JPH11246359A - 養毛剤 - Google Patents

養毛剤

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JPH11246359A
JPH11246359A JP6042898A JP6042898A JPH11246359A JP H11246359 A JPH11246359 A JP H11246359A JP 6042898 A JP6042898 A JP 6042898A JP 6042898 A JP6042898 A JP 6042898A JP H11246359 A JPH11246359 A JP H11246359A
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JP
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sugar
acid
skeleton
hydroxyl
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JP6042898A
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English (en)
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Naoki Mizushima
直樹 水島
Kazuhiko Matsuda
一彦 松田
Masahiro Sato
昌裕 佐藤
Makoto Egawa
真 江川
Mineko Horibe
峰子 堀部
Hiroyuki Oshita
博幸 尾下
Hiroshi Miyake
博 三宅
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 モノグリセリル−α/β−D−グルコシ
ド−モノトリデカノエート等の糖・グリセリルエステ
ル、1−O−n−ペンタデシルグリセロ−D−グルコシ
ド等の糖・グリセリルエーテル、モノペンタデカン酸グ
リセリド硫酸エステル塩等のグリセリドサルフェート、
又はモノペンタデシルグリセリルエーテル硫酸エステル
塩等のグリセリルエーテルサルフェートを有効成分とす
る養毛剤。 【効果】 本発明の養毛剤は、養毛・育毛効果に優れて
いる上、可溶化剤等の添加剤を加えることなく単独でエ
タノール、含水エタノール、水等の溶媒中で安定配合が
可能であり、低温安定性(保存性)にも優れ、しかもべ
たつき感や頭皮に対するマイルド感が大幅に改良され、
使用感も非常に良好である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、養毛効果が高く、
エタノール、含水エタノール等に対する溶解性、低温安
定性に優れ、かつ頭皮に対するマイルド性が高く良好な
使用感を有し、各種毛髪用化粧料等として有効に利用で
きる養毛剤に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
養毛剤などの毛髪用化粧品には、養毛、育毛効果が期待
される各種の薬効成分が配合されている。薬効成分とし
ては、例えばビタミンE等のビタミン類、セリン、メチ
オニン等のアミノ酸類、アセチルコリン誘導体等の血管
拡張剤、紫今根エキス等の抗炎症剤、エストラジオール
等の女性ホルモン剤、セファランチン等の皮膚機能促進
剤、パントテン酸銅等のメラニン合成触媒剤、サリチル
酸等の角質溶解剤などが配合され、脱毛症の予防及び治
療に用いられているが、近年、より効果的な養毛剤が要
望されている。
【0003】一方、養毛剤などの毛髪用化粧料に脂肪酸
又はその誘導体を配合することは知られており、オリー
ブ油、ヒマシ油等の天然植物油やステアリン酸を製品の
物性を改善する目的で配合することが行われているが、
これら脂肪酸のほとんど全ては偶数の炭素鎖長を有する
ものである。また、毛髪用化粧料に高級アルコールを配
合することも公知であるが、これまでに市販されている
ものは、いずれも偶数の炭素鎖長を有するアルコール又
はその誘導体である。
【0004】更に、特開昭59−27809号公報に
は、炭素数が奇数の脂肪酸又はその誘導体が、偶数鎖長
のものとは異なり養毛・育毛効果を有することが見出さ
れ、これらを有効成分とする育毛剤が提案されている。
【0005】しかしながら、上記炭素数が奇数の脂肪酸
又はその誘導体を配合した育毛剤は、その使用感触を向
上しつつ低温安定性を図ることが十分満足できるもので
はなかった。
【0006】即ち、一般に養毛・育毛を目的とした毛髪
用化粧料は、透明液状の製品が多く、透明液状であるこ
とは有効成分の経皮吸収性を高めるためにも必要であ
る。しかし、使用する有効成分の化学構造により低温で
白濁又は結晶状態で析出が生じてしまう場合は、透明液
状にならないため育毛効果の低下が懸念される。また、
毛髪用化粧料は、商品価値上、冬季における−5℃程度
の低温から真夏における40℃又はそれ以上の高温下の
保管条件においても安定であり、白濁や結晶析出を生じ
るものでないことが必要である。しかし、前記した従来
の育毛剤は、毛髪用化粧料としてこのような点を満足し
得るものではなかった。
【0007】なお、特開昭61−15815号公報に
は、特開昭59−27809号公報に記載の有効成分の
他にHLB値が10以下の非イオン界面活性剤を可溶化
剤として系内に共存させることにより、低温での保存安
定性が改善できるとの提案がある。しかし、この場合も
上記有効成分は単独配合では依然として含水系での低温
保存安定性が未だ満足できるものではなかった。また、
上記有効成分は、いずれも脂溶性が高く、使用時の感触
としてべたつき感を感じる剤型によってはこの点の改良
が必要であり、配合可能な剤型に制限を受け易いといっ
た問題点もあった。
【0008】従って、養毛効果に優れ、かつエタノー
ル、含水エタノール等の溶媒への溶解性、低温安定性、
更には使用感のいずれにも優れた養毛剤の開発が望まれ
る。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、養毛効果が高く、エタノール、含水エタノール等に
対する溶解性、低温安定性に優れている上、使用感も良
好な養毛剤を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結
果、下記一般式(1)で示される脂肪酸エステル(以
下、これを糖・グリセリルエステルと総称する)、下記
一般式(2)で示されるエーテル(以下、これを糖・グ
リセリルエーテルと総称する)、下記一般式(3)で示
されるモノグルセリド硫酸エステル塩(以下、これをグ
リセリドサルフェートと総称する)、下記一般式(4)
で示されるモノアルキルグリセリルエーテル硫酸エステ
ル塩(以下、これをグリセリルエーテルサルフェートと
総称する)が優れた養毛・育毛効果を発揮し、これを養
毛剤の有効成分として用いることにより、有効性の向上
は勿論のこと、エタノール、含水エタノール、更には水
等の溶媒に対する溶解性が満足に向上し、種々の配合組
成中で添加剤を加えることなく安定配合が可能であり、
低温で長期間保存しても白濁、結晶析出がほとんどなく
低温安定性に優れ、このため有効成分の経皮吸収低下に
よる養毛効果の低下の心配もない上、頭皮に対するべた
つき感やマイルド感を大幅に改良でき、優れた使用感を
有する養毛剤を得ることができることを知見し、本発明
を完成するに至った。
【0011】以下、本発明につき更に詳しく説明する
と、本発明の養毛剤は、下記一般式(1)の糖・グリセ
リルエステル、下記一般式(2)の糖・グリセリルエー
テル、下記一般式(3)のグリセリドサルフェート、及
び下記一般式(4)で示されるグリセリルエーテルサル
フェートの1種又は2種以上を有効成分とするものであ
る。
【0012】糖・グリセリルエステル [X1−Y1]−(OCOR1)(OCOR2g (1) [式中、X1はaA(OH)b-(c+1)又は水素原子を示
し、Y1は−O−dG(OH)e-(f+1)又は水素原子を示
す。aAは、炭素数5又は6の単糖Aが糖重合度aで縮
合したものからそれに含まれる水酸基を除いた糖骨格を
示し、aは1以上の数を示す。bは上記aAに結合可能
な水酸基の総数を示し、(OH)b-(c+1)は[b−(c
+1)]個(但しb≧c+1)の水酸基が上記糖骨格に
結合していることを示す。dGは、グリセリンGが重合
度d個で縮合したものからそれに含まれる水酸基を除い
たグリセリン骨格を示し、dは1以上の数を示す。eは
上記dGに結合可能な水酸基の総数を示し、(OH)
e-(f+1)は[e−(f+1)]個(但しe≧f+1)の
水酸基がグリセリン骨格に結合していることを示す。−
O−dG(OH)e-(f+1)は、dG(OH)e-(f+1)が酸
素原子を介してaAの上記水酸基結合可能部位に結合し
ていることを示す。また、a,dは(a+d)/2≧1
を満足し、X1とY1は同時に水素原子とはならない。
【0013】R1は炭素数が2〜28でかつ偶数である
脂肪族一価炭化水素基、R2は炭素数が1〜28である
脂肪族一価炭化水素基を示し、OCOR1は上記糖骨格
の水酸基結合可能部位又は上記グリセリン骨格の水酸基
結合可能部位に結合し、OCOR2はg個が上記糖骨格
の水酸基結合可能部位及び/又は上記グリセリン骨格の
水酸基結合可能部位に結合していることを示す。但し、
g=(c+f)−1であり、gは0又は1以上の整数で
ある。]
【0014】上記式(1)において、X1はaA(O
H)b-(c+1)又は水素原子であり、aAは、炭素数5又
は6の単糖Aが糖重合度aで縮合したものから水酸基を
除いた糖骨格であり、aは1以上、好ましくは1〜3の
数である。bはaAに結合可能な水酸基の総数、b−
(c+1)はaAに結合した水酸基の数、(c+1)は
aAに結合する水酸基の中で反応に関与する水酸基の数
である。この場合、(c+1)個の水酸基が反応に関与
しているということは、糖骨格に結合するb個の水酸基
のうちアノメリック炭素に結合する水酸基1個とアノメ
リック炭素以外の炭素に結合する水酸基c個、合計(c
+1)個の水酸基がY1、(OCOR1)及び(OCOR
2gとの結合に関与していることを意味し、Y1が水素
原子である場合にはY1はアノメリック炭素に結合した
水酸基部位には結合しない。なお、b≧c+1であり、
c+1は好ましくはbの15〜80%の数である。
【0015】また、Y1は−O−dG(OH)e-(f+1)
は水素原子であり、dGは、グリセリンGが重合度dで
縮合したものから水酸基を除いたグリセリン骨格を示
し、dは1以上の数、好ましくは1〜10の数であり、
eはdGに結合可能な水酸基の総数、e−(f+1)は
dGに結合した水酸基の数、f+1はdGに結合する水
酸基の中で反応に関与する水酸基の数である。この場
合、(f+1)個の水酸基が反応に関与しているという
ことは、グリセリン骨格に結合するe個の水酸基のうち
(f+1)個の水酸基がX1、(OCOR1)及び(OC
OR2)との結合に関与していることを意味する。な
お、e≧f+1であり、f+1は好ましくはeの15〜
80%の数である。
【0016】R1は、後述する脂肪酸に由来するもの
で、炭素数が2〜28、好ましくは2〜16のうち偶数
の脂肪族一価炭化水素基であり、例えばアルキル基、ア
ルケニル基等が挙げられ、具体的にはエチル基、ブチル
基、ヘキシル基、オクチル基、デシル基、デセニル基、
ドデシル基、ドデセニル基、テトラデシル基、テトラデ
セニル基、ヘキサデシル基、ヘキサデセニル基、オクタ
デシル基、オクタデセニル基などのアルキル基やアルケ
ニル基などが例示される。R2も後述する脂肪酸に由来
するもので、炭素数が1〜28、好ましくは2〜16の
脂肪族一価炭化水素基であり、この場合炭素数は奇数で
あっても偶数であってもよく、例えばアルキル基、アル
ケニル基等が挙げられ、具体的にはメチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、オクチル基、
デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、デセニル基、ウ
ンデセニル基、ドデセニル基、トリデシル基、テトラデ
シル基、ペンタデシル基、ペンタデセニル基、ヘキサデ
シル基、オクタデシル基、ノナデシル基、エイコシル
基、ヘンエイコシル基、ヘキサデセニル基、オクタデセ
ニル基、ノナデセニル基等が挙げられる。gはg=(c
+f)−1で0又は1以上の整数である。
【0017】このような一般式(1)で表される糖・グ
リセリルエステルとして具体的には、下記化合物等を例
示することができる。 モノグリセロール−D−グルコシド−モノトリデカノエ
イト モノグリセロ−ル−D−マンノシド−モノペンタデカノ
エイト モノグリセロール−D−ガラクトシド−モノヘプタデカ
ノエイト モノグリセロール−D−キシロシド−モノペンタデカノ
エイト モノグリセロール−D−フルクトシド−ジペンタデカノ
エイト モノグリセロール−トマルトシド−モノペンタデカノエ
イト モノグリセロール−D−グルコシド−モノトリデカノエ
イト モノグリセロール−D−マンノシド−モノペンタデカノ
エイト モノグリセロール−D−ガラクトシド−6−O−トリデ
カノエイト モノグリセロール−D−フルクトシド−6−O−ヘプタ
デカノエイト モノグリセロール−D−マルトシド−6−O−ペンタデ
カノエイト モノグリセロール−D−グルコシド−6−O−ペンタデ
カノエイト モノグリセロール−D−マンノシド−6−O−ペンタデ
カノエイト モノグリセロール−O−ガラクトシド−6−O−2−メ
チルテトラデカノエイト モノグリセロール−O−フルクトシド−6−O−ペンタ
デカノエイト モノグリセロール−D−マルトシド−6,6’−O−ジ
ペンタデカノエイト モノグリセロール−D−グルコシド−6−O−トリデカ
ノエイト モノグリセロール−D−グルコシド−6−O−ノナネイ
ト ヘプチル−O−マンノシド−6−O−ペンタデカノエイ
ト モノグリセロール−D−ガラクトシド−6−O−2−メ
チル−2−ドデカノエイト
【0018】なお、上記具体例では、アノマーの記載を
省略したが、α体、β体、及びα/βが任意の割合で含
まれる混合体であってもよい。また、具体例としてモノ
グリセロール誘導体を挙げたが、ジグリセロールなどの
ポリグリセロール類でもよい。更に、上記具体例では、
単糖の誘導体を挙げたが、二糖、三糖、又はそれ以上の
多糖類の誘導体であってもよい。また更に、上記具体例
では、モノエステル置換体を挙げたが、ジエステル体、
トリエステル体などのポリエステル置換体であってもよ
く、アルキルエステル置換体を挙げたが、アルケニルエ
ステル置換体であってもよい。
【0019】上記式(1)の糖・グリセリルエステル
は、例えば糖類とグリセロール類より糖グリセロールエ
ーテル類を調製した後、炭素数が奇数の脂肪酸類を反応
させることにより合成することができる。また、糖類と
炭素数が奇数のアシル基を有するグリセロール脂肪酸エ
ステルとを反応させることにより合成することもでき
る。また、糖・グリセロールエーテルと炭素数が奇数の
脂肪酸類とを反応させることにより合成することができ
る。
【0020】ここで、上記反応に使用する糖類として
は、例えば炭素数5又は6の単糖としてアラビノース、
リボース、キシロース、キシリロース、リブロース、グ
ルコース、ガラクトース、フルクトース、マンノース、
ソルボース、タロース、フコース、グルコヘプトース、
セドヘプツロース、マンノヘプツロース、グルコヘプツ
ロース等、オリゴ糖として蔗糖、マルトース、ラクトー
ス、トレハロース、セロビオース、イソマルトース、ゲ
ンチビオース、ラミナリビオース、キシロビオース、マ
ンノビオース、マルトトリオース、セロトリオース、マ
ンニノトリオース、マルトテトラオース、α、β、γ−
シクロデキストリン等、多糖類としてセルロース、ヘミ
セルロース、デンプン、イヌリン、デキストン、デキス
トラン、キシラン等を挙げることができる。
【0021】また、グリセロール類としては、グリセリ
ン重合度1〜20、特に1〜10のグリセリン及びポリ
グリセリンが好ましく、具体的にはグリセリン、ジグリ
セリン、トリグリセリン、テトラグリセリン、ペンタグ
リセリン、ヘキサグリセリン、ヘプタグリセリン、オク
タグリセリン、ノナグリセリン、デカグリセリンなどを
挙げることができる。また、前述のポリグリセリンとし
ては、構造異性体や環状縮合物なども使用できる。
【0022】更に、炭素数が奇数の脂肪酸類は、飽和脂
肪酸であっても不飽和脂肪酸であってもよく、不飽和脂
肪酸は複数の二重結合を含んでもよく、シス、トランス
などの構造異性体を含んでいてもよい。具体的には、プ
ロパン酸、ペンタン酸、ヘプタン酸、ノナン酸、ウンデ
カン酸、トリデカン酸、ペンタデカン酸、ヘプタデカン
酸、ノナデカン酸、ヘンイコサン酸、トリコサン酸、ペ
ンタコサン酸、ヘプタコサン酸、ナノコサン酸、ヘント
リアコンタン酸、トリトリアコンタン酸、トリメチルプ
ロパン酸、2−メチルデカン酸、2−メチルドデカン
酸、2−メチルテトラデカン酸、2−プロピルデカン
酸、2−メチルオクタデカン酸、2−プロピルオクタデ
カン酸、2−ブチル−2−エチルノナン酸、2−ペンテ
ン酸、2−ヘプテン酸、2−ノネン酸、9−ヘンデセン
酸、2−トリデセン酸、2−ペンタデセン酸、2−ヘプ
タデセン酸、2−メチル−2−ブテン酸、2−メチル−
2−ドデセン酸、プロピン酸、2−ペンチン酸、2−ヘ
プチン酸、8−トリデシン酸、2−ペンタデシン酸、2
−ヘプタデシン酸、2,4−ペンタジエン酸などが挙げ
られる。なお、上記脂肪酸類と炭素数1〜3の低級アル
コールとのエステル、グリセリンとのエステル、上記脂
肪酸類のハロゲン化物なども使用可能である。
【0023】まず、糖類とグリセロール類より糖グリセ
ロールエーテル類、例えばグリセリルグリコシド類を調
製する方法としては、化学的に酸触媒を用いる方法又は
生物化学的に酵素を触媒とする方法を用いることができ
る。
【0024】化学的に酸触媒を用いる方法としては、糖
類とグリセロール類とを好ましくはモル比で1/1〜1
/100、より好ましくは1/2〜1/10の割合で混
合し、必要に応じて有機溶媒を用い、酸触媒の存在下で
反応させることが好ましい。
【0025】この反応に使用する酸触媒としては、例え
ば塩酸、硫酸等の鉱酸、クエン酸、p−トルエンスルホ
ン酸等の有機酸、カチオン交換樹脂等の固体酸などを挙
げることができる。これら酸触媒の添加量は、糖類に対
して0.01〜10モル%、又は0.001〜10重量
%の範囲が好適である。
【0026】有機溶媒としては、例えばヘキサン、オク
タン等の炭化水素:ジグリム、1,4−ジオキサン、テ
トラヒドロフラン等のエーテル:t−ブタノール、t−
アミルアルコール、ジアセトンアルコール、イソプロパ
ノール等の炭素数が6未満の第2級又は第3級アルコー
ル:ピリジン、β−ピコリン、ジメチルホルムアミド、
アセトニトリル、サクシノニトリル、N−メチルアセト
アミド等の含窒素化合物等を用いることができる。反応
条件は適宜調整することができるが、80〜250℃、
好ましくは90〜180℃で減圧下で1〜10時間反応
させることが好適である。反応終了後は、反応液を中和
後、蒸留、抽出、カラムクロマトグラフィーなどによっ
て精製することにより、目的とする所定のグリコシドを
得ることができる。
【0027】また、生物化学的に酵素を触媒とする方法
としては、糖類とグリセロール類とをモル比で好ましく
は1/1〜1/100、より好ましくは1/2〜1/1
0の割合で混合し、反応溶媒として水又は水/有機溶媒
を用い、系内の水分量を制御しながら、pHは3〜1
1、特に4〜9で糖質加水分解酵素の存在下で反応させ
ることが好ましい。
【0028】上記糖質加水分解酵素としては、例えばα
−グルコシダーゼ、β−グルコシダーゼ、β−ガラクト
シダーゼ、β−フルクトフラノシダーゼ等のグリコシダ
ーゼを挙げることができ、これら糖質加水分解酵素は酵
素原体又は坦体に固体化させて反応に使用することが望
ましい。糖質加水分解酵素の添加量は、糖類に対して
0.01〜100重量%が好適である。
【0029】反応溶媒としては、水又は水とヘキサン、
オクタン等の炭化水素:ジグリム、1,4−ジオキサ
ン、テトラヒドロフラン等のエーテル:t−ブタノー
ル、t−アミルアルコール、ジアセトンアルコール、イ
ソプロパノール等の炭素数が6未満の第2級又は第3級
アルコール:ピリジン、β−ピコリン、ジメチルホルム
アミド、アセトニトリル、サクシノニトリル、N−メチ
ルアセトアミド等の含窒素化合物等の有機溶媒とを適宜
な割合で混合した混合溶媒が好ましく使用される。反応
条件は適宜調整することができるが、10〜100℃、
特に30〜70℃で1〜48時間反応させることが好適
である。反応終了後は、反応液から溶媒を留去し、蒸
留、抽出、カラムクロマトグラフィーなどによって精製
することにより、目的とする所定のグリセリルグリコシ
ド類を得ることができる。
【0030】次に、前記方法により糖類とグリセロール
類から得られたグリセリルグリコシド類を炭素数が奇数
の脂肪酸類と反応させることにより、式(1)で表され
る糖・グリセリルエステルを得ることができる。この合
成法としては、化学的に酸又は塩基触媒を用いる方法又
は生物化学的に酵素を触媒とする方法を用いることがで
きる。
【0031】化学的に酸又は塩基触媒を用いる方法とし
ては、グリセリルグリコシド類と奇数の炭素鎖長を有す
る脂肪酸類とをモル比で好ましくは50/1〜1/1、
より好ましくは10/1〜2/1、又は好ましくは1/
1〜1/50、より好ましくは1/2〜1/10の割合
で混合(仕込みのモル比をコントロールすることにより
エステル置換度を制御することができる)し、必要に応
じて有機溶媒を用い、酸触媒又は塩基触媒の存在下で反
応させることが望ましい。
【0032】上記酸触媒としては、例えば塩酸、硫酸、
p−トルエンスルホン酸、カチオン樹脂等が挙げられ
る。塩基触媒としては、例えば水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、アニオン交換樹脂等が挙げられる。酸触媒
又は塩基触媒の添加量は、糖類に対して0.01〜10
モル%、又は0.001〜10重量%が好ましい。
【0033】有機溶媒としては、DMSO、DMF、メ
チルピロリドン等が好ましく使用される。反応条件は適
宜調整することができるが、80〜250℃、特に90
〜180℃で減圧下で1〜10時間反応を行うことが望
ましい。反応終了後は、反応液を中和後、蒸留、抽出、
カラムクロマトグラフィーなどによって精製することに
より、目的とする式(1)で表される化合物を得ること
ができる。
【0034】また、生物化学的に酵素を触媒とする方法
としては、脂質加水分解酵素であるリパーゼを触媒とし
て用いて一般式(1)で表される化合物を調製すること
ができる。グリセリルグリコシド類と炭素数が奇数の脂
肪酸類とをモル比で好ましくは1/1〜1/100、よ
り好ましくは1/2〜1/10の割合で混合し、必要に
応じて有機溶媒を用い、リパーゼ等の触媒の存在下で反
応させることが好ましい。
【0035】上記反応において触媒としては、リパーゼ
が好適に用いられる。このリパーゼとしては、動植物、
微生物起源いずれのものも用いることができるが、供給
性を考慮して微生物起源のものが好ましく、かつ工業的
に使用するために耐熱性に優れたものが好ましい。ま
た、使用形態は特に限定されるものではなく酵素原体で
も坦体に固体化させてもよいが、工業的使用を考慮した
場合、固定化された形態のものが好ましい。このリパー
ゼを用いる方法は、モノエステル選択性に優れているこ
とから、モノエステル含有率の高い式(1)で表される
化合物の製造に適している。上記酵素の添加量は、グリ
コシド類に対して0.1〜50重量%が好ましい。
【0036】有機溶媒としては、例えばtert−ブタ
ノール、ヘキサン、ジアセチルアセトン、ピコリン、ピ
リジンなどを用いることができる。反応条件は適宜調整
することができるが、10〜100℃、特に30〜70
℃で1〜48時間反応を行うことが望ましい。反応終了
後は、上記化学的方法と同様にして、目的とする一般式
(1)で表される化合物を得ることができる。
【0037】更に、式(1)の糖・グリセリルエステル
を糖類と炭素数が奇数のアシル基を有するグリセロール
脂肪酸エステルとから合成する方法としては、化学的に
酸触媒を用いる方法又は生物化学的に酵素を触媒とする
方法を用いることができる。
【0038】化学的に酸触媒を用いる方法としては、糖
類とグリセロール脂肪酸エステルとをモル比で好ましく
は1/1〜1/100、より好ましくは1/2〜1/1
0で仕込み、上記糖類とグリセロール類との化学的反応
と同様にして反応を行うことにより、目的とする式
(1)の化合物を得ることができる。
【0039】また、生物化学的に酵素を触媒とする方法
としては、糖類とグリセロール脂肪酸エステルとをモル
比で好ましくは1/1〜1/100、より好ましくは1
/2〜1/10で仕込み、触媒として糖質加水分解酵素
であるグリコシダーゼを用いて、上記糖類とグリセロー
ル類との生物化学的反応と同様にして反応を行うことに
より、目的とする式(1)の化合物を得ることができ
る。
【0040】式(1)の糖・グリセリルエステルを糖グ
リセロールエーテル類と炭素数が奇数のアシル基を有す
る脂肪酸類とを反応させて合成する方法としては、化学
的に酸又は塩基触媒を用いる方法又は生物化学的に酵素
触媒を用いる方法を用いることができる。
【0041】化学的に酸又は塩基触媒を用いる方法とし
ては、糖グリセロールと炭素数が奇数のアシル基を有す
る脂肪酸類とをモル比で好ましくは50/1〜1/1、
より好ましくは10/1〜2/1、又は好ましくは1/
1〜1/50、より好ましくは1/2〜1/10で仕込
み、上記グリセリルグルコシド類と脂肪酸との化学的方
法と同様にして反応を行うことにより、目的とする式
(1)の化合物を得ることができる。
【0042】また、生物化学的に酵素を触媒とする方法
としては、糖グリセロールエーテル類と炭素数が奇数の
アシル基を有する脂肪酸類とをモル比で好ましくは1/
1〜1/100、より好ましくは1/2〜1/10で仕
込み、触媒として脂質加水分解酵素であるリパーゼを用
いて、上記グリセリルグルコシド類と脂肪酸との生物化
学的方法と同様にして反応を行うことにより、目的とす
る式(1)の化合物を得ることができる。
【0043】糖・グリセリルエーテル [X2−Y2]−[(OR3s−O−R4][(OR5s−O−R6t (2) [式中、X2はmA(OH)p-(u+1)又は水素原子を示
し、Y2は−O−nG(OH)q-(r+1)又は水素原子を示
す。mAは、炭素数5又は6の単糖Aが糖重合度mで縮
合したものからそれに含まれる水酸基を除いた糖骨格を
示し、mは1以上の数を示す。pは上記mAに結合可能
な水酸基の総数を示し、(OH)p-(u+1)は[p−(u
+1)]個(但しp≧u+1)の水酸基が上記糖骨格に
結合していることを示す。nGは、グリセリンGが重合
度n個で縮合したものからそれに含まれる水酸基を除い
たグリセリン骨格を示し、nは1以上の数を示す。qは
上記nGに結合可能な水酸基の総数を示し、(OH)
q-(r+1)は[q−(r+1)]個(但しq≧r+1)の
水酸基がグリセリン骨格に結合していることを示す。−
O−nG(OH)q-(r+1)は、nG(OH)q-(r+1)が酸
素原子を介してmAの上記水酸基結合可能部位に結合し
ていることを示す。また、m,nはm+n≧1を満足
し、X2とY2は同時に水素原子とはならない。
【0044】R3,R5はそれぞれ炭素数が2〜4の低級
アルキレン基を示し、sは0〜10である。R4は炭素
数が3〜29でかつ奇数である脂肪族一価炭化水素基を
示し、R6は炭素数が1〜29である脂肪族一価炭化水
素基を示し、(OR3s−O−R4は上記糖骨格の水酸
基結合可能部位又は上記グリセリン骨格の水酸基結合可
能部位に結合し、(OR5s−O−R6はt個が上記糖
骨格の水酸基結合可能部位及び/又は上記グリセリン骨
格の水酸基結合可能部位に結合していることを示す。但
し、t=(u+r)−1であり、tは0又は1以上の整
数である。]
【0045】上記式(2)において、X2はH又はmA
(OH)p-(u+1)であり、mAは、炭素数5又は6の単
糖Aが糖重合度mで縮合したものからそれに含まれる水
酸基を除いた糖骨格であり、mは1以上の数、好ましく
は1〜3である。pはmAに結合可能な水酸基の総数、
p−(u+1)はmAに結合した水酸基の数、(u+
1)はmAに結合する水酸基の中で反応に関与する水酸
基の数である。この場合、(u+1)個の水酸基が反応
に関与しているということは、糖骨格に結合するp個の
水酸基のうちY2基と結合する水酸基1個と、[−(O
3s−O−R4]又は[−(OR5s−O−R6t
うちのu個と反応する水酸基u個、合計(u+1)個の
水酸基がY2、[−(OR3s−O−R4]及び[−(O
5s−O−R6tとの結合に関与していることを意味
する。なお、p≧u+1であり、u+1は好ましくはp
の15〜80%の数である。
【0046】また、Y2はH又は−O−nG(OH)
q-(r+1)であり、nGはグリセリンGが重合度nで縮合
したものからそれに含まれる水酸基を除いたグリセリン
骨格であり、nは1以上の数、好ましくは1〜10の数
であるが、X2がHの場合はnは1以上の数であり、Y2
がHの場合はX2はmA(OH)p-(u+1)である。qはn
Gに結合可能な水酸基の総数、q−(r+1)はnGに
結合した水酸基の数、r+1はnGに結合する水酸基の
中で反応に関与する水酸基の数である。この場合、(r
+1)個の水酸基が反応に関与しているということは、
グリセリン骨格に結合するq個の水酸基のうち(r+
1)個の水酸基がX2、[−(OR3s−O−R4]及び
[−(OR5s−O−R6]との結合に関与しているこ
とを意味する。なお、q≧r+1であり、r+1は好ま
しくはqの15〜80%の数である。また、上記式
(2)において、−O−nG(OH)q-(r+1)は、nG
(OH)q-(r+1)が酸素原子を介してmAの水酸基結合
可能部位の炭素に結合していることを示す。
【0047】また、R3,R5はそれぞれ炭素数2〜4の
低級アルキレン基であり、例えばエチレン基、プロピレ
ン基、ブチレン基等が挙げられる。R4は炭素数が3〜
29、好ましくは3〜23のうちの奇数である脂肪族一
価炭化水素基であり、例えばアルキル基、アルケニル基
等が挙げられ、具体的にはプロピル基、ペンチル基、ヘ
プチル基、ヘプテニル基、ノニル基、ノネニル基、ウン
デシル基、ウンデセニル基、トリデシル基、トリデセニ
ル基、ペンタデシル基、ペンタデセニル基、ヘプタデシ
ル基、ヘプタデセニル基などのアルキル基やアルケニル
基などが例示される。R6は炭素数1〜29、好ましく
は3〜23の脂肪族一価炭化水素基であり、この場合炭
素数は奇数であっても偶数であってもよく、例えばアル
キル基、アルケニル基等が挙げられ、具体的にはメチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘ
キシル基、オクチル基、デシル基、ウンデシル基、ドデ
シル基、デセニル基、ウンデセニル基、ドデセニル基、
トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ペン
タデセニル基、ヘキサデシル基、オクタデシル基、ノナ
デシル基、エイコシル基、ヘンエイコシル基、ヘキサデ
セニル基、オクタデセニル基、ノナデセニル基等が挙げ
られる。
【0048】sは0〜10である。また、tは0又は1
以上の数であるが、t=(u+r)−1を満足する数で
ある。なお、[−(OR3s−O−R4]及び[−(O
5s−O−R6tは、それぞれが[X2−Y2]の水酸
基結合可能部位の炭素に結合していることを示すもので
ある。
【0049】このような一般式(2)で表される糖・グ
リセリルエーテルとして具体的には、下記化合物等を挙
げることができる。グリセロール糖アルキルエーテル: モノグリセロール−D−グルコシド−モノトリデシルエ
ーテル モノグリセロール−D−グルコシド−6−O−ペンタデ
シルエーテル モノグリセロール−D−グルコシド−6−O−トリデシ
ルエーテル モノグリセロールーD−グルコシド−6−O−ノニルエ
ーテル モノグリセロール−D−マンノシド−モノペンタデシル
エーテル モノグリセロール−D−マンノシド−6−O−ペンタデ
シルエーテル モノグリセロール−D−ガラクトシド−モノヘプタデシ
ルエーテル モノグリセロール−D−ガラクトシドー6−O−トリデ
シルエーテル モノグリセロール−D−ガラクトシド−6−O−2−メ
チルテトラデシルエーテル モノグリセロール−D−ガラクトシド−6−O−2−メ
チル−2−ドデシルエーテル モノグリセロール−D−キシロシド−モノペンタデシル
エーテル モノグリセロール−D−フルクトシド−ジペンタデシル
エーテル モノグリセロール−D−フルクトシド−6−O−ヘプタ
デシルエーテル モノグリセロール−D−フルクトシド−6−O−ペンタ
デシルエーテル モノグリセロール−D−マルトシド−モノペンタデシル
エーテル モノグリセロール−D−マルトシドー6−O−ペンタデ
シルエーテル モノグリセロール−D−マルトシド−6,6’−O−ジ
ペンタデシルエーテル 糖グリセロールアルキルエーテル: 1−O−ペンタデシルグリセリル−D−グルコシド 1−O−ペンタデシルグリセリル−D−フルクトシド 1−O−ペンタデシルグリセリル−D−ガラクトシド 糖アルキルエーテル: モノペンタデシル−D−マンノシド モノペンタデシル−D−グルコシド モノペンタデシル−D−ガラクトシド モノペンタデシル−D−マルトシド モノペンタデシル−D−フルクトシド モノトリデシル−D−マンノシド モノトリデシル−D−グルコシド モノトリデシル−D−ガラクトシド モノトリデシル−D−マルトシド モノトリデシル−D−フルクトシド アルキルグリセロールエーテル: 1−O−nモノペンタデシルグリセロール 1−O−nモノペンタデシルジグリセロール 1−O−nモノペンタデシルトリグリセロール
【0050】なお、上記具体例では、単糖置換体を中心
に挙げたが、シュークロース等の二糖、三糖、四糖など
のオリゴ糖、更には多糖置換体であってもよく、また、
上記ではアノマーの記載を省略したが、α体、β体、及
びα/βが任意の割合で含まれる混合体であってもよ
い。
【0051】更に、上記具体例では、モノアルキル置換
体を挙げたが、ジアルキル置換体、トリアルキル置換体
等のアルキル置換体、モノアルケニル置換体、ジアルケ
ニル置換体、トリアルケニル置換体等のアルケニル置換
体などのエーテル置換体であってもよい。
【0052】上記したように式(2)の糖・グリセリル
エーテルとしては、糖グリセロールアルキルエーテル、
糖アルキルエーテル、アルキルグリセロールエーテル等
が挙げられるが、これらは下記方法により製造すること
ができる。
【0053】即ち、例えば一般式(2)の糖・グリセリ
ルエーテルのうち炭素数が奇数個のアルキル基を有する
糖グリセロールアルキルエーテルは、糖類と炭素数が奇
数個のアルキル基を有するアルキルグリセロールエーテ
ル類又はアルキルポリグリセロールエーテル類とを反応
させることにより合成することができる。更に、糖類と
グリセロール又はポリグリセロール類とから糖グリセロ
ール類を調製した後、これに炭素数が奇数個のアルキル
基を有するアルキルグリシジルエーテル類を反応させる
ことによっても合成することができる。
【0054】また、上記式(2)の糖・グリセリルエー
テルのうち糖アルキルエーテルは、奇数の炭素鎖長を有
するアルコール類に糖類を反応させることにより、更
に、アルキルグリセロールエーテルは、エピクロルヒド
リンと奇数の炭素鎖長を有するアルコール類とを反応さ
せることにより合成することができる。
【0055】ここで、糖類としては、例えば炭素数5又
は6の単糖としてアラビノース、リボース、キシロー
ス、キシリロース、リブロース、グルコース、ガラクト
ース、フルクトース、マンノース、ソルボース、タロー
ス、フコース、グルコヘプトース、セドヘプツロース、
マンノヘプツロース、グルコヘプツロース等を、オリゴ
糖として蔗糖、マルトース、ラクトース、トレハロー
ス、セロビオース、イソマルトース、ゲンチビオース、
ラミナリビオース、キシロビオース、マンノビオース、
マルトトリオース、セロトリオース、マンニノトリオー
ス、マルトテトラオース、α、β、γ−シクロデキスト
リン等を、多糖類としてセルロース、ヘミセルロース、
デンプン、イヌリン、デキストン、デキストラン、キシ
ラン等を挙げることができる。
【0056】また、グリセロール類としては、グリセリ
ン重合度1〜20、特に1〜10のグリセリン及びポリ
グリセリンが好ましく、具体的にはグリセリン、ジグリ
セリン、トリグリセリン、テトラグリセリン、ペンタグ
リセリン、ヘキサグリセリン、ヘプタグリセリン、オク
タグリセリン、ノナグリセリン、デカグリセリンなどを
挙げることができる。また、前述のポリグリセリンとし
ては、上記の構造異性体や環状縮合物なども使用でき
る。
【0057】具体的合成法として糖類とアルキル(ポ
リ)グリセロールエーテル類より上記式(2)の糖・グ
リセリルエーテルを合成するには、化学的に酸触媒を用
いる方法又は生物化学的に酵素を触媒とする方法を用い
ることができる。
【0058】ここで、糖類としては、所望の上記炭素数
5又は6の単糖、オリゴ糖、多糖等を用いることができ
る。また、アルキル(ポリ)グリセロールエーテル類と
しては、後述するように上記モノ又はポリグリセロール
と所望のアルコールとを反応させてエーテル結合させる
ことにより調製したものを使用することができる。
【0059】化学的に酸触媒を用いる方法では、糖類と
アルキル(ポリ)グリセロールエーテル類とをモル比で
好ましくは1/1〜1/100、より好ましくは1/2
〜1/10の割合で混合し、必要に応じて有機溶媒を用
い、酸触媒の存在下で反応させることが好ましい。
【0060】この反応に使用する酸触媒としては、例え
ば塩酸、硫酸等の鉱酸、クエン酸、p−トルエンスルホ
ン酸等の有機酸、カチオン交換樹脂等の固体酸などを挙
げることができる。これら触媒の添加量は、糖類に対し
て0.01〜10モル%、又は0.001〜10重量%
の範囲が好適である。
【0061】有機溶媒としては、例えばDMSO、DM
F、メチルピロリドン等を用いることができる。反応条
件は適宜調整することができるが、80〜250℃、特
に90〜180℃の減圧下で1〜10時間反応させるこ
とが好適である。反応終了後は、反応液を中和後、蒸
留、抽出、カラムクロマトグラフィーなどによって精製
することにより、目的とする所定のグリコシドを得るこ
とができる。
【0062】また、生物化学的に酵素を触媒とする方法
では、糖類とアルキル(ポリ)グリセロールエーテル類
とをモル比で好ましくは1/1〜1/100、より好ま
しくは1/2〜1/10の割合で混合し、反応溶媒とし
て水又は水/有機溶媒を用い、系内の水分量を制御しな
がら、pH3〜11、特に4〜9で糖質加水分解酵素の
存在下で反応させることが好ましい。
【0063】上記糖質加水分解酵素としては、例えばα
−グルコシダーゼ、β−グルコシダーゼ、β−ガラクト
シダーゼ、β−フルクトフラノシダーゼ等を挙げること
ができ、これら糖質加水分解酵素は酵素原体又は坦体に
固体化させて反応に使用することが望ましい。糖質加水
分解酵素の添加量は、糖類に対して0.01〜100重
量%、特に0.01〜100重量%が好適である。
【0064】反応溶媒としては、水又は水とヘキサン、
オクタン等の炭化水素:ジグリム、1,4−ジオキサ
ン、テトラヒドロフラン等のエーテル:t−ブタノー
ル、t−アミルアルコール、ジアセトンアルコール、イ
ソプロパノール等の炭素数が6未満の第2級又は第3級
アルコール:ピリジン、β−ピコリン、ジメチルホルム
アミド、アセトニトリル、サクシノニトリル、N−メチ
ルアセトアミド等の含窒素化合物等の有機溶媒とを適宜
な割合で混合した混合溶媒が好ましく使用される。反応
条件は適宜調整できるが、10〜100℃、特に30〜
70℃で1〜48時間反応させることが好適である。反
応終了後は、反応液から溶媒を留去し、蒸留、抽出、カ
ラムクロマトグラフィーなどによって精製することによ
り、所定のグリセログリコシド類を得ることができる。
【0065】また、上記式(2)の糖・グリセリルエー
テルのうち糖アルキルエーテルは、炭素数が奇数のアル
コールに糖を反応させることにより合成でき、具体的に
は炭素数が奇数のアルコールと糖類とをモル比で好まし
くは1/1〜1/100、より好ましくは1/2〜1/
10の割合で混合し、必要に応じて有機溶媒を用い、酸
触媒の存在下で反応させることが好ましい。なお、使用
する酸触媒、有機溶媒、反応条件は、上記化学的に酸触
媒を用いた方法と同様とすることができる。
【0066】更に、上記式(2)の糖・グリセリルエー
テルのうちアルキルモノグリセロールエーテルは、エピ
クロルヒドリンと炭素数が奇数のアルコール類とを反応
させてエーテル結合させることにより合成することがで
きる。具体的にはエピクロルヒドリンと奇数の炭素鎖長
を有するアルコール類とをモル比で好ましくは1/1〜
1/5、より好ましくは1/1.8〜1/2.5の割合
で混合し、必要に応じて有機溶媒を用い、触媒の存在下
で反応させることが好ましい。
【0067】また、アルキルポリグリセロールエーテル
は、特開昭57−197235号公報等の方法でグリセ
リン誘導体とグリシジルエーテルとを反応させることに
より合成することができる。
【0068】なお、上記した糖・グリセリルエーテル以
外の一般式(2)の糖・グリセリルエーテルも所望の原
料化合物を用いて上記と同様の方法で合成することがで
きる。
【0069】グリセリドサルフェート7COO(C36O)OSO3 (3) [式中、R7は炭素数が2〜28でかつ偶数個の脂肪族
一価炭化水素基であり、Mはアルカリ金属、アルカリ土
類金属、アンモニウム基、アルキルアンモニウム基又は
アルカノールアミン基である。]
【0070】この場合、このグリセリドサルフェートと
しては、特に下記式(3a)で示されるものが好まし
い。
【0071】
【化1】 (式中、R7、Mは上記と同様の意味を示す。)
【0072】上記式(3)、(3a)において、R7
炭素数が2〜28のうちの偶数の脂肪族一価炭化水素基
であり、炭素数が8〜18、特に12〜16のアルキル
基、アルケニル基等が好適である。
【0073】このようなグリセリドとしては、例えばプ
ロパン酸グリセリド、ペンタン酸グリセリド、ヘプタン
酸グリセリド、ノナン酸グリセリド、ウンデカン酸グリ
セリド、トリデカン酸グリセリド、ペンタデカン酸グリ
セリド、ヘプタデカン酸グリセリド、ノナデカン酸グリ
セリド、ヘンイコサン酸グリセリド、トリコサン酸グリ
セリド、ペンタコサン酸グリセリド、ヘプタコサン酸グ
リセリド、ノナコサン酸グリセリドなどを用いることが
できる。
【0074】Mとしては、例えばナトリウム、カリウム
等のアルカリ金属、カルシウム等のアルカリ土類金属、
アンモニウム基、メチルアンモニウム、エチルアンモニ
ウム等のアルキルアンモニウム基、トリエタノールアミ
ン基、トリイソプロパノールアミン基等のアルカノール
アミン基などが挙げられるが、特にアルカノールアミン
基が好適である。
【0075】上記のモノグリセリド硫酸エステル塩とし
ては、モノペンタデカン酸グリセリド硫酸エステルトリ
エタノールアミン塩、モノペンタデカン酸グリセリド硫
酸エステルトリイソプロパノールアミン塩が好適であ
る。
【0076】上記のモノグリセリド硫酸エステル塩は、
例えば10〜60℃でモノグリセリドと硫酸化剤とを反
応させ、次いで塩基性物質で中和する方法(特開平6−
306041号公報記載)や低級アルコール硫酸エステ
ルを用いて硫酸化する方法(特開平9−27275号公
報記載)などにより合成することができる。
【0077】グリセリルエーテルサルフェート8O(C36O)OSO3 (4) [式中、R8は炭素数が3〜29でかつ奇数個の脂肪族
一価炭化水素基であり、Mはアルカリ金属、アルカリ土
類金属、アンモニウム基、アルキルアンモニウム基又は
アルカノールアミン基である。]
【0078】この場合、このグリセリルエーテルサルフ
ェートとしては、特に下記式(4a)で示されるものが
好ましい。
【0079】
【化2】 (式中、R8、Mは上記と同様の意味を示す。)
【0080】上記式(4)、(4a)において、R8
炭素数が3〜29のうちの奇数の脂肪族一価炭化水素基
であり、炭素数が9〜19、特に13〜17のアルキル
基、アルケニル基等が好適である。
【0081】このようなアルキルグリセリルエーテルと
しては、例えばプロピルグリセリルエーテル、ペンチル
グリセリルエーテル、ヘプチルグリセリルエーテル、ノ
ニルグリセリルエーテル、ウンデシルグリセリルエーテ
ル、トリデシルグリセリルエーテル、ペンタデシルグリ
セリルエーテル、ヘプタデシルグリセリルエーテル、ノ
ナデシルグリセリルエーテル、ヘンイコサングリセリル
エーテル、トリコサングリセリルエーテル、ペンタコサ
ングリセリルエーテル、ヘプタコサングリセリルエーテ
ル、ノナコサングリセリルエーテルなどを用いることが
できる。
【0082】Mとしては、例えばナトリウム、カリウム
等のアルカリ金属、カルシウム等のアルカリ土類金属、
アンモニウム基、メチルアンモニウム、エチルアンモニ
ウム等のアルキルアンモニウム基、トリエタノールアミ
ン基、トリイソプロパノールアミン基等のアルカノール
アミン基などが挙げられるが、特にアルカノールアミン
基が好適である。
【0083】上記のモノアルキルグリセリルエーテル硫
酸エステル塩としては、モノペンタデシルグリセリルエ
ーテル硫酸エステルトリエタノールアミン塩、モノペン
タデシルグリセリルエーテル硫酸エステルトリイソプロ
パノールアミン塩が好適である。
【0084】上記のモノアルキルグリセリルエーテル硫
酸エステル塩は、例えばSO3やクロロスルホン酸を反
応させ、次いで塩基性物質で中和する方法(特公昭59
−15159号公報記載)や低級アルコール硫酸エステ
ルを用いて硫酸化する方法(特開平9−27275号公
報記載)などにより合成することができる。
【0085】なお、アルコールを硫酸エステル金属塩や
アミン塩にすることにより水溶性を向上できることは以
前より知られているが、通常、長鎖アルコールの硫酸エ
ステル塩は皮膚に対するマイルド性が低いものであっ
た。モノグリセリドの硫酸化により得ることができるモ
ノグリセリド硫酸エステル塩、モノアルキルグリセリル
エーテルの硫酸化により得ることができるモノアルキル
グリセリルエーテル硫酸エステル塩は低刺激性であり、
シャンプー組成物(特開平6−279242号公報、特
開平9−124447号公報)やヘアーコンディショニ
ング剤組成物(特開平6−298627号公報)に用い
られている。これに対して、モノグリセリド硫酸エステ
ル塩の中でも特に分子中に炭素数が奇数個のアシル基を
有する上記一般式(3)のグリセリドサルフェート、及
びモノアルキルグリセリルエーテル硫酸エステル塩の中
でも特に分子中に炭素数が奇数個のアルキル基を有する
上記一般式(4)のグリセリルエーテルサルフェート
は、意外にも優れた養毛・育毛効果を発揮し、養毛剤の
有効成分として極めて有効であり、またエタノールや含
水エタノール、更には水等の溶媒に対する溶解性に優
れ、低温安定性も良好で、種々の配合組成中で添加剤を
加えることなく安定配合が可能であり、しかも頭皮に対
するべたつき感がなく、マイルド性を保持し得、使用感
にも優れたものである。
【0086】本発明の養毛剤は、上記式(1)の糖・グ
リセリルエステル、式(2)の糖・グリセリルエーテ
ル、式(3)のグリセリドサルフェート、及び式(4)
のグリセリルエーテルサルフェートの1種又は2種以上
を有効成分として含有するもので、通常、この有効成分
を水、エタノール、含水エタノール等の溶媒に溶解して
調製される。この場合、養毛剤中の上記有効成分の配合
量は有効量、特に製剤全体の0.1〜30重量%、特に
1〜10重量%とすることが好ましい。配合量が0.1
重量%に満たないと満足な配合効果が得られない場合が
ある。
【0087】本発明の養毛剤は、種々の形態で用いるこ
とができ、例えば常法に従って養毛料、ヘアトニック、
ヘアローション、ヘアリキッド等の毛髪用化粧料などと
して好適に使用することができる。
【0088】この場合、毛髪用化粧料としては、本発明
の有効成分の他、補助成分として慣用の種々のもの、例
えば多価アルコール、界面活性剤、油脂類などを配合し
得、更に薬効成分としてビタミン類、ホルモン類、血管
拡張剤、アミノ酸類、抗炎症剤、皮膚機能促進剤、角質
溶解剤、保湿剤など既知の養毛剤成分をも同時に配合し
得る。なお、これら任意成分の配合量は、本発明の効果
を妨げない範囲で通常量とすることができる。
【0089】
【発明の効果】本発明の養毛剤は、養毛・育毛効果に優
れている上、可溶化剤等の添加剤を加えることなく単独
でエタノール、含水エタノール、水等の溶媒中で安定配
合が可能であり、低温安定性(保存性)にも優れ、しか
もべたつき感や頭皮に対するマイルド感が大幅に改良さ
れ、使用感も非常に良好である。従って、本発明養毛剤
は、各種毛髪用化粧料等に配合して好適に使用すること
ができる。
【0090】
【実施例】以下、合成例、実施例及び比較例、処方例を
示して本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の例
に制限されるものではない。なお、下記の例において%
はいずれも重量%である。また、下記例における評価項
目及びその評価方法、基準は下記の通りである。 育毛効果の評価:体重約2.5kgのニュージーランド
ホワイト種雄ウサギ6乃至8羽を1群として、背部を除
毛し、休止期にあたるウサギのみを実験に供した。休止
期にあたるものの除毛した背部に被験試料を各0.2m
lずつ、週2回、30日乃至60日間塗布し、休止期毛
が成長期毛に変換するのに要する日数(促進日数)を調
べた。なお、促進日数とは、被験物質を含まないエタノ
ールを塗布した場合に比べて、休止期毛から成長期毛へ
の変換が何日間促進されたかを示すものである。 保存安定性の評価:被試験試料約50gを透明ガラスび
んに取り、25℃、−5℃の恒温機に保存して1ヵ月経
日後、白濁又は結晶析出の有無を下記基準で目視判定し
た。 ○…透明 △…微量の結晶析出 ×…白濁又は結晶析出 使用感触の評価: べたつき感:被験者12名で被験試料5gを掌にとり、
頭皮に直接塗布し、べたつき感の有無について下記基準
で評価した。 ○…被験者8〜12名がべたつき感を感じなかった。 △…被験者4〜7名がべたつき感を感じなかった。 ×…被験者0〜3名がべたつき感を感じなかった。 マイルド感:被験者12名で被験試料5gを掌にとり、
頭皮に直接塗布し、頭皮に対するマイルド感について下
記基準で評価した。 ○…被験者8〜12名がマイルド感を感じた。 △…被験者4〜7名がマイルド感を感じた。 ×…被験者0〜3名がマイルド感を感じた。
【0091】[合成例1]グリセリル−α/β−D−グ
ルコシド−モノトリデカノエイトの合成 グリセリル−α/β−D−グルコシド254g(1モ
ル)、n−トリデカン酸メチル22.8g(0.1モ
ル)に水酸化ナトリウム0.2g(0.005モル)を
加え、150℃、減圧下(30torr)で5時間反応
させた。反応液に希塩酸を加え、中和した。反応液の一
部をGC分析した結果、モノエステル/ジエステルの比
率は9/1であった。反応液をメチルイソブチルケトン
/水にて抽出後、シリカゲルを用いたカラムクロマトグ
ラフィーで、溶離液としてクロロホルム/メタノールを
用いて分離すると、グリセリル−α/β−D−グルコシ
ド−モノトリデカノエイトが36.0g、収率80%で
得られた。得られた化合物をNMR分析した結果、アシ
ル基が非選択的に導入されていることが確認された。
【0092】[合成例2]グリセリル−α/β−D−マ
ンノシド−モノペンタデカノエイトの合成 グリセリル−α/β−D−マンノシド254g(1モ
ル)とn−ペンタデカン酸121g(0.5モル)をジ
アセトンアルコール300mlに加え、ついで固定化リ
パーゼsp−435(ノボ社製)を1.9g加えた後、
70℃、減圧下(30torr)で10時間反応させ
た。反応後、反応液を濾過して酵素を回収し、濾液をロ
ータリーエバポレーターにて濃縮し、溶媒を除去した。
この残渣をシリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィ
ーで、溶離液としてクロロホルム/メタノールを用いて
分離すると、グリセリル−α/β−D−マンノシド−モ
ノペンタデカノエイトが229g、収率96%で得られ
た。得られた化合物をNMR分析した結果、α−メチル
−D−マンノシド−6−O−ペンタデカノエイトである
ことが確認された。
【0093】[合成例3]ウンデカノイルグリセロ−β
−マンノシドの合成 モノウンデカノイルグリセロール260g(1モル)、
マンノース18g(0.1モル)に0.2gのβ−グル
コシダーゼを加え、35℃、pH6で24時間反応させ
た。反応後、反応液を濾過して酵素を回収し、濾液中の
生成物を抽出、カラムクロマトグラフィーなどにより精
製したところ、ウンデカノイルグリセロ−β−D−マン
ノシドが13g、収率50%で得られた。
【0094】[合成例4]ジグリセロールモノペンタデ
カノエートの合成 ジグリセロール176g(1モル)、n−ペンタデカン
酸メチル25.6g(0.1モル)に水酸化ナトリウム
0.2g(0.005モル)を加え、150℃、減圧下
(30torr)で5時間反応させた。反応液に希塩酸
を加え、中和した。反応液の一部をGC分析した結果、
モノエステル/ジエステルの比率は9/1であった。反
応液をメチルイソブチルケトン/水にて抽出後、シリカ
ゲルを用いたカラムクロマトグラフィーで、溶離液とし
てクロロホルム/メタノールを用いて分離すると、ジグ
リセロールモノペンタデカノエートが36.0g、収率
80%で得られた。得られた化合物をNMR分析した結
果、アシル基が非選択的に導入されていることが確認さ
れた。
【0095】[実施例1〜15、比較例1〜5]養毛剤
として、表1、2に示すように合成例1〜4で得られた
糖・グリセリルエステル、更には合成例と同様にして製
造した他の糖・グリセリルエステルのエタノール溶液、
含水エタノール溶液を調製し、上記の評価を行った。結
果を表1、2に示す。
【0096】
【表1】
【0097】
【表2】
【0098】 [処方例1]養毛料 モノグリセリル−α/β−D−グルコシド −モノトリデカノエイト 3% 酢酸dl−α−トコフェロール 0.2 ジカプリル酸ピリドキシン 0.1 パントテニルアルコール 0.5 エチニルエストラジオール 0.0004 サフラワー油 0.5 感光素301号 0.005 ビオチン 0.05 センブリ抽出ぺースト 0.01 スウェルチノーゲン 0.01 ヒノキチオール 0.1 コハク酸 0.3 香料 0.5 99.5%エタノール 70精製水 残部 計 100.0%
【0099】 [処方例2]ヘアートニック モノグリセリル−α/β−D−グルコシド −6−O−ウンデカノエイト 1.2% クロルキシレノール 0.1 ニコチン酸ベンジル 0.001 l−メントール 0.1 グリチルリチン酸モノアンモニウム 0.1 香料 0.5 99.5%エタノール 70精製水 残部 計 100.0%
【0100】 [処方例3]ヘアリキッド ポリオキシプロピレン(50)グリセリルエーテル 20% モノグリセロール−α/β−D−ガラクトシド −6−O−トリデカノエイト 1 サリチル酸ナトリウム 0.1 イソプロピルメチルフェノール 0.1 アロエ抽出液 0.1 カンショウコウ油 0.05 香料 0.5 99.5%エタノール 55精製水 残部 計 100.0%
【0101】上記処方例1〜3の毛髪用化粧料を調製し
たところ、いずれも養毛・育毛効果、低温安定性、使用
感触に優れていた。
【0102】[合成例5]1−O−n−ペンタデシル−
グリセリルエーテルの合成 ペンタデカノール45.6gをヘキサン60mlに溶解
し、そこへ35mlの精製水、水酸化ナトリウム32g
とテトラブチルアンモニウムブロマイド3.2gを加
え、完全に溶解させた。これを30℃を維持しつつ激し
く撹拌しながらエピクロルヒドリン37gを30分で滴
下した後、50℃で3時間反応させた。
【0103】常法に従いヘキサンで抽出した後、溶媒を
留去し、粗ペンタデシルグリシジルエーテルを得た。こ
の粗ペンタデシルグリシジルエーテルを特開平9−12
4532号公報記載の方法で加水分解し、常法に従い酢
酸エチルで抽出した後に蒸留して、1−O−n−ペンタ
デシル−グリセリルエーテル45.0gを得た(収率7
5%)。
【0104】[合成例6]1−O−n−ペンタデシル−
ジグリセロールの合成 ソルケタール66gに水酸化ナトリウム1gを加え、1
20℃に加温した。そこヘペンタデカシルグリシジルエ
ーテル28.4gを30分かけて滴下し、1時間反応さ
せた。冷却してから酢酸エチルを用いて常法に従って抽
出し、溶媒を留去した後にジオキサン/精製水=1/1
の混合溶媒200ml中、p−トルエンスルホン酸1g
を用いて脱アセトナイド反応を行い、酢酸エチルを用い
て常法に従って抽出し、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィーを用いて1−O−n−ペンタデシル−ジグリセロ
ール32gを得た(収率85%)。
【0105】[合成例7]1−O−n−ペンタデシルグ
リセロ−D−グルコピラノシドの合成 合成例5で調製した1−O−n−ペンタデシルグリセロ
ール18.7g(0.062モル)及び10%硫酸0.
002gを加えた後、撹拌下に水を減圧留去した。次
に、グルコース2.0g(0.011モル)をフラスコ
に加え、120℃、30mmHgの条件下で撹拌しなが
ら2時間反応を行った。得られた反応生成液は無色であ
った。
【0106】次に、反応生成液中の硫酸を1%のNaO
H水溶液で中和後、減圧下において水を留去し、次いで
薄膜蒸留装置で過剰の1−O−n−ペンタデシルグリセ
ロールを留去して、無色でかつ無臭の固体5.0gを得
た。この固体は、1−O−n−ペンタデカシルグリセロ
−D−グルコピラノシド80.3%を含有するグルコシ
ド混合物であった。これをシリカゲルを用いたカラムク
ロマトグラフィーにより溶離液としてクロロホルム/メ
タノールを用いて分離すると、1−O−n−ペンタデシ
ルグリセロ−D−グルコピラノシドが3.1g、収率6
0%で得られた。
【0107】[合成例8]ペンタデシル−D−グルコピ
ラノシドの合成 ペンタデカノール14.1g(0.062モル)及び1
0%硫酸0.002gを加えた後、撹拌下に水を減圧留
去した。次に、グルコース2.0g(0.011モル)
をフラスコに加え、120℃、30mmHgの条件下で
撹拌しながら2時間反応を行った。得られた反応生成液
は無色であった。
【0108】次に、反応生成液中の硫酸を1%のNaO
H水溶液で中和後、減圧下において水を留去し、次いで
薄膜蒸留装置で過剰のペンタデカノールを留去して、無
色かつ無臭の固体4.2gを得た。この固体は、ペンタ
デシル−D−グルコピラノシド79.1%を含有するグ
ルコシド混合物であった。これをシリカゲルを用いたカ
ラムクロマトグラフィーにより溶離液としてクロロホル
ム/メタノールを用いて分離すると、ペンタデシル−D
−グルコピラノシドが2.3g、収率62%で得られ
た。
【0109】[実施例16〜42、比較例6〜9]養毛
剤として、表3〜6に示すように合成例5〜8で得られ
た糖・グリセリルエーテル、更には合成例と同様にして
製造した他の糖・グリセリルエーテルのエタノール溶
液、含水エタノール溶液を調製し、上記の評価を行っ
た。結果を表3〜6に示す。
【0110】
【表3】
【0111】
【表4】
【0112】
【表5】
【0113】
【表6】
【0114】 [処方例4]養毛料 1−O−n−ペンタデシルグリセロ−D−グルコシド 3% 酢酸d1−α−トコフェロール 0.2 ジカプリル酸ピリドキシン 0.1 パントテニルアルコール 0.5 エチニルエストラジオール 0.0004 サフラワー油 0.5 感光素301号 0.005 ビオチン 0.05 センブリ抽出ぺースト 0.01 スウェルチノーゲン 0.01 ヒノキチオール 0.1 コハク酸 0.3 香料 0.5 99.5%エタノール 70精製水 残部 計 100.0%
【0115】 [処方例5]ヘアートニック 1−O−n−ウンデシルグリセロ−D−グルコシド 1.2% クロルキシレノール 0.1 ニコチン酸ベンジル 0.001 l−メントール 0.1 グリチルリチン酸モノアンモニウム 0.1 香料 0.5 99.5%エタノール 70精製水 残部 計 100.0%
【0116】 [処方例6]ヘアーリキッド ポリオキシプロピレン(50)グリセリルエーテル 20% 1−O−n−ペンタデシルグリセロ−D−ガラクシド 1 サリチル酸ナトリウム 0.1 イソプロピルメチルフェノール 0.1 アロエ抽出液 0.1 カンショウコウ油 0.05 香料 0.5 99.5%エタノール 55精製水 残部 計 100.0%
【0117】上記処方例4〜6に示す成分組成の各種毛
髪用化粧料を調製したところ、いずれも養毛・育毛効
果、低温安定性、使用感触に優れていた。
【0118】[実施例43〜52、比較例10〜13]
養毛剤として、表7、8に示す成分のエタノール溶液又
は含水エタノール溶液を調製し、上記の評価を行った。
結果を表7、8に示す。
【0119】
【表7】
【0120】
【表8】
【0121】 [処方例7]養毛料 モノペンタデカン酸グリセリド硫酸エステル イソプロパノールアミン塩 3% 酢酸dl−α−トコフェロール 0.2 ジカプリル酸ピリドキシン 0.1 パントテニルアルコール 0.5 エチニルエストラジオール 0.0004 サフラワー油 0.5 感光素301号 0.005 ビオチン 0.05 センブリ抽出ぺースト 0.01 スウェルチノーゲン 0.01 ヒノキチオール 0.1 コハク酸 0.3 香料 0.5 99.5%エタノール 70精製水 残部 計 100.0%
【0122】 [処方例8]ヘアートニック モノペンタデカン酸グリセリド硫酸 エステルトリイソプロパノールアミン塩 1.2% クロルキシレノール 0.1 ニコチン酸ベンジル 0.001 l−メントール 0.1 グリチルリチン酸モノアンモニウム 0.1 香料 0.5 99.5%エタノール 70精製水 残部 計 100.0%
【0123】 [処方例9]ヘアリキッド ポリオキシプロピレン(50)グリセリルエーテル 20% モノペンタデカン酸グリセリド硫酸エステル トリイソプロパノールアミン塩 1 サリチル酸ナトリウム 0.1 イソプロピルメチルフェノール 0.1 アロエ抽出液 0.1 カンショウコウ油 0.05 香料 0.5 99.5%エタノール 55精製水 残部 計 100.0%
【0124】上記成分組成の各種毛髪用化粧料を調製し
たところ、いずれも養毛・育毛効果、低温安定性、使用
感触(べたつき感、マイルド性)に優れていた。
【0125】[実施例53〜62]養毛剤として、表9
に示す成分のエタノール溶液又は含水エタノール溶液を
調製し、上記の評価を行った。結果を表9に示す。
【0126】
【表9】
【0127】 [処方例10]養毛料 モノペンタデシルグリセリルエーテル硫酸エステル トリイソプロパノールアミン塩 3% 酢酸dl−α−トコフェロール 0.2 ジカプリル酸ピリドキシン 0.1 パントテニルアルコール 0.5 エチニルエストラジオール 0.0004 サフラワー油 0.5 感光素301号 0.005 ビオチン 0.05 センブリ抽出ぺースト 0.01 スウェルチノーゲン 0.01 ヒノキチオール 0.1 コハク酸 0.3 香料 0.5 99.5%エタノール 70精製水 残部 計 100.0%
【0128】上記成分組成の養毛料を調製したところ、
養毛・育毛効果、低温安定性、使用感触(べたつき感、
マイルド性)に優れていた。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年10月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】このような一般式(1)で表される糖・グ
リセリルエステルとして具体的には、下記化合物等を例
示することができる。 モノグリセロール−D−グルコシド−モノトリデカノエ
イト モノグリセロール−D−マンノシド−モノペンタデカノ
エイト モノグリセロール−D−ガラクトシド−モノヘプタデカ
ノエイト モノグリセロール−D−キシロシド−モノペンタデカノ
エイト モノグリセロール−D−フルクトシド−ジペンタデカノ
エイト モノグリセロール−トマルトシド−モノペンタデカノエ
イト モノグリセロール−D−グルコシド−モノトリデカノエ
イト モノグリセロール−D−マンノシド−モノペンタデカノ
エイト モノグリセロール−D−ガラクトシド−6−O−トリデ
カノエイト モノグリセロール−D−フルクトシド−6−O−ヘプタ
デカノエイト モノグリセロール−D−マルトシド−6−O−ペンタデ
カノエイト モノグリセロール−D−グルコシド−6−O−ペンタデ
カノエイト モノグリセロール−D−マンノシド−6−O−ペンタデ
カノエイト モノグリセロール−D−ガラクトシド−6−O−2−メ
チルテトラデカノエイト モノグリセロール−D−フルクトシド−6−O−ペンタ
デカノエイト モノグリセロール−D−マルトシド−6,6’−O−ジ
ペンタデカノエイト モノグリセロール−D−グルコシド−6−O−トリデカ
ノエイト モノグリセロール−D−グルコシド−6−O−ノナネイ
ト ヘプチル−D−マンノシド−6−O−ペンタデカノエイ
ト モノグリセロール−D−ガラクトシド−6−O−2−メ
チル−2−ドデカノエイト
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】ここで、上記反応に使用する糖類として
は、例えば炭素数5又は6の単糖としてアラビノース、
リボース、キシロース、キシリロース、リブロース、グ
ルコース、ガラクトース、フルクトース、マンノース、
ソルボース、タロース、フコース、グルコヘプトース、
セドヘプツロース、マンノヘプツロース、グルコヘプツ
ロース等、オリゴ糖として蔗糖、マルトース、ラクトー
ス、トレハロース、セロビオース、イソマルトース、ゲ
ンチビオース、ラミナリビオース、キシロビオース、マ
ンノビオース、マルトトリオース、セロトリオース、マ
ンニノトリオース、マルトテトラオース、α、β、γ−
シクロデキストリン等、多糖類としてセルロース、ヘミ
セルロース、デンプン、イヌリン、デキストリン、デキ
ストラン、キシラン等を挙げることができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】上記酸触媒としては、例えば塩酸、硫酸、
p−トルエンスルホン酸、カチオン交換樹脂等が挙げら
れる。塩基触媒としては、例えば水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム、アニオン交換樹脂等が挙げられる。酸触
媒又は塩基触媒の添加量は、糖類に対して0.01〜1
0モル%、又は0.001〜10重量%が好ましい。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】このような一般式(2)で表される糖・グ
リセリルエーテルとして具体的には、下記化合物等を挙
げることができる。 グリセロール糖アルキルエーテル: モノグリセロール−D−グルコシド−モノトリデシルエ
ーテル モノグリセロール−D−グルコシド−6−O−ペンタデ
シルエーテル モノグリセロール−D−グルコシド−6−O−トリデシ
ルエーテル モノグリセロール−D−グルコシド−6−O−ノニルエ
ーテル モノグリセロール−D−マンノシド−モノペンタデシル
エーテル モノグリセロール−D−マンノシド−6−O−ペンタデ
シルエーテル モノグリセロール−D−ガラクトシド−モノヘプタデシ
ルエーテル モノグリセロール−D−ガラクトシド−6−O−トリデ
シルエーテル モノグリセロール−D−ガラクトシド−6−O−2−メ
チルテトラデシルエーテル モノグリセロール−D−ガラクトシド−6−O−2−メ
チル−2−ドデシルエーテル モノグリセロール−D−キシロシド−モノペンタデシル
エーテル モノグリセロール−D−フルクトシド−ジペンタデシル
エーテル モノグリセロール−D−フルクトシド−6−O−ヘプタ
デシルエーテル モノグリセロール−D−フルクトシド−6−O−ペンタ
デシルエーテル モノグリセロール−D−マルトシド−モノペンタデシル
エーテル モノグリセロール−D−マルトシド−6−O−ペンタデ
シルエーテル モノグリセロール−D−マルトシド−6,6’−O−ジ
ペンタデシルエーテル 糖グリセロールアルキルエーテル: 1−O−ペンタデシルグリセリル−D−グルコシド 1−O−ペンタデシルグリセリル−D−フルクトシド 1−O−ペンタデシルグリセリル−D−ガラクトシド 糖アルキルエーテル: モノペンタデシル−D−マンノシド モノペンタデシル−D−グルコシド モノペンタデシル−D−ガラクトシド モノペンタデシル−D−マルトシド モノペンタデシル−D−フルクトシド モノトリデシル−D−マンノシド モノトリデシル−D−グルコシド モノトリデシル−D−ガラクトシド モノトリデシル−D−マルトシド モノトリデシル−D−フルクトシド アルキルグリセロールエーテル: 1−O−モノnペンタデシルグリセロール 1−O−モノnペンタデシルジグリセロール 1−O−モノnペンタデシルトリグリセロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江川 真 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 (72)発明者 堀部 峰子 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 (72)発明者 尾下 博幸 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 (72)発明者 三宅 博 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で示される脂肪酸エス
    テル、下記一般式(2)で示されるエーテル、下記一般
    式(3)で示されるモノグリセリド硫酸エステル塩、及
    び下記一般式(4)で示されるモノアルキルグリセリル
    エーテル硫酸エステル塩の1種又は2種以上を有効成分
    とする養毛剤。 [X1−Y1]−(OCOR1)(OCOR2g (1) [式中、X1はaA(OH)b-(c+1)又は水素原子を示
    し、Y1は−O−dG(OH)e-(f+1)又は水素原子を示
    す。aAは、炭素数5又は6の単糖Aが糖重合度aで縮
    合したものからそれに含まれる水酸基を除いた糖骨格を
    示し、aは1以上の数を示す。bは上記aAに結合可能
    な水酸基の総数を示し、(OH)b-(c+1)は[b−(c
    +1)]個(但しb≧c+1)の水酸基が上記糖骨格に
    結合していることを示す。dGは、グリセリンGが重合
    度d個で縮合したものからそれに含まれる水酸基を除い
    たグリセリン骨格を示し、dは1以上の数を示す。eは
    上記dGに結合可能な水酸基の総数を示し、(OH)
    e-(f+1)は[e−(f+1)]個(但しe≧f+1)の
    水酸基がグリセリン骨格に結合していることを示す。−
    O−dG(OH)e-(f+1)は、dG(OH)e-(f+1)が酸
    素原子を介してaAの上記水酸基結合可能部位に結合し
    ていることを示す。また、a,dは(a+d)/2≧1
    を満足し、X1とY1は同時に水素原子とはならない。R
    1は炭素数が2〜28でかつ偶数である脂肪族一価炭化
    水素基、R2は炭素数が1〜28である脂肪族一価炭化
    水素基を示し、OCOR1は上記糖骨格の水酸基結合可
    能部位又は上記グリセリン骨格の水酸基結合可能部位に
    結合し、OCOR2はg個が上記糖骨格の水酸基結合可
    能部位及び/又は上記グリセリン骨格の水酸基結合可能
    部位に結合していることを示す。但し、g=(c+f)
    −1であり、gは0又は1以上の整数である。] [X2−Y2]−[(OR3s−O−R4][(OR5s−O−R6t (2) [式中、X2はmA(OH)p-(u+1)又は水素原子を示
    し、Y2は−O−nG(OH)q-(r+1)又は水素原子を示
    す。mAは、炭素数5又は6の単糖Aが糖重合度mで縮
    合したものからそれに含まれる水酸基を除いた糖骨格を
    示し、mは1以上の数を示す。pは上記mAに結合可能
    な水酸基の総数を示し、(OH)p-(u+1)は[p−(u
    +1)]個(但しp≧u+1)の水酸基が上記糖骨格に
    結合していることを示す。nGは、グリセリンGが重合
    度n個で縮合したものからそれに含まれる水酸基を除い
    たグリセリン骨格を示し、nは1以上の数を示す。qは
    上記nGに結合可能な水酸基の総数を示し、(OH)
    q-(r+1)は[q−(r+1)]個(但しq≧r+1)の
    水酸基がグリセリン骨格に結合していることを示す。−
    O−nG(OH)q-(r+1)は、nG(OH)q-(r+1)が酸
    素原子を介してmAの上記水酸基結合可能部位に結合し
    ていることを示す。また、m,nはm+n≧1を満足
    し、X2とY2は同時に水素原子とはならない。R3,R5
    はそれぞれ炭素数が2〜4の低級アルキレン基を示し、
    sは0〜10である。R4は炭素数が3〜29でかつ奇
    数である脂肪族一価炭化水素基を示し、R6は炭素数が
    1〜29である脂肪族一価炭化水素基を示し、(O
    3s−O−R4は上記糖骨格の水酸基結合可能部位又
    は上記グリセリン骨格の水酸基結合可能部位に結合し、
    (OR5s−O−R6はt個が上記糖骨格の水酸基結合
    可能部位及び/又は上記グリセリン骨格の水酸基結合可
    能部位に結合していることを示す。但し、t=(u+
    r)−1であり、tは0又は1以上の整数である。] R7COO(C36O)OSO3 (3) [式中、R7は炭素数が2〜28でかつ偶数個の脂肪族
    一価炭化水素基であり、Mはアルカリ金属、アルカリ土
    類金属、アンモニウム基、アルキルアンモニウム基又は
    アルカノールアミン基である。] R8O(C36O)OSO3 (4) [式中、R8は炭素数が3〜29でかつ奇数個の脂肪族
    一価炭化水素基であり、Mはアルカリ金属、アルカリ土
    類金属、アンモニウム基、アルキルアンモニウム基又は
    アルカノールアミン基である。]
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008150294A (ja) * 2006-12-14 2008-07-03 Lion Corp 育毛剤組成物
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JP2011111445A (ja) * 2009-11-30 2011-06-09 Shiseido Co Ltd 日焼け止め化粧料

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