JPH11243593A - スピーカ及びスピーカ装置 - Google Patents
スピーカ及びスピーカ装置Info
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- JPH11243593A JPH11243593A JP4548498A JP4548498A JPH11243593A JP H11243593 A JPH11243593 A JP H11243593A JP 4548498 A JP4548498 A JP 4548498A JP 4548498 A JP4548498 A JP 4548498A JP H11243593 A JPH11243593 A JP H11243593A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speaker
- diaphragm
- voice coil
- duct
- box
- Prior art date
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- Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
- Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
- Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 スピーカの最低共振周波数f0 での共振鋭度
Q0 を下げ、最低共振周波数f0 を低域側に拡大したス
ピーカ及びスピーカ装置を得る。 【解決手段】 通気性のダンパを用い、気密なキャップ
を有する振動板に複数の細孔を穿つ様になしたものであ
る。スピーカ3の振動板10に複数の細い透孔21を穿
って振動板10の機械抵抗Rm を増加させて最低共振周
波数f0 での共振鋭度Q0 の上昇を抑えて、高質な低域
を再生する。
Q0 を下げ、最低共振周波数f0 を低域側に拡大したス
ピーカ及びスピーカ装置を得る。 【解決手段】 通気性のダンパを用い、気密なキャップ
を有する振動板に複数の細孔を穿つ様になしたものであ
る。スピーカ3の振動板10に複数の細い透孔21を穿
って振動板10の機械抵抗Rm を増加させて最低共振周
波数f0 での共振鋭度Q0 の上昇を抑えて、高質な低域
を再生する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は小型軽量なスピーカ
及びスピーカ装置に係わり、特に最低共振周波数の上昇
及び共振鋭度の上昇の少ない小型スピーカ及びスピーカ
装置の改良に関する。
及びスピーカ装置に係わり、特に最低共振周波数の上昇
及び共振鋭度の上昇の少ない小型スピーカ及びスピーカ
装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からスピーカ装置の低域再生限界を
伸ばすための有効な手段として例えば、スピーカを設け
たバッフル板に開口及びダクトを設け、スピーカの振動
板の背面から出た音の位相を反転して、ダクトを介して
開口から外部に放射させて、スピーカの振動板から前面
に出る音波を強め、低音域を歪まない様にしたバスレフ
レックス型(位相反転型)のスピーカ装置は良く知られ
ている。
伸ばすための有効な手段として例えば、スピーカを設け
たバッフル板に開口及びダクトを設け、スピーカの振動
板の背面から出た音の位相を反転して、ダクトを介して
開口から外部に放射させて、スピーカの振動板から前面
に出る音波を強め、低音域を歪まない様にしたバスレフ
レックス型(位相反転型)のスピーカ装置は良く知られ
ている。
【0003】この様な位相反転型スピーカ装置は図3
(A)に示す様にスピーカボックス1の前面に設けたバ
ッフル板2に穿ったスピーカ放音孔2aに対向してスピ
ーカ3を固定する。
(A)に示す様にスピーカボックス1の前面に設けたバ
ッフル板2に穿ったスピーカ放音孔2aに対向してスピ
ーカ3を固定する。
【0004】このスピーカ3は例えば、図3(A)に示
す如く、リング状マグネット4と、このリング状マグネ
ット4を挟むように取付けられたプレート5及びヨーク
6とを設け、プレート5の内周側とヨーク6のセンター
ポール6aとの間に磁気空隙7を形成する。またプレー
ト5にはスピーカ3のフレーム8が取付けられ、フレー
ム8の外周部にはエッジ9が設けられ、このエッジ9に
よってコーン型の振動板10の外周部が保持されてい
る。
す如く、リング状マグネット4と、このリング状マグネ
ット4を挟むように取付けられたプレート5及びヨーク
6とを設け、プレート5の内周側とヨーク6のセンター
ポール6aとの間に磁気空隙7を形成する。またプレー
ト5にはスピーカ3のフレーム8が取付けられ、フレー
ム8の外周部にはエッジ9が設けられ、このエッジ9に
よってコーン型の振動板10の外周部が保持されてい
る。
【0005】一方、振動板10の内周部にボイスコイル
ボビン11が取付けられており、このボイスコイルボビ
ン11にはボイスコイル12が巻装され、ボイスコイル
12はプレート5及びヨーク6のセンターポール6aに
よって形成された磁気空隙7内に挿入する様になされて
いる。17はこのボイスコイル12をこの磁気空隙7内
に保持するためのダンパーである。
ボビン11が取付けられており、このボイスコイルボビ
ン11にはボイスコイル12が巻装され、ボイスコイル
12はプレート5及びヨーク6のセンターポール6aに
よって形成された磁気空隙7内に挿入する様になされて
いる。17はこのボイスコイル12をこの磁気空隙7内
に保持するためのダンパーである。
【0006】またスピーカボックス1の外部の所定位置
に設けられた入力端子13aよりの音響信号を接続線1
4aを介してスピーカ3の端子15に供給し、端子15
よりの音響信号を錦糸線16を介してボイスコイル12
に供給している。
に設けられた入力端子13aよりの音響信号を接続線1
4aを介してスピーカ3の端子15に供給し、端子15
よりの音響信号を錦糸線16を介してボイスコイル12
に供給している。
【0007】また、バッフル板2のスピーカ放音孔2a
と同一面に開口18aを有するダクト18を設け、スピ
ーカ3の振動板10の背面から出た音の位相を反転し
て、このダクト18からスピーカボックス1の外に放射
し、この振動板10の前面からでる音の低音域を広げて
いる。
と同一面に開口18aを有するダクト18を設け、スピ
ーカ3の振動板10の背面から出た音の位相を反転し
て、このダクト18からスピーカボックス1の外に放射
し、この振動板10の前面からでる音の低音域を広げて
いる。
【0008】上述の如き、位相反転型のスピーカ装置で
の電気的な等価回路は図3(B)の様に表わすことが出
来る。
の電気的な等価回路は図3(B)の様に表わすことが出
来る。
【0009】図3(A)及び図3(B)で、S0 はスピ
ーカ3の支持系のスチフネス、M0はスピーカ3の支持
系の等価質量、Rms0 はスピーカ支持系の機械抵抗、R
m0はスピーカの空気負荷の機械抵抗、R0 はスピーカの
等価機械抵抗でRm0+Rms0=R0 で表せる。SC はス
ピーカボックス1内のスチフネス、RD はダクト18部
分の空気負荷の機械抵抗、MD はダクト18部分の空気
質量である。
ーカ3の支持系のスチフネス、M0はスピーカ3の支持
系の等価質量、Rms0 はスピーカ支持系の機械抵抗、R
m0はスピーカの空気負荷の機械抵抗、R0 はスピーカの
等価機械抵抗でRm0+Rms0=R0 で表せる。SC はス
ピーカボックス1内のスチフネス、RD はダクト18部
分の空気負荷の機械抵抗、MD はダクト18部分の空気
質量である。
【0010】上述の様に位相反転型のスピーカ装置とす
ることで、密閉型に比べて低音再生限界を低くすること
が出来て、スピーカ3の低音共振周波数f0 の約80%
程度まで低域再生範囲を拡げることが出来るとされてい
る。
ることで、密閉型に比べて低音再生限界を低くすること
が出来て、スピーカ3の低音共振周波数f0 の約80%
程度まで低域再生範囲を拡げることが出来るとされてい
る。
【0011】この様なスピーカ装置では図3(A)でス
ピーカ3の振動板10の振動による音放射力F1 はスピ
ーカ3の等価質量M0 にスピーカの振動板10に働く加
速度α0 即ち、F1 =M0 α0 で表せる。この様な音放
射力F1 に対し、振動板10の背面側からスピーカボッ
クス1内に向かう反作用力−F1 も、スピーカ装置が小
型軽量でスピーカボックス1の容積が小さくなれば顕著
になり、振動板10の振動によってスピーカボックス1
内の空気は圧縮及び膨張を繰返し、この空気は振動板1
0を元の位置に戻そうとする力となって働くためスピー
カボックス1を揺動させ、低音再生が阻害される問題が
あった。
ピーカ3の振動板10の振動による音放射力F1 はスピ
ーカ3の等価質量M0 にスピーカの振動板10に働く加
速度α0 即ち、F1 =M0 α0 で表せる。この様な音放
射力F1 に対し、振動板10の背面側からスピーカボッ
クス1内に向かう反作用力−F1 も、スピーカ装置が小
型軽量でスピーカボックス1の容積が小さくなれば顕著
になり、振動板10の振動によってスピーカボックス1
内の空気は圧縮及び膨張を繰返し、この空気は振動板1
0を元の位置に戻そうとする力となって働くためスピー
カボックス1を揺動させ、低音再生が阻害される問題が
あった。
【0012】この様な問題を解決するために本出願人は
先に図4に示す様なスピーカ装置を提案した、図4で図
3との対応部分には同一符号を付して示す。
先に図4に示す様なスピーカ装置を提案した、図4で図
3との対応部分には同一符号を付して示す。
【0013】図4に於いて、スピーカボックス1は合成
樹脂で箱形にバッフル板2と一体に成型される。バッフ
ル板2の上側に穿設されたスピーカ放音孔2aに対向し
て、図3(A)で詳記したと同様構成のスピーカ3を固
定する。バッフル板2の下側に配された第1のダクト1
8及び開口18aはバッフル板2の成型時に一体に成型
される。
樹脂で箱形にバッフル板2と一体に成型される。バッフ
ル板2の上側に穿設されたスピーカ放音孔2aに対向し
て、図3(A)で詳記したと同様構成のスピーカ3を固
定する。バッフル板2の下側に配された第1のダクト1
8及び開口18aはバッフル板2の成型時に一体に成型
される。
【0014】又、後面板1Bの上部にはバッフル板2に
穿ったスピーカ放音孔2aと対向する位置にスピーカ放
音孔2bを穿ち、第2のスピーカ3bを、好ましくはス
ピーカ3と背面同志が対向する様に、且つスピーカ放音
孔2bと対向する様に後面板1Bに固定すると共に第1
のダクト18よりダクト径の大きい第2のダクト18b
を第1のダクト18の所定長さ内でオーバラップし、且
つ同心円状断面が形成される様に後面板1Bと一体に植
立させ、第2のダクト18bの開口18cを通して第1
のダクト18の開口18aに放射する空気の等価質量M
D 及び等価抵抗RD を大きくする様に構成させている。
穿ったスピーカ放音孔2aと対向する位置にスピーカ放
音孔2bを穿ち、第2のスピーカ3bを、好ましくはス
ピーカ3と背面同志が対向する様に、且つスピーカ放音
孔2bと対向する様に後面板1Bに固定すると共に第1
のダクト18よりダクト径の大きい第2のダクト18b
を第1のダクト18の所定長さ内でオーバラップし、且
つ同心円状断面が形成される様に後面板1Bと一体に植
立させ、第2のダクト18bの開口18cを通して第1
のダクト18の開口18aに放射する空気の等価質量M
D 及び等価抵抗RD を大きくする様に構成させている。
【0015】更に、第1及び第2のスピーカ3及び3b
には後面板1Bに配設した入力端子13a及び13b並
びに接続線14a及び14bを介して同一入力の音響信
号が供給されている。
には後面板1Bに配設した入力端子13a及び13b並
びに接続線14a及び14bを介して同一入力の音響信
号が供給されている。
【0016】上記した図4のスピーカ装置によれば第1
及び第2のダクト18及び18b間のダクト放射力FD1
及びFD2/2+FD2/2の反作用力−FD1及び−FD2/
2+(−FD2/2)は夫々相殺されるので第1及び第2
のスピーカ3及び3bの放射力F1 及びF2 の反作用力
−F1 及び−F2 はF1 ≒F2 とすれば互に相殺するこ
とが出来る。
及び第2のダクト18及び18b間のダクト放射力FD1
及びFD2/2+FD2/2の反作用力−FD1及び−FD2/
2+(−FD2/2)は夫々相殺されるので第1及び第2
のスピーカ3及び3bの放射力F1 及びF2 の反作用力
−F1 及び−F2 はF1 ≒F2 とすれば互に相殺するこ
とが出来る。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】然し、上記した構成で
はスピーカボックス1内に一対の略同一構造のスピーカ
3及び3bを必要とし、スピーカボックス1の小型化を
図り難くなるだけでなく高価となる問題があった。
はスピーカボックス1内に一対の略同一構造のスピーカ
3及び3bを必要とし、スピーカボックス1の小型化を
図り難くなるだけでなく高価となる問題があった。
【0018】更に、従来の小型スピーカでは振動板を駆
動する磁気回路のマグネットが非常に小さく、スピーカ
の音圧を高くするため口径の小さなボイスコイルボビン
にボイスコイルを巻回しているためスピーカの最低共振
周波数(以下f0 と記す)の共振鋭度(以下Q0 と記
す)が大きくなる。
動する磁気回路のマグネットが非常に小さく、スピーカ
の音圧を高くするため口径の小さなボイスコイルボビン
にボイスコイルを巻回しているためスピーカの最低共振
周波数(以下f0 と記す)の共振鋭度(以下Q0 と記
す)が大きくなる。
【0019】又、この様なQ0 の大きい小型スピーカを
小さな容積のスピーカボックス内に配設した場合は低域
の再生拡大が出来ず、f0 でのQ0 は更に大きくなるた
め低音域での音質が著しく劣化する問題があった。
小さな容積のスピーカボックス内に配設した場合は低域
の再生拡大が出来ず、f0 でのQ0 は更に大きくなるた
め低音域での音質が著しく劣化する問題があった。
【0020】一般には非常に小型のスピーカでは振動板
の抄紙時に同時にエッジを作製するフィックスエッジが
多用されているが、この様な小型スピーカのフィックス
エッジは硬く、ボイスコイルも軽量であるためにスピー
カのf0 を下げることも難しくなる問題があった。
の抄紙時に同時にエッジを作製するフィックスエッジが
多用されているが、この様な小型スピーカのフィックス
エッジは硬く、ボイスコイルも軽量であるためにスピー
カのf0 を下げることも難しくなる問題があった。
【0021】更に、スピーカの振動系を等しく作った2
つのスピーカではf0 の高い方がQはf0 に比例して大
きくなるため低域の再生には不向きになる弊害があっ
た。
つのスピーカではf0 の高い方がQはf0 に比例して大
きくなるため低域の再生には不向きになる弊害があっ
た。
【0022】本発明は叙上の問題点を解消したスピーカ
装置を提供しようとするものであり、発明が解決しよう
とする課題はフィックスエッジの様な廉価な振動板を用
いてたスピーカを1個用いてQ0 を小さくし、スピーカ
のf0 を低域側に遷移させて低域の拡大と良質な低域放
射を行なうと共に軽量なスピーカボックスの振動を防止
可能なスピーカ装置を得ようとするものである。
装置を提供しようとするものであり、発明が解決しよう
とする課題はフィックスエッジの様な廉価な振動板を用
いてたスピーカを1個用いてQ0 を小さくし、スピーカ
のf0 を低域側に遷移させて低域の拡大と良質な低域放
射を行なうと共に軽量なスピーカボックスの振動を防止
可能なスピーカ装置を得ようとするものである。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明のスピーカ装置は
通気性のダンパを用い、気密なキャップを有する振動板
に複数の細孔を穿つ様になしたものである。
通気性のダンパを用い、気密なキャップを有する振動板
に複数の細孔を穿つ様になしたものである。
【0024】本発明のスピーカ装置によれば振動板に穿
った複数の透孔を通過する空気の等価質量によってスピ
ーカのQ0 を下げf0 を低域側に拡大可能なものが得ら
れる。
った複数の透孔を通過する空気の等価質量によってスピ
ーカのQ0 を下げf0 を低域側に拡大可能なものが得ら
れる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の小型のスピーカを
図1及び図2によって詳記する。尚図3及び図4で示し
たスピーカとの対応部分には同一符号を付して示してい
る。
図1及び図2によって詳記する。尚図3及び図4で示し
たスピーカとの対応部分には同一符号を付して示してい
る。
【0026】図1(A)は本例のスピーカ装置の平面
図、図1(B)は側断面図を示し、3は全体として本例
の小型スピーカを示し、ヨーク6は純鉄等の板材から成
る円盤状部と、この円盤状部の中心位置に立設された円
柱状のセンタポール6aと、このセンタポール6aと同
心円状に円盤状部に形成された段部から成るマグネット
ガイド部6bが一体に形成されている。
図、図1(B)は側断面図を示し、3は全体として本例
の小型スピーカを示し、ヨーク6は純鉄等の板材から成
る円盤状部と、この円盤状部の中心位置に立設された円
柱状のセンタポール6aと、このセンタポール6aと同
心円状に円盤状部に形成された段部から成るマグネット
ガイド部6bが一体に形成されている。
【0027】上述のヨーク6の円盤状部上にフェライト
等の厚み方向に着磁されたリング状の駆動用のマグネッ
ト4を接着剤を介して接着させる。リング状の駆動用の
マグネット4の内径はヨーク6の円盤状部に形成された
マグネットガイド部6bの段部に嵌合されて、位置決め
される。
等の厚み方向に着磁されたリング状の駆動用のマグネッ
ト4を接着剤を介して接着させる。リング状の駆動用の
マグネット4の内径はヨーク6の円盤状部に形成された
マグネットガイド部6bの段部に嵌合されて、位置決め
される。
【0028】この駆動用のマグネット4にプレート5を
接合する。この場合はギャップガイドをセンタポール6
aに差し込んだままにして置き、駆動用のマグネット4
の上面に接着剤を塗布し、プレート5の内径をギャップ
ガイドの外径に挿入して接着固定する。プレート5は純
鉄等を円盤状となし、中心部に透孔が穿たれた打板板材
で透孔の内径周縁とセンタポール6aの外径間に形成さ
れる磁気空隙部7内にボイスコイル12が配設される。
接合する。この場合はギャップガイドをセンタポール6
aに差し込んだままにして置き、駆動用のマグネット4
の上面に接着剤を塗布し、プレート5の内径をギャップ
ガイドの外径に挿入して接着固定する。プレート5は純
鉄等を円盤状となし、中心部に透孔が穿たれた打板板材
で透孔の内径周縁とセンタポール6aの外径間に形成さ
れる磁気空隙部7内にボイスコイル12が配設される。
【0029】プレート5には鋼材等で漏斗状に形成され
たフレーム8を固定することで磁気回路の金物部分が構
成され、磁気空隙部7の下方にはセンタポール6aの外
周とマグネット4の内径で囲まれた第2の空間部20b
が形成される。
たフレーム8を固定することで磁気回路の金物部分が構
成され、磁気空隙部7の下方にはセンタポール6aの外
周とマグネット4の内径で囲まれた第2の空間部20b
が形成される。
【0030】上述の磁気回路の磁気空隙部7内には円筒
状のボイスコイルボビン11に巻回したボイスコイル1
2を挿入し、上下方向に振動可能に波形のコルゲーショ
ンを有する通気性のあるダンパ17を介してボイスコイ
ルボビン11を保持する。
状のボイスコイルボビン11に巻回したボイスコイル1
2を挿入し、上下方向に振動可能に波形のコルゲーショ
ンを有する通気性のあるダンパ17を介してボイスコイ
ルボビン11を保持する。
【0031】ダンパ17の内径部はボイスコイルボビン
11の上端に接着剤を介して接合され、外径部はフレー
ム8の底面部の外周に接合されている。更に、紙等から
成るフリー或いはフィックスエッジ9の付いた漏斗状の
振動板10の内径をボイスコイルボビン11の上部外径
部に接合し、振動板10の最大直径部をフレーム8の上
部開口周縁部にガスケット19を介して固定する。
11の上端に接着剤を介して接合され、外径部はフレー
ム8の底面部の外周に接合されている。更に、紙等から
成るフリー或いはフィックスエッジ9の付いた漏斗状の
振動板10の内径をボイスコイルボビン11の上部外径
部に接合し、振動板10の最大直径部をフレーム8の上
部開口周縁部にガスケット19を介して固定する。
【0032】ボイスコイルボビン11の上端、或いは振
動板10の傾斜部にはドーム状にアルミニウム等の気密
性の高い材料で貼り合せ部23と共に形成された、キャ
ップ22がボイスコイルボビン11の上端を気密に覆う
様に接着剤を介して接合される。
動板10の傾斜部にはドーム状にアルミニウム等の気密
性の高い材料で貼り合せ部23と共に形成された、キャ
ップ22がボイスコイルボビン11の上端を気密に覆う
様に接着剤を介して接合される。
【0033】本発明の振動板10には図1(A)の平面
図に示されている様に、振動板10の傾斜部の適宜位置
に複数の細い透孔21が穿たれている。
図に示されている様に、振動板10の傾斜部の適宜位置
に複数の細い透孔21が穿たれている。
【0034】更に、錦糸線16はボイスコイル12に接
続され、フレーム8に取り付けられた入力端子15を介
して音声信号がボイスコイル12に供給される。
続され、フレーム8に取り付けられた入力端子15を介
して音声信号がボイスコイル12に供給される。
【0035】上述の様に小型のスピーカを組立てること
で、振動板10とプレート5の上面との間の第1の空間
部20aと上述の第2の空間部20bとが形成される。
で、振動板10とプレート5の上面との間の第1の空間
部20aと上述の第2の空間部20bとが形成される。
【0036】一般的にスピーカ3の振動系の低域特性は
f0 に於けるQ0 によって定まることはよく知られてい
る。
f0 に於けるQ0 によって定まることはよく知られてい
る。
【0037】今、スピーカの振動系の実効質量をM0 、
振動支持部分のスチフネスをS0 、出力アンプの内部抵
抗をR0 、ボイスコイルの抵抗をRv、ボイスコイルの
長さをLv(cm)、振動系の機械抵抗をRm、スピー
カボックスの内容積のスチフネスをSc、スピーカボッ
クス内の抵抗をRa、磁束をBgとするとQ0 は次の
(1)式で表すことが出来る。
振動支持部分のスチフネスをS0 、出力アンプの内部抵
抗をR0 、ボイスコイルの抵抗をRv、ボイスコイルの
長さをLv(cm)、振動系の機械抵抗をRm、スピー
カボックスの内容積のスチフネスをSc、スピーカボッ
クス内の抵抗をRa、磁束をBgとするとQ0 は次の
(1)式で表すことが出来る。
【0038】上述の(1)式からも明らかな様に振動板
10を駆動した場合に振動板10に穿った複数の透孔2
1を介して透孔21内を通過する空気抵抗Rmが増加
し、(1)式の分母は大きくなって、Q0 の値を下げる
様に働くことは明らかである。
10を駆動した場合に振動板10に穿った複数の透孔2
1を介して透孔21内を通過する空気抵抗Rmが増加
し、(1)式の分母は大きくなって、Q0 の値を下げる
様に働くことは明らかである。
【0039】従って、Q0 の低下に伴ってf0 の高域側
への遷移が防止出来て低域が拡大し、良質な低域放射可
能なスピーカ装置が得られる。
への遷移が防止出来て低域が拡大し、良質な低域放射可
能なスピーカ装置が得られる。
【0040】図2は図1に示したスピーカ3を位相反転
型のダクト18を有するスピーカボックス1内に配設し
た場合を示すもので、スピーカボックス1は図3で説明
したと同一構成であるので重複説明は省略する。
型のダクト18を有するスピーカボックス1内に配設し
た場合を示すもので、スピーカボックス1は図3で説明
したと同一構成であるので重複説明は省略する。
【0041】上述のスピーカボックス1はABS樹脂等
で容積が1〜3リットル程度の小型軽量なものであり、
スピーカ3の口径も直径8φcm以下のものを考えた場
合に音響信号を端子13aからボイスコイル12に供給
して、スピーカ3を駆動すれば振動板F1 方向の駆動力
F1 =M0 α0 及び反作用力−F1 が働く。
で容積が1〜3リットル程度の小型軽量なものであり、
スピーカ3の口径も直径8φcm以下のものを考えた場
合に音響信号を端子13aからボイスコイル12に供給
して、スピーカ3を駆動すれば振動板F1 方向の駆動力
F1 =M0 α0 及び反作用力−F1 が働く。
【0042】一方、振動板10の傾斜部10に穿った複
数の透孔21の数をnとするとこれら各透孔21部分で
はフィックスエッジ等の振動板10では比較的厚手であ
るので透孔21の部分でダクト的効果を生じ振動板10
の裏側から第1の空間部20aを通して第2の空間部2
0bに入り込む空気によって作用力FD /nに対する反
作用力−FD /nを発生する。
数の透孔21の数をnとするとこれら各透孔21部分で
はフィックスエッジ等の振動板10では比較的厚手であ
るので透孔21の部分でダクト的効果を生じ振動板10
の裏側から第1の空間部20aを通して第2の空間部2
0bに入り込む空気によって作用力FD /nに対する反
作用力−FD /nを発生する。
【0043】従って、この様なFD /n+FD /n+‥
‥=F1 になる様に釣り合わせれば図4で説明した様に
2個のスピーカ3及び3bを用いて反作用力−F1 及び
−F2 を相殺すると同様に−F1 の反作用力と−(FD
/n+FD /n+‥‥)の反作用力をある程度相殺する
ことが出来る。
‥=F1 になる様に釣り合わせれば図4で説明した様に
2個のスピーカ3及び3bを用いて反作用力−F1 及び
−F2 を相殺すると同様に−F1 の反作用力と−(FD
/n+FD /n+‥‥)の反作用力をある程度相殺する
ことが出来る。
【0044】この場合F1 >(FD /n+FD /n+‥
‥)であるのでF1 ≒(FD /n+FD /n+‥‥)と
することは難しいが相殺効果はある程度期待出来ること
は明らかである。
‥)であるのでF1 ≒(FD /n+FD /n+‥‥)と
することは難しいが相殺効果はある程度期待出来ること
は明らかである。
【0045】又、図2に示す位相反転用ダクト18を設
けた場合のダクト18の開口18aでの放射力をFD1と
し、その反作用力を−FD1とした場合、スピーカボック
ス1を揺動させない為の条件式は、F1 +FD1=(W+
F1 +FD1)Rとなる様に選択すればよい。尚、上式で
Wはスピーカ装置の自重、Rはスピーカボックス1の底
面と載置部間の摩擦抵抗を示す。
けた場合のダクト18の開口18aでの放射力をFD1と
し、その反作用力を−FD1とした場合、スピーカボック
ス1を揺動させない為の条件式は、F1 +FD1=(W+
F1 +FD1)Rとなる様に選択すればよい。尚、上式で
Wはスピーカ装置の自重、Rはスピーカボックス1の底
面と載置部間の摩擦抵抗を示す。
【0046】
【実施例】以下、本発明の口径6.5φcmの振動板1
0に複数の透孔を穿った場合及び穿たなかった場合のf
0 及びQ0 並びに機械的鋭度(QM )の測定例を比較例
と共に示す。
0に複数の透孔を穿った場合及び穿たなかった場合のf
0 及びQ0 並びに機械的鋭度(QM )の測定例を比較例
と共に示す。
【0047】先ず、比較例として、6.5φcmのスピ
ーカ3を密閉箱(1000リットルの容積)又は無限大
バッフル板の様なJIS箱に配設した場合のQM ,
Q0 ,f0 を以下に示す。 (イ)透孔21の穿たれていないスピーカの場合 QM =4.88 Q0 =2.79 f0 =170Hz (ロ)直径0.7mmの透孔21を振動板10の中心か
ら等しい角度で傾斜部に12個開口したスピーカの場合 QM =4.74 Q0 =2.74 f0 =166Hz
ーカ3を密閉箱(1000リットルの容積)又は無限大
バッフル板の様なJIS箱に配設した場合のQM ,
Q0 ,f0 を以下に示す。 (イ)透孔21の穿たれていないスピーカの場合 QM =4.88 Q0 =2.79 f0 =170Hz (ロ)直径0.7mmの透孔21を振動板10の中心か
ら等しい角度で傾斜部に12個開口したスピーカの場合 QM =4.74 Q0 =2.74 f0 =166Hz
【0048】次に上述と同様の口径6.5φcmのスピ
ーカ3を1リットルのスピーカボックスに設置した場合
のQM ,Q0 ,f0 は (ハ)透孔21の穿たれていないスピーカ QM =7.3 Q0 =4.2 f0 =245Hz (ニ)直径0.7mmの透孔21を振動板10の中心か
ら等しい角度で傾斜部に12個開口したスピーカの場合 QM =5.15 Q0 =3.2 f0 =195Hz となっている。
ーカ3を1リットルのスピーカボックスに設置した場合
のQM ,Q0 ,f0 は (ハ)透孔21の穿たれていないスピーカ QM =7.3 Q0 =4.2 f0 =245Hz (ニ)直径0.7mmの透孔21を振動板10の中心か
ら等しい角度で傾斜部に12個開口したスピーカの場合 QM =5.15 Q0 =3.2 f0 =195Hz となっている。
【0049】上述の測定結果からも明白な様に、本発明
の場合はf0 の上昇も245Hzに対し195Hzと低
域側に遷移出来、且つ最低共振周波数f0 での共振鋭度
であるQ0 も4.2から3.2と下げることが出来るの
で、小型で、廉価なスピーカであっても低域を拡大し、
低域の音質を向上可能なスピーカ及びスピーカ装置を得
ることが出来る。
の場合はf0 の上昇も245Hzに対し195Hzと低
域側に遷移出来、且つ最低共振周波数f0 での共振鋭度
であるQ0 も4.2から3.2と下げることが出来るの
で、小型で、廉価なスピーカであっても低域を拡大し、
低域の音質を向上可能なスピーカ及びスピーカ装置を得
ることが出来る。
【0050】尚、上述の本発明の形態例及び実施例では
振動板10に穿つ透孔の数を12個としたが、この数n
を極端に増加させると中域特性のレスポンスが低下する
ので15未満の個数に抑えることが好ましい。又、個数
を少なくすると本発明の効果が得られなくなるので、少
なくとも3個以上の透孔は必要である。
振動板10に穿つ透孔の数を12個としたが、この数n
を極端に増加させると中域特性のレスポンスが低下する
ので15未満の個数に抑えることが好ましい。又、個数
を少なくすると本発明の効果が得られなくなるので、少
なくとも3個以上の透孔は必要である。
【0051】更に、透孔21の大きさは直径3mmφ以
下が好ましく透孔位置は図1(A)の様に振動板の中心
から360度の範囲で等角度に穿つ必要はなく、ランダ
ムに穿ってもよいことは明白である。
下が好ましく透孔位置は図1(A)の様に振動板の中心
から360度の範囲で等角度に穿つ必要はなく、ランダ
ムに穿ってもよいことは明白である。
【0052】
【発明の効果】本発明のスピーカによれば最低共振周波
数f0 に於ける共振鋭度Q0 の値を振動板に細い透孔を
穿つだけで小さくすることが出来て低域共振周波数f0
を低域側に遷移可能となる。更に、スピーカボックス内
に上記した振動板に透孔を穿ったスピーカを1つ配設す
るだけでスピーカの反作用力を減衰させることの出来る
スピーカ装置が得られる。
数f0 に於ける共振鋭度Q0 の値を振動板に細い透孔を
穿つだけで小さくすることが出来て低域共振周波数f0
を低域側に遷移可能となる。更に、スピーカボックス内
に上記した振動板に透孔を穿ったスピーカを1つ配設す
るだけでスピーカの反作用力を減衰させることの出来る
スピーカ装置が得られる。
【図1】本発明のスピーカの平面及び側断面図である。
【図2】本発明のスピーカ装置の側断面図である。
【図3】従来のスピーカ装置の断面図及びその電気的等
価回路図である。
価回路図である。
【図4】従来のスピーカ装置の構成を示す他の側断面図
である。
である。
1‥‥スピーカボックス、3,3b‥‥スピーカ、10
‥‥振動板、18‥‥ダクト、21‥‥透孔
‥‥振動板、18‥‥ダクト、21‥‥透孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松下 三恵 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 通気性のダンパと、気密なキャップを用
いた振動板を有するスピーカであって、 上記振動板に複数の細孔を穿ったことを特徴とするスピ
ーカ。 - 【請求項2】 振動板に複数の細孔を穿ったスピーカを
位相反転用ダクトを有するスピーカボックス内のスピー
カ放音孔に対向して配設して成ることを特徴とするスピ
ーカ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4548498A JPH11243593A (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | スピーカ及びスピーカ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4548498A JPH11243593A (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | スピーカ及びスピーカ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11243593A true JPH11243593A (ja) | 1999-09-07 |
Family
ID=12720684
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4548498A Pending JPH11243593A (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | スピーカ及びスピーカ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11243593A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010137997A3 (en) * | 2009-05-29 | 2011-01-13 | Leiv Eiriksson Nyskapning As | Flat panel acoustic module |
| WO2011043292A1 (ja) * | 2009-10-06 | 2011-04-14 | 株式会社コト | スピーカ型振動装置および振動機能付き電子機器 |
| JP2015019342A (ja) * | 2013-07-15 | 2015-01-29 | 賢太 田中 | スピーカ装置 |
-
1998
- 1998-02-26 JP JP4548498A patent/JPH11243593A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010137997A3 (en) * | 2009-05-29 | 2011-01-13 | Leiv Eiriksson Nyskapning As | Flat panel acoustic module |
| WO2011043292A1 (ja) * | 2009-10-06 | 2011-04-14 | 株式会社コト | スピーカ型振動装置および振動機能付き電子機器 |
| JP2015019342A (ja) * | 2013-07-15 | 2015-01-29 | 賢太 田中 | スピーカ装置 |
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