JPH11246413A - ステロイド5α−レダクターゼII型特異的阻害剤 - Google Patents

ステロイド5α−レダクターゼII型特異的阻害剤

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JPH11246413A
JPH11246413A JP10069413A JP6941398A JPH11246413A JP H11246413 A JPH11246413 A JP H11246413A JP 10069413 A JP10069413 A JP 10069413A JP 6941398 A JP6941398 A JP 6941398A JP H11246413 A JPH11246413 A JP H11246413A
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JP
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reductase
type
hair
steroid
inhibitor
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JP10069413A
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English (en)
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Yosuke Nakazawa
陽介 中沢
Tsunao Magara
綱夫 真柄
Masahiro Tajima
正裕 田島
Yasuo Fujimoto
康雄 藤本
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステロイド5α−レダクターゼII型に対し
て特異的に優れた活性阻害効果を有し、医薬品、医薬部
外品、化粧品等の分野において養毛料、抗ニキビ用治療
剤等に有効に用いられ得るステロイド5α−レダクター
ゼII型特異的阻害剤を提供する。 【解決手段】 下記一般式(I) 【化1】 (式中、Rは炭素原子数1〜6のアルキル基を表す)で
表される化合物またはそれらの薬学的に許容される塩、
およびこれらを有効成分として含有するステロイド5α
−レダクターゼII型特異的阻害剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトリテルペン類を含
有するステロイド5α−レダクターゼII型特異的阻害
剤に関する。本発明阻害剤は、医薬品、医薬部外品、化
粧品等の分野において、養毛料、抗ニキビ用治療剤等に
有効に用いられ得る。
【0002】
【従来の技術】従来より、男性型禿や脱毛症、脂漏、ニ
キビ(尋常性ざ瘡)は、男性ホルモンや、男性ホルモン
からの代謝物等が原因とされている。特に、主要な男性
ホルモンであるテストステロンが5α−レダクターゼに
より5α−ジヒドロキシテストステロン(DHT)に代
謝され、これが種々の皮膚障害を引き起こす原因となっ
ていることが、近年の研究で明らかとなった。
【0003】このため従来の養毛料にはエストラジオー
ルなどの女性ホルモン剤や抗男性ホルモン剤が用いられ
てきた。
【0004】また、最近、テストステロンからDHTへ
の代謝を司る5α−レダクターゼの活性を阻害する物質
の探究が進んでいる。
【0005】男性型禿では、脱毛していない側頭部より
も脱毛している頭頂部の方が5α−レダクターゼ活性が
高いことが明らかとなり、DHTが、細胞内の核の受容
体と結合して皮脂腺の増殖を促進する一方、毛母細胞に
も作用して細胞増殖を抑制し、毛髪の成長を妨げるもの
とされている。
【0006】最近の研究では、ヒトの5α−レダクター
ゼには、組織全般に存在するI型と、前立腺などの男性
ホルモン標的組織におもに存在するII型のアイソザイ
ムが存在していることが明らかとなった。
【0007】ヒトの頭皮毛包では、I型、II型の両タ
イプのアイソザイムが存在し、ともに男性型脱毛の進行
に関与していると考えられている。
【0008】最近、5α−レダクターゼのI型、II型
にそれぞれ特異的に阻害する物質の探究が進められてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術において、ホルモン剤は副作用や安全性の面から
医師の管理下での使用が必要で、一般消費者向け化粧品
には配合基準の規制があり化粧品への使用には限界があ
る。
【0010】他方、5α−レダクターゼ活性阻害物質に
ついては、各種植物抽出物の中に見出され、その報告も
されている(特開昭60−146829号、同63−8
8121号、同64−3125号、特公平6−4755
4号、等)が、これらはいずれも、その作用・効果の面
で不十分であったり、あるいは安全性、コスト面におい
て十分満足し得る程度に至っていない。またこれら物質
の活性成分については、種々検討がされているものの、
多くのものが特定されていなかった。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究を重ねた結果、植物抽出物中
から、極めて優れた5α−レダクターゼの特にII型に
特異的に優れた活性阻害効果を有する成分の単離・同定
に成功した。
【0012】すなわち本発明は、下記一般式(I)
【0013】
【化2】
【0014】(式中、Rは炭素原子数1〜6のアルキル
基を表す)で表される化合物またはそれらの薬学的に許
容される塩を有効成分として含有するステロイド5α−
レダクターゼII型特異的阻害剤に関する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳述する。
【0016】本発明のステロイド5α−レダクターゼI
I型特異的阻害剤は、下記一般式(I)下記一般式
(I)
【0017】
【化3】
【0018】(式中、Rは炭素原子数1〜6のアルキル
基を表す)で表される化合物またはそれらの薬学的に許
容される塩を有効成分として含有する。
【0019】上記において、炭素原子数1〜6のアルキ
ル基とは、直鎖、分岐のいずれの構造も用いられ、具体
的にはメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロ
ピル基、ブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、ヘキシ
ル基等が例示される。本発明ではメチル基が特に好まし
い。
【0020】本明細書中「薬学的に許容される塩」とし
ては、例えばアルカリ金属塩、例えばナトリウム塩、カ
リウム塩;アルカリ土類金属塩、例えばカルシウム塩、
マグネシウム塩およびアルミニウム塩;各種有機アミ
ン、すなわち脂肪族またはアリール脂肪族の第1、2ま
たは第3モノ−、ジ−またはポリアミンまたは複素環塩
基から形成されるアミン塩、例えばトリエチルアミン、
2−ヒドロキシエチルアミン、ジ−(2−ヒドロキシエ
チル)アミン、トリ−(2−ヒドロキシエチル)アミ
ン、4−アミノ安息香酸−2−ジエチルアミノエチルエ
ステル、1−エチルピペリジン、ビシクロヘキシルアミ
ン、N,N’−ジベンジル−エチレンジアミン、ピリジ
ン、コリジン、キノリン、プロカイン、ジベンジルアミ
ン、1−エフェナミンおよびN−アルキル−ピペリジン
に由来する塩等が挙げられるが、これらに限定されるも
のでない。
【0021】上記一般式(I)で表されるトリテルペン
類は、植物抽出物から分離し、その同定に成功した新規
化合物として、本出願人らにより従前に出願されている
(特願平9−62394号明細書)。抽出に用いられ得
る植物としては、ユリアニア科(Julianiaceae)のクア
チャララーテ(cuachalalate; Juliania adstringen
s)、Amphiptery gumadstringens、Orthopterygium hua
ncuy 等が挙げられ、なかでもクアチャララーテが特に
好ましく用いられる。抽出にはこれら植物の樹皮が好ま
しく用いられるがこれに限られるものでない。
【0022】クアチャララーテの抽出物が安全性が高
く、優れた育毛・発毛効果を示すことは、すでに明らか
にされている(特開平6−24942号公報)。本発明
者らは、上述したようにこれら抽出物中から極めて優れ
た5α−レダクターゼ活性阻害効果を有する新規活性成
分を見出し、かつその分離・同定に初めて成功している
(特願平9−62394号明細書)が、5α−レダクタ
ーゼのタイプ特異的な活性阻害効果までは見出していな
かった。
【0023】本発明は、上記抽出物中からさらに、ステ
ロイド5α−レダクターゼのII型に特異的に優れた活
性阻害効果を有する新規活性成分を見出し、その分離・
同定に成功したものである。その具体的方法等の詳細に
ついては実施例で詳述する。
【0024】本発明阻害剤は、ステロイド5α−レダク
ターゼのII型に特異的に優れた活性阻害効果を有する
ことから、特にステロイド5α−レダクターゼII型の
活性に関連する症状等の予防・処置のための医薬・化粧
料分野における各種医薬製剤、化粧品等に特に好適に用
いることができ、具体的には例えば尋常性ざ瘡の予防お
よび処置用化粧料、並びに包括的なざ瘡の予防および処
置用医薬製剤、皮膚化粧料、頭髪の育毛・養毛用化粧料
などに用いることができる。なお、ここで「育毛」と
は、発毛促進、脱毛防止、さらには、ふけ、痒み抑制作
用などを包含する概念で用いられる。
【0025】本発明阻害剤は、上記以外の、ステロイド
5α−レダクターゼの作用に起因する傷害や疾患の予防
または治療に用いられ得ることはもちろんで、皮膚外用
に限定されるものでなく、また使用目的に応じて希釈
剤、賦形剤等を配合してもよい。剤型も任意で、経口
用、非経口用剤型のいずれでもよく、例えば液状、シロ
ップ状、錠剤の剤型の製剤とすることができる。特に液
状製剤とするには、生理食塩液、エタノール、1,3−
ブチレングリコールを希釈剤または担体として使用する
ことができる。またクリーム状製剤とするには、高級脂
肪酸、高級アルコール、エステル等を担体として使用す
ることができる。
【0026】なお、本発明の上記一般式(I)で表され
るトリテルペン類は、その異性体も本発明範囲内に含
む。
【0027】本発明阻害剤を養毛料に用いる場合、アル
コキシカルボニルピリジンN−オキシドの他、塩化カル
プロニウム、センブリエキス、アセチルコリン誘導体等
の血管拡張剤、セリン、メチオニン等のアミノ酸類、ビ
タミンB6、ビタミンEおよびその誘導体、ビオチン等
のビタミン類、パントテン酸およびその誘導体、グリチ
ルレチン酸およびその誘導体、ニコチン酸ベンジル等の
ニコチン酸エステル類、セファランチン等の皮膚機能亢
進剤、エストラジオール等の女性ホルモン剤等を同時に
配合してもよい。さらに、通常、養毛料に用いられる添
加剤、例えば、ヒノキチオール、ヘキサクロロフェン、
ベンザルコニウムクロリド、セチルピリジニウムクロリ
ド、ウンデシレン酸、トリクロロカルバニリドおよびビ
チオノール等の抗菌剤、メントール等の清涼剤、サリチ
ル酸、亜鉛およびその誘導体、乳酸およびそのアルキル
エステル等の薬剤、クエン酸等の有機酸類、トラネキサ
ム酸等のプロテア−ゼ阻害剤、アルギニン等のアミノ酸
類、オリーブ油、スクワラン、流動パラフィン、イソプ
ロピルミリステート、高級脂肪酸、高級アルコール等の
油分、グリセリン、プロピレングリコール等の多価アル
コール、その他界面活性剤、香料、酸化防止剤、紫外線
吸収剤、色素、エタノール、水、保湿剤、増粘剤等を、
本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合することがで
きる。
【0028】本発明阻害剤を組成物、特に医薬・医薬部
外品、化粧料用組成物として用いる場合、その投与量
は、組成物の形態または使用目的等に応じて変動し得る
ので特定されるものでないが、一般に1日あたり4〜1
0ml程度である。具体的には、例えば後述の実施例に
記載の方法に従って得られる抽出物から本発明化合物を
得る場合、医薬品や化粧料中に、一般に抽出物(乾燥重
量)0.005〜20重量%、好ましくは0.001〜
10重量%となるように配合される。0.005重量%
未満では本発明効果を十分に発揮することが難しく、一
方、20重量%を超えると製剤上好ましくない。
【0029】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に
説明する。本発明はこれにより限定されるものではな
い。配合量は重量%である。
【0030】実施例1: 本発明化合物の単離・精製 クアチャララーテの乾燥品2kgを、室温(約23℃)
でエタノール2リットルに24時問浸漬による抽出を2
回行い、抽出液を得、次いでこの抽出液を減圧乾固し、
エタノール抽出物40gを得た。
【0031】このエタノール抽出物40gにつき、「ダ
イヤイオンHP−20」(日本練水製)2kgを用い、
40%から100%までメタノールと蒸留水の比率を変
え、溶出させた。その100%メタノール溶出画分を集
め、減圧乾固し、減圧乾固物10gを得た。
【0032】この減圧乾固物10gをシリカゲル(「ワ
コーゲルC−200」)1kgを用いて、ヘキサンと酢
酸エチルの比率を15:1から1:1まで変えて分画し
た。各分画物を減圧乾固し、5α−レダクターゼのタイ
プ別阻害活性を下記の方法にて測定した。下記表1に示
すように、阻害活性の高い画分(表1中、試料(6))
から公知の方法に従い、シリカゲルカラム処理と再結晶
により精製し、化合物40mgを得た。
【0033】この化合物につき、下記1H−NMR、13
C−NMRの物性値からその構造を決定したところ、下
記の化4で表される化合物 6-oxo-3α-hydroxyeupha-7,
24-dien-26-oic acid であることがわかった。
【0034】
【化4】
【0035】なお、この化合物については、新規化合物
として本出願人らにより従前に出願されている(特願平
9−62394号明細書)。ただし、この化合物が5α
−レダクターゼII型に特異的に活性阻害効果を有する
ことは、これまでまったく報告されていない。
【0036】なお、上記化4で表される化合物の5α−
レダクターゼタイプ別阻害活性測定、トリコグラム試験
は、以下の方法により行った。
【0037】I.5α−レダクターゼのタイプ別阻害活
性測定 5α−レダクターゼのタイプ別阻害活性の測定は、以下
の方法によって行うことができる。
【0038】すなわち、5α−レダクターゼI型特異的
阻害活性の測定には、I型をおもに産生している正常ヒ
ト肝臓細胞(Chang Liver)や毛乳頭細胞等が好ましく
用いられ、また、5α−レダクターゼII型特異的阻害
活性の測定には、II型をおもに産生しているヒト新生
児包皮腺維芽細胞(Hs−68)や前立腺細胞等が好ま
しく用いられる。本実施例では、I型用測定に正常ヒト
肝臓細胞(Chang Liver)を、II型用測定にヒト新生
児包皮腺維芽細胞(Hs−68)の生細胞を用いた。
【0039】これらヒト由来の各細胞を用い、細胞培養
上清中で、テストステロンがDHTに還元される量、ま
たはアンドロステンジオンがアンドロスタンジオンに還
元される量を測定し、実施例1で単離・精製して得た上
記化4で表される化合物の70%エタノール溶液につい
てステロイド5−α−レダクターゼ阻害活性をタイプ別
に測定し、以下の式に従って阻害率を求めることにより
評価できる。本実施例ではアンドロステンジオンがアン
ドロスタンジオンに還元される量を測定することにより
行った。結果を表1に示す。
【0040】なお、表1中、試料(1)は実施例1中に
記載されたエタノール抽出物であり;試料(2)〜
(4)は「ダイヤイオンHP−20」カラムクロマトグ
ラフィーによる操作終了時における各溶出画分であり;
試料(5)、(6)は試料(4)を用いた溶出画分であ
り;試料(7)は試料(6)から単離・精製したもので
ある。すなわち、表1の結果より、ヘキサン:酢酸エチ
ル(1:1)溶出画分2の極性の高い画分が阻害活性が
高かったので、その画分を集め、シリカゲルカラム処理
と再結晶により 6-oxo-3α-hydroxyeupha-7,24-dien-26
-oic acid 40mgを得た。
【0041】
【数1】
【0042】
【表1】
【0043】II.トリコグラム試験 養毛料(すなわち、発毛促進または脱毛防止)に関する
本発明の効果は、下記のトリコグラム試験を行うことに
より評価することができる。 (被検試料の調製)95%エタノール70重量%に、実
施例1で得られた 6-oxo-3α-hydroxyeupha-7,24-dien-
26-oic acid を0.1重量%、硬化ヒマシ油エチレンオ
キシド(40モル)付加物を0.5重量%添加し、撹拌
溶解した。次に、イオン交換水を100重量%になるま
で添加、混合して液状の養毛料を調製した。対照とし
て、上記養毛料に 6-oxo-3α-hydroxyeupha-7,24-dien-
26-oic acid を含まない組成物(対照品)を調製した。 (トリコグラム試験による評価)上記被検試料(本発明
品および対照品)を用い、男性パネル(18名)により
トリコグラム試験を行った。
【0044】すなわち被検試料の使用前と使用後の抜去
毛髪の毛根を顕微鏡下で観察し、毛根の形態から体止期
毛根数を計数し、その割合の増減によって養毛料の育毛
作用を比較した。休止期毛根とは成長の止まった毛の毛
根であり、脱毛を訴える人は正常な人よりもこの休止期
毛根の割合が多いことが認められている。
【0045】具体的には、本発明品を男性パネル10名
の頭皮に、対照品を他の男性パネル8名の頭皮に、それ
ぞれ1日2回、1回2mlずつ6ヵ月月間連続して塗布
し、塗布直前および6ヵ月問塗布終了直後に被験者1名
につきそれぞれ100本ずつ抜毛し、塗布前後における
休止期毛根の割合を調べ、(塗布後の休止期毛根の割
合)の(塗布前の休止期毛根の割合)に対する変化を調
べ、測定した。結果を表2に示す。
【0046】
【表2】
【0047】実施例2: 尋常性ざ瘡(ニキビ症状)の
改善効果試験 被検試料として下記組成の化粧水を調製した。なお、配
合量は重量%である。 (A相) ソルビトール 3.0 グリセリン 5.0 レゾルシン 0.02 イオン交換水 残 部 (B相) 6-oxo-3α-hydroxyeupha-7,24-dien-26-oic acid (実施例1) 0.1 ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 0.5 95%エタノール 20.5 香料 適 量 (調製法)A相の各成分を混合溶解し、これにB相の混
合溶液を撹拝しながら加えて均質な溶液として化粧水を
調製した。
【0048】なお、対照品として、上記化粧水の成分と
して 6-oxo-3α-hydroxyeupha-7,24-dien-26-oic acid
を配合しない組成物を調製した。
【0049】上記被検試料(本発明品および対照品)を
用い、年齢13〜23歳の男子40名、女子40名をパ
ネルとし、毎日2回、洗顔後に化粧水を少量塗布し、2
週間後にニキビ症状の改善効果を下記評価基準に従って
判定した。結果を表3に示す。 (評価基準) 全治: 症状がまったくなくなった 著効: 著しく改善効果が認められた 有効: 症状が全般的に軽くなった 無効: 使用前後で症状に変化がみられなかった
【0050】
【表3】
【0051】 実施例3: クリーム (A相) ミツロウ 10.0 パラフィンワックス 6.0 ラノリン 3.0 イソプロピルミリステート 6.0 スクワラン 8.0 流動パラフィン 26.0 ポリオキシエチレンソルビタンステアレート 2.0 ソルビタンモノステアレート 4.2 防腐剤 適 量 (B相) プロピレングリコール 2.0 ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 1.0 6-oxo-3α-hydroxyeupha-7,24-dien-26-oic acid 0.1 精製水 残 余 (調製法)A相の成分を混合し、約75℃で加熱溶解
し、これに75℃に加熱したB相の合液を攪拌しながら
加えた後、45℃になるまで冷却しながら攪拌を続け、
放置してクリームを得た。
【0052】このクリームを実施例2と同様にしてヒト
に対して実使用テストを行ったところ、ニキビ症状の改
善効果に優れていることが確認された。
【0053】 実施例4: O/W乳液型養毛料 (A相) 6-oxo-3α-hydroxyeupha-7,24-dien-26-oic acid 0.01 ポリオキシエチレン(60モル)付加硬化ヒマシ油 2.0 グリセリン 10.0 ジプロピレングリコール 10.0 1,3−ブチレングリコール 5.0 ポリエチレングリコール(分子量1500) 5.0 (B相) セチルイソオクタネート 10.0 スクワラン 5.0 ワセリン 2.0 プロピルパラベン 2.0 (C相) カルボキシビニルポリマー1%水溶液 30.0 ヘキサメタリン酸ソーダ 0.03 イオン交換水 8.35 (D相) イオン交換水 4.5 (E相) カセイカリ 0.12 イオン交換水 残 余 (製造法)A相、B相をそれぞれ60℃で加熱溶解し、
混合してホモミキサー処理しゲル状物質を得た。これに
D相を徐々に添加しホモミキサーで分散した後、ここに
溶解したC相を加え、さらに溶解したE相を添加し、ホ
モミキサーで乳化してO/W乳液型の養毛料を得た。
【0054】この養毛料を実施例2と同様にしてヒトに
対して実使用テストを行ったところ、その育毛作用が優
れていることが確認された。
【0055】 実施例5: クリーム状養毛料 (A相) 6-oxo-3α-hydroxyeupha-7,24-dien-26-oic acid 1.0 流動パラフィン 5.0 セトステアリルアルコール 5.5 グリセリルモノステアレート 3.0 EO(20モル)−2−オクチルドデシルエーテル 3.0 プロピルパラベン 0.3 香料 0.1 (B相) グリセリン 8.0 ジプロピレングリコール 20.0 ポリエチレングリコール(分子量4000) 5.0 ヘキサメタリン酸ソーダ 0.005 イオン交換水 残 余 (製造法)A相、B相をそれぞれ加熱溶解して混合し、
ホモミキサーで乳化してクリーム状養毛料を得た。この
養毛料を実施例1で述べたトリコグラム試験によりヒト
に対して実使用テストを行ったところ、その育毛効果が
優れていることが確認された。
【0056】 実施例6: ヘアトニック 6-oxo-3α-hydroxyeupha-7,24-dien-26-oic acid 10.0 ペパーミント(1,3−ブチレングリコール溶液) 0.1 N,N−ジメチル−2−ドデシルアミンオキシド 1.0 ヒノキチオール 1.0 ビタミンB6 0.2 ビタミンEアセテート 0.02 メントール 0.2 センブリエキス 1.0 サリチル酸 0.1 マイカイカ(エタノール抽出液) 0.5 プロピレングリコール 2.0 ヒアルロン酸ナトリウム 0.01 ポリオキシエチレン(10モル)モノステアレート 2.0 75%エタノール 残 余
【0057】 実施例7: ヘアトニック 6-oxo-3α-hydroxyeupha-7,24-dien-26-oic acid 10.0 アルテア(エタノール抽出液) 1.5 ヨクイニン(エタノール抽出液) 1.5 N,N−ジメチル−2−テトラデシルアミンオキシド 0.05 ヒノキチオール 1.0 ビタミンB6 0.2 ビタミンEアセテート 0.02 メントール 0.2 サリチル酸 0.1 カッコン(エタノール抽出液) 0.5 プロピレングリコール 0.01 ヒアルロン酸ナトリウム 0.01 ポリオキシエチレン(10モル)モノステアレート 2.0 70%エタノール 残 余
【0058】 実施例8: ヘアトニック 6-oxo-3α-hydroxyeupha-7,24-dien-26-oic acid 0.6 95%エタノール 50.0 グリチルリチン酸モノアンモニウム 0.05 アルテア(エタノール抽出液) 0.05 ヨクイニン(1,3−ブチレングリコール溶液) 0.05 ペパーミント(エタノール抽出液) 0.05 サフラン(エタノール抽出液) 0.05 ローズマリー(エタノール抽出液) 0.05 センキュウ(エタノール抽出液) 0.05 トウキ(エタノール抽出液) 0.05 ジオウ(エタノール抽出液) 0.05 マイカイカ(エタノール抽出液) 0.05 ラウリル硫酸ナトリウム 0.1 N,N−ジメチル−2−トリデシルアミンオキシド 0.5 硬化ヒマシ油エチレンオキシド(40モル)付加物 0.5 コハク酸 適 量 香料 適 量 色素 適 量 精製水 残 余
【0059】 実施例9: エアゾール養毛料 (原液処方) 6-oxo-3α-hydroxyeupha-7,24-dien-26-oic acid 0.6 95%エタノール 50.0 グリチルレチン酸 0.1 アルテア(エタノール抽出液) 0.05 ぺパーミント(エタノール抽出液) 0.05 センブリエキス 0.1 ラウリル硫酸ナトリウム 0.1 N,N−ジヒドロキシメチル−2− 0.2 デシルアミンオキシド 硬化ヒマシ油エチレンオキシド(40モル)付加物 0.5 乳酸 適 量 乳酸ナトリウム 適 量 香料 適 量 色素 適 量 精製水 残 余 (充填処方) 原液 50.0 液化石油ガス 50.0 原液処方を溶解した後、これを缶に充填し、バルブ装着
後、ガスを充填する。この養毛料を上記実施例1で述べ
たトリコグラム試験によりヒトに対して実使用テストを
行ったところ、その育毛効果が優れていることが確認さ
れた。
【0060】
【発明の効果】以上詳述したように本発明阻害剤は、特
に優れたステロイド5α−レダクターゼII型特異的阻
害効果を有し、医薬品、医薬部外品、化粧品等の分野に
おいて養毛料、抗ニキビ用治療剤等に有効に用いられ得
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // C07J 9/00 C12N 5/00 F (72)発明者 藤本 康雄 東京都練馬区大泉学園町8−32−8

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I) 【化1】 (式中、Rは炭素原子数1〜6のアルキル基を表す)で
    表される化合物またはそれらの薬学的に許容される塩を
    有効成分として含有する、ステロイド5α−レダクター
    ゼII型特異的阻害剤。
  2. 【請求項2】 上記一般式(I)中、Rが−CH3であ
    る、請求項1記載のステロイド5α−レダクターゼII
    型特異的阻害剤。
  3. 【請求項3】 養毛料として用いられる、請求項1また
    は2記載のステロイド5α−レダクターゼII型特異的
    阻害剤。
  4. 【請求項4】 皮膚障害治療剤として用いられる、請求
    項1または2記載のステロイド5α−レダクターゼII
    型特異的阻害剤。
JP10069413A 1998-03-04 1998-03-04 ステロイド5α−レダクターゼII型特異的阻害剤 Withdrawn JPH11246413A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005079164A3 (ja) * 2004-02-10 2005-10-27 Kyushu Tlo Co Ltd 5α−リダクターゼ阻害剤
WO2012078018A1 (es) 2010-12-09 2012-06-14 Bioextracto S.A. De C.V. Obtención de extractos estandarizados de la planta conocida como cuachalalate (amphipteryngium adstringens) y sus aplicaciones en el campo de la protección solar

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005079164A3 (ja) * 2004-02-10 2005-10-27 Kyushu Tlo Co Ltd 5α−リダクターゼ阻害剤
JP5008973B2 (ja) * 2004-02-10 2012-08-22 国立大学法人九州大学 5α−リダクターゼ阻害剤
WO2012078018A1 (es) 2010-12-09 2012-06-14 Bioextracto S.A. De C.V. Obtención de extractos estandarizados de la planta conocida como cuachalalate (amphipteryngium adstringens) y sus aplicaciones en el campo de la protección solar

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