12. 【請求項12】 前記アナログ/ディジタル変換手段が
    DRE(Decision Range Expanded)法に対応するもの
    である場合に、 前記アナログ/ディジタル変換手段における識別領域外
    に、前記受信手段からのアナログの受信信号が存在する
    か否かを検出する検出手段と、 この検出手段により、前記受信手段からのアナログの受
    信信号が前記識別領域外に存在する旨が検出された場合
    に、そのときの前記ループフィルタの出力を所定時間ホ
    ールドするホールド手段とを具備することを特徴とする
    請求項11に記載の直交振幅復調回路。
  13. 【請求項13】 第1の変調多値数を有する多値直交振
    幅変調方式にて変調された信号を受信する能力を有した
    受信手段と、 前記受信手段からのアナログの受信信号を、複数の系列
    のディジタル信号に変換するアナログ/ディジタル変換
    手段と、 復調すべき多値直交振幅変調信号に対応する第2の変調
    多値数(前記第1の変調多値数以下の自然数)を指定す
    るための指定手段と、 前記復調すべき多値直交振幅変調信号における最低次の
    系列に位置する系列のディジタル信号と、それ以外の系
    列に位置するディジタル信号のそれぞれとの排他的論理
    和を各系列につき演算する排他的論理和手段と、 この排他的論理和手段から送出される演算結果のうち、
    前記復調すべき多値直交振幅変調信号における主信号の
    次に高次の系列に位置する系列に対応する演算結果を、
    前記指定手段により指定された前記第2の変調多値数に
    基づき選択して出力する選択手段と、 この選択手段からの信号が与えられ、この信号を積分し
    て前記アナログ/ディジタル変換手段のAGC(Autom
    atic Gain Control)制御に供するループフィルタとを
    具備することを特徴とする無線通信装置。
  14. 【請求項14】 第1の変調多値数を有する多値直交振
    幅変調方式にて変調された信号を受信する能力を有した
    受信手段と、復調すべき多値直交振幅変調信号に対応す
    る第2の変調多値数(前記第1の変調多値数以下の自然
    数)を指定するための指定手段とを備える無線通信装置
    で使用される直交振幅復調回路であって、 前記受信手段からのアナログの受信信号を、複数の系列
    のディジタル信号に変換するアナログ/ディジタル変換
    手段と、 前記復調すべき多値直交振幅変調信号における最低次の
    系列に位置する系列のディジタル信号と、それ以外の系
    列に位置するディジタル信号のそれぞれとの排他的論理
    和を各系列につき演算する排他的論理和手段と、 この排他的論理和手段から送出される演算結果のうち、
    前記復調すべき多値直交振幅変調信号における主信号の
    次に高次の系列に位置する系列に対応する演算結果を、
    前記指定手段により指定された前記第2の変調多値数に
    基づき選択して出力する選択手段と、 この選択手段からの信号が与えられ、この信号を積分し
    て前記アナログ/ディジタル変換手段のAGC(Autom
    atic Gain Control)制御に供するループフィルタとを
    具備することを特徴とする直交振幅復調回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003087212A (ja) * 2001-09-11 2003-03-20 Clarion Co Ltd Ofdm受信機の逆マッピング回路
JP2006270909A (ja) * 2005-02-28 2006-10-05 Fujitsu Ltd 光信号受信装置
JP2011083030A (ja) * 2010-12-20 2011-04-21 Panasonic Corp データワードから16qamコンスタレーションの変調シンボルへのマッピングを生成する方法および装置、ならびにこれを実行させる命令を格納するコンピュータ可読媒体
JP2015080026A (ja) * 2013-10-15 2015-04-23 日本放送協会 送信装置、受信装置、デジタル放送システム及びチップ
JP2015162752A (ja) * 2014-02-26 2015-09-07 日本放送協会 送信装置、受信装置、チップ及びデジタル放送システム

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