JPH11245414A - 半導体基板、及び半導体基板を使用したサーマルインクジェットヘッド - Google Patents

半導体基板、及び半導体基板を使用したサーマルインクジェットヘッド

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JPH11245414A
JPH11245414A JP10048292A JP4829298A JPH11245414A JP H11245414 A JPH11245414 A JP H11245414A JP 10048292 A JP10048292 A JP 10048292A JP 4829298 A JP4829298 A JP 4829298A JP H11245414 A JPH11245414 A JP H11245414A
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JP
Japan
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ink
ink supply
semiconductor substrate
supply hole
connection groove
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JP10048292A
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English (en)
Inventor
Katsuzo Uenishi
勝三 上西
Morio Ota
守雄 太田
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は半導体基板、及びサーマルインクジ
ェットヘッドに関し、ヘッドフレームの構成を簡単に
し、ヘッドフレーム加工を容易に行うことができる半導
体基板、及びサーマルインクジェットヘッドを提供する
ことである。 【解決手段】 シリコンウエハ23の裏面にはイエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック
(Bk)のインクをインク供給孔26a〜26dまで導
く接続溝27a〜27dが形成され、この接続溝27a
〜27dを介してヘッドフレームのインク容器接続部か
ら供給される各色のインクを、対応する接続溝27a〜
27dを流し、インク供給孔26a〜26dに送る。こ
のように、半導体基板側に接続溝27a〜27dを設け
ることにより、従来接続溝を形成していたヘッドフレー
ムの構造を簡単にすることができ、しかも半導体基板2
2側に接続溝27a〜27dを形成することは、従来行
われていた作業に対し、例えばマスクパターンを変更す
ることで対応することができ、極めて簡単に実現できる
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体基板、及び半
導体基板を使用するサーマルインクジェットヘッドに関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、サーマルインクジェット方式を用
いたプリンタが主流を占めてきている。このサーマルイ
ンクジェット方式は、印字のために射出するインクの液
滴形成過程において、ヒータを熱してヒータ面上に核
気泡を発生させる。この核気泡が合体して膜気泡が生
まれる。この膜気泡が断熱膨脹して成長する。その
成長した膜気泡が周囲のインクに熱を取られて収縮す
る。ついには膜気泡が消滅し、次のヒータ加熱を待
つ、という一連の工程を瞬時に行うことによって成り立
っている。そして、上記の〜の工程には膜沸騰現象
が利用されている。
【0003】膜沸騰現象は、例えば鉄の焼き入れのよう
に高温に加熱された物体を液体中に漬けた場合と、液体
と接する物体の表面温度を急激に上げた場合とに発現す
るが、サーマルインクジェットプリンタに用いられる膜
沸騰現象は後者の「液体と接する物体の表面温度を急激
に上げる」方法によっている。
【0004】また、このように膜沸騰現象を利用し、三
原色のインクを吐出して、フルカラー印刷を行うインク
ジェットプリンタの印字ヘッド(サーマルインクジェッ
トヘッド)は、一般に、シリコンLSIと薄膜技術を利
用して製造される。
【0005】そして、その製造方法では、例えば解像度
が360dpi(ドット/インチ)の印字ヘッドであれ
ば128個のインク吐出ノズルを、それぞれ個々に駆動
回路を対応させて一括して製造する方法が知られてい
る。また、解像度が720dpiの場合であれば256
個のインク吐出ノズルが個々の駆動回路と共に形成され
る。
【0006】これを簡単に説明すると、先ず、工程1と
して、4インチ以上のシリコン基板にLSI形成処理に
より駆動回路とその端子を形成する。次に、工程2とし
て、薄膜技術によりNiなどによる電極、Ta−Si−
SiOなどの微細抵抗を形成する。続いて、工程3とし
て、ウェットエッチングまたはサンドブラスト法などに
より上記シリコン基板にインク供給路とインク供給孔を
形成する。更に、工程4として、感光性ポリイミドなど
の有機材料を用いて個々のインク吐出口に対応するイン
ク溝を形成すべく隔壁を積層する。そして、工程5とし
て、エポキシ樹脂接着剤などのついた鋼薄板またはポリ
イミド等によりなる薄板部材をシリコン基板に張り付け
て上記隔壁によって形成されたインク溝に蓋をして個別
の微細通路(インク案内路)を形成する。また更に、工
程6として、上記薄板部材の上記微細抵抗に対応する部
分にエキシマレーザなどにより40μm〜20μmの孔
を空けて、多数のノズル孔(オリフィスともいう)を一
括形成する。ここまでが、ウエハの状態で処理される。
そして、最後に、工程7として、ダイシングソーなどを
用いてカッテングして、チップ単位毎に個別に分割す
る。尚、オリフィスは、一般には導波管等の終端または
壁面に形成されたエネルギー伝達用の孔又は窓の意であ
る。
【0007】図3(a),(b),(c) は、上記のサーマルイン
クジェットヘッドの製造方法を工程順に示す図である。
同図(a),(b),(c) はそれぞれ概略の平面図と断面図を示
しており、下段の断面図はそれぞれ上段のA−A′断面
矢視図である。
【0008】尚、これらの図では、説明の便宜上、いず
れも1個のサーマルインクジェットヘッドのみを示して
いるが、実際にはこのようなサーマルインクジェットヘ
ッドが複数個連なって、1枚のシリコン基板上に形成さ
れる。
【0009】上記の図3(a) は、上述した工程1〜工程
3が終了した状態を示している。すなわち、シリコン基
板1上には、共通電極2、共通電極給電端子3、個別配
線電極4、駆動回路5、駆動回路端子6、インク溝7、
及びインク供給孔8が形成されている。
【0010】次に、図3(b) は、前述の工程4が終了し
た状態を示している。すなわち、共通電極2のインク溝
7より左側に位置する部分と、個別配線電極4が配設さ
れている部分に隔壁部材9が積層されている。尚、この
隔壁部材9は、10μm以上の厚さを有している。
【0011】次に、図3(c) は、上述した工程5と工程
6が終了した状態を示している。すなわち、薄板部材1
1が駆動回路6と共通電極給電端子3及び駆動回路端子
6の部分を除く全領域を覆っており、インク溝7より右
の個別配線電極4と薄板部材11間にインク案内路12
を形成している。
【0012】また、共通電極2と個別配線電極4間には
不図示の抵抗体より成る発熱素子が形成され、この抵抗
体上にノズル孔13が形成されている。尚、このノズル
孔13は前述したように、解像度により128個、又は
256個設けられている。
【0013】通常カラー印字においては、減法混色の三
原色であるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)の3色に、文字や画像の黒部分に専用されるブラ
ック(Bk)を加えて合計4色のインクを必要とする。
したがって、最低でも4列のノズル列が必要である。そ
して、上述した製造方法によれば4列の素子をモノリシ
ックに構成することは可能であり、各列の位置関係も今
日の半導体の製造技術により正確に配置することが可能
である。
【0014】図4は、上述の図3に示したシリコン基板
1、共通電極2、共通電極給電端子3、個別配線電極
4、駆動回路5、駆動回路端子6、インク溝7、インク
供給穴8、隔壁部材9、薄板部材11、インク案内路1
2、ノズル孔13の各部を1組としてなる素子14(1
4a〜14d)を4列並べてフルカラーのサーマルイン
クジェットヘッド15を構成した状態を示す図である。
尚、サーマルインクジェットヘッド15としてはインク
を上記半導体基板に供給するためのヘッドフレームやイ
ンク容器接続部を含むが図4では省略している。
【0015】尚、同図の下段に示す断面図は、前述と同
様上段のA−A′断面矢視図である。また、図5は図4
に示す半導体基板の作成過程を示す図であり、前述の図
3(a)に示す工程1〜工程3までの処理が終了した状態
に対応する。
【0016】図4に示すように、フルカラーの場合4個
の発熱ヘッド14a〜14dが並んで配置され、例えば
発熱ヘッド14aではインク供給孔8aに供給されたY
インクがインク溝7aを通ってインク案内路12aに送
られ、発熱ヘッド14bではインク供給孔8bに供給さ
れたMインクがインク溝7bを通ってインク案内路12
bに送られ、発熱ヘッド14cではインク供給孔8cに
供給されたCインクがインク溝7cを通ってインク案内
路12cに送られ、発熱ヘッド14dではインク供給孔
8dに供給されたBkインクがインク溝7dを通ってイ
ンク案内路12dに送られる。
【0017】印字に際しては、不図示の抵抗体に対し印
字情報に従った通電が行われ、瞬時に発熱して膜沸騰現
象を発生させ、その抵抗体に対応するノズル孔13から
インク滴が吐出される。このようなインクジェット方式
ではインク滴はノズル孔13の径に対応する大きさの略
球形で吐出され、紙面上には略その倍の径の大きさとな
って印字される。
【0018】このようにして得られるフルカラーのサー
マルインクジェットヘッドは、解像度が360dpiの
場合であれば128ノズル×4列=640ノズルを備え
ることになり、概略8.5mm×10.0mmの大きさ
に形成される。また解像度が720dpiの場合であれ
ば、256ノズル×4列=1280ノズルが、ほぼ8.
5mm×19.0mmの大きさの中に形成される。
【0019】一方、図6は上述の図4に示す半導体基板
の裏面の構成を示す図であり、下段に示す断面図は上段
のA−A′断面矢視図である。同図に示すように、基板
の裏面には、前述のインク供給孔8(8a〜8d)が各
発熱ヘッド毎に設けられている。例えば、インク供給孔
8aはイエロー(Y)の発熱ヘッド14aに対応し、イ
ンク供給孔8bはマゼンタ(M)の発熱ヘッド14bに
対応し、インク供給孔8cはシアン(C)の発熱ヘッド
14cに対応し、インク供給孔8dはブラック(Bk)
の発熱ヘッド14dに対応する。
【0020】また、上述の裏面構成を有する半導体基板
には前述のように、その裏面に図7に示すヘッドフレー
ム18が取り付けられる(尚、図7の下段に示す断面図
は上段のA−A′断面矢視図である)。このヘッドフレ
ーム18は半導体基板を裏面から覆うと共に、上述のイ
ンク供給孔8a〜8dに対応する色のインクを供給する
機能を有する。このため、ヘッドフレーム18にはイン
ク容器接続部19と接続溝20が形成されている。例え
ば、インク容器接続部19aにはイエロー(Y)のイン
クが供給され、接続溝20aを通って上述のインク供給
孔8aにインクを送る。また、インク容器接続部19b
にはマゼンタ(M)のインクが供給され、接続溝20b
を通って前述のインク供給孔8bにインクを送る。同様
に、インク容器接続部19c、19dには対応するシア
ン(C)又はブラック(Bk)のインクが供給され、そ
れぞれ接続溝20c又は20dを通って前述のインク供
給孔8c又は8dにインクを送る。
【0021】このようにして送られた各色のインクは、
対応するインク供給孔8からインク溝7、インク案内路
12、を通って対応するノズル孔13に供給される。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来例
によるサーマルインクジェットヘッドでは、図7に示す
ようにフレーム18に複雑な溝加工を行う必要がある。
すなわち、半導体基板の裏面に形成された各インク供給
孔8a〜8dにインクを供給する接続溝20を形成する
必要がある。しかし、この接続溝20の加工は複雑であ
る。すなわち、各インク容器接続部19の直下を円形に
穴加工を行った後、各色で異なった接続溝20を形成す
る必要がある。
【0023】例えばイエロー(Y)の場合、インク供給
孔8aに対面する位置からインク容器接続部19aの形
成位置まで斜め方向に長い接続溝20aを形成する必要
がある。また、マゼンタ(M)の場合、対応するインク
供給孔8bに対面する位置からインク容器接続部19b
の位置まで比較的短い接続溝20bを形成する必要があ
る。さらに、シアン(C)及びブラック(Bk)の場合
にも、前述の2つの接続溝20a、20bとは異なった
形状の接続溝20c、20dをそれぞれ形成する必要が
ある。したがって、フレーム18の作成に複雑な溝加工
が必要であり、加工に時間を要する。
【0024】本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、
フレームの構成を簡単にし、フレーム加工を容易に行う
ことができる半導体基板、及び半導体基板を使用するサ
ーマルインクジェットヘッドを提供することである。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1記載の発明は、アレー状に配設された複数の第
1の発熱素子にインクを供給する第1のインク供給孔
と、アレー状に配設された複数の第2の発熱素子にイン
クを供給する第2のインク供給孔とを具備する半導体基
板において、前記第1のインク供給孔に延設され、前記
半導体基板の前記発熱素子が形成された面の逆面に形成
された第1の接続溝と、前記第2のインク供給孔に延設
され、前記半導体基板の前記逆面に形成された第2の接
続溝とを有する半導体基板を提供することにより達成で
きる。
【0026】ここで、アレー状に配設された複数の第1
の発熱素子は、例えば抵抗体等の画像信号に従って発熱
を繰り返す素子であり、第1のインク供給孔は上記第1
の発熱素子にインクを供給するための孔であり、この第
1のインク供給孔から供給されたインクは、例えば半導
体基板内に形成されたインク案内溝を介して上記第1の
発熱素子まで導かれ、画像信号に従って第1の発熱素子
を加熱し、膜沸騰現象に基づきインク滴を射出する。
【0027】また、アレー状に配設された複数の第2の
発熱素子も同様の構成であり、第2のインク供給孔は上
記第2の発熱素子にインクを供給する孔であり、この第
2のインク供給孔からインクが供給され、第2の発熱素
子まで導かれ、画像信号に従って第2の発熱素子を加熱
し、インク滴を射出する。
【0028】また、第1の接続溝は、例えば上記第1の
インク供給孔に延設され、半導体基板の前記発熱素子が
形成された面の逆面、例えば半導体基板の裏面に沿って
形成され、例えば後に取り付けるヘッドフレームのイン
ク容器接続部に対面する位置まで長く形成されている。
この構成は、第2の接続溝についても同様であり、第2
の接続溝は上記第2のインク供給孔に延設され、半導体
基板の前記発熱素子が形成された面の逆面、例えば半導
体基板の裏面に沿って形成され、後に取り付けるフレー
ムのインク容器接続部に対面する位置まで長く形成され
ている。
【0029】このように半導体基板を構成することによ
り、半導体基板自体にインクを第1のインク供給孔、及
び第2のインク供給孔に導くための接続溝が形成される
ことになり、後にヘッドフレームを取り付けてインクを
供給する場合でも、フレームはインク容器接続部を設け
るだけの簡単な構造とすることができる。
【0030】請求項2の記載は、前記請求項1記載の発
明において、前記第1の接続溝と第2の接続溝は、例え
ば前記半導体基板の前記逆面における直交するX、Y方
向の何れかの方向に並行して形成されている。
【0031】ここで、半導体基板の前記逆面(例えば、
半導体基板の裏面)には、上記第1、第2のインク供給
孔が形成され、上記第1のインク供給孔と第2のインク
供給孔の形成位置は、X方向(例えば、横方向)に一定
間隔でずれた位置であって、Y方向(例えば、縦方向)
にも一定間隔でずれた位置である。例えば上記のような
場合、前記第1の接続溝と第2の接続溝は、前記半導体
基板の裏面においてX方向に並行して形成される。
【0032】請求項3の記載は、前記請求項1記載の発
明において、前記第1のインク供給孔と前記第2のイン
ク供給孔を前記発熱素子の配列方向に対して位置をずら
して配置した構成である。上記課題を解決するため請求
項4記載の発明は、アレー状に配設された複数の第1の
発熱素子にインクを供給する第1のインク供給孔と、該
第1のインク供給孔に延設され基板の前記第1の発熱素
子が形成された面の逆面に形成された第1の接続溝と、
アレー状に配設された複数の第2の発熱素子にインクを
供給する第2のインク供給孔と、該第2のインク供給孔
に延設され前記基板の前記逆面に形成された第2の接続
溝とを具備する半導体基板と、該半導体基板の一面に取
り付けられ、該半導体基板に設けられた第1の接続溝の
一端、及び第2の接続溝の一端からインクを供給する第
1、第2のインク容器接続部が設けられたヘッドフレー
ムとを有するサーマルインクジェットヘッドを提供する
ことにより達成できる。
【0033】本発明は、上記請求項1記載の半導体基板
の発明を利用したサーマルインクジェットヘッドの発明
であり、上記構成の半導体基板にインク容器接続部を有
するヘッドフレームを取り付けたものである。
【0034】ここで、半導体基板を構成する上記第1、
第2の発熱素子、第1、第2のインク供給孔、等の構成
は上記説明の構成と同じであり、本発明は簡単な構成の
フレームを用いたサーマルインクジェットヘッドを構成
できることである。すなわち、上記構成のサーマルイン
クジェットヘッドによれば、インク容器接続部を構成す
る簡単な丸加工だけでフレームを作成することができ、
平坦なフレーム面を上記半導体基板の一面に半田等で固
設するだけで簡単にインク穴を一致させ、サーマルイン
クジェットヘッドを組み立てることができる。
【0035】請求項5の記載は、前記請求項4記載の発
明において、前記第1の接続溝と第2の接続溝は、例え
ば前記半導体基板の前記逆面における直交するX、Y方
向の何れかの方向に並行して形成されている。
【0036】本請求項は、上記請求項2に対応するもの
であり、サーマルインクジェットヘッドに適応するもの
である。このように構成することにより、例えば前記第
1の接続溝と第2の接続溝を、前記半導体基板の裏面に
おいてX方向に並行して形成することができる。
【0037】請求項6の記載は、前記請求項4記載の発
明において、前記第1のインク供給孔と前記第2のイン
ク供給孔を前記発熱素子の配列方向に対して位置をずら
して配置した構成である。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1(a) は、一実施の形態に
おけるサーマルインクジェットヘッドに使用する半導体
基板の平面図である。尚、図1(b) はその裏面図であ
り、同図(c) は同図(b) のA−A′断面矢視図である。
【0039】この半導体基板22には、同図(a),(b) に
示すように、シリコンウエハ23上に4個の発熱ヘッド
24a、24b、24c、24dが形成されている。各
発熱ヘッド24a〜24dは前述の工程1、工程2によ
って配線、抵抗パターン(発熱素子)、共通電極、及び
個別配線電極を形成し、工程3においてインク溝とイン
ク供給穴を形成した後、工程4、工程5によってインク
案内路を形成し、工程6によって多数のノズル孔を形成
し、工程7によってチップ単位に切断されたものであ
る。
【0040】本例においては上述の工程の中で工程3を
行う際、シリコンウエハ23に接続溝加工を行うもので
ある。すなわち、従来ヘッドフレーム側の形成していた
接続溝(前述の接続溝20a〜20d)を上述のシリコ
ンウエハ23の加工の際同時に行うものである。
【0041】この工程は、シリコンウエハ23に駆動回
路や電極等を形成した後、ウェットエッチング又はサン
ドブラスト法により、シリコン基板に溝や孔を形成する
ものである。本例においては図1(b) に示すインク供給
孔(インク溝)26、及び接続溝27を形成する。
【0042】ここで、接続溝27の具体的な加工処理
は、例えば厚さ400μm〜600μmのシリコンウエ
ハ(シリコン基板)に対し、ウェットエッチング又はサ
ンドブラスト法によって深さ200μm〜300μmの
加工を行う。例えば、厚さ400μmのシリコンウエハ
(シリコン基板)に対しは深さ200μmの加工を行
い、厚さ600μmのシリコンウエハ(シリコン基板)
に対しは深さ300μmの加工を行う。
【0043】一方、インク供給孔26の形成も上記接続
溝27と同時に行われ、例えばインク供給孔26の形成
はシリコンウエハ23の上下面からエッチングを行うこ
とにより、例えば同じ時間で形成することができる。
【0044】尚、サンドブラスト法による上記加工は、
ウエハ1枚当たり5分〜10分の時間で一括加工でき
る。本例においては、上記加工によって図1(b) に示す
形状にインク供給孔26、及び接続溝27を作成する。
本実施形態例におけるインク供給孔26の形成位置は、
従来例と異なり、イエロー(Y)のインク供給孔26a
が半導体基板22の左上に形成され、マゼンタ(M)の
インク供給孔26bが上記インク供給孔26aの左斜め
下に形成され、シアン(C)のインク供給孔26cが更
に上記インク供給孔26bの右斜め下に形成され、最後
のブラック(Bk)のインク供給孔26dが更に上記イ
ンク供給孔26cの右斜め下であり、半導体基板22の
右下部に形成されている。尚、図1では具体的に図示し
ていないが、各インク供給孔26a〜26dに延設され
るインク溝も、対応するインク供給孔26a〜26dに
沿った方向に形成される。
【0045】ここで、図1(b) において、紙面の左右方
向(横方向)をX方向とし、紙面の上下方向(縦方向、
即ち発熱ヘッド24a〜24d内の発熱素子の配列方
向)をY方向とすると、上述のインク供給孔26a〜2
6はY方向に一定間隔を有して形成され、またX方向に
対しても一定間隔を有して形成されている。そして、そ
れぞれ対応するインク供給孔26a〜26dに延設され
た接続溝27a〜27dは、上記X方向に対して並行形
成されている。
【0046】尚、上記実施形態例では接続溝27a〜2
7dをX方向に対して並行に形成したが、Y方向に対し
て並行に形成してもよい。そして、接続溝27aはイン
ク供給孔26aからX方向にインク容器接続対面部29
aまで形成され、接続溝27bはインク供給孔26bか
らX方向にインク容器接続対面部29bまで形成されて
いる。また、接続溝27cはインク供給孔26cからX
方向にインク容器接続対面部29cまで形成され、接続
溝27dはインク供給孔26dからX方向にインク容器
接続対面部29dまで形成されている。すなわち、何れ
の接続溝27a〜27dも対応するインク供給孔26a
〜26dから同じX方向に形成され、極めて簡単な接続
溝の形状である。
【0047】しかも、この接続溝27a〜27dの形成
は、インク供給孔26a〜26dの加工と同時に行うこ
とができ、その加工も前述のようにウェットエッチング
又はサンドブラスト法により、短時間で一括加工が可能
である。したがって、例えばマスクパターンの形状を変
えるだけで簡単に接続溝27a〜27dを追加加工でき
る。
【0048】上述のようにしてインク供給孔26a〜2
6dや接続溝27a〜27dの加工を行った後、前述工
程4〜工程7の作業を行い、完成した半導体基板22に
は、その裏面に図2に示すヘッドフレーム30を半田付
け等によって取り付ける。ここで、ヘッドフレーム30
は、例えばFe−Ni合金(鉄−ニッケル合金)で構成
され、インク容器接続部31が形成されている。
【0049】本例で使用するフレーム30は同図に示す
ようにインク容器接続部31を形成しただけの簡単な構
造であり、従来例のような接続溝(前述の接続溝20a
〜20d)のような複雑な構造を有する必要はない。ま
た、インク容器接続部31の形成は丸い穴開け加工だけ
であり、極めて簡単に作成することができる。
【0050】尚、前述の半導体基板22に対するフレー
ム30の取り付けは、前述のインク容器接続対面部29
がインク容器接続部31に一致するように取り付ける。
例えば、インク容器接続対面部29aにインク容器接続
部31aを一致させ、インク容器接続対面部29bにイ
ンク容器接続部31bを一致させ、インク容器接続対面
部29cにインク容器接続部31cを一致させ、インク
容器接続対面部29dにインク容器接続部31dを一致
させ、半田付けによって両部材を固設する。
【0051】このようにして組み立てられたサーマルイ
ンクジェットヘッドに、不図示のインクカートリッジか
らインクを対応するインク容器接続部31a〜31dに
供給することにより、前述の経路を通ってノズル孔から
対応する色のインク滴を射出することができる。
【0052】また、上述のようにインク供給孔26a〜
26dの形成位置は、Y方向すなわち発熱ヘッド24a
〜24d内の発熱素子の配列方向に対して所定の間隔で
位置をずらして配置してあるので、インク容器接続部3
1a〜31dの間隔を広くすることができ、インク容器
接続部31a〜31dに接続するインク供給パイプの配
置スペースに余裕をとることができる。
【0053】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、半導体基板の裏面にインク供給孔と接続溝を設け
ることによって、簡単な構造のヘッドフレームを使用す
ることができる。
【0054】また、半導体基板に形成する接続溝は、例
えばマスクを変更するだけで簡単に実現できる。さら
に、ヘッドフレームの構造が簡単になるので、ヘッドフ
レームの作成が容易となり、装置のコストダウンを図る
こともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) は一実施の形態における半導体基板の平面
図であり、(b) はその裏面図であり、(c) はその断面図
である。
【図2】ヘッドフレームの断面図である。
【図3】(a),(b),(c) は従来のサーマルインクジェット
ヘッドに使用する半導体基板の製造方法を工程順に示す
概略の平面図と断面図である。
【図4】従来の発熱ヘッドを4列並べた構成を示す図で
ある。
【図5】従来の発熱ヘッドを4列並べた構成を示し、そ
の製造途中の状態を示す図である。
【図6】従来の半導体基板の裏面構成を説明する図であ
る。
【図7】従来のヘッドフレームの構造を説明する図であ
る。
【符号の説明】
22 半導体基板 23 シリコンウエハ 24a、24b、24c、24d 発熱ヘッド 26、26a、26b、26c、26d インク供給孔 27 27a、27b、27c、27d 接続溝 29a、29b、29c、29d インク容器接続対面
部 30 ヘッドフレーム 31、31b、31c、31d インク容器接続部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アレー状に配設された複数の第1の発熱
    素子にインクを供給する第1のインク供給孔と、アレー
    状に配設された複数の第2の発熱素子にインクを供給す
    る第2のインク供給孔とを具備する半導体基板におい
    て、 前記第1のインク供給孔に延設され、前記半導体基板の
    前記発熱素子が形成された面の逆面に形成された第1の
    接続溝と、 前記第2のインク供給孔に延設され、前記半導体基板の
    前記逆面に形成された第2の接続溝と、 を有することを特徴とする半導体基板。
  2. 【請求項2】 前記第1の接続溝と第2の接続溝は、前
    記半導体基板の前記逆面における直交するX、Y方向の
    何れかの方向に並行して形成されていることを特徴とす
    る請求項1記載の半導体基板。
  3. 【請求項3】 前記第1のインク供給孔と前記第2のイ
    ンク供給孔を前記発熱素子の配列方向に対して位置をず
    らして配置したことを特徴とする請求項1記載の半導体
    基板。
  4. 【請求項4】 アレー状に配設された複数の第1の発熱
    素子にインクを供給する第1のインク供給孔と、該第1
    のインク供給孔に延設され基板の前記第1の発熱素子が
    形成された面の逆面に形成された第1の接続溝と、アレ
    ー状に配設された複数の第2の発熱素子にインクを供給
    する第2のインク供給孔と、該第2のインク供給孔に延
    設され前記基板の前記逆面に形成された第2の接続溝と
    を具備する半導体基板と、 該半導体基板の前記一面に取り付けられ、前記半導体基
    板に設けられた第1の接続溝の一端、及び第2の接続溝
    の一端からインクを供給する第1、第2のインク容器接
    続部が設けられたフレームと、 を有することを特徴とするサーマルインクジェットヘッ
    ド。
  5. 【請求項5】 前記第1の接続溝と第2の接続溝は、前
    記基板の前記逆面における直交するX、Y方向の何れか
    の方向に並行して形成されていることを特徴とする請求
    項4記載のサーマルインクジェットヘッド。
  6. 【請求項6】 前記第1のインク供給孔と前記第2のイ
    ンク供給孔を前記発熱素子の配列方向に対して位置をず
    らして配置したことを特徴とする請求項4記載のサーマ
    ルインクジェットヘッド。
JP10048292A 1998-02-27 1998-02-27 半導体基板、及び半導体基板を使用したサーマルインクジェットヘッド Withdrawn JPH11245414A (ja)

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