JPH11246442A - 酸触媒反応方法 - Google Patents
酸触媒反応方法Info
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- JPH11246442A JPH11246442A JP6761398A JP6761398A JPH11246442A JP H11246442 A JPH11246442 A JP H11246442A JP 6761398 A JP6761398 A JP 6761398A JP 6761398 A JP6761398 A JP 6761398A JP H11246442 A JPH11246442 A JP H11246442A
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Abstract
め、それにより炭化水素化合物の異性化などの酸触媒反
応を効率よく行う方法を提供する 【解決手段】 ジルコニアおよび/または含水ジルコニ
アからなる部分を含む担体と、この担体に担持された硫
酸分とを含む固体酸触媒を反応容器に充填し、酸化雰囲
気中300〜500℃の温度で処理した後、大気に暴露するこ
となく、酸触媒反応を行うものである。炭化水素類の酸
触媒反応方法としては、ジルコニアおよび/または含水
ジルコニアからなる部分を含む担体と、この担体に担持
された硫酸分とを含む固体酸触媒を、酸化雰囲気中300
〜500℃の温度で処理した後、不活性雰囲気に置換し、
炭化水素類と接触させるものである。
Description
系の固体酸触媒を用いた酸触媒反応方法、特には、固体
酸触媒を用いた炭化水素の異性化方法に関する。
反応、分解反応、重合反応、水素化反応、水和反応、脱
水反応などを促進する触媒として、硫酸-ジルコニア系
固体酸触媒が知られている。炭化水素変換反応の一種類
である異性化反応は、特に高オクタン価ガソリンの製造
方法として非常に有用な反応である。
コニアなどの周期律表第IV族金属水酸化物もしくは水和
酸化物を硫酸分含有溶液と接触させた後、350〜80
0℃で焼成した硫酸根含有固体酸触媒(特公昭59−6
181号公報)が知られている。この触媒は、100%
硫酸(ハメットの酸度関数H0は−11.93)より強
い酸強度を示す。また、硫酸分を含有させたジルコニア
ゲルを焼成して得られた触媒に白金を含有させた触媒が
有効であることは既に公知である(米国特許3,03
2,599号公報)。上記の異性化を主な目的とする白
金族金属と硫酸分を含有する金属酸化物触媒の製造方法
として、硫酸分含有化合物による処理と白金族金属の担
持との間の焼成を省いた製造法、硫酸分含有化合物によ
る処理と白金族金属の担持の順序を変えた製造法、硫酸
分含有化合物の種類を変えた製造法が特公平5−295
03号公報、特公平5−29504号公報、特公平5−
29505号公報および特公平5−29506号公報に
開示されている。
化物に硫酸分含有化合物を添加し、それを焼成して得ら
れる固体酸触媒は、100%硫酸よりも強い酸強度を示
すことが知られている(特開平5−96171号公報、
荒田;Trends in Physical Chemistry 2巻、1項(1
991年))。
理金属酸化物触媒成形体の製造法が開示されている。こ
れは、金属水酸化物とベーマイトを用いて成形し、成形
体を300℃以上500℃以下の温度で前焼成した後、硫酸根
処理を行うことを特徴とするアルミナを結合剤とする触
媒成形方法である。しかしながらその触媒活性はベーマ
イトを加えて成形したために、ベーマイトを加えない粉
体触媒に比べて活性が低下している。このように、アル
ミナを加えた触媒は加えないものに比べて活性が低下す
るとされている。また、白金担持硫酸ジルコニア触媒粉
末をベーマイト粉末と混合し、水を添加して練った後成
形し、焼成した触媒は、さらに大幅に触媒活性が低下す
ることも開示されている。
ての必要な特性を満足し、成形された固体酸触媒を製造
する方法は、報告されていない。これらの硫酸分含有触
媒を用いた炭化水素化合物の異性化反応の触媒前処理法
としては、特公平6−29199号公報には、100〜
400℃で水素還元を施す方法が、特開平9−2901
60号公報には、水素流通下、200〜500℃で1〜
5時間水素還元を施す方法が開示されている。
れる異性化反応などの触媒反応は、まだ十分に効率的な
ものとはいえなかった。本発明はこのような課題を解決
するためになされたもので、硫酸分を含有する固体酸触
媒の触媒活性を高め、それにより炭化水素化合物の異性
化などの酸触媒反応を効率よく行う方法を提供すること
にある。
媒の活性向上の検討を進めた結果、炭化水素化合物の異
性化反応を行う前に、酸素を含む気流中で触媒を処理
し、窒素雰囲気に置換した後、水素雰囲気下で炭化水素
化合物の異性化反応を行ったところ、酸素を含む気流中
での処理を行わなかった場合に比べて遙かに高い炭化水
素異性化活性を示すことを見出し、本発明を完成させ
た。
アおよび/または含水ジルコニアからなる部分を含む担
体と、この担体に担持された硫酸分とを含む固体酸触媒
を反応容器に充填し、酸化雰囲気中300〜500℃の温度で
処理した後、大気に暴露することなく、酸触媒反応を行
うものである。特に、前記担体がジルコニアおよび/ま
たは含水ジルコニアからなる部分と、アルミナおよび/
または含水アルミナからなる部分で構成されていること
が好ましい。
は、ジルコニアおよび/または含水ジルコニアからなる
部分を含む担体と、この担体に担持された硫酸分とを含
む固体酸触媒を、酸化雰囲気中300〜500℃の温度で処理
した後、不活性雰囲気に置換し、炭化水素類と接触させ
るものである。特に、前記担体がジルコニアおよび/ま
たは含水ジルコニアからなる部分と、アルミナおよび/
または含水アルミナからなる部分で構成されていること
が好ましい。
ルコニアおよび/または含水ジルコニアからなる部分を
含む担体と、この担体に担持された硫酸分とを含む固体
酸触媒を、酸化雰囲気中300〜500℃の温度で処理した
後、不活性雰囲気に置換し、水素雰囲気下で炭化水素と
接触させるものである。特に、前記触媒がジルコニアお
よび/または含水ジルコニアからなる部分と、アルミナ
および/または含水アルミナからなる部分で構成された
担体と、この担体に担持された硫酸分と第8族、第9
族、または、第10族金属成分とを含む触媒であること
が好ましい。さらに、前記触媒がアルミニウム水酸化物
および/または水和酸化物、ジルコニウム水酸化物およ
び/または水和酸化物、並びに、硫酸分含有化合物を混
練し、成形し、得られた成形物を正方晶構造のジルコニ
アが得られる温度で焼成し、第8族、第9族、または、
第10族金属成分を担持し、その後300〜700℃で
焼成することにより製造されたものであることが好まし
い。
たは含水ジルコニアからなる部分を含む担体と、この担
体に担持された硫酸分とを含む固体酸触媒を、酸化雰囲
気中300〜500℃の温度で処理した後、酸触媒反応を行う
ものであり、反応前に固体酸触媒を前処理することよ
り、触媒の活性を向上させることができる。特に、炭化
水素化合物の異性化反応を効率よく行うことができる。
いが、非酸化雰囲気中で同様の温度の処理を行っても活
性の向上が少なかったことから、触媒に吸着している成
分を脱離させるだけでは触媒の活性は十分に向上せず、
加えて触媒上の微量不純物を酸化して除去することで活
性が向上するものと考えられる。また、特に水素気流中
などの還元雰囲気の高温下でこの処理を行うと、触媒中
の硫酸分が還元されることにより触媒活性はむしろ低下
する。
体酸触媒としては、従来、硫酸-ジルコニア系として知
られている固体酸触媒(ジルコニアおよび/または含水
ジルコニアからなる部分を含む担体と、この担体に担持
された硫酸分とを含む固体酸触媒)を用いることができ
る。なお、ジルコニアおよび/または含水ジルコニアか
らなる部分には、本発明の効果が得られる範囲におい
て、他の金属成分を含んでいてもよい。他の金属として
は、チタン、ハフニウム、バナジウム、クロム、マンガ
ン、鉄、ケイ素、錫、ガリウムなどを用いることができ
る。複合酸化物および/または含水複合酸化物でもよい
し、単独の酸化物および/または含水酸化物の部分が混
合されていてもよい。触媒重量中、ジルコニアおよび/
または含水ジルコニアからなる部分は、20〜99重量
%、特には50〜97重量%であることが好ましい。
して0.2〜10重量%、特には1〜10重量%である
ことが好ましい。第8族、第9族、第10族から選ばれ
る金属成分としては、特に白金、パラジウム、ルテニウ
ム、ニッケルなどが好適に用いられ、固体酸触媒中に占
める第8族、第9族、第10族金属の合計量が、0.0
5〜10重量%となるように添加することが好ましい。
または含水ジルコニアからなる部分の結晶構造は、正方
晶構造であることが好ましい。一部に単斜晶構造が存在
してもよい。この構造はX線回折により確認できる。具
体的には、CuKα線による、2θ=28.2゜と2θ
=30.2゜のX線回折ピーク面積比(以下S28.2
/S30.2比と略記する。S28.2は2θ=28.
2゜における単斜晶ジルコニアのピークの面積、S3
0.2は2θ=30.2゜における正方晶ジルコニアの
ピークの面積)が1.0以下、好ましくは0.3以下、
特に好ましくは0.05以下である。単斜晶構造がほと
んど存在していない方が、高い触媒活性が得られる。
ジルコニアおよび/または含水ジルコニアからなる部分
と、アルミナおよび/または含水アルミナからなる部分
で構成された担体と、この担体に担持された硫酸分と第
8族、第9族、または、第10族金属成分を含む触媒が
好ましく用いられる。この触媒は、アルミニウム水酸化
物および/または水和酸化物、ジルコニウム水酸化物お
よび/または水和酸化物、並びに、硫酸分含有化合物を
混練し、成形し、得られた成形物を正方晶構造のジルコ
ニアが得られる温度で焼成し、第8族、第9族、また
は、第10族金属成分を担持し、その後300〜700
℃で焼成することにより製造されたものであることが好
ましい。
アルミニウム水酸化物および/または水和酸化物は、い
ろいろな製法により得られたものを用いることができ
る。アルミニウム水酸化物および/または水和酸化物の
代わりにアルミニウムの酸化物であるα−アルミナやγ
−アルミナを用いると、触媒の圧壊強度が低下し、ま
た、成形後の焼成において単斜晶ジルコニアが混入しや
すくなり、触媒活性が低下する。
酸化物は、触媒中のアルミナとジルコニアの合計重量に
おけるアルミナの重量が、5〜90重量%、好ましくは
5〜50重量%、特に10〜50重量%とすることがよ
り好ましい。この範囲未満では、触媒の圧壊強度が低下
し、また、ジルコニアが安定しにくい。この範囲を超え
ると相対的に触媒活性が低下する。
酸化物は、通常粉体、好ましくは平均粒径0.5〜50
μm、特には0.5〜20μmの形状を用いることが、
触媒の活性および圧壊強度向上のために好ましい。アル
ミニウム水酸化物および/または水和酸化物として、擬
ベーマイトなどのベーマイト構造を有するアルミニウム
水和酸化物を用いることが、触媒活性を向上できるので
好ましい。
和酸化物はどのように製造しても構わないが、一般には
これらの塩や有機金属化合物、例えばオキシ塩化物、ア
ルコラート、塩化物、硫酸塩、硝酸塩、オキシ硫酸塩な
どを中和もしくは加水分解することにより得ることがで
きる。ジルコニウムの水酸化物もしくは水和酸化物は、
X線、電子線の回折により明確な結晶構造を持たない無
定形とすることで、触媒の圧壊強度が向上し、またジル
コニアが安定しやすい。また、通常粉体、好ましくは平
均粒径0.2〜50μm、特には0.2〜20μm、さ
らには、0.2〜5μmの形状を用いることが、触媒の
活性および圧壊強度向上のために好ましい。
ンモニウム、亜硫酸、亜硫酸アンモニウム、塩化チオニ
ルなどがあげられるが、硫酸アンモニウム、亜硫酸アン
モニウムが製造装置の腐食性も低く好ましい。硫酸分含
有化合物はそのままでも、または水溶液のような溶液と
して用いても構わない。
重量は、焼成前のアルミニウム水酸化物および/または
水和酸化物、ジルコニウム水酸化物および/または水和
酸化物、並びに、硫酸分含有化合物の全重量の3〜40
重量%、特には、10〜30重量%とすることが、触媒
活性を向上できるので好ましい。特に、硫酸アンモニウ
ムなどを固体状の硫酸分含有化合物として用いることが
好ましい。
も、液状でも、溶液の濃度に関しても特に限定はなく、
この後行う混練に必用な溶液量などを考えて調製するこ
とができる。硫酸分含有化合物の添加量は、最終的に得
られる固体酸触媒中に占める硫黄量が0.2〜10重量
%、特には1〜10重量%となるようにことが好まし
い。混合法については特には限定されない。
用いられている混練機であればどのようなものを用いて
も構わないが、通常は原料を投入し、水を加えて攪拌羽
根で混合するような方法が好適に用いられるが、原料お
よび添加物の投入順序など特に限定はない。混練の際に
は通常水を加えるが、スラリー状の粉体を用いる場合な
どは、水を加えなくてもよい。水以外に加える液体とし
ては、エタノール、イソプロパノール、アセトン、メチ
ルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどの有機溶
媒でもよい。混練時の温度や混練時間は、原料であるア
ルミニウム水酸化物および/または水和酸化物、ジルコ
ニウム水酸化物および/または水和酸化物、並びに、硫
酸分含有化合物の性質に大きく影響しない範囲であれば
良く特に制限はない。また、同様に本発明の触媒性状が
維持される範囲内であれば、硝酸などの酸やアンモニア
などの塩基、有機化合物、バインダー、セラミックス繊
維、界面活性剤、ゼオライトなどを加えて混練しても構
わない。しかし、本発明の触媒は混練時に特にこのよう
な添加物を加えなくても十分な強度と高い触媒活性を有
する。
調製に用いられている成形方法を用いることができる。
特に、ペレット状、ハニカム状等の任意の形状に効率よ
く成形できるので、スクリュー式押出機などを用いた押
出成形が好ましく用いられる。成形物のサイズは特に制
限はないが、通常、その断面の長さが0.2mm以上、
好ましくは0.5〜20mmの大きさに成形される。例
えば円柱状のペレットであれば、通常直径0.5〜10
mm、長さ0.5〜15mm程度のものを容易に得るこ
とができる。焼成後の圧壊強度は混練による影響が大き
いため、上記混練時の水分、混練時間、電力量などをあ
らかじめ決定しておくことが望ましい。
に濾過や乾燥などといった工程を含まないため、操作が
簡便であり、工業上大きなメリットがある。また、成形
された触媒が得られるため、従来の粉体触媒では難しか
った固定床の反応にも適用することができる。
雰囲気中において、正方晶構造の酸化ジルコニウムが得
られる温度で焼成する。擬ベーマイト型アルミナを用い
た場合、好ましい焼成温度は450〜800℃、特に5
00〜800℃、さらには600〜800℃であり、ま
た、好ましい焼成時間は0.1〜20時間である。焼成
温度が高すぎると、酸化ジルコニウム結晶構造中の単斜
晶の割合が増え、2θ=28.2゜と30.2゜のピー
ク面積比が1を越えてしまう場合があり、触媒活性も低
下するため好ましくない。また、焼成温度が低すぎると
酸化ジルコニウムが結晶化せず、触媒活性も低下するた
め好ましくない。
9族、第10族から選ばれる金属成分としては、特に白
金、パラジウム、ルテニウム、ニッケルなどが好適に用
いられる。これらは金属そのものよりも化合物の形態に
なっているものを用いる方が好ましい。これらの金属化
合物は、無水物としても、水和物としても用いることが
できる。さらにこれらの金属化合物は1種でも、2種以
上を混合したものでもよい。これら金属化合物の添加量
は、最終的に得られる固体酸触媒中に占める第8族、第
9族、第10族元素の合計量が、0.05〜10重量%
となるように添加することが好ましい。
レー、浸漬などによる含浸法や、イオン交換法等が好適
に用いられる。上記担持物は空気または窒素などのガス
雰囲気中において、300℃より高く700℃より低い
温度で0.1〜20時間焼成することが触媒の活性を高
めるために好ましい。
アルミナの合計量は、触媒活性、成形物の強度の点など
から70重量%以上、より好ましくは80重量%以上に
なるようにすることが好ましい。触媒の成形強度は直径
1.5mmの円柱ペレットの側面圧壊強度として3kg
以上であることが実用上好ましい。
常、空気などの酸素の存在した雰囲気で300〜500
℃の熱処理を行う。雰囲気の酸素の含有量は0.1〜5
0容量%、特には1〜30容量%が好ましく、窒素と酸
素の混合物、窒素と空気の混合物、空気などが好適に用
いられる。特に、処理温度350〜480℃、処理時間
0.1〜100時間が好ましい。処理圧力は、減圧、常
圧、加圧下で処理が可能であるが、常圧での処理が簡便
であり、好ましい。この酸化雰囲気中での処理により、
触媒は乾燥され、また、微量の吸着物質が酸化され除去
されることにより活性化されると考えられるので、用い
る空気は水分などの不純物が低減された空気を用いるこ
とが好ましい。具体的には、20℃における相対湿度を
5%以下に除湿した雰囲気が好ましく用いられる。処理
温度が高すぎると触媒の性状が変化し、また処理温度が
低すぎると触媒が十分に乾燥されず、何れの場合も活性
が低下する。触媒製造時の焼成などの熱処理の後、1日
以上、特には、10日以上の期間、大気中におかれてい
た触媒に対してこの処理は有効である。また、非酸化雰
囲気である酸素を含まない気流中で処理を行っても触媒
の活性は低下する。
どの吸着をさける必要がある。このため、この処理は、
反応を行う反応装置や反応器に触媒を導入した後に行
い、大気を実質的に導入することなく、目的の酸触媒反
応を開始することが好ましい。目的の酸触媒反応が水素
雰囲気などの還元雰囲気で行われる場合には、反応開始
前に、窒素ガスまたはアルゴンガスなどの希ガスのよう
な不活性雰囲気に置換してからその反応を開始すること
が好ましい。なお、1日程度の期間、大気に暴露しても
活性は大きく低下はしないので、小規模な反応装置など
では、反応容器外でこの酸化雰囲気中の処理を行ない、
触媒を実質的に大気に暴露しない状態のまま、反応容器
に触媒を導入してもよい。
れ、活性が低下した触媒に適用することもできる。特
に、触媒上にコークと呼ばれるような炭素質が析出して
いる場合には、酸素濃度を0.1〜20容量%、特には
0.2〜5容量%として、急激に炭素質の酸化が行われ
ないようにすることが好ましい。
反応としては、異性化反応、増炭反応、不均化反応、ニ
トロ化反応などがあり、増炭反応としては、アルキル
化、重合、アシル化、エステル化、エーテル化、脱水反
応などがあげられる。還元雰囲気などの非酸化雰囲気の
反応に好ましく用いられる。好ましくは、炭化水素類が
酸触媒反応の対象となり、炭化水素、および、その炭化
水素に置換基を付与したような炭化水素誘導体が含まれ
る。特には、水素雰囲気下で炭化水素化合物を固体酸触
媒と接触させる異性化反応に好ましく用いられる。
化雰囲気中での処理後、反応温度付近まで降温した後、
大気を導入することなく、反応器内を窒素、希ガスなど
の不活性雰囲気に切り替え、さらに水素雰囲気とし、反
応を行う。本発明による触媒の活性化は、水素雰囲気下
で高い反応活性を触媒にもたらす。
てもよい。この場合の処理温度は300℃よりも低い温
度が好ましく、特には250℃よりも低い温度が好まし
い。処理温度が高すぎると触媒中の硫酸分が還元され、
触媒活性が低下する。しかしこれらの還元処理は必須で
はなく、反応を水素雰囲気下で行えば、特に還元処理を
行う必要はない。
水素類としては、沸点範囲−20℃〜150℃程度の石油留
分中にある炭化水素類、特には炭素数4〜6の炭化水素
類を主成分とするものである。特に、直鎖パラフィンは
分岐パラフィンに異性化され、オレフィンや芳香族化合
物は水素化されて鎖状あるいは環状のパラフィンにな
り、さらに分岐パラフィンに異性化される反応に好まし
く用いられる。
化の反応条件としては、好ましい反応温度の範囲が10
0〜300℃、特には120〜240℃であり、好まし
い反応圧力の範囲が1〜50kgf/cm2、好ましい
LHSVの範囲が0.2〜10/hr、好ましい水素/
原料比の範囲が0.2〜10mol/molである。
線回折チャートからジルコニアの正方晶と単斜晶のピー
ク分離を行い、2θ=28.2゜における単斜晶ジルコ
ニアのピークの面積と、2θ=30.2゜における正方
晶ジルコニアのピーク面積の比(S28.2/S30.
2比)を算出した。なお、S28.2/S30.2比が
0.02以下では、単斜晶ピークが不明瞭となり検出不
能であった。X線回折チャートは以下の条件で測定し
た。 広角X線測定装置;理学電機(株)製 RAD−1C 横型ゴニオメーター X線管球;封入管型Cu管球(出力30kV-20mA、波長1.5406Å) 測定領域(2θ);3〜90゜ ステップ幅;0.02゜ スキャンスピード;4゜/min スリット幅;ダイバージェントスリット(DS)=1゜ スキャタリングスリット(SS)=1゜ レシービングスリット(RS)=0.3mm スムージング条件;Savitzky, Golayの15点の重み付き平滑化法 ピーク分離使用領域(2θ);26.5〜32.5゜ 分離対象ピーク数;4本(単斜晶2本、正方晶1本、非晶質1本) 結晶種比算出使用ピーク; 単斜晶;2θ=28.2゜(d=3.163、hkl=111) 正方晶;2θ=30.2゜(d=2.960、hkl=111)
CROTRAC粒度分析計を用い、湿式測定法で測定し
た。これは、流れる粉体群にレーザー光を照射し、その
前方散乱光により粒度分析を行うものである。
せ、平均粒径1.2μmの乾燥水和ジルコニアを得た。
この乾燥水和ジルコニア粉1.50kgに平均粒径10
μmの水和アルミナ(擬ベーマイト粉)500gを加
え、さらに硫酸アンモニウム383gを加え、攪拌羽根
のついた混練機で水を加えながら45分混練を行った。
得られた混練物を直径1.6mmの円形の穴の開いた押
出機より押し出し、110℃で乾燥して乾燥ペレットを
得た。続いてこの乾燥ペレットを650℃で2時間焼成
し、硫酸分を担持したジルコニア/アルミナ成形体の触
媒である触媒Aを得た。この触媒A50gに、触媒中の
白金量が0.5%になるように塩化白金酸の水溶液12
5mlを添加した。これを乾燥後、550℃で2時間焼
成して白金および硫酸分を担持したジルコニア/アルミ
ナ成形体の触媒である触媒Bを得た。
た乾燥ペレット50gに、触媒中の白金量が0.5%に
なるように、塩化白金酸の水溶液125mlを添加した
ところ、ペレットが粉化した。これを乾燥後、625℃
で2時間焼成して白金および硫酸分を担持したジルコニ
ア/アルミナ成形体の触媒である触媒Cを得た。
た乾燥水和ジルコニア粉50gに、触媒中の白金量が
0.5%になるように、塩化白金酸の水溶液125ml
を添加した。これを110℃で乾燥後、0.5mol/
l硫酸水溶液125mlを添加し、乾燥後625℃で2
時間焼成して白金および硫酸分を担持したジルコニア粉
体の触媒である触媒Dを得た。
た乾燥水和ジルコニア粉50gに硫酸アンモニウム10
gを加え、乳鉢で粉砕混合した。これを110℃で乾燥
後、乾燥物50gに対し、触媒中の白金量が0.5%に
なるように、塩化白金酸の水溶液125mlを添加し
た。これを乾燥後625℃で2時間焼成して白金および
硫酸分を担持したジルコニア粉体の触媒である触媒Eを
得た。
た乾燥水和ジルコニア粉100gに硫酸アンモニウム2
0gを加え、乳鉢で粉砕混合した。これを110℃で乾
燥後、650℃で2時間焼成して硫酸ジルコニア(硫酸
分を担持したジルコニア粉体)を得た。この硫酸ジルコ
ニア50gに対し、触媒中の白金量が0.5%になるよ
うに、塩化白金酸の水溶液125mlを添加した。これ
を乾燥後550℃で2時間焼成して白金および硫酸分を
担持したジルコニア粉体の触媒である触媒Fを得た。
触媒Aを乳鉢で粉砕し、32メッシュ以下に篩い分けた
触媒20gをオートクレーブ内に入れ、空気雰囲気に変
えて400℃、1時間の前処理を行った。その後、大気
を導入することなく、オートクレーブ内を窒素雰囲気と
し、クロロベンゼン225g、p-クロロベンゾイルクロ
リド35gを加え、135℃で攪拌しながら反応を行っ
た。3時間反応後の反応液をガスクロマトグラフにより
分析した。アシル化体であるジクロロベンゾフェノンの
収率は29%であった。比較のために、前処理の雰囲気
を窒素とし、他は同様にアシル化反応を行ったところ、
ジクロロベンゾフェノンの収率は26%であった。
Fは圧縮成形後16〜24メッシュの粒状に整粒し、ま
た成形触媒である触媒Bはそのまま16〜24メッシュ
の粒に整粒した。各触媒を焼成後2日経過した後、白金
含有触媒(触媒A〜E)4ccを、長さ50cm、内径
1cmの固定床流通式反応器中に充填し、前処理の後、
n−ヘキサンの異性化反応を行った。
雰囲気:空気で1時間行った。その後、大気を導入する
ことなく、反応器内を窒素雰囲気とし、さらに水素雰囲
気としてから、異性化反応を開始した。
200℃、反応圧力(ゲージ圧):10kgf/c
m2、LHSV=1.5/hr、水素/油比(H2/Oi
l):5(mol/mol)で行った。通油開始20時
間後の反応管出口組成をガスクロマトグラフィーにより
分析した結果を表1に示す。
性化反応1と同様のn−ヘキサンの異性化反応を、反応
温度:180℃、反応圧力(ゲージ圧):10kgf/
cm2、LHSV=1.5/hr、水素/油比(H2/O
il):5(mol/mol)の反応条件で、前処理条
件を変えて行った。前処理条件の温度、雰囲気、圧力を
変えた反応での、通油開始20時間後の反応管出口組成
をガスクロマトグラフィーにより分析した結果を表2に
示す。
圧)で示している。触媒の活性を示す転化率、選択率
は、n−ヘキサン転化率および2,2’−ジメチルブタ
ン/鎖状C6を用いて以下により算出し、評価した。
占めるn−ヘキサンの重量%/原料油中に占めるn−ヘ
キサンの重量%)]×100(%) 2,2’−ジメチルブタン/鎖状C6=(生成油中に占め
る2,2’−ジメチルブタンの重量%/生成油中に占め
る炭素数6の鎖状炭化水素全体の重量%)×100
(%)
た触媒の活性化処理を行った。触媒Bを用い、上述の異
性化反応2の反応において水素の代わりに窒素を用いて
100時間反応を行うことで触媒を劣化させた。この触
媒を異なった雰囲気で前処理し、活性の変化を測った。
雰囲気としては、水素雰囲気、窒素雰囲気、また、2容
量%酸素を含む窒素を用い、400℃で2時間行った。
活性の評価は、上述の異性化反応2と同じ反応を行い、
通油開始20時間後の反応管出口組成をガスクロマトグ
ラフィーにより分析することで行った。その結果を表3
に示す。
Claims (7)
- 【請求項1】 ジルコニアおよび/または含水ジルコニ
アからなる部分を含む担体と、この担体に担持された硫
酸分とを含む固体酸触媒を反応容器に充填し、酸化雰囲
気中300〜500℃の温度で処理した後、大気に暴露するこ
となく、酸触媒反応を行うことを特徴とする酸触媒反応
方法。 - 【請求項2】 前記担体がジルコニアおよび/または含
水ジルコニアからなる部分と、アルミナおよび/または
含水アルミナからなる部分で構成されていることを特徴
とする請求項1記載の酸触媒反応方法。 - 【請求項3】 ジルコニアおよび/または含水ジルコニ
アからなる部分を含む担体と、この担体に担持された硫
酸分とを含む固体酸触媒を、酸化雰囲気中300〜500℃の
温度で処理し、不活性雰囲気に置換した後、炭化水素類
と接触させることを特徴とする炭化水素類の酸触媒反応
方法。 - 【請求項4】 前記担体がジルコニアおよび/または含
水ジルコニアからなる部分と、アルミナおよび/または
含水アルミナからなる部分で構成されていることを特徴
とする請求項3記載の酸触媒反応方法。 - 【請求項5】 ジルコニアおよび/または含水ジルコニ
アからなる部分を含む担体と、この担体に担持された硫
酸分とを含む固体酸触媒を、酸化雰囲気中300〜500℃の
温度で処理した後、不活性雰囲気に置換し、水素雰囲気
下で炭化水素と接触させることを特徴とする炭化水素の
異性化方法。 - 【請求項6】 前記触媒がジルコニアおよび/または含
水ジルコニアからなる部分と、アルミナおよび/または
含水アルミナからなる部分で構成された担体と、この担
体に担持された硫酸分と第8族、第9族、または、第1
0族金属成分とを含む触媒であることを特徴とする請求
項5記載の炭化水素の異性化方法。 - 【請求項7】 前記触媒がアルミニウム水酸化物および
/または水和酸化物、ジルコニウム水酸化物および/ま
たは水和酸化物、並びに、硫酸分含有化合物を混練し、
成形し、得られた成形物を正方晶構造のジルコニアが得
られる温度で焼成し、第8族、第9族、または、第10
族金属成分を担持し、その後300〜700℃で焼成す
ることにより製造されたものであることを特徴とする請
求項6記載の炭化水素の異性化方法。
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| JP06761398A JP3973176B2 (ja) | 1998-03-04 | 1998-03-04 | 酸触媒反応方法 |
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| JPH11246442A true JPH11246442A (ja) | 1999-09-14 |
| JP3973176B2 JP3973176B2 (ja) | 2007-09-12 |
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| JP (1) | JP3973176B2 (ja) |
-
1998
- 1998-03-04 JP JP06761398A patent/JP3973176B2/ja not_active Expired - Fee Related
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