JPH11247058A - 撥水性不織布 - Google Patents
撥水性不織布Info
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- JPH11247058A JPH11247058A JP10064236A JP6423698A JPH11247058A JP H11247058 A JPH11247058 A JP H11247058A JP 10064236 A JP10064236 A JP 10064236A JP 6423698 A JP6423698 A JP 6423698A JP H11247058 A JPH11247058 A JP H11247058A
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Abstract
撥水性不織布を得る。 【解決手段】 ポリエチレンを1成分とするポリオレフ
ィン系分割性複合繊維を高圧水流処理して繊維を分割さ
せるとともに繊維間を緻密に交絡させ不織布とする。処
理と同時にスパンボンド不織布を重合して両不織布を一
体化して撥水性不織布を得る。好ましくはポリエチレン
はポリオルガノシロキサンの混合物を使用すると撥水性
が向上する。さらに不織布表面のポリエチレン成分を溶
融し微細フィルム化すると一層効果がある。
Description
分割して極細繊維化したポリオレフィン系繊維を含む撥
水性不織布であって、その用途はゲル塗布剤用の薬用貼
付材基布、防水布、雨具、包装材、家庭用吸湿剤の透湿
膜およびバグフィルターの濾過資材などに有用である。
し、その極細繊維で不織布を構成し生理用品、医療用品
に使用する例が知られている。例えば特開平3−199
425号公報にはポリメチルペンテンとポリプロピレン
の分割型複合繊維を高圧水流処理した不織布が記載され
ている。また特開平4−289222号公報および特開
平6−70954号公報にはポリオルガノシロキサンを
混合したポリエチレンとポリプロピレンの分割型複合繊
維を高圧水流処理した不織布の例が記載されている。こ
れら不織布は通気性、通水性であり、用途も防水の効果
は必要としているものではなかった。
ポリエチレンフィルムをラミネートしたものが使用され
ている。また簡易防水具、雨具は塩化ビニール製のフィ
ルムが使われておりいずれも透湿性のないものである。
そのほか家庭用室内吸湿器の透湿膜、貼付材の表面層に
は微多孔質のポリオレフィンフィルムが使われている。
いフィルム材料は包装材の場合外気温が下がると内部は
結露し内容物が濡れてしまう欠点がある。また防水具に
しても使用者はむれて特に夏場は使用感が悪い。また微
多孔質のフィルムは通気抵抗が大きく吸湿剤に使われる
場合は吸湿速度が遅く、貼付材の表面層につかわれると
患部がむれて使用感がわるい欠点があった。
を第1成分とし、ポリプロピレン、またはポリ4−メチ
ルペンテンのホモポリマーまたはこれらの共重合体が第
2成分とし、繊維断面において少なくとも前記2成分の
うちの少なくとも1成分が2個以上に分割されており、
各成分は各々が繊維断面の構成単位となっており、各構
成単位は互いに異なる成分の構成単位と隣接し、かつ実
質的に大部分の各構成単位はその1部を繊維表面に露出
しているポリオレフィン樹脂のみで成る分割性複合繊維
を90重量%以上含み、かつ、該分割性複合繊維が分割
されて生じた0.5デニール以下の極細繊維で30重量
%以上占められてなる目付け20〜100g/m2 の極
細繊維層の片面にポリオレフィンスパンボンド不織布が
接合されており該極細繊維層の厚さが1.5mm以下で
ある撥水性不織布である。
成分のポリエチレンはポリメチル水素シロキサンのアル
ケン(C10〜C50)および/またはプロピレン付加
物を10重量%以下含むことを特徴とする上記の撥水性
不織布である。
極細繊維層の目付けが40〜100g/m2 、スパンボ
ンド不織布の目付けが10〜40g/m2 であり、極細
繊維層の表面は分割性複合繊維および該繊維が分割した
極細繊維のうち少なくとも第1成分であるポリエチレン
の一部が熱圧迫されて微細フィルム化している上記の撥
水性不織布である。
分割性複合繊維は、図1、図2に示すような繊維断面形
状をもち、第1成分のポリエチレンと第2成分のポリプ
ロピレン、またはポリ4−メチルペンテンのホモポリマ
ーまたはこれらの共重合体とが交互に配列しており、両
成分ともその一部が繊維の周面に表れているものであ
る。ポリオレフィン系繊維は他のポリマーの繊維より撥
水性にすぐれており、この繊維で構成した布帛は格別の
防水加工をしなくても構成繊維の密な絡み合いだけで2
0cm程度の耐水圧を示すものを得ることができる。さ
らに上記第1成分のポリエチレンにオルガノポリシロキ
サンを少量混合すると複合繊維の分割性が向上しさらに
繊維の撥水性もよくなるのである。本発明では、ポリメ
チル水素シロキサンのアルケン(炭素数10〜50)や
ポリメチル水素シロキサンのプロピレン付加物を添加す
る。混合量はポリエチレンに対して0.1%重量以上で
あれば効果が表れるがより効果的には1重量%以上であ
る。しかし10重量%をこえても効果は向上せず、製造
工程上も支障がありまた製造コストの面からも無駄であ
る。好ましい混合量は1〜5重量%より好ましくは2.
5〜3.5重量%である。
繊度の細い繊維とし、通常手段(カード機をとおす等)
により所定目付のウェブをつくり、高圧水流処理により
繊維を交絡させて軽度の耐水圧(20cm以上)の防水
性をもつ不織布とすることができる。
フィン系分割性複合繊維が90重量%以上、好ましくは
95重量%以上必要である。このとき高圧水流処理によ
り分割性複合繊維の30重量%以上、好ましくは50重
量%以上が分割し0.5デニール以下の細繊度のポリオ
レフィン系繊維になっていることが所定の耐水圧を得る
上で必要である。分割された細繊度のポリオレフィン系
繊維は繊度が0.5デニールを超えると、またその量が
少ないと繊維間隙が大きくなる部分が発生しやすくな
り、その部分から漏水し耐水圧が低下する。
に積層したスパンボンド不織布との間は構成繊維が相互
に交絡して一体化する。
開始することが好ましい。ウェブが低目付のときは低水
圧、高水圧の段階をつけて処理するのがよい。またあら
かじめ弱いポイントボンド熱ロール加工をしてウェブ全
体を仮接着しておくと地合いむらがなく均一な不織布が
得られる。またウェブが高目付のときはあらかじめ低度
なニードルパンチ加工をして繊維を予備的に交絡し、ウ
ェブの嵩を落とすことが好ましい。
cm2 で5秒間程度であるが、不織布の極細繊維層の高
圧水流処理後の厚さが目付100g/m2 のとき1.5
mm以下好ましくは1.3mm以下より好ましくは0.
9mm以下になるように処理する必要がある。繊維間隙
がよく交絡して緻密な構造をしていることがより高い耐
水圧が得られるからである。極細繊維層の厚さは、スパ
ンボンド不織布の厚さが高圧水流処理をしてもほとんど
変わらないと見てよいので、あらかじめ測定したスパン
ボンド不織布の厚さを撥水性不織布の厚さから引いた値
を極細繊維層の厚さとする。
において外力がかかり、防水層である極細繊維層がのび
て繊維間隙が拡がり漏水することを防ぐ強度を保たせる
ための補強材として有効であるが、これも撥水性の素材
を使用する必要があり、やはりポリオレフィン系のもの
を使用する。ポリエチレン、またはその共重合体、ポリ
プロピレン等の樹脂からなるスパンボンド不織布であっ
て、ごく薄いものである。
m2 程度でその厚さは約0.1〜0.3mmが適当であ
る。この程度の目付、厚さのもので包装材、ポンチョの
ような簡易雨具の使用にたえる強度をもたせることがで
きる。
に熱圧迫加工を施して、分割性複合繊維およびこの繊維
が分割した極細繊維のうち少なくとも第1成分であるポ
リエチレンの一部が熱圧迫されて微細フィルム化してお
り、極細繊維層の目付けが40〜100g/m2 、スパ
ンボンド不織布の目付けが20〜30g/m2 のもので
ある。
けながら不織布を通して行う。ロールの温度は分割性複
合繊維の低融点成分であるポリエチレンの溶融温度以上
で高融点成分の溶融温度より低温が好ましい。熱圧迫に
より繊維の集合絡み合いが平面化し、三次元的展開の繊
維間隙が二次元的に近付くため耐水圧は著しく向上す
る。また熱ロールに接触する不織布表面に露出している
ポリエチレン繊維の一部は熱延展されて微細なフィルム
状になり表面平滑性も付与され、水切れ性も向上する。
なお熱ロール加工すると薄地の場合少しの目付むらでも
不織布の地合不良がよく目立つので、目付は少し多めに
して40g/m2 以上が好ましい。
オレフィン分割型複合繊維とその他のポリオレフィン系
繊維をつぎのように準備した。各繊維の繊維長は51m
m、分割型複合繊維の繊維断面形状は図1に示す8分割
型である。分割率はローラーカードで目付95g/m2
のウェブを作り、80kg/cm2 または120kg/
cm2 で5秒間の高圧水流処理をして繊維を分割させた
後、もとの分割性複合繊維100本中の分割した繊維の
割合(本数)を数えた。
g/m2 のウェブを作り、20g/m2 のポリプロピレ
ン製無脂スパンボンド不織布と重ねて80kg/cm2
の圧力水で4秒間ウェブの側から、次いで4秒間スパン
ボンド不織布の側から高圧水流処理をしこれを100℃
の熱風乾燥をして本発明の不織布を得た。またその一部
の不織布を130℃に加熱した2本のスチール/スチー
ルの平滑ロール間をロール速度30m/分で通して不織
布表面のポリエチレン成分の一部を溶融し平滑化した。
用しないもの、分割性複合繊維のウェブ中の混綿量が9
0重量%に満たないものについて実施例と同様にして不
織布を得た。
よび強力等を測定した。その結果を表1に示す。引張強
力、伸度及び引裂強力の項のMDはたて方向、CDはよ
こ方向を表す。
E モデル CA−60−A (商品名、株式会社大栄
科学精器製作所製)を用い、試料1cm2 あたり20g
の荷重をかけた状態で測定した。 (耐水圧) JIS L 1092 A法(低水圧法)
(a)静水圧法に準て測定した。 (透湿度) JIS L1099 A−2法(ウォータ
ー法)に準じて測定した。 (平均孔径) ASTM F 316−86(バブルポ
イント法)に準じ、パームポロメータ(商品名、ポーラ
スマテリアルズ社製)を用いた。 (引張強力、伸度) JIS L1096 6.12法
に準じて、試料巾50mmで測定した。 (引裂強力) JIS L1096 6.15.1法に
準じて測定した。
具用として十分な耐水圧を持ち、しかも極めて軽量で薄
く取り扱いやすい特長がある。これはポリオレフィン系
分割性複合繊維を分割し極細繊維として緻密に交絡させ
ているからである。一方比較例に示した極細繊維を含ま
ない不織布や極細繊維の割合が少ない不織布は耐水圧が
10以下で防水材として使用に耐えない。さらに比較例
1に示したスパンボンド不織布を重合していない不織布
は張力をかけると不織布がのびて繊維間隙が拡がり漏水
した。
の1例である。
の1例である。
Claims (3)
- 【請求項1】 ポリエチレンを第1成分とし、ポリプロ
ピレン、またはポリ4−メチルペンテンのホモポリマー
またはこれらの共重合体が第2成分とし、繊維断面にお
いて少なくとも前記2成分のうちの少なくとも1成分が
2個以上に分割されており、各成分は各々が繊維断面の
構成単位となっており、各構成単位は互いに異なる成分
の構成単位と隣接し、かつ実質的に大部分の各構成単位
はその1部を繊維表面に露出しているポリオレフィン樹
脂のみで成る分割性複合繊維を90重量%以上含み、か
つ、該分割性複合繊維が分割されて生じた0.5デニー
ル以下の極細繊維で30重量%以上占められてなる目付
け20〜100g/m2の極細繊維層の片面にポリオレ
フィンスパンボンド不織布が接合されており該極細繊維
層の厚さが1.5mm以下である撥水性不織布。 - 【請求項2】 第1成分のポリエチレンはポリメチル水
素シロキサンのアルケン(C10〜C50)および/ま
たはプロピレン付加物を10重量%以下含むことを特徴
とする請求項1記載の撥水性不織布。 - 【請求項3】 極細繊維層の目付けが40〜100g/
m2 、スパンボンド不織布の目付けが10〜40g/m
2 であり、極細繊維層の表面は分割性複合繊維および該
繊維が分割した極細繊維のうち少なくとも第1成分であ
るポリエチレンの一部が熱圧迫されて微細フィルム化し
ている請求項1又は2記載の撥水性不織布。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06423698A JP4015739B2 (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | 防水性不織布 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06423698A JP4015739B2 (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | 防水性不織布 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11247058A true JPH11247058A (ja) | 1999-09-14 |
| JP4015739B2 JP4015739B2 (ja) | 2007-11-28 |
Family
ID=13252305
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06423698A Expired - Fee Related JP4015739B2 (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | 防水性不織布 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4015739B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006037334A (ja) * | 2004-07-24 | 2006-02-09 | Carl Freudenberg Kg | 多成分スパンボンド不織布、その製造方法およびその使用方法 |
| JP2008190089A (ja) * | 2007-02-07 | 2008-08-21 | Mitsui Chemicals Inc | 合成パルプ、その製造方法及び合成パルプを含む不織布 |
| JP2010516919A (ja) * | 2007-01-31 | 2010-05-20 | ルゼク,イーヴォ | スパンボンド不織布からなる高強度で軽量の不織布材料、その製造方法及びその使用 |
| JP2013174036A (ja) * | 2012-01-25 | 2013-09-05 | Daiwabo Holdings Co Ltd | 積層不織布、その製造方法及びこれを用いた不織布製品 |
-
1998
- 1998-02-26 JP JP06423698A patent/JP4015739B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| US9458558B2 (en) | 2007-01-31 | 2016-10-04 | Carl Freudenberg Kg | High-strength lightweight non-woven fabric made of spunbonded non-woven, method for the production thereof and use thereof |
| US10400373B2 (en) | 2007-01-31 | 2019-09-03 | Carl Freudenberg Kg | High-strength lightweight non-woven fabric made of spunbonded non-woven, method for the production thereof and use thereof |
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| JP4015739B2 (ja) | 2007-11-28 |
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