JPH11247631A - エンジンバルブ駆動用電磁バルブ - Google Patents

エンジンバルブ駆動用電磁バルブ

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JPH11247631A
JPH11247631A JP10067619A JP6761998A JPH11247631A JP H11247631 A JPH11247631 A JP H11247631A JP 10067619 A JP10067619 A JP 10067619A JP 6761998 A JP6761998 A JP 6761998A JP H11247631 A JPH11247631 A JP H11247631A
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valve
engine valve
coils
iron core
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Kazuo Hanai
一生 花井
Junya Kimoto
順也 木本
Eisuke Kato
英介 加藤
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Aisan Industry Co Ltd
Daihatsu Motor Co Ltd
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Aisan Industry Co Ltd
Daihatsu Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンバルブ駆動用電磁バルブにおいて、
着座時の衝撃を少なくし、着座音が静かで、エンジンバ
ルブの耐久性を向上させることを第1の課題としする。 【解決手段】 エンジンバルブ駆動用電磁バルブにおい
て、永久磁石36が軸線方向に向けて着磁され、各励磁コ
イル30、31は巻き方向が互いに逆であるように巻かれた
一対のコイル30A,30B;31A,31B を備えたバイファーラ巻
きにされている。各励磁コイル30、31は一対のコイル30
A,30B;31A,31B に対してそれぞれ一方向だけの電流を流
すユニポーラ駆動方式により励磁され、エンジンバルブ
の着座前に可動子42に制動力を作用させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁石及び永久磁
石により発生する電磁力によってエンジンの吸排気バル
ブの開閉駆動を行うエンジンバルブ駆動用電磁バルブに
関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来のエンジンバルブ駆動用電
磁バルブ(例えば、特開平7−37461号公報参照)
の断面図である。エンジンのシリンダヘッド10の吸排気
通路(吸気通路又は排気通路)12の吸排気口にシートリ
ング13が配設され、吸排気弁(吸気弁又は排気弁)のバ
ルブヘッド14がシートリング13に向かって往復運動自在
に配設されてエンジンバルブ11が構成されている。吸排
気弁はセラミックス等の非磁性体材料によって製作さ
れ、吸排気弁のバルブステム16はバルブガイド17に支持
されている。
【0003】シリンダヘッド10に隣接して電磁バルブ19
が配設されており、電磁バルブ19の円筒状で強磁性体製
のケース20の下端のフランジ21がシリンダヘッド10に固
定されている。ケース20の軸方向の一端部(上端部)内
面には段付円筒状の第1固定鉄心23の一端側のフランジ
部23Aが固定され、ケース20の軸方向の他端部(下端
部)内面には段付円筒状の第2固定鉄心24の他端側のフ
ランジ部24Aが固定されている。ケース20の上下両端部
に第1環状溝25及び第2環状溝26が形成されており、第
1固定鉄心23のフランジ部23Aの外周部が第1環状溝25
に嵌合され、かつケース20及びフランジ部23Aの上面に
プレート27が固定されて、第1固定鉄心23が連結されて
いる。第2固定鉄心24のフランジ部24Aの外周部が第2
環状溝26に嵌合され、かつケース20及びフランジ部24A
の下面にシリンダヘッド10の表面が当接されて、第2固
定鉄心24が連結されている。第1固定鉄心23の円筒部23
B及び第2固定鉄心24の円筒部24Bはともにケース20の
軸方向の内側に向かって突出しており、円筒部23Bの内
孔は上部が下部よりも大径で、円筒部24Bの内孔は下部
が上部よりも大径である。
【0004】ケース20の内面で軸方向(上下方向)の中
央位置に環状中間板29が固定されており、環状中間板29
の内径は第1固定鉄心23の円筒部23Bの外径及び第2固
定鉄心24の円筒部24Bの外径と同径である。図示されて
いるとおり、円筒部23B及び円筒部24Bの突出端は環状
平面である。第1固定鉄心23のフランジ部23Aと環状中
間板29との間に第1励磁コイル30が装着され、第2固定
鉄心24のフランジ部24Aと環状中間板29との間に第2励
磁コイル31が装着されている。このようにしてケース2
0、第1固定鉄心23、第2固定鉄心24、環状中間板29、
第1励磁コイル30及び第2励磁コイル31により電磁バル
ブの固定子が構成され、固定子は軸対称に形成されてい
る。
【0005】第2固定鉄心24の円筒部24Bの内孔に非磁
性体製のバルブステム16が非接触状態で挿入され、バル
ブステム16の先端(上端)には小径部33が形成されてい
る。円板状の第1可動鉄心34、永久磁石36及び第2可動
鉄心35が順次重ねられて可動子42が構成され、可動子42
の中心孔がバルブステム16の小径部33に嵌合され、固定
されている。実際には、図2のものと同様に、バルブス
テム16の小径部33の先端が可動子42から突出しかつ雄ね
じが形成されており、この小径部33にナットを螺合して
固定している。可動子42は軸対称に形成され、可動子42
の外周縁と環状中間板29の内周縁、第1励磁コイル30の
内周縁、第2励磁コイル31の内周縁との間には空隙が存
在する。可動子42はバルブステム16とバルブガイド17と
によって軸方向に移動可能状態に支持され、可動子42の
上面と第1固定鉄心23の下端面との間には第1作用部空
隙が存在し、可動子42の下面と第2固定鉄心24の上端面
との間には第2作用部空隙が存在する。
【0006】第1励磁コイル30及び第2励磁コイル31は
軸対称な双方向リニアソレノイドとなっており、可動子
42は軸方向にNS極がくるように磁化され、リニアソレ
ノイドバルブを構成している。図3及び図6(a) に示す
ように、第1励磁コイル30及び第2励磁コイル31は、一
本の巻線を同一方向に巻いたもので、これらの励磁コイ
ルに双方向の電流を流して極性を交番させる励磁方法
(バイポーラ駆動方法)で励磁される。例えば、図4に
示すように、第1励磁コイル30には吸引力が作用するよ
うに励磁し、第2励磁コイル31には反発力作用するよう
に励磁する。このとき、可動子42に吸引力と反発力が作
用して、可動子42が上方へ移動し始め、徐々に加速さ
れ、ストローク端でバルブヘッド14がシートリング13に
着座する時に、可動子42は最大速度に達している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】エンジンバルブ11の着
座(バルブ閉)により、着座時に大きな着座音を発生
し、着座面に衝撃を与え、着座面の耐久性が低下し、ま
た閉弁時のシール性が悪化する(図7(a) 参照)。着座
時の衝撃を少なくするため、着座の直前に逆方向の磁界
をつくりたいが、バイポーラ駆動のため磁界を逆方向に
するためにタイムラグが必要であり、衝撃防止が困難で
ある。次に、第1励磁コイル30には反発力が作用するよ
うに励磁し、第2励磁コイル31には吸引力作用するよう
に励磁すると、可動子42が下方へ移動し、エンジンバル
ブ11が開く。このときは第2可動鉄心35が第2固定鉄心
24に衝突し、電磁バルブ19が振動する。本発明は、エン
ジンバルブ駆動用電磁バルブにおいて、着座時の衝撃を
少なくし、着座音が静かで、エンジンバルブの耐久性を
向上させることを第1の課題とし、可動子の各ストロー
クの所定位置から制動力を作用させて各ストロークの終
端で衝撃や振動や音の発生を少なくすることを第2の課
題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、円筒状で強磁
性体製のケース(20)、2個の固定子(23,24) 、2個の励
磁コイル(30,31) 及び強磁性体製の環状中間板(29)から
固定子が構成され、可動鉄心(35)、永久磁石(36)及び可
動鉄心(34)が順次重ねられて可動子(42)が形成され、可
動子(42)がバルブステム(16)の先端部に固定されてお
り、可動子(42)が各固定子(23,24) の円筒部(23B,24B)
の間で軸方向に移動可能状態に支持され、固定子及び可
動子(42)が軸対称に形成され、励磁コイルに電流を流し
て固定子と可動子(42)とで形成される磁気回路を励磁
し、電磁力によって可動子(42)が軸方向に駆動され、エ
ンジンバルブの開閉駆動が行われるエンジンバルブ駆動
用電磁バルブにおいて、永久磁石(36)が軸線方向に向け
て着磁され、各励磁コイル(30,31) は巻き方向が互いに
逆であるように巻かれた一対のコイル(30A,30B;31A,31
B) を備えたバイファーラ巻きにされており、各励磁コ
イル(30,31) は一対のコイル(30A,30B;31A,31B) に対し
てそれぞれ一方向だけの電流を流すユニポーラ駆動方式
により励磁され、エンジンバルブの着座前に可動子に制
動力を作用させるようにしたことを第1の構成とする。
本発明は、第1の構成において、可動子(42)の各ストロ
ークの所定位置から終端にわたって、各励磁コイル(30,
31) の一対のコイル(30A,30B;31A,31B) の内の一つに電
流を流し、可動子(42)に制動用反発力を作用させるよう
にしたことを第2の構成とする。本発明は、第1及び第
2の構成において、可動子(42)の可動鉄心(34,35) の端
面に円筒状突起(34A,35A) が形成され、各固定鉄心(23,
24) と可動子(42)の可動鉄心(34,35) との対向面は、一
方の対向面の先端部外面に先細の傾斜面が形成されると
ともに、他方の対向面の先端部内面に先太の傾斜面が形
成され、両傾斜面を磁束が流れることを第3の構成とす
る。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明のエンジンバルブ駆
動用電磁バルブの実施の形態を示す断面図である。図1
の説明において、図3の従来例と同一の部材には図3と
同一の符号を付し、その説明は省略する。本発明の実施
の形態では、図1(a) に示すように、第1固定鉄心23及
び第2固定鉄心24の軸方向の内側の円筒部23B,24B
(可動子42との対向面)の先端部外面に先細の傾斜面
(例えば截頭円錐形の傾斜面。傾斜角は10〜20度)
が形成されている。そして、第1可動鉄心34及び第2可
動鉄心35の軸方向の両端面(第1固定鉄心23及び第2固
定鉄心24との対向面)には円筒状突起34A,35Aがそれ
ぞれ形成され、円筒状突起34A,35Aの先端部内面に先
太の傾斜面(例えば截頭円錐形の傾斜面。傾斜角は10
〜20度)が形成されている。
【0010】前記両傾斜面として、截頭円錐形の他に球
帯形(球面を平行な二平面で切ったとき、この間に挟ま
れる球面の帯状部分の形)、楕円体表面の部分の形(楕
円体表面を長軸に垂直な二平面で切ったとき、この間に
挟まれる楕円体表面の帯状部分の形)、回転放物体表面
の部分の形(回転放物体表面を軸に垂直な二平面で切っ
たとき、この間に挟まれる回転放物体表面の帯状部分の
形)のうちのいずれか一つにすることができる。前記両
傾斜面は軸線の垂直平面に関して対称であり、可動子42
の両ストローク端において、円筒部23B,24Bの先端部
外面の先細の傾斜面と突起34A,35Aの先端部内面の先
太の傾斜面とは、ぴったりと嵌合するように形成されて
いる。
【0011】図1(b) に示すように、先細の傾斜面と先
太の傾斜面とを図1(a) とは逆にすることがきる。すな
わち、第1固定鉄心23及び第2固定鉄心24の軸方向の内
側の円筒部23B,24B(可動子42との対向面)の先端部
内面に先太の傾斜面(例えば截頭円錐形の傾斜面)が形
成されている。そして、第1可動鉄心34及び第2可動鉄
心35の軸方向の両端面(第1固定鉄心23及び第2固定鉄
心24との対向面)の先端部外面に先細の傾斜面(例えば
截頭円錐形の傾斜面)が形成されている。前記両傾斜面
は軸線の垂直平面に関して対称であり、可動子42の両ス
トローク端において、第1可動鉄心34及び第2可動鉄心
35の先端部外面の先細の傾斜面と第1固定鉄心23及び第
2固定鉄心24の先端部内面の先太の傾斜面とは、ぴった
りと嵌合するように形成されている。
【0012】図1(a) 及び図6(b) に示すように、第1
励磁コイル30及び第2励磁コイル31は、ともに、巻き方
向が互いに逆であるように巻かれた一対のコイル30A,
30B、31A,31Bを備えたバイファーラ巻にされてい
る。そして、一対のコイル30A,30B、31A,31Bに対
して一方向だけの電流を流して励磁させる方法(ユニポ
ーラ駆動)で励磁される。例えば、図6(b) のスイッチ
44をオンにするとコイル30Bに実線の矢印方向に電流が
流れ、スイッチ45をオンにするとコイル30Aに破線の矢
印方向に電流が流れる。そして、第1励磁コイル30及び
第2励磁コイル31は、一対のコイル30A,30B、31A,
31Bのうちの一方のコイルに通電すると吸引力が発生
し、他方のコイルに通電すると反発力が発生する。
【0013】本発明の実施の形態の作用について説明す
る。図2に示すように、永久磁石36は軸線方向の上がN
極になり下がS極になるように着磁(磁化)されてい
る。そして、永久磁石36の上側に接触する第1可動鉄心
34は、永久磁石36との接触部がS極となり、円筒状突起
34Aの上方部がN極となっている。同様に、永久磁石36
の下側に接触する第2可動鉄心35は、永久磁石36との接
触部がN極となり、円筒状突起35Aの下方部がS極とな
っている。
【0014】図2(a) は、エンジンバルブ11が全開され
可動子42が下方のストローク端にあるときを示し、円筒
部24Bの先端部外面の先細の傾斜面と円筒状突起35Aの
先端部内面の先太の傾斜面とは、ぴったりと嵌合してい
る。この状態のとき、図5(a),(b) に示すように、第1
励磁コイル30の一方のコイルに吸引方向通電し、第2励
磁コイル31の他方のコイルに反発方向通電して、固定子
と可動子42とで形成される上下の磁気回路を励磁する。
この励磁により、第1固定鉄心23の円筒部23Bの先端部
がS極となり、環状中間板29の内側がN極となり、第2
固定鉄心24の円筒部24Bの先端部がS極となる。従っ
て、第1固定鉄心23の円筒部23Bの先端部のS極と第1
可動鉄心34の円筒状突起34Aの上方部がN極との間には
吸引力が作用し、第2可動鉄心35の円筒状突起35Aの下
方部のS極と第2固定鉄心24の円筒部24Bの先端部がS
極との間には反発力が作用する。
【0015】図5(c) に示すように、可動子42・エンジ
ンバルブ11は閉鎖方向(上方)に向かって始動し、徐々
に加速される。図5(a) 〜(d) に示すように、閉鎖方向
のストロークの所定位置に達したとき、不図示の位置検
知センサの出力信号に基づいて制御回路を作動させ、第
1励磁コイル30の他方のコイルに反発方向通電(ストロ
ークの所定位置から終端まで)すると、可動子42に制動
用反発力(制動力)が作用して可動子42が減速される。
そして、可動子42は最高速度時よりも減速された状態で
上方のストローク端(エンジンバルブ11の全閉位置)に
到達して着座し、その位置に保持される。図7(b) に示
すように、可動子42が減速して着座したので、エンジン
バルブ11の着座時の衝撃が非常に小さくなって振動も少
なくなり、着座音が静かになった。
【0016】図2(b) は、エンジンバルブ11が全閉され
可動子42が上方のストローク端にあるときを示し、円筒
部23Bの先端部外面の先細の傾斜面と円筒状突起34Aの
先端部内面の先太の傾斜面とは、ぴったりと嵌合してい
る。この状態のとき、第1励磁コイル30の他方のコイル
に反発方向通電し、第2励磁コイル31の一方のコイルに
吸引方向通電して、固定子と可動子42とで形成される上
下の磁気回路を励磁する。この励磁により、第1固定鉄
心23の円筒部23Bの先端部がN極となり、環状中間板29
の内側がS極となり、第2固定鉄心24の円筒部24Bの先
端部がN極となる。従って、第1固定鉄心23の円筒部23
Bの先端部のN極と第1可動鉄心34の円筒状突起34Aの
上方部のN極との間には反発力が作用し、第2可動鉄心
35の円筒状突起35Aの下方部のS極と第2固定鉄心24の
円筒部24Bの先端部がN極との間には吸引力が作用す
る。
【0017】可動子42・エンジンバルブ11は開放方向
(下方)に向かって始動し、徐々に加速される。開放方
向のストロークの所定位置に達したとき、不図示の位置
検知センサの出力信号に基づいて制御回路を作動させ、
第2励磁コイル31の他方のコイルに反発方向通電する
と、可動子42に制動用反発力が作用して可動子42が減速
される。可動子42は最高速度時よりも減速された状態で
下方のストローク端(エンジンバルブ11の開放位置)に
到達して、第2可動鉄心35の円筒状突起35Aが第2固定
鉄心24の円筒部24Bに当接し、その位置に保持される。
図7(b) に示すように、可動子42が減速して停止したの
で、エンジンバルブ11の開放時の振動が少なくなり、着
座音も静かになった。
【0018】図8(a) は本発明の実施の形態(図1)の
可動子42が移動するときの作用部空隙の最大値lmax.を
示し、図8(b) は従来例(図3)の可動子42が移動する
ときの作用部空隙の最大値Lmax.を示す。従来例の作用
部空隙の最大値Lmax.はストロークの長さと同一である
のに対して、本発明の実施の形態の作用部空隙の最大値
lmax.は従来例の約25%に過ぎない。また、本発明の
実施の形態の作用部対向面積は、従来例のそれよりも相
当大きく、ストロークがゼロのときは従来例の2倍であ
る。従って、本発明の実施の形態では、ストロークが従
来例と同一で、作用部空隙が従来例よりも遙かに小さ
く、また作用部対向面積は従来例よりも大きい。従っ
て、本発明の実施の形態では、可動子42がストロークの
所定位置に達し、制動力を発生させるための反発方向通
電すると、可動子42に必要な制動力が可動子42に確実に
作用して減速され、制動のための電磁力が不足すること
は生じない。
【0019】
【発明の効果】本発明のエンジンバルブ駆動用電磁バル
ブでは、永久磁石が軸線方向に向けて着磁され、各励磁
コイルは巻き方向が互いに逆であるように巻かれた一対
のコイルを備えたバイファーラ巻きにされており、各励
磁コイルは一対のコイルに対してそれぞれ一方向だけの
電流を流すユニポーラ駆動方式により励磁され、エンジ
ンバルブの着座前に可動子に制動力を作用させるように
した。この制動力により可動子が減速されて、着座時の
衝撃が少なくなり、着座音が静かで、エンジンバルブの
耐久性が向上する。また、本発明では、可動子の各スト
ロークの所定位置から終端にわたって、各励磁コイルの
一対のコイルの内の一つに電流を流し、可動子に制動用
反発力を作用させるようにした。この制動用反発力によ
り可動子が減速されて、エンジンバルブ閉弁のストロー
ク及び開弁のストロークの終端で振動や衝撃や音の発生
が少なくなる。本発明では、可動子の可動鉄心の端面に
円筒状突起が形成され、各固定鉄心と可動子の可動鉄心
との対向面は、一方の対向面の先端部外面に先細の傾斜
面が形成されるとともに、他方の対向面の先端部内面に
先太の傾斜面が形成され、両傾斜面を磁束が流れる。従
って、可動子に必要な制動力が可動子に確実に作用して
減速され、制動のための力が不足することは生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a) は本発明のエンジンバルブ駆動用電磁
バルブの実施の形態を示す断面図であり、図1(b) は図
1(a) の要部の変更例を示す断面図である。
【図2】本発明の実施の形態の作用を説明するための図
であり、図2(a) はエンジンバルブの全開時を示し、図
2(b) はエンジンバルブの全閉時を示す。
【図3】従来のエンジンバルブ駆動用電磁バルブを示す
断面図である。
【図4】従来例の通電と可動子の挙動を示す図であり、
図4(a) は第1励磁コイル30と第2励磁コイル31の通電
時を示す図であり、図4(b) は可動子のストロークと速
度との関係を示す図であり、図4(c) は吸引力と作用状
態を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態の通電と可動子の挙動を示
す図であり、図5(a) は第1励磁コイル30の一対のコイ
ルの通電時を示す図であり、図5(b) は第2励磁コイル
31の一対のコイルの通電時を示す図であり、図5(c) は
可動子のストロークと速度との関係を示す図であり、図
5(d) は吸引力と作用状態を示す図である。
【図6】図6(a) は従来例の第1励磁コイルの結線と通
電方法を示す図であり、図6(b) は本発明の実施の形態
の第1励磁コイルの一対のコイルの結線と通電方法を示
す図である。
【図7】図7(a) は従来例のエンジンバルブのリフト挙
動を示す図であり、図7(b) は本発明の実施の形態のエ
ンジンバルブのリフト挙動を示す図である。
【図8】図8(a) は本発明の実施の形態の作用部空隙を
示す断面図であり、図8(b) は従来例の作用部空隙を示
す断面図である。
【符号の説明】
16 バルブステム 20 ケース 23 第1固定鉄心 23B 円筒部 24 第2固定鉄心 24B 円筒部 29 環状中間板 30 第1励磁コイル 31 第2励磁コイル 34 第1可動鉄心 35 第2可動鉄心 42 可動子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木本 順也 愛知県大府市共和町一丁目1番地の1 愛 三工業株式会社内 (72)発明者 加藤 英介 愛知県大府市共和町一丁目1番地の1 愛 三工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状で強磁性体製のケース、2個の固
    定鉄心、2個の励磁コイル及び強磁性体製の環状中間板
    から固定子が構成され、可動鉄心、永久磁石及び可動鉄
    心が順次重ねられて可動子が形成され、可動子がバルブ
    ステムの先端部に固定されており、可動子が各固定鉄心
    の円筒部の間で軸方向に移動可能状態に支持され、固定
    子及び可動子が軸対称に形成され、励磁コイルに電流を
    流して固定子と可動子とで形成される磁気回路を励磁
    し、電磁力によって可動子が軸方向に駆動され、エンジ
    ンバルブの開閉駆動が行われるエンジンバルブ駆動用電
    磁バルブにおいて、永久磁石が軸線方向に向けて着磁さ
    れ、各励磁コイルは巻き方向が互いに逆であるように巻
    かれた一対のコイルを備えたバイファーラ巻きにされて
    おり、各励磁コイルは一対のコイルに対してそれぞれ一
    方向だけの電流を流すユニポーラ駆動方式により励磁さ
    れ、エンジンバルブの着座前に可動子に制動力を作用さ
    せるようにしたことを特徴とするエンジンバルブ駆動用
    電磁バルブ。
  2. 【請求項2】 可動子の各ストロークの所定位置から終
    端にわたって、各励磁コイルの一対のコイルの内の一つ
    に電流を流し、可動子に制動用反発力を作用させるよう
    にした請求項1のエンジンバルブ駆動用電磁バルブ。
  3. 【請求項3】 可動子の可動鉄心の端面に円筒状突起が
    形成され、各固定鉄心と可動子の可動鉄心との対向面
    は、一方の対向面の先端部外面に先細の傾斜面が形成さ
    れるとともに、他方の対向面の先端部内面に先太の傾斜
    面が形成され、両傾斜面を磁束が流れる請求項1又は2
    のエンジンバルブ駆動用電磁バルブ。
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