JPH11246594A - 二環式デプシペプチド - Google Patents

二環式デプシペプチド

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JPH11246594A
JPH11246594A JP10368614A JP36861498A JPH11246594A JP H11246594 A JPH11246594 A JP H11246594A JP 10368614 A JP10368614 A JP 10368614A JP 36861498 A JP36861498 A JP 36861498A JP H11246594 A JPH11246594 A JP H11246594A
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JP
Japan
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amino acid
group
alanine
acid residue
amino
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JP10368614A
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English (en)
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Makoto Yanai
誠 谷内
Masashi Suzuki
雅士 鈴木
Norio Oshida
紀男 押田
Tsuneji Kawamura
恒二 川村
Shigeru Hiramoto
茂 平本
Orie Yasuda
織恵 保田
Nobusuke Kinoshita
宣祐 木下
Akiko Magai
明子 真貝
Masako Takasu
雅子 高須
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Nisshin Seifun Group Inc
Original Assignee
Nisshin Seifun Group Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 神経損傷治療薬、特に痴呆症治療薬として有
用な化合物を提供することにある。 【解決手段】 下記の式を有する二環式デプシペプチド
により上記の課題が達成される。 【化1】 上記式中、RはC5〜C20アルキルまたはC5〜C15アル
コキシメチルを示し、A、D、EおよびJは、アラニ
ン、バリン、ロイシン等を示し、BおよびFは同一また
は異なってシステイン、アスパラギン酸、リシン、セリ
ン等を示し、Wはアスパラギン酸またはグルタミン酸を
示し、Zはアスパラギン酸、アスパラギン、グルタミン
酸またはグルタミンを示し、Gはジスルフィド結合、ア
ミド結合またはエステル結合を示し、l、m、n、pお
よびqは0または1を示す。上記化合物は、アポプロテ
インEの産生を促進し、神経損傷治療薬、特に痴呆症治
療薬として有用であり、さらに高脂血症の治療薬として
も有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二環式デプシペプ
チドおよびこれを有効成分とする医薬に関する。本発明
の二環式デプシペプチドは、アポリポプロテインEの産
生促進作用を有する。アポリポプロテインEは神経損傷
の修復作用を有するので、本発明の二環式デプシペプチ
ドは、神経損傷治療薬、特に痴呆症治療薬として有用で
あり、さらに高脂血症の治療薬としても有用である。
【0002】
【従来の技術】老人性痴呆症の治療薬として、脳循環代
謝改善薬が主として使用されているが、これらの薬物
は、老人性痴呆症の原因と考えられている中枢神経系の
崩壊には何ら改善作用を示さない。その結果痴呆の中核
的症状というべき記憶障害や計算能力障害に対しても何
ら改善作用を示さない。他方、アポリポプロテインE
は、損傷し回復しつつある神経系部位で高レベルで発現
することが報告されており(例えば、M.J. Igunalius e
t al., Proc. Natl. Acad. Sci. U.S.A., 83:1125(19
86)参照)、神経系の修復に重要な役割を担うであろう
ことが示唆されている。
【0003】さらに最近、アポリポプロテインEをヒト
の家族性高コレステロール血症ホモ接合体のモデル動物
であるWHHLウサギに静脈投与すると、血漿コレステ
ロール濃度の著明な減少が認められることが報告され(Y
amada, et. al., Proceedingof National Academy Scie
nce USA, Vol.86, pp665-669, 1989)、また、マウス肝
臓にラットアポリポプロテインEの遺伝子を導入してア
ポリポプロテインEを大量に発現させると、血漿コレス
テロールとトリグリセリドが顕著に低下することが報告
された(Shimano, H. et. al., Journal of Clinical I
nvestigation,Vol.90, pp2084-2091, 1992)。これらの
報告で明らかになったように、血漿アポリポプロテイン
E濃度を上昇させることは、高脂血症、特に今までの薬
剤では治療が困難だとされてきた家族性高コレステロー
ル血症ホモ接合体の治療法として極めて有効とされてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したところから、
新しいタイプの老人性痴呆症の治療薬として、脳循環代
謝改善薬以外の神経系の修復、成長を促進し、中枢神経
の崩壊を抑制する薬物が求められている。また高脂血
症、特に今までの薬剤では治療が困難だとされてきた家
族性高コレステロール血症ホモ接合体の治療法として血
漿アポリポプロテインE濃度を上昇させる薬物の解明も
求められているところである。かかる状況下において、
本発明者らはアポリポプロテインEの産生を促進する薬
物を提供すべく鋭意研究の結果、ある種の二環式デプシ
ペプチドがこれらの作用を有することを見いだして、本
発明を完成するに至ったのである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、一般式(1)
【化2】 (式中、Rは炭素数5〜20の直鎖状もしくは有枝鎖状
のアルキル基または炭素数5〜15の直鎖状もしくは有
枝鎖状のアルコキシメチル基を示し、A、D、Eおよび
Jはそれぞれ独立して、アラニン、バリン、ロイシン、
イソロイシン、セリン、トレオニン、リシン、ヒドロキ
シリシン、アルギニン、システイン、メチオニン、フェ
ニルアラニン、チロシン、トリプトファン、ヒスチジ
ン、プロリン、4−ヒドロキシプロリン、アスパラギン
酸、グルタミン酸、ピペリジン−4−カルボン酸、ホモ
プロリン、オクタヒドロインドール−2−カルボン酸、
ノルバリン、ノルロイシン、α−t−ブチルグリシン、
シクロヘキシルグリシン、アゼチジン−2−カルボン
酸、3−(3−ピリジル)アラニン、(3−N−メチル)
ピペリジルアラニン、3−(2−ナフチル)アラニン、
β−シクロヘキシルアラニン、β−t−ブチルアラニ
ン、9−アントラセニルアラニン、α−メチルアラニ
ン、および2−アミノブタン酸から選ばれるアミノ酸残
基またはこれらアミノ酸残基のN−C1〜C4アルキル体
を示し、BおよびFは同一または異なってシステイン、
アスパラギン酸、グルタミン酸、リシン、ヒドロキシリ
シンまたはセリンから選ばれるアミノ酸残基を示し、G
はジスルフィド結合、アミド結合またはエステル結合を
示し、Wはアスパラギン酸またはグルタミン酸から選ば
れるアミノ酸残基を示し、Zはアスパラギン酸、アスパ
ラギン、グルタミン酸およびグルタミンから選ばれるア
ミノ酸残基を示し、l、m、n、pおよびqはそれぞれ
独立して0または1を示す。但し、結合Gはアミノ酸残
基BおよびFにそれぞれ含まれるチオール基、カルボニ
ル基、水酸基またはアミノ基が相互に結合して形成され
るものであり、上記アミノ酸残基における遊離のアミノ
基、カルボキシル基、水酸基、メルカプト基またはω−
カルバミド基が存在する場合はそれらの基の保護基とし
てペプチド化学で通常用いられる基でそれぞれ保護され
ていてもよく、そして、上記A、B、D、E、F、J、
WおよびZにおけるアミノ酸残基がリシン、ヒドロキシ
リシン、グルタミン酸またはアスパラギン酸である場合
は、それらのアミノ酸のα−またはω−位のアミノ基ま
たはカルボキシル基で隣接するアミノ酸とペプチド結合
を形成することができる。)で示される二環式デプシペ
プチドまたはその薬理学的に許容される塩に関する。
【0006】本発明は特に先の一般式(1)において、
A、J、D、およびEがそれぞれ独立して、アラニン、
バリン、ロイシン、イソロイシン、セリン、トレオニ
ン、リシン、アルギニン、システイン、メチオニン、フ
ェニルアラニン、チロシン、トリプトファン、ヒスチジ
ン、プロリン、アスパラギン酸およびグルタミン酸から
選ばれるアミノ酸残基またはこれらアミノ酸残基のN−
1〜C4アルキル体である二環式デプシペプチドまたは
その薬理学的に許容される塩に関する。
【0007】本発明の好ましい化合物は、前記一般式
(1)において、Bがシステイン残基、Jがロイシン、
アラニン、β−t−ブチルアラニン、バリンまたはフェ
ニルアラニンから選ばれるアミノ酸残基、Dがバリンま
たはアラニンから選ばれるアミノ酸残基、Eがロイシン
残基、イソロイシン、アラニン、β−t−ブチルアラニ
ン、バリンまたはフェニルアラニンから選ばれるアミノ
酸残基、Fがシステイン残基、Wがアスパラギン酸また
はグルタミン酸から選ばれるアミノ酸残基、そしてZが
アスパラギン酸、グルタミン酸、グルタミンまたはアス
パラギンから選ばれるアミノ酸残基であり、Gがジスル
フィド結合であり、l、m、およびnが0または1であ
り、pが0であり、qが1であり、そしてRが炭素数6
〜12の直鎖状または有枝鎖状のアルキル若しくはアル
コキシメチル基である二環状デプシペプチドまたはその
薬理学的に許容される塩である。
【0008】本発明の好ましい他の化合物は、前記一般
式(1)において、Aがイソロイシン、ロイシン、アラ
ニン、β−t−ブチルアラニン、バリンまたはフェニル
アラニンから選ばれるアミノ酸残基、Bがシステイン残
基、Dがバリンまたはアラニンから選ばれるアミノ酸残
基、Eがロイシン、イソロイシン、アラニン、β−t−
ブチルアラニン、バリンまたはフェニルアラニンから選
ばれるアミノ酸残基、Fがシステイン残基、Wがアスパ
ラギン酸またはグルタミン酸から選ばれるアミノ酸残
基、そしてZがアスパラギン酸、グルタミン酸、グルタ
ミンまたはアスパラギンから選ばれるアミノ酸残基であ
り、Gがジスルフィド結合で連結であり、l、mおよび
nが0または1であり、pが1であり、qが0であり、
そしてRが炭素数6〜12の直鎖状または有枝鎖状のア
ルキル若しくはアルコキシメチル基である二環式デプシ
ペプチドまたはその薬理学的に許容される塩に関する。
前記一般式において、nは1であり、p+q=1である
ことが好ましい。
【0009】また本発明は、上記した二環式デプシペプ
チドまたはその薬理学的に許容される塩を有効成分とす
る医薬に関する。また本発明は上記した二環式デプシペ
プチドまたはその薬理学的に許容される塩を有効成分と
するアポリポプロテインE産生促進薬に関する。また本
発明は、上記した二環式デプシペプチドまたはその薬理
学的に許容される塩を有効成分とする神経損傷治療薬に
関する。また本発明は、上記した二環式デプシペプチド
またはその薬理学的に許容される塩を有効成分とする痴
呆症治療薬に関する。また本発明は上記した二環式デプ
シペプチドまたはその薬理学的に許容される塩を有効成
分とする高脂血症治療薬に関する。上記した本発明の式
(1)を有する二環式デプシペプチドを構成する上記アミ
ノ酸はL−体またはD−体のいずれであってもよいが、
A、D、J、W、およびZのアミノ酸はL−体が好まし
く、BおよびEのアミノ酸はD−体であるのが好まし
い。
【0010】本発明の前記一般式(1)で示される二環式
デプシペプチドの好ましい例として、Rが炭素数6〜1
2の直鎖状のアルキル若しくはアルコキシメチル基であ
り、l、m、n、pおよびqは0または1(但しp+q
=1)であり、そして B=Cys、J=Leu、 W=Asp、 D=Ala、E=Leu、F=C
ys、Z=Gln、G=S−Sの化合物:B=Cys、 J=Ala、
W=Asp、 D=Val、E=Leu、F=Cys、Z=Gln、G=
S−Sの化合物:B=Cys、 J=Leu、 W=Asp、 D=Va
l、E=Ile、F=Cys、Z=Gln、G=S−Sの化合物:
B=Cys、 J=Leu、W=Asp、D=Val、E=Ala、F=C
ys、Z=Gln、G=S−Sの化合物:B=Cys、J=Le
u、W=Asp、 D=Val、E=Leu、F=Cys、Z=Gln、G
=S−Sの化合物:A=Ile、 B=Cys、 W=Asp、 D=A
la、E=Leu、F=Cys、Z=Gln、G=S−Sの化合
物:A=Ile、 B=Cys、 W=Asp、 D=Val、E=Leu、
F=Cys、Z=Gln、G=S−Sの化合物:A=Ala、 B
=Cys、 W=Asp、 D=Val、E=Ile、F=Cys、Z=Gl
n、G=S−Sの化合物:A=Ile、 B=Cys、W=Asp、
D=Val、E=Ala、F=Cys、Z=Gln、G=S−Sの化
合物:B=Cys、 J=Leu、 W=Glu、 D=Ala、E=Le
u、F=Cys、Z=Gln、G=S−Sの化合物:B=Cys、
J=Ala、 W=Glu、 D=Val、E=Leu、F=Cys、Z=G
ln、G=S−Sの化合物:B=Cys、 J=Leu、 W=Glu、
D=Val、E=Ile、F=Cys、Z=Gln、G=S−Sの
化合物:B=Cys、 J=Leu、W=Glu、D=Val、E=Al
a、F=Cys、Z=Gln、G=S−Sの化合物:A=Ile、
B=Cys、 W=Glu、 D=Ala、E=Leu、F=Cys、Z=G
ln、G=S−Sの化合物:A=Ile、 B=Cys、 W=Glu、
D=Val、E=Leu、F=Cys、Z=Gln、G=S−Sの
化合物:A=Ala、 B=Cys、 W=Glu、 D=Val、E=Il
e、F=Cys、Z=Gln、G=S−Sの化合物:A=Ile、
B=Cys、W=Glu、D=Val、E=Ala、F=Cys、Z=G
ln、G=S−Sの化合物:B=Ser、 J=Leu、 W=Asp、
D=Ala、E=Leu、F=Glu、Z=Gln、G=O−CO
の化合物:B=Ser、 J=Ala、 W=Asp、 D=Val、E=
Leu、F=Glu、Z=Gln、G=O−COの化合物:B=S
er、 J=Leu、 W=Asp、 D=Val、E=Ile、F=Glu、
Z=Gln、G=O−COの化合物:B=Ser、 J=Leu、
W=Asp、D=Val、E=Ala、F=Glu、Z=Gln、G=
O−COの化合物:B=Ser、J=Leu、W=Asp、 D=V
al、E=Leu、F=Glu、Z=Gln、G=O−COの化合
物:A=Ile、 B=Ser、 W=Asp、 D=Ala、E=Leu、
F=Glu、Z=Gln、G=O−COの化合物:A=Ile、
B=Ser、 W=Asp、 D=Val、E=Leu、F=Glu、Z=G
ln、G=O−COの化合物:A=Ala、 B=Ser、 W=As
p、 D=Val、E=Ile、F=Glu、Z=Gln、G=O−C
Oの化合物:A=Ile、 B=Ser、W=Asp、D=Val、E
=Ala、F=Glu、Z=Gln、G=O−COの化合物:B
=Glu、 J=Leu、 W=Glu、 D=Ala、E=Leu、F=Ly
s、Z=Gln、G=CONHの化合物:B=Glu、 J=Al
a、 W=Glu、 D=Val、E=Leu、F=Lys、Z=Gln、G
=CONHの化合物:B=Glu、 J=Leu、 W=Glu、 D
=Val、E=Ile、F=Lys、Z=Gln、G=CONHの化
合物:B=Glu、 J=Leu、W=Glu、D=Val、E=Al
a、F=Lys、Z=Gln、G=CONHの化合物:B=Gl
u、J=Leu、W=Glu、 D=Val、E=Leu、F=Lys、Z
=Gln、G=CONHの化合物:A=Ile、 B=Glu、 W
=Asp、 D=Ala、E=Leu、F=Lys、Z=Gln、G=C
ONHの化合物:A=Ile、 B=Glu、 W=Asp、 D=Va
l、E=Leu、F=Lys、Z=Gln、G=CONHの化合
物:A=Ala、 B=Glu、 W=Asp、 D=Val、E=Ile、
F=Lys、Z=Gln、G=CONHの化合物:A=Ile、
B=Glu、W=Asp、D=Val、E=Ala、F=Lys、Z=G
ln、G=CONHの化合物:A=Ile、 B=Lys、 W=Gl
u、 D=Ala、E=Leu、F=Glu、Z=Gln、G=NHC
Oの化合物:A=Ile、 B=Lys、 W=Glu、 D=Val、E
=Leu、F=Glu、Z=Gln、G=NHCOの化合物:A
=Ala、 B=Lys、 W=Glu、 D=Val、E=Ile、F=Gl
u、Z=Gln、G=NHCOの化合物:A=Ile、 B=Ly
s、W=Glu、D=Val、E=Ala、F=Glu、Z=Gln、G
=NHCOの化合物:A=Ile、B=Lys、W=Glu、 D
=Val、E=Leu、F=Glu、Z=Gln、G=NHCOの化
合物:などが挙げられる。
【0011】ここで述べた本化合物の説明および以下に
述べる実施例などにおいて、ペプチドを構成するアミノ
酸またはアミノ酸残基については、アミノ酸の表示に一
般に用いられている三文字表記による。すなわち、アラ
ニン=Ala、バリン=Val、ロイシン=Lue、イソロイシ
ン=Ile、セリン=Ser、トレオニン=Thr、アスパラギ
ン酸=Asp、アスパラギン=Asn、グルタミン酸=Glu、
グルタミン=Gln 、リシン=Lys、システイン=Cys、
などの表示方法を用いる。
【0012】本発明の二環式デプシペプチドは、例え
ば、次に述べる通常のペプチド合成の手法により製造し
た環状デプシペプチドをジスルフィド結合、アミド結合
またはエステル結合によって分子内架橋することにより
製造することができる。すなわち、前記一般式(1)にお
いてp=0、q=1である二環式デプシペプチドは、つ
ぎの工程:一般式(2)
【化3】 (式中、Rは上記の意味を有する)で示される3−ヒド
ロキシプロピオン酸誘導体のカルボキシル基を適当な保
護基で保護して得られる、一般式(3)
【化4】 (式中、Xはカルボキシル基の保護基であり、Rは上記
の意味を有する)で示されるカルボキシル基が保護され
た3−ヒドロキシプロピオン酸誘導体と、Bのα−位の
アミノ基および側鎖のアミノ基、カルボキシル基、水酸
基またはメルカプト基が保護されたアミノ酸Y−B′−
OHを縮合させて、一般式(4)
【化5】 (式中、B′はBの側鎖のアミノ基、カルボキシル基、
水酸基またはメルカプト基が保護されたアミノ酸残基を
示し、YはB′のα−位のアミノ基の保護基を示し、X
およびRは上記の意味を有する)で示される化合物と
し、
【0013】この化合物のアミノ基の保護基Yを脱離し
て、一般式(5)
【化6】 (式中、B′、XおよびRは上記の意味を有する)で示
される化合物とし、この化合物と、α−位のアミノ基が
保護されたアミノ酸Y−J−OHを縮合させて、一般式
(6)
【化7】 (式中、B′、J、Y、X、およびRは上記の意味を有
する)で示されるデプシペプチドとし、
【0014】このデプシペプチドのアミノ基の保護基Y
を脱離して、一般式(7)
【化8】 (式中、B′、J、X、およびRは上記の意味を有す
る)で示されるデプシペプチドとし、
【0015】このデプシペプチドと、アミノ基とβ−位
置のカルボキシル基とが保護されたアスパラギン酸また
は、アミノ基とγ−位置のカルボキシル基とが保護され
たグルタミン酸を縮合させて、一般式(8)
【化9】 (式中、X′はアスパラギン酸のβ−位置のカルボキシ
ル基またはグルタミン酸のγ−位置のカルボキシル基の
保護基であり、B′、J、W、X、YおよびRは上記の
意味を有する)で示されるデプシペプチドとし、
【0016】このデプシペプチドのアミノ基の保護基Y
を脱離して、一般式(9)
【化10】 (式中、B′、J、W、X、X′およびRは上記の意味
を有する)で示されるデプシペプチドとし、このデプシ
ペプチドと、α−位のアミノ基が保護されたアミノ酸Y
−D−OHを縮合させて、一般式(10)
【化11】 (式中、B′、J、W、D、Y、X、X′およびRは上
記の意味を有する)で示されるデプシペプチドとし、
【0017】このデプシペプチドのアミノ基の保護基Y
を脱離して、一般式(11)
【化12】 (式中、B′、J、W、D、X、X′およびRは上記の
意味を有する)で示されるデプシペプチドとし、このデ
プシペプチドと、α−位のアミノ基が保護されたアミノ
酸Y−E−OHを縮合させるか、または上記アミノ酸残
基Dの結合工程を経ないで一般式(9)のデプシペプチド
と上記アミノ酸Y−E−OHを縮合させて、一般式(1
2)
【化13】 (式中、B′、J、W、D、E、Y、X、X′、および
Rは上記の意味を有し、mは0または1を示す)で示さ
れるデプシペプチドとし、
【0018】このデプシペプチドのアミノ基の保護基Y
を脱離して、一般式(13)
【化14】 (式中、B′、J、W、D、E、X、X′、Rおよびm
は上記の意味を有する)で示されるデプシペプチドと
し、このデプシペプチドと、Fのα−位のアミノ基およ
び側鎖のアミノ基、カルボキシル基、水酸基またはメル
カプト基が保護されたアミノ酸Y−F′−OHを縮合さ
せるか、または上記アミノ酸残基Eの結合工程を経ない
で一般式(11)または一般式(9)のデプシペプチドと、
上記アミノ酸Y−F′−OHを縮合させて、一般式(1
4)
【化15】 (式中、B′、J、W、D、E、F′、Y、X、X′、
Rおよびmは上記の意味を有し、nは0または1を示
す)で示されるデプシペプチドとし、
【0019】このデプシペプチドのアミノ基の保護基Y
を脱離して、一般式(15)
【化16】 (式中、B′、J、W、D、E、F′、X、X′、R、
mおよびnは上記の意味を有する)で示されるデプシペ
プチドとし、このデプシペプチドと、アミノ基とβ−位
置のカルボキシル基とが保護されたアスパラギン酸、ア
ミノ基とβ−位置のカルバミド基が保護されたアスパラ
ギン、アミノ基とγ−位置のカルボキシル基とが保護さ
れたグルタミン酸、またはアミノ基とγ−位置のカルバ
ミド基が保護されたグルタミン等を縮合させて、一般式
(16)
【化17】 (式中、X″はアスパラギン酸のβ−位置のカルボキシ
ル基またはグルタミン酸のγ−位置のカルボキシル基、
アスパラギンのβ−位置のカルバミド基またはグルタミ
ンのγ−位置のカルバミド基の保護基であり、B′、
J、W、D、E、F′、Z、X、X′、Y、R、mおよ
びnは上記の意味を有する)で示されるデプシペプチド
とし、
【0020】このデプシペプチドのカルボキシル基の保
護基Xを脱離し、一般式(17)
【化18】 (式中、B′、J、W、D、E、F′、Z、X′、
X″、Y、R、mおよびnは上記の意味を有する)で示
されるデプシペプチドとし、このデプシペプチドのアス
パラギン酸、アスパラギン、グルタミン酸またはグルタ
ミンのアミノ基の保護基を脱離し、その後自己縮合させ
て、一般式(18)
【化19】 (式中、B′、J、W、D、E、F′、Z、X′、
X″、R、mおよびnは上記の意味を有する)で示され
る環状デプシペプチドとし、
【0021】そして、B′とF′がシステインである環
状デプシペプチドの場合には、酸化剤、例えば酸性ヨウ
素溶液などを用いて、二つのシステインの間にジスルフ
ィド結合を形成させ、B′がセリンで、F′がグルタミ
ン酸またはアスパラギン酸の場合、またはB′がグルタ
ミン酸またはアスパラギン酸でF′がセリンの場合に
は、側鎖のカルボキシル基および水酸基の保護基を脱離
した後、酸性触媒と処理するか、ジシクロヘキシルカル
ボジイミドなどと処理することにより、エステル結合を
形成させ、またB′がグルタミン酸またはアスパラギン
酸でF′がリシンである場合、またはB′がリシンで
F′がグルタミン酸またはアスパラギン酸である場合に
は、側鎖のアミノ基およびカルボキシル基の保護基を脱
離した後、脱水反応によるアミド基形成反応によってア
ミド結合を形成させ、二環式デプシペプチドとすること
ができる。
【0022】次いでこの環状デプシペプチドのWおよび
Zの保護基を脱離して一般式(19)
【化20】 (式中、B、J、W、D、E、F、Z、R、mおよびn
は上記の意味を有し、Gはジスルフィド結合、エステル
結合またはアミド結合を示す)で示される二環式デプシ
ペプチドを得ることができる。また、前記一般式(1)に
おいて、p=1、q=0である式(20)
【化21】 (式中、A、B、W、D、E、F、Z、G、R、mおよ
びnは上記の意味を有する)で示される二環式デプシペ
プチドも上記の合成法に準じて得ることができる。
【0023】また、固相合成等により得られた式(21)
【化22】 (式中、B′、J、W、D、E、F′、Z、X、X′、
R、mおよびnは上記の意味を有する)で示されるデプ
シペプチドを自己縮合することによって本発明の二環式
デプシペプチドを得ることもできる。
【0024】上記した二環式デプシペプチドの製造法
は、典型的な製造方法を例示しただけのもので、このも
のを製造する方法としては種々の変法が可能であって、
例えば一般式(18)の環状デプシペプチドを上記したペ
プチド合成の常法に従ってアミノ酸を1個ずつ段階的に
縮合して製造する他に、あらかじめ合成したいくつかの
オリゴペプチドを縮合させ次いで自己縮合する方法によ
って製造することができる。上記した本発明の二環式デ
プシペプチドを得るための合成工程には、ペプチド合成
において採用される慣用方法のいずれを用いることもで
きる。例えば、ペプチド結合を形成するための方法とし
ては、縮合剤法、アジド法、酸無水物法、活性エステル
法、酸化還元法および酵素法などが挙げられる。
【0025】縮合剤法を用いてペプチド合成を行う場合
は、N,N−ジシクロヘキシルカルボジイミド(以下、
「DCC」という)、または1−エチル−3−(3−ジ
メチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩、すなわ
ち水溶性カルボジイミド(以下、「WSCI」とい
う)、O−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−
N,N,N′,N′−テトラメチルウロニウム テトラフル
オロボレート(以下、「TBTU」という)、ベンゾト
リアゾール−1−イル−オキシ−トリス(ジメチルアミ
ノ)ホスホニウム ヘキサフルオロホスフェート(以
下、「BOP」という)O−(7−アザベンゾトリアゾ
ール−1−イル)−1,2,3−テトラメチルウロニウム
ヘキサフルオロホスフェート(以下、「HATU」と
いう)等を用いることが好ましい。また、同時に、ラセ
ミ化を抑制するために通常用いられる添加剤、例えばN
−ヒドロキシスクシンイミド、N−ヒドロキシベンゾト
リアゾール(以下、「HOBt」という)、1−ヒドロ
キシ−7−アザベンゾトリアゾール(以下「HOAt」
という)、N−ヒドロキシ−5−ノルボネン−2,3−
ジカルボジイミド等を加えることも好ましい。
【0026】また、アジド法で用いられる主な縮合剤と
しては、ジフェニルリン酸アジド(以下、「DPPA]
という)が挙げられる。なお、縮合反応を行う前に、通
常公知の手段によって当該縮合反応に関与しないカルボ
キシル基、アミノ基、水酸基、メルカプト基およびω−
カルバミド基等へ保護手段を施すことが好ましい。この
場合、保護手段に用いる保護基としては、例えば、アミ
ノ基の保護基としてはt−ブトキシカルボニル(以下、
「Boc」という)基、ベンジルオキシカルボニル基、
p−メトキシ−ベンジルオキシカルボニル基または9−
フルオレニルメトキシカルボニル(以下、「Fmoc」
という)基等が、また、カルボキシル基の保護基として
はベンジルオキシ(以下、「OBzl」という)基また
はt−ブトキシ(以下、「OtBu」という)基等が、
末端カルバミド基の保護基としては、4,4−ジメトキ
シベンズヒドリル(以下、「Mbh」という)基または
トリチル(以下、「Trt」という)基等が挙げられ
る。水酸基の保護基としては、OBzl基、OtBu基
等があげられる。メルカプト基の保護基としてはベンジ
ル(以下、「Bn」という)基、Trt基、アセタミド
メチル(以下、「Acm」という)基等が挙げられる。
【0027】本発明の二環式デプシペプチドの製造工程
における保護基の脱離反応は、ペプチド結合に影響を与
えずに保護基を脱離できるものが必要であり、用いる保
護基の種類に応じて適宜選択すればよい。前記の各ペプ
チド合成に用いる溶媒としては、例えば、無水または含
水のクロロホルム、ジクロロメタン、酢酸エチル、N,
N−ジメチルホルムアミド(以下、「DMF」とい
う)、ジメチルスルホキシド、ピリジン、ジオキサン、
テトラヒドロフラン(以下、「THF」という)、ジメ
トキシエタン、アセトニトリルなどが挙げられ、必要に
応じて2種以上の溶媒を合わせて用いても良い。また、
この縮合反応は通常の場合と同様に、約−20〜50℃
の範囲で行われる。また、ペプチド合成は、液相法およ
び固相法のいずれによっても製造でき、更にカラム法、
バッチ法のいずれを用いてもよい。
【0028】本発明に用いる二環式デプシペプチドは、
それ自体公知の方法で、ナトリウム塩、カリウム塩、カ
ルシウム塩等の金属塩、アンモニウム塩、あるいはトリ
エチルアミン塩等の有機アミンとの塩など、薬理学的に
許容されうる塩を形成させることができ、これらの薬理
学的に許容されうる塩も本発明のアポリポプロテインE
産生促進剤として用いることができる。上記した本発明
の一般式(1)で示される二環式デプシペプチドの合成に
用いられる出発原料の一般式(2)の3−ヒドロキシプロ
ピオン酸誘導体の具体例としては、3−ヒドロキシ−カ
プリン酸、3−ヒドロキシ−ラウリン酸、3−ヒドロキ
シ−ミリスチン酸などがあげられる。この3−ヒドロキ
シプロピオン酸誘導体はD−体、L−体またはラセミ体
のいずれでもよい。
【0029】本発明の二環式デプシペプチドはアポリポ
プロテインE産生細胞であるHep G2細胞に対してアポ
リポプロテインE産生を強力に促進することから、神経
損傷治療剤として有用であり、また抗痴呆剤として有用
である。さらには、その神経損傷治療作用により、末梢
神経障害、例えば糖尿病性神経障害、ビタミンB群(B
1、B2、B12等)の欠乏による末梢神経障害などの治療
に有用である。また、本発明の二環式デプシペプチドま
たはその薬理学的に許容される塩はアポリポプロテイン
Eを強力に促進するので、高脂血症薬として有用であ
る。
【0030】本発明の二環式デプシペプチドまたはその
薬理学的に許容し得る塩は種々の投与形態の製剤とする
ことができる。すなわち、この製剤は経口投与剤として
は例えば、錠剤、硬質カプセル剤、軟質カプセル剤、顆
粒剤、散剤のような固形製剤、および溶液、エマルジョ
ンまたは懸濁液のような液体製剤などがあげられる。ま
た、非経口投与の剤型としては注射剤、坐剤などがあげ
られる。これらの製剤の調製にあたっては製剤化のため
の慣用の添加剤、例えば賦形剤、安定剤、防腐剤、溶解
剤、湿潤剤、乳化剤、滑沢剤、甘味剤、着色剤、香味
剤、張度調製剤、緩衝剤、酸化防止剤などを添加して製
剤化することができる。添加剤としては、例えばデンプ
ン、白糖、果糖、乳糖、ブドウ糖、マンニトール、ソル
ビトール、沈降性炭酸カルシウム、結晶セルロース、カ
ルボキシメチルセルロース、デキストリン、ゼラチン、
アラビアゴム、ステアリン酸マグネシウム、タルク、ヒ
ドロキシプロピルメチルセルロース等が挙げられる。
【0031】本発明の二環式デプシペプチドを液剤、注
射剤として用いるときは、有効成分である二環式デプシ
ペプチドまたはその薬理学的に許容される塩を慣用の希
釈剤中に溶解または懸濁して用いることができる。希釈
剤としては、生理食塩水、リンゲル液、ブドウ糖水溶
液、アルコール類、脂肪酸エステル類、グリコール類、
グリセリン、動植物由来の油脂、パラフィン類などが含
まれる。また、これらの製剤は、通常の方法で製造する
ことができる。そして通常の臨床投与量として、成人一
人1日当たり経口の場合、0.5〜5000mgの範囲で
用いられる。さらに好ましくは5〜500mgの範囲で用
いられる。また、成人一人1日あたり非経口の場合は
0.05〜5000mgの範囲で用いられる。
【0032】
【実施例】次に本発明の二環式デプシペプチドの製造方
法の具体例を合成例として、本発明の二環式デプシペプ
チドのアポリポプロテインE産生促進作用についての効
果例を試験例として、また本発明の二環式デプシペプチ
ドを有効成分とする製剤についての具体例を製剤例とし
て説明することにする。以下の実施例において、デプシ
ペプチドおよび二環式デプシペプチドを構成するアミノ
酸がD体である場合についてはその旨を特記することと
し、かかる特記のない場合はアミノ酸はL体であるもの
とする。
【0033】合成例 1
【化23】 アルコール(1.32g)、Fmoc-Cys(Acm)(1.80
g)、DMAP(34mg)のジクロロメタン(25mL)
溶液に氷冷下DCC(1.22g)を加えた。反応液を
氷冷下2時間、室温で一晩攪拌した。析出した結晶を濾
別した後、溶媒を留去し、酢酸エチルと10%クエン酸
水溶液を加えた。分液して得られた有機層を水、5%炭
酸水素ナトリウム水溶液、水で順番に洗浄後、無水硫酸
ナトリウムで乾燥した。溶媒を留去した後、得られた粗
生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し
目的のエステルを2.88g得た。1 H-NMR (δ ppm、CHCl3)7.76 (d, J=7.3Hz, 2H), 7.61
(t, J=6.3Hz, 2H), 7.41 (t, J=7.6Hz, 2H), 7.27-7.3
7 (m, 7H), 6.43 (br s, 1H), 5.76 (d, J=5.9Hz, 1H),
5.27-5.35 (m, 1H), 5.11 (s, 2H), 4.43 (d, J=6.8H
z, 2H), 4.40-4.53 (m, 1H), 4.35 (d, J=5.9Hz, 2H),
4.24 (t, J=6.8Hz, 1H), 3.01-3.10 (m,1H), 2.86 (dd,
J=6.6, 15Hz, 1H), 2.68 (dd, J=7.6, 16Hz, 1H), 2.6
2 (dd, J=4.9, 16Hz, 1H),1.97 (s,3H),1.51-1.73
(m, 2H), 1.06-1.38 (m, 18H), 0.88 (t, J=6.8Hz, 3H)
【0034】合成例2
【化24】 合成例1で得られたエステル(2.85g)のDMF
(39mL)溶液にジエチルアミン(3.9mL)を加え
た。この反応液を室温で1時間攪拌後、溶媒を留去し、
酢酸エチルを加えた。水で洗浄後、無水硫酸ナトリウム
で乾燥した。溶媒を留去した後、得られた粗生成物をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーで精製しアミンを
1.40g得た。
【0035】得られたアミン(0.53g)、Fmoc-Gln
(Trt)-Cys(Acm)-DLeu-Val-Asp(OtBu)-DLeu-OH(1.33
g)およびHOBt(0.14g)のジクロロメタン
(25mL)溶液に氷冷下WSCI(0.20g)を加え
た。得られた反応液を氷冷下で2時間、室温で一晩攪拌
した。溶媒を留去した後、クロロホルムと10%クエン
酸水溶液を加えた。分液して得られた有機層を水、5%
炭酸水素ナトリウム水溶液、水で順番に洗浄後、無水硫
酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を留去した後、得られた
粗生成物をクロロホルム−エーテルで結晶化して目的の
ベンジルエステルを1.31g得た。1 H-NMR (δ ppm、DMSO-d6) 8.51 (s, 1H), 8.43-8.47
(m, 2H), 8.40 (d, J=7.8Hz, 1H), 8.26 (d, J=7.3Hz,
1H), 8.02-8.08 (m, 2H), 7.99 (d, J=8.3Hz, 1H), 7.8
7 (d, J=7.8Hz, 2H), 7.74 (d, J=8.8Hz, 1H), 7.70
(t, J=6.3Hz, 2H),7.51 (d, J=8.3Hz, 1H), 7.39 (t, J
=7.3Hz, 2H), 7.14-7.36 (m, 22H), 5.07(s, 2H), 5.02
-5.13 (m, 1H), 4.50-4.65 (m, 2H), 4.28-4.47 (m, 4
H), 4.09-4.27 (m, 7H), 3.96-4.05 (m, 1H), 2.94 (d
d, J=4.9, 14Hz, 1H), 2.84 (dd, J=4.9, 14Hz, 1H),
2.77 (dd, J=8.5, 14Hz, 1H), 2.57-2.71 (m, 4H),2.2
5-2.39(m, 2H), 1.81 (s, 3H), 1.79 (s, 3H), 1.29
(s, 9H), 1.10-1.99 (m, 30H),0.66-0.88 (m, 21H)
【0036】合成例3
【化25】 合成例2で得られたベンジルエステル(1.20g)と
10%パラジウム炭素(5g)のメタノール−DMF懸
濁液を水素雰囲気下室温で一時間反応させた。反応後、
パラジウム炭素を濾別した後、溶媒を留去し、カルボン
酸を得た。
【0037】得られたカルボン酸をDMFの20%ピペ
リジン溶液(15mL)に溶解させ30分攪拌した。溶媒
を留去した後、得られた粗生成物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーで精製しアミノカルボン酸を0.64
g得た。得られたアミノカルボン酸のDMF(600m
L)溶液にジイソプロピルエチルアミン(0.31mL)、
HOAt(0.18g)、HATU(0.50g)を加え
室温で一晩攪拌した。溶媒を留去した後、酢酸エチルと
5%硫酸水素カリウム水溶液を加えた。分液して得られ
た有機層を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥した。溶媒を留去した後、得られた粗生成物を
シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し目的の化
合物を0.44g得た。1 H-NMR (δ ppm、CDCl3)8.90 (s, 1H), 8.13 (d, J=8.
8Hz, 1H), 7.99 (t, J=6.3Hz, 1H), 7.63 (d, J=6.8Hz,
1H), 7.56 (d, J=8.8Hz, 1H), 7.13-7.38 (m,16H), 6.
91 (s, 1H), 6.75 (d, J=9.3Hz, 1H), 6.53 (br s, 1
H), 6.08 (br s,1H), 5.08-5.15 (m, 1H), 4.86-4.96
(m, 1H), 4.55-4.64 (m, 2H), 4.38-4.53(m, 3H), 3.9
7-4.18 (m, 4H), 3.84-3.92 (m, 1H), 3.22-3.42 (m, 2
H), 3.06-3.18 (m, 2H), 2.52-2.81 (m, 2H), 2.30-2.4
5 (m, 2H), 1.99 (2s, 6H), 1.10-2.22 (m, 30H), 1.44
(s, 9H), 0.81-1.10 (m, 21H)
【0038】合成例4
【化26】 合成例3で得られた化合物のTFA溶液(10mL)を室温
で30分攪拌した。溶媒を留去した後、得られた粗生成
物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し目的
の化合物を0.28g得た。
【0039】
【化27】 得られた化合物(50mg)を80%メタノール(50m
L)に溶解し、これをメタノール(50mL)と6M塩酸
(20mL)およびヨウ素溶液(ヨウ素380mgをメタノ
ール75mLに溶解したもの)の混合溶液中に、氷冷下滴
下して加えた。氷冷下10分間攪拌した後、アスコルビ
ン酸水溶液(アスコルビン酸400mg/100mL)をヨ
ウ素の色が消えるまで滴下して加えた。メタノールを除
いた後、クロロホルムの10%メタノール溶液で2回抽
出した。得られた抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た。溶媒を留去した後、得られた粗生成物をエーテルで
結晶化して目的の二環式デプシペプチド(化合物1)を
23mg得た。 MS(M+); 9981 H-NMR (δ ppm、CDCl3)12.2 (s, 1H), 8.82 (d, J=9.
3Hz, 1H), 8.60 (d, J=6.8Hz, 1H), 8.48 (d, J=6.8Hz,
1H), 8.53 (br s, 1H), 8.17 (d, J=4.4Hz, 1H), 7.92
(d, J=8.8Hz, 1H), 7.47 (d, J=6.8Hz, 1H), 7.27 (s,
1H), 6.72 (s,1H), 5.40 (s, 1H), 5.07 (br s, 1H),
4.90-5.01 (m, 1H), 4.53-4.66 (m, 1H), 3.97-4.51
(m, 4H), 3.51-3.64 (m, 2H), 2.57-3.06 (m, 6H), 1.9
9-2.18 (m, 3H), 1.69-1.96 (m, 3H), 1.34-1.68 (m, 7
H), 1.10-1.22 (m, 18H), 0.67-0.95 (m, 21H)
【0040】試験例 1 以下に合成例4によって得られた化合物1がHep G2細
胞において、アポリポプロテインE産生促進作用を有す
ることを、試験方法とともに記す。まず、Hep G2細胞
1×105個/ml〔ダルベッコ変法イーグル培地(日水
製薬社製;以後「D−MEM培地」と呼ぶ)に10%の牛
胎児血清を加えたものに懸濁〕を24穴組織培養用プレ
ートに1mlずつ注入し、37℃で炭酸ガス5%および空
気95%の混合ガス雰囲気下で3日間培養した。その後
培地をピペッターにて除去し、新たにD−MEM培地1
mlを加え、再び、37℃で炭酸ガス5%および空気95
%の混合ガス雰囲気下で1日培養した後に培地をピペッ
ターにて除去し、新たにD−MEM培地0.5mlで3回
洗浄した。新たなD−MEM培地1mlを加え、さらに本
発明の二環式デプシペプチドである化合物1を表3に示
す濃度でメタノールに溶解したメタノール溶液10μl
を加え、さらに37℃で7時間培養し、培養液とした。
培養液中に生成したアポリポプロテインEを定量した。
アポリポプロテインEの定量法は以下に示すエンザイム
イムノアッセイ法により行った。なお、エンザイムイム
ノアッセイ法で使用した緩衝液の組成を以下の表1に示
す。なお、PBSとはリン酸緩衝液を、PBS−TはTw
een20を添加したリン酸緩衝液を示し、ブッロキング
液は大日本製薬社製の乳タンパク質由来の免疫ブロック
剤「Block Ace」を含むリン酸緩衝液である。
【0041】
【表1】 表 1 PBS(pH 7.2) KH2PO4 0.2g Na2HPO4・12H2O 2.9g NaCl 8.Og KCl 0.2g 蒸留水 適量 全量 1000ml PBS-T(pH 7.2) KH2PO4 0.2g Na2HPO4・12H2O 2.9g NaCl 8.Og KCl 0.2g Tween 20 0.5g 蒸留水 適量 全量 1000ml ブロッキング液(pH 7.2) Block Ace 250ml KH2PO4 0.2g Na2HPO4・12H2O 2.9g NaCl 8.Og KCl 0.2g 蒸留水 適量 全量 1000ml
【0042】マウス抗ヒトアポリポプロテインEモノク
ローナル抗体(仏国BYOSIS, S.A.社製)を0.05M炭
酸水素ナトリウム水溶液(pH9.5)に5μg/mlの濃
度で溶解した。この50μlをヌンクイムノプレートに
分注し、4℃で16時間静置した。PBS 300μlで
3回洗浄後、ブロッキング液300μlを加え、37℃
で2時間静置した。再びPBS 300μlで3回洗浄
し、前記の培養液1を50μl加え、室温で2時間静置
した。PBS−T 300μlで3回洗浄後、ヤギ抗アポ
リポプロテインEポリクローナル抗体(米国ケミコン社
製)の3000倍希釈液(10%Block Ace水溶液)5
0μlを加え、室温で2時間静置した。PBS-T 300μlで
3回洗浄し、ペルオキシダーゼ標識抗ヤギIgGポリク
ローナル抗体 (英国バインディングサイト社製)の5
000倍希釈液(10% Block Ace水溶液)を加え、室温
で2時間静置した。PBS−T 300μlで5回洗浄
後、発色液〔組成:0.1Mクエン酸カリウム(pH 4.5)
1ml、30%過酸化水素水0.4μl、オルトフェニレンジア
ミン1mg〕100μlを加え、そのまま2分間放置し
た。2N硫酸100μlを加え反応を止め、650nmを
対照としたときの490nmの吸光度を測定した。市販の
アポリポプロテインE(米国ケミコン社製)を標品とし
た場合の検量線より培養液1〜6のアポリポプロテイン
Eの絶対量を求めた。
【0043】本発明の二環式デプシペプチドのメタノー
ル溶液の代わりに単にメタノールを加えた以外はこの試
験例の操作と同一の操作を行い、アポリポプロテインE
量を測定し、これをコントロールとした。各サンプルの
相対アポリポプロテインE量はこれとコントロールを1
00とした時の相対値(%)で表した。表2に示すよう
に、本発明の化合物1は、1ないし5μMでアポリポプ
ロテインEの産生量を強力に促進する活性を有すること
が認められた。
【0044】
【表2】 表 2 化合物 濃度(μM) 相対アポリポプロテインE量(%) 1 1 196 5 230 以上の結果より、本発明の二環式デプシペプチドは、He
p G2細胞のアポリポプロテインEの産生を低濃度で強
力に促進することから、新しいタイプの神経損傷治療
薬、抗痴呆薬としてまた、高脂血症の治療薬として有用
である。
【0045】 (製剤例) (製剤例1) 錠剤(1錠) 化合物1 20mg けい酸マグネシウム 20mg 乳糖 98.5mg ヒドロキシプロピルセルロース 7.5mg ステアリン酸マグネシウム 1mg 植物硬化油 3mg 計 150mg 化合物1、けい酸マグネシウム及び乳糖を混合し、これ
をヒドロキシプロピルセルロースを溶解したアルコール
液で練合し、次いで適当な粒度に造粒し、乾燥、整粒後
さらにステアリン酸マグネシウム及び植物硬化油を添加
混合し均一な顆粒とする。次いでロータリー式打錠機に
より直径7.0mm、重量150mgおよび硬度6kgの錠剤
を調製した。
【0046】(製剤例2) 顆粒剤 化合物1 10mg 酸化マグネシウム 40mg りん酸水素カルシウム 38mg 乳糖 10mg ヒドロキシプロピルセルロース 20mg 上記処方例中ヒドロキシプロピルセルロースを除いた各
原料を均一に混合し、これにヒドロキシプロピルセルロ
ースを溶解したアルコール溶液を加えて練合した後押出
造粒機により造粒し、乾燥して顆粒を得た。この顆粒を
整粒して12メッシュの篩を通過し48メッシュの篩上
に残留するものを顆粒剤とした。
【0047】 白糖、D−ソルビトール70w/v%、パラオキシ安息香
酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル及び化合物1を
精製水(温水)60gに溶解した。冷却後香味料を溶解
したグリセリン及び96%エタノールの溶液を加えた。
次にこの混合物に精製水を加えて100mlにした。
【0048】 炭酸水素ナトリウム、塩化ナトリウム及びこの化合物1
のナトリウム塩を蒸留水に加えて溶解し、全量を10.
0mlとした。
【0049】 化合物1にグリセリンを加えて溶解した。そこへ、マク
ロゴール4000を加えて加温し溶解後、坐剤型に注入
して冷却固化し1個あたり1.5gの坐剤を製造した。
【0050】
【本発明の効果】本発明の二環式デプシペプチドは、ア
ポリポプロテインE産生促進作用を有する。アポリポプ
ロテインEは神経損傷の修復作用を有するので、神経損
傷治療薬、特に抗痴呆薬として有用であり、また、アポ
リポプロテインEはコレステロールおよびトリグリセリ
ドの血中濃度を低下させる作用を有するので本発明のデ
プシペプチドは高脂血症の治療薬として有用である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 38/00 C07K 11/00 C07K 11/00 A61K 37/02 (72)発明者 川村 恒二 埼玉県入間郡大井町鶴ヶ岡5丁目3番1号 日清製粉株式会社創薬研究所内 (72)発明者 平本 茂 埼玉県入間郡大井町鶴ヶ岡5丁目3番1号 日清製粉株式会社創薬研究所内 (72)発明者 保田 織恵 埼玉県入間郡大井町鶴ヶ岡5丁目3番1号 日清製粉株式会社創薬研究所内 (72)発明者 木下 宣祐 埼玉県入間郡大井町鶴ヶ岡5丁目3番1号 日清製粉株式会社創薬研究所内 (72)発明者 真貝 明子 埼玉県入間郡大井町鶴ヶ岡5丁目3番1号 日清製粉株式会社創薬研究所内 (72)発明者 高須 雅子 埼玉県入間郡大井町鶴ヶ岡5丁目3番1号 日清製粉株式会社創薬研究所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1) 【化1】 (式中、Rは炭素数5〜20の直鎖状もしくは有枝鎖状
    のアルキル基または炭素数5〜15の直鎖状もしくは有
    枝鎖状のアルコキシメチル基を示し、A、D、Eおよび
    Jはそれぞれ独立して、アラニン、バリン、ロイシン、
    イソロイシン、セリン、トレオニン、リシン、ヒドロキ
    シリシン、アルギニン、システイン、メチオニン、フェ
    ニルアラニン、チロシン、トリプトファン、ヒスチジ
    ン、プロリン、4−ヒドロキシプロリン、アスパラギン
    酸、グルタミン酸、ピペリジン−4−カルボン酸、ホモ
    プロリン、オクタヒドロインドール−2−カルボン酸、
    ノルバリン、ノルロイシン、α−t−ブチルグリシン、
    シクロヘキシルグリシン、アゼチジン−2−カルボン
    酸、3−(3−ピリジル)アラニン、(3−N−メチル)
    ピペリジルアラニン、3−(2−ナフチル)アラニン、
    β−シクロヘキシルアラニン、β−t−ブチルアラニ
    ン、9−アントラセニルアラニン、α−メチルアラニン
    および2−アミノブタン酸から選ばれるアミノ酸残基ま
    たはこれらアミノ酸残基のN−C1〜C4アルキル体を示
    し、BおよびFは同一または異なってシステイン、アス
    パラギン酸、グルタミン酸、リシン、ヒドロキシリシン
    またはセリンから選ばれるアミノ酸残基を示し、Gはジ
    スルフィド結合、アミド結合またはエステル結合を示
    し、Wはアスパラギン酸またはグルタミン酸から選ばれ
    るアミノ酸残基を示し、Zはアスパラギン酸、アスパラ
    ギン、グルタミン酸およびグルタミンから選ばれるアミ
    ノ酸残基を示し、l、m、n、pおよびqはそれぞれ独
    立して0または1を示す。但し結合Gはアミノ酸残基B
    およびFにそれぞれ含まれるチオール基、カルボキシル
    基、水酸基またはアミノ基が相互に結合して形成される
    ものであり、上記アミノ酸残基における遊離のアミノ
    基、カルボキシル基、水酸基、メルカプト基またはω−
    カルバミド基が存在する場合はそれらの基の保護基とし
    てペプチド化学で通常用いられる基でそれぞれ保護され
    ていてもよく、そして、上記A、B、D、E、F、J、
    WおよびZにおけるアミノ酸残基がリシン、ヒドロキシ
    リシン、グルタミン酸またはアスパラギン酸である場合
    は、それらのアミノ酸のα−またはω−位のアミノ基ま
    たはカルボキシル基で隣接するアミノ酸とペプチド結合
    を形成することができる。)で示される二環式デプシペ
    プチドまたはその薬理学的に許容される塩。
  2. 【請求項2】 前記一般式(1)において、A、J、
    D、およびEがそれぞれ独立して、アラニン、バリン、
    ロイシン、イソロイシン、セリン、トレオニン、リシ
    ン、アルギニン、システイン、メチオニン、フェニルア
    ラニン、チロシン、トリプトファン、ヒスチジン、プロ
    リン、アスパラギン酸およびグルタミン酸から選ばれる
    アミノ酸残基またはこれらアミノ酸残基のN−C1〜C4
    アルキル体である請求項1に記載の二環式デプシペプチ
    ドまたはその薬理学的に許容される塩。
  3. 【請求項3】 前記一般式(1)において、Bがシステ
    イン残基、Jがロイシン、アラニン、β−t−ブチルア
    ラニン、バリンまたはフェニルアラニンから選ばれるア
    ミノ酸残基、Dがバリンまたはアラニンから選ばれるア
    ミノ酸残基、Eがロイシン、イソロイシン、アラニン、
    β−t−ブチルアラニン、バリンまたはフェニルアラニ
    ンから選ばれるアミノ酸残基、Fがシステイン残基、W
    がアスパラギン酸またはグルタミン酸から選ばれるアミ
    ノ酸残基、そしてZがアスパラギン酸、グルタミン酸、
    グルタミンまたはアスパラギンから選ばれるアミノ酸残
    基であり、Gがジスルフィド結合であり、l、mおよび
    nが0または1であり、pが0であり、qが1であり、
    そしてRが炭素数6〜12の直鎖状または有枝鎖状のア
    ルキル若しくはアルコキシメチル基である請求項1およ
    び2記載の二環式デプシペプチドまたはその薬理学的に
    許容される塩。
  4. 【請求項4】 前記一般式(1)において、Aがイソロ
    イシン、ロイシン、アラニン、β−t−ブチルアラニ
    ン、バリンまたはフェニルアラニンから選ばれるアミノ
    酸残基、Bがシステイン残基、Dがバリンまたはアラニ
    ンから選ばれるアミノ酸残基、Eがロイシン、イソロイ
    シン、アラニン、β−t−ブチルアラニン、バリンまた
    はフェニルアラニンから選ばれるアミノ酸残基、Fがシ
    ステイン残基、Wがアスパラギン酸またはグルタミン酸
    から選ばれるアミノ酸残基、そしてZがアスパラギン
    酸、グルタミン酸、グルタミンまたはアスパラギンから
    選ばれるアミノ酸残基であり、Gがジスルフィド結合で
    あり、l、mおよびnが0または1であり、pが1であ
    り、qが0であり、そしてRが炭素数6〜12の直鎖状
    または有枝鎖状のアルキル若しくはアルコキシメチル基
    である請求項1および2記載の二環式デプシペプチドま
    たはその薬理学的に許容される塩。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4に記載の二環式デプシペプ
    チドまたはその薬理学的に許容される塩を有効成分とす
    る医薬。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の医薬が、アポリポプロテ
    インE産生促進薬である医薬。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の医薬が、神経損傷治療薬
    である医薬。
  8. 【請求項8】 請求項5記載の医薬が、痴呆症治療薬で
    ある医薬。
  9. 【請求項9】 請求項5記載の医薬が、高脂血症治療薬
    である医薬。
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