JPH11243784A - 植物育成容器と栽培育成方法 - Google Patents

植物育成容器と栽培育成方法

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JPH11243784A
JPH11243784A JP6955898A JP6955898A JPH11243784A JP H11243784 A JPH11243784 A JP H11243784A JP 6955898 A JP6955898 A JP 6955898A JP 6955898 A JP6955898 A JP 6955898A JP H11243784 A JPH11243784 A JP H11243784A
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JP
Japan
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container
water
growing
plant
plants
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JP6955898A
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Hisashi Miyamoto
久士 宮本
Shiroji Tokushige
城二 徳重
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AQUA GARDEN HIGHTECH KK
TOKUJOU GREEN KK
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AQUA GARDEN HIGHTECH KK
TOKUJOU GREEN KK
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  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来では底床となりうる土壌や水が常時存在
しないたとえばコンクリートやアスファルトのような場
所にたとえば、芝生やレンゲを植え込む場合、土壌を他
より持ち込み、排水等の工事が必要であった。またこの
時に風雨による土壌の飛散、漏れ出し、しみ出し、流失
などによる問題があった。また、植木鉢等では違和感が
あった。 【解決手段】 本発明にかかる植物育成容器と栽培育成
方法では植物を育成する容器内部に植物の根がからみつ
き容易に植物や底床が容器から脱落することのない網目
状、繊維状もしくは突起物を設け、過剰な水分を排水す
る貫通孔を設けた。また、容器の縁等が従来の植木鉢の
ように表面に露出するのを防ぐため容器上面にも土壌等
の底床を配置し、散水の頻度を軽減するために保水もし
くは溜め水構造を容器内部底面に配した。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は植物の発芽、育苗及び育
成を行う植物栽培用容器及びこれを用いた栽培育成方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】室外の土壌に直接種まき、もしくは種苗
や成体を植え付け植物を栽培育成する方法がある。
【0003】植木鉢に土壌を配置し種をまく、もしくは
種苗や成体を植え付け植物を栽培育成する方法がある。
【0004】セラミック製の土壌を使用もしくは水のみ
での水耕栽培装置およびその栽培育成方法がある。
【0005】栄養培地を使った植物栽培育成方法があ
る。
【0006】特開平9−103198に記載のの筺体を
用いたブロックおよびこれを用いた植物栽培法方があ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来では底床となりう
る土壌や水が常時存在しないたとえばコンクリートやア
スファルトのような場所にたとえば、芝生やレンゲを植
え込む場合、土壌を他より持ち込み、排水等の工事が必
要であった。またこの時に風雨による土壌の飛散、漏れ
出し、しみ出し、流失などによる問題があった。
【0008】従来の植木鉢を使用したものであればコン
クリートやアスファルトのような底床がない場所でも植
物を育成することができるが、容易に植木鉢とその植物
や土壌が分離してしまう。大きな面積に自然の芝生が土
壌に生えているがごとくもしくはレンゲ畑のごとくの演
出ができない。水を多く必要とする草木では散水が頻繁
に必要でありまた、同型同型のものを複数使用した場
合、植木鉢や特開平9−103198に記載の筺体のも
のでは上部開口部の縁や保護部材が不自然に突出し、芝
生など本来人間や動物が踏みつけるものの場合危険であ
り違和感があった。
【0009】水耕栽培方法などを利用したものは商業用
としての大型装置で、栽培された果実や植物体を食する
ものがあるが、従来のものでコンクリートの上でレンゲ
畑をつくり観賞用とするにはコストが高く装置が大がか
りになる。また、家庭用水耕栽培ではガラス製容器や樹
脂製容器にハイドロボールといわれるセラミックを使っ
たものがあるが。この方法で大きな面積に芝生やレンゲ
を作付けして生育したとしてもその上を歩いた人や動物
は従来の土壌の上に芝生やレンゲが植わっている感覚で
はないことがわかると共に、手足が濡れ歩ける状態では
かった。
【0010】
【発明の目的】本発明に係る植物育成容器と栽培育成方
法では従来の技術の問題点に鑑みて発明されたものであ
り、コンクリートやアスファルトなど草木が育たない冷
たいイメージの屋上やビルの谷間、ベランダ等を土砂を
持ち込み大がかりな施行をせずに、そこに土壌を配し、
植物があたかも土壌の上より生育しているがごとく演出
することと芝生やレンゲなど一面に草木を配し、健康に
生育させ大気中の二酸化炭素等を削減することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の植物育成容器と栽培育成方法では植物を育
成する容器内部に植物の根がからみつき容易に植物や底
床が容器から脱落することのない網目状、繊維状もしく
は突起物を設け、過剰な水分を排水する貫通孔を設け
た。また、容器の縁等が従来の植木鉢のように表面に露
出するのを防ぐため容器上面にも土壌等の底床を配置
し、散水の頻度を軽減するために保水もしくは溜め水構
造を容器内部底面に配した。
【0012】また、散水等を自動的に行うため容器内部
や底面もしくは側面の外部の見えない位置に散水装置を
配置することや、冬場、草木が休眠もしくは枯死するの
を遅らすもしくは防ぐために保温用断熱材や保温装置を
配した。容器側面で外部に露出する箇所には砂の流出や
容器の変質、外観の向上を目的とする板状や柱状の部材
を配置することで解決した。
【0013】
【作用】上記のように構成することにより、簡単に自然
に近い花畑や草原を演出し、二酸化炭素の削減にも寄与
する結果となった。
【0014】
【実施例】ここに図1に上面が開口したポリエチレン製
容器1がありその断面図を示す。この容器1は1片が4
00mm高さ70mmのざる様のもので内部空間に高麗
芝Aの根A1を固定することと、容器1の側面が膨満も
しくは収縮するのを防ぐために配置された網目状の桟2
(桟の間隔は約40mmの正方形である。)でこの桟2
は2aで容器と固定されている。
【0015】この容器内部に3mm程度の鹿沼土と芝刈
り後の芝を利用した腐植土と栄養を担持させたセルロー
スの2mm程度の球状物を混合し底床Bとした。底床B
は容器上面1aが芝面上に突出することを避けるため、
容器1上面1aより約30mmの厚みで底床を盛り上げ
る構造B1とした。
【0016】この底床を盛り上げたB1は複数の容器1
を連結配置した場合に容器と容器の継ぎ目がわからない
ことと、連結された隣の容器へ地下茎や根などで植物体
が他の容器へ成長することで容器と容器の隙間をなくす
とともに容器が容易に移動しないことになる。また、こ
の容器に芝生などを配し、人がその上を裸足で歩いた場
合なども継ぎ目がわからず、あたかも天然土壌の上に芝
生が配されているのと同じ感覚を得ることができる。
【0017】桟2は網目状に一体成形されたものや個別
に成形されたものなど腐蝕しない安全なものであればい
かようなもでも使用できる。また桟2は容器最上面1a
部から下の容器内部であればどの箇所にでも1箇所以上
を配することができる。
【0018】ここに容器1が400個あるこれを平らな
コンクリートの上に縦20個、横20を規則正しく並べ
置き、その上に図1様になるよう底床Bを充填しある程
度の圧力をかけ底床が崩れないようにした。その上へ高
麗芝0.8mx8mをロール状にしたもの10本を容器
の上に絨毯を敷くようにまんべんなく敷いて気温15度
から20度程度で60日養生した。
【0019】60日後これらを包丁様な切断器具で1つ
1つ分離したものが図1に示すもので、根は図1のよう
に桟2に絡まり容器を逆さまにしても芝生も底床も脱落
することはなかった。また、桟2を配さない容器で同様
に試みたが養生後容器を逆さまにすると底床ともども芝
生は抜け落ちた。
【0020】図2は容器の一実施例を示す図で貫通孔3
hは容器18の下部の凹凸部に配されたものである。芝
生などのある程度底床の厚さがないとうまく生育しない
植物を栽培育成する場合、どうしても容器の高さを高く
する必要がある。そのため製品の重量が大きくなり取扱
に問題がある。
【0021】図2のように容器底面に凹凸部を配するこ
とにより、その重量を軽減できることと、容器と接地面
の通気を良くすることが可能となった。
【0022】次に図3のXは容器1の代わりにほぼ容器
1と同様な大きさの容器11を使用し、桟2の代わりに
ナイロン繊維21を配し留め具4でナイロン繊維を固定
したものの一実施例である。
【0023】容器11の貫通孔は3に示すドレーン(直
径約6mm程度)のみで底床Bが流失するのを防ぐため
ウレタン製のフィルター3aを設けた構造となってい
る。フィルター3aは過剰な水以外の内容物を流出させ
ない構造のものであればどのようなものでも良い。
【0024】貫通孔3は容器側面であればどこでも配す
ることができるが栽培植物により差はあるが、根腐れの
問題から芝生を育成する場合、本高さの容器を使用する
時には、容器底面より20mm以下に配することが好ま
しい。また、ドレーン3は図3Xに示すごとく容器どう
しを連結もしくは隙間なく並べるため容器側面より突出
することは好ましくない。
【0025】図3のYは容器1の代わりにほぼ容器1と
同様な大きさの容器12を使用し、桟2の代わりに突起
物22を配した一実施例である。22の形状は植物の根
が絡まることのできるものであればいかなるものでもよ
く安全で腐蝕しないものであればどのような材質でも良
い。
【0026】容器12の貫通孔は31に示すオバーフロ
ー型ドレーン(直径約10mm)のみである。この構造
により見かけ上6に示す部分に水が溜まるものとなって
いる。この高さはいかようにも調節できるが根腐れの問
題から今回は底面より15mmとした。
【0027】また排水される水が容器底外部面と容器が
おかれている接地面の間を流れ、残留することがないこ
とと接地面と容器外部底面の通気向上のために突起物5
を2つ以上点や線、面でもうけ空間を作る構造となって
いる。これは他の実施例でも同様の構造を有することが
できる。
【0028】また、ドレーン3や31は1つ以上設ける
ことができる。
【0029】図3のZは図Xの容器内部ドレーン部分に
パイプ側面に穴のあいたもの3bを装着した図である。
このようにパイプを何本か配置することにより、底床B
の水の偏りが減少し、また通気性も向上する。またパイ
プの配される位置により容器底面内部に任意の量の水を
溜めることも可能である。パイプの穴径が大きい場合は
底床が流失しないことや穴が目詰まりしないことを目的
とする通水性の不織布やウレタンなどをパイプの回り全
体や穴付近に配置することができる。
【0030】図4のXは容器12様のものを使用し空間
61に底床が進入しないための仕切7をもつものであ
る。仕切7は通水性通気性の不織布で樹脂製パンチング
ボード71の上面に配置され、パンチングボード71は
支え72により固定され変形することのない構造となっ
ている。容器12に配された植物に散水すれば容器内部
の底床Bを経て過剰な水は空間61へ達し、9に示す水
層を容器底面に形成する。水層9は図に示すドレーン3
1の先端部を上回るとドレーン31より排水されるため
水面91を上回ることがない。そのため図のように常
時、底床Bと水相9の間には空間62が存在することに
なる。この空間により底床Bの底面には常時酸素が供給
されることと、水蒸気が水相9より供給される構造とな
っている。水層9に空炊き防止機能の付加されたファイ
ンセラミックヒーターHaなどのヒーターを配すればよ
り底床Bへの水供給性と保温性が向上することとなる。
【0031】図4のYは図4のXのものに水層9より浸
透圧を利用した繊維状給水糸8を配した簡単な略図であ
る。底床Bに含まれる水が蒸発や草木の蒸散に利用さ
れ、ある程度乾燥すれば強制的に水層9より給水糸8を
経て底床Bへ供給される仕組みとなっている。
【0032】これらは栽培育成される草木の水の需要に
応じ構造XかYかが選択でき、給水糸8の浸透圧吸水能
力やその数を加減することで底床Bの保水状態を調整す
ることができる。また給水糸8は繊維状のものやパイプ
状、多孔質のものなど目的に合わせた構造や形態の装置
であればいかようなものでもよい。
【0033】これらの構造のものは通常の植木鉢や図1
に示すものや特開平9−103198に示すものなどに
比べ散水頻度が軽減される。
【0034】ここに300mm四方で図4のYに示すも
のがあり同様の大きさの特開平9−103198に示す
ものがある。これらを同じ時期に作付けされた高麗芝を
同一条件で90日間養生し両者見劣りせぬものとした。
その両者に5Lの水を散水し、温室の中へ同一条件で室
温25度から15度の範囲で育成し水を両者には与えな
かった。
【0035】1カ月放置後、特開平9−103198の
ものでは葉面の一部が枯死したように見受けられたが図
4のYに記載のものは葉長も伸び枯死した部分は見受け
られなかった。このことより散水頻度が軽減されること
がわかる。
【0036】図5は散水装置を設けた一実施例を示す図
で95は散水パイプ、96は散水口、97は容器13と
散水口96の基部をパッキンで固定するもので、水が漏
れないような役割をするものである。この図では水が低
床Bへ直接給水される仕組みとなっているが、散水口9
6の位置を空間61に配置すれば空間61への直接給水
も可能である。散水パイプ95は図5のXに示すごとく
下方に配置することや図5のYに示すごとく側面に配置
することも可能である。また、パッキン97は容器内部
や外部、散水口基部など水が漏れない位置であればどこ
にでも配置することができ、ネジ様なものなどその形態
や材質は目的を達成するものであればいかようなもので
も良い。
【0037】図6は図5のXの側面Sから見た容器を連
続的に配置した簡単な図である。散水パイプ95の上面
に植物が配置された容器13を図5のX様に配置し給水
器97より人為的又は機械的に散水を間欠で行う仕組み
となっている。これらは植物により給水時間や給水量を
タイマーやポンプもしくは水道圧で任意に調整すること
ができる。また、栄養を含んだ水を散水することもでき
る。排水は図5のXでは直接接地面に行われる構造とな
っているが、回収パイプを設け、任意の排水溝まで配管
することも可能で、接地面を極力ぬらすことを避けるこ
とができる。
【0038】図7のXはヒーターを配した容器の断面図
である。H1はステンレス製のパイプで高麗芝を育成す
る場合20度から25度程度の温水を通水することによ
り底床を保温する仕組みとなっている。またG面ヒータ
ー配置部もしくはG面全面に板状の断熱材を配しヒータ
ーを覆うことも可能である。
【0039】図7のYは図7のXを裏面Gから見たもの
を連続的に並べたものである。ヒーターHで暖められた
温水がポンプPにより循環し、各々の容器15を保温す
る仕組みとなっている。これらの装置を用い、容器15
に配置されている底床を保温することで冬季休眠するよ
うな植物を休眠させることなく栽培育成することが可能
となった。また、H1は底面だけではなく図5のY様に
側面にも配置することができる。
【0040】吸水装置や配管は容器内部を貫通させ配管
することも可能である。各々の容器に配置されたパイプ
をパッキンなどで固定することができる。しかし、連続
して配置された容器の一部を取り出すことは容易ではな
いため、配管は外部底面に配置することが望ましい。
【0041】底床保温は芝生を育成する場合、底床上面
より約50mmから80mm下部分で15度から25度
程度に調整されることが良く、好ましくは20度程度で
ある。
【0042】図8は防水処理の施された面状ヒーターH
3を配した一実施例である。面状ヒーターは断熱材で製
作された受け皿H4上に配置され容器底面から底床を保
温する仕組みとなっている。また、図には示していない
が容器側面にも張り付け等の方法で配することができ
る。
【0043】図9は板状の断熱材H5を配した容器断面
図である。このように容器内部もしくは外部の一部また
は全部に断熱材を配し、保温性を向上することができ
る。また、容器自身を保温性材料で製作することもでき
る。
【0044】連結された容器の端面は容器側面が露出状
態となり、その容器上面に配された底床や容器自身が光
や風雨により劣化しもしくは貫通孔から内容物が飛散
し、漏れ出、しみ出る恐れがあることと、外観上の問題
があるため、図10に示すごとく部材Iを端容器側面に
配置することができる。部材Iはその目的を達成するも
のであれば木製品、樹脂やセラミックなどいかような材
質のものを外観を損ねることのない形態であればどのよ
うな形のものをも配することができる。
【0045】図11のXは容器1の側面の網目に突起4
1でセラミック製部材I1を固定したものである。ま
た、図11のYは樹脂製部材I2に配された吸盤42で
容器14に固定したものである。このように容器と部材
を固定し厳しい自然環境にも適応できることと、外観を
向上させることができる。
【0046】底床Bには植物に合致した様々なものの使
用が可能である。たとへば保水力を高めるのであれば天
然素材では鹿沼土やセピオライト、ゼオライトなどの多
孔質無機原料をそのままもしくは焼成して使用できる、
有機原料であれば吸水性樹脂や多孔質ペレット状樹脂等
などがある。また、栄養を担持させたセルロースなどの
有機質原料や、多孔質無機原料や製品を使用し栄養を徐
放させることも可能である。
【0047】また、土壌バクテリアを活性状態もしくは
休眠状態で底床に混合することができる。Bacillus属や
Clostridium属のあるものは嫌気性下でセルラーゼを生
成しもう一方ではリポペプタイドを生成し、その相互作
用で繊維質が分解され、土壌が微細化し団粒形成を行
い、より微生物が活性し底床の寿命を延長することがで
きる。
【0048】使用する底床に有機物をある程度含有させ
微生物を活性さすことによる保温効果がある。たとへ
ば、珪砂などの無機原料のみを使用した底床に無機栄養
のみを散布した土壌と、低床Bに示すある程度発酵した
植物体を利用したものでは低床温度は4度程度の差が認
められた。このため使用する底床と微生物の因果関係は
軽視できず、植物を冬季育成するのには重要である。
【0049】人為的に嫌気的環境をつくるためには生分
解生樹脂などを少量低床に配合することがよい。
【0050】次に図12に示すごとく低床を固形のもの
の代わりに水のみを配置した植物育成容器と栽培育成方
法を示す。容器16は従来のものより薄く高さ50mm
程度でその最上部1aに目の大きさ3mm程度の厚み2
mmのステンレス製金網25を配し人が踏んでもこわれ
ることのないように支え72を複数個もうけた。また、
植物体が容器より容易に外れないよう根を絡めるための
桟2を2カ所に設けた。オーバーフロードレーンパイプ
3は最上部より10mm低い位置に開口部を設け、容器
内底面に水が溜まるように設定し、栽培液を注入し25
上部に野芝を配置し発根させ桟2に絡めさせた。
【0051】この時の溶液のpHは5から6を示し、そ
の溶液の栄養配合比はは窒素:リン酸:カリど10:1
0:6とし、乳酸生菌を5Lに104個体程度となるよ
うに調整した。
【0052】この溶液を1週間に1回十分に散布すれば
野芝は底床なしに十分に栽培が可能である。
【0053】図13のXは16様容器内水を循環式にす
るための装置の図である。吸水パイプ95aは給水口9
6aを介し、容器16aに供給される。排水はオーバー
フロードレーン3を介し回収パイプ36にて回収される
仕組みになっている。
【0054】図13のYは図13のXを裏面Gから見た
ものを連続して配した図である。この図によれば溶液調
整層Eで調整された水がポンプPにより各容器に給水さ
れ回収パイプ36により溶液調整層Eに回収される仕組
みとなっている。
【0055】この循環式装置は連続もしくは間欠で運転
される。また溶液調整層に濾過材を配し回収水の濾過を
行うこともできる。また、溶液調整層で電気伝導度など
を測定し自動的に任意に調整された栄養を循環水に投入
することもできる。
【0056】この循環式装置に使用される容器にも保温
や断熱などの設備を付加でき、循環水自身を調整層で水
温調整することが可能である。
【0057】この装置を利用することにより従来の容器
を用いた芝生の栽培育成の容器の高さを半減することに
成功した。
【0058】これらの低床となりうる固形や液体の中に
活性炭やイオン交換樹脂などの物理化学濾過材を投入す
ることにより、有害物を除去することもできる。
【0059】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、植物育成
栽培容器を町の無機質的な風景のコンクリートやアスフ
ァルト上に複数連続的に配することにより都会の花畑
や、芝園が誕生することになり人々の心をなごませてく
れる。また、それらの植物が健全に育成栽培されたな
ら、大気中の二酸化炭素や窒素化合物、硫化物などの削
減に寄与し環境改善効果も提供することを可能とした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態を示す断面図である。
【図2】本発明に係る一実施形態を示す断面図である。
【図3】本発明に係る一実施形態を示す断面図である。
【図4】本発明に係る一実施形態を示す断面図である。
【図5】本発明に係る一実施形態を示す断面図である。
【図6】本発明に係る一実施形態を示す側面図である。
【図7】本発明に係る一実施形態を示す断面図と裏面図
である。
【図8】本発明に係る一実施形態を示す断面図である。
【図9】本発明に係る一実施形態を示す断面図である。
【図10】本発明に係る一実施形態を示す図である。
【図11】本発明に係る一実施形態を示す断面図であ
る。
【図12】本発明に係る一実施形態を示す断面図であ
る。
【図13】本発明に係る一実施形態を示す断面図と裏面
図である。
【符号の説明】
1 容器 2 桟 3 ドレーン A 植物 B 底床
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年5月6日
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項10
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項12
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】 特開平9−103198に記載のの筺体
を用いたブロックおよびこれを用いた植物栽培方法があ
る。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】 従来の植木鉢を使用したものであればコ
ンクリートやアスファルトのような底床がない場所でも
植物を育成することができるが、容易に植木鉢とその植
物や土壌が分離してしまう。大きな面積に自然の芝生が
土壌に生えているがごとくもしくはレンゲ畑のごとくの
演出ができない。水を多く必要とする草木では散水が頻
繁に必要でありまた、同形同型のものを複数使用した場
合、植木鉢や特開平9−103198に記載の筺体のも
のでは上部開口部の縁や保護部材が不自然に突出し、芝
生など本来人間や動物が踏みつけるものの場合危険であ
り違和感があった。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】 図2のように容器底面に凹凸部を配する
ことにより、その重量を軽減できることと、容器と接地
面の通気を良くすること、貫通孔3hの位置を調整する
ことにより容器内部底面に水を溜めることが可能となっ
た。また、容器底面の凹凸部はどのような形状、形態で
も良く容器底面内部の任意の水溜め量に応じ、貫通孔3
hは容器凹凸部の上面や側面のいかようなところへも配
置することができる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】 図3のYは容器1の代わりにほぼ容器1
と同様な大きさの容器12を使用し、桟2の代わりに突
起物22を配した一実施例である。22の形状は植物の
根が絡まることのできるものであればいかなる構造でも
よく安全で腐蝕しないものであればどのような材質でも
良い。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】 図3のZは図3のXの容器内部ドレーン
部分にパイプ側面に穴のあいたもの3bを装着した図で
ある。このようにパイプを何本か配置することにより、
底床Bの水の偏りが減少し、また通気性も向上する。ま
たパイプの配される位置により容器底面内部に任意の量
の水を溜めることも可能である。パイプの穴径が大きい
場合は底床が流失しないことや穴が目詰まりしないこと
を目的とする通水性の不織布やウレタンなどをパイプの
回り全体や穴付近に配置することができる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】 使用する底床に有機物をある程度含有さ
せ微生物を活性さすことによる保温効果がある。たとへ
ば、珪砂などの無機原料のみを使用した底床に無機栄養
のみを散布した土壌と、底床Bに示すある程度発酵した
植物体を利用したものでは底床温度は4度程度の差が認
められた。このため使用する底床と微生物の因果関係は
軽視できず、植物を冬季育成するのには重要である。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】 人為的に嫌気的環境をつくるためには生
分解生樹脂などを少量底床に配合することがよい。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】 次に図12に示すごとく底床を固形のも
のの代わりに水のみを配置した植物育成容器と栽培育成
方法を示す。容器16は従来のものより薄く高さ50m
m程度でその最上部1aに目の大きさ3mm程度の厚み
2mmのステンレス製金網25を配し人が踏んでもこわ
れることのないように支え72を複数個もうけた。ま
た、植物体が容器より容易に外れないよう根を絡めるた
めの桟2を2カ所に設けた。オーバーフロードレーンパ
イプ3は最上部より10mm低い位置に開口部を設け、
容器内底面に水が溜まるように設定し、栽培液を注入し
25上部に野芝を配置し発根させ桟2に絡めさせた。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正内容】
【0051】 この時の溶液のpHは5から6を示し、
その溶液の栄養配合比は窒素:リン酸:カリを10:1
0:6とし、乳酸生菌を5Lに104個体程度となるよ
うに調整した。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正内容】
【0058】 これらの底床となりうる固形や液体の中
に活性炭やイオン交換樹脂などの物理化学濾過材を投入
することにより、有害物を除去することもできる。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面が開口した容器の内部空間に網目
    状、繊維状物もしくは突起物を設けそれらを容器に固定
    し、植物が発根したものを絡ませその植物や底床(植物
    が根を張る部分のことをいう)が容器から簡単に外れる
    ことのないような植物育成容器と栽培育成方法。
  2. 【請求項2】 上面が開口した容器はその容器底面もし
    くは側面に1つ以上の貫通孔を有することを特徴とする
    請求項1に記載の植物育成容器。
  3. 【請求項3】 上面が開口した容器の側面のみに1つ以
    上の貫通孔を有し、容器内底面に散布された水が溜まる
    ことを特徴とする請求項1に記載の植物育成容器。
  4. 【請求項4】 容器内部に配置される底床は有機物もし
    くは無機物から構成される粉体、粒体、繊維状などの固
    形物もしくは液体であるものを使用し、微生物やイオン
    交換樹脂などの生物もしくは物理化学反応促進物を配合
    されたものを使用することを特徴とする請求項1及び請
    求項2、請求項3に記載の植物育成容器と栽培育成方
    法。
  5. 【請求項5】 容器内部に配置される底床が固形物であ
    る場合、容器上面にも底床を配置することを特徴とする
    請求項1及び請求項2、請求項3、請求項4に記載の植
    物育成容器と栽培育成方法。
  6. 【請求項6】 容器内部底面に底床が配置されない空間
    を設け、その一部もしくは全部に水が溜まることを特徴
    とする請求項1及び請求項2、請求項3に記載の植物育
    成容器と栽培育成方法。
  7. 【請求項7】 容器内部底面に配された空間に溜まった
    水をその上部に配された底床へ引き上げる多孔質もしく
    は繊維状、パイプ状の装置を1つ以上配することを特徴
    とする請求項6に記載の植物育成容器と栽培育成方法。
  8. 【請求項8】 容器内部もしくは外面にその容器に取り
    付けられる散水装置を配置することを特徴とする請求項
    1及び請求項2、請求項3、請求項6、請求項7に記載
    の植物育成容器と栽培育成方法。
  9. 【請求項9】 容器内部もしくは外面にその容器に取り
    付けられるヒーターもしくは温水循環装置を配置するこ
    とを特徴とする請求項1及び請求項2、請求項3、請求
    項6、請求項7、請求項8に記載の植物育成容器と栽培
    育成方法。
  10. 【請求項10】容器を2つ以上連結もしくはならべ置い
    たとき、請求項7及び請求項8に記載の事項が1つの装
    置で複数の容器に配置された植物を栽培育成できること
    を特徴とする請求項1及び請求項2、請求項3、請求項
    4、請求項5、請求項6、請求項7に記載の植物育成容
    器と栽培方法。
  11. 【請求項11】容器内面もしくは外面に底床及び容器内
    底面に溜まった水の保温性を向上させることを目的とす
    る断熱材を配することを特徴とする請求項1及び請求項
    2、請求項3、請求項6、請求項7、請求項8、請求項
    9、請求項10に記載の植物育成容器。
  12. 【請求項12】容器内や容器上部に配された底床の側面
    に光や風雨があたるのを防ぐ目的と外観改良の目的のた
    め木製や樹脂製、セラミック製の板状や柱状などを代表
    とする部材を容器外側面に取り付けることを特徴とする
    請求項1及び請求項2、請求項3、請求項7、請求項
    8、請求項9、請求項10、請求項11に記載の植物育
    成容器。 【0001】
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