JPH11246279A - 軽量セラミックスおよびその製造方法 - Google Patents

軽量セラミックスおよびその製造方法

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JPH11246279A
JPH11246279A JP10053642A JP5364298A JPH11246279A JP H11246279 A JPH11246279 A JP H11246279A JP 10053642 A JP10053642 A JP 10053642A JP 5364298 A JP5364298 A JP 5364298A JP H11246279 A JPH11246279 A JP H11246279A
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lightweight
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Seizo Kenmoku
誠造 見目
Tadashi Tanaka
正 田中
Atsushi Mizunuma
厚 水沼
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Tochigi Prefecture
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MIZUNUMA TILE KK
Tochigi Prefecture
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比重が2.0以下、特に1.5以下と軽量で
あるとともに機械的強度が大きく、耐水性や耐凍害性に
優れ、整形性に富み、ブロック、レンガ、瓦などの建築
材として有利に用いられる軽量セラミックスを、産業廃
棄物を利用して安価にかつ安定して大量生産する。 【解決手段】 アルミナスラッジ、珪石リッチな原料お
よび焼却灰、石灰石または苦土石灰の一種以上を、焼成
後の基本組成が、SiO2 :35〜55重量部、Al2
3 :25〜40重量部およびCaO:2〜20重量部
を満足するように調合混練し、成形し、乾燥した成形体
を1200〜1300℃、特に1230〜1280℃の
温度で焼成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブロック、タイ
ル、瓦、断熱材などの建材またはバイオ培養基体などに
使用するのが好適な軽量セラミックスおよびその製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、軽量セラミックスは、ブロック、
タイルなどに広く使用されており、その構造や製造方法
についても種々のものが知られている。しかし、産業廃
棄物を原料に利用する軽量セラミックスについての公知
文献は比較的少ない。その中で、例えば特公昭55−1
6108号公報には石英、長石を主成分とする鉱山廃滓
を原料にしたものが、特公昭54−4728号公報には
緑泥片岩を主体とする鉱山廃滓を原料にしたものが、ま
た特開昭57−179068号には高炉水砕スラグを主
原料にしたものが、また特開平2−129058号公報
にはフライアッシュを主原料にしたものが、また特開平
6−135778号公報には土に可燃物を混合したもの
を原料としたものが、また特開平9−67175号公報
にはケイ酸カルシウム、アスベスト、ガラスウ−ル等の
廃保温材を原料にしたものが、さらにまた特許第259
2047号明細書には都市ゴミ熔融スラグを主原料とし
たものがそれぞれ記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た文献に記載されている従来の産業廃棄物を利用して製
造した軽量セラミックスは、比重、曲げ強度、耐衝撃
性、耐水性、耐凍害性などの軽量セラミックスに要求さ
れる特性を十分に満足するものではなかった。特に比重
に関しては、2以下のものが望まれる場合があったが、
そのような要求に応えるものが少ないとともに比重が2
以下であっても、他の特性が悪くて用途が非常に限定さ
れてしまうという問題があった。一般に従来の軽量セラ
ミックスは、多数の気泡が連続した形態となっているも
のが多く、したがって耐水性に乏しいものであった。ま
た凍害は、表面から侵入した水分が低温で凍結すること
によって発生するものであるから、耐水性と密接な関連
がある。このような耐水性や耐凍害性を向上するため
に、成形後、成形体の表面に釉薬を塗布して、製品の表
面に緻密な層を形成することが従来行われているが、そ
れだけ製造工程が複雑になるとともに釉薬によってでき
るガラス質の層を厚くすると亀裂が入り易いという問題
があった。
【0004】また、産業廃棄物を利用して軽量セラミッ
クスを製造する従来の方法では、整形性、再現性などの
点で問題があり、所望の特性を有する軽量セラミックス
を安定して安価に大量に生産することが難しかった。特
に、タイルや瓦などの用途では、品質の揃ったものを安
価に大量に供給することが要求されるため、従来の産業
廃棄物を利用する技術はこれらの用途においては十分な
市場性を有していなかった。また、整形性に乏しいの
で、所望の形状に整形することができず、これによって
も用途が制限されてしまうという問題もあった。また、
従来、アルミニウムを熔融、鋳造、加熱圧延する工程で
発生する所謂アルミナスラッジを原料とした軽量セラミ
ックスは提案されていなかった。
【0005】本発明の目的は、産業廃棄物を原料とする
ことによりその有効利用を図るとともに、比重、曲げ強
度、耐衝撃性、耐水性、耐凍害性に優れ、特にタイル、
ブロック、断熱材、瓦などの建材用途に適した軽量セラ
ミックスおよびこのような優れた特性を有する軽量セラ
ミックスを安価にかつ安定にして大量生産できる製造方
法を提供しようとするものである。本発明の他の目的
は、アルミニウムを熔融、鋳造、加熱圧延する工程で発
生する所謂アルミナスラッジを主原料とする軽量セラミ
ックスおよびその製造方法を提供しようとするものであ
る。本発明の他の目的は、特にバイオ培養やバイオ栽培
を行なうための基体として使用するのに適した軽量セラ
ミックスおよびその製造方法を提供しようとするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による軽量セラミ
ックスは、SiO2 、Al2 3 およびCaOを基本組
成とし、内部に網目状に構成された独立気泡を有し、比
重が2以下でかつ表面がガラス化されていることを特徴
とするものである。ここで、網目状というのは、気泡と
気泡とが三次元的に並び合いかつ、隣接する気泡間には
水が通過できる程度の間隙が実質的に存在しない状態を
意味するものである。本発明の軽量セラミックスにおい
ては、前記基本組成を、SiO2 :35〜55重量部、
Al2 3 :25〜40重量部及びCaO:2〜20重
量部とするのが好適であり、これによって比重が1.5
以下の軽量セラミックスが得られる。また、本発明の軽
量セラミックスにおいては、前記基本組成を、Si
2 :40〜50重量部、Al2 3 :30〜35重量
部及びCaO:5〜10重量部とするのが好適であり、
これによって比重が0.8以下の軽量セラミックスが得
られる。
【0007】さらに、本発明による軽量セラミックスの
製造方法は、アルミナスラッジ、珪石リッチな原料およ
び焼却灰、石灰石または苦土石灰の一種以上を、焼成後
の基本組成が、SiO2 :35〜55重量部、Al2
3 :25〜40重量部およびCaO:2〜20重量部を
満足するように調合混練する工程と、この混練配合試料
を成形し、乾燥する工程と、乾燥した成形体を1200
〜1300℃の温度で焼成する工程とを具えることを特
徴とするものである。本発明による軽量セラミックスの
製造方法においては、アルミナスラッジ、珪石リッチな
原料および焼却灰、石灰石又は苦土石灰の一種以上を、
焼成後の基本組成が、SiO2 :40〜50重量部、A
2 3 :30〜35重量部およびCaO:5〜10重
量部となるように調合混練するのが好適である。また、
本発明による軽量セラミックスの製造方法においては、
前記焼成を、1230〜1280℃の温度で行なうのが
特に好適である。
【0008】上述した本発明で言う上記ガラス化とは
「磁化」と同義で、素地が磁器質に熔化すること、すな
わち半ガラス状に熔固して水を透過しない状態を意味す
るものである。また、本発明の軽量セラミックスの表面
は、マクロ的に見ると焼成温度に応じて滑らかなものと
ざらついているものもあるが、いずれもミクロ的には表
面の粒子は熔融していてガラス化している。
【0009】また、本発明の軽量セラミックスの基本組
成は、上述したようにSiO2 :35〜55重量部、A
2 3 :25〜40重量部およびCaO:2〜20重
量部とするかまたはSiO2 :40〜50重量部、Al
2 3 :30〜35重量部およびCaO:5〜10重量
部とするが、不可避的に持ち込まれる成分、例えばFe
2 3 は5重量部以下、MgOは6重量部以下、Na2
OおよびK2 Oはいずれも5重量部以下、P2 5 は5
重量部以下であれば十分に許容されるが、場合によって
はそれ以上であっても良い。また、原料となる産業廃棄
物には上述した物質以外にも種々の物質が含まれている
が、それら混合量は特に多くなければ問題はない。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明において、独立気泡が形成
される理由は、焼却灰、石灰石または苦土石灰中のドロ
マイト系(アルカリ分)が融点を下げかつCaCO3
焼成中にCO 2 を放出し、その結果、低温でのガラス化
と発泡が可能とためであると考えられる。また粘性はA
2 3 とSiO2 で強くなる。したがって本発明によ
る製造方法では、原料中には焼却灰、石灰石又は苦土石
灰の1種以上を、焼成後の軽量セラミックス中にCaO
分が2〜20重量部だけ含まれるように加える必要があ
る。2重量部未満では発泡が不十分であり比重が1.5
以下のものが得にくい。また20重量部を越えると加熱
中の発泡が盛んになり過ぎ、表面の凹凸が大きくなるの
で好ましくない。
【0011】また本発明においてSiO2 はAl2 3
と相俟って軽量セラミックスの骨格を形成するものであ
り、かつその表面層のガラス化に寄与している。またA
23 は軽量セラミックスの強度向上にも寄与してい
る。焼成後の軽量セラミックス中のSiO2 分が35重
量部未満では発泡することが無く、釉薬状に融けてしま
うので35重量部以上に限定される。焼成後の軽量セラ
ミックス中のSiO2分が55重量部を越えると十分な
発泡熔融が得られず、また表面がガラス状になることも
無く成形時の形を保ったままであるので55重量部以下
に限定される。なおさらに好ましくは、軽量セラミック
スのSiO2 の下限は40重量部、上限は50重量部で
ある。
【0012】一方Al2 3 は25重量部未満では発泡
現象は見られず、また耐火度が相対的に低めになるので
他の成分の多少により釉薬状になってしまうので25重
量部以上に限定される。Al2 3 は40重量部を越え
ると発泡現象は見られず、耐火度が上がりエネルギ−コ
ストの面からも好ましくないので40重量部以下に限定
される。なお、軽量セラミックス中のAl2 3 は、そ
の下限を30重量部、上限を35重量部とするのが特に
好ましい。
【0013】本発明で用いている珪石リッチな原料とは
SiO2 を少なくとも80%以上含む原料で、例えば珪
砂廃泥、チャ−ト質砕石廃泥、廃鋳物砂等が利用でき
る。なお、チャ−ト質砕石廃泥は、道路や線路用の砕石
の廃残滓として栃木県において多量にかつ安価に得られ
るものである。また、CaO分を供給する原料としては
CaO分を少なくとも10%以上含む原料で例えば、焼
却灰、石灰石や苦土石灰採掘時に発生する廃泥が利用で
き、日本国内どこでも容易に得られるものである。ま
た、Al2 3 を供給する原料としてはAl2 3 分を
少なくとも70%以上含む原料で例えば、廃アルミニウ
ム缶を熔融しアルミニウムを再生抽出する際に発生する
アルミナスラッジを有効に利用でき、栃木県においても
容易に入手できるものである。
【0014】また、本発明においては不純物としてFe
2 3 、MgO、Na2 O、K2 O、MnO、Ti
2 、P2 5 等を含むことができるが、これらは融点
降下作用がある。特にMgOは粘性を増加させる効果も
併せ持ち、それらの点からこれら不純物の含有量はFe
2 3 は5重量部以下、MgOは6重量部以下、Na2
OおよびK2 Oはいずれも5重量部以下、P2 5 は5
重量部以下であれば許容される。ここで述べた重量部を
越えるとその作用が過度になる場合もあるので各成分の
重量部は上述した値以下にすることが望ましい。Na2
O、K2 Oは上述のように融点を下げる働きをするが、
熱膨張が大きくなることからそれぞれ3重量部以下とす
るのがより望ましい。本発明では、SiO2 、Al2
3 、CaOの量をコントロ−ルすることにより、適度な
熔融焼結状態のもとでCO2 が放出され、細かく分散し
た独立気泡がセラミックス内部に均一に形成されるとと
もにセラミックス表面は適度な粘度のもとでガラス化が
促進されるものと推定される。
【0015】次に、本発明による軽量セラミックスの製
造方法について述べる。本発明ではアルミナスラッジ、
珪石リッチな原料及び焼却灰、石灰石又は苦土石灰の少
なくとも一種を、焼成後のSiO2 、Al2 3 、Ca
Oの量がそれぞれ特定の組成、すなわちSiO2 :35
〜55重量部、Al2 3 :25〜40重量部およびC
aO:2〜20重量部、さらに好ましくはSiO2 :4
0〜50重量部、Al2 3 :30〜35重量部、Ca
O:5〜10重量部となるよう調合混練した後に成形す
る。この混練方法は、例えばロールクラッシャによる粉
砕を行い、さらにボールミルで湿式混練した後、水分が
一定となるように脱水・寝かしを行うことにより実施す
ることができるが、他の周知の調合混練方法を採用して
も良い。また、成形方法は、加圧成形、鋳込み成形、押
出成形、圧延成形など従来の成形方法を採用でき、特に
限定されるものではない。さらに、成形後の乾燥は自然
乾燥、強制乾燥等いずれも採用でき、特に限定されるも
のではない。特に油圧等による強圧下成形を採用した場
合、素材原料の含水率を低くできるので焼成工程の初期
段階を乾燥工程に替えることができる。
【0016】焼成温度は下限が1200℃、上限は13
00℃に限定される。より好ましくは下限は1230
℃、上限は1280℃である。1200℃未満では発泡
が不十分であり、一方1300℃を越えると熔融化が進
み過ぎて所望の形状を得るのが困難なので下限は120
0℃、上限は1300℃の温度範囲に限定される。
【0017】本発明による製造方法では、一般に焼成温
度を低くすると、得られる軽量セラミックスの表面はざ
らざらした感じになり、比重が大きくなり、焼成温度を
高くすると、表面はガラス質の滑らかなものとなり、比
重も小さくなることが確かめられた。したがって、これ
らの特性および他の特性も考慮して個々の用途に適した
特性を有する軽量セラミックスが得られるように焼成温
度を設定すれば良い。
【0018】本発明は以上のように構成されているの
で、適度な発泡作用によりセラミックスの内部には独立
気泡が多数形成され、その表面がガラス質で覆われるの
で比重が2.0以下の軽量セラミックスを安定して製造
することができる。さらに各独立気泡の周囲も実質的に
ガラス化した層で覆われているので、セラミックス内部
への水等の浸入は実質的に防止され、凍害等の恐れは殆
どない。その結果本発明のセラミックスは軽量化されか
つ整形性に優れている。なお整形性とは所望の焼成後形
状が容易に得られることである。
【0019】
【実施例】以下、本発明による軽量セラミックスおよび
その製造方法の実施例を、比較例とともに説明する。な
お、これらの実施例および比較例ではアルミナスラッ
ジ、焼却灰、苦土石灰およびチャート質砕石廃泥を原料
として用いるが、それらの組成を表1に示す。なお、こ
の表1においては、各成分の組成を重量%で示した。こ
の表1から分かるように、上述した原料であるアルミナ
スラッジ、焼却灰、苦土石灰およびチャート質砕石廃泥
は全て、本発明による軽量セラミックスの基本組成であ
るSiO2 、Al2 3 およびCaOを含んでいる。し
たがって、上述した原料の少なくも1種を用いれば足り
る場合もある。
【表1】
【0020】また、各実施例におけるこれらの原料の配
合割合を表2に示し、焼結後の組成および各種性状を表
3に示した。
【0021】
【表2】
【0022】
【表3】
【0023】また、これらの実施例および比較例におけ
る調合混練処理、乾燥処理、成形処理および焼成処理は
共通とした。すなわち、全ての実施例および比較例にお
いて、原料は全て乾燥し、ロ−ルクラッシャ−で粉砕し
たものを用いた。そしてボールミルで湿式混練した後、
再度水分が一定となるよう脱水・寝かしを行った。次い
で、この混練配合試料を平板状に加圧成形し、それを3
0mm×50mm×150mm(高さ×巾×長さ)の角
棒状に切断した。次いでこの成形品をスト−ブを使用し
た室内での加湿乾燥または自然乾燥に付した。次に成形
品をシャトル式ガス炉に入れ、約20時間に亘って成形
品を焼成した。本明細書に示す実施例および比較例以外
に、焼成を、電気炉を用いて約12〜14時間に亘って
実施する実験も行ったが、シャトル式ガス炉を用いた場
合と同様の結果が得られた。
【0024】(実施例1)表2の実施例1の欄に示すと
おり、アルミナスラッジを40重量部、チャ−ト質砕石
廃泥を40重量部、焼却灰を20重量部を調合し、粉砕
後混練した。この混練配合試料を平板状に加圧成形し、
それを30mm×50mm×150mmの角棒状に切断
した試験片を10個作製した。次いでこの成形品を乾燥
した。この乾燥中、亀裂等の問題は発生しなかった。乾
燥性能は良好で粘土製品ほどの注意は必要なく、簡単に
終了した。次に、この成形品をシャトル式ガス炉に導入
して焼成した。本実施例では、焼成温度を1280°C
とした。
【0025】このような温度での焼成の結果として得ら
れた焼成体の組成および性状は表3の実施例1の欄に示
すとおりであった。すなわち、SiO2 :40重量部、
Al 2 3 :35重量部及びCaO:8重量部であっ
た。また、比重は0.55と非常に軽いものであった。
また、比較的小さい独立気泡がきわめて多数存在し、表
面は完全にガラス化されて、滑らかなものであり、実質
的に水を透過しなかった。さらに、曲げ強度は12.9
(kgf/cm)であり、JIS A 5209に定め
る基準値である12.24より大きかった。さらに、─
20°Cで10回の凍結溶解を繰り返した凍害試験でも
何ら異常がなかった。また、焼成後の寸法は、一例とし
て42mm×72mm×218mmとなり、成形品の体
積の約3倍となった。なお、ここでいう焼成後の寸法は
試験片10個の高さ、巾、長さの最大値である。なお、
試験片10個の寸法のバラツキは高さ、巾、長さそれぞ
れにおいて高々1〜2%であり整形性にすぐれていた。
さらに、この試験片を1mの高さよりコンクリ−トの土
間に自然落下させたところ、割れても2片になるだけで
衝撃強度にすぐれている事がわかった。一方従来の一般
外装タイル(比重2.7)を同じように落下させた場
合、4〜5片以上に割れてしまった。
【0026】(実施例2)表2の実施例の欄に記載され
ているとおり実施例1と同じ配合の原料を使用し、実施
例1とは焼成温度だけを相違させた。すなわち、この実
施例2では、焼成温度を1230°Cとした。この実施
例2の焼結体の比重は0.74であり、実施例1よりも
重かったが、従来のタイルよりも非常に軽かった。ま
た、曲げ強度は13.2と基準値よりも大きかった。ま
た、焼成後の寸法は、一例として38mm×62mm×
195mmとなり、体積は約2倍に増大した。なお、こ
こでいう焼成後の寸法は試験片10個の高さ、巾、長さ
の最大値である。なお、以後の実施例および比較例にお
いても同様である。なお、試験片10個の寸法のバラツ
クは高さ、巾、長さそれぞれにおいて高々1〜2%であ
り整形性にすぐれていた。また衝撃強度は実施例1と同
程度であった。この実施例2の焼結体には、実施例1よ
りも個数は少なく、寸法のやや大きな独立気泡が観測さ
れ、その表面は実施例1に比べてざらざらした感じであ
った。しかし、ミクロ的に見ると表面はガラス化されて
おり、水を実質的に透過しないものであった。
【0027】(実施例3)表2の実施例3の欄に記載さ
れているとおりの配合原料を使用した。すなわち、アル
ミナスラッジ30重量部、チャ−ト質砕石廃泥50重量
部、苦土石灰20重量部を混合粉砕して湿式混練した
後、実施例1と同様の成形品を作成し、これをスト−ブ
使用室内加湿乾燥に付した。乾燥中には亀裂等は発生し
なかった。次にシャトル式ガス炉によりその生素地を1
280°Cの温度で焼成した。このようにして得られた
焼結体の組成および性状は表3の実施例3の欄に示すと
おりであった。すなわち、SiO2 :53重量部、Al
2 3 :31重量部及びCaO:10重量部であった。
また、比重は1.06と上述した実施例1よりも大きな
ものであったが、従来の外装タイルよりも軽いものであ
った。また、比較的小さい独立気泡がきわめて多数存在
し、表面は完全にガラス化されて、滑らかなものであ
り、実質的に水を透過しなかった。さらに、曲げ強度は
16.6kgf/cmと大きなものであった。さらに、
凍害試験でも何ら異常は見られなかった。焼成後の寸法
は、一例として33mm×57mm×168mmとなっ
た。これは成形品の体積の約1.4倍であった。なお、
試験片10個の寸法のバラツクは高さ、巾、長さそれぞ
れにおいて高々1〜2%であり整形性にすぐれていた。
また衝撃強度は実施例1と同程度であった。
【0028】(実施例4)表2の実施例4の欄に記載さ
れているとおり実施例3と同じ配合の原料を使用し、実
施例3とは焼成温度だけを相違させた。すなわち、この
実施例3では、焼成温度を1230°Cとした。この実
施例4の焼結体の比重は1.15であり、実施例3より
も重かったが、従来のタイルよりも非常に軽かった。ま
た、曲げ強度は18.7kgf/cmと基準値よりも大
きかった。さらに凍害試験での何ら異常は見られなかっ
た。焼成後の寸法は、一例として32mm×55mm×
164mmとなり、体積は約1.3倍に増大した。な
お、試験片10個の寸法のバラツクは高さ、巾、長さそ
れぞれにおいて高々1〜2%であり整形性にすぐれてい
た。また衝撃強度は実施例1と同程度であった。この実
施例4の焼結体と実施例3の焼結体とを比較した場合、
実施例4の焼結体では独立気泡がやや大きく、表面はざ
らついた感じであったが、表面はガラス化されており、
水を実質的に透過しないものであった。
【0029】(実施例5)表2の実施例5の欄に記載さ
れているとおりの配合原料を使用した。すなわち、アル
ミナスラッジ30重量部、チャ−ト質砕石廃泥40重量
部、焼却灰30重量部を混合粉砕して湿式混練した後、
他の実施例と同様の成形品を作成し、これをスト−ブ使
用室内加湿乾燥に付した。乾燥中には亀裂等は発生しな
かった。次にシャトル式ガス炉によりその生素地を12
80°Cの温度で焼成した。このようにして得られた焼
結体の組成および性状は表3の実施例5の欄に示すとお
りであった。すなわち、SiO2 :49重量部、Al2
3 :26重量部及びCaO:7重量部であった。比重
は0.72と1以下となった。曲げ強度は12.8と基
準値を越えていた。さらに、凍害試験でも何ら異常は見
られなかった。焼成後の寸法は、一例として38mm×
62mm×184mmとなった。これは成形品の体積の
約1.9倍であった。なお、試験片10個の寸法のバラ
ツクは高さ、巾、長さそれぞれにおいて高々1〜2%で
あり整形性にすぐれていた。また衝撃強度は実施例1と
同程度であった。焼成後の表面は完全にガラス化してお
り、実質的に水を透過しないものであった。
【0030】(実施例6)表2の実施例6の欄に記載さ
れているとおり実施例5と同じ配合の原料を使用し、実
施例5とは焼成温度だけを相違させた。すなわち、この
実施例6では、焼成温度を1230°Cとした。この実
施例6の焼結体の比重は0.84であり、実施例5より
もやや重かったが、1以下であった。また、曲げ強度は
14.6と大きくなった。さらに凍害試験でも何ら異常
は見られなかった。焼成後の寸法は、一例として35m
m×56mm×182mmとなり、成形品の体積の約
1.6倍となった。なお、試験片10個の寸法のバラツ
クは高さ、巾、長さそれぞれにおいて高々1〜2%であ
り整形性にすぐれていた。また衝撃強度は実施例1と同
程度であった。この実施例6でも焼結体の表面は完全に
ガラス化され、水を実質的に透過しないものであった。
【0031】(実施例7)表2の実施例7の欄に記載さ
れているとおりの配合原料を使用した。すなわち、アル
ミナスラッジ40重量部、チャ−ト質砕石廃泥40重量
部、苦土石灰20重量部を混合粉砕して湿式混練した
後、他の実施例と同様の成形品を作成し、これをスト−
ブ使用室内加湿乾燥に付した。乾燥中には亀裂等は発生
しなかった。次にシャトル式ガス炉によりその生素地を
1300°Cの温度で焼成した。このようにして得られ
た焼結体の組成および性状は表3の実施例7の欄に示す
とおりであった。すなわち、SiO2 :41重量部、A
2 3 :33重量部及びCaO:11重量部であっ
た。比重は0.75と1以下となった。曲げ強度は1
2.7とやや低いが基準値は越えていた。さらに、凍害
試験でも何ら異常は見られなかった。焼成後の寸法は、
一例とて37mm×58mm×176mmとなった。こ
れは成形品の体積の約1.6倍であった。なお、試験片
10個の寸法のバラツクは高さ、巾、長さそれぞれにお
いて高々1〜2%であり整形性にすぐれていた。また衝
撃強度は実施例1と同程度であった。焼成体の内部は独
立気泡が認められ、その表面は完全にガラス化してお
り、実質的に水を透過しないものであった。
【0032】(実施例8)表2の実施例8の欄に記載さ
れているとおり実施例7と同じ配合の原料を使用し、実
施例7とは焼成温度だけを相違させた。すなわち、この
実施例8では、焼成温度を1250°Cとした。この実
施例8の焼結体の比重は0.81であり、実施例7より
もやや重かったが、1以下であった。また、曲げ強度は
13.1/cmと大きくなった。さらに凍害試験でも何
ら異常は見られなかった。焼成後の寸法は、一例として
35mm×56mm×175mmとなり、成形品の体積
の約1.5倍となった。なお、試験片10個の寸法のバ
ラツクは高さ、巾、長さそれぞれにおいて高々1〜2%
であり整形性にすぐれていた。また衝撃強度は実施例1
と同程度であった。この実施例8でも焼結体の表面は完
全にガラス化され、水を実質的に透過しないものであっ
た。
【0033】次に、比較例について幾つか説明する。こ
れらの比較例における原料の配合割合を表4に示し、焼
結後の組成および各種性状を表5に示した。
【0034】
【表4】
【0035】
【表5】
【0036】(比較例1)この比較例1の配合原料の割
合は表4に示すとおりであり、上述した実施例1および
2と同様である。すなわち、アルミナスラッジを40重
量部、チャ−ト質砕石廃泥を40重量部、焼却灰を20
重量部を調合し、粉砕後混練した。この混練配合試料を
平板状に加圧成形し、それを30mm×50mm×15
0mmの角棒状に切断した試験片を10個作製した。次
いでこの成形品を乾燥した後、シャトル式ガス炉に導入
して焼成した。この比較例では、焼成温度を1200°
C〜1300°Cの範囲よりも低い1150°Cとし
た。
【0037】この比較例1の焼結体の組成および性状は
表5の比較例1の欄に示すとおりであった。すなわち、
焼成後の寸法は成形品と殆ど同じで、内部には1mm程
度の気泡が僅かに生じたが外見状は体積の変化はなかっ
た。また、表面のガラス化も観察されなかった。
【0038】(比較例2)この比較例2の配合原料の割
合は表4に示すとおりであり、上述した実施例1および
2と同様としたが、焼成温度を1200°C〜1300
°Cの範囲よりも高い1350°Cとした。この比較例
2の焼結体の組成および性状は表5の比較例2の欄に示
すとおりであり、焼成後の寸法は、一例として30mm
×70mm×186mmとなったが、形状が楕円状にな
り、また表面は釉薬状に融解し、独立気泡は認められな
かった。
【0039】(比較例3)この比較例3の配合原料の割
合は表4に示すとおりであり、上述した実施例3および
4と同様である。すなわち、アルミナスラッジを30重
量部、チャ−ト質砕石廃泥を50重量部、苦土石灰を2
0重量部を調合し、粉砕後混練した。この比較例3で
は、焼成温度を1200°C〜1300°Cの範囲より
も低い1150°Cとした。この比較例3の焼結体の組
成および性状は表5の比較例3の欄に示すとおりであっ
た。すなわち、焼成後の寸法は成形品と殆ど同じで、内
部には1mm程度の気泡が僅かに生じたが外見状は体積
の変化はなく、表面のガラス化も観察されなかった。
【0040】(比較例4)この比較例4の配合原料の割
合は表4に示すとおりであり、上述した実施例3および
4と同様としたが、焼成温度を1200°C〜1300
°Cの範囲よりも高い1350°Cとした。この比較例
4の焼結体の組成および性状は表5の比較例4の欄に示
すとおりであり、焼成後の寸法は、一例として32mm
×75mm×192mmとなったが、形状が楕円状にな
り、また表面は釉薬状に融解し、独立気泡は認められな
かった。
【0041】(比較例5)この比較例5の配合原料の割
合は表4に示すとおりであり、上述した実施例5および
6と同様である。すなわち、アルミナスラッジを30重
量部、チャ−ト質砕石廃泥を40重量部、焼却灰を30
重量部を調合し、粉砕後混練した。この比較例5では、
焼成温度を1200°C〜1300°Cの範囲よりも低
い1150°Cとした。この比較例5の焼結体の組成お
よび性状は表5の比較例5の欄に示すとおりであった。
すなわち、焼成後の寸法は成形品と殆ど同じで、焼結現
象は見られるが、発泡もせず、独立気泡もなかった。
【0042】(比較例6)この比較例6の配合原料の割
合は表4に示すとおりであり、上述した実施例5および
6と同様としたが、焼成温度を1200°C〜1300
°Cの範囲よりも高い1350°Cとした。この比較例
6の焼結体の組成および性状は表5の比較例6の欄に示
すとおりであり、焼成後の状況は釉薬状に融解してしま
い、独立気泡の形成も認められなかった。
【0043】(比較例7)この比較例7の配合原料の割
合は表4に示すとおりであり、上述した実施例7および
8と同様とした。すなわち、アルミナスラッジを40重
量部、チャ−ト質砕石廃泥を40重量部、苦土石灰を2
0重量部を調合し、粉砕後混練した。この比較例7で
は、焼成温度を1200°C〜1300°Cの範囲より
も低い1150°Cとした。この比較例7の焼結体の組
成および性状は表5の比較例7の欄に示すとおりであっ
た。すなわち、焼成後の寸法は成形品と殆ど同じであ
り、焼結現象は見られず、僅かな圧力で崩れてしまい、
当然発泡もせず、独立気泡もなかった。
【0044】(比較例8)この比較例8の配合原料の割
合は表4に示すとおりであり、上述した実施例7および
8と同様としたが、焼成温度を1200°C〜1300
°Cの範囲よりも高い1350°Cとした。この比較例
8の焼結体の組成および性状は表5の比較例8の欄に示
すとおりであり、焼成後の状況は釉薬状に融解してしま
い、発泡現象もなく、独立気泡の形成も認められなかっ
た。
【0045】(比較例9)この比較例9での配合原料の
割合は表4に示す通りである。すなわち、アルミナスラ
ッジ10重量部、チャ−ト質砕石廃泥70重量部、焼却
灰20重量部を混合した。また、焼成温度は1150°
C〜1350℃の範囲で段階的に変化させた。焼成後の
組成は表5に示すとおりである。焼成温度を1280℃
とした場合にはガラス化したが、発泡現象はなかった。
表5に示した性状はこの焼成温度で得られた焼結体の性
状を示すものである。すなわち、比重は1.60程度
で、体積は成形品に比べて約80%に収縮していた。ま
た焼成温度が1300℃を越えると釉薬状に融けて、ま
た1200℃以下では成形時とほぼ同じ形を保ってい
た。この原因はSiO2 が55重量部を越えたことによ
ると考えられる。
【0046】(比較例10)この比較例10での配合原
料の割合は表4に示す通りである。すなわちアルミナス
ラッジ50重量部、チャ−ト質砕石廃泥30重量部、苦
土石灰20重量部とした。比較例9と同様に焼成温度を
1150°C〜1350℃の範囲内で段階的に変化させ
た。焼成後の組成および性状は1280°Cでの焼成で
得られる焼結体について表5に示した。1280℃では
焼結せず、発泡現象もなかった。体積は成形の時とほぼ
同じであった。また1300℃を越えたときはわずかに
焼結したが、発泡現象はなかった。また1200℃以下
では焼結せず発泡現象もなかった。強度は弱くわずかな
圧力で粉状に崩壊した。この原因はAl2 3 が40重
量部を超えたことによると考えられる。
【0047】(比較例11)この比較例11での配合原
料の割合は表4に示す通りである。すなわちアルミナス
ラッジ10重量部、チャ−ト質砕石廃泥30重量部、苦
土石灰60重量部とした。比較例9および10と同様に
焼成温度を1150°C〜1350℃の範囲内で段階的
に変化させた。焼成後の組成および性状は1280°C
での焼成で得られる焼結体について表5に示した。12
80℃では釉薬状に融解してしまい発泡現象はなかっ
た。また1250℃でも釉薬状に融けてしまい発泡現象
はなかった。また1200℃以下では成形時とほぼ同じ
形を保っており焼結せず発泡現象もなかった。また13
00℃を越えても釉薬状に融けてしまい発泡現象はなか
った。この原因はCaOが20重量部を超えたことによ
ると考えられる。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明による軽量セラミッ
クスは、従来のレンガやタイルや瓦に比べて著しく軽量
であるので、物流コストの低減、施工のしやすさ、安全
性向上、躯体への重量軽減の点からその効果は容易には
かり知れないものがある。また、本発明の軽量セラミッ
クスは断熱材、骨材等への利用も可能であるとともにバ
イオ培養やバイオ栽培の基体としても利用することがで
きる。また、独立気泡があるとともに表面がガラス化し
ているので、耐水性に富み、水を実質的に透過しないも
のである。さらに表面に施釉することによって所望の色
が得られ、タイル、屋根瓦に有利に用いることができ
る。
【0049】さらに、本発明による軽量セラミックスの
製造方法では、アルミナスラッジ、チャ−ト質砕石廃
泥、苦土石灰廃泥や焼却灰といった産業廃棄物を利用で
きるので、非常に安価なものとなるとともにエコロジー
の観点からも有利である。またSiO2 、Al2 3
CaOからなる適度な粘性と強度を有する素材を発泡さ
せるので所望の形状、比重のものを安定して製造でき
る。さらに、焼成温度をコントロールすることによって
性状を調整できるので、個々の用途に応じて適切な性状
を有する軽量セラミックスを容易に提供することがで
き、その実用的な価値は非常に高いものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 正 栃木県芳賀郡益子町益子695 栃木県窯業 指導所内 (72)発明者 水沼 厚 栃木県芳賀郡芳賀町大字下高根沢3843の1 株式会社水沼タイル内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 SiO2 、Al2 3 およびCaOを基
    本組成とし、内部に網目状に構成された独立気泡を有
    し、比重が2.0以下でかつ表面がガラス化されている
    ことを特徴とする軽量セラミックス。
  2. 【請求項2】 SiO2 :35〜55重量部、Al2
    3 :25〜40重量部及びCaO:2〜20重量部を基
    本組成とすることを特徴とする請求項1に記載の軽量セ
    ラミックス。
  3. 【請求項3】 比重が1.5以下であることを特徴とす
    る請求項2に記載の軽量セラミックス。
  4. 【請求項4】 SiO2 :40〜50重量部、Al2
    3 :30〜35重量部及びCaO:5〜10重量部を基
    本組成とし、比重が1以下であることを特徴とする請求
    項2に記載の軽量セラミックス。
  5. 【請求項5】 アルミナスラッジ、珪石リッチな原料お
    よび焼却灰、石灰石または苦土石灰の一種以上を、焼成
    後の基本組成が、SiO2 :35〜55重量部、Al2
    3 :25〜40重量部およびCaO:2〜20重量部
    を満足するように調合混練する工程と、 この混練配合試料を成形し、乾燥する工程と、 乾燥した成形体を1200〜1300℃の温度で焼成す
    る工程とを具えることを特徴とする軽量セラミックスの
    製造方法。
  6. 【請求項6】 アルミナスラッジ、珪石リッチな原料お
    よび焼却灰、石灰石又は苦土石灰の一種以上を、焼成後
    の基本組成が、SiO2 :40〜50重量部、Al2
    3 :30〜35重量部およびCaO:5〜10重量部と
    なるように調合混練することを特徴とする請求項5に記
    載の軽量セラミックスの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記焼成を、1230〜1280℃の温
    度で行なうことを特徴とする請求項5および6の何れか
    に記載の軽量セラミックスの製造方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007186910A (ja) * 2006-01-13 2007-07-26 Japan Fine Ceramics Center セラミックス系焼結体、バラスト、及びバラスト道床
WO2012107599A1 (es) 2011-02-08 2012-08-16 Neos Additives, S.L. Composición cerámica de baja densidad
KR101323109B1 (ko) * 2011-12-14 2013-10-30 한국세라믹기술원 다공성 경량 세라믹스의 제조방법
WO2015114175A1 (es) 2014-01-28 2015-08-06 Neos Additives, S.L Composición cerámica de baja densidad, así como utilización del producto obtenido a partir de la misma
JP2018165224A (ja) * 2017-03-28 2018-10-25 佐賀県 多孔質セラミックス

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