JPH11243992A - ゾル−ゲルおよび水質検定におけるその使用 - Google Patents

ゾル−ゲルおよび水質検定におけるその使用

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JPH11243992A JP10326639A JP32663998A JPH11243992A JP H11243992 A JPH11243992 A JP H11243992A JP 10326639 A JP10326639 A JP 10326639A JP 32663998 A JP32663998 A JP 32663998A JP H11243992 A JPH11243992 A JP H11243992A
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Stephen Peter Fitzgerald
スティーブン・ピーター・フィッツジェラルド
John Victor Lamont
ジョン・ビクター・ラモント
Robert Ivan Mcconnell
ロバート・イバン・マッコネル
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な操作で水質を検定することができる方
法ならびにそのような検定に適する反応物質含有ゾル−
ゲルを提供する。 【解決手段】 液体試料において分析物の存在下に混合
したときにシグナルを与える第1および第2の反応物質
を、液体の存在下に反応物質を放出するゾル−ゲル中に
別々に含ませる。例えば、第1および第2の反応物質が
それぞれオキシダントおよびレダクタントからなり、そ
の反応が検出可能なシグナルを与えるとき、この系を用
いて水試料中の汚染物質の存在を検出することができ
る。このゾル−ゲルは、水と水1部(容量)に対して少な
くとも2部の金属アルコキシドとの反応、および得られ
たゲルの乾燥によって得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゾル−ゲルおよび
水質検定におけるその使用に関する。
【0002】
【従来の技術】水流は、下水、重金属、殺虫剤含有有機
残留物などの物質によって汚染されることがある。この
ような物質は、遊離ラジカルスカベンジャーとして作用
する。従って、光を発生する遊離ラジカル反応を用いて
これら物質を検定することができる。蒸留水対照と比較
すると、光の放射は、存在する汚染物質の量に比例して
減少するかまたは抑制される。
【0003】ランドックス・ラボラトリーズ・リミテッ
ド(Randox Laboratories Limited)から商標名アクアノ
ックス(Aquanox)のもとで入手できる1つのこのような
試験は、促進剤の存在下での水素受容体(オキシダント)
と水素供与体(ルミノール)の間の遊離ラジカル反応を包
含する。この反応は西洋ワサビペルオキシダーゼ(HR
P)によって触媒され、一定割合で光を放射する結果が
得られる。
【0004】現在、アクアノックス検定を行うために
は、凍結乾燥したシグナル試薬(ルミノール、促進剤お
よびオキシダントを含む)のバイアルをホウ酸緩衝液(p
H8.5)(5ml)で復元し、次いで、この溶液(100μ
l)、酵素試薬(20μl)および水試料(1ml)を使捨てキ
ュベットに添加する。反応は酵素試薬の添加により開始
される。キュベットへのシグナル試薬、酵素および試料
の別々の添加は、野外で行うときに一部の使用者にとっ
て、特に技術的習熟度の低い人にとって困難であること
がわかった。
【0005】ゾル−ゲルが既知である。ゾル−ゲル法
は、室温で溶液中の金属アルコキシド(例えばTMO
S、即ちテトラメトキシシラン)を水および触媒と混合
することを包含する。最初は流動性の溶液が、重合の進
行につれて粘稠性になり、ゲルが形成されることにな
る。次いで、このゲルを乾燥し、乾燥中にプロセス液を
除去し、ゲルを大きく容積収縮させ、乾燥した多孔性固
体を残す。この乾燥ゲルにおいて形成された多孔性網状
構造は目に見える放射はせず、従って、光学的に透明で
ある。
【0006】ゾル−ゲル法において添加される分子は、
成長中の共有結合網状構造中に捕捉されることになる。
例えば、ピエチョタ(Piechota)およびスエバークルップ
(Sueverkruep)[Acta.Pharm.Technol. 34:27s (1988)]
は、フルオレセインを含有する具体的ではない組成のゾ
ル−ゲルを開示している。このマーカーは5〜8時間に
わたり実質的に一定割合で放出され、その割合はリン酸
含有量の増加に伴って変化する。
【0007】さらに、欧州特許出願公開第0439318号
は、分析物との所望の反応が網状構造の孔内で起こるこ
とを意図して、ゾル−ゲルガラス中に捕捉される試薬を
開示している。その例は、ゾル−ゲル形状に対しては約
2:3の、また、薄膜に対しては1:8のTMOS:溶
媒の比率を開示している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、簡単な操作
で水質を検定することができる方法を提供するものであ
る。特に、そのような検定に適する反応物質含有ゾル−
ゲルを提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、TMOS:溶
媒の比率を増加させることにより、ゾル−ゲル中に反応
物質を十分に保持するが、水の存在下で容易にそれを浸
出しうるゾル−ゲルを得ることができるという発見に基
づくものである。これは、使用者に混合物で反応物質を
供給するが、使用時まで物理的に分離していることが望
ましいときに特に適している。
【0010】本発明の1つの態様によれば、水と水1部
に対して少なくとも2部の金属アルコキシド(例えば、
TMOS)との反応、および得られたゲルの乾燥によっ
て、反応物質を含有するゾル−ゲルを得ることができ
る。
【0011】本発明の第2の態様によれば、液体試料に
おいて分析物の存在下に混合したときにシグナルを与え
る第1および第2の反応物質の組合せのために、該反応
物質を、該液体の存在下に該反応物質を放出するゾル−
ゲル中に別々に含有させる。
【0012】本発明のゆえに、アクアノックス系などに
おいて使用することが必要な反応物質を、乾燥/固体形
態で、例えば任意の所望の形状の乾燥混合物、フィル
ム、ペレットまたは粉末として供給することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本明細書において、「反応物質」
なる用語は1またはそれ以上の成分を言うのに用いる。
2またはそれ以上の成分が1つのゾル−ゲル中に含まれ
ているときには、これら成分は互いに反応性であるべき
ではない。
【0014】本発明において使用することができる反応
物質は限定されない。その例には、有機および無機リガ
ンド、抗体、酵素、酸化および還元剤、反応促進剤、シ
グナル生成剤ならびに標識が含まれる。同様にゾル−ゲ
ルの成分も限定されないが、TMOSが好ましい。好ま
しいアルコキシド:水の比(容量比)は2.5:1〜5:
1である。
【0015】以下において例示のみの目的で、本発明を
アクアノックス系において使用する成分を参考にして説
明する。即ち、第1の反応物質は水素供与体(レダクタ
ント)として少なくともルミノールを含有し、第2の反
応物質は水素受容体(オキシダント)として過ホウ酸ナト
リウムを含有する。第1の反応物質はさらに西洋ワサビ
ペルオキシダーゼを含有していてよく、また、どちらか
の反応物質がさらに促進剤(p-ヨードフェノール)を含有
しているか、またはこれら追加の成分のいずれかもしく
はそれぞれが別のゾル−ゲル中に含まれていてもよい。
アクアノックスキュベットにおいて使用するために、こ
れら4つの成分を乾燥ペレット形態で供することができ
る。水試料を添加するまで相互作用は起こらない。しか
し、水が添加されたときには、十分な成分がそのそれぞ
れのゾル−ゲルペレットから素早く浸出し、溶液中で自
由に反応するようになる。
【0016】
【実施例】以下に挙げる実施例は、本発明を説明するも
のであるか、または比較のためのものである。より具体
的には、実施例1および2(TMOS:水の比が5:1
または5:2である)は説明のためのものであり、実施
例3〜5(TMOS:水の比が3:2、1:1または
1:2である)は比較のためのものである。
【0017】実施例において、TMOSはテトラメトキ
シシラン/テトラメチルオルトシリケートである。クエ
ン酸リン酸緩衝液(pH6.0)は酸とNa2HPO4を含有
する。ホウ酸緩衝液(pH8.5)は四ホウ酸ナトリウム、
N-メチルイソチアゾロンおよび2-クロロアセトアミド
を含有する。
【0018】ゾル−ゲルの調製 1.以下の方法により、ヌンク(Nunc)透明微量滴定プレ
ートのウエルにおいて、合計容量200μlのゾル−ゲ
ルペレットを調製した。 (i)HRPペレット 各ウエルに、以下の成分: (a)1、1.5または2mg/mlのHRPのみ (b)1、1.5または2mg/mlのHRPと1%ポリビニ
ルアルコール(Mw 9,000〜10,000)または1%
ポリスクロース(Mw 400,000)を含有するクエン
酸リン酸緩衝液(pH6.0)(100μl)をピペッティン
グした。 (ii)ルミノール/p-ヨードフェノールペレット 各ウエルに、12mMルミノールおよび1.2mM p-ヨー
ドフェノールを含有するホウ酸緩衝液(pH8.0)(10
0μl)をピペッティングした。 (iii)過ホウ酸ナトリウムペレット 各ウエルに、50mMまたは100mM過ホウ酸ナトリウ
ムを含有するホウ酸緩衝液(pH8.0)(100μl)をピ
ペッティングした。
【0019】2.各ウエルに、1mlあたり30μlの4
0mM HClならびに5:1、5:2、3:2、1:1
および1:2のいずれかの比のTMOS:H2Oを含む
TMOSゾル(100μl)をピペッティングした。この
TMOSゾルは褐色ガラス製バイアル中で調製し、試薬
を約30秒間渦巻き撹拌することによって混合した(溶
液が透明になり、最初の2層が消失するまで)。渦巻き
撹拌の後、バイアルを室温まで冷却し、その後にゾルを
ウエルに加えた。TMOSゾル(100μl)をウエルに
添加すると、これに応じて試薬濃度がウエルに最初に存
在している値の半分になった。即ち、0.5、0.75ま
たは1mg/mlのHRP、および6mMのルミノール/0.
6mMのヨードフェノール、および25または50mMの
過ホウ酸ナトリウムになった。
【0020】3.ゲル化が起こった後(数分以内)、暗所
において、シリカゲルを入れたデシケーター中に微量滴
定プレートを置くことによって、HRP含有ゲルを室温
で乾燥した(もはや重量減少が記録されなくなるまで)。
シグナル試薬成分を含有するこれらのゲルを、暗所にお
いて室温で、デシケーター中にて真空下で乾燥した。
【0021】ゾル−ゲルの検定 対照のアクアノックス検定は、脱イオン水(1ml)、復元
したシグナル試薬(100μl)および酵素試薬(20μl)
を含有していた。ゾル−ゲルペレットは次のように検定
した。 (i)1×HRPペレット+1ml 脱イオン水+100μl
復元シグナル試薬; (ii)1×HRPペレット+1×ルミノール/ヨードフェ
ノールペレット+1×過ホウ酸ナトリウムペレット+1
ml 脱イオン水; (iii)1×ルミノール/ヨードフェノールペレット+1
×過ホウ酸ナトリウムペレット+20μl酵素試薬; (iv)上記ペレットからの洗浄水+対応する液体酵素また
は復元シグナル試薬;この洗浄水を得るために、脱イオ
ン水(1ml)をキュベット中のペレット(ルミノール/ヨ
ードフェノール+過ホウ酸ナトリウムのペレットを用い
るときには2種類のペレット)に加え、キュベットを一
定時間(4分まで)放置した。次いで、水をピペットで取
り、検定した。
【0022】結果 添付の図面は、RLU(相対光単位)をT(時間;秒)に対
してプロットするものである。これらの結果は、個々の
乾燥したゾル−ゲルペレットの混合物および現在の液体
アクアノックス成分を用いて行った検定の代表例であ
る。アクアノックス(液体構成成分)の対照グラフを、比
較のために包含させた。
【0023】図1は、脱イオン水(1ml)、復元シグナル
試薬(100μl)および酵素試薬(20μl)を用いて得た
アクアノックス対照グラフである。図2は、実施例1〜
5のそれぞれについて得た結果、即ち、TMOS:H2
O比(各ウエルに添加した100μlのTMOSゾル中)
を変えたときの効果を示すものである。1mg/mlのHR
Pを含むペレットを浸漬することによって得た洗浄水
(1ml)を、液体シグナル試薬を用いて各TMOS:水の
比について検定した。従って、これは浸出HRP量を示
すものである。これらの結果を表1に示す。
【表1】 表1 実施例 TMOS:H 2 O 2分 RLU 4分 RLU 積分したRLU 1 5:1 9490 9352 2251534 2 5:2 10977 >9999
2633369 3 3:2 142
72 18976 4 1:1 581
616 137552 5 1:2 100
88 21974
【0024】また図3も、TMOS:HO比(各ウエ
ルに添加した100μlのTMOSゾル中)を変えたとき
の効果を示すものである。HRPペレット(1mg/ml)
を、シグナル試薬(100μl)を用いて検定した。これ
らの結果を表2に示す。
【表2】 表2 実施例 TMOS:H 2 O 2分 RLU 4分 RLU 積分したRLU 1 5:1 14320 >9999 3451516 14356 >9999 3451516 2 5:2 7810 7571 1856696 8193 7901 1758114 3 3:2 207 200 44923 420 396 84010 4 1:2 942 930 212148 451 431 98963 5 1:1 681 789 159774 365 353 79096
【0025】図4は、シグナル試薬ゾル−ゲルペレット
(6mM/0.6mMルミノール/ヨードフェノール+25
mM過ホウ酸ナトリウム)の一定時間の洗浄によって得た
活性を示すものである。これらの洗浄液を酵素試薬(2
0μl)を用いて検定した。これらの結果を表3に示す。
【表3】 表3 洗浄(秒) 2分 RLU 4分 RLU 積分したRLU 60 12643 9999
2946658 30 4690 4431
1083869 10 2764 2760
639809
【0026】図5および図6は、酵素試薬(5μl)を用
いて検定したシグナルゾル−ゲルペレットで得た活性を
示すものである(6mM/0.6mMルミノール/ヨードフ
ェノール+25mMまたは50mM過ホウ酸ナトリウ
ム)。対応する数値を表4(50mM)および表5(25m
M)に示す。
【表4】
【表5】
【0027】図7および図8は、それぞれ0.75mg/m
lおよび1mg/mlの添加剤ポリスクロース(Mw 400,
000)またはポリビニルアルコール(Mw 9,000〜
10,000)を含有するHRPドープしたペレットから
得た結果を示すものである。これらは、(A)液体シグナ
ル試薬、または(B)シグナルゾル−ゲルペレットを用い
て検定した。検定(C)はHRPゾル−ゲルの洗浄水と液
体シグナルを用いた。対応する数値を表6(0.75mg/
mlのPVA)および表7(1mg/mlのポリスクロース)に
示す。
【表6】 表6 検定 2分 RLU 4分 RLU 積分したRLU A 7521 7428 1799657 B 5479 2058 1513912C 6370 6410
1523811
【表7】 表7
検定 2分 RLU 4分 RLU 積分したRLU A 14284 >9999 3369241 B 2089 1054 680056C 13978 252 1818469
【0028】検定(C)の場合、シグナル試薬は4分前に
消費され尽くす。この観察は、HRPがゾル−ゲルから
浸出していることを示すものである。その理由は、シグ
ナル試薬を消費し尽くすのにかかる時間が、HRPゾル
−ゲル+液体シグナルの方がHRPゾル−ゲルからの洗
浄水+液体シグナルよりも長いためである。
【0029】上記の結果は、本発明の主要目的が達成さ
れたことを明瞭に示す。アクアノックス水試験検定の4
つの成分(HRP、ルミノール/p-ヨードフェノールお
よび過ホウ酸ナトリウム)がTMOSゾル−ゲル中に成
功裏に封入され、乾燥したときにこれらのゲルは脱イオ
ン水の添加に対して活性であった。
【0030】ペレットは、水の添加時にその酵素または
シグナル試薬成分を、比較的高いTMOS:H2O比の
ときに、アクアノックス検定の4分間の時間尺度内に浸
出することを示した(図2および図4を参照)。比較的低
い比、即ち、3:2、1:1および1:2のときの結果
は劇的に異なっており、極めてわずかの酵素の浸出しか
示さず、アクアノックス反応を行うには全く不十分であ
ることを示した。この効果は、これらペレットの洗浄水
が液体シグナルで検定されるか否か(図2を参照)または
ペレットそれ自体がキュベット中に存在するか否か(図
3を参照)により示された。
【0031】欧州特許出願公開第0439318号の標準混合
物に対して報告されているTMOS:溶媒の比は、ゾル
−ゲル形状については約2:3であり、薄膜については
1:8であり、このように低いTMOS:H2O比では
極めてわずかの浸出しか上記結果において示されなかっ
たことに注意すべきである。ゾル−ゲル固定化酵素の調
製の説明において、欧州特許出願酵素第0439318号は、
ゲルの水洗後に溶離液中に有意の酵素活性は検出されな
かったと報告している。この方法は、拡散性成分と相互
作用しうるゾル−ゲルガラス中に捕捉された試薬の化学
的相互作用に基づくものであった。
【0032】高分子量の成分、例えばMwが5,000を
越える成分の添加は、より少ないHRPをゲルに添加し
て同等のRLU値を達成することを可能にした。これに
ついては、図3(1mg/mlでの比5:2の曲線)、ならび
に図7および図8(0.75mg/mlまたは1mg/mlを用い
て同等またはより高いシグナル)を参照。このような添
加剤は、ゲル中のHRPを50%まで減少させて所望の
RLU値を達成することを可能にする。
【0033】洗浄水分画の検定が示したように、HRP
およびシグナル成分の両方は明らかにそのそれぞれのペ
レットから浸出する。また、ゾル−ゲルペレット中にH
RPおよびシグナル成分の両方を含む検定は、良好な活
性を示した。これは、恐らくは、これらがそれぞれのゲ
ルから浸出したときの成分の相互作用に基づくものであ
ろう(図7および図8を参照)。ゾル−ゲルは、対照アク
アノックス検定における液体シグナルおよび酵素試薬を
成功裏に置き換えることができ(図3、図5および図6
を参照)、必要な強さのRLU値、さらに、所望の一定
の光放射率(別の孔サイズ操作を行う)を与えた。
【0034】これらの結果は、固体の即時使用型の化学
発光試薬の有効性を示す。この試薬は、一度試験キュベ
ット中に入れると、1回のみのピペッティング工程、即
ち水試料の添加を必要とするのみであり、従って操作を
単純化し、野外において既存の系を凌ぐ利点を与える。
既存のアクアノックス機において使用するために、予め
調製したゾル−ゲルペレットをキュベットに供給するこ
とができる。
【0035】ゲルの孔サイズをさらに最適化することに
よって、改善された結果を得ることができる。添加剤と
TMOSの比率を操作することによって、浸出を促進す
ることができる。特に、成分比を変えることによって放
出速度の制御が可能になる。別の関連因子は粒子サイズ
であり、その粉砕は図7の曲線Bを変化させることにな
る。
【0036】実施例において別々に供した4つの成分
を、所望により、少数のゾル−ゲルに混合して製造を単
純化することができる。ゾル−ゲルを、キュベットの基
部/側面に層化しうる薄膜として製造することができ
る。固体の化学発光試薬が、記載した特定の水質試験系
における使用に限定されないこと、ならびに、このよう
な化学発光反応を利用する他の検定系に応用可能である
ことが明らかであろう。
【0037】
【発明の効果】上記のように、本発明の反応物質含有ゾ
ル−ゲルを用いて簡単な操作で水質を検定することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 アクアノックス対照を用いて測定したRLU
(相対光単位)とT(時間;秒)の関係を示すグラフであ
る。
【図2】 種々のTMOS:H2O比で調製したHRP
ペレットの洗浄水と液体シグナル試薬を用いて測定した
RLUとTの関係を示すグラフである。
【図3】 種々のTMOS:H2O比で調製したHRP
ペレットそれ自体とシグナル試薬を用いて測定したRL
UとTの関係を示すグラフである。
【図4】 酵素試薬を用いて測定した、一定時間洗浄後
のシグナル試薬ゾル−ゲルペレットの洗浄水から得た活
性を示すグラフである。
【図5】 酵素試薬を用いて測定した、シグナルゾル−
ゲルペレットで得た活性を示すグラフである。
【図6】 酵素試薬を用いて測定した、シグナルゾル−
ゲルペレットで得た活性を示すグラフである。
【図7】 それぞれ0.75mg/mlおよび1mg/mlの添
加剤ポリスクロースまたはポリビニルアルコールを含有
するHRPドープしたペレットから得たRLUとTの関
係を示すグラフである。
【図8】 それぞれ0.75mg/mlおよび1mg/mlの添
加剤ポリスクロースまたはポリビニルアルコールを含有
するHRPドープしたペレットから得たRLUとTの関
係を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スティーブン・ピーター・フィッツジェラ ルド イギリス、ノーザン・アイルランド、ビー ティ29・4キューワイ、カウンティ・アン トリム、クラムリン、ダイヤモンド・ロー ド、アードモア、ランドックス・ラボラト リーズ・リミテッド内 (72)発明者 ジョン・ビクター・ラモント イギリス、ノーザン・アイルランド、ビー ティ29・4キューワイ、カウンティ・アン トリム、クラムリン、ダイヤモンド・ロー ド、アードモア、ランドックス・ラボラト リーズ・リミテッド内 (72)発明者 ロバート・イバン・マッコネル イギリス、ノーザン・アイルランド、ビー ティ29・4キューワイ、カウンティ・アン トリム、クラムリン、ダイヤモンド・ロー ド、アードモア、ランドックス・ラボラト リーズ・リミテッド内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体試料において分析物の存在下に混合
    したときにシグナルを与える第1および第2の反応物質
    の組合せ物であって、該反応物質が、液体の存在下に反
    応物質を放出するゾル−ゲル中に別々に含まれている組
    合せ物。
  2. 【請求項2】 乾燥混合物としての請求項1に記載の組
    合せ物。
  3. 【請求項3】 第1および第2の反応物質がそれぞれオ
    キシダントおよびレダクタントを含有し、その反応が検
    出可能なシグナルを与える請求項1または請求項2に記
    載の組合せ物。
  4. 【請求項4】 レダクタントがルミノールであり、組合
    せ物が、同一または別のゾル−ゲル中に含まれる西洋ワ
    サビペルオキシダーゼおよび促進剤をさらに含有する請
    求項3に記載の組合せ物。
  5. 【請求項5】 水と水1部(容量)に対して少なくとも2
    部の金属アルコキシドとの反応、および得られたゲルの
    乾燥によってゾル−ゲルを得る請求項1〜4のいずれか
    に記載の組合せ物。
  6. 【請求項6】 反応が、アルコキシド2.5〜5部を水
    1部と反応させることからなる請求項5に記載の組合せ
    物。
  7. 【請求項7】 アルコキシドがTMOSである請求項5
    または請求項6に記載の組合せ物。
  8. 【請求項8】 1またはそれ以上のゾル−ゲルが高分子
    量成分を含有する請求項1〜7のいずれかに記載の組合
    せ物。
  9. 【請求項9】 水質検定における請求項1〜8のいずれ
    かに記載の組合せ物の使用。
  10. 【請求項10】 ゾル−ゲルが請求項5〜8のいずれか
    に規定されたものである反応物質含有ゾル−ゲル。
  11. 【請求項11】 反応物質が請求項3または請求項4に
    規定されたものである請求項10に記載のゾル−ゲル。
JP10326639A 1997-11-19 1998-11-17 ゾル−ゲルおよび水質検定におけるその使用 Pending JPH11243992A (ja)

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