JPH11244487A - 入賞球処理装置 - Google Patents

入賞球処理装置

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JPH11244487A
JPH11244487A JP6934198A JP6934198A JPH11244487A JP H11244487 A JPH11244487 A JP H11244487A JP 6934198 A JP6934198 A JP 6934198A JP 6934198 A JP6934198 A JP 6934198A JP H11244487 A JPH11244487 A JP H11244487A
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sprocket
winning
processing device
solenoid
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JP6934198A
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Makoto Nakamura
誠 中村
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Sanyo Bussan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】入賞球の負荷による不具合を抑制することがで
き、設計上の精度がさほど要求されない入賞球処理装置
を提供する。 【解決手段】パチンコ機に設けられた入賞球処理装置2
1は、入賞球を1つずつ検出し排出部へ排出する。通常
時、ソレノイド46は励磁されておらず、スプロケット
31は、フォトセンサ53の凹んだ部分に収容部32が
対応する位置に配置される。入賞球流路27を通って入
賞球が流下すると、その重みでスプロケット31が所定
角度回動し、最下端の入賞球は収容部32に収容され、
フォトセンサ53は入賞球を検出する。その後ソレノイ
ド46が励磁され、スプロケット31は裏側ハウジング
23の方へと軸方向に移動し、さらに所定角度回動す
る。そして、入賞球の収容状態が解除され、当該入賞球
は入賞球流路27を通って流下し、排出部へと導出さ
れ、ソレノイド46は非励磁状態となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば入賞球を検
出して所定数の景品球を払い出すパチンコ機等の遊技機
において、入賞球流路を流れる入賞球を1つずつ検出し
て排出する入賞球処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ機においては、入賞口を
通過した入賞球を、パチンコ機裏側の集合路から1列に
なるよう導出して、最終的には、入賞球処理装置におい
て先行順に1球ずつ検出するとともに、排出部へと排出
するようになっている。また、別途パチンコ機の裏側に
設けられた景品球払出装置は、前記1球ずつ検出された
入賞球に基づいて所定数(例えば5個又は15個)の景
品球を払い出すようになっている。
【0003】この種の入賞球処理装置としては、例えば
図12に示すようなものが知られている。すなわち、入
賞球処理装置81は、樹脂製のハウジング82内におい
て、入賞球B1,B2,B3,B4を一列に配列せしめ
るとともに、下部の排出部(図示せず)へと導出するた
めの入賞球流路83を備えている。この入賞球流路83
の途中には、入賞球B1〜B4が1つずつ通過するのを
検出するための球検出センサ84が設けられている。
【0004】また、ハウジング82内において、前記入
賞球流路83とは異なる位置にはソレノイド85が設け
られており、当該ソレノイド85にはプランジャ86が
出没可能に設けられている。プランジャ86の先端部分
には、先端に長孔87を有する固定アーム88の基端部
が固定されている。さらに、ハウジング82には、可動
アーム89が回動可能に軸支されており、該可動アーム
89の軸支部分の近傍には軸93が突出した状態で設け
られている。そして、固定アーム88の長孔87に対し
可動アーム89の軸93が挿通され、可動アーム89は
この軸93の存在により、固定アーム88に連動して回
動するようになっている。また、可動アーム89は、そ
の長手方向中間部分において、第1のストッパ91を有
しているとともに、その略先端部分において、第2のス
トッパ92を有している。
【0005】さらに、プランジャ86の外周において、
ソレノイド85及び固定アーム88間には図示しないコ
イルスプリングが配設されている。このコイルスプリン
グの付勢力により、ソレノイド85が非励磁状態のとき
には(通常時には)、図12に示すように、プランジャ
86が突出した状態となり、このとき、可動アーム89
は、同図時計回り方向へと回動した状態に維持される。
そして、1列に配列させられている入賞球B1〜B4の
うち、最下端の入賞球B1が第1のストッパ91にて支
持され、全ての入賞球B1〜B4の流下が阻止される。
このとき、ちょうど停止状態にある最下端の入賞球B1
が球検出センサ84によって検出される。そして、その
検出信号に基づき、図示しない制御装置は、ソレノイド
85を励磁状態へと切換える。
【0006】すると、図13に示すように、プランジャ
86がコイルスプリングの付勢力に抗してソレノイド8
6内へ没入することとなり、固定アーム88は上動し、
可動アーム89は、同図反時計回り方向へと回動され
る。このため、それまで最下端にあった入賞球B1は、
解放され、下方にある排出部の方へと入賞球流路83内
を流下する。また、これとともに、可動アーム89の第
2のストッパ92が次の入賞球B2に当たり、当該入賞
球B2及びそれより上の入賞球B3,B4の落下が阻止
される。そして、再度制御装置によってソレノイド85
が非励磁状態へと切換えられ、以降、この入賞球処理装
置81において、上記と同様の動作が繰り返される。な
お、このような入賞球処理装置に関連する技術として
は、例えば特開昭59−209371号公報、実開平2
−65976号公報等に開示されたものが知られてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術では、以下に記すような問題があった。すなわ
ち、ソレノイド85が非励磁状態から励磁状態へと切換
えられる際、又は励磁状態から非励磁状態へと切換えら
れる際、可動アーム89は、原則として円弧を描くよう
にして図中反時計回り方向又は時計回り方向へと回動す
る。このため、第1のストッパ91が平行にスライドせ
ず、多少なりとも上下方向に移動してしまう。従って、
1列に配列させられている入賞球B1〜B4は、ソレノ
イド85の励磁・非励磁がいずれか一方に切換えられる
ごとに、入賞球B1〜B4の流下方向とは反対に、上方
へ一旦持ち上げられることとなる。そのため、第1のス
トッパ91(可動アーム89)に大きな負荷がかかって
しまうおそれがあり、ひいては、ソレノイド85にも負
荷がかかってしまうおそれがあった。
【0008】一方、長孔87の位置、形状等を適宜微調
節することで第1のストッパ91が極力円弧を描かない
ようにして作動するよう設定することも可能である。と
ころが、この場合には、設計上の精度を高める必要があ
り、大量生産には不適となっていた。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、入賞球の負荷による不具
合を抑制することができるとともに、設計上の精度がさ
ほど要求されることのない入賞球処理装置を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明においては、入賞球を排出部
へ排出させるための入賞球流路と、前記入賞球流路のう
ち下方へ向かう部分の流れ方向に前記入賞球を1つずつ
搬送するべく、少なくとも前記入賞球の重力に基づいて
所定角度ずつ回動しうる回動部を備えた搬送手段と、前
記搬送手段にて搬送される入賞球を1つずつ検出するた
めの検出手段とを備えた入賞球処理装置をその要旨とし
ている。
【0011】また、請求項2に記載の発明では、請求項
1に記載の入賞球処理装置において、前記回動部は、搬
送中の入賞球を収容する複数の収容部を備えており、か
つ、前記搬送手段は、前記検出手段にて入賞球が検出さ
れたことに基づいて、さらなる前記回動部の回動を許容
し、検出後の入賞球の収容を解除するための駆動部を備
えていることをその要旨としている。
【0012】(作用)上記請求項1に記載の発明によれ
ば、入賞球は、入賞球流路を通って排出部へと排出させ
られる。また、搬送手段の回動部が、少なくとも前記入
賞球の重力に基づいて所定角度ずつ回動し、これによ
り、入賞球は、前記入賞球流路のうち下方へ向かう部分
の流れ方向に1つずつ搬送させられる。さらに、検出手
段では、搬送手段にて搬送される入賞球が1つずつ検出
される。
【0013】このように、本発明では、回動部が所定角
度ずつ一定方向に回動することにより、入賞球が入賞球
流路のうち下方へ向かう部分の流れ方向に1つずつ搬送
させられるため、搬送手段が、入賞球をその重力に反し
て持ち上げるようなことがない。さらに、このことか
ら、入賞球の持ち上げを考慮した微妙な設計をしなくて
済む。
【0014】また、請求項2に記載の発明によれば、請
求項1に記載の発明の作用に加えて、前記回動部は、搬
送中の入賞球を収容する複数の収容部を備えており、こ
れら収容部により、入賞球は1つずつ搬送される。
【0015】さらに、搬送手段に設けられた駆動部で
は、前記検出手段にて入賞球が検出されたことに基づい
て、さらなる回動部の回動が許容され、検出後の入賞球
の収容が解除される。この解除により、入賞球は、確実
に1つずつ入賞球流路を通って排出部へと排出させられ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明における入賞球処理
装置を、パチンコ機のそれに具体化した一実施の形態
を、図面に基づいて詳細に説明する。図1は本実施の形
態におけるパチンコ機の外観を示す正面図(ただし、釘
等は省略してある)であり、図2はそのパチンコ機を裏
側から見た状態を示す斜視図である。
【0017】図1に示すように、パチンコ機本体1は、
外枠2及び前面枠3を備えており、その前面枠3の前面
内周には、透明なガラス板が取着されてなるガラス扉枠
4が開閉自在に設けられている。そして、前記前面枠3
の後面には、遊技盤5が着脱可能に装着されている。
【0018】この遊技盤5の前面には、一般入賞口6、
可変入賞装置7、始動入賞口8等が配設されている。こ
こで、可変入賞装置7は、通常、打球が入賞できない状
態又は入賞し難い状態になっている。また、始動入賞口
8に対し打球が入賞することによって、図示しない始動
入賞球検出センサがオンし、遊技盤5の中央部に配設さ
れた可変表示装置9の図柄がランダムに変動する。そし
て、停止した図柄の組み合わせによって可変入賞装置7
が所定時間開いて、打球が入賞しやすい状態になるよう
構成されている。
【0019】図2に示すように、パチンコ機本体1の裏
側には、機構盤11が側部にて回動可能に装着されてい
る。この機構盤11には、前記一般入賞口6、可変入賞
装置7、始動入賞口8に入賞した入賞球が導かれる図示
しない入賞球集合部が設けられているほか、その上部に
おいて景品球タンク12及び景品球タンクレール13が
設けられている。また、機構盤11には、前記景品球タ
ンクレール13に接続されてなる景品球払出装置14が
設けられている。この景品球払出装置14は、コントロ
ーラからの制御信号に基づいて、景品球を所定個数ずつ
(例えば、一般入賞口6及び始動入賞口8に入賞した場
合には5個ずつ、可変入賞装置7に入賞した場合には1
5個ずつ)、図示しない供給通路を経てパチンコ機本体
1表側の上受皿15(場合によっては下受皿16)に払
い出すようになっている。なお、図2中、符号17は、
前記コントローラを構成する電子制御回路基板等を収納
してなる基板ボックスである。
【0020】さて、前記入賞球集合部の出口には、当該
入賞球集合部に導かれた入賞球を一列に並んだ状態で下
方へ流下させ、図示しない排出部へ1つずつ排出するた
めの入賞球流路が設けられている。本実施の形態では、
この入賞球流路の途中に、本発明に係る入賞球処理装置
21が設けられている。この入賞球処理装置21は、前
記一般入賞口6、可変入賞装置7、始動入賞口8に入賞
した入賞球を1つずつ検出するとともに、検出後の入賞
球を排出部へと導出するための装置である。
【0021】図3は、本実施の形態における入賞球処理
装置21を示す斜視図であり、図4はそれを表側から見
た分解斜視図であり、図5はそれを裏側から見た分解斜
視図である。これらの図に示すように、入賞球処理装置
21は、合成樹脂製の表側ハウジング22及び裏側ハウ
ジング23を備えている。両ハウジング22,23に
は、それぞれ連結用のねじ孔24が形成されており、該
ねじ孔24に図示しないねじが螺着されることにより、
両者22,23は相互に対向した状態で固定されてい
る。また、両ハウジング22,23には、それぞれ一対
のリブ25,26が一体形成されており、これらリブ2
5,26により、入賞球を下方へと導出するための入賞
球流路27の一部が構成されている。
【0022】さらに、前記表側ハウジング22のリブ2
5の近傍には、全体として円環状に配列された斜歯28
が一体形成されている(図5参照)。当該斜歯28は、
複数個(本実施の形態では6つ)からなり、所定角度
(例えば30度)を隔てて所定角度(例えば30度)ず
つテーパ状に設けられている。また、裏側ハウジング2
3のリブ26の近傍にも、円環状に配列された斜歯29
が一体形成されている(図4参照)。当該斜歯29は、
複数個(本実施の形態では6つ)からなり、所定角度
(本実施の形態では60度)ずつテーパ状に、かつ連続
的に設けられている。
【0023】これら両斜歯28,29間には、黒色に塗
装され、例えばポリアセタール等の硬質樹脂からなるス
プロケット31(回動部を構成する)が配設されてい
る。このスプロケット31には入賞球を収容するための
複数の(6つの)収容部32が等間隔毎に設けられてい
るとともに、収容部32間には外周方向に突出する歯3
3が一体形成されている。前記裏側ハウジング23のリ
ブ26は、その一部が切り欠かれており、この切り欠き
部から、スプロケット31の歯33の一部が前記入賞球
流路27の内部に突出可能となっている。
【0024】また、スプロケット31の表面側及び裏面
側には、それぞれ前記斜歯28,29に対向するように
して斜歯34,35が一体形成されている。当該スプロ
ケット31の中心には挿通孔36が形成されており、該
挿通孔36にはスプロケット31の厚みよりも長い円筒
状のカラー37が嵌め込まれている。そして、このカラ
ー37に対してピン38が挿通されることにより、スプ
ロケット31はピン38を中心として回動可能となって
いる。このピン38の両端は、表側ハウジング22及び
裏側ハウジング23からそれぞれ突出した状態となって
いる。
【0025】ピン38の外周において、表側ハウジング
22及びスプロケット31間にはワッシャ39及びEリ
ング41が介設され、Eリング41はピン38に形成さ
れた環状溝42に嵌め込まれている。一方、ピン38の
外周において、裏側ハウジング23及びスプロケット3
1間にはワッシャ43,44及び第1のコイルスプリン
グ45が介設されている。このコイルスプリング45の
付勢力により、スプロケット31は、通常は表側ハウジ
ング22の方へと押圧されている。従って、この状態に
おいて、スプロケット31は、斜歯28,34の存在し
ない角度分(30度)だけ回動可能となっているととも
に、それ以上の回動は、斜歯28,34同士が当たり合
うことにより規制されるようになっている。
【0026】なお、前記第1のコイルスプリング45
は、ワッシャ44に当接しており、スプロケット31に
は直接当たっていないことから、スプロケット31は第
1のコイルスプリング45の付勢力に基づく摩擦力を直
接的には受けないようになっている。このことに加え、
前記カラー37の存在も相まって、スプロケット31は
両ハウジング22,23間において、回動可能な範囲内
において比較的スムースに回動できるようになってい
る。
【0027】また、前記裏側ハウジング23には、スプ
ロケット31の側方に位置するようにして駆動部を構成
するソレノイド46が取着されている。このソレノイド
46は、取着用のブラケット47、本体部48及び可動
片49を備えている。また、可動片49には、前記ピン
38の方に向かって延びる押圧片51が固定されてい
る。可動片49と、ブラケット47の突出部との間に
は、第2のコイルスプリング52が配設され、このスプ
リング52の引張力により、通常時には(ソレノイド4
6の非励磁状態には)、可動片49は、ソレノイド46
の本体部48から離間するようにして斜めに位置するよ
うになっている。一方、ソレノイド46が励磁された場
合には、可動片49が第2のコイルスプリング52の引
張力に抗して本体部48と接触する。これにより、押圧
片51の先端部分が、前記表側ハウジング22から突出
するピン38を、前記第1のコイルスプリング45の付
勢力に抗して押圧するようになっている。
【0028】さらに、表側ハウジング22及び裏側ハウ
ジング23間において、スプロケット31の下方には、
入賞球を検出するための検出手段としてのフォトセンサ
53が配設されている。このフォトセンサ53は、側面
凹字状をなし、常に光りを放ちうる投光部及びその光を
受ける受光部を備えており、このフォトセンサ53の凹
んだ部分を、前記スプロケット31の歯33が通過する
ようになっている。そして、投光部から放たれた光がス
プロケット31の歯33により遮断されたときに、フォ
トセンサ53は、前記コントローラに対し入賞球を検出
した旨の信号を出力する。
【0029】併せて、表側ハウジング22及び裏側ハウ
ジング23間においてスプロケット31の上方には、位
置決め部材54が垂下状態で回動可能に軸55で支持さ
れており、この位置決め部材54の下部には真鍮製の錘
56が設けられている。そして、通常時には、当該位置
決め部材54の先端部分が前記スプロケット31の収容
部32に当接した状態となっており、前記スプロケット
31の歯33がフォトセンサ53の凹んだ部分に位置し
ないよう、スプロケット31の自由回動を規制するよう
になっている。ただし、当該位置決め部材54のスプロ
ケット31に与える加重は、入賞球1つの重みよりも小
さいものとなっている。
【0030】次に上記のように構成されてなる入賞球処
理装置21の動作について説明する。図6,7に示すよ
うに、通常時においては、ソレノイド46は励磁されて
おらず、かつ、入賞球の重力がスプロケット31に加え
られない場合には、位置決め部材54から与えられる加
重により、スプロケット31は、同図に示す位置、すな
わち、フォトセンサ53の凹んだ部分に収容部32が対
応する位置に(歯33が光を遮らない位置に)配置され
る。
【0031】そして、入賞球流路27を通って、入賞球
B1,B2が流下してきた場合には、図8,9に示すよ
うに、当該入賞球B1,B2の重みによって、スプロケ
ット31が所定角度(30度)だけ回動する。このと
き、上述したように、斜歯28,34同士が当たり合う
こととなるため、それ以上のスプロケット31の回動は
規制される。すると、最下端の入賞球B1は収容部32
に収容されるとともに、スプロケット31は、同図に示
す位置、すなわち、フォトセンサ53の凹んだ部分に歯
33が対応する位置にて停止される。このため、投光部
から放たれていた光がスプロケット31の歯33により
遮断されることとなり、フォトセンサ53は、前記コン
トローラに対し入賞球B1を検出した旨の信号を出力す
る。そして、その検出信号に基づいて、コントローラ
は、前記景品球払出装置14に対して、所定数の景品球
を払い出す旨の信号を出力する。また、これとともに、
コントローラは、ソレノイド46を励磁させる。なお、
当該励磁制御のタイミングは、特に限定されるものでは
なく、例えば、景品球払出装置14による景品球の払出
しが完了した直後であってもよいし、予め定められた所
定数の景品球が払出された時点であってもよい。
【0032】ソレノイド46が励磁されると、可動片4
9が第2のコイルスプリング52の引張力に抗して本体
部48と接触し、図10,11に示すように、押圧片5
1の先端部分が、前記表側ハウジング22から突出する
ピン38を、前記第1のコイルスプリング45の付勢力
に抗して押圧する。このため、スプロケット31は、ピ
ン38とともに、裏側ハウジング23の方へと軸方向に
移動し、これにより、斜歯28,34同士が当たり合っ
ていたことによるスプロケット31の回動規制が、解除
されることとなる。従って、スプロケット31の回動が
許容され、前記入賞球B1の加重によって、スプロケッ
ト31は、さらに所定角度(30度)だけ回動する。た
だし、この所定角度だけ回動した時点で、今度は裏側ハ
ウジング23の斜歯29とそれに対向するスプロケット
31の斜歯35とが噛合するため、それ以上のスプロケ
ット31の回動は規制されることとなる。
【0033】そして、この回動により、入賞球B1の収
容状態が解除され、当該入賞球B1は入賞球流路27を
通って流下し、排出部へと導出される。
【0034】さらに、入賞球B1の収容状態が解除され
た後、前記コントローラは、ソレノイド46を非励磁状
態とする。すると、前記第1のコイルスプリング45の
付勢力により、ピン38及びスプロケット31は、再び
表側ハウジング22の方へと軸方向に移動する。これに
より、斜歯29,35同士が噛合していたことによるス
プロケット31の回動規制が解除されることとなる。従
って、この時点で、入賞球処理装置21は、図6,7と
同様の状態、つまり、次の入賞球B2の加重を受ける状
態となり、それ以降上述した動作を繰り返し行う。
【0035】次に、本実施の形態における効果について
説明する。
【0036】(1)本実施の形態によれば、スプロケッ
ト31が少なくとも入賞球B1,B2の重力に基づいて
所定角度ずつ回動し、これにより、入賞球B1,B2
は、入賞球流路27のうち下方へ向かう部分の流れ方向
に1つずつ搬送させられる。このため、スプロケット3
1によって、入賞球B1,B2がその重力に反して持ち
上げられるようなことがない。従って、スプロケット3
1、ひいてはソレノイド46に大きな負荷がかかってし
まうという事態を回避することができ、結果として、ソ
レノイド46等に大きな負荷がかかることによる各種の
不具合(入賞球処理装置21の故障や損傷)を極力防止
することができる。
【0037】(2)また、このことから、入賞球B1,
B2の持ち上げを考慮した微妙な設計をしなくて済むた
め、大量生産に適し、ひいては製造コストの低減を図る
ことができる。
【0038】(3)さらに、本実施の形態では、スプロ
ケット31に、入賞球B1,B2を収容するための複数
の収容部32を設け、これら収容部32により、入賞球
B1,B2を1つずつ搬送するとともに、スプロケット
31を確実に所定角度ずつ回動させることとした。この
ため、1つの動作に伴い、複数の入賞球が同時に排出さ
れてしまうといった事態を回避することができる。
【0039】特に、フォトセンサ53にて入賞球B1が
検出されたことに基づいて、ソレノイド46が励磁さ
れ、さらなるスプロケット31の回動が許容されるよう
にしたため、上記効果がより確実に奏される。
【0040】(4)併せて、通常時は第1のコイルスプ
リング45の付勢力により、スプロケット31を表側ハ
ウジング22の方へと移動させ、斜歯28,34同士が
当たり合うようにした。また、入賞球B1の検出後にお
いてはソレノイド46の励磁によって、スプロケット3
1を軸方向へ移動させ、斜歯29,35同士を噛合させ
ることとした。このため、特にスプロケット31を回動
させるためのモータ等の駆動手段を別途設けることな
く、スプロケット31を確実に所定角度ずつ回動させる
ことができ、ひいては、上記(3)に記載の効果をより
確実なものとすることができる。
【0041】さらには、上記の構成を採用したことによ
り、例えば何らかの原因でソレノイド46が故障してし
まったとしても、スプロケット31の自由回動が許容さ
れてしまうことがない。その結果、故障時において入賞
球が連続的に流下してしまうことがなく、ひいては遊技
者に対し不利益が及んだり、興趣が低下してしまったり
するのを確実に防止することができる。
【0042】(5)加えて、本実施の形態では、位置決
め部材54を設けているので、通常時においては、スプ
ロケット31の自由回動が規制され、スプロケット31
の歯33がフォトセンサ53の凹んだ部分に位置するこ
とがない。従って、入賞球の誤検出を確実に防止するこ
とができる。
【0043】(6)また、スプロケット31の表面を黒
色としたことから、フォトセンサ53による検出精度の
向上が図られる。また、スプロケット31の素材として
ポリアセタール等の硬質樹脂を採用したため、長期使用
によっても摩耗されにくく、耐久性の向上を図ることが
できる。さらには、ポリアセタールは滑りやすい素材で
あるため、他の部材と接触した場合でも円滑な回動動作
が阻害されたりしにくい。
【0044】さらに、上述したように、スプロケット3
1は第1のコイルスプリング45の付勢力に基づく摩擦
力を直接的には受けないこと、並びにピン38及びスプ
ロケット31間にはカラー37が介在されていること等
から、スプロケット31は回動可能な範囲内においてス
ムースに回動しうる。
【0045】(7)併せて、本実施の形態では、フォト
センサ53を入賞球流路27とは離間した位置に設け、
スプロケット31の歯33の通過により入賞球B1を検
出することとした。従って、入賞球流路27がフォトセ
ンサ53により阻害されることなく、入賞球B1,B2
を円滑に排出することができる。
【0046】尚、本発明は上述した実施の形態の記載内
容に限定されるものではなく、従って、発明の趣旨を逸
脱しない範囲で、例えば次のように実施してもよい。
【0047】(a)スプロケット31の収容部32及び
歯31の数、斜歯28,34の数及び間隔、並びに斜歯
29,35の数等については、入賞球を1つずつ確実に
検出でき、かつ、排出できるものであれば上記実施の形
態に何ら限定されるものではない。
【0048】(b)上記実施の形態では、第1のコイル
スプリング45の付勢力により、通常時には、スプロケ
ット31を表側ハウジング22の方へと押しつけるよう
に構成したが、当該第1のコイルスプリング45を省略
する構成としてもよい。例えば、押圧片51に対し、ピ
ン38の先端部分を連結させた場合においても、上記実
施の形態と同等の作用効果が奏される。また、このよう
な構成とすることで、ワッシャ39,43,44、カラ
ー37、Eリング41等の省略をも図ることができる。
【0049】(c)また、上記のような構成としない場
合であっても、ワッシャ39,43,44、カラー3
7、Eリング41等を適宜省略する構成としてもよい。
【0050】(d)上記実施の形態では、フォトセンサ
53を入賞球流路27とは離間した位置に設けることと
したが、従来技術と同様に、入賞球流路27の途中に設
ける構成としても差し支えない。
【0051】(e)上記実施の形態では、表側ハウジン
グ22及び裏側ハウジング23にそれぞれ一対のリブ2
5,26を形成し、これらリブ25,26により入賞球
流路27を構成するようにしたが、いずれか一方のハウ
ジングにのみリブを設け、他方を蓋状のものとしてもよ
い。
【0052】(f)上記実施の形態における位置決め部
材54に替えて、例えば係合突起や係合凹部を、スプロ
ケット31や、表側ハウジング22又は裏側ハウジング
23に設け、この係合関係によりスプロケット31の自
由回動を規制して、位置決めするようにしてもよい。
【0053】(g)本発明は、上記実施の形態とは異な
るタイプのパチンコ機等にも適用できる。また、本発明
は、パチンコ機以外にも、アレパチ、アレンジボール等
の各種遊技機にも適用できる。
【0054】特許請求の範囲の請求項に記載されないも
のであって、上記実施の形態から把握できる技術的思想
について以下にその効果とともに記載する。
【0055】(1)請求項2に記載の入賞球処理装置に
おいて、前記駆動部は、前記回動部を回動軸方向に移動
せしめることにより前記入賞球の重力に基づいてさらな
る前記回動部の回動を許容するものであることを特徴と
する。
【0056】(2)請求項2又は上記付記(1)に記載
の入賞球処理装置において、さらに、前記検出手段にて
入賞球が検出されたことに基づいて前記駆動部を駆動制
御する制御手段を設けたことを特徴とする。
【0057】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の入賞球処
理装置によれば、入賞球の負荷による不具合を抑制する
ことができるとともに、設計上の精度がさほど要求され
ず、大量生産に好適であるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態におけるパチンコ機の外観を示す
正面図。
【図2】パチンコ機を裏側から見た状態を示す斜視図。
【図3】入賞球処理装置を示す斜視図。
【図4】入賞球処理装置を表側から見た分解斜視図。
【図5】入賞球処理装置を裏側から見た分解斜視図。
【図6】入賞球処理装置の動作を説明する図であって通
常時の内部構造を示す模式図。
【図7】図6のJ−J線断面図。
【図8】入賞球処理装置の動作を説明する図であって入
賞球検出時の内部構造を示す模式図。
【図9】図8のK−K線断面図。
【図10】入賞球処理装置の動作を説明する図であって
ソレノイドの励磁状態における内部構造を示す模式図。
【図11】図10のL−L線断面図。
【図12】従来技術における入賞球処理装置の内部構造
を示す模式図。
【図13】従来技術における入賞球処理装置の動作を説
明するための模式図。
【符号の説明】
1…パチンコ機本体、21…入賞球処理装置、27…入
賞球流路、28,29…斜歯、31…スプロケット、3
2…収容部、33…歯、34,35…斜歯、45…第1
のコイルスプリング、46…ソレノイド、51…押圧
片、53…フォトセンサ、54…位置決め部材。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入賞球を排出部へ排出させるための入賞
    球流路と、 前記入賞球流路のうち下方へ向かう部分の流れ方向に前
    記入賞球を1つずつ搬送するべく、少なくとも前記入賞
    球の重力に基づいて所定角度ずつ回動しうる回動部を備
    えた搬送手段と、 前記搬送手段にて搬送される入賞球を1つずつ検出する
    ための検出手段とを備えたことを特徴とする入賞球処理
    装置。
  2. 【請求項2】 前記回動部は、搬送中の入賞球を収容す
    る複数の収容部を備えており、かつ、前記搬送手段は、
    前記検出手段にて入賞球が検出されたことに基づいて、
    さらなる前記回動部の回動を許容し、検出後の入賞球の
    収容を解除するための駆動部を備えていることを特徴と
    する請求項1に記載の入賞球処理装置。
JP6934198A 1998-03-03 1998-03-03 入賞球処理装置 Withdrawn JPH11244487A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009254541A (ja) * 2008-04-16 2009-11-05 Abilit Corp パチンコ機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009254541A (ja) * 2008-04-16 2009-11-05 Abilit Corp パチンコ機

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