JPH11244284A - 超音波撮像方法および装置 - Google Patents
超音波撮像方法および装置Info
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- JPH11244284A JPH11244284A JP5341998A JP5341998A JPH11244284A JP H11244284 A JPH11244284 A JP H11244284A JP 5341998 A JP5341998 A JP 5341998A JP 5341998 A JP5341998 A JP 5341998A JP H11244284 A JPH11244284 A JP H11244284A
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- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 マイクロバルーンの殻の破壊後に生じる気泡
を利用して造影撮像を行う超音波撮像方法および装置を
実現する。 【解決手段】 マイクロバルーン造影剤を注入した被検
体について第2高調波エコーを利用して造影撮像を行う
に当たり、マイクロバルーン造影剤におけるマイクロバ
ルーンの殻を破壊する第1の超音波を送波し(30)、
第1の超音波の送波時点からの経過時間に応じて周波数
を変化させた第2の超音波を送波し、第2の超音波に対
する第2高調波エコーに基づいて画像を生成する(3
4)。
を利用して造影撮像を行う超音波撮像方法および装置を
実現する。 【解決手段】 マイクロバルーン造影剤を注入した被検
体について第2高調波エコーを利用して造影撮像を行う
に当たり、マイクロバルーン造影剤におけるマイクロバ
ルーンの殻を破壊する第1の超音波を送波し(30)、
第1の超音波の送波時点からの経過時間に応じて周波数
を変化させた第2の超音波を送波し、第2の超音波に対
する第2高調波エコーに基づいて画像を生成する(3
4)。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波撮像方法お
よび装置に関し、特に、マイクロバルーン(microballoo
n) 造影剤を注入した被検体についての超音波撮像方法
および装置に関する。
よび装置に関し、特に、マイクロバルーン(microballoo
n) 造影剤を注入した被検体についての超音波撮像方法
および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】造影剤を用いる超音波撮像では、直径が
1〜数μmの多数のマイクロバルーンを液体に混入した
マイクロバルーン造影剤を用いる。マイクロバルーンは
生体に無害な気体を、生体に無害かつ経時分解性の殻に
封入したものとなっている。このようなマイクロバルー
ンは、マイクロバルーンが送波超音波の周波数に共振す
ることに由来する非線形なエコー(echo)源性により、送
波超音波の第2高調波エコーを発生する。そこで、第2
高調波エコーに基づいて画像を生成することにより、体
内における造影剤の分布を画像化するようにしている。
1〜数μmの多数のマイクロバルーンを液体に混入した
マイクロバルーン造影剤を用いる。マイクロバルーンは
生体に無害な気体を、生体に無害かつ経時分解性の殻に
封入したものとなっている。このようなマイクロバルー
ンは、マイクロバルーンが送波超音波の周波数に共振す
ることに由来する非線形なエコー(echo)源性により、送
波超音波の第2高調波エコーを発生する。そこで、第2
高調波エコーに基づいて画像を生成することにより、体
内における造影剤の分布を画像化するようにしている。
【0003】マイクロバルーン造影剤を用いた造影撮像
には、マイクロバルーンの殻を破壊しない音圧レベル(r
evel) の超音波を送波し、第2高調波エコーに基づく画
像を生成する非破壊モード(mode)の他に、マイクロバル
ーンの殻を破壊する音圧レベルの超音波を送波し、殻の
破壊に伴って発生する誘発音響放射(ASAE : acoustical
ly stimulated acoustic emission)やサブハーモニック
スエコー(subharmonics echo) 等に基づいて画像を生成
する破壊モードとがある。
には、マイクロバルーンの殻を破壊しない音圧レベル(r
evel) の超音波を送波し、第2高調波エコーに基づく画
像を生成する非破壊モード(mode)の他に、マイクロバル
ーンの殻を破壊する音圧レベルの超音波を送波し、殻の
破壊に伴って発生する誘発音響放射(ASAE : acoustical
ly stimulated acoustic emission)やサブハーモニック
スエコー(subharmonics echo) 等に基づいて画像を生成
する破壊モードとがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】破壊モードを実行した
場合、マイクロバルーンの破壊された殻から気泡が放出
される。この気泡は瞬時には消滅せず、血液等に溶解し
て消滅するまである時間体内に存在し続ける。したがっ
て、この気泡も造影剤として利用可能であるが、従来
は、これを造影に利用するという発想がなく、ただ気泡
の消滅を待つのみであった。
場合、マイクロバルーンの破壊された殻から気泡が放出
される。この気泡は瞬時には消滅せず、血液等に溶解し
て消滅するまである時間体内に存在し続ける。したがっ
て、この気泡も造影剤として利用可能であるが、従来
は、これを造影に利用するという発想がなく、ただ気泡
の消滅を待つのみであった。
【0005】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたもので、その目的は、マイクロバルーンの殻の破
壊後に生じる気泡を利用して造影撮像を行う超音波撮像
方法および装置を実現することである。
されたもので、その目的は、マイクロバルーンの殻の破
壊後に生じる気泡を利用して造影撮像を行う超音波撮像
方法および装置を実現することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】(1)上記の課題を解決
する第1の発明は、マイクロバルーン造影剤を注入した
被検体に超音波を送波し第2高調波エコーに基づいて画
像を生成する超音波撮像方法であって、前記マイクロバ
ルーン造影剤におけるマイクロバルーンの殻を破壊する
第1の超音波を送波し、前記第1の超音波の送波時点か
らの経過時間に応じて周波数を変化させた第2の超音波
を送波し、前記第2の超音波に対する第2高調波エコー
に基づいて画像を生成する、ことを特徴とする超音波撮
像方法である。
する第1の発明は、マイクロバルーン造影剤を注入した
被検体に超音波を送波し第2高調波エコーに基づいて画
像を生成する超音波撮像方法であって、前記マイクロバ
ルーン造影剤におけるマイクロバルーンの殻を破壊する
第1の超音波を送波し、前記第1の超音波の送波時点か
らの経過時間に応じて周波数を変化させた第2の超音波
を送波し、前記第2の超音波に対する第2高調波エコー
に基づいて画像を生成する、ことを特徴とする超音波撮
像方法である。
【0007】第1の発明において、前記第1の超音波の
送波と前記第2の超音波の送波との間に待ち時間を入れ
ることが、造影撮像を適切に行なう点で好ましい。 (2)上記の課題を解決する第2の発明は、マイクロバ
ルーン造影剤を注入した被検体に前記マイクロバルーン
造影剤におけるマイクロバルーンの殻を破壊する第1の
超音波を送波し、その後に前記第1の超音波の送波時点
からの経過時間に応じて周波数を変化させた第2の超音
波を送波する送波手段と、前記第2の超音波に対する第
2高調波エコーを受信する受信手段と、前記受信した第
2高調波エコーに基づいて画像を生成する画像生成手段
と、を具備することを特徴とする超音波撮像装置であ
る。
送波と前記第2の超音波の送波との間に待ち時間を入れ
ることが、造影撮像を適切に行なう点で好ましい。 (2)上記の課題を解決する第2の発明は、マイクロバ
ルーン造影剤を注入した被検体に前記マイクロバルーン
造影剤におけるマイクロバルーンの殻を破壊する第1の
超音波を送波し、その後に前記第1の超音波の送波時点
からの経過時間に応じて周波数を変化させた第2の超音
波を送波する送波手段と、前記第2の超音波に対する第
2高調波エコーを受信する受信手段と、前記受信した第
2高調波エコーに基づいて画像を生成する画像生成手段
と、を具備することを特徴とする超音波撮像装置であ
る。
【0008】(3)上記の課題を解決する第3の発明
は、前記送波手段が前記第1の超音波の送波と前記第2
の超音波の送波との間に待ち時間を入れるものである、
ことを特徴とする請求項2に記載の超音波撮像装置であ
る。
は、前記送波手段が前記第1の超音波の送波と前記第2
の超音波の送波との間に待ち時間を入れるものである、
ことを特徴とする請求項2に記載の超音波撮像装置であ
る。
【0009】第1の発明乃至第3の発明のいずれか1つ
において、前記第2の超音波の複数回の送波で走査する
範囲に属するマイクロバルーンの殻を、前記第1の超音
波の1回の送波で破壊することが、撮像の能率向上の点
で好ましい。
において、前記第2の超音波の複数回の送波で走査する
範囲に属するマイクロバルーンの殻を、前記第1の超音
波の1回の送波で破壊することが、撮像の能率向上の点
で好ましい。
【0010】(作用)本発明では、被検体に注入したマ
イクロバルーンの殻を第1の超音波で破壊し、その後に
送波する撮像用の第2の超音波の周波数を、第1の超音
波の送波時点からの経過時間に応じて変化させ、時間の
経過に伴う気泡の寸法変化による共振周波数の変化に適
合させる。
イクロバルーンの殻を第1の超音波で破壊し、その後に
送波する撮像用の第2の超音波の周波数を、第1の超音
波の送波時点からの経過時間に応じて変化させ、時間の
経過に伴う気泡の寸法変化による共振周波数の変化に適
合させる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は実施の形態
に限定されるものではない。
施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は実施の形態
に限定されるものではない。
【0012】図1に、超音波撮像装置のブロック(bloc
k) 図を示す。本装置は本発明の超音波撮像装置の実施
の形態の一例である。本装置の構成によって、本発明の
装置についての実施の形態の一例が示される。本装置の
動作によって、本発明の方法についての実施の形態の一
例が示される。
k) 図を示す。本装置は本発明の超音波撮像装置の実施
の形態の一例である。本装置の構成によって、本発明の
装置についての実施の形態の一例が示される。本装置の
動作によって、本発明の方法についての実施の形態の一
例が示される。
【0013】本装置の構成を説明する。図1に示すよう
に、本装置は、超音波プローブ(probe) 2を有する。超
音波プローブ2は、例えば前方に張り出した円弧に沿っ
て形成された図示しない超音波トランスデューサ(trans
ducer)のアレイ(array) を有する。すなわち、超音波プ
ローブ2はコンベックスプローブ(convex probe)となっ
ている。超音波プローブ2は、操作者により被検体4に
当接されて使用される。被検体4には、マイクロバルー
ン造影剤40が注入されている。
に、本装置は、超音波プローブ(probe) 2を有する。超
音波プローブ2は、例えば前方に張り出した円弧に沿っ
て形成された図示しない超音波トランスデューサ(trans
ducer)のアレイ(array) を有する。すなわち、超音波プ
ローブ2はコンベックスプローブ(convex probe)となっ
ている。超音波プローブ2は、操作者により被検体4に
当接されて使用される。被検体4には、マイクロバルー
ン造影剤40が注入されている。
【0014】超音波プローブ2は送受信部6に接続され
ている。送受信部6は、超音波プローブ2に駆動信号を
与えて、被検体4内に超音波を送波させるようになって
いる。送受信部6は、また、超音波プローブ2が受波し
た被検体4からのエコーを受信するようになっている。
超音波プローブ2および送受信部6は、本発明における
送波手段の実施の形態の一例である。
ている。送受信部6は、超音波プローブ2に駆動信号を
与えて、被検体4内に超音波を送波させるようになって
いる。送受信部6は、また、超音波プローブ2が受波し
た被検体4からのエコーを受信するようになっている。
超音波プローブ2および送受信部6は、本発明における
送波手段の実施の形態の一例である。
【0015】送受信部6のブロック図を図2に示す。同
図において、送波タイミング(timing)発生回路602
は、送波タイミング信号を周期的に発生して送波ビーム
フォーマ(beam former) 604に入力するようになって
いる。
図において、送波タイミング(timing)発生回路602
は、送波タイミング信号を周期的に発生して送波ビーム
フォーマ(beam former) 604に入力するようになって
いる。
【0016】送波ビームフォーマ604は、送波タイミ
ング信号に基づいて、送波ビームフォーミング(beam fo
rming)信号、すなわち、超音波トランスデューサのアレ
イ中の複数の超音波トランスデューサを時間差をもって
駆動する複数の駆動信号を発生し、送受切換回路606
に入力するようになっている。駆動信号は振幅および周
波数が変更可能になっている。
ング信号に基づいて、送波ビームフォーミング(beam fo
rming)信号、すなわち、超音波トランスデューサのアレ
イ中の複数の超音波トランスデューサを時間差をもって
駆動する複数の駆動信号を発生し、送受切換回路606
に入力するようになっている。駆動信号は振幅および周
波数が変更可能になっている。
【0017】送受切換回路606は、複数の駆動信号を
セレクタ(selector)608に入力するようになってい
る。セレクタ608は、超音波トランスデューサのアレ
イの中から送波アパーチャ(aperture)を形成する複数の
超音波トランスデューサを選択し、それらに複数の駆動
信号をそれぞれ与えるようになっている。
セレクタ(selector)608に入力するようになってい
る。セレクタ608は、超音波トランスデューサのアレ
イの中から送波アパーチャ(aperture)を形成する複数の
超音波トランスデューサを選択し、それらに複数の駆動
信号をそれぞれ与えるようになっている。
【0018】複数の超音波トランスデューサは、複数の
駆動信号の時間差に対応した位相差を持つ複数の超音波
をぞれぞれ発生する。それら超音波の波面合成によって
超音波ビームが形成される。超音波ビームの送波方向
は、セレクタ608が選択する送波アパーチャによって
定まる。
駆動信号の時間差に対応した位相差を持つ複数の超音波
をぞれぞれ発生する。それら超音波の波面合成によって
超音波ビームが形成される。超音波ビームの送波方向
は、セレクタ608が選択する送波アパーチャによって
定まる。
【0019】超音波ビームの送波は、送波タイミング発
生回路602が発生する送波タイミング信号により、所
定の時間間隔で繰り返し行われる。超音波ビームの送波
方向は、セレクタ608で送波アパーチャを切り換える
ことにより順次変更される。それによって、被検体4の
内部が、超音波ビームが形成する音線によって走査され
る。すなわち被検体4の内部が音線順次で走査される。
生回路602が発生する送波タイミング信号により、所
定の時間間隔で繰り返し行われる。超音波ビームの送波
方向は、セレクタ608で送波アパーチャを切り換える
ことにより順次変更される。それによって、被検体4の
内部が、超音波ビームが形成する音線によって走査され
る。すなわち被検体4の内部が音線順次で走査される。
【0020】セレクタ608は、また、超音波トランス
デューサのアレイの中から受波アパーチャを形成する複
数の超音波トランスデューサを選択し、それら超音波ト
ランスデューサが受波した複数のエコー信号を送受切換
回路606に入力するようになっている。
デューサのアレイの中から受波アパーチャを形成する複
数の超音波トランスデューサを選択し、それら超音波ト
ランスデューサが受波した複数のエコー信号を送受切換
回路606に入力するようになっている。
【0021】送受切換回路606は、複数のエコー信号
を受波ビームフォーマ610に入力するようになってい
る。受波ビームフォーマ610は、複数のエコー信号に
時間差を付与して位相を調整し、次いでそれら加算して
受波のビームフォーミング、すなわち、受波音線上のエ
コー受信信号を形成するようになっている。セレクタ6
08により、受波の音線も送波に合わせて走査される。
を受波ビームフォーマ610に入力するようになってい
る。受波ビームフォーマ610は、複数のエコー信号に
時間差を付与して位相を調整し、次いでそれら加算して
受波のビームフォーミング、すなわち、受波音線上のエ
コー受信信号を形成するようになっている。セレクタ6
08により、受波の音線も送波に合わせて走査される。
【0022】以上の、送波タイミング発生回路602乃
至受波ビームフォーマ610は、後述の制御部18によ
って制御されるようになっている。超音波プローブ2お
よび送受信部6によって、例えば図3に示すような走査
が行われる。すなわち、同図に示すように、放射点20
0から発する音線202が円弧204上を移動すること
により、扇面状の2次元領域206がθ方向に走査さ
れ、いわゆるコンベックススキャン(convex scan) が行
われる。音線202を超音波の送波方向(z方向)とは
反対方向に延長したとき、全ての音線が一点208で交
わるようになっている。点208は全ての音線の発散点
となる。
至受波ビームフォーマ610は、後述の制御部18によ
って制御されるようになっている。超音波プローブ2お
よび送受信部6によって、例えば図3に示すような走査
が行われる。すなわち、同図に示すように、放射点20
0から発する音線202が円弧204上を移動すること
により、扇面状の2次元領域206がθ方向に走査さ
れ、いわゆるコンベックススキャン(convex scan) が行
われる。音線202を超音波の送波方向(z方向)とは
反対方向に延長したとき、全ての音線が一点208で交
わるようになっている。点208は全ての音線の発散点
となる。
【0023】送受信部6はBモード(mode)処理部10に
接続され、音線毎のエコー受信信号をBモード処理部1
0に入力するようになっている。超音波プローブ2、送
受信部6およびBモード処理部10は、本発明における
受信手段の実施の形態の一例である。Bモード処理部1
0はBモード画像データ(data)を形成するものである。
Bモード処理部10は、図4に示すように基本波処理部
110および高調波処理部112を備えており、それら
に受波ビームフォーマ610の出力信号が共通に入力さ
れる。
接続され、音線毎のエコー受信信号をBモード処理部1
0に入力するようになっている。超音波プローブ2、送
受信部6およびBモード処理部10は、本発明における
受信手段の実施の形態の一例である。Bモード処理部1
0はBモード画像データ(data)を形成するものである。
Bモード処理部10は、図4に示すように基本波処理部
110および高調波処理部112を備えており、それら
に受波ビームフォーマ610の出力信号が共通に入力さ
れる。
【0024】基本波処理部110は、基本波エコーすな
わち送波超音波の中心周波数と同じ周波数を持つエコー
受信信号を通過させる図示しないフィルタ(filter)を有
する。高調波処理部112は第2高調波エコーすなわち
送波超音波の中心周波数の第2高調波と同じ周波数を持
つエコー受信信号を通過させる図示しないフィルタを有
する。これらのフィルタの通過帯域は、後述する制御部
18による制御の下で、送波超音波の周波数の変更およ
びそれに伴う第2高調波の周波数変化に追従してそれぞ
れ変更するようになっている。
わち送波超音波の中心周波数と同じ周波数を持つエコー
受信信号を通過させる図示しないフィルタ(filter)を有
する。高調波処理部112は第2高調波エコーすなわち
送波超音波の中心周波数の第2高調波と同じ周波数を持
つエコー受信信号を通過させる図示しないフィルタを有
する。これらのフィルタの通過帯域は、後述する制御部
18による制御の下で、送波超音波の周波数の変更およ
びそれに伴う第2高調波の周波数変化に追従してそれぞ
れ変更するようになっている。
【0025】基本波処理部110は、入力信号につき、
基本波エコーを対数増幅および包絡線検波することによ
り、音線上の個々の反射点でのエコーの強度を表す信号
すなわちAスコープ(scope) 信号を得て、このAスコー
プ信号の各瞬時の振幅をそれぞれ輝度値として、Bモー
ド画像データを形成するようになっている。すなわち基
本波処理部110は基本波エコーに基づくBモード画像
データを生成する。
基本波エコーを対数増幅および包絡線検波することによ
り、音線上の個々の反射点でのエコーの強度を表す信号
すなわちAスコープ(scope) 信号を得て、このAスコー
プ信号の各瞬時の振幅をそれぞれ輝度値として、Bモー
ド画像データを形成するようになっている。すなわち基
本波処理部110は基本波エコーに基づくBモード画像
データを生成する。
【0026】高調波処理部112は、入力信号につき、
第2高調波エコーを対数増幅および包絡線検波すること
により、音線上の個々の反射点でのエコーの強度を表す
信号すなわちAスコープ信号を得て、このAスコープ信
号の各瞬時の振幅をそれぞれ輝度値として、Bモード画
像データを形成するようになっている。すなわち高調波
処理部112は、第2高調波エコーに基づくBモード画
像データを生成する。
第2高調波エコーを対数増幅および包絡線検波すること
により、音線上の個々の反射点でのエコーの強度を表す
信号すなわちAスコープ信号を得て、このAスコープ信
号の各瞬時の振幅をそれぞれ輝度値として、Bモード画
像データを形成するようになっている。すなわち高調波
処理部112は、第2高調波エコーに基づくBモード画
像データを生成する。
【0027】Bモード処理部10は画像処理部14に接
続されている。画像処理部14は、本発明における画像
生成手段の実施の形態の一例である。画像処理部14
は、Bモード処理部10から入力されるBモード画像デ
ータに基づいてBモード画像を生成するものである。
続されている。画像処理部14は、本発明における画像
生成手段の実施の形態の一例である。画像処理部14
は、Bモード処理部10から入力されるBモード画像デ
ータに基づいてBモード画像を生成するものである。
【0028】画像処理部14は、図5に示すように、バ
ス(bus) 140によって接続された音線データメモリ(d
ata memory) 142、ディジタル・スキャンコンバータ
(digital scan converter)144、画像メモリ146お
よび画像処理プロセッサ(prosessor) 148を備えてい
る。
ス(bus) 140によって接続された音線データメモリ(d
ata memory) 142、ディジタル・スキャンコンバータ
(digital scan converter)144、画像メモリ146お
よび画像処理プロセッサ(prosessor) 148を備えてい
る。
【0029】Bモード処理部10から音線毎に入力され
た基本波エコーおよび第2高調波エコーのBモード画像
データは、音線データメモリ142にそれぞれ記憶され
る。音線データメモリ142内にはそれぞれの音線デー
タ空間が形成される。
た基本波エコーおよび第2高調波エコーのBモード画像
データは、音線データメモリ142にそれぞれ記憶され
る。音線データメモリ142内にはそれぞれの音線デー
タ空間が形成される。
【0030】ディジタル・スキャンコンバータ144
は、走査変換により音線データ空間のデータを物理空間
のデータに変換するものである。ディジタル・スキャン
コンバータ144によって変換された画像データは、画
像メモリ146に記憶される。すなわち、画像メモリ1
46は物理空間の画像データを記憶する。画像処理プロ
セッサ148は、音線データメモリ142および画像メ
モリ146のデータについてそれぞれ所定のデータ処理
を施す。
は、走査変換により音線データ空間のデータを物理空間
のデータに変換するものである。ディジタル・スキャン
コンバータ144によって変換された画像データは、画
像メモリ146に記憶される。すなわち、画像メモリ1
46は物理空間の画像データを記憶する。画像処理プロ
セッサ148は、音線データメモリ142および画像メ
モリ146のデータについてそれぞれ所定のデータ処理
を施す。
【0031】画像処理部14には表示部16が接続され
ている。表示部16は、画像処理部14から画像信号が
与えられ、それに基づいて画像を表示するようになって
いる。表示部16は、カラー(color)画像が表示可能な
ものとなっている。
ている。表示部16は、画像処理部14から画像信号が
与えられ、それに基づいて画像を表示するようになって
いる。表示部16は、カラー(color)画像が表示可能な
ものとなっている。
【0032】以上の送受信部6、Bモード処理部10、
画像処理部14および表示部16は制御部18に接続さ
れている。制御部18は、それら各部に制御信号を与え
てその動作を制御するようになっている。また、制御部
18には、被制御の各部から各種の報知信号が入力され
るようになっている。制御部18の制御の下で、超音波
撮像が遂行される。
画像処理部14および表示部16は制御部18に接続さ
れている。制御部18は、それら各部に制御信号を与え
てその動作を制御するようになっている。また、制御部
18には、被制御の各部から各種の報知信号が入力され
るようになっている。制御部18の制御の下で、超音波
撮像が遂行される。
【0033】制御部18には操作部20が接続されてい
る。操作部20は操作者によって操作され、制御部18
に所望の指令や情報を入力するようになっている。操作
部20は、例えばキーボード(keyboard)やその他の操作
具を備えた操作パネル(panel) で構成される。
る。操作部20は操作者によって操作され、制御部18
に所望の指令や情報を入力するようになっている。操作
部20は、例えばキーボード(keyboard)やその他の操作
具を備えた操作パネル(panel) で構成される。
【0034】本装置の動作を説明する。操作者は、超音
波プローブ2を被検体4の所望の個所に当接し、操作部
20を操作して撮像を行う。撮像は、制御部18による
制御の下で遂行される。
波プローブ2を被検体4の所望の個所に当接し、操作部
20を操作して撮像を行う。撮像は、制御部18による
制御の下で遂行される。
【0035】本装置では、マイクロバルーンの殻を破壊
して気泡を放出させ、この気泡を第2高調波エコー源と
して造影撮像を行う。殻から放出された気泡は瞬時には
消滅せず、血液等に溶解して消滅するまである時間存在
し続ける。したがって、この気泡も造影剤として利用可
能である。
して気泡を放出させ、この気泡を第2高調波エコー源と
して造影撮像を行う。殻から放出された気泡は瞬時には
消滅せず、血液等に溶解して消滅するまである時間存在
し続ける。したがって、この気泡も造影剤として利用可
能である。
【0036】そこで、先ず、マイクロバルーンの殻を破
壊するための超音波を送波する。そのような超音波とし
て、図6の(a)に示すように、最初の半サイクル(cyc
le)が負圧となる超音波を用いる。そのような超音波
は、例えば最初の半サイクルを負極姓とした駆動信号等
によって発生させることができる。
壊するための超音波を送波する。そのような超音波とし
て、図6の(a)に示すように、最初の半サイクル(cyc
le)が負圧となる超音波を用いる。そのような超音波
は、例えば最初の半サイクルを負極姓とした駆動信号等
によって発生させることができる。
【0037】このような超音波がマイクロバルーンに加
わると、負圧によるキャビテーション(cavitation)効果
によって、その殻が破壊する。被検体内での超音波伝播
の非線形性により、例えば図6の(b)に示すように、
音圧波形は進行につれて負の期間が伸びる傾向を示す。
負の期間が伸びるのは、負圧の印加時間を長くし、ます
ますマイクロバルーンの殻の破壊に有利に作用する。こ
のため、比較的低い音圧でも殻を破壊することが可能で
あり能率が良い。また、音圧波形の正の部分が急峻にな
るのも破壊を促進する点で有利である。
わると、負圧によるキャビテーション(cavitation)効果
によって、その殻が破壊する。被検体内での超音波伝播
の非線形性により、例えば図6の(b)に示すように、
音圧波形は進行につれて負の期間が伸びる傾向を示す。
負の期間が伸びるのは、負圧の印加時間を長くし、ます
ますマイクロバルーンの殻の破壊に有利に作用する。こ
のため、比較的低い音圧でも殻を破壊することが可能で
あり能率が良い。また、音圧波形の正の部分が急峻にな
るのも破壊を促進する点で有利である。
【0038】これに対して、図7の(a)に示すよう
に、最初の半サイクルが正の超音波を用いた場合は、伝
播の非線形性があっても同図の(b)に示すように正の
部分は急峻になるもののそれらの間隔は変わらず、した
がって負圧の期間が伸びるということがないので、図6
の場合よりもマイクロバルーンの殻の破壊効果が劣る。
そこで、最初の半サイクルが正の超音波を用いる場合
は、十分な破壊効果が得られるように送波超音波の音圧
レベルを高める必要がある。
に、最初の半サイクルが正の超音波を用いた場合は、伝
播の非線形性があっても同図の(b)に示すように正の
部分は急峻になるもののそれらの間隔は変わらず、した
がって負圧の期間が伸びるということがないので、図6
の場合よりもマイクロバルーンの殻の破壊効果が劣る。
そこで、最初の半サイクルが正の超音波を用いる場合
は、十分な破壊効果が得られるように送波超音波の音圧
レベルを高める必要がある。
【0039】ここでは、図6の(a)に示したような超
音波を送受信部6によって送波してマイクロバルーンの
殻を破壊し、放出気泡を利用して造影撮像を行うものと
する。なお、図7の(a)に示したような超音波を用い
ても良いのは勿論である。
音波を送受信部6によって送波してマイクロバルーンの
殻を破壊し、放出気泡を利用して造影撮像を行うものと
する。なお、図7の(a)に示したような超音波を用い
ても良いのは勿論である。
【0040】殻の破壊によって放出された気泡は、気体
が血液等に溶解する過程で次第に半径が減少して行く。
半径の変化は次式で与えられる。
が血液等に溶解する過程で次第に半径が減少して行く。
半径の変化は次式で与えられる。
【0041】
【数1】
【0042】
【数2】
【0043】ここで、 R:気泡の半径 D:気体の溶解係数 Cj/C0:溶解気体の飽和濃度に対する濃度比 σ:表面張力 Ph:外気圧 Rg:気体定数 T:絶対温度 C0:溶解気体の飽和濃度 このような気泡の半径の変化を図示すれば、例えば図8
に示すようになる。同図に示すように、半径の減少は最
初は緩やかであるが、気泡が小さくなるにつれて加速度
的に縮小して消滅する。例えば半径が2μmの気泡は5
mS程度の時間で消滅する。
に示すようになる。同図に示すように、半径の減少は最
初は緩やかであるが、気泡が小さくなるにつれて加速度
的に縮小して消滅する。例えば半径が2μmの気泡は5
mS程度の時間で消滅する。
【0044】半径の減少に伴って気泡の共振周波数が増
加する。それを図示すれば、例えば図9に示すようにな
る。同図に示すように、周波数の増加は最初は緩やかで
あるが、時間の経過に伴う気泡の半径の縮小につれて加
速度的に増加する。例えば半径が2μmの気泡では、当
初の共振周波数は1.8MHz程度であり、時間の経過
とともに、例えば1.9MHz,2.0MHz,2.4
MHz,3.0MHz,…のように増加してゆく。
加する。それを図示すれば、例えば図9に示すようにな
る。同図に示すように、周波数の増加は最初は緩やかで
あるが、時間の経過に伴う気泡の半径の縮小につれて加
速度的に増加する。例えば半径が2μmの気泡では、当
初の共振周波数は1.8MHz程度であり、時間の経過
とともに、例えば1.9MHz,2.0MHz,2.4
MHz,3.0MHz,…のように増加してゆく。
【0045】本発明者は、破壊モードで撮像する場合、
殻の破壊に用いた超音波に対するエコーを利用するより
も、その後にあらためて送波する超音波によって生じる
エコーを利用したほうが好結果が得られることを見出し
た。
殻の破壊に用いた超音波に対するエコーを利用するより
も、その後にあらためて送波する超音波によって生じる
エコーを利用したほうが好結果が得られることを見出し
た。
【0046】これは、殻の破壊後、放出気泡の状態が落
ち着く(整定する)までにある程度の時間がかかるため
と考えられる。そこで、送受信部6は、次のようなシー
ケンス(sequence)で超音波の送受信を行う。なお、以下
ではマイクロバルーンの殻の破壊を単にマイクロバルー
ンの破壊という。
ち着く(整定する)までにある程度の時間がかかるため
と考えられる。そこで、送受信部6は、次のようなシー
ケンス(sequence)で超音波の送受信を行う。なお、以下
ではマイクロバルーンの殻の破壊を単にマイクロバルー
ンの破壊という。
【0047】図10に、超音波送受信シーケンスを模式
的に示す。同図に示すように、最初の期間30におい
て、マイクロバルーンを破壊するための超音波を送波す
る。マイクロバルーンを破壊するための超音波は、本発
明における第1の超音波の実施の形態の一例である。こ
の超音波は、例えば、音圧が0.5MPa以上、周波数
が0.5〜1MHz、送波時間が1〜数μSである。送
波用の駆動波形としては、図6の(a)に示したものを
用いるのが有利である。それに限らず、図7の(a)に
示したものを用いても良いのは勿論である。また、超音
波ビームの太さ等を調整し、1回の送波による破壊の広
がりをできるだけ広範囲にするのが、撮像の能率を上げ
る点で好ましい。
的に示す。同図に示すように、最初の期間30におい
て、マイクロバルーンを破壊するための超音波を送波す
る。マイクロバルーンを破壊するための超音波は、本発
明における第1の超音波の実施の形態の一例である。こ
の超音波は、例えば、音圧が0.5MPa以上、周波数
が0.5〜1MHz、送波時間が1〜数μSである。送
波用の駆動波形としては、図6の(a)に示したものを
用いるのが有利である。それに限らず、図7の(a)に
示したものを用いても良いのは勿論である。また、超音
波ビームの太さ等を調整し、1回の送波による破壊の広
がりをできるだけ広範囲にするのが、撮像の能率を上げ
る点で好ましい。
【0048】次に、期間32において、超音波の送波お
よび受波を停止し待ちの状態に入る。待ち時間は、マイ
クロバルーンの種類に応じた破壊の進行速度に合わせ
て、例えば、数μS〜数百μSとする。この間に、マイ
クロバルーンの破壊が完了し、また、殻から放出された
気泡の状態が整定し、造影撮像が適切に行なえる状態に
なる。
よび受波を停止し待ちの状態に入る。待ち時間は、マイ
クロバルーンの種類に応じた破壊の進行速度に合わせ
て、例えば、数μS〜数百μSとする。この間に、マイ
クロバルーンの破壊が完了し、また、殻から放出された
気泡の状態が整定し、造影撮像が適切に行なえる状態に
なる。
【0049】このような待ち時間を入れる効用は、放出
気泡の整定に加えて、この間に破壊用超音波によって生
じる雑多なエコーやその他の音響放射が消えつくすこと
にもあり、また、トランスデューサ駆動用の電圧を、破
壊用の電圧から撮像用の電圧に切り換える時間を与える
ことにもある。
気泡の整定に加えて、この間に破壊用超音波によって生
じる雑多なエコーやその他の音響放射が消えつくすこと
にもあり、また、トランスデューサ駆動用の電圧を、破
壊用の電圧から撮像用の電圧に切り換える時間を与える
ことにもある。
【0050】次に、期間34において、撮像用の超音波
送波およびそのエコーの受波を行う。撮像用の超音波
は、本発明における第2の超音波の実施の形態の一例で
ある。撮像用の超音波送波およびエコーの受波は、マイ
クロバルーンを破壊した範囲に属する複数の音線につい
て順次に行なう。このときの送波超音波は、例えば、音
圧が50kPa程度とする。また、その周波数は放出さ
れた気泡の半径の変化に合わせて順次変更する。
送波およびそのエコーの受波を行う。撮像用の超音波
は、本発明における第2の超音波の実施の形態の一例で
ある。撮像用の超音波送波およびエコーの受波は、マイ
クロバルーンを破壊した範囲に属する複数の音線につい
て順次に行なう。このときの送波超音波は、例えば、音
圧が50kPa程度とする。また、その周波数は放出さ
れた気泡の半径の変化に合わせて順次変更する。
【0051】すなわち、第1回目の送波では、その時点
の放出気泡の半径(例えば2μm)に合わせて例えば
1.8MHzとする。これによって、気泡の共振周波数
に一致した超音波をもつ超音波が送波され、気泡を効果
的に共振させて第2高調波エコーを効率良く発生させ
る。また、体内の組織からは基本波エコーが発生する。
の放出気泡の半径(例えば2μm)に合わせて例えば
1.8MHzとする。これによって、気泡の共振周波数
に一致した超音波をもつ超音波が送波され、気泡を効果
的に共振させて第2高調波エコーを効率良く発生させ
る。また、体内の組織からは基本波エコーが発生する。
【0052】これらのエコー信号が、それらの周波数に
フィルタの通過帯域を合わせた基本波処理部110およ
び高調波処理部112でそれぞれ処理されて、基本波エ
コーに基づくBモード画像データおよび第2高調波エコ
ーに基づくBモード画像データがそれぞれ求められる。
フィルタの通過帯域を合わせた基本波処理部110およ
び高調波処理部112でそれぞれ処理されて、基本波エ
コーに基づくBモード画像データおよび第2高調波エコ
ーに基づくBモード画像データがそれぞれ求められる。
【0053】第2回目(次の音線)の送波では、その時
点までに変化した放出気泡の半径に対応する共振周波数
に合わせて、周波数を例えば1.9MHzとした超音波
を送波する。これによって、その時点の気泡を共振させ
るのに適した周波数を持つ超音波が送波され、気泡から
第2高調波エコーが効率良く発生する。また、体内の組
織からは新たな周波数の基本波エコーが発生する。
点までに変化した放出気泡の半径に対応する共振周波数
に合わせて、周波数を例えば1.9MHzとした超音波
を送波する。これによって、その時点の気泡を共振させ
るのに適した周波数を持つ超音波が送波され、気泡から
第2高調波エコーが効率良く発生する。また、体内の組
織からは新たな周波数の基本波エコーが発生する。
【0054】これらのエコー信号が、それらの周波数に
フィルタの通過帯域を合わせた基本波処理部110およ
び高調波処理部112でそれぞれ処理されて、基本波エ
コーに基づくBモード画像データおよび第2高調波エコ
ーに基づくBモード画像データがそれぞれ求められる。
フィルタの通過帯域を合わせた基本波処理部110およ
び高調波処理部112でそれぞれ処理されて、基本波エ
コーに基づくBモード画像データおよび第2高調波エコ
ーに基づくBモード画像データがそれぞれ求められる。
【0055】以下同様に、漸次縮小する気泡に合わせて
それを共振させるのに適する周波数の超音波を逐次送波
し、その基本波エコーおよび第2高調波エコーを受信
し、それらに基づくBモード画像データをそれぞれ求め
ていく。以上のシーケンスをマイクロバルーンの破壊範
囲を順次移動させながら繰返して、被検体4内を走査す
る。そして、走査範囲についてのBモード画像データ
を、基本波エコーおよび第2高調波エコーについてそれ
ぞれ求める。
それを共振させるのに適する周波数の超音波を逐次送波
し、その基本波エコーおよび第2高調波エコーを受信
し、それらに基づくBモード画像データをそれぞれ求め
ていく。以上のシーケンスをマイクロバルーンの破壊範
囲を順次移動させながら繰返して、被検体4内を走査す
る。そして、走査範囲についてのBモード画像データ
を、基本波エコーおよび第2高調波エコーについてそれ
ぞれ求める。
【0056】これらの画像データは画像処理部14の音
線データメモリ142にそれぞれ記憶される。これによ
って、音線データメモリ142内に、Bモード画像デー
タについての2系統の音線データ空間が形成される。
線データメモリ142にそれぞれ記憶される。これによ
って、音線データメモリ142内に、Bモード画像デー
タについての2系統の音線データ空間が形成される。
【0057】画像処理プロセッサ148は、音線データ
メモリ142の2系統のBモード画像データを、ディジ
タル・スキャンコンバータ144でそれぞれ走査変換し
て画像メモリ146に書き込む。
メモリ142の2系統のBモード画像データを、ディジ
タル・スキャンコンバータ144でそれぞれ走査変換し
て画像メモリ146に書き込む。
【0058】画像処理プロセッサ148は、2系統のB
モード画像を別々な領域に書き込む。基本波エコーによ
るBモード画像は、走査面における体内組織の断層像を
示すものとなる。第2高調波エコーによるBモード画像
は、走査面におけるマイクロバルーン造影剤40の所在
を示すものとなる。
モード画像を別々な領域に書き込む。基本波エコーによ
るBモード画像は、走査面における体内組織の断層像を
示すものとなる。第2高調波エコーによるBモード画像
は、走査面におけるマイクロバルーン造影剤40の所在
を示すものとなる。
【0059】操作者は、操作部20を操作して、これら
のBモード画像を表示部16に表示させる。すなわち、
例えば図11に示すように、組織の断層像160と第2
高調波エコー像162との合成画像を表示させる。組織
の断層像160と第2高調波エコー像162はそれぞれ
表示色を違えて表示する。これにより、組織に対する位
置関係が明確な造影剤像を得ることができる。
のBモード画像を表示部16に表示させる。すなわち、
例えば図11に示すように、組織の断層像160と第2
高調波エコー像162との合成画像を表示させる。組織
の断層像160と第2高調波エコー像162はそれぞれ
表示色を違えて表示する。これにより、組織に対する位
置関係が明確な造影剤像を得ることができる。
【0060】超音波プローブ2が2次元の超音波トラン
スデューサのアレイを有するときは、例えば、図12に
示すように、太い超音波ビーム210による破壊を行
い、その有効破壊範囲212内の例えば4×4のマトリ
クス(matrix)に対応する各音線202に沿って、撮像用
の超音波を逐次送受波するようにしても良い。これは、
1回の送波当たりの破壊能率をさらに高め、ひいては撮
像能率をさらに高める点で好ましい。なお、図12で
は、超音波ビーム210および各音線202を、超音波
の送受方向に垂直な断面図すなわち横断面図で示してい
る。
スデューサのアレイを有するときは、例えば、図12に
示すように、太い超音波ビーム210による破壊を行
い、その有効破壊範囲212内の例えば4×4のマトリ
クス(matrix)に対応する各音線202に沿って、撮像用
の超音波を逐次送受波するようにしても良い。これは、
1回の送波当たりの破壊能率をさらに高め、ひいては撮
像能率をさらに高める点で好ましい。なお、図12で
は、超音波ビーム210および各音線202を、超音波
の送受方向に垂直な断面図すなわち横断面図で示してい
る。
【0061】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、マイクロバルーンの殻の破壊後に生じる気泡を利
用して造影撮像を行う超音波撮像方法および装置を実現
することができる。
れば、マイクロバルーンの殻の破壊後に生じる気泡を利
用して造影撮像を行う超音波撮像方法および装置を実現
することができる。
【0062】本発明では、マイクロバルーンの破壊後に
送波する撮像用の超音波の周波数を破壊時点からの経過
時間に応じて変化させ、時間の経過に伴う気泡の寸法変
化による共振周波数の変化に適合させるので、気泡を利
用した造影撮像を効果的に行なうことができる。
送波する撮像用の超音波の周波数を破壊時点からの経過
時間に応じて変化させ、時間の経過に伴う気泡の寸法変
化による共振周波数の変化に適合させるので、気泡を利
用した造影撮像を効果的に行なうことができる。
【図1】本発明の実施の形態の一例の装置のブロック図
である。
である。
【図2】本発明の実施の形態の一例の装置における送受
信部のブロック図である。
信部のブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態の一例の装置による音線走
査の概念図である。
査の概念図である。
【図4】本発明の実施の形態の一例の装置におけるBモ
ード処理部のブロック図である。
ード処理部のブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態の一例の装置における画像
処理部のブロック図である。
処理部のブロック図である。
【図6】本発明の実施の形態の一例の装置における送波
信号の一例を示す波形図である。
信号の一例を示す波形図である。
【図7】本発明の実施の形態の一例の装置における送波
信号の一例を示す波形図である。
信号の一例を示す波形図である。
【図8】液体に溶解する気泡の半径の変化を示すグラフ
である。
である。
【図9】液体に溶解する気泡の共振周波数の変化を示す
グラフである。
グラフである。
【図10】本発明の実施の形態の一例の装置における超
音波送受波のシーケンスを示す模式図である。
音波送受波のシーケンスを示す模式図である。
【図11】本発明の実施の形態の一例の装置における表
示画像の模式図である。
示画像の模式図である。
【図12】本発明の実施の形態の一例の装置におけるマ
イクロバルーン破壊用超音波ビームの横断面を示す模式
図である。
イクロバルーン破壊用超音波ビームの横断面を示す模式
図である。
2 超音波プローブ 4 被検体 40 マイクロバルーン造影剤 6 送受信部 10 Bモード処理部 14 画像処理部 16 表示部 18 制御部 20 操作部 602 送波タイミング発生回路 604 送波ビームフォーマ 606 送受切換回路 608 セレクタ 610 受波ビームフォーマ 110 基本波処理部 112 高調波処理部 140 バス 142 音線データメモリ 144 ディジタル・スキャンコンバータ 146 画像メモリ 148 画像処理プロセッサ
Claims (3)
- 【請求項1】 マイクロバルーン造影剤を注入した被検
体に超音波を送波し第2高調波エコーに基づいて画像を
生成する超音波撮像方法であって、 前記マイクロバルーン造影剤におけるマイクロバルーン
の殻を破壊する第1の超音波を送波し、 前記第1の超音波の送波時点からの経過時間に応じて周
波数を変化させた第2の超音波を送波し、 前記第2の超音波に対する第2高調波エコーに基づいて
画像を生成する、ことを特徴とする超音波撮像方法。 - 【請求項2】 マイクロバルーン造影剤を注入した被検
体に前記マイクロバルーン造影剤におけるマイクロバル
ーンの殻を破壊する第1の超音波を送波し、その後に前
記第1の超音波の送波時点からの経過時間に応じて周波
数を変化させた第2の超音波を送波する送波手段と、 前記第2の超音波に対する第2高調波エコーを受信する
受信手段と、 前記受信した第2高調波エコーに基づいて画像を生成す
る画像生成手段と、を具備することを特徴とする超音波
撮像装置。 - 【請求項3】 前記送波手段が前記第1の超音波の送波
と前記第2の超音波の送波との間に待ち時間を入れるも
のである、ことを特徴とする請求項2に記載の超音波撮
像装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5341998A JPH11244284A (ja) | 1998-03-05 | 1998-03-05 | 超音波撮像方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5341998A JPH11244284A (ja) | 1998-03-05 | 1998-03-05 | 超音波撮像方法および装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11244284A true JPH11244284A (ja) | 1999-09-14 |
Family
ID=12942334
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5341998A Pending JPH11244284A (ja) | 1998-03-05 | 1998-03-05 | 超音波撮像方法および装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11244284A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001327492A (ja) * | 2000-05-24 | 2001-11-27 | Hitachi Medical Corp | 超音波診断装置 |
| WO2003026508A1 (fr) * | 2001-09-20 | 2003-04-03 | Hitachi Medical Corporation | Echographe |
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| JP2008295691A (ja) * | 2007-05-31 | 2008-12-11 | Ge Medical Systems Global Technology Co Llc | 超音波撮像装置 |
-
1998
- 1998-03-05 JP JP5341998A patent/JPH11244284A/ja active Pending
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