JPH11245033A - アーク加工用電源装置 - Google Patents

アーク加工用電源装置

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JPH11245033A
JPH11245033A JP6450298A JP6450298A JPH11245033A JP H11245033 A JPH11245033 A JP H11245033A JP 6450298 A JP6450298 A JP 6450298A JP 6450298 A JP6450298 A JP 6450298A JP H11245033 A JPH11245033 A JP H11245033A
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rectifier circuit
circuit
capacitor
power supply
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JP6450298A
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Kikuo Terayama
喜久夫 寺山
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Daihen Corp
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Daihen Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電池やこれに匹敵するような大容量のコン
デンサに蓄えた電力を利用するアーク加工用電源装置の
改良に関する。 【解決手段】 交流電源から供給される電力を整流す
る第1の整流回路と、第1の整流回路の出力側に設けら
れた第1のコンデンサと、交流電源から供給される電力
を昇圧して第1の整流回路の出力よりも高い直流電圧に
変換する第2の整流回路と、第2の整流回路の出力側に
設けられた第1のコンデンサよりも大容量の第2のコン
デンサと、第1の整流回路と第2の整流回路の各出力を
第1の整流回路から第2の整流回路に向かう方向を順方
向として並列接続するダイオードと、第2の整流回路の
出力をアーク加工用に変換する電力変換手段とを備えた
アーク加工用電源装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アーク溶接やアー
ク切断、プラズマアーク切断などのアーク加工にもちい
る電源装置の改良に関し、特に電池やこれに匹敵するよ
うな大容量のコンデンサに蓄えた電力を直流入力として
用いて電力設備の貧弱な場所においても十分な出力を得
ることができるようにしたアーク加工用電源装置を提案
したものである。
【0002】
【従来の技術】一般にアーク溶接やプラズマアーク切断
に用いるアーク加工用電源装置は、商用交流電源を変圧
器にて適宜変圧するとともに目的のアーク加工に適した
特性、例えば定電流特性、垂下特性などになるように半
導体素子を用いて出力制御するものが用いられている。
また、近年では交流電源を一旦整流して直流とし、この
直流を半導体素子を用いたインバータ回路で数10kHz
の高周波交流に変換した後に高周波変圧器にてアーク加
工に適した電圧に変換し、この出力を再度整流して直流
として被加工物に供給する方式のものも実用化されてい
る。
【0003】しかし、上記のようなアーク加工用電源装
置においては、いずれも商用交流電源からの供給電力を
加工するものであるので、その電源容量として数KVA 以
上の容量が必要である。このために小規模の建設現場や
補修工事などの電源設備が完備されていないところで
は、充分に能力が発揮できず、溶接欠陥を生じてしまう
ことがあった。また、電源設備が全くないところではエ
ンジン発電機を利用したエンジンウエルダーを用いるこ
とになるが、そのような場所では、当然他の工事等のた
めにも電力が必要であり、溶接や切断のためだけに大型
の発電機を余分に用意することはきわめて不経済であっ
た。
【0004】一方、これに対処すべく、電灯用の単相1
00V電源から電力を得るアーク溶接機もあるが、これ
らの電源は1回線が15Aまでが許容範囲であり、極め
て小容量の加工が行えるにすぎず、その適用範囲はごく
限られたものであった。
【0005】そこで、上記のような問題点を解決するも
のとして、交流電源を整流して直流とし、この直流出力
で大容量コンデンサを充電するとともにこの直流出力と
充電されたコンデンサとを並列にして、総合出力を電流
制限素子を通してアーク溶接負荷に導く、図5の方式の
ものが提案されている。(特許第2649885号)
【0006】同図において、101は交流電源であり、
通常AC100Vの電灯用電源である。102は電源回
路であり、例えば交流電源を整流して直流とした後にイ
ンバータ回路で高周波交流とし、変圧器にて適宜電圧を
変換した後に再度整流して直流出力を得るものが利用さ
れる。103は電源回路102の直流端子に接続された
コンデンサであり、数10Fないし数1000F程度の
大容量のコンデンサが用いられる。104は出力電流制
限素子であり、トランジスタなどの半導体素子によって
構成され、出力電流を所定値に制限する。105は電極
および非溶接物からなる溶接負荷である。
【0007】同図の装置においては、交流電源101か
らの電力は電源回路102にて整流されて所定の直流と
なり、大容量コンデンサ103を充電すると共に出力電
流制限素子104にて電流が制限されて溶接負荷105
に供給される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記図5の
方式のものにおいては、交流電源101からの供給電力
を整流して溶接負荷に供給する直流電力を得る電源回路
102の出力は、同時にコンデンサ103を充電してい
るので、アーク負荷105へは電源回路102の出力と
これに並列に接続されたコンデンサ103とから電力が
供給されることになる。また、出力電流はコンデンサ1
03より出力端子側に接続された出力電流制限素子10
4によって制御されている。それ故、コンデンサ103
はその端子電圧が電源回路102の出力電圧より高い分
のみ放電可能であり、これより低い範囲では残余の電荷
は放出出来ず、逆に電源回路102から電力の供給を受
けることになる。
【0009】いま、仮に非溶接時の電源回路102の出
力電圧と溶接時の出力電圧とが同じであれば、コンデン
サ103は全くその効果を発揮することはなく、単に電
源回路102の出力波形のリップルを平滑するためのコ
ンデンサとしての機能を有するのみである。また、非溶
接時に、コンデンサ103が溶接時の電源回路の出力電
圧よりも高く充電されていたとしても、出力に寄与でき
るのは非溶接時の電源回路102の出力電圧と溶接時の
出力電圧との差の電圧に相当する電圧のみであり、放電
が進行して、コンデンサ103の端子電圧が溶接時の電
源回路102の出力電圧よりも低くなると放電は停止
し、以後の電力は専ら電源回路102からのみ供給され
ることになる。このために、コンデンサ103に充電さ
れた電力はその極く一部分のみが利用されるにすぎず、
大容量のコンデンサを設けた効果がほとんど発揮できな
いものであった。また、このような欠点を改善しコンデ
ンサ103の容量を増さずに大電流で長時間溶接を行な
おうとすると、非溶接時の出力電圧を高くしなければな
らず、出力端子側の電圧が高くなる。この場合、もし出
力電流制限素子104が故障した場合、高い電圧が直接
作業者にかかる危険性がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、交流電源から
供給される電力を整流する第1の整流整流回路と、前記
交流電源から供給される電力を昇圧して前記第1の整流
回路の出力よりも高い直流電圧に変換する第2の整流回
路と、前記第1の整流回路の出力側に設けられた第1の
コンデンサと、前記第2の整流回路の出力側に設けられ
た前記第1のコンデンサよりも大容量の第2のコンデン
サと、前記第1の整流回路と前記第2の整流回路の各出
力を前記第1の整流回路から前記第2の整流回路に向か
う方向を順方向として並列接続するダイオードと、前記
第2の整流回路の出力を高周波交流に変換するインバー
タ回路と前記インバータ回路の出力を入力としてアーク
加工に適した電圧に変換する出力変圧器と前記出力変圧
器の出力を整流して直流とする出力整流回路とを含む電
力変換手段とを備えたアーク加工用電源装置を提案した
ものである。
【0011】本発明はまた、交流電源から供給される電
力を整流する第1の整流回路と、前記交流電源から供給
される電力を昇圧して前記第1の整流回路の出力よりも
高い直流電圧に変換する第2の整流回路と、前記第1の
整流回路の出力側に設けられた第1のコンデンサと、前
記第2の整流回路の出力側に設けられた前記第1のコン
デンサよりも大容量の第2のコンデンサと、前記第1の
整流回路と前記第2の整流回路の各出力を前記第2の整
流回路から前記第1の整流回路に向かう方向を順方向と
して並列接続するダイオードと、前記第1の整流回路の
出力を高周波交流に変換するインバータ回路と前記イン
バータ回路の出力を入力としてアーク加工に適した電圧
に変換する出力変圧器と前記出力変圧器の出力を整流し
て直流とする出力整流回路とを含む電力変換手段とを備
えたアーク加工用電源装置を提案したものである。
【0012】本発明はまた、交流電源から供給される電
力を整流する第1の整流回路と、前記第1の整流回路の
出力端子間に接続された第1のコンデンサと、前記第1
の整流回路の出力を昇圧するDC/DC変換回路と、前
記DC/DC変換回路の出力端子間に接続された前記第
1のコンデンサよりも大容量の第2のコンデンサと、前
記第1の整流回路と前記DC/DC変換回路の各出力を
前記第1の整流回路から前記DC/DC変換回路の出力
端子に向かう方向を順方向として並列接続するダイオー
ドと、前記第2のコンデンサに充電された電力を高周波
交流に変換するインバータ回路と前記インバータ回路の
出力を入力としてアーク加工に適した電圧に変換する出
力変圧器と前記出力変圧器の出力を整流して直流とする
出力整流回路とを含む電力変換手段とを備えたアーク加
工用電源装置を提案したものである。
【0013】本発明はまた、交流電源から供給される電
力を整流する第1の整流回路と、前記第1の整流回路の
出力端子間に接続された第1のコンデンサと、前記第1
のコンデンサの出力側に直列接続されたダイオードを介
して接続された昇圧型チョッパ回路と、前記昇圧型チョ
ッパ回路の出力端子間に接続された前記第1のコンデン
サよりも大容量の第2のコンデンサと、前記第2のコン
デンサに充電された電力を高周波交流に変換するインバ
ータ回路と前記インバータ回路の出力を入力としてアー
ク加工に適した電圧に変換する出力変圧器と前記出力変
圧器の出力を整流して直流とする出力整流回路とを含む
電力変換手段とを備えたアーク加工用電源装置を提案し
たものである。
【0014】本発明はさらに上記において、第1及び第
2の整流回路は入力電流、出力電流のいずれか1つ以上
を所定の制限値以下に制限する整流回路としたアーク加
工用電源装置を提案したものである。
【0015】本発明はさらに上記において、電力変換手
段には出力極性を正・逆または所定の正逆比率の交流に
切り替える極性切り替え回路を備えている手段としたア
ーク加工用電源装置を提案したものである。
【0016】本発明はさらに上記において、第2のコン
デンサは電気2重層コンデンサまたは急速充放電可能な
2次電池を用いるアーク加工用電源装置を提案したもの
である。
【0017】
【発明の実施の形態】図1に本発明のアーク加工用電源
装置の実施の形態の例を接続図にて示す。同図におい
て、1は交流電源であり、例えば電灯線用AC100V
電源から供給される。2は電源開閉器、3はアーク加工
用電極、4は被加工物、REC1は第1の整流回路であ
り、交流電源1の出力を整流して直流に変換する。C1
は第1の整流回路REC1の出力を平滑する第1のコン
デンサ、T1は昇圧用変圧器であり交流電源1の電圧を
これより高い電圧、たとえば200Vないし400V程
度に昇圧する。REC2は第2の整流回路であり、昇圧
変圧器T1の出力を直流に変換する。C2は第2のコン
デンサであり、整流回路REC2の出力によって充電さ
れる巨大容量、例えば数10Fないし数1000F程度
の容量で急速充放電が可能な電気2重層コンデンサと呼
ばれる巨大容量コンデンサや導電性ポリマーを用いた容
量性2次電池(商品名PAS電池)である。DR1は第
1の整流回路REC1の出力と第2の整流回路REC2
の出力との間に第1の整流回路REC1の出力端子から
第2の整流回路REC2の出力端子に向かう方向を順方
向にして接続されたダイオードであり、TRA1は昇圧
変圧器T1への入力を開閉する交流スイッチング素子で
あり、例えばリレー接点や双方向サイリスタ、トライア
ックなどを用いることができる。5は第1のコンデンサ
C1および第2のコンデンサC2に蓄積された電力を高
周波交流に変換するインバータ回路であり、図示のよう
に電界効果トランジスタ(FET)をブリッジ接続した
回路などが用いられる。T2はインバータ回路5の出力
をアーク加工に適した電圧に変換する出力変圧器であ
り、REC3は出力整流回路である。L1は出力電流の
リップルを低減するとともに出力電流の変化に適当な時
定数をもたせるためのリアクトルである。6は入力電流
検出器であり、交流電源1からの入力電流値を検出して
信号Ifiを出力する。7は充電電流検出器であり、第2
のコンデンサC2に対する充電電流を検出して信号Ifc
を出力する。8は出力電流検出器であり、アーク加工電
流を検出して信号Ifoを出力する。9、10、11は比
較器、12は入力電流設定器であり交流電源1からの入
力電流の最大値Iriを設定する。13は充電電流設定器
であり、第2のコンデンサC2に対する最大充電電流I
rcを設定する。14は出力電流設定器であり、電極3お
よび被加工物4に対するアーク加工電流設定信号Iroを
設定する。15はインバータ回路5の各電界効果トラン
ジスタに対する導通指令信号を出力するインバータ制御
回路であり、16および17はオアゲート、18は極性
反転用インバータゲート、19および20はスイッチン
グトランジスタ、21はアーク加工中ハイレベル信号を
出力する起動指令スイッチである。ここで、インバータ
回路5、出力変圧器T2、出力整流回路REC3、出力
電流設定器14、出力電流検出器8、比較器11および
インバータ制御回路15は第2のコンデンサC2に充電
された電力を高周波交流に変換したのちアーク加工に適
した電圧に変換し、再度整流して直流出力を取り出すた
めの電力変換手段を構成している。
【0018】図1の装置において、アーク加工開始前
は、起動指令スイッチ21の出力はローレベルであるの
でこれをインバータゲート18で反転した信号が供給さ
れるオアゲート17の出力はハイレベルとなり、スイッ
チングトランジスタ20は導通する。このため、インバ
ータ制御回路15に対する指令信号は接地されて0レベ
ルとなるのでインバータ制御回路15は停止状態とな
り、インバータ回路5は停止しており、電極3および被
加工物4には電力は供給されない。これに対してオアゲ
ート16は比較器9の出力がローレベルの間はその出力
はローレベルであるのでスイッチングトランジスタ19
は遮断しており、比較器10の出力信号は交流スイッチ
ング素子TRA1にそのまま供給される。比較器10は
充電電流設定器13の設定値Ircと充電電流検出器7の
検出値Ifcとを比較し、差信号ΔIc=Irc−Ifcを出
力する。ここで、交流スイッチング素子TRA1にリレ
ー接点を用いるときには差信号ΔIc >0の間は比較器
10はハイレベル信号を出力し、ΔIc ≦0になるとロ
ーレベル信号を出力するものを用いる。この場合、交流
スイッチング素子TRA1はこの比較器10の出力信号
がハイレベルの間導通する。また、交流スイッチング素
子TRA1に導通量の制御が可能な双方向サイリスタや
トライアックなどを用いるときには比較器10として差
信号ΔIc をそのまま出力するものを使用し、交流スイ
ッチング素子TRA1をこの差信号によって導通制御す
る。いずれの場合も第2のコンデンサC2は充電電流設
定器13で設定された充電電流値以下で充電される。
【0019】このとき同時に、入力電流検出器6は交流
電源1からの入力電流Ifiを検出し、比較器9はこの検
出値Ifiと入力電流設定器12の設定値Iriとを比較
し、Iri≧Ifiの間はローレベル信号を出力し、Iri<
Ifiになるとハイレベル信号を出力する。比較器9の出
力信号がハイレベルになるとオアゲート16の出力信号
はハイレベルとなり、スイッチングトランジスタ19は
これにより導通する。この結果、交流スイッチング素子
TRA1に対する比較器10の出力信号のレベルにかか
わらず交流スイッチング素子TRA1は遮断状態を保つ
ことになり、交流電源1からの入力電流は設定値Iri以
下に制限される。この間、第1の整流回路REC1は交
流電源1を整流して直流として出力し、第1のコンデン
サC1を充電する。また、交流スイッチング素子TRA
1が導通している間中、第2の整流回路REC2は交流
電源1の出力を昇圧変圧器T1で昇圧した電圧を整流し
て第2のコンデンサC2を充電する。
【0020】第2のコンデンサC2が十分に充電された
後、起動指令スイッチ21からハイレベル信号(起動信
号)が出力されるとオアゲート16の出力はハイレベル
に反転し、スイッチングトランジスタ19が導通して交
流スイッチング素子TRA1を遮断し、第2のコンデン
サC2に対する充電を停止する。同時に起動指令スイッ
チ21からの信号はインバータゲート18で反転されて
ローレベルとなり、オアゲート17の出力はローレベル
となってスイッチングトランジスタ20は遮断する。出
力電流設定器14の設定値Iroは出力電流検出器8の検
出値Ifoと比較器11にて比較されて、差信号ΔIo =
Iro−Ifoがインバータ制御回路15に供給される。イ
ンバータ制御回路15はこの入力信号に対応したパルス
幅の駆動信号をインバータ回路5を構成する電界効果ト
ランジスタに供給してこれらを所定の順序と入力信号に
比例した導通時間率とで導通させ、第1のコンデンサC
1および第2のコンデンサC2の端子電圧を高周波交流
に変換し、出力変圧器T2にて所定の電圧に変換した後
出力整流回路REC3にて再度整流して直流としてリア
クトルL1を介してアーク加工用電極および被加工物に
供給する。この出力電流は出力電流検出器8にて検出さ
れ、比較器11にて出力電流設定器14の設定値と比較
されて両者の差がなくなるように制御される。
【0021】このとき、交流電源1からの入力電流は加
工開始前と同様に、入力電流検出器6にて検出され、比
較器9にて入力電流設定器12の設定値と比較されて入
力電流が設定値を越えると比較器9がハイレベル信号を
出力するのでオアゲート17の出力がハイレベルとな
り、スイッチングトランジスタ20が導通して比較器1
1の出力を接地するのでインバータ回路5の出力は零に
なる。
【0022】図1の装置においては上記のように、加工
開始前に第2のコンデンサC2に交流電源1からの電力
を昇圧して交流電源1の電流容量をこえないように制限
しながら高い電圧に充電し、加工中は第2のコンデンサ
C2に対する充電を停止し、高い電圧に充電された第2
のコンデンサC2の充電電力と交流電源1からの供給電
力とを利用してアーク加工をすることになる。このた
め、第2のコンデンサC2の電圧が交流電源1の出力電
圧にまで低下するまでは第2のコンデンサC2の保有す
る電力を利用することになるので第2のコンデンサC2
の充電電力を十分に活用することができ、交流電源1の
電流容量が貧弱な場合でも十分なアーク加工電流の供給
が可能となる。第2のコンデンサC2の電圧が第1のコ
ンデンサC1の電圧まで下がると、ダイオードDR1が
導通するようになって、以後は交流電源1からの入力電
流が入力電流設定器12の設定値を超えない範囲で通常
の動作が行なわれる。
【0023】なお、図1の装置においては、第2のコン
デンサC2は非加工時にのみ充電するようにしたが、第
2のコンデンサC2は加工時にも充電するようにしても
よい。このためには図1の接続図においてオアゲート1
6を除去し、比較器9の出力を直接スイッチングトラン
ジスタ19に供給して、スイッチングトランジスタ19
の制御を起動指令スイッチ21のON/OFFと無関係
にして入力電流の制限値に対してのみ実施するように変
更すればよい。
【0024】さらに、図1の装置において、交流スイッ
チング素子TRA1と昇圧変圧器T1にかえて交流電源
1の出力を一旦整流して直流とし、得られた直流をチョ
ッパ回路またはインバータ回路によって高周波交流とし
た後に昇圧変圧器で先の昇圧変圧器T1と同様に高い電
圧に変換した後に第2の整流回路REC2により再度整
流して直流電圧を得、これを第2のコンデンサC2の充
電用電源として用いるようにしてもよい。この場合は、
チョッパ回路またはインバータ回路の出力制御または起
動・停止を図1の装置の比較器9および比較器10の出
力で行うようにすればよい。
【0025】図2は本発明の実施の形態を示す別の接続
図であり、同図において、FET1は第1の整流回路R
EC1の出力をON/OFFするスイッチングトランジ
スタ、T3は昇圧用変圧器であり、REC4は整流回路
であり、スイッチングトランジスタFET1、昇圧用変
圧器T3および整流回路REC4はREC1の出力を昇
圧するDC/DC変換回路を構成している。また、比較
器10の出力は差信号ΔIc =Irc−Ifcを出力し、ス
イッチングトランジスタFET1のON/OFFの比率
を決定する。
【0026】同図において、第2のコンデンサC2には
第1の整流回路REC1の直流出力がスイッチングトラ
ンジスタFET1によって高周波でON/OFFされ、
昇圧用変圧器T3にて昇圧されて整流回路REC4にて
再度整流された直流電圧が供給される。その他の動作は
図1の装置と同様である。
【0027】図2において、スイッチングトランジスタ
FET1にはまた、第1の整流回路REC1の出力にか
えて交流電源1の出力を一旦整流して直流とする別の整
流回路を設けてもよく、その動作は図2の装置と同様で
ある。
【0028】図3は本発明の実施の形態を示す別の接続
図である。同図においては、第1のコンデンサC1と第
2のコンデンサC2との間に接続するダイオードDR1
を第2のコンデンサC2から第1のコンデンサC1に向
かう方向を順方向として接続したものであり、またイン
バータ回路5を第1のコンデンサC1の端子に接続して
ある。同図の装置においては第1のコンデンサC1と第
2のコンデンサC2とはともに昇圧用変圧器T1によっ
て得られる高い電圧に充電されるので第2のコンデンサ
C2の電圧が交流電源1の電圧よりも高い間は第1のコ
ンデンサC1と第2のコンデンサC2の両方の充電電荷
によって被加工物に電力が供給され、第2のコンデンサ
C2の電圧が交流電源1の電圧よりも低下した後は交流
電源1からの供給電力によって加工が行われる。
【0029】図4は本発明の実施の形態を示す別の接続
図である。同図においてL2はリアクトル、FET2は
チョッパ用スイッチングトランジスタであり、リアクト
ルL2と共に昇圧型チョッパ回路を構成している。22
は電圧検出器であり、第2のコンデンサC2の端子電圧
を検出して信号Vfcを出力する。また23は充電電圧設
定器であり、第2のコンデンサC2の充電電圧制限値V
rcを設定する。24は比較器であり充電電圧設定器23
の設定値Vrcと電圧検出器22の検出値Vfcとを入力と
して差信号ΔVc =Vrc−Vfcを出力する。25はチョ
ッパ制御回路であり、比較器24の出力ΔVc に比例し
てチョッパ用スイッチングトランジスタFET2のON
/OFF比率を決定し、チョッパ用スイッチングトラン
ジスタFET2に導通信号を供給する。同図のその他の
構成部品は図1ないし図3と同機能のものに同符号を付
して詳細な説明を省略する。
【0030】図4の装置において、加工開始前には、比
較器24の出力に比例してチョッパ用スイッチングトラ
ンジスタFET2がON/OFFし、チョッパ用スイッ
チングトランジスタFET2の導通期間中にリアクトル
L2に蓄えられた電磁エネルギーがチョッパ用スイッチ
ングトランジスタFET2が遮断したときに第2のコン
デンサC2に放出されてこれを充電する。このときリア
クトルL2には直前に流れていた電流と同じ値の電流を
流すべく電圧が誘起されるので第2のコンデンサC2の
充電の進行にしたがつてその誘起電圧は増加してゆく。
この第2のコンデンサC2の端子電圧が充電電圧設定器
23の設定値に近づくと比較器24の出力信号が減少し
てチョッパ用スイッチングトランジスタFET2の導通
時間比率を低減してゆき、ΔVc =0になると停止する
(充電完了)。加工中はオアゲート16からのハイレベ
ル信号によりスイッチングトランジスタ19が導通する
のでΔVc の値に関わらずチョッパ用スイッチングトラ
ンジスタFET2は遮断状態を保つ。この結果、第2の
コンデンサC2の端子電圧が交流電源1の電圧よりも高
い間は、第2のコンデンサC2に充電された電力がイン
バータ回路5によって変換されて出力変圧器T2および
出力整流回路REC3を経てアーク加工用電極および被
加工物に供給される。第2のコンデンサC2の電圧が低
下して交流電源1の電圧以下になると交流電源1からの
電力によって加工が行なわれる。
【0031】図4の装置においても図2と同様にリアク
トルL2とチョッパ用スイッチングトランジスタFET
2とからなるチョッパ回路に別の直流電源となる整流回
路を設けたものとしてもよい。さらにまた図4におい
て、ダイオードDR1とリアクトルL2との順序を逆に
しても全く同じ動作の装置となる。
【0032】また、図1ないし図4の装置において、出
力整流回路REC3の出力端子にブリッジ接続したスイ
ッチング素子の直流側を接続し、このブリッジ回路の交
流側から出力端子に電力を供給するように電力変換手段
を構成してもよい。この場合は、ブリッジ接続されたス
イッチング素子のうち導通させる素子を適宜制御するこ
とによって、電極3側に正の極性の出力と負の極性の出
力あるいは正・負が所定の割合で交番する交流出力を自
由に切り替えて使用することができる。
【0033】図1ないし図4の装置においては、加工電
流を出力電流検出器8にて検出してこれを設定値に保つ
ように制御する図示の装置以外に加工電圧を検出してこ
れを設定電圧と比較して設定値に保つようにする定電圧
制御方式のものにも本発明は実施可能である。
【0034】さらにまた、各制御回路に対する電力源と
して大容量コンデンサから電力を供給するようにしてお
けば、装置に対する交流電源が遮断されたときにも一定
の時間内であればアーク加工が可能となる。このように
したときは、大容量コンデンサを充電後に装置を交流電
源から切り離して電源から離れた場所での加工ができる
ので比較的短時間の作業のために改めて装置を電源に接
続し直す必要がなく、便利である。
【0035】
【発明の効果】本発明は上記の通り、交流電源の電圧よ
り高い電圧に大容量コンデンサを充電し、その充電電荷
を高周波交流に変換するインバータ回路と前記インバー
タ回路の出力を入力としてアーク加工に適した電圧に変
換する出力変圧器と前記出力変圧器の出力を整流して直
流とする出力整流回路とを含む電力変換手段によって溶
接出力として取り出すものであるので、交流電源の電流
容量より大きい出力を安定に得ることができる。また、
非加工時に大容量コンデンサを充電し、アーク加工時
に、大容量コンデンサから電力を取り出すので、交流電
源に大きな負担をかけることがなく、電源設備の貧弱な
ところでも十分な出力がえられる。
【0036】また本発明は、インバータ回路の出力をア
ーク加工に適した電圧に変換する出力変圧器を設け、こ
の出力変圧器の出力を整流して直流としてアーク加工用
に用いるものであるので、出力制御用スイッチング素子
が故障して短絡状態となっても出力端子に高電圧が現れ
ることがなく、作業者の安全性確保にすぐれている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアーク加工用電源装置の実施の形態の
例を示す接続図である。
【図2】本発明のアーク加工用電源装置の別の実施の形
態の例を示す接続図である。
【図3】本発明のアーク加工用電源装置の別の実施の形
態の例を示す接続図である。
【図4】本発明のアーク加工用電源装置の別の実施の形
態の例を示す接続図である。
【図5】従来の装置の例を示す接続図である。
【符号の説明】
1 交流電源 2 電源開閉器 3 アーク加工用電極 4 被加工物 REC1 第1の整流回路 C1 第1のコンデンサ T1 昇圧用変圧器 REC2 第2の整流回路 C2 第2のコンデンサ DR1 ダイオード TRA1 交流スイッチング素子 5 インバータ回路 T2 出力変圧器 REC3 出力整流回路 L1 リアクトル 6 入力電流検出器 7 充電電流検出器 8 出力電流検出器 9、10,11 比較器 12 入力電流設定器 13 充電電流設定器 14 出力電流設定器 15 インバータ制御回路 16、17 オアゲート 18 インバータゲート 19、20 スイッチングトランジスタ 21 起動指令スイッチ 22 電圧検出器 23 充電電圧設定器 24 比較器 25 チョッパ制御回路 FET1、FET2 スイッチングトランジスタ L2 リアクトル T3 昇圧用変圧器 102 巨大容量コンデンサ 104 出力電流制限素子

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源から供給される電力を整流する
    第1の整流回路と、前記第1の整流回路の出力側に設け
    られた第1のコンデンサと、前記交流電源から供給され
    る電力を昇圧して前記第1の整流回路の出力よりも高い
    直流電圧に変換する第2の整流回路と、前記第2の整流
    回路の出力側に設けられた前記第1のコンデンサよりも
    大容量の第2のコンデンサと、前記第1の整流回路と前
    記第2の整流回路の各出力を前記第1の整流回路から前
    記第2の整流回路に向かう方向を順方向として並列接続
    するダイオードと、前記第2の整流回路の出力を高周波
    交流に変換するインバータ回路と前記インバータ回路の
    出力を入力としてアーク加工に適した電圧に変換する出
    力変圧器と前記出力変圧器の出力を整流して直流とする
    出力整流回路とを含む電力変換手段とを備えたアーク加
    工用電源装置。
  2. 【請求項2】 交流電源から供給される電力を整流する
    第1の整流回路と、前記第1の整流回路の出力側に設け
    られた第1のコンデンサと、前記交流電源から供給され
    る電力を昇圧して前記第1の整流回路の出力よりも高い
    直流電圧に変換する第2の整流回路と、前記第2の整流
    回路の出力側に設けられた前記第1のコンデンサよりも
    大容量の第2のコンデンサと、前記第1の整流回路と前
    記第2の整流回路の各出力を前記第2の整流回路から前
    記第1の整流回路に向かう方向を順方向として並列接続
    するダイオードと、前記第1の整流回路の出力を高周波
    交流に変換するインバータ回路と前記インバータ回路の
    出力を入力としてアーク加工に適した電圧に変換する出
    力変圧器と前記出力変圧器の出力を整流して直流とする
    出力整流回路とを含む電力変換手段とを備えたアーク加
    工用電源装置。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2の整流回路は入力電
    流、出力電流のうちのいずれか1つ以上を所定の制限値
    以下に制限する整流回路である請求項1または2のいず
    れかに記載のアーク加工用電源装置。
  4. 【請求項4】 交流電源から供給される電力を整流する
    第1の整流回路と、前記第1の整流回路の出力端子間に
    接続された第1のコンデンサと、前記第1の整流回路の
    出力を昇圧するDC/DC変換回路と、前記DC/DC
    変換回路の出力端子間に接続された前記第1のコンデン
    サよりも大容量の第2のコンデンサと、前記第1の整流
    回路と前記DC/DC変換回路の各出力を前記第1の整
    流回路から前記DC/DC変換回路の出力端子に向かう
    方向を順方向として並列接続するダイオードと、前記第
    2のコンデンサに充電された電力を高周波交流に変換す
    るインバータ回路と前記インバータ回路の出力を入力と
    してアーク加工に適した電圧に変換する出力変圧器と前
    記出力変圧器の出力を整流して直流とする出力整流回路
    とを含む電力変換手段とを備えたアーク加工用電源装
    置。
  5. 【請求項5】 交流電源から供給される電力を整流する
    第1の整流回路と、前記第1の整流回路の出力端子間に
    接続された第1のコンデンサと、前記第1のコンデンサ
    の出力側に直列接続されたダイオードを介して接続され
    た昇圧型チョッパ回路と、前記昇圧型チョッパ回路の出
    力端子間に接続された前記第1のコンデンサよりも大容
    量の第2のコンデンサと、前記第2のコンデンサに充電
    された電力を高周波交流に変換するインバータ回路と前
    記インバータ回路の出力を入力としてアーク加工に適し
    た電圧に変換する出力変圧器と前記出力変圧器の出力を
    整流して直流とする出力整流回路とを含む電力変換手段
    とを備えたアーク加工用電源装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の整流回路は入力電流、出力電
    流のうちのいずれか1つ以上を所定の制限値以下に制限
    する整流回路である請求項4または5のいずれかに記載
    のアーク加工用電源装置。
  7. 【請求項7】 前記第2のコンデンサは電気2重層コン
    デンサまたは急速充放電可能な2次電池を用いる請求項
    1ないし6項のいずれかに記載のアーク加工用電源装
    置。
  8. 【請求項8】 前記電力変換手段には出力極性を正・逆
    または所定の正逆比率の交流に切り替える極性切り替え
    回路を備えている請求項1ないし7項のいずれかに記載
    のアーク加工用電源装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022048809A (ja) * 2020-09-15 2022-03-28 株式会社ダイヘン パルス発生装置

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