JPH11246315A - 防菌防カビ性組成物 - Google Patents
防菌防カビ性組成物Info
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- JPH11246315A JPH11246315A JP5234298A JP5234298A JPH11246315A JP H11246315 A JPH11246315 A JP H11246315A JP 5234298 A JP5234298 A JP 5234298A JP 5234298 A JP5234298 A JP 5234298A JP H11246315 A JPH11246315 A JP H11246315A
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- Japan
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- acid
- dmts
- fungicidal
- alcohol
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 セメント系タイル用目地材のような強アルカ
リ条件下においても防菌防カビ成分としてのジヨードメ
チル−p−トリルスルホンの分解が抑制でき、しかも着
色あるいは変色が起こりにくい防菌防カビ組成物を提供
する。 【解決手段】 ジヨードメチル−p−トリルスルホンに
キレート剤および疎水剤が含まれてなる防菌防カビ性組
成物。
リ条件下においても防菌防カビ成分としてのジヨードメ
チル−p−トリルスルホンの分解が抑制でき、しかも着
色あるいは変色が起こりにくい防菌防カビ組成物を提供
する。 【解決手段】 ジヨードメチル−p−トリルスルホンに
キレート剤および疎水剤が含まれてなる防菌防カビ性組
成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セメント系建築用
基材の防菌防カビ性組成物に関するものであり、より詳
しくは、ジヨードメチル−p−トリルスルホン(以下、
DMTSと略する)にキレート剤および疎水剤を含んで
なるセメント系タイル目地材の防カビ性組成物に関す
る。
基材の防菌防カビ性組成物に関するものであり、より詳
しくは、ジヨードメチル−p−トリルスルホン(以下、
DMTSと略する)にキレート剤および疎水剤を含んで
なるセメント系タイル目地材の防カビ性組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、セメント系タイル用目地材等の建
築用基材に、水に難溶性でかつ強アルカリ下でも比較的
安定な2,3,3-トリヨードアリルアルコールまたはDMT
S等のヨウ素系化合物を添加し、これらヨウ素系化合物
により建築用基材の防菌防カビ作用を行わせる方法を開
示したものとして、特開平5-93438号公報がある。
築用基材に、水に難溶性でかつ強アルカリ下でも比較的
安定な2,3,3-トリヨードアリルアルコールまたはDMT
S等のヨウ素系化合物を添加し、これらヨウ素系化合物
により建築用基材の防菌防カビ作用を行わせる方法を開
示したものとして、特開平5-93438号公報がある。
【0003】また、特開平7-25653号公報には、セメン
ト系タイル用目地材へヨウ素系化合物を混入させた場合
に、該ヨウ素化合物の分解により発生するヨウ素の不快
な臭気を防ぐための方法として、チオ硫酸ナトリウムま
たはジチオカーバメート化合物を添加するという方法が
開示されている。
ト系タイル用目地材へヨウ素系化合物を混入させた場合
に、該ヨウ素化合物の分解により発生するヨウ素の不快
な臭気を防ぐための方法として、チオ硫酸ナトリウムま
たはジチオカーバメート化合物を添加するという方法が
開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、DMTSはア
ルカリ性の下でも比較的安定ではあるが、長期にわたり
強アルカリ条件下にさらさられるなど過酷な条件の下で
は相当量が分解してしまうことは避けられない。すなわ
ち、本発明者らの研究において、セメント系タイル用目
地材にDMTSが添加された成形物を1週間40℃の水中
に放置した後の、該成形物中のDMTS残存量を調査し
た試験では、僅かそれが当初の30%程度でしかなく、大
部分が分解してモノヨードメチル−p−トリルスルホン
となってしまっていることが判明している。そのため、
DMTSを用い防菌防カビ活性をタイル用目地材に付与
する上においては、本来必要とするDMTSの添加量と
比べ、大過剰分のDMTSを添加しなければならないこ
とになる。ヨウ素は世界的にも貴重な資源であり、また
高価な有機ヨウ素系化合物を必要量よりも多く添加する
ことは、セメント系タイル用目地材のコストアップにつ
ながることでもあり、好ましくないことは明らかなこと
である。
ルカリ性の下でも比較的安定ではあるが、長期にわたり
強アルカリ条件下にさらさられるなど過酷な条件の下で
は相当量が分解してしまうことは避けられない。すなわ
ち、本発明者らの研究において、セメント系タイル用目
地材にDMTSが添加された成形物を1週間40℃の水中
に放置した後の、該成形物中のDMTS残存量を調査し
た試験では、僅かそれが当初の30%程度でしかなく、大
部分が分解してモノヨードメチル−p−トリルスルホン
となってしまっていることが判明している。そのため、
DMTSを用い防菌防カビ活性をタイル用目地材に付与
する上においては、本来必要とするDMTSの添加量と
比べ、大過剰分のDMTSを添加しなければならないこ
とになる。ヨウ素は世界的にも貴重な資源であり、また
高価な有機ヨウ素系化合物を必要量よりも多く添加する
ことは、セメント系タイル用目地材のコストアップにつ
ながることでもあり、好ましくないことは明らかなこと
である。
【0005】また、上記のようにDMTSが分解した際
に発生するヨウ素はイオンの形態で存在するが、目地剤
に含有する鉄等の金属と反応して褐色〜黒色の金属塩を
生成したり、徐々に酸化されて遊離のヨウ素を生成して
目地材の着色をさせてしまい、さらには、遊離したヨウ
素により不快な臭気を発するという問題点があった。
に発生するヨウ素はイオンの形態で存在するが、目地剤
に含有する鉄等の金属と反応して褐色〜黒色の金属塩を
生成したり、徐々に酸化されて遊離のヨウ素を生成して
目地材の着色をさせてしまい、さらには、遊離したヨウ
素により不快な臭気を発するという問題点があった。
【0006】また、浴場等のタイルにおいて、DMTS
が添加された目地材に、漂白剤として汎用されている次
亜塩素酸ナトリウム系のカビ取り剤を使用した場合は、
ヨウ素イオンの酸化がより速やかに起き、このためヨウ
素に起因する変色が激しく起こる等といった問題もあっ
た。
が添加された目地材に、漂白剤として汎用されている次
亜塩素酸ナトリウム系のカビ取り剤を使用した場合は、
ヨウ素イオンの酸化がより速やかに起き、このためヨウ
素に起因する変色が激しく起こる等といった問題もあっ
た。
【0007】本発明の目的は、DMTSを有効成分とす
る防菌防カビ剤の上記した欠点を克服する組成物を提供
するものであり、特にセメント系タイル用目地材のよう
な強アルカリ条件下においても防菌防カビ成分であるD
MTSの分解が抑制でき、DMTS分解時に発生するヨ
ウ素による着色ないしは変色が極めて起こりにくい、安
定な防菌防カビ組成物を提供することにある。
る防菌防カビ剤の上記した欠点を克服する組成物を提供
するものであり、特にセメント系タイル用目地材のよう
な強アルカリ条件下においても防菌防カビ成分であるD
MTSの分解が抑制でき、DMTS分解時に発生するヨ
ウ素による着色ないしは変色が極めて起こりにくい、安
定な防菌防カビ組成物を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記のか
かる課題解決について鋭意検討した結果、DMTSの結
晶粒子の表面をキレート剤で一次コーティングした後
に、流動パラフィン等の非水溶性の疎水性物質で二次コ
ーティングして保護する事により、セメント系タイル用
目地材のような強アルカリ条件下においても疎水剤の効
果で防菌防カビ成分であるDMTSの分解が抑制され、
さらにDMTS結晶表面上のキレート剤が経時で僅かに
分解して発生する着色要因であるヨウ素とセメント中の
金属成分との生成物である有色の金属ヨウ化物の生成を
抑制するため着色ないしは変色が極めて起こりにくい防
菌防カビ組成物となることを見いだした。
かる課題解決について鋭意検討した結果、DMTSの結
晶粒子の表面をキレート剤で一次コーティングした後
に、流動パラフィン等の非水溶性の疎水性物質で二次コ
ーティングして保護する事により、セメント系タイル用
目地材のような強アルカリ条件下においても疎水剤の効
果で防菌防カビ成分であるDMTSの分解が抑制され、
さらにDMTS結晶表面上のキレート剤が経時で僅かに
分解して発生する着色要因であるヨウ素とセメント中の
金属成分との生成物である有色の金属ヨウ化物の生成を
抑制するため着色ないしは変色が極めて起こりにくい防
菌防カビ組成物となることを見いだした。
【0009】そして上記事実をもとに、さらなる研究を
重ねた結果、DMTSにエチレンジアミンテトラ酢酸、
エチレンジアミンテトラ酢酸二ナトリウム、N−ヒドロ
キシエチルエチレンジアミントリ酢酸、N,N−ジヒド
ロキシエチルグリシン、トリエタノールアミン、ピロリ
ン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、トリピロリン
酸ナトリウム、クエン酸カリウム、酒石酸カリウム、グ
ルコン酸ナトリウム、グリシン、ロイシン、アラニンな
どのようなキレート剤水溶液を添加し、混練したのち乾
燥してキレート剤による一次コーティングを行ったDM
TSに、さらにラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン
酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸など
の高級脂肪酸、あるいはペンタデシルアルコール、ヘキ
サデシルアルコール、ヘプタデシルアルコール、オクタ
デシルアルコールなどの高級アルコール、あるいはシリ
コーンオイル、シリコーンワニス、シリコーン撥水剤な
どのシリコーンを添加し、これら疎水剤の溶融する温度
で撹拌、混合するかあるいは上記疎水剤を石油エーテ
ル、ヘキサン等の有機溶液に溶解しこの中に一次コーテ
ィングDMTSを分散させ、溶媒を留去して2次コーテ
ィングして得られる組成物は、セメント系タイル用目地
材に添加し硬化させた成形物中で、防菌防カビ成分であ
るDMTSの分解が顕著に抑制され、さらには該成形物
中におけるDMTSの残存率においても、それが極めて
高い数値を示すものであることを見いだした。さらに上
記組成物が添加された成形物において、経時による着色
状況や次亜塩素酸ナトリウム水溶液による変色状況を検
討し、これらが著しく低減されるものであることをも見
いだし、本発明を完成するに至った。
重ねた結果、DMTSにエチレンジアミンテトラ酢酸、
エチレンジアミンテトラ酢酸二ナトリウム、N−ヒドロ
キシエチルエチレンジアミントリ酢酸、N,N−ジヒド
ロキシエチルグリシン、トリエタノールアミン、ピロリ
ン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、トリピロリン
酸ナトリウム、クエン酸カリウム、酒石酸カリウム、グ
ルコン酸ナトリウム、グリシン、ロイシン、アラニンな
どのようなキレート剤水溶液を添加し、混練したのち乾
燥してキレート剤による一次コーティングを行ったDM
TSに、さらにラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン
酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸など
の高級脂肪酸、あるいはペンタデシルアルコール、ヘキ
サデシルアルコール、ヘプタデシルアルコール、オクタ
デシルアルコールなどの高級アルコール、あるいはシリ
コーンオイル、シリコーンワニス、シリコーン撥水剤な
どのシリコーンを添加し、これら疎水剤の溶融する温度
で撹拌、混合するかあるいは上記疎水剤を石油エーテ
ル、ヘキサン等の有機溶液に溶解しこの中に一次コーテ
ィングDMTSを分散させ、溶媒を留去して2次コーテ
ィングして得られる組成物は、セメント系タイル用目地
材に添加し硬化させた成形物中で、防菌防カビ成分であ
るDMTSの分解が顕著に抑制され、さらには該成形物
中におけるDMTSの残存率においても、それが極めて
高い数値を示すものであることを見いだした。さらに上
記組成物が添加された成形物において、経時による着色
状況や次亜塩素酸ナトリウム水溶液による変色状況を検
討し、これらが著しく低減されるものであることをも見
いだし、本発明を完成するに至った。
【0010】すなわち、本発明は、(1) DMTS、キレ
ート剤および疎水剤が含まれてなる防菌防カビ性組成物
組成物であり、また、(2) DMTSの1重量部当たり、
0.005〜0.5 重量部のキレート剤が含まれる上記 (1)記
載の防菌防カビ性組成物であり、また、(3) DMTSの
1重量部当たり、0.01〜1.0 重量部の疎水剤が含まれる
上記(1)記載の防菌防カビ性組成物であり、また、(4)
キレート剤が、エチレンジアミンテトラ酢酸、エチレン
ジアミンテトラ酢酸二ナトリウム、N−ヒドロキシエチ
ルエチレンジアミントリ酢酸、N,N−ジヒドロキシエ
チルグリシン、トリエタノールアミン、ピロリン酸ナト
リウム、ポリリン酸ナトリウム、トリピロリン酸ナトリ
ウム、クエン酸カリウム、酒石酸カリウム、グルコン酸
ナトリウム、グリシン、ロイシン、アラニンの群から選
ばれる一種または二種以上のものである上記(1) または
(2) に記載の防菌防カビ性組成物であり、また、(5) 疎
水剤が、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ス
テアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、ベヘニン
酸、ダイマー酸からなる高級脂肪酸の群、ペンタデシル
アルコール、ヘキサデシルアルコール、ヘプタデシルア
ルコール、オクタデシルアルコール、セリルアルコール
からなる高級アルコールの群、またはシリコーンオイ
ル、シリコーンレジン、シリコーンワニス、シリコーン
ゴム、シリコーン撥水剤からなるシリコーンの群より選
ばれる一種または二種以上のものである上記(1) 〜(3)
のいずれかに記載の防菌防カビ性組成物である。
ート剤および疎水剤が含まれてなる防菌防カビ性組成物
組成物であり、また、(2) DMTSの1重量部当たり、
0.005〜0.5 重量部のキレート剤が含まれる上記 (1)記
載の防菌防カビ性組成物であり、また、(3) DMTSの
1重量部当たり、0.01〜1.0 重量部の疎水剤が含まれる
上記(1)記載の防菌防カビ性組成物であり、また、(4)
キレート剤が、エチレンジアミンテトラ酢酸、エチレン
ジアミンテトラ酢酸二ナトリウム、N−ヒドロキシエチ
ルエチレンジアミントリ酢酸、N,N−ジヒドロキシエ
チルグリシン、トリエタノールアミン、ピロリン酸ナト
リウム、ポリリン酸ナトリウム、トリピロリン酸ナトリ
ウム、クエン酸カリウム、酒石酸カリウム、グルコン酸
ナトリウム、グリシン、ロイシン、アラニンの群から選
ばれる一種または二種以上のものである上記(1) または
(2) に記載の防菌防カビ性組成物であり、また、(5) 疎
水剤が、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ス
テアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、ベヘニン
酸、ダイマー酸からなる高級脂肪酸の群、ペンタデシル
アルコール、ヘキサデシルアルコール、ヘプタデシルア
ルコール、オクタデシルアルコール、セリルアルコール
からなる高級アルコールの群、またはシリコーンオイ
ル、シリコーンレジン、シリコーンワニス、シリコーン
ゴム、シリコーン撥水剤からなるシリコーンの群より選
ばれる一種または二種以上のものである上記(1) 〜(3)
のいずれかに記載の防菌防カビ性組成物である。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の組成物は、セメント系タ
イル用目地材のみならず、セメント系の建築基材一般、
特に強アルカリ性条件下における基材の防菌防カビ剤と
して有用なものであり、必要に応じて、充填剤、顔料、
発泡剤または安定剤などが加えられる。
イル用目地材のみならず、セメント系の建築基材一般、
特に強アルカリ性条件下における基材の防菌防カビ剤と
して有用なものであり、必要に応じて、充填剤、顔料、
発泡剤または安定剤などが加えられる。
【0012】本発明の防菌防カビ組成物において、必要
とするキレート剤の量は、その製造目的に応じて配合割
合および種類等が決められるため、本発明の組成物にお
いてもそれに含まれるキレート剤の割合は変化するが、
通常はDMTSの1重量部当たり 0.005〜0.5 重量部で
あり、より望ましくは0.01〜0.20重量部である。これが
0.005重量部未満である場合は二次コーティング膜間隙
より進入するセメント中の金属成分をマスキングする効
果が低く、DMTS分解時にヨウ素との反応で生成する
有色の金属ヨウ化物の生成抑制が不十分となり、従って
着色の要因となる。また、この量が 0.5重量部を越えて
は、いたずらに組成物中の有効成分であるDMTSの含
量を減少させるだけでなく、2次コーティング剤である
疎水剤のコーティング量を増大しなければ充分な効果を
発揮させることができず非効率である。
とするキレート剤の量は、その製造目的に応じて配合割
合および種類等が決められるため、本発明の組成物にお
いてもそれに含まれるキレート剤の割合は変化するが、
通常はDMTSの1重量部当たり 0.005〜0.5 重量部で
あり、より望ましくは0.01〜0.20重量部である。これが
0.005重量部未満である場合は二次コーティング膜間隙
より進入するセメント中の金属成分をマスキングする効
果が低く、DMTS分解時にヨウ素との反応で生成する
有色の金属ヨウ化物の生成抑制が不十分となり、従って
着色の要因となる。また、この量が 0.5重量部を越えて
は、いたずらに組成物中の有効成分であるDMTSの含
量を減少させるだけでなく、2次コーティング剤である
疎水剤のコーティング量を増大しなければ充分な効果を
発揮させることができず非効率である。
【0013】上記におけるキレート剤の種類としては、
その広い範囲から選ばれるものについて有用であるが、
より好適に用いられるものとして、エチレンジアミンテ
トラ酢酸、エチレンジアミンテトラ酢酸二ナトリウム、
N−ヒドロキシエチルエチレンジアミントリ酢酸、N,
N−ジヒドロキシエチルグリシン、トリエタノールアミ
ン、ピロリン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、ト
リピロリン酸ナトリウム、クエン酸カリウム、酒石酸カ
リウム、グルコン酸ナトリウム、グリシン、ロイシン、
アラニンなどが挙げられ、これらはその一種のみなら
ず、二種以上が用いられても何ら支障ない。
その広い範囲から選ばれるものについて有用であるが、
より好適に用いられるものとして、エチレンジアミンテ
トラ酢酸、エチレンジアミンテトラ酢酸二ナトリウム、
N−ヒドロキシエチルエチレンジアミントリ酢酸、N,
N−ジヒドロキシエチルグリシン、トリエタノールアミ
ン、ピロリン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、ト
リピロリン酸ナトリウム、クエン酸カリウム、酒石酸カ
リウム、グルコン酸ナトリウム、グリシン、ロイシン、
アラニンなどが挙げられ、これらはその一種のみなら
ず、二種以上が用いられても何ら支障ない。
【0014】また、必要とする疎水剤の量は、その製造
目的に応じて配合割合および種類等が決められるため、
本発明の組成物においてもそれに含まれる疎水剤の割合
は変化するが、通常はDMTSの1重量部当たり0.01〜
1.0 重量部であり、より望ましくは0.05〜0.20重量部で
ある。これが0.01重量部未満である場合はDMTSの粒
子表面のコーティングが不完全となるため、DMTSの
無用な分解を抑制することが困難となる。また、この量
が 1.0重量部を越えては、いたずらに組成物中の有効成
分であるDMTSの含量を減少させるだけとなり好まし
くない。
目的に応じて配合割合および種類等が決められるため、
本発明の組成物においてもそれに含まれる疎水剤の割合
は変化するが、通常はDMTSの1重量部当たり0.01〜
1.0 重量部であり、より望ましくは0.05〜0.20重量部で
ある。これが0.01重量部未満である場合はDMTSの粒
子表面のコーティングが不完全となるため、DMTSの
無用な分解を抑制することが困難となる。また、この量
が 1.0重量部を越えては、いたずらに組成物中の有効成
分であるDMTSの含量を減少させるだけとなり好まし
くない。
【0015】上記における疎水剤の種類としては、その
広い範囲から選ばれるものについて有用であるが、より
好適に用いられるものとして、ラウリン酸、ミリスチン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、
オレイン酸、ベヘニン酸、ダイマー酸からなる高級脂肪
酸の群、あるいはペンタデシルアルコール、ヘキサデシ
ルアルコール、ヘプタデシルアルコール、オクタデシル
アルコール、セリルアルコールからなる高級アルコール
の群、あるいはシリコーンオイル、シリコーンレジン、
シリコーンワニス、シリコーンゴム、シリコーン撥水剤
からなるシリコーンなどが挙げられ、これらはその一種
のみならず、二種以上が用いられても何ら支障ない。
広い範囲から選ばれるものについて有用であるが、より
好適に用いられるものとして、ラウリン酸、ミリスチン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、
オレイン酸、ベヘニン酸、ダイマー酸からなる高級脂肪
酸の群、あるいはペンタデシルアルコール、ヘキサデシ
ルアルコール、ヘプタデシルアルコール、オクタデシル
アルコール、セリルアルコールからなる高級アルコール
の群、あるいはシリコーンオイル、シリコーンレジン、
シリコーンワニス、シリコーンゴム、シリコーン撥水剤
からなるシリコーンなどが挙げられ、これらはその一種
のみならず、二種以上が用いられても何ら支障ない。
【0016】本発明の防菌防カビ組成物を製造するに際
し、構成物の添加の形態等には特に限定はないが、通常
はDMTSおよびキレート剤水溶液の必要量を同時混合
して乾燥させた後に疎水剤の必要量を添加して疎水剤が
溶融する温度まで混合しながら加温し、あるいは疎水剤
溶液中に懸濁させ、溶媒を留去することにより得られ
る。
し、構成物の添加の形態等には特に限定はないが、通常
はDMTSおよびキレート剤水溶液の必要量を同時混合
して乾燥させた後に疎水剤の必要量を添加して疎水剤が
溶融する温度まで混合しながら加温し、あるいは疎水剤
溶液中に懸濁させ、溶媒を留去することにより得られ
る。
【0017】
【実施例】以下、本発明の防菌防カビ性組成物につき、
実施例および比較例をあげてさらに詳細に説明するが、
本発明がこれらによって何らの限定を受けるものではな
い。以下において、部および%は全て重量基準である。
実施例および比較例をあげてさらに詳細に説明するが、
本発明がこれらによって何らの限定を受けるものではな
い。以下において、部および%は全て重量基準である。
【0018】実施例1 DMTS88部をメカノミル(粉体混合装置)に入れ、50
0rpmの回転速度で撹拌しながら10%エチレンジアミンテ
トラ酢酸二ナトリウム水溶液10部を噴霧し、10分間撹拌
を継続したのち粉体を取り出し、減圧乾燥器で乾燥し
た。これを再度メカノミルに入れ、同量の10%エチレン
ジアミンテトラ酢酸二ナトリウム水溶液を噴霧して撹拌
処理した後に乾燥したものを10%セチルアルコールヘキ
サン溶液 100部に懸濁させ、撹拌しながら溶媒を留去し
て、塊状物を得た。これを乳鉢で粉砕して、粉状の防菌
防カビ性組成物を得た。
0rpmの回転速度で撹拌しながら10%エチレンジアミンテ
トラ酢酸二ナトリウム水溶液10部を噴霧し、10分間撹拌
を継続したのち粉体を取り出し、減圧乾燥器で乾燥し
た。これを再度メカノミルに入れ、同量の10%エチレン
ジアミンテトラ酢酸二ナトリウム水溶液を噴霧して撹拌
処理した後に乾燥したものを10%セチルアルコールヘキ
サン溶液 100部に懸濁させ、撹拌しながら溶媒を留去し
て、塊状物を得た。これを乳鉢で粉砕して、粉状の防菌
防カビ性組成物を得た。
【0019】実施例2 DMTS80部をメカノミル(粉体混合装置)に入れ、50
0rpmの回転速度で撹拌しながら12.5%エチレンジアミン
テトラ酢酸二ナトリウム水溶液20部を噴霧し、10分間撹
拌を継続したのち粉体を取り出し、減圧乾燥器で乾燥し
た。これを再度メカノミルに入れ、同量の12.5%エチレ
ンジアミンテトラ酢酸二ナトリウム水溶液を噴霧して撹
拌処理した後に乾燥したものを10%セチルアルコールヘ
キサン溶液 150部に懸濁させ、撹拌しながら溶媒を留去
して、塊状物を得た。これを乳鉢で粉砕して、粉状の防
菌防カビ性組成物を得た。
0rpmの回転速度で撹拌しながら12.5%エチレンジアミン
テトラ酢酸二ナトリウム水溶液20部を噴霧し、10分間撹
拌を継続したのち粉体を取り出し、減圧乾燥器で乾燥し
た。これを再度メカノミルに入れ、同量の12.5%エチレ
ンジアミンテトラ酢酸二ナトリウム水溶液を噴霧して撹
拌処理した後に乾燥したものを10%セチルアルコールヘ
キサン溶液 150部に懸濁させ、撹拌しながら溶媒を留去
して、塊状物を得た。これを乳鉢で粉砕して、粉状の防
菌防カビ性組成物を得た。
【0020】実施例3 DMTS88部をメカノミル(粉体混合装置)に入れ、50
0rpmの回転速度で撹拌しながら 6.5%N−ヒドロキシエ
チルエチレンジアミントリ酢酸水溶液15部を噴霧し、10
分間撹拌を継続したのち粉体を取り出し、減圧乾燥器で
乾燥した。これを再度メカノミルに入れ、同量の 6.5%
N−ヒドロキシエチルエチレンジアミントリ酢酸水溶液
を噴霧して撹拌処理した後に乾燥したものを10%セチル
アルコールヘキサン溶液 100部に懸濁させ、撹拌しなが
ら溶媒を留去して、塊状物を得た。これを乳鉢で粉砕し
て、粉状の防菌防カビ性組成物を得た。
0rpmの回転速度で撹拌しながら 6.5%N−ヒドロキシエ
チルエチレンジアミントリ酢酸水溶液15部を噴霧し、10
分間撹拌を継続したのち粉体を取り出し、減圧乾燥器で
乾燥した。これを再度メカノミルに入れ、同量の 6.5%
N−ヒドロキシエチルエチレンジアミントリ酢酸水溶液
を噴霧して撹拌処理した後に乾燥したものを10%セチル
アルコールヘキサン溶液 100部に懸濁させ、撹拌しなが
ら溶媒を留去して、塊状物を得た。これを乳鉢で粉砕し
て、粉状の防菌防カビ性組成物を得た。
【0021】実施例4 DMTS88部をメカノミルに入れ、500rpmの回転速度で
撹拌しながら30%グルコン酸ナトリウム水溶液 6.7部を
噴霧し、10分間撹拌を継続したのち粉体を取り出し、減
圧乾燥器で乾燥した。これを10%セチルアルコールヘキ
サン溶液 100部に懸濁させ、撹拌しながら溶媒を留去し
て、塊状物を得た。これを乳鉢で粉砕して、粉状の防菌
防カビ性組成物を得た。
撹拌しながら30%グルコン酸ナトリウム水溶液 6.7部を
噴霧し、10分間撹拌を継続したのち粉体を取り出し、減
圧乾燥器で乾燥した。これを10%セチルアルコールヘキ
サン溶液 100部に懸濁させ、撹拌しながら溶媒を留去し
て、塊状物を得た。これを乳鉢で粉砕して、粉状の防菌
防カビ性組成物を得た。
【0022】実施例5 DMTS85部をメカノミル(粉体混合装置)に入れ、50
0rpmの回転速度で撹拌しながらトリエタノールアミン5
部を噴霧し、10分間撹拌を継続したのち取り出し、10%
セチルアルコールヘキサン溶液 100部に懸濁させ、撹拌
しながら溶媒を留去して、塊状物を得た。これを乳鉢で
粉砕して、粉状の防菌防カビ性組成物を得た。
0rpmの回転速度で撹拌しながらトリエタノールアミン5
部を噴霧し、10分間撹拌を継続したのち取り出し、10%
セチルアルコールヘキサン溶液 100部に懸濁させ、撹拌
しながら溶媒を留去して、塊状物を得た。これを乳鉢で
粉砕して、粉状の防菌防カビ性組成物を得た。
【0023】実施例6 DMTS88部をメカノミルに入れ、500rpmの回転速度で
撹拌しながら10%エチレンジアミンテトラ酢酸二ナトリ
ウム水溶液10部を噴霧し、10分間撹拌を継続したのち粉
体を取り出し、減圧乾燥器で乾燥した。これを再度メカ
ノミルに入れ、同量の10%エチレンジアミンテトラ酢酸
二ナトリウム水溶液10部を噴霧して撹拌処理した後に再
度メカノミルに移し、パルミチン酸10部を添加して、65
℃に加熱して200rpmの回転速度で30分間撹拌して粗粒物
を得た。これを乳鉢で粉砕して、粉状の防菌防カビ性組
成物を得た。
撹拌しながら10%エチレンジアミンテトラ酢酸二ナトリ
ウム水溶液10部を噴霧し、10分間撹拌を継続したのち粉
体を取り出し、減圧乾燥器で乾燥した。これを再度メカ
ノミルに入れ、同量の10%エチレンジアミンテトラ酢酸
二ナトリウム水溶液10部を噴霧して撹拌処理した後に再
度メカノミルに移し、パルミチン酸10部を添加して、65
℃に加熱して200rpmの回転速度で30分間撹拌して粗粒物
を得た。これを乳鉢で粉砕して、粉状の防菌防カビ性組
成物を得た。
【0024】実施例7 DMTS88部をメカノミルに入れ、500rpmの回転速度で
撹拌しながら10%エチレンジアミンテトラ酢酸二ナトリ
ウム水溶液10部を噴霧し、10分間撹拌を継続したのち粉
体を取り出し、減圧乾燥器で乾燥した。これを再度メカ
ノミルに入れ、同量の10%エチレンジアミンテトラ酢酸
二ナトリウム水溶液10部を噴霧して撹拌処理した後に再
度メカノミルに移し、200rpmの回転速度で撹拌しなが
ら、2%ジブチルスズジラウレート・40%撥水性シリコン
オイル(KF99)石油エーテル溶液12.5部を噴霧し、
同回転速度で10分間撹拌した。これを取り出し、常温で
10分間減圧乾燥したのち50℃に加熱して30分間撹拌し
て、粉状の防菌防カビ性組成物を得た。
撹拌しながら10%エチレンジアミンテトラ酢酸二ナトリ
ウム水溶液10部を噴霧し、10分間撹拌を継続したのち粉
体を取り出し、減圧乾燥器で乾燥した。これを再度メカ
ノミルに入れ、同量の10%エチレンジアミンテトラ酢酸
二ナトリウム水溶液10部を噴霧して撹拌処理した後に再
度メカノミルに移し、200rpmの回転速度で撹拌しなが
ら、2%ジブチルスズジラウレート・40%撥水性シリコン
オイル(KF99)石油エーテル溶液12.5部を噴霧し、
同回転速度で10分間撹拌した。これを取り出し、常温で
10分間減圧乾燥したのち50℃に加熱して30分間撹拌し
て、粉状の防菌防カビ性組成物を得た。
【0025】比較例1 比較対象物として、DMTSに何等の添加物を加えるこ
となくそのものを用い、以下に示す各種の試験に使用し
た。
となくそのものを用い、以下に示す各種の試験に使用し
た。
【0026】比較例2 同様に、DMTS70部にチオ硫酸ナトリウムの無水物30
部を加え、室温でニーダー型の撹拌機にて1時間撹拌
し、混合して得た。
部を加え、室温でニーダー型の撹拌機にて1時間撹拌
し、混合して得た。
【0027】比較例3 10%セチルアルコールヘキサン溶液 100部にDMTS88
部を懸濁させ、撹拌しながら溶媒を留去して、塊状物を
得た。これを乳鉢で粉砕して、粉状の防菌防カビ性組成
物を得た。
部を懸濁させ、撹拌しながら溶媒を留去して、塊状物を
得た。これを乳鉢で粉砕して、粉状の防菌防カビ性組成
物を得た。
【0028】試験例1〔カビ抵抗性試験(粉体保存な
し)〕 上記実施例1〜7および比較例1,2により得られた9
種類の試験体を、セメント系タイル用目地剤に対してD
MTSが0.40%となるように添加し、厚さ 0.5cm、直径
3cmの円柱状となるように成形し硬化させ、試料体とし
た。またこれらとは別に、DMTSの無添加の試料体も
対照例として作成した。
し)〕 上記実施例1〜7および比較例1,2により得られた9
種類の試験体を、セメント系タイル用目地剤に対してD
MTSが0.40%となるように添加し、厚さ 0.5cm、直径
3cmの円柱状となるように成形し硬化させ、試料体とし
た。またこれらとは別に、DMTSの無添加の試料体も
対照例として作成した。
【0029】このような10種類の試料体は、作成時にそ
れぞれ人間の臭覚によりヨウ素の臭気の有無を確認し
た。試料体の作成過程で臭気を感じたものには「有」、
また試料体の作成過程で臭気を感じなかったものには
「無」として表1中に表している。
れぞれ人間の臭覚によりヨウ素の臭気の有無を確認し
た。試料体の作成過程で臭気を感じたものには「有」、
また試料体の作成過程で臭気を感じなかったものには
「無」として表1中に表している。
【0030】次に、前記により得られた各試料体を40℃
の温水に7日間および28日間浸漬し、強制促進劣化処理
を行った。次いで、シャーレ中に約10mlのポテトデキス
トロール寒天培地を流して固めたその上に上記強制促進
劣化処理を行った各試料体を押しつけて載置した後、こ
の上から後記、栄養分を含む試験液を各試料体に均一に
噴霧した。そしてこれらを28±2℃、相対湿度90%の条
件下に14日間置き培養させ、カビの発生状況を調査し
た。結果を表1に示す。なお、カビの発生状況は下記の
基準にて評価し表1に記した。 3 :試料体の表面上にカビが全く生えていない。 2 :試料体表面上の1/3以内にカビが生えている。 1 :試料体表面上1/3を越える部分にカビが生えて
いる。
の温水に7日間および28日間浸漬し、強制促進劣化処理
を行った。次いで、シャーレ中に約10mlのポテトデキス
トロール寒天培地を流して固めたその上に上記強制促進
劣化処理を行った各試料体を押しつけて載置した後、こ
の上から後記、栄養分を含む試験液を各試料体に均一に
噴霧した。そしてこれらを28±2℃、相対湿度90%の条
件下に14日間置き培養させ、カビの発生状況を調査し
た。結果を表1に示す。なお、カビの発生状況は下記の
基準にて評価し表1に記した。 3 :試料体の表面上にカビが全く生えていない。 2 :試料体表面上の1/3以内にカビが生えている。 1 :試料体表面上1/3を越える部分にカビが生えて
いる。
【0031】
【表1】 なお、前記栄養分を含む試験液は、次の5種類の菌を混
合して下記組成の栄養源溶液に添加して調製したもので
ある。 栄養源溶液の組成 精製水 1000 ml 硝酸アンモニウム 3.5 g 燐酸カリウム 1.0 g 硫酸マグネシウム(7水塩) 0.5 g 塩化カリウム 0.25 g 硫酸第一鉄 0.002 g グルコース 10.0 g ペプトン 10.0 g
合して下記組成の栄養源溶液に添加して調製したもので
ある。 栄養源溶液の組成 精製水 1000 ml 硝酸アンモニウム 3.5 g 燐酸カリウム 1.0 g 硫酸マグネシウム(7水塩) 0.5 g 塩化カリウム 0.25 g 硫酸第一鉄 0.002 g グルコース 10.0 g ペプトン 10.0 g
【0032】試験例2〔カビ抵抗性試験(粉体1ケ月保
存後のものを使用)〕 実施例1〜7および比較例2で得られた各々の粉体を室
温で30日間保存した後、前記試験例1と同様に試料体を
作成してカビ抵抗性試験を行った。結果を表2に示す。
存後のものを使用)〕 実施例1〜7および比較例2で得られた各々の粉体を室
温で30日間保存した後、前記試験例1と同様に試料体を
作成してカビ抵抗性試験を行った。結果を表2に示す。
【0033】
【表2】
【0034】試験例3〔変色試験〕 実施例1〜7および比較例2,3の試験体をセメント系
タイル用目地剤に対してDMTSが0.40%となるように
添加して、厚さ 0.5cm、直径3cmに成形し硬化させたも
のを試料体とし、40℃、相対湿度30%の環境で10日間放
置し、変色の程度を観察した。また、別に次亜塩素酸系
漂白剤(ジョンソン(株)社製;商品名カビキラー)を
各試料体に塗布したのち変色の程度を観察した。
タイル用目地剤に対してDMTSが0.40%となるように
添加して、厚さ 0.5cm、直径3cmに成形し硬化させたも
のを試料体とし、40℃、相対湿度30%の環境で10日間放
置し、変色の程度を観察した。また、別に次亜塩素酸系
漂白剤(ジョンソン(株)社製;商品名カビキラー)を
各試料体に塗布したのち変色の程度を観察した。
【0035】さらに、前記の9種類の試験体をセメント
系タイル用目地剤に対してDMTSが0.40%となるよう
に添加した粉末を40℃で30日間保存した後、その変色程
度を観察した。これら変色試験の対照例としてDMTS
の無添加の試料体も作成して、変色度合いを下記基準に
基づき評価しそれらの結果を表3に示した。 0 : 変色なし 1 : ほんのわずか変色している 2 : わずかに変色している 3 : 明らかに変色している 4 : 著しく変色している
系タイル用目地剤に対してDMTSが0.40%となるよう
に添加した粉末を40℃で30日間保存した後、その変色程
度を観察した。これら変色試験の対照例としてDMTS
の無添加の試料体も作成して、変色度合いを下記基準に
基づき評価しそれらの結果を表3に示した。 0 : 変色なし 1 : ほんのわずか変色している 2 : わずかに変色している 3 : 明らかに変色している 4 : 著しく変色している
【0036】
【表3】
【0037】試験例4〔DMTSの残存性試験〕 実施例1〜7および比較例1,2の試験体をセメント系
タイル目地剤に対してDMTSが0.40%になるように添
加し、厚さ 0.5cm、直径3cmの円柱状となるように成形
し硬化させ、試料体とした。また、DMTSの無添加の
試料体も対照例として作成した。
タイル目地剤に対してDMTSが0.40%になるように添
加し、厚さ 0.5cm、直径3cmの円柱状となるように成形
し硬化させ、試料体とした。また、DMTSの無添加の
試料体も対照例として作成した。
【0038】次に、前記各試料体を40℃の温水に7日間
浸漬し、強制促進劣化処理を行った後、試料体を細かく
粉砕し、アセトニトリル 100mlを加え30分間撹拌した。
次いでアセトニトリルを濾過分離し、試料体中のDMT
Sを抽出した。この操作を3回繰り返し、抽出液を合わ
せ、高速液体クロマトグラフィーにて試験体中に残存し
ているDMTSを分析し残存率を求めた。得られた結果
を表4に示す。
浸漬し、強制促進劣化処理を行った後、試料体を細かく
粉砕し、アセトニトリル 100mlを加え30分間撹拌した。
次いでアセトニトリルを濾過分離し、試料体中のDMT
Sを抽出した。この操作を3回繰り返し、抽出液を合わ
せ、高速液体クロマトグラフィーにて試験体中に残存し
ているDMTSを分析し残存率を求めた。得られた結果
を表4に示す。
【0039】
【表4】
【0040】
【発明の効果】以上のように、DMTS、キレート剤お
よび疎水剤が含まれてなる本発明の防菌防カビ性組成物
は、顕著な防菌防カビ性能が発揮されるものであること
はもとより、強アルカリ性の条件下においてもDMTS
の無用な分解が顕著に抑制されるものであり、しかも着
色ないしは変色することがほとんどないものである。
よび疎水剤が含まれてなる本発明の防菌防カビ性組成物
は、顕著な防菌防カビ性能が発揮されるものであること
はもとより、強アルカリ性の条件下においてもDMTS
の無用な分解が顕著に抑制されるものであり、しかも着
色ないしは変色することがほとんどないものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 光雄 千葉県茂原市東郷1900番地 三井化学株式 会社内 (72)発明者 関 亮一 千葉県茂原市東郷1900番地 三井化学株式 会社内 (72)発明者 田中 良典 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 株式 会社エム・シー・リサーチセンター内 (72)発明者 山口 秀幸 千葉県茂原市茂原1579−206
Claims (5)
- 【請求項1】 ジヨードメチル−p−トリルスルホンに
キレート剤および疎水剤が含まれてなる防菌防カビ性組
成物。 - 【請求項2】 ジヨードメチル−p−トリルスルホンの
1重量部当たり、 0.005〜0.5 重量部のキレート剤が含
まれる請求項1記載の防菌防カビ性組成物。 - 【請求項3】 ジヨードメチル−p−トリルスルホンの
1重量部当たり、0.01〜1.0 重量部の疎水剤が含まれる
請求項1記載の防菌防カビ性組成物。 - 【請求項4】 キレート剤が、エチレンジアミンテトラ
酢酸、エチレンジアミンテトラ酢酸二ナトリウム、N−
ヒドロキシエチルエチレンジアミントリ酢酸、N,N−
ジヒドロキシエチルグリシン、トリエタノールアミン、
ピロリン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、トリピ
ロリン酸ナトリウム、クエン酸カリウム、酒石酸カリウ
ム、グルコン酸ナトリウム、グリシン、ロイシン、アラ
ニンの群から選ばれる一種または二種以上のものである
請求項1または2に記載の防菌防カビ性組成物。 - 【請求項5】 疎水剤が、ラウリン酸、ミリスチン酸、
パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレ
イン酸、ベヘニン酸、ダイマー酸からなる高級脂肪酸の
群、ペンタデシルアルコール、ヘキサデシルアルコー
ル、ヘプタデシルアルコール、オクタデシルアルコー
ル、セリルアルコールからなる高級アルコールの群、ま
たはシリコーンオイル、シリコーンレジン、シリコーン
ワニス、シリコーンゴム、シリコーン撥水剤からなるシ
リコーンの群より選ばれる一種または二種以上のもので
ある請求項1〜3のいずれかに記載の防菌防カビ性組成
物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5234298A JPH11246315A (ja) | 1998-03-04 | 1998-03-04 | 防菌防カビ性組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5234298A JPH11246315A (ja) | 1998-03-04 | 1998-03-04 | 防菌防カビ性組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11246315A true JPH11246315A (ja) | 1999-09-14 |
Family
ID=12912140
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5234298A Pending JPH11246315A (ja) | 1998-03-04 | 1998-03-04 | 防菌防カビ性組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11246315A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015196660A (ja) * | 2014-04-01 | 2015-11-09 | 三菱電機株式会社 | 徐放性抗菌剤 |
-
1998
- 1998-03-04 JP JP5234298A patent/JPH11246315A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015196660A (ja) * | 2014-04-01 | 2015-11-09 | 三菱電機株式会社 | 徐放性抗菌剤 |
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