JPH11247223A - ベルトコンベア及びベルトコンベア装着用油圧ショベル - Google Patents

ベルトコンベア及びベルトコンベア装着用油圧ショベル

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JPH11247223A
JPH11247223A JP7335598A JP7335598A JPH11247223A JP H11247223 A JPH11247223 A JP H11247223A JP 7335598 A JP7335598 A JP 7335598A JP 7335598 A JP7335598 A JP 7335598A JP H11247223 A JPH11247223 A JP H11247223A
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JP
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belt conveyor
earth
sand
hydraulic excavator
hydraulic
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JP7335598A
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Kenzo Hoashi
建三 帆足
Masazo Mita
雅三 三田
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Komatsu Engineering Corp
Original Assignee
Komatsu Engineering Corp
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Publication date
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F7/00Equipment for conveying or separating excavated material
    • E02F7/02Conveying equipment mounted on a dredger
    • E02F7/026Conveying equipment mounted on a dredger mounted on machines equipped with dipper- or bucket-arms

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
  • Structure Of Belt Conveyors (AREA)
  • Framework For Endless Conveyors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 油圧ショベルの汎用性を失うことのなくベル
トコンベアの着脱又は係合が自在なベルトコンベア及び
ベルトコンベア装着用油圧ショベルを提供する。 【解決手段】 汎用油圧ショベル1の下部走行体3の下
方で、かつ、左右の履帯2,2の間にベルトコンベア1
0を進行方向に沿って配置し、ベルトコンベア10を昇
降手段40を介して着脱自在に又は係合自在に下部走行
体3に取着する。ベルトコンベア10の前部にホッパ3
0を着脱自在に取着し、後部には地面に対して傾斜させ
た傾斜部20を設けて後端部より運搬車両に積載可能と
する。土砂運搬時はベルトコンベア10の中間の水平部
12を接地させ、移動時は昇降手段40により吊り上げ
て汎用油圧ショベル1の走行によりベルトコンベア10
を移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベルに取
着され、かつ、油圧ショベルの前方で掘削した土砂を後
方に搬送するベルトコンベア、及びこのベルトコンベア
の着脱又は係合が自在な汎用油圧ショベルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、油圧式掘削機(いわゆる油圧ショ
ベルであり、以下油圧ショベルと呼ぶ)によりトンネル
等の狭隘な場所で掘削、排土作業を行う場合には、車両
の前方で掘削した土砂を後方に搬送し、あるいは搬送し
た後にダンプトラック等の運搬車両に積載するためにベ
ルトコンベアが用いられている。このために従来用いら
れている油圧ショベルは、第1例として、車体の側部
で、かつ、例えば履帯を有する下部走行体の上方にベル
トコンベアを固設したものがある。また、第2例として
は、油圧ショベルの車体下部で、かつ、左右一対の履帯
の間に、前後方向に沿ってベルトコンベアを固設したも
のがある。両者とも、ベルトコンベアの後端部から運搬
車両の荷台に土砂を積載する場合には、車体に装着した
ベルトコンベアの後端部下方に他のベルトコンベアの先
端部を設置し、この他のベルトコンベアをその後端部が
前記運搬車両の荷台よりも高くなるように地面に対して
傾斜させて設置するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のようなベルトコンベアを装着した油圧ショベルにお
いては、以下の問題点が生じている。 (1)第1例においては、ベルトコンベアが車体の側方
に固設されているので、汎用性を失うことになり、狭隘
な場所での作業のみを行う専用機としてしか使用するこ
とができない。また、ベルトコンベアのために車両全体
の幅が広くなるので、狭隘な場所での移動が自由にでき
ず機動性に欠ける。 (2)第2例においては、ベルトコンベアを前記下部走
行体の下方で、かつ、左右履帯の間に固設しているの
で、移動の際にはベルトコンベアの下端面と地面との間
には所定の隙間がなければならない。また、所定量以上
の土砂搬送量を確保するためには、ベルトコンベアの搬
送面と下部走行体の下面との間に所定距離以上の隙間が
必要となる。ところが、通常よく使用されている汎用の
油圧ショベルは下部走行体の下面の地上高が低く、これ
に対して汎用のベルトコンベアを配置すると、前記搬送
面と車体下部との隙間が小さくなるので、土砂の搬送が
困難となるか、あるいは、搬送量が非常に小さくなる。
そのため、下部走行体の地上高を高くしてベルトコンベ
アの搬送面と下部走行体の下面との所定距離以上の隙間
を確保している。したがって、このときの油圧ショベル
は専用機となり、汎用性を失うと共に、コスト的にも高
価となる。しかも、車高が高くなるので、トンネル掘削
現場等のように高さ制限のある場所では作業性が低下す
る恐れがある。
【0004】本発明は、上記の問題点に着目し、油圧シ
ョベルの汎用性を失うことのなくベルトコンベアの着脱
又は係合が自在で、かつ、作業性が良いベルトコンベア
及びベルトコンベア装着用油圧ショベルを提供すること
を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記の目
的を達成するために、請求項1に記載の発明は、油圧シ
ョベルに取着され、油圧ショベルの前方で掘削した土砂
を後方に搬送するベルトコンベアにおいて、油圧ショベ
ルに着脱自在又は係合自在に取着され、移動時には油圧
ショベルの走行により移動され、土砂運搬時には地面に
接地されて運搬する構成としている。
【0006】請求項1に記載の発明によると、ベルトコ
ンベアは油圧ショベルに着脱自在又は係合自在に取着さ
れているので、取り付け及び取り外しが容易となる。し
たがって、必要な場合には、コンベアを装着せずに油圧
ショベル単独での掘削作業が可能となり、油圧ショベル
を汎用的に使用することができるので、汎用性が向上す
る。また、油圧ショベルに取着されたベルトコンベア
は、油圧ショベルの走行により移動されるため、ベルト
コンベア自体に移動手段を設ける必要がなくなり、ベル
トコンベアの構造が簡単化され、安価に構成可能とな
る。さらに、土砂運搬時にはベルトコンベアの下面が地
面に接地されるので、運搬時のベルトコンベアの安定性
が向上し、搬送量を多くして能率的な搬送が可能とな
る。また、例えば油圧ショベルの下部走行体の下方で、
かつ、左右履帯の間に本ベルトコンベアが装着されるよ
うな場合には、土砂運搬時にベルトコンベアの搬送面と
下部走行体の下面との距離を十分に大きくすることがで
き、これによって単位時間当たりの搬送量が多くなるの
で、能率的な搬送が可能となる。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
ベルトコンベアにおいて、油圧ショベルに着脱自在又は
係合自在で、かつ、移動時にベルトコンベア10本体を
油圧ショベルに吊り上げる昇降手段40を有する構成と
している。
【0008】請求項2に記載の発明によると、移動時に
は昇降手段によりベルトコンベアを吊り上げて地面から
離脱させることができ、したがって少ない走行抵抗でベ
ルトコンベアを移動させることが可能となる。これによ
って、油圧ショベルの走行による移動を容易に行うこと
ができる。また、この昇降手段は油圧ショベルに着脱自
在又は係合自在であるので、ベルトコンベアを油圧ショ
ベルに取着する際の作業性が良い。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
記載のベルトコンベアにおいて、一端側に設けられ、土
砂運搬時に土砂をベルトコンベア10の搬送面に導くか
き上げガイド31と、一端側に設けられ、前記搬送面に
導かれた土砂を蓄積すると共に、運搬する土砂の高さを
規制するホッパ30とを備えた構成としている。
【0010】請求項3に記載の発明によると、油圧ショ
ベルのバケットで掘削した土砂がかき上げガイドによっ
てスムースにベルトコンベアの搬送面に導かれるので、
掘削作業を能率的に行うことができる。また、ベルトコ
ンベアの搬送面に導かれた土砂がホッパにより蓄積さ
れ、かつ、高さ規制されるので、ベルトコンベアでの搬
送をスムースに能率的に行うことができ、作業効率が向
上する。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項3記載の
ベルトコンベアにおいて、ホッパ30、あるいは、ホッ
パ30及びかき上げガイド31は、ベルトコンベア(10)
に着脱自在としている。
【0012】請求項4に記載の発明によると、前記ホッ
パ、あるいはホッパ及びかき上げガイドが着脱自在とな
っているので、ベルトコンベアを油圧ショベルに装着す
る際に、干渉物となるホッパやかき上げガイドなどをベ
ルトコンベアから取り外すことができる。これにより、
例えばベルトコンベアの後部側からベルトコンベアを履
帯間にまたいで油圧ショベルが前進できない場合(後部
が地面に対して傾斜している場合など)には、ベルトコ
ンベアの前部側から油圧ショベルを後進させてベルトコ
ンベアをまたいで装着することが可能となる。したがっ
て、ベルトコンベアの油圧ショベルへの装着作業が容易
となる。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項1又は2
記載のベルトコンベアにおいて、前端部に、油圧ショベ
ルで掘削された土砂を蓄積すると共に、運搬する土砂の
高さを規制するホッパ30を備え、中間部には、土砂運
搬時に地面に接地される水平部12を有し、後部には、
後端部から運搬車両に土砂を投入するために地面に対し
て上向きに傾斜させた傾斜部20を有する構成としてい
る。
【0014】請求項5に記載の発明によると、前端部に
ホッパ、中間部には土砂運搬時に地面に接地される水平
部、そして後部には後端部から運搬車両に土砂を投入す
るために地面に対して上向きに傾斜させた傾斜部を備え
ているので、一台のベルトコンベアにより土砂投入から
搬送、及び、運搬車両への積載までの作業が可能とな
る。したがって、請求項1又は2記載の効果に加えて、
さらに、安定して能率的に土砂を運搬でき、かつ、油圧
ショベルに装着自在なベルトコンベアを簡単な構成で製
作することが可能となる。
【0015】請求項6に記載の発明は、請求項5記載の
ベルトコンベアにおいて、前記傾斜部20の地面に対す
る屈折角αを変化させる起伏装置50を備えた構成とし
ている。
【0016】請求項6に記載の発明によると、屈折角を
変化させることにより運搬車両への積込高さを変化させ
ることができ、積込対象の運搬車両に対して最適の積込
高さを設定することができる。したがって、ベルトコン
ベアによる運搬車両への積込作業の効率が向上する。
【0017】請求項7に記載の発明は、請求項5又は6
記載のベルトコンベアにおいて、前記水平部12と傾斜
部20とが連結され、かつ、ベルト14が屈折した屈折
部24に、ベルト14の搬送面18の左右両端部を上方
から押さえてガイドする押さえローラ23を備えた構成
としている。
【0018】請求項7に記載の発明によると、水平部と
上向きに傾斜した傾斜部とが連結されている屈折部の屈
折したベルトが張力により持ち上がるのを、押さえロー
ラで左右両端部を上方から押さえている。したがって、
ベルトのたわみが防止され、ベルトコンベアによる土砂
搬送を円滑に行うことができる。
【0019】請求項8に記載の発明は、請求項1、2、
3又は5記載のベルトコンベアにおいて、後端部を上下
方向に揺動する揺動手段60を有する構成としている。
【0020】請求項8に記載の発明によると、ベルトコ
ンベアの後端部を上下方向に揺動自在に構成し、その揺
動角を変更することによりベルトコンベアの最後端の高
さを変化させることができる。したがって、土砂の搬出
距離や落下位置を変化させることができるので、運搬車
両の荷台等に効率的に積載ができ、積載時の作業性が向
上する。
【0021】請求項9に記載の発明は、請求項1、2、
3又は5記載のベルトコンベアにおいて、汎用油圧ショ
ベル1の下部走行体3の下方で、かつ、左右の履帯2,
2の間に配置可能な幅及び高さを有する構成としてい
る。
【0022】請求項9に記載の発明によると、一般的に
良く使用される汎用油圧ショベルの下部走行体の下方
で、かつ、左右履帯の間にベルトコンベアを配置させる
ことが可能となる。このとき、従来のように専用機的な
油圧ショベルではなく、汎用油圧ショベルが使用される
ので、その車高を低くでき、また車幅も小さくできる。
したがって、トンネル掘削現場等のように高さや横幅に
制限のある狭所での作業性が向上する。また、土砂運搬
作業時に、ベルトコンベアの下面を地面に接地させるこ
とにより、ベルトコンベアの搬送面が低くなり、搬送面
と油圧ショベルの下面との隙間が広くなって、搬送量を
十分に確保することができる。よって、能率的な搬送が
可能となる。
【0023】請求項10に記載の発明は、請求項9記載
のベルトコンベア10を着脱自在に又は係合自在に取着
する手段を有し、取着したベルトコンベア10を自走し
て移動させるとともに、このベルトコンベア10を車載
の油圧源及び電源により駆動する汎用油圧ショベル1で
あることを特徴としている。
【0024】請求項10に記載の発明によると、請求項
9記載のベルトコンベアを着脱自在に又は係合自在に取
着する手段を有し、この取着したベルトコンベアを自走
して移動させるとともに、このベルトコンベア(10)を車
載の油圧源及び電源により駆動することができるような
汎用油圧ショベルを使用する。この結果、油圧ショベル
の汎用性を失うことなく、コンベアを装着して土砂の掘
削、搬送及び運搬車両への積込が可能な油圧ショベルを
容易に構成することができるようになる。したがって、
ベルトコンベア装着用油圧ショベルを安価に製作するこ
とができ、また、油圧ショベルを必要に応じて一般ショ
ベル作業にも活用して油圧ショベルの稼働率を向上させ
ることができる。
【0025】
【発明の実施の形態及び実施例】以下に、本発明に係る
ベルトコンベア、及びベルトコンベア装着可能な汎用油
圧ショベルの実施形態について、図1〜図14を参照し
て詳述する。
【0026】図1は、汎用油圧ショベル1にベルトコン
ベア10を装着した状態の側面図を表わしている。汎用
油圧ショベル1は、左右一対の履帯2,2を有する下部
走行体3と、下部走行体3に旋回自在に搭載された上部
旋回体4と、上部旋回体4の前部に上下方向に揺動自在
に設けられ、かつ、バケット5等を有する作業機6とを
備えている。下部走行体3の下方で、かつ、左右一対の
履帯2,2の間には、ベルトコンベア10が前後方向に
沿って配置されており、このベルトコンベア10は昇降
手段40を介して下部走行体3に着脱自在に取着されて
いる。なお、下部走行体3は、上記のような走行手段の
種類及び数に限定されるものではなく、例えば、所定数
の車輪を有する装輪式走行体でもよいし、あるいは、履
帯を左右に2対以上有してもよい。
【0027】ベルトコンベア10は、中間部に、土砂搬
送時にその下面が地面に設置される水平部12を有して
おり、さらに後部に、その後端部からダンプトラック1
10等の運搬車両に土砂を積載できるように地面に対し
て上向きに屈折した傾斜部20を有している。また前端
部には、駆動油圧モータ11及びホッパ30が設けられ
ており、駆動油圧モータ11の外形寸法が水平部12の
高さ寸法よりも大きい場合には、ベルトコンベア10の
前部は、水平部12よりも若干前上がりに傾斜させてい
る。なお、この前部を傾斜させることは本発明の主旨で
はなく、水平であってもよい。ベルト14は、前端部の
駆動油圧モータ11、及び後端部の誘導輪66(詳細
は、図6に基づいて後述する)を経由して全体に巻き回
して装着されている。また、前記傾斜部20のほぼ中央
は、下端部に支持輪25を回転自在に有する支持部28
により地面に支持されている。
【0028】図2は、ベルトコンベア10の前部に設け
られたホッパ30の斜視図であり、同図に基づいて前部
を詳細に説明する。ベルトコンベア10の前部及び中間
部に有する左右一対の前部フレーム13,13の前端部
間には駆動油圧モータ11が略水平な回転軸回りに回動
自在に配設されており、この駆動油圧モータ11により
ベルト14が回転駆動されるように構成されている。ま
た、前部フレーム13,13の先端部側面には、汎用油
圧ショベル1のバケット5で掘削した土砂をベルト14
の搬送面上に導くための、地面からベルトコンベア10
の前端部の搬送面までなだらかに傾斜させて設けられた
かき上げガイド31、及び、ベルト14の幅以上の土砂
を規制し、かつ、所定量の土砂を蓄積するためのホッパ
30が、ボルト32等により着脱自在に取り付けられて
いる。さらに、前記ホッパ30の上部にはゲート33が
その下端部と搬送面との隙間が所定高さH1となるよう
に固設されており、ベルト14上に積載された土砂の最
大高さを前記ゲート33により前記所定高さH1以下に
規制するようになっている。なお、上記では前記かき上
げガイド31及びホッパ30を着脱自在としたが、これ
には限定されず、ホッパ30のみを着脱自在としてもよ
い。
【0029】図3は汎用油圧ショベル1にベルトコンベ
ア10を装着した状態を表わす正面一部断面図であり、
図4はその斜視図である。図3において、左右一対の履
帯2,2の間に位置するベルトコンベア10の前記水平
部12は左右一対の前部フレーム13,13を有してお
り、この前部フレーム13,13の上部間には、搬送方
向から見て下向きになだらかに湾曲したプレート15が
固設されている。そして、前記ベルト14の土砂などを
搬送する搬送側はこのプレート15の上面に移動自在に
載置されている。また、ベルトコンベア10の下部に
は、ベルト14の戻り側を下方から移動自在に支持する
ローラ16が、ベルトコンベア10の搬送方向に所定距
離毎に設けられている。各前部フレーム13,13の下
面にはそれぞれ複数個の脚部17が設けられ、この脚部
17で接地するようになっている。
【0030】図3において、ベルトコンベア10の高さ
H3は、下部走行体3の下方に設置可能な高さとなって
いる。また、ベルト14の搬送面18と下部走行体3の
下面との隙間H2は、ベルト14によって単位時間当た
りに所定量以上の土砂が搬送されるのに十分な寸法とな
っている。なお、前記所定高さH1≦隙間H2という関
係がある。
【0031】図4において、ベルトコンベア10の後部
の傾斜部20は、左右一対の後部フレーム21,21を
有している。そして、前部フレーム13,13の後端部
とこの後部フレーム21,21の前端部とは、連結ピン
22により回動自在に連結されている。前部フレーム1
3,13及び後部フレーム21,21の連結ピン22近
傍の上部にはそれぞれ押さえローラ23が、ベルト14
の屈折部24の搬送面18の左右両端部を上面から押さ
えてガイドするように、回転自在に設けられている。
【0032】図3及び図4において、各左右一対の前部
フレーム13,13のベルトコンベア10に対して左右
外側の面には、汎用油圧ショベル1を走行させる時にベ
ルトコンベア10を吊り上げるために昇降する昇降手段
40が設けられている。この昇降手段40は進行方向に
対して左右同じ構成となっており、以下では左側面の構
成について説明する。すなわち、前部フレーム13のコ
ンベア外側の側面には、ベルトコンベア10の搬送方向
に所定の間隔でワイヤロープ用のシーブ42a,42b
が回転自在に取着されている。油圧ショベル1の下部走
行体3の下部には、ベルトコンベア10を着脱自在に取
着する手段の一例として、進行方向左右で、かつ、前後
方向に所定距離離れた各2個のUボルト43,43が取
り付けられている。そして、左右それぞれの、前後方向
の一方のUボルト43にはワイヤロープ41aの一端部
に取着されたフック44が着脱自在に係合されており、
他方のUボルト43にはワイヤロープ41bの一端部に
取着されたフック44が着脱自在に係合されている。さ
らに、左右のワイヤロープ41a,41bのそれぞれの
他端部は昇降シリンダ45により連結されている。これ
らの左右の各Uボルト43、各ワイヤロープ41a,4
1b及び各昇降シリンダ45によって、昇降手段40が
構成されている。
【0033】また、各前部フレーム13の外側側面に回
転自在に設けられたシーブ42a,42bのほぼ上部に
は突起部46,46が設けられており、ベルトコンベア
10が前記昇降手段40により上昇した場合に、下部走
行体3の下面に設けられたストッパ7にこの突起部4
6,46が当接するようになっている。なお、ベルトコ
ンベア10の幅W1は左右の履帯2,2の間隔W2より
狭く、履帯2,2の間に配置可能な寸法に設定されてい
る。
【0034】図5は、ベルトコンベア10の傾斜部20
の地面に対する屈折角αを変化させる起伏装置50の側
面図である。本実施形態では、起伏装置50は、支持部
28とフック52とワイヤロープ51とから構成されて
いる。支持部28は、それぞれ一端側が傾斜部20の左
右一対の後部フレーム21,21のほぼ中央部に所定距
離離れて取着された第1アーム26及び第2アーム27
と、この第1アーム26及び第2アーム27の他端側に
回転自在に取着された支持輪25とにより構成され、こ
の支持部28によってベルトコンベア10の後部は地上
に支持されている。また、後部フレーム21の後部には
ワイヤロープ51の一端部が係合されるフック52が設
けられており、このワイヤロープ51の他端部は、汎用
油圧ショベル1の作業機6のバケット5の刃先に係合さ
れるようになっている。
【0035】屈折角αを変化させる場合には、汎用油圧
ショベル1のバケット5の刃先にワイヤロープ51の他
端部を着脱自在に係合し、バケット5を上昇させること
により、図5の細い2点鎖線で示されるように傾斜部2
0の屈折角αを変化させる。その後、支持輪25を支持
する第2アーム27の一端部を後部フレーム21に係止
しているピン53を取り外し、後部フレーム21の側面
に所定の間隔で設けられた複数個の調節穴54の所定の
位置に第2アーム27の一端部をピン53で係止して傾
斜部20を地上に支持する。このように、屈折角αを変
化させることにより運搬車両の荷台等の被積載物の高さ
に応じてベルトコンベア10の後端部の高さを最適にす
ることができ、作業効率が向上する。
【0036】図6はベルトコンベア10の傾斜部20の
後端部に設けられた揺動手段60の側面図である。傾斜
部20の後端部に設けられた揺動コンベア61は左右一
対の後部フレーム21,21間にピン62により上下方
向に揺動可能に取着されている。揺動コンベア61は、
側面に設けられた左右一対の揺動フレーム65,65
と、この揺動フレーム65,65の後端部間に揺動自在
に設けられた誘導輪66とを有している。前記ピン62
の近傍の後部フレーム21,21の上部、及び、揺動フ
レーム65,65の上部には、それぞれ左右一対の押さ
えローラ67,67が回転自在に取着されており、ベル
ト14の上面はこれらの押さえローラ67,67によ
り、左右端部が押さえられている。
【0037】また、揺動コンベア61の揺動フレーム6
5,65の下部に突出して設けられたブラケット63
と、後部フレーム21との間には揺動シリンダ64が回
動自在に取着されており、この揺動シリンダ64を伸縮
すると揺動コンベア61はピン62を中心として揺動
し、傾斜部20に対する揺動角が変更される。図6の実
線に示すように揺動コンベア61を上向きの位置に揺動
すると、ベルト14により搬送された土砂は遠い距離L
1に搬出され、揺動コンベア61を細い2点鎖線の示す
下向きの位置に揺動すると土砂は近い距離L2に搬出さ
れる。すなわち、ダンプトラック110等の運搬車両の
荷台、あるいはその時の状況に応じて土砂の到達距離の
調整が可能であり、作業効率を向上させることができる
ようになっている。
【0038】図7は、ベルトコンベア装着用の汎用油圧
ショベル1の運転席70の斜視図である。運転シート7
1の前方には前後進用の走行レバー72が配置され、左
右には作業機6を操作するための作業機操作レバー7
3,74が配置されている。また、走行レバー72の横
には、オプション機能を操作するために通常所定位置に
設けられているサービス弁(後述する)の切換操作を行
うサービス弁切換ペダル76が配置され、運転シート7
1の左右いずれかの側方にはベルトコンベア制御スイッ
チボックス80が配設されている。ベルトコンベア制御
スイッチボックス80には、ベルトコンベア10の後端
部の揺動コンベア61を上下方向に揺動する揺動シリン
ダ64を制御する揺動制御ボタン(上げボタン及び下げ
ボタンを含む)81と、ベルトコンベア10の昇降を行
う昇降シリンダ45を制御する昇降制御ボタン(上昇ボ
タン及び下降ボタンを含む)82と、ベルトコンベア1
0を駆動する駆動油圧モータ11の正逆転駆動を制御す
る駆動モータ制御ボタン(正転ボタン及び逆転ボタンを
含む)83とを備えている。
【0039】図8は、ベルトコンベア制御回路図の一例
を表わしている。同図において、サービス弁切換ペダル
76により切換操作されるサービス弁75は正位置
(A)と中立位置(B)と逆位置(C)とを有してお
り、そのPポートに油圧ポンプ77が、またそのTポー
トにはオイルタンク78が接続されている。また、サー
ビス弁75の下流側の各ポートには、駆動油圧モータ1
1を駆動する駆動モータ電磁切換弁84と、昇降シリン
ダ45を駆動する昇降電磁切換弁85と、揺動シリンダ
64を駆動する揺動電磁切換弁86とが接続されてい
る。駆動モータ電磁切換弁84は正転位置(D)と中立
位置(E)と逆転位置(F)とを有し、昇降電磁切換弁
85は下降位置(G)と中立位置(J)と上昇位置
(K)とを有し、さらに揺動電磁切換弁86は上げ位置
(M)と中立位置(N)と下げ位置(P)とを有する。
なお、本発明に係わるベルトコンベア制御回路は、図8
で表わすタンデム回路に限定されるものではなく、例え
ば各電磁切換弁をシリーズに接続したり、またはパラレ
ルに接続したりしてもよい。
【0040】また、前記揺動制御ボタン81、昇降制御
ボタン82及び駆動モータ制御ボタン83の各操作信号
はそれぞれコントローラ87に入力されている。コント
ローラ87はこの入力した各操作信号に基づいて、それ
ぞれに対応する揺動電磁切換弁86、昇降電磁切換弁8
5及び駆動モータ電磁制御弁84に制御信号を出力す
る。なお、上述のサービス弁75、油圧ポンプ77及び
オイルタンク78は汎用油圧ショベル10に予め搭載さ
れているものであり、その他の構成部品は追加搭載され
るものである。また、これらの各制御機器の電源も、油
圧ショベルの車載バッテリーから供給するように配線さ
れる。
【0041】なお、本発明に係わる傾斜部20の起伏装
置は前述のようなフック52とワイヤロープ51とから
なる構成には限定されず、傾斜部20の地面に対する屈
折角αを変化させることができるものであればよい。例
えば、図9に示すような他の実施形態の起伏装置50a
により構成することもできる。同図において、第1アー
ム26の一端側はベルトコンベア10の傾斜部20の左
右の後部フレーム21,21に回動自在に取着されてお
り、他端側には支持輪25が回動自在に取着されてい
る。また、第1アーム26の下部と後部フレーム21
は、起伏シリンダ55により回動自在に連結されてい
る。そして、この起伏シリンダ55を駆動する起伏電磁
切換弁(図示せず)を設けて、前述と同様にサービス弁
75の下流に接続し、また、ベルトコンベア制御スイッ
チボックス80内に起伏制御ボタン(図示せず)を設け
て上記起伏電磁切換弁を介して起伏シリンダ55を操作
できるようにする。このとき、起伏シリンダ55を短縮
すると、細い2点鎖線に示すように傾斜部20は起立
し、また起伏シリンダ55を伸長すると傾斜部20は俯
伏する。
【0042】つぎに、上記構成によるベルトコンベア1
0を汎用油圧ショベル1に装着し、あるいは取り外す場
合の手順及び作動を順に説明する。装着する場合には、
ホッパ30及びかき上げガイド31が取り外されたベル
トコンベア10をその前部の水平部12が地上に接地す
るように設置し、このベルトコンベア10の前方から汎
用油圧ショベル1を後進させてベルトコンベア10を左
右の履帯2,2の間に位置させる。そして、昇降手段4
0の左右それぞれのワイヤロープ41a,41bのフッ
ク44,44を汎用油圧ショベル1の下部走行体3に設
けた各Uボルト43,43に係合させる。その後、上記
ホッパ30及びかき上げガイド31をベルトコンベア1
0の先端部に取り付ける。
【0043】この状態で、オペレータがサービス弁切換
ペダル76を操作すると、サービス弁75はB位置から
A位置に切り換わり、油圧ポンプ77からの圧油が各電
磁弁に供給される。そして、オペレータがベルトコンベ
ア制御スイッチボックス80の揺動制御ボタン81の上
げボタン又は下げボタンを操作すると、これに対応し
て、揺動電磁切換弁86はコントローラ87からの制御
信号によりM位置又はP位置に切り換わり、圧油は揺動
シリンダ64のボトム側又はヘッド側に供給され、揺動
シリンダ64は伸長又は短縮してベルトコンベア10の
揺動コンベア61を上向きに又は下向きに揺動させる。
これにより、ベルトコンベア10の後端部から搬出され
る土砂の飛距離が運搬車両に対応して適切に調整され
る。
【0044】この後、搬送作業を行うときは、オペレー
タは駆動モータ制御ボタン83の正転ボタンを操作す
る。これにより、駆動モータ電磁切換弁84はコントロ
ーラ87からの制御信号によりD位置に切り換わり、駆
動油圧モータ11はベルト14を正転駆動し、ベルトコ
ンベア10は土砂を搬送することができる。また、駆動
モータ制御ボタン83の逆転ボタンを操作すると、駆動
モータ電磁切換弁84はF位置に切り換わり、駆動油圧
モータ11はベルト14を逆転駆動する。
【0045】そして、現在の位置で汎用油圧ショベル1
による掘削が終了したら、汎用油圧ショベル1をベルト
コンベア10が装着された状態で移動させる。すなわ
ち、まずオペレータは昇降制御ボタン82の上昇ボタン
を操作する。これにより昇降電磁切換弁85はコントロ
ーラ87からの制御信号によりK位置に切り換わり、圧
油は昇降シリンダ45のヘッド側に供給され、昇降シリ
ンダ45は短縮する。そして、この昇降シリンダ45の
短縮により、ワイヤロープ41a,41bはシーブ42
a,42bを介してベルトコンベア10を上昇させる。
このとき、前後の重量のバランスにより、ベルトコンベ
ア10は軽い方から先に上昇し、ベルトコンベア10に
設けられた前後方向の一方の突起部46が下部走行体3
の対応する一方のストッパ7に当接する。その後さらに
昇降シリンダ45を短縮させるとベルトコンベア10は
さらに上昇し、他方の突起部46が他方のストッパ7に
当接したとき、この上昇を終了する。つぎに、この状態
で汎用油圧ショベル1を走行させることにより、走行抵
抗を小さくしてベルトコンベア10を同時に移動させる
ことができる。
【0046】そして、次の掘削位置に移動したら、オペ
レータは昇降制御ボタン82の下降ボタンを操作する。
これにより、昇降電磁切換弁85はG位置に切り換わ
り、昇降シリンダ45は伸長してベルトコンベア10は
下降する。ベルトコンベア10の水平部12が地面に接
地したら、前述した操作を行って、搬送作業を繰り返し
行うことができる。
【0047】なお、全ての掘削が完了したとき、ベルト
コンベア10を汎用油圧ショベル1から取り外す場合に
は、前述の装着時と逆の操作を行えばよい。すなわち、
ベルトコンベア10を接地させた状態で、オペレータは
昇降制御ボタン82の下降ボタンを操作して昇降シリン
ダ45,45をさらに伸長させ、各ワイヤロープ41
a,41bを緩める。そして、このワイヤロープ41
a,41bのフック44を下部走行体3のUボルト43
から取り外し、汎用油圧ショベル1をベルトコンベア1
0から分離する。このように、ベルトコンベア10の着
脱は極めて容易である。そして、ホッパ30及びかき上
げガイド31を取り外して、ベルトコンベア10の前方
へショベルを走行させることにより、油圧ショベル1は
単独でのショベル作業が可能となる。
【0048】以上説明したように、通常よく使用される
汎用油圧ショベル1に多少の改造(例えば、Uボルト4
3などのベルトコンベア10の係合手段の取り付け、及
びサービス弁75からの配管取り付け、ベルトコンベア
制御スイッチボックス80の取り付けと配線等)を加え
るだけでベルトコンベア装着用の油圧ショベルを容易に
得ることができる。これにより、本ベルトコンベア装着
用の油圧ショベルは、従来のような専用機に比べてコス
ト的にも安価に構成することができる。また、ベルトコ
ンベア10は油圧ショベル1の下部走行体3の下方で、
かつ、左右履帯間に取着されるので、車幅は汎用油圧シ
ョベルと変わらず、狭隘な場所での移動が容易となり、
機動性も良好である。
【0049】さらに、本発明に係わる汎用油圧ショベル
1は、ベルトコンベア10を着脱自在に又は係合自在に
取着できる構成としているので、必要に応じてベルトコ
ンベア10を取り外して油圧ショベル単独で作業ができ
る。したがって、本油圧ショベルは汎用性があって他の
一般的なショベル作業にも使用されるので、油圧ショベ
ルの稼動率を向上させることができる。
【0050】また、ベルトコンベア10が汎用油圧ショ
ベル1に係合されたとき、ベルトコンベア10の後端部
の揺動コンベア61の揺動、ベルトコンベア10の昇
降、及びベルトコンベア10の駆動油圧モータ11の正
逆転駆動の各操作を行う際に、オペレータは運転席70
において行うことができるので、極めて操作性がよく、
疲労度も小さい。
【0051】次に、ベルトコンベア10の昇降手段40
の第2の実施形態について説明する。図10は第2実施
形態の昇降手段40aの側面図であり、ここでは前述の
第1実施形態と同じ構成に同一の符号を付して説明を省
く。同図において、汎用油圧ショベル1の下部走行体3
の下部で、かつ、進行方向に対して左右には、それぞれ
2個のシーブ42a,42bが前後方向に所定間隔で回
転自在に設けられている。本昇降手段40aの構成は進
行方向に対して左右共に同じであり、以下では左側面の
構成について説明する。ワイヤロープ41aはシーブ4
2aに掛け回して設けられており、その一端はベルトコ
ンベア10の水平部12の前部フレーム13の側面に前
後方向に所定間隔で固設された2個のフック44の一方
に着脱自在に係合している。同様にして、ワイヤロープ
41bはシーブ42bに掛け回して設けられ、その一端
は他方のフック44に着脱自在に係合している。また、
ワイヤロープ41a,41bの他端は昇降シリンダ45
により連結されている。
【0052】以上の構成によると、第1実施形態と同一
に、昇降シリンダ45の伸縮によりベルトコンベア10
が昇降する。前述のベルトコンベア制御スイッチボック
ス80の昇降制御ボタン82を操作することにより、昇
降シリンダ45を昇降させることができる。また、フッ
ク44とワイヤロープ41a,41bの一端側は係合自
在であり、よって本ベルトコンベア10は汎用油圧ショ
ベル1に着脱容易となり、装着される油圧ショベルの汎
用性を確保することができる。
【0053】つぎに、図11に基づいて昇降手段40の
第3実施形態を説明する。同図は、本実施形態に係わる
昇降手段40bを表わす側面図である。なお、昇降手段
40b以外の他の構成は、前実施形態と同様とする。本
昇降手段40bの構成は進行方向に対して左右共に同じ
であり、ここでも左側面の構成について説明する。第1
リンク92は、その一端がベルトコンベア10の前部フ
レーム13に回動自在に取着され、他端が下部走行体3
に設けたブラケット95aに形成された長孔90aにピ
ン91aにより係合している。また、第2リンク93
は、その一端が下部走行体3に回動自在に取着され、他
端が前部フレーム13に設けたブラケット95bに形成
された長孔90bにピン91bにより係合している。さ
らに、前記第1リンク92と第2リンク93とはX型に
交差しており、互いにほぼ中央部で連結ピン94によっ
て回動自在に連結されている。また、この第1リンク9
2と第2リンク93とは、前記連結ピン94から下方に
所定距離離れた位置で昇降シリンダ45によって連結さ
れている。
【0054】以上の構成によると、第1リンク92と第
2リンク93とはパンタグラフ構造を形成しており、昇
降シリンダ45が伸縮すると、ピン91a及びピン91
bはそれぞれ長孔90a及び長孔90bに沿って摺動
し、これによりベルトコンベア10は下部走行体3に対
して昇降する。したがって、前実施形態と同様の作用及
び効果が得られる。
【0055】つぎに、図12に基づいて昇降手段40の
第4実施形態を説明する。同図は、本実施形態に係わる
昇降手段40cを表わす側面図である。なお、昇降手段
40c以外の他の構成は、前実施形態と同様とする。本
昇降手段40cの構成は進行方向に対して左右共に同じ
であり、ここでも左側面の構成について説明する。下部
走行体3に前後方向に所定間隔で設けた2個のUボルト
43の一方に、ワイヤロープ41aの一端に取着された
フック44が着脱自在に係合しており、このワイヤロー
プ41aの他端はベルトコンベア10の前部フレーム1
3の側面に回転自在に設けられたシーブ42aに掛け回
した後に移動滑車95に接続されている。また、他方の
Uボルト43には、ワイヤロープ41bの一端に取着さ
れたフック44が着脱自在に係合しており、このワイヤ
ロープ41bの他端は前記前部フレーム13の側面に回
転自在に設けられたシーブ42bに掛け回した後に前記
移動滑車95の移動シーブ96に掛け回し、その先端部
は前部フレーム13に固設された小型ウインチ97に接
続されている。
【0056】上記構成によると、小型ウインチ97の回
転駆動によりワイヤロープ41bが巻き取られ、これに
よってベルトコンベア10は下部走行体3に対して昇降
する。したがって、前実施形態と同様の作用及び効果が
得られる。
【0057】図13は昇降手段40の第5実施形態に係
わる昇降手段40dの側面一部断面図を表わしており、
以下、同図に基づいて説明する。なお、昇降手段40d
以外の他の構成は、前実施形態と同様とする。汎用油圧
ショベル1の上部旋回体4の前端部の所定位置に、ベル
トコンベア10を係合自在に取着する手段の一例として
の勾配部材102が固設されている。この勾配部材10
2は、後方から前方に向けて滑らかに下降する勾配面1
00を上面に有し、この勾配面100の後端部には進行
方向に対して略垂直なストッパ面101を有している。
汎用油圧ショベル1の左右一対の履帯2,2間に設置さ
れたベルトコンベア10の左右一対の前部フレーム1
3,13の前部には、左右一対のブラケット104,1
04が着脱自在に取着されている。このブラケット10
4,104の上部間に、前記進行方向に対して左右方向
の水平軸を中心に回動自在なローラ103が設けられて
いる。ここで、前記勾配面100の前端部の地上高h1
は、ローラ103の外周面の最下部の地上高h2よりも
僅かに低く設定されている。
【0058】つぎに、本実施形態による作動を説明す
る。搬送作業時には、図13に示すように勾配面100
とローラ103とは係合させず、ベルトコンベア10は
地面に接して設置される。そして、ベルトコンベア10
を移動させる場合には、図14に示すように上部旋回体
4を前方に向けた状態で汎用油圧ショベル1を前進させ
る。この前進に伴って、勾配部材102の勾配面100
はローラ103の下面に当接し、この後ローラ103は
勾配面100上を転動しながら後方へ移動し、ストッパ
面101に当接して停止する。この間に、ローラ103
が勾配面100に沿って上昇するにつれ、ベルトコンベ
ア10の水平部12の前部は上昇して地面から離れ、一
方、水平部12の後部は接地したままとなる。この状態
で汎用油圧ショベル1を更に前進させると、ベルトコン
ベア10は水平部12の後部を接地させたまま前記汎用
油圧ショベル1と共に移動する。この後、所定の作業位
置に到達して搬送作業を行う場合には汎用油圧ショベル
1を所定距離後進させ、図13に示すようにベルトコン
ベア10の水平部12を接地させた状態にして作業を行
うようにする。
【0059】このように上記構成によれば、汎用油圧シ
ョベル1の上部旋回体4に設けた勾配部材102と、ベ
ルトコンベア10の前部に回動自在に設けたローラ10
3とを係合させてベルトコンベア10の前部を吊り上
げ、この状態で汎用油圧ショベル1の走行によりベルト
コンベア10を移動できる。汎用油圧ショベル1の前進
及び後進に伴ってベルトコンベア10が係合自在であ
り、よって前実施形態と同様の作用及び効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の汎用油圧ショベルにベルトコンベアを
装着した状態の側面図を示す。
【図2】本発明のベルトコンベアの前部に設けられたホ
ッパの斜視図である。
【図3】本発明の汎用油圧ショベルにベルトコンベアを
装着した状態の正面一部断面図を示す。
【図4】本発明の汎用油圧ショベルにベルトコンベアを
装着した状態の斜視図を示す。
【図5】本発明のベルトコンベアの後部傾斜部の起伏装
置の側面図である。
【図6】本発明のベルトコンベアの後端部の揺動手段の
側面図である。
【図7】本発明のベルトコンベア装着用の汎用油圧ショ
ベルの運転席の斜視図である。
【図8】本発明のベルトコンベアの制御回路図の一例で
ある。
【図9】本発明のベルトコンベアの起伏装置の他の実施
形態を表わす側面図である。
【図10】本発明のベルトコンベアの第2実施形態の昇
降手段の側面図である。
【図11】本発明のベルトコンベアの第3実施形態の昇
降手段の側面図である。
【図12】本発明のベルトコンベアの第4実施形態の昇
降手段の側面図である。
【図13】本発明のベルトコンベアの第5実施形態の昇
降手段の側面一部断面図である。
【図14】本発明のベルトコンベアの第5実施形態の昇
降手段の移動時の状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1…汎用油圧ショベル、2…履帯、3…下部走行体、4
…上部旋回体、7…ストッパ、10…ベルトコンベア、
11…駆動油圧モータ、12…水平部、13…前部フレ
ーム、14…ベルト、15…プレート、20…傾斜部、
21…後部フレーム、23…押さえローラ、25…支持
輪、30…ホッパ、31…かき上げガイド、33…ゲー
ト、40…昇降手段、41a,41b…ワイヤロープ、
42a,42b…シーブ、43…Uボルト、45…昇降
シリンダ、50…起伏装置、54…調節穴、55…起伏
シリンダ、60…揺動手段、61…揺動コンベア、64
…揺動シリンダ、75…サービス弁、76…サービス弁
切換ペダル、80…ベルトコンベア制御スイッチボック
ス、81…揺動制御ボタン、82…昇降制御ボタン、8
3…駆動モータ制御ボタン、84…駆動モータ電磁切換
弁、85…昇降電磁切換弁、86…揺動電磁切換弁、8
7…コントローラ、90a,90b…長孔、95…移動
滑車、97…小型ウインチ、100…勾配面、103…
ローラ。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧ショベルに取着され、油圧ショベル
    の前方で掘削した土砂を後方に搬送するベルトコンベア
    において、 油圧ショベルに着脱自在又は係合自在に取着され、移動
    時には油圧ショベルの走行により移動され、土砂運搬時
    には地面に接地されて運搬することを特徴とするベルト
    コンベア。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のベルトコンベアにおい
    て、 油圧ショベルに着脱自在又は係合自在で、かつ、移動時
    にベルトコンベア(10)本体を油圧ショベルに吊り上げる
    昇降手段(40)を有することを特徴とするベルトコンベ
    ア。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のベルトコンベアに
    おいて、 一端側に設けられ、土砂運搬時に土砂をベルトコンベア
    (10)の搬送面に導くかき上げガイド(31)と、 一端側に設けられ、前記搬送面に導かれた土砂を蓄積す
    ると共に、運搬する土砂の高さを規制するホッパ(30)と
    を備えたことを特徴とするベルトコンベア。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のベルトコンベアにおい
    て、 ホッパ(30)、あるいは、ホッパ(30)及びかき上げガイド
    (31)は、ベルトコンベア(10)に着脱自在であることを特
    徴とするベルトコンベア。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2記載のベルトコンベアに
    おいて、 前端部に、油圧ショベルで掘削された土砂を蓄積すると
    共に、運搬する土砂の高さを規制するホッパ(30)を備
    え、中間部には、土砂運搬時に地面に接地される水平部
    (12)を有し、後部には、後端部から運搬車両に土砂を投
    入するために地面に対して上向きに傾斜させた傾斜部(2
    0)を有することを特徴とするベルトコンベア。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のベルトコンベアにおい
    て、 前記傾斜部(20)の地面に対する屈折角(α)を変化させる
    起伏装置(50)を備えたことを特徴とするベルトコンベ
    ア。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6記載のベルトコンベアに
    おいて、 前記水平部(12)と傾斜部(20)とが連結され、かつ、ベル
    ト(14)が屈折した屈折部(24)に、ベルト(14)の搬送面(1
    8)の左右両端部を上方から押さえてガイドする押さえロ
    ーラ(23)を備えたことを特徴とするベルトコンベア。
  8. 【請求項8】 請求項1、2、3又は5記載のベルトコ
    ンベアにおいて、 後端部を上下方向に揺動する揺動手段(60)を有すること
    を特徴とするベルトコンベア。
  9. 【請求項9】 請求項1、2、3又は5記載のベルトコ
    ンベアにおいて、 汎用油圧ショベル(1) の下部走行体(3) の下方で、か
    つ、左右の履帯(2,2) の間に配置可能な幅及び高さを有
    することを特徴とするベルトコンベア。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のベルトコンベア(10)を
    着脱自在に又は係合自在に取着する手段を有し、取着し
    たベルトコンベア(10)を自走して移動させるとともに、
    このベルトコンベア(10)を車載の油圧源及び電源により
    駆動する汎用油圧ショベル(1) であることを特徴とする
    ベルトコンベア装着用油圧ショベル。
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