JPH11243496A - 輪郭強調回路 - Google Patents

輪郭強調回路

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JPH11243496A
JPH11243496A JP10059009A JP5900998A JPH11243496A JP H11243496 A JPH11243496 A JP H11243496A JP 10059009 A JP10059009 A JP 10059009A JP 5900998 A JP5900998 A JP 5900998A JP H11243496 A JPH11243496 A JP H11243496A
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contour
signal
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JP10059009A
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Inventor
Toru Aida
徹 相田
Masayuki Kobayashi
正幸 小林
Seiji Matsunaga
誠司 松永
Junichi Onodera
純一 小野寺
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Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 輪郭変化の大きな部分の過度の輪郭強調をな
くすとともに、輪郭変化の小さな部分の輪郭強調不足を
改善すること。 【解決手段】 入力輝度信号Yから輪郭成分HEを検出
する輪郭検出部30と、輪郭成分HEをその振幅に応じ
て非線形に処理して輪郭強調信号HEeを出力する非線
形処理部32と、輪郭強調信号HEeを入力輝度信号Y
に加算して輪郭強調された輝度信号を出力する加算部3
6とを具備し、輪郭検出部30で検出した輪郭成分HE
は、非線形処理部32の非線形処理によって、輪郭変化
の大きな部分は抑圧特性(例えば飽和特性)による抑圧
された輪郭強調信号HEeとなり、輪郭変化の小さな部
分は強調特性(例えば傾きが1より大きな比例特性)に
よる強調された輪郭強調信号HEeとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力された輝度信
号から輪郭成分(高域周波数成分)を検出し、この検出
した輪郭成分を入力輝度信号に加算して輪郭強調された
輝度信号を出力する輪郭強調回路に関するものである。
入力輝度信号は、例えば複合カラー映像信号から分離さ
れたディジタルの輝度信号をいう。
【0002】
【従来の技術】高画質化を図るために用いられる輪郭強
調回路には、例えば、図6に示す輪郭強調回路(例え
ば、特開昭62−239670の公開特許公報に開示さ
れた回路)や、図8に示す輪郭強調回路(例えば、平成
9年9月17日発行、特許番号第2653800号の特
許公報に開示された回路)が知られている。
【0003】図6に示す輪郭強調回路は、輪郭検出手段
10、輪郭強調補正手段11、遅延手段12及び加算手
段13からなり、輪郭検出手段10によって入力端子1
4に入力した輝度信号から輪郭成分を検出し、輪郭強調
補正手段11によって輪郭成分を非線形的に処理して輪
郭強調信号を作成し、加算手段13によって遅延手段1
2で遅延させた入力輝度信号に輪郭強調信号を加算し、
出力端子15から輪郭強調された輝度信号を出力する。
輪郭強調補正手段11は、上限レベルLh以上の信号を
クリップするアッパリミッタ16と、下限レベルLl以
下の信号をクリップするロアリミッタ17とからなり、
図7に示すように、輪郭成分の上限レベルLh以上の部
分をカットするとともに、下限レベル以下の部分をカッ
トした輪郭強調信号を加算手段13に出力する。この輪
郭強調補正手段11の作用によりレベル差の大きな輝度
信号の画像の輪郭を過度に強調しないようにしたもので
ある。
【0004】図8に示す輪郭強調回路は、輪郭検出回路
20、非線形回路21、遅延回路22及び加算回路23
からなり、輪郭検出回路20によって入力端子24に入
力した輝度信号から輪郭成分を検出し、非線形回路21
によって輪郭成分を非線形的に処理して輪郭強調信号を
作成し、加算回路23によって遅延回路22で遅延させ
た入力輝度信号に輪郭強調信号を加算し、出力端子25
から輪郭強調された輝度信号を出力する。非線形回路2
1は低レベル抑圧回路26と大レベル抑圧回路27から
なり、低レベル抑圧回路26に、図9の(a)に示すよ
うに入力信号レベルの基準レベルE2(絶対値)以下を
抑圧する入出力特性をもたせ、大レベル抑圧回路27
に、同図の(b)に示すように入力信号レベルの基準レ
ベルE1(絶対値)以上を抑圧する入出力特性をもた
せ、非線形回路21に同図の(c)に示すような総合入
出力特性をもたせる。このため、非線形回路21に導か
れた輪郭成分は、その大レベル部(絶対値E1以上)及
び小レベル部(絶対値E2以下)が抑圧されるので、S
/N比劣化を殆ど生じさせずに、輪郭変化の大きな部分
の過度の輪郭強調をなくすようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6及
び図8に示した輪郭強調回路は、輪郭検出部10、20
で検出した輪郭成分の大レベル部を抑圧して出力してい
るので、輪郭変化の大きな部分の過度の輪郭強調をなく
すことはできるが、輪郭検出部10、20で検出した輪
郭成分の小レベル部をそのまま又は抑圧して出力してい
るので、輪郭変化の小さな部分の輪郭強調が不足すると
いう問題点があった。
【0006】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
もので、輪郭変化の大きな部分の過度の輪郭強調をなく
すとともに、輪郭変化の小さな部分の輪郭強調不足を改
善することのできる輪郭強調回路を提供することを目的
とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、入力
された輝度信号から輪郭成分を検出する輪郭検出手段
と、この輪郭検出手段で検出した輪郭成分をその振幅に
応じて非線形に処理して輪郭強調信号を出力する非線形
処理手段と、この非線形処理手段から出力する輪郭強調
信号を入力輝度信号に加算して輪郭強調された輝度信号
を出力する加算手段とを具備し、前記非線形処理手段に
よる非線形特性を、輪郭成分の振幅の絶対値が設定値よ
りも大きい信号については抑圧特性とし、輪郭成分の振
幅の絶対値が設定値よりも小さい信号については強調特
性とする。輪郭検出手段で検出した輪郭成分は、非線形
処理手段による非線形処理によって、輪郭変化の大きな
部分は抑圧特性(例えば飽和特性)による抑圧された輪
郭強調信号となり、輪郭変化の小さな部分は強調特性
(例えば傾きが1以上の比例特性)による強調された輪
郭強調信号となるので、輪郭変化の大きな部分の過度の
輪郭強調をなくすとともに、輪郭変化の小さな部分の輪
郭強調不足を改善することができる。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、非線形処理手段の構成を簡単にするために、非線形
処理手段を、輪郭検出手段で検出した輪郭成分を絶対値
に変換して出力する絶対値変換回路と、この絶対値変換
回路の出力に1より大きな係数を掛けて出力する乗算器
と、絶対値変換回路の出力と設定値とを比較する比較器
と、この比較器の比較出力に基づいて乗算器の出力と設
定値の一方を選択して出力するセレクタと、このセレク
タの出力に輪郭成分の正負に応じた符号をつけ輪郭強調
信号として出力する符号器とで構成する。
【0009】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、非線形処理手段による非線形処理の設計の自由度を
高くするために、非線形処理手段を、輪郭検出手段で検
出した輪郭成分をアドレスの入力とし、輪郭強調信号を
アドレスの内容として出力するルックアップテーブルで
構成し、このルックアップテーブルの入出力特性を非線
形特性曲線で形成し、この非線形特性曲線を、輪郭成分
の振幅の絶対値が設定値よりも大きい信号については接
線の傾きが1より小さくなり、輪郭成分の振幅の絶対値
が設定値よりも小さい信号については接線の傾きが1よ
り大きくなる特性曲線とする。
【0010】請求項4の発明は、請求項1、2又は3の
発明において、垂直方向及び水平方向の輪郭強調ができ
るようにするために、輪郭検出手段を垂直方向の輪郭成
分を検出する垂直輪郭検出部と水平方向の輪郭成分を検
出する水平輪郭検出部で構成し、垂直方向の輪郭成分と
水平方向の輪郭成分とを加算して非線形処理手段へ出力
する輪郭成分加算器を設ける。
【0011】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、非線形処理手段及び加算手段で扱う信号の振幅を小
さくするために、輪郭成分加算器と非線形処理手段の間
に、輪郭成分加算器から出力する輪郭成分を所定の上限
レベル及び下限レベルでクリップして非線形処理手段へ
出力するリミッタを設ける。
【0012】請求項6の発明は、請求項1、2又は3の
発明において、垂直方向及び水平方向の輪郭強調を個別
に制御できるようにするために、輪郭検出手段を垂直輪
郭検出部と水平輪郭検出部で構成し、非線形処理手段
を、垂直輪郭検出部で検出した輪郭成分に非線形処理を
して垂直方向の輪郭強調信号を出力する第1非線形処理
部と、水平輪郭検出部で検出した輪郭成分に非線形処理
をして水平方向の輪郭強調信号を出力する第2非線形処
理部とで構成し、第1非線形処理部の出力する輪郭強調
信号と第2非線形処理部の出力する輪郭強調信号を加算
して加算手段へ出力する輪郭強調加算器を設ける。
【0013】請求項7の発明は、請求項6の発明におい
て、加算手段で加算する輪郭強調信号の振幅を小さくす
るために、輪郭強調加算器と加算手段の間に、輪郭強調
加算器から出力する輪郭強調信号を所定の上限レベル及
び下限レベルでクリップして加算手段へ出力するリミッ
タを設ける。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態例を図
面により説明する。図1は本発明による輪郭強調回路の
一実施形態例を示すものである。図1において、30は
輪郭検出手段の一例としての水平輪郭検出部、32は非
線形処理部、34は遅延部、36は加算部である。
【0015】前記水平輪郭検出部30は、入力端子31
に入力した輝度信号Y(例えばディジタル信号)を順次
1ドット分遅延させる遅延器38、40と、入力端子3
1に入力した輝度信号Yに遅延器40の出力信号を加算
する加算器42と、この加算器42の出力信号に−1/
4を掛けて出力する乗算器44と、遅延器38の出力信
号に1/2を掛けて出力する乗算器46と、乗算器44
の出力信号と乗算器46の出力信号を加算する加算器4
8とからなり、基準画素の左右に隣接する画素から基準
画素の水平方向の輪郭成分HEを検出して出力する。
【0016】前記非線形処理部32は、前記水平輪郭検
出部30で検出した輪郭成分HEを絶対値に変換して出
力する絶対値変換回路50と、この絶対値変換回路50
の出力に1より大きな係数(例えば1.2)を掛けて出
力する乗算器52と、前記絶対値変換回路50の出力と
設定値S(例えば、10進数表示で50)とを比較する
比較器54と、この比較器54の比較出力(SEL端子
への入力)に基づいて前記乗算器52の出力(A端子へ
の入力)と設定値S(B端子への入力)の一方を選択し
て出力(Y端子から出力)するセレクタ56と、このセ
レクタ56の出力に前記輪郭成分HEの正負に応じた符
号をつけ輪郭強調信号HEeとして出力する符号器58
とからなり、前記水平輪郭検出部30で検出した輪郭成
分HEを、その振幅に応じて非線形に処理した輪郭強調
信号HEeを出力する。
【0017】前記遅延部34は、前記入力端子31に入
力した輝度信号Yを1ドット分遅延させ、前記加算部3
6は、前記遅延部34で遅延させた入力輝度信号Yと、
前記非線形処理部32から出力する輪郭強調信号HEe
とを加算し、出力端子37へ輪郭強調された輝度信号
(Y+HEe)を出力する。
【0018】つぎに図1の作用を図2(a)を併用して
説明する。 (イ)水平輪郭検出部30によって、入力端子31に入
力した輝度信号Y(例えば、8ビットの信号)から水平
方向の輪郭成分HE(例えば、10進数表示で−128
〜127)が検出され、検出された輪郭成分HEは非線
形処理部32に入力する。
【0019】(ロ)非線形処理部32では、入力した輪
郭成分HEの振幅の絶対値を設定値Sと比較し、その大
小に基づいて次ぎのような非線形処理を行う。説明の便
宜上、設定値Sが50(10進数表示)の場合について
説明する。入力した輪郭成分HEは、絶対値変換回路5
0で絶対値に変換され、乗算器52で1より大きな係数
(例えば1.2)を掛けられ、セレクタ56のA端子に
入力する。設定値Sはセレクタ56のB端子に入力す
る。絶対値変換回路50で絶対値に変換された輪郭成分
HEと設定値Sとが比較器54で比較され、前者が後者
(設定値S)より大きいときにはHレベル信号がセレク
タ56のSEL端子に入力しB端子入力を選択してY端
子から出力し、前者が後者より小さいときにはLレベル
信号がセレクタ56のSEL端子に入力しA端子入力を
選択してY端子から出力する。セレクタ56のY端子か
ら出力した信号は、入力した輪郭成分HEの正負に応じ
て符号器58で符号付けされる。このため、図2の
(a)に示すような、輪郭成分HEの入力に対して非線
形処理された輪郭強調信号HEeが、符号器58から加
算部36へ出力する。図2の(a)において点線は傾き
が1の比例特性を表す。
【0020】(ハ)符号器58から出力した輪郭強調信
号HEeと、入力端子31に入力し遅延部34で1ドッ
ト分遅延した輝度信号Yとは加算部36で加算され、輪
郭強調された輝度信号(Y+HEe)として出力端子3
7から出力する。この出力端子37から出力する信号に
含まれる輪郭強調信号HEeは、図2の(a)に示すよ
うに、輪郭成分HEの絶対値が設定値S(=50)より
大きい範囲では一定の飽和値60で抑圧され、輪郭成分
HEの絶対値が設定値S(=50)より小さい範囲では
乗算器52の係数倍(例えば1.2)に強調されている
ので、輪郭変化の大きな部分の過度の輪郭強調をなくす
とともに、輪郭変化の小さな部分の輪郭強調不足を改善
することができる。
【0021】図1の実施形態例では、非線形処理部の設
定値Sが50、乗算器で掛ける係数が1.2の場合につ
いて説明したが、本発明はこれに限るものでなく、図2
の(b)に示すように、設定値が30、乗算器で掛ける
係数が1.6の場合についても利用することができる。
【0022】前記実施形態例では、非線形処理部の非線
形処理特性は、輪郭成分HEの絶対値が設定値S(例え
ば50)より大きい範囲では一定の飽和値(例えば6
0)となり、輪郭成分HEの絶対値が設定値Sより小さ
い範囲では1より大きな係数を掛けた直線となるように
したが、本発明はこれに限るものでなく、輪郭成分HE
の振幅の絶対値が設定値Sよりも大きい信号については
抑圧特性となり、輪郭成分HEの振幅の絶対値が設定値
Sよりも小さい信号については強調特性となるものにつ
いて利用することができる。
【0023】例えば、図1の非線形処理部32をLUT
(ルックアップテーブル)で置換するとともに、その非
線形特性を図3に示すような特性曲線としたなものにつ
いても本発明を利用することができる。すなわち、輪郭
検出部30で検出した輪郭成分HEをアドレスの入力と
し、輪郭強調信号HEeをアドレスの内容として出力す
るLUTとし、このLUTの入出力特性を、図3に示す
ように、輪郭成分HEの振幅の絶対値が設定値Sよりも
大きい信号については接線の傾きが1より小さくなり、
輪郭成分HEの振幅の絶対値が設定値Sよりも小さい信
号については接線の傾きが1より大きくなる非線形特性
曲線とする。これによって、輪郭変化の大きな部分の過
度の輪郭強調をなくすとともに、輪郭変化の小さな部分
の輪郭強調不足を改善することができる。図3におい
て、点線は傾きが1の比例特性を表し、1点鎖線は非線
形特性曲線に接する接線のうちの傾きが1の接線を表
す。
【0024】前記実施形態例では輪郭検出手段が水平輪
郭検出部の場合について説明したが、本発明はこれに限
るものでなく、垂直方向及び水平方向の輪郭強調ができ
るようにするために、図4に示すように、輪郭検出手段
が垂直輪郭検出部と水平輪郭検出部で構成された場合に
ついても本発明を利用することができる。
【0025】図4に示した実施形態例では、入力端子3
1と水平輪郭検出部30の間に垂直輪郭検出部60を結
合し、この垂直輪郭検出部60で検出した垂直方向の輪
郭成分VEを1ドット分遅延させる遅延器62を結合
し、この遅延器62から出力した輪郭成分VEと水平輪
郭検出部30で検出した水平方向の輪郭成分HEとを加
算して合成輪郭成分GEを出力する輪郭成分加算器64
を設け、この輪郭成分加算器64から出力する合成輪郭
成分GE(例えば−256〜254)を所定の上限レベ
ル(例えば127)及び下限レベル(例えば−128)
でクリップし、所定範囲(例えば−128〜127)に
制限して非線形処理部32へ出力するリミッタ66を設
ける。
【0026】前記垂直輪郭検出部60は、入力端子31
に入力した輝度信号Yを順次1ライン分遅延させる遅延
器68、70と、入力端子31に入力した輝度信号Yに
遅延器70の出力信号を加算する加算器72と、この加
算器72の出力信号に−1/4を掛けて出力する乗算器
74と、遅延器68の出力信号に1/2を掛けて出力す
る乗算器76と、乗算器74の出力信号と乗算器76の
出力信号を加算する加算器78とからなり、基準画素の
上下に隣接する画素から基準画素の垂直方向の輪郭成分
VEを検出して出力する図4において、遅延器68、3
8が図1の遅延器34に相当する。
【0027】図4の実施形態例では、垂直方向の輪郭成
分VEと水平方向の輪郭成分HEを加算した合成輪郭成
分GEに対して非線形処理を行った場合について説明し
たが、本発明はこれに限るものでなく、垂直方向と水平
方向の輪郭強調を個別に制御できるようにしたものにつ
いても利用することができる。例えば、図5に示すよう
に、垂直方向の輪郭成分VEに対して非線形処理をして
垂直方向の輪郭強調信号VEeを出力する第1非線形処
理部32vと、水平方向の輪郭成分HEに非線形処理を
して水平方向の輪郭強調信号HEeを出力する第2非線
形処理部32hと、第1非線形処理部32vの出力する
輪郭強調信号VEeと第2非線形処理部32hの出力す
る輪郭強調信号HEeを加算する輪郭強調加算器80と
を設け、輪郭強調加算器80の出力信号をリミッタ66
を介して加算部36へ出力する。
【0028】図4及び図5の実施形態例では、リミッタ
を設けて後段の回路(図4では非線形処理部32及び加
算部36、図5では加算部36)で扱う信号の振幅を小
さくするようにしたが、本発明はこれに限るものでな
く、リミッタを省略したものについても利用することが
できる。
【0029】
【発明の効果】請求項1の発明は、輪郭検出手段、非線
形処理手段及び加算手段を具備し、非線形処理手段によ
る非線形特性を、輪郭成分の振幅の絶対値が設定値より
も大きい信号については抑圧特性とし、輪郭成分の振幅
の絶対値が設定値よりも小さい信号については強調特性
としたので、非線形処理手段によって、輪郭検出手段で
検出した輪郭成分のうち、輪郭変化の大きな部分は抑圧
特性(例えば飽和特性)による抑圧された輪郭強調信号
となり、輪郭変化の小さな部分は強調特性(例えば傾き
が1以上の比例特性)による強調された輪郭強調信号と
なるので、輪郭変化の大きな部分の過度の輪郭強調をな
くすとともに、輪郭変化の小さな部分の輪郭強調不足を
改善することができる。
【0030】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、非線形処理手段を、輪郭検出手段で検出した輪郭成
分を絶対値に変換して出力する絶対値変換回路と、この
絶対値変換回路の出力に1より大きな係数を掛けて出力
する乗算器と、絶対値変換回路の出力と設定値とを比較
する比較器と、この比較器の比較出力に基づいて乗算器
の出力と設定値の一方を選択して出力するセレクタと、
このセレクタの出力に輪郭成分の正負に応じた符号をつ
け輪郭強調信号として出力する符号器とで構成したの
で、非線形処理手段の構成を簡単にすることができる。
【0031】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、非線形処理手段を、輪郭検出手段で検出した輪郭成
分をアドレスの入力とし、輪郭強調信号をアドレスの内
容として出力するルックアップテーブルで構成し、この
ルックアップテーブルの入出力特性を非線形特性曲線で
形成し、この非線形特性曲線を、輪郭成分の振幅の絶対
値が設定値よりも大きい信号については接線の傾きが1
より小さくなり、輪郭成分の振幅の絶対値が設定値より
も小さい信号については接線の傾きが1より大きくなる
特性曲線としたので、非線形処理手段による非線形処理
の設計の自由度を高くすることができる。
【0032】請求項4の発明は、請求項1、2又は3の
発明において、輪郭検出手段を垂直輪郭検出部と水平輪
郭検出部で構成し、垂直輪郭検出部で検出した輪郭成分
と水平輪郭検出部で検出した輪郭成分とを加算して非線
形処理手段へ出力する輪郭成分加算器を設けたので、垂
直方向及び水平方向の輪郭強調を行うことができる。
【0033】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、輪郭成分加算器と非線形処理手段の間に、輪郭成分
加算器から出力する輪郭成分を所定の上限レベル及び下
限レベルでクリップして非線形処理手段へ出力するリミ
ッタを設けたので、非線形処理手段及び加算手段で扱う
信号の振幅を小さくして回路構成を簡単にすることがで
きる。
【0034】請求項6の発明は、請求項1、2又は3の
発明において、輪郭検出手段を垂直輪郭検出部と水平輪
郭検出部で構成し、非線形処理手段を、垂直輪郭検出部
で検出した輪郭成分に非線形処理をして垂直方向の輪郭
強調信号を出力する第1非線形処理部と、水平輪郭検出
部で検出した輪郭成分に非線形処理をして水平方向の輪
郭強調信号を出力する第2非線形処理部とで構成し、第
1非線形処理部の出力する輪郭強調信号と第2非線形処
理部の出力する輪郭強調信号を加算して加算手段へ出力
する輪郭強調加算器を設けたので、垂直方向及び水平方
向の輪郭強調を個別に制御することができる。このた
め、画像に適した輪郭強調を行うことができる。
【0035】請求項7の発明は、請求項6の発明におい
て、輪郭強調加算器と加算手段の間に、輪郭強調加算器
から出力する輪郭強調信号を所定の上限レベル及び下限
レベルでクリップして加算手段へ出力するリミッタを設
けたので、加算手段で加算する輪郭強調信号の振幅を小
さくして回路構成を簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による輪郭強調回路の一実施形態例を示
すブロック図である。
【図2】図1の作用を説明する非線形な入出力特性図
で、(a)は設定値Sが50の場合、(b)は設定値S
が30の場合の図である。
【図3】図1の非線形処理部をLUTで置換した場合に
おける、LUTの非線形処理による入出力特性図であ
る。
【図4】本発明による輪郭強調回路の他の実施形態例を
示すブロック図である。
【図5】本発明による輪郭強調回路のさらに他の実施形
態例を示すブロック図である。
【図6】従来例の輪郭強調回路を示すブロック図であ
る。
【図7】図6の作用を説明する信号波形図である。
【図8】他の従来例の輪郭強調回路を示すブロック図で
ある。
【図9】図8の作用を説明する入出力特性図である。
【符号の説明】
30…水平輪郭検出部(輪郭検出手段の一例)、 31
…入力端子、 32、32h、32v…非線形処理部、
34…遅延器、 36…加算部、 37…出力端子、
38、40、62…1ドット遅延値、 42、48、
72、78…加算器、 44、46、74、76…乗算
器、 50…絶対値変換回路、 52…乗算器(掛ける
係数が1を越えている乗算器)、 54…比較器、 5
6…セレクタ、 58…符号器、 60…垂直輪郭検出
部(輪郭検出手段の一例)、 64…輪郭成分加算器、
66…リミッタ、 68、70…1ライン遅延器、
80…輪郭強調加算器、 HE…水平方向の輪郭成分、
HEe…水平方向の輪郭強調信号、 S…設定値、
VE…垂直方向の輪郭成分、 VEe…垂直方向の輪郭
強調信号、 Y…入力輝度信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野寺 純一 神奈川県川崎市高津区末長1116番地 株式 会社富士通ゼネラル内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力された輝度信号から輪郭成分を検出す
    る輪郭検出手段と、この輪郭検出手段で検出した輪郭成
    分をその振幅に応じて非線形に処理して輪郭強調信号を
    出力する非線形処理手段と、この非線形処理手段から出
    力する輪郭強調信号を前記入力輝度信号に加算して輪郭
    強調された輝度信号を出力する加算手段とを具備し、前
    記非線形処理手段による非線形特性を、前記輪郭成分の
    振幅の絶対値が設定値よりも大きい信号については抑圧
    特性とし、前記輪郭成分の振幅の絶対値が前記設定値よ
    りも小さい信号については強調特性としてなる輪郭強調
    回路。
  2. 【請求項2】非線形処理手段は、輪郭検出手段で検出し
    た輪郭成分を絶対値に変換して出力する絶対値変換回路
    と、この絶対値変換回路の出力に1より大きな係数を掛
    けて出力する乗算器と、前記絶対値変換回路の出力と設
    定値とを比較する比較器と、この比較器の比較出力に基
    づいて前記乗算器の出力と設定値の一方を選択して出力
    するセレクタと、このセレクタの出力に前記輪郭成分の
    正負に応じた符号をつけ輪郭強調信号として出力する符
    号器とからなる請求項1記載の輪郭強調回路。
  3. 【請求項3】非線形処理手段は、輪郭検出手段で検出し
    た輪郭成分をアドレスの入力とし、輪郭強調信号をアド
    レスの内容として出力するルックアップテーブルとして
    なり、このルックアップテーブルの入出力特性を非線形
    特性曲線で形成し、この非線形特性曲線を、前記輪郭成
    分の振幅の絶対値が設定値よりも大きい信号については
    接線の傾きが1より小さくなり、前記輪郭成分の振幅の
    絶対値が前記設定値よりも小さい信号については接線の
    傾きが1より大きくなる特性曲線としてなる請求項1記
    載の輪郭強調回路。
  4. 【請求項4】輪郭検出手段は、垂直方向の輪郭成分を検
    出する垂直輪郭検出部と、水平方向の輪郭成分を検出す
    る水平輪郭検出部とからなり、前記垂直輪郭検出部で検
    出した輪郭成分と前記水平輪郭検出部で検出した輪郭成
    分とを加算して非線形処理手段へ出力する輪郭成分加算
    器を設けてなる請求項1、2又は3記載の輪郭強調回
    路。
  5. 【請求項5】輪郭成分加算器と非線形処理手段の間に、
    前記輪郭成分加算器から出力する輪郭成分を所定の上限
    レベル及び下限レベルでクリップして前記非線形処理手
    段へ出力するリミッタを設けてなる請求項4記載の輪郭
    強調回路。
  6. 【請求項6】輪郭検出手段は、垂直方向の輪郭成分を検
    出する垂直輪郭検出部と、水平方向の輪郭成分を検出す
    る水平輪郭検出部とからなり、非線形処理手段は、前記
    垂直輪郭検出部で検出した輪郭成分に非線形処理をして
    垂直方向の輪郭強調信号を出力する第1非線形処理部
    と、前記水平輪郭検出部で検出した輪郭成分に非線形処
    理をして水平方向の輪郭強調信号を出力する第2非線形
    処理部とからなり、前記第1非線形処理部の出力する輪
    郭強調信号と前記第2非線形処理部の出力する輪郭強調
    信号を加算して加算手段へ出力する輪郭強調加算器を設
    けてなる請求項1、2又は3記載の輪郭強調回路。
  7. 【請求項7】輪郭強調加算器と加算手段の間に、前記輪
    郭強調加算器から出力する輪郭強調信号を所定の上限レ
    ベル及び下限レベルでクリップして前記加算手段へ出力
    するリミッタを設けてなる請求項6記載の輪郭強調回
    路。
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