JPH1124669A - 吸音構造 - Google Patents
吸音構造Info
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- JPH1124669A JPH1124669A JP9188939A JP18893997A JPH1124669A JP H1124669 A JPH1124669 A JP H1124669A JP 9188939 A JP9188939 A JP 9188939A JP 18893997 A JP18893997 A JP 18893997A JP H1124669 A JPH1124669 A JP H1124669A
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- Building Environments (AREA)
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 優れた吸音性能を有すると共に、安価に製作
可能な吸音構造を提供する。 【解決手段】 遮音板1の音源側の面に吸音材2が添着
されている。吸音材2は、遮音板1との間にそれぞれ密
閉状の空洞22を画成する前後二列の共鳴ケース21
A,21Bと、これら各共鳴ケース21A,21Bの一
側壁から前記遮音板1に沿って延在され遮音板1との間
にそれぞれオリフィス23a,23bを形成するオリフ
ィスケース23A,23Bとからなる多数のヘルムホル
ツ共鳴器20A,20Bが隆起形成されている。各オリ
フィスケース23A,23Bの内部のオリフィス23
a,23bの基端は前記共鳴ケース21A,21B内の
各空洞22に連通しており、先端は各オリフィスケース
23A,23Bに跨がって吸音材2に打ち抜き形成され
た切断部24によって外部に開放されている。
可能な吸音構造を提供する。 【解決手段】 遮音板1の音源側の面に吸音材2が添着
されている。吸音材2は、遮音板1との間にそれぞれ密
閉状の空洞22を画成する前後二列の共鳴ケース21
A,21Bと、これら各共鳴ケース21A,21Bの一
側壁から前記遮音板1に沿って延在され遮音板1との間
にそれぞれオリフィス23a,23bを形成するオリフ
ィスケース23A,23Bとからなる多数のヘルムホル
ツ共鳴器20A,20Bが隆起形成されている。各オリ
フィスケース23A,23Bの内部のオリフィス23
a,23bの基端は前記共鳴ケース21A,21B内の
各空洞22に連通しており、先端は各オリフィスケース
23A,23Bに跨がって吸音材2に打ち抜き形成され
た切断部24によって外部に開放されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両等の騒音対策
のために用いられ、ヘルムホルツ共鳴器により音を共鳴
吸収する吸音構造に関する。
のために用いられ、ヘルムホルツ共鳴器により音を共鳴
吸収する吸音構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両のエンジンルーム等の防音手段とし
ては、例えば音源であるエンジンの下側に設けられた遮
音板(アンダーカバー)の上面(エンジン側)に、多数
のヘルムホルツ共鳴器を配置した吸音構造が採用され
る。すなわちこの吸音構造は、図4にその一部を示すよ
うに、遮音板100の音源側に吸音材200が添着され
ており、この吸音材200に隆起形成された共鳴ケース
202の頂部にオリフィス孔203を開設した構造の多
数のヘルムホルツ共鳴器201を備えている。各ヘルム
ホルツ共鳴器201は、共鳴ケース202の内部空洞2
02aにおける空気ばねと、オリフィス孔203の内周
の気柱の長さに応じた共鳴周波数(吸音周波数)を有
し、ヘルムホルツの共鳴理論によって、音源からの特定
周波数帯域の音を取り込んで共鳴吸収するものである
(例えば特開平4−225398号公報参照)。この種
の吸音構造においては、オリフィス孔203の長さLが
大きいほど、また空洞202aの容積Vが大きいほど前
記吸音周波数が低くなる。
ては、例えば音源であるエンジンの下側に設けられた遮
音板(アンダーカバー)の上面(エンジン側)に、多数
のヘルムホルツ共鳴器を配置した吸音構造が採用され
る。すなわちこの吸音構造は、図4にその一部を示すよ
うに、遮音板100の音源側に吸音材200が添着され
ており、この吸音材200に隆起形成された共鳴ケース
202の頂部にオリフィス孔203を開設した構造の多
数のヘルムホルツ共鳴器201を備えている。各ヘルム
ホルツ共鳴器201は、共鳴ケース202の内部空洞2
02aにおける空気ばねと、オリフィス孔203の内周
の気柱の長さに応じた共鳴周波数(吸音周波数)を有
し、ヘルムホルツの共鳴理論によって、音源からの特定
周波数帯域の音を取り込んで共鳴吸収するものである
(例えば特開平4−225398号公報参照)。この種
の吸音構造においては、オリフィス孔203の長さLが
大きいほど、また空洞202aの容積Vが大きいほど前
記吸音周波数が低くなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例に
おいては次のような問題が指摘される。 (1) オリフィス孔203が共鳴ケース202の頂部に開
設されているため、その長さLは前記頂部における吸音
材200の肉厚tと同等(約1mm)であるため、吸音周
波数の設定の自由度が低い。 (2) オリフィス孔203が共鳴ケース202の頂部に開
設されているので共鳴ケース202内に異物(例えば水
やゴミなど)が侵入すると容積Vの変化により吸音周波
数が変化してしまい、このような異物を排出するために
共鳴ケース202と遮音板100の間に隙間Gを設けた
場合は吸音性能が低下する。 (3) 共鳴ケース202は真空成形法により成形され、オ
リフィス孔203は共鳴ケース202の成形後に打ち抜
き形成されるが、各共鳴ケース202の容積Vの相違に
よって各オリフィス孔203に高低差hがあるため、打
ち抜き装置に高い寸法精度が要求され、製造コストが高
くなる。
おいては次のような問題が指摘される。 (1) オリフィス孔203が共鳴ケース202の頂部に開
設されているため、その長さLは前記頂部における吸音
材200の肉厚tと同等(約1mm)であるため、吸音周
波数の設定の自由度が低い。 (2) オリフィス孔203が共鳴ケース202の頂部に開
設されているので共鳴ケース202内に異物(例えば水
やゴミなど)が侵入すると容積Vの変化により吸音周波
数が変化してしまい、このような異物を排出するために
共鳴ケース202と遮音板100の間に隙間Gを設けた
場合は吸音性能が低下する。 (3) 共鳴ケース202は真空成形法により成形され、オ
リフィス孔203は共鳴ケース202の成形後に打ち抜
き形成されるが、各共鳴ケース202の容積Vの相違に
よって各オリフィス孔203に高低差hがあるため、打
ち抜き装置に高い寸法精度が要求され、製造コストが高
くなる。
【0004】したがって本発明が解決しようとする主な
技術的課題は、優れた吸音性能を有すると共に、安価に
製作可能な吸音構造を提供することにある。
技術的課題は、優れた吸音性能を有すると共に、安価に
製作可能な吸音構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した技術的課題を有
効に解決するための手段として、本発明に係る吸音構造
は、遮音板の音源側の面に、この遮音板との間に密閉状
の空洞を画成する共鳴ケース及びこの共鳴ケースの一側
から前記遮音板に沿って延在され前記空洞に連通したオ
リフィスを形成するオリフィスケースからなる複数のヘ
ルムホルツ共鳴器が隆起形成された吸音材が添着され、
前記複数のヘルムホルツ共鳴器の各オリフィスが前記各
オリフィスケースに跨がる切断部により外部に開放され
たものである。すなわち前記吸音材は、複数のヘルムホ
ルツ共鳴器が隆起形成された後、前記複数のヘルムホル
ツ共鳴器のオリフィスを各オリフィスケースに跨がる切
断部の形成によって外部に開放したものである。各ヘル
ムホルツ共鳴器におけるオリフィスの長さは共鳴ケース
から切断部までの距離によって決まるため、共鳴ケース
の形成位置及び切断部の形成位置によって異なるオリフ
ィス長さとし、任意の吸音周波数を設定することができ
る。
効に解決するための手段として、本発明に係る吸音構造
は、遮音板の音源側の面に、この遮音板との間に密閉状
の空洞を画成する共鳴ケース及びこの共鳴ケースの一側
から前記遮音板に沿って延在され前記空洞に連通したオ
リフィスを形成するオリフィスケースからなる複数のヘ
ルムホルツ共鳴器が隆起形成された吸音材が添着され、
前記複数のヘルムホルツ共鳴器の各オリフィスが前記各
オリフィスケースに跨がる切断部により外部に開放され
たものである。すなわち前記吸音材は、複数のヘルムホ
ルツ共鳴器が隆起形成された後、前記複数のヘルムホル
ツ共鳴器のオリフィスを各オリフィスケースに跨がる切
断部の形成によって外部に開放したものである。各ヘル
ムホルツ共鳴器におけるオリフィスの長さは共鳴ケース
から切断部までの距離によって決まるため、共鳴ケース
の形成位置及び切断部の形成位置によって異なるオリフ
ィス長さとし、任意の吸音周波数を設定することができ
る。
【0006】また、オリフィスが共鳴ケースの頂部に開
設されたものと異なり、共鳴ケース内に水やゴミなどの
異物が侵入しにくいので、共鳴ケースの空洞容積の変化
による吸音周波数の変化が発生しない。この場合、遮音
板を各ヘルムホルツ共鳴器のオリフィスの開放端部が低
位側を向くように傾斜させることによって、共鳴ケース
内への異物の侵入を確実に防止できる。
設されたものと異なり、共鳴ケース内に水やゴミなどの
異物が侵入しにくいので、共鳴ケースの空洞容積の変化
による吸音周波数の変化が発生しない。この場合、遮音
板を各ヘルムホルツ共鳴器のオリフィスの開放端部が低
位側を向くように傾斜させることによって、共鳴ケース
内への異物の侵入を確実に防止できる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る吸音構造の
好ましい一実施形態を示すものである。この図1におい
て参照符号1は合成樹脂材からなる遮音板、2はこの遮
音板1の音源側の面に添着された吸音材である。吸音材
2は合成樹脂板からなるものであって、遮音板1との間
にそれぞれ密閉状の空洞22を画成する前後二列の共鳴
ケース21A,21Bと、これら各共鳴ケース21A,
21Bの一側壁から前記遮音板1に沿って延在され遮音
板1との間にそれぞれオリフィス23a,23bを形成
するオリフィスケース23A,23Bとからなる多数の
ヘルムホルツ共鳴器20A,20Bが隆起形成されてい
る。各オリフィスケース23A,23Bの内部のオリフ
ィス23a,23bの基端は前記共鳴ケース21A,2
1B内の各空洞22に連通しており、先端は各オリフィ
スケース23A,23Bに跨がって吸音材2に打ち抜き
形成された切断部24によって外部に開放されている。
好ましい一実施形態を示すものである。この図1におい
て参照符号1は合成樹脂材からなる遮音板、2はこの遮
音板1の音源側の面に添着された吸音材である。吸音材
2は合成樹脂板からなるものであって、遮音板1との間
にそれぞれ密閉状の空洞22を画成する前後二列の共鳴
ケース21A,21Bと、これら各共鳴ケース21A,
21Bの一側壁から前記遮音板1に沿って延在され遮音
板1との間にそれぞれオリフィス23a,23bを形成
するオリフィスケース23A,23Bとからなる多数の
ヘルムホルツ共鳴器20A,20Bが隆起形成されてい
る。各オリフィスケース23A,23Bの内部のオリフ
ィス23a,23bの基端は前記共鳴ケース21A,2
1B内の各空洞22に連通しており、先端は各オリフィ
スケース23A,23Bに跨がって吸音材2に打ち抜き
形成された切断部24によって外部に開放されている。
【0008】これを更に詳細に説明すると、各オリフィ
スケース23A,23Bは互いに平行であって、共鳴ケ
ース21A,21Bの並ぶ方向に対して直交する方向に
延びており、後列の共鳴ケース21Aから延びるオリフ
ィスケース23Aは前列の小容積の共鳴ケース21B,
21Bの間を通っている。後列の共鳴ケース21Aは前
列の共鳴ケース21Bに比較して大容積であり、後列の
共鳴ケース21Aから延びるオリフィスケース23Aは
前列の共鳴ケース21Bから延びるオリフィスケース2
3Bよりもオリフィス断面積が大きい。
スケース23A,23Bは互いに平行であって、共鳴ケ
ース21A,21Bの並ぶ方向に対して直交する方向に
延びており、後列の共鳴ケース21Aから延びるオリフ
ィスケース23Aは前列の小容積の共鳴ケース21B,
21Bの間を通っている。後列の共鳴ケース21Aは前
列の共鳴ケース21Bに比較して大容積であり、後列の
共鳴ケース21Aから延びるオリフィスケース23Aは
前列の共鳴ケース21Bから延びるオリフィスケース2
3Bよりもオリフィス断面積が大きい。
【0009】一方、切断部24は、オリフィスケース2
3A,23Bの延長方向に対して直交する方向すなわち
共鳴ケース21A,21Bの列と同方向に延びる長孔状
に形成されており、この切断部24によって、各オリフ
ィスケース23A,23Bの先端は互いに面一となるよ
うに切断されている。このため、後列の大容積の共鳴ケ
ース21Aから延びるオリフィスケース23A内のオリ
フィス23aは長く、前列の小容積の共鳴ケース21B
から延びるオリフィスケース23B内のオリフィス23
bは短いものとなっている。
3A,23Bの延長方向に対して直交する方向すなわち
共鳴ケース21A,21Bの列と同方向に延びる長孔状
に形成されており、この切断部24によって、各オリフ
ィスケース23A,23Bの先端は互いに面一となるよ
うに切断されている。このため、後列の大容積の共鳴ケ
ース21Aから延びるオリフィスケース23A内のオリ
フィス23aは長く、前列の小容積の共鳴ケース21B
から延びるオリフィスケース23B内のオリフィス23
bは短いものとなっている。
【0010】先に説明したように、ヘルムホルツの共鳴
理論によれば、ヘルムホルツ共鳴器の共鳴周波数(吸音
周波数)は、オリフィスの長さが長いほど、また空洞2
2の容積が大きいほど低くなる。したがって、図1に示
す実施形態の吸音構造においては、大容積の共鳴ケース
21A及び長いオリフィス23aを有するヘルムホルツ
共鳴器20Aの吸音周波数は相対的に低く、小容積の共
鳴ケース21B及び短いオリティス23bを有するヘル
ムホルツ共鳴器20Bの吸音周波数は相対的に高く設定
され、これによって、吸音可能な周波数域が広く設定さ
れている。しかも、オリフィス23a,23bの長さ
は、吸音材2の板厚に比較して十分に大きく、これによ
って形成される気柱の質量が大きいため、入射音に対す
る優れた吸音性能を有する。
理論によれば、ヘルムホルツ共鳴器の共鳴周波数(吸音
周波数)は、オリフィスの長さが長いほど、また空洞2
2の容積が大きいほど低くなる。したがって、図1に示
す実施形態の吸音構造においては、大容積の共鳴ケース
21A及び長いオリフィス23aを有するヘルムホルツ
共鳴器20Aの吸音周波数は相対的に低く、小容積の共
鳴ケース21B及び短いオリティス23bを有するヘル
ムホルツ共鳴器20Bの吸音周波数は相対的に高く設定
され、これによって、吸音可能な周波数域が広く設定さ
れている。しかも、オリフィス23a,23bの長さ
は、吸音材2の板厚に比較して十分に大きく、これによ
って形成される気柱の質量が大きいため、入射音に対す
る優れた吸音性能を有する。
【0011】吸音材2は、例えば加熱軟化させた合成樹
脂板を真空成形法によって雌型に押し付けるといった方
法によって図2に示すように共鳴ケース21A,21B
及びオリフィスケース23A,23Bを形成してから、
図2に一点鎖線で示す部分を打ち抜き装置で打ち抜いて
切断部24を形成することによって、互いに平行に延び
る各オリフィスケース23A,23Bの先端部を切断し
たものである。したがって高さの異なる共鳴ケース21
A,21Bの頂部にオリフィス孔を打ち抜く場合のよう
な精巧な打ち抜き型を有する打ち抜き装置を必要とせ
ず、ひとつの切断部24の形成によって各オリフィスケ
ース23A,23Bの先端部が一度に切断開放される。
脂板を真空成形法によって雌型に押し付けるといった方
法によって図2に示すように共鳴ケース21A,21B
及びオリフィスケース23A,23Bを形成してから、
図2に一点鎖線で示す部分を打ち抜き装置で打ち抜いて
切断部24を形成することによって、互いに平行に延び
る各オリフィスケース23A,23Bの先端部を切断し
たものである。したがって高さの異なる共鳴ケース21
A,21Bの頂部にオリフィス孔を打ち抜く場合のよう
な精巧な打ち抜き型を有する打ち抜き装置を必要とせ
ず、ひとつの切断部24の形成によって各オリフィスケ
ース23A,23Bの先端部が一度に切断開放される。
【0012】また、吸音材2は、共鳴ケース21A,2
1B及びオリフィスケース23A,23Bの周囲の平板
部25において、超音波溶着あるいは接着等の手段によ
って遮音板1に一体的に接合される。そしてこれによっ
て、遮音板1との間に各共鳴ケース21A,21Bによ
って画成された空洞22及びこの空洞22から延びるオ
リフィス23a,23bからなるヘルムホルツ共鳴器2
0A,20Bが形成される。
1B及びオリフィスケース23A,23Bの周囲の平板
部25において、超音波溶着あるいは接着等の手段によ
って遮音板1に一体的に接合される。そしてこれによっ
て、遮音板1との間に各共鳴ケース21A,21Bによ
って画成された空洞22及びこの空洞22から延びるオ
リフィス23a,23bからなるヘルムホルツ共鳴器2
0A,20Bが形成される。
【0013】図示の実施形態によれば、共鳴ケース21
A,21Bがオリフィス23a,23bを介して横方向
に開放されているので、共鳴ケース21A,21B内に
水やゴミなどの異物が侵入しにくい構造となる。この場
合、図3に示すように、遮音板1を各ヘルムホルツ共鳴
器20A,20Bのオリフィス23a,23bの開放端
部が低位側を向くように所要角度θだけ傾斜させれば、
共鳴ケース21A,21B内に異物が一層侵入しにくく
なり、侵入した異物も確実に排出されるため、空洞22
の容積が異物の蓄積によって変化するようなことがな
く、初期の吸音性能が維持される。したがって、侵入し
た異物を排出するために吸音材2の平板部25と遮音板
1の間に隙間を設ける必要がなく、このため共鳴ケース
21A,21Bが密閉状となって、吸音性能を向上させ
ることができる。
A,21Bがオリフィス23a,23bを介して横方向
に開放されているので、共鳴ケース21A,21B内に
水やゴミなどの異物が侵入しにくい構造となる。この場
合、図3に示すように、遮音板1を各ヘルムホルツ共鳴
器20A,20Bのオリフィス23a,23bの開放端
部が低位側を向くように所要角度θだけ傾斜させれば、
共鳴ケース21A,21B内に異物が一層侵入しにくく
なり、侵入した異物も確実に排出されるため、空洞22
の容積が異物の蓄積によって変化するようなことがな
く、初期の吸音性能が維持される。したがって、侵入し
た異物を排出するために吸音材2の平板部25と遮音板
1の間に隙間を設ける必要がなく、このため共鳴ケース
21A,21Bが密閉状となって、吸音性能を向上させ
ることができる。
【0014】なお、図1では後列の共鳴ケース21A,
21A同士が互いにほぼ同じ容積として示され、また前
列の共鳴ケース21B,21B同士も互いに同じ容積と
して示されているが、これを互いに異なる容積としてヘ
ルムホルツ共鳴器20A,20A同士あるいは20B,
20B同士で異なる吸音周波数を設定しても良い。ま
た、共鳴ケース21A,21A同士あるいは共鳴ケース
21B,21B同士が直線的に並んでいない構成とする
ことによって、オリフィスケース23A,23A同士あ
るいは23B,23B同士の長さを変えて異なる吸音周
波数を設定することもできる。
21A同士が互いにほぼ同じ容積として示され、また前
列の共鳴ケース21B,21B同士も互いに同じ容積と
して示されているが、これを互いに異なる容積としてヘ
ルムホルツ共鳴器20A,20A同士あるいは20B,
20B同士で異なる吸音周波数を設定しても良い。ま
た、共鳴ケース21A,21A同士あるいは共鳴ケース
21B,21B同士が直線的に並んでいない構成とする
ことによって、オリフィスケース23A,23A同士あ
るいは23B,23B同士の長さを変えて異なる吸音周
波数を設定することもできる。
【0015】また、図1に示すようなひとつの切断部2
4によってオリフィス23a,23bが開放された複数
のヘルムホルツ共鳴器20A,20B群をひとつのグル
ープとして、遮音板1上の複数の領域にこのようなヘル
ムホルツ共鳴器20A,20B群を配置し、各グループ
毎に、異なる吸音周波数を設定することもできる。
4によってオリフィス23a,23bが開放された複数
のヘルムホルツ共鳴器20A,20B群をひとつのグル
ープとして、遮音板1上の複数の領域にこのようなヘル
ムホルツ共鳴器20A,20B群を配置し、各グループ
毎に、異なる吸音周波数を設定することもできる。
【0016】
【発明の効果】本発明の吸音構造によると、次のような
効果が実現される。 (1) オリフィスの長さを自由に設定できるので、従来構
造に比較してヘルムホルツ共鳴器の吸音周波数を広い周
波数域に設定して、吸音性能を向上することができる。 (2) 共鳴ケース内に異物が侵入しにくいので空洞容積が
変化せず、共鳴ケースの周囲と遮音板との間に異物を排
出するための隙間を設ける必要がないので、吸音性能が
向上する。 (3) 複数のオリフィス先端が共通の切断部の打ち抜き形
成によって開放されるので、高さの異なる共鳴ケースの
頂部にオリフィス孔を打ち抜く場合のような精巧な打ち
抜き装置を必要とせず、安価に製作することができる。
効果が実現される。 (1) オリフィスの長さを自由に設定できるので、従来構
造に比較してヘルムホルツ共鳴器の吸音周波数を広い周
波数域に設定して、吸音性能を向上することができる。 (2) 共鳴ケース内に異物が侵入しにくいので空洞容積が
変化せず、共鳴ケースの周囲と遮音板との間に異物を排
出するための隙間を設ける必要がないので、吸音性能が
向上する。 (3) 複数のオリフィス先端が共通の切断部の打ち抜き形
成によって開放されるので、高さの異なる共鳴ケースの
頂部にオリフィス孔を打ち抜く場合のような精巧な打ち
抜き装置を必要とせず、安価に製作することができる。
【図1】本発明に係る吸音構造の好ましい一実施形態を
示す一部切り欠いた斜視図である。
示す一部切り欠いた斜視図である。
【図2】上記実施形態の吸音構造の製作過程を示す説明
図である。
図である。
【図3】上記実施形態の吸音構造において遮音板をヘル
ムホルツ共鳴器のオリフィスの開放端部が低位側を向く
ように傾斜させたものを示す説明図である。
ムホルツ共鳴器のオリフィスの開放端部が低位側を向く
ように傾斜させたものを示す説明図である。
【図4】従来の吸音構造を示す部分的な断面図である。
1 遮音板 2 吸音材 20 ヘルムホルツ共鳴器 21A,21B 共鳴ケース 22 空洞 23A,23B オリフィスケース 23a,23b オリフィス 24 切断部 25 平板部
Claims (2)
- 【請求項1】 遮音板(1)の音源側の面に、 前記遮音板(1)との間に密閉状の空洞(22)を画成
する共鳴ケース(21A,21B)及びこの共鳴ケース
(21A,21B)の一側から前記遮音板(1)に沿っ
て延在され前記空洞(22)に連通したオリフィス(2
3a,23b)を形成するオリフィスケース(23A,
23B)からなる複数のヘルムホルツ共鳴器(20A,
20B)が隆起形成された吸音材(2)が添着され、 前記複数のヘルムホルツ共鳴器(20A,20B)の各
オリフィス(23a,23b)が前記各オリフィスケー
ス(23A,23B)に跨がる切断部(24)により外
部に開放されてなることを特徴とする吸音構造。 - 【請求項2】 請求項1の記載において、 遮音板(1)は各ヘルムホルツ共鳴器(20A,20
B)のオリフィス(23a,23b)の開放端部が低位
側を向くように傾斜していることを特徴とする吸音構
造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9188939A JPH1124669A (ja) | 1997-07-01 | 1997-07-01 | 吸音構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9188939A JPH1124669A (ja) | 1997-07-01 | 1997-07-01 | 吸音構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1124669A true JPH1124669A (ja) | 1999-01-29 |
Family
ID=16232555
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9188939A Pending JPH1124669A (ja) | 1997-07-01 | 1997-07-01 | 吸音構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1124669A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002244664A (ja) * | 2001-02-20 | 2002-08-30 | Nok Vibracoustic Kk | 吸音材 |
| JP2010236412A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Aisin Seiki Co Ltd | エンジンカバー構造 |
| EP3098810A1 (en) * | 2015-05-28 | 2016-11-30 | Ricoh Company Ltd. | Acoustic device, and electronic device and image forming apparatus incorporating same |
-
1997
- 1997-07-01 JP JP9188939A patent/JPH1124669A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002244664A (ja) * | 2001-02-20 | 2002-08-30 | Nok Vibracoustic Kk | 吸音材 |
| JP2010236412A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Aisin Seiki Co Ltd | エンジンカバー構造 |
| EP3098810A1 (en) * | 2015-05-28 | 2016-11-30 | Ricoh Company Ltd. | Acoustic device, and electronic device and image forming apparatus incorporating same |
| US10088796B2 (en) | 2015-05-28 | 2018-10-02 | Ricoh Company, Ltd. | Acoustic device and electronic device and image forming apparatus incorporating same |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040310 |